JP2016089680A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【構成】エンジン12への燃料の噴射を中断する燃料カットは、燃料カット条件が満足された時点から燃焼噴射条件が満足される時点までの期間(特定期間)に実行される。エンジン12から排出された排ガスは、マフラー62に設けられた触媒64によって浄化される。ECU72は、燃料カット中に触媒64に吸蔵された酸素を消費するべく、燃料を触媒64に供給する。ただし、燃料カット中はスロットルバルブ34が全開にされ、これによって触媒64が冷却される。
【効果】触媒64に供給する燃料の量が抑制され、燃費の向上が図られる。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に、内燃機関への燃料の噴射を既定条件が満足される特定期間に中断する燃料カット機能を有する、内燃機関の制御装置に関する。
この種の制御装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、コーストストップ条件が成立した場合に内燃機関の燃焼が停止されるところ、内燃機関の回転が停止する直前に燃料が噴射される。燃料噴射量は触媒に吸着した酸素の量に基づいて調整され、これによって燃料カットによる触媒の過酸素状態を適切に解消することができる。
特開2013−189951号公報
しかし、特許文献1では、触媒に吸着した酸素の量の検出方法が詳しく開示されておらず、燃料噴射量を高精度で調整することができない。これは、触媒への過剰な燃料供給ひいては燃費の低下を引き起こす。
それゆえに、この発明の主たる目的は、燃費を高めることができる、内燃機関の制御装置を提供することである。
この発明に係る内燃機関の制御装置は、内燃機関への燃料の噴射を既定条件が満足される特定期間に中断する燃料カット機能を有する内燃機関の制御装置であって、内燃機関から排出されたガスを浄化する触媒に特定期間に吸蔵された酸素を消費するべく燃料を触媒に供給する供給手段、および供給手段による供給に先立って触媒を冷却する冷却手段を備える。
触媒に吸蔵される酸素の量は、触媒温度の低下に伴って減少し、酸素の消化に要する燃料の量もまた、触媒温度の低下に伴って減少する。そこで、この発明では、触媒への燃料の供給に先立って触媒を冷却するようにしている。これによって、触媒に供給する燃料の量が抑制され、燃費の向上が図られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例の車両の要部構成の一部を示すブロック図である。 この実施例の車両の要部構成の他の一部を示すブロック図である。 燃料カット時の吸入空気量と外気温と触媒の温度低下量との関係の一例を示すグラフである。 触媒温度と酸素吸蔵量との関係の一例を示すグラフである。 図1に示すECUの動作の一部を示すフロー図である。 他の実施例に搭載されたマフラーの一例を示す図解図である。 触媒温度から目標温度を差し引いた差分温度と冷却水噴射量との関係の一例を示すグラフである。 他の実施例に適用されるECUの動作の一部を示すフロー図である。
図1および図2を参照して、この実施例の車両10は、エンジン(内燃機関)12を動力源として備える。気筒14に設けられた燃焼室16には、吸気弁18を介して吸気通路30が接続され、排気弁20を介して排気通路32が接続される。なお、図1では単一の気筒14しか示していないが、エンジン12は複数の気筒14,14,…を有する。吸気通路30は、吸気弁18の上流の位置で各気筒14に分岐する。
吸気通路30には、運転席に配置されたアクセルペダル66の踏力に応じて開度が変わる単一のスロットルバルブ34と、吸気通路30に燃料を噴射するべく各気筒14に割り当てられた燃料噴射装置36とが設けられる。スロットルバルブ34よりも下流でかつ燃料噴射装置36よりも上流の位置(吸気通路30の分岐位置)には、空気流量を平準化するためのサージタンク44が設けられる。
吸気通路30にはまた、スロットルバルブ34を迂回する単一のバイパス流路38が接続される。また、バイパス流路38には、ISCV40が設けられる。ISCV40はステッパモータ42を駆動源とする電子開閉式のバルブであり、ISCV40の開度はステッパモータ42の回転位置に応じて変化する。バイパス流路38内の空気流量は、このようなISCV40の開度に依存する。
イグニッションキー(図示せず)によってIGオン操作が行われると、ECU(制御装置)72は、エンジン12を始動するべく図2に示すリレー60をオンする。バッテリ58の電力はオン状態のリレー60を介してスタータ52に供給され、スタータ52はバッテリ58の電力によってクランキングを実行する。これによって、エンジン12が始動する。
アイドリング時は、スロットルバルブ34が閉じられる。空気は、バイパス流路38を経て燃焼室16に供給される。バイパス流路38内の空気流量つまりISCV40の開度は、エンジン12の回転数に基づいて調整される。燃料噴射装置36から噴射される燃料の量は、ISCV40の開度に基づいて制御される。噴射された燃料とバイパス流路38を流れる空気との混合気は、後述するリッチ噴射時を除いて、理論空燃比を示す。
アクセルペダル66が踏み込まれると、スロットルバルブ34が開かれる。吸気通路30内の空気流量は、ISCV40およびスロットルバルブ34の開度に依存する。燃料噴射装置36から噴射される燃料の量は、吸気通路30内の空気流量(スロットルバルブ34およびISCV40の開度)に基づいて制御される。これによって、理論空燃比を示す混合気が得られる。
混合気は、吸気弁18が開かれたときに燃焼室16に供給される。供給された混合気は、コンロッド24を介してクランクシャフト26と結合されたピストン22が上死点に達する直前に、図示しない点火プラグによって点火される。ピストン22は、混合気の爆発によって上下動し、これによってクランクシャフト26が回転する。
クランクシャフト26にはフライホイール28が装着され、クランクシャフト26の回転数つまりエンジン12の回転数のぶれはフライホイール28によって抑制される。なお、エンジン12の回転数は、フライホイール28の近傍に設けられたロータリエンコーダ46によって測定される。
クランクシャフト26の回転力は、図2に示すトルクコンバータ48および無段変速機50を介して、ドライブシャフト(図示せず)に伝達される。これによって、車両10が前進または後進する。クランクシャフト26の回転力はまた、ベルト54を介してオルタネータ56の回転軸56sに伝達される。回転軸56sの回転力は電力に変換され、変換された電力はバッテリ58に蓄えられる。
図1に戻って、混合気の燃焼後の空気つまり排ガスは、排気弁20が開かれたときに燃焼室16から排出され、排気通路32を介してマフラー62に供給される。排ガスに含有する窒素酸化物は、マフラー62に設けられた触媒64によって浄化され、その後に車両10の外部に排出される。
車両10が坂を下り始めたときや交差点で減速するときにアクセルペダル66から足が離されると、ECU72は、燃料カット条件が満足されたとみなし、燃料カットを実行する。これによって、燃料噴射装置36からの燃料の噴射が停止される。車両10が停止する前にアクセルペダル66が再度踏み込まれると、ECU72は、燃料噴射条件が満足されたとみなし、燃料噴射を再開する。燃料噴射装置36は燃料を噴射し、これによって車両10が加速する。このように、車両10は、燃料カット条件が満足されたときにエンジン12への燃料の噴射を中断する燃料カット機能を有する。
ただし、燃料カットが実行されると、燃料成分を含まない空気が触媒64に供給され、触媒64の温度に依存する量の酸素が触媒64に吸蔵される。触媒64による窒素酸化物の還元能力つまり浄化能力は、触媒64に酸素が吸蔵されることで低下する。
ここで、触媒64の浄化能力の低下は、燃焼噴射の再開時にリッチ噴射を実行することで回避できる。しかし、リッチ噴射のために上乗せすべき燃料の量を適正化するには、リッチ噴射の時点における触媒64の温度を検出する必要がある。また、触媒64に吸蔵される酸素の量は、触媒64の温度の低下に伴って減少し、酸素の消化に要する燃料の量もまた、触媒64の温度の低下に伴って減少する。
そこで、この実施例では、燃料カット中にスロットルバルブ34を全開にし、燃焼カット中の吸入空気量および外気温に基づいてリッチ噴射の時点における触媒64の温度を検出し、そして検出された温度に対応する量の燃料を上乗せしたリッチ噴射を実行するようにしている。
スロットルバルブ34を全開にすれば、触媒64に供給される排ガス量が最大化され、触媒64を最大限に冷却することができる。これによって、触媒64に供給する燃料の量が抑制され、燃費の向上が図られる。
具体的には、ECU72は、図3〜図4の各々に示すグラフを参照して図5に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、図3のグラフは、燃料カット時の吸入空気量と外気温と触媒64の温度低下量との関係を示す。図4のグラフは、触媒64の温度と触媒64に吸蔵された酸素の量との関係を示す。また、図5に示すフロー図に対応する制御プログラムは、ECU72に設けられた不揮発性のメモリ72mに記憶される。
図5を参照して、ステップS1では燃料カット条件が満足されたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS3に進み、燃料カットを実行する。これによって、燃料噴射装置36からの燃料の噴射が停止される。ステップS5では、スロットルバルブ34,ISCV40の開度と燃料噴射装置36の設定とに基づいて単位時間当たりの吸入空気量および燃料噴射量を算出し、ロータリエンコーダ46の出力に基づいてエンジン12の回転数を算出し、こうして得られた吸入空気量,燃料噴射量および回転数に基づいて現時点の触媒64の温度を算出する。
ステップS5の処理が完了すると、ステップS7でスロットルバルブ34を全開にする。これによって、燃料カット中に触媒64に供給される排ガスの量が最大化される。ステップS7の処理が完了すると、燃料噴射条件が成立したか否かをステップS9で繰り返し判別する。
判別結果がNOからYESに更新されるとステップS11に進み、スロットルバルブ34の開度を元に戻す。ステップS13では、燃料カット中に吸入した空気量をエンジン12の回転数と燃料カットが実行された時間とに基づいて算出し、ステップS15では、温度センサ68を通して外気温を測定する。
ステップS17では、ステップS13で算出された空気量とステップS15で測定された外気温とを図3に示すグラフに相当する関数に適用して、燃料カットに起因する触媒64の温度の低下量を算出する。
ステップS19では、ステップS17で算出された低下量をステップS5で算出された温度から減算して、現時点の触媒64の温度を算出する。ステップS21では、ステップS19で算出された温度を図4に示すグラフに相当する関数に適用して、触媒64の酸素吸蔵量を取得する。ステップS23では、触媒64に吸蔵された酸素の消化に要する燃料の量をステップS21で取得した酸素吸蔵量に基づいて算出する。
ステップS25では、ステップS23で算出された量の燃料を上乗せしたリッチ噴射を実行する。燃料噴射装置36からは、理論空燃比が得られる燃料よりも多めの量の燃料が噴射される。多めの燃料は不燃ガスとして触媒64に供給され、触媒64に吸蔵された酸素は供給された不燃ガスによって消費される。
リッチ噴射が完了すると、ステップS27で通常噴射を再開する。燃料噴射装置36からは、理論空燃比が得られる量の燃料が噴射される。これによって、エンジン12が通常状態で稼働する。ステップS27の処理が完了すると、ステップS1に戻る。
以上の説明から分かるように、エンジン12への燃料の噴射を中断する燃料カットは、燃料カット条件が満足された時点から燃焼噴射条件が満足される時点までの期間(特定期間)に実行される。エンジン12から排出された排ガスは、マフラー62に設けられた触媒64によって浄化される。ECU72は、燃料カット中に触媒64に吸蔵された酸素を消費するべく、燃料を触媒64に供給する(S25)。ただし、燃料カット中はスロットルバルブ34が全開にされ(S7)、これによって触媒64が冷却される。
触媒64に吸蔵される酸素の量は、触媒64の温度の低下に伴って減少し、酸素の消化に要する燃料の量もまた、触媒64の温度の低下に伴って減少する。そこで、この実施例では、触媒64への燃料の供給に先立って触媒64を冷却するようにしている。これによって、触媒64に供給する燃料の量が抑制され、燃費の向上が図られる。
なお、この実施例では、燃料カット中にスロットルバルブ34を全開にすることで触媒64を冷却するようにしている。しかし、図6に示すように冷却水噴射装置74をマフラー62に取り付け、図5に示すステップS19〜S25の処理に代えて図8に示すステップS31〜S35の処理を実行するようにしてもよい。
この場合、図5に示すステップS7およびS11の処理は省略してもよい。また、図8に示す処理では、図7に示すグラフ(触媒64の温度から目標温度を差し引いた差分温度と冷却水噴射量との関係を示すグラフ)に相当する関数が参照される。
図8を参照して、ステップS31では、ステップS19で算出された触媒64の温度を目標温度(=600℃)に下げるために必要な冷却水の量を算出する。この算出を行うときに図7に示すグラフに相当する関数が用いられる。ステップS33では、算出された量の冷却水を触媒64に噴射するべく、冷却水噴射装置74を駆動する。これによって、触媒64の温度が目標温度にまで低下する。ステップS35では、目標温度に対応する燃料を上乗せしたリッチ噴射を実行する。リッチ噴射が完了すると、ステップS27に進む。
車両10を時速100kmで走行させたとき、触媒64の温度は約800℃まで上昇する。ただし、図4に示すグラフから分かるように、触媒64の温度を600℃まで下げると、酸素吸蔵量は約半分まで低下し、酸素を消化するために必要な燃料の量もまた約半分まで低下する。このことから、触媒64の温度を目標温度まで下げることで、触媒64に供給する燃料の量が抑制され、燃費の向上が図られることが分かる。
10 …車両
12 …エンジン
16 …燃焼室
30 …吸気通路
32 …排気通路
46 …ロータリエンコーダ
64 …触媒
66 …アクセルペダル
68 …温度センサ
70 …時計回路
72 …ECU
74 …冷却水噴射装置

Claims (1)

  1. 内燃機関への燃料の噴射を既定条件が満足される特定期間に中断する燃料カット機能を有する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関から排出されたガスを浄化する触媒に前記特定期間に吸蔵された酸素を消費するべく前記燃料を前記触媒に供給する供給手段、および
    前記供給手段による供給に先立って前記触媒を冷却する冷却手段を備える、内燃機関の制御装置。

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