JP2016088662A - 容器のエア搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器首部のネックリングを一対のガイドトラックで支持して、容器に加圧エアを吹付けて容器を搬送するエア搬送装置。簡易・低廉な装置構成で搬送中の容器のふらつきを防止し安定した容器搬送ができる保守容易なエア搬送装置。【解決手段】一対のガイドトラックはそれぞれ上段ネックガイド及び下段ネックガイドを備えていて、前記下段ネックガイドの上に前記ネックリングの端部を載せて前記容器を支持し、前記上段ネックガイドで前記ネックリングの傾斜を規制し、前記容器の首部の上方部、両側面部及び底面部を一体に囲う単一のエアダクトに加圧エアを供給し、前記一対のガイドトラックの前記上段ネックガイドと前記下段ネックガイドとの高さ方向の間に配設された整流板を経由して前記エアダクトから排出される容器搬送方向成分を有する前記加圧エアを前記容器のネックリング部に吹付けて前記容器を搬送する。【選択図】図3
Description
軽量容器の首部に形成されたネックリングを一対のネックガイドで支持し、この容器に加圧エアを吹付けて容器を搬送する装置に係り、特に簡易かつ安価な装置構成で容器の傾斜やふらつきを防止し、安定して搬送できる容器のエア搬送装置に関する。
従来から軽量容器の首部に形成されたネックリングを容器搬送方向の左右に配置した左右一対のネックガイドで支持して、容器にエアを吹付けて搬送する装置が提案され、特に搬送時の容器のふらつきを抑制し、容器を円滑に搬送できる容器の空気搬送装置として特許文献1が提案されている。
特許文献1においては、特許文献1に添付されている図面を参照して説明すると、容器のフランジ部16を支持する案内レール12の直下に空気噴射口8aを設け、空気噴射口8aより噴射される空気流により前記容器が搬送方向の推力を受けつつ、降下方向に発生する推力により水平方向搬送最適力点への推力を受けるように構成して容器のふらつきを防止しようとしている。
特許文献1の空気搬送装置は降下方向に噴射される空気が容器の肩部に作用するように構成して容器のふらつきを防止しようとしているが、搬送装置の発進停止や容器衝突に起因する容器の傾斜や、曲線搬送部における容器本体の遠心力による傾斜を積極的に規制することに関しては特に提案されていない。すなわち、フランジ部の案内レールへの食い込みによる容器搬送の阻害や容器損傷の発生についての特別な提案はされていなかった。
特許文献2では、搬送しようとする容器のフランジを下側の一対のガイドトラックに載せて、別途設けた平行な上側ガイドトラックでフランジの傾斜を制限することにより、容器の傾斜やふらつき防止と円滑な容器搬送を図ろうとしている。
特許文献1に開示された搬送装置は前記の如く、傾きを積極的に規制することについては特に提案がなく、容器の傾斜やふらつきが発生する場合には、容器詰まりを引き起こす可能性が考えられる。
特許文献2に開示される搬送装置は、容器本体の両側に圧縮空気を供給するための2式のダクト17、18(特許文献2に添付されている図面を参照)が設けられて、圧縮空気は進行方向に傾斜したノズルで形成されている出口の中を流れる構成となっている。このように、容器本体の両側に2式のダクトを配置する構成では複雑で高価となり、容器のフランジを精度よく両側のガイドトラックに載せて円滑に容器を搬送する装置の組付けや保守の面でも複雑になると思われる。
さらに、容器上部にダクト19を配置して、負圧力で容器を持ち上げて搬送する手段を採用しているため、容器搬送装置が更に複雑で高価なものとなり、容器搬送装置に重要なチャンネル10、11へのアクセスや、保守が簡単でなく、良好な稼働状態を維持することが容易でないと思われる。
本発明の課題は、容器首部のネックリングを一対のガイドトラックで支持し、容器に加圧エアを吹付けて容器を搬送するエア搬送装置において、簡易・低廉な装置構成で搬送中の容器の傾き・ふらつきを防止して安定した容器搬送ができ、組付けや保守が容易で良好な稼働状態を継続して維持できる、使い勝手の良い容器の搬送装置を提供することにある。
容器の首部に形成されたネックリングを一対のガイドトラックで支持し、前記容器に加圧エアを吹付けて前記容器を搬送する装置において、
前記一対のガイドトラックはそれぞれ上段ネックガイド及び下段ネックガイドを備えていて、前記下段ネックガイドの上に前記ネックリングの端部を載せて前記容器を支持し、前記上段ネックガイドで前記ネックリングの傾斜を規制し、
前記容器の首部の上方部、両側面部及び底面部を一体に囲う単一のエアダクトに加圧エアを供給し、
前記一対のガイドトラックの前記上段ネックガイドと前記下段ネックガイドとの高さ方向の間に配設された整流板を経由して前記エアダクトから排出される容器搬送方向成分を有する前記加圧エアを前記容器のネックリング部に吹付けて前記容器を搬送する
ことを特徴とする容器のエア搬送装置である。
前記一対のガイドトラックはそれぞれ上段ネックガイド及び下段ネックガイドを備えていて、前記下段ネックガイドの上に前記ネックリングの端部を載せて前記容器を支持し、前記上段ネックガイドで前記ネックリングの傾斜を規制し、
前記容器の首部の上方部、両側面部及び底面部を一体に囲う単一のエアダクトに加圧エアを供給し、
前記一対のガイドトラックの前記上段ネックガイドと前記下段ネックガイドとの高さ方向の間に配設された整流板を経由して前記エアダクトから排出される容器搬送方向成分を有する前記加圧エアを前記容器のネックリング部に吹付けて前記容器を搬送する
ことを特徴とする容器のエア搬送装置である。
前記容器のエア搬送装置において、
前記上段ネックガイド及び下段ネックガイドはそれぞれ上段ネックガイドバー取付け板、下段ネックガイドバー取付け板を備えており、前記上段ネックガイドバー取付け板及び下段ネックガイドバー取付け板の先端側に、それぞれ、先端側で前記容器のネックリングに接触して前記容器を支持及びガイドするネックガイドバーの後端側が取り付け、取り外し可能になっているものである。
前記上段ネックガイド及び下段ネックガイドはそれぞれ上段ネックガイドバー取付け板、下段ネックガイドバー取付け板を備えており、前記上段ネックガイドバー取付け板及び下段ネックガイドバー取付け板の先端側に、それぞれ、先端側で前記容器のネックリングに接触して前記容器を支持及びガイドするネックガイドバーの後端側が取り付け、取り外し可能になっているものである。
この発明によれば、容器首部のネックリングを一対のガイドトラックで支持し、容器に加圧エアを吹付けて容器を搬送するエア搬送装置において、簡易・低廉な装置構成で搬送中の容器の傾き・ふらつきを防止して安定した容器搬送ができ、組付けや保守が容易で良好な稼働状態を継続して維持できる、使い勝手の良い容器の搬送装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、容器首部のネックリングを一対のガイドトラック4、4で支持して、容器Bに加圧エアを吹付けて容器Bを搬送するエア搬送装置において、簡易・低廉な装置構成で搬送中の容器Bのふらつきを防止して安定した容器搬送ができる保守容易なエア搬送装置を提供するものである。
この実施の形態では、一対のガイドトラック4、4(図1)はそれぞれ上段ネックガイド6及び下段ネックガイド7を備えている(図4)。下段ネックガイド7の上にネックリングの端部を載せて容器Bを支持し、上段ネックガイド6でネックリングの傾斜を規制する(図3)。容器Bの首部の上方部、両側面部及び底面部を一体に囲う単一のエアダクト2(図3)に加圧エアを供給し、一対のガイドトラック4、4の上段ネックガイド6と下段ネックガイド7との高さ方向の間に配設された整流板5(図1、図4)を経由してエアダクト2から排出される容器搬送方向S成分を有する加圧エアを容器Bのネックリング部に吹付けて容B器を搬送する容器のエア搬送装置である。
なお、この実施の形態及び、実施例では、軽量の容器として汎用のPET(ペット)容器が例示されているが、例えば、これらペット容器の製造工程の途中で成形して搬送するプリフォーム等もペット容器と同じく首部にネックリングを有して本発明の容器搬送装置で搬送可能で、本発明の主旨の範囲内で幅広い類似形態の物品を取扱い対象とすることができる。
次に、添付図面を参照して実施例を説明する。
図1は本発明のエア搬送装置1の一部を省略した平面図である。図1中、左側部はエア搬送装置1の主要構成部をなすエアダクト2の上方カバ板2aとその支持ブラケット11を示している。図1の右側部はエアダクト2の上方カバ板2aの一部及び、フードカバ3の一部を除去して、エア搬送装置1の内部を表したもので、容器の搬送方向Sの左右方向で配置される左右一対のガイドトラック4、整流板5等の配置を示しているものである。
図2はエア搬送装置1の一部を省略した正面図であって、エアダクト2の支持ブラケット11、支柱12による支持状況を示している。また、エアダクト2の側面板2bの一部を破切して、容器Bのガイドトラック4による吊り下げ搬送状態を示している。なお、図2中、容器Bの左側に、容器首部とネックリングの寸法が容器Bと同じで胴部の形状が異なる容器のプリフォームBbのガイドトラック4による吊り下げ搬送状態も例示している。
図3は、図1に示すエア搬送装置1の平面図の一部を省略したX−X断面図である。エアダクト2を構成する上方カバ板2a、両側の側面板2bと両底面に配置された底面板2c、及び容器Bの首部上方のフードカバ3の配置が示されている。
エアダクト2は図示の如く、両側の側面板2bがそれぞれ支持ブラケット11を介して支柱12に固定されて支持されている。
容器Bのネックリングの進行方向Sに対して左右位置にあって容器Bを支持する左右一対のガイドトラック4、4を介して底面板2cとフードカバ3の下端側が固着されてエアダクト2の全体を構成している。
左右一対のガイドトラック4、4で容器Bの首部に形成されたネックリングを支持して搬送するエア搬送装置1によって搬送される容器Bの首部の上方を覆うフードカバ3を外側からエアダクト2で覆い、エアダクト2の底面板2cと、フードカバ3の下端側(図示の例では、フードカバ3の側壁の下端)とを、左右一対のガイドトラック4、4を互いの間に挟んで固定することにより、容器Bの首部の上方部、両側面部及び底面部を一体に囲う単一のエアダクト2が形成されている。
図4は図3の主要部の一部を省略した拡大断面図である。エア搬送装置1で搬送される容器Bの搬送方向Sに直交する左右方向にそれぞれ配置される左右一対のガイドトラック4、4はそれぞれ上段ネックガイド6と、下段ネックガイド7とを備えている。
このように、容器Bが搬送される方向Sに直交する側である左右一対のガイドトラック4それぞれの左右一対の下段ネックガイド7の上にネックリングの端部を載せて容器Bを支持し、左右一対の上段ネックガイド6がネックリングの上方への移動を適正範囲に規制している。そこで、搬送中の容器Bの傾斜やふらつきを規制範囲に防止することができる。
左右一対の上段ネックガイド6と下段ネックガイド7との高さ方向の間には、それぞれ、整流板5が配置されている。上段ネックガイド6、下段ネックガイド7はそれらの先端側で容器Bのネックリングを上下から支持するので、整流板5は、上段ネックガイド6、下段ネックガイド7の先端側に対向する側である奥側において、上段ネックガイド6と下段ネックガイド7との高さ方向の間に配置される。
整流板5は、前述したようにして形成されている、容器Bの首部の上方部、両側面部及び底面部を一体に囲う単一のエアダクト2から排出される加圧エアが、容器Bを搬送する方向Sに流れる成分をもって、上段ネックガイド6と下段ネックガイド7との間から吹き出され、容器Bのネックリング部に吹き付けられるようにするものである。
すなわち、整流板5は、エアダクト2内の加圧エアを容器Bの進行方向Sに流れる成分を持つように方向付けて上段ネックガイド6と下段ネックガイド7との間から吹き出すように構成されている。
整流板5は、図1図示のように、容器Bの搬送方向Sにおいて隣接する整流板5同士の間に所定の間隔を空けて、搬送方向Sに対して傾斜している。容器Bの搬送方向Sにおいて隣接する整流板5同士の間に形成されている所定の間隔は、例えば、切欠き部などからなり、この切欠き部が、加圧エアが通過していくエア通路5a(図1)になる。
図1図示のように、左右一対のガイドトラック4に配置される整流板5は、容器Bを搬送する方向Sに直交する左右で対称の構造になっている。これによって、容器Bを搬送する方向Sに流れる成分をもって、上段ネックガイド6と下段ネックガイド7との間からエア通路5aを介して吹き出され、容器Bのネックリング部に吹き付けられる加圧エアは、容器Bの搬送方向Sに直交する左右方向の側から、容器Bの搬送方向Sに向けて容器Bのネックリング部に均等に吹付けられるようになる。
すなわち、エアダクト2中の加圧エアはそれぞれ搬送方向Sの左右に配置された上段ネックガイド6と下段ネックガイド7の間から整流板5を経由して流出して容器のネックガイド部に吹付けられる構成である。
上述し、図1に示す如く、整流板5は搬送方向Sに傾斜したエア通路5aを切欠き部として備え、エアダクト2内の加圧エアを上段ネックガイド6と下段ネックガイド7との間から搬送方向成分を持って容器Bのネックリング部に吹き付ける機能を有している。
又、特に図示していないが必要に応じて従来装置に利用される如くフードカバ3の側壁から加圧エヤを容器Bの首部に噴射することもできる。
このように、圧縮空気供給手段としてのエアダクトは、本発明においては、容器Bの首部の上方部、両側面及び底面部を一体に囲う単一のエアダクト2になっている。そこで、搬送する容器本体の両側にエアダクトを配置していた従来の装置よりも、装置を廉価に製作可能である。
更に、ネックリングと上・下段ネックガイドを下側方から容易に観察し、また、保守することが出来るため良好な稼働状況の維持が可能になっている。すなわち、エアダクト2の上方カバ板2aを取り外し、必要に応じてフードカバ3も取り外せば、上方から両側のネックガイド4や整流板5を同時に見ながら良好な保守・調整が可能となる。良好な保守・調整によって、容器の傾きやふらつきを一層低減することができ、ネックリングのネックガイドへの食い付きを低減させ、容器の安定した搬送を継続して維持できるようになる。
従来の装置の如く容器本体の両側に2個のダクトが配置されている場合、両側吹き出し口の形状差異の集積や容器搬送経路の曲線配置、並びに搬送装置の発停等の影響を受けて容器搬送経路の各位置で左右ダクトの圧力・風量に差異が発生して容器への加圧エアの吹付状態が左右でアンバランスになって、容器首部が片側のネックガイドに押し付けられて搬送が不安定になるおそれがあった。
本発明における左右一対のガイドトラックの上段及び下段ネックガイドの間から整流板を経由して単一のエアダクトから供給される加圧エアは、容器左右の圧力・流量が均等であるため容器のネックリング部に均衡したエアが吹付けられて容器に左右バランスの取れた推進力及び浮上力を与え安定した容器搬送が可能となる。
図4に示す如く上段ネックガイド6と下段ネックガイド7とは、それぞれ、先端側で容器Bのネックリングに接触して容器Bを支持及びガイドするネックガイドバー8と、上段ネックガイドバー取付け板6a、下段ネックガイドバー取付け板7aを備えている構成にすることができる。
ネックガイドバー8は、例えば、可撓性プラスチック製のネックガイドバー8とすることができる。
先端側で容器Bのネックリングに接触して容器Bを支持及びガイドするネックガイドバー8の先端側に対向する根元側に、上段ネックガイドバー取付け板6a、下段ネックガイドバー取付け板7aへの取付け部を形成しておき、例えば、上段ネックガイドバー取付け板6a、下段ネックガイドバー取付け板7aの先端をネックガイドバー8の根元側に備えられている取付け部へ挿脱する構造によって、ネックガイドバー8の上段ネックガイドバー取付け板6a、下段ネックガイドバー取付け板7aへの固定を行うことができる。
なお、ネックガイドバー8は、例えば、超高分子ポリエチレンの如く、プラスチック容器等との摩擦係数が小さく耐摩耗性に優れた材料を利用し、要すればプラスチック押出し機で連続成形した素材を必要に応じた長さに切断して使用することができる。このため、プラスチック容器との摺動性・耐摩耗性に優れて可撓性を有するプラスチック材料の均質なネックガイドバーを量産して安価に利用することができる。
上述したように、上段ネックガイドバー取付け板6a及び下段ネックガイドバー取付け板7aの先端側に、それぞれ、先端側で容器Bのネックリングに接触して容器Bを支持及びガイドするネックガイドバー8の後端側が取り付け、取り外し可能になっているので、容器B進行の直線部におけるネックガイドバー8のネックガイドバー取付け板への着脱が容易なことに加えて、容器Bの曲線進行部や容器Bの上昇・下降部におけるネックガイドバー取付け板の加工やネックガイドバー取り付けが容易かつ確実に可能で、装置のコスト低減と安定稼働を実現できる。
上記の如く構成されたエアダクト2から整流板5を介して容器Bの搬送方向成分を有してネックリング部に吹付けられた加圧エアは、容器Bが接触する上、下段ネックガイド6、7の摩擦抵抗源の近傍でネックリング部に左右均等な推進力を付与する。
そして、ネックリング部に吹付けられた加圧エアの一部は、フードカバ3の下方の容器首部の周辺を容器搬送方向に流れて、ついで容器Bの肩部等容器の下方を流れて、全体として摩擦抵抗源(上段ネックガイド6、下段ネックガイド7の先端側で容器Bのネックリングを上下から支持する箇所)周辺の容器上部にバランスの取れた容器推進力を与えて容器Bの円滑な搬送を実現する。
この時、下段ネックガイド7に載って上段ネックガイド6に位置規制されたネックリングは容器Bの搬送方向及び搬送左右方向に傾斜を規制されており、容器B自体もその一部であるネックリングの傾斜を規制されて容器B自体の傾斜、ふらつきは非常に小さいものとなっている。
なお、一対のガイドトラック4の組付けや保守・調整に際しては、上方カバ板2aと必要に応じてフードカバ3を取はずせば、上下段ネックガイド6、7等へのアクセスが良好となり目視検査や各部品の精度の良い位置調整が可能となる。
図3に図示したように、一対のガイドトラック4の下方に、ボディガイド9を配置する構成にすることもできる。ボディガイド9は容器Bが角形状の場合等に、必要に応じて容器搬送路の両側に設置するものである。
ボディガイド9は、本装置においては主として角容器の方向性規制の為に取付けるが、本発明の搬送装置においては容器の搬送縦方向及び横方向とも傾斜やふらつきが大幅に減少するため、容器胴部が胴部ガイドに接触する機会は極めて少なく、容器胴部の傷つきが大幅に減少する効果がある。
図5のエア搬送装置は容器Bの曲線搬送部に適用した平面図である。レイアウトの上で容器Bの搬送方向を曲げる場合を例示し、その断面形状は図3及び図4と基本的に同じで、エアダクト2及びガイドトラック4等の構成部品を平面上所定の曲線に沿った形状に変更したエア搬送装置である。
このような構成で、図1〜図4で説明した容器Bの直線搬送時と同様に容器Bを円滑にエア搬送することができる。
なお、この時、ネックガイドバー8は可撓性を有しているため特に直線部に利用した素材と変更しないで、曲線搬送部用に製作したネックガイドバー取付け板に合わせて所定の長さに切断し組み付けて使用できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、丸型容器に関して説明したが、本件発明の対象容器は角型容器や多角形容器等、各種形状及び材質の容器に適用できる。
上記実施形態では、丸型容器に関して説明したが、本件発明の対象容器は角型容器や多角形容器等、各種形状及び材質の容器に適用できる。
また、本件発明に係る装置の構成は、上記実施形態の構成に限定されず、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更することが可能であり、また、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において各種の物品や構成に対して適用することができる。
清涼飲料をはじめ、液体をPET材料等のプラスチック容器に充填した製品は広範囲に社会で利用されている。また、これら容器の大部分に把持・持ち運びを容易とするために首部にネックリングが備えられている。そして、容器への液体充填工程において、空のプラスチック容器のコンベヤチェーンによる搬送が非常に不安定で容器の転倒発生も多いため、首部のネックリングをネックガイドで支持して容器にエアを吹付けて搬送するエア搬送装置が安価で簡便な容器搬送手段として広く利用されている。
ここで、本発明のように、従来のエア搬送装置に比べてさらに簡易で安価な装置構成で、容器搬送主要部分の良好な維持・調整が可能で、搬送中の容器の傾斜やふらつきが防止されて、全体として従来装置に比べてさらに安定して容器を搬送できるエア搬送装置は、今後、清涼飲料業界をはじめ幅広い業界の容器充填ラインで利用されるものと考えられる。
以上、添付図面を参照してこの発明の実施の形態、実施例を説明したが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において、種々に変更可能である。
1 エア搬送装置
2 エアダクト
2a 上方カバ板
2b 側面板
2c 底面板
3 フードカバ
4 ガイドトラック
5 整流版
5a エア通路
6 上段ネックガイド
6a 上段ネックガイドバー取付け板
7 下段ネックガイド
7a 下段ネックガイドバー取付け板
8 ネックガイドバー
9 ボディガイド
10 ボディガイド支柱
11 支持ブラケット
12 支柱
B 容器
Bb プリフォーム
2 エアダクト
2a 上方カバ板
2b 側面板
2c 底面板
3 フードカバ
4 ガイドトラック
5 整流版
5a エア通路
6 上段ネックガイド
6a 上段ネックガイドバー取付け板
7 下段ネックガイド
7a 下段ネックガイドバー取付け板
8 ネックガイドバー
9 ボディガイド
10 ボディガイド支柱
11 支持ブラケット
12 支柱
B 容器
Bb プリフォーム
Claims (2)
- 容器の首部に形成されたネックリングを一対のガイドトラックで支持し、前記容器に加圧エアを吹付けて前記容器を搬送する装置において、
前記一対のガイドトラックはそれぞれ上段ネックガイド及び下段ネックガイドを備えていて、前記下段ネックガイドの上に前記ネックリングの端部を載せて前記容器を支持し、前記上段ネックガイドで前記ネックリングの傾斜を規制し、
前記容器の首部の上方部、両側面部及び底面部を一体に囲う単一のエアダクトに加圧エアを供給し、
前記一対のガイドトラックの前記上段ネックガイドと前記下段ネックガイドとの高さ方向の間に配設された整流板を経由して前記エアダクトから排出される容器搬送方向成分を有する前記加圧エアを前記容器のネックリング部に吹付けて前記容器を搬送する
ことを特徴とする容器のエア搬送装置。 - 前記上段ネックガイド及び下段ネックガイドはそれぞれ上段ネックガイドバー取付け板、下段ネックガイドバー取付け板を備えており、前記上段ネックガイドバー取付け板及び下段ネックガイドバー取付け板の先端側に、それぞれ、先端側で前記容器のネックリングに接触して前記容器を支持及びガイドするネックガイドバーの後端側が取り付け、取り外し可能になっている
ことを特徴とする請求項1記載の容器のエア搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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