JP2016089856A - シール装置及び回転機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】孔部が不純物等により塞がれるのを抑制したシール装置を提供する。
【解決手段】シール装置5は、軸線P周りに回転するロータ2に対向する対向面5bに対向面5bから凹むように配列された複数の孔部5cと、孔部5cにおける底部5cCに流体を導き、流体を底部5cCから噴出する噴出流路5dと、が形成されたシール本体5aを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シール装置、及びこのシール装置を備える回転機械に関する。
従来、流体を圧縮する場合等に、遠心圧縮機等の回転機械が用いられている。この種の回転機械としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
遠心圧縮機は、ケーシング内部に羽根車を有し、吸込口から吸い込まれた気体(流体)を羽根車の回転により圧縮し、吐出口から吐出する。羽根車で圧縮された気体は、羽根車の口金部の口金シール、羽根車の段間の中間段シール、及び最終段に設けられたバランスピストン部シールによってシールされている。
従来のシール構造としてラビリンスシール、ダンパシール等のシール装置が知られている。ダンパシールは、シール静止部表面に複数の孔部を設けたシール構造であり、気体の漏れ低減効果とともに、減衰付与効果が大きい。ダンパシールには、ホールパターンシール、ハニカムシール等がある。
特開2009−74423号公報
圧縮機の軸系において、通常は、ロータは両端に設置された軸受で保持されているが、軸の振れ回りの不安定振動は、周方向に作用する流体不安定化力により励振される。従来は、バランスピストン部シールにダンパシールを用いることにより、軸系に減衰を付与し、軸の振動を低減している。
ダンパシールには、複数の孔部が形成されている。このダンパシールを有する遠心圧縮機(回転機械)を長期間運転した場合、流体に含まれる不純物やスケール、金属粉、重化合物等(以下、不純物等と称する)がダンパシールの孔部内に堆積し、孔部を塞いでしまうという問題がある。
孔部が塞がれたダンパシールは環状シールとしてしか働かず、減衰性能は大きく低下する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、孔部が不純物等により塞がれるのを抑制したシール装置、及びこのシール装置を備える回転機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明の一態様に係るシール装置は、軸線周りに回転するロータに対向する対向面に前記対向面から凹むように配列された複数の孔部と、前記孔部における底部に流体を導き、前記流体を前記底部から噴出する噴出流路と、が形成されたシール本体を有することを特徴とする。
この構成によれば、噴出流路から流体を供給し孔部の底部から流体を噴出することで、孔部が不純物等で塞がれていても、噴出される流体の勢いで不純物等が除去される。
また、上記のシール装置は、前記噴出流路は、複数の前記孔部にそれぞれ連通する分配流路と、前記分配流路に連通する供給流路と、を有し、前記軸線を含む平面による断面において、前記分配流路の前記軸線側の第一の内面は前記軸線に平行であり、前記分配流路の前記第一の内面に対して前記軸線とは反対側の第二の内面は、前記軸線に沿う一方側から他方側に向かうにしたがって前記第一の内面から離間するように傾斜していてもよい。
この構成によれば、分配流路の内部空間は一方側よりも他方側の方が広くなる。分配流路を流れる流体の圧力損失により、噴出流路から供給された流体は分配流路の一方側よりも他方側の方に流れやすい。
ロータとシール本体との間に配される流体に、軸線に沿う方向に圧力差が有る場合でも、流体の圧力が高い側が分配流路の他方側となるようにロータに対してシール本体を配置する。これにより、流体の圧力が高い側に配された孔部からも流体がロータに向かって噴出しやすくなる。
また、上記のシール装置は、複数の前記孔部における前記噴出流路に連通する部分の内径は、前記軸線に沿う一方側から他方側に向かうにしたがって大きくなってもよい。
この構成によれば、分配流路による圧力損失の影響を低減させ、孔部の底部から噴出する流体の量を軸線方向の位置によらず均一化させることができる。
また、本発明の一態様に係る回転機械は、上記に記載のシール装置を備えることを特徴とする。
この構成によれば、回転機械が備えるシール装置の孔部が塞がれるのを抑制することができる。
また、上記の回転機械は、前記噴出流路を前記流体が流れる開状態と前記噴出流路を前記流体が流れない閉状態とを切り替える開閉弁を有してもよい。
この構成によれば、開閉弁により、孔部から流体が噴出させる状態と噴出させない状態とを容易に切り替えることができる。
また、上記の回転機械は、前記噴出流路に洗浄液を供給するための洗浄液流路が形成された本体部を有してもよい。
この構成によれば、孔部内を洗浄液で洗浄することで、孔部内から不純物等を効果的に除去することができる。
本発明のシール装置及び回転機械によれば、孔部が不純物等により塞がれるのを抑制することができる。
本発明の第一実施形態における回転機械を示す断面図である。 同回転機械のシール装置を示す斜視図である。 同シール装置及び同回転機械のロータの断面図である。 同シール装置の要部の断面図である。 本発明の第一実施形態の変形例における同シール装置の要部の断面図である。 本発明の第一実施形態の変形例における同回転機械の要部の断面図である。 本発明の第二実施形態における回転機械を示す断面図である。 本発明の第三実施形態における回転機械を示す断面図である。
《第一実施形態》
以下、本発明に係る第一実施形態のシール装置5を備えた回転機械1について図1から図6を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態における回転機械1は、複数のインペラ4を備えた多段式遠心圧縮機である。
回転機械1は、軸線Pを中心としたロータ2と、ロータ2を軸線P周りに回転可能に支持する軸受3と、ロータ2に取り付けられて遠心力を利用してプロセスガス(流体)Gを圧縮するインペラ4と、インペラ4同士の間に配されてロータ2の外周面2aに沿って設けられたシール装置5と、これらを外周側から覆うケーシング(本体部)6とを備えている。
なお、プロセスガスGとしては、公知の液体や気体を用いることができる。
ロータ2は、柱状をなして軸線Pの方向に延在し、軸線Pの方向の両端で軸受3によって回転可能に支持されている。
軸受3は、ロータ2の両端部に一つずつ設けられ、ロータ2を回転可能に支持している。これらの軸受3は、それぞれケーシング6に取り付けられている。
インペラ4は、回転による遠心力を利用してプロセスガスGを圧縮する。インペラ4は、ディスク4aと、ブレード4cと、カバー4bとを備えた、いわゆるクローズ型のインペラ4である。
ディスク4aは、それぞれロータ2における軸線P方向の中央位置Cに向かって、軸線Pの径方向外側に漸次拡径する円盤状に形成されている。
ブレード4cは、ディスク4aから軸線P方向における中央位置Cとは反対側の端部側に突出するように形成されている。ブレード4cは、軸線Pの周方向に所定間隔をあけて複数形成されている。
カバー4bは、軸線P方向における端部側から複数のブレード4cを覆う。カバー4bは、ディスク4aに対向する円盤状に形成されている。
インペラ4は、軸線P方向両側に配された各軸受3の間のロータ2に複数取り付けられている。これらインペラ4は、軸線P方向においてブレード4cの向きが互いに反対側を向く二組の三段式インペラ群4A、4Bを構成している。これら三段式インペラ群4A、三段式インペラ群4Bにおいては、それぞれ軸線P方向の中央位置C側のプロセスガスGの圧力が最も高くなる。つまり、プロセスガスGは、三段式インペラ群4A、三段式インペラ群4B各々を軸線Pの方向の中央位置Cに向かって段階的に圧縮されながら流れる。
ケーシング6は、軸受3を支持するとともに、ロータ2、インペラ4、シール装置5をそれぞれ外周側から覆う。ケーシング6は、筒状に形成されている。
ケーシング6は、軸線P方向の一方側D1(図1中、三段式インペラ群4Bに対する三段式インペラ群4A側)に、吸込口6bAを備えている。吸込口6bAは、環状に形成された吸込流路6cAに接続されている。吸込流路6cAは、三段式インペラ群4Aの最も一方側D1に配されるインペラ4の流路と接続されている。つまり、吸込口6bAから流入するプロセスガスGは、吸込流路6cAを介して三段式インペラ群4Aへと導入される。
ケーシング6は、各インペラ4のブレード4c間に形成された流路同士を接続するケーシング流路6aA、6aBを備えている。
ケーシング6は、軸線P方向の中央位置C側に、排出口6eAを備えている。この排出口6eAは、環状に形成された排出流路6dAに接続されている。排出流路6dAは、三段式インペラ群4Aの最も他方側D2(図1中、三段式インペラ群4Aに対する三段式インペラ群4B側)に配されるインペラ4の流路に接続されている。つまり、三段式インペラ群4Aの最も他方側D2に配されるインペラ4で圧縮されたプロセスガスGは、排出流路6dAを介して排出口6eAからケーシング6の外部に排出される。
ケーシング6は、中央位置Cを境にして、軸線P方向の一方側D1と他方側D2とが対称に形成されている。ケーシング6の他方側D2には、ケーシング流路6aB、吸込口6bB、吸込流路6cB、排出流路6dB、排出口6eBが形成されている。このケーシング6の他方側D2に配された三段式インペラ群4Bは、一方側D1の三段式インペラ群4Aで圧縮したプロセスガスGを更に圧縮する。
つまり、ケーシング6の他方側D2においては、排出口6eAから排出されたプロセスガスGが吸込口6bBに送り込まれる。その後、吸込口6bBから流入したプロセスガスGは、吸込流路6cBを介して三段式インペラ群4Bに供給されて段階的に圧縮される。
三段式インペラ群4Bによって圧縮されたプロセスガスGは、排出流路6dBを介して排出口6eBからケーシング6の外部に排出される。
ケーシング6には、三段式インペラ群4Bのうち軸線P方向の一方側D1の排出流路6dBに一端部が連通する案内流路6fが形成されている。
上述したように三段式インペラ群4Aにおいて圧縮されたプロセスガスGは、三段式インペラ群4Bに導入されて更なる圧縮が行われて中央位置C付近に到達する。そのため、三段式インペラ群4Aと三段式インペラ群4Bとの間には圧力差が生じている。具体的には、三段式インペラ群4Bの方が三段式インペラ群4Aよりも高い圧力となっている。さらに、中央位置C付近においては、ロータ2の外周面2aとケーシング6の内周面との間に、隙間Sが形成されている。そのため、プロセスガスGは、隙間Sを通じて三段式インペラ群4Bが配置されている軸線P方向の他方側D2を上流側として、三段式インペラ群4Aが配置されている軸線P方向の一方側D1の下流側に向かって流れようとしてしまう。
そこで、この実施形態におけるシール装置5は、上流側である三段式インペラ群4Bから下流側である三段式インペラ群4AへのプロセスガスGの流れを抑制するために、中央位置C付近に設けられている。
シール装置5は、ロータ2の外周側に設けられて、三段式インペラ群4Aと三段式インペラ群4Bとの間でのプロセスガスGの流通を封止する。シール装置5は、ロータ2の外周面2aを覆って配置される図2に示すシール本体5aを有している。
シール本体5aは、図2及び図3に示すように、ロータ2の外周面2aとの間にロータ2を回転させるための所定の隙間Sを有して対向配置される環状部材である。シール本体5aには、ロータ2の外周面2aと対向する面である内周面(対向面)5bに、ロータ2の外周面2aに対向するように開口する複数の孔部5cが形成されている。
なお、図3から図8では、シール本体5aに形成される孔部5cの数を減らして模式的に示している。
孔部5cは、図4に示すように、内周面5bに形成された円筒状の孔部本体5cAと、孔部本体5cAに対するおける内周面5bとは反対側に形成された円錐状の縮径部5cBとを有している。
縮径部5cBは、孔部本体5cAから離間するにしたがって、内径が小さくなるように形成されている。孔部本体5cAは縮径部5cBと連通している。縮径部5cBにおける孔部本体5cAから最も遠い部分が、孔部5cの底部5cCとなっている。
複数の孔部5cは、内周面5bから凹むように配列されている。
図3及び図4に示すように、シール本体5aには、ケーシング6の案内流路6f及び複数の孔部5cにそれぞれ連通する噴出流路5dが形成されている。噴出流路5dは、複数の孔部5cにそれぞれ連通する分配流路5dAと、分配流路5dA及びケーシング6の案内流路6fにそれぞれ連通する供給流路5dBとを有している。すなわち、ケーシング6の案内流路6fは噴出流路5dの供給流路5dBに連なり、供給流路5dBは分配流路5dAに連なる。供給流路5dBは、分配流路5dAの軸線P方向の中央部に連通している。
図4に示す軸線Pを含む平面Tによる断面において、分配流路5dAの軸線P側の第一の内面5dC及び分配流路5dAの第一の内面5dCに対して軸線Pとは反対側の第二の内面5dDは、それぞれ軸線Pに平行である。
噴出流路5dの分配流路5dAと孔部5cの底部5cCとは、円柱状の接続流路(孔部5cにおける噴出流路5dに連通する部分)5eを介して連通している。この例では、接続流路5eの内径は軸線P方向の位置によらず一定である。
次に、上記構成のシール装置5の作用について説明する。
上記のような回転機械1では、プロセスガスGを圧縮することでロータ2の外周面2aとシール本体5aの内周面5bとの間の隙間SにプロセスガスGの一部が流れる。このとき、三段式インペラ群4A側よりも三段式インペラ群4B側の方がプロセスガスGの圧力が高いため、図3に示すように、プロセスガスGは隙間Sを軸線P方向の他方側D2から一方側D1に向かって、矢印A1に示すように流れる。このとき、プロセスガスGに含まれる不純物等の一部が孔部5c内に流れ込もうとする。
三段式インペラ群4A側よりも三段式インペラ群4B側の方がプロセスガスGの圧力が高いため、ケーシング6の案内流路6f内をプロセスガスGが矢印A2に示すように噴出流路5dに向かって流れる。
プロセスガスGは、噴出流路5dの供給流路5dB、分配流路5dAに導かれて流れる。分配流路5dAに流れ込んだプロセスガスGは、供給流路5dBが分配流路5dAに連なる連結部分5dEから軸線P方向の一方側D1、他方側D2に向かってそれぞれ流れる。プロセスガスGは接続流路5eを通り各孔部5cの底部5cCから図3及び図4に矢印A3に示すように噴出する。
プロセスガスGは、供給流路5dB、分配流路5dA、接続流路5e、及び孔部5c内を流れるのにしたがって圧力損失より圧力が低くなる。
各孔部5cの底部5cCから噴出するプロセスガスGにより、隙間Sを流れるプロセスガスGに含まれる不純物等が孔部5c内に流れ込みにくくなる。孔部5cが不純物等で塞がれていても、底部5cCから噴出されるプロセスガスGの勢いで孔部5c内の不純物等が除去される。
各孔部5cの底部5cCから噴出したプロセスガスGは、隙間Sを流れるプロセスガスGに合流し、三段式インペラ群4A側に流れる。
したがって、実施形態のシール装置5及び回転機械1によれば、噴出流路5dを流れるプロセスガスGが孔部5cの底部5cCから噴出する。孔部5cの底部5cCからプロセスガスGを噴出することで、孔部5cが不純物等で塞がれていても、噴出されるプロセスガスGの勢いで不純物等が除去される。したがって、シール装置5の孔部5cが不純物等により塞がれるのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、例えば、供給流路5dBが分配流路5dAに連なる連結部分5dEよりも他方側D2において、複数の接続流路5eの内径は、軸線Pに沿う一方側D1から他方側D2に向かうにしたがって大きくなってもよい。この連結部分5dEよりも他方側D2にむかうにしたがって、分配流路5dAの圧力損失よりプロセスガスGの圧力が低くなり、孔部5cの底部5cCからプロセスガスGを噴出しにくくなる。複数の接続流路5eの内径を前述のように変えることで、分配流路5dAによる圧力損失の影響を低減させ、孔部5cの底部5cCから噴出するプロセスガスGの量を軸線P方向の位置によらず均一化させることができる。
同様に、連結部分5dEよりも一方側D1において、複数の接続流路5eの内径が、軸線Pに沿う他方側D2から一方側D1に向かうにしたがって大きくなってもよい。
図6に示すように、軸線Pを含む平面Tによる断面において、分配流路5dAの第二の内面5dDは、軸線Pに沿う一方側D1から他方側D2に向かうにしたがって第一の内面5dCから離間するように傾斜していてもよい。このように構成することで、分配流路5dAの内部空間は一方側D1よりも他方側D2の方が広くなる。分配流路5dA内を流れるプロセスガスGの圧力損失により、供給流路5dBから供給されたプロセスガスGは分配流路5dAの一方側D1よりも他方側D2の方に流れやすい。また、ロータ2の外周面2aとシール本体5aの内周面5bとの間の隙間Sを流れるプロセスガスGは、圧力損失より軸線P方向の一方側D1よりも他方側D2の方が圧力が高い。
これにより、隙間SにおいてプロセスガスGの圧力が高い他方側D2に配された孔部5cからもプロセスガスGがロータ2に向かって噴出しやすくなる。
《第二実施形態》
次に、図7を参照して第二実施形態の回転機械11について説明する。第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第二実施形態の回転機械11は、第一実施形態の回転機械1の各構成に加えて、案内流路6fに設けられた開閉弁12を備えている。開閉弁12は、公知の構成のものを用いることができ、図示はしないが開閉弁12に内蔵される弁本体を弁駆動モータにより移動させることができる。これにより、開閉弁12は、噴出流路5dをプロセスガスGが流れる開状態と噴出流路5dをプロセスガスGが流れない閉状態とに切り替わる。
噴出流路5dをプロセスガスGが流れる開状態ではプロセスガスGは各孔部5cの底部5cCから噴出し、噴出流路5dをプロセスガスGが流れない閉状態ではプロセスガスGは各孔部5cから噴出しない。
したがって、実施形態の回転機械11によれば、回転機械11の孔部5cが不純物等により塞がれるのを抑制することができる。さらに、開閉弁12により、孔部5cからプロセスガスGを噴出させる状態と噴出させない状態とを容易に切り替えることができる。各孔部5cの底部5cCからプロセスガスGを噴出するタイミングをコントロールすることができる。
《第三実施形態》
次に、図8を参照して第三実施形態の回転機械16について説明する。第三実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この第三実施形態の回転機械16は、第一実施形態の回転機械1の各構成に加えて、ケーシング6に噴出流路5dに洗浄液Hを供給するための洗浄液流路6gが形成されている。洗浄液流路6gの一端部は、案内流路6fに連通している。洗浄液流路6gの他端部には、図示しない流体供給ポンプが設けられている。
洗浄液Hとしては、炭化水素系、フッ素系等の公知のものを適宜選択して用いることができる。
洗浄液流路6gから供給された洗浄液Hは、案内流路6fと洗浄液流路6gとの接続部分でプロセスガスGに混合されて混合流体となり、各孔部5cに供給される。孔部5cの底部5cCから噴出した混合流体中の洗浄液Hは、孔部5c内を洗浄する。孔部5cの底部5cCからプロセスガスGだけでなく洗浄液Hを噴出させることで、孔部5c内に堆積した不純物等が除去される。
したがって、実施形態の回転機械16によれば、回転機械16の孔部5cが不純物等により塞がれるのを抑制することができる。さらに、孔部5c内を洗浄液Hで洗浄することで、孔部5c内から不純物等を効果的に除去することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記第1実施形態から第3実施形態では、各孔部5cの底部5cCから三段式インペラ群4Bで圧縮されたプロセスガスGを噴出させた。しかし、他の圧縮装置で圧縮したプロセスガスGを各孔部5cの底部5cCから噴出させてもよい。
各孔部5cの底部5cCから噴出させる流体は、プロセスガスG以外でもよい。
1、11、16…回転機械 2…ロータ 5…シール装置 5a…シール本体 5b…内周面(対向面) 5c…孔部 5cC…底部 5d…噴出流路 5dA…分配流路 5dB…供給流路 5dC…第一の内面 5dD…第二の内面 6…ケーシング(本体部) 6g…洗浄液流路 12…開閉弁 D1…一方側 D2…他方側 H…洗浄液 P…軸線

Claims (6)

  1. 軸線周りに回転するロータに対向する対向面に前記対向面から凹むように配列された複数の孔部と、
    前記孔部における底部に流体を導き、前記流体を前記底部から噴出する噴出流路と、
    が形成されたシール本体を有するシール装置。
  2. 前記噴出流路は、
    複数の前記孔部にそれぞれ連通する分配流路と、
    前記分配流路に連通する供給流路と、
    を有し、
    前記軸線を含む平面による断面において、
    前記分配流路の前記軸線側の第一の内面は前記軸線に平行であり、
    前記分配流路の前記第一の内面に対して前記軸線とは反対側の第二の内面は、前記軸線に沿う一方側から他方側に向かうにしたがって前記第一の内面から離間するように傾斜している請求項1に記載のシール装置。
  3. 複数の前記孔部における前記噴出流路に連通する部分の内径は、前記軸線に沿う一方側から他方側に向かうにしたがって大きくなる請求項1に記載のシール装置。
  4. 請求項1に記載のシール装置を備える回転機械。
  5. 前記噴出流路を前記流体が流れる開状態と前記噴出流路を前記流体が流れない閉状態とを切り替える開閉弁を有する請求項4に記載の回転機械。
  6. 前記噴出流路に洗浄液を供給するための洗浄液流路が形成された本体部を有する請求項4又は5に記載の回転機械。
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