JP2016086224A - コンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法、コンテンツ出力装置、コンテンツ出力方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

コンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法、コンテンツ出力装置、コンテンツ出力方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】テレビ放送番組の視聴等を妨げることなく、ユーザに情報コンテンツを提供できる機会を確保する。【解決手段】テレビジョン装置10の電源オフ操作が行われると、テレビジョン装置10は電源オフ通知をHDDレコーダ20に出力する。HDDレコーダ20は電源オフ通知を取得すると、電源オン制御信号、HDDレコーダ20に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号、及びコンテンツをテレビジョン装置10に出力する。その結果、テレビジョン装置10には、ユーザの電源オフ操作に連動して、HDDレコーダ20が出力したコンテンツが表示される。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザによる電源オフ操作に連動させて様々な情報(コンテンツ)をユーザに提示できるようにしたコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法、コンテンツ出力装置、コンテンツ出力方法、及びコンピュータプログラムに関する。
従来、テレビジョン装置のような表示装置は外部機器接続用の接続部(接続端子等)を具備しており、この接続部に外部装置を接続することで、外部装置が出力する様々なコンテンツを表示できるようにしている。外部装置の例としては、録画及び再生の両方の機能を具備する録画再生装置(例えばBDレコーダ、DVDレコーダ、HDDレコーダ等)、再生機能のみを有する再生装置(例えば、DVDプレーヤ等)、ケーブルテレビ用装置(例えば、CATV用セットトップボックス等)、ネットワーク用装置(例えば、ネットワーク用セットトップボックス等)などがある。
なお、下記の特許文献1では、電源オン時に所定時間だけ、テレビ放送に代わって、特定番組のチャンネルをテレビ放送受信端末装置で表示させる内容が説明されている。
特開2006−14259号公報
テレビジョン装置のような表示装置は、情報コンテンツを視覚的にユーザへ伝えることができるため、ユーザの日常的な生活に深く関わっており、そのテレビジョン装置で個々のユーザに関連する各種情報コンテンツを提供できるようにすれば、ユーザの日常生活の様々な事柄に役立てられることが想定できる。しかし、例えば、テレビジョン装置の場合、ユーザはテレビジョン放送の番組を視聴したいために、テレビジョン装置の電源オン操作を行うので、電源のオン操作に連動して、テレビジョン放送の番組以外のコンテンツを表示させると、却ってユーザの意向に反することになる。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、テレビジョン装置等に対する電源オフ操作に連動してコンテンツを表示させるようにすることで、様々な情報をユーザに提示する機会を確保してユーザの日常生活に役立つ情報を伝えられるようにしたコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法、コンテンツ出力装置、コンテンツ出力方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るコンテンツ表示システムは、表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムにおいて、前記表示装置は、ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を前記コンテンツ出力装置へ出力すると共に、スタンバイ状態に移行するようにしてあり、前記コンテンツ出力装置は、前記表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、前記表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを前記表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備え、前記表示装置は更に、前記コンテンツ出力装置からの電源オン制御信号を取得した場合、取得した電源オン制御信号に基づき、電源オン状態に移行する手段を備え、前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムにおいて、前記コンテンツ出力装置は、ユーザによる電源オフ操作を受け付けると、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を前記コンテンツ出力装置の操作取得部で取得するようにしてあり、前記操作取得部で電源オフ通知を取得した場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを前記表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備え、前記表示装置は、前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記表示装置が、複数の表示ソースを切り替え可能にしており、前記コンテンツ出力装置は、電源オフ通知を取得した場合、前記コンテンツ出力装置に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号を前記表示装置へ出力する手段を備え、前記表示装置は、前記コンテンツ出力装置からの切替制御信号を取得した場合、前記コンテンツ出力装置に応じた表示ソースに切り替える処理を行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、コンテンツ出力条件を記憶しており、電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した状態が前記コンテンツ出力条件に合致するか否かを判断する条件判断手段を備え、前記条件判断手段が前記コンテンツ出力条件に合致すると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、電源オフ通知を取得した場合、取得した電源オフ通知が、1日における1回目の電源オフ通知であるか否かを判断する1回目判断手段を備え、前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知であると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知でないと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、前記表示装置は、前記操作受付部を含むコンテンツを表示して前記操作受付部でユーザ操作を受け付けた場合、ユーザ操作の受け付けを通知するユーザ操作通知を前記コンテンツ出力装置へ出力する手段を備え、前記コンテンツ出力装置は、前記表示装置からのユーザ操作通知を取得した場合、取得したユーザ操作通知を記憶するようにしてあり、電源オフ通知を取得した場合、ユーザ操作通知の記憶の有無を判断する通知判断手段を備え、前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が無いと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が有ると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した時間が基準時間帯に含まれるか否かの比較を行う比較手段を備え、前記対比手段の比較結果に応じて、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合で電源オフ通知を取得したとき、前記表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段を備え、前記表示装置は、前記コンテンツ出力装置からのスタンバイ制御信号を取得した場合、取得したスタンバイ制御信号に基づき、スタンバイ状態に移行する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合、計時する手段と、計時した時間が基準時間を超過したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が基準時間を超過したと判断した場合、前記表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段とを備え、前記表示装置は、前記コンテンツ出力装置からのスタンバイ制御信号を取得した場合、取得したスタンバイ制御信号に基づき、スタンバイ状態に移行する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、前記オフ時処理手段が、ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、前記表示装置は、前記操作受付部を含むコンテンツを表示して前記操作受付部でユーザ操作を受け付けた場合、ユーザ操作の受け付けを通知するユーザ操作通知を前記コンテンツ出力装置へ出力する手段を備え、前記コンテンツ出力装置は、前記表示装置からのユーザ操作通知を取得した場合、前記表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段を備え、前記表示装置は、前記コンテンツ出力装置からのスタンバイ制御信号を取得した場合、取得したスタンバイ制御信号に基づき、スタンバイ状態に移行する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示システムは、前記コンテンツ出力装置が、外部から情報を取得する情報取得手段を備え、前記情報取得手段が取得した情報に基づいたコンテンツを出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示方法は、表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムでコンテンツを表示するコンテンツ表示方法において、前記表示装置は、ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を前記コンテンツ出力装置へ出力すると共に、スタンバイ状態に移行するステップを備え、前記コンテンツ出力装置は、前記表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、前記表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを前記表示装置へ出力するステップを備え、前記表示装置は更に、前記コンテンツ出力装置からの電源オン制御信号を取得した場合、取得した電源オン制御信号に基づき、電源オン状態に移行するステップと、前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ表示方法は、表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムでコンテンツを表示するコンテンツ表示方法において、前記コンテンツ出力装置は、ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを前記表示装置へ出力するステップを備え、前記表示装置は、前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するステップを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ出力装置は、表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置において、外部の表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、外部の表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ出力装置は、表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置において、ユーザによる電源オフ操作を受け付けると、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を操作取得部で取得するようにしてあり、前記操作取得部で電源オフ通知を取得した場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ出力装置は、外部の表示装置は複数の表示ソースの切り替えが可能であり、電源オフ通知を取得した場合、自身に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号を外部の表示装置へ出力する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ出力装置は、コンテンツ出力条件を記憶しており、電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した状態が前記コンテンツ出力条件に合致するか否かを判断する条件判断手段を備え、前記条件判断手段が前記コンテンツ出力条件に合致すると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ出力装置は、電源オフ通知を取得した場合、取得した電源オフ通知が、1日における1回目の電源オフ通知であるか否かを判断する1回目判断手段を備え、前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知であると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知でないと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ出力装置は、電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した時間が基準時間帯に含まれるか否かの比較を行う比較手段を備え、前記対比手段の比較結果に応じて、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ出力装置は、ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、前記操作受付部でのユーザ操作の受け付けに基づくユーザ操作通知を外部の表示装置から取得した場合、取得したユーザ操作通知を記憶するようにしてあり、電源オフ通知を取得した場合、ユーザ操作通知の記憶の有無を判断する通知判断手段を備え、前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が無いと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が有ると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ出力装置は、前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合で電源オフ通知を取得したとき、外部の表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を外部の表示装置へ出力する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ出力装置は、前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合、計時する手段と、計時した時間が基準時間を超過したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が基準時間を超過したと判断した場合、外部の表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ出力装置は、前記オフ時処理手段が、ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、前記操作受付部でのユーザ操作の受け付けに基づくユーザ操作通知を外部の表示装置から取得した場合、外部の表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を外部の表示装置へ出力する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ出力装置は、外部から情報を取得する情報取得手段を備え、前記情報取得手段が取得した情報に基づいたコンテンツを出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ出力方法は、表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置がコンテンツを出力するコンテンツ出力方法において、前記コンテンツ出力装置は、外部の表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、外部の表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテンツ出力方法は、表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置がコンテンツを出力するコンテンツ出力方法において、前記コンテンツ出力装置は、ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンピュータに、コンテンツの出力処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータに、外部の表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、外部の表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを実行させることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンピュータに、コンテンツの出力処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータに、ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、コンテンツの出力を行うコンテンツ出力装置を接続した表示装置がユーザより電源オフ操作を受け付けると、コンテンツ出力装置が電源オフ通知を表示装置より取得するようにしている。そして、コンテンツ出力装置が、電源オフ通知を取得すると、電源オン制御信号及びコンテンツを表示装置へ出力する。その結果、表示装置に対してユーザにより電源オフ操作が行われても、表示装置はコンテンツ出力装置の制御により電源オン状態に移行させられて、コンテンツ出力装置が出力するコンテンツを表示装置が表示するので、表示装置に対する電源オフの操作に連動してコンテンツを表示できるようになる。なお、表示するコンテンツの例としては、ユーザの予定、天気予報、家屋内の電気機器に作動状況に関する注意など、ユーザの生活に関連した情報を提供することが想定される。
本発明にあっては、コンテンツの出力を行うコンテンツ出力装置が表示装置に接続されており、コンテンツ出力装置がユーザより電源オフ操作を受け付けた場合、スタンバイ状態になるのではなく、コンテンツを表示装置へ出力するので、コンテンツ出力装置に対してユーザにより電源オフ操作が行われても、表示装置ではコンテンツが表示されるようになる。よって、ユーザの電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツを表示できるようになり、ユーザの生活に関連した各種情報等をユーザに提示する機会を確保できる。
本発明にあっては、表示装置が複数の表示ソースを切り替え可能していても、コンテンツ出力装置は、自身に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号を表示装置に出力するので、表示装置の表示ソースを、コンテンツ出力装置に応じた表示ソースに設定できるようになり、ユーザによる電源オフの操作が行われた場合、確実にコンテンツを表示できるようになる。
本発明にあっては、コンテンツ出力装置が記憶するコンテンツ出力条件に電源オフ通知を取得した状態が合致する場合、表示装置にコンテンツを表示させるので、やみくもにコンテンツが表示されることが無くなり、節度あるコンテンツの提示をユーザに行って、ユーザがコンテンツを見るように仕向けることができる。
本発明にあっては、1日における1回目の電源オフ操作に対して表示装置でコンテンツを表示するので、毎回の電源オフ操作ごとにコンテンツが表示されることもなくなり、表示されるコンテンツの希少性を高めてコンテンツに対するユーザの関心を引き付けやすくなる。
本発明にあっては、ユーザによる電源オフの操作に応じた時間が基準時間帯に含まれるか否かの比較結果により、表示装置にコンテンツを表示するようにしたので、時間帯によってコンテンツの表示を行うかをコントロールできるようになる。例えば、朝の時間帯にのみコンテンツを表示するようにした場合は、朝に関連するコンテンツをユーザに提示して夜の時間帯はコンテンツの表示を控えるような仕様に設定することができ、また、このような例とは逆に、朝の時間帯はコンテンツの表示を控えて夜の時間帯は夜間に関連したコンテンツをユーザに提示するような仕様にすることも可能となる。
本発明にあっては、表示装置で表示するコンテンツに操作受付部を含ませて、その操作受付部をユーザが選択すると、表示装置がユーザ操作通知を出力し、コンテンツ出力装置は、表示装置から出力されたユーザ操作通知を取得すれば、それを記憶し、ユーザ操作通知を記憶してれば、電源オフ操作に連動して表示装置でコンテンツを表示させないので、コンテンツの中の操作受付部に対する操作をユーザが一旦行えば、その後は電源オフ時にコンテンツが表示されないようにして、必要以上にコンテンツが表示されることを防止できる。このような操作受付部は、ユーザがコンテンツの内容を確認したときに選択されるような意味合いにすることが好ましく、それにより、ユーザが内容を確認すれば、それ以上、同じ内容のコンテンツを表示しないという仕様をユーザに提供できるようになる。また、表示するコンテンツの内容が変わる場合、又は1日が経過した場合などには、記憶していたユーザ操作通知を消去してリセットする仕様にすることも可能である。
本発明にあっては、電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツを表示した場合で、さらにユーザの電源オフ操作があったときは、コンテンツ出力装置はスタンバイ制御信号を表示装置に出力して表示装置をスタンバイ状態に移行させる。そのため、二回目の電源オフ操作で表示装置を電源オフ操作によるスタンバイ状態にできるので、最初の電源オフ操作に連動して表示されたコンテンツを終了できると共に、表示装置の電源オン状態が続くことを防止できる。
本発明にあっては、電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツを表示した場合に計時を行い、計時した時間が基準時間を超過すれば、コンテンツ出力装置はスタンバイ制御信号を表示装置に出力して表示装置をスタンバイ状態に移行させる。そのため電源オフ操作を行った場合、一定の時間が経過すると、表示装置は自動でスタンバイ状態に移行してコンテンツの表示も終了するようになる。
本発明にあっては、電源オフ操作に連動して表示するコンテンツに操作受付部を含ませて、その操作受付部をユーザが選択すると、表示装置がユーザ操作通知を出力し、コンテンツ出力装置は、表示装置から出力されたユーザ操作通知を取得すれば、スタンバイ制御信号を表示装置に出力するので、表示装置はスタンバイ制御信号に従ってスタンバイ状態に移行するようになる。そのため操作受付部に対する操作をユーザが行えば、最初の電源オフ操作に連動して表示されたコンテンツを終了できると共に、表示装置の電源オン状態が続くことを防止できる。
本発明にあっては、コンテンツ出力装置は、外部から情報を取得して、その取得した情報に基づいたコンテンツを出力するので、電源オフ操作に連動して多様なコンテンツをユーザに提示できるようになる。コンテンツ出力装置の情報の取得先の外部としては、家庭内のネットワークに接続されるホームサーバ、又は広域のネットワーク(インターネット等)に接続される各種ウェブサーバ等が想定される。
本発明にあっては、表示装置に対してユーザにより電源オフ操作が行われても、表示装置はコンテンツ出力装置の制御により電源オン状態に移行させられて、コンテンツ出力装置が出力するコンテンツを表示するので、ユーザの電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツを表示でき、様々な情報をユーザに提示できる機会を確保できる。
また、本発明にあっては、表示装置に接続されるコンテンツ出力装置に対してユーザにより電源オフ操作が行われても、コンテンツ出力装置が出力するコンテンツを表示装置が表示するので、この場合もユーザの電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツを表示できる。
本発明にあっては、表示装置が複数の表示ソースを切り替え可能していても、コンテンツ出力装置は、自身に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号を表示装置に出力するので、コンテンツ出力装置が出力するコンテンツを確実に表示装置で表示できる。
本発明にあっては、コンテンツ出力装置が記憶するコンテンツ出力条件に電源オフ通知を取得した状態が合致する場合に限り、表示装置にコンテンツを表示させるので、やみくもに電源オフ操作に連動してコンテンツが表示されることを防止できる。
本発明にあっては、1日における1回目の電源オフ操作に対して表示装置でコンテンツを表示するので、毎回の電源オフ操作ごとにコンテンツが表示されることもなくなり、表示されるコンテンツの希少性を高めてユーザの関心を引き付けられる。
本発明にあっては、ユーザによる電源オフの操作に応じた時間が基準時間帯に含まれるか否かの比較結果により、表示装置にコンテンツを表示するので、時間帯によってコンテンツの表示を行うかをコントロールできる。
本発明にあっては、表示装置で表示するコンテンツに操作受付部を含ませて、その操作受付部をユーザが選択すると、その後は、電源オフ操作に連動して表示装置でコンテンツを表示させないようにできるので、ユーザの操作受付部の選択操作に応じて、電源オフ操作によるコンテンツ表示の有無を切り替えられる。
本発明にあっては、電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツを表示した場合で、さらにユーザが電源オフ操作を行えば、最初の電源オフ操作に連動して表示されたコンテンツを終了できると共に、表示装置の電源オン状態が続くことを防止でき、表示装置で電力を無駄に消費することも防止できる。
また、本発明にあっては、電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツを表示した場合に計時を行い、計時した時間が基準時間を超過すれば、表示装置をスタンバイ状態に移行させるので、電源オフ操作に連動したコンテンツの表示を一定の時間に留めることができると共に、一定の時間の経過後に表示装置もスタンバイ状態に移行して、電力を無駄に消費することを防止できる。
さらに、本発明にあっては、電源オフ操作に連動して表示するコンテンツに操作受付部を含ませて、その操作受付部をユーザが選択すれば、表示装置をスタンバイ状態に移行させるので、電源オフ操作に連動したコンテンツの表示を選択操作部のユーザ操作により終了できると共に、表示装置もスタンバイ状態に移行して、無駄な電力消費を防止できる。
本発明にあっては、コンテンツ出力装置は、外部から情報を取得して、その取得した情報に基づいたコンテンツを出力するので、電源オフ操作に連動して多様なコンテンツをユーザに提示できる。
本発明の第1実施形態に係るコンテンツ表示システムの全体的な概要を示す概略図である。 テレビジョン装置の電源オフ操作が行われた場合、状態の遷移の例を示す概略図である。 テレビジョン装置の主要な内部構成を示すブロック図である。 リモコン装置の概要を示す概略図である。 表示ソース切替メニューの概要を示す概略図である。 HDDレコーダの主要な内部構成等を示すブロック図である。 (a)〜(d)はコンテンツ画面の例を示す概略図である。 コンテンツ表示方法及びコンテンツ出力方法の処理手順を示す第1フローチャートである。 コンテンツ表示方法及びコンテンツ出力方法の処理手順を示す第2フローチャートである。 (a)〜(c)は表示条件の判断に係る具体例を示すフローチャートの一部である。 表示終了条件の判断等に係るコンテンツ表示方法及びコンテンツ出力方法の処理手順を示す第3フローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ表示方法及びコンテンツ出力方法の処理手順を示す第4フローチャートである。 第2実施形態における表示終了条件の判断等に係るコンテンツ表示方法及びコンテンツ出力方法の処理手順を示す第5フローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るコンテンツ表示システムの全体的な概要を示す概略図である。 (a)〜(d)は第2実施形態に係るコンテンツ画面の例を示す概略図である。 第3実施形態に係る変形例のコンテンツ表示システムの全体的な概要を示す概略図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ表示システム1を示している。第1実施形態のコンテンツ表示システム1は、表示装置に相当するテレビジョン装置10にコンテンツ出力装置に相当するハードディスクプレーヤ20(以降、HDDレコーダ20と称す)を接続したものである。テレビジョン装置10は、装置筐体の前面に表示画面10a及びスピーカー10bを設けると共に、装置筐体に設けた操作部16に加えてリモコン装置19でもユーザが種々の操作を行えるようになっている。第1実施形態では、テレビジョン装置10の操作部16又はリモコン装置19での電源オフ操作に連動して、HDDレコーダ20から出力されるコンテンツを表示するようにしたことが特徴になっている。
図2は、本発明の特徴的な機能により、テレビジョン装置10に対する電源オフ操作に連動して、表示画面10aの内容が遷移していく状況を示す。最初、テレビジョン装置10は電源オン状態であり、テレビ放送番組の画像を表示画面10aで表示しており(図2中、(1)に示す状態)、この状態で、ユーザが電源オフ操作を行うと、図2中、(2)に示すスタンバイ状態に移行し、表示画面10aで表示していたテレビ放送番組の画像が消えた状態となる。この状態から本発明では、図2中、(3)に示す状態に移行し、HDDレコーダ20の制御により、テレビジョン装置10は電源オン状態に移行して、HDDレコーダ20から出力されたコンテンツに応じたコンテンツ画面50(忘れ物注意という情報コンテンツを示す内容)を表示画面10aに表示する。この状態で再度、ユーザが電源オフ操作を行うと、図2中、(4)に示すように、スタンバイ状態となり、表示していたコンテンツ画面は消去される。
本発明における電源オン状態とは、テレビジョン装置10に給電が行われて、テレビジョン装置10が具備する各機能を作動させられる状態を意味し、装置本体の操作部16又はリモコン装置19で電源オン操作を受け付けることで、テレビジョン装置10は電源オン状態になる。また、スタンバイ状態とは、上述した電源オン状態で、装置本体の操作部16又はリモコン装置19で電源オフ操作を受け付けることで、テレビジョン装置10において操作部16又はリモコン装置19の電源オン操作の受け付けに関連する部分だけが少なくとも起動し、他の部分は起動していない状態(装置全体へ給電されていない待機状態)を意味する。なお、本発明における電源オフ状態とは、テレビジョン装置10の電源コードを給電用のコンセント(電源100V)から抜いた場合のように、テレビジョン装置10へ全く給電が行われていない状態を意味するものとする。
図3は、テレビジョン装置10の主要な内部構成を示している。テレビジョン装置10は、前処理部11、表示処理部12、赤外線処理部13、制御部14、メモリ15、操作部16、第1接続部17a(外部接続部に相当)、第2接続部17b、第3接続部17c、無線接続部17d、有線通信接続部17e、無線通信接続部17f、表示出力処理部18a、及び音声出力処理部18b等を内部接続線Lで接続した構成になっている。また、これらの各部11等は、内部接続線Lを通じて制御部14と信号の送受を行っており、各部11等は現在の処理状況等を示す信号を制御部14へ伝えると共に、制御部14は各部11等から伝えられた処理状況等により現在の処理状況を把握し、把握した状況に応じて次に行う処理を制御するための制御信号を各部11等へ送っている。以下、テレビジョン装置10の各部を説明していく。
前処理部11は、チューナ部、A/D変換部、直交検波部、FFT部、及び復調部を含み、アンテナで取得(受信)されたRF信号(デジタル放送信号)が入力されており、この入力信号に対し所定の処理を行ってトランスポートストリーム(TS)を復調し、次の処理を行う表示処理部12へ伝送する。なお、このような前処理部11は、デジタル放送信号を扱うので、各放送局が配信するコンテンツをデジタル放送信号という形式で取得する表示ソースの一つに該当する。
表示処理部12は、前処理部11で復調されたトランスポートストリームに対して、デコード処理を行い、映像、音声、その他データに分離し、分離した映像ストリームに対しては映像デコード処理を行って表示出力処理部18aへ出力すると共に、分離した音声ストリームに対しては音声デコード処理を行って音声出力処理部18bへ出力する。また、表示処理部12は、第1接続部17a、第2接続部17b、第3接続部17c、無線接続部17d、有線通信接続部17e、及び無線通信接続部17fから取得したコンテンツに対しても映像(画像)、音声、その他データに分離して表示出力処理部18a及び音声出力処理部18bへ出力する処理を行っており、上述した複数の表示処理の対象(表示ソース)を、制御部14の指示に従って適宜切り替える処理を行う(表示ソースの切替手段として機能する)。
表示出力処理部18aは、画像表示に必要な所定の処理を行って画像信号を生成し、生成した画像信号を表示画面10aへ出力する。また、音声出力処理部18bは、増幅等の音声出力に必要な所定の処理を行って音声信号を生成し、生成した音声信号をスピーカー10bへ出力して、スピーカー10cから各種音声を出力する。上記のような処理を経ることで、表示処理部12の処理対象の表示ソースが前処理部11のチューナ部で受信したデジタル放送信号(コンテンツ)になっていれば、表示画面10aには、テレビジョン放送の番組画像等のコンテンツが表示されることになり、処理対象の表示ソースが第1接続部17a、第2接続部17b、第3接続部17c、無線接続部17d、有線通信接続部17e、及び無線通信接続部17fのいずれかで取得した外部からのコンテンツ信号(コンテンツ)になっていれば、テレビジョン装置10の外部から取得したソースに応じた画像(コンテンツ)が表示画面10aに表示される。
また、テレビジョン装置10におけるユーザとのインタフェース系に関する部分として、操作部16及び赤外線処理部13がある。操作部16は、テレビジョン装置10の装置筐体に設けられたユーザインタフェースであり、電源オン操作又は電源オフ操作の受け付けを行う電源スイッチ16aの他に、音量切替ボタン、チャンネル切替ボタン、ソース切替ボタン、上下キー、決定キー等を設けており、ユーザにより操作された内容は制御部14へ伝えられる。なお、電源スイッチ16aは、テレビジョン装置10がスタンバイ状態でユーザにより操作(例えば、スイッチの押圧操作)が行われると、電源オン操作を受け付けたことになり、また、テレビジョン装置10が電源オン状態でユーザにより操作が行われると、電源オフ操作を受け付けたことになる。
赤外線処理部13は、周知の赤外線規格(例えば、IrDA系の各規格)に応じた通信処理(信号・データの送受処理)を行うものであり、基本的には、ユーザからの操作を受け付けるリモコン装置19から発せられる操作信号を含む赤外線信号を受光して、制御部14へ伝える処理を行う。
図4は、上述した赤外線処理部13に赤外線を発するリモコン装置19を示している。リモコン装置19は、先端側にテレビジョン装置10の電源オン操作又は電源オフ操作の受け付けを行う電源スイッチ19aを有し、計12個のボタンからなる数字ボタン19i、上下左右キー、決定ボタン19g、音量調整キー、チャンネル切替キー、ソース切替ボタン19f、戻るボタン、終了ボタン19h、メニューボタンに加えて、計4個のカラーボタン(青ボタン19b、赤ボタン19c、緑ボタン19d、黄ボタン19e)を有している。これらの各ボタン、スイッチでユーザからの操作を受け付けると、操作を受け付けた内容を示す赤外線信号(例えば、電源スイッチ19aが操作された旨を通知する操作通知信号)がリモコン装置19より発せられる。なお、電源スイッチ19aにおける電源オン操作又は電源オフ操作の受け付け状況は、上述した装置筐体の操作部16に設けられた電源スイッチ16aの場合と同様であり、電源スイッチ19aも、テレビジョン装置10がスタンバイ状態でユーザにより操作が行われると、電源オン操作を受け付けたことになり、また、テレビジョン装置10が電源オン状態でユーザにより操作が行われると、電源オフ操作を受け付けたことになる。
図3に戻り、テレビジョン装置10の内部構成に関する説明を続ける。テレビジョン装置10は、外部機器が接続可能な複数の入力系統を有し、これらの入力系統として、第1接続部17a、第2接続部17b、第3接続部17c、無線接続部17d、有線通信接続部17e、及び無線通信接続部17fを具備する。
第1接続部17aは映像・音声・制御信号等をデジタル信号で伝送する通信インタフェースの標準規格であるHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface 高精度マルチメディアインターフェイス)系の規格に応じた仕様の接続端子を有し、本実施形態では、接続ケーブルC1を通じてHDDレコーダ20が接続される。第2接続部17bは、様々な周辺機器をシリアル接続するためのシリアルバス規格の1つであるUSB(Universal Serial Bus ユニバーサル・シリアル・バス)規格に応じた仕様の接続端子を有する。第3接続部17cは、IEEE1394系の規格に応じた接続端子を有し、この第3接続部17cにはi.LINK(登録商標)、DV端子等が該当する。
無線接続部17dは無線で様々な周辺機器と接続を行うものであり、本実施形態ではブルートゥース(Bluetooth (登録商標))規格に応じたものを用いている。有線通信接続部17eはネットワークを介して有線通信を行うものであり、本実施形態ではイーサネット(登録商標)に応じた有線LAN用の接続端子を有したものになっている。無線通信接続部17fは無線通信用の通信部であり、本実施形態ではIEEE802.11系の規格(無線LAN)に応じた無線通信を行うものになっている。
一方、制御部14は、テレビジョン装置10が具備する各種機能を実行する際に中心的な役割を担うものであり、メモリ15に記憶された基本プログラムP1に規定される様々な処理内容に基づき、各種処理(テレビ放送受信処理、OSD表示処理、表示ソース切替処理、出力処理、通信処理、電源オン/オフ制御処理等)を行う。また、メモリ15は、上述した基本プログラムP1の他に、OSD表示テーブルT1等を記憶している。OSD表示テーブルT1は、OSD表示するメニュー画面等に応じた表示画面データを各種格納したものである。
図5は、OSD表示テーブルT1に格納される複数の表示画面データの中で一つに応じた表示ソース切替メニュー画面31をテレビジョン装置10の表示画面10aに表示した状態を示している。この表示ソース切替メニュー画面31は、表示画面10aに表示すべき表示ソースをユーザが選択できるようにするためのメニュー画面であり、リモコン装置19のソース切替ボタン19fが押される操作がなされることで、制御部14の制御により、OSD表示テーブルT1から読み出されて、表示画面10aへ出力されることになる。表示ソース切替メニュー画面31は、複数の第1選択欄31a〜第7選択欄31gを有すると共に、それらの各選択欄31a〜31gのいずれか一つを選択できるようにカーソル32を有する。カーソル32は、操作部16又はリモコン装置19の上下キーの操作で移動可能になっており、操作部16又はリモコン装置19の決定キーを押す操作を行うことで、カーソル32の位置する選択欄が選択される。
なお、第1選択欄31aは前処理部11のチューナ部で受信されたテレビジョン放送を表示ソースとして選択するためのものであり、以下、第2選択欄31bは、第1接続部17a(HDMI(登録商標)系)からの入力を表示ソースとして選択するためのものであり、第3選択欄31cは、第2接続部17b(USB)からの入力を表示ソースとして選択するためのものであり、第4選択欄31dは、第3接続部17c(IEEE1394)からの入力を表示ソースとして選択するためのものであり、第5選択欄31eは、無線接続部17d(ブルートゥース)からの入力を表示ソースとして選択するためのものであり、第6選択欄31fは、有線通信接続部17e(有線LAN)からの入力を表示ソースとして選択するためのものであり、第7選択欄31gは、無線通信接続部17f(無線LAN)からの入力を表示ソースとして選択するためのものである。
また、メモリ15に記憶される基本プログラムP1は、テレビジョン装置10のファームウェア及びシステムプログラム等に相当するものであり、テレビジョン装置10がテレビジョン装置としての各種機能(テレビジョンを視聴するための各種機能、通信機能等)を働かせるために必要な制御部14の各種処理を規定したものであり、制御部14は基本プログラムP1の規定に従い、ユーザの操作内容又は自動により各種制御に応じた処理を行う(後述の各種処理参照)。
制御部14は、まず基本的な処理として、テレビジョン装置10の給電状態を認識している。テレビジョン装置10は電源コードが給電用のコンセントに差し込まれるとスタンバイ状態に移行するので、制御部14は、テレビジョン装置10がスタンバイ状態に移行したことを認識する。この状態で、操作部16又はリモコン装置19で電源スイッチ16a、19aでユーザの操作を受け付けると、電源スイッチ16a、19aで操作を受け付けた旨の通知(電源オン操作の通知)が制御部14へ伝えられる。このような電源オン操作の通知がテレビジョン装置10のスタンバイ状態で伝えられると、制御部14は、電源オン通知を取得したと判断し、テレビジョン装置10を電源オン状態へ移行する制御を行う。
また、テレビジョン装置10が電源オン状態で、操作部16又はリモコン装置19にて電源スイッチ16a、19aでユーザの操作を受け付けると、電源スイッチ16a、19aで操作を受け付けた旨の通知(電源オフ操作の通知)が制御部14へ伝えられる。この場合は、テレビジョン装置10の電源オン状態で電源操作が通知されるので、制御部14は電源オフ通知を取得したと判断し、テレビジョン装置10をスタンバイ状態へ移行する制御を行う。
さらに、制御部14は、操作部16又はリモコン装置19でユーザによる各種操作が行われると、ユーザ操作があった旨を、HDMI(登録商標)系の第1接続部17a等を介して出力する制御を行う。具体的に第1実施形態のテレビジョン装置10は、第1接続部17に関してHDMI(登録商標)−CECという制御信号を伝送する仕様になっており、その伝送設定が有効になっている場合、第1接続部17aに何らかの機器が接続されると、テレビジョン装置10を識別する装置識別情報(例えば、製造メーカ、型番(機種)等を示すDevice Vender ID)を示すHDMI(登録商標)−CECメッセージの出力が行われる。
また、ユーザがスタンバイ状態のテレビジョン装置10に対して電源オン操作を行うと、テレビジョン装置10が電源オン状態へ移行して、電源オン操作が行われた旨のHDMI(登録商標)−CECメッセージ(Give Physical Addressという情報のメッセージ。電源オン通知に相当)を第1接続部17aから出力する制御を制御部14が行う。さらに、電源オフ操作が行われてテレビジョン装置10がスタンバイ状態(待機状態)へ移行した場合、電源オフ操作が行われたことを示すStand byメッセージ(電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知に相当)を第1接続部17aから出力する制御を制御部14が行う。
さらにまた、テレビジョン装置10がスタンバイ状態で、第1接続部17aで電源オン制御信号が入力されてきて、その電源オン制御信号を制御部14が取得した場合、制御部14は、電源オン制御信号に従ってテレビジョン装置10を電源オン状態へ移行させる処理を行う。そして、テレビジョン装置10が電源オン状態で、第1接続部17aでスタンバイ制御信号が入力されてきて、そのスタンバイ制御信号を制御部14が取得した場合、制御部14は、スタンバイ制御信号に従ってテレビジョン装置10をスタンバイ状態へ移行させる処理を行う。
なお、第1接続部17aで、HDMI(登録商標)規格に応じたテレビジョン装置10の状態を問い合わせるためのメッセージ(例えば、Get Device Power Statusメッセージ)を受け取った場合、その時のテレビジョン装置10の電源状態を示すメッセージ(電源オン状態又はスタンバイ状態を示すHDMI(登録商標)−CECメッセージ)を第1接続部17aから出力する制御を制御部14は行う。
上述した各種メッセージ(通知)は、テレビジョン装置10がHDMI(登録商標)−CECの仕様に対応していない場合、又は対応していても、HDMI(登録商標)−CECの設定が無効になっている場合は出力されない。そのため、HDMI(登録商標)−CECの仕様に対応しているテレビジョン装置10であっても、HDMI(登録商標)−CECの設定が有効の状態から無効の状態に変更されると、無効への変更後は各種メッセージが出力されなくなる。また、テレビジョン装置10の機種によっては、HDMI(登録商標)−CECの設定が有効であっても、メッセージの出力を行わないように設定することも可能になっている。
さらに、第1接続部17aからは、テレビジョン装置10の機種によっては、上述したメッセージ以外に、ユーザの電源オン操作に伴う情報、又は電源オフ操作に伴う情報の出力がなされる機種もある。
例えば、あるテレビジョン装置10の機種では、ユーザにより電源オン操作がなされると、第1接続部17から出力される情報に含まれるHPD情報(Hot Plug Detect情報)の中身が「0」から「−1」に変化する。このように出力する中身が変化する場合は、中身が「−1」に変化したHPD情報を、ユーザの電源オン操作の有った旨を通知する電源オン通知として利用することができる。また、ユーザにより電源オフ操作がなされると、HPD情報の中身が「−1」から「0」に変化する機種も存在し、このように変化する場合では、中身が「0」に変化したHPD情報が、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知として利用できる。
なお、第1接続部17aを通じて、著作権保護技術の一つであるHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system)の暗号関連情報を、第1接続部17aに接続された機器と交換するテレビジョン装置10も存在する。この暗号関連情報の交換においては、まず、テレビジョン装置10において、ユーザにより電源オン操作がなされると、HDCP暗号化を開始するための問い合わせを行う出力情報(電源オン操作に伴う出力情報であり、外部の表示装置との接続確立を示す出力情報に相当)が、テレビジョン装置10から、第1接続部17aに接続された外部機器へ送られ、この出力情報を受け取った第1接続部17aと接続された外部機器が、HDCP暗号化の開始の応答に必要な情報をテレビジョン装置10へ返してHDCP暗号化を開始できると判断する(Start encの状況)。このようにテレビジョン装置10からのHDCP暗号化を開始するための問い合わせを行う出力情報に基づき、第1接続部17aに接続された外部機器において、テレビジョン装置10の電源オン状態の検知が可能となるので、このような出力情報を、電源オン通知として利用することもできる。また、テレビジョン装置10において、ユーザにより電源オフ操作がなされると、テレビジョン装置10からのHDCP暗号化に関する出力情報(外部の表示装置との接続確立を示す出力情報に相当)が途絶えることになり(HDCP暗号に用いられる暗号鍵が不整合となるKey NGの場合)、第1接続部17aに接続された外部機器により、HDCP暗号化に関する出力情報を取得できなくなるという状況に基づいて、テレビジョン装置10のスタンバイ状態の検知が可能となる。
また、ユーザが、上述した図5に示すソース切替メニュー画面31をテレビジョン装置10で表示して表示ソースの切替操作(入力系の切替操作に相当)を行った場合も、ソース切替操作が行われた旨のHDMI(登録商標)−CECメッセージを第1接続部17aから出力する制御を制御部14が行う。さらに、第1接続部17aで、所定の表示ソースに切り替える指示を含む切替制御信号を取得した場合、制御部14は、その取得した切替制御信号が指示する所定の表示ソースに切り替える処理を行う。そのため、第1接続部17aに接続された外部機器が、自己が接続されている表示ソース(第1接続部17a)に切り替える旨の切替制御信号を出力すれば、テレビジョン装置10の表示ソースを、第1接続部17aへ切り替えることを外部から行えると共に、その外部機器がコンテンツを出力すれば、そのコンテンツに応じた画像(映像)をテレビジョン装置10の表示画面10aに表示することも外部から制御できる。
一方、図6は、上述したテレビジョン装置10の第1接続部17aの接続端子に接続可能な外部機器の一例であるHDDレコーダ20(コンテンツ出力装置に相当)の主要な内部構成を示している。HDDレコーダ20は、テレビジョン装置10で受信されたテレビジョン放送の番組を映像データとして記憶部20k(HDD)で録画(記録)できるようにしていると共に、録画した番組の映像データの再生処理を行って、録画した番組の映像をテレビジョン装置10で表示できるようにするものである。本実施形態のHDDレコーダ20は、テレビジョン装置10の電源オフ操作に連動して、ユーザへの情報となるコンテンツをテレビジョン装置10で表示させる制御を行うことが特徴になっている。
HDDレコーダ20は、一種のコンピュータ的な内部構造になっており、装置全体の制御を行うCPU20aに、外部装置接続部20b、有線通信部20c、無線通信部20d、外部インタフェース接続部20e、無線接続部20f、本体操作部20g、リモコン受光部20h、映像処理部20i、メモリ20j、記憶部20k等を内部接続線21で接続した構成になっている。CPU20aは記憶部20kにインストールされた各種プログラムの規定に従って様々な処理を実行する。外部装置接続部20bは接続手段に相当し、テレビジョン装置10の第1接続部17aと接続ケーブルC1を介して接続可能なHDMI(登録商標)規格に準じた接続端子部である。
有線通信部20c(通信手段に相当)は、有線通信を行うインタフェースであり、本実施形態ではイーサネット(登録商標)に応じた有線LAN用の接続端子を有したものになっている。無線通信部20d(通信手段に相当)は、無線通信を行うインタフェースであり、IEEE802.11系の規格(IEEE802.11b/g、a等)に準じた無線LAN通信を行う。
外部インタフェース接続部20eは接続手段に相当し、外部記憶媒体等を接続できるようになっており、本実施形態ではUSB(Universal Serial Bus ユニバーサル・シリアル・バス)規格に応じたものを採用している。無線接続部20fも接続手段に相当し、無線で通信を行う接続部であり、本実施形態ではブルートゥース(登録商標)の規格に応じたものを用いている。
本体操作部20gは、HDDレコーダ20の筐体に設けられて、ユーザからの操作を受け付けるボタン、スイッチ等を有するものであり、電源スイッチ、上下キー、選択ボタン等を有し、受け付けた操作内容を操作通知として、内部接続線21を介しCPU20aへ伝える。リモコン受光部20hは、HDDレコーダ20の附属品であるリモコン装置25からの操作信号(赤外光)を受光し、受光した操作信号を操作通知として、内部接続線21を介しCPU20aへ伝える。なお、リモコン装置25も電源スイッチ25aの他に、上下キー、選択ボタン等の各種ボタン等を設けて、ユーザからの操作を受け付ける。
映像処理部20jは、テレビジョン装置10から送られてくる番組の映像データについて記録用又は再生用の処理を行うものであり、記録時には映像データを記録用の所定形式に変換する処理を行うと共に、再生時には記録された映像データを再生用の形式に変換する処理等を行う。メモリ20jは、CPU20aが行う各種処理に伴うデータ、ファイル等を一時的に記憶するものである。
記憶部20k(HDD、ハードディスクドライブ)は、各種プログラム、情報等を記憶する記憶媒体であり、本実施形態では、システムプログラムP10、出力プログラムP11、情報コンテンツテーブルT10、表示条件22、表示終了条件23を記憶すると共に、録画したテレビ放送の番組に応じた録画データDも記憶する。システムプログラムP10はHDDレコーダ20の基本的な処理内容を規定した基本プログラムに相当するファームウェアである。出力プログラムP11は、本発明の特徴的な処理であるテレビジョン装置10の電源オフ操作に連動して情報(コンテンツ)をテレビジョン装置10に表示させる処理内容を規定したアプリケーションプログラム(一種のコンピュータプログラムに相当)であり、この出力プログラムP2の規定内容によりCPU20aが各種手段として機能する。出力プログラムP11の内容の詳細は後述する。
記憶部20kに記憶される情報コンテンツテーブルT10は、テレビジョン装置10の電源オフ操作に連動して表示させるコンテンツ(情報コンテンツ)を複数格納したものであり、CPU20aが、情報コンテンツテーブルT10から所要のコンテンツを読み出す処理を行う。なお、コンテンツとしては、静止画像のコンテンツ又は動画のコンテンツの両方を用いることができる。
図7(a)〜(d)は、情報コンテンツテーブルT10に格納されたコンテンツの例を示している(テレビジョン装置10で表示された状態を示す)。図7(a)は、第1コンテンツに応じた第1コンテンツ画面51の内容を示しており、第1コンテンツ画面51は、「忘れ物に注意!」という情報コンテンツを含んだ平日における朝の時間帯用のものである。また、第1コンテンツ画面51は、ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部に相当する確認ボタン51aを含んでおり、第1コンテンツ画面51がテレビジョン装置10で表示された状態で、操作部16又はリモコン装置19の決定キーをユーザが操作することで、確認ボタン51aが選択されると、確認ボタン51aがユーザ操作を受け付けたことになり、テレビジョン装置10は第1接続部17aから、確認ボタン51aがユーザ操作を受け付けたことを通知するユーザ操作通知を出力する(このようなユーザ操作通知の出力は、図7(b)〜(f)等に示す他のコンテンツ画面52等の確認ボタン52a等が選択されたときも同様)。
図7(b)は、第2コンテンツに応じた第2コンテンツ画面52の内容を示しており、第2コンテンツ画面52は、「戸締まりは大丈夫ですか?」という情報コンテンツを含んだ就寝の時間帯用のものである。図7(c)は、第3コンテンツに応じた第3コンテンツ画面53の内容を示しており、第3コンテンツ画面53は、「明日の準備は大丈夫ですか?」という情報コンテンツを含んだ夜間の時間帯用のものである。図7(d)は、第4コンテンツに応じた第4コンテンツ画面54の内容を示しており、第4コンテンツ画面54は、「休みの予定は大丈夫ですか?」という情報コンテンツを含んだ休日前日用のものである。
上述した図7(a)〜(d)で示したコンテンツ画面51〜54は一例にすぎず、このような各種コンテンツ画面に応じたコンテンツは、曜日・時間帯別に情報コンテンツテーブルT10に格納されており、そのときの曜日・時間帯に応じたコンテンツをCPU20aが、情報コンテンツテーブルT10から検索抽出することになる。
次に、記憶部20kに記憶されている出力プログラムP11の処理内容を説明する。まず、出力プログラムP11は、外部装置接続部20bを通じて、外部装置接続部20bに接続された表示装置より出力されてきた電源オフ通知をCPU20aが取得した場合、記憶部20kに記憶されている表示条件22(コンテンツ出力条件に該当)に、電源オフ通知を取得した状態が合致するか否かを判断する処理を規定している。この判断で表示条件22に合致すると、CPU20aがオフ時処理手段として、オフ対応処理を行うことを出力プログラムP11は規定している。
オフ対応処理は複数の処理を含んでおり、まず、外部装置接続部20bに接続された表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号を外部装置接続部20bから出力する処理がある。また、電源オン制御信号の出力に伴って、外部装置接続部20bに接続された表示装置の表示ソースを、HDDレコーダ20に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号を外部装置接続部20bから出力する処理もオフ対応処理は含んでいる。
さらに、オフ対応処理は、電源オン制御信号及び切替制御信号の出力に伴って、コンテンツを外部装置接続部20bから出力する処理も存在する。この際、出力するコンテンツは、上述したように情報コンテンツテーブルT10から、コンテンツを出力する状態に応じたものが検索抽出されることになる。具体的には、CPU20aは時計機能及びカレンダー機能を具備しているので、コンテンツを出力するとき等に、そのときの年月日・時間・曜日を特定でき、その特定した年月日・時間・曜日に該当するコンテンツを、情報コンテンツテーブルT10から検索抽出して、外部装置接続部20bより出力する。なお、このようなCPU20aの時計機能等は他の処理(例えば、表示条件又は表示終了条件の判断処理等)でも使われる
コンテンツを出力すると、出力した時間を計測するため、CPU20aは計時を行い、それから、記憶部20kに記憶されている表示終了条件23に合致するようになったか否かを判断する処理を出力プログラムP11は規定している。表示終了条件23に合致するようになった場合、CPU20aは計時していた時間を一旦リセットし、外部装置接続部20bに接続された表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を外部装置接続部20bから出力する処理を出力プログラムP11は規定している。その後は、コンテンツの出力処理を終了させて、HDDレコーダ20自体をスタンバイ状態へ移行させる処理を出力プログラムP11は規定している。なお、HDDレコーダ20においても、電源オン状態、スタンバイ状態等の意味合いは、上述したテレビジョン装置10の場合と同じである。
記憶部20kに記憶される表示条件22の具体的な条件内容としては、様々な条件が存在し、本実施形態では、三種類の条件を含んでいる。一つめの条件は、テレビジョン装置10での電源オフ操作が1日における1回目の場合にコンテンツを表示させ、2回目以降の電源オフ操作については、コンテンツを表示させないというものである。この場合は、テレビジョン装置10の電源オン/オフ操作を1日に複数回繰り返すユーザに好適な条件となり、1日の最初の電源オフ操作に対してのみコンテンツを表示させることになる。この場合に応じた条件は、1日の1回目の電源オフ通知であるか否かという内容になっており、この条件が有効になっている場合、CPU20aは、1日の1回目の電源オフ通知を取得すると、電源オフ通知ありのフラグをメモリ20jに立てて、その電源オフ通知ありのフラグがメモリ20jに立っているか否かで、上記条件を判断する。なお、日が変わると、メモリ20jのフラグをリセットしてフラグが立っていない状態にする。
本実施形態の二つめの条件は、所定の時間帯(基準時間帯)に、コンテンツを出力する時間が含まれるか否かというものである。基準時間帯に含まれる場合は、コンテンツを出力し、含まれない場合は、コンテンツを出力しないことになる。基準時間帯は1日における複数の時間帯を設定することも可能であり、例えば、7時から8時30分という1つめの基準時間帯、及び19時から25時(次の日の1時)までの2つめの基準時間帯を設定することも可能である。このような二つめの条件は、基準時間帯以外はコンテンツの出力は煩わしいので排除したいことを希望するユーザ等に好適となる。なお、基準時間帯に関する条件は、上記と逆にすることも可能であり、例えば、基準時間帯に含まれない場合はコンテンツを出力し、基準時間帯に含まれる場合はコンテンツを出力しないという条件を用いてもよい。
本実施形態の三つめの条件は、図7(a)〜(d)に示した各コンテンツ画面51等における確認ボタン51a等がユーザにより選択される操作が行われるまでは、コンテンツを出力するというものである。そのため、確認ボタン51aがユーザ操作を受け付けたことを通知するユーザ操作通知を、外部装置接続部20bを介して取得すると、そのユーザ操作通知をメモリ20jに記憶する制御をCPU20aは行っており、メモリ20jにユーザ操作通知が記憶されているか否かで、確認ボタン51aが操作されたか否かをCPU20aは判断する。また、CPU20aは、メモリ20jにユーザ操作通知が記憶されている場合で、日付が変わると、記憶していたユーザ操作通知を消去してリセットする。
このような三つめの条件では、表示したコンテンツを確認ボタンが操作されてユーザが確認すれば、それ以降はコンテンツを表示しなくなるので、必要以上にコンテンツをユーザに提示しないようにする場合に好適となる。
なお、図7(a)〜(d)に示した各コンテンツ画面51等における確認ボタン51a等がユーザにより選択操作が行われることで、出力されるユーザ操作通知が、コンテンツ画面毎に識別できるようになっている場合は、確認ボタンが操作されたコンテンツ画面については、それ以降、表示しないようにするが、他の種類のコンテンツ画面が表示できるようにしてもよい。この場合は、例えば、図7(a)の第1コンテンツ画面51の第1確認ボタン51aが操作されると、第1ユーザ操作通知が出力され、HDDレコーダ20のメモリ20jには、第1コンテンツ画面51に応じた第1ユーザ操作通知が記憶されることになり、この状態では、第1コンテンツ画面51に応じたコンテンツの出力を行わないが、第1コンテンツ画面51以外のコンテンツ画面(例えば、第2コンテンツ画面52)に応じたコンテンツは出力することになる。
上述した表示条件22の各条件内容は一例にすぎず、他の条件内容を用いることも可能である。また、出力プログラムP11は、表示条件22が含む複数の条件のいずれを適用するかを設定する表示条件設定メニューを外部装置接続部20bに接続した表示装置に表示させて、使用する条件を選択できるようにしている。また、上述した所定の時間帯(基準時間帯)に含まれるか否かに応じてコンテンツを出力するという条件の場合(上述した二つめの条件の場合)、基準時間帯の時間数値を設定する時間設定メニューを表示するようにしている(この時間設定メニューでは複数の基準時間帯の設定も行える)。
また、記憶部20kに記憶される表示終了条件23も複数種類の条件を含んでおり、本実施形態では、三種類の条件を含んでいる。一つめの条件は、コンテンツを出力した状態で、テレビジョン装置10での電源オフ操作が行われると、コンテンツの表示を終了させるというものである。この場合に応じた具体的な条件の内容は、コンテンツを出力した状態で電源オフ通知を、外部装置接続部20を介して取得すると、表示終了条件に合致したと判断する。この一つめの条件では、ユーザが再度、電源オフ操作を行ったことになるので、このように再度の電源オフ操作があれば、ユーザの意向を反映してコンテンツの表示を終了する。
さらに、表示終了条件23の二つめの条件は、コンテンツを出力して図7(a)〜(d)に示すコンテンツ画面51等を表示していた状態で、確認ボタン51aのユーザ選択操作に伴い、ユーザ操作通知を、外部装置接続部20を介して取得したときは、表示処理終了条件に合致したと判断するものである。この二つめの条件では、表示されたコンテンツをユーザが確認すれば、それ以上は、コンテンツを表示しないようにして、必要以上にコンテンツの表示を継続しないようにしている。
さらにまた、表示終了条件23の三つめの条件は、コンテンツを出力してからの時間が、基準時間を超過したときは、コンテンツの表示を終了するものである。この三つめの条件では、コンテンツを主力してからの計時時間と基準時間とを対比して、計時時間が基準時間を超過したか否かで、コンテンツの表示を終了するかを判断することになり、電源オフ操作に連動してコンテンツを必要以上に長く表示するのを回避できる。なお、基準時間としてはデフォルトで30秒が設定されているが、図示しない基準時間設定メニューで、適宜基準時間を設定できるようになっている(例えば5秒〜3分の範囲で設定可能)。
なお、本実施形態の表示終了条件23に含まれる三つの条件は組み合わせて全て用いるようにしているが、図示しない設定メニューにより用いる条件を適宜選択するようにしてもよい。また、上述した表示終了条件23の三つの条件は一例であり、他の条件を用いることも可能である。
図8、9は、上述したテレビジョン装置10及びHDDレコーダ20を接続したコンテンツ表示システム1におけるコンテンツ表示方法の処理手順を示す第1、2フローチャートである(各フローチャートにおいて、HDDレコーダ20に関する処理手順についてはコンテンツ出力方法に相当する。以下、同様、)。以下、これら第1、2フローチャートに従ってコンテンツ表示方法の処理手順を説明していく。なお、第1フローチャートの開始時においては、テレビジョン装置10及びHDDレコーダ20共、電源オン状態になっているものとする。
まず、テレビジョン装置10は、ユーザによる電源オフ操作が有ったか否かを判断する(S1)。電源オフ操作が無い場合(S1:NO)、ユーザからの電源オフ操作待ちとなり、電源オフ操作が有った場合(S1:YES)、テレビジョン装置10は第1接続部17aから電源オフ通知を出力し(S2)、スタンバイ状態へ移行する(S3)。なお、このスタンバイ状態へ移行することで、図2の(2)に示すように、表示画面10aは表示が消去された状況になる。
一方、HDDレコーダ20(コンテンツ出力装置)は最初の段階で、電源オフ通知を取得したか否かを判断しており(S11)、電源オフ通知を取得していない場合(S11:NO)、テレビジョン装置10から電源オフ通知が出力されるのを待つ状態となる。また、電源オフ通知を取得した場合(S11:YES)、HDDレコーダ20は、電源オフ通知を取得した状態(日時等の状況)が、記憶部20kに記憶した表示条件22に合致するか否かを判断する(S12)。
表示条件22に合致しない場合(S12:NO)、最初の電源オフ通知を取得したかを判断する段階(S11)へ戻り、表示条件22に合致した場合(S12:YES)、HDDレコーダ20はオフ対応処理を行って、電源オン制御信号、切り替え制御信号、コンテンツを外部装置接続部20bから順次出力し(S13)、それから計時を開始する(S14)。
また、テレビジョン装置10はスタンバイ状態で電源オン制御信号等を、第1接続部17aを介して取得したか否かを判断しており(S4)、少なくとも電源オン制御信号を取得しない場合(S4:NO)、ユーザによる電源オン操作を受け付けたか否かを判断する(S5)。電源オン操作を受け付けていない場合(S5:NO)、電源オン制御信号を取得したかを判断する段階(S4)へ戻り、一方、電源オン操作を受け付けた場合(S5:YES)、テレビジョン装置10は電源オン状態へ移行して(S6)、最初の電源オフ操作を受け付けたか否かを判断する段階へ戻る(S1)。なお、上述した電源オン操作を受け付けた場合(S5:YES)は、最初の段階でユーザから電源オフ操作を受け付けて(S1:YES)、その後、すぐに電源オン操作を受け付けたような状況に該当するので、このように電源オフ操作の後、直ちに電源オン操作が有ったときは、電源オフ操作に連動してコンテンツを表示する処理に至らないこともある。
電源オン制御信号等を取得した場合(S4:YES)、テレビジョン装置10は、取得した電源オン制御信号に基づき電源オン状態へ移行し(S7)、それから、切替制御信号を、第1接続部17aを介して取得したか否かを判断する(S8)。切替制御信号を取得していない場合(S8:NO)、取得待ちとなり、切替制御信号を取得した場合(S8)、テレビジョン装置10は表示ソースを、HDDレコーダ20が接続された第1接続部17aへ切り替える処理を行い(S9)、HDDレコーダ20から出力されたコンテンツを表示画面10aに表示出力する(S10)。このような処理を経て、図2の(3)に示すように、電源オン状態になったテレビジョン装置10の表示画面10aにはコンテンツ画面50が表示される。
図9の第2フローチャートは、ユーザの電源オフ操作に連動してコンテンツ画面が表示された後の処理内容を示し、まず、テレビジョン装置10は、コンテンツ表示状態での処理を行い(S20)、それと並行して、HDDレコーダ20は記憶部20kに記憶された表示終了条件に合致したか否かを判断する(S30)。表示終了条件に合致しない場合(S30:NO)、表示終了条件の合致待ちの状態となり、表示処理条件に合致するようになった場合(S30:YES)、HDDレコーダ20は、S14の段階で開始していた計時処理を終了し(S31)、スタンバイ制御信号を外部装置接続部20bから出力する(S32)。
また、テレビジョン装置10はスタンバイ制御信号を取得したか否かを判断しており(S21)、スタンバイ制御信号を取得しない場合(S21:NO)、コンテンツ表示処理の段階(S20)へ戻り、スタンバイ制御信号を取得した場合(S21:YES)、スタンバイ状態へ移行する(S22)。このスタンバイ状態への移行により、図2の(4)に示すように、テレビジョン装置10の表示画面10aからはコンテンツ画面50の表示が終了する。そして、HDDレコーダ20の方も、スタンバイ制御信号の出力後、自身もスタンバイ状態へ移行して(S33)、一連の処理を終了することになる。
図10(a)〜(c)は、図8の第1フローチャートにおけるS12の段階(表示条件の判断)の具体的な内容を示しており、図10(a)は表示条件として1日の1回目の電源オン操作に対してのみコンテンツを表示するとした場合のものである。この場合、HDDレコーダ20は、メモリ20jに電源オフ通知のフラグが立っているか否かで、取得した電源オフ通知が1日の1回目の電源オフ通知であるか否かを判断し(S40)、1回目の電源オフ通知であれば、第1フローチャートの「S12:YES」へ進み、1回目の電源オフ通知でないときは、第1フローチャートの「S12:NO」へ進む。
また、図10(b)は表示条件として、電源オフ通知を取得した時間が基準時間帯に含まれれば、コンテンツを表示するとした場合のものである。この場合、HDDレコーダ20は、電源オフ通知を取得した時間が基準時間帯に含まれるか否かを判断し(S41)、基準時間帯に含まれれば、第1フローチャートの「S12:YES」へ進み、基準時間帯に含まれなければ、第1フローチャートの「S12:NO」へ進む。
さらに、図10(c)は表示条件として、それ以前に表示したコンテンツ画面でユーザによる確認ボタンの操作が無いときにコンテンツを表示するとした場合のものである。この場合、HDDレコーダ20は、メモリ20jにユーザ操作通知が記憶されているか否かを判断し(S42)、記憶されていなければ、第1フローチャートの「S12:YES」へ進み、記憶されていれば、第1フローチャートの「S12:NO」へ進む。
図11は、図9の第2フローチャートにおけるテレビジョン装置10のS20(コンテンツ表示状態処理)と、HDDレコーダ20のS30(表示終了条件の判断処理)の段階における具体的な中身を示す第3フローチャートである。第2フローチャートにおけるテレビジョン装置10のS20の段階における具体的な中身は、図11の第3フローチャートにおけるS50〜S53の段階の内容が該当し、第2フローチャートにおけるHDDレコーダ20のS30の段階における具体的な中身は、第3フローチャートにおけるS60〜S63の段階の内容が該当する。
すなわち、第3フローチャートにおいて、テレビジョン装置10は、ユーザから電源オフ操作を受け付けたか否かを判断し(S50)、電源オフ操作を受け付ければ(S50:YES)、電源オフ通知を第1接続部17aから出力する(S51)。また、ユーザのよる電源オフ操作を受け付けなければ(S50:NO)、次に、テレビジョン装置10は表示しているコンテンツ画面で確認ボタンの操作を受け付けたか否かを判断する(S52)。確認ボタンの操作を受け付けた場合(S52:YES)、テレビジョン装置10はユーザ操作通知を第1接続部17aから出力する(S53)。なお、ユーザ操作通知の出力後又は確認ボタンの操作を受け付けていない場合(S52:NO)、テレビジョン装置10は、図9の第2フローチャートにおけるS21の段階へ進む。
一方、HDDレコーダ20は、外部装置接続部20を介して電源オフ通知を取得したか否かを判断し(S60)、電源オフ通知を取得した場合(S60:YES)、第2フローチャートの「S30:YES」へ進む。また、電源オフ通知を取得していない場合(S60:NO)、次に、HDDレコーダ20はユーザ操作通知を取得したか否かを判断する(S61)。ユーザ操作通知を取得した場合(S61:YES)、取得したユーザ操作通知をメモリ20jに記憶してから(S62)、第2フローチャートの「S30:YES」へと進む。
そして、ユーザ操作通知を取得していない場合(S61:NO)、HDDレコーダ20は、計時した時間が基準時間を超過したか否かを判断する(S63)。基準時間を超過した場合(S63:YES)、第2フローチャートの「S30:YES」へ進み、基準時間を超過していない場合(S63:NO)、第2フローチャートの「S30:NO」へ進むことになる。
このように本実施形態では、テレビジョン装置10に対する電源オフ操作に連動して、コンテンツを表示するので、電源オフ操作に合わせてユーザに各種情報を提示できると共に、コンテンツを表示するのは電源オフ操作が行われた場合なので、テレビ放送番組の視聴を妨げることもない。なお、上記の説明は一例であり、本実施形態においては各種変形例が想定できる。
例えば、上記の説明では、テレビジョン装置10の第1接続部17aに接続されてコンテンツを出力するコンテンツ出力装置をHDDレコーダ20としたが、録画及び再生の両方の機能を具備する録画再生装置(例えばBDレコーダ、DVDレコーダ)、再生機能のみを有する再生装置(例えば、DVDプレーヤ等)、ケーブルテレビ用装置(例えば、CATV用セットトップボックス等)、ネットワーク用装置(例えば、ネットワーク用セットトップボックス等)なども対応可能であり、これらの各種装置に、上述したHDDレコーダ20で説明した本発明に関する電源オフ操作に連動したオフ対応処理等に応じた機能を具備すれば、これらの各種装置も本発明に用いることができる。
また、表示装置(テレビジョン装置10)と、コンテンツ出力装置(HDDレコーダ20等)との接続は、HDMI(登録商標)系の規格によるものに限定されるものではなく、接続される両方の装置が対応しているのであれば、両装置の接続には他の規格を用いることも可能である。適用可能な接続規格としては、USB(Universal Serial Bus ユニバーサル・シリアル・バス)系の規格、IEEE1394系の規格(例えば、i.LINK(登録商標)、DV端子等)、無線による接続規格(例えば、Bluetooth(登録商標)、無線USB等)、通信経由による接続として有線通信系の規格(例えば、イーサネット(登録商標)に応じた有線LAN)及び無線通信系の規格(IEEE802.11系の無線LAN等)が想定できる。但し、これらの規格を用いる場合でも、上述した説明と同様に、表示装置は電源オン/オフ通知の出力、電源オン制御信号に基づく電源オン状態への移行、切替制御信号に基づく表示ソースの切替制御等を上述した各規格の接続を通じて行う必要があり、コンテンツ出力装置も電源オフ通知に対応したオフ対応処理、切替制御信号の出力等を上述した各規格の接続を通じて行う必要がある。
さらに、表示装置としては、テレビジョン装置以外のものを適用することも可能であり、基本的にコンテンツが表示可能であると共に、上述した各規格に応じた接続部を有してコンテンツ出力装置と接続可能なものであれば、本発明に用いることができ、具体的には、コンピュータのモニタ装置、プロジェクタ装置、ノート型パソコン、タブレット端末、スマートホン等の通信端末等が想定できる。
また、表示装置の表示ソースが単一であり、外部機器との接続用の接続部が一つである場合、コンテンツ出力装置は電源オフ通知に応じて切替制御信号を出力する処理、及び表示装置側の切替制御信号に基づく表示ソースの切替処理等を省略できる。さらに、表示装置が複数の表示ソースに対応する場合でも、コンテンツ出力装置がケーブルテレビ用装置(例えば、CATV用セットトップボックス等)であり、常用的にコンテンツ出力装置に応じた表示ソースの接続部を表示装置がデフォルト的に使うときなども同様に、コンテンツ出力装置は電源オフ通知に応じて切替制御信号を出力する処理、及び表示装置側の切替制御信号に基づく表示ソースの切替処理等を省略できる。
さらに、電源オフ操作に連動して表示されるコンテンツ画面の仕様の簡易化を図る場合は、コンテンツ画面の中に確認ボタン(図7(a)〜(d)に示す確認ボタン51a〜51d等)を省略することも可能である。ただし、確認ボタンを省略した場合は、表示条件22及び表示終了条件23に含まれる条件内容の中で、確認ボタンのユーザ選択に伴うユーザ操作通知に関する条件は使用不可となる。
さらにまた、表示条件22に含まれる複数の条件内容は、いずれか一つを個別に用いる他に、並列的に組み合わせて用いるようにすることも可能である。一方、表示終了条件23については、図11の第3フローチャートに示したように、複数の条件内容を直列的に組み合わせる以外に、いずれか一つ(例えば、基準時間を超過)だけを用いるようにすることも可能である。
図12の第4フローチャートは、本発明の第2実施形態に係る処理手順を示しており、第2実施形態は、表示装置に対する電源オフ操作ではなく、コンテンツ出力装置に対する電源オフ操作に連動してコンテンツを表示するようにしたことが特徴になっている。以下、第2実施形態の内容を説明していくが、第2実施形態については、ハード的な構成を第1実施形態と同様にしているので、各符号は第1実施形態と同じ数字を用いている。
まず、第2実施形態でも図1に示す第1実施形態の場合と同様に、表示装置としてテレビジョン装置10を用いると共に、コンテンツ出力装置としてHDDレコーダ20を用いている。第2実施形態では、図6に示すHDDレコーダ20の記憶部20kに記憶される出力プログラムP11の規定内容が、第1実施形態と異なっており、この第2実施形態用の出力プログラムP11の規定内容に従ってCPU20aが制御を行うことで、HDDレコーダ20に対する電源オフ操作に連動して、テレビジョン装置10にコンテンツ(情報)を表示できるようにしている。
すなわち、電源オン状態のHDDレコーダ20に対して、本体操作部20gの電源スイッチ又はリモコン装置25の電源スイッチ25aで電源オフ操作を受け付けると、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知が本体操作部20g又はリモコン受光部20hから内部接続線21を介してCPU20aに伝えられて、HDDレコーダ20のCPU20aが電源オフ通知を取得することになる(この場合、HDDレコーダ20のCPU20aは、操作取得部として機能する)。
このようにHDDレコーダ20で、ユーザによる電源オフ操作に伴って電源オフ通知が取得されると、記憶部20kに記憶された表示条件22に電源オフ通知の取得状況(日時等)が合致するかが判断され、合致する場合は、切替制御信号及びコンテンツを出力するというオフ対応処理を行うことを第2実施形態の出力プログラムP11は規定している。また、コンテンツ表示の終了に関しても、HDDレコーダ20に対するユーザの電源オフ操作により、電源オフ通知がCPU20aに伝えられると、表示終了条件23の条件の1つが充足することになる。上述した内容以外は、第2実施形態と第1実施形態の内容は基本的に同等である。以下、図12、13の第4、5フローチャートに従って、第2実施形態におけるコンテンツ表示方法の処理手順(HDDレコーダ20におけるコンテンツ出力方法の処理手順)を説明していく(なお、第4フローチャートのスタートの時点で、テレビジョン装置10及びHDDレコーダ20は共に、電源オン状態である)。
まず、HDDレコーダ20は、ユーザから電源オフ操作を受けてCPU20aが電源オフ通知を取得したか否かを判断する(S70)。電源オフ通知を取得していない場合(S70:NO)、ユーザの電源オフ操作を待つ状態となり、電源オフ通知を取得した場合(S70:YES)、HDDレコーダ20は、電源オフ通知を取得した状態が表示条件22を満たすか否かを判断する(S71)。
表示条件22を満たさない場合(S71:NO)、最初の段階(S70)へ戻ることになり、表示条件22を満たす場合(S71:YES)、HDDレコーダ20はオフ対応処理を行って、切替制御信号、コンテンツを外部装置接続部20bから順次出力し(S72)、それから計時を開始する(S73)。
一方、テレビジョン装置10は切替制御信号等を、第1接続部17aを介して取得したか否かを判断しており(S80)、少なくとも切替制御信号を取得しない場合(S80:NO)、切替制御信号を待つ状態となる。切替制御信号を取得した場合(S80:YES)、テレビジョン装置10は表示ソースを、HDDレコーダ20が接続された第1接続部17aへ切り替える処理を行い(S81)、HDDレコーダ20から出力されたコンテンツを表示画面10aに表示出力する(S82)。このような処理を経て、テレビジョン装置10では、表示画面10aにHDDレコーダ20の出力したコンテンツに応じたコンテンツ画面50が表示される。
表示したコンテンツの表示終了条件に関する処理の基本部分は、第2実施形態と第1実施形態は同等になるので、第2実施形態においても、上述した図12に示す第4フローチャートの後は、図9に示す第2フローチャートに示すコンテンツ表示方法の処理手順を行うことになる。また、第2実施形態でも表示条件22を満たすか否かの具体的な内容(第4フローチャートにおけるS71の内容)は第1実施形態と同等なので、図10(a)〜(c)に示す内容が第2実施形態にも当てはまる。
なお、表示したコンテンツの表示処理条件についても、HDDレコーダ20に対する電源オフ操作が有ったことを条件に含ませて、テレビジョン装置10に対する電源オフ操作を条件から外す場合は、図11に示す第3フローチャートではなく、図13に示す第5フローチャートに示す処理手順が用いられる。
すなわち、第5フローチャートにおいて、HDDレコーダ20は、表示終了条件23の一つとして、ユーザによるHDDレコーダ20に対する再度の電源オフ操作によりCPU20aで電源オフ通知を取得したか否かを判断し(S90)、電源オフ通知を取得した場合(S90:YES)、図9の第2フローチャートの「S30:YES」へ進み、電源オフ通知を取得していない場合(S90:NO)、図11の第3フローチャートのS61の段階へ進み、以降、第3フローチャートに従って表示終了条件の他の条件を判断することになる。
一方、テレビジョン装置10は、テレビジョン装置10は表示しているコンテンツ画面で確認ボタンの操作を受け付けたか否かを判断し(S100)、確認ボタンの操作を受け付けた場合(S100:YES)、テレビジョン装置10はユーザ操作通知を第1接続部17aから出力し(S101)、確認ボタンの操作を受け付けていない場合(S100:NO)、テレビジョン装置10は、図9の第2フローチャートにおけるS21の段階へ進み、以降、第2フローチャートに従った処理が行われ、表示終了条件が満たされると、テレビジョン装置10はコンテンツの表示が終了してスタンバイ状態へ移行することになる(S22等参照)。
このように本発明の第2実施形態では、HDDレコーダ20に対する電源オフ操作が行われたことに対してもテレビジョン装置10で情報コンテンツを表示することができるので、HDDレコーダ20等のコンテンツ出力装置を主な操作対象とするユーザについても本発明をスムーズに適用することができる。なお、第1実施形態で説明した各種変形例は第2実施形態においても同様に適用可能である。
また、第2実施形態の内容を、第1実施形態に組み合わせることも可能であり、このように組み合わせれば、表示装置(例えば、テレビジョン装置10)又はコンテンツ出力装置(例えば、HDDレコーダ20)のいずれに対してユーザの電源オフ操作が行われても、その電源オフ操作に連動して表示装置にコンテンツ出力装置が出力するコンテンツを表示することができ、また、コンテンツを表示した状態で、表示装置又はコンテンツ出力装置のいずれかに対して再度の電源オフ操作が行われれば、コンテンツの表示を終了することができ、いずれの装置に対するユーザ操作にも対応可能となり好適である。
図14は、本発明の第3実施形態に係るコンテンツ表示システム100の全体的な構成を示している。第3実施形態は、表示するコンテンツをコンテンツ出力装置(例えば、HDDレコーダ20)が記憶するものに限定するのではなく、コンテンツ出力装置の外部から取得した情報を利用したことが特徴になっており、情報の取得先として、図14に示すコンテンツ表示システム100では、表示装置(例えば、テレビジョン装置10)及びコンテンツ出力装置が設置される家屋に設けられたホームネットワークのホームサーバ101を対象にしている。
図14に示すホームサーバ101は、ホームネットワークとして家庭内の各種状況を管理するシステム(例えば、Home Management System)に応じたものとなっており、そのため、ホームサーバ101には、照明器具111、ガスの使用状況を検知するガス管理センサ112、太陽光発電システム等を備えた家庭内の電力量発生量・消費量等を管理する電力管理センサ113、家屋内の気温(室温)を測定する室温センサ114、家屋内の湿度を測定する湿度センサ115、家屋内に設置された警備システムを管理する警備コントローラ116、ユーザが使用するパーソナルコンピュータ(パソコン117と称す)、炊飯器、エアコン、冷蔵庫等の各種電気機器118等が有線又は無線によりネットワーク接続されている。ホームサーバ101は、ネットワーク接続されたこれらの機器111等から出力される情報(機器の作動状況、検知結果、管理内容等)を取得しており、その取得した各種情報をコンテンツ出力装置へ随時出力すると共に、コンテンツ出力装置からの情報要求に応じても出力可能になっている。
第3実施形態のコンテンツ表示システム100に用いる表示装置及びコンテンツ出力装置については、基本的に上述した第1、2実施形態と同様に、テレビジョン装置10及びHDDレコーダ20を用いている。ただし、HDDレコーダ20については、図6に示す有線通信部20cに通信ケーブルを接続し、その通信ケーブルを図示しないルータ等に接続することでホームサーバ101と接続している。また、HDDレコーダ20については、記憶部20kに記憶される出力プログラムP11の規定内容が第3実施形態用になっており、ホームサーバ101から取得した情報に基づいたコンテンツをCPU20aが生成する処理を新たに規定している。
図15(a)〜(d)は、ホームサーバ101からの情報に基づきCPU20aが作成したコンテンツに応じたコンテンツ画面130〜133を示している。図15(a)のコンテンツ画面130は、ホームサーバ101が電力管理センサ113の情報として、太陽光発電システムにおける1日の発電量及び消費電力を出力してきた場合に対応するものである。このような情報を取得したHDDレコーダ20は、その情報に含まれる発電量及び消費電力の数値を含むコンテンツをCPU20aが作成することになる。この場合、「本日の発電量」、「kw」、「本日の消費電力」等のテキストは予め記憶部20kに記憶されているものとし、CPU20aは取得した発電量及び消費電力の数値と、記憶している各種テキスト等を組み合わせて、コンテンツ画面130に応じたコンテンツを生成し、その生成したコンテンツをテレビジョン装置10へ出力することで、テレビジョン装置10には、図15(a)に示すようなコンテンツ画面130が表示される。
また、図15(b)のコンテンツ画面131は、パソコン117にユーザのスケジュールが管理されており、翌日のユーザのスケジュール情報がホームサーバ101から出力されてきた場合に表示されるものである。このコンテンツ画面131の場合、HDDレコーダ20は、「10月14日午前10時会議」というスケジュール情報をホームサーバ101から取得することになり、その他の「です。」等のテキストが記憶部20kに記憶されているので、取得したスケジュール情報と記憶部20kに記憶されているテキストを用いてコンテンツ画面131に応じたコンテンツをCPU20aが生成することになる。
さらに、図15(c)のコンテンツ画面132は、電気機器118として炊飯器からの予約タイマーが未設定の状況をホームサーバ101が取得した場合に表示される例を示している。この例の場合、ホームサーバ101は「炊飯器:予約タイマー未設定」ということを示す情報(コード情報)をHDDレコーダ20に出力する。HDDレコーダ20は記憶部20kに予め各種コード情報に対応する情報テキストを記憶しており、例えば、上記の「炊飯器:予約タイマー未設定」というコード情報には、「炊飯器の予約タイマーを入れてください。」という情報テキストが対応づけて記憶されており、この対応付けられた情報テキストを記憶部20kから読み出して、図15(c)に示すコンテンツ画面132に応じたコンテンツをCPU20aが生成することになる。
さらにまた、図15(d)のコンテンツ画面133は、照明器具111として浴室に設置された照明器具の点灯が継続している状況をホームサーバ101が取得した場合に表示される例を示している。この例の場合、ホームサーバ101は「浴室照明:点灯」ということを示す情報(コード情報)をHDDレコーダ20に出力し、HDDレコーダ20は記憶部20kに予め記憶された「浴室照明:点灯」を示すコード情報に対応づけられた情報テキスト(浴室の照明を消してください。)を読み出して、図15(d)に示すコンテンツ画面133に応じたコンテンツを生成することになる。
このように第3実施形態におけるコンテンツ表示システム100では、ユーザによるテレビジョン装置10又はHDDレコーダ20の電源オフ操作に連動して、図15(a)〜(d)に示すコンテンツ画面130〜133等が表示されるので、ユーザの生活に密着した有益な各種情報を提示できるというメリットがある。なお、図15(a)〜(d)に示したコンテンツ画面130等による内容は一例にすぎず、他の例としては、ガスの消し忘れ、持ち物(財布、携帯電話、カバン、IDカード)等の提示等が考えられ、このような各種コンテンツは、コンテンツの出力時間に応じて適宜切り替えることが好適である。
例えば、朝の6時〜8時の時間帯は今日の予定に関するコンテンツを出力し、夜の8時以降は明日の予定に関するコンテンツを出力し、また就寝前の時間帯であれば、1日の総括に関するコンテンツ(例えば、図15(a)の1日の電力に関する情報等)を出力することや、戸締まり、電気の消し忘れ等のコンテンツを出力すること等が好適となる。また、出勤時等の時間帯においても警備システムのセットを促すことに関するコンテンツ、電気の消し忘れ等に関するコンテンツの出力も好適である。さらに、ホームサーバ101が見守りシステムにも関連する処理を行っている場合は、室温・湿度等に基づくコンテンツを出力して家庭内に居るユーザに対して室内の環境に注意を促すことも好適である。
また、コンテンツ出力装置(HDDレコーダ20)が外部から情報を取得するのは、ホームサーバ101に限定されるものではなく、情報を出力できる装置・機器であれば、外部からの情報取得先にすることができ、例えば、簡易な例であれば、各種コンテンツ・情報等を記憶した記憶媒体(USBメモリ、メモリカード等)から、情報を取得するようにしてもよい。
図16は、第3実施形態における外部からの情報の取得先の変形例のコンテンツ表示システム200を示しており、この変形例では、広域のネットワーク(例えば、インターネット)等に接続されたウェブサーバ201、202、203等からコンテンツ出力装置(HDDレコーダ20)が情報を取得することになる(HDDレコーダ20は、有線通信部20c又は無線通信部20dにより、広域のネットワークを介して各ウェブサーバ201等と接続を確立する)。この変形例の場合、HDDレコーダ20の出力プログラムP11は、所定の時刻又は所定の時間間隔で、各ウェブサーバ201等に応じたURLへアクセスして、各ウェブサーバ201等が配信する情報を取得することを規定しており、より多くの様々な情報をコンテンツとしてユーザに提示することを可能にする。
このようにウェブサーバ201等から取得する情報の例としては、天気予報、各種ニュース、株価、スポーツの試合結果、映画・コンサート情報、SNSの最新情報等があり、また、ウェブサーバが見守りサービスの見守りサーバに該当する場合は見守りサービスに関する各種情報も提供できるようになる。図16に示すウェブサーバ201等の変形例は、図14に示すホームサーバ101に示すシステムと組み合わせて、ホームサーバ101及びウェブサーバ201等の両方からの情報に基づくコンテンツを表示する仕様にすることも可能である。なお、第3実施形態は、上述した内容以外は第1、2実施形態と同様であり、第1、2実施形態で説明した各種変形例も適用できる。
本発明は、表示装置(例えば、テレビジョン装置)又はコンテンツ出力装置(HDDレコーダ、BDプレーヤ等)に対する電源オフ操作に連動して、各種コンテンツをユーザに提示できるので、テレビ放送番組の視聴等を妨げることなくユーザに情報を提供する機会を確保できるという点で好適に利用可能である。
1、100、200 コンテンツ表示システム
10 テレビジョン装置(表示装置)
10a 表示画面
13 赤外線処理部
14 制御部
16 操作部
17a 第1接続部
19 リモコン装置
20 HDDレコーダ(コンテンツ出力装置)
22 表示条件
23 表示終了条件
50〜54 コンテンツ画面
51a〜54a 確認ボタン
101 ホームサーバ
201〜203 ウェブサーバ
P11 出力プログラム

Claims (28)

  1. 表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムにおいて、
    前記表示装置は、
    ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を前記コンテンツ出力装置へ出力すると共に、スタンバイ状態に移行するようにしてあり、
    前記コンテンツ出力装置は、
    前記表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、前記表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを前記表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備え、
    前記表示装置は更に、
    前記コンテンツ出力装置からの電源オン制御信号を取得した場合、取得した電源オン制御信号に基づき、電源オン状態に移行する手段を備え、
    前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するようにしてあることを特徴とするコンテンツ表示システム。
  2. 表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムにおいて、
    前記コンテンツ出力装置は、
    ユーザによる電源オフ操作を受け付けると、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を前記コンテンツ出力装置の操作取得部で取得するようにしてあり、
    前記操作取得部で電源オフ通知を取得した場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを前記表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備え、
    前記表示装置は、
    前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するようにしてあることを特徴とするコンテンツ表示システム。
  3. 前記表示装置は、複数の表示ソースを切り替え可能にしており、
    前記コンテンツ出力装置は、
    電源オフ通知を取得した場合、前記コンテンツ出力装置に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号を前記表示装置へ出力する手段を備え、
    前記表示装置は、
    前記コンテンツ出力装置からの切替制御信号を取得した場合、前記コンテンツ出力装置に応じた表示ソースに切り替える処理を行う手段を備える請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ表示システム。
  4. 前記コンテンツ出力装置は、
    コンテンツ出力条件を記憶しており、
    電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した状態が前記コンテンツ出力条件に合致するか否かを判断する条件判断手段を備え、
    前記条件判断手段が前記コンテンツ出力条件に合致すると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてある請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  5. 前記コンテンツ出力装置は、
    電源オフ通知を取得した場合、取得した電源オフ通知が、1日における1回目の電源オフ通知であるか否かを判断する1回目判断手段を備え、
    前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知であると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、
    前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知でないと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてある請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  6. 前記コンテンツ出力装置は、
    ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、
    前記表示装置は、
    前記操作受付部を含むコンテンツを表示して前記操作受付部でユーザ操作を受け付けた場合、ユーザ操作の受け付けを通知するユーザ操作通知を前記コンテンツ出力装置へ出力する手段を備え、
    前記コンテンツ出力装置は、
    前記表示装置からのユーザ操作通知を取得した場合、取得したユーザ操作通知を記憶するようにしてあり、
    電源オフ通知を取得した場合、ユーザ操作通知の記憶の有無を判断する通知判断手段を備え、
    前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が無いと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、
    前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が有ると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてある請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  7. 前記コンテンツ出力装置は、
    電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した時間が基準時間帯に含まれるか否かの比較を行う比較手段を備え、
    前記対比手段の比較結果に応じて、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてある請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  8. 前記コンテンツ出力装置は、
    前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合で電源オフ通知を取得したとき、前記表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段を備え、
    前記表示装置は、
    前記コンテンツ出力装置からのスタンバイ制御信号を取得した場合、取得したスタンバイ制御信号に基づき、スタンバイ状態に移行する手段を備える請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  9. 前記コンテンツ出力装置は、
    前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合、計時する手段と、
    計時した時間が基準時間を超過したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が基準時間を超過したと判断した場合、前記表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段と
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記コンテンツ出力装置からのスタンバイ制御信号を取得した場合、取得したスタンバイ制御信号に基づき、スタンバイ状態に移行する手段を備える請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  10. 前記コンテンツ出力装置は、
    前記オフ時処理手段が、ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、
    前記表示装置は、
    前記操作受付部を含むコンテンツを表示して前記操作受付部でユーザ操作を受け付けた場合、ユーザ操作の受け付けを通知するユーザ操作通知を前記コンテンツ出力装置へ出力する手段を備え、
    前記コンテンツ出力装置は、
    前記表示装置からのユーザ操作通知を取得した場合、前記表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段を備え、
    前記表示装置は、
    前記コンテンツ出力装置からのスタンバイ制御信号を取得した場合、取得したスタンバイ制御信号に基づき、スタンバイ状態に移行する手段を備える請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  11. 前記コンテンツ出力装置は、
    外部から情報を取得する情報取得手段を備え、
    前記情報取得手段が取得した情報に基づいたコンテンツを出力するようにしてある請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のコンテンツ表示システム。
  12. 表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムでコンテンツを表示するコンテンツ表示方法において、
    前記表示装置は、
    ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を前記コンテンツ出力装置へ出力すると共に、スタンバイ状態に移行するステップを備え、
    前記コンテンツ出力装置は、
    前記表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、前記表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを前記表示装置へ出力するステップを備え、
    前記表示装置は更に、
    前記コンテンツ出力装置からの電源オン制御信号を取得した場合、取得した電源オン制御信号に基づき、電源オン状態に移行するステップと、
    前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するステップと
    を備えることを特徴とするコンテンツ表示方法。
  13. 表示ソースによるコンテンツを表示可能な表示装置と、前記表示装置に表示ソースとして接続されるコンテンツ出力装置とを備えるコンテンツ表示システムでコンテンツを表示するコンテンツ表示方法において、
    前記コンテンツ出力装置は、
    ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを前記表示装置へ出力するステップを備え、
    前記表示装置は、
    前記コンテンツ出力装置からのコンテンツを取得した場合、取得したコンテンツを表示するステップを備えることを特徴とするコンテンツ表示方法。
  14. 表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置において、
    外部の表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、外部の表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備えることを特徴とするコンテンツ出力装置。
  15. 表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置において、
    ユーザによる電源オフ操作を受け付けると、電源オフ操作の有った旨を通知する電源オフ通知を操作取得部で取得するようにしてあり、
    前記操作取得部で電源オフ通知を取得した場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うオフ時処理手段を備えることを特徴とするコンテンツ出力装置。
  16. 外部の表示装置は複数の表示ソースの切り替えが可能であり、
    電源オフ通知を取得した場合、自身に応じた表示ソースに切り替えさせる切替制御信号を外部の表示装置へ出力する手段を備える請求項14又は請求項15に記載のコンテンツ出力装置。
  17. コンテンツ出力条件を記憶しており、
    電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した状態が前記コンテンツ出力条件に合致するか否かを判断する条件判断手段を備え、
    前記条件判断手段が前記コンテンツ出力条件に合致すると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてある請求項14乃至請求項16のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  18. 電源オフ通知を取得した場合、取得した電源オフ通知が、1日における1回目の電源オフ通知であるか否かを判断する1回目判断手段を備え、
    前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知であると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、
    前記1回目判断手段が1回目の電源オフ通知でないと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてある請求項14乃至請求項17のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  19. 電源オフ通知を取得した場合、電源オフ通知を取得した時間が基準時間帯に含まれるか否かの比較を行う比較手段を備え、
    前記対比手段の比較結果に応じて、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてある請求項14乃至請求項18のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  20. ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、
    前記操作受付部でのユーザ操作の受け付けに基づくユーザ操作通知を外部の表示装置から取得した場合、取得したユーザ操作通知を記憶するようにしてあり、
    電源オフ通知を取得した場合、ユーザ操作通知の記憶の有無を判断する通知判断手段を備え、
    前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が無いと判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行うようにしてあり、
    前記通知判断手段がユーザ操作通知の記憶が有ると判断した場合、前記オフ時処理手段はオフ対応処理を行わないようにしてある請求項14乃至請求項19のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  21. 前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合で電源オフ通知を取得したとき、外部の表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を外部の表示装置へ出力する手段を備える請求項14乃至請求項20のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  22. 前記オフ時処理手段がオフ対応処理を行った場合、計時する手段と、
    計時した時間が基準時間を超過したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が基準時間を超過したと判断した場合、外部の表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を前記表示装置へ出力する手段と
    を備える請求項14乃至請求項21のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  23. 前記オフ時処理手段が、ユーザ操作の受け付けが可能な操作受付部を含むコンテンツを出力するようにしてあり、
    前記操作受付部でのユーザ操作の受け付けに基づくユーザ操作通知を外部の表示装置から取得した場合、外部の表示装置をスタンバイ状態に移行させるスタンバイ制御信号を外部の表示装置へ出力する手段を備える請求項14乃至請求項22のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  24. 外部から情報を取得する情報取得手段を備え、
    前記情報取得手段が取得した情報に基づいたコンテンツを出力するようにしてある請求項14乃至請求項23のいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  25. 表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置がコンテンツを出力するコンテンツ出力方法において、
    前記コンテンツ出力装置は、
    外部の表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、外部の表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを備えることを特徴とするコンテンツ出力方法。
  26. 表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンテンツ出力装置がコンテンツを出力するコンテンツ出力方法において、
    前記コンテンツ出力装置は、
    ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを備えることを特徴とするコンテンツ出力方法。
  27. 表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンピュータに、コンテンツの出力処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    外部の表示装置から出力された電源オフ通知を取得した場合、外部の表示装置を電源オン状態に移行させる電源オン制御信号及びコンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  28. 表示ソースによるコンテンツを表示する外部の表示装置に、表示ソースとして接続可能なコンピュータに、コンテンツの出力処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    ユーザによる電源オフ操作を受け付けた場合、スタンバイ状態に移行することなく、コンテンツを外部の表示装置へ出力するオフ対応処理を行うステップを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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