JP2016085449A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、共通の電流検知回路で接続されている複数の独立した高圧電源同士がお互いに影響を及ぼすことによる画像不良を抑制することである。【解決手段】第1帯電手段3Kに帯電電圧を供給する第1電源33bと、第2帯電手段3Y、3M、3C、第2現像手段41Y、41M、41C、第2転写手段17Y、17M、17Cの少なくとも1つに所定電圧を供給する第2電源33aと、を有し、第1電源33a及び第2電源33bが共通の抵抗成分を介して接地されており、第1電源33bが帯電電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで第2電源33aが電圧を供給していないもしくは所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から所定電圧を供給開始する場合、制御手段54は、第1感光体1Kの第1タイミングで帯電位置にある領域が、現像位置に到達する第2タイミングの前に、離間機構60により第1現像手段41Kを離間位置へ移動させる。【選択図】 図6

Description

本発明は、レーザープリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真記録方式を利用する画像形成装置に関するものである。
従来から、電子写真方式の画像形成装置としては、各色の画像形成部を並置したインライン方式を採用したカラー画像形成装置が知られている。このカラー画像形成装置は、電子写真感光体(以下、感光体ドラムと称す)と、前記感光体ドラムに作用する帯電手段、現像手段、クリーニング手段などのプロセス手段とを備えた画像形成部を複数並置している。そして、これら複数の画像形成部に対向配置された中間転写ベルト或いは搬送ベルト上の転写材などに順次画像を転写している。
この様なカラー画像形成装置では、各色(例えばイエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K))の画像形成部における機械的精度の違い等が原因で、画像を重ね合わせたときに色ズレが発生し得る。特に、レーザースキャナと感光体ドラムを各色の画像形成部に独立して有する構成においては、レーザースキャナと感光体ドラムの位置関係が色毎に異なる。これにより、感光体ドラム上のレーザー走査位置の同期が取れず、色ズレを生じてしまう。
そして、これらの色ズレを補正するために、カラー画像形成装置では色ズレ補正制御が行われている。特許文献1では、複数色の画像を重ね合わせたときに発生する色ズレを精度よく補正するために、複数色の画像形成部に供給する独立した高圧電源に対して共通の電流検知回路を持つ構成が開示されている。
特開2012−032777号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような、複数の独立した高圧電源が共通の電流検知回路で接続されている回路構成において、独立した高圧電源同士がお互いに影響を及ぼすことによって、画像不良を引き起こすといった課題があった。
具体的には、独立した第1の高圧電源がON状態であるときに、独立した第2の高圧電源をONした際に、第2の高圧電源回路で発生したチャージ電流が電流検知回路に瞬間的に流れ込み、電流検知回路が持つ抵抗成分によって入出力端子の電位が変動する。この電位変動が第1の高圧電源回路に影響を与え、第1の高圧電源回路から出力される電圧値が変動してしまう。
したがって、例えばモノカラーモードで連続通紙中にフルカラーモードに切り替える際など、Kの帯電電圧が変動してしまう。詳しくは、Kの帯電電圧を印加中にY,M,Cの帯電電圧を印加するような場合において、Y,M,Cの電源回路に供給されたチャージ電流が電流検知回路に瞬間的に流れ込み、結果的にBkの帯電電圧が変動してしまう。これにより、Kの感光体ドラムの帯電出力が小さくなった部分にトナーが転移することによって横スジ画像等の画像不良が発生する。
上記課題は、独立した高圧電源が共通の電流検知回路で接続されている回路構成に限らず、独立した高圧電源が共通の抵抗成分を介して接地されているような回路構成であれば発生し得る。また例えば、独立した高圧電源が共通の基板上にあり、且つ前記共通の基板が装置本体のフレームグランド(本体の筐体)に接地されていない場合においても発生し得る。
そこで、本発明の目的は、複数の独立した高圧電源が共通の電流検知回路で接続されている構成において、独立した高圧電源同士がお互いに影響を及ぼすことによる画像不良を抑制することである。
上記目的を達成するため、本発明は、回転駆動される第1、第2感光体と、前記第1、第2感光体を帯電位置でそれぞれ帯電する第1、第2帯電手段と、前記第1、第2感光体に現像位置でそれぞれトナーを付着させる第1、第2現像手段と、前記第1、第2感光体に形成されたトナー像を被転写部材に転写する第1、第2転写手段と、前記第1帯電手段に帯電電圧を供給する第1電源と、前記第2帯電手段、前記第2現像手段、前記第2転写手段の少なくとも1つに所定電圧を供給する第2電源と、前記第1現像手段を、前記現像位置で前記第1感光体と当接する当接位置から前記第1感光体と離間した離間位置へ移動させる離間機構と、前記離間機構を制御する制御手段と、を有する画像形成装置において、前記第1電源及び前記第2電源が共通の抵抗成分を介して接地されており、前記第1電源が前記帯電電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで前記第2電源が電圧を供給していないもしくは前記所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から前記所定電圧を供給開始する場合、前記制御手段は、前記第1感光体の前記第1タイミングで前記帯電位置にある領域が、前記現像位置に到達する第2タイミングの前に、前記離間機構により前記第1現像手段を前記離間位置へ移動させることを特徴とする。
本発明によれば、第2電源ONによって第1電源から出力される電圧値が変動しても、その変動によって影響を受けた感光体ドラムの表面電位部が現像手段に到達する前に、現像手段を感光体ドラムから離間させる。これによって、変動によって影響を受けた感光体ドラムの表面電位部に現像剤を転移させることなく、横スジなど画像不良のない良好な画像を提供することができる。
第1実施例における画像形成装置を説明する図 第1実施例におけるプロセスカートリッジの断面図 第1実施例におけるプロセスカートリッジの現像当接/離間状態を示す図 第1実施例における高圧電源装置の構成図 第1実施例における帯電高圧電源回路と電流検知回路の構成図 第1実施例におけるモノフル切替時のタイミングチャートを示す図 第1実施例の変形例における高圧電源装置の構成図 第1実施例の変形例におけるモノフル切替時のタイミングチャートを示す図 第2実施例における高圧電源装置の構成図 第2実施例におけるモノフル切替時のタイミングチャートを示す図 第3実施例における本体板金フレームの概略図 第3実施例における帯電高圧電源回路の構成図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
<画像形成装置>
図1は本発明の実施例1におけるカラー画像形成装置100の概略構成図である。
画像形成装置100内には、レーザースキャナ11、中間転写ベルト13、定着フィルム24、加圧ローラ25、給紙トレイ19、給紙ローラ20等が設置されている。
また、第1のプロセスカートリッジPY、第2のプロセスカートリッジPM、第3のプロセスカートリッジPC、第4のプロセスカートリッジPKの4つのプロセスカートリッジP(PY,PM,PC,PK)が水平方向に配置されている。第1〜第4の各プロセスカートリッジP(PY,PM,PC,PK)は、それぞれ現像剤の色が異なる以外は同様の電子写真画像形成プロセス機構を有している。
なお、ここでは複数の画像形成部として、4つのプロセスカートリッジを例示している。しかし、画像形成装置に着脱自在に装着するプロセスカートリッジの個数はこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定されるものである。
また、第1〜第4の各プロセスカートリッジP(PY,PM,PC,PK)は、像担持体である感光体ドラム1上の静電潜像を現像する現像ローラ41を備えた現像ユニット4を有する。
第1のプロセスカートリッジPYは、現像ユニット4内にイエロー(Y)の現像剤を収容しており、感光体ドラム1の表面にイエロー色の現像剤像を形成する。
第2のプロセスカートリッジPMは、現像ユニット4内にマゼンダ(M)の現像剤を収容してあり、感光体ドラム1の表面にマゼンダ色の現像剤像を形成する。
第3のプロセスカートリッジPCは、現像ユニット4内にシアン(C)の現像剤を収容してあり、感光体ドラム1の表面にシアン色の現像剤像を形成する。
第4のプロセスカートリッジPKは、現像ユニット4内にブラック(K)の現像剤を収容しており、感光体ドラム1の表面にブラック色の現像剤像を形成する。
給紙トレイ19内に積載収納された記録媒体Sは、図中時計回り方向(矢印W方向)に回転する給紙ローラ20により給紙され、ベルト駆動ローラ14と二次転写ローラ18の当接部(以下、「ニップ部」と呼ぶ)へ送られる。
感光体ドラム1は図中反時計回り方向(矢印K方向)に回転しており、その外周面には、レーザースキャナ(露光手段)11からのレーザ光Lにより露光位置で静電潜像が順次形成される。続いてその静電潜像が現像位置で現像手段としての現像ローラ41で現像され(トナーを付着させられ)、感光体ドラム1にトナー像(現像剤像)が形成される。現像位置とは感光体ドラム1が現像ローラ41によってトナーを付着させられる位置であり、感光体ドラム1と現像ローラ41とが対向する位置である。
感光体ドラム1に形成されたトナー像は、転写位置で中間転写体としての中間転写ベルト13を介して感光体ドラムと対向する転写手段としての一次転写ローラ17によって中間転写ベルト(被転写部材)13に転写される。カラー画像を形成する場合は、感光体ドラム1にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色が現像され、それぞれに形成されたトナー像が、中間転写ベルト13に順次転写される。転写位置とは感光体ドラム1に形成されたトナー像が中間転写ベルト13に転写される位置であり、感光体ドラム1と一次転写ローラ17とが中間転写ベルト13を介して対向する位置である。
次に、中間転写ベルト13に形成されたトナー像は、ベルト駆動ローラ14と二次転写ローラ18の当接ニップ部に送られた記録媒体(シート)Sに転写される。
さらに、トナー像が転写された記録媒体Sは、定着フィルム24と加圧ローラ25の当接ニップ部へ送られ、ここで加熱加圧されてトナー像が記録媒体Sに定着される。トナー像が定着された記録媒体Sは、排紙ローラ対26により、排紙トレイ27に排出される。
<プロセスカートリッジの構成>
図2は、プロセスカートリッジPを感光体ドラム1の軸線方向と垂直な方向に切ったときの断面を示す断面図である。図2において、感光体ドラム1は不図示の駆動源によって反時計回り方向(矢印K方向)に、現像ローラ41は時計回り方向(矢印L方向)に所定の速度で回転駆動される。
本実施例において、プロセスカートリッジPは、クリーナユニット5、及び、クリーナユニット5に回動可能に結合する現像ユニット4によって構成される。クリーナユニット5は感光体ドラム1を保持する第一ユニット(感光体ドラムユニット)であって、現像ユニット4は現像ローラ41を保持する第二ユニットである。
クリーナユニット5に設けられた帯電ローラ(帯電手段)3は、帯電位置で感光体ドラム1に当接し従動回転する接触帯電方式の帯電部材である。クリーニングブレード(クリーニング手段)51は、先端部を感光体ドラム1に当接させて配置してある。クリーニングブレード51は、感光体ドラム1に残留したトナーを除去する役目をする。このクリーニングブレード51により除去された転写残トナーは、クリーナユニット5内にあるトナー収容部52に収容される。
現像ユニット4は、現像手段としての現像ローラ41と、現像ブレード42を有する。現像ユニット4は更に、トナーを収容する現像室(現像剤収容部)43を有する。現像ローラ41は現像室43に配置され、現像ブレード42は、その先端部を現像ローラ41に当接して配置してある。現像ブレード42は、現像ローラ41の周面にトナーを薄層に規制する役目をする。
また、現像ユニット4は、弾性部材である加圧バネ53により付勢され、回動中心Xを回転軸として、現像ローラ41が感光体ドラム1に当接するように構成されている。より詳細に述べると、加圧バネ53の付勢力によって、現像ユニット4は図2に示す矢印G方向に押圧され、回動中心Xを中心に、矢印J1方向のモーメントが作用する構成となっている。これにより、現像ローラ41が感光体ドラム1に対し所定圧で当接できる。また、このときの現像ユニット4の現像ローラ41の位置を当接位置と称す。
本画像形成装置100は、画像形成を行っていないとき(スタンバイ状態において)は、現像ローラ41と感光体ドラム1とを離間している。このときの現像ユニット4の現像ローラ41の位置を離間位置と称す。このように離間位置で現像ローラ41を維持するのは、現像ローラ41が感光体ドラム1と長時間当接することによって生じる現像ローラ41の凹み跡やこれに伴う画像不良を抑制するためである。突出部材44は、現像ローラ41と感光体ドラム1とを離間するための部材であり、現像ユニット4の軸線方向(長手方向)端部に設けられている。現像ローラ41と感光体ドラム1とを離間する現像離間機構については、以下に詳細を説明する。
<現像離間機構/動作>
図3はプロセスカートリッジPと現像離間機構60との関係を示す断面図である。62x,62yは、プロセスカートリッジP(PY,PM,PC,PK)の下方に位置される移動部材である。プロセスカートリッジPY,PM,PCは移動部材62xと、またプロセスカートリッジPKは移動部材62yと、それぞれ個別に連動して矢印M,N方向に移動可能となっている。
また、移動部材62x,62yには、それぞれ円形のカム64x,64yと、カム64x,64yを形成する円の中心から離れた位置にカム駆動軸65x,65yが連結している。カム64x,64yは、画像形成装置100に設けられた不図示の駆動源から駆動力を受けることによって、カム駆動軸65x,65yを回転中心として回転し、移動部材62x,62yを略水平方向(矢印M,N方向)に移動させる。
カム64x,64yの回転によって、移動部材62x,62yは、以下に説明する「待機状態」(図3(a)参照)と、「フルカラー画像形成状態」(図3(b)参照)と、「モノカラー画像形成状態」(図3(c)参照)の3つの当接/離間状態に移動する。すなわち、移動部材62x,62yは、カム64x,64yの回転により、全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKにおける現像ローラ41と感光体ドラム1とが離間する「待機状態」(図3(a)参照)に移動する。また移動部材62x,62yは、カム64x,64yの回転により、全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKにおける現像ローラ41と感光体ドラム1とが当接する「フルカラー画像形成状態」(図3(b)参照)に移動する。また移動部材62x,62yは、カム64x,64yの回転により、プロセスカートリッジPKの現像ローラ41のみが感光体ドラム1に当接する「モノカラー画像形成状態」(図3(c)参照)に移動する。
先に述べたように、本画像形成装置100は、画像形成を行っていないときは、図3(a)に示すように、現像ローラ41と感光体ドラム1とを離間させている(「待機状態」としている)。このとき、全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKにおける突出部材44が、現像離間機構60の離間部材61から図3(a)に示す矢印M方向に押圧力を受ける。これにより、各プロセスカートリッジPの現像ユニット4が回動中心Xを回転軸として回転し、現像ローラ41と感光体ドラム1とが離間されている。
そして、この「待機状態」から現像離間機構60を1回動作させることによって、「フルカラー画像形成状態」(図3(b)参照)へと遷移する。具体的には、移動部材62xと移動部材62yを、共に図3(a)に示す矢印N方向に移動させることによって、全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKの突出部材44が受けていた離間部材61からの押圧力が解除される。これにより、全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKにおける現像ローラ41が、加圧バネ53の力によって離間位置から当接位置に移動し、感光体ドラム1と当接する。こうして全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKの現像ローラ41と感光体ドラム1とが当接した状態となって、フルカラーの画像形成を行うことができる。
そして、「フルカラー画像形成状態」から現像離間機構60をさらに1回動作させることによって、「モノカラー画像形成状態」(図3(c)参照)へと遷移する。具体的には、移動部材62xのみを図3(a)に示す矢印M方向に移動させることによって、プロセスカートリッジPY,PM,PCの突出部材44が、現像離間機構60の離間部材61から図3(a)に示す矢印M方向に押圧力を受ける。これにより、プロセスカートリッジPY,PM,PCの現像ユニット4が回動中心Xを回転軸として回転し、現像ローラ41と感光体ドラム1とが離間する。一方、プロセスカートリッジPKは、現像ローラ41と感光体ドラム1とが当接した状態を保っている。この状態では、フルカラーの画像形成を行うことができず、モノカラーの画像形成のみ行うことができる。
そして、「モノカラー画像形成状態」から現像離間機構60をさらに1回動作させることによって、再び「待機状態」(図3(a)参照)へと遷移する。具体的には、移動部材62yのみを図3に示す矢印M方向に移動させることによって、プロセスカートリッジPKの突出部材44が、現像離間機構60の離間部材61から図3に示す矢印M方向に押圧力を受ける。これにより、プロセスカートリッジPKの現像ユニット4が回動中心Xを回転軸として回転し、現像ローラ41と感光体ドラム1とが離間する。結果、全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKにおける現像ローラ41が、感光体ドラム1に対して離間される。
上述したように、本画像形成装置100は、現像離間機構60の動作によって「待機状態」→「フルカラー画像形成状態」→「モノカラー画像形成状態」→「待機状態」→…と切り替わるようになっている。
<高圧電源装置の構成図>
次に、図4を用いて図1の画像形成装置における高圧電源装置の構成を説明する。高圧電源回路装置は、プロセスカートリッジPKの帯電ローラ3Kに電圧(帯電電圧)を供給する第1の電源としての帯電高圧電源回路33bを備えている。また高圧電源回路装置は、プロセスカートリッジPY,PM,PCの帯電ローラ3Y,3M,3Cに電圧(帯電電圧)を供給する第2の電源としての帯電高圧電源回路33aを備えている。また高圧電源回路装置は、現像高圧電源回路34Y,34M,34C,34K、1次転写高圧電源回路36、2次転写高圧電源回路38を備えている。帯電高圧電源回路33bは帯電ローラ3Kに、帯電高圧電源回路33aは帯電ローラ3Kを除く帯電ローラ3Y,3M,3Cに、それぞれ所定の電圧を印加する。これによって、帯電位置で感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面にバックグラウンド電位を形成し、レーザ光Lの照射によって静電潜像電位として画像形成可能な状態にする。
また現像高圧電源回路34Y,34M,34C,34Kは、現像ローラ41Y,41M,41C,41Kにそれぞれ個別に所定の電圧を印加することによって、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの静電潜像電位部にトナーを載せ、トナー像を形成する。1次転写高圧電源回路36は、1次転写ローラ17Y,17M,17C,17Kにそれぞれ所定の電圧を印加することによって、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kのトナー像を中間転写ベルト13に転写する。なお、第1の電源(帯電高圧電源回路33b)の供給する電圧により帯電を行う帯電手段(帯電ローラ3K)は第1帯電手段、第1帯電手段によって帯電される感光体(感光体ドラム1K)は第1感光体とする。更に、第1感光体にトナーを付着させる現像手段(現像ローラ41K)を第1現像手段とし、第1感光体からトナー像を転写させる転写手段(1次転写ローラ17K)を第1転写手段とする。また、第2の電源(帯電高圧電源回路33a)の供給する電圧により帯電を行う帯電手段(帯電ローラ3Y,3M,3C)は第2帯電手段、第2帯電手段によって帯電される感光体(感光体ドラム1Y,1M,1C)は第2感光体とする。更に、第2感光体にトナーを付着させる現像手段(現像ローラ41Y,41M,41C)を第1現像手段とし、第2感光体からトナー像を転写させる転写手段(1次転写ローラ17Y,17M,17C)を第2転写手段とする。
2次転写高圧電源回路38は、第3転写手段としての2次転写ローラ18に2次転写電圧を印加(供給)することによって、中間転写ベルト13のトナー像を記録媒体Sへ転写する。
また、帯電高圧電源回路33aと帯電高圧電源回路33bは、共通の抵抗成分としての電流検知回路37で接続されている。これは、プロセスカートリッジP(PY,PM,PC,PK)の色ズレを抑制するためである。具体的には、各色のプロセスカートリッジPにおいて、現像ローラ41(Y,M,C,K)を感光体ドラム1(Y,M,C,K)から離間させた状態で、感光体ドラム1(Y,M,C,K)の表面を一様にバックグラウンド電位とした上でレーザ光Lを照射する。帯電ローラ3(Y,M,C,K)から電流検知回路37に流れる電流値は、感光体ドラム1(Y,M,C,K)の表面がバックグラウンド電位のときと静電潜像電位のときとで異なる。そのため、レーザ照射タイミングから、レーザ照射された静電潜像電位部が帯電ローラ3(Y,M,C,K)に到達したタイミングまでの時間を読み取ることによって、各色のプロセスカートリッジのレーザ照射タイミングを微調整し、色ズレを抑制する。
<高圧電源の回路図>
次に、図5を用いて、図4の高圧電源装置における帯電高圧電源回路33a,33b、及び電流検知回路37の構成を説明する。
図5において、54は制御部(制御手段)であり、CPU321、ASIC322、RAM323、EEPROM322を備えている。詳細な機能の説明は省略する。62a,62bは変圧器であり、駆動回路61a,61bによってそれぞれ生成される交流信号の電圧を数十倍の振幅に昇圧する。ダイオード64a,64b、65a,65b及びコンデンサ63a,63b、66a,66bによって構成される整流回路51a,52bは、昇圧された交流信号を整流・平滑する。そして整流・平滑化された電圧信号は、出力端子53a,53bにそれぞれ直流電圧として出力される。比較器60a,60bは、検知抵抗67a,67b、68a,68bによって分圧された出力端子53a,53bの電圧と、制御部54によって設定された設定値55a,55bとが等しくなるよう、駆動回路61a,61bの出力電圧をそれぞれ制御する。そして、出力端子53aの電圧に従い、帯電ローラ3Y,3M,3C及び感光体ドラム1Y,1M,1C及びグランドを経由して電流が流れる。また出力端子53bの電圧に従い、帯電ローラ3K及び感光体ドラム1K及びグランドを経由して電流が流れる。
電流検知回路37は、変圧器62a,62bの2次側回路50a,50bと接地点57との間に挿入されている。ここで、オペアンプ70の入力端子はインピーダンスが高く、電流が殆ど流れないので、接地点57から変圧器62a,62bの2次側回路50a,50bを経て出力端子53a,53bへ流れる直流電流は、ほぼ全て抵抗71に流れるよう構成されている。また、オペアンプ70の反転入力端子は、抵抗71を介して出力端子と接続されているので、非反転入力端子に接続されている基準電圧73に仮想接地される。従って、オペアンプ70の出力端子には、出力端子53a,53bに流れる電流量に比例した検知電圧56が現れる。なお、コンデンサ72は、オペアンプ70の反転入力端子を安定させるためのものである。
<印字中の現像当接/離間制御>
上述した構成を持つ画像形成装置100において、帯電高圧電源回路33bがON状態のときに帯電高圧電源回路33aをOFFからONに切り替える際に、帯電高圧電源回路33bから電圧を供給される帯電ローラ3Kによって帯電された感光体ドラム1Kの領域は、表面電位が変動する。以下の説明では、この表面電位が変動した感光体ドラムの領域を、表面電位変動部という。
そこで、本実施例では、帯電高圧電源回路33bがON状態のときに帯電高圧電源回路33aをOFFからONに切り替える際に、前記感光体ドラム1Kの表面電位変動部が、現像ローラ41Kとの当接部に到達する前に、現像ローラ41Kを感光体ドラム1Kに対して離間させることを特徴としている。なお、現像ローラと感光体ドラムを当接/離間させる現像離間機構60の動作は、制御部54によって制御されている。
具体的に、モノカラーモードを連続印字中にフルカラーモードに切り替える際の(以下「モノフル切替」と呼ぶ)、現像当接/離間制御について説明する。
図6は、本実施例におけるモノフル切替時のタイミングチャートを示している。図6において、区間Mはモノカラーモードを印字している。つまり、区間Mは、感光体ドラム1Y,1M,1Cにトナー像を形成することなく、感光体ドラム1Kにトナー像を形成する第1モードである。従ってモノカラー印字中は、帯電高圧電源回路33aをOFF状態としている。これは、感光体ドラム1Y,1M,1Cの余計な放電劣化を抑制し、プロセスカートリッジPY,PM,PCの長寿命化を図るためである。つまり、帯電高圧電源回路33aがOFF状態の場合、出力端子53aに供給される電圧が0(電圧が供給されていない)もしくは待機のための待機電圧を供給している。またこのときの画像形成装置100の現像当接/離間状態は、「モノカラー画像形成状態」(図3(c)参照)である。
モノカラー印字中に不図示のホストコンピュータからフルカラーの画像信号を受信した場合、モノカラー印字終了後の後回転動作開始タイミング(図6のa)で、フルカラー印字に備えて帯電高圧電源回路33aをONする。このとき、出力端子53aから帯電ローラ3Y,3M,3Cに所望の電圧が出力されるよう、制御部54からアナログ信号が送られる。ここで後回転動作とは、連続印字の最終ページのプロセスカートリッジP(PK)における1次転写が終了した以降の動作のことである。
本画像形成装置100の高圧電源回路において、帯電高圧電源回路33bがON状態で帯電高圧電源回路33aをOFF→ONに切り替えたとき(第1タイミング)に、出力端子53aに急峻に電圧が出力されることによって、電流検知回路37に瞬間的にチャージ電流が流れる。これは、帯電高圧電源回路33aは、待機電圧を出力端子53aに供給している又は電圧供給を行っていないOFF状態から、ON状態に切り替ることで、待機電力よりも大きい電圧(所定電圧)を出力端子53aに供給するように動作するからである。ここで、第1タイミングは、前記モノカラーモード(第1モード)を終了した後で、後述するフルカラーモード(第2モード)の実行を開始する前のタイミングである。このチャージ電流が抵抗71に流れることによって、オペアンプ70の出力端子及び反転入力端子の電位が変動する。これにより、帯電高圧電源回路33bの基準となる電圧値(図5のAの電圧値)が変わるため、出力端子53b、つまり帯電ローラ3Kに出力される直流電圧が変動する。この電圧変動によって、感光体ドラム1Kの帯電位置にある部分の表面電位が変動する。この感光体ドラム1Kの表面電位変動部は、図2の矢印K方向の回転駆動に伴い現像ローラ41Kとの当接部に到達する(図6のc)。このとき、感光体ドラム1Kの表面電位変動部に現像ローラ41Kからトナーが転移しないよう、現像ローラ41Kを感光体ドラム1Kから離間させておく必要がある。そのためには、現像離間機構60を1回動作させて「モノカラー画像形成状態」から「待機状態」(図3(a)参照)へと遷移すればよい。したがって、感光体ドラム1Kの第1タイミングで帯電位置にある表面電位変動部が現像ローラ41Kとの当接部(現像位置)に到達するタイミング(図6のc、第2タイミング)よりも前に「待機状態」となっていればよい。つまり、感光体ドラム1Kの表面電位変動部が現像ローラ41Kとの当接部に到達する第2タイミング(図6のc)よりも前に、少なくとも現像ローラ41Kが離間位置にあればよい。
本実施例においては、現像離間機構60のONタイミングを帯電高圧電源回路33aのONタイミング(図6のa)と同じにする。これによって、感光体ドラム1Kの表面電位変動部が現像ローラ41Kとの当接部に到達するタイミング(図6のc)よりも前のタイミング(図6のb)で「待機状態」となる。
次に、フルカラーモードを印字するためには、現像離間機構60をさらに1回動作させて「フルカラー画像形成状態」とする必要がある。このときの現像離間機構60のONタイミングとしては、現像ローラ41Kから感光体ドラム1Kにトナーが転移しないよう、感光体ドラム1Kの表面電位変動部が現像ローラ41Kとの当接部を通過した後であればよい。したがって、現像ローラ41Kとの当接部を通過する時間α経過後(図6のd)、2回目の現像離間機構60の動作を開始する。そして、全てのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKの現像ローラ41Y,41M,41C,41Kが感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kと当接して「フルカラー画像形成状態」となったタイミング(図6のe)で、フルカラーの画像形成を開始する。フルカラー画像形成状態とは、感光体ドラム1Y,1M,1C、1Kのそれぞれにトナー像を形成する第2モードである。
本制御によれば、帯電高圧電源回路33bがON状態のときに帯電高圧電源回路33aをONしたことによって発生する感光体ドラム1Kの表面電位変動部にトナーが転移しないため、画像不良を引き起こすことなく良好な画像を提供することができる。
なお、帯電高圧電源回路33aはON状態では待機電力よりも大きい電圧(所定電圧)を出力端子53aに供給する。所定電圧とは、フルカラー画像形成を行う為に感光体ドラム1Y,1M,1Cを所望の電位に帯電する画像形成用の帯電電圧、もしくは適切な画像形成用の帯電電圧を供給できるよう調整を行うための画像形成用の帯電電圧に近い値の調整用電圧である。本実施例では、この所定電圧はおよそ−1000V〜−1100Vに設定されている。
<本実施例の作用効果>
以上説明したように、独立した第1の帯電高圧電源回路33bと第2の帯電高圧電源回路33aが共通の電流検知回路37を介して接地されている画像形成装置において、第1の帯電高圧電源回路33bがONの状態で第2の帯電高圧電源回路33aをOFFからONに切り替える際は、第2の帯電高圧電源回路33aがONすることによって第1の帯電高圧電源回路33bから出力される電圧値が変動する。本実施例によれば、前述の変動によって影響を受けた感光体ドラム1Kの表面電位部が現像ローラ41Kとの当接部に到達する前に、第1の帯電高圧電源回路33bから電圧を供給される側の現像ローラ41Kを感光体ドラム1Kから離間させる。これによって、変動によって影響を受けた感光体ドラムの表面電位変動部に現像剤を転移させることなく、横スジなど画像不良のない良好な画像を提供することができる。
〔変形例1〕
前述した実施例1の変形例を例示して説明する。本変形例で適用する画像形成装置100において、実施例1と同一部材には同一符号とし、詳細な説明を省略する。
<本変形例の特徴>
本変形例における画像形成装置100は、転写ローラ17Kに電圧を供給する第1の電源としての1次転写高圧電源回路36bと、転写ローラ17Kを除く転写ローラ17Y,17M,17Cに電圧を供給する第2の電源としての1次転写高圧電源回路36aとがそれぞれ独立して存在し、共通の電流検知回路37で接続されている。
図7は、本変形例における高圧電源装置の構成図を示している。図7に示す通り、1次転写高圧電源回路36aから転写ローラ17Y,17M,17Cに電圧が供給されるように接続され、1次転写高圧電源回路36bから転写ローラ17Kに電圧が供給されるように接続されている。そして1次転写高圧電源回路36aと1次転写高圧電源回路36bが共通の電流検知回路37によって接続されている。
また、高圧電源回路は実施例1で説明した図5と同じであり、出力端子53aから転写ローラ17Y,17M,17Cに、また出力端子53bから転写ローラ17Kに、それぞれ電圧が供給される。
<印字中の現像当接/離間制御>
以下、本変形例におけるモノフル切替時の具体的な制御について説明する。
図8は、本変形例におけるモノフル切替時のタイミングチャートを示している。実施例1(図6)と同様に、区間Mはモノカラーモードを印字しており、aは後回転動作開始タイミングを示している。
モノカラー印字中は、1次転写高圧電源回路36aがOFF状態の場合、出力端子53aに供給される電圧が0(電圧が供給されていない)もしくは待機のための待機電圧を供給している。モノカラー印字中にフルカラーの画像信号を受信した場合は、フルカラー印字に備えて第1のタイミング(図8のa)で1次転写高圧電源回路36aをOFFからONに切り替える。本変形例の高圧電源回路においても同様に、1次転写高圧電源回路36bがON状態で1次転写高圧電源回路36aをOFF→ONに切り替えたときに、電流検知回路37に瞬間的にチャージ電流が流れる。これは、1次転写高圧電源回路36aは、待機電圧を出力端子53aに供給している又は電圧供給を行っていないOFF状態から、ON状態に切り替ることで、待機電力よりも大きい電圧(所定電圧)を出力端子53aに供給するように動作するからである。これにより、1次転写高圧電源回路36bの基準となる電圧値(図5のAの電圧値)が変わるため、出力端子53b、つまり転写ローラ17Kに出力される直流電圧が変動する。この電圧変動によって、転写ローラ17Kから感光体ドラム1Kに瞬間的に過電流が流れ、転写メモリが発生する。この転写メモリを1回の帯電手段で抑制することができず、感光体ドラム1Kの表面電位にムラが発生してしまう。したがって本変形例においても、現像ローラ41Kから感光体ドラム1Kにトナーが転移しないよう、現像ローラ41Kを感光体ドラム1Kから離間させておく必要がある。そのためには、電圧が変動された転写ローラからの影響を受ける第1タイミングで転写位置にある感光体ドラム1Kの領域(表面電位変動部)が現像ローラ41Kとの当接部(現像位置)に到達するタイミング(図8のc)よりも前に「待機状態」となっていればよい。
本変形例においては、現像離間機構60のONタイミングを1次転写高圧電源回路36aのON第1タイミング(図8のa)と同じにする。これによって、感光体ドラム1Kの表面電位変動部が現像ローラ41Kとの当接部に到達するタイミング(図8のc)よりも前に「待機状態」となる。
また、「フルカラー画像形成状態」にするときも同様に、現像離間機構60のONタイミングとしては、感光体ドラム1Kの表面電位変動部が現像ローラ41Kとの当接部を通過した後であればよい。したがって、現像ローラ41Kとの当接部を通過する時間α経過後(図8のd)、2回目の現像離間機構60の動作を開始し、「フルカラー画像形成状態」となったタイミング(図8のe)で、フルカラーの画像形成を開始する。
本制御によれば、1次転写高圧電源回路36aをONしたことによって発生する感光体ドラム1Kの表面電位変動部にトナーが転移しないため、画像不良を引き起こすことなく良好な画像を提供することができる。
なお、1次転写高圧電源回路36aはON状態では待機電力よりも大きい電圧(所定電圧)を出力端子53aに供給する。所定電圧とは、フルカラー画像形成を行う為に感光体ドラム1Y,1M,1Cから中間転写ベルト(被転写部材)13にトナー像を転写するための画像形成用の転写電圧、もしくは適切な画像形成用の転写電圧を供給できるよう調整を行うための画像形成用の転写電圧に近い値の調整用電圧である。本変形例では、この所定電圧はおよそ+300V〜+500Vに設定されている。
<本実施例の作用効果>
以上説明したように、独立した第1の1次転写高圧電源回路36bと第2の1次転写高圧電源回路36aが共通の電流検知回路37を介して接地されている画像形成装置において、第1の1次転写高圧電源回路36bがONの状態で第2の1次転写高圧電源回路36aをOFFからONに切り替える際は、第2の1次転写高圧電源回路36aがONすることによって第1の1次転写高圧電源回路36bから出力される電圧値が変動する。本変形例によれば、前述の変動によって影響を受けた感光体ドラムの表面電位変動部が現像ローラとの当接部に到達する前に、第1の1次転写現像高圧電源回路36bから電圧を供給される側の現像ローラを感光体ドラムから離間させる。これによって、変動によって影響を受けた感光体ドラムの表面電位変動部に現像剤を転移させることなく、横スジなど画像不良のない良好な画像を提供することができる。
〔実施例2〕
本実施例で適用する画像形成装置100において、実施例1と同一部材には同一符号とし、詳細な説明を省略する。
<本実施例の特徴>
本実施例における画像形成装置100は、帯電ローラ3Y,3M,3Cと現像ローラ41Y,41M,41C、また帯電ローラ3Kと現像ローラ41Kをそれぞれ同じ高圧電源としている。すなわち、帯電ローラに電圧を供給する電源が現像ローラに電圧を印加する電源を兼ねており、帯電ローラと現像ローラに電圧を印加する電源が共通であることを特徴としている。
図9は、本実施例の高圧電源装置の構成図を示している。図9に示す通り、第2の電源としての帯電現像高圧電源回路33a'から現像ローラ41Y,41M,41Cに電圧(現像電圧)が供給されるように接続され、さらに共通の抵抗R1を介して帯電ローラ3Y,3M,3Cに接続されている。また、第1の電源としての帯電現像高圧電源回路33b'から現像ローラ41Kに電圧が供給されるように接続され、さらに共通の抵抗R2を介して帯電ローラ3Kに接続されている。これは、帯電高圧電源と現像高圧電源の共通化によるコストダウンを図っている。
また、高圧電源回路は実施例1で説明した図5と同じであり、出力端子53aから帯電ローラ3Y,3M,3Cと現像ローラ41Y,41M,41Cに、また出力端子53bから帯電ローラ3Kと現像ローラ41Kに、それぞれ電圧が供給される。
<印字中の現像当接/離間制御>
以下、本実施例におけるモノフル切替時の具体的な制御について説明する。
図10は、本実施例におけるモノフル切替時のタイミングチャートを示している。実施例1と同様に、区間Mはモノカラーモードを印字しており、aは後回転動作開始タイミングを示している。
モノカラー印字中にフルカラーの画像信号を受信した場合は、フルカラー印字に備えて帯電現像高圧電源回路33a'をONする。本実施例の高圧電源回路においても同様に、帯電現像高圧電源回路33b'がON状態で帯電現像高圧電源回路33a'をOFF→ONに切り替えたときに、電流検知回路37に瞬間的にチャージ電流が流れる。これにより、帯電現像高圧電源回路33b'の基準となる電圧値(図5のAの電圧値)が変わる。このとき本実施例においては、帯電ローラ3K及び現像ローラ41Kに出力される直流電圧が変動する。これにより、帯電ローラ3Kの電圧変動によって感光体ドラム1Kの表面電位が変動するだけでなく、現像ローラ41Kの電圧変動によって直接感光体ドラム1Kに影響を与える。つまり、現像ローラ41Kから感光体ドラム1Kにトナーが転移する可能性がある。したがって本高圧電源回路においては、帯電現像高圧電源回路33a'をOFF→ONに切り替えるときには「待機状態」となっている必要がある。
そこで、本実施例においては、後回転動作開始タイミング(図10のa)で、先ず現像離間機構60の動作のみ開始する。そして「待機状態」となったタイミング(図10のb)で、帯電現像高圧電源回路33a'をOFF→ONに切り替える。そして、感光体ドラム1Kの帯電部によって影響を受けた表面電位変動部が現像ローラ41kとの当接部に到達し(図10のc)、さらに現像ローラ41Kとの当接部を通過する時間α経過後(図10のd)、2回目の現像離間機構60の動作を開始し、「フルカラー画像形成状態」となったタイミング(図10のe)で、フルカラーの画像形成を開始する。
本制御によれば、帯電現像高圧電源回路33a'をONしたことによって発生する感光体ドラム1Kの表面電位変動部、或いは現像ローラ41Kとの当接部にトナーが転移しないため、画像不良を引き起こすことなく良好な画像を提供することができる。
<本実施例の作用効果>
以上説明したように、帯電高圧電源と現像高圧電源が共通である独立した第1の帯電現像高圧電源回路33b'と第2の帯電現像高圧電源回路33a'が、共通の電流検知回路37を介して接地されている画像形成装置において、第1の帯電現像高圧電源回路33b'がONの状態で第2の帯電現像高圧電源回路33a'をOFFからONに切り替える際は、第2の帯電現像高圧電源回路33a'がONすることによって第1の帯電現像高圧電源回路33b'から出力される電圧値が変動する。本実施例によれば、第2の帯電現像高圧電源回路33a'をONする前に、第1の帯電現像高圧電源回路33b'から電圧を供給される側の現像ローラを感光体ドラムから離間させる。これによって、横スジなど画像不良のない良好な画像を提供しつつ、高圧電源回路のコストダウンを図ることができる。
〔実施例3〕
本実施例で適用する画像形成装置100において、実施例1と同一部材には同一符号とし、詳細な説明を省略する。
<本実施例の特徴>
本実施例における画像形成装置100は、帯電高圧電源回路33aと帯電高圧電源回路33bが共通の抵抗成分を介して本体のフレームグランドに接地されていることを特徴としている。
図11は、画像形成装置100の本体板金フレームの概略図を示している。図11において、81L、81Rは左右の本体板金フレームであり、中央板金フレーム81Cによって固定されている。80aは、帯電高圧電源回路33aと帯電高圧電源回路33bを含む高圧電源回路がペーストされている高圧基板であり、中央板金フレーム81Cによって支持されているモールド部材82上に設置されている。また80bは、1次転写高圧電源や2次転写高圧電源等を含む高圧電源回路がペーストされている高圧基板であり、本体板金フレーム81Lに複数の金属ビス84によって固定されている。したがって、高圧基板80bは、本体のフレームグランドに接地されていることになる。一方、高圧基板80aは、束線83を介して高圧基板80bと接続されているため、束線と高圧基板80bといった抵抗成分を介して本体のフレームグランドに接地されていることになる。
また、本実施例においては、実施例1で説明した抵抗成分としての電流検知回路37(図5参照)を設けていない。したがって、高圧電源回路上では、帯電高圧電源回路33aと帯電高圧電源回路33bは接続されていない。しかし、先に述べた高圧基板80bの設置によって、図12に示すような回路構成と判断することができる。ここで、図12に示すQ部は実際の回路ではなく、束線83と高圧基板80bといった抵抗成分をR3として示している。すなわち、本実施例では、帯電高圧電源回路33aと帯電高圧電源回路33bは、束線83と高圧基板80bといった抵抗成分R3を介して接地されている。
<印字中の現像当接/離間制御>
以下、本実施例におけるモノフル切替時の具体的な制御について説明する。各種動作のタイミングについては図6と同様のため、詳細な説明を省略する。
モノカラー印字中にフルカラーの画像信号を受信した場合、モノカラー印字終了後の後回転動作開始タイミング(図6のa)で、フルカラー印字に備えて帯電高圧電源回路33aをONする。このとき、実施例1と同様に、帯電高圧電源回路33bがON状態で帯電高圧電源回路33aをOFF→ONに切り替えたときに、出力端子53aに急峻に電圧が出力されることによって、図12のQ部に瞬間的にチャージ電流が流れる。このチャージ電流が抵抗Rに流れることによって、図12のAの電圧値が変わるため、出力端子53bに出力される直流電圧が変動する。このため、前述の電圧変動によって変動した感光体ドラム1Kの表面電位変動部が現像ローラ41Kとの当接部に到達するとき(図6のc)には確実に離間しているようなタイミング(図6のb)で、現像離間機構60の動作を開始する。そして、帯電部によって影響を受けた感光体ドラム1Kの表面電位変動部が現像ローラ41kとの当接部に到達し(図6のc)、さらに現像ローラ41Kとの当接部を通過する時間α経過後(図6のd)、2回目の現像離間機構60の動作を開始する。そして、全ての現像ローラが感光体ドラムと当接した「フルカラー画像形成状態」となったタイミング(図6のe)で、フルカラーの画像形成を開始する。
本制御によれば、帯電高圧電源回路33aをONしたことによって発生する感光体ドラム1Kの表面電位変動部にトナーが転移しないため、画像不良を引き起こすことなく良好な画像を提供することができる。
<本実施例の作用効果>
以上説明したように、独立した帯電高圧電源回路33aと帯電高圧電源回路33bが共通の抵抗成分R3を介して本体のフレームグランドに接地されている画像形成装置において、第1の帯電高圧電源回路33bがONの状態で第2の帯電高圧電源回路33aをOFFからONに切り替える際は、第2の帯電高圧電源回路33aがONすることによって第1の帯電高圧電源回路33bから出力される電圧値が変動する。本実施例によれば、前述の変動によって影響を受けた感光体ドラムの表面電位変動部が現像ローラとの当接部に到達する前に、第1の帯電高圧電源回路33bから電圧を供給される側の現像ローラを感光体ドラムから離間させる。これによって、実施例1と同様に、変動によって影響を受けた感光体ドラムの表面電位変動部に現像剤を転移させることなく、横スジなど画像不良のない良好な画像を提供することができる。
さらに、帯電高圧電源と現像高圧電源を共通化することによって、実施例2と同様に、高圧電源回路のコストダウンを図ることができる。
また例えば、帯電高圧電源回路と帯電高圧電源回路がペーストされている高圧基板が直接フレームグランドに接地されていて且つ高圧基板自体のインピーダンスが高い場合、つまりフレームグランドとの間に抵抗成分が含まれている場合においても適用することができる。
〔他の実施例〕
なお、前述した実施例では、第1電源、第2電源は、独立した第1と第2の帯電高圧電源回路、或いは独立した第1と第2の1次転写高圧電源回路というように、同じ系統の高圧電源回路における制御方法について述べた。しかし、本発明は同じ系統の高圧電源回路に限らない。例えば第1電源としての第1感光体ドラムに作用する第1帯電手段に帯電電圧を供給する帯電高圧電源回路と、第2電源としての1次転写高圧電源回路又は2次転写高圧電源回路とが共通の抵抗成分を介して本体のフレームグランドに接地されている場合でもよい。また、第1電源としての第1感光体ドラムに作用する第1転写手段に転写電圧を供給する1次転写高圧電源回路と、第2電源としての帯電高圧電源回路又は2次転写高圧電源回路が共通の抵抗成分を介して本体のフレームグランドに接地されている場合でもよい。つまり、第1電源は第1感光体ドラム(感光体ドラム1K)に作用するプロセス手段に電圧を供給する第1の高圧電源回路と、第1の高圧電源回路とは別の高圧電源回路が共通の抵抗成分を介して本体のフレームグランドに接地されていれば同様に適用することができる。
そして、第1電源が帯電高圧電源回路の場合、次のように離間機構により第1現像手段を制御すればよい。つまり、第1電源が帯電電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで第2電源が電圧を供給していないもしくは所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から所定電圧を供給開始する場合、第1感光体ドラムの第1タイミングで帯電位置にある領域が、現像位置に到達する第2タイミングの前に、第1現像手段を離間位置へ移動させる。
また、第1電源が1次転写高圧電源回路の場合、次のように離間機構により第1現像手段を制御する。つまり、第1電源が転写電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで第2電源が電圧を供給していないもしくは所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から所定電圧を供給開始する場合、第1感光体ドラムの第1タイミングで転写位置にある領域が、現像位置に到達する第2タイミングの前に、第1現像手段を離間位置へ移動させる。
上記のように離間機構を制御することで、第1感光体ドラムに形成するトナー像が乱れることによる画像不良を抑制することができる。
また前述した実施例1では、第1の電源がON状態のときに第2の電源をOFFからONに切り替える際に、現像ローラと感光体ドラムとを離間するタイミングとして、第2の電源がONするタイミングと同じにする構成を例示した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、前述の離間タイミングは、電圧変動による影響を受けた感光体ドラムの表面電位変動部が、現像ローラとの当接部に到達する前であればよい。
また前述した実施例では、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。しかし本発明は、これに限定されるものではない。例えば、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
更に前述した実施例では、感光体ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成装置本体に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱自在な画像形成装置であっても良い。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。また、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録媒体に一括して転写する画像形成装置に限定されるものでもない。記録媒体担持体を使用し、該記録媒体担持体に担持された被転写部材としての記録媒体に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
1 …感光体ドラム
13 …中間転写ベルト
17,18 …転写ローラ
33a,33b …帯電高圧電源回路
33a',33b' …帯電現像高圧電源回路
34Y,34M,34C,34K …現像高圧電源回路
36,36a,36b …1次転写高圧電源回路
37 …電流検知回路
38 …2次転写高圧電源回路
41 …現像ローラ
44 …突出部材
54 …制御部
60 …現像離間機構
61 …離間部材
62x,62y …移動部材
64x,64y …カム
65x,65y …カム駆動軸
80a,80b …高圧基板
81C,81L,81R …板金フレーム

Claims (20)

  1. 回転駆動される第1、第2感光体と、
    前記第1、第2感光体を帯電位置でそれぞれ帯電する第1、第2帯電手段と、
    前記第1、第2感光体に現像位置でそれぞれトナーを付着させる第1、第2現像手段と、
    前記第1、第2感光体に形成されたトナー像を被転写部材に転写する第1、第2転写手段と、
    前記第1帯電手段に帯電電圧を供給する第1電源と、
    前記第2帯電手段、前記第2現像手段、前記第2転写手段の少なくとも1つに所定電圧を供給する第2電源と、
    前記第1現像手段を、前記現像位置で前記第1感光体と当接する当接位置から前記第1感光体と離間した離間位置へ移動させる離間機構と、
    前記離間機構を制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1電源及び前記第2電源が共通の抵抗成分を介して接地されており、
    前記第1電源が前記帯電電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで前記第2電源が電圧を供給していないもしくは前記所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から前記所定電圧を供給開始する場合、前記制御手段は、前記第1感光体の前記第1タイミングで前記帯電位置にある領域が、前記現像位置に到達する第2タイミングの前に、前記離間機構により前記第1現像手段を前記離間位置へ移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定電圧は前記第2帯電手段に供給されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定電圧は前記第2現像手段に供給されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定電圧は前記第2転写手段に供給されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1電源は前記第1現像手段に現像電圧を供給し、
    前記制御手段は、前記第1タイミングより前に、前記離間機構により前記第1現像手段を前記離間位置へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2感光体にトナー像を形成することなく前記第1感光体にトナー像を形成する第1モードと、前記第1、第2感光体のそれぞれにトナー像を形成する第2モードと、を実行可能で、
    前記第1タイミングは、前記第1モードの実行を終了した後で前記第2モードの実行を開始する前のタイミングであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2タイミングの後で前記第2モードの実行を開始する前に、前記離間機構は、前記第1現像手段を、前記離間位置から前記当接位置へ移動させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記共通の抵抗成分は電流検知回路であって、前記制御手段は、前記電流検知回路によって検知された電流に基づいて前記第1電源が供給する電圧及び前記第2電源が供給する電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 回転駆動される第1、第2感光体と、
    前記第1、第2感光体をそれぞれ帯電する第1、第2帯電手段と、
    前記第1、第2感光体に現像位置でそれぞれトナーを付着させる第1、第2現像手段と、
    前記第1、第2感光体に形成されたトナー像を転写位置で被転写部材に転写する第1、第2転写手段と、
    前記第1転写手段に転写電圧を供給する第1電源と、
    前記第2帯電手段、前記第2現像手段、前記第2転写手段の少なくとも1つに所定電圧を供給する第2電源と、
    前記第1現像手段を、前記現像位置で前記第1感光体と当接する当接位置から前記第1感光体と離間した離間位置へ移動させる離間機構と、
    前記離間機構を制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1電源及び前記第2電源が共通の抵抗成分を介して接地されており、
    前記第1電源が前記転写電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで前記第2電源が電圧を供給していないもしくは前記所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から前記所定電圧を供給開始する場合、前記制御手段は、前記第1感光体の前記第1タイミングで前記転写位置にある領域が、前記現像位置に到達する第2タイミングの前に、前記離間機構により前記第1現像手段を前記離間位置へ移動させることを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記所定電圧は前記第2帯電手段に供給されていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記所定電圧は前記第2現像手段に供給されていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記所定電圧は前記第2転写手段に供給されていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記第1タイミングより前に、前記離間機構により前記第1現像手段を前記離間位置へ移動させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2感光体にトナー像を形成することなく前記第1感光体にトナー像を形成する第1モードと、前記第1、第2感光体のそれぞれにトナー像を形成する第2モードと、を実行可能で、
    前記第1タイミングは、前記第1モードの実行を終了した後で前記第2モードの実行を開始する前のタイミングであることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第2タイミングの後で前記第2モードの実行を開始する前に、前記離間機構は、前記第1現像手段を、前記離間位置から前記当接位置へ移動させることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記共通の抵抗成分は電流検知回路であって、前記制御手段は、前記電流検知回路によって検知された電流に基づいて前記第1電源が供給する電圧及び前記第2電源が供給する電圧を制御することを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 回転駆動される第1、第2感光体と、
    前記第1、第2感光体を帯電位置でそれぞれ帯電する第1、第2帯電手段と、
    前記第1、第2感光体に現像位置でそれぞれトナーを付着させる第1、第2現像手段と、
    前記第1、第2感光体に形成されたトナー像を転写位置で被転写部材に転写する第1、第2転写手段と、
    前記被転写部材に転写されたトナー像をシートに転写する第3転写手段と、
    前記第1帯電手段に帯電電圧を供給する第1電源と、
    前記第2帯電手段、前記第2現像手段、前記第2転写手段、前記第3転写手段の少なくとも1つに所定電圧を供給する第2電源と、
    前記第1現像手段を、前記現像位置で前記第1感光体と当接する当接位置から前記第1感光体と離間した離間位置へ移動させる離間機構と、
    前記離間機構を制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1電源及び前記第2電源が共通の抵抗成分を介して接地されており、
    前記第1電源が前記帯電電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで前記第2電源が電圧を供給していないもしくは前記所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から前記所定電圧を供給開始する場合、前記制御手段は、前記第1感光体の前記第1タイミングで前記帯電位置にある領域が、前記現像位置に到達する第2タイミングの前に、前記離間機構により前記第1現像手段を前記離間位置へ移動させることを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記第2感光体にトナー像を形成することなく前記第1感光体にトナー像を形成する第1モードと、前記第1、第2感光体のそれぞれにトナー像を形成する第2モードと、を実行可能で、
    前記第1タイミングは、前記第1モードの実行を終了した後で前記第2モードの実行を開始する前のタイミングであることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 回転駆動される第1、第2感光体と、
    前記第1、第2感光体を帯電位置でそれぞれ帯電する第1、第2帯電手段と、
    前記第1、第2感光体に現像位置でそれぞれトナーを付着させる第1、第2現像手段と、
    前記第1、第2感光体に形成されたトナー像を転写位置で被転写部材に転写する第1、第2転写手段と、
    前記被転写部材に転写されたトナー像をシートに転写する第3転写手段と、
    前記第1転写手段に転写電圧を供給する第1電源と、
    前記第2帯電手段、前記第2現像手段、前記第2転写手段、前記第3転写手段の少なくとも1つに所定電圧を供給する第2電源と、
    前記第1現像手段を、前記現像位置で前記第1感光体と当接する当接位置から前記第1感光体と離間した離間位置へ移動させる離間機構と、
    前記離間機構を制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1電源及び前記第2電源が共通の抵抗成分を介して接地されており、
    前記第1電源が前記転写電圧を供給している状態のときに、第1タイミングで前記第2電源が電圧を供給していないもしくは前記所定電圧よりも低い電圧を供給している状態から前記所定電圧を供給開始する場合、前記制御手段は、前記第1感光体の前記第1タイミングで前記転写位置にある領域が、前記現像位置に到達する第2タイミングの前に、前記離間機構により前記第1現像手段を前記離間位置へ移動させることを特徴とする画像形成装置。
  20. 前記第2感光体にトナー像を形成することなく前記第1感光体にトナー像を形成する第1モードと、前記第1、第2感光体のそれぞれにトナー像を形成する第2モードと、を実行可能で、
    前記第1タイミングは、前記第1モードの実行を終了した後で前記第2モードの実行を開始する前のタイミングであることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
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