JP2016076944A - 一体化されたマージモードおよび適応動きベクトル予測モード候補選択 - Google Patents
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Abstract
【課題】インター予測において使用するための適応動きベクトル予測(AMVP)モードとマージモードの両方のための一体化された候補ブロックセットを提供する。【解決手段】動きベクトル符号化方法は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスを実行することとを備える。候補ブロックのセットは、複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、追加の候補ブロックは、候補ブロックのセットの候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、動きベクトル予測プロセスにおいて使用される。【選択図】図7
Description
本出願は、それらのすべての全体が参照により本明細書に組み込まれる、2011年7月11日に出願された米国仮出願第61/506,558号、2011年6月20日に出願された米国仮出願第61/499,114号、および2011年7月18日に出願された米国仮出願第61/509,007号の利益を主張する。
本開示は、ビデオコーディングに関し、より詳細には、動きベクトル予測プロセスにおいて動きベクトル予測候補ブロックを選択するための技法に関する。
デジタルビデオ機能は、デジタルテレビジョン、デジタルダイレクトブロードキャストシステム、ワイヤレスブロードキャストシステム、携帯情報端末(PDA)、ラップトップまたはデスクトップコンピュータ、デジタルカメラ、デジタル記録デバイス、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲームデバイス、ビデオゲームコンソール、セルラー電話または衛星無線電話、ビデオ遠隔会議デバイスなどを含む、広範囲にわたるデバイスに組み込まれ得る。デジタルビデオデバイスは、デジタルビデオ情報をより効率的に送信、受信および記憶するための、MPEG−2、MPEG−4、ITU−T H.263、ITU−T H.264/MPEG−4,Part10,Advanced Video Coding(AVC)によって定義された規格、現在開発中の高効率ビデオコーディング(HEVC:High Efficiency Video Coding)規格、およびそのような規格の拡張に記載されているビデオ圧縮技法など、ビデオ圧縮技法を実装する。
ビデオ圧縮技法は、ビデオシーケンスに固有の冗長性を低減または除去するために空間的予測および/または時間的予測を含む。ブロックベースのビデオコーディングでは、ビデオフレームまたはスライスはマクロブロックに区分され得る。各ブロックはさらに区分され得る。イントラコード化(I)フレームまたはスライス中のブロックは、同じフレームまたはスライス中の隣接ブロック中の参照サンプルに関する空間的予測を使用して符号化される。インターコード化(PまたはB)フレームまたはスライス中のブロックは、同じフレームまたはスライス中の隣接ブロック中の参照サンプルに関する空間的予測、あるいは他の参照フレーム中の参照サンプルに関する時間的予測を使用し得る。空間的予測または時間的予測は、コーディングされるべきブロックの予測ブロックを生じる。残差データは、コーディングされるべき元のブロックと予測ブロックとの間のピクセル差分を表す。
インターコード化ブロックは、予測ブロックを形成する参照サンプルのブロックをポイントする動きベクトルと、コード化ブロックと予測ブロックとの間の差分を示す残差データとに従って符号化される。イントラコード化ブロックは、イントラコーディングモードと残差データとに従って符号化される。さらなる圧縮のために、残差データは、ピクセル領域から変換領域に変換されて、残差変換係数が得られ得、その残差変換係数は、次いで量子化され得る。最初は2次元アレイに構成される、量子化された変換係数は、特定の順序でスキャンされて、エントロピーコーディングのための変換係数の1次元ベクトルが生成され得る。
概して、本開示では、ビデオデータをコーディングするための技法について説明する。本開示では、動きベクトル予測プロセスにおいて動きベクトル予測候補ブロックを選択するための技法について説明する。
本開示の一例では、ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化する方法は、動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスを実行することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じである、実行することとを備える。
本開示の別の例では、ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号する方法は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、候補ブロックのセットからの候補ブロックを判断することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックに関連する情報が、現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、判断することとを備える。
本開示の別の例では、ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化する方法は、動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスを実行することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、追加の候補ブロックは、候補ブロックのセットの候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合に使用される、実行することとを備える。
本開示の別の例では、ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号する方法は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを示すシンタックス要素を受信することと、候補ブロックのセットからの候補ブロックを示すインデックスを受信することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、追加の候補ブロックは、候補ブロックのセットの候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合に使用され、候補ブロックに関連する情報が、現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、受信することとを備える。
1つまたは複数の例の詳細を添付の図面および以下の説明に記載する。他の特徴、目的、および利点は、その説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになろう。
概して、本開示では、ビデオデータをコーディングするための技法について説明する。本開示では、動きベクトル予測プロセスにおいて動きベクトル予測候補ブロックを選択するための技法について説明する。一例では、本開示は、複数の動きベクトル予測モードの各々が、候補ブロックの同じセットを使用して、現在のブロックのための動きベクトルを予測することを提案する。別の例では、本開示は、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定されることを提案する。追加の候補ブロックは、セット中のブロックのうちの別の1つが利用不可能である場合に使用される。
デジタルビデオデバイスは、デジタルビデオ情報をより効率的に符号化および復号するためのビデオ圧縮技法を実装する。ビデオ圧縮は、ビデオシーケンスに固有の冗長性を低減または除去するために空間的(フレーム内)予測および/または時間的(フレーム間)予測技法を適用し得る。
Joint Cooperative Team for Video Coding(JCT−VC)によって現在開発中の高効率ビデオコーディング(HEVC)規格に従うビデオコーディングでは、ビデオフレームがコーディングユニットに区分され得る。コーディングユニット(CU)は、概して、ビデオ圧縮のために様々なコーディングツールが適用される基本ユニットとして働く画像領域を指す。CUは、通常、Yとして示されるルミナンス成分と、UおよびVとして示される2つのクロマ成分とを有する。ビデオサンプリングフォーマットに応じて、サンプルの数で表されるUおよびV成分のサイズは、Y成分のサイズと同じであるかまたはそれとは異なり得る。CUは、一般に正方形であり、たとえば、ITU−T H.264などの他のビデオコーディング規格の下でのいわゆるマクロブロックと同様であると見なされ得る。
より良好なコーディング効率を達成するために、コーディングユニットは、ビデオコンテンツに応じて可変サイズを有し得る。さらに、コーディングユニットは、予測または変換のためにより小さいブロックに分割され得る。具体的には、各コーディングユニットは、予測ユニット(PU)と変換ユニット(TU)とにさらに区分され得る。予測ユニットは、H.264などの他のビデオコーディング規格の下でのいわゆるパーティションと同様であると見なされ得る。変換ユニット(TU)は、変換係数を生成するために変換が適用される残差データのブロックを指す。
本出願では、例示のために、開発中のHEVC規格の現在提案されている態様のいくつかに従うコーディングについて説明する。ただし、本開示で説明する技法は、H.264または他の規格に従って定義されるビデオコーディングプロセスあるいはプロプライエタリビデオコーディングプロセスなど、他のビデオコーディングプロセスのために有用であり得る。
HEVCの規格化の取り組みは、HEVCテストモデル(HM)と呼ばれるビデオコーディングデバイスのモデルに基づく。HMは、たとえば、ITU−T H.264/AVCによるデバイスに勝るビデオコーディングデバイスのいくつかの能力を仮定する。たとえば、H.264は9つのイントラ予測符号化モードを提供するが、HMは34個ものイントラ予測符号化モードを提供する。
HMによれば、CUは、1つまたは複数の予測ユニット(PU)および/または1つまたは複数の変換ユニット(TU)を含み得る。ビットストリーム内のシンタックスデータは、ピクセルの数に関して最大CUである最大コーディングユニット(LCU)を定義し得る。概して、CUは、CUがサイズの差異を有しないことを除いて、H.264のマクロブロックと同様の目的を有する。したがって、CUは、サブCUに分割され得る。概して、本開示におけるCUへの言及は、ピクチャの最大コーディングユニットまたはLCUのサブCUを指すことがある。LCUはサブCUに分割され得、各サブCUはさらにサブCUに分割され得る。ビットストリームのシンタックスデータは、CU深さと呼ばれる、LCUが分割され得る最大回数を定義し得る。それに応じて、ビットストリームは最小コーディングユニット(SCU)をも定義し得る。本開示ではまた、CU、PU、またはTUのいずれかを指すために「ブロック」または「部分」という用語を使用する。概して、「部分」は、ビデオフレームの任意のサブセットを指し得る。
LCUは4分木データ構造に関連付けられ得る。概して、4分木データ構造はCUごとに1つのノードを含み、ルートノードはLCUに対応する。CUが4つのサブCUに分割された場合、CUに対応するノードは4つのリーフノードを含み、リーフノードの各々はサブCUのうちの1つに対応する。4分木データ構造の各ノードは、対応するCUのシンタックスデータを与え得る。たとえば、4分木のノードは、そのノードに対応するCUがサブCUに分割されるかどうかを示す分割フラグを含み得る。CUのシンタックス要素は、再帰的に定義され得、CUがサブCUに分割されるかどうかに依存し得る。CUがさらに分割されない場合、そのCUはリーフCUと呼ばれる。
その上、リーフCUのTUもそれぞれの4分木データ構造に関連付けられ得る。すなわち、リーフCUは、リーフCUがどのようにTUに区分されるかを示す4分木を含み得る。本開示では、LCUがどのように区分されるかを示す4分木をCU4分木と呼び、リーフCUがどのようにTUに区分されるかを示す4分木をTU4分木と呼ぶ。TU4分木のルートノードは概してリーフCUに対応し、CU4分木のルートノードは概してLCUに対応する。分割されないTU4分木のTUはリーフTUと呼ばれる。
リーフCUは、1つまたは複数の予測ユニット(PU)を含み得る。概して、PUは、対応するCUの全部または一部分を表し、そのPUの参照サンプルを取り出すためのデータを含み得る。たとえば、PUがインターモード符号化されるとき、PUは、PUのための動きベクトルを定義するデータを含み得る。動きベクトルを定義するデータは、たとえば、動きベクトルの水平成分、動きベクトルの垂直成分、動きベクトルの解像度(たとえば、1/4ピクセル精度もしくは1/8ピクセル精度)、動きベクトルがポイントする参照フレーム、および/または動きベクトルの参照リスト(たとえば、リスト0もしくはリスト1)を記述し得る。(1つまたは複数の)PUを定義するリーフCUのデータはまた、たとえば、CUを1つまたは複数のPUに区分することを記述し得る。区分モードは、CUが予測コーディングされないか、イントラ予測モード符号化されるか、またはインター予測モード符号化されるかに応じて異なり得る。イントラコーディングの場合、PUは、以下で説明するリーフ変換ユニットと同じように扱われ得る。
ブロック(たとえば、ビデオデータの予測ユニット(PU))をコーディングするために、ブロックの予測子が最初に導出される。予測子は、イントラ(I)予測(すなわち、空間的予測)またはインター(PまたはB)予測(すなわち、時間的予測)のいずれかを通して導出され得る。したがって、いくつかの予測ユニットは、同じフレーム中の隣接参照ブロックに関する空間的予測を使用してイントラコーディング(I)され得、他の予測ユニットは、他のフレーム中の参照ブロックに関してインターコーディング(PまたはB)され得る。
予測子が識別されると、元のビデオデータブロックとそれの予測子との間の差分が計算される。この差分は、予測残差とも呼ばれ、コーディングされるべきブロックのピクセルと、参照ブロックの対応するピクセル、すなわち、予測子との間のピクセル値差分を指す。より良好な圧縮を達成するために、予測残差(すなわち、ピクセル差分値のアレイ)は、概して、たとえば、離散コサイン変換(DCT)、整数変換、カルーネンレーベ(Karhunen-Loeve)(K−L)変換、または他の変換を使用して変換され得る。
インター予測を使用してPUをコーディングすることは、現在のブロックと参照フレーム中のブロックとの間の動きベクトルを計算することを伴う。動きベクトルは、動き推定(または動き探索)と呼ばれるプロセスを通して計算される。動きベクトルは、たとえば、参照フレームの参照サンプルに対する、現在のフレーム中の予測ユニットの変位を示し得る。参照サンプルは、絶対値差分和(SAD:sum of absolute difference)、2乗差分和(SSD:sum of squared difference)、または他の差分メトリックによって判断され得るピクセル差分に関して、コーディングされているPUを含むCUの部分にぴったり一致することがわかるブロックであり得る。参照サンプルは、参照フレームまたは参照スライス内のどこにでも発生し得る。いくつかの例では、参照サンプルは分数ピクセル位置において発生し得る。現在の部分に最も良く一致する参照フレームの部分を見つけると、エンコーダは、現在の部分のための現在の動きベクトルを、現在の部分から参照フレーム中の一致する部分までの(すなわち、現在の部分の中心から一致する部分の中心までの)ロケーションの差分として判断する。
いくつかの例では、エンコーダは、符号化ビデオビットストリーム中で、各部分について動きベクトルをシグナリングし得る。シグナリングされた動きベクトルは、ビデオデータを復号するために、デコーダによって動き補償を実行するために使用される。しかしながら、元の動きベクトルを直接シグナリングすると、一般に、情報を搬送するために多数のビットが必要なので、コーディングがあまり効率的でなくなることがある。
いくつかの事例では、元の動きベクトルを直接シグナリングするのではなく、エンコーダは、各パーティションについて、すなわち、各PUについて動きベクトルを予測し得る。この動きベクトル予測を実行する際に、エンコーダは、現在の部分と同じフレーム中の空間的に隣接するブロックから判断される候補動きベクトルのセット、あるいは参照フレーム中のコロケートブロックから判断される候補動きベクトルを選択し得る。エンコーダは、動きベクトル予測を実行し、必要な場合、シグナリングする際のビットレートを低減するために、元の動きベクトルをシグナリングするのではなく予測差分をシグナリングし得る。空間的に隣接するブロックからの候補動きベクトルは空間MVP候補と呼ばれることがあるが、別の参照フレーム中のコロケートブロックからの候補動きベクトルは時間MVP候補と呼ばれることがある。
動きベクトル予測の2つの異なるモードまたはタイプがHEVC規格の現在のワーキングドラフトにおいて提案されている。一方のモードは「マージ」モードと呼ばれる。他方のモードは適応動きベクトル予測(AMVP)と呼ばれる。マージモードでは、エンコーダは、フレームの現在の部分のための選択された候補動きベクトルから、動きベクトルと、(所与の参照ピクチャリストにおいて動きベクトルがポイントする参照フレームを識別する)参照インデックスと、(すなわち、参照フレームが時間的に現在のフレームに先行するかまたは後続するかに関して、参照ピクチャリスト(リスト0またはリスト1)を識別する)動き予測方向とをコピーするように、予測シンタックスのビットストリームシグナリングを通してデコーダに命令する。これは、選択された候補動きベクトル(すなわち、特定の空間MVP候補または時間MVP候補)を識別する候補動きベクトルリストへのインデックスをビットストリーム中でシグナリングすることによって達成される。したがって、マージモードでは、予測シンタックスは、モード(この場合は「マージ」モード)を識別するフラグと、選択された候補動きベクトルを識別するインデックスとを含み得る。いくつかの事例では、候補動きベクトルは、現在の部分に関する因果的部分中にあることになる。すなわち、候補動きベクトルは、デコーダによってすでに復号されていることになる。したがって、デコーダは、因果的部分のための動きベクトルと参照インデックスと動き予測方向とをすでに受信および/または判断している。したがって、デコーダは、単に、メモリから、因果的部分に関連する動きベクトルと参照インデックスと動き予測方向とを取り出し、これらの値を現在の部分についての動き情報としてコピーし得る。マージモードでブロックを再構成するために、デコーダは、現在の部分についての導出された動き情報を使用して予測ブロックを取得し、予測ブロックに残差データを加算してコード化ブロックを再構成する。
AMVPでは、エンコーダは、候補部分から動きベクトルのみをコピーし、コピーされたベクトルを現在の部分の動きベクトルのための予測子として使用するようにビットストリームシグナリングを通してデコーダに命令し、動きベクトル差分(MVD:motion vector difference)をシグナリングする。現在の部分の動きベクトルに関連する参照フレームおよび予測方向は別にシグナリングされる。MVDは、現在の部分のための現在の動きベクトルと、候補部分から導出された動きベクトル予測子との間の差分である。この場合、エンコーダは、動き推定を使用して、コーディングされるべきブロックのための実際の動きベクトルを判断し、次いで、実際の動きベクトルと動きベクトル予測子との間の差分をMVD値として判断する。このようにして、デコーダは、マージモードの場合のように、現在の動きベクトルとして候補動きベクトルの厳密なコピーを使用しないが、そうではなく、動き推定から判断された現在の動きベクトルに値が「近接」し得る候補動きベクトルを使用し、現在の動きベクトルを再生するためにMVDを加算し得る。AMVPモードでブロックを再構成するために、デコーダは、対応する残差データを加算してコード化ブロックを再構成する。
たいていの状況では、MVDは、シグナリングするために現在の動きベクトル全体よりも少ないビットを必要とする。したがって、AMVPは、動きベクトル全体を送ることに勝るコーディング効率を維持しながら、現在の動きベクトルをより正確にシグナリングすることを可能にする。対照的に、マージモードはMVDの指定に対応しておらず、したがって、マージモードは、シグナリング効率の増加(すなわち、ビットの低減)のために動きベクトルシグナリングの精度を犠牲にする。AMVPの予測シンタックスは、モードのフラグ(この場合はAMVPフラグ)と、候補部分のインデックスと、現在の動きベクトルと候補部分からの予測動きベクトルとの間のMVDと、参照インデックスと、動き予測方向とを含み得る。
現在の部分について動きベクトルを判断するために動き推定が実行されると、エンコーダは、参照フレーム中の一致する部分を現在の部分と比較する。この比較は、一般に、上述のように、現在の部分から参照フレーム中の(「参照サンプル」と通常呼ばれる)部分を減算することを伴い、いわゆる残差データを生じる。残差データは、現在の部分と参照サンプルとの間のピクセル差分値を示す。エンコーダは、次いで、この残差データを空間領域から、周波数領域などの変換領域に変換する。通常、エンコーダは、この変換を達成するために、残差データに離散コサイン変換(DCT)を適用する。得られた変換係数は異なる周波数を表し、エネルギーの大部分が、通常、数個の低周波係数に集中するので、エンコーダは、残差データの圧縮を可能にするためにこの変換を実行する。
一般に、得られた変換係数は、特に変換係数が最初に量子化される(丸められる)場合、ランレングス符号化を可能にする方法で一緒にグループ化される。エンコーダは、量子化変換係数についてこのランレングス符号化を実行し、次いで、ランレングスコーディングされた量子化変換係数をさらに圧縮するために統計的ロスレス(またはいわゆる「エントロピー」)符号化を実行する。
ロスレスエントロピーコーディングを実行した後に、エンコーダは、符号化ビデオデータを含むビットストリームを生成する。このビットストリームはまた、いくつかの事例では、たとえば、動きベクトル予測が実行されたかどうかと、動きベクトルモードと、動きベクトル予測子(MVP:motion vector predictor)インデックス(すなわち、選択された動きベクトルをもつ候補部分のインデックス)とを指定するいくつかの予測シンタックス要素を含む。MVPインデックスは、それのシンタックス要素変数名「mvp_idx」と呼ばれることもある。
高効率ビデオコーディング(HEVC)と呼ばれる、ITU−T/ISO/IEC Joint Collaborative Team on Video Coding(JCT−VC)によって採用のために提案されている現在の設計では、エンコーダは、上記で説明した1)AMVPおよび2)マージモードを含む、現在の部分のための動きベクトルをそれによって予測するためのいくつかの動きベクトル予測モードを実行する。これらの2つのモードは同様であるが、AMVPは、MVD、動き予測方向および参照インデックスを定義することが可能であることに関してより多くのフレキシビリティを提供し、マージモードは、単にこの動きベクトル情報(すなわち、動きベクトル、動き予測方向、および参照インデックス)をコピーし、MVDの精度の増加に対応しない。
図1Aに、AMVPモードにおいて使用するための、HEVC規格において現在提案されている候補ブロック(またはPUの部分/ブロック)のセット100を示し、図1Bに、マージモードにおいて使用するための、HEVC規格において現在提案されている候補ブロックのセット110を示す。AMVPモードは、左下(BL)ブロック101、左(L)ブロック102、右上(RA)ブロック103、上(A)ブロック104、左上(LA)ブロック105、および時間ブロック(T)106という6つの候補ブロックを使用する。候補ブロックのセットに加えて、AMVPモードは、候補ブロックを検査するための順序をも指定することに留意されたい。図1Aの例では、検査パターンは、BL−L−RA−A−LA−Tのように進む。図1Bに示すように、マージモードは、左下(BL)ブロック111、左(L)ブロック112、右上(RA)ブロック113、上(A)ブロック114、および時間(T)ブロック115という5つの候補ブロックを使用する。これらの候補ブロックに関連する動きベクトルが、マージモードおよびAMVPモードで動きベクトル予測子を判断するために使用される。マージモードは、AMVPと同様の検査パターンを使用し得るか、または異なる検査パターンを使用し得る。
上記で説明したように、AMVPモードは6つの候補ブロックを使用し、マージモードは5つの候補ブロックを使用する。また、右上(RA)、左下(BL)、および時間(T)ブロック以外の、AMVPモードのための候補ブロックとマージモードのための候補ブロックとは、異なるロケーションにある。したがって、符号化プロセスと復号プロセスの両方の間に多数の候補ブロックが記憶および検討されなければならない。また、左下ブロックはすべての状況において利用可能であるとは限らないので、AMVPのための検査パターンは最適でないことがある。そのような状況は、左下ブロックがまだコーディングされていない(たとえば、それがスライスまたはCU境界上にある)とき、または左下ブロックのためのデータが破損している場合を含む。
本開示では、AMVPモードとマージモードの両方ための一体化された候補ブロックセットを提案する。概して、どの動きベクトル予測モード(たとえば、マージモードまたはAMVPモード)が使用されるかにかかわらず、同じ候補ブロックセットが使用される。したがって、動きベクトルと他のインター予測関係の情報(たとえば、参照フレーム、予測方向など)とを記憶するために、より少ないメモリが必要とされる。本開示の他の例では、追加の候補ブロックを含む候補ブロックのセットを使用するための技法を提案する。また、より最適な検査パターンのための技法をも開示する。
図2は、本開示の例による動きベクトル予測のための技法を利用するように構成され得る例示的なビデオ符号化および復号システム10を示すブロック図である。図2に示すように、システム10は、通信チャネル16を介して符号化ビデオを宛先デバイス14に送信するソースデバイス12を含む。符号化ビデオデータはまた、記憶媒体34またはファイルサーバ36に記憶され得、必要に応じて宛先デバイス14によってアクセスされ得る。記憶媒体またはファイルサーバに記憶されたとき、ビデオエンコーダ20は、コード化ビデオデータを記憶媒体に記憶するための、ネットワークインターフェース、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイ(登録商標)またはデジタルビデオディスク(DVD)バーナーまたはスタンピングファシリティデバイス、あるいは他のデバイスなど、別のデバイスにコード化ビデオデータを与え得る。同様に、ネットワークインターフェース、CDまたはDVDリーダーなど、ビデオデコーダ30とは別個のデバイスが、記憶媒体からコード化ビデオデータを取り出し、取り出されたデータをビデオデコーダ30に与え得る。
ソースデバイス12および宛先デバイス14は、デスクトップコンピュータ、ノートブック(すなわち、ラップトップ)コンピュータ、タブレットコンピュータ、セットトップボックス、いわゆるスマートフォンなどの電話ハンドセット、テレビジョン、カメラ、ディスプレイデバイス、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲームコンソールなどを含む、多種多様なデバイスのいずれかを備え得る。多くの場合、そのようなデバイスはワイヤレス通信が可能であり得る。したがって、通信チャネル16は、符号化ビデオデータの送信に好適なワイヤレスチャネル、ワイヤードチャネル、またはワイヤレスチャネルとワイヤードチャネルとの組合せを備え得る。同様に、ファイルサーバ36は、インターネット接続を含む任意の標準データ接続を介して宛先デバイス14によってアクセスされ得る。これは、ファイルサーバに記憶された符号化ビデオデータにアクセスするのに好適である、ワイヤレスチャネル(たとえば、Wi−Fi接続)、ワイヤード接続(たとえば、DSL、ケーブルモデムなど)、またはその両方の組合せを含み得る。
本開示の例による、動きベクトル予測のための技法は、オーバージエアテレビジョン放送、ケーブルテレビジョン送信、衛星テレビジョン送信、たとえばインターネットを介したストリーミングビデオ送信、データ記憶媒体に記憶するためのデジタルビデオの符号化、データ記憶媒体に記憶されたデジタルビデオの復号、または他の適用例など、様々なマルチメディア適用例のいずれかをサポートするビデオコーディングに適用され得る。いくつかの例では、システム10は、ビデオストリーミング、ビデオ再生、ビデオブロードキャスト、および/またはビデオテレフォニーなどの適用例をサポートするために、一方向または双方向のビデオ送信をサポートするように構成され得る。
図2の例では、ソースデバイス12は、ビデオソース18と、ビデオエンコーダ20と、変調器/復調器22と、送信機24とを含む。ソースデバイス12において、ビデオソース18は、ビデオカメラなどのビデオキャプチャデバイス、以前にキャプチャされたビデオを含んでいるビデオアーカイブ、ビデオコンテンツプロバイダからビデオを受信するためのビデオフィードインターフェース、および/またはソースビデオとしてコンピュータグラフィックスデータを生成するためのコンピュータグラフィックスシステムなどのソース、あるいはそのようなソースの組合せを含み得る。一例として、ビデオソース18がビデオカメラである場合、ソースデバイス12および宛先デバイス14は、いわゆるカメラフォンまたはビデオフォンを形成し得る。ただし、本開示で説明する技法は、概してビデオコーディングに適用可能であり得、ワイヤレスおよび/またはワイヤード適用例、あるいは符号化ビデオデータがローカルディスクに記憶された適用例に適用され得る。
キャプチャされたビデオ、以前にキャプチャされたビデオ、またはコンピュータ生成されたビデオは、ビデオエンコーダ20によって符号化され得る。符号化されたビデオ情報は、ワイヤレス通信プロトコルなどの通信規格に従ってモデム22によって変調され、送信機24を介して宛先デバイス14に送信され得る。モデム22は、信号変調のために設計された様々なミキサ、フィルタ、増幅器または他の構成要素を含み得る。送信機24は、増幅器、フィルタ、および1つまたは複数のアンテナを含む、データを送信するために設計された回路を含み得る。
ビデオエンコーダ20によって符号化された、キャプチャされたビデオ、以前にキャプチャされたビデオ、またはコンピュータ生成されたビデオはまた、後で消費するために記憶媒体34またはファイルサーバ36に記憶され得る。記憶媒体34は、ブルーレイディスク、DVD、CD−ROM、フラッシュメモリ、または符号化ビデオを記憶するための他の好適なデジタル記憶媒体を含み得る。記憶媒体34に記憶された符号化ビデオは、次いで、復号および再生のために宛先デバイス14によってアクセスされ得る。
ファイルサーバ36は、符号化ビデオを記憶することと、その符号化ビデオを宛先デバイス14に送信することとが可能な任意のタイプのサーバであり得る。例示的なファイルサーバは、(たとえば、ウェブサイトのための)ウェブサーバ、FTPサーバ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイス、ローカルディスクドライブ、または符号化ビデオデータを記憶することと、符号化ビデオデータを宛先デバイスに送信することとが可能な他のタイプのデバイスを含む。ファイルサーバ36からの符号化ビデオデータの送信は、ストリーミング送信、ダウンロード送信、またはその両方の組合せであり得る。ファイルサーバ36は、インターネット接続を含む任意の標準データ接続を介して宛先デバイス14によってアクセスされ得る。これは、ファイルサーバに記憶された符号化ビデオデータにアクセスするのに好適である、ワイヤレスチャネル(たとえば、Wi−Fi接続)、ワイヤード接続(たとえば、DSL、ケーブルモデム、イーサネット(登録商標)、USBなど)、またはその両方の組合せを含み得る。
図2の例では、宛先デバイス14は、受信機26と、モデム28と、ビデオデコーダ30と、ディスプレイデバイス32とを含む。宛先デバイス14の受信機26はチャネル16を介して情報を受信し、モデム28はその情報を復調して、ビデオデコーダ30のための復調されたビットストリームを生成する。チャネル16を介して通信される情報は、ビデオデータを復号する際にビデオデコーダ30が使用する、ビデオエンコーダ20によって生成された様々なシンタックス情報を含み得る。そのようなシンタックスはまた、記憶媒体34またはファイルサーバ36に記憶された符号化ビデオデータとともに含まれ得る。ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30の各々は、ビデオデータを符号化または復号することが可能であるそれぞれのエンコーダデコーダ(コーデック)の一部を形成し得る。
ディスプレイデバイス32は、宛先デバイス14と一体化されるかまたはその外部にあり得る。いくつかの例では、宛先デバイス14は、一体型ディスプレイデバイスを含み、また、外部ディスプレイデバイスとインターフェースするように構成され得る。他の例では、宛先デバイス14はディスプレイデバイスであり得る。概して、ディスプレイデバイス32は、復号されたビデオデータをユーザに対して表示し、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、または別のタイプのディスプレイデバイスなど、様々なディスプレイデバイスのいずれかを備え得る。
図2の例では、通信チャネル16は、無線周波数(RF)スペクトルあるいは1つまたは複数の物理伝送線路など、任意のワイヤレスまたはワイヤード通信媒体、あるいはワイヤレス媒体とワイヤード媒体との任意の組合せを備え得る。通信チャネル16は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、またはインターネットなどのグローバルネットワークなど、パケットベースネットワークの一部を形成し得る。通信チャネル16は、概して、ワイヤード媒体またはワイヤレス媒体の任意の好適な組合せを含む、ビデオデータをソースデバイス12から宛先デバイス14に送信するのに好適な任意の通信媒体、または様々な通信媒体の集合体を表す。通信チャネル16は、ソースデバイス12から宛先デバイス14への通信を可能にするのに有用であり得るルータ、スイッチ、基地局、または任意の他の機器を含み得る。
ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30は、現在開発中の高効率ビデオコーディング(HEVC)規格などのビデオ圧縮規格に従って動作し得、HEVCテストモデル(HM)に準拠し得る。代替的に、ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30は、代替的にMPEG−4,Part10,Advanced Video Coding(AVC)と呼ばれるITU−T H.264規格など、他のプロプライエタリ規格または業界規格、あるいはそのような規格の拡張に従って動作し得る。ただし、本開示の技法は、いかなる特定のコーディング規格にも限定されない。他の例には、MPEG−2およびITU−T H.263がある。
図2には示されていないが、いくつかの態様では、ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30は、それぞれオーディオエンコーダおよびオーディオデコーダと統合され得、また、共通のデータストリームまたは別個のデータストリーム中のオーディオとビデオの両方の符号化を処理するための適切なMUX−DEMUXユニット、または他のハードウェアおよびソフトウェアを含み得る。適用可能な場合、いくつかの例では、MUX−DEMUXユニットはITU H.223マルチプレクサプロトコル、またはユーザデータグラムプロトコル(UDP)などの他のプロトコルに準拠し得る。
ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30はそれぞれ、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディスクリート論理、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアなど、様々な好適なエンコーダ回路のいずれか、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。本技法がソフトウェアで部分的に実装されるとき、デバイスは、好適な非一時的コンピュータ可読媒体にソフトウェアの命令を記憶し、1つまたは複数のプロセッサを使用してその命令をハードウェアで実行して、本開示の技法を実行し得る。ビデオエンコーダ20およびビデオデコーダ30の各々は1つまたは複数のエンコーダまたはデコーダ中に含まれ得、そのいずれも、それぞれのデバイスにおいて複合エンコーダ/デコーダ(コーデック)の一部として統合され得る。
ビデオエンコーダ20は、ビデオ符号化プロセスにおける動きベクトル予測のための本開示の技法のいずれかまたはすべてを実装し得る。同様に、ビデオデコーダ30は、ビデオコーディングプロセスにおける動きベクトル予測のためのこれらの技法のいずれかまたはすべてを実装し得る。本開示で説明するビデオコーダは、ビデオエンコーダまたはビデオデコーダを指すことがある。同様に、ビデオコーディングユニットは、ビデオエンコーダまたはビデオデコーダを指すことがある。同様に、ビデオコーディングはビデオ符号化またはビデオ復号を指すことがある。
本開示の一例では、ソースデバイス12のビデオエンコーダ20は、動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスを実行することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じである、実行することとを行うように構成され得る。
本開示の別の例では、ソースデバイス12のビデオエンコーダ20は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスを実行することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、追加の候補ブロックは、候補ブロックのセットの候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合に使用される、実行することとを行うように構成され得る。
本開示の別の例では、宛先デバイス14のビデオデコーダ30は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを示すシンタックス要素を受信することと、候補ブロックのセットからの候補ブロックを示すインデックスを受信することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックに関連する情報が、現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、受信することとを行うように構成され得る。
本開示の別の例では、宛先デバイス14のビデオデコーダ30は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを示すシンタックス要素を受信することと、候補ブロックのセットからの候補ブロックを示すインデックスを受信することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、追加の候補ブロックは、候補ブロックのセットの候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合に使用され、候補ブロックに関連する情報が、現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、受信することとを行うように構成され得る。
図3は、本開示で説明する動きベクトル予測のための技法を使用し得るビデオエンコーダ20の一例を示すブロック図である。ビデオエンコーダ20について、例示のためにHEVCコーディングのコンテキストにおいて説明するが、変換係数のスキャンを必要とし得る他のコーディング規格または方法に関して本開示を限定するものではない。ビデオエンコーダ20は、ビデオフレーム内のCUのイントラコーディングおよびインターコーディングを実行し得る。イントラコーディングは、所与のビデオフレーム内のビデオデータの空間的冗長性を低減または除去するために空間的予測に依拠する。インターコーディングは、ビデオシーケンスの現在のフレームと前にコーディングされたフレームとの間の時間的冗長性を低減または除去するために時間的予測に依拠する。イントラモード(Iモード)は、いくつかの空間ベースのビデオ圧縮モードのいずれかを指すことがある。単方向予測(Pモード)または双方向予測(Bモード)などのインターモードは、いくつかの時間ベースのビデオ圧縮モードのいずれかを指すことがある。
図3に示すように、ビデオエンコーダ20は、符号化されるべきビデオフレーム内の現在のビデオブロックを受信する。図3の例では、ビデオエンコーダ20は、動き補償ユニット44と、動き推定ユニット42と、イントラ予測ユニット46と、参照フレームバッファ64と、加算器50と、変換モジュール52と、量子化ユニット54と、エントロピー符号化ユニット56とを含む。図3に示す変換モジュール52は、残差データのブロックに実際の変換または変換の組合せを適用する構造または装置であり、CUの変換ユニット(TU)と呼ばれることもある変換係数のブロックと混同されるべきでない。ビデオブロック再構成のために、ビデオエンコーダ20はまた、逆量子化ユニット58と、逆変換モジュール60と、加算器62とを含む。再構成されたビデオからブロッキネスアーティファクトを除去するためにブロック境界をフィルタ処理するデブロッキングフィルタ(図3に図示せず)も含まれ得る。所望される場合、デブロッキングフィルタは、一般に、加算器62の出力をフィルタ処理することになる。
符号化プロセス中に、ビデオエンコーダ20は、コーディングされるべきビデオフレームまたはスライスを受信する。フレームまたはスライスは、複数のビデオブロック、たとえば、最大コーディングユニット(LCU)に分割され得る。動き推定ユニット42および動き補償ユニット44は、時間圧縮を行うために、1つまたは複数の参照フレーム中の1つまたは複数のブロックに対する受信したビデオブロックのインター予測コーディングを実行する。イントラ予測ユニット46は、空間圧縮を行うために、コーディングされるべきブロックと同じフレームまたはスライス中の1つまたは複数の隣接ブロックに対する受信したビデオブロックのイントラ予測コーディングを実行し得る。
モード選択ユニット40は、たとえば、各モードについての誤差(すなわち、ひずみ)結果に基づいて、コーディングモードのうちの1つ、すなわち、イントラまたはインターを選択し得、得られたイントラまたはインター予測ブロック(たとえば、予測ユニット(PU))を、残差ブロックデータを生成するために加算器50に与え、参照フレーム中で使用する符号化ブロックを再構成するために加算器62に与える。加算器62は、以下でより詳細に説明するように、予測ブロックを、そのブロックについての、逆変換モジュール60からの逆量子化され逆変換されたデータと合成して、符号化ブロックを再構成する。いくつかのビデオフレームはIフレームに指定され得、Iフレーム中のすべてのブロックはイントラ予測モードで符号化される。場合によっては、たとえば、動き推定ユニット42によって実行された動き探索によって得られたブロックの予測が不十分であったとき、イントラ予測ユニット46は、PフレームまたはBフレーム中のブロックのイントラ予測符号化を実行し得る。
動き推定ユニット42と動き補償ユニット44とは、高度に統合され得るが、概念的な目的のために別々に示してある。動き推定(または動き探索)は、ビデオブロックの動きを推定する動きベクトルを生成するプロセスである。動きベクトルは、たとえば、参照フレームの参照サンプルに対する、現在のフレーム中の予測ユニットの変位を示し得る。動き推定ユニット42は、予測ユニットを参照フレームバッファ64に記憶された参照フレームの参照サンプルと比較することによってインターコード化フレームの予測ユニットのための動きベクトルを計算する。参照サンプルは、絶対値差分和(SAD)、2乗差分和(SSD)、または他の差分メトリックによって判断され得るピクセル差分に関して、コーディングされているPUを含むCUの部分にぴったり一致することがわかるブロックであり得る。参照サンプルは、参照フレームまたは参照スライス内のどこにでも発生し得る。いくつかの例では、参照サンプルは分数ピクセルロケーションにおいて発生し得る。
動きベクトルによって識別される参照フレームの部分は参照サンプルと呼ばれることがある。動き補償ユニット44は、たとえば、PUのための動きベクトルによって識別される参照サンプルを取り出すことによって、現在のCUの予測ユニットについての予測値を計算し得る。いくつかのビデオ符号化技法では、動き推定ユニット42は、計算された動きベクトルと、参照フレームと、予測方向(すなわち、参照フレームが現在のフレームに時間的に先行するのか後続するのかに関する方向)とをエントロピー符号化ユニット56および動き補償ユニット44に送る。他のビデオ符号化技法は、動きベクトルを符号化するために動きベクトル予測プロセスを利用する。動きベクトル予測プロセスは、マージモードとAMVPモードとを含む複数のモードの中から選定され得る。
マージモードでは、エンコーダは、候補ブロックのセットを検討し、現在のブロックと同じ(または最もぴったり一致する)動きベクトルと参照フレームと予測方向とを有するブロックを選択する。これは、各候補ブロックを順に検査することと、候補ブロックの動きベクトル、参照フレーム、および予測方向が現在のブロックにコピーされると、最良のレートひずみ性能を生じる候補ブロックを選定することとによって達成される。次いで、符号化ビデオビットストリーム中でこの動きベクトル情報(すなわち、動きベクトル、参照フレーム、および予測方向)をシグナリングするのではなく、エンコーダは、選択された候補ブロックのためのインデックス番号をシグナリングする。デコーダは、シグナリングされたインデックス番号によって示される候補ブロックから動きベクトル情報をコピーし、コピーされた動きベクトル情報を現在のブロックのために使用し得る。図4Aに、マージモードシグナリングの一例を示す。マージフラグ201は、マージモードが使用されていることを示す。候補ブロックインデックス202は、マージモードのために定義された候補ブロックのセットからの候補ブロックのうちのどれが、現在のブロックについての動きベクトル情報を取り出すために使用されるべきかを示す。
場合によっては、マージモード候補セットのための候補の指定された数を満たすために、何らかの「人工」動きベクトル情報が、候補セットを埋めるために生成され得ることに留意されたい。「人工」動きベクトル情報は、異なる候補ブロックからの動きベクトル情報の部分的な組合せによって生成され得る。たとえば、候補ブロック1からのリスト0動きベクトルが、参照フレームインデックスおよび予測方向とともに、候補2からのリスト1動きベクトルと組み合わせられて、候補セットにおいて新しい動きベクトル情報を形成し得る。いくつかの他の例では、ゼロ動きベクトルも、候補セットを埋めるために追加の動きベクトル情報として追加され得る。しかしながら、候補セットがどのように形成されるかにかかわらず、マージモードでは、現在のブロックについての動きベクトル情報を与えるためにどの候補が選択されるかを示すために、候補セットへのインデックスのみがデコーダにシグナリングされる必要がある。デコーダ側において、同じ候補セットが形成され、動きベクトル情報は、候補セットへのシグナリングされたインデックスによって識別され得る。
AMVPモードでは、エンコーダは、候補ブロックのセットを検討し、最良のレートひずみを生じるか、または何らかの所定のしきい値(たとえば、レートひずみしきい値)を満たす動きベクトル差分(すなわち、それぞれの候補ブロックの動きベクトルと現在のブロックの実際の動きベクトルとの間の差分)を生成するブロックを選択する。AMVPモードは、満足な候補が見つかり、選定されるまで、検査パターンにおいて候補ブロックを検討し得る。代替的に、いくつかの例では、すべての候補ブロックが検査され得、最良の結果を生じる候補ブロックが、コーディングされるべきブロックのためのMVPとして選択される。エンコーダは、次いで、動きベクトル差分とともに、動きベクトル差分を生成するために使用された候補ブロックのためのインデックスをシグナリングし得る。デコーダは、次いで、シグナリングされたインデックスによって示される候補ブロックから取り出された動きベクトルに、受信した動きベクトル差分を加算することによって、現在のブロックのための動きベクトルを再生成し得る。図4Bに、AMVPモードシグナリングの一例を示す。AMVPモードフラグ205は、AMVPモードが使用されていることを示す。候補ブロックインデックス206は、AMVPモードのために定義された候補ブロックのセットからの候補ブロックのうちのどれが、動きベクトルを取り出すために使用されるべきかを示す。AMVPモードはまた、動きベクトル差分207と、参照フレーム208と、予測方向209とをシグナリングする。いくつかの例では、参照フレームおよび予測方向を明示的にシグナリングするのではなく、参照フレームおよび予測方向は、候補ブロックに関連する動きベクトル情報から代わりに取り出される。
上記で説明した例では、符号化ビットストリーム中で動きベクトル情報をシグナリングすることは、エンコーダからデコーダへのそのような要素のリアルタイム送信を必要とするのではなく、そのような情報がビットストリーム中に符号化され、任意の方法でデコーダにとってアクセス可能にされることを意味する。これは、(たとえば、ビデオ会議における)リアルタイム送信、ならびに(たとえば、ストリーミング、ダウンロード、ディスクアクセス、カードアクセス、DVD、ブルーレイなどにおける)デコーダによる将来の使用のために符号化ビットストリームをコンピュータ可読媒体に記憶することを含み得る。
本開示の例によれば、マージモードおよびAMVPモードは、(すなわち、ブロックの数とロケーションの両方に関して)候補ブロックの同じセットを利用する。したがって、エンコーダとデコーダの両方は、候補ブロックのための動きベクトル情報を記憶するために必要なメモリの量を低減し得る。それは、現在のブロックのコーディングプロセス中にそれらの動きベクトルを取り出す際のメモリ帯域幅要件をも低減し得る。
本開示の第1の例では、マージモードおよびAMVPモードは、両方とも、図5Aに示す候補ブロックの同じセット120を使用する。この例では、マージモードは、5つではなく6つの候補ブロックを現在使用するであろう。しかしながら、両方のモードが同じロケーションにある候補ブロックを使用するので、マージモードとAMVPモードの両方のための候補ブロックの総数は低減される。この例では、候補ブロックは、図5Aに示すように、左下(BL)121、左(L)122、左上(LA)125、上(A)124、右上(RA)123、および時間(T)126位置にある。この例では、左候補ブロック122は、現在のブロック127の左エッジに隣接する。左ブロック122の下エッジは、現在のブロック127の下エッジにアラインされる。上候補ブロック124は、現在のブロック127の上エッジに隣接する。上ブロック124の右エッジは、現在のブロック127の右エッジにアラインされる。
本開示の第2の例では、AMVPモードおよびマージモードは、図5Bに示す候補ブロックのセット130を使用する。この例では、AMVPモードのための候補ブロックの数は5まで低減される。マージモードとAMVPモードの両方が、同じロケーションにある候補ブロックを現在使用するので、候補ブロックのさらなる低減が達成される。この例では、候補ブロックは、左下(BL)131、左(L)132、上(A)134、右上(RA)133、および時間(T)135ロケーションにある。上ブロック134および左ブロック132のロケーションは、図5Aの例における上ブロック124および左ブロック122のロケーションとは異なることに留意されたい。この例では、左候補ブロック132は、現在のブロック137の左エッジに隣接する。左ブロック132の上エッジは、現在のブロック137の上エッジにアラインされる。上候補ブロック134は、現在のブロック137の上エッジに隣接する。上ブロック134の左エッジは、現在のブロック137の左エッジにアラインされる。一例では、AMVPモードのための検査パターンは、BL−L−RA−A−Tのように進む。
本開示の第3の例では、マージモードおよびAMVPモードは、図6に示す候補ブロックのセット140を使用する。この例では、候補ブロックの数は、各モードのための総数を5まで低減することによって、ならびに両方のモードのための候補ブロックロケーションを一体化することによって低減される。この例では、候補ブロックは、左下(BL)141、左(L)142、上(A)143、右上(RA)144、および時間(T)145にある。この例では、左候補ブロック142は、現在のブロック147の左エッジに隣接する。左ブロック142の下エッジは、現在のブロック147の下エッジにアラインされる。上候補ブロック143は、現在のブロック147の上エッジに隣接する。上ブロック143の右エッジは、現在のブロック147の右エッジにアラインされる。
別の例では、本開示では、AMVPモードのための改善された検査パターンについて説明する。図7に示すように、たとえば、検査パターンは、L−BL−A−RA−LA−Tのように進む。図1Aに示したようにBL候補ブロックにおいて開始するのではなく、図7の例はL候補ブロックにおいて開始する。ビデオコンテンツは一般に水平方向に移動するので、左側ブロックは、概して、現在のブロックにより多く相関する。BL候補ブロックは、すべての状況において利用可能であるとは限らない(すなわち、まだコーディングされていないことがある)ので、L候補ブロックが最初に検査される。さらに、A候補ブロックの動きベクトルは、現在のブロックの動きベクトルに対してRA候補ブロックのそれよりも高い統計的相関を有することが示されているので、A候補ブロックはRA候補ブロックの前に検査される。
マージモードは、図7に示す同じ検査パターンを使用し得るか、または異なる検査パターンを使用し得る。一例として、マージモードのための検査パターンは、L−A−RA−BL−(LA)−Tのように進み得る。この例では、LAブロックの包含は、最初の4つの候補ブロックのうちの1つが利用不可能であるかどうかに応じて随意または適応可能である。
図7の例は、図5Aの候補ブロックのセットに関して示されている。ただし、この検査パターンは任意の候補セットに適用可能であり得る。概して、左候補ブロックが左下候補ブロックの前に検査されるべきである。次に、上候補ブロックが右上候補ブロックの前に検査されるべきである。残りの候補ブロックは、次いで、任意の順序で検査され得る。いくつかの例では、時間候補ブロックは最後に検査され得る。
本開示の別の例では、マージモードとAMVPの両方のためのフレキシブルな追加の候補を開示する。図5Aの例に示したように、5つの空間候補ブロック(すなわち、L、BL、A、RA、およびLA)および1つの時間候補ブロック(すなわち、T)があり、候補ブロックの合計は6つになる。HEVC規格の前の提案では、マージモードのための候補ブロックの最大数は5つである。したがって、図5Aに示した候補ブロックのうちの1つは、マージモードでは削除され得る。一例では、LA候補ブロックは追加の候補ブロックとして定義され得る(すなわち、それは、当初はマージモードのための候補ブロックのセットの一部として検討されない)。
しかしながら、上述のように、すべての候補ブロックがすべての状況において利用可能であるとは限らない。たとえば、BL候補ブロックは、現在のブロックがコーディングされるときに、まだコーディングされていないことがある。さらに、いくつかの候補ブロックのためのデータが、破損することがあるかまたは(たとえば、リアルタイム復号において)そもそも受信されていないことがある。したがって、本開示は、セット中の候補ブロックが利用不可能であるとわかる状況において追加の候補ブロックを利用することを提案する。このようにして、候補の総数は、利用不可能な候補のために検査を無駄にすることなしに最大限界に保たれる。
一例では、LおよびBL候補は、適用可能なとき、エンコーダまたはデコーダによって最初に検査される。これらの候補ブロックのうちの1つが有効でない(たとえば、破損している)かまたは利用可能でない場合、追加の候補ブロック(たとえば、LA)が代わりに使用され得る。L候補ブロックとBL候補ブロックの両方が有効である場合、AおよびRA候補ブロックが検査される。これらの候補ブロックのうちの1つが有効でないかまたは利用可能でない場合、LA候補ブロックが代わりに使用され得る。A候補ブロックとRA候補ブロックの両方が有効である場合、LA候補ブロックは使用されないことになる。この例では、LA候補ブロックが追加の候補ブロックとして使用される。ただし、現在のブロックに対していずれかの因果的位置にある(すなわち、現在のブロックに対して、候補ブロックがすでにコーディングされた位置にある)いずれかの追加の候補ブロックが使用され得る。
別の例では、図5Aに示したすべての候補ブロックが使用される。候補ブロックの最大数がN個(ここで、Nは6よりも少ない)であるマージモードでは、検査パターンにおける最初のN個の利用可能な候補ブロックがマージモードのための候補ブロックとして使用される。図5Aの例では、L−A−RA−BL−LA−Tの検査パターンをもつ6つの候補ブロックがある。検査パターンにおける最初のN個の利用可能な候補ブロックがマージモードのための候補ブロックの最終セットを形成する。この例では、検査パターンは固定である。別の例では、検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、および/またはパーティションインデックスに基づいて選択され得る。別の例では、検査パターンは、符号化および復号中に適応的に更新され得る。更新は、前に符号化/復号されたブロックのマージインデックス、動きベクトル予測モード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、および/または動きベクトル情報(たとえば、参照インデックス、動きベクトル差分、動きベクトル予測子)に依存し得る。
別の例によれば、追加の候補ブロックを利用する技法は、AMVPモードにも適用され得る。HEVC規格の現在のワーキングドラフトにおけるAMVPモードは、図5Aに示したすべての6つの候補ブロックを検査することをすでに可能にしている。しかしながら、上述のように、これらの候補ブロックのいくつかが利用不可能または無効であることがある。そのような場合、追加のマージ候補が定義され得る。そのようなマージ候補は、現在のPUに対して因果的であるいずれかの位置にあり得る。
図3に戻ると、イントラ予測ユニット46は、動き推定ユニット42と動き補償ユニット44とによって実行されるインター予測の代替として、受信ブロックに対してイントラ予測を実行し得る。イントラ予測ユニット46は、隣接する、前にコーディングされたブロック、たとえば、ブロックについての左から右へ、上から下への符号化順序を仮定すると、現在のブロックの上、右上、左上、または左のブロックに対して受信ブロックを予測し得る。イントラ予測ユニット46は多種多様なイントラ予測モードで構成され得る。たとえば、イントラ予測ユニット46は、符号化されているCUのサイズに基づいて、一定数の方向性予測モード、たとえば、34個の方向性予測モードで構成され得る。
イントラ予測ユニット46は、たとえば、様々なイントラ予測モードの予測誤差値を計算し、最も低い誤差値を生じるモードを選択することによって、イントラ予測モードを選択し得る。方向性予測モードは、空間的に隣接するピクセルの値を合成し、その合成された値をPU中の1つまたは複数のピクセル位置に適用するための機能を含み得る。PU中のすべてのピクセル位置の値が計算されると、イントラ予測ユニット46は、PUの計算値または予測値と符号化されるべき受信した元のブロックとの間のピクセル差分に基づいて予測モードの誤差値を計算し得る。イントラ予測ユニット46は、許容できる誤差値を生じるイントラ予測モードが発見されるまでイントラ予測モードをテストし続け得る。イントラ予測ユニット46は、次いで、PUを加算器50に送り得る。
ビデオエンコーダ20は、コーディングされている元のビデオブロックから、動き補償ユニット44またはイントラ予測ユニット46によって計算された予測データを減算することによって残差ブロックを形成する。加算器50は、この減算演算を実行する1つまたは複数の構成要素を表す。残差ブロックはピクセル差分値の2次元行列に対応し得、残差ブロック中の値の数は、残差ブロックに対応するPU中のピクセルの数と同じである。残差ブロック中の値は、PU中のコロケートピクセルの値と、コーディングされるべき元のブロック中のコロケートピクセルの値との間の差分、すなわち、誤差に対応し得る。そのような演算はルーマ成分とクロマ成分の両方に適用され、したがって、差分は、コーディングされるブロックのタイプに応じてクロマ差分またはルーマ差分であり得る。
変換モジュール52は、残差ブロックから1つまたは複数の変換ユニット(TU)を形成し得る。変換モジュール52は、複数の変換の中から変換を選択する。変換は、ブロックサイズ、コーディングモードなど、1つまたは複数のコーディング特性に基づいて選択され得る。変換モジュール52は、次いで、選択された変換をTUに適用して、変換係数の2次元アレイを備えるビデオブロックを生成する。
変換モジュール52は、得られた変換係数を量子化ユニット54に送り得る。量子化ユニット54は、次いで、その変換係数を量子化し得る。エントロピー符号化ユニット56が、次いで、スキャンモードに従って、行列中の量子化された変換係数のスキャンを実行し得る。本開示では、エントロピー符号化ユニット56がスキャンを実行するものとして説明する。ただし、他の例では、量子化ユニット54などの他の処理ユニットがスキャンを実行し得ることを理解されたい。
変換係数が1次元アレイにスキャンされると、エントロピー符号化ユニット56は、コンテキスト適応型可変長コーディング(CAVLC:context adaptive variable length coding)、コンテキスト適応型バイナリ算術コーディング(CABAC:context adaptive binary arithmetic coding)、シンタックスベースコンテキスト適応型バイナリ算術コーディング(SBAC:syntax-based context-adaptive binary arithmetic coding)、または別のエントロピーコーディング方法などのエントロピーコーディングを係数に適用し得る。エントロピーコーディングはまた、マージモードおよびAMVPモードにおいて使用されるシンタックス要素など、シンタックス要素に適用され得る。
CAVLCを実行するために、エントロピー符号化ユニット56は、送信されるべきシンボルの可変長コードを選択し得る。VLCのコードワードは、相対的により短いコードがより可能性が高いシンボルに対応し、より長いコードがより可能性が低いシンボルに対応するように構築され得る。このようにして、VLCの使用は、たとえば、送信されるべき各シンボルのために等長コードワードを使用するよりも、ビット節約を達成し得る。
CABACを実行するために、エントロピー符号化ユニット56は、送信されるべきシンボルを符号化するために、あるコンテキストに適用すべきコンテキストモデルを選択し得る。変換係数の場合、コンテキストは、たとえば、隣接値が非0であるか否かに関係し得る。エントロピー符号化ユニット56はまた、選択された変換を表す信号など、シンタックス要素をエントロピー符号化し得る。本開示の技法によれば、エントロピー符号化ユニット56は、コンテキストモデル選択のために使用されるファクタの中でも、たとえば、イントラ予測モードのためのイントラ予測方向、シンタックス要素に対応する係数のスキャン位置、ブロックタイプ、および/または変換タイプに基づいて、これらのシンタックス要素を符号化するために使用されるコンテキストモデルを選択し得る。
エントロピー符号化ユニット56によるエントロピーコーディングの後に、得られた符号化ビデオは、ビデオデコーダ30などの別のデバイスに送信されるか、あるいは後で送信するかまたは取り出すためにアーカイブされ得る。
場合によっては、エントロピー符号化ユニット56またはビデオエンコーダ20の別のユニットは、エントロピーコーディングに加えて他のコーディング機能を実行するように構成され得る。たとえば、エントロピー符号化ユニット56はCUおよびPUのコード化ブロックパターン(CBP)値を判断するように構成され得る。また、場合によっては、エントロピー符号化ユニット56は係数のランレングスコーディングを実行し得る。
逆量子化ユニット58および逆変換モジュール60は、それぞれ逆量子化および逆変換を適用して、たとえば、参照ブロックを再構築する際に後で使用するために、ピクセル領域において残差ブロックを再構成する。動き補償ユニット44は、残差ブロックを参照フレームバッファ64のフレームのうちの1つから形成された予測ブロックに加算することによって参照ブロックを計算し得る。動き補償ユニット44はまた、再構成された参照ブロックに1つまたは複数の補間フィルタを適用して、動き推定において使用するサブ整数ピクセル値を計算し得る。加算器62は、再構成された残差ブロックを、動き補償ユニット44によって生成された動き補償予測ブロックに加算して、参照フレームバッファ64に記憶するための再構成されたビデオブロックを生成する。再構成されたビデオブロックは、後続のビデオフレーム中のブロックをインターコーディングするために動き推定ユニット42および動き補償ユニット44によって参照ブロックとして使用され得る。
図8は、符号化ビデオシーケンスを復号するビデオデコーダ30の一例を示すブロック図である。図8の例では、ビデオデコーダ30は、エントロピー復号ユニット70と、動き補償ユニット72と、イントラ予測ユニット74と、逆量子化ユニット76と、逆変換モジュール78と、参照フレームバッファ82と、加算器80とを含む。ビデオデコーダ30は、いくつかの例では、ビデオエンコーダ20(図3参照)に関して説明した符号化パスとは概して逆の復号パスを実行し得る。
エントロピー復号ユニット70は、変換係数の1次元アレイを取り出すために、符号化ビットストリームに対してエントロピー復号プロセスを実行する。使用されるエントロピー復号プロセスは、ビデオエンコーダ20によって使用されたエントロピーコーディング(たとえば、CABAC、CAVLCなど)に依存する。エンコーダによって使用されたエントロピーコーディングプロセスは、符号化ビットストリーム中でシグナリングされるか、または所定のプロセスであり得る。
いくつかの例では、エントロピー復号ユニット70(または逆量子化ユニット76)は、ビデオエンコーダ20のエントロピー符号化ユニット56(または量子化ユニット54)によって使用されたスキャンモードをミラーリングするスキャンを使用して受信値をスキャンし得る。係数のスキャンは逆量子化ユニット76において実行され得るが、スキャンについては、例示のために、エントロピー復号ユニット70によって実行されるものとして説明する。さらに、説明しやすいように別個の機能ユニットとして示されているが、ビデオデコーダ30のエントロピー復号ユニット70、逆量子化ユニット76、および他のユニットの構造および機能は互いに高度に統合され得る。
逆量子化ユニット76は、ビットストリーム中で与えられ、エントロピー復号ユニット70によって復号された、量子化変換係数を逆量子化(inverse quantize)、すなわち、逆量子化(de-quantize)する。逆量子化プロセスは、たとえば、HEVCのために提案されたプロセスまたはH.264復号規格によって定義されたプロセスと同様の、従来のプロセスを含み得る。逆量子化プロセスは、量子化の程度を判断し、同様に、適用されるべき逆量子化の程度を判断するための、CUについてビデオエンコーダ20によって計算された量子化パラメータQPの使用を含み得る。逆量子化ユニット76は、係数が1次元アレイから2次元アレイに変換される前または変換された後に変換係数を逆量子化し得る。
逆変換モジュール78は、逆量子化された変換係数に逆変換を適用する。いくつかの例では、逆変換モジュール78は、ビデオエンコーダ20からのシグナリングに基づいて、あるいはブロックサイズ、コーディングモードなどの1つまたは複数のコーディング特性から変換を推論することによって、逆変換を判断し得る。いくつかの例では、逆変換モジュール78は、現在のブロックを含むLCUのための4分木のルートノードにおけるシグナリングされた変換に基づいて、現在のブロックに適用すべき変換を判断し得る。代替的に、変換は、LCU4分木中のリーフノードCUのためのTU4分木のルートにおいてシグナリングされ得る。いくつかの例では、逆変換モジュール78は、逆変換モジュール78が、復号されている現在のブロックの変換係数に2つ以上の逆変換を適用する、カスケード逆変換を適用し得る。
イントラ予測ユニット74は、シグナリングされたイントラ予測モードと、現在のフレームの前に復号されたブロックからのデータとに基づいて、現在のフレームの現在のブロックについての予測データを生成し得る。
本開示の例によれば、ビデオデコーダ30は、符号化ビットストリームから、動きベクトル予測モードを識別する予測シンタックスと、関連する動きベクトル情報とを受信し得る(たとえば、図4Aおよび図4Bおよび関係する説明を参照)。特に、ビデオデコーダ30は、候補ブロックのセットからの候補ブロックを示すインデックスを受信し得、候補ブロックのセットは複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックに関連する情報は、現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される。候補ブロックのセットは、図5A、図5B、または図6に示したセット、または現在のブロックに対して因果的である候補ブロックの他のセットであり得る。
シンタックス要素がマージモードを示す場合、ビデオデコーダは、受信したインデックスを有する候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すことと、取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、現在のブロックについてインター予測プロセスを実行することとを行うようにさらに構成される。
シンタックス要素が適応動きベクトル予測(AMVP)モードを示す場合、ビデオデコーダは、参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信することと、受信したインデックスを有する候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すことと、候補動きベクトルと動きベクトル差分とを使用して、現在のブロックのための動きベクトルを計算することと、計算された動きベクトルと、受信した参照フレームインデックスと、受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行することとを行うようにさらに構成される。
予測モードにかかわらず、予測方向、参照フレームインデックス、および動きベクトルが現在のブロックについて判断されると、動き補償ユニットは現在のブロックのための動き補償ブロックを生成する。これらの動き補償ブロックは、本質的に、残差データを生成するために使用される予測ブロックを再生成する。
動き補償ユニット72は、動き補償ブロックを生成し、場合によっては、補間フィルタに基づいて補間を実行し得る。サブピクセル精度をもつ動き推定に使用されるべき補間フィルタの識別子は、シンタックス要素中に含まれ得る。動き補償ユニット72は、ビデオブロックの符号化中にビデオエンコーダ20によって使用された補間フィルタを使用して、参照ブロックのサブ整数ピクセルの補間値を計算し得る。動き補償ユニット72は、受信されたシンタックス情報に従って、ビデオエンコーダ20によって使用された補間フィルタを判断し、その補間フィルタを使用して予測ブロックを生成し得る。
さらに、動き補償ユニット72およびイントラ予測ユニット74は、HEVCの例では、(たとえば、4分木によって与えられる)シンタックス情報の一部を使用して、符号化ビデオシーケンスの(1つまたは複数の)フレームを符号化するために使用されたLCUのサイズを判断し得る。動き補償ユニット72およびイントラ予測ユニット74はまた、シンタックス情報を使用して、符号化ビデオシーケンスのフレームの各CUがどのように分割されるか(および、同様に、サブCUがどのように分割されるか)を記述する分割情報を判断し得る。シンタックス情報はまた、各CUがどのように符号化されるかを示すモード(たとえば、イントラまたはインター予測、およびイントラ予測の場合はイントラ予測符号化モード)と、各インター符号化PUについての1つまたは複数の参照フレーム(および/またはそれらの参照フレームの識別子を含んでいる参照リスト)と、符号化ビデオシーケンスを復号するための他の情報とを含み得る。
加算器80は、残差ブロックを、動き補償ユニット72またはイントラ予測ユニット74によって生成された対応する予測ブロックと合成して、復号ブロックを形成する。復号ブロックは、実際には、量子化または他のコーディング態様による損失を受けた、最初にコーディングされたブロックを再構成する。所望される場合、ブロッキネスアーティファクトを除去するために、復号ブロックをフィルタ処理するためにデブロッキングフィルタも適用され得る。復号ビデオブロックは、次いで、参照フレームバッファ82に記憶され、参照フレームバッファ82は、その後の動き補償のための参照ブロックを与え、また、(図2のディスプレイデバイス32などの)ディスプレイデバイス上での提示のために復号ビデオを生成する。
上述のように、本開示の技法はエンコーダとデコーダの両方に適用可能である。概して、上記の説明によれば、エンコーダは、動きベクトル予測プロセス(たとえば、マージモードおよびAMVPモード)を実行するために候補ブロックの同じセットを利用する。デコーダは、次いで、エンコーダによって使用された候補ブロックの同じセットを使用して、受信されたシンタックス要素に基づいて動きベクトルを復号し得る。すべての動きベクトル予測モードのための候補ブロックを一体化することによって、動きベクトル情報(たとえば、動きベクトル、予測方向、参照フレームインデックスなど)を記憶するために必要なメモリの量が低減される。それらの候補ブロックから動きベクトル情報を取り出す際のメモリ帯域幅要件も低減され得る。
図9は、図3のビデオエンコーダ20などのビデオエンコーダによって実行され得る、ビデオを符号化する例示的な方法を示すフローチャートである。ビデオエンコーダ20は、ビデオデータの現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断する(900)ように構成され得る。ビデオエンコーダ20はまた、動きベクトル予測プロセスのための複数のモード(たとえば、マージモードまたはAMVP)のうちの1つを判断し(901)、判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスを実行する。候補ブロックのセットは複数のモードの各々について同じである。
複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含み得る。図10に、動きベクトル予測プロセスがマージモードにあるときの、ビデオを符号化する例示的な方法を示す。この場合、ビデオエンコーダは、候補ブロックの動きベクトル、参照フレーム、および予測方向が現在のブロックにコピーされると、満足なレートひずみ性能を生じる候補ブロックのセットからの候補動きベクトルを判断すること(1001)と、候補動きベクトルを識別するインデックスをシグナリングすること(1002)とを行うようにさらに構成される。
一例では、候補ブロックのセットは、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含み得る。左候補ブロックは現在のブロックの左エッジに隣接し、左候補ブロックの上エッジは現在のブロックの上エッジにアラインされる。上候補ブロックは現在のブロックの上エッジに隣接し、上候補ブロックの左エッジは現在のブロックの左エッジにアラインされる。
他の例では、左候補ブロックは現在のブロックの左エッジに隣接し、左候補ブロックの下エッジは現在のブロックの下エッジにアラインされる。上候補ブロックは現在のブロックの上エッジに隣接し、上候補ブロックの右エッジは現在のブロックの右エッジにアラインされる。
別の例では、候補ブロックのセットは、左上候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含む。
図11に、動きベクトル予測プロセスがAMVPモードにあるときの、ビデオを符号化する例示的な方法を示す。この場合、ビデオエンコーダは、候補ブロックのセット中の各候補ブロックからの候補動きベクトルを判断すること(1101)と、検査パターンに従って現在のブロックのための動きベクトルと候補ブロックの各々からの候補動きベクトルとの間の動きベクトル差分を計算すること(1102)とを行うように構成される。ビデオエンコーダはまた、計算された動きベクトル差分に基づいて候補動きベクトルのうちの1つを選択すること(1103)と、候補動きベクトルのうちの選択された1つを有する候補ブロックを識別するインデックスをシグナリングすること、候補動きベクトルのうちの選択された1つに関して計算された動きベクトル差分をシグナリングすること、参照フレームをシグナリングすること、および予測方向をシグナリングすること(1104)とを行うように構成される。
一例では、候補ブロックのセットは、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含む。この例では、検査パターンは、左下候補ブロック、左候補ブロック、右上候補ブロック、上候補ブロック、時間候補ブロックの順序で進む。
別の例では、候補ブロックのセットは、左上候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含む。検査パターンは、左候補ブロック、左下候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、時間候補ブロックの順序で進む。
図12は、図3のビデオデコーダ30などのビデオデコーダによって実行され得る、ビデオを復号する例示的な方法を示すフローチャートである。ビデオデコーダ30は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを示すシンタックス要素を受信すること(1201)と、候補ブロックのセットからの候補ブロックを示すインデックスを受信することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックに関連する情報が、現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、受信すること(1202)とを行うように構成され得る。複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含み得る。
図13は、動きベクトル予測プロセスがマージモードである場合の、ビデオを復号する例示的な方法を示すフローチャートである。この場合、ビデオデコーダは、受信したインデックスを有する候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すこと(1301)と、取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行すること(1302)とを行うようにさらに構成される。
一例では、候補ブロックのセットは、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含む。左候補ブロックは現在のブロックの左エッジに隣接し、左候補ブロックの上エッジは現在のブロックの上エッジにアラインされる。上候補ブロックは現在のブロックの上エッジに隣接し、上候補ブロックの左エッジは現在のブロックの左エッジにアラインされる。
別の例では、左候補ブロックは現在のブロックの左エッジに隣接し、左候補ブロックの下エッジは現在のブロックの下エッジにアラインされる。上候補ブロックは現在のブロックの上エッジに隣接し、上候補ブロックの右エッジは現在のブロックの右エッジにアラインされる。
別の例では、候補ブロックのセットは、左上候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含む。
図14は、動きベクトル予測プロセスがAMVPモードである場合の、ビデオを復号する例示的な方法を示すフローチャートである。この場合、ビデオデコーダは、参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信すること(1401)と、受信したインデックスを有する候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すこと(1402)とを行うように構成される。ビデオデコーダは、候補動きベクトルと動きベクトル差分とを使用して、現在のブロックのための動きベクトルを計算すること(1403)と、計算された動きベクトルと、受信した参照フレームインデックスと、受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行すること(1404)とを行うようにさらに構成される。
一例では、候補ブロックのセットは、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、候補ブロックのセットのための検査パターンは、左下候補ブロック、左候補ブロック、右上候補ブロック、上候補ブロック、時間候補ブロックの順序で進む。
別の例では、候補ブロックのセットは、左上候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左候補ブロック、左下候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、候補ブロックのセットのための検査パターンは、左候補ブロック、左下候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、時間候補ブロックの順序で進む。
図15は、図3のビデオエンコーダ20などのビデオエンコーダによって実行され得る、ビデオを符号化する別の例示的な方法を示すフローチャートである。ビデオエンコーダ20は、ビデオデータの現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断すること(1501)と、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断すること(1502)と、判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスを実行することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定される、実行すること(1503)とを行うように構成され得る。追加の候補ブロックは、候補ブロックのセットの候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合に使用される。ビデオエンコーダ20は、マージインデックス、判断されたモード、パーティションサイズ、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて検査パターンを更新するようにさらに構成され得る(1504)。
複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含み得る。マージモードは、動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有し得る。その場合、動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、検査パターンは、候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義する。候補ブロックのセットは、検査パターンに沿って候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される。検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づき得る。より詳細には、たとえば、各異なるブロックサイズ、パーティションサイズまたはパーティションインデックスのための検査パターンは、同じブロックサイズ、パーティションサイズまたはパーティションインデックスなどを有するいくつかの前のコード化ブロックにおける候補選択の統計値に基づいて更新または変更され得る。
別の例では、候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含む。この例では、追加の候補ブロックは左上候補ブロックである。ただし、追加の候補ブロックは、現在のブロックとの因果関係があるいずれかの候補ブロックであり得る。
図16は、図3のビデオデコーダ30などのビデオデコーダによって実行され得る、ビデオを復号する別の例示的な方法を示すフローチャートである。ビデオデコーダ30は、ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを示すシンタックス要素を受信すること(1601)と、候補ブロックのセットからの候補ブロックを示すインデックスを受信することであって、候補ブロックのセットが複数のモードの各々について同じであり、候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定される、受信すること(1602)とを行うように構成され得る。追加の候補ブロックは、候補ブロックのセットの候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合に使用される。候補ブロックに関連する情報は、現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される。
複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含み得る。図17に、受信したシンタックス要素が、マージモードが使用されることを示す場合の復号の方法を示す。この場合、ビデオデコーダは、受信したインデックスを有する候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すこと(1701)と、取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行すること(1702)とを行うようにさらに構成される。
マージモードは、動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するものとして定義され得る。この場合、動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、検査パターンは、候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し得る。候補ブロックのセットは、検査パターンに沿って候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される。検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく。
別の例では、マージモードとAMVPモードの両方について、候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み得る。追加の候補ブロックは左上候補ブロックである。ただし、追加の候補ブロックは、現在のブロックとの因果関係があるいずれかの候補ブロックであり得る。
図18に、受信したシンタックス要素が、AMVPモードが使用されることを示す場合の復号の方法を示す。この場合、ビデオデコーダは、参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信すること(1801)と、受信したインデックスを有する候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すこと(1802)とを行うようにさらに構成される。ビデオデコーダは、候補動きベクトルと動きベクトル差分とを使用して、現在のブロックのための動きベクトルを計算すること(1803)と、計算された動きベクトルと、受信した参照フレームインデックスと、受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行すること(1804)とを行うようにさらに構成される。
1つまたは複数の例では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、たとえば、通信プロトコルに従って、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含むデータ記憶媒体または通信媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。このようにして、コンピュータ可読媒体は、概して、(1)非一時的である有形コンピュータ可読記憶媒体、あるいは(2)信号または搬送波などの通信媒体に対応し得る。データ記憶媒体は、本開示で説明した技法の実装のための命令、コードおよび/またはデータ構造を取り出すために1つまたは複数のコンピュータあるいは1つまたは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体を含み得る。
限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ただし、コンピュータ可読記憶媒体およびデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、または他の一時媒体を含まないが、代わりに非一時的有形記憶媒体を対象とすることを理解されたい。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
命令は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つまたは複数のプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、あるいは他の等価な集積回路またはディスクリート論理回路によって実行され得る。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書で説明した技法の実装に好適な他の構造のいずれかを指すことがある。さらに、いくつかの態様では、本明細書で説明した機能は、符号化および復号のために構成された専用のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内に与えられ得、あるいは複合コーデックに組み込まれ得る。また、本技法は、1つまたは複数の回路または論理要素中に十分に実装され得る。
本開示の技法は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)またはICのセット(たとえば、チップセット)を含む、多種多様なデバイスまたは装置において実装され得る。本開示では、開示する技法を実行するように構成されたデバイスの機能的態様を強調するために様々な構成要素、モジュール、またはユニットについて説明したが、それらの構成要素、モジュール、またはユニットを、必ずしも異なるハードウェアユニットによって実現する必要があるとは限らない。むしろ、上記で説明したように、様々なユニットが、好適なソフトウェアおよび/またはファームウェアとともに、上記で説明した1つまたは複数のプロセッサを含めて、コーデックハードウェアユニットにおいて組み合わせられるか、または相互動作ハードウェアユニットの集合によって与えられ得る。
様々な例について説明した。これらおよび他の例は以下の特許請求の範囲内に入る。
様々な例について説明した。これらおよび他の例は以下の特許請求の範囲内に入る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化する方法であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
方法。
[C2]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記ビデオデータの現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断することをさらに備え、参照フレームのロケーションは、予測方向に基づく、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記判断されたモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C3]に記載の方法。
[C5]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C4]に記載の方法。
[C6]
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査パターンを更新することをさらに備える、
[C4]に記載の方法。
[C7]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C1]に記載の方法。
[C8]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C1]に記載の方法。
[C9]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化するように構成された装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を行うように構成されるビデオエンコーダを備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
装置。
[C10]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C9]に記載の装置。
[C11]
前記ビデオエンコーダは、
ビデオデータの前記現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断することを行うようにさらに構成され、参照フレームのロケーションは、予測方向に基づく、
[C10]に記載の装置。
[C12]
前記判断されたモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C11]に記載の装置。
[C13]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C12]に記載の装置。
[C14]
前記ビデオエンコーダは、
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査パターンを更新することを行うようにさらに構成される、
[C12]に記載の装置。
[C15]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C9]に記載の装置。
[C16]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C9]に記載の装置。
[C17]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化するように構成された装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断するための手段と、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行するための手段と
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
装置。
[C18]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C17]に記載の装置。
[C19]
実行されたとき、ビデオデータを符号化するためのデバイスのプロセッサに、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
コンピュータプログラム製品。
[C20]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C19]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C21]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号する方法であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
方法。
[C22]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、受信したシンタックス要素から判断され、前記候補ブロックは、受信したシンタックス要素から判断される、
[C21]に記載の方法。
[C23]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードである、
[C21]に記載の方法。
[C24]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードである、
[C21]に記載の方法。
[C25]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードであり、前記方法は、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すことと、
前記取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、前記現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行することと
をさらに備える、[C21]に記載の方法。
[C26]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C21]に記載の方法。
[C27]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C26]に記載の方法。
[C28]
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査順序パターンを更新することをさらに備える、
[C26]に記載の方法。
[C29]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C21]に記載の方法。
[C30]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C21]に記載の方法。
[C31]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードであり、前記方法は、
参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信することと、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すことと、
前記候補動きベクトルと前記動きベクトル差分とを使用して、前記現在のブロックのための動きベクトルを計算することと、
前記計算された動きベクトルと、前記受信した参照フレームインデックスと、前記受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行することと
をさらに備える、[C21]に記載の方法。
[C32]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号するように構成される装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を行うように構成されたビデオデコーダを備え、
前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
装置。
[C33]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、受信したシンタックス要素から判断され、前記候補ブロックが、受信したシンタックス要素から判断される、
[C32]に記載の装置。
[C34]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードである、
[C32]に記載の装置。
[C35]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードである、
[C32]に記載の装置。
[C36]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードがマージモードであり、前記ビデオコーダは、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すことと、
前記取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、前記現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行することと
を行うようにさらに構成される、[C32]に記載の装置。
[C37]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C32]に記載の装置。
[C38]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C37]に記載の装置。
[C39]
前記ビデオデコーダは、
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査順序パターンを更新すること
を行うようにさらに構成される、[C37]に記載の装置。
[C40]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C32]に記載の装置。
[C41]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C32]に記載の装置。
[C42]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードであり、前記ビデオデコーダは、
参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信することと、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すことと、
前記候補動きベクトルと前記動きベクトル差分とを使用して、前記現在のブロックのための動きベクトルを計算することと、
前記計算された動きベクトルと、前記受信した参照フレームインデックスと、前記受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行することと
を行うようにさらに構成される、[C32]に記載の装置。
[C43]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号するように構成される装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断するための手段と、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断するための手段と
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
装置。
[C44]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C43]に記載の装置。
[C45]
実行されたとき、ビデオデータを復号するためのデバイスのプロセッサに、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備え、
前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
コンピュータプログラム製品。
[C46]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C45]に記載のコンピュータプログラム製品。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化する方法であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
方法。
[C2]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記ビデオデータの現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断することをさらに備え、参照フレームのロケーションは、予測方向に基づく、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記判断されたモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C3]に記載の方法。
[C5]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C4]に記載の方法。
[C6]
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査パターンを更新することをさらに備える、
[C4]に記載の方法。
[C7]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C1]に記載の方法。
[C8]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C1]に記載の方法。
[C9]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化するように構成された装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を行うように構成されるビデオエンコーダを備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
装置。
[C10]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C9]に記載の装置。
[C11]
前記ビデオエンコーダは、
ビデオデータの前記現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断することを行うようにさらに構成され、参照フレームのロケーションは、予測方向に基づく、
[C10]に記載の装置。
[C12]
前記判断されたモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C11]に記載の装置。
[C13]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C12]に記載の装置。
[C14]
前記ビデオエンコーダは、
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査パターンを更新することを行うようにさらに構成される、
[C12]に記載の装置。
[C15]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C9]に記載の装置。
[C16]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C9]に記載の装置。
[C17]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化するように構成された装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断するための手段と、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行するための手段と
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
装置。
[C18]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C17]に記載の装置。
[C19]
実行されたとき、ビデオデータを符号化するためのデバイスのプロセッサに、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
コンピュータプログラム製品。
[C20]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C19]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C21]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号する方法であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
方法。
[C22]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、受信したシンタックス要素から判断され、前記候補ブロックは、受信したシンタックス要素から判断される、
[C21]に記載の方法。
[C23]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードである、
[C21]に記載の方法。
[C24]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードである、
[C21]に記載の方法。
[C25]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードであり、前記方法は、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すことと、
前記取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、前記現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行することと
をさらに備える、[C21]に記載の方法。
[C26]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C21]に記載の方法。
[C27]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C26]に記載の方法。
[C28]
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査順序パターンを更新することをさらに備える、
[C26]に記載の方法。
[C29]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C21]に記載の方法。
[C30]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C21]に記載の方法。
[C31]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードであり、前記方法は、
参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信することと、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すことと、
前記候補動きベクトルと前記動きベクトル差分とを使用して、前記現在のブロックのための動きベクトルを計算することと、
前記計算された動きベクトルと、前記受信した参照フレームインデックスと、前記受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行することと
をさらに備える、[C21]に記載の方法。
[C32]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号するように構成される装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を行うように構成されたビデオデコーダを備え、
前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
装置。
[C33]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、受信したシンタックス要素から判断され、前記候補ブロックが、受信したシンタックス要素から判断される、
[C32]に記載の装置。
[C34]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードである、
[C32]に記載の装置。
[C35]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードである、
[C32]に記載の装置。
[C36]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードがマージモードであり、前記ビデオコーダは、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すことと、
前記取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、前記現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行することと
を行うようにさらに構成される、[C32]に記載の装置。
[C37]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有するマージモードであり、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
[C32]に記載の装置。
[C38]
前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
[C37]に記載の装置。
[C39]
前記ビデオデコーダは、
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査順序パターンを更新すること
を行うようにさらに構成される、[C37]に記載の装置。
[C40]
前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
[C32]に記載の装置。
[C41]
前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
[C32]に記載の装置。
[C42]
前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードであり、前記ビデオデコーダは、
参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信することと、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すことと、
前記候補動きベクトルと前記動きベクトル差分とを使用して、前記現在のブロックのための動きベクトルを計算することと、
前記計算された動きベクトルと、前記受信した参照フレームインデックスと、前記受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行することと
を行うようにさらに構成される、[C32]に記載の装置。
[C43]
ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号するように構成される装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断するための手段と、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断するための手段と
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
装置。
[C44]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C43]に記載の装置。
[C45]
実行されたとき、ビデオデータを復号するためのデバイスのプロセッサに、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備え、
前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
コンピュータプログラム製品。
[C46]
前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
[C45]に記載のコンピュータプログラム製品。
Claims (46)
- ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化する方法であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックが追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
方法。 - 前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
請求項1に記載の方法。 - 前記ビデオデータの現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断することをさらに備え、参照フレームのロケーションは、予測方向に基づく、
請求項2に記載の方法。 - 前記判断されたモードは、マージモードであり、前記マージモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有し、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
請求項3に記載の方法。 - 前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
請求項4に記載の方法。 - マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査パターンを更新することをさらに備える、
請求項4に記載の方法。 - 前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
請求項1に記載の方法。 - 前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
請求項1に記載の方法。 - ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化するように構成された装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を行うように構成されるビデオエンコーダを備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
装置。 - 前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
請求項9に記載の装置。 - 前記ビデオエンコーダは、
ビデオデータの前記現在のブロックについて参照フレームに対する動きベクトルを判断することを行うようにさらに構成され、参照フレームのロケーションは、予測方向に基づく、
請求項10に記載の装置。 - 前記判断されたモードは、マージモードであり、前記マージモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有し、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
請求項11に記載の装置。 - 前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
請求項12に記載の装置。 - 前記ビデオエンコーダは、
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査パターンを更新することを行うようにさらに構成される、
請求項12に記載の装置。 - 前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
請求項9に記載の装置。 - 前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
請求項9に記載の装置。 - ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを符号化するように構成された装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断するための手段と、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行するための手段と
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
装置。 - 前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
請求項17に記載の装置。 - 実行されたとき、ビデオデータを符号化するためのデバイスのプロセッサに、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
前記判断されたモードと候補ブロックのセットとを使用して、前記現在のブロックについて前記動きベクトル予測プロセスを実行することと
を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用される、
コンピュータプログラム製品。 - 前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。 - ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号する方法であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
方法。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、受信したシンタックス要素から判断され、前記候補ブロックは、受信したシンタックス要素から判断される、
請求項21に記載の方法。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードである、
請求項21に記載の方法。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードである、
請求項21に記載の方法。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードであり、前記方法は、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すことと、
前記取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、前記現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行することと
をさらに備える、請求項21に記載の方法。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードであり、前記マージモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有し、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
請求項21に記載の方法。 - 前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
請求項26に記載の方法。 - マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査順序パターンを更新することをさらに備える、
請求項26に記載の方法。 - 前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
請求項21に記載の方法。 - 前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
請求項21に記載の方法。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードであり、前記方法は、
参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信することと、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すことと、
前記候補動きベクトルと前記動きベクトル差分とを使用して、前記現在のブロックのための動きベクトルを計算することと、
前記計算された動きベクトルと、前記受信した参照フレームインデックスと、前記受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行することと
をさらに備える、請求項21に記載の方法。 - ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号するように構成される装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を行うように構成されたビデオデコーダを備え、
前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
装置。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、受信したシンタックス要素から判断され、前記候補ブロックが、受信したシンタックス要素から判断される、
請求項32に記載の装置。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードである、
請求項32に記載の装置。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードである、
請求項32に記載の装置。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードであり、前記ビデオコーダは、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する動きベクトルと参照フレームと予測方向とを取り出すことと、
前記取り出された動きベクトルと参照フレームと予測方向とを使用して、前記現在のブロックに対してインター予測プロセスを実行することと
を行うようにさらに構成される、請求項32に記載の装置。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、マージモードであり、前記マージモードは、前記動きベクトル予測プロセスを実行する際に使用するための最大N個の候補ブロックを有し、
前記動きベクトル予測プロセスは、検査パターンに従って実行され、前記検査パターンは、前記候補ブロックのセット中の候補ブロックの各々を検査するための順序を定義し、
前記候補ブロックのセットは、前記検査パターンに沿って前記候補ブロックのセット中の最初のN個の利用可能な候補ブロックとして定義される、
請求項32に記載の装置。 - 前記検査パターンは、ブロックサイズ、パーティションサイズ、およびパーティションインデックスのうちの1つまたは複数に基づく、
請求項37に記載の装置。 - 前記ビデオデコーダは、
マージインデックス、前記判断されたモード、パーティションサイズ、パーティションインデックス、参照フレームインデックス、動きベクトル差分、および動きベクトル予測のうちの1つまたは複数に基づいて、後でコーディングされるブロックのための前記検査順序パターンを更新すること
を行うようにさらに構成される、請求項37に記載の装置。 - 前記候補ブロックのセットは、左下候補ブロック、左候補ブロック、上候補ブロック、右上候補ブロック、左上候補ブロック、および時間候補ブロックを含み、前記追加の候補ブロックは、前記左上候補ブロックである、
請求項32に記載の装置。 - 前記追加の候補ブロックは、前記現在のブロックとの因果関係がある候補ブロックである、
請求項32に記載の装置。 - 前記動きベクトル予測プロセスのための前記モードは、適応動きベクトル予測モードであり、前記ビデオデコーダは、
参照フレームインデックスと、動きベクトル差分と、予測方向を示すシンタックス要素とを受信することと、
前記受信したインデックスを有する前記候補ブロックに関連する候補動きベクトルを取り出すことと、
前記候補動きベクトルと前記動きベクトル差分とを使用して、前記現在のブロックのための動きベクトルを計算することと、
前記計算された動きベクトルと、前記受信した参照フレームインデックスと、前記受信した予測方向とを使用してインター予測プロセスを実行することと
を行うようにさらに構成される、請求項32に記載の装置。 - ビデオコーディングプロセスにおいて動きベクトルを復号するように構成される装置であって、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断するための手段と、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断するための手段と
を備え、前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
装置。 - 前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
請求項43に記載の装置。 - 実行されたとき、ビデオデータを復号するためのデバイスのプロセッサに、
ビデオデータの現在のブロックについて動きベクトル予測プロセスのための複数のモードのうちの1つを判断することと、
候補ブロックのセットから候補ブロックを判断することと
を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を備え、
前記候補ブロックのセットは、前記複数のモードの各々について同じであり、前記候補ブロックのセット中の1つの候補ブロックは、追加の候補ブロックとして指定され、前記追加の候補ブロックは、前記候補ブロックのセットの前記候補ブロックのうちの別の候補ブロックが利用不可能である場合、前記動きベクトル予測プロセスにおいて使用され、前記候補ブロックに関連する情報は、前記現在のブロックのための動きベクトルを復号するために使用される、
コンピュータプログラム製品。 - 前記複数のモードは、マージモードと適応動きベクトル予測モードとを含む、
請求項45に記載のコンピュータプログラム製品。
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