JP2016087274A5 - - Google Patents

Description

前記課題を達成するため、本発明の一態様は、患部の撮影画像を用いて病変を診断するための診断装置であって、前記撮影画像を処理する処理部を備え、前記処理部が、診断の対象として選択された部位を抽出する抽出手段を備え、前記抽出手段が、前記部位の候補を前記撮影画像の輝度成分により抽出する第１の抽出手段、及び前記部位のそれらしさを前記撮影画像の前記輝度成分と色情報成分とから構成される色空間により抽出される第２の抽出手段の少なくとも１つを含むことを特徴とする診断装置を提供するものである。

Claims (14)

1. 患部の撮影画像を用いて病変を診断するための診断装置であって、
   前記撮影画像を処理する処理部を備え、
   前記処理部が、
   診断の対象として選択された部位を抽出する抽出手段を備え、
   前記抽出手段が、
   前記部位の候補を前記撮影画像の輝度成分により抽出する第１の抽出手段、及び前記部位のそれらしさを前記撮影画像の前記輝度成分と色情報成分とから構成される色空間により抽出される第２の抽出手段の少なくとも１つを含むことを特徴とする診断装置。
2. 前記第１の抽出手段がモルフォロジー処理を用いることを特徴とする請求項１に記載の診断装置。
3. 前記モルフォロジー処理がボトムハット処理であることを特徴とする請求項２に記載の診断装置。
4. 前記部位の抽出された結果を単独、又は背景画像と合成して生成する生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の診断装置。
5. 前記背景画像が、前記撮影画像及び前記撮影画像のグレー変換画像の少なくとも１つであることを特徴とする請求項４に記載の診断装置。
6. 前記第２の抽出手段が色空間の赤系の色相方向に応じた色情報成分を用いて抽出することを特徴とする請求項１に記載の診断装置。
7. 前記第２の抽出手段が、色空間の赤系の色相方向と、青系の色相方向で構成される平面座標を、前記赤系の色相方向軸の特定の点を中心に反時計まわりに所定角回転させ、前記特定の点の大きさに前記輝度成分で制限をかけて前記部位のそれらしさを示す尤度を算出し、前記算出された尤度を、前記輝度成分の画像にボトムハット処理を施して得られる輝度画像に乗算して前記選択された部位を強調して抽出することを特徴とする請求項１に記載の診断装置。
8. 前記色空間がＣＩＥＬａｂ色空間であることを特徴とする請求項６又は７に記載の診断装置。
9. 前記部位のそれらしさは、血管らしさであることを特徴とする請求項１に記載の診断装置。
10. 前記撮影画像を記憶する画像記憶部と、前記撮影画像を輝度成分と色情報成分に分離する分離手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の診断装置。
11. 患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置における画像処理方法であって、
    記憶された前記撮影画像を輝度成分と色情報成分に分離するステップと、
    診断の対象として選択された部位を前記輝度成分又は前記色情報成分により抽出するステップと、を備え、
    前記抽出ステップが、前記部位の候補を前記輝度成分により抽出すること、及び前記部位のそれらしさを前記輝度成分と前記色情報成分とから構成される色空間により抽出することの少なくとも１つを含むことを特徴とする画像処理方法。
12. 患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置における画像処理方法であって、
    前記撮影画像をＣＩＥＬａｂ色空間に変換し、Ｌ画像から診断の対象として選択された部位である血管候補を抽出し、Ｌａｂ画像から血管らしさを示す尤度を抽出し、Ｌ軸のボトムハット処理をして得られる輝度画像に前記尤度を乗じて血管抽出を行うことを特徴とする画像処理方法。
13. 前記血管らしさを示す尤度は、前記Ｌａｂ画像のａ軸の値の大きさに所望の範囲の値を乗じたものであることを特徴とする請求項１２に記載の画像処理方法。
14. 患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置における画像処理のプログラムであって、
    コンピュータに、
    記憶された前記撮影画像を輝度成分と色情報成分に分離する分離機能と、
    診断の対象として選択された部位を前記輝度成分又は前記色情報成分により抽出する抽出機能と、を実行させ、
    前記抽出機能が、前記部位の候補を前記輝度成分により抽出する機能、及び前記部位のそれらしさを前記輝度成分と前記色情報成分とから構成される色空間により抽出する機能の少なくとも１つを含むことを特徴とするプログラム。