JP2016084442A - β型銅フタロシアニン微粒子の製造方法 - Google Patents

β型銅フタロシアニン微粒子の製造方法 Download PDF

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Shinichi Enomura
眞一 榎村
翔一 江田
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翔一 江田
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Abstract

【課題】本発明は、色材として最適な、ナノオーダー、好ましくは100nmオーダーのβ型銅フタロシアニン微粒子を極めて高い効率で得る製造方法を提供することに関する。【解決手段】少なくとも2種類の被処理流体を、マイクロリアクターを用いて反応させることにより微粒子を析出させるβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、上記被処理流体中、少なくとも1つの被処理流体は、銅フタロシアニンを溶媒に溶解した銅フタロシアニン溶液であり、他の被処理流体は、銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒であり、上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含み、上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする、β型銅フタロシアニン微粒子の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、β型銅フタロシアニン微粒子の製造方法に関する。
微細化された銅フタロシアニン顔料は、色調が美しいこと、着色力が大きいこと、耐候性や耐熱性等の諸性能が良好であることから、色材として非常に多用途で使用されている。
銅フタロシアニンはα、β、γ、ε、π、χ、σ、ρなど多くの結晶多形を持ち、結晶型によって色特性や耐溶剤性などの物性が異なるが、β型は安定であり且つ色調が美しいため、色材として特に好ましく用いられる。
一方、銅フタロシアニンの色特性は、結晶型だけでなくその一次粒子径の大きさも大きく影響する。
通常、合成によって得られる銅フタロシアニンは10〜200μm程度の巨大粒子でありそのままの形状でインキ、トナー等、カラーフィルター等に配合することが出来ない。インキ、トナー等、カラーフィルター等に用いられる色材としては、100nmオーダーの微粒子が求められる。
ところで、マイクロリアクターを用いて、2つの被処理流体を微小な間隔に保たれた処理用面の間で合流、通過させることによって、薄膜流体を形成し、その薄膜流体中で被処理流体同士を接触、反応させることによりβ型銅フタロシアニン微粒子を製造する方法が提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特に、特許文献2においては、銅フタロシアニン微粒子を析出させるための貧溶媒として、m−キシレン等を含む混合溶媒を用いうることが開示されている。
特表2010−035861号公報 特表2010−152095号公報
出願人は、検討を行った結果、強制薄膜中での析出速度の観点で、銅フタロシアニン微粒子を析出させるための貧溶媒として、ピリジン単独やピリジンを含む混合溶媒が最適であることを見出した。
しかしながら、そのピリジンを貧溶媒として用いる場合であっても、濃度が低いときには、析出速度が遅くなってしまう結果、強制薄膜中での析出後も結晶成長が進むため、粒子が粗大化しまい、一方、ピリジン単独のときには、析出速度が速く、ミクロンオーダーの粒子しか得られないことが判明した。
本発明は、このような事情に照らし、色材として最適な、ナノオーダー、好ましくは100nmオーダーのβ型銅フタロシアニン微粒子を極めて高い効率で得る製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、以下に示すβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法により上記目的を達成できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法は、
少なくとも2種類の被処理流体を、マイクロリアクターを用いて反応させることにより微粒子を析出させるβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、
上記被処理流体中、少なくとも1つの被処理流体は、銅フタロシアニンを溶媒に溶解した銅フタロシアニン溶液であり、
他の被処理流体は、銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒であり、
上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含み、
上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする。
また、本発明の他のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法は、
少なくとも2種類の被処理流体を、
接近および離反可能に互いに対向して配設され、
少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する第1処理用面と第2処理用面との間に導入し、
第1処理用面と第2処理用面との間に付与される導入圧力により、第1処理用面と第2処理用面とを離反させる方向に作用する離反力を発生させ、
上記離反力によって、第1処理用面と第2処理用面との間を微小な間隔に保ちつつ、
上記少なくとも2つの被処理流体を、
上記微小な間隔に保たれた第1処理用面と第2処理用面との間で合流させ、
上記第1処理用面と第2処理用面との間を通過させることによって、薄膜流体を形成させ、
薄膜流体中で被処理流体同士を反応させることにより微粒子を析出させるβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、
上記被処理流体中、少なくとも1つの被処理流体は、銅フタロシアニンを溶媒に溶解した銅フタロシアニン溶液であり、
他の被処理流体は、銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒であり、
上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含み、
上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする。
本発明のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法を用いることにより、色材として最適な、ナノオーダー、好ましくは100nmオーダーのβ型銅フタロシアニン微粒子を極めて高い効率で得ることが可能となる。
なお、本発明において、マイクロリアクターとは、マイクロメートルオーダーの空間で種々の反応を行う装置であり、たとえば、図1に示すような流体処理装置があげられる。
また、本発明のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、上記有機溶媒が、ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン、2,3−ジメチルピリジン、2,4−ジメチルピリジン、2,5−ジメチルピリジン、2,6−ジメチルピリジン、3,4−ジメチルピリジン、3,5−ジメチルピリジン、2,4,6−トリメチルピリジン、2−シアノピリジン、3−シアノピリジン、2−アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−アミノピリジン、2,4−ジアミノピリジン、2,6−アミノピリジン、2−アミノ−3−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリジン、3−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジン、または、キノリンであることが好ましい。
本発明のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法を用いることにより、色材として最適な、ナノオーダー、好ましくは100nmオーダーのβ型銅フタロシアニン微粒子を極めて高い効率で得ることができる。
特に、本発明のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法を用いることにより、マイクロリアクター(たとえば、2枚のディスク間等の強制薄膜において)の中で析出がほぼ完了でき、その結果、吐出後の結晶成長も抑制できうる。
本発明の実施の形態に係る流体処理方法の実施に用いられる流体処理装置の略断面図である。 図1に示す流体処理装置の処理用面の要部拡大図である。 実施例1において作製されたβ型銅フタロシアニン微粒子のXRD測定結果である。 実施例2において作製されたβ型銅フタロシアニン微粒子のXRD測定結果である。 実施例3において作製されたβ型銅フタロシアニン微粒子のXRD測定結果である。 実施例4において作製されたβ型銅フタロシアニン微粒子のXRD測定結果である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法は、
少なくとも2種類の被処理流体を、マイクロリアクターを用いて反応させることにより微粒子を析出させるβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、
上記被処理流体中、少なくとも1つの被処理流体は、銅フタロシアニンを溶媒に溶解した銅フタロシアニン溶液であり、
他の被処理流体は、銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒であり、
上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含み、
上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする。
また、本発明の他のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法は、
少なくとも2種類の被処理流体を、
接近および離反可能に互いに対向して配設され、
少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する第1処理用面と第2処理用面との間に導入し、
第1処理用面と第2処理用面との間に付与される導入圧力により、第1処理用面と第2処理用面とを離反させる方向に作用する離反力を発生させ、
上記離反力によって、第1処理用面と第2処理用面との間を微小な間隔に保ちつつ、
上記少なくとも2つの被処理流体を、
上記微小な間隔に保たれた第1処理用面と第2処理用面との間で合流させ、
上記第1処理用面と第2処理用面との間を通過させることによって、薄膜流体を形成させ、
薄膜流体中で被処理流体同士を反応させることにより微粒子を析出させるβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、
上記被処理流体中、少なくとも1つの被処理流体は、銅フタロシアニンを溶媒に溶解した銅フタロシアニン溶液であり、
他の被処理流体は、銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒であり、
上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含み、
上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする。
本発明において、微粒子とは、サブミクロンオーダー(ナノオーダー)の微小な結晶または結晶の集合体をいう。上記微粒子の形状は特に限定されないが、たとえば、略円柱状、略球状、略円盤状、略三角柱状、略四角柱状、略多面体状、楕円球状などの形態の粒体またはその集合体などであってもよい。
また、本発明で得られる微粒子は、好ましくは100nmオーダーであるが、たとえば、1〜200nmであってもよい。本発明の製造方法を用いることにより、上記範囲の微粒子が効率よく得ることが可能になる。なお、本発明において、粒子径は、透過電子顕微鏡(TEM)観察によって、100個の粒子について粒子径を測定した結果の平均値によって求めたものをいう。
本発明において、銅フタロシアニンを溶解するための溶媒としては、特に限定されないが、たとえば、酸性水溶液の場合は硫酸、塩酸、硝酸、トリフルオロ酢酸、燐酸などを用いることができる。特に表面処理された銅フタロシアニン微粒子を作製する場合には、発煙硫酸や発煙硝酸などを用いる事が好ましい。その他、1−メチル−2−ピロリジノン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、2−ピロリジノン、ε−カプロラクタム、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルプロパンアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミドのようなアミド系溶媒やジメチルスルホキシド、または、これらの混合物等を用いることができる。また、その他、種々の有機溶媒にアルカリまたは酸の物質を加えた溶液に銅フタロシアニンを溶解したものを銅フタロシアニン溶液としても実施できる。前記有機溶媒に加えられるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどがあげられる。酸としては、上記と同様に硫酸、塩酸、硝酸、トリフルオロ酢酸、燐酸などをあげることができる。これらは単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
また、銅フタロシアニン微粒子を析出させるための貧溶媒となりうる溶媒としては、上記銅フタロシアニンを溶解した溶媒よりも、銅フタロシアニンに対する溶解度の低い溶媒を用いて実施できる。たとえば、水、アルコール化合物溶媒、アミド化合物溶媒、ケトン化合物溶媒、エーテル化合物溶媒、芳香族化合物溶媒、二硫化炭素、脂肪族化合物溶媒、ニトリル化合物溶媒、スルホキシド化合物溶媒、ハロゲン化合物溶媒、エステル化合物溶媒、イオン性液体溶媒、カルボン酸化合物溶媒、スルホン酸化合物溶媒、スルホラン系化合物溶媒などがあげられる。これらは単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。なお、本発明において、貧溶媒となりうる溶媒とは、銅フタロシアニンの溶解度が0.01質量%以下のものを意味する。
さらに、銅フタロシアニン溶液を含む流体もしくは銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒を含む流体、またはその両方に、ブロック共重合体や高分子ポリマー、界面活性剤などの分散剤を含んでもよい。また、上記の分散剤は上記銅フタロシアニン溶液を含む流体とも銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒を含む流体とも異なる第3の流体に含まれていてもよい。
界面活性剤および分散剤としては、顔料の分散用途に用いられる様々な市販品を使用できる。特に限定されないが、たとえば、ドデシル硫酸ナトリウムやまたはネオゲンR−K(第一工業製薬社製)のようなドデシルベンゼンスルホン酸系や、ソルスパース20000、ソルスパース24000、ソルスパース26000、ソルスパース27000、ソルスパース28000、ソルスパース41090(以上、アビシア社製)、ディスパービック160、ディスパービック161、ディスパービック162、ディスパービック163、ディスパービック166、ディスパービック170、ディスパービック180、ディスパービック181、ディスパービック182、ディスパービック183、ディスパービック184、ディスパービック190、ディスパービック191、ディスパービック192、ディスパービック2000、ディスパービック2001(以上、ビックケミー社製)、ポリマー100、ポリマー120、ポリマー150、ポリマー400、ポリマー401、ポリマー402、ポリマー403、ポリマー450、ポリマー451、ポリマー452、ポリマー453、EFKA−46、EFKA−47、EFKA−48、EFKA−49、EFKA−1501、EFKA−1502、EFKA−4540、EFKA−4550(以上、EFKAケミカル社製)、フローレンDOPA−158、フローレンDOPA−22、フローレンDOPA−17、フローレンG−700、フローレンTG−720W、フローレン−730W、フローレン−740W、フローレン−745W、(以上、共栄社化学社製)、アジスパーPA111、アジスパーPB711、アジスパーPB811、アジスパーPB821、アジスパーPW911(以上、味の素社製)、ジョンクリル678、ジョンクリル679、ジョンクリル62(以上、ジョンソンポリマー社製)、アクアロンKH−10、ハイテノールNF−13(以上、第一工業製薬製)等をあげることができる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、銅フタロシアニン微粒子に表面処理を行う場合について、以下に説明する。
銅フタロシアニン微粒子の少なくとも表面に修飾基を導入することによる表面処理は、たとえば、処理用面1、2間に導入される流体に表面修飾剤を含めることによって実施できる。上記表面修飾剤は、銅フタロシアニン溶液を含む流体(第1流体)か銅フタロシアニンに対して貧溶媒と成る溶媒を含む流体(第2流体)のいずれか、またはその両方に含まれていてもよいし、上記銅フタロシアニン溶液を含む流体とも銅フタロシアニンに対して貧溶媒と成る溶媒を含む流体とも異なる第3の流体に含まれていてもよい。また、第1流体および第2流体の組み合わせとしては特に上記のものに限定されない。
表面修飾基として少なくとも顔料表面に導入する修飾基の種類としては特に限定されず、表面処理の目的を分散性の向上を目的とする場合にあっては、たとえば、分散を目的とする溶媒や、分散剤種に応じて使い分ければよい。たとえば、酸性基や塩基性基などの極性基、前記極性基の塩構造、酸素、硫黄等の極性の大きな原子および/または芳香環等が導入された分極率の大きな構造、水素結合性基、ヘテロ環、芳香環等を有する修飾基等があげられる。酸性基としては、水酸基(ヒドロキシ基)やスルホン酸基(スルホ基)、カルボン酸基、燐酸基、硼酸基等があげられる。塩基性基としてはアミノ基等があげられる。水素結合性基としては、ウレタン部位、チオウレタン部位、尿素部位、チオ尿素部位等があげられる。
表面処理の目的を分散性の向上以外とする場合、たとえば、銅フタロシアニン微粒子の表面を撥水性、親油性、または親有機溶媒性とする場合には、上記第1流体若しくは第2流体、またはその両方に親油性官能基を含む表面修飾剤を含むことによって処理用面1、2間より吐出される銅フタロシアニン微粒子の表面に修飾基として親油性官能基を導入し、親油性処理することができる。また、上記表面修飾剤は上記第1流体とも上記第2流体とも異なる第3の流体に含まれていてもよい。
銅フタロシアニン微粒子の表面に表面修飾剤として樹脂を付加する処理を施す場合には、上記第1流体若しくは第2流体、またはその両方に樹脂を含む物質を含むことによって処理用面1、2間より吐出される銅フタロシアニン微粒子の表面の少なくとも一部を樹脂で覆い、たとえば親水性処理することができる。また、上記樹脂は上記第1流体とも上記第2流体とも異なる第3の流体に含まれていてもよい。
上記の表面処理は、上記のように、銅フタロシアニン微粒子の表面修飾を処理用面1、2間で行う場合に限らず、銅フタロシアニン微粒子が処理用面1、2間より吐出された後でも実施できる。その場合には、上記の銅フタロシアニン微粒子の表面処理を目的として使用される物質を、銅フタロシアニン微粒子を含む流体が処理用面1、2間から吐出された後、その吐出液に加え、攪拌などの操作により銅フタロシアニン微粒子の表面処理を行うことができる。また、銅フタロシアニン微粒子を含む流体が吐出された後、透析チューブなどにより、その銅フタロシアニン微粒子を含む流体から不純物を除去してから表面処理を目的とする物質を加えても実施できる。また、処理用面1、2間から吐出された銅フタロシアニン微粒子を含む流体の液体成分を乾燥して銅フタロシアニン微粒子粉体としてから上記表面処理を行うことができる。具体的には得られた銅フタロシアニン微粒子粉体を目的の溶媒に分散し、上記の表面処理を目的とする物質を加えて攪拌などの処理を施して実施できる。
本発明における銅フタロシアニン微粒子の製造方法(強制超薄膜回転式反応法)は、その微小流路のレイノルズ数を自由に変化させることが可能であるため、粒子径、粒子形状、結晶型など、目的に応じて単分散で再分散性のよい銅フタロシアニン微粒子が作成出来る。しかもその自己排出性により、析出を伴う反応の場合であっても生成物の詰まりも無く、大きな圧力を必要としない。ゆえに、安定的に銅フタロシアニン微粒子を作製でき、また安全性に優れ、不純物の混入もほとんど無く、洗浄性もよい。さらに目的の生産量に応じてスケールアップ可能であるため、その生産性も高い銅フタロシアニン微粒子の製造方法を提供可能である。特に、本発明のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法を用いることにより、マイクロリアクター(たとえば、2枚のディスク間等の強制薄膜において)の中で析出反応がほぼ完了でき、その結果、吐出後の結晶成長も抑制できうる。
本発明における銅フタロシアニン顔料は青色のものであり、用途として、塗料、インクジェット用インク、熱転写用インク、トナー、着色樹脂、カラーフィルターなど様々な用途に利用可能である。
本発明において、銅フタロシアニン溶液に用いられる銅フタロシアニンは、特に限定なく公知のものを用いることができる。
また、本発明の製造方法において、上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含む。
上記ピリジン環を持つ有機溶媒とは、分子構造内にピリジン環を有する常温(25℃)で液状の化合物を意味する。具体的には、たとえば、ピリジン、ピリジン上の水素原子が置換された置換ピリジンなどをあげることができる。
上記有機溶媒として、具体的には、ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン、2,3−ジメチルピリジン、2,4−ジメチルピリジン、2,5−ジメチルピリジン、2,6−ジメチルピリジン、3,4−ジメチルピリジン、3,5−ジメチルピリジン、2,4,6−トリメチルピリジン、2−シアノピリジン、3−シアノピリジン、2−アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−アミノピリジン、2,4−ジアミノピリジン、2,6−アミノピリジン、2−アミノ−3−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリジン、3−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジン、または、キノリンなどをあげることができる。これらは単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
また、本発明の製造方法において、上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする。
本発明において、上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度は30wt%以上90wt%以下であるが、35wt%以上85wt%以下であってもよく、40wt%以上80wt%以下であってもよく45wt%以上75wt%以下であってもよい。なお、上記有機溶媒の濃度は、上記有機溶媒を2種以上混合して用いた場合には、その合計量の濃度をいう。
また、本発明において、β型銅フタロシアニンとは、乾燥紛体を用いてX線回折(XRD)測定を行うことで同定されたものをいう。
また、本発明の製造方法にはマイクロリアクターが用いられる。
本発明に用いられるマイクロリアクターは、本発明を実施できるものであれば、公知の装置が適宜使用できる。
なかでも、本発明において、上記マイクロリアクターは、被処理流体の反応部位において、処理用面同士が微小間隔を保ちつつ相対的に移動することで反応を促進する機構を有するものであることが好ましい。
図1に示す流体処理装置は、特表2010−035861号公報および特表2010−152095号公報に記載の装置と同様である。上記公報の内容は、本願発明の内容として組み込まれ、必要に応じて適宜組み合わせて用いることができる。
上記流体処理装置は、対向する第1および第2の、2つの処理用部10、20を備え、第1処理用部10が回転する。両処理用部10、20の対向する面が、夫々処理用面となる。第1処理用部10は第1処理用面1を備え、第2処理用部20は第2処理用面2を備える。
両処理用面1、2は、各々被処理流体の流路d1、d2に接続され、被処理流体の流路の一部を構成する。この両処理用面1、2間の間隔は、通常は、1mm以下、たとえば、0.1μmから50μm程度の微小間隔に調整される。これによって、この両処理用面1、2間を通過する被処理流体は、両処理用面1、2によって強制された強制薄膜流体となる。
そして、この装置は、処理用面1、2間において、第1、第2の被処理流体を反応させて微粒子の析出を行う流体処理を行なう。
より具体的に説明すると、上記装置は、上記の第1処理用部10を保持する第1ホルダ11と、第2処理用部20を保持する第2ホルダ21と、接面圧付与機構43と、回転駆動機構(図示せず)と、第1導入部d1と、第2導入部d2と、流体圧付与機構p1、p2とを備える。流体圧付与機構p1、p2には、コンプレッサやその他のポンプを採用することができる。
上記実施の形態において、第1処理用部10、第2処理用部20はリング状のディスクである。第1、第2処理用部10、20の材質は、金属の他、カーボン、セラミック、焼結金属、耐磨耗鋼、サファイア、その他金属に硬化処理を施したものや、硬質材をライニングやコーティング、メッキなどを施工したものを採用することができる。上記実施の形態において、両処理用部10、20は、互いに対向する第1、第2の処理用面1、2が鏡面研磨されており、算術平均粗さは、0.01〜1.0μmである。
上記実施の形態において、第2ホルダ21が装置に固定されており、同じく装置に固定された回転駆動機構の回転軸に取り付けられた第1ホルダ11が回転し、この第1ホルダ11に支持された第1処理用部10が第2処理用部20に対して回転する。もちろん、第2処理用部20を回転させるようにしてもよく、双方を回転させるようにしてもよい。
また、本発明において、上記回転速度は、たとえば、350〜3600rpmとすることができる。
上記実施の形態では、第1処理用部10に対して、第2処理用部20が回転軸50の方向に接近・離反するもので、第2ホルダ21に設けられた収容部41に、第2処理用部20の処理用面2側と反対側の部位が出没可能に収容されている。ただし、これとは逆に、第1処理用部10が、第2処理用部20に対して接近・離反するものであってもよく、両処理用部10、20が互いに接近・離反するものであってもよい。
上記収容部41は、第2処理用部20の、処理用面2側と反対側の部位を収容する凹部であり、環状に形成された溝である。この収容部41は、第2処理用部20の処理用面2側と反対側の部位を出没させ得る十分なクリアランスを持って、第2処理用部20を収容する。
接面圧付与機構は、第1処理用部10の第1処理用面1と第2処理用部20の第2処理用面2とが接近する方向に押す力(以下、接面圧力という)を発生させるための機構である。この接面圧力と、流体圧力による両処理用面1、2間を離反させる力との均衡によって、両処理用面1、2間の間隔を所定の微小間隔に保ちつつ、nm単位ないしμm単位の微小な膜厚を有する薄膜流体を発生させる。上記実施の形態では、接面圧付与機構は、第2ホルダ21に設けられたスプリング43によって、第2処理用部20を第1処理用部10に向けて付勢することにより、接面圧力を付与する。
また、流体圧付与機構p1により加圧された第1の被処理流体は、第1導入部d1から、両処理用部10、20の内側の空間に導入される。
一方、流体圧付与機構p2により加圧された第2の被処理流体は、第2導入部d2から第2処理用部20の内部に設けられた通路を介して第2処理用面に形成された開口部d20から両処理用部10、20の内側の空間に導入される。
開口部d20において、第1の被処理流体と第2の被処理流体とが合流し、混合した際に、酸化還元、析出、晶析が生じる。
その際、混合した被処理流体は、上記の微小な隙間を保持する両処理用面1、2によって強制された薄膜流体となり、環状の両処理用面1、2の外側に移動しようとする。第1処理用部10は回転しているので、混合された被処理流体は、環状の両処理用面1、2の内側から外側へ直線的に移動するのではなく、環状の半径方向への移動ベクトルと周方向への移動ベクトルとの合成ベクトルが被処理流体に作用して、内側から外側へ略渦巻き状に移動する。
ここで、図2に示すように、第1処理用部10の第1処理用面1には、第1処理用部10の中心側から外側に向けて、すなわち径方向について伸びる溝状の凹部13を形成してもかまわない。この凹部13の平面形状は、第1処理用面1上をカーブしてあるいは渦巻き状に伸びるものや、図示はしないが、真っ直ぐ外方向に伸びるもの、L字状などに屈曲あるいは湾曲するもの、連続したもの、断続するもの、枝分かれするものであってもよい。また、この凹部13は、第2処理用面2に形成するものとしても実施可能であり、第1および第2の処理用面1、2の双方に形成するものとしても実施可能である。この様な凹部13を形成することによりマイクロポンプ効果を得ることができ、被処理流体を第1および第2の処理用面1、2間に吸引することができる効果がある。
上記凹部13の基端は第1処理用部10の内周に達することが望ましい。上記凹部13の先端は、第1処理用部面1の外周面側に向けて伸びるもので、その深さは、基端から先端に向かうにつれて、漸次減少するものとしている。この凹部13の先端と第1処理用面1の外周面との間には、凹部13のない平坦面が設けられている。
上述の開口部d20は、第1処理用面1の平坦面と対向する位置に設けることが好ましい。これによって、層流条件下にて複数の被処理流体の混合と、微粒子の析出が行うことが可能となる。
また、両処理用部10、20の外側に吐出した流体は、ベッセルvを介して、吐出液としてビーカーbに集められる。本願発明の実施の形態においては、後述する様に、吐出液には、銅フタロシアニン微粒子が含まれる。
なお、上記の被処理流体の種類とその流路の数は、図1の例では、2つとしたが、3つ以上であってもよい。また、各処理用部に設けられる導入用の開口部は、その形状や大きさや数は特に制限はなく適宜変更して実施し得る。また、上記第1および第2の処理用面間1、2の直前あるいはさらに上流側に導入用の開口部を設けてもよい。
本発明においては、処理用面1、2間にて上記処理を行うことが出来ればよく、第1導入部d1より第2被処理流体を導入し、第2導入部d2より第1被処理流体を導入するものであってもよい。たとえば、各流体における第1、第2という表現は、複数存在する流体の第n番目であるという、識別のための意味合いを持つに過ぎないものであり、上述の通り第3以上の流体も存在し得る。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
実施例において、A液とは、図1に示す装置の第1導入部d1から導入される第1被処理流体を指し、B液とは、同じく装置の第2導入部d2から導入される第2被処理流体を指す。なお、流体処理装置の運転条件はディスク回転数:1700rpmである。また、表1から表3における略記号NMPはN−メチル−2−ピロリドン、PWは純水、CuPcは銅フタロシアニンを示す。
〔実施例1〜4〕
Figure 2016084442

実施例1〜4で得られた吐出液の乾燥紛体を用いてX線回折(XRD)測定を行った。その結果、表1に示す通りβ型銅フタロシアニン微粒子が得られた。
なお、XRD測定には、粉末X線回折測定装置X’PertPROMPD(XRDスペクトリスPANalytical事業部社製)を使用した。測定条件は、測定範囲:6〜60°、Cu対陰極、管電圧45kV、管電流40mA、走査速度16°/minである。
また、実施例1〜4の測定結果を図3〜図6に示す。β型銅フタロシアニン微粒子に一致するピークが見られ、β型銅フタロシアニン微粒子が作製されていることを確認できた。
また、透過電子顕微鏡(TEM)観察にて、粒子径を求めた結果、実施例1〜4いずれにおいても、約100nm値が得られた。上記実施例1〜4においては、マイクロリアクターの中で反応がほぼ完了しており、吐出後の結晶成長も抑制できたものと推測される。
なお、粒子径は、透過電子顕微鏡(TEM)観察によって、100個の粒子について粒子径を測定した結果の平均値によって求めた。なお、TEM観察には、透過型電子顕微鏡、JEM−2100(JEOL社製)を用いた。観察条件としては、加速電圧を80kV、観察倍率を1万倍とした。
〔比較例1〕
Figure 2016084442

比較例1−1〜1−5において、実施例と同様にXRD測定を行ったが、β型銅フタロシアニン微粒子は得られなかった。なお、比較例1−1〜1−5のA液は全て、銅フタロシアニンに対しての貧溶媒に該当する。
〔比較例2〕
Figure 2016084442

比較例2−1〜2−3において、実施例と同様にXRD測定を行ったところ、β型銅フタロシアニン微粒子が得られたことが判明した。
また、実施例と同様に粒子径を測定した結果、2−1〜2−3いずれの比較例においても粒子径は1000nm以上となった。
1 第1処理用面
2 第2処理用面
10 第1処理用部
11 第1ホルダ
20 第2処理用部
21 第2ホルダ
d1 第1導入部
d2 第2導入部
d20 開口部

Claims (3)

  1. 少なくとも2種類の被処理流体を、マイクロリアクターを用いて反応させることにより微粒子を析出させるβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、
    上記被処理流体中、少なくとも1つの被処理流体は、銅フタロシアニンを溶媒に溶解した銅フタロシアニン溶液であり、
    他の被処理流体は、銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒であり、
    上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含み、
    上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする、β型銅フタロシアニン微粒子の製造方法。
  2. 少なくとも2種類の被処理流体を、
    接近および離反可能に互いに対向して配設され、
    少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する第1処理用面と第2処理用面との間に導入し、
    第1処理用面と第2処理用面との間に付与される導入圧力により、第1処理用面と第2処理用面とを離反させる方向に作用する離反力を発生させ、
    上記離反力によって、第1処理用面と第2処理用面との間を微小な間隔に保ちつつ、
    上記少なくとも2つの被処理流体を、
    上記微小な間隔に保たれた第1処理用面と第2処理用面との間で合流させ、
    上記第1処理用面と第2処理用面との間を通過させることによって、薄膜流体を形成させ、
    薄膜流体中で被処理流体同士を反応させることにより微粒子を析出させるβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法において、
    上記被処理流体中、少なくとも1つの被処理流体は、銅フタロシアニンを溶媒に溶解した銅フタロシアニン溶液であり、
    他の被処理流体は、銅フタロシアニンに対して貧溶媒となる溶媒であり、
    上記銅フタロシアニン溶液と上記溶媒の内、少なくともいずれか一方の被処理流体には、少なくともピリジン環を持つ有機溶媒を含み、
    上記銅フタロシアニン溶液もしくは上記溶媒中の上記有機溶媒の濃度が、30wt%以上90wt%以下であることを特徴とする、β型銅フタロシアニン微粒子の製造方法。
  3. 上記有機溶媒が、ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン、2,3−ジメチルピリジン、2,4−ジメチルピリジン、2,5−ジメチルピリジン、2,6−ジメチルピリジン、3,4−ジメチルピリジン、3,5−ジメチルピリジン、2,4,6−トリメチルピリジン、2−シアノピリジン、3−シアノピリジン、2−アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−アミノピリジン、2,4−ジアミノピリジン、2,6−アミノピリジン、2−アミノ−3−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリジン、3−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジン、または、キノリンである、請求項1または2に記載のβ型銅フタロシアニン微粒子の製造方法。
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