JP2016081242A - 作業手順管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】作成された複数の作業手順書を効率的に管理できる技術が望まれていた。
【解決手段】複数の作業工程のそれぞれの作業内容を示す複数の作業工程データを格納する作業工程データ格納部と、複数の作業工程データのうちの少なくとも1つの作業工程データを用いて生成された作業手順データを格納する作業手順データ格納部と、作業工程データ格納部に格納されている作業工程データが変更された場合に、変更された作業工程データの変更内容に対応させて、変更された作業工程データを用いて生成された作業手順データを更新するデータ更新部とを備える、作業手順管理装置を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、作業手順管理装置及びプログラムに関する。
作業の手順を示す作業手順書を作成する手順書作成方法が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2001−243485号公報
作成された複数の作業手順書を効率的に管理できる技術が望まれていた。
本発明の第1の態様によれば、複数の作業工程のそれぞれの作業内容を示す複数の作業工程データを格納する作業工程データ格納部と、複数の作業工程データのうちの少なくとも1つの作業工程データを用いて生成された作業手順データを格納する作業手順データ格納部と、作業工程データ格納部に格納されている作業工程データが変更された場合に、変更された作業工程データの変更内容に対応させて、変更された作業工程データを用いて生成された作業手順データを更新するデータ更新部とを備える作業手順管理装置が提供される。
上記作業手順管理装置は、複数の単位作業のそれぞれの作業内容を示す複数の作業部品データを格納する作業部品データ格納部をさらに備えてよく、作業工程データ格納部は、複数の単位作業のうちの少なくとも1つの単位作業をそれぞれ含む複数の作業工程のそれぞれの作業内容を示す複数の作業工程データを格納してよく、作業手順データ格納部は、少なくとも1つの作業工程データ、及び少なくとも1つの単位作業のそれぞれの作業内容を示す少なくとも1つの作業部品データを用いて生成された作業手順データを格納してよく、データ更新部は、作業部品データ格納部に格納されている作業部品データが変更された場合に、変更された作業部品データの変更内容に対応させて、変更された作業部品データを用いて生成された作業手順データを更新してよい。また、上記作業手順管理装置において、作業手順データ格納部は、複数の作業工程データのうちの2以上の作業工程データによって構成される工程データグループを用いて生成された作業手順データを格納してよく、データ更新部は、工程データグループに含まれる複数の作業工程データの順番が変更された場合に、変更された工程データグループの変更内容に対応させて、変更された工程データグループを用いて生成された作業手順データを更新してよい。
上記作業手順管理装置において、作業工程データ格納部は、複数の作業工程データのそれぞれに作業の可否を示す作業可否データを対応付けて格納してよく、作業手順データ格納部は、作業手順データを生成するために用いられた全ての作業工程データに対応付けられた作業可否データが作業可を示す場合、作業手順データに作業可を示す作業可否データを対応付け、作業手順データを生成するために用いられた少なくとも一つの作業可否データに対応付けられた作業可否データが作業不可を示す場合、作業手順データに作業負荷を示す作業可否データを対応付けてよい。また、上記作業手順管理装置は、複数の作業手順データのうち、対応する作業が実施されている作業手順データを特定する作業手順データ特定部と、作業手順データ特定部によって特定された作業手順データを生成するために用いられた少なくともいずれかの作業工程データが変更された場合に、特定された作業手順データに対応する作業を停止させる作業停止制御部とをさらに備えてよい。
本発明の第2の態様によれば、コンピュータを、上記作業手順管理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
作業手順管理装置の通信環境の一例を概略的に示す。 作業手順管理装置の機能構成の一例を概略的に示す。 作業部品データテーブルの一例を概略的に示す。 作業工程データテーブルの一例を概略的に示す。 作業手順データテーブルの一例を概略的に示す。 作業手順管理装置による処理の流れの一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、作業手順管理装置100の通信環境の一例を概略的に示す。本実施形態に係る作業手順管理装置100は、作業の手順が登録された作業手順データを管理する。作業とは、任意の作業であってよく、例えば、通信装置の設定作業及び修復作業等である。
作業手順管理装置100は、複数の作業工程のそれぞれの作業内容を示す複数の作業工程データを格納する作業工程データ格納部104と、複数の作業工程データのうちの少なくとも1つの作業工程データを用いて生成された作業手順データを格納する作業手順データ格納部110とを備える。作業手順データは、例えば、複数の作業工程の少なくとも1つの作業内容を示すテキストデータを含む。また、作業手順データは、複数の作業工程の少なくとも1つの作業内容を示す画像データ及び音声データ等を含んでもよい。
作業手順管理装置100は、ネットワーク10を介して、複数の情報端末200と通信する。ネットワーク10は、社内LAN等の専用網、インターネット及び電話網の少なくともいずれかを含んでよい。情報端末200は、通信可能な装置であればどのような装置であってもよく、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、及びスマートフォン等の携帯電話等である。
作業手順管理装置100は、作業手順データ格納部110に格納された作業手順データを情報端末200に送信してよい。情報端末200は、作業手順管理装置100から受信した作業手順データを出力する。例えば、情報端末200は、作業手順データを表示出力する。作業者は、情報端末200によって表示された作業手順データを閲覧することにより、作業内容を把握する。
作業手順管理装置100は、作業工程データが示す作業内容によって不具合が発生したこと等を理由に当該作業工程データが変更された場合に、変更された作業工程データの変更内容に対応させて、変更された作業工程データを用いて生成された作業手順データを更新する。変更された作業工程データの変更内容に対応させて作業手順データを更新するとは、例えば、作業手順データに対して、当該変更内容と同一の変更を加えることである。
作業手順管理装置100は、作業手順データ格納部110に格納された作業手順データを更新するとともに、情報端末200に対して送信した作業手順データも更新する。例えば、作業手順管理装置100は、作業手順データを更新する指示を情報端末200に送信することによって、作業手順データを更新させる。これにより、情報端末200に送信した作業手順データを閲覧した作業者が、作業手順データに含まれる、不具合が発生した作業内容を実施してしまうことを防止できる。
図2は、作業手順管理装置100の機能構成の一例を概略的に示す。作業手順管理装置100は、作業部品データ格納部102、作業工程データ格納部104、作業手順データ生成部106、作業手順データ格納部110、作業手順データ送信部112、作業部品データ変更部114、作業工程データ変更部116、作業手順データ変更部118、データ更新部120、作業手順データ特定部122及び作業停止制御部124を備える。なお、作業手順管理装置100がこれらのすべての構成を備えることは必須とは限らない。
作業部品データ格納部102は、複数の単位作業のそれぞれの作業内容を示す複数の作業部品データを格納する。単位作業とは、一つの作業目的を遂行する最小の作業区分であってよい。例えば、通信装置の設定を行うにあたり、現在の設定を確認する作業目的における単位作業は、一つのコマンドを入力すること及び通信装置からの出力を確認すること等である。
作業工程データ格納部104は、作業工程データを格納する。作業工程データ格納部104は、複数の単位作業のうちの少なくとも1つの単位作業をそれぞれ含む複数の作業工程のそれぞれの作業内容を示す複数の作業工程データを格納してよい。例えば、作業工程データは、複数の単位作業を含む作業工程の作業内容を示す。
作業工程データは、例えば、複数の作業部品データのそれぞれを識別する複数の部品データ識別情報を含む。作業工程データを生成する生成者は、作業部品データ格納部102に格納された複数の作業部品データから、2以上の作業部品データを選択することによって、選択した作業部品データの部品データ識別情報を含む作業工程データを生成してよい。
また、作業工程データは、複数の作業部品データのそれぞれが示す単位作業の作業内容をそれぞれ示す複数のデータを含んでもよい。複数の作業部品データのそれぞれが示す単位作業の作業内容をそれぞれ示す複数のデータのそれぞれはテキストデータ、画像データ及び音声データのいずれかであってよい。画像データは、静止画像データであっても、動画像データであってもよい。作業工程データを生成する生成者は、作業部品データ格納部102に格納された複数の作業部品データから、2以上の作業部品データを選択することによって、選択した作業部品データが示す作業内容を示す複数のデータを含む作業工程データを生成してよい。
作業工程データを生成する生成者は、作業手順管理装置100を直接操作したり、ネットワーク10を介して操作したりすることによって、作業工程データを生成してよい。また、当該生成者は、情報端末200を用いて、作業工程データを生成してもよい。
作業手順データ生成部106は、作業手順データを生成する。作業手順データ生成部106は、例えば、作業工程データ格納部104に格納された複数の作業工程データから選択された2以上の作業工程データを用いて作業手順データを生成する。
作業手順データを生成する生成者は、作業手順管理装置100を直接操作したり、ネットワーク10を介して操作したりすることによって、2以上の作業工程データを選択してよい。また、当該生成者は、情報端末200を用いて、2以上の作業工程データを選択してもよい。
作業手順データ生成部106は、2以上の作業工程データのそれぞれに含まれるデータを組み合わせることによって、作業手順データを生成してよい。2以上の作業工程データのそれぞれに含まれるデータは、テキストデータ、画像データ及び音声データのいずれかであってよい。また、作業手順データ生成部106は、2以上の作業工程データのそれぞれに含まれる複数の部品データ識別情報を用いて、複数の作業部品データを特定し、特定した複数の作業部品データのそれぞれが示す作業内容を組み合わせることによって、作業手順データを生成してよい。
作業手順データ格納部110は、作業手順データ生成部106によって生成された作業手順データを格納する。作業手順データ格納部110は、作業手順データを識別する手順データ識別情報を対応付けて作業手順データを格納してよい。
作業手順データ送信部112は、作業手順データ格納部110に格納された作業手順データを送信する。作業手順データ送信部112は、作業手順データ格納部110に格納された複数の作業手順データのうち、情報端末200によって選択された作業手順データを情報端末200に送信してよい。作業手順データ送信部112は、作業手順データを送信した場合、送信した作業手順データの手順データ識別情報と、作業手順データを送信した送信先を識別する送信先識別情報とを対応付けて、送信履歴として記憶してよい。
作業部品データ変更部114は、作業部品データ格納部102に格納された作業部品データを変更する。作業部品データ変更部114は、作業部品データを変更する変更者の指示に従って、作業部品データを変更してよい。当該変更者は、例えば、作業部品データが示す作業内容を実施した結果、不具合が発生した場合等に、当該作業部品データの変更を指示する。
作業工程データ変更部116は、作業工程データ格納部104に格納された作業工程データを変更する。作業工程データ変更部116は、作業工程データを変更する変更者の指示に従って、作業工程データを変更してよい。当該変更者は、例えば、作業工程データが示す作業内容を実施した結果、不具合が発生した場合等に、当該作業工程データの変更を指示する。
また、作業工程データ変更部116は、作業部品データ変更部114によって作業部品データが変更された場合に、変更された作業部品データが示す単位作業を含む作業工程の作業内容を含む作業工程データを変更してよい。
作業手順データ変更部118は、作業手順データ格納部110に格納された作業手順データを変更する。作業手順データ変更部118は、作業工程データ格納部104に格納された複数の作業工程データのうちの2以上の作業工程データによって構成される工程データグループに含まれる複数の作業工程データの順番が変更された場合に、変更された工程データグループの変更内容に対応させて、変更された工程データグループを用いて生成された作業手順データを更新する。
作業手順データ変更部118は、作業手順データを変更する変更者の指示に従って、作業手順データを変更してよい。当該変更者は、例えば、工程データグループが示す順番で作業手順を実施した場合に不具合が発生し、順番を変更することによって不具合の発生を防止できた場合に、工程データグループに含まれる複数の作業工程データの順番を、不具合が発生しない順番に変更するべく指示する。
データ更新部120は、作業手順データ格納部110に格納された作業手順データ及び作業手順データ送信部112によって送信された作業手順データを更新する。データ更新部120は、作業工程データ格納部104に格納されている作業工程データが作業工程データ変更部116によって変更された場合に、変更された作業工程データの変更内容に対応させて、変更された作業工程データを用いて生成された作業手順データを更新する。
また、データ更新部120は、作業部品データ格納部102に格納されている作業部品データが作業部品データ変更部114によって変更された場合に、変更された作業部品データを用いて生成された作業手順データを更新する。作業部品データを用いて生成された作業手順データとは、当該作業部品データが示す単位作業の作業内容を含む作業工程の作業内容を含む作業工程データを用いて生成された作業手順データであってよい。
また、データ更新部120は、作業手順データ変更部118によって、工程データグループに含まれる複数の作業工程データの順番が変更された場合に、変更された工程データグループの変更内容に対応させて、変更された工程データグループを用いて生成された作業手順データを更新する。変更された工程データグループの変更内容に対応させて変更された工程データグループを用いて生成された作業手順データを更新するとは、変更された工程データグループと同じように、作業手順データ内の、工程データグループに対応する箇所における作業工程データの順番を変更することであってよい。
データ更新部120は、作業手順データ送信部112によって送信された作業手順データを更新する場合、当該作業手順データの手順データ識別情報に対応付けて記憶された送信先に対して、当該作業手順データを更新する更新指示データを送信してよい。
作業手順データ特定部122は、作業手順データ格納部110に格納された複数の作業手順データのうち、対応する作業が現在実施されている作業手順データを特定する。作業手順データ特定部122は、例えば、対応する作業が実施されている作業手順データの手順データ識別情報を、情報端末200から受信することによって、対応する作業が実施されている作業手順データを特定してよい。
情報端末200は、作業者の入力に基づいて、対応する作業が実施されている作業手順データの手順データ識別情報を作業手順管理装置100に送信してよい。例えば、情報端末200は、作業者から、作業の実施を開始する旨の入力を受け付けた作業手順データについて、手順データ識別情報を作業手順管理装置100に送信する。また、情報端末200は、作業の終了を示す入力を受け付けた場合に、作業が終了したことを示す情報を作業手順管理装置100に送信する。
作業停止制御部124は、作業手順データ特定部122によって特定された作業手順データを生成するために用いられた少なくともいずれかの作業工程データが、作業工程データ変更部116によって変更された場合に、特定された作業手順データに対応する作業を停止させる。作業停止制御部124は、特定された作業手順データに対応する作業を停止する旨を示すデータを、対応する作業が実施されている作業手順データの手順データ識別情報を送信した情報端末200に対して送信してよい。作業停止制御部124は、実施されている作業が、情報端末200を用いて実施されている作業である場合、情報端末200による作業の実施を強制停止させるべく、情報端末200を制御してもよい。
図3は、作業部品データテーブル130の一例を概略的に示す。作業部品データ格納部102は、複数の作業部品データを、作業部品データテーブル130の形式で格納してよい。また、作業部品データ格納部102は、作業部品データテーブル130とは別に、複数の作業部品データを格納してもよい。その場合、作業部品データテーブル130は、複数の作業部品データを管理するために利用されてよい。
作業部品データテーブル130は、部品名欄132、作業可否欄134及び作業内容欄136を有する。部品名欄132には、作業部品データの部品名が登録されてよい。
作業可否欄134には、作業部品データが示す作業内容の実施の可否が登録されてよい。作業可否欄134に登録されたデータは、作業可否データの一例であってよい。
例えば、作業部品データ格納部102に格納された作業部品データのうち、実績のある作業部品データには作業可が登録される。実績のある作業部品データが示す作業内容を実施した結果、不具合が発生した場合、当該作業部品データに対して作業不可が登録される。
また、例えば、作業部品データ格納部102に格納された作業部品データのうち、実績のない作業部品データには作業不可が登録される。実績のない作業部品データについては、例えば、当該作業部品データが示す作業内容を実験環境等において実施して、不具合が発生しないことなどが確認された後に、実績ありとされる。
作業内容欄136には、作業部品データが示す単位作業の作業内容が登録されてよい。作業内容欄136に登録される作業内容は、作業を指示するテキストを含んでよく、また、作業を説明するテキストを含んでもよい。また、作業内容欄136に登録される作業内容は、作業を指示する画像を含んでよく、また、作業を説明する画像を含んでもよい。作業内容欄136には、例えば、画像の保存場所を示すパスが登録される。また、作業内容欄136に登録される作業内容は、作業を指示する音声を含んでよく、また、作業を説明する音声を含んでもよい。作業内容欄136には、例えば、音声の保存場所を示すパスが登録される。
図4は、作業工程データテーブル140の一例を概略的に示す。作業工程データ格納部104は、複数の作業工程データを、作業工程データテーブル140の形式で格納してよい。また、作業工程データ格納部104は、作業工程データテーブル140とは別に、複数の作業工程データを格納してもよい。その場合、作業工程データテーブル140は、複数の作業工程データを管理するために利用されてよい。
作業工程データテーブル140は、工程名欄142、作業可否欄144及び作業内容欄146を有する。工程名欄142には、作業工程データの工程名が登録されてよい。
作業可否欄144には、作業工程データが示す作業内容の実施の可否が登録されてよい。作業可否欄144に登録されたデータは、作業可否データの一例であってよい。
例えば、作業工程データ格納部104に格納された作業工程データのうち、実績のある作業工程データには作業可が登録される。実績のある作業工程データが示す作業内容を実施した結果、不具合が発生した場合、当該作業工程データに対して作業不可が登録される。
また、例えば、作業工程データ格納部104に格納された作業工程データのうち、実績のない作業工程データには作業不可が登録される。実績のない作業工程データについては、例えば、当該作業工程データが示す作業内容を実験環境等において実施して、不具合が発生しないことなどが確認された後に、実績ありとされる。
また、例えば、作業工程データが示す作業内容に含まれる複数の単位作業に対応する作業部品データのすべてに作業可が対応付けられていた場合、作業可が登録される。また、例えば、作業工程データが示す作業内容に含まれる複数の単位作業に対応する作業部品データのうち、少なくともいずれかに作業不可が対応付けられている場合、作業不可が登録されてよい。
作業内容欄146には、作業工程データが示す作業内容が登録されてよい。図4は、作業工程データが示す作業内容に含まれる複数の単位作業のそれぞれに対応する複数の作業部品データの部品名が登録されている場合について例示している。
図5は、作業手順データテーブル150の一例を概略的に示す。作業手順データ格納部110は、複数の作業手順データを、作業手順データテーブル150の形式で格納してよい。また、作業手順データ格納部110は、作業手順データテーブル150とは別に、複数の作業手順データを格納してもよい。その場合、作業手順データテーブル150は、複数の作業手順データを管理するために利用されてよい。
作業手順データテーブル150は、手順名欄152、作業可否欄154及び作業内容欄156を有する。手順名欄152には、作業手順データの手順名が登録されてよい。
作業可否欄154には、作業手順データが示す作業内容の実施の可否が登録されてよい。作業可否欄154に登録されたデータは、作業可否データの一例であってよい。
例えば、作業手順データ格納部110に格納された作業手順データのうち、実績のある作業手順データには作業可が登録される。実績のある作業手順データが示す作業内容を実施した結果、不具合が発生した場合には、当該作業手順データに対して作業不可が登録される。
また、例えば、作業手順データ格納部110に格納された作業手順程データのうち、実績のない作業手順データには作業不可が登録される。実績のない作業手順データについては、例えば、当該作業手順データが示す作業内容を実験環境等において実施して、不具合が発生しないことなどが確認された後に、実績ありとされる。
また、例えば、作業手順データを生成するために用いられた全ての作業工程データに対して作業可が登録されていた場合、当該作業手順データに対して、作業可が登録される。また、例えば、作業手順データを生成するために用いられた少なくともいずれかの作業工程データに対して作業不可が登録されていた場合、当該作業手順データに対して、作業不可が登録される。
作業内容欄156には、作業手順データが示す作業内容が登録されてよい。図5は、作業手順データを生成するために用いられた複数の作業工程データのそれぞれの工程名が登録されている場合について例示している。
図6は、作業手順管理装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、作業手順管理装置100が、作業部品データ、作業工程データ及び工程データグループの少なくともいずれかの変更を待ち受けている状態を開始状態として説明する。図6に示す各処理は、作業手順管理装置100が備える制御部が主体となって実行される。
ステップ602(ステップをSと省略して記載する場合がある。)では、作業部品データ格納部102に格納された複数の作業部品データのいずれかが変更されたか否かを判定する。S602で、変更されたと判定された場合、S608に進み、変更されたと判定されなかった場合、S604に進む。
S604では、作業工程データ格納部104に格納された複数の作業工程データのいずれかが変更されたか否かを判定する。S604で、変更されたと判定された場合、S608に進み、変更されたと判定されなかった場合、S606に進む。
S606では、作業手順データ格納部110に格納された複数の作業手順データのいずれかに含まれる工程データグループのいずれかの工程データグループに含まれる複数の作業工程データの順番が変更されたか否かを判定する。S606で、変更されたと判定された場合、S608に進み、変更されたと判定されなかった場合、S616に進む。
S608では、データ更新部120が、更新対象の作業手順データを選択する。S602で作業部品データが変更されたと判定された場合、データ更新部120は、変更された作業部品データを用いて生成された作業手順データを選択する。また、S604で作業工程データが変更されたと判定された場合、データ更新部120は、変更された作業工程データを用いて生成された作業手順データを選択する。また、S606で工程データグループの順番が変更されたと判定された場合、データ更新部120は、変更された工程データグループを用いて生成された作業手順データを選択する。
S610では、データ更新部120が、S608で選択した作業手順データを更新する。S602で作業部品データが変更されたと判定された場合、データ更新部120は、変更された作業部品データの変更内容に対応させて、S608で選択した作業手順データを更新する。また、S604で作業工程データが変更されたと判定された場合、データ更新部120は、変更された作業工程データの変更内容に対応させて、S608で選択した作業手順データを選択する。また、S606で工程データグループの順番が変更されたと判定された場合、データ更新部120は、変更された工程データグループの変更内容に対応させて、S608で選択された作業手順データを選択する。
S612では、作業手順データ特定部122が、S610で更新された作業手順データに対応する作業が実施されているか否かを判定する。S612で、実施されていると判定された場合、S614に進み、実施されていると判定されなかった場合、S616に進む。
S614では、作業停止制御部124が、S610で更新された作業手順データに対応する作業を停止させる処理を実行する。S616では、終了指示を受領したか否かを判定する。S616で、終了指示を受領していないと判定した場合、S602に戻り、受領したと判定した場合、処理を終了する。
以上の説明において、作業手順管理装置100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよい。また、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、作業手順管理装置100として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、作業手順管理装置100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。
コンピュータにインストールされ、コンピュータを本実施形態に係る作業手順管理装置100として機能させるプログラムは、CPU等に働きかけて、コンピュータを、作業手順管理装置100の各部としてそれぞれ機能させる。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータに読込まれることにより、ソフトウエアと作業手順管理装置100のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ネットワーク、100 作業手順管理装置、102 作業部品データ格納部、104 作業工程データ格納部、106 作業手順データ生成部、110 作業手順データ格納部、112 作業手順データ送信部、114 作業部品データ変更部、116 作業工程データ変更部、118 作業手順データ変更部、120 データ更新部、122 作業手順データ特定部、124 作業停止制御部、130 作業部品データテーブル、132 部品名欄、134 作業可否欄、136 作業内容欄、140 作業工程データテーブル、142 工程名欄、144 作業可否欄、146 作業内容欄、150 作業手順データテーブル、152 手順名欄、154 作業可否欄、156 作業内容欄、200 情報端末

Claims (6)

  1. 複数の作業工程のそれぞれの作業内容を示す複数の作業工程データを格納する作業工程データ格納部と、
    前記複数の作業工程データのうちの少なくとも1つの作業工程データを用いて生成された作業手順データを格納する作業手順データ格納部と、
    前記作業工程データ格納部に格納されている作業工程データが変更された場合に、変更された前記作業工程データの変更内容に対応させて、変更された前記作業工程データを用いて生成された前記作業手順データを更新するデータ更新部と
    を備える、作業手順管理装置。
  2. 複数の単位作業のそれぞれの作業内容を示す複数の作業部品データを格納する作業部品データ格納部
    をさらに備え、
    前記作業工程データ格納部は、前記複数の単位作業のうちの少なくとも1つの単位作業をそれぞれ含む前記複数の作業工程のそれぞれの作業内容を示す前記複数の作業工程データを格納し、
    前記作業手順データ格納部は、前記少なくとも1つの作業工程データ、及び前記少なくとも1つの単位作業のそれぞれの作業内容を示す少なくとも1つの作業部品データを用いて生成された前記作業手順データを格納し、
    前記データ更新部は、前記作業部品データ格納部に格納されている作業部品データが変更された場合に、変更された前記作業部品データの変更内容に対応させて、変更された前記作業部品データを用いて生成された前記作業手順データを更新する、
    請求項1に記載の作業手順管理装置。
  3. 前記作業手順データ格納部は、前記複数の作業工程データのうちの2以上の作業工程データによって構成される工程データグループを用いて生成された前記作業手順データを格納し、
    前記データ更新部は、前記工程データグループに含まれる複数の作業工程データの順番が変更された場合に、変更された前記工程データグループの変更内容に対応させて、変更された前記工程データグループを用いて生成された前記作業手順データを更新する、請求項1又は2に記載の作業手順管理装置。
  4. 前記作業工程データ格納部は、複数の前記作業工程データのそれぞれに作業の可否を示す作業可否データを対応付けて格納し、
    前記作業手順データ格納部は、前記作業手順データを生成するために用いられた全ての作業工程データに対応付けられた前記作業可否データが作業可を示す場合、前記作業手順データに作業可を示す作業可否データを対応付け、前記作業手順データを生成するために用いられた少なくとも一つの作業可否データに対応付けられた前記作業可否データが作業不可を示す場合、前記作業手順データに作業負荷を示す作業可否データを対応付ける、請求項1から3のいずれか一項に記載の作業手順管理装置。
  5. 複数の前記作業手順データのうち、対応する作業が実施されている作業手順データを特定する作業手順データ特定部と、
    前記作業手順データ特定部によって特定された前記作業手順データを生成するために用いられた少なくともいずれかの作業工程データが変更された場合に、前記特定された前記作業手順データに対応する前記作業を停止させる作業停止制御部と
    をさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の作業手順管理装置。
  6. コンピュータを、請求項1から5のいずれか一項に記載の作業手順管理装置として機能させるためのプログラム。
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