JP2016089359A5 - - Google Patents

Claims (3)

1. 建物の開口部を挟む両脇の位置に、互いに平行に配設され、且つ、該開口部からその直上の天井部まで延在する一対のガイドレールと、該一対のガイドレールの長さ方向に積層してなる複数のパネル及び該複数のパネルのうち、隣接するパネル同士を旋回可能に接合するヒンジを有するパネル連接体と、該パネル連接体の両端からそれぞれ前記一対のガイドレールに向けて延在し、且つ、前記一対のガイドレールを走行する複数のガイドローラ部材を有するオーバーヘッドドアにおいて、
   前記ヒンジは、前記パネル連接体の両端に設けられたサイドヒンジと、前記パネル連接体の両端から離れた位置に設けられた中間ヒンジを含み、
   前記各サイドヒンジ及び前記各中間ヒンジは、前記一対のガイドレールに向けて延在するヒンジ用軸と、該ヒンジ用軸を旋回可能に支持する第一の軸受を有し、且つ、隣接するパネルのうち一方に配設された第一の軸受部材と、前記ヒンジ用軸を旋回可能に支持する第二の軸受を有し、且つ、隣接するパネルのうち他方に配設された第二の軸受部材と、前記第一の軸受と前記第二の軸受との間の前記ヒンジ用軸上に形成された少なくとも一つの空間を有し、
   前記各サイドヒンジは、前記空間内の前記ヒンジ用軸に配設された圧縮ばねをさらに有し、
   前記一対のガイドレールが、該一対のガイドレールを含む面内の水平方向に層間変形したときに、前記圧縮ばねの付勢力に抗して、隣接するパネルが互いに独立して前記ヒンジ用軸の軸方向に沿って、前記空間の長さ分、移動可能となることを特徴とするオーバーヘッドドア。
2. 前記圧縮ばねの両端のうち、少なくとも一方に配設されたワッシャをさらに有することを特徴とする請求項１記載のオーバーヘッドドア。
3. 前記ガイドローラ部材が前記パネル連接体の両端の上部及び下部に設置されている場合、該ガイドローラ部材は、前記一対のガイドレールを走行するガイドローラと、該ガイドローラを支持し、且つ、前記一対のガイドレールに向けて延在するガイドローラ用軸と、該ガイドローラ用軸を回転可能に支持する軸受と、前記ガイドローラ用軸に取り付けられたワッシャと、該ワッシャと前記ガイドローラとの間に配設された圧縮ばねを有することを特徴とする請求項１又は２に記載のオーバーヘッドドア。