JP2016088610A - 厚みを調整した封筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、積み重ねた封筒の高低差を小さくして大量給紙トレイに大量の封筒を収納してもスムーズに印刷が行える封筒を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る封筒10は、四隅の隅角部において、封筒を構成する用紙の積層枚数が少ない隅角部Bにおける最外部の用紙に凸部20を形成することにより、四隅における各隅角部の厚みの差が小さくなるように構成したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、和封筒や洋封筒等の角形の封筒に関し、特にプリンターやコピー機によって大量に印刷を行うことに適した封筒に関する。
従来より、プリンターやコピー機を使用して封筒に印刷することが行われており、封筒に対してスムーズに印刷が行われるための種々の提案がなされている。
封筒は、一般的に封筒を構成する用紙を折り返すと共にその端縁の糊代部を接着して封筒の形態にするため、封筒を構成する用紙の重なる枚数が部分的に相違する。すなわち封筒の封緘片であるフラップを折り返した状態において、封筒の中央部の大部分は用紙の2枚重ねであるが、四隅の隅角部においては用紙を3枚重ねにした部分や4枚重ねにした部分が存在する。
そうすると、封筒は、最大としては、用紙の2枚重ねの部分と4枚重ねの部分との2:1の厚みの差が生じ、四隅の隅角部においては、用紙の3枚重ねの部分と4枚重ねの部分との3:4の厚みの差が生じる場合が多い。
一方、最近のプリンターやコピー機には大型給紙トレイが設けられており、給紙の都度生ずる装置の停止時間を縮小することにより印刷効率を向上させ、また、用紙を補給する手間を削減して大量に印刷ができるようになっている。現状としては、封筒に関しては、大型給紙トレイに収納できる枚数の限界はトレイの高さ制限のため約450枚である。大型給紙トレイは、将来、さらに収納できる枚数が大量となる傾向にある。
本来プリンターやコピー機の給紙口に対して用紙がスムーズに給紙されるためには用紙が水平であることが要望されている。ところが、前記したように、封筒は部分的に厚みに差があるため、これを積み重ねるとその差が封筒の積み重ね枚数に比例して大きくなり、最上部の封筒は傾斜した状態となってかなりの高低差が生じるためスムーズに給紙されなくなる。
この問題を解決するために、特許文献1に示されるように封筒給紙装置や封筒給紙台カセットについての改良が試みられた。
また、封筒に関して、特許文献2に示されるように糊代片同士が重ならないように構成したり、封筒の表裏の用紙の厚みを変えることにより糊代片の重なり部分の厚みを小さくする構成が提案された。
特開平10−35901号公報 特開平7−41002号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置に関しては、封筒を積み重ねたことによる高低差の発生を基本的に解決するものではない。したがって、特殊構造のプリンターやコピー機についてのみ問題を解消し、そのような特殊構造を有さない汎用のプリンターやコピー機に対して問題を解消したことにはならない。
また、特許文献2に記載の封筒については、やはり封筒としての密閉性が十分でなかったり、また封筒の表面側と裏面側との用紙の厚みを変えることは破断しやすいという問題があると共に異なる材質の紙を使用することは不経済でもある。
さらに、450枚の封筒を大量給紙トレイに収納すると、隅角部における厚みの差が用紙1枚分であり封筒を構成する用紙の厚みを約0.1mmとすると、四隅の隅角部において少なくとも45mmの高低差が生じる。すなわち、4枚重ねの部分では、450×4×0.1mmで約180mmとなり、3枚重ねの部分では450×3×0.1mmで約135mmとなり、その差は45mmとなる。
そこで、実験を試みたところ、この高低差により450枚積み重ねられた封筒の最上部の封筒が傾斜する状態になるため、封筒がプリンターやコピー機に給紙される際に不具合、すなわちミスフィードを起こした。次に、積み重ねた封筒の高さの低い個所の下に段ボール紙を敷いて高低差を小さくした場合に、約30mmの高低差でスムーズに給紙されるようになった。
そこで、本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、上記の実験において、積み重ねた封筒の下に段ボール紙を敷いて高低差を小さくした場合に、約30mmの高低差でスムーズに給紙されるようになったことから、前記の最上部の封筒の傾斜を緩和させ、スムーズな給紙が可能な範囲で、かつ、できるだけ水平になるように封筒の隅角部における厚みの小さい個所に凸部を設ける工夫をして、大量給紙トレイに大量の封筒を収納してもスムーズに印刷が行える封筒を開発した。
本発明に係る封筒は、角形封筒において、少なくとも四隅における各隅角部の厚みの差が小さくなるように構成したことを特徴とする。
また、四隅の隅角部において、封筒を構成する用紙の積層枚数が少ない隅角部における最外部の用紙に凸部を形成することにより、四隅における各隅角部の厚みの差が小さくなるように構成してもよい。
さらに、四隅における各隅角部の厚みと角形封筒における長辺部の厚みとの差がある場合に、その差が小さくなるように、長辺部の適宜個所に厚みの差が小さくなるように凸部を形成してもよい。
さらにまた、凸部の高さは、封筒を構成する用紙1枚の厚みの0.33〜1.00倍、好ましくは0.67〜1.00倍である構成としてもよい。
本発明に係る封筒は、以上のように構成したことにより少なくとも四隅における各隅角部の厚みの差が小さくなるので、この封筒を水平な台に載置したときには水平又は水平に近い状態となり、従来のようにプリンターやコピー機の給紙口における不具合、すなわちミスフィードが解消される。
本発明の実施例1に係る封筒のフラップを開いた状態の裏面図である。 図1の部分拡大斜視図である。 フラップを閉じた状態の封筒の表面図である。 図3におけるIV−IV線一部省略拡大断面図である。 図3におけるV−V線一部省略拡大断面図である。
以下に、本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5において10は封筒を示し、該封筒10は、主として表側用紙11と、その底部から折り返されて構成される裏側用紙12と、表側用紙11から上方に延設された封緘片であるフラップ13とから構成される。封筒10の両側部は、表側用紙11の側部から裏側用紙12側へ折り返されて構成される糊代片14に裏側用紙12が接着されて閉塞される。なお、封筒の構成はこれに限られるものではない。
20は、図2に示すように、裏側用紙12の底部の両側部近傍、すなわち底部の隅角部に形成された凸部であり、該凸部20はエンボス加工により複数個形成されている。
当該封筒10は、図3に示すフラップ13を閉じた状態において、図4に示すように、封筒上部の隅角部である領域Aは、表側用紙11と糊代片14と裏側用紙12とフラップ13との封筒を構成する用紙の4枚重ねとなっている。一方、封筒底部の隅角部である領域Bは、表側用紙11と糊代片14と裏側用紙12との封筒を構成する用紙の3枚重ねとなっている。したがって、領域Aと領域Bとは用紙1枚分の厚みの差が生じている。この厚みの差を小さくするために領域Bにおいて凸部20が形成されている。
凸部20の高さは、用紙1枚の厚みの0.7倍に設計している。当該封筒10を構成する用紙の厚みは0.1mmであり、したがって、凸部20の高さは0.07mmとなる。この場合において、450枚の封筒を積み重ねると前記の領域Aの個所における総厚みは、450枚×4層×0.1mmとなり180mmとなる。一方、領域Bの個所における総厚みは、450枚×3層×0.1mm+450枚×0.1mm×0.7倍となり166.5mmとなる。したがって、450枚の封筒を積み重ねた状態の領域Aと領域Bとの高低差は13.5mmとなり、上記の実験により得られたスムーズに給紙される限界値の約30mmの高低差以下となる。
なお、凸部の高さを用紙1枚の厚みの0.33倍にした場合には、用紙1枚の厚みを0.1mmとすれば、前記の領域Bの個所における総厚みは、450枚×3層×0.1mm+450枚×0.1mm×0.33倍となり149.85mmとなる。この場合には、450枚の封筒を積み重ねた状態の領域Aと領域Bとの高低差は30.15mmとなり、上記の実験により得られたスムーズに給紙される限界値の約30mmの高低差とほぼ同じになる。
また、凸部の高さを用紙1枚の厚みの1.00倍にした場合には、用紙1枚の厚みを0.1mmとすれば、前記の領域Bの個所における総厚みは、450枚×3層×0.1mm+450枚×0.1mm×1.00倍となり180mmとなる。この場合には、450枚の封筒を積み重ねた状態の領域Aと領域Bとは同一高さとなり、水平状態となってスムーズに給紙されることになるので好ましい。
また、本実施例においては、封筒10の長辺部となる裏側用紙12における底部において、左右の隅角部の厚みと長辺部の厚みとの差があるため、この長辺部にも凸部21を設けて、左右の隅角部の厚みと長辺部の厚みとの差が小さくなるように構成している。このように構成すると、封筒を積み重ねた場合に封筒の長辺部の沈み込みが小さくなるので、左右の隅角部に約30mmの高低差があったとしても、左右の隅角部と長辺部との高低差が小さくなるので、より一層スムーズに給紙されることになる。
なお、本実施例に係る封筒は、封筒の展開状態の形状を、封筒を構成する用紙となる原紙から切断すると共に高さ調整が必要な個所にエンボス加工により凸部を形成し、糊代部を貼着して封筒が完成する。
凸部20、21の配置及び個数は、上記の実施例に限られるものではなく、封筒の構成により適宜変化するものであり、少なくとも厚みが小さい個所に凸部20、21を形成して封筒全体の厚みをできるだけ均一又は均一に近くなるように構成する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10・・封筒
11・・表側用紙
12・・裏側用紙
13・・フラップ
14・・糊代片
20・・隅角部の凸部
21・・長辺部の凸部
A・・・封筒上部の隅角部の領域
B・・・封筒底部の隅角部の領域

Claims (5)

  1. 角形封筒において、少なくとも四隅における各隅角部の厚みの差が小さくなるように構成した
    ことを特徴とする厚みを調整した封筒。
  2. 四隅の隅角部において、封筒を構成する用紙の積層枚数が少ない隅角部における最外部の用紙に凸部を形成することにより、四隅における各隅角部の厚みの差が小さくなるように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の厚みを調整した封筒。
  3. 四隅における各隅角部の厚みと角形封筒における長辺部の厚みとに差がある場合に、その差が小さくなるように、長辺部の適宜個所に凸部を形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の厚みを調整した封筒。
  4. 凸部の高さは、封筒を構成する用紙1枚の厚みの0.33〜1.00倍である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の厚みを調整した封筒。
  5. 凸部の高さは、封筒を構成する用紙1枚の厚みの0.67〜1.00倍である
    ことを特徴とする請求項4に記載の厚みを調整した封筒。
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