JP2016083319A - 反応範囲測定装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】少人数で測定が可能な反応範囲測定装置を提供することを目的とする。【解決手段】 反応範囲測定装置は、被検動物の頭部に配置される頭部マーカと、被検動物に指向性のある刺激を与える刺激源と、刺激源に取り付けられた刺激源マーカと、被検動物、頭部マーカ及び刺激源マーカが同時に映る動画像を鉛直上方から撮影する鉛直カメラと、被検動物、頭部マーカ及び刺激源マーカが同時に映る動画像を鉛直カメラと同期して被検動物を水平方向から撮影する水平カメラと、鉛直カメラ及び水平カメラで同期して撮影した動画像に基づき、指向性のある刺激に対し被検動物が反応する角度範囲を求める演算制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒト以外の被検動物、特にイヌにおける、視野の範囲を測定するための装置に関するものである。
緑内障は、視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患である。緑内障の視神経障害および視野障害は、基本的には進行性であり、非可逆的であり、視神経が一度障害されてしまったら、障害された視神経を回復させる方法はなく、病気の進行をくい止めることが目標となってしまう。また、緑内障では、患者の自覚なしに障害が徐々に進行する。したがって、多くの場合に自覚症状がない緑内障に対して、最も重要なことは早期発見・早期治療による障害の進行の阻止あるいは抑制が特に重要な課題となっている。
緑内障の診断は、ヒトの場合にはまず、詳細な問診を行って、眼の外傷、炎症、手術、感染症などの既往歴のほか、霧視、虹視症、眼痛、頭痛、充血などの自覚症状の問診を行うことが重要であると考えられている(非特許文献1)。その上で、これらの症状が存在する場合に、緑内障が疑われ、眼圧検査、眼底検査、視野検査等が行われる。
眼圧検査は、直接目の表面に測定器具をあてて測定する方法または目の表面に空気をあてて測定する方法である。眼底検査は、視神経の状態をみるために、視神経乳頭部を観察する方法である。視神経が障害されている場合、陥凹(へこみ)の形が正常に比べて変形し大きくなる。また、視野検査は、視野の欠損の存在の有無や大きさから緑内障の進行の具合を判定する。さらに、視野欠損や視野狭窄、失明などの視野障害が存在する場合には、視野計を用いて動的視野検査(ゴールドマン視野計など)や静的視野検査(ハンフリー視野計)を行い、具体的に視野障害の位置や状況などを確定し、治療の方向性を定めている。
近年、ヒト以外の動物でも、緑内障に罹患する症例の実態が明らかになりつつある。例えば、イヌの場合、犬の疾患別の羅漢率において眼の病気にかかる割合は10%を超えており、眼科疾患の中で緑内障の症例は全体の8.6%を占めていると言われている。しかしながら、コンパニオン動物をはじめ、ヒト以外の動物では、当然ながら自覚症状の問診をすることができないため、初期診断の妨げになっている。すなわち、ヒトにおいて使用されている視野計を用いたとしても、光が見えたことを知らせる術を持たないため、視野計を使用した検査を行うことができず、ヒト以外の動物では、仮に緑内障の初期診断ができた場合であっても、視野障害の位置や状況などを調べることが困難である。これに対し、ヒト以外の被検動物における視野範囲を、客観的かつ定量的に測定することができる視野範囲測定装置が提案されている(特許文献1)。
特開2012−065888号公報
日本眼科学会 緑内障診療ガイドライン(第2版)
しかしながら、特許文献1に記載の視野範囲測定装置を用いた測定では、2人の検査員と1人の補助員の合計3人で視野範囲を行っており、人員が十分でない小規模な診療施設では利用が困難である。また、検査員の差異によって視野範囲計測に誤差が多く含まれる点も問題である。本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、少人数で測定が可能な反応範囲測定装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明に係る反応範囲測定装置は、被検動物の頭部に配置される頭部マーカと、被検動物に指向性のある刺激を与える刺激源と、刺激源に取り付けられた刺激源マーカと、被検動物、頭部マーカ及び刺激源マーカが同時に映る動画像を鉛直上方から撮影する鉛直カメラと、被検動物、頭部マーカ及び刺激源マーカが同時に映る動画像を鉛直カメラと同期して被検動物を水平方向から撮影する水平カメラと、鉛直カメラ及び水平カメラで同期して撮影した動画像に基づき、指向性のある刺激に対し被検動物が反応する角度範囲を求める演算制御部とを備える。このような構成により、刺激に対する反応のある角度範囲を少人数で測定することができる。
本発明では、刺激源は、被検動物の片眼に光を照射する光源であり、演算制御部は、被検動物の視野の角度範囲を求めるとよい。このような構成により、視野範囲の測定を少人数で実施することができる。
本発明では、演算制御部は、鉛直カメラ及び水平カメラで撮影した動画像に映る頭部マーカの形状に基づき、頭部マーカの位置を基準とする三次元座標系を決定し、鉛直カメラ及び水平カメラで撮影した動画像の特定のフレームにおける被検動物の眼の位置の指定を受け付け、決定した三次元座標系、及び指定された特定のフレームにおける眼の位置に基づき、眼の位置の三次元座標を算出し、鉛直カメラ及び水平カメラで撮影した動画像における当該のフレーム以外の他のフレームにおける被検動物の眼の位置を、当該他のフレームにおける頭部マーカの位置を基準に推定するとよい。このような構成により、光源から光を目に照射した状態でも目の位置を推定することができる。
本発明では、演算制御部は、鉛直カメラ及び水平カメラで撮影した動画像の各フレームに対応するタイミングにおける被検動物の眼の位置、頭部マーカの位置、及び刺激源マーカの位置の三次元座標を算出し、算出した被検動物の眼の位置、頭部マーカの位置、及び刺激源マーカの位置の三次元座標に基づき各フレームに対応するタイミングにおける被検動物の眼の位置を通り前記三次元座標系において向きが不変の直線と、被検動物の眼の位置と刺激源マーカとを結ぶ直線とがなす光照射角度を算出するとよい。また、演算制御部は、動画像における推定した被検動物の眼の位置を解析して被験動物の視覚反応の有無を判定し、視覚反応の判定の結果と、当該判定をしたタイミングにおける光照射角度とを対応付けて記録するとよい。
本発明では、鉛直カメラ及び水平カメラは、刺激源を被験動物の周囲を移動させつつ動画像を撮影し、演算制御部は、複数の異なる刺激源の位置において、視覚反応の判定の結果と、当該判定をしたタイミングにおける光照射角度とを対応付けて記録し、視覚反応がある光照射角度と視覚反応が無い光照射角度との境界である臨界角度を求めるとよい。
本発明では、反応範囲測定装置は、被検動物が配置される位置を中心として設けられた円弧状の軌道と、刺激源が円弧状の軌道の半径方向に向けて刺激を発するように固着され、軌道に沿って移動可能とされた可動台と、可動台の軌道に沿った移動を指示入力するための操作手段と、操作手段に対する指示入力に基づいて、可動台の可動台に沿った移動を制御するコントローラとをさらに備えるとよい。このような構成により、より少人数で視野範囲の測定を実施することができる。
また、上記の課題を解決すべく、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上述のいずれかの反応範囲測定装置における演算制御部として機能させる。
第1実施形態に係る視野範囲測定装置1を当該装置により視野範囲を測定する対象であるイヌDとともに示す概略図である。 装置本体2の機能ブロックである。 図3(a)は頭部マーカ5の側面図であり、図3(b)は頭部マーカ5の正面図である。図3(c)は、垂直板51の外壁面及び水平板52の上面に描かれるマーカパターンMの一例を示している。 光源部6の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の視野範囲測定装置1による視野範囲の測定手順を示すフローチャートである。 イヌDに対する光源部6の移動の様子を示す模式図である。 画像解析の手順を示すフローチャートである。 視覚反応の臨界角度を示す模式図である。 第2実施形態に係る視野範囲測定装置1’を当該装置により視野範囲を測定する対象であるイヌD及びイヌDを保定する保定者Pとともに示す概略図である。 第2実施形態の視野範囲測定装置1’による視野範囲の測定手順を示すフローチャートである。 光源部6の構成の他の例を示す斜視図である。
〔第1実施形態〕
図1は第1実施形態に係る視野範囲測定装置1を当該装置により視野範囲を測定する対象であるイヌDとともに示している。視野範囲測定装置1は、本発明の反応範囲測定装置の一例である。視野範囲測定装置1は、装置本体2と、水平カメラ3と、鉛直カメラ4と、頭部マーカ5と、光源部6とを備える。水平カメラ3及び鉛直カメラ4は装置本体2に接続される。
装置本体2は、例えば、コンピュータシステムにより構成される。図2に示すように、装置本体2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(read only memory)、ハードディスクドライブ等の記憶部201、CPU(Central Processing Unit)等の演算制御部202、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部203、キーボード、マウス、タッチパネル等の操作入力部204、シリアルポート、パラレルポート、USBポート等の信号入出力部205等、を備える。
装置本体2の記憶部201には、演算制御部202にて実行されるプログラム、水平カメラ3及び鉛直カメラ4で撮影した画像ファイル、プログラムを実行して得られた出力結果が記録されたファイル等が記憶されている。
演算制御部202は、記憶部201に格納されているプログラムに従って、視野範囲測定装置1の各構成要素を制御するとともに、記憶部201に記憶された画像ファイルを処理し、視野範囲を求める演算を実行する。
表示部203は、演算制御部202による制御の下、水平カメラ3及び鉛直カメラ4が撮影した画像や各種の情報を表示する。操作入力部204は、オペレータの操作・指示を検出し、演算制御部202に伝達する入力手段である。信号入出力部205は、水平カメラ3、鉛直カメラ4等に対する制御信号を送受信するための入出力端子であり、適宜外部の装置とケーブル等を介して接続される。
水平カメラ3及び鉛直カメラ4は、例えばそれぞれCCDカメラにより構成される。水平カメラ3と鉛直カメラ4は、予め撮影方向が直交するように配置される。水平カメラ3は撮影方向が水平となるように設置され、測定対象であるイヌDを正面から撮影する。また、鉛直カメラ4は、撮影方向が鉛直下方となるように設置され、測定対象であるイヌDを頭上から撮影する。水平カメラ3と鉛直カメラ4とは、同期して撮影を行う。
水平カメラ3及び鉛直カメラ4によって撮影された画像は信号入出力部205を介して装置本体2に取り込まれ、動画像を記録した画像ファイルとして記憶部201に格納される。
図3(a)は頭部マーカ5の側面図であり、図3(b)は頭部マーカ5の正面図である。頭部マーカ5は、イヌDの頭頂部の位置を指し示すマーカであり、垂直板51、水平板52、及び保持脚53を備える。垂直板51及び水平板52は、それぞれ1辺が5cm、厚さが5mm程度の正方形の平板であり、水平板52は、垂直板51の最下部から垂直板51と直交する方向に延伸して設けられる。保持脚53は、逆T字型の断面を有する部材で有り、水平板52の下面に取り付けられる。保定者Pはこの保持脚53を手の指で押えることで、各カメラが垂直板51及び水平板52を撮影するのを妨げることなく、頭部マーカ5をイヌDの頭頂部に固定することができる。
図3(c)は、垂直板51の外壁面及び水平板52の上面に描かれるマーカパターンMの一例を示している。マーカパターンMは、光源による照明の影響を受けにくくすべく、モノクロ(白黒二値)で描くことが好ましい。マーカパターンMは、外枠部M1、マーカ判別子M2、及びマーカ識別子M3により構成される。外枠部M1は、所定の外寸及び内寸を有する正方形であり、黒色で描かれる。外枠部M1と垂直板51及び水平板52の端部との間には余白が設けられる。外枠部M1の内部には、マーカ判別子M2及びマーカ識別子M3が描かれる。マーカ判別子M2は、マーカであることを示すための図形である。各カメラで撮影した画像において、画像認識により外枠部M1とマーカ判別子M2を認識して、その位置にマーカがあることを判別することができる。マーカ識別子M3は、マーカの種類を識別するための図形である。垂直板51の外壁面に描かれるマーカパターンMと水平板52の上面に描かれるマーカパターンMとでは、異なるマーカ識別子M3が描かれる。例えば、垂直板51の外壁面には黒色でマーカ識別子M3を描き、水平板52の上面には白色でマーカ識別子M3を描いて、色によって識別するようにしてもよいし、図形の形状によって識別するようにしてもよい。このようにマーカ識別子M3を設けることで、各カメラで撮影した画像において、画像認識によりマーカ識別子M3を認識して、その位置あるマーカの種類を識別することができる。
光源部6は、光源61と光源マーカ62とを備える。光源61は、可視光を測定対象であるイヌDに向けて照射する。光源61は、白熱球、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子と必要に応じてレンズ、反射鏡等を備えて構成され、例えば眼下用ペンライトを流用することができる。光源マーカ62は、光源部6の位置を指し示すマーカであり、予め定められた形状及び色彩を有する。光源マーカ62は、光源61の位置が少なくとも鉛直カメラ4によって撮影可能となるように設けられる。例えば、光源マーカ62は、図4に示すように、光源61の上部に設けられた平坦面に、頭部マーカ5と同様のマーカパターンMを描くことにより設けるとよい。このとき、マーカ識別子M3は、頭部マーカ5で用いたものとは異なるものとする。
光源61の上面だけでなく側面にもマーカパターンMを設けてもよい。ただし、イヌDを中心に光源部6を移動させながら測定を行うため、水平カメラ3では光源部6を撮影できない(あるいは、光源部6自体は撮影できるが、光源61の側面が映りにくい)場合がある。このため、側面にマーカパターンMを設けることは必須ではない。水平カメラ3で撮影した画像から光源部の垂直位置を常に得ることができるとは限らないことを前提とし、光源部6を垂直方向(上下)には移動させないようにして、光源部6の垂直位置は一定(例えば、最初に取得できた垂直位置、イヌDの眼と同じ高さ、等)であるものとして扱い、垂直位置を逐一取得することを不要にするとよい。あるいは、が鉛直カメラ4で撮影した画像における光源61の上面のマーカパターンMのサイズに基づいて、垂直方向の位置を算出するようにしてもよい。
続いて、第1実施形態に係る視野範囲測定装置1を用いてイヌDの視野範囲を測定する手順について、イヌDの右眼の視野範囲を測定する場合を例に説明する。図5は第1実施形態の視野範囲測定装置1による視野範囲の測定手順を示すフローチャートである。
はじめに、イヌDを保定台Tの上に載せる(ステップS100)。次に、保定者Pは、水平カメラ3及び鉛直カメラ4の視界を遮らないようにイヌDの脇からイヌDを保定する(ステップS110)。その際に保定者Pは、頭部マーカ5の保持脚53をイヌDの頭頂部に押し当てながら保定をする。これにより、頭部マーカ5とイヌDの頭部との相対位置関係が固定され、頭部マーカ5の位置及び向きからイヌDの目の位置を演算により求めることができるようになる。光を眼に照射した状態では、反射光の影響によりパターン学習等の画像認識技術によって眼の位置を推定するのが困難となるが、頭部マーカ5との相対位置関係から眼の位置を特定する上記の手法は、眼に光を当てた状態でも眼の位置を推定することができる。
そして、保定台Tの上にイヌDを載せて保定した状態で、水平カメラ3及び鉛直カメラ4とイヌDの頭部との相対位置を調整する(ステップS120)。具体的には、イヌDの頭部、頭部マーカ5、及び光源部6の光源マーカ62が水平カメラ3及び鉛直カメラ4の撮影視野に入るように位置を調整する。
イヌDと各カメラとの相対位置の調整後、水平カメラ3及び鉛直カメラ4による撮影を開始する(ステップS130)。そして、光源部6によりイヌDの眼に光を当て、イヌDを中心に光源部6を移動させながら、撮影を続ける(ステップS140)。このとき、図6に示したように、光源部6は、イヌDの右後方から移動を開始し、イヌを中心に左前方まで、所望の角度ステップ(例えば5度)毎に、2秒程度以上、静止しながら順次移動をさせる。静止時間は各角度においてイヌDの反応の有無を判定するための画像を撮影するのに十分な時間である。測定に必要な範囲の移動を終えると、撮影を終了する(ステップS150)。
続いて、演算制御部202により、記憶部201に記録された画像を解析して、イヌDの眼を通りY軸と平行な直線に対する光源部6の照射方向の角度毎にイヌDの視覚反応の有無を判定する(ステップS160)。
図7は、ステップS160の詳細な手順を示すフローチャートである。画像解析を開始すると、演算制御部202ははじめに座標系を決定する(ステップS200)。すなわち、演算制御部202は、水平カメラ3で撮影した画像に映る頭部マーカ5の形状から縦(Z)成分と横(X)成分、鉛直カメラ4で撮影した画像に映る頭部マーカ5の形状から奥行き(Y)成分と横(X)成分を取得し、前述のX、Y、Zの各成分を頭部マーカ5の三次元モデルにフィッティングして、頭部マーカ5の一点を原点とする三次元座標系を決定する。
続いて、水平カメラ3及び鉛直カメラ4で同時刻に撮影されたフレームでの眼の位置をオペレータが指定する(ステップS210)。演算制御部202は、三次元座標系における指定された眼の位置の三次元座標を算出する(ステップS220)。頭部マーカ5と眼との相対位置関係は固定されているので、一度眼の位置を指定しさえすれば、イヌDが頭を動かしても頭部マーカ5の位置から眼の位置を逐次推定することができる。
次に、水平カメラ3及び鉛直カメラ4で撮影した動画像について、解析対象とする時間範囲を指定する(ステップS230)。この時間範囲は、光源部6が静止され、照射方向が一定となっている時間範囲とするとよい。
続いて、動画像に映る頭部マーカ5を基準に、解析対象とする時間範囲内における眼の位置を推定する(ステップS240)。そして、推定された眼の位置の画像を解析し、眼球運動の有無、瞬きの回数等に基づいて、光源に対する視覚反応の有無を判定する(ステップS250)。例えば瞬きの回数に基づき判定する場合には、画像処理により眼の輪郭を抽出し、輪郭の高さが所定の閾値を下回ったときに瞬きをしたことを検出して瞬きの回数を計数するとよい。
また、視覚反応の有無を判定した各タイミングにおける、イヌDの眼を通りY軸と平行な直線と、イヌDの眼と光源マーカ62とを結ぶ直線とがなす角度(以下では「光照射角度」という)を求める(ステップS260)。具体的には、水平カメラ3及び鉛直カメラ4で撮影した画像からイヌDの眼、頭部マーカ5、光源マーカ62の3点の三次元位置座標を求め、さらに下記の式によりイヌDの眼を通りY成分のみを持つベクトルV1と、イヌDの眼から光源マーカ62に向かうベクトルV2との内積及び外積を求め、逆正接関数にて光照射角度θを算出する。
Figure 2016083319
なお、頭部マーカ5を基準とした三次元座標系において向きが不変の直線であれば、光照射角度の基準にY軸と平行な直線以外の直線を用いてもよい。例えば保定者Pが頭部マーカ5をイヌDの正面方向からずらして保持している場合等に、角度算出の基準となる方向をオペレータが指定し、その方向を向いたベクトルをV1として上記の式により光照射角度θを求めるようにするとよい。また、視覚反応の有無の判定と角度の算出は並行して行ってもよい。
演算制御部202は、判定結果と光照射角度を対応づけて記憶部201に記録する(ステップS270)。ステップS270に続き、更に解析を続けるかを判断する(ステップS280)。さらに解析を続ける場合(ステップS280;Yes)、処理をステップS230に戻す。一方、解析を続けない場合(ステップS280;No)には、解析処理を終了する。
演算制御部202は、視覚反応の有無の判定結果と、判定をしたときの光照射角度とを対応付けて記憶部201に記録する。そして、視覚反応があった光照射角度と無かった光照射角度との境界を臨界角度として求める。右眼の測定の場合、図8に示したように、すなわち右後方寄りの臨界角度が外側臨界角度θ1、左前方よりの臨界角度が内側臨界角度θ2となる。
〔第2実施形態〕
図9は第2実施形態に係る視野範囲測定装置1’を当該装置により視野範囲を測定する対象であるイヌDとともに示している。第1実施形態の視野範囲測定装置1と比べ、より少ない人数で測定を行うことができる。具体的には、本実施形態の視野範囲測定装置1’は、光源部6を移動させる搬送機構7を備えている点、及びリアルタイムで視覚反応の有無の判定と角度の算出を行う点で、第1実施形態の視野範囲測定装置1と異なっている。その他の構成については第1実施形態の視野範囲測定装置1と共通であるため、ここでの説明を省略する。
搬送機構7は、軌道71と、台車72と、操作スイッチ73とを備える。装置本体2が台車72のコントローラとして機能する。
軌道71は、保定台の周囲に円弧状の軌道として設けられる。台車72には、光源部6が、光の照射方向が円弧状の軌道71の半径方向となるように固定される。操作スイッチ73に対する操作に応じて、軌道71上を台車が移動する。操作スイッチ73は移動方向を指示するための2つのペダルを備えた足踏みスイッチとして構成される。操作スイッチ73は、装置本体2の信号入出力部205に接続される。操作スイッチ73に対する操作は、コントローラとして機能する装置本体2を介して台車72に伝えられ、操作スイッチ73が押されている間、指示された移動方向に所定の速度で台車72が移動する。操作スイッチ73が押下げ状態から解放されると、台車72は所定時間(例えば2秒程度)静止し、静止中の操作スイッチ73に対する操作は無効とされるように構成される。
続いて、第2実施形態に係る視野範囲測定装置1’の使用方法を説明する。図10は視野範囲測定装置1’による視野範囲の測定手順を示すフローチャートである。
はじめに、イヌDを保定台Tの上に載せる(ステップS300)。次に、保定者Pは、水平カメラ3及び鉛直カメラ4の視界を遮らないようにイヌDの脇からイヌDを保定する(ステップS310)。その際に保定者Pは、頭部マーカ5の保持脚53をイヌDの頭頂部に押し当てながら保定をする。
そして、保定台Tの上にイヌDを載せて保定した状態で、水平カメラ3及び鉛直カメラ4とイヌDの頭部との相対位置を調整する(ステップS320)。具体的には、イヌDの頭部、頭部マーカ5、及び光源部6の光源マーカ62が水平カメラ3及び鉛直カメラ4の撮影視野に入るように位置を調整する。なお、ステップS320の調整は、イヌDを保定台Tに載せる前にあらかじめ行っておくようにしてもよい。
イヌDと各カメラとの相対位置の調整後、水平カメラ3及び鉛直カメラ4による撮影を開始する(ステップS330)。そして、保定者Pが操作スイッチ73を操作して台車72と光源部6を所望の光照射角度となる位置まで移動させる(ステップS340)。なお、台車を移動している最中は、水平カメラ3及び鉛直カメラ4による撮影を一時停止するとよい。台車72は位置を移動する毎に所定時間静止し、その静止している間に演算制御部202は、水平カメラ3及び鉛直カメラ4が撮影した画像をリアルタイムで解析して、視覚反応の有無の判定と光照射角度とを算出し表示部203に表示するとともに、判定結果と光照射角度を対応づけて記憶部201に記録する(ステップS350)。保定者Pは、さらに測定を続けるか否かを判断し、測定を続ける場合(ステップS360;Yes)、処理をステップS340に移す。一方、測定を終了する場合(ステップS360;No)には、水平カメラ3及び鉛直カメラ4は撮影を終了し、演算制御部202は、記憶部201に記録した判定結果と光照射角度とに基づいて臨界角度を算出して記憶部201に記録するとともに表示部203に表示をし(ステップS370)、測定を終了する。
本実施形態の視野範囲測定装置1’では、上記のような構成及び使用方法により、リアルタイムで反応の有無を確認しつつ、台車72を移動して光照射角度を変えられるので、素早く、且つ、高い精度で臨界角度を測定することができる。特に、臨界角度の近傍で細かく位置を変更して測定すれば、測定の精度を高めることができる。
光源による光の照射範囲に目の位置が含まれるように、目の位置に追随させて光源の向きを制御するよう構成すると更によい。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、光源マーカ62は、光源61の上面にマーカパターンを描くことにより設けられたが、図11に示すように、光源61の外周を覆う円筒形の部材を光源マーカ62としてもとよい。各カメラで撮影した画像内で光源マーカ62を判別し易くするために、光源マーカ62には判別用のパターン(例えば図形や色彩による)を描くようにするとよい。このように光源マーカ62を円筒形の部材とすれば、光源部6の位置や向きを変えても水平カメラ3及び鉛直カメラ4によって捕らえやすく、その位置を正確に把握することができる。
また、頭部マーカ5の形状やマーカパターンの形状、模様、色彩についても上記の実施形態に限定されず、画像処理により認識可能であればいかなる形状、模様、色彩としても構わない。
また、上記実施形態では、感覚刺激として光による視覚的刺激に対する反応範囲を測定する場合を例に説明したが、指向性のある刺激であれば視覚以外の感覚に対する刺激でもよい。たとえば、聴覚刺激に対する反応範囲を測定すべく、刺激源として指向性の高いスピーカを用いて、音に対する反応の方向依存性や反応範囲を測定するようにしてもよい。
1、1’ 視野範囲測定装置
2 装置本体
3 水平カメラ
4 鉛直カメラ
5 頭部マーカ
6 光源部
7 搬送機構
51 垂直板
52 水平板
53 保持脚
61 光源
62 光源マーカ
71 軌道
72 台車
73 操作スイッチ
201 記憶部
202 演算制御部
203 表示部
204 操作入力部
205 信号入出力部
D イヌ
P 保定者
T 保定台
M マーカパターン

Claims (8)

  1. 被検動物の頭部に配置される頭部マーカと、
    前記被検動物に指向性のある刺激を与える刺激源と、
    前記刺激源に取り付けられた刺激源マーカと、
    前記被検動物、前記頭部マーカ及び前記刺激源マーカが同時に映る動画像を鉛直上方から撮影する鉛直カメラと、
    前記被検動物、前記頭部マーカ及び前記刺激源マーカが同時に映る動画像を前記鉛直カメラと同期して前記被検動物を水平方向から撮影する水平カメラと、
    前記鉛直カメラ及び前記水平カメラで同期して撮影した動画像に基づき、指向性のある刺激に対し前記被検動物が反応する角度範囲を求める演算制御部と
    を備える反応範囲測定装置。
  2. 前記刺激源は、前記被検動物の片眼に光を照射する光源であり、
    前記演算制御部は、前記被検動物の視野の角度範囲を求めることを特徴とする、請求項1に記載の反応範囲測定装置。
  3. 前記演算制御部は、
    前記鉛直カメラ及び前記水平カメラで撮影した動画像に映る前記頭部マーカの形状に基づき、前記頭部マーカの位置を基準とする三次元座標系を決定し、
    前記鉛直カメラ及び前記水平カメラで撮影した動画像の特定のフレームにおける前記被検動物の眼の位置の指定を受け付け、
    決定した三次元座標系、及び指定された前記特定のフレームにおける眼の位置に基づき、眼の位置の三次元座標を算出し、
    前記鉛直カメラ及び前記水平カメラで撮影した動画像における前記当該のフレーム以外の他のフレームにおける前記被検動物の眼の位置を、当該他のフレームにおける前記頭部マーカの位置を基準に推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の反応範囲測定装置。
  4. 前記演算制御部は、
    前記鉛直カメラ及び前記水平カメラで撮影した動画像の各フレームに対応するタイミングにおける前記被検動物の眼の位置、前記頭部マーカの位置、及び前記刺激源マーカの位置の三次元座標を算出し、
    算出した前記被検動物の眼の位置、前記頭部マーカの位置、及び前記刺激源マーカの位置の三次元座標に基づき各フレームに対応するタイミングにおける前記被検動物の眼の位置を通り前記三次元座標系において向きが不変の直線と、前記被検動物の眼の位置と前記刺激源マーカとを結ぶ直線とがなす光照射角度を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の反応範囲測定装置。
  5. 前記演算制御部は、
    動画像における推定した前記被検動物の眼の位置を解析して前記被験動物の視覚反応の有無を判定し、
    視覚反応の判定の結果と、当該判定をしたタイミングにおける前記光照射角度とを対応付けて記録する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の反応範囲測定装置。
  6. 前記鉛直カメラ及び前記水平カメラは、前記刺激源を前記被験動物の周囲を移動させつつ動画像を撮影し、
    前記演算制御部は、
    複数の異なる前記刺激源の位置において、視覚反応の判定の結果と、当該判定をしたタイミングにおける前記光照射角度とを対応付けて記録し、
    視覚反応がある前記光照射角度と視覚反応が無い前記光照射角度との境界である臨界角度を求める
    ことを特徴とする請求項5に記載の反応範囲測定装置。
  7. 前記被検動物が配置される位置を中心として設けられた円弧状の軌道と、
    前記刺激源が前記円弧状の軌道の半径方向に向けて刺激を発するように固着され、前記軌道に沿って移動可能とされた可動台と、
    前記可動台の前記軌道に沿った移動を指示入力するための操作手段と、
    前記操作手段に対する指示入力に基づいて、前記可動台の前記可動台に沿った移動を制御するコントローラと
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の反応範囲測定装置。
  8. コンピュータを、請求項1から7のいずれか1項に記載の反応範囲測定装置における前記演算制御部として機能させるためのプログラム。

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