JP2016084921A - Solenoid valve and vehicle brake fluid pressure control device using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電磁弁および電磁弁を用いた車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。 The present invention relates to a solenoid valve and a brake fluid pressure control device for a vehicle using the solenoid valve.
一般に、車両用のアンチロックブレーキ装置などの流体の流れを制御する装置には、常開型電磁弁や常閉型電磁弁が適宜設けられている。このような電磁弁としては、弁座と、弁体と、弁座および弁体を保持する略円筒状の固定コアと、流量を制御するオリフィスが形成された流量制限部材と、フィルタ部材とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。この電磁弁では、流量制限部材とフィルタ部材が固定コアの内側に配置されている。そして、流量制限部材とフィルタ部材が固定コアから抜けないように、固定コアの端部がかしめてある。 In general, a device that controls the flow of fluid, such as an antilock brake device for a vehicle, is provided with a normally open solenoid valve or a normally closed solenoid valve as appropriate. Such a solenoid valve includes a valve seat, a valve body, a substantially cylindrical fixed core that holds the valve seat and the valve body, a flow rate limiting member in which an orifice for controlling a flow rate is formed, and a filter member. What is provided is known (see Patent Document 1). In this solenoid valve, the flow restricting member and the filter member are disposed inside the fixed core. The end of the fixed core is caulked so that the flow restricting member and the filter member do not come out of the fixed core.
ところで、前記したような電磁弁においては、防錆などを目的として固定コアにめっき処理を施している。しかしながら、めっき層は、通常、固定コアの表面全体に形成されるため、固定コアの端部をかしめるときに部分的に剥がれてしまう可能性があった。 By the way, in the electromagnetic valve as described above, the fixed core is plated for the purpose of rust prevention and the like. However, since the plating layer is usually formed on the entire surface of the fixed core, there is a possibility that the plating layer may be partially peeled when the end of the fixed core is caulked.
そのため、従来は、めっき層を形成する処理を施した後、固定コアのかしめを行う部分のめっき層を除去してから、かしめを行っていたが、加工工数が多くなってしまい、製造コストが高くなる一因となっていた。 For this reason, conventionally, after performing the treatment for forming the plating layer, after removing the plating layer of the portion for caulking the fixed core, the caulking is performed, but the number of processing steps increases, and the manufacturing cost increases. It was one of the reasons for the increase.
そこで、本発明は、製造コストを抑制することができる電磁弁および車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a solenoid valve and a vehicle brake hydraulic pressure control device that can reduce manufacturing costs.
前記課題を解決するため、本発明は、弁座部材と、弁体部材と、前記弁座部材及び前記弁体部材を収容する筒状のボディ部材と、流量を制限するオリフィスを有するオリフィス部材と、を備えた電磁弁において、前記オリフィス部材は、前記ボディ部材の内側に圧入されていることを特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention provides a valve seat member, a valve body member, a tubular body member that accommodates the valve seat member and the valve body member, and an orifice member having an orifice that restricts a flow rate. The orifice member is press-fitted inside the body member.
このような構成によれば、オリフィス部材をボディ部材に圧入するだけで、オリフィス部材がボディ部材に保持される。これにより、作業工数を少なくすることができ、製造コストを抑制することができる。また、オリフィス部材をボディ部材に圧入しているだけなので、ボディ部材にオリフィス部材を保持するための保持部を別個に設ける必要がなく、ボディ部材の構造を簡素化することができる。 According to such a configuration, the orifice member is held by the body member only by press-fitting the orifice member into the body member. Thereby, work man-hours can be reduced and manufacturing cost can be suppressed. Further, since the orifice member is merely press-fitted into the body member, there is no need to separately provide a holding portion for holding the orifice member in the body member, and the structure of the body member can be simplified.
前記した電磁弁がフィルタ部材をさらに備えている場合、前記オリフィス部材は、前記ボディ部材の内側に圧入される圧入部と、当該圧入部よりも外側に配置され、径方向内側に前記フィルタ部材を保持するフィルタ保持部とを有し、前記フィルタ保持部は、前記圧入部側よりも前記圧入部と反対側の径が小さいことが望ましい。 When the above-described solenoid valve further includes a filter member, the orifice member is disposed to be press-fitted inside the body member, and is disposed outside the press-fitting portion, and the filter member is disposed radially inwardly. It is desirable that the filter holding part has a smaller diameter on the side opposite to the press-fitting part than on the press-fitting part side.
これによれば、簡単な構成でフィルタ部材を、より安定して保持することができる。 According to this, the filter member can be held more stably with a simple configuration.
前記した電磁弁において、前記オリフィス部材は、前記オリフィスに近づくにつれて薄くなっていることが望ましい。 In the above-described electromagnetic valve, it is desirable that the orifice member becomes thinner as the orifice member is approached.
これによれば、オリフィス部材の厚みによらず、適切な大きさのオリフィスを設けることができる。 According to this, an orifice of an appropriate size can be provided regardless of the thickness of the orifice member.
前記した電磁弁において、前記ボディ部材には、前記オリフィス部材が圧入される部分にコーティング層が形成されていてもよい。 In the solenoid valve described above, a coating layer may be formed on the body member at a portion where the orifice member is press-fitted.
このようにボディ部材にコーティング層が形成されていても、オリフィス部材はボディ部材に圧入するだけでボディ部材に取り付けることができるので、コーティング層が剥がれにくい。これにより、オリフィス部材を取り付ける前にコーティング層を剥がす必要がないので、作業工程を少なくして生産性を向上させるとともに、製造コストを抑制することができる。 Even when the coating layer is formed on the body member in this way, the orifice member can be attached to the body member simply by press-fitting the body member, so that the coating layer is hardly peeled off. Thereby, since it is not necessary to peel off a coating layer before attaching an orifice member, while reducing a work process and improving productivity, manufacturing cost can be suppressed.
また、本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置は、前記したいずれかの構成を有する電磁弁が、液圧源と車輪ブレーキとを接続する液圧路に介装された車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記電磁弁を制御することによって、前記車輪ブレーキに作用するブレーキ液圧の増減を制御する液圧制御を行うことを特徴とする。 Also, the vehicle brake hydraulic pressure control device of the present invention is a vehicle brake hydraulic pressure control in which an electromagnetic valve having any one of the above-described configurations is interposed in a hydraulic pressure path connecting a hydraulic pressure source and a wheel brake. An apparatus is characterized in that hydraulic pressure control is performed to control increase / decrease in brake hydraulic pressure acting on the wheel brake by controlling the electromagnetic valve.
本発明によれば、作業工数を少なくして製造コストを抑制することができる。また、ボディ部材の構造を簡素化することができる。 According to the present invention, it is possible to reduce the number of work steps and suppress the manufacturing cost. Further, the structure of the body member can be simplified.
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、電磁弁の一例としての常開型電磁弁200は、車両用ブレーキ液圧制御装置100の基体Bに形成された流路Rの閉塞および開放を切り替えるための弁である。常開型電磁弁200は、ボディ部材210と、弁座部材220と、弁体部材230と、リターンスプリング240と、可動コア250と、コイルユニット260と、オリフィス部材270と、フィルタ部材280とを主に備えて構成されている。
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings as appropriate.
As shown in FIG. 1, a normally
ボディ部材210は、上下(本明細書において上下は参照する図面を基準とする。)に貫通した略円筒状の部材であり、内部に弁座部材220および弁体部材230を収容している。このボディ部材210は、例えばめっき処理されることにより、表面全体にめっき層からなるコーティング層216(図2参照)が形成されている。
The
ボディ部材210は、弁座部材220と弁体部材230を保持する本体部210Aと、本体部210Aの下方に設けられ、オリフィス部材270を保持するオリフィス保持部210Bとを有している。
The
そして、ボディ部材210の側壁には、複数の貫通穴211が形成されている。また、ボディ部材210は、複数の貫通穴211の上側に、径方向に突出するフランジ部212を有している。
A plurality of through
複数の貫通穴211は、弁座部材220と弁体部材230の間の位置と略同じ高さ位置に設けられ、ボディ部材210の内外を連通している。そして、この貫通穴211が配置されている部分の外側にはフィルタ291が設けられたリング部材290が嵌合しており、貫通穴211を通る作動液中の異物を除去している。
The plurality of through
ボディ部材210は、基体Bの装着穴B1に挿入され、装着穴B1に形成された溝B2とフランジ部212との間に係合したリング状の係止部材212Aによって基体Bから脱落しないように固定されている。また、基体Bは、装着穴B1の下部に繋がる流路R1と、ボディ部材210の貫通穴211と対向する位置に設けられた流路R2とを有している。そして、フランジ部212とリング部材290の間には、ボディ部材210と基体Bとで挟まれたOリングS1が配置されている。また、ボディ部材210の下端部(オリフィス保持部210B)には、ボディ部材210と基体Bの間に、流路R2側から流路R1への作動液の流入のみを許容するチェック弁として機能するシール部材S2が配置されている。
The
弁座部材220は、上下に貫通した略円筒状の部材であり、ボディ部材210の内部に下側から圧入されて固定されている。弁座部材220の上面には、流路Rを閉塞するときに弁体部材230が当接する弁座面221が形成されている。常開型電磁弁200の弁座面221よりも下側の部分は、流路R1から作動流が流入する流入路213となっている。
The
弁体部材230は、上下に長い略円柱状の部材であり、先端に設けられた球状の弁体231と、棒状の軸部232(リテーナ)とから主に構成されている。弁体231は、軸部232の先端に設けられた穴部(符号省略)に挿入され、この穴部の周囲を軸部232の径方向内側に向けてかしめることで、軸部232の先端に固定されている。
The
弁体部材230は、ボディ部材210によって上下に摺動自在に保持されている。これにより、弁体部材230(弁体231)は、弁座部材220の弁座面221に対して当接自在に進退するようになっている。
The
リターンスプリング240は、ボディ部材210内において弁座部材220と弁体部材230の間に設けられており、弁体部材230を弁座部材220から離間させる付勢力を発生させている。これにより、弁体部材230は、リターンスプリング240の付勢力によって上方に付勢されているので、通常時において、弁座部材220から離れ、流路R1から流路R2への作動液の流れを許容している。
The
可動コア250は、磁性体からなる略円柱状の部材であり、弁体部材230の上に配置されている。可動コア250は、ボディ部材210の外周面に溶接によって固定された有底円筒状のガイド筒214内に収容されており、このガイド筒214に対し上下に摺動自在に支持されている。
The
コイルユニット260は、ボディ部材210およびガイド筒214を取り囲むように配設されている。このコイルユニット260は、略円筒状のボビン261と、ボビン261に巻回されたコイル262と、ボビン261の外側に配置され、磁路を形成するヨーク263とを備えている。
The
コイルユニット260が通電されて励磁されると、コイルユニット260内で可動コア250を通るように上下に磁束が形成され、可動コア250が下方へ移動する。これにより、可動コア250が弁体部材230を押し、この力がリターンスプリング240の付勢力と作動液の液圧による付勢力を上回ることで、弁体部材230が下方へ移動する。その結果、弁体231が弁座面221に当接するので、流路R1と流路R2が閉塞され、作動液の流れが遮断される。
When the
オリフィス部材270は、基体Bの流路R1と常開型電磁弁200の流入路213の間に配置され、流量を制限するオリフィス271が形成されている。
The
フィルタ部材280は、ボディ部材210内への異物の流入を防止するための部材であり、オリフィス271よりも基体Bの流路R1側に配置され、オリフィス部材270に保持されている。このフィルタ部材280は、リング部281と、リング部281の内側に張設されたフィルタ282とを有している。
The filter member 280 is a member for preventing the inflow of foreign matter into the
次に、オリフィス部材270とその周辺部の詳細な構成について説明する。
図2に示すように、ボディ部材210のオリフィス保持部210Bの側壁は、本体部210Aの側壁よりも薄肉になっている。
Next, a detailed configuration of the
As shown in FIG. 2, the side wall of the
そして、オリフィス保持部210Bの内周面は、下端に、ボディ部材210の内側、すなわち、上側に向かうにつれて径が小さくなるように形成された誘込面215が形成されている。
The inner peripheral surface of the
図1に示すように、オリフィス部材270は、ボディ部材210のオリフィス保持部210Bの内側に圧入されている。オリフィス部材270は、オリフィス保持部210Bの内側に圧入される圧入部270Aと、圧入部270Aよりも外側に配置され、径方向内側にフィルタ部材280を保持するフィルタ保持部270Bとを有している。
As shown in FIG. 1, the
図3に示すように、オリフィス部材270は、一枚の板金を加工することにより形成されている。例えば、オリフィス部材270は、ステンレス鋼板を絞り加工することで形成されている。
As shown in FIG. 3, the
圧入部270Aは、有底筒状に形成され、底壁272と、底壁272から下方へ延びる第1側壁273とを有している。
The press-
底壁272には、オリフィス271が形成されている。そして、底壁272は、オリフィス271に近づくにつれて段階的に薄くなっている。具体的に、底壁272は、オリフィス部材270の内側を向く下面に凹部272Aが形成されており、この凹部272Aの中央部に、オリフィス271が形成されている。このように凹部272Aを形成することにより、圧入部270Aの強度を高めるためにオリフィス部材270を構成する板を厚くしても、所望の流量に制限することができるオリフィス271を設けることができる。そして、オリフィス部材270の形状や板厚はそのままで、凹部272Aの深さや形状を変えるだけで、所望の流量へ容易に変更することができる。
An
また、底壁272は、ボディ部材210のオリフィス保持部210Bの内径D1(図2参照)よりも小さくなっている。
Further, the
第1側壁273は、上端部が、底壁272から離れるにつれて径方向外側に広がるように形成されている。つまり、圧入部270Aは、上端部が先細となっている。これにより、圧入部270Aをオリフィス保持部210Bに挿入しやすくなっている。また、オリフィス保持部210Bには、誘込面215が設けられているので、この誘込面215に案内されることで、圧入部270Aがよりオリフィス保持部210Bに挿入しやすくなっている。
The
そして、第1側壁273の最も太くなっている部分の外径D2は、ボディ部材210のオリフィス保持部210Bの内径D1よりも圧入代の分だけわずかに大きくなっている。
The outer diameter D2 of the thickest portion of the
フィルタ保持部270Bは、圧入部270Aよりも径の大きい筒状に形成されている。フィルタ保持部270Bは、圧入部270Aの第1側壁273から径方向外側に延びる延出部274と、延出部274から下方に延びる第2側壁275と、第2側壁275の下端縁に設けられた鍔部276を有している。
The
第2側壁275は、圧入部270Aから離れるにつれて直径が小さく形成されている。すなわち、フィルタ保持部270Bは、圧入部270A側よりも圧入部270Aとは反対側の径が小さくなっている。これにより、フィルタ保持部270Bの内側に配置されるフィルタ部材280を、第2側壁275の下部で掴んで延出部274側へ寄せ、フィルタ部材280がフィルタ保持部270Bから抜けるのを抑えることが可能となっている。
The
鍔部276は、第2側壁275から離れるにつれて徐々に径方向外側に向かうように延びている。これにより、フィルタ部材280が鍔部276に案内されることで、フィルタ保持部270Bに挿し込みやすくなっている。
The flange portion 276 extends gradually outward in the radial direction as the distance from the
以上のように構成されたオリフィス部材270とボディ部材210では、オリフィス部材270をボディ部材210のオリフィス保持部210Bに下側から圧入するだけで、オリフィス部材270をボディ部材210に固定することができる。これにより、例えば、オリフィス部材をボディ部材に挿入した後、かしめ等によりオリフィス部材をボディ部材に固定する場合に比べて、作業工数を少なくすることができ、製造コストを抑制することができる。また、オリフィス部材270をボディ部材210に圧入しているだけなので、ボディ部材210にオリフィス部材270を保持するための保持部(例えば、オリフィス部材270に係合する爪等)を別個に設ける必要がなく、ボディ部材210の構造を簡素化することができる。
In the
また、本実施形態では、ボディ部材210のオリフィス部材270が圧入される部分にもコーティング層216が設けられているが、オリフィス部材270のボディ部材210への圧入だけでは、コーティング層216は剥がれない。そのため、オリフィス部材270を取り付ける前に、ボディ部材210のオリフィス部材270が取り付けられる部分からコーティング層216を剥がしておく必要がない。これにより、作業工数を少なくすることができ、製造コストを抑制することができる。
In the present embodiment, the
そして、本実施形態では、オリフィス部材270が、圧入部270Aよりも外側に、圧入部270A側よりも圧入部270Aとは反対側の径が小さくなるように形成されたフィルタ保持部270Bを有しているので、簡単な構成でフィルタ部材280を保持することが可能となっている。
In this embodiment, the
次に、常開型電磁弁200を用いて、ブレーキ液の流れを制御して液圧制御を行う車両用ブレーキ液圧制御装置100について説明する。
Next, a vehicle brake fluid
図4に示すように、車両用ブレーキ液圧制御装置100は、車両CRの各車輪Tに付与する制動力を適宜制御する装置である。車両用ブレーキ液圧制御装置100は、液圧路や各種部品が設けられる液圧ユニット10と、液圧ユニット10内の各種部品を適宜制御するための制御部20とを主に備えている。
As shown in FIG. 4, the vehicle brake hydraulic
各車輪Tには、それぞれ車輪ブレーキFL,RR,RL,FRが備えられ、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRには、液圧源の一例としてのマスタシリンダMから供給される液圧により制動力を発生するホイールシリンダWが備えられている。マスタシリンダMとホイールシリンダWとは、それぞれ液圧ユニット10に接続されている。そして、ブレーキペダルPの踏力(運転者の制動操作)に応じてマスタシリンダMで発生したブレーキ液圧が、制御部20および液圧ユニット10で制御された上でホイールシリンダWに供給されている。
Each wheel T is provided with a wheel brake FL, RR, RL, FR, and each wheel brake FL, RR, RL, FR is supplied with a hydraulic pressure supplied from a master cylinder M as an example of a hydraulic pressure source. A wheel cylinder W that generates a braking force is provided. The master cylinder M and the wheel cylinder W are each connected to the
制御部20には、マスタシリンダM内の液圧を検出する圧力センサ91と、各車輪Tの車輪速度を検出する車輪速センサ92とが接続されている。そして、この制御部20は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、圧力センサ91および車輪速センサ92からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種の演算処理を行うことによって、液圧ユニット10に設けられた後述する入口弁1や出口弁2を制御して、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに作用するブレーキ液圧の増減を制御する液圧制御を実行する。
A
図5に示すように、液圧ユニット10は、マスタシリンダMと車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとの間に配置されている。マスタシリンダMの二つの出力ポートM1,M2は、液圧ユニット10の入口ポート10Aに接続され、出口ポート10Bが、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続されている。そして、通常時は液圧ユニット10内の入口ポート10Aから出口ポート10Bまでが連通した液圧路となっていることで、ブレーキペダルPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
As shown in FIG. 5, the
液圧ユニット10には、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに対応して四つの入口弁1、四つの出口弁2、および四つのチェック弁1aが設けられている。また、出力ポートM1,M2に対応した各出力液圧路81,82に対応して二つのリザーバ3、二つのポンプ4、二つのオリフィス5aが設けられ、二つのポンプ4を駆動するための電動モータ6を備えている。
The
入口弁1は、マスタシリンダMから各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRへの液圧路(各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRの上流側)に介装された常開型比例電磁弁であり、上述した常開型電磁弁200で構成されている。入口弁1(常開型電磁弁200)は、通常時に開いていることで、マスタシリンダMから各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRへブレーキ液圧が伝達するのを許容している。また、入口弁1は、車輪Tがロックしそうになったときに制御部20により閉塞されることで、ブレーキペダルPから各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達する液圧を遮断する。
また、入口弁1(常開型電磁弁200)の弁体231は、付与される電流に応じた電磁力によってマスタシリンダM側(弁座部材220側)へ付勢され、この付勢力によって車輪ブレーキFL,RR,RL,FRの液圧を調整することができるようになっている(図1参照)。
The
Further, the
出口弁2は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRと各リザーバ3との間(入口弁1のホイールシリンダW側の液圧路からリザーバ3、ポンプ4およびマスタシリンダMに通じる液圧路上)に介装された常閉型の電磁弁である。出口弁2は、通常時に閉塞されているが、車輪Tがロックしそうになったときに制御部20により開放されることで、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに加わる液圧を各リザーバ3に逃がす。
The
チェック弁1aは、各入口弁1に並列に接続され、上述したシール部材S2(図1参照)によって構成されている。このチェック弁1aは、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側からマスタシリンダM側へのブレーキ液の流入のみを許容する弁であり、ブレーキペダルPからの入力が解除された場合に入口弁1を閉じた状態にしたときにおいても、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側からマスタシリンダM側へのブレーキ液の流れを許容する。
The
リザーバ3は、各出口弁2が開放されることによって逃がされるブレーキ液を吸収する機能を有している。
ポンプ4は、リザーバ3で吸収されているブレーキ液を吸入し、そのブレーキ液を、オリフィス5aを介してマスタシリンダMへ戻す機能を有している。これにより、リザーバ3によるブレーキ液圧の吸収によって減圧された各出力液圧路81,82の圧力状態が回復される。
The
The
入口弁1および出口弁2は、制御部20により開閉状態が制御されることで、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのホイールシリンダWにおける液圧(以下、「キャリパ圧」ともいう。)を制御する。例えば、入口弁1が開、出口弁2が閉となる通常状態では、ブレーキペダルPを踏んでいれば、マスタシリンダMからの液圧がそのままホイールシリンダWへ伝達して増圧状態となり、入口弁1が閉、出口弁2が開となれば、ホイールシリンダWからリザーバ3側へブレーキ液が流出して減圧状態となり、入口弁1と出口弁2が共に閉となれば、キャリパ圧が保持される保持状態となる。また、マスタシリンダMの液圧が上昇している最中に、出口弁2を閉じた状態で、入口弁1に全閉に至らない適宜な電流を流せば、その電流に応じてマスタシリンダMからホイールシリンダWへのブレーキ液の流入が制限され、ホイールシリンダWの液圧を徐々に上昇させることができる。
The opening and closing states of the
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。 Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment and can be appropriately modified and implemented.
前記実施形態では、オリフィス部材270の底壁272が、オリフィス271に近づくにつれて段階的に薄くなっていたが、オリフィス部材の構成はこれに限定されるものではない。例えば、図6(a)に示すように、オリフィス部材270の底壁272は、オリフィス271に近づくにつれて徐々に薄くなっていてもよい。
In the above-described embodiment, the
また、前記実施形態では、底壁272のオリフィス部材270の内側を向く下面に凹部272Aが形成され、この凹部272Aの中央部に、オリフィス271が形成されていたが、オリフィス部材270の構成はこれに限定されるものではない。例えば、図6(b)に示すように、オリフィス部材270は、底壁272のオリフィス部材270の外側を向く上面に凹部272Bを有し、この凹部272Bの中央部にオリフィス271が形成されていてもよい。
In the above embodiment, the
前記実施形態では、オリフィス部材270の圧入部270Aのみがボディ部材210の内側に圧入されていたが、例えば、オリフィス部材の全体がボディ部材210の内側に圧入されていてもよい。
In the embodiment described above, only the press-fitting
前記実施形態で示した弁座部材220や弁体部材230の構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、弁体部材230が複数の部品(弁体231と軸部232)から構成されていたが、これに限定されず、例えば、弁体部材が1部品から構成されていてもよいし、前記実施形態の軸部52が複数の部品から構成されていてもよい。
The configurations of the
前記実施形態では、本発明を常開型電磁弁200に適用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、常閉型電磁弁に適用してもよい。
In the said embodiment, although this invention was applied to the normally
前記実施形態では、四輪自動車に搭載される車両用ブレーキ液圧制御装置に本発明の電磁弁を適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の電磁弁は、自動二輪車に搭載される車両用ブレーキ液圧制御装置に適用することもできる。 In the above embodiment, the electromagnetic valve of the present invention is applied to a vehicle brake hydraulic pressure control device mounted on a four-wheeled vehicle, but the present invention is not limited to this. For example, the electromagnetic valve of the present invention can be applied to a vehicle brake hydraulic pressure control device mounted on a motorcycle.
100 車両用ブレーキ液圧制御装置
200 常開型電磁弁
210 ボディ部材
220 弁座部材
230 弁体部材
270 オリフィス部材
270A 圧入部
270B フィルタ保持部
271 オリフィス
280 フィルタ部材
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記オリフィス部材は、前記ボディ部材の内側に圧入されていることを特徴とする電磁弁。 In an electromagnetic valve comprising a valve seat member, a valve body member, a tubular body member that accommodates the valve seat member and the valve body member, and an orifice member having an orifice that restricts a flow rate,
The solenoid valve, wherein the orifice member is press-fitted inside the body member.
前記オリフィス部材は、前記ボディ部材の内側に圧入される圧入部と、当該圧入部よりも外側に配置され、径方向内側に前記フィルタ部材を保持するフィルタ保持部とを有し、
前記フィルタ保持部は、前記圧入部側よりも前記圧入部と反対側の径が小さいことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。 A filter member,
The orifice member includes a press-fit portion that is press-fitted inside the body member, and a filter holding portion that is disposed outside the press-fit portion and holds the filter member radially inside.
2. The solenoid valve according to claim 1, wherein the filter holding portion has a smaller diameter on the side opposite to the press-fit portion than on the press-fit portion side.
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