JP2016081100A - 位置センサ - Google Patents

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良真 吉岡
裕介 清水
Yusuke Shimizu
裕介 清水
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Naoki Shibata
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Abstract

【課題】省スペース化を図ることができる位置センサを提供する。【解決手段】複数の線状のコア2からなる格子状部分2Aと、この格子状部分2Aのコア2から延設されてその格子状部分2Aの外周に沿った状態で配置された複数のコア外周部分2B〜2Gとを備えたシート状のコアパターン部材を、アンダークラッド層1とオーバークラッド層3とで挟持した略四角形シート状の光導波路Wを備えている。そして、コアパターン部材の格子状部分2Aから受光素子5A〜5Dに至る複数のコア外周部分2D〜2Gが、そのコア外周部分2D〜2Gが形成されている、略四角形シート状の光導波路Wの側縁部分F1,F2において、その側縁に沿う一方側と他方側とに分けられた状態で配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、押圧位置を光学的に検知する位置センサに関するものである。
本出願人は、これまでに、押圧位置を光学的に検知する位置センサを提案している(例えば、特許文献1参照)。このものは、図5に示すように、シート状のコアパターン部材を四角形シート状のアンダークラッド層11とオーバークラッド層13とで挟持した四角形シート状の光導波路W1を有している。上記コアパターン部材は、線状の光路用のコア12を縦横に配置してなる格子状部分12Aと、この格子状部分12Aのコア12から延設されてその格子状部分12Aの外周に沿った状態で配置されたコア外周部分12B〜12Eとを備えている。また、上記コアパターン部材のコア外周部分12Bの端部に、発光素子14が接続され、コア外周部分12D,12Eの端部に、受光素子15が接続されている。そして、上記発光素子14から発光された光は、その発光素子14に接続されたコア外周部分12B,12Cから格子状部分12Aを経て反対側のコア外周部分12D,12Eを通り、受光素子15で受光されるようになっている。そして、上記格子状部分12Aに対応するオーバークラッド層13の表面部分(図5において格子状部分12Aを囲む一点鎖線で示す長方形部分)が、位置センサの入力領域13Aとなっている。
入力する際には、上記入力領域13Aの任意の部分を、例えば入力用のペン先で押圧することが行われる。それにより、その押圧部分のコア12が変形し、その変形した部分を有するコア12の光伝播量が低下する。そのため、上記押圧部分のコア12では、上記受光素子15での光の検出レベルが低下することから、それをコンピュータにより処理し、上記押圧位置を検知できるようになっている。
特許第5513656号公報
上記位置センサは、上記コアパターン部材のコア外周部分12B〜12Eをアンダークラッド層11の側縁部とオーバークラッド層13の側縁部とで挟持した、光導波路W1の側縁部分(額縁部分)F11〜F14を有している。すなわち、上記位置センサは、上記入力領域13Aの周りに形成されている上記側縁部分F11〜F14の存在により、入力領域13Aよりも広いスペースを要するものとなっている。
また、一般に、この種の位置センサでは、製造コストの観点から、発光素子および受光素子の個数をできる限り少なくすることが技術常識となっている。実際、図5に示す上記位置センサでは、それぞれ1個ずつ用いられている。そのため、上記コアパターン部材の格子状部分12Aから受光素子15までのコア外周部分12D,12Eでは、格子状部分12Aの縦方向のコア12pが延設されたコア12qと、横方向のコア12rが延設されたコア12sとが、1個の受光素子15に集中した状態で列設され、その列設された多数のコア12q,12sからなるコア群の幅が大きくなっている。その結果、そのコア外周部分12D,12Eが形成されている光導波路W1の側縁部分F13,F14の幅(額縁幅)も大きくなっている。そのため、上記位置センサは、さらに広いスペースを要するものとなっている。この点で上記位置センサは改良の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、省スペース化を図ることができる位置センサの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の位置センサは、線状のコアを縦横に配置してなる格子を複数個連続状態で有する格子状部分と、この格子状部分のコアから延設されてその格子状部分の外周に沿った状態で配置された複数のコア外周部分とを備えたシート状のコアパターン部材を、クラッド層で被覆した略四角形シート状の光導波路と、この光導波路のコアに接続された発光素子および受光素子とを備え、上記コアパターン部材の格子状部分に対応するクラッド層の表面部分を入力領域とし、その入力領域における押圧位置を、その押圧により変化したコアの光伝播量によって特定する位置センサであって、上記光導波路の一側縁において、上記格子状部分のコアから延設されて上記受光素子に至る複数のコア外周部分が、上記光導波路の一側縁に沿う一方向と他方向とに分けられ、それぞれその端部が、対応する受光素子に接続されているという構成をとる。
本発明の位置センサは、光導波路の一側縁において、コアパターン部材の格子状部分のコアから延設されて受光素子に至る複数のコア外周部分が、上記光導波路の一側縁に沿う一方向と他方向とに分けられ、それぞれその端部が、対応する受光素子に接続されている。それにより、分けられた後のコア外周部分の幅は、分けられる前の元のコア外周部分の幅よりも、小さくなっている。そのため、上記分けられた後のコア外周部分が形成されている、略四角形シート状の光導波路の側縁部分の幅を小さくすることができる。その結果、本発明の位置センサを、省スペース化することができる。また、上記のようにコア外周部分を分けることにより、上記格子状部分から受光素子までのコアの長さ(光の伝播距離)を短縮することができる。そのため、光の伝播効率を向上させることができ、その結果、押圧位置の検知性を向上させることができる。
(a)は、本発明の位置センサの第1の実施の形態を模式的に示す平面図であり、(b)は、その中央部分の拡大断面図である。 本発明の位置センサの第2の実施の形態を模式的に示す平面図である。 (a)〜(f)は、上記位置センサにおける格子状部分のコアの交差形態を模式的に示す拡大平面図である。 (a),(b)は、上記格子状部分のコアの交差部における光の進路を模式的に示す拡大平面図である。 従来の位置センサを模式的に示す平面図である。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1(a)は、本発明の位置センサの第1の実施の形態を示す平面図であり、図1(b)は、その中央部の断面を拡大した図である。この実施の形態の位置センサは、略四角形シート状のアンダークラッド層1の表面に、複数の線状の光路用のコア2を縦横に配置してなる格子状部分2Aと、この格子状部分2Aのコア2から延設されてその格子状部分2Aの外周に沿った状態で配置された複数のコア外周部分2B〜2Gとを備えたシート状のコアパターン部材が形成され、そのコアパターン部材を被覆した状態で、上記アンダークラッド層1の表面に、オーバークラッド層3が形成された略四角形シート状の光導波路Wを備えている。また、この実施の形態の位置センサは、上記光導波路Wの角部分に配置された、2個の発光素子〔図1(a)では右上の角部分に1個と右下の角部分に1個〕4A,4Bと、4個の受光素子〔図1(a)では左上の角部分に1個と左下の角部分に2個と右下の角部分に1個〕5A〜5Dとを備えている。そして、上記コアパターン部材の格子状部分2Aから受光素子5A〜5Dに至る複数のコア外周部分2D〜2Gが、そのコア外周部分2D〜2Gが形成されている、略四角形シート状の光導波路Wの側縁部分F1,F2において、その側縁に沿う一方側と他方側とに2等分された状態で配置されている。このように、受光素子に接続されるコア外周部分を分けて配置することが本発明の大きな特徴である。
すなわち、図1(a)に示すコアパターン部材において、右上の角部分の発光素子4Aに接続されるコア外周部分2Bは、格子状部分2Aの上側縁に沿って左上の角部まで延び、その格子状部分2Aの縦方向のコア2に分岐している。そして、上記格子状部分2Aの縦方向に分岐したコア2のうち、上記格子状部分2Aの中央から左側に位置するコア2は、その下端部から、上記格子状部分2Aの下側縁に沿って左方向に延び(符号2D)、左下の角部分の受光素子5Aに接続されており、上記格子状部分2Aの中央から右側に位置するコア2は、その下端部から、上記格子状部分2Aの下側縁に沿って右方向に延び(符号2E)、右下の角部分の受光素子5Bに接続されている。そして、上記格子状部分2Aの縦方向のコア2の下端部から左右両側の受光素子5A,5Bまでのコア2(コア外周部分2D,2E)は、隣のコア2との間に隙間をあけて互いに平行な状態で形成されており、それら平行なコア2によりコア群を形成している。
また、同様に、右下の角部分の発光素子4Bに接続されるコア外周部分2Cは、格子状部分2Aの右側縁に沿って右上の角部まで延び、その格子状部分2Aの横方向のコア2に分岐している。そして、上記格子状部分2Aの横方向に分岐したコア2のうち、上記格子状部分2Aの中央から上側に位置するコア2は、その左端部から、上記格子状部分2Aの左側縁に沿って上方向に延び(符号2F)、左上の角部分の受光素子5Cに接続されており、上記格子状部分2Aの中央から下側に位置するコア2は、その左端部から、上記格子状部分2Aの左側縁に沿って下方向に延び(符号2G)、左下の角部分の受光素子5Dに接続されている。そして、上記格子状部分2Aの横方向のコア2の左端部から上下両側の受光素子5C,5Dまでのコア2(コア外周部分2F,2G)は、隣のコア2との間に隙間をあけて互いに平行な状態で形成されており、それら平行なコア2によりコア群を形成している。
このように、上記特徴(受光素子に接続されるコア外周部分を分けて配置すること)により、分けられた後のコア外周部分2B〜2Eの幅は、分けられる前の元のコア外周部分の幅よりも、小さくなっている。そのため、上記分けられた後のコア外周部分2B〜2Eが形成されている、略四角形シート状の光導波路の側縁部分F1,F2の幅を小さくすることができる。その結果、上記位置センサを、省スペース化(小形化)することができる。
なお、図1(a)では、コア2を鎖線で示しており、鎖線の太さがコア2の太さを示している。さらに、格子状のコア2の数を略しコア2同士の間隔を広げて図示している。そして、矢印は、光の進む方向を示している。
また、上記位置センサにおいて、一方の発光素子4Aから発光された光は、コアパターン部材を経て、上記受光素子5A,5Bで受光され、他方の発光素子4Bから発光された光は、コアパターン部材を経て、上記受光素子5C,5Dで受光されるようになっている。そして、上記コアパターン部材の格子状部分2Aに対応するオーバークラッド層3の表面部分〔図1(a)の中央に一点鎖線で示す長方形部分〕が、入力領域3Aとなっている。
そして、上記位置センサへの文字等の入力は、上記入力領域3Aに、直接または樹脂フィルムや紙等を介して、ペン等の入力体で文字等を書くことにより行われる。このとき、上記入力領域3Aがペン先等で押圧され、その押圧部分のコア2が変形し、そのコア2の光伝播量が低下する。そのため、上記押圧部分のコア2では、上記受光素子5での光の検出レベルが低下することから、上記押圧位置(XY座標)を検知できるようになっている。
ここで、上記位置センサでは、先に述べたように、上記コアパターン部材の格子状部分2Aから受光素子5A〜5Dに至るコア外周部分2B〜2Eが分けられた状態で配置されていることから、上記格子状部分2Aから受光素子5A〜5Dまでのコア2の長さ(光の伝播距離)を短縮することができる。そのため、光の伝播効率を向上させることができ、その結果、上記押圧位置の検知性を向上させることができる。
また、上記光導波路Wでは、コア2の弾性率がアンダークラッド層1およびオーバークラッド層3の弾性率よりも大きく設定されていることが好ましい。その理由は、弾性率の設定がその逆であると、コア2の周辺が硬くなるため、オーバークラッド層3の入力領域3Aの部分を押圧するペン先等の面積よりもかなり広い面積の光導波路Wの部分が凹み、押圧位置を正確に検知し難くなる傾向にあるからである。そこで、各弾性率としては、例えば、コア2の弾性率は、1GPa以上10GPa以下の範囲内に設定され、オーバークラッド層3の弾性率は、0.1GPa以上10GPa未満の範囲内に設定され、アンダークラッド層1の弾性率は、0.1MPa以上1GPa以下の範囲内に設定されることが好ましい。この場合、コア2の弾性率が大きいため、小さな押圧力では、コア2はつぶれない(コア2の断面積は小さくならない)ものの、押圧により光導波路Wが凹むため、その凹んだ部分に対応するコア2の曲がった部分から光の漏れ(散乱)が発生し、そのコア2では、受光素子5での光の検出レベルが低下することから、押圧位置を検知することができる。
上記アンダークラッド層1,コア2およびオーバークラッド層3の形成材料としては、感光性樹脂,熱硬化性樹脂等があげられ、その形成材料に応じた製法により、光導波路Wを作製することができる。また、コア2の屈折率は、アンダークラッド層1およびオーバークラッド層3の屈折率よりも大きく設定されている。その屈折率および上記弾性率の調整は、例えば、各形成材料の種類の選択や組成比率を調整して行うことができる。そして、各層の厚みは、例えば、アンダークラッド層1が10〜500μmの範囲内、コア2が5〜100μmの範囲内、オーバークラッド層3が1〜200μmの範囲内に設定される。なお、上記アンダークラッド層1として、ゴムシートを用い、そのゴムシート上にコア2を格子状に形成するようにしてもよい。
図2は、本発明の位置センサの第2の実施の形態を示す平面図である。この実施の形態の位置センサは、図1(a),(b)に示す上記第1の実施の形態において、受光素子5A〜5Dが接続されている2個所の側縁部分F1,F2の中央部に、それぞれ受光素子5E,5Fが1個ずつ追加され、コアパターン部材の格子状部分2Aから受光素子5A〜5Fに至るコア外周部分2P〜2Uが、上記側縁部分F1,F2の、中央部およびその両側に3等分された状態で配置されている。それ以外の部分は、上記第1の実施の形態と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。
すなわち、図2に示すコアパターン部材において、上記格子状部分2Aの縦方向のコア2のうち、中央部に位置するコア2は、その下端部から、下方向に延び(符号2P)、下側中央の受光素子5Eに接続されており、上記格子状部分2Aの中央部よりも左側に位置するコア2は、その下端部から、上記格子状部分2Aの下側縁に沿って左方向に延び(符号2Q)、左下の角部分の受光素子5Aに接続されており、上記格子状部分2Aの中央部よりも右側に位置するコア2は、その下端部から、上記格子状部分2Aの下側縁に沿って右方向に延び(符号2R)、右下の角部分の受光素子5Bに接続されている。そして、上記格子状部分2Aの下端部から下側中央の受光素子5Eまでの距離は、左右両側に分けられるコア外周部分2Q,2Rの幅をあまり超えないように設定される。
また、同様に、上記格子状部分2Aの横方向のコア2のうち、中央部に位置するコア2は、その左端部から、左方向に延び(符号2S)、左側中央の受光素子5Fに接続されており、上記格子状部分2Aの中央部よりも上側に位置するコア2は、その左端部から、上記格子状部分2Aの左側縁に沿って上方向に延び(符号2T)、左上の角部分の受光素子5Cに接続されており、上記格子状部分2Aの中央部よりも下側に位置するコア2は、その左端部から、上記格子状部分2Aの左側縁に沿って下方向に延び(符号2U)、左下の角部分の受光素子5Dに接続されている。そして、上記格子状部分2Aの左端部から左側中央の受光素子5Fまでの距離は、上下両側に分けられるコア外周部分2T,2Uの幅をあまり超えないように設定される。
この第2の実施の形態では、上記コア群が3等分されているため、分けられた後のコア外周部分2P〜2Uの幅が、より小さくなっており、そのコア外周部分2P〜2Uが形成されている側縁部分F1,F2の幅を、より小さくすることができる。その結果、上記位置センサを、より一層省スペース化(小形化)することができる。
なお、上記各実施の形態では、格子状部分2Aの縦方向も横方向も、受光素子5A〜5D(または5A〜5F)までのコア外周部分2D〜2G(または5P〜5U)に分けたが、上記縦方向または横方向のいずれか一方のみから受光素子5A,5B(または5C,5D等)までのコア外周部分2D,2E(または2F,2G等)を、上記のように分けるようにし、他方からのコア外周部分2F,2G(または2D,2E等)は分けないようにしてもよい。その場合は、コア群を分けた側縁部分F1(またはF2)のみが、幅が小さくなるものの、上記位置センサを、省スペース化(小形化)することができる。
また、上記各実施の形態では、格子状部分2Aから受光素子5A〜5D(または5A〜5F)までのコア外周部分2D〜2G(または5P〜5U)を等分(第1の実施の形態では2等分、第2の実施の形態では3等分)したが、場合によって、他の比率で分けてもよく、例えば、二つに分ける場合は、7:3や6:4等に分けてもよい。
さらに、上記各実施の形態において、格子状部分2Aのコア2の各交差部は、通常、図3(a)に拡大平面図で示すように、交差する4方向の全てが連続した状態に形成されているが、他でもよい。例えば、図3(b)に示すように、交差する1方向のみが、隙間Gにより分断され、不連続になっているものでもよい。上記隙間Gは、アンダークラッド層1またはオーバークラッド層3の形成材料で形成されている。その隙間Gの幅dは、0(零)を超え(隙間Gが形成されていればよく)、通常、20μm以下に設定される。それと同様に、図3(c),(d)に示すように、交差する2方向〔図3(c)は対向する2方向、図3(d)は隣り合う2方向〕が不連続になっているものでもよいし、図3(e)に示すように、交差する3方向が不連続になっているものでもよいし、図3(f)に示すように、交差する4方向の全てが不連続になっているものでもよい。さらに、図3(a)〜(f)に示す上記交差部のうちの2種類以上の交差部を備えた格子状としてもよい。すなわち、本発明において、複数の線状のコア2により形成される「格子状」とは、一部ないし全部の交差部が上記のように形成されているものを含む意味である。
なかでも、図3(b)〜(f)に示すように、交差する少なくとも1方向を不連続とすると、光の交差損失を低減させることができる。すなわち、図4(a)に示すように、交差する4方向の全てが連続した交差部では、その交差する1方向〔図4(a)では上方向〕に注目すると、交差部に入射する光の一部は、その光が進んできたコア2と直交するコア2の壁面2aに到達し、その壁面での反射角度が大きいことから、コア2を透過する〔図4(a)の二点鎖線の矢印参照〕。このような光の透過が、交差する上記と反対側の方向〔図4(a)では下方向〕でも発生する。これに対し、図4(b)に示すように、交差する1方向〔図4(b)では上方向〕が隙間Gにより不連続になっていると、上記隙間Gとコア2との界面が形成され、図4(a)においてコア2を透過する光の一部は、上記界面での反射角度が小さくなることから、透過することなく、その界面で反射し、コア2を進み続ける〔図4(b)の二点鎖線の矢印参照〕。このことから、先に述べたように、交差する少なくとも1方向を不連続とすると、光の交差損失を低減させることができるのである。その結果、ペン先等による押圧位置の検知感度を高めることができる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。但し、本発明は、実施例に限定されるわけではない。
〔実施例1〕
〔アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料〕
成分a:エポキシ樹脂(三菱化学社製、YL7410)60重量部。
成分b:エポキシ樹脂(ダイセル社製、EHPE3150)40重量部。
成分c:光酸発生剤(サンアプロ社製、CPI101A)4重量部。
これら成分a〜cを混合することにより、アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料を調製した。
〔コアの形成材料〕
成分d:エポキシ樹脂(ダイセル社製、EHPE3150)90重量部。
成分e:エポキシ樹脂(三菱化学社製、エピコート1002)10重量部。
成分f:光酸発生剤(ADEKA社製、SP170)1重量部。
成分g:乳酸エチル(和光純薬工業社製、溶剤)50重量部。
これら成分d〜gを混合することにより、コアの形成材料を調製した。
〔光導波路の作製〕
まず、上記アンダークラッド層の形成材料を用いて、スピンコート法により、略四角形状のアンダークラッド層を形成した。このアンダークラッド層の厚みは25μmとした。弾性率は240MPa、屈折率は1.496であった。なお、弾性率の測定は、粘弾性測定装置(TA instruments Japan Inc. 社製、RSA3)を用いた。
ついで、上記アンダークラッド層の表面に、上記コアの形成材料を用いて、フォトリソグラフィ法により、複数の線状のコアからなる格子状部分と外周部分とを備えたシート状のコアパターン部材を形成した。ここで、上記格子状部分のコアの本数は、縦方向350本、横方向495本とし、上記格子状部分から受光素子に接続されるまでのコア外周部分は、縦方向のコアを175本ずつ両側に2等分して配置し、横方向のコアを248本と247本とに分けて両側に配置した〔図1(a)参照〕。上記格子状部分(入力領域)の寸法は、縦210mm×横297mmとした。また、上記コアの幅は100μm、厚みは50μm、格子状部分における隣り合う平行な線状のコアとコアとの間の隙間の幅は500μmとした。弾性率は1.58GPa、屈折率は1.516であった。
つぎに、上記コアパターン部材を被覆するように、上記アンダークラッド層の表面に、上記オーバークラッド層の形成材料を用いて、スピンコート法により、オーバークラッド層を形成した。このオーバークラッド層の厚み(コアの表面からの厚み)は40μmとした。弾性率は240MPa、屈折率は1.496であった。このようにして、略四角形シート状の光導波路を作製した。
〔位置センサの作製〕
2個の発光素子(Optowell社製、XH85-S0603-2s )と、4個の受光素子(浜松ホトニクス社製、s10226)とを準備した。そして、上記コアパターン部材の格子状部分の縦方向のコアが延設された外周部分のコアの一端面に、1個の発光素子を接続し、それの他端面に、2個の受光素子を接続し、上記格子状部分の横方向のコアが延設された外周部分のコアの一端面に、残りの1個の発光素子を接続し、それの他端面に、残りの2個の受光素子を接続した〔図1(a)参照〕。
〔実施例2〕
上記実施例1において、上記受光素子を6個用い、上記格子状部分から受光素子に接続するまでのコア外周部分を、両側と中央部とに3等分して配置した(図2参照)。それ以外の部分は、上記実施例1と同様とした。
〔比較例〕
上記実施例1において、上記受光素子を2個用い、上記格子状部分から受光素子に接続するまでのコア外周部分を分けないものとした。それ以外の部分は、上記実施例1と同様とした。
〔コア群の幅の測定〕
上記格子状部分の縦方向のコアについて、その格子状部分から受光素子に接続するまでのコア外周部分の幅を測定した。その結果、実施例1が15.0mm、実施例2が10.0mm、比較例が30.0mmであった。
上記格子状部分の横方向のコアについても、その格子状部分から受光素子に接続するまでのコア外周部分の幅を測定した。その結果、実施例1が26.5mm、実施例2が21.0mm、比較例が42.5mmであった。
上記結果から、上記コア外周部分の幅は、実施例1,2の方が比較例よりも、小さくすることができ、省スペース化を図れることがわかる。なかでも、上記コア外周部分を3等分する実施例2の方が、2等分する実施例1よりも、より一層省スペース化を図れることがわかる。
本発明の位置センサは、省スペース化を図る場合に利用可能である。
W 光導波路
F1,F2 側縁部分
1 アンダークラッド層
2 コア
2A 格子状部分
2B〜2G コア外周部分
3 オーバークラッド層
5A〜5D 受光素子

Claims (1)

  1. 線状のコアを縦横に配置してなる格子を複数個連続状態で有する格子状部分と、この格子状部分のコアから延設されてその格子状部分の外周に沿った状態で配置された複数のコア外周部分とを備えたシート状のコアパターン部材を、クラッド層で被覆した略四角形シート状の光導波路と、この光導波路のコアに接続された発光素子および受光素子とを備え、上記コアパターン部材の格子状部分に対応するクラッド層の表面部分を入力領域とし、その入力領域における押圧位置を、その押圧により変化したコアの光伝播量によって特定する位置センサであって、上記光導波路の一側縁において、上記格子状部分のコアから延設されて上記受光素子に至る複数のコア外周部分が、上記光導波路の一側縁に沿う一方向と他方向とに分けられ、それぞれその端部が、対応する受光素子に接続されていることを特徴とする位置センサ。
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