JP2016079846A - 流体機械の制御装置、及び流体機械の制御方法 - Google Patents
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なお、可変案内羽根の開度を小さくするのみでは、流体の流量だけでなく吐出圧力までも小さくなってしまう。したがって、特許文献1,2では、吐出圧力の減少分を補うために、被駆動軸(つまり、羽根車)の回転速度を大幅に上昇させている。その結果、場合によっては、被駆動軸に連結された電動機を定格回転速度よりも高速で駆動することがあり、流体機械の消費電力が増加してしまうという課題があった。
なお、詳細については、発明を実施するための形態において説明する。
<流体機械の構成>
図1は、本実施形態に係る流体機械の制御装置を含む構成図である。
以下では、まず、流体機械1(制御装置20の制御対象)について説明した後、本実施形態に係る制御装置20の動作について詳細に説明する。
複数のインレットガイドベーン11は、羽根車13に向かう空気の流量や通流方向を調整するものであり、羽根車13の上流側(吸入側)に配置されている。各インレットガイドベーン11は、ケーシング16の筒状部16a内において周方向で略等間隔に配置されている。
なお、インレットガイドベーン11の構成は、図2に示すものに限定されない。
ディフューザベーン15は、渦巻部16bを通流する空気の運動エネルギを圧力に変換するための複数の羽根であり、羽根車13の下流側に配置されている。なお、本実施形態においてディフューザベーン15の開度は一定であるものとする。
筒状部16aは、筒状を呈しており、軸方向に沿う流路L1を有している。渦巻部16bは、筒状部16aの下流側に連なっており、渦巻状の流路L2を有している。
なお、筒状部16aの上流側には吸入管H1(図1参照)が設置され、渦巻部16bの下流側には吐出管H2が設置されている。
流量センサ18aは、ケーシング16内を通流する空気の流量を検出するセンサであり、吸入管H1に設置されている。流量センサ18aとして、例えば、オリフィス式の流量センサを用いることができる。
吐出圧力センサ18dは、羽根車13の下流側の圧力を検出するセンサであり、吐出管H2に設置されている。回転速度センサ18eは、電動機14の回転速度を検出するセンサであり、軸部材U3付近に設置されている。
なお、前記した各センサの検出値は、制御装置20に出力される。
制御装置20は、流体機械1を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェースなどの電子回路を含んで構成され、設定されたプログラムに従って各種処理を実行する。
制御装置20は、前記した各センサの検出値に応じて、インレットガイドベーン11の開度、電動機14の回転速度、及び吐出バルブ17の開度を調整するようになっている。なお、制御装置20が実行する処理については後記する。
図3は、流体機械から吐出される流体の流量と吐出圧力との関係を示す特性図である。なお、図3に示す特性図の横軸は、ケーシング16内を通流する空気の流量(流量センサ18aの検出値)であり、縦軸は、羽根車13によって昇圧された空気の吐出圧力(吐出圧力センサ18dの検出値)である。
例えば、動作点K1(流量Q0、吐出圧力Pdest)の状態から、インレットガイドベーン11及び吐出バルブ17の開度を維持しつつ、電動機14の回転速度を減少させたとする。この場合、空気の流量及び吐出圧力のいずれも減少し、その動作点は抵抗曲線R0に沿って図3の座標軸において流量及び吐出圧力が減少する向きに移動する(図7参照)。
なお、抵抗曲線の形状は、吐出バルブ17の開度Fに応じて変化する。図3に示す抵抗曲線R0は、吐出バルブ17を全開(開度F=F0)にしたときの抵抗曲線である。また、抵抗曲線R1は、吐出バルブ17を開度F1まで絞ったときの抵抗曲線である。このように、吐出バルブ17の開度Fを小さくするほど抵抗曲線は急勾配になる。なお、各抵抗曲線に関して、流量ゼロのときの吐出圧力P0(切片)は同一である。
また、吐出バルブ17の開度を維持した場合、これに対応する一本の抵抗曲線(例えば、抵抗曲線R0)上で、インレットガイドベーン11の開度及び電動機14の回転速度に応じて動作点が変化する。
つまり、性能曲線と抵抗曲線との交点が、流体の状態を表す動作点(例えば、動作点K1)になる。
インレットガイドベーン11を全開にした状態で(開度IGV=IGV0)、サージラインJ0よりも流量が小さくなる側に動作点が存在する場合、サージが発生する可能性が高くなる。
また、インレットガイドベーン11を開度IGV1に絞った状態で(IGV=IGV1)、サージラインJ1よりも流量が小さくなる側に動作点が存在する場合、サージが発生する可能性が高くなる。
このようにサージラインの位置は、インレットガイドベーン11の開度によって変化する。
本実施形態では、一例として、流体機械1の目標圧力Pdest(図3参照)を固定値とし、空気の流量を変化させる場合について説明する。
図4は、制御装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11において制御装置20は、目標流量Qdestを設定する。目標流量Qdestについては、負荷側の状態に応じて設定してもよいし、運転スケジュール従って変更してもよい。なお、流体の目標圧力Pdestは、前記したように一定である。
ステップS13において制御装置20は、ステップS12で読み込んだ流量Qが、閾値Q1crit(図3参照)よりも大きいか否かを判定する。ここで、閾値Q1critは、動作点の流量が「大流量領域」に存在するか否かの判定基準となる閾値である。
例えば、インレットガイドベーン11を全開にし(IGV=IGV0)、電動機14を定格回転速度Nrで駆動した場合(N=Nr)、動作点は、吐出バルブ17の開度に応じて性能曲線W1(図3参照)上で移動する。
また、インレットガイドベーン11を全開にし(IGV=IGV0)、電動機14を閾値N1critで駆動した場合(N=N1crit<Nr)、動作点は、吐出バルブ17の開度に応じて性能曲線W2(図3参照)上で移動する。
つまり、目標圧力Pdestに基づき、吐出バルブ17の開度IGV0(全開)に対応して大流量領域が設定され、開度IGV1に対応して小流量領域が設定されている。
ステップS14において制御装置20は、現在の流量Qが目標流量Qdestよりも大きいか否かを判定する。つまり、制御装置20は、動作点を目標点G1(図3参照)に近づける際、流量Qを減少させるべきか否かを判定する。なお、「目標点」とは、目標流量Qdest及び目標圧力Pdestで特定される点である。
現在の流量Qが目標流量Qdestよりも大きい場合(S14→Yes)、制御装置20の処理はステップS100に進む。
ステップS100において制御装置20は、運転モード1を実行する。なお、「運転モード1」とは、動作点が大流量領域(図3参照)に存在する状態から流量を小さくする運転モードである。
運転モード1では、図3に示す動作点K1から目標点G1に動作点を移動させる場合と、図11に示す動作点K1から目標点G2に動作点を移動させる場合と、について順に説明する。
なお、図5の「START」時において、流量Q=Q0(図3参照)、吐出圧力P=Pdest(図3参照)、電動機14の回転速度N=N0、インレットガイドベーン11は全開(IGV=IGV0)、吐出バルブ17も全開(F=F0)であるものとする。
目標流量Qdestが閾値Q1critよりも大きい場合(S101→Yes)、制御装置20の処理はステップS102に進む。この場合、図3の動作点K1に示すように、流量Q0及び目標流量Qdestのいずれも大流量領域に含まれている(S13→Yes,S101→Yes)。したがって、大流量領域(対象領域)内で動作点を移動させればよいことになる。
図7は、図5のステップS102の処理によって動作点が動く様子を示す説明図である。なお、実線W3は、ステップS102の処理前の動作点K1を含む性能曲線であり、実線W4は、ステップS102の処理後の動作点K5を含む性能曲線である。
なお、回転速度の下げ幅は、予め設定された値であってもよいし、現在の流量Qと目標流量Qdestとの差分に基づく値であってもよい。
電動機14の回転速度Nが閾値N1critを超えている場合(S103→Yes)、現在の動作点はサージラインJ0よりも流量が小さくなる側のサージ領域に入っていない。したがって、大流量領域内で動作点をさらに移動させるべく、制御装置20の処理はステップS104に進む。
一方、吐出圧力Pが目標圧力Pdestに達していない場合(S105→No)、制御装置20の処理はステップS106に進む。
図8は、図6のステップS106の処理によって動作点が動く様子を示す説明図である。なお、破線R2は、ステップS106の処理後の動作点K6を含む抵抗曲線である。
インレットガイドベーン11の開度、及び電動機14の回転速度を維持した状態で吐出バルブ17を開度F2まで絞ると(S106)、性能曲線W4に沿って動作点が図8の座標軸において流量が小さく吐出圧力が大きくなる向きに移動する(図8の矢印を参照)。このように、制御装置20は、吐出バルブ17の開度を小さくすることによって、流体の吐出圧力を上昇させる。
一方、吐出圧力Pが目標圧力Pdestに達していない場合(S107→No)、制御装置20の処理はステップS106に戻る。
ステップS109において制御装置20は、流量Qを目標流量Qdestに近づけるように電動機14の回転速度を変更する。
インレットガイドベーン11の開度、及び吐出バルブ17の開度を維持した状態で電動機14の回転速度を上げると(S109)、抵抗曲線R2に沿って動作点が図9の座標軸において流量及び吐出圧力の両方が増大する向きに移動する(図9の矢印を参照)。
図10は、図6のステップS106(2サイクル目)の処理によって動作点が動く様子を示す説明図である。なお、破線R3は、ステップS106(2サイクル目)の処理後の動作点K8を含む抵抗曲線である。
このように、制御装置20は、電動機14の回転速度と、吐出バルブ17の開度と、を交互に調整することで(S106,S109)、動作点を目標点G1に近づけていく。
ステップS111において制御装置20は、吐出圧力Pが上限圧力Pcrit(図9参照)を超えているか否かを判定する。なお、上限圧力Pcrit(>Pdest)は、流体機械1の構造等に基づいて予め設定されている。
一方、吐出圧力Pが上限圧力Pcritを超えていない場合(S111→No)、制御装置20の処理はステップS109に戻る。
一方、吐出圧力Pが目標圧力Pdestに達していない場合(S113→No)、制御装置20の処理はステップS112に戻る。
図11は、図5のステップS115の処理によって動作点が動く様子を示す説明図である。電動機14の回転速度、及び吐出バルブ17の開度(全開)を維持した状態で、インレットガイドベーン11を開度IGV1まで絞ると、動作点K1は抵抗曲線R0に沿って動作点K9に移動する。つまり、大流量領域から小流量領域に動作点が移動する。
例えば、インレットガイドベーン11を開度IGV1まで絞り(IGV=IGV1)、電動機14を定格回転速度Nrで駆動した場合(N=Nr)、動作点は、吐出バルブ17の開度に応じて性能曲線W11上で移動する。
また、インレットガイドベーン11を開度IGV1まで絞り(IGV=IGV1)、電動機14を閾値N2critの回転速度で駆動した場合(N=N2crit<Nr)、動作点は、吐出バルブ17の開度に応じて性能曲線W12上で移動する。
電動機14の回転速度Nが閾値N2critを超えている場合(S116→Yes)、制御装置20の処理はステップS118に進む。この場合、現在の動作点は、サージラインJ1(図11参照)よりも流量が小さくなる側のサージ領域に入っていない。
ステップS117において制御装置20は、電動機14の回転速度を閾値N2critよりも大きくする。これによって流量を大きくし、動作点をサージ領域から脱出させることができる。
ステップS119において制御装置20は、吐出圧力Pを目標圧力Pdestに近づけるように、吐出バルブ17の開度を変更する。
ステップS120において制御装置20は、吐出圧力Pが目標圧力Pdestに達しているか否かを判定する。吐出圧力Pが目標圧力Pdestに達している場合(S120→Yes)、制御装置20の処理は図6のステップS108に進む。一方、吐出圧力Pが目標圧力Pdestに達していない場合(S120→No)、制御装置20の処理はステップS119に戻る。
また、図4のステップS14で現在の流量Qが目標流量Qdest以下である場合(S14→No)、制御装置20の処理はステップS200に進む。
ステップS200において制御装置20は、運転モード2を実行する。ここで「運転モード2」とは、大流量領域において流体機械1の流量を大きくする運転モードである。
なお、図12の「START」時において、流量Q=Q1、吐出圧力P=Pdest、電動機14の回転速度N=N1、インレットガイドベーン11は全開(IGV=IGV0)、吐出バルブ17の開度F=F1(<F0:全開)であるものとする。
ステップS203において制御装置20は、操作者の操作に応じて、目標流量Qdestを上限流量Qmax以下の値に再設定する。なお、ステップS202の処理を省略し、操作者による操作を介在させずに目標流量Qdestを再設定するようにしてもよい。
ステップS206において制御装置20は、流量Qが目標流量Qdestに達しているか否かを判定する。流量Qが目標流量Qdestに達している場合(S206→Yes)、制御装置20の処理は、図6のステップS105に進む。その後、制御装置20は、電動機14の回転速度と、吐出バルブ17の開度と、を交互に調整することで(S106,S109)、動作点を目標点(図示せず)に近づけていく。
また、図4のステップS13で現在の流量Qが閾値Q1crit(図3参照)以下である場合(S13→No)、制御装置20の処理はステップS15に進む。この場合、動作点は小流量領域内に存在している。
ステップS15において制御装置20は、現在の流量Qが目標流量Qdestよりも大きいか否かを判定する。現在の流量Qが目標流量Qdestよりも大きい場合(S15→Yes)、制御装置20の処理はステップS300に進む。
ステップS300において制御装置20は、運転モード3を実行する。ここで「運転モード3」とは、小流量領域において流量を小さくする運転モードである。
なお、運転モード3では、ステップS114で流量Qが目標流量Qdestに達していない場合(S114→No)、制御装置20の処理をステップS109に戻すようにする。
また、図4のステップS15で現在の流量Qが目標流量Qdest以下である場合(S15→No)、制御装置20の処理はステップS400に進む。
ステップS400において制御装置20は、運転モード4を実行する。ここで「運転モード4」とは、動作点が小流量領域に存在する状態から流量を大きくする運転モードである。
なお、図13の「START」時において、流量Q=Q2、吐出圧力P=Pdest、電動機14の回転速度N=N2、インレットガイドベーン11の開度IGV=IGV1、吐出バルブ17の開度F=F2である。前記したように、インレットガイドベーン11の開度IGV=IGV1であるから、現在の動作点は小流量領域に存在している(例えば、図3の動作点K3)。
なお、図3に示す例では、目標流量Qdestとして大流量領域で許容される下限の閾値Q1critと、小流量領域で許容される上限の閾値Q3critと、が等しい場合を示したが、閾値Q1crit,Q3critは互いに異なる値であってもよい。
ステップS404において制御装置20は、流量Qを目標流量Qdestに近づけるように、電動機14の回転速度を変更する。
一方、流量Qが目標流量Qdestに達していない場合(S405→No)、制御装置20の処理はステップS404に戻る。
ステップS406において制御装置20は、吐出バルブ17を全開にする(F=F0)。つまり、動作点の流量Qよりも目標流量Qdestが大きい場合、制御装置20は、動作点を大流量領域(対象領域)に移動させる際に吐出バルブを全開にする。
本実施形態によれば、電動機14の回転速度及び吐出バルブ17の開度を調整することで、動作点を目標点に向けて徐々に近づけることができる。例えば、電動機14の回転速度の低下に伴って吐出圧力Pが下がっても(目標圧力Pdestから遠ざかっても)、その後に吐出バルブ17の開度を小さくすることで、吐出圧力Pを目標圧力Pdestに近づけることができる。
以上、本発明に係る流体機械1の制御装置20について説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、前記実施形態では、目標圧力Pdestが固定値である場合について説明したが、これに限らない。すなわち、負荷側の状態に応じて目標圧力Pdestを変化させるようにしてもよい。
この場合、制御装置20は、目標圧力Pdestの変化に応じて、大流量領域及び小流量領域の範囲を変更することが好ましい。目標圧力PdestとサージラインJ0との交点(動作点K4:図3参照)の閾値Q1critは、目標圧力Pdestの値によって変化するからである。
また、前記実施形態では、「流体」が空気である場合について説明したが、空気以外のガス(流体)を流体機械1で圧縮する場合にも前記実施形態を適用できる。
また、前記した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
11 インレットガイドベーン
12 アクチュエータ
13 羽根車
14 電動機
15 ディフューザベーン
16 ケーシング
17 吐出バルブ
18a 流量センサ
18b 吸入圧力センサ
18c 吸入温度センサ
18d 吐出圧力センサ
18e 回転速度センサ
20 制御装置
Claims (5)
- ケーシング内に配置され、回転することで流体を圧縮する羽根車と、
前記羽根車に連結され、前記羽根車を回転させる電動機と、
前記羽根車の吸入側に配置されるインレットガイドベーンと、
前記羽根車の吐出側に配置される吐出バルブと、を備える流体機械を制御する制御装置であって、
前記電動機の回転速度、前記インレットガイドベーンの開度、及び前記吐出バルブの開度を調整することで、流体の流量及び吐出圧力で特定される動作点を所定の目標点に近づける制御を実行し、
前記制御を実行する際、前記吐出バルブの開度を小さくすることによって流体の吐出圧力を上昇させること
を特徴とする流体機械の制御装置。 - 前記インレットガイドベーンの開度に対応して複数の流量領域が設定され、
前記制御装置は、
前記インレットガイドベーンの開度を調整することで、複数の前記流量領域のうち、前記目標点の目標流量を含む対象領域内に前記動作点を移動させ、
前記電動機の回転速度、及び前記吐出バルブの開度を調整することで、前記対象領域内において前記動作点を前記目標点に近づけること
を特徴とする請求項1に記載の流体機械の制御装置。 - 前記動作点の流量よりも前記目標流量が大きい場合、前記動作点を前記対象領域内に移動させる際に前記吐出バルブを全開にすること
を特徴とする請求項2に記載の流体機械の制御装置。 - 前記動作点を前記目標点に近づける前記制御の実行中、
前記電動機を定格回転速度以下で駆動すること
を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体機械の制御装置。 - ケーシング内に配置され、回転することで流体を圧縮する羽根車と、
前記羽根車に連結され、前記羽根車を回転させる電動機と、
前記羽根車の吸入側に配置されるインレットガイドベーンと、
前記羽根車の吐出側に配置される吐出バルブと、を備える流体機械を制御する制御方法であって、
前記電動機の回転速度、前記インレットガイドベーンの開度、及び前記吐出バルブの開度を調整することで、流体の流量及び吐出圧力で特定される動作点を所定の目標点に近づける制御を実行し、
前記制御を実行する際、前記吐出バルブの開度を小さくすることによって流体の吐出圧力を上昇させること
を特徴とする流体機械の制御方法。
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