JP2016089396A - パーテーション構造、パーテーション形成方法、空間区画方法、および区画された空間 - Google Patents

パーテーション構造、パーテーション形成方法、空間区画方法、および区画された空間 Download PDF

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Abstract

【課題】誰でも作業にあたることができる簡単な構造であり、組立・解体作業を迅速に行うことができ、可搬性にも優れ、低コストであり、さらに機械的な構造の複雑さに伴う取り扱いにくさや点検修理の必要性もないパーテーション構造を提供する。
【解決手段】パーテーション構造10は、幕体1と、幕体1を巻いた状態で収容可能な長尺の筐体4と、筐体4の蓋とからなり、幕体1は筐体4とは分離していて幕2およびこれに設けられた複数の支柱3A等からなり、筐体4の内側には各支柱3A等を立てるための支柱支持部5A等が設けられており、筐体4の底部には該支柱支持部5A等に支柱3A等を立てて幕体1を張った際の幕体1の倒れを防止する脚部6X等が設けられている構成である。
【選択図】図5

Description

本発明はパーテーション構造、パーテーション形成方法、空間区画方法、および区画された空間に係り、特に、可搬性に優れ、簡素な構造であって、組立・解体が容易なパーテーション構造等に関するものである。
事業所、居住空間、イベント空間、あるいは災害時の避難所など、主として屋内空間を一時的に、または一定期間仕切るためのパーテーションについては、従来から複数の技術的提案がなされている。たとえば後掲特許文献1には、パーテーション部材を容易に露出・退避させることのできるパーテーション装置として、枢支部材、一対の支柱、幕体、棒体を備え、棒体は幕体の縦方向一端部を保持し、枢支部材は一対の枢支部を水平面内で所定間隔を設けて配置し、支柱は長手方向の両端部をそれぞれ基端部、開放端部とし、基端部が枢支部で収納位置と支持位置との間に回転自在に支持され、支柱は棒体の両端部のそれぞれを長手方向の所定範囲内で移動自在・回転自在に保持し、所定範囲内の開放端部側で棒体の基端部側への移動を選択的に規制する規制部を備えるという構成が開示されている。
また特許文献2には、小容積、運搬・搬入容易、組立て容易な折畳式パーテーションとして、 上方に開放する細長いスクリーン収納用筐体を持ち、床面に安定起立させるための回動する脚部を筐体の底面に設け、筐体内両端に内向きにサイドアームを有し、サイドアームはその下端を固定するピンを軸として回動することで直立するよう形成され、両サイドアームの上端部間に渡って架けるためのバネによる巻取り式の布生地が筐体内に収容されている、という構成が開示されている。
特開2011−50662号公報「パーテーション装置」 特開2011−87886号公報「折畳式パーテーション」
さて、災害時の避難所やイベント会場におけるパーテーションの組立・解体には、誰でも作業にあたれるような簡単さや迅速性、可搬性の良さが求められるとともに、構造上の簡素さも求められる。殊に避難所開設の場合などは、仕切られた私的空間を多数設けなくてはならず、それには多くのパーテーションを準備しておくことを要するため、低コストであることが重要であり、また、機械的な構造の複雑さに伴う取り扱いにくさや点検修理の必要性を極力回避できることが望ましいからである。しかしながら、上記特許文献開示技術も含め従来技術では、かかる要請を十分満たすことができなかった。
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点を踏まえ、誰でも作業にあたることができる簡単な構造であり、組立・解体作業を迅速に行うことができ、可搬性にも優れ、低コストであり、さらに機械的な構造の複雑さに伴う取り扱いにくさや点検修理の必要性もない、パーテーション構造等を提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、支柱や幕といったパーテーションの機能部分を、収容する筐体と機械的に一体化させて自動性を重視した構造とするのではなく、低負荷の簡単な手作業を前提として要素を分離することによって、当該課題解決が可能であることに想到し、それを基礎として本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
〔1〕 幕体と、該幕体を巻いた状態で収容可能な長尺の筐体と、該筐体の蓋とからなるパーテーション構造であって、該幕体は幕およびこれに設けられた複数の支柱からなり、該筐体の内側には各支柱を立てるための支柱支持部が設けられており、該筐体の底部には該支柱支持部に該支柱を立てて該幕体を張った際の該幕体の倒れを防止する脚部が設けられていることを特徴とする、パーテーション構造。
〔2〕 前記幕体は、前記筐体とは分離していることを特徴とする、〔1〕に記載のパーテーション構造。
〔3〕 前記支柱は、少なくとも前記幕の両端部に設けられていることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載のパーテーション構造。
〔4〕 前記脚部は複数設けられていて、前記筐体の長手方向と交わる方向に回動可能に設けられた板であることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載のパーテーション構造。
〔5〕 前記支柱支持部は前記支柱を直立させて嵌め込む凹構造を有してなることを特徴とする、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載のパーテーション構造。
〔6〕 前記蓋は前記筐体とは分離しており、該蓋の内側には前記支柱の上端側と連結して梁構造を形成するための支柱受け部が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載のパーテーション構造。
〔7〕 前記筐体と前記蓋とを密着状態にするための閉じ手段が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔6〕のいずれかに記載のパーテーション構造。
〔8〕 前記閉じ手段は前記筐体と蓋とを外側から緊縛するバンドであることを特徴とする、〔7〕に記載のパーテーション構造。
〔9〕 前記幕には開口形成可能な開口用領域が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔8〕のいずれかに記載のパーテーション構造。
〔10〕 前記幕には少なくとも一方の側端部に張り出した耳部が設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔9〕のいずれかに記載のパーテーション構造。
〔11〕 〔1〕ないし〔10〕のいずれかに記載のパーテーション構造によりパーテーションを形成する方法であって、前記筐体から前記幕体を取出し、前記脚部により倒れ防止がなされる状態とし、前記支柱を前記支柱支持部に立てることによって該幕体が張られた状態とする、パーテーション形成方法。
〔12〕 〔1〕ないし〔10〕のいずれかに記載のパーテーション構造を一または複数用いて区画された空間を形成する、空間区画方法。
〔13〕 〔1〕ないし〔10〕のいずれかに記載のパーテーション構造を一または複数用いて形成される、区画された空間。
本発明のパーテーション構造等は上述のように構成されるため、これによれば、誰でも作業にあたることができる簡単な構造であり、組立・解体作業を迅速に行うことができ、可搬性にも優れ、また低コストであるため導入されやすく、さらに機械的な構造の複雑さに伴う取り扱いにくさや点検修理の必要性がなくて便利である。
本発明のパーテーション構造等は、支柱や幕といったパーテーションの機能部分を、収容する筐体と機械的に一体化させて自動性を重視した構造とするのではなく、低負荷の簡単な手作業を前提として構成されている。したがって、本発明によるパーテーション形成は、労力の少ない簡単な手作業によって可能であり、初めて組立・解体する者であっても、一基あたり1〜2分程度で行うことが可能である。
また本発明のパーテーション構造は、従来技術のようなクランプ構造やバネ構造等といった、装置的要素、機械的要素を用いずに構成できるため、その分軽量化に有利であり、可搬性(運搬、搬入、搬出)をさらに高めることができる。
災害時の避難所における私的空間の形成、イベントにおける仕切りの形成を初めとして、本発明によって、実用性の高い空間区画形成を行うことができる。しかも、軽量化が容易であるため、避難所での間仕切りを変更しやすい等、流動的な空間形成にも便利である。
本発明パーテーション構造実施例の運搬時状態を示す斜視図である。 実施例の幕体の収容状態を示す説明図である。 実施例の筐体の平面図である。 実施例の組立方法の一部を示す要部説明図である。 実施例の組立状態(完成状態)の一例を示す斜視図である。 実施例の蓋を内側から見た平面図である。 蓋を用いた実施例の組立状態(完成状態)の一例を示す斜視図である。 耳部を備えた実施例の組立状態(完成状態)の一例を示す斜視図である。 本発明パーテーション構造に係るバンドの別構成例を示す平面視説明図である。 開口用領域を備えた本発明パーテーション構造に係る幕体の例を示す正面視説明図である。 本発明パーテーション構造により形成される空間の例を示す斜視説明図である。 本発明パーテーション構造による空間区画例を示す平面視説明図である。
以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明パーテーション構造実施例の運搬時状態を示す斜視図である。また、
図2は、実施例の幕体の収容状態を示す説明図、
図3は、実施例の筐体の平面図、
図4は、実施例の組立方法の一部を示す要部説明図、そして、
図5は、実施例の組立状態(完成状態)の一例を示す斜視図である。これらに示すように本パーテーション構造10は、幕体1と、幕体1を巻いた状態で収容可能な長尺の筐体4と、筐体4の蓋7とからなるパーテーション構造10であって、幕体1は筐体4とは分離していて、幕2およびこれに設けられた複数の支柱3A、3B等からなり、筐体4の内側には各支柱3A、3B等を立てるための支柱支持部5A、5B等が設けられており、筐体4の底部には該支柱支持部5A、5B等に支柱3A、3B等を立てて幕体1を張った際の幕体1の倒れを防止する脚部6X、6Y等が設けられていることを、主たる構成とする。
なお、本パーテーション構造10は運搬・搬出入・保管に便利なよう、不使用時・運搬時等には筐体4と蓋7とを密着状態とすることが可能なように形成されることが望ましい。図1等に示した実施例では、密着状態とするための閉じ手段として、筐体4と蓋7とを外側から緊縛するバンド9を用いているが、もちろんこれに限定されるものではない。また、バンド9を用いる場合であっても、その数は任意である。ただし、緊縛の安定性のために二本以上とすることが望ましい。
また、支柱3A等、それを立てるための支柱支持部5A等、および幕体1の倒れを防止する脚部6X等はいずれも、最低二つが必要であるが、三つ以上設けることとしてもよい。また、本パーテーション構造10を構成する各要素の材料・素材、サイズ等の仕様は、後述する各要素も含め、パーテーションとしての機能を満たせるものである限り、いかなる仕様であってもよい。たとえば、全体の軽量化のために、硬度のある合板や樹脂を筐体4、蓋7、支柱3A等に用いてもよいし、幕2の素材選択も自由である。
かかる構成を有する本パーテーション構造10の使用方法を説明する。まず、図1に示す収容状態(可搬状態)から蓋7を開けて、図2に示す収納状態の幕体1を筐体4から取出し、図3に示すように筐体4底部にある脚部6X等を幕体1倒れ防止可能な状態に準備し、図4に示すように支柱3A、3B等を対応する支柱支持部5A、5B等にそれぞれ立てることによって、図5に示すように、両端に支柱3A、3Cが設けられた幕2が張られた状態を形成し、パーテーションとしての形態が完成する。パーテーション形成方法も本発明の範囲内である。
図示する実施例では、支柱3A等は、最低必要な幕体1両端の3A、3Cの他に、中央部の3Bが設けられており、合わせて三本設けられている構成である。また、脚部6X等は、上述したように三箇所以上に設ける構成としてももちろんよいが、実施例に示す構造を有する脚部6X等とした場合には、筐体4の両端部付近に計二箇所設けるだけで、十分な倒れ防止効果が得られ、少々の外力では倒れない、安定的な立設状態を維持することができる。
図3に示すように本パーテーション構造10の脚部6X等は、筐体4の長手方向と交わる方向に回動可能に設けられた、長手方向を有する板とすることができる。かかる構成により、パーテーションとして組み立てる際には脚部6X等の長手方向を筐体4の長手方向と交わる方向になるように、たとえば直交するように回動させて、幕体1の倒れを防止し安定的に立たせるようにし、それ以外の時には、脚部6X等の長手方向を筐体4の長手方向と同じくなるように回動させれば、幕体1収納時、運搬・保管に便利である。
図3、4に示すように本パーテーション構造10の支柱支持部5A、5B等は、支柱3A、3B等を直立させて嵌め込むための凹構造53a、53b等を備えた構成とすることができる。かかる構成により、支柱3A等の下端部をこれに対応する支柱支持部5A等の凹構造53a等に嵌め込むことで、支柱3A等を簡単かつ確実に筐体4に立てることができる。この方式は、支柱3A等の下端部と凹構造35a等の形状を嵌合可能に形成することで、簡単に構成できる。なお、本発明における支柱支持部への支柱の立て方がこれに限定されるものではないが、かかる簡素な構造は本発明の方針に、より合致するものである。
図6は、実施例の蓋を内側から見た平面図である。また、
図7は、蓋を用いた実施例の組立状態(完成状態)の一例を示す斜視図である。これらに示すように本パーテーション構造10の蓋7は、筐体4とは分離した構造とし、蓋7の内側には支柱3A、3B等の上端側と連結して梁構造を形成可能なように形成された支柱受け部8A、8B等が設けられた構成とすることができる。かかる構成により、パーテーション組み立てに蓋7も用いられるため、本パーテーション構造10使用時における蓋7の保管場所・方法を考慮する必要がない。
また、蓋7によって梁構造が形成されるため、支柱3A等の立設状態をより安定化することができる。なお、支柱3A等を支柱受け部8A等に連結させる方法は限定されないが、上述の支柱支持部5A等における凹構造の方式を用いれば簡単かつ十分な作用効果を得ることができる。
図7−2は、耳部を備えた実施例の組立状態(完成状態)の一例を示す斜視図である。図示するように本発明パーテーション構造110には、その幕12の少なくとも一方の側端部に張り出した耳部12L等を設けるものとすることができる。かかる構成により、本パーテーション構造110を複数並べて用いる際の、隣接するパーテーション構造との間に生じる隙間を塞ぐことができ、それによってパーテーションの向こう側の視界を遮ったり、空気の流通を防ぐことができる。これは、たとえば災害時の避難所における利用等では、プライバシー保護や寒さ防止に効果がある。
なお、耳部12L等は幕12の一方側端部に設けても、あるいは図示するように両方に設けてもよい。また、耳部12L等は幕12と同一素材、または幕の材料たり得る別素材によって形成し、隙間塞ぎ効果を得るためには、
(a)同じく幕12側端部に設ける適宜の連結手段(紐で結ぶ、フック構造、スナップボタンあるいは面ファスナーを用いる、等)によって、隣接するパーテーション構造の幕と連結する
(b)クリップ、両面テープ等本パーテーション構造とは別の物品・連結手段を用いて、隣接するパーテーション構造の幕と連結する
等の方法を、適宜採ることができる。
一方、耳部12L等を、筐体14に収容できる形態であって、かつその形状を保持できる構造、たとえば木製、樹脂製、厚紙製等適宜材料による板構造によって形成する構成も、本発明の範囲内である。この場合は、組み立てればそのままで隙間塞ぎ効果を得られるため、隣接するパーテーション構造との間の連結は、敢えて必要ではない。
図8は、本発明パーテーション構造に係るバンドの別構成例を示す平面視説明図である。図1に示したように簡単な閉じ手段としては、筐体4と蓋7とを外側から緊縛するバンド9を用いることができるが、本パーテーション構造10の使用時(組み立てた状態)においては、バンド9は無用であるため、解体・運搬時のために保管しておかなくてはならない。しかし、図8に示す例のようにバンド29の一端が蓋27に固定されている構成とすれば、バンド29の別途保管を考慮せずに用いることができる。なお、図示しないが、バンドの一端を筐体に固定する構成でも、もちろんよい
図9は、開口用領域を備えた本発明パーテーション構造に係る幕体の例を示す正面視説明図である。図示するように本パーテーション構造に係る幕32には、開口形成可能な開口用領域30を設けた構成とすることができる。かかる構成とすることにより、本パーテーション構造を用いて仕切られた空間、区画された空間を形成した際、幕32に開口部を設けることができ、これを通して幕32のこちら側から反対側に人の通行や物の移動をすることができ、便利である。後掲図11にも、開口用領域530を用いた空間区画例を示す。
図10は、本発明パーテーション構造により形成される空間の例を示す斜視説明図である。図示するように、パーテーション構造410P等を一または複数用いて区画された空間も本発明の範囲内であり、それを得るための空間区画方法もまた、本発明の範囲内である。図では、パーテーション構造410P、410Qおよび410Rによって三方が囲まれた、区画された空間450が形成された例を示す。
なお本図では、蓋による梁部を設けないパーテーション構造例(図5参照)を用いた空間の例を示したが、梁部を設けるパーテーション構造例(図7参照)を用いても、もちろんよい。蓋による梁部を設ける場合の利点は上述のとおりだが、一方梁部を設けない場合には、たとえば、万一パーテーションが外力によって倒される場合の梁部落下およびそれによる被害の発生がない、パーテーションのこちら側からも向こう側からも見通しがよい、等の利点が挙げられる。また本図では、耳部(図7−2参照)を設けないパーテーション構造例を用いた空間の例を示したが、耳部付きのものを使用可能であることはいうまでもない。
なお、図の例のように三方もしくは二方、あるいは四方以上の複数の方向を幕体41P等によって隔てられた場合のみならず、一または複数のパーテーション構造を直列させて一方向のみが隔てられた(仕切られた)場合も、本発明の区画に含むものとする。
図11は、本発明パーテーション構造による空間区画例を示す平面視説明図である。図では、十一のパーテーション構造510P〜510Zおよび別構造物Kを用いて、二重構造の区画された空間550が形成された例を示す。このように、本発明のパーテーション構造のみならず、たとえば壁等の別構造物を用いて、区画された空間を形成することもできる。なお、パーテーション構造510Wには開口用領域530による開口部があり、これと、パーテーション構造510T、510Sとの間が、本区画された空間550の出入り口を形成している。
本発明のパーテーション構造等によれば、簡単な構造であって組立・解体作業を迅速に行うことができ、可搬性にも優れ、また低コストである上、取り扱いやすく便利である。また装置的要素を用いずに構成できるため軽量化に有利である。このようなことから、災害時の避難所やイベントでの空間の形成や配置変更にも便利である。したがって、行政、民間を問わず、関連する全分野において産業上利用性が高い発明である。
1、11…幕体
2、12、32…幕
12L、12R…耳部
30…開口用領域
3A、3B、3C、13A、13B、13C、33A、33B…支柱
4、14…筐体
5A、5B、5C…支柱支持部
53a、53b、53c…凹構造
6X、6Y、16X、16Y…脚部
7、17、27…蓋
8A、8B、8C…支柱受け部
9、29…バンド
10、110…パーテーション構造
41P、41Q、41R…幕体
42P、42Q、42R…幕
44P、44Q、44R…筐体
46Px、46Qx、46Qy、46Rx、46Ry…脚部
410P、410Q、410R、510P、510Q、510R、510S、510T、510U、510V、510W、510X、510Y、510Z…パーテーション構造
450、550…区画された空間
530…開口用領域
K…別構造物

Claims (13)

  1. 幕体と、該幕体を巻いた状態で収容可能な長尺の筐体と、該筐体の蓋とからなるパーテーション構造であって、該幕体は幕およびこれに設けられた複数の支柱からなり、該筐体の内側には各支柱を立てるための支柱支持部が設けられており、該筐体の底部には該支柱支持部に該支柱を立てて該幕体を張った際の該幕体の倒れを防止する脚部が設けられていることを特徴とする、パーテーション構造。
  2. 前記幕体は、前記筐体とは分離していることを特徴とする、請求項1に記載のパーテーション構造。
  3. 前記支柱は、少なくとも前記幕の両端部に設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のパーテーション構造。
  4. 前記脚部は複数設けられていて、前記筐体の長手方向と交わる方向に回動可能に設けられた板であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のパーテーション構造。
  5. 前記支柱支持部は前記支柱を直立させて嵌め込む凹構造を有してなることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のパーテーション構造。
  6. 前記蓋は前記筐体とは分離しており、該蓋の内側には前記支柱の上端側と連結して梁構造を形成するための支柱受け部が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のパーテーション構造。
  7. 前記筐体と前記蓋とを密着状態にするための閉じ手段が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載のパーテーション構造。
  8. 前記閉じ手段は前記筐体と蓋とを外側から緊縛するバンドであることを特徴とする、請求項7に記載のパーテーション構造。
  9. 前記幕には開口形成可能な開口用領域が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載のパーテーション構造。
  10. 前記幕には少なくとも一方の側端部に張り出した耳部が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載のパーテーション構造。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のパーテーション構造によりパーテーションを形成する方法であって、前記筐体から前記幕体を取出し、前記脚部により倒れ防止がなされる状態とし、前記支柱を前記支柱支持部に立てることによって該幕体が張られた状態とする、パーテーション形成方法。
  12. 請求項1ないし10のいずれかに記載のパーテーション構造を一または複数用いて区画された空間を形成する、空間区画方法。
  13. 請求項1ないし10のいずれかに記載のパーテーション構造を一または複数用いて形成される、区画された空間。
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