JP2016078318A - 樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品 - Google Patents
樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016078318A JP2016078318A JP2014211753A JP2014211753A JP2016078318A JP 2016078318 A JP2016078318 A JP 2016078318A JP 2014211753 A JP2014211753 A JP 2014211753A JP 2014211753 A JP2014211753 A JP 2014211753A JP 2016078318 A JP2016078318 A JP 2016078318A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin molded
- resin
- thermoplastic resin
- molded product
- lds additive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
Description
本発明は、かかる課題を解決することを目的としたものであって、熱可塑性樹脂組成物を用いて樹脂成形品を製造する方法であって、熱可塑性樹脂組成物自体に、LDS添加剤を配合しなくても、樹脂成形品の表面にメッキ層を形成可能な樹脂成形品の製造方法に関する。さらに、メッキ層付樹脂成形品の製造方法およびメッキ層付樹脂成形品に関する。
具体的には、下記手段<1>により、好ましくは<2>〜<8>により、上記課題は解決された。
<1>熱可塑性樹脂とレーザーダイレクトストラクチャリング添加剤を含むフィルムと、前記熱可塑性樹脂と同系統の熱可塑性樹脂を含む熱可塑性樹脂組成物を熱成形することを含む、樹脂成形品の製造方法。
<2>前記フィルムを配した金型に、前記熱可塑性樹脂組成物を射出してインサート成形またはインモールド成形することを含む、<1>に記載の樹脂成形品の製造方法。
<3>前記熱可塑性樹脂組成物が無機繊維を含む、<1>または<2>に記載の樹脂成形品の製造方法。
<4>前記無機繊維がガラス繊維である、<3>に記載の樹脂成形品の製造方法。
<5>前記フィルムおよび前記熱可塑性樹脂組成物がそれぞれポリアミド樹脂を含む、<1>〜<4>のいずれかに記載の樹脂成形品の製造方法。
<6><1>〜<5>のいずれかに記載の樹脂成形品の製造方法によって製造した樹脂成形品の表面に、さらに、レーザーを照射後、金属を適用して、メッキ層を形成することを含む、メッキ層付樹脂成形品の製造方法。
<7>前記メッキ層が銅を含む、<6>に記載のメッキ層付樹脂成形品の製造方法。
<8><6>または<7>に記載のメッキ層付樹脂成形品の製造方法により得られたメッキ層付樹脂成形品。
また、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムと熱可塑性樹脂組成物に、同系統の樹脂を用いるため、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムと熱可塑性樹脂組成物の密着性を高くすることができる。
加えて、本発明では、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムと熱可塑性樹脂組成物を熱成形するため、LDS添加剤が、樹脂成形品の全体ではなく、樹脂成形品の表層付近にだけ、存在する構成とできる。この結果、樹脂成形品全体に対する、LDS添加剤の配合量が少なくても、良好なメッキ層を形成できる。LDS添加剤は、それ自体は、樹脂成形品中で異物として働き、機械的強度等を低下させるが、本発明では樹脂成形品に対するLDS添加剤の割合が相対的に少ないので、機械的強度等の低下をより効果的に抑制できる。
本発明で用いるLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂と、LDS添加剤を含む。
<<熱可塑性樹脂>>
本発明で用いる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂のアロイ、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリアミド樹脂のアロイ、熱可塑性ポリエステル樹脂、メチルメタクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合樹脂、メチルメタアクリレート/スチレン共重合樹脂、メチルメタアクリレート樹脂、ゴム強化メチルメタアクリレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ乳酸系樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等が挙げられる。本発明では、熱可塑性ポリエステル樹脂およびポリアミド樹脂の少なくとも1種を含むことが好ましく、ポリアミド樹脂を含むことがさらに好ましい。
本発明で用いる熱可塑性樹脂組成物は、樹脂を1種類のみ含んでいてもよいし、2種類以上含んでいてもよい。
本発明における熱可塑性樹脂組成物がポリアミド樹脂を含む場合、ポリアミド樹脂を樹脂成分の50重量%以上含むことがより好ましく、60重量%以上含むことがより好ましく、70重量%以上含むことがさらに好ましく、80重量%以上含むことが特に好ましい。熱可塑性樹脂がポリアミド樹脂を含む場合の上限は、100重量%以下である。
ポリアミド樹脂としては、ラクタムの開環重合、アミノカルボン酸の重縮合、ジアミンと二塩基酸の重縮合により得られる酸アミドを繰り返し単位とする高分子であり、具体的には、ポリアミド6、11、12、46、66、610、612、6I、6/66、6T/6I、6/6T、66/6T、66/6T/6I、ポリアミドMX、ポリトリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド、ポリビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンドデカミド、ポリビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタンドデカミド、ポリウンデカメチレンヘキサヒドロテレフタルアミド等が挙げられる。なお、上記「I」はイソフタル酸成分、「T」はテレフタル酸成分を示す。
本発明に使用されるポリアミド樹脂としては、これらのポリアミド樹脂の有する種々の特性と目的とする成形品の用途等を勘案して適切なポリアミド樹脂を選択する。
半芳香族ポリアミドとしては具体的に、6I、6T/6I、6/6T、66/6T、66/6T/6I等が挙げられる。
また、ポリアミドMX樹脂は、キシリレンジアミンとα,ω−二塩基酸の重縮合で得られることが好ましく、パラキシリレンジアミンおよび/またはメタキシリレンジアミンと、炭素数6〜12のα,ω−直鎖脂肪族二塩基酸または芳香族二塩基酸の重縮合で得られるポリアミド樹脂であり、特に好ましくは、パラキシリレンジアミンおよび/またはメタキシリレンジアミンと、セバシン酸および/またはアジピン酸を使用したポリアミドMX樹脂である。また、共重合成分として、TやI、ビスアミノメチルシクロヘキサンなど、ポリアミド樹脂で一般的に使用されるジアミン、ジカルボン酸などは使用することができる。
これらの芳香環を有するポリアミド樹脂と脂肪族ポリアミド樹脂(例えば、ポリアミド6、ポリアミド66等)の混合物も好ましく使用される。脂肪族ポリアミド樹脂単独では充填材を多く配合すると外観や物性が充分でない場合にも、上述の芳香環を有するポリアミド樹脂と混合することで外観や物性か改良される。芳香環を有するポリアミド樹脂と脂肪族ポリアミド樹脂の混合物の場合、その重量比は、100:1〜100:40が好ましい。
本発明における熱可塑性樹脂の実施形態として、熱可塑性樹脂が熱可塑性ポリエステル樹脂を主成分として含む場合が挙げられる。本実施形態では、全樹脂成分中、熱可塑性ポリエステル樹脂の割合が、51〜100重量%であることが好ましく、80〜100重量%であることがより好ましく、90〜100重量%がさらに好ましい。
熱可塑性ポリエステル樹脂としては、特開2010−174223号公報の段落番号0013〜0016の記載を参酌することができる。
ポリエステル樹脂としては、通常はポリブチレンテレフタレート樹脂、又はポリブチレンテレフタレート樹脂が60重量%以上、好ましくは80重量%以上を占める混合物を用いる。例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂とポリエチレンテレフタレート樹脂との混合物を用いる場合は、前者が60〜95重量%、更には70〜90重量%の割合のものが、本発明で用いるポリエステル樹脂として好ましいものの一つである。
ポリブチレンテレフタレート樹脂及びポリエチレンテレフタレート樹脂は、周知のように、テレフタル酸又はそのエステルと、1,4−ブタンジオール又はエチレングリコールとの反応により、大規模に製造され、市場に流通している。本発明では市場で入手し得るこれらの樹脂を用いることができる。市場で入手し得る樹脂には、テレフタル酸成分と1,4−ブタンジオール成分又はエチレングリコール成分以外の共重合成分を含有しているものもあるが、本発明では共重合成分を少量、通常は20重量%以下、好ましくは10重量%以下、さらに好ましくは5重量%以下で含有するものも用いることができる。共重合成分を含有する場合、共重合成分としては、イソフタル酸、ポリテトラメチレングリコール、ダイマー酸が好ましく用いられる。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の固有粘度は、通常、0.5〜1.5dl/gであり、特に0.6〜1.3dl/gであることが好ましい。0.5dl/gより小さいと機械的強度に優れた樹脂組成物を得るのが困難である。また1.5dl/gより大きいと樹脂組成物の流動性が低下し、成形性が低下する場合がある。また、末端カルボキシル基量は30meq/g以下であることが好ましい。さらに1,4−ブタンジオールに由来するテトラヒドロフランの含有量は300ppm以下であることが好ましい。
またポリエチレンテレフタレート樹脂の固有粘度は、通常、0.4〜1.5dl/gであり、特に0.5〜1.3dl/gであることが好ましい。固有粘度が0.4dl/g未満であると樹脂組成物の機械的特性が低下し易く、1.5dl/gを超えると流動性が低下し易い。なお、いずれの固有粘度も、フェノール/テトラクロロエタン(重量比1/1)混合溶媒中、30℃での測定値である。
本発明で用いる熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性ポリエステル樹脂を1種類のみ含んでいてもよいし、2種類以上含んでいてもよい。
尚、本実施形態において、熱可塑性ポリエステル樹脂以外の他の樹脂成分を含んでいてもよい。しかしながら、他の樹脂は全樹脂成分の5重量%以下であることが好ましい。
本発明におけるLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムは、LDS添加剤を含む。
本発明におけるLDS添加剤は、MP6(後述する実施例で合成しているMP6)100重量部に対し、LDS添加剤と考えられる添加剤を4重量部添加し、波長1064nmのYAGレーザーを用い、出力10W、周波数80kHz、速度3m/sにて照射し、その後のメッキ工程は無電解のMacDermid製M−Copper85のメッキ槽にて実施し、前記レーザー照射面に金属を適用したときに、メッキを形成できる化合物をいう。例えば、仮に上記樹脂に添加剤を添加した場合にYAGレーザーの吸収が悪く、樹脂の表面がきれいに焼けない場合、レーザーで表面を焼くために酸化チタンを10〜40重量部添加して評価しても良い。
本発明で用いるLDS添加剤は、合成品であってもよいし、市販品を用いてもよい。また、市販品はLDS添加剤として市販されているものの他、本発明におけるLDS添加剤の要件を満たす限り、他の用途として販売されている物質であってもよい。
LDS添加剤は、1種類のみを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。2種類以上用いる場合は、その合計量が上記範囲となることが好ましい。
中心部を構成する組成物は、金属酸化物を含むことが好ましく、二酸化ケイ素、マイカおよび酸化チタン、酸化亜鉛の少なくとも1種を含むことがより好ましい。
このようなLDS添加剤の具体例として、波長450nmにおける反射率が50%以上である組成物の表面に、銅を含む酸化物、ならびに、錫およびアンチモンを含む酸化物の少なくとも1種を含む組成物がコーティングされているものが例示される。より好ましくは、反射率が50%以上の組成物を中心部とし、中心部の表面積の60%以上の領域に、銅、錫およびアンチモンの少なくとも1種を含む組成物がコーティングされているものである。中心部を構成する組成物は、金属酸化物を含むことが好ましく、二酸化ケイ素、酸化チタン、及び酸化亜鉛の少なくとも1種を含むことがより好ましく、酸化チタン、及び酸化亜鉛を含むことがさらに好ましい。
また、波長450nmにおける反射率が50%以上のLDS添加剤の他の具体例として、波長450nmにおける反射率が50%未満である組成物の表面に、反射率の高いLDS添加剤(例えば、上述する第1の実施形態のLDS添加剤)を含む組成物がコーティングされているLDS添加剤であってもよい。波長450nmにおける反射率が50%未満である組成物としては、マイカ等が例示される。
本発明における導電性酸化物の抵抗率は、通常、粉末抵抗率をいい、導電性酸化物の微粉末10gを、内面にテフロン加工(テフロン:登録商標)を施した内径25mmの円筒内へ装入して100kg/cm2に加圧し(充填率20%)、横川電気製作所製の「3223型」テスターで測定することができる。
第4の実施形態で用いるLDS添加剤は、LDS添加剤中における、周期表のn族(nは3〜16の整数)の金属の含有量とn+1族の金属の含有量の合計を100モル%としたとき、一方の金属の含有量が15モル%以下であることが好ましく、12モル%以下であることがさらに好ましく、10モル%以下であることが特に好ましい。下限については特に制限はないが、0.0001モル%以上である。2種類以上の金属の含有量をこのような範囲とすることで、メッキ性を向上させることができる。本発明では特に、n+1族の金属がドープされたn族の金属酸化物が好ましい。
さらに、第4の実施形態で用いるLDS添加剤は、LDS添加剤中に含まれる金属成分の98重量%以上が、上記周期表のn族の金属の含有量とn+1族の金属で構成されることが好ましい。
なお、第4の実施形態で用いるLDS添加剤は、L値を向上させる観点から、アンチモンの含有量は、LDS添加剤に対して3重量%以下であることが好ましく、1重量%以下であることがより好ましく、0.01重量%以下であることがさらに好ましく、実質的に含まないことが特に好ましい。実質的に含まないとは、本発明の効果に影響を与える範囲内で含まないことを意味する。
本発明で用いるLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、他の成分を含んでいても良い。他の成分としては、エラストマー、タルク、離型剤、酸化防止剤、熱安定剤等の安定剤、耐加水分解性改良剤、耐候安定剤、艶消剤、紫外線吸収剤、核剤、可塑剤、分散剤、難燃剤、帯電防止剤、着色防止剤、ゲル化防止剤、着色剤、離型剤等の添加剤等を加えることができる。これらの詳細は、特許第4894982号公報の段落番号0130〜0155の記載を参酌でき、これらの内容は本明細書に組み込まれる。また、エラストマー、タルク、離型剤については、後述する熱可塑性樹脂組成物におけるこれらの記載を参酌でき、好ましい範囲も同義である。
これらの成分は、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムの20重量%以下であることが好ましい。
本発明における熱可塑性樹脂組成物は、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムと同系統の熱可塑性樹脂を含む。同系統の熱可塑性樹脂とは、例えば、ポリアミド樹脂同士、ポリエステル樹脂同士、ポリオレフィン樹脂同士、ポリプロピレン樹脂同士、ポリエチレン樹脂同士、アクリル樹脂同士、ポリアセタール樹脂同士、ポリカーボネート樹脂同士、スチレン樹脂同士、ポリアミド樹脂とポリウレタン樹脂の組み合わせ、などが例示される。本発明では、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムおよび熱可塑性樹脂組成物がそれぞれポリアミド樹脂を含むことが好ましい。
本発明では、同系統の樹脂として、熱可塑性樹脂組成物とLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムに、同一の樹脂を含んでいても良いし、同系統であって異なる樹脂を含んでいても良い。
本発明では、熱可塑性樹脂組成物に含まれる樹脂成分中、前記同系統の熱可塑性樹脂の割合が50重量%以上であることが好ましく、70重量%以上であることがより好ましい。また、熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂を2種類以上含んでいても良い。この場合、かかる2種類以上の樹脂がいずれも同系統の熱可塑性樹脂であることが好ましい。
熱可塑性樹脂組成物中における熱可塑性樹脂の配合量は、100重量%であってもよいが、他の成分を含んでいても良い。他の成分を含む場合、熱可塑性樹脂組成物中における熱可塑性樹脂の配合量は、合計で30重量%以上であることが好ましく、35重量%以上であることがより好ましく、35〜70重量%であることがさらに好ましい。
本発明で用いる熱可塑性樹脂組成物は、LDS添加剤を含んでいても良いが、実質的に含まない構成とすることができる。実質的に含まないとは、例えば、熱可塑性樹脂組成物の全成分の1重量%以下であることをいう。
熱可塑性樹脂組成物は、無機繊維をさらに含むことが好ましい。無機繊維を配合することによって、樹脂成形品の機械的強度を向上させることができる。また、無機繊維を配合することによって、寸法精度もより向上させることができる。無機繊維は、1種類のみを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
無機繊維の例としては、ガラス繊維、炭素繊維が例示され、ガラス繊維が好ましい。
熱可塑性樹脂組成物の一実施形態として、熱可塑性樹脂と無機繊維で、全成分の60重量%以上を占める態様が挙げられる。
熱可塑性樹脂組成物は、エラストマーをさらに含んでいてもよい。このように、エラストマーを含有することによって、熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性を向上させることができる。
熱可塑性樹脂組成物は、タルクをさらに含んでいてもよい。タルクを配合することによって寸法安定性、製品外観を良好にすることができ、また、LDS添加剤の添加量を減らしても、樹脂成形品のメッキ性を良好にすることができ、樹脂成形品に適切なメッキを形成することができる。タルクは、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン類およびオルガノポリシロキサン類から選択される化合物の少なくとも1種で表面処理されたものを用いてもよい。この場合、タルクにおけるシロキサン化合物の付着量は、タルクの0.1〜5重量%であることが好ましい。
熱可塑性樹脂組成物は、離型剤をさらに含有していてもよい。離型剤は、主に、熱可塑性樹脂組成物の成形時の生産性を向上させるために使用されるものである。離型剤としては、例えば、脂肪族カルボン酸アミド系、脂肪族カルボン酸、脂肪族カルボン酸とアルコールとのエステル、数平均分子量200〜15000の脂肪族炭化水素化合物、ポリシロキサン系シリコーンオイルなどが挙げられる。これらの離型剤の中では、特に、カルボン酸アミド系化合物が好ましい。
熱可塑性樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、更に種々の添加剤を含有していても良い。このような添加剤としては、顔料(酸化チタン等)、アルカリ、熱安定剤、難燃剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染顔料、蛍光増白剤、滴下防止剤、帯電防止剤、防曇剤、滑剤、アンチブロッキング剤、流動性改良剤、可塑剤、分散剤、抗菌剤、などが挙げられる。これらの成分は、1種類のみを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
熱可塑性樹脂組成物の製造方法としては、任意の方法を採用することができる。例えば、熱可塑性樹脂と、LDS添加剤と、ガラス繊維とをV型ブレンダー等の混合手段を用いて混合し、一括ブレンド品を調整した後、ベント付き押出機で溶融混練してペレット化する方法が挙げられる。あるいは、二段階練込法として、予め、ガラス繊維以外の成分等を、十分混合後、ベント付き押出機で溶融混練りしてペレットを製造した後、そのペレットとガラス繊維を混合後、ベント付き押出機で溶融混練りする方法が挙げられる。
押出機の混練ゾーンのスクリュー構成は、混練を促進するエレメントを上流側に、昇圧能力のあるエレメントを下流側に配置されることが好ましい。
本発明の熱成形の条件は、用いる樹脂の種類や成形方法に応じて適宜定めることができる。熱成形としては、インサート成形、インモールド成形、熱プレス等が例示される。
以下に、本発明における熱成形の方法の具体例を述べるが、本発明は以下に限定されるものではないことは言うまでもない。
インサート成形では、射出成形用の所望の形状を有する金型のキャビティ内に、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムをあらかじめ配置し、その外側の空間に熱可塑性樹脂組成物を射出成形(射出充填)して、樹脂成形品とする方法である。さらに、接着層等の他の層を含んでいてもよい。インサート成形を行うことにより、樹脂成形品の強度を向上させたり、意匠性を付与することが可能となる。本実施形態において、熱可塑性樹脂組成物に、無機繊維を配合することにより、得られる樹脂成形品の機械的強度をより向上させることができる。
本実施形態における射出成形温度(樹脂温度)は、熱可塑性樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂の種類に応じて定められる。例えば、熱可塑性樹脂が、非晶性樹脂の場合は(Tg)℃〜(Tg+150)℃、結晶性樹脂の場合は(樹脂融解点)℃〜(樹脂融解点+100)℃であることが好ましい。Tgは樹脂のガラス転移温度である。
本実施形態における金型温度は、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムに含まれる熱可塑性樹脂の種類に応じて定められる。例えば、非晶性樹脂の場合は樹脂の(Tg−100)℃〜Tg℃、結晶性樹脂の場合は、(ISO75に従った0.45MPa負荷で測定した荷重撓み温度−200)℃〜(ISO75に従った0.45MPa負荷で測定した荷重撓み温度−50)℃が好ましい。
また、熱成形の際に圧力をかけることが好ましく、圧力としては、100〜1000kgf/cm2が好ましく、200〜800kgf/cm2がより好ましい。
前記シートにおいて、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムは、通常、支持体上に仮固定されているが、この仮固定の方法は、糊や熱による手段が例示される。また、前記シートにおいて、支持体とLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムの間に、離型層や保護層等が介在していてもよい。
成形の際または成形後に、シートから、所望の形状のLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムから分離させる手段としては、特に定めるものでは無いが、一例として、支持体を金型キャビティーサイズより大きくしておき、金型でシートを部分的に挟んで固定し、成形後にLDS添加剤含有樹脂フィルムを剥がす方法が挙げられる。
本実施形態において、熱可塑性樹脂組成物に、無機繊維を配合することにより、得られる樹脂成形品の機械的強度をより向上させることができる。
本実施形態における射出成形温度、金型温度、熱成形の際の圧力は第一の実施形態と同様であり、好ましい範囲も同様である。
本実施形態において、熱可塑性樹脂組成物に、無機繊維を配合することにより、得られる樹脂成形品(シート)の機械的強度をより向上させることができる。
この場合の熱プレス温度としては、非晶性樹脂の場合は樹脂のガラス転移点(Tg)−20℃〜Tg+150℃、結晶性樹脂の場合は樹脂融解点−20〜樹脂融解点+80℃の範囲であることが好ましい。
また、熱成形の際に圧力をかけることが好ましく、圧力としては、1〜500kgf/cm2が好ましく、3〜200kgf/cm2がより好ましい。
本発明はさらに、メッキ層付樹脂成形品の製造方法についても開示する。本発明のメッキ層付樹脂成形品の製造方法は、本発明の樹脂成形品の製造方法によって製造した樹脂成形品の表面に、さらに、レーザーを照射後、金属を適用して、メッキ層を形成することを含む。
樹脂成形品の表面にメッキ層を設ける工程について、図1に従って説明する。
図1は、レーザーダイレクトストラクチャリング技術によって、樹脂成形品1の表面にメッキを形成する工程を示す概略図である。図1において、樹脂成形品1は、平坦な基板となっているが、必ずしも平坦な基板である必要はなく、一部または全部が曲面している樹脂成形品であってもよい。また、樹脂成形品1には、最終製品に限定されず、各種部品も含まれる。
次に、本発明のメッキ層付樹脂成形品の製造方法においては、樹脂成形品1にレーザー2を照射する。
本発明のメッキ層付樹脂成形品は、本発明のメッキ層付樹脂成形品の製造方法により得られる。本発明のメッキ層付樹脂成形品は、アンテナを有する携帯電子機器部品に好ましく用いられる。携帯電子機器部品としては、電子手帳、携帯用コンピューター等のPDA、ポケットベル、携帯電話、PHSなどの内部構造物及び筐体が例示される。特に、樹脂成形品がリブを除く平均肉厚が1.2mm以下(下限値は特に定めるものではないが、例えば、0.4mm以上)である平板形状の携帯電子機器部品に適しており、中でも筐体として特に適している。
撹拌装置、温度計、還流冷却器、原料滴下装置、加熱装置などを装備したフラスコに、アジピン酸730gを仕込み、窒素雰囲気下、フラスコ内温を160℃に昇温してアジピン酸を溶融させた。フラスコ内に、パラキシリレンジアミンを30モル%、メタキシリレンジアミンを70モル%含有する混合キシリレンジアミン680gを、約2.5時間かけて逐次滴下した。この間、撹拌下、内温を生成物の融点を常に上回る温度に維持して反応を継続し、反応の終期には270℃に昇温した。反応によって発生する水は、分縮器によって反応系外に排出させた。滴下終了後、275℃の温度で攪拌し反応を続け、1時間後反応を終了した。生成物をフラスコより取り出し、水冷しペレット化した。得られたポリアミド樹脂は、融点は258℃であった。また、相対粘度は2.1であった。
Black1G:銅クロム酸化物(CuCr2O4)(シェファードジャパン製)
<無機繊維>
03T−296GH:ガラス繊維(日本電気硝子製)
<タルク>
ミクロンホワイト5000S(林化成製)
<離型剤>
CS8CP(日東化成工業製)
後述する下記表に示す組成となるように、各成分をそれぞれ秤量し、ガラス繊維を除く成分をタンブラーにてブレンドし、二軸押出機(東芝機械製、TEM26SS)の根元から投入し、溶融した後で、ガラス繊維をサイドフィードして樹脂組成物ペレットを作製した。押出機の温度設定は、280℃とした。
後述する下記表に示す組成となるように、各成分をそれぞれ秤量し、150mm幅のTダイが付いた短軸押出機にてフィルムを作成した。フィルム作成条件として、バレル温度280℃、ダイス温度を280℃、ロール温度80℃とし、約100μmの厚みのフィルムを得た。
上記で得られたLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムを100金型に配し、シリンダー温度300℃、金型温度130℃で、上記樹脂ペレットの溶融物を射出成形してインサート成形し、樹脂成形品を得た。得られた樹脂成形品は、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルム由来の部分と樹脂ペレット由来の部分が一体化しており、密着性に優れていることが分かった。また、機械的強度にも優れていた。
上記で得られたLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムを10cm×10cmに切り、金型よりも大きい支持体(プラスチックフィルム)の表面に仮固定したシートを作製した。シートのLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルムが所望の位置に配するように金型に配した。このとき、支持体の一部は金型からはみ出しており、金型によって、シートを固定した。シリンダー温度300℃、金型温度130℃で、上記樹脂ペレットの溶融物を射出して、インモールド転写して、樹脂成形品を得た。得られた樹脂成形品は、LDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルム由来の部分が、樹脂ペレット由来の成形品の所望の位置に、一体化するように融着しており、密着性に優れていることが分かった。また、機械的強度にも優れていた。
得られた樹脂成形品のLDS添加剤含有熱可塑性樹脂フィルム由来の部分の表面の10×10mmの範囲に、Trumpf製、VMc1のレーザー照射装置(波長1064nmのYAGレーザー最大出力15W)を用い、出力60%、周波数100kHz、速度4m/sにて照射した。その後のメッキ工程は無電解のEnthone製、ENPLATE LDS CU 400 PCの48℃のメッキ槽にて実施した。メッキ性は20分間にメッキされた銅の厚みを目視にて判断した。
以下の通り評価した。結果を下記表3に示す。
A:良好な外観(銅の色も濃くメッキが厚く乗っている様子が確認された)
B:メッキは乗っているが若干薄い様子(実用レベルではない)
Claims (8)
- 熱可塑性樹脂とレーザーダイレクトストラクチャリング添加剤を含むフィルムと、前記熱可塑性樹脂と同系統の熱可塑性樹脂を含む熱可塑性樹脂組成物を熱成形することを含む、樹脂成形品の製造方法。
- 前記フィルムを配した金型に、前記熱可塑性樹脂組成物を射出してインサート成形またはインモールド成形することを含む、請求項1に記載の樹脂成形品の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂組成物が無機繊維を含む、請求項1または2に記載の樹脂成形品の製造方法。
- 前記無機繊維がガラス繊維である、請求項3に記載の樹脂成形品の製造方法。
- 前記フィルムおよび前記熱可塑性樹脂組成物がそれぞれポリアミド樹脂を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂成形品の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂成形品の製造方法によって製造した樹脂成形品の表面に、さらに、レーザーを照射後、金属を適用して、メッキ層を形成することを含む、メッキ層付樹脂成形品の製造方法。
- 前記メッキ層が銅を含む、請求項6に記載のメッキ層付樹脂成形品の製造方法。
- 請求項6または7に記載のメッキ層付樹脂成形品の製造方法により得られたメッキ層付樹脂成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014211753A JP6401998B2 (ja) | 2014-10-16 | 2014-10-16 | 樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014211753A JP6401998B2 (ja) | 2014-10-16 | 2014-10-16 | 樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016078318A true JP2016078318A (ja) | 2016-05-16 |
JP6401998B2 JP6401998B2 (ja) | 2018-10-10 |
Family
ID=55957261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014211753A Active JP6401998B2 (ja) | 2014-10-16 | 2014-10-16 | 樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6401998B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017159604A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
CN108822602A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-11-16 | 无锡赢同新材料科技有限公司 | 具有激光直接结构化功能的粉末喷涂材料、制备及应用 |
WO2019069805A1 (ja) | 2017-10-03 | 2019-04-11 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、メッキ付樹脂成形品の製造方法および携帯電子機器部品の製造方法 |
WO2019069839A1 (ja) * | 2017-10-03 | 2019-04-11 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 金属樹脂複合体、樹脂組成物および金属樹脂複合体の製造方法 |
WO2019167854A1 (ja) | 2018-02-27 | 2019-09-06 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物、成形品、熱可塑性樹脂組成物の製造方法、および、メッキ付成形品の製造方法 |
WO2019194099A1 (ja) | 2018-04-02 | 2019-10-10 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | ポリアミド樹脂組成物および成形品 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012128219A1 (ja) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | ミツビシ ケミカル ヨーロッパ ゲーエムベーハー | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 |
JP2014058604A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 |
JP2015071739A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-04-16 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 樹脂組成物、樹脂成形品、樹脂成形品の製造方法およびレーザーダイレクトストラクチャリング添加剤 |
WO2015091447A1 (de) * | 2013-12-20 | 2015-06-25 | Ems-Patent Ag | Kunststoffformmasse und deren verwendung |
-
2014
- 2014-10-16 JP JP2014211753A patent/JP6401998B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012128219A1 (ja) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | ミツビシ ケミカル ヨーロッパ ゲーエムベーハー | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 |
JP2014058604A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 |
JP2015071739A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-04-16 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 樹脂組成物、樹脂成形品、樹脂成形品の製造方法およびレーザーダイレクトストラクチャリング添加剤 |
WO2015091447A1 (de) * | 2013-12-20 | 2015-06-25 | Ems-Patent Ag | Kunststoffformmasse und deren verwendung |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017159604A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
WO2019069805A1 (ja) | 2017-10-03 | 2019-04-11 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、メッキ付樹脂成形品の製造方法および携帯電子機器部品の製造方法 |
WO2019069839A1 (ja) * | 2017-10-03 | 2019-04-11 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 金属樹脂複合体、樹脂組成物および金属樹脂複合体の製造方法 |
CN111108155A (zh) * | 2017-10-03 | 2020-05-05 | 三菱工程塑料株式会社 | 金属树脂复合体、树脂组合物和金属树脂复合体的制造方法 |
JPWO2019069839A1 (ja) * | 2017-10-03 | 2020-10-22 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 金属樹脂複合体、樹脂組成物および金属樹脂複合体の製造方法 |
EP3674368A4 (en) * | 2017-10-03 | 2021-06-02 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | METAL-RESIN COMPOSITE BODY, RESIN COMPOSITION AND METHOD FOR MANUFACTURING METAL-RESIN COMPOSITE BODY |
EP3922680A1 (en) | 2017-10-03 | 2021-12-15 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | Thermoplastic resin composition, resin molding, method for manufacturing plated resin molding, and method for manufacturing portable electronic device part |
JP7177780B2 (ja) | 2017-10-03 | 2022-11-24 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 金属樹脂複合体、樹脂組成物および金属樹脂複合体の製造方法 |
WO2019167854A1 (ja) | 2018-02-27 | 2019-09-06 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物、成形品、熱可塑性樹脂組成物の製造方法、および、メッキ付成形品の製造方法 |
WO2019194099A1 (ja) | 2018-04-02 | 2019-10-10 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | ポリアミド樹脂組成物および成形品 |
CN108822602A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-11-16 | 无锡赢同新材料科技有限公司 | 具有激光直接结构化功能的粉末喷涂材料、制备及应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6401998B2 (ja) | 2018-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6190811B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP6401998B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品の製造方法、メッキ層付樹脂成形品 | |
JP6190812B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP6564704B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法 | |
JP5710826B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂成形品、樹脂成形品の製造方法およびレーザーダイレクトストラクチャリング添加剤 | |
JP5912704B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP6190810B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP5620035B1 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP5579909B2 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP6710299B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、メッキ付樹脂成形品の製造方法および携帯電子機器部品の製造方法 | |
JP5925912B2 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP5675920B2 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP5675919B2 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP2014058604A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP5579908B2 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP6749139B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、メッキ付樹脂成形品の製造方法、および携帯電子機器部品の製造方法 | |
JP6147107B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP6667953B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法 | |
JP6363875B2 (ja) | ペレット、ペレットの製造方法、樹脂成形品、および、メッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP6196478B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品、及びメッキ層付樹脂成形品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170720 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6401998 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |