JP2016089675A - イグナイタおよび車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】IGF信号のノイズ耐性を改善したイグナイタを提供する。
【解決手段】駆動ステージ300Bは、判定信号SDETに応じてスイッチ素子202のオン、オフを制御する。電流比較回路350は、第1電源電圧VDD1を受け、スイッチ素子202に流れるコイル電流Iを少なくともひとつの基準電流ITHと比較し、比較結果に応じた論理レベルを有するフィードバック信号S23を生成する。出力トランジスタ354の一端は接地され、他端がIGF信号を出力するための端子と接続され、第1電源電圧VDD1よりも大きなしきい値電圧VGS(TH)を有する。レベルシフタ352は、出力トランジスタ354のしきい値電圧VGS(TH)より高い第2電源電圧VDD2を受け、フィードバック信号S23をレベルシフトして出力トランジスタ354の制御端子に出力する。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンの点火プラグと接続されるイグニッションコイルを制御するイグナイタに関する。
図1は、ガソリンエンジン車(以下、単に車両ともいう)100のエンジンルーム101の斜視図である。エンジンルーム101には、エンジン110、吸気マニホールド112、エアクリーナ113、ラジエータ114、バッテリ102などが収容される。図1には4気筒エンジンが示される。
エンジン110には、気筒ごとにプラグホール(不図示)が設けられ、プラグホールには、点火プラグ(不図示)が挿入される。エンジン110の各気筒には、エアクリーナ113、吸気マニホールド112を経由した空気と、図示しない燃料タンクからの燃料との混合気体が供給される。点火プラグを適切なタイミングで点火(スパーク)させることで、エンジンが始動、回転する。
図2は、車両100rの電気系統の一部のブロック図である。車両100rの電気系統は、バッテリ102、イグニッションコイル104、点火プラグ106、ECU108、イグナイタ200rを備える。ECU108は、点火プラグ106の点火タイミングを指示する点火信号IGT(Ignition Timing)を、エンジン110の回転と同期して周期的に発生する。イグニッションコイル104の2次コイルL2は点火プラグ106と接続される。イグナイタ200rは、点火信号IGTに応じてイグニッションコイル104の1次コイルL1の電流を制御することにより、2次コイルL2に数十kVもの高電圧(2次電圧V)を発生させ、点火プラグ106を放電させて、エンジン110内の混合気を爆発させる。
イグナイタ200rは、スイッチ素子202およびスイッチ制御装置300rを備える。スイッチ素子202はたとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であり、そのコレクタは1次コイルL1と接続され、そのエミッタは接地される。スイッチ制御装置300rは、点火信号IGTに応じてスイッチ素子202の制御端子(ゲート)の電圧を制御し、スイッチ素子202のオン、オフを制御する。具体的にはスイッチ制御装置300rは、点火信号IGTがハイレベルの期間、スイッチ素子202をオン状態とする。スイッチ素子202がオンすると、1次コイルL1の両端間にバッテリ電圧VBATが印加され、1次コイルL1に流れる電流が時間とともに増大する。点火信号IGTがローレベルに遷移すると、スイッチ制御装置300rはスイッチ素子202を瞬時にターンオフさせ、1次コイルL1の電流IL1を遮断する。このとき1次コイルL1には、電流IL1の時間微分に比例した数百Vもの1次電圧VL1(=L・dIL1/dt)が発生する。このとき2次コイルL2には、1次電圧VL1に巻線比を乗じた数十kVもの2次電圧Vが発生する。
スイッチ制御装置300rは、前段の判定ステージ300Aと、後段の駆動ステージ300Bを含む。判定ステージ300Aは、ECU108からの点火信号IGTを受け、そのレベル(ハイ・ロー)を判定する。ここでイグナイタ200は、エンジンルーム内で使用され、さまざまなサージノイズや高周波ノイズに晒される。高周波ノイズによるイグナイタ200の誤動作を防止するために、判定ステージ300Aには、点火信号IGTに重畳する高周波ノイズを除去する高周波フィルタ303が設けられる。判定コンパレータ302は、高周波フィルタ303を通過した点火信号IGTの電圧レベルVFILを所定の基準電圧(しきい値)VREFと比較し、ハイ・ロー2値の判定信号SDETを生成する。
駆動ステージ300Bは、判定信号SDETに応じて、スイッチ素子202のオン、オフを切りかえる。遅延回路304は、判定信号SDETに所定の遅延を与える。この遅延量は、点火信号IGTの遷移と点火プラグの放電の時間の時間差(遅れ)が所定値となるように設定される。プリドライバ306およびゲートドライバ308は、遅延回路304の出力に応じてスイッチ素子202のゲート電圧を制御する。
点火確認回路(以下、IGF(Ignition Feedback)回路という)340rは、スイッチ素子202に流れるコイル電流Iを監視し、その結果を示すIGF信号をECU108に通知する。具体的にはIGF回路340rには2つの基準電流ITHL、ITHHが規定されており、I<ITHLまたはITHH<Iのとき、IGF信号を第1レベル(たとえばハイレベル)、ITHL<I<ITHHのとき、IGF信号を第2レベル(たとえばローレベル)とする。
図3は、本発明者が検討したIGF回路340rの回路図である。IGF回路340rは、コンパレータCMP1、CMP2、論理ゲート342、出力トランジスタ344を備える。スイッチ素子202のエミッタと接地の間には、電流検出用の抵抗RCSが挿入される。抵抗RCSには、コイル電流Iに比例した電圧降下(検出電圧VCS)が発生する。
コンパレータCMP1は、検出電圧VCSを第1基準電流ITHHに対応する基準電圧VTHHと比較し、VTHH>VCSのときハイレベルとなる比較信号S11を出力する。コンパレータCMP2は、検出電圧VCSを第2基準電流ITHLに対応する基準電圧VTHLと比較し、VTHL<VCSのときハイレベルとなる比較信号S12を出力する。論理ゲート342は、2つの比較信号S11、S12を論理演算し、フィードバック信号S13を出力する。たとえば論理ゲート342は、比較信号S11の反転信号と比較信号S12の論理積を生成する。
IGF回路340rは、オープンドレイン(オープンコレクタ)形式の出力トランジスタ344を備える。出力トランジスタ344のドレインはIGF端子と接続され、ソースは接地ライン312と接続され、ゲートには論理ゲート342の出力S13が入力される。IGF端子とECU108の間は、ハーネス116を介して接続される。IGF信号を伝送するハーネス116の信号ライン118は、ECU108の内部においてプルアップされる。ECU108は、信号ライン118の電圧波形(エッジのタイミングやパルス幅)Vxにもとづいて、イグナイタ200が正常動作しているかどうかを検出する。
特開2011−185165号公報 特開2014−051904号公報 特開2013−124603号公報
本発明者は、図3のイグナイタ200rについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
ここでイグナイタ200rは、エンジンルーム内で使用され、さまざまなサージやノイズ(以下、単にノイズとも総称する)に晒される。したがってイグナイタ200rには、さまざまなノイズに対する耐性が要求され、その要求レベルはますます高まっている。
図4は、図3のイグナイタ200rの動作波形図である。本明細書で参照する波形図やタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化され、あるいは誇張もしくは強調されている。イグナイタ200にサージやノイズS20が入力されると、検出電圧VCS、接地ライン312の電位VGND、あるいは電源電圧VDDが変動する。これにより比較信号S11、S12がチャタリングを起こし、フィードバック信号S13に伝搬する。これによりIGF信号が変動する。
あるいはノイズS21の影響で、比較信号S11、S12のレベル変化のタイミングが前後にシフトし、これによりフィードバック信号S13、ひいてはIGF信号のタイミングにずれが生ずる。
比較信号S11、S12のチャタリングに起因するフィードバック信号S13の変動(チャタリング)に対しては、コンパレータCMP1、CMP2にヒステリシスを設定することにより、ある程度の対策が可能である。
一方で、接地ライン312にノイズが混入して接地電圧VGNDがスイングしたり、出力トランジスタ344のゲートにノイズが混入すると、比較信号S11、S12が正常であっても、ノイズの影響で出力トランジスタ344がスイッチングし、IGF信号が振動することとなる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、IGF信号のノイズ耐性を改善したイグナイタの提供にある。
本発明のある態様はイグナイタに関する。イグナイタは、イグニッションコイルの1次コイルと接続されるスイッチ素子と、ECU(Engine Control Unit)からの点火信号に応じてスイッチ素子を制御するスイッチ制御装置と、を備える。スイッチ制御装置は、点火信号が入力される入力ラインと、入力ラインの電圧を所定の基準電圧と比較し、判定信号を生成する判定ステージと、判定信号に応じてスイッチ素子のオン、オフを制御する駆動ステージと、第1電源電圧を受け、スイッチ素子に流れるコイル電流を少なくともひとつの基準電流と比較し、比較結果に応じた論理レベルを有するフィードバック信号を生成する電流比較回路と、一端が接地され、他端が点火確認信号を出力するための端子と接続され、第1電源電圧よりも大きな基準電圧を有する出力トランジスタと、出力トランジスタのしきい値電圧より高い第2電源電圧を受け、フィードバック信号をレベルシフトして出力トランジスタの制御端子に出力するレベルシフタと、を備える。
この態様では、電流比較回路に含まれる論理回路は、第1電源電圧で動作可能な、したがって第1電源電圧より小さなしきい値電圧を有するトランジスタで構成される。これにより、電流比較回路での消費電力を小さく維持される。また出力トランジスタを、第2電源電圧よりも大きなしきい値電圧を有するトランジスタで構成することにより、ノイズやサージにより出力トランジスタの制御端子の電位が変化したときに、サージやノイズにより出力トランジスタがオン、オフするのを防止でき、IGF信号のノイズ耐性を高めることができる。
レベルシフタは、第2電源電圧が供給される第2電源ラインと接地ラインの間に直列に接続された第1抵抗および第1トランジスタを含んでもよい。
電流比較回路は、コイル電流を上側基準電流および下側基準電流と比較してもよい。フィードバック信号は、(i)コイル電流が下側基準電流より小さいまたはコイル電流が上側基準電流より大きいとき第1レベルであり、(ii)コイル電流が下側基準電流より大きく、かつ上側基準電流より小さいとき第2レベルであってもよい。
電流比較回路は、コイル電流に比例した検出電圧を、少なくともひとつの基準電流に対応する少なくともひとつの基準電圧と比較する少なくともひとつの電圧コンパレータを含んでもよい。
電流比較回路は、検出電圧のノイズを除去するフィルタ回路を含んでもよい。これにより、検出電圧に重畳するノイズを除去でき、ノイズ耐性を高めることができる。
少なくともひとつの基準電圧はそれぞれヒステリシスを有してもよい。これにより、検出電圧にノイズが重畳したときに比較信号がチャタリングするのを防止できる。
少なくともひとつの電圧コンパレータはそれぞれ、第2トランジスタと、第2トランジスタのエミッタと接地ラインの間に設けられた第2抵抗と、第2トランジスタとベースが共通に接続され、そのエミッタに検出電圧が入力される第3トランジスタと、第2トランジスタのコレクタに接続される第1電流源と、第3トランジスタのコレクタに接続される第2電流源と、ベースが第2トランジスタのコレクタと接続され、エミッタが第2トランジスタおよび第3トランジスタのベースに接続される第4トランジスタと、第2トランジスタおよび第3トランジスタのベースと、第2トランジスタのエミッタの間に直列に接続される第3抵抗および第4抵抗と、第3抵抗と第4抵抗の接続点と接地ラインの間に設けられ、そのベースに電圧コンパレータの出力信号が入力される第5トランジスタと、を含んでもよい。
検出電圧の電圧レベルが小さい場合には、差動アンプ(オペアンプ)を用いた電圧コンパレータを利用できない場合がある。この構成によれば、差動アンプを用いずに電圧比較が可能となり、また基準電圧にヒステリシスを設定できる。
イグナイタは、スイッチ素子と接地の間に挿入された電流センス抵抗をさらに備えてもよい。電流センス抵抗の両端間の電圧が、検出電圧であってもよい。
電流比較回路は、コイル電流に応じた検出電圧を、上側基準電流に対応する上側基準電圧と比較し、第1比較信号を出力する第1コンパレータと、検出電圧を、下側基準電流に対応する下側基準電圧と比較し、第2比較信号を出力する第2コンパレータと、第1比較信号と第2比較信号を論理演算してフィードバック信号を生成するロジック回路と、を含んでもよい。
スイッチ制御装置は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、車両に関する。車両は、ガソリンエンジンと、点火プラグと、1次コイルと、点火プラグと接続される2次コイルと、を有するイグニッションコイルと、点火プラグの点火を指示する点火信号を生成するECUと、点火信号に応じてイグニッションコイルを駆動する上述のいずれかのイグナイタと、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、IGF信号のサージやノイズに対する耐性を改善できる。
ガソリンエンジン車のエンジンルームの斜視図である。 車両の電気系統の一部のブロック図である。 本発明者が検討したIGF回路の回路図である。 図3のイグナイタの動作波形図である。 実施の形態に係るイグナイタの回路図である。 図6(a)は、図5のイグナイタの動作波形図であり、図6(b)は、図3のイグナイタの動作波形図である。 イグナイタの構成例を示す回路図である。 図8(a)、(b)は、コンパレータの構成例を示す回路図である。 図9(a)〜(c)は、変形例に係るイグナイタの回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aと部材Bが接続」された状態とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図5は、実施の形態に係るイグナイタ200の回路図である。イグナイタ200は、スイッチ素子202およびスイッチ制御装置300を備える。スイッチ制御装置300は、判定ステージ300A、駆動ステージ300B、電流比較回路350、レベルシフタ352、出力トランジスタ354を備え、ひとつの半導体基板に一体集積化された機能ICである。判定ステージ300A、駆動ステージ300Bの基本構成は図2のそれと同じである。
判定ステージ300Aは、高周波フィルタ303および判定コンパレータ302を備える。入力ライン301には、ECU108からの点火信号IGTが入力される。高周波フィルタ303は、入力ライン301の高周波ノイズを除去する。
判定コンパレータ302は、高周波フィルタ303の出力電圧VFILを基準電圧VREFと比較し、判定信号SDETを生成する。本実施の形態では、VFIL>VREF(VIN>VREF)の状態が、スイッチ素子202のオンに、VFIL<VREF(VIN<VREF)の状態が、スイッチ素子202のオフに対応づけられる。また、判定信号SDETは、VFIL>VREFのとき、ハイレベル(アサート)、VFIL<VREFのときローレベル(ネゲート)であり、したがって、判定信号SDETのハイレベルは、スイッチ素子202のオンに対応するアサートレベルであり、判定信号SDETのローレベルは、スイッチ素子202のオフに対応するネゲートレベルである。なお、ハイレベル、ローレベルとアサート、ネゲートの割り当ては設計事項であり、入れかえてもよい。
駆動ステージ300Bは、判定ステージ300Aにより生成された判定信号SDETに応じて、スイッチ素子202のオン、オフを制御する。駆動ステージ300Bは、遅延回路304、プリドライバ306、ゲートドライバ308を含む。遅延回路304は、判定信号SDETに所定の遅延Td1を与える。この遅延量Td1は、点火信号IGTの遷移と点火プラグの放電の時間の時間差(遅れ)が所定値となるように設定される。プリドライバ306およびゲートドライバ308は、遅延回路304の出力S2に応じてスイッチ素子202の制御端子(ゲート)の電圧Vを制御する。
スイッチ制御装置300はさらに、電流比較回路350、レベルシフタ352、出力トランジスタ354を備える。イグナイタ200には、電圧レベルが異なる第1電源電圧VDD1および第2電源電圧VDD2が供給される。これらの電源電圧VDD1、VDD2は、イグナイタ200が内蔵する内部レギュレータ316、317により生成される。電源電圧VDD1、VDD2は、外部の電源から供給されてもよい。
電流比較回路350は、第1電源電圧VDD1を動作電圧(電源電圧)として受ける。電流比較回路350は、スイッチ素子202に流れるコイル電流Iを少なくともひとつの基準電流ITHと比較し、比較結果に応じた論理レベルを有するフィードバック信号S23を生成する。電流比較回路350から出力されるフィードバック信号S23は、接地電圧(VGND=0V)および第1電源電圧VDD1をそれぞれ、ローレベルおよびハイレベルとする。
たとえば電流比較回路350には、図3のIGF回路340rと同様に、2つの基準電流ITHH、ITHLが規定され、ITHL<I<ITHHのとき第1レベル(ここではハイレベル)、I<ITHLもしくはITHH<Iのとき第2レベル(ここではローレベル)となるフィードバック信号S23を生成する。
出力トランジスタ354は、NチャンネルMOSFETであり、一端(ソース)が接地され、他端(ドレイン)が点火確認(IGF)信号を出力するためのIGF端子と接続される。出力トランジスタ354のゲートソース間しきい値電圧VGS(TH)は、第1電源電圧VDD1よりも大きい。つまり第1電源電圧VDD1をハイレベルとするフィードバック信号S23を直接、出力トランジスタ354のゲートに入力しても、出力トランジスタ354をターンオンさせることはできない。
そこで電流比較回路350と出力トランジスタ354の間には、レベルシフタ352が設けられる。レベルシフタ352には、電源電圧として第1電源電圧VDD1より高い第2電源電圧VDD2が供給される。この第2電源電圧VDD2は、出力トランジスタ354のしきい値電圧VGS(TH)より高い。たとえばVGS(TH)=5V、VDD2=7Vである。レベルシフタ352は、フィードバック信号S23をレベルシフトし、また必要に応じて論理反転する。レベルシフタ352は、具体的には、その出力S24のハイレベル電圧を、出力トランジスタ354のしきい値電圧VGS(TH)より高い電圧レベルVDD2にレベルシフトして、出力トランジスタ354の制御端子(ゲート)に出力する。
以上がイグナイタ200の基本構成である。続いてその動作を説明する。図6(a)は、図5のイグナイタ200の動作波形図であり、図6(b)は、図3のイグナイタ200の動作波形図である。
実施の形態に係るイグナイタ200の利点をより明確なものとするため、はじめに図6(b)を参照して、図3のイグナイタ200rの動作を説明する。
論理ゲート342の出力S13がハイレベルの区間に着目する。このとき、出力トランジスタ344のゲートソース間電圧VGSは電源電圧VDDであり、たとえばVDD=3V程度である。
ハーネス116にノイズが入射すると、IGT端子やIGFラインを経由して接地ライン312や電源ライン314に伝搬し、接地電圧VGNDや電源電圧VDDが振れることになる。ノイズにより、接地電圧VGNDや電源電圧VDDが変動すると、出力トランジスタ344のゲートソース間電圧VGSが変動する。
出力トランジスタ344のオンを維持するためには、VGS>VGS(TH)でなければならず、許容されるノイズの電圧振幅VMRGNは、VDD−VGS(TH)となる。VGS(TH)=2.5Vとすると、VMRGN=0.5Vであり、それを超えるノイズS30が出力トランジスタ344のゲートソース間に入力されると、IGF信号にノイズS31の影響が現われる。
続いて、図6(a)を参照し、図5のイグナイタ200の動作を説明する。
レベルシフタ352の出力S24がハイレベルの期間に着目する。このとき、出力トランジスタ354のゲートソース間電圧VGSは電源電圧VDD2(=7V)であり、また出力トランジスタ354のしきい値電圧VGS(TH)は5Vである。出力トランジスタ354のオンを維持するために許容されるノイズの電圧振幅VMRGNは、VDD2−VGS(TH)=2Vとなる。つまり、図3のイグナイタ200rに比べて、ノイズ耐性が格段に高まっている。これにより、ゲートソース間電圧VGSにノイズS30が発生しても、出力トランジスタ354のオンが維持され、IGF信号にはノイズの影響が現われない。
出力トランジスタ354を誤動作させるノイズの侵入経路として、(i)IGF端子からゲートドレイン間容量(帰還容量Crss)を介してゲートに至るもの、(ii)IGF端子からドレインソース間容量(出力容量Coss)を介して接地ライン312に至るもの、が例示される。実施の形態に係るイグナイタ200によればこれらの経路から侵入するノイズに対する耐性を高めることができる。
なお単純にノイズ耐性を高めることのみを考慮した場合、スイッチ制御装置300のすべての回路素子を、高い電源電圧で動作させるというアプローチも存在するが、これはスイッチ制御装置300の消費電力を増大させることとなり、省エネの要請に反する。実施の形態に係るイグナイタ200では、IGF端子に接続される出力トランジスタ354のみを、高しきい値MOSFETで構成し、その前段は低しきい値MOSFETで構成し、電流比較回路350については、低い電源電圧VDD1で動作させることにより、消費電力の増大を抑制できる。
本発明は、図5のブロック図、回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな回路に及ぶものであり、特定の回路構成に限定されるものではないが、以下では、その具体的な構成例を説明する。
図7は、イグナイタ200の構成例を示す回路図である。上述したように電流比較回路350は、コイル電流Iを上側基準電流ITHHおよび下側基準電流ITHLと比較し、フィードバック信号S23は、(i)ITHL<I<ITHHのとき第1レベル(ここではハイレベル)、(ii)I<ITHLもしくはITHH<Iのとき第2レベル(ここではローレベル)となる。電流比較回路350は、ローパスフィルタ362、364、第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2、ロジック回路356を備える。
電流比較回路350には、コイル電流Iに比例する検出電圧VCSが入力される。検出電圧VCSは、電流センス抵抗RCSの電圧降下である。電流センス抵抗RCSは、チップ部品であってもよいし、ボンディングワイヤの抵抗成分であってもよいし、スイッチ制御装置300のICに集積化された抵抗であってもよい。
ローパスフィルタ362、364は、検出電圧VCSのノイズを除去する。ローパスフィルタ362、364のカットオフ周波数は、正常動作時の検出電圧VCSの波形の周波数成分(数十〜数百Hz)より高く、除去すべきノイズの周波数(ラジオ受信障害BCIで1MHz)より低く定められる。したがって、カットオフ周波数は、数百Hz〜数十kHz程度が好適である。ローパスフィルタ362、364の構成は特に限定されないが、RCフィルタで簡易に構成してもよい。ローパスフィルタ362、364を設けることで、検出電圧VCSに重畳するノイズに対する耐性を高めることができる。
2つのコンパレータCMP1、CMP2は2つの基準電流ITHH、ITHLに対応づけられ、ローパスフィルタ362、364を経た検出電圧VCS1、VCS2を受ける。2つのコンパレータCMP1、CMP2は、コイル電流Iに比例した検出電圧VCS1、VCS2を基準電流ITHH、ITHLに対応する2つの基準電圧VTHH、VTHLと比較する。
第1コンパレータCMP1は、VCS1>VTHHのときハイレベルとなる比較信号S21を出力し、第2コンパレータCMP2は、VCS2>VTHLのときハイレベルとなる比較信号S22を出力する。各基準電圧VTHH、VTHLはそれぞれヒステリシスを有することが望ましい。これにより検出電圧VCSや基準電圧VTHH、VTHLにノイズが重畳したときのチャタリングを防止できる。
ロジック回路356は、2つの比較信号S21、S22を論理演算してフィードバック信号S23を生成する。ロジック回路356の構成は、比較信号S21、S22およびフィードバック信号S23のハイレベルとローレベルの組み合わせに応じて設計すればよく、特に限定されない。本実施の形態ではロジック回路356は、比較信号S21の反転信号と比較信号S22の論理積を生成するANDゲート358と、ANDゲート358の出力を反転するインバータ360を含む。
レベルシフタ352は、第2電源電圧VDD2が供給される第2電源ライン315と接地ライン312の間に直列に接続された第1抵抗R11および第1トランジスタM11を含む。第1トランジスタM11のゲートには、フィードバック信号S23が入力される。レベルシフタ352は、第1抵抗R11と第1トランジスタM11の接続点の信号S24を出力する。
図8(a)、(b)は、コンパレータCMP1(CMP2)の構成例を示す回路図である。2つのコンパレータCMP1、CMP2は同じ構成を有するため、CMPと総称して説明する。コンパレータCMPは、基本構成として、第2トランジスタQ21、第2抵抗R21、第3トランジスタQ22、第1電流源CS1、第2電流源CS2、第4トランジスタQ23、第3抵抗R23、第4抵抗R24、第5トランジスタQ24を含む。第2トランジスタQ21は、NPN型バイポーラトランジスタである。第2抵抗R21は、第2トランジスタQ21のエミッタと接地ライン312の間に設けられる。第3トランジスタQ22のベースは、第2トランジスタQ21とベースが共通に接続され、そのエミッタに検出電圧VCSが入力される。
第1電流源CS1は、第2トランジスタQ21のコレクタに接続され、第2電流源CS2は第3トランジスタQ22のコレクタに接続される。第4トランジスタQ23のベースは第2トランジスタQ21のコレクタと接続され、エミッタは第2トランジスタQ21および第3トランジスタQ22のベースに接続される。第3抵抗R23および第4抵抗R24は、第2トランジスタQ21および第3トランジスタQ22のベースと、第2トランジスタQ21のエミッタの間に直列に接続される。第5トランジスタQ24は、第3抵抗R23と第4抵抗R24の接続点と接地ライン312の間に設けられ、そのベースに電圧コンパレータCMPの出力信号S21(S22)が入力される。
以上がコンパレータCMPの基本構成である。トランジスタQ21のエミッタ電圧(しきい値電圧VTH)とトランジスタQ22のエミッタ電圧(検出電圧VCS)が比較され、大小関係に応じてトランジスタQ22のコレクタ電圧Vxが変化する。エミッタフォロア型の出力段370は、電流CS13、トランジスタQ25、抵抗R25を含み、トランジスタQ22のコレクタ電圧Vxを、比較信号S21(S22)として出力する。
電流センス抵抗RCSは電力損失となるため、その抵抗値は極力小さいことが望ましい。一方、その抵抗値を小さくすると検出電圧VCSの振幅が小さくなるため、オペアンプや差動アンプを用いた電圧コンパレータでは、電圧比較の精度が低下する恐れがある。そこで図8(a)のコンパレータCMPを用いることで、振幅の小さな検出電圧VCSを高精度で比較できる。また、抵抗R23、R24およびトランジスタQ24により、トランジスタQ21のエミッタ電圧、つまり基準電圧VTHにヒステリシスを設定できる。
そこで図8(b)には、コンパレータCMPの別の構成が示される検出電圧VCSの振幅が有る程度大きい場合には、差動アンプやオペアンプを用いたコンパレータ372が利用できる。基準電圧生成回路374は、電源ライン314と接地ライン312の間に直列に設けられた電流源CS31、抵抗R31、R32と、抵抗R32と並列に設けられたトランジスタM31を含み、電流源CS31と抵抗R31の接続点の電圧を、基準電圧VTHとして出力する。トランジスタM31が、コンパレータ372の出力に応じてオン、オフすることで、基準電圧VTHにヒステリシスが設定される。
まとめると、実施の形態に係るイグナイタ200によれば、以下のノイズ対策により、IGF信号のノイズ耐性を高めている。
1. 出力段の出力トランジスタ354のしきい値電圧VGS(TH)を高めることにより、出力トランジスタ354のノイズ耐性を高めている。これにより、(i)ノイズに起因する接地ライン312の接地電圧VGNDの変動、(ii)IGF端子から出力トランジスタ354の帰還容量Crssを介して入力するノイズによるゲート電圧の変動、(iii)ノイズに起因する第2電源ライン315の電圧VDD2の変動、等による誤動作を防止できる。
またローパスフィルタ362、364を設けることで、(i)OUT端子経由およびスイッチ素子202の寄生容量を経由して検出電圧VCSに混入するノイズ、(ii)接地ライン312を経由して検出電圧VCSに混入するノイズに対する耐性を高めることができる。これにより、ノイズによりフィードバック信号S23の論理レベルが変化するのを防止できる。
さらに第1コンパレータCMP1、第2コンパレータCMP2にヒステリシスを設定することにより、チャタリングを防止できる。これにより、ノイズによりフィードバック信号S23の論理レベルが変化するのを防止できる。
実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
図9(a)〜(c)には、いくつかの変形例が示される。実施の形態と共通する構成は省略している。図9(a)のロジック回路356は、比較信号S21を反転するインバータ380と、NANDゲート382を含む。図9(b)では、図9(a)のインバータ380が省略され、その代わりにコンパレータCMP1の入力の極性が入れ替わっている。図9(c)では、2つのコンパレータCMP1、CMP2に対して、1個のローパスフィルタ362が共通に設けられる。当業者によれば、そのほかにもさまざまな変形例が存在することが理解される。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎないことはいうまでもなく、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められることはいうまでもない。
100…車両、101…エンジンルーム、102…バッテリ、104…イグニッションコイル、106…点火プラグ、L1…1次コイル、L2…2次コイル、108…ECU、110…エンジン、112…吸気マニホールド、113…エアクリーナ、114…ラジエータ、200…イグナイタ、202…スイッチ素子、300…スイッチ制御装置、300A…判定ステージ、300B…駆動ステージ、301…入力ライン、302…判定コンパレータ、303…高周波フィルタ、304…遅延回路、306…プリドライバ、308…ゲートドライバ、312…接地ライン、314,315…電源ライン、316,317…内部レギュレータ、340…IGF回路、350…電流比較回路、352…レベルシフタ、354…出力トランジスタ、CMP1…第1コンパレータ、CMP2…第2コンパレータ、356…ロジック回路、358…ANDゲート、360…インバータ、362,364…ローパスフィルタ、370…出力段、R11…第1抵抗、M11…第1トランジスタ。

Claims (11)

  1. イグニッションコイルの1次コイルと接続されるスイッチ素子と、
    ECU(Engine Control Unit)からの点火信号に応じて前記スイッチ素子を制御するスイッチ制御装置と、
    を備え、
    前記スイッチ制御装置は、
    前記点火信号が入力される入力ラインと、
    前記入力ラインの電圧を所定の基準電圧と比較し、判定信号を生成する判定ステージと、
    前記判定信号に応じて前記スイッチ素子のオン、オフを制御する駆動ステージと、
    第1電源電圧を受け、前記スイッチ素子に流れるコイル電流を少なくともひとつの基準電流と比較し、比較結果に応じた論理レベルを有するフィードバック信号を生成する電流比較回路と、
    一端が接地され、他端が点火確認信号を出力するための端子と接続され、前記第1電源電圧よりも大きなしきい値電圧を有する出力トランジスタと、
    前記出力トランジスタの前記しきい値電圧より高い第2電源電圧を受け、前記フィードバック信号をレベルシフトして前記出力トランジスタの制御端子に出力するレベルシフタと、
    を備えることを特徴とするイグナイタ。
  2. 前記レベルシフタは、前記第2電源電圧が供給される第2電源ラインと接地ラインの間に直列に接続された第1抵抗および第1トランジスタを含むことを特徴とする請求項1に記載のイグナイタ。
  3. 前記電流比較回路は、前記コイル電流を上側基準電流および下側基準電流と比較し、前記フィードバック信号は、(i)前記コイル電流が前記下側基準電流より小さいまたは前記コイル電流が前記上側基準電流より大きいとき第1レベルであり、(ii)前記コイル電流が前記下側基準電流より大きく、かつ前記上側基準電流より小さいとき第2レベルであることを特徴とする請求項1または2に記載のイグナイタ。
  4. 前記電流比較回路は、前記コイル電流に比例した検出電圧を、前記少なくともひとつの基準電流に対応する少なくともひとつの基準電圧と比較する少なくともひとつの電圧コンパレータを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のイグナイタ。
  5. 前記電流比較回路は、前記検出電圧のノイズを除去するフィルタ回路を含むことを特徴とする請求項4に記載のイグナイタ。
  6. 前記少なくともひとつの基準電圧はそれぞれヒステリシスを有することを特徴とする請求項4または5に記載のイグナイタ。
  7. 前記少なくともひとつの電圧コンパレータはそれぞれ、
    第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタのエミッタと接地ラインの間に設けられた第2抵抗と、
    前記第2トランジスタとベースが共通に接続され、そのエミッタに前記検出電圧が入力される第3トランジスタと、
    前記第2トランジスタのコレクタに接続される第1電流源と、
    前記第3トランジスタのコレクタに接続される第2電流源と、
    ベースが前記第2トランジスタのコレクタと接続され、エミッタが前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタのベースに接続される第4トランジスタと、
    前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタのベースと、前記第2トランジスタのエミッタの間に直列に接続される第3抵抗および第4抵抗と、
    前記第3抵抗と前記第4抵抗の接続点と接地ラインの間に設けられ、そのベースに前記電圧コンパレータの出力信号が入力される第5トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載のイグナイタ。
  8. 前記スイッチ素子と接地の間に挿入された電流センス抵抗をさらに備え、
    前記電流センス抵抗の両端間の電圧が、前記検出電圧であることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載のイグナイタ。
  9. 前記電流比較回路は、
    前記コイル電流に応じた検出電圧を、前記上側基準電流に対応する上側基準電圧と比較し、第1比較信号を出力する第1コンパレータと、
    前記検出電圧を、前記下側基準電流に対応する下側基準電圧と比較し、第2比較信号を出力する第2コンパレータと、
    前記第1比較信号と前記第2比較信号を論理演算して前記フィードバック信号を生成するロジック回路と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のイグナイタ。
  10. 前記スイッチ制御装置は、ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のイグナイタ。
  11. ガソリンエンジンと、
    点火プラグと、
    1次コイルと、前記点火プラグと接続される2次コイルと、を有するイグニッションコイルと、
    前記点火プラグの点火を指示する点火信号を生成するECUと、
    前記点火信号に応じて前記イグニッションコイルを駆動する請求項1から10のいずれかに記載のイグナイタと、
    を備えることを特徴とする車両。
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