JP2016085498A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体ストレージ11のファイルを格納する論理ボリュームの前に、OSイメージを格納した隠蔽領域を設ける。半導体ストレージ11の先頭から隠蔽領域の末尾までのサイズをオフセットとし、ファイルシステム104には各ファイルの物理アドレスとして実際の物理アドレスからオフセットを減じた値を登録する。アプリケーション300から、ファイルのデータに対するアクセス要求が発生し、ファイルシステム104でファイルのデータの物理アドレスが算出されたならば、ストレージドライバ101は、算出された物理アドレスにオフセットを加算したアドレスをアクセス先アドレスとして生成し、半導体ストレージ11のアクセス先アドレスにアクセスする。
【選択図】図3
Description
図1に、本実施形態に係る電子機器の構成を示す。
図示するように、本実施形態に係る電子機器は、コンピュータとしての基本構成を備えている。
すなわち、電子機器は、バス1で接続されたCPU2、DMAC3(DMAコントローラ3)、メモリコントローラ4、グラフィックコントローラ5、I/Oコントローラ6とを有している。
図2aに示すように、半導体ストレージ11は、半導体ストレージ11上の論理ボリュームの管理情報等が記録されたストレージ管理領域と、隠蔽領域と、論理ボリューム領域とが、半導体ストレージ11の先頭より、ストレージ管理領域、隠蔽領域と、論理ボリューム領域の順序で設けられている。
また、論理ボリューム領域には、論理ボリューム管理領域と、データ領域とが設けられている。
そして、論理ボリューム領域のデータ領域には、プログラムファイルやデータファイルを記憶することができる。また、論理ボリューム管理領域には、データ領域に記憶された各ファイルの物理アドレス(セクタ番号等)を示すFile Allocation Tableやディレクトリエントリなどの、論理ボリュームのファイルの管理情報であるファイルシステム情報などが記憶されている。なお、ファイルシステム情報の一部がデータ領域に記憶される場合もある。また、データ領域のファイルは、データ領域内に分散して記憶されている場合もある。
次に、図2bに、本実施形態において、論理ボリュームのファイルシステム情報が示すファイルと物理アドレスとの関係を示す。
図示するように、論理ボリュームのファイルシステム情報は、論理ボリューム領域のデータ領域中の各ファイルの仮想物理アドレスを示す。また、ファイルシステム情報が示す各ファイルの仮想物理アドレスは、そのファイルの半導体ストレージ11上の物理アドレスから、半導体ストレージ11の先頭から隠蔽領域の末尾までのサイズnを減算したアドレスとする。ここで、以下では、このサイズをオフセットnと称する。
そして、ファイルJのアドレスKのデータの入力/出力の要求IOREQ R/W (file=J,ADR=K)を受けた、ファイルシステム104は、ファイルシステム情報が示すファイルJのアドレスKに対応する仮想物理アドレスXを取得し、ストレージドライバ101に、仮想物理アドレスXの入力/出力を要求するコマンドIOCNT R/W (ADR=X)を発行する。
次に、アップデートアプリケーション200は、以下のようにして隠蔽領域のOSイメージ等を更新する。
すなわち、アップデートアプリケーション200は、隠蔽領域のアクセスに、ダイレクトアクセスAPI103がサポートする特別な関数SP Rと、SP Wとを用いる。ここで、SP Rが隠蔽領域のリード用の関数であり、SP Wが隠蔽領域のライト用の関数である。
また、関数SP R/Wではアクセスするデータを、関数SP R/W、または、関数SP R/Wに先だってダイレクトアクセスAPI103に発行した関数で設定した、当該データの物理アドレスで直接指定する。なお、関数SP R/W、ダイレクトアクセスAPI103は、オペレーティングシステム100の標準構成に追加した関数、APIである。
さて、ダイレクトアクセスAPI103は、アップデートアプリケーション200から物理アドレスYのデータへのリード/ライトを要求する関数SP R/W(ADR=Y)が発行されたならば、ストレージドライバ101に、物理アドレスYの入力/出力を要求する特別なコマンドSP IOCNT R/W (ADR=Y)を発行する。なお、SP IOCNT R/Wも、オペレーティングシステム100の標準構成に追加したコマンドである。
また、ストレージドライバ101は、標準の容量情報取得用の関数とは別にオペレーティングシステム100に追加した容量情報取得用の関数で、半導体ストレージ11の容量の情報を要求された場合には、半導体ストレージ11の実際の容量を、半導体ストレージ11の容量の情報として応答する処理なども行う。これにより、アップデートアプリケーション300等は、追加した容量情報取得用の関数を用いて半導体ストレージ11の容量を正しく認識することができるようになる。
なお、本実施形態は、半導体ストレージ11に代えて、半導体以外の記憶媒体を用いるストレージを用いる場合にも同様に適用することができる。
図1に、本実施形態に係る電子機器の構成を示す。
図示するように、本実施形態に係る電子機器は、コンピュータとしての基本構成を備えている。
すなわち、電子機器は、バス1で接続されたCPU2、DMAC3(DMAコントローラ3)、メモリコントローラ4、グラフィックコントローラ5、I/Oコントローラ6とを有している。
図2aに示すように、半導体ストレージ11は、半導体ストレージ11上の論理ボリュームの管理情報等が記録されたストレージ管理領域と、隠蔽領域と、論理ボリューム領域とが、半導体ストレージ11の先頭より、ストレージ管理領域、隠蔽領域と、論理ボリューム領域の順序で設けられている。
また、論理ボリューム領域には、論理ボリューム管理領域と、データ領域とが設けられている。
そして、論理ボリューム領域のデータ領域には、プログラムファイルやデータファイルを記憶することができる。また、論理ボリューム管理領域には、データ領域に記憶された各ファイルの物理アドレス(セクタ番号等)を示すFile Allocation Tableやディレクトリエントリなどの、論理ボリュームのファイルの管理情報であるファイルシステム情報などが記憶されている。なお、ファイルシステム情報の一部がデータ領域に記憶される場合もある。また、データ領域のファイルは、データ領域内に分散して記憶されている場合もある。
次に、図2bに、本実施形態において、論理ボリュームのファイルシステム情報が示すファイルと物理アドレスとの関係を示す。
図示するように、論理ボリュームのファイルシステム情報は、論理ボリューム領域のデータ領域中の各ファイルの仮想物理アドレスを示す。また、ファイルシステム情報が示す各ファイルの仮想物理アドレスは、そのファイルの半導体ストレージ11上の物理アドレスから、半導体ストレージ11の先頭から隠蔽領域の末尾までのサイズnを減算したアドレスとする。ここで、以下では、このサイズをオフセットnと称する。
そして、ファイルJのアドレスKのデータの入力/出力の要求IOREQ R/W (file=J,ADR=K)を受けた、ファイルシステム104は、ファイルシステム情報が示すファイルJのアドレスKに対応する仮想物理アドレスXを取得し、ストレージドライバ101に、仮想物理アドレスXの入力/出力を要求するコマンドIOCTL R/W (ADR=X)を発行する。
次に、アップデートアプリケーション200は、以下のようにして隠蔽領域のOSイメージ等を更新する。
すなわち、アップデートアプリケーション200は、隠蔽領域のアクセスに、ダイレクトアクセスAPI103がサポートする特別な関数SP Rと、SP Wとを用いる。ここで、SP Rが隠蔽領域のリード用の関数であり、SP Wが隠蔽領域のライト用の関数である。
また、関数SP R/Wではアクセスするデータを、関数SP R/W、または、関数SP R/Wに先だってダイレクトアクセスAPI103に発行した関数で設定した、当該データの物理アドレスで直接指定する。なお、関数SP R/W、ダイレクトアクセスAPI103は、オペレーティングシステム100の標準構成に追加した関数、APIである。
さて、ダイレクトアクセスAPI103は、アップデートアプリケーション200から物理アドレスYのデータへのリード/ライトを要求する関数SP R/W(ADR=Y)が発行されたならば、ストレージドライバ101に、物理アドレスYの入力/出力を要求する特別なコマンドSP IOCTL R/W (ADR=Y)を発行する。なお、SP IOCTL R/Wも、オペレーティングシステム100の標準構成に追加したコマンドである。
また、ストレージドライバ101は、標準の容量情報取得用の関数とは別にオペレーティングシステム100に追加した容量情報取得用の関数で、半導体ストレージ11の容量の情報を要求された場合には、半導体ストレージ11の実際の容量を、半導体ストレージ11の容量の情報として応答する処理なども行う。これにより、アップデートアプリケーション300等は、追加した容量情報取得用の関数を用いて半導体ストレージ11の容量を正しく認識することができるようになる。
なお、本実施形態は、半導体ストレージ11に代えて、半導体以外の記憶媒体を用いるストレージを用いる場合にも同様に適用することができる。
Claims (4)
- 一次記憶装置であるRAMと、二次記憶装置であるストレージとを備え、電源投入時に、ストレージに格納されているOSイメージをRAMに展開してオペレーティングシステムを稼働させる電子機器であって、
前記ストレージには、前記OSイメージが記憶された隠蔽領域と、ファイルが記憶されるデータ領域とが、当該順序で設けられており、
前記電子機器は、
前記オペレーティングシステム上で稼働するアプリケーションと、
前記ストレージの先頭から前記隠蔽領域の末尾までのサイズをオフセットとして、前記ストレージに記憶された各ファイルに対応するアドレスとして、当該ファイルのストレージ上のアドレスから前記オフセットを減じたアドレスを管理するファイル管理手段と、
前記アプリケーションから前記ファイルのデータのアクセスを要求するファイルデータアクセス要求が発生したときに、前記ファイル管理手段が管理している当該ファイルに対応するアドレスを、当該ファイルのストレージ上のアドレスと見なした場合の、当該データの前記ストレージ上のアドレスをアクセス先アドレスとする入出力命令を発行するアクセス先アドレス生成手段と、
発行された入出力命令に応答して、前記ストレージの、前記アクセス先アドレスに前記オフセットを加算したアドレスのデータにアクセスするストレージアクセス手段とを有することを特徴とする電子機器。 - 請求項1記載の電子機器であって、
前記ストレージアクセス手段は、前記アプリケーションから発行された前記ストレージの特定のアドレスへのアクセスを要求するデータアクセス要求に応答して、前記ストレージの前記特定のアドレスにアクセスすることを特徴とする電子機器。 - 請求項2記載の電子機器であって、
前記アプリケーションとして、
前記ファイルデータアクセス要求を発行して前記ストレージのファイルのデータにアクセスする第1のアプリケーションと、
前記ストレージの前記隠蔽領域内のアドレスへのアクセスを要求する前記データアクセス要求を発行して、前記隠蔽領域のOSイメージを更新する第2のアプリケーションとを有することを特徴とする電子機器。 - 請求項1、2または3記載の電子機器であって、
前記アプリケーションからストレージの容量情報の取得要求が発行されたときに、前記ストレージの容量から前記オフセットを減じた容量を前記ストレージの容量として示す容量情報を応答するストレージ容量情報通知手段を有することを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
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JP2014215949A JP6318073B2 (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 電子機器 |
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JP2014215949A JP6318073B2 (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 電子機器 |
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JP6318073B2 JP6318073B2 (ja) | 2018-04-25 |
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Family Applications (1)
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JP2014215949A Active JP6318073B2 (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 電子機器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20180276008A1 (en) * | 2016-09-08 | 2018-09-27 | Pax Computer Technology (Shenzhen) Co., Ltd. | Method and apparatus for loading application of embedded microsystem |
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JP2004127040A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 情報処理装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
JP2006201968A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Yamaha Corp | オーディオデータの記録再生装置 |
JP2008146642A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Lenovo Singapore Pte Ltd | マルチオペレーティングシステム環境下でハードディスクを保護するための装置、システム、および方法 |
JP2012515954A (ja) * | 2009-01-21 | 2012-07-12 | マイクロン テクノロジー, インク. | 論理アドレスオフセット |
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2014
- 2014-10-23 JP JP2014215949A patent/JP6318073B2/ja active Active
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US20180276008A1 (en) * | 2016-09-08 | 2018-09-27 | Pax Computer Technology (Shenzhen) Co., Ltd. | Method and apparatus for loading application of embedded microsystem |
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