JP2016078600A - 作業車両 - Google Patents

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【課題】DPF再生スイッチ、作業用スイッチ、ワンタッチ自動スイッチなど複数のスイッチを操縦座席正面に集中的に設けたものでありながら、各スイッチについて、オペレータが容易に視認できるようにした作業車両を提供しようとするものである。【解決手段】走行機体2に装設させる操縦座席8が内設されるキャビン7を備えた作業車両であって、DPF再生スイッチ64、作業用スイッチ65、ワンタッチ自動スイッチ65を備える。操縦ハンドル9基部のステアリングコラム32上面に前記DPF再生スイッチ64を設けて、直進作業姿勢のときにオペレータの視界に前記DPF再生スイッチ64が配置される。【選択図】図18

Description

本願発明は、耕耘作業機または播種作業機などの対地作業機を牽引する農作業用のトラクタまたは土木作業用のホイルローダなどの作業車両に関するものである。
トラクタやホイルローダ等の作業車両においては、走行機体を操向操作するための操縦ハンドルや、走行機体の走行状態を設定調節するための複数のレバー部材等が、操作性を考慮して操縦座席の周囲に配置されている。例えば、農作業用のトラクタでは、複数のレバー部材として、主変速レバー、副変速レバー、前後進切換レバー、並びにPTO変速レバー等を有している(特許文献1参照)。主変速レバーは走行機体の車速を変更操作するものであり、副変速レバーは変速機の変速出力を所定範囲に設定保持するものである。前後進切換レバーは走行機体の進行方向を前進と後進とに切換操作するものであり、PTO変速レバーは作業機への出力(PTO駆動力)を変速操作するものである。
また、上記作業車両は、操縦ハンドルをはじめとする各種操作機器と操縦座席とを内装したキャビンを走行機体上に搭載している(特許文献1及び特許文献2参照)。このキャビン搭載型の作業車両は、作業者(操縦者)の視認性を確保するために、フロントガラスの汚れを除去するワイパーを設けている(特許文献2参照)。
特開2013−112104号公報 特許第3657249号公報
ところで、この種の作業車両のように、フロントガラスの外側にワイパを設ける構造では、ワイパを駆動するワイパモータを含むワイパ駆動機構が必要であり、ワイパモータの支持部を簡単に確保できない等の問題があった。また、従来では、フロントガラスを3分割形成する構造であるため、接合作業などの組付け作業が煩雑であるだけでなく、接合部分が死角となり、前方の視認性を阻害している。
そして、この種の作業車両においては、DPF再生スイッチ、作業用スイッチ、ワンタッチ自動スイッチなど複数のスイッチを操縦座席正面に集中的に設けているため、操縦ハンドルや操作レバーなどに隠れて、オペレータが容易に視認できないという問題があった。また、この種の作業車両において、オペレータの運転姿勢にあわせて、操縦ハンドルの姿勢を調節するチルトレバー、テレスコレバーを設ける構造のものがあるが、チルトレバー、テレスコレバーを誤操作すると、操縦ハンドルの姿勢がオペレータの想定外の姿勢になる等の問題があった。
本願発明は、上記のような現状を検討して改善を施したトラクタを提供することを技術的課題としている。
本願発明の作業車両は、DPF再生スイッチ、作業用スイッチ、ワンタッチ自動スイッチを備える作業車両において、操縦ハンドル基部のステアリングコラム上面に前記DPF再生スイッチを設け、直進作業姿勢のときにオペレータの視界に前記DPF再生スイッチが配置されるものである。
このような作業車両において、前記ステアリングコラム上面のうち、前記操縦ハンドル軸を中心とした左右対称の前記ステアリングコラム上面に、前記作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチが配置されるものとしてもよい。また、操縦ハンドル基部のステアリングコラム上面に前記DPF再生スイッチと作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチを設け、ブレーキペダル上方のステアリングコラム一側上面に前記DPF再生スイッチを設置すると共に、走行機体の前後中心線上に配置される前記操縦ハンドルのスポークを挟んで、前記作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチを設置したものとしてもよい。
また、上記作業車両において、フロントガラスの外側に設けるワイパと、前記ワイパを駆動するワイパ駆動機構を備える作業車両であって、操縦ハンドルが配置されるステアリングコラムの前面側にエアカットプレートを備える構造であって、前記エアカットプレートに前記ワイパ駆動機構を取付けたものとすることで、前記エアカットプレート上端部のメータ表示部の内方にワイパ駆動機構をコンパクトに支持できるものでありながら、前記ワイパとワイパ駆動機構の組立作業性を向上できる。
そして、前記エアカットプレートの後面に前記ワイパ駆動機構を固着し、前記エアカットプレートの前面側に前記フロントガラスを張設し、前記エアカットプレートとフロントガラスに前記ワイパ駆動機構の駆動軸を貫通させたものとすることで、前記フロントガラスを3分割形成する構造に比べ、前記フロントガラスの接合作業を省略でき、前記フロントガラスの組付け作業を簡略化できるとともに、意匠性を向上できる。
また、前記フロントガラスの前面のうち、前記エアカットプレートに対向するフロントガラス前面に、板金枠によりお遮音材を張設し、前記遮音材にワイパ駆動機構の駆動軸を貫通させたものとすることで、エアカットプレート(キャビン)側にエンジン騒音が伝達されるのを防止できる。ワイパ駆動機構の駆動軸取付け部の防水構造を簡略化できる。
また、上記作業車両において、操縦ハンドルの姿勢を調節するチルトレバーとテレスコレバーを備える作業車両であって、前記操縦ハンドルが配置されるステアリングコラムの左右に、前記チルトレバーとテレスコレバーを振分けて配置したものとすることで、前記チルトレバーまたはテレスコレバーの誤操作を低減でき、操縦ハンドルの姿勢がオペレータの想定外の姿勢に変更されるのを容易に防止できる。
そして、前記ステアリングコラムの左側に前記チルトレバーを設置し、前記ステアリングコラムの右側に前記テレスコレバーを設置したものとすることで、ペレータが左手で前記チルトレバーを握り、右手で前記操縦ハンドルを握り、テレスコ調節操作よりも頻度が高い前記操縦ハンドルのチルト調節操作性を向上できる。
更に、前記操縦ハンドルの姿勢調節と連動して前記ステアリングコラムの姿勢が変更されるように構成したものとすることで、前記ステアリングコラムの上面側に配置される表示ランプまたはスイッチ支持位置が、前記操縦ハンドルと連動して位置調節されるから、座乗したオペレータの視界に表示ランプまたはスイッチを支持できる。
本願発明によれば、前記DPF再生スイッチが、操縦ハンドルまたは操作レバーなどに隠れることなく、座乗したオペレータにて、前記DPF再生スイッチの位置及び点灯表示状態を容易に視認できる。また、座乗したオペレータにて、前記作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチの位置を容易に視認でき、誤操作を低減できる。
トラクタの左側面図である。 トラクタの右側面図である。 トラクタの平面図である。 走行機体の左側面説明図である。 走行機体の右側面説明図である。 走行機体の平面図である。 走行機体を左後方から見た斜視図である。 走行機体を右後方から見た斜視図である。 走行機体を左側方から見た拡大斜視図である。 走行機体を右側方から見た拡大斜視図である。 走行機体を左前方から見た斜視図である。 走行機体を右側方から見た斜視図である。 キャビン前方の構成を示す斜視図である。 ダッシュボード内部の構成を示す断面図である。 ダッシュボード内部の構成を示す拡大断面図である。 キャビン内部の構成を示す左側面図である。 ダッシュボード内部の構成を示す斜視図である。 操縦座席から前方を視た図である。 操縦座席から視たメータパネルの正面図である。 操縦ハンドルのテレスコ動作を示す図である。 操縦ハンドルのチルト動作を示す図である。 アシスト再生制御及びリセット再生制御のフローチャートである。 非作業再生制御のフローチャートである。 非作業再生制御時における文字表示のタイミングを示すフローチャートである。
以下に、本願発明を具体化した実施形態について、農作業用トラクタを図面に基づき説明する。図1〜図8に示す如く、トラクタ1の走行機体2は、走行部としての左右一対の前車輪3と同じく左右一対の後車輪4とで支持されている。左右一対の後車輪4が後方走行部に相当するものである。走行機体2の前部にディーゼルエンジン5(以下、単にエンジンという)を搭載し、後車輪4または前車輪3をエンジン5で駆動することによって、トラクタ1が前後進走行するように構成されている。エンジン5はボンネット6にて覆われている。走行機体2の上面にはキャビン7が設置される。該キャビン7の内部には、操縦座席8と、前車輪3を操向操作する操縦ハンドル9とが配置されている。キャビン7の左右外側には、オペレータが乗降するステップ10が設けられている。エンジン5に燃料を供給する燃料タンク11がキャビン7底部の下側に設けられている。
走行機体2は、前バンパー12及び前車軸ケース13を有するエンジンフレーム14と、エンジンフレーム14の後部に着脱自在に固定した左右の機体フレーム15とにより構成されている。前車軸ケース13の左右両端側から外向きに、前車軸16を回転可能に突出させている。前車軸ケース13の左右両端側に前車軸16を介して前車輪3を取り付けている。機体フレーム15の後部には、エンジン5からの回転動力を適宜変速して前後四輪3,3,4,4に伝達するためのミッションケース17を連結している。左右の機体フレーム15及びミッションケース17の下面側には、左右外向きに張り出した底面視矩形枠板状のタンクフレーム18をボルト締結している。実施形態の燃料タンク11は左右2つに分かれている。タンクフレーム18の左右張り出し部の上面側に、左右の燃料タンク11を振り分けて搭載している。ミッションケース17の左右外側面には、左右の後車軸ケース19を外向きに突出するように装着している。左右の後車軸ケース19には左右の後車軸20を回転可能に内挿している。ミッションケース17に後車軸20を介して後車輪4を取り付けている。左右の後車輪4の上方は左右のリヤフェンダー21によって覆われている。
ミッションケース17の後部には、例えばロータリ耕耘機などの対地作業機(図示省略)を昇降動させる油圧式昇降機構22を着脱可能に取付けている。前記対地作業機は、左右一対のロワーリンク23及びトップリンク24からなる3点リンク機構111を介してミッションケース17の後部に連結される。ミッションケース17の後側面には、ロータリ耕耘機等の対地作業機にPTO駆動力を伝達するためのPTO軸25を後向きに突設している。
エンジン5の後側面から後向きに突設するエンジン5の出力軸(ピストンロッド)には、フライホイル26(図4〜図6、図10及び図11参照)を連結している。両端に自在軸継手を有する動力伝達軸29を介して、フライホイル26から後ろ向きに突出した主動軸27と、ミッションケース17前面側から前向きに突出した主変速入力軸28とを連結している(図4〜図6参照)。図13に示す如く、ミッションケース17の内部には、油圧無段変速機500、前後進切換機構501、走行変速ギヤ機構502,503,504及び後輪用差動ギヤ機構506などを配置している。エンジン5の回転動力は、主動軸27及び動力伝達軸29を経由してミッションケース17の主変速入力軸28に伝達され、油圧無段変速機500及び走行変速ギヤ機構によって変速され、当該変速動力が後輪用差動ギヤ機構506を介して左右の後車輪4に伝達されるように構成している。
ミッションケース17の前面下部から前向きに突出した前車輪出力軸30には、前車輪駆動軸31を介して、前輪用差動ギヤ機構507を内蔵する前車軸ケース13から後向きに突出した前車輪伝達軸508を連結している。ミッションケース17内の油圧無段変速機500及び走行変速ギヤ機構(二駆四駆切換機構504)による変速動力は、前車輪出力軸30、前車輪駆動軸31及び前車輪伝達軸508から前車軸ケース13内の前輪用差動ギヤ機構507を経由して、左右の前車輪3に伝達されるように構成している。
次に、図3、図7及び図8等を参照しながら、キャビン7内部の構造を説明する。キャビン7内における操縦座席8の前方にステアリングコラム32を配置している。ステアリングコラム32は、キャビン7内部の前面側に配置したダッシュボード33の背面側に立設している。ステアリングコラム32上面から上向きに突出したハンドル軸の上端側に、平面視略丸型の操縦ハンドル9を取付けている。
ステアリングコラム32の右側下方側には、走行機体2を制動操作するための左右一対のブレーキペダル35を配置している。ステアリングコラム32の左側上方側には、走行機体2の進行方向を前進と後進とに切り換え操作するための前後進切換レバー36(リバーサレバー)を配置している。ステアリングコラム32の左側下方側には、油圧無段変速機500の出力(前進低速油圧クラッチ537、前進高速油圧クラッチ539、後進油圧クラッチ541)を遮断操作するためのクラッチペダル37を配置している。なお、クラッチペダル37の足踏み操作にてマスター制御電磁弁635がオン操作され、油圧無段変速機500の前進出力または後進出力が切断される(図14参照)。
ステアリングコラム32の左側で前後進切換レバー36の下方には、前後進切換レバー36に沿って延びる誤操作防止体38(リバーサガード)を配置している。接触防止具である誤操作防止体38を前後進切換レバー36よりも外側方に突出させることによって、トラクタ1に乗降する際に、オペレータが前後進切換レバー36に不用意に接触するのを防止している。ダッシュボード33の背面上部側には、液晶パネルを内蔵した操作表示盤39を設けている。
キャビン7内にある操縦座席8前方の床板40においてステアリングコラム32の右側には、エンジン5の回転速度または車速などを制御するアクセルペダル41を配置している。なお、床板40上面の略全体は平坦面に形成している。操縦座席8を挟んで左右両側には左右のサイドコラム42を配置している。操縦座席8と左サイドコラム42との間には、左右の後車輪4を制動状態に維持する駐車ブレーキレバー43と、トラクタ1の前進走行速度(車速)を強制的に大幅に低減させる超低速レバー44(クリープ作業レバー)と、ミッションケース17内の走行副変速ギヤ機構503の出力範囲を切換える副変速レバー45と、PTO軸25の駆動速度を切換操作するPTO変速レバー46を配置している。操縦座席8の下方には、左右の後車輪4の差動駆動をオンオフするためのデフロックペダル47を配置している。操縦座席8の後方左側には、PTO軸25を逆転駆動させる操作を実行する逆転PTOレバー48を配置している(図10参照)。
操縦座席8と右サイドコラム42との間には、操縦座席8に着座したオペレータの腕や肘を載せるためのアームレスト49を設けている。アームレスト49は、トラクタ1の走行速度を増減速させる主変速レバー50と、ロータリ耕耘機などの対地作業機の高さ位置を手動で変更調節するダイヤル式の作業部ポジションダイヤル51(昇降ダイヤル)とを備えている。なお、アームレスト49は、後端下部を支点として複数段階に跳ね上げ回動可能な構成になっている。
右サイドコラム42には、前側から順に、エンジン5の回転速度を設定保持するスロットルレバー52と、PTO軸25からロータリ耕耘機等の作業機への動力伝達を継断操作するPTOクラッチスイッチ53と、ミッションケース17の上面側に配置する油圧外部取出バルブ430(図14参照)を切換操作するための複数の油圧操作レバー54(SCVレバー)とを配置している。ここで、油圧外部取出バルブ430は、トラクタ1に後付けされるフロントローダ等の作業機の油圧機器に作動油を供給制御するためのものである。実施形態では、油圧外部取出バルブの数(4連)に合わせて、油圧操作レバー54を4つ配置している。
さらに、図9〜図12などに示す如く、キャビン7の前側を支持する左右の前部支持台96と、キャビン7の後部を支持する左右の後部支持台97を備える。左右の機体フレーム15の機外側面のうち前後中間部に前部支持台96をボルト締結させ、前部支持台96の上面側に防振ゴム体98を介してキャビン7の前側底部を防振支持すると共に、左右方向に水平に延設させる左右の後車軸ケース19の上面のうち左右幅中間部に後部支持台97をボルト締結させ、後部支持台97の上面側に防振ゴム体99を介してキャビン7の後側底部を防振支持している。即ち、ディーゼルエンジン5とキャビン7は、走行機体2(一体的に連結されたエンジンフレーム14と機体フレーム15と後車軸ケース19)に、複数の前記防振ゴム体を介して防振支持される。また、図4及び図5などに示す如く、後車軸ケース19の上面側に後部支持台97を配置し、後車軸ケース19の下面側に振れ止めブラケット101を配置し、後部支持台97と振れ止めブラケット101をボルト締結すると共に、前後方向に延設したロワーリンク23の中間部と振れ止めブラケット101とに、伸縮調節可能なターンバックル付き振れ止めロッド体103の両端部を連結し、ロワーリンク23の左右方向の揺振を防止している。
次に、図4〜図8などを参照して、ボンネット6下のディーゼルエンジン5とエンジンルーム構造について説明する。ディーゼルエンジン5は、エンジン出力軸とピストンとを内蔵するシリンダブロック上にシリンダヘッドを搭載しており、ディーゼルエンジン5(シリンダヘッド)右側面には、エアクリーナ221にターボ過給機211を介して接続させる吸気マニホールド203と、排気マニホールド204からの排気ガスの一部を再循環させるEGR装置210を配置し、排気マニホールド204に排出された排気ガスの一部が、吸気マニホールド203に還流することによって、高負荷運転時の最高燃焼温度が低下し、ディーゼルエンジン5からのNOx(窒素酸化物)の排出量が低減するように構成している。一方、ディーゼルエンジン5(シリンダヘッド)左側面に、テールパイプ229に接続させる排気マニホールド204と、ターボ過給機211を配置する。即ち、エンジン5においてエンジン出力軸に沿う左右側面に、吸気マニホールド203と排気マニホールド204とを振分け配置する。ディーゼルエンジン5(シリンダブロック)前面側に冷却ファン206を配置する。
加えて、図4〜図8などに示す如く、ディーゼルエンジン5は、ディーゼルエンジン5の上面側(排気マニホールド204上方)に配置する連続再生式の排気ガス浄化装置224(DPF)を備え、排気ガス浄化装置224の排気側にテールパイプ229を接続している。排気ガス浄化装置224によって、エンジン5からテールパイプ229を介して機外に排出される排気ガス中の粒子状物質(PM)が除去されると共に、排気ガス中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)が低減されるように構成している。
さらに、図1〜図3などに示す如く、ボンネット6は、前部下側にフロントグリル231を有し、エンジンルーム200の上面側と前面側を覆う。ボンネット6の左右下側に、多孔板で形成した側部エンジンカバー232を配置して、エンジンルーム200左右側方を覆っている。すなわち、ボンネット6及びエンジンカバー232によって、ディーゼルエンジン5の前方、上方及び左右を覆っている。
また、図4〜図8に示すように、ファンシュラウド234を背面側に取り付けたラジエータ235を、エンジン5の前面側に位置するようにエンジンフレーム14上に立設している。ファンシュラウド234は冷却ファン206の外周側を囲っていて、ラジエータ235と冷却ファン206とを連通させている。ラジエータ235前面の上方位置にエアクリーナ221を配置している。なお、ラジエータ235前面側には、上記のインタークーラ他、オイルクーラや燃料クーラなどが設置される。更に、エンジン制御装置(エンジンECU)271が、ラジエータ235等の熱交換機の前方位置に配置されている。エンジンECU271は、エンジン5の各センサからのセンサ信号を受けるとともにエンジン5の駆動を制御する。エンジン制御装置271の長手方向を走行機体2の前後方向(エンジンフレーム14の長手方向)に沿わせてフレーム底板233に立設させている。
一方、図9〜図12などに示す如く、左右一対の機体フレーム15は、支持用梁フレーム236によって連結されている。支持用梁フレーム236は、左右の機体フレーム15それぞれとボルト締結して、左右の機体フレーム15の前端部(エンジン5後面側)に架設しており、防振ゴム体を有する後部機関脚体237を介して、支持用梁フレーム236上面にディーゼルエンジン5の後部を連結する。なお、図1、図2、図4、図5、図11及び図12に示すように、左右一対のエンジンフレーム14の中途部に、防振ゴム体を有する左右の前部機関脚体238を介して、ディーゼルエンジン5前部の左右側面を連結している。即ち、エンジンフレーム14にディーゼルエンジン5前側を防振支持させると共に、左右一対の機体フレーム15の前端側に支持用梁フレーム236を介してディーゼルエンジン5の後部を防振支持させている。
次に、図4〜図12を参照して、ミッションケース17、油圧式昇降機構22及び3点リンク機構111の取付け構造について説明する。前記ミッションケース17は、主変速入力軸28等を有する前部変速ケース112と、後車軸ケース19などを有する後部変速ケース113と、前部変速ケース112の後側に後部変速ケース113の前側を連結させる中間ケース114を備えている。中間ケース114の左右側面に左右の上下機体連結軸体115,116を介して左右の機体フレーム15の後端部を連結する。即ち、2本の上機体連結軸体115と、2本の下機体連結軸体116にて、中間ケース114の左右両側面に左右の機体フレーム15の後端部を連結させ、機体フレーム15とミッションケース17を一体的に連設して、走行機体2の後部を構成すると共に、左右の機体フレーム15の間に前部変速ケース112または動力伝達軸29などを配置して、前部変速ケース112などを保護するように構成している。左右の後車軸ケース19は、後部変速ケース113の左右両側に外向きに突出するように取り付けている。実施形態では、中間ケース114及び後部変速ケース113を高剛性の鋳鉄製にする一方、前部変速ケース112を軽量かつ加工性良好なアルミダイキャスト製にしている。
上記の構成によると、ミッションケース17を、前部変速ケース112、中間ケース114及び後部ケース113の三者に分割して構成しているから、各ケース112〜114に軸やギヤ等の部品を予め組み込んでから、前部変速ケース112、中間ケース114及び後部変速ケース113の三者を組み立てできる。従って、ミッションケース17の組み立てを正確に且つ能率よく行える。
また、左右の後車軸ケース19を後部変速ケース113の左右両側に取付け、走行機体2を構成する左右の機体フレーム15に、前部変速ケース112と後部変速ケース113とをつなぐ高剛性構造の中間ケース114を連結しているから、例えば中間ケース114及び後部変速ケース113を機体フレーム15に取付けた状態で、前部変速ケース112だけを取外して、油圧無段変速機(図示省略)などが内設された前部変速ケース112内部の軸やギヤの交換などのメンテナンスまたは修理作業を実行できる。従って、ミッションケース17全体をトラクタ1から取外す分解作業の頻度を格段に低くでき、メンテナンス時や修理時の作業性の向上を図れる。
更に、中間ケース114及び後部変速ケース113を鋳鉄製にする一方、前部変速ケース112をアルミダイキャスト製にしているから、機体フレーム15に連結される中間ケース114と、左右の後車軸ケース19が連結される後部変速ケース113とを、走行機体2を構成する強度メンバーとして高剛性に構成できる。その上で強度メンバーではない前部変速ケース112を軽量化できる。従って、走行機体2の剛性を十分に確保しつつ、ミッションケース17全体としての軽量化を図れる。
一方、図4〜図12に示すように、油圧式昇降機構22は、作業部ポジションダイヤル51等の操作にて作動制御する左右の油圧リフトシリンダ117と、ミッションケース17のうち後部変速ケース113上面側に設ける開閉可能な上面蓋体118にリフト支点軸119を介して基端側を回動可能に軸支する左右のリフトアーム120と、左右のロワーリンク23に左右のリフトアーム120を連結させる左右のリフトロッド121を有している。右のリフトロッド121の一部を油圧制御用の水平シリンダ122にて形成し、右のリフトロッド121の長さを水平シリンダ122にて伸縮調節可能に構成している。
なお、図7、図8及び図10などに示す如く、上面蓋体118の背面側にトップリンクヒンジ123を固着し、トップリンクヒンジ123にヒンジピンを介してトップリンク24を連結する。トップリンク24と左右のロワーリンク23に対地作業機を支持した状態下で、水平シリンダ122のピストンを伸縮させて、右のリフトロッド121の長さを変更した場合、前記対地作業機の左右傾斜角度が変化するように構成している。
次に、図1及び図2等を参照しながら、キャビン7の詳細構造について説明する。走行機体2上にある操縦座席8を覆うキャビン7は骨組を構成するキャビンフレーム300を備えている。キャビンフレーム300は、操縦座席8の前方に位置する左右一対の前支柱301と、操縦座席8の後方に位置する左右一対の後支柱302と、前支柱301同士の上端部間を連結する前梁部材303と、後支柱302同士の上端部間を連結する後梁部材304と、前後に並ぶ前支柱301と後支柱302との上端部間を連結する左右の側梁部材305とを備えた略箱枠状のものである。キャビンフレーム301の上端側、すなわち前梁部材303、後梁部材304及び左右の側梁部材305で構成した矩形枠上には屋根体306を着脱可能に取付けている。
なお、前支柱301と後支柱302の下端側には、前後に延びる左右の底フレーム311の長手方向各端部を連結している。左右の底フレーム311上面側に床板40を張設させ、床板40前端側にダッシュボード33を立設させ、ダッシュボード33の後面側にステアリングコラム32を介して操縦ハンドル9を装設している。床板40の前部上面側にブレーキペダル35などが配設されると共に、床板40の後部上面側に操縦座席8が取付けられている。
キャビンフレーム300の前面側、すなわち左右の前支柱301、前梁部材303及び床板40前端部で囲まれるキャビン7前部の領域には、フロントウィンドガラス321を配置している。キャビンフレーム300の後面側、すなわち左右の後支柱302と後梁部材304で囲まれるキャビン7後側上部の領域には、リヤウィンドガラス322を配置している。キャビンフレーム300の左右側面側、すなわち前後に並ぶ前支柱301及び後支柱302で囲まれるキャビン7側部の領域には、透明なガラスで構成した左右のサイドドア323を配置している。各サイドドア323は、対応する後支柱302に上下一対のヒンジ324を介して開閉可能に取付けている。
フロントウィンドガラス321、リヤウィンドガラス322及び左右のサイドドア323の配置構造から明らかなように、各支柱301,302及び各梁部材303,304,305は、キャビン7(キャビンフレーム300)の側辺部に位置している。即ち、キャビンフレーム300の前後左右側面に窓を広く取ることが可能になっている。実施形態では、キャビンフレーム300の前後左右側面に、フロントウィンドガラス321、リヤウィンドガラス322、透明なガラス製の左右のサイドドア323を配置している。その結果、オペレータの前後左右の視界を広く確保できるものでありながら、キャビンフレーム300の剛性も確保できる。
図13〜図19等に示すように、ダッシュボード33の前側は、ボンネット6下のエンジン5等からの熱を遮蔽するための遮熱板(エアカットプレート)901で覆われる。また、フロントウィンドガラス321が1枚のガラス板で構成されており、フロントウィンドガラス321背面にエアカットプレート901を連結する。そして、フロントウィンドガラス321前面には、遮熱性と遮音性とを兼ね備えたウレタン材902を張設している。ウレタン材902外周を囲う板金枠903とエアカットプレート901とを、フロントウィンドガラス321介在させて締結させることで、フロントウィンドガラス321の前後に、ウレタン材902及びエアカットプレート901を固定させる。
ダッシュボード33は、フロントウィンドガラス321後方を覆ってワイパ駆動機構422を内装している。ワイパ駆動機構422は、フロントウィンドガラス321に軸支されているワイパ421への回転動力を生成する駆動モータと、駆動モータの回転動力をワイパ421に伝達するギヤ機構とで構成されている。ワイパ駆動機構422における駆動モータが回転することで、ギヤ機構を介して駆動モータの回転がワイパ421に伝達し、ワイパ421がフロントウィンドガラス321表面に沿って回動する。
ワイパ駆動機構422は、エアカットプレート901と連結して固定されている。すなわち、エアカットプレート901の後面にワイパ駆動機構422を固着し、エアカットプレート901の前面側にフロントウィンドガラス321を張設している。そして、フロントウィンドガラス321に、ワイパ駆動機構422の駆動軸422aを貫通させている。ワイパ駆動機構422の駆動軸422aがワイパ421を枢支することで、ワイパ駆動機構422によりワイパ421が回動する。
更に、フロントウィンドガラス321前面のうちエアカットプレート901に対向する領域に、シール材を介して、板金枠で囲われたウレタン材(遮音材)902を張設している。そして、ウレタン材902に、ワイパ駆動機構422の駆動軸422aを貫通させている。フロントウィンドガラス321前面にウレタン材902を張設することで、エアカットプレート901側にエンジン5からの騒音が伝達されるのを防止できる。
エアカットプレート901の後面には、ワイパ駆動機構422とともに、メータ制御装置(メータECU)904やアンテナ905が固着されている。エアカットプレート901に、ワイパ駆動機構422、メータECU904、及びアンテナ905を取り付けることによって、1つのユニットとして構成できるため、ダッシュボード33内側への各部品の組付け作業を簡略化できる。
ダッシュボード33は、インナーボード(内側ボード)33aと、アウターボード(外側カバー)33bとで構成されている。インナーボード33aの外周縁をエアカットプレート901の外周縁に連結して、インナーボード33aをエアカットプレート901背面に固定する。そして、インナーボード33a上部を覆うように、アウターボード33bをインナーボード33a上側から嵌めて、ダッシュボード33を形成する。インナーボード33aの中央上側に開口部33cが設けられており、開口部33cにメータパネル905表示面が収まるように、インナーボード33a前面にメータパネル906を固定させる。
また、インナーボード33aは、開口部33c外周部分を隆起させた形状を有することで、メータパネル906の表示部外側を側壁33dで囲んだ状態とする。これにより、ダッシュボード33の最背面よりも奥まった位置に、メータパネル906の表示面を配置できるため、キャビン7のサイドドア323等への映り込みを防止できる。そのため、メータパネル906表示面の発光に基づく映り込みがなく、走行時や作業時におけるオペレータの視界の妨げを防止できる。
メータパネル906は、操縦ハンドル9の前方下側となる位置で、操縦座席8に着座したオペレータに対面するように、そのパネル表面を後方からやや上方に傾けた状態で配置されている。又、メータパネル906の外縁は、内側から外側に向けて隆起させたインナーボード33aの側壁33dで覆われている。インナーボード33aは、メータパネル906外周となる位置に、例えば、パーキングスイッチなどの複数のスイッチ部材907を配置している。また、キースイッチ61は、鍵穴に差し込んだ所定の鍵にて回転操作可能なロータリ式スイッチであり、ダッシュボード33における操縦ハンドル9の右側位置に取り付けられている。
メータパネル906は、運転操作表示装置として、その中央表示領域に、文字表示などを行う液晶パネル908を配置しており、液晶パネル908外周にエンジン5の回転数を指針で示すエンジン回転計909を設けている。また、メータパネル906は、エンジン回転計909の左側に、燃料残量を指針で示す燃料計910を配置し、エンジン回転計910の右側に、エンジン5の冷却水温を指針で示す水温計911を配置している。
また、メータパネル906は、エンジン回転計909の左右外側(中央表示領域の外側)の表示領域にLED等による複数の表示ランプ912,913を配置している。エンジン回転計909の左に配置された表示ランプ912は、例えば、走行系に関する警告灯や表示灯として作用する。一方、エンジン回転計909の右に配置された表示ランプ913は、作業系に関する警告灯や表示灯として作用する。また、左右の表示ランプ912,913のうち、一方を軽度の故障による警告灯として作用させ、他方を重度の故障による警告灯として作用させる。また、左側の表示ランプ912を走行系に関する警告灯又は表示灯として作用させる場合に、表示ランプ912の一つを、排気ガス浄化装置224の再生処理状態を示す再生ランプに割り当てる。
ステアリングコラム32は、インナーボード33bで周囲が囲まれるように設置されており、ダッシュボード33の背面側に埋設するような状態で立設している。ステアリングコラム32内に縦長のハンドル軸921を軸支している。ハンドル軸921の上端側はステアリングコラム32上面から上向きに突出している。当該ハンドル軸921の上端側に平面視略丸型の操縦ハンドル9を取り付けている。ハンドル軸921の下端側には、自在継手を介して縦長のステアリング軸740の先端側を連結している。ステアリング軸740の基端側には、自在継手741を介して、ボード支持板(エアカットプレート)901の下部側に支持させたパワーステアリング油圧機構621の操作軸742を連結している。
操縦ハンドル9が配置されるステアリングコラム32の左右に、操縦ハンドル9の姿勢を調節するチルトレバー915とテレスコレバー914を振分けて配置している。すなわち、ステアリングコラム32の右側面に、左右横方向に軸支されて前後方向に回動するテレスコレバー914を設けている。ステアリングコラム32の左側面下側に、左右横方向に軸支されて前後方向に回動するチルトレバー915を設けている。また、ステアリングコラム32内に操縦ハンドル9をハンドル軸921の軸方向に移動させるテレスコ機構917と、操縦ハンドル9をハンドル軸921と共に傾動させるチルト機構918とを備えている。
ステアリングコラム32前方には、左右のブレーキペダル35を軸支するブレーキペダル軸720を備えたブレーキペダル支持機構916を配置している。ブレーキペダル支持機構916は、エアカットプレート901中途部に連結支持されている。そして、チルト機構915は、ステアリングコラム32下側に設置されるとともに、ブレーキペダル支持機構916に連結した固定ブラケット919に枢着している。すなわち、ブレーキペダル支持機構916を介してエアカットプレート901に固着された固定ブラケット919に対して、チルト機構918が回動可能に軸支されている。そして、ステアリングコラム32内において、チルト機構918上側に二重軸構造により伸縮可能なテレスコ機構917を設けている。また、ステアリングコラム32は、テレスコ機構917の先端側と連結している。
オペレータは、テレスコレバー914を手前に回動させることで、テレスコ機構917による固定を解除し、図20に示すように、操縦ハンドル9をハンドル軸921の軸方向に沿って移動可能として、操縦ハンドル9の高さ位置を調節できる。このとき、テレスコ機構915先端側にステアリングコラム32を固定しているため、操作ハンドル9とともにステアリングコラム32を上下動させることができる。
また、オペレータは、チルトレバー915を手前に回動させることで、チルト機構918による固定を解除し、図21に示すように、固定ブラケット919との連結部分の軸芯として回動可能として、操縦ハンドル9の傾き位置を調節できる。チルト機構918は、ハンドル軸921の下端と自在継手との連結部分を軸芯とすることで、ハンドル軸921とともに操縦ハンドル9を傾動させることができる。
テレスコ機構915先端側にステアリングコラム32を固定しているため、操作ハンドル9とともにステアリングコラム32を上下動(テレスコ動作)及び傾動(チルト動作)させることができる。すなわち、操縦ハンドル9の姿勢調節と連動してステアリングコラム32の姿勢が変更されるように構成している。したがって、ステアリングコラム32の上面側に配置されるスイッチ64,65やレバー36,62,63の支持位置が、操縦ハンドル9と連動して位置調節される。従って、座乗したオペレータの視界にあわせて、操作しやすい位置にスイッチ64,65やレバー36,62,63を支持できる。
ステアリングコラム32は、その左側面に前後進切換レバー36を突設させており、前後進切換レバー36の下方には、誤操作防止体38(リバーサガード)を配置している。また、ステアリングコラム32は、その右側面に、ワイパ421を駆動させるワイパレバーや作業車両を一定速度で走行させるオートクルーズ用レバーなどといった、操作レバー62,63を突設させている。
操縦ハンドル9基部のステアリングコラム32上面には、排気ガス浄化装置224の再生制御を実行させるDPF再生スイッチ62を設けている。すなわち、直進作業姿勢のときにオペレータの視界にDPF再生スイッチ62が配置されている。したがって、DPF再生スイッチ62が、操縦ハンドル9または操作レバー36,62,63などに隠れることなく、座乗したオペレータにて、DPF再生スイッチ64の位置及び点灯表示状態を容易に視認できる。
ステアリングコラム32上面のうち、操縦ハンドル9のハンドル軸921を中心として左右対称となる位置に、作業用スイッチやワンタッチ自動スイッチ等の複数のスイッチ65を配置している。したがって、座乗したオペレータにて、ステアリングコラム32上面に配置されたスイッチ65群を視認して、作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチの位置を容易に確認できるので、誤操作を低減できる。
操縦ハンドル9基部のステアリングコラム32上面に、DPF再生スイッチ64と、作業用スイッチやワンタッチ自動スイッチといったスイッチ65を設けている。そして、ブレーキペダル35上方のステアリングコラム32一側上面にDPF再生スイッチ64を設置している。一方、走行機体2の前後中心線上に配置される操縦ハンドル9のスポークを挟んで、作業用スイッチやワンタッチ自動スイッチによるスイッチ65,65を設置している。なお、本実施形態では、左側に配置されたスイッチ65を作業用スイッチとし、右側に配置されたスイッチ66をワンタッチ自動スイッチとしている。
次に、図22及び図23のフローチャートを参照しながら、エンジンECU271によるDPF224再生制御の一例について説明する。すなわち、図22及び図23のフローチャートにて示すアルゴリズム(プログラム)は、エンジンECU271のROMに記憶されていて、当該アルゴリズムをRAMに呼び出してからCPUで処理して、前述の各再生制御が実行される。
図22に示すように、DPF224再生制御では、まず、キースイッチ61がオンであれば(S101:YES)、エンジン回転センサ、冷却水温センサ、差圧センサ及びDPF温度センサの検出値と、吸気スロットル部材並びにEGRバルブ部材の開度と、コモンレールによる燃料噴射量とを読み込む(S102)。次いで、過去にリセット再生制御又は非作業再生制御を実行してからの累積駆動時間TIが設定時間TI1(例えば50時間)未満であれば(S103:NO)、DPF224内のPM堆積量を推定する(S104)。PM堆積量推定は、差圧センサの検出値と排気ガス流量マップとに基づくP法と、エンジン回転センサの検出値と燃料噴射量とPM排出量マップと排気ガス流量マップとに基づくC法とを用いて行う。PM堆積量が規定量Ma(例えば8g/l)以上であれば(S105:YES)、アシスト再生制御を実行する(S106)。
アシスト再生制御を行っている際、エンジン回転センサの検出値と燃料噴射量とPM排出量マップと排気ガス流量マップとに基づき、DPF224内のPM堆積量を推定する(S107)。PM堆積量が規定量Ma(例えば6g/l)未満であれば(S108:YES)、アシスト再生制御を終了して通常運転制御に戻る。PM堆積量が規定量Ma以上の場合(S108:NO)、この状態で所定時間TI4(例えば10分)を経過した場合は(S109:YES)、リセット再生制御の前のリセット待機モードであるステップS201へ移行する。
ステップS103に戻り、累積駆動時間TIが設定時間TI1以上の場合(S103:YES)、リセット待機モードであるステップS201へ移行し、リセット再生要求を実行させる。この段階では、再生ランプ912及び再生スイッチ64が低速点滅すると共に(例えば0.5Hz)、警報ブザーが断続的に低速鳴動する(例えば0.5Hz)。このとき、メータECU904は、CAN通信バスを通じて、エンジンECU271よりリセット再生要求を実行するための指令信号(再生制御要求出力)を受ける。再生ランプ912を低速点滅させると同時に、警報ブザーを低速鳴動させる。また、再生スイッチ64を低速点滅させる。
また、ステップS201では、メータECU904は、液晶パネル908の画面表示をリセット再生制御の実行を促すリセット再生要求情報による表示に切り換えることで、例えば、液晶パネル908には、「再生スイッチを長押ししてください」の文字データ等の操作指示標識が表示されるものとしても構わない。その後、再生スイッチ64が所定時間(例えば3秒)オン操作された場合、(S202:YES)、リセット再生制御を実行する(S203)。この段階では、再生ランプ912及び再生スイッチ64を点灯させる一方、警報ブザーを鳴動停止させる。また、液晶パネル908の画面表示を、リセット再生要求情報から、「リセット再生中」という文字データ等の報知標識によるリセット再生実行情報に遷移させるものとしても構わない。
リセット再生制御の実行中に、排気フィルタ50内のPM堆積量を推定し(S204)、PM堆積量が規定量Mr(例えば10g/l)未満の状態の場合は(S205:NO)、リセット再生制御開始から所定時間TI8(例えば30分)を経過すれば(S206:YES)、リセット再生制御を終了して通常運転制御に戻る。このとき、リセット再生制御を終了するため、再生ランプ912及び再生スイッチ64を消灯させる。また、液晶パネル908にリセット再生実行情報が表示されている場合は、液晶パネル908の画面表示を、リセット再生実行情報から通常情報に遷移させる。一方、PM堆積量が規定量Mr以上であれば(S205:YES)、リセット再生制御失敗とみなし、PM過堆積の可能性が懸念されるので、非作業再生制御の前の駐車待機モードであるステップS301へ移行する。
図23に示すように、駐車待機モードでは始めに、DPF224内のPM堆積量を推定する(S301)。そして、PM堆積量が規定量Mb(例えば12g/l)未満で(S302:NO)且つ所定時間TI9(例えば10時間)内であれば(S303:NO)、第一非作業再生要求を実行させる(S304)。この段階では、再生スイッチランプ345は消灯したままであるが、再生ランプ912及びエンジン異常ランプ912が高速点滅し(例えば1.0Hz)、警報ブザーが断続的に高速鳴動する(例えば1.0Hz)。また、後述の図16のフローチャートで示すように、液晶パネル908の画面表示が、非作業再生制御の実行を予告する第一非作業再生要求指標の表示に切り替わるものとしても構わない。この第一非作業再生要求指標は、例えば、「農作業部を停止」の文字データと「安全な場所に駐車」の文字データとを交互に切換表示させるものである。
一方、PM堆積量が規定量Mb以上か(S302:YES)、駐車待機モードのままで所定時間TI9(例えば10時間)を経過した場合は(S303:YES)、PM過堆積の可能性が懸念されるので、DPF224の異常を報知する(STEP401)。このとき、エンジン異常ランプ912が高速点滅し(例えば1.0Hz)、警報ブザーが高速鳴動する(例えば1.0Hz)。一方、再生ランプ912及び再生スイッチ64は消灯したままとなる。また、液晶パネル908の画面表示が、「排気フィルタ異常」の文字データと「販売店に連絡」の文字データとを交互に切り換える異常警告標識の表示に切り替わるものとしても構わない。
上述のステップS304で第一非作業再生要求を実行した後は、予め設定した非作業再生移行条件(インターロック解除条件)が成立するまで待機する(S305)。ステップS305に示す非作業再生移行条件は、前後進ポテンショが中立位置(前後進切換レバー36の中立状態)、駐車ブレーキスイッチがオン(駐車ブレーキレバー43によるロック状態)、PTOクラッチスイッチ53がオフ状態、エンジン5がローアイドル回転速度(無負荷時の最低限度の回転速度)、並びに、冷却水温センサの検出値が所定値(例えば65℃)以上(エンジン5の暖気運転完了)という条件からなっている。
ステップS305において、上記非作業再生移行条件(インターロック解除条件)が成立すると(YES)、第二非作業再生要求を実行させる(S306)。この段階では、再生ランプ912及び再生スイッチ64が低速点滅し(例えば0.5Hz)、エンジン異常ランプ912が高速点滅し(例えば1.0Hz)、警報ブザーが断続的な低速鳴動に切り換わる(例えば0.5Hz)。また、後述の図16のフローチャートで示すように、液晶パネル908の画面表示が、非作業再生制御の実行を促す第二非作業再生要求情報による表示に遷移するものとしても構わない。すなわち、液晶パネル908には、ステップS201におけるリセット再生要求情報による表示と同様、「再生スイッチを長押ししてください」の文字データ等の操作指示標識が表示される。
そして、再生スイッチ64が所定時間オンになれば(S307:YES)、非作業再生制御を実行する(S308)。すなわち、メータECU904が、オペレータからの再生スイッチ64へのオン操作を受け付けたことを、エンジンECU271に通知することで、エンジンコントローラ271が非作業再生制御を実行する。この段階では、再生ランプ912、再生スイッチ64、及びエンジン異常ランプ912を点灯させる一方、警報ブザーを鳴動停止させる。これにより、オペレータは、非作業再生制御が実行されていることを認識するため、非作業再生制御の実行時におけるオペレータの誤操作を未然に阻止できる。
また、後述の図24のフローチャートで示すように、液晶パネル908の画面表示を、第二非作業再生要求情報から、非作業再生実行情報に遷移させるものとしても構わない。すなわち、液晶パネル908には、「排気フィルタ再生中」の文字データと「再生終了まで待機」の文字データとを交互に切り換える非作業再生報知標識が表示される。すなわち、再生制御が終了するまで、本機の操作を禁止する旨の表示するように構成することで、オペレータの誤操作を未然に阻止できる。
非作業再生制御の実行中は、DPR224内のPM堆積量を推定する(S309)。PM堆積量が規定量Ms(例えば8g/l)未満であり(S310:YES)、且つ、非作業再生制御開始から所定時間TI11(例えば30分)を経過すれば(S311:YES)、非作業再生制御を終了して通常運転制御に戻る。PM堆積量が規定量Ms以上の場合(S310:NO)、この状態で所定時間TI12(例えば30分)を経過すれば(S312:YES)、非作業再生制御失敗とみなし、PM過堆積の可能性が懸念されるので、排気フィルタ50の異常を報知するステップS401へ移行する。
非作業再生制御の実行中に、駐車ブレーキレバー43によるロック状態の解除等により、非作業再生移行条件(インターロック解除条件)が非成立の状態になると(S313:YES)、非作業再生制御が中断した後に(S314)、ステップS304に移行して、第一非作業再生要求を実行させる。なお、S312において、非作業再生移行条件(インターロック解除条件)が非成立の状態により、非作業再生制御の中断の可否が判定されるものとしたが、非作業再生制御の実行中に再生スイッチ64が押下された場合に、非作業再生制御を中断するものとしても構わない。これにより、エンジン5を停止させて、DPF224の非作業再生制御を中断させる操作などの面倒な操作を行うことなく、DPF224の非作業再生制御を中断させることができる。
図24のフローチャートに従って、非作業再生制御を実行させる際における液晶パネル908の表示動作について、以下に説明する。メータECU904は、上記ステップS304でエンジンECU271からの第一非作業再生要求を受けると(S501:YES)、液晶パネル908に、「農作業部を停止」の文字データと「安全な場所に駐車」の文字データとを交互に切換表示させる第一非作業再生要求指標を表示させる(S502)。そして、メータECU904は、前後進切換レバー36が中立状態であるか否かを確認する(S503)。前後進切換レバー36が前進側又は後進側にある場合(S503:NO)、前後進切換レバー36を中立状態とすることをオペレータに促すべく、液晶パネル908に「リバーサを中立に」の文字データによる操作指標を表示させる(S504)。
次に、メータECU904は、PTOクラッチスイッチ53からの信号に基づいて、PTOクラッチスイッチ53がオフ状態であるか否かを確認する(S505)。PTOクラッチスイッチ53がオン状態である場合(S505:NO)、PTOクラッチスイッチ53をオフとすることをオペレータに促すべく、液晶パネル908に「PTOスイッチを切りに」の文字データによる操作指標を表示させる(S506)。
次に、メータECU904は、駐車ブレーキレバー43によるロック状態であるか否かを確認する(S507)。駐車ブレーキスイッチがオフ状態である場合(S507:NO)、駐車ブレーキレバー43によるロック状態とすることをオペレータに促すべく、液晶パネル908に「駐車ブレーキをかける」の文字データによる操作指標を表示させる(S508)。
次に、メータECU904は、エンジンECU271と通信して、冷却水温センサからの信号に基づいて、エンジン5の暖気運転が完了しているか否かを確認する(S509)。冷却水温センサによる検出値が所定値(例えば65℃)を下回る場合(S509:NO)、エンジン5の暖気運転を完了させることをオペレータに促すべく、液晶パネル908に「暖気運転をする」の文字データによる操作指標を表示させる(S510)。
次に、メータECU904は、エンジンECU271と通信して、エンジン回転センサからの信号に基づいて、エンジン5がローアイドル回転速度であるか否かを確認する(S511)。エンジン5がローアイドル回転速度で動作していない場合(S511:NO)、ローアイドルでエンジン5を動作させることをオペレータに促すべく、液晶パネル908に「アイドリングにする」の文字データによる操作指標を表示させる(S512)。上記ステップS503、S505、S507、S509、S511それぞれの条件を全て満たした場合、非作業再生移行条件が成立するため、上記ステップS306における第二非作業再生要求を実行させ、液晶パネル908に「再生スイッチを長押ししてください」の文字データによる操作指示標識を表示させる(S513)。
その後、上記ステップS307と同様、再生スイッチ64への長押し操作がなされたか否かが判断される(S514)。このとき、再生スイッチ64が所定時間オンになれば(S514:YES)、液晶パネル908には、「排気フィルタ再生中」の文字データと「再生終了まで待機」の文字データとを交互に切り換える非作業再生報知標識が表示される(S515)。
なお、本願発明における各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
2 走行機体
7 キャビン
8 操縦座席
61 キースイッチ
62 操作レバー
63 操作レバー
64 再生スイッチ
421 ワイパー
422 ワイパー駆動機構
901 エアカットプレート
902 ウレタン材
903 板金枠
904 メータECU
905 アンテナ
906 メータパネル
907 スイッチ部材
908 液晶パネル
909 エンジン回転計
910 燃料計
911 水温計
912 表示ランプ
913 表示ランプ
914 テレスコレバー
915 チルトレバー
916 ブレーキペダル支持機構
917 テレスコ機構
918 チルト機構
919 固定ブラケット
921 ハンドル軸

Claims (3)

  1. DPF再生スイッチ、作業用スイッチ、ワンタッチ自動スイッチを備える作業車両において、
    操縦ハンドル基部のステアリングコラム上面に前記DPF再生スイッチを設け、直進作業姿勢のときにオペレータの視界に前記DPF再生スイッチが配置されることを特徴とする作業車両。
  2. 前記ステアリングコラム上面のうち、前記操縦ハンドル軸を中心とした左右対称の前記ステアリングコラム上面に、前記作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチが配置されることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 操縦ハンドル基部のステアリングコラム上面に前記DPF再生スイッチと作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチを設け、ブレーキペダル上方のステアリングコラム一側上面に前記DPF再生スイッチを設置すると共に、走行機体の前後中心線上に配置される前記操縦ハンドルのスポークを挟んで、前記作業用スイッチとワンタッチ自動スイッチを設置したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
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