JP2016076772A - 中継装置、通信管理システム、中継方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する中継装置において、通信端末の通信状態が切断状態になったことを、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に通知して管理させる。
【解決手段】中継装置30は、通信端末10から受信したコンテンツデータを他の通信端末10へ送信する送受信部31を備えた中継装置であって、通信端末10から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測部36と、受信量計測部36により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知部37と、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、切断検知部37が検知した通信端末の状態を通知する状態通知部38と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】中継装置30は、通信端末10から受信したコンテンツデータを他の通信端末10へ送信する送受信部31を備えた中継装置であって、通信端末10から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測部36と、受信量計測部36により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知部37と、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、切断検知部37が検知した通信端末の状態を通知する状態通知部38と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、通信端末の通信状態が変化した場合でも通信端末の状態をリアルタイムに管理するのに好適な中継装置、通信管理システム、中継方法、及びプログラムに関する。
昨今、インターネット等の通信ネットワークを介して遠隔地との間で、遠隔会議を行う会議システムが普及している。
この会議システムとしては、遠隔会議を行う出席者がいる会議室において、端末装置を用いて会議室の画像を撮影するとともに音声を収集して、相手側の端末装置に送信しておき、相手側の端末装置においてこの画像をディスプレイに表示させるとともに、音声をスピーカから出力させ、実際の会議に近い状態で遠隔地間の会議を行う技術が知られている。
この会議システムとしては、遠隔会議を行う出席者がいる会議室において、端末装置を用いて会議室の画像を撮影するとともに音声を収集して、相手側の端末装置に送信しておき、相手側の端末装置においてこの画像をディスプレイに表示させるとともに、音声をスピーカから出力させ、実際の会議に近い状態で遠隔地間の会議を行う技術が知られている。
特許文献1には、会議端末間の呼制御を行う管理システムにおいて、会議端末の状態管理を行い、さらに正確なプレゼンス情報を通信したい相手側の端末に伝えるという点が開示されている。
また特許文献2には、遠隔会議システムにおいて、プレゼンス機能を用いて利用者のスケジュール情報と進捗情報、通信可否情報を取得し、遠隔会議における通信が可能かどうかの状態を更新する構成について開示されている。また、会議端末の状態管理を行い、さらに正確なプレゼンス情報を通信したい相手側の端末に伝えるという点が開示されている。
特許文献3には、遠隔会議システムにおいて、会議に参加している端末を識別し状態を管理するための伝送管理装置について開示されている。
また特許文献2には、遠隔会議システムにおいて、プレゼンス機能を用いて利用者のスケジュール情報と進捗情報、通信可否情報を取得し、遠隔会議における通信が可能かどうかの状態を更新する構成について開示されている。また、会議端末の状態管理を行い、さらに正確なプレゼンス情報を通信したい相手側の端末に伝えるという点が開示されている。
特許文献3には、遠隔会議システムにおいて、会議に参加している端末を識別し状態を管理するための伝送管理装置について開示されている。
しかし、通信回線としてインターネット回線という汎用の回線を経由するため、遠隔会議の音声や画像の品質はユーザが保有するネットワーク環境の通信品質や、通信相手との経路上の回線使用率といった通信品質に左右され易い。このため、意図せず音声データと画像データの通信が途切れてしまい、会議相手との会話が中断してしまう場合がある。
例えば、遠隔会議を制御するサーバ側のシステムとして、会議端末の状態管理を行うサーバと、音声データや画像データを中継する中継装置が分離したシステムを想定する。このようなシステムでは、一定周期で実行される状態確認(プレゼンスの確認)により切断を検知するというリアルタイム性の悪い手法が採用されているため、通信品質の悪い状況で起こるような、特定の端末の音声データや画像データの送受信時の中断が発生したことを、状態管理を行う伝送管理装置が即座に検知することがでなかった。
このため、会議に参加している他の会議端末に対して、通信相手が異常状態になったことを即座に通知できず、正常状態にある一方の会議端末では通信相手の状態を正確に把握できないといった問題があった。
例えば、遠隔会議を制御するサーバ側のシステムとして、会議端末の状態管理を行うサーバと、音声データや画像データを中継する中継装置が分離したシステムを想定する。このようなシステムでは、一定周期で実行される状態確認(プレゼンスの確認)により切断を検知するというリアルタイム性の悪い手法が採用されているため、通信品質の悪い状況で起こるような、特定の端末の音声データや画像データの送受信時の中断が発生したことを、状態管理を行う伝送管理装置が即座に検知することがでなかった。
このため、会議に参加している他の会議端末に対して、通信相手が異常状態になったことを即座に通知できず、正常状態にある一方の会議端末では通信相手の状態を正確に把握できないといった問題があった。
また、特許文献1及び特許文献2にあっては、ネットワーク品質の低下に伴い遠隔会議中に意図せぬネットワーク接続の切断が発生した場合に、プレゼンス情報を即座に更新するという点が開示されていない。また、会議端末と伝送管理装置との通信のみで端末の状態を把握しているため、ある端末が会議中に通信できない状態になっているにも関わらず、プレゼンスの確認では通信可能という状態が一定時間の間発生するという問題は解消できていない。
また、特許文献3にあっては、会議を行う際の音声データや画像データを中継する中継装置を含めた状態管理の手法については開示されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する中継装置において、通信端末の通信状態が切断状態になったことを、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に通知して管理させることにある。
また、特許文献3にあっては、会議を行う際の音声データや画像データを中継する中継装置を含めた状態管理の手法については開示されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する中継装置において、通信端末の通信状態が切断状態になったことを、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に通知して管理させることにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する送信部を備えた中継装置であって、前記通信端末から受信した前記コンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測部と、前記受信量計測部により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて前記通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知部と、前記各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、前記切断検知部が検知した前記通信端末の状態を通知する状態通知部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、検知した通信端末の状態を通知することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置に通知して管理させることができる。
本発明の実施の形態について説明する。本発明は、通信管理システム1における会議中の通信端末の状態管理について以下の特徴を有する。
要するに、通信端末の呼制御と状態管理については伝送管理装置が担うが、遠隔会議が始まり会議参加端末同士の画像・音声データの送受信は中継装置が担うため、特定の通信端末のデータの途切れについては伝送管理装置が直接知ることができない。本発明では中継装置にて特定端末のデータ送受信の中断を検知し、伝送管理装置にその通信端末の接続が切断状態になったことを通知することで、伝送管理装置にて通信端末のプレゼンス情報を即座に置き換えることができ、また会議に参加している通信端末に、会議相手の端末のプレゼンス情報を提供することが特徴になっている。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
要するに、通信端末の呼制御と状態管理については伝送管理装置が担うが、遠隔会議が始まり会議参加端末同士の画像・音声データの送受信は中継装置が担うため、特定の通信端末のデータの途切れについては伝送管理装置が直接知ることができない。本発明では中継装置にて特定端末のデータ送受信の中断を検知し、伝送管理装置にその通信端末の接続が切断状態になったことを通知することで、伝送管理装置にて通信端末のプレゼンス情報を即座に置き換えることができ、また会議に参加している通信端末に、会議相手の端末のプレゼンス情報を提供することが特徴になっている。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<<実施形態の全体構成>>
以下、図1乃至図10を用いて、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る通信管理システム1の概略図であり、まずは図1を用いて、本実施形態の概略を説明する。
以下、図1乃至図10を用いて、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る通信管理システム1の概略図であり、まずは図1を用いて、本実施形態の概略を説明する。
伝送システムには、伝送管理システムを介して一方の通信端末から他方の通信端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の通信端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「通信端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム、音声会議システム、音声電話システム、PC(Personal Computer)画面共有システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ通信端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び通信端末について説明する。即ち、本発明の通信端末及び伝送管理システムは、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
図1に示す通信管理システム1は、複数の通信端末(10aa、10ab、…)、各通信端末(10aa、10ab、…)用のディスプレイ(120aa、120ab、…)、複数の中継装置(30a、30b、30c、30d、30e)、及び伝送管理装置50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。
なお、本実施形態では、通信端末(10aa、10ab、…)のうち任意の通信端末を示す場合には「通信端末10」を用い、ディスプレイ(120aa、120ab、…)のうち任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ120」を用い、中継装置(30a、30b、30c、30d、30e)のうち任意の中継装置を示す場合には「中継装置30」を用いる。
なお、本実施形態では、通信端末(10aa、10ab、…)のうち任意の通信端末を示す場合には「通信端末10」を用い、ディスプレイ(120aa、120ab、…)のうち任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ120」を用い、中継装置(30a、30b、30c、30d、30e)のうち任意の中継装置を示す場合には「中継装置30」を用いる。
通信端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信を行う。なお、以下では、「通信端末」を単に「端末」として表し、「伝送管理システム」を単に「管理システム」として表す。即ち、本実施形態における通話には、音声データの送受信だけでなく、画像データの送受信も含まれる。即ち、本実施形態における端末10は、画像データ及び音声データの送受信を行う。但し、端末10は画像データの送受信を行わず、音声データの送受信を行うようにしてもよい。
本実施形態では、画像データの画像が動画の場合について説明するが、動画だけでなく静止画であってもよい。また、画像データの画像には、動画と静止画の両方が含まれてもよい。中継装置30は、複数の端末10の間で、画像データ及び音声データの中継を行う。伝送管理装置50は、端末10及び中継装置30を一元的に管理する。
本実施形態では、画像データの画像が動画の場合について説明するが、動画だけでなく静止画であってもよい。また、画像データの画像には、動画と静止画の両方が含まれてもよい。中継装置30は、複数の端末10の間で、画像データ及び音声データの中継を行う。伝送管理装置50は、端末10及び中継装置30を一元的に管理する。
また、図1に示されている複数のルータ(70a、70b、70c、70d、70ab、70cd)は、画像データ及び音声データの最適な経路の選択を行う。なお、本実施形態では、ルータ(70a、70b、70c、70d、70ab、70cd)のうち任意のルータを示す場合には「ルータ70」を用いる。
プログラム提供システム90は、端末10に各種機能又は各種手段を実現させるための端末用プログラムが記憶された、不図示のHD(Hard Disk)を備えており、端末10に、端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHDには、中継装置30に各種機能又は各種手段を実現させるための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。更に、プログラム提供システム90のHDには、伝送管理装置50に各種機能又は各種手段を実現させるための伝送管理用プログラムも記憶されており、伝送管理装置50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、伝送管理装置50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
また、端末(10aa、10ab、10ac、10a…)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba、10bb、10bc、10b…)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末(10ca、10cb、10cc、10c…)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末(10da、10db、10dc、10d…)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカであり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab、70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、伝送管理装置50、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。伝送管理装置50、及びプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
また、中継装置30eは、通信ネットワーク2を介して端末10と通信可能に接続されている。この中継装置30eは、常時稼動しており、地域A又は地域Bのローカルエリア内の通信量の影響を受けにくくするために、これら以外の地域に設置されている。これにより、端末10が他のローカルエリアに設置された端末と通話する場合に、通話データを中継するための中継装置として中継装置30eが用いられる。また、同一のローカルエリアの端末間で通話を行う際に、このローカルエリアに設置された中継装置が稼動していない場合にも、緊急用の中継装置として中継装置30eが用いられる。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、伝送管理装置50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
また、中継装置30eは、通信ネットワーク2を介して端末10と通信可能に接続されている。この中継装置30eは、常時稼動しており、地域A又は地域Bのローカルエリア内の通信量の影響を受けにくくするために、これら以外の地域に設置されている。これにより、端末10が他のローカルエリアに設置された端末と通話する場合に、通話データを中継するための中継装置として中継装置30eが用いられる。また、同一のローカルエリアの端末間で通話を行う際に、このローカルエリアに設置された中継装置が稼動していない場合にも、緊急用の中継装置として中継装置30eが用いられる。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、伝送管理装置50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。本実施形態では、中継先(宛先)としての端末10で画像データの受信に遅延が生じた場合に、中継装置30によって画像データの画像の解像度を変更してから、中継先としての端末10へ画像データを送信する場合について説明する。
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。本実施形態では、中継先(宛先)としての端末10で画像データの受信に遅延が生じた場合に、中継装置30によって画像データの画像の解像度を変更してから、中継先としての端末10へ画像データを送信する場合について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。図2に示されているように、本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、端末用プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、画像データや音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像を得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る管理システムのハードウェア構成図である。伝送管理装置50は、伝送管理装置50全体の動作を制御するCPU201、伝送管理用プログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、各種データを記憶するHD(Hard Disk)204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記伝送管理装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
更に、プログラム提供システム90は、上記伝送管理装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
更に、プログラム提供システム90は、上記伝送管理装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、メンテナンスシステム100は、上記伝送管理装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、メンテナンスシステム100を制御するためのメンテナンス用プログラムが記録されている。この場合も、メンテナンス用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、本実施形態の通信管理システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図4では、端末10、中継装置30、及び伝送管理装置50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図4では省略されている。
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、本実施形態の通信管理システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図4では、端末10、中継装置30、及び伝送管理装置50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図4では省略されている。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、遅延検出部18、記憶・読出処理部19、及び宛先リスト作成部20を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、ROM102に記憶されているプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、端末10は、図2に示されているRAM103によって構築される不揮発性記憶部1000、及び図2に示されているフラッシュメモリ104によって構築される揮発性記憶部1100を有している。
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、遅延検出部18、記憶・読出処理部19、及び宛先リスト作成部20を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、ROM102に記憶されているプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、端末10は、図2に示されているRAM103によって構築される不揮発性記憶部1000、及び図2に示されているフラッシュメモリ104によって構築される揮発性記憶部1100を有している。
<端末の各機能部>
次に、端末の各部を詳細に説明する。端末10の送受信部11は、図2に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。送受信部11は、1つの通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する。
この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理装置50より、宛先候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)だけでなく、ONラインであっても更に通話中であるか、待受け中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各端末10の稼動状態だけでなく、端末10でケーブルが端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼動状態を示す場合について説明する。
次に、端末の各部を詳細に説明する。端末10の送受信部11は、図2に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。送受信部11は、1つの通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する。
この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理装置50より、宛先候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)だけでなく、ONラインであっても更に通話中であるか、待受け中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各端末10の稼動状態だけでなく、端末10でケーブルが端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼動状態を示す場合について説明する。
操作入力受付部12は、図2に示されている操作ボタン108、及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図4に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元としての端末10の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11は、伝送管理装置50へ、電源をOFFする旨の状態情報を送信してから、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、伝送管理装置50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
ログイン要求部13は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元としての端末10の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11は、伝送管理装置50へ、電源をOFFする旨の状態情報を送信してから、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、伝送管理装置50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されているカメラ112、及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。音声入力部15aは、図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図2に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。表示制御部16は、要求元としての端末10が所望の宛先としての端末10とテレビ会議の通話を開始する前に、送受信部11による受信の開始後に受信された状態情報を反映させて各宛先名が含まれた宛先リストをディスプレイ120に表示させる。
例えば、ディスプレイ120上には、表示実行部16aによって、宛先リスト枠が表示される。
遅延検出部18は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、他の端末10から中継装置30を介して送られて来る画像データ又は音声データの遅延時間(ms)を検出する。
表示制御部16は、図2に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。表示制御部16は、要求元としての端末10が所望の宛先としての端末10とテレビ会議の通話を開始する前に、送受信部11による受信の開始後に受信された状態情報を反映させて各宛先名が含まれた宛先リストをディスプレイ120に表示させる。
例えば、ディスプレイ120上には、表示実行部16aによって、宛先リスト枠が表示される。
遅延検出部18は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、他の端末10から中継装置30を介して送られて来る画像データ又は音声データの遅延時間(ms)を検出する。
また、記憶・読出処理部19は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに一例として図2に示すSSD105によって実行され、不揮発性記憶部1000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。この不揮発性記憶部1000には、端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。更に、記憶・読出処理部19は、揮発性記憶部1100に各種データを記憶したり、揮発性記憶部1100に記憶された各種データを読み出す処理も行う。この揮発性記憶部1100には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
宛先リスト作成部20は、伝送管理装置50から受信した、後述の宛先リスト情報及び各宛先候補としての端末10の状態情報に基づいて、宛先候補の状態がアイコンで示された宛先リストの作成及び更新を行う。
なお、本実施形態の端末ID、及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10、及び中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、端末ID、及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
なお、本実施形態の端末ID、及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10、及び中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、端末ID、及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
(中継装置の機能構成)
次に、中継装置30の機能又は手段について説明する。中継装置30は、送受信部31、状態検知部32、データ品質確認部33、変更品質管理部34、データ品質変更部35、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、中継装置30は、図3に示されているHD204により構築され、中継装置30の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部3000を有している。
次に、中継装置30の機能又は手段について説明する。中継装置30は、送受信部31、状態検知部32、データ品質確認部33、変更品質管理部34、データ品質変更部35、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、中継装置30は、図3に示されているHD204により構築され、中継装置30の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部3000を有している。
<中継装置の各機能部>
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている中継装置30の送受信部31は、図3に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。状態検知部32は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、この状態検知部32を有する中継装置30の稼動状態を検知する。稼動状態としては、「ONライン」、「OFFライン」、又は「故障中」の状態がある。
データ品質確認部33は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、宛先端末のIPアドレスを検索キーとして、変更品質管理テーブル(図示しない)を検索し、対応した中継される画像データの画質を抽出することで、中継される画像データの画質を確認する。変更品質管理部34は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、伝送管理装置50から送られて来る、後述の品質情報に基づいて、変更品質管理DB3001の変更品質管理テーブルの内容を変更する。例えば、端末IDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)と、端末IDが「01db」である宛先端末(端末10db)との間で高画質の画像データを送受信することによってテレビ会議を行っている最中に、他のテレビ会議を行う要求元端末(端末10bb)と宛先端末(端末10ca)が通信ネットワーク2を介してテレビ会議を開始すること等によって、宛先端末(端末10db)で画像データの受信の遅延が生じた場合には、中継装置30は今まで中継していた画像データの画質を、高画質から中画質に下げる必要がある。このような場合に、中画質を示す品質情報に基づいて、中継装置30が中継する画像データの画質を高画質から中画質に下げるように、変更品質管理DB3001の変更品質管理テーブルの内容が変更される。
データ品質変更部35は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、送信元端末10から送られて来た画像データの画質を、上記変更された変更品質管理DB3001の変更品質管理テーブルの内容に基づいて変更する。記憶・読出処理部39は、図3に示されているHDD205によって実現され、不揮発性記憶部3000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部3000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
受信量計測部36は、1つの通信端末から受信した前記コンテンツデータの受信データ量を計測する。受信量計測部36は、1つの通信端末からコンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、画像データの受信データ量及び前記音声データの受信データ量を計測する。
切断検知部37は、受信量計測部36により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて、通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する。切断検知部37は、画像データの受信データ量が第1の閾値以下である場合、又は/及び音声データの受信データ量が第2の閾値以下である場合に1つの通信端末の通信状態が切断状態であることを検知する。
状態通知部38は、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、切断検知部37が検知した1つの通信端末の状態を通知する。
受信量計測部36は、1つの通信端末から受信した前記コンテンツデータの受信データ量を計測する。受信量計測部36は、1つの通信端末からコンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、画像データの受信データ量及び前記音声データの受信データ量を計測する。
切断検知部37は、受信量計測部36により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて、通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する。切断検知部37は、画像データの受信データ量が第1の閾値以下である場合、又は/及び音声データの受信データ量が第2の閾値以下である場合に1つの通信端末の通信状態が切断状態であることを検知する。
状態通知部38は、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、切断検知部37が検知した1つの通信端末の状態を通知する。
<管理システムの機能構成>
次に、伝送管理装置50の機能又は手段について説明する。伝送管理装置50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55、中継装置選択部56、セッション管理部57、品質決定部58、記憶・読出処理部59、遅延時間管理部60、決定部61、及び判定部62を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、伝送管理装置50は、図3に示されているHD204により構築され、伝送管理装置50の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有している。伝送管理装置50は、図3に示されているRAM203によって構築される揮発性記憶部5100を有している。
次に、伝送管理装置50の機能又は手段について説明する。伝送管理装置50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55、中継装置選択部56、セッション管理部57、品質決定部58、記憶・読出処理部59、遅延時間管理部60、決定部61、及び判定部62を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、伝送管理装置50は、図3に示されているHD204により構築され、伝送管理装置50の電源をOFFにしても各種データや情報の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有している。伝送管理装置50は、図3に示されているRAM203によって構築される揮発性記憶部5100を有している。
(管理システムの各機能部)
次に、伝送管理装置50の各機能部について詳細に説明する。なお、以下では、伝送管理装置50の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、伝送管理装置50の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図3に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。端末認証部52は、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとし、不揮発性記憶部5000の端末認証管理テーブル(図示しない)を検索し、端末認証管理テーブルに同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
次に、伝送管理装置50の各機能部について詳細に説明する。なお、以下では、伝送管理装置50の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、伝送管理装置50の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図3に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。端末認証部52は、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとし、不揮発性記憶部5000の端末認証管理テーブル(図示しない)を検索し、端末認証管理テーブルに同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部53は、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末管理テーブル(表1、表2参照)に、この要求元端末の端末ID、要求元端末の稼動状態、伝送管理装置50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。状態管理部53は、状態受信部64により受信した1つの通信端末の状態を記憶して管理する。状態管理部53は、状態受信部64が受信した1つの通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を切断状態に置き換える。
状態管理部53は、通信状態が切断状態になった1つの通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった1つの通信端末についての情報を送受信部51を介して送信する。
状態管理部53は、通信状態が切断状態になった1つの通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった1つの通信端末についての情報を送受信部51を介して送信する。
端末抽出部54は、ログイン要求した要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理テーブル(図示しない)を検索し、要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。また、端末抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理テーブルを検索し、上記要求元端末の端末IDを宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDも抽出する。
端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末IDを検索キーとして、端末管理テーブルを検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部55は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理テーブルを検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も取得する。
端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末IDを検索キーとして、端末管理テーブルを検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部55は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理テーブルを検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も取得する。
中継装置選択部56は、複数の中継装置30から最終的に1つの中継装置30に絞り込むための処理を行う。
セッション管理部57は、不揮発性記憶部5000のセッション管理テーブル(図示しない)に、セッションID生成部56aで生成されたセッションID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部57は、セッション管理テーブルに対して、セッションID毎に、最終的に1つに選択された中継装置30の中継装置IDを記憶して管理する。
セッション管理部57は、不揮発性記憶部5000のセッション管理テーブル(図示しない)に、セッションID生成部56aで生成されたセッションID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部57は、セッション管理テーブルに対して、セッションID毎に、最終的に1つに選択された中継装置30の中継装置IDを記憶して管理する。
品質決定部58は、上記遅延時間を検索キーとして、品質管理テーブル(図示しない)を検索し、対応する画像データの画質を抽出することで、中継装置30に中継させる画像データの画質を決定する。記憶・読出処理部59は、図3に示されているHDD205によって実行され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
遅延時間管理部60は、上記宛先端末のIPアドレスを検索キーとして、端末管理テーブルを検索することで、対応する端末IDを抽出し、更に、セッション管理テーブルにおいて、上記抽出した端末IDが含まれるレコードにおける遅延時間のフィールド部分に、上記遅延情報で示されている遅延時間を記憶して管理する。
遅延時間管理部60は、上記宛先端末のIPアドレスを検索キーとして、端末管理テーブルを検索することで、対応する端末IDを抽出し、更に、セッション管理テーブルにおいて、上記抽出した端末IDが含まれるレコードにおける遅延時間のフィールド部分に、上記遅延情報で示されている遅延時間を記憶して管理する。
決定部61は、送受信部51によって受信された変更要求情報に基づき、端末間の通信の状態を変更するための対応を決定する。判定部62は、通信の開始を要求する旨の変更要求情報「Invite」を受信した複数の端末のいずれかから通信の開始を拒否する旨の変更要求情報「Reject」を受信した場合に、複数の端末のすべてから通信の開始を拒否する旨の変更要求情報「Reject」を受信したか否かを判定する。
変更要求情報判断部63は、送受信部51によって受信された変更要求情報が、この変更要求情報を送信した端末(要求元端末及び宛先端末の一方)の通信の状態のみでなく、相手側の端末(要求元端末及び宛先端末の他方)の通信の状態を変更させる要求を示す特定の変更要求情報であるかを判断する。例えば、通信の開始を要求する旨の変更要求情報「Invite」は、要求元端末の通信の状態を呼び出し中の状態「Calling」に変更させるのみでなく、宛先端末の通信の状態を呼び出されている状態「Ringing」に変更させるので、特定の変更要求情報であると判断される。同様にして、本実施形態では上記の「Invite」の他、通信の開始を許可する旨の「Accept」、通信の開始を拒否する旨の「Reject」、通信の開始の要求を取り消す旨の「Cancel」が特定の変更要求情報と判断される。
状態受信部64は、送受信部51を介して中継装置30から通知される1つの通信端末の状態を受信する。
変更要求情報判断部63は、送受信部51によって受信された変更要求情報が、この変更要求情報を送信した端末(要求元端末及び宛先端末の一方)の通信の状態のみでなく、相手側の端末(要求元端末及び宛先端末の他方)の通信の状態を変更させる要求を示す特定の変更要求情報であるかを判断する。例えば、通信の開始を要求する旨の変更要求情報「Invite」は、要求元端末の通信の状態を呼び出し中の状態「Calling」に変更させるのみでなく、宛先端末の通信の状態を呼び出されている状態「Ringing」に変更させるので、特定の変更要求情報であると判断される。同様にして、本実施形態では上記の「Invite」の他、通信の開始を許可する旨の「Accept」、通信の開始を拒否する旨の「Reject」、通信の開始の要求を取り消す旨の「Cancel」が特定の変更要求情報と判断される。
状態受信部64は、送受信部51を介して中継装置30から通知される1つの通信端末の状態を受信する。
<<実施形態の処理または動作>>
以上が、本実施形態に係る通信管理システム1の構成及び機能(又は手段)の説明であり、続いて、図4乃至図10を参照して、本実施形態に係る通信管理システム1における処理方法を説明する。
図4に示す通信管理システム1では、複数の遠隔会議の通信端末10がインターネットという汎用の通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50と通信し、また遠隔会議の開始後は複数の通信端末10の間で音声データ、画像データの送受信が中継装置30を介して行われる。
伝送管理装置50において、中継装置30から通知される端末状態を受信する状態受信部64を備え、中継装置30において、会議中の通信端末の音声データ・画像データのデータ受信量を通信端末毎に計測する受信量計測部36と、通信端末との通信状態が切断状態にあるか否かを検知する切断検知部37と、検知した切断状態を伝送管理装置50に通知する状態通知部とを備えることが特徴点となっている。
以上が、本実施形態に係る通信管理システム1の構成及び機能(又は手段)の説明であり、続いて、図4乃至図10を参照して、本実施形態に係る通信管理システム1における処理方法を説明する。
図4に示す通信管理システム1では、複数の遠隔会議の通信端末10がインターネットという汎用の通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50と通信し、また遠隔会議の開始後は複数の通信端末10の間で音声データ、画像データの送受信が中継装置30を介して行われる。
伝送管理装置50において、中継装置30から通知される端末状態を受信する状態受信部64を備え、中継装置30において、会議中の通信端末の音声データ・画像データのデータ受信量を通信端末毎に計測する受信量計測部36と、通信端末との通信状態が切断状態にあるか否かを検知する切断検知部37と、検知した切断状態を伝送管理装置50に通知する状態通知部とを備えることが特徴点となっている。
次に、図5を参照して、通信端末10と伝送管理装置50、中継装置30での通信について説明する。図5は、通信端末と伝送管理装置、中継装置での通信について説明するための模式図である。
伝送管理装置50は、通信ネットワーク2を介して接続してくる通信端末10の機器に対する認証、機器の状態(オフライン、オンライン、会議中など)の管理、及び会議を開始する際の呼制御を行う。
一方、中継装置30は、会議開始後に、各通信端末10から送信されてくる音声データ、画像データを会議相手の通信端末10に相互に送受信を行うことによりデータを中継する役割を担う。
本実施形態の特徴点として、中継装置30において、遠隔会議に参加している通信端末10のデータの送受信状態をモニタし、データが途切れた通信端末を検知しておき、端末ID及び通信状態を伝送管理装置50に通知している。
伝送管理装置50は、通信ネットワーク2を介して接続してくる通信端末10の機器に対する認証、機器の状態(オフライン、オンライン、会議中など)の管理、及び会議を開始する際の呼制御を行う。
一方、中継装置30は、会議開始後に、各通信端末10から送信されてくる音声データ、画像データを会議相手の通信端末10に相互に送受信を行うことによりデータを中継する役割を担う。
本実施形態の特徴点として、中継装置30において、遠隔会議に参加している通信端末10のデータの送受信状態をモニタし、データが途切れた通信端末を検知しておき、端末ID及び通信状態を伝送管理装置50に通知している。
次に、表1を参照して、伝送管理装置50が管理する端末状態について説明する。表1は、伝送管理装置50において管理する端末状態を表す端末状態テーブルである。
この端末状態テーブルには、夫々の通信端末10の端末状態が記憶されており、具体的には、端末ID、端末名、稼働状態、通信状態、会議ID、受信日時、IPアドレスが1つのレコード毎に記憶されている。
この端末状態テーブルには、伝送管理装置50の状態管理部64において常時保持され、通常時は伝送管理装置50と通信端末10との通信により稼働状態、通信状態等を更新する。
例えば端末ID1001の端末は、端末名が「日本 東京事業所A端末」、稼動状態が「オンライン」であり、他の端末と通信しておらず待ち受け中の状態であることを示している。
本実施形態の特徴点の1つとして、会議中の通信端末10のデータ送受信状況を中継装置30においてモニタし、例えば端末ID1003と端末ID1004が会議中で、端末ID1004の音声データや画像データが途切れた際に中継装置30がその状態を検知しており、伝送管理装置50にその情報を通知することで、伝送管理装置50の端末状態テーブルの稼働状態を「オフライン」状態に置き換える(更新)。
この端末状態テーブルには、伝送管理装置50の状態管理部64において常時保持され、通常時は伝送管理装置50と通信端末10との通信により稼働状態、通信状態等を更新する。
例えば端末ID1001の端末は、端末名が「日本 東京事業所A端末」、稼動状態が「オンライン」であり、他の端末と通信しておらず待ち受け中の状態であることを示している。
本実施形態の特徴点の1つとして、会議中の通信端末10のデータ送受信状況を中継装置30においてモニタし、例えば端末ID1003と端末ID1004が会議中で、端末ID1004の音声データや画像データが途切れた際に中継装置30がその状態を検知しており、伝送管理装置50にその情報を通知することで、伝送管理装置50の端末状態テーブルの稼働状態を「オフライン」状態に置き換える(更新)。
次に、図6を参照して、中継装置30において会議中の通信端末10のデータ受信断を検知する処理について説明する。図6は、中継装置において会議中の通信端末のデータ受信断を検知するためのフローチャートである。
まず、中継装置30は、現在接続中の通信端末の端末数Nと、各端末IDを取得し、RAM203に記憶する(S5)。
次いで、中継装置30は、通信端末i(ID)を0に設定する(S10)。
次いで、中継装置30は、会議中の通信端末iを処理対象に選択する(S15)。
次いで、受信量計測部36は、各通信端末iにおいて1秒毎に受信される音声データ・画像データの受信データ量を夫々にカウントしたデータについて、過去3秒間の受信データ量を取得し(S20)、3秒間のデータ受信量から平均ビットレート(bps)を算出する。この際、順次に受信されている3秒間のデータ受信量に基づいて、順次に移動平均を算出することで平均ビットレート(bps)を算出してもよく、これにより平均ビットレート(bps)を算出する際のリアルタイム性を向上することができ、例えば、直近の過去3秒間の受信データ量の移動平均値を1秒間隔で算出することができる。
まず、中継装置30は、現在接続中の通信端末の端末数Nと、各端末IDを取得し、RAM203に記憶する(S5)。
次いで、中継装置30は、通信端末i(ID)を0に設定する(S10)。
次いで、中継装置30は、会議中の通信端末iを処理対象に選択する(S15)。
次いで、受信量計測部36は、各通信端末iにおいて1秒毎に受信される音声データ・画像データの受信データ量を夫々にカウントしたデータについて、過去3秒間の受信データ量を取得し(S20)、3秒間のデータ受信量から平均ビットレート(bps)を算出する。この際、順次に受信されている3秒間のデータ受信量に基づいて、順次に移動平均を算出することで平均ビットレート(bps)を算出してもよく、これにより平均ビットレート(bps)を算出する際のリアルタイム性を向上することができ、例えば、直近の過去3秒間の受信データ量の移動平均値を1秒間隔で算出することができる。
次いで、切断検知部37は、3秒間のデータ受信量から計算される平均ビットレート(bps)が任意の閾値(X bps)を下回ったか否かを判断する(S25)。平均ビットレート(bps)が任意の閾値(X bps)を下回った場合は、ステップS35に進み、通信端末iについて稼働状況「オフライン」に端末IDを付加して伝送管理装置50に通知する(S35)。次いで、ステップS30に進む。
一方、切断検知部37は、平均ビットレート(bps)が任意の閾値(X bps)を下回らなかった場合は、ステップS30に進み、通信端末iと端末数Nとを比較し、i≦Nか否かを判断する(S30)。
ここで、切断検知部37は、i≦Nである場合はステップS40に進み、iをインクリメントしてi=i+1に設定し(S40)、ステップS15に戻る。
一方、切断検知部37は、i≦Nではない場合はステップS5に戻る。
なお、ステップS25においては、閾値の秒数は例として3秒を用いたが、任意の値に設定でき、またデータ量の閾値も任意の値に設定してもよい。例えば、遠隔会議において伝送される音声データ、画像データのビットレートの20%や10%程度という相対的な値を用いてもよい。
一方、切断検知部37は、平均ビットレート(bps)が任意の閾値(X bps)を下回らなかった場合は、ステップS30に進み、通信端末iと端末数Nとを比較し、i≦Nか否かを判断する(S30)。
ここで、切断検知部37は、i≦Nである場合はステップS40に進み、iをインクリメントしてi=i+1に設定し(S40)、ステップS15に戻る。
一方、切断検知部37は、i≦Nではない場合はステップS5に戻る。
なお、ステップS25においては、閾値の秒数は例として3秒を用いたが、任意の値に設定でき、またデータ量の閾値も任意の値に設定してもよい。例えば、遠隔会議において伝送される音声データ、画像データのビットレートの20%や10%程度という相対的な値を用いてもよい。
なお、受信量計測部36は、1つの通信端末からコンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、画像データの受信データ量及び音声データの受信データ量を計測し、切断検知部37は、画像データの受信データ量が第1の閾値以下になった場合、又は/及び音声データの受信データ量が第2の閾値以下になった場合に1つの通信端末の通信状態が切断状態であることを検知し、状態通知部38は、伝送管理装置50に対して、検知した1つの通信端末の状態を通知することで、1つの通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
詳しくは、音声データ、画像データは、夫々に通信時のビットレートがあるため、夫々の通信状態が切断状態であるか否かを判断する際に、夫々に特有の閾値を設定するのが望ましい。遠隔会議においては、経験的には画像データは送信できているが、音声データが届かない、もしくはその逆の例もあるが、このような状態は通信ネットワークが不調である場合よりも会議接続時点のアプリケーションレイヤーの問題であることが多い。本実施形態では、会議成立後にネットワーク不調が発生した際に、UDP(User Datagram Protocol)を用いて送信されているパケットが音声データと画像データとで供にパケットロスが生じているような状況を想定している。このため、音声データと画像データの両者で夫々に特有の閾値を下回った際に、通信不調や通信切断状態にあると判断する。
なお、音声データがその閾値以下になった場合、又は画像データがその閾値以下になった場合に、通信状態が切断状態であることと判断してもよい。
このように、1つの通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて1つの通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、検知した1つの通信端末の状態を通知することで、1つの通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
詳しくは、音声データ、画像データは、夫々に通信時のビットレートがあるため、夫々の通信状態が切断状態であるか否かを判断する際に、夫々に特有の閾値を設定するのが望ましい。遠隔会議においては、経験的には画像データは送信できているが、音声データが届かない、もしくはその逆の例もあるが、このような状態は通信ネットワークが不調である場合よりも会議接続時点のアプリケーションレイヤーの問題であることが多い。本実施形態では、会議成立後にネットワーク不調が発生した際に、UDP(User Datagram Protocol)を用いて送信されているパケットが音声データと画像データとで供にパケットロスが生じているような状況を想定している。このため、音声データと画像データの両者で夫々に特有の閾値を下回った際に、通信不調や通信切断状態にあると判断する。
なお、音声データがその閾値以下になった場合、又は画像データがその閾値以下になった場合に、通信状態が切断状態であることと判断してもよい。
このように、1つの通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて1つの通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、検知した1つの通信端末の状態を通知することで、1つの通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
次に、図7を参照して、伝送管理装置50において行われる通信端末10のオフライン情報の更新処理について説明する。図7は、伝送管理装置において通信端末のオフライン情報更新について説明するためのシーケンス図である。
図6に示す中継装置30において、通信端末iでのデータ受信量の異常を検知した場合に、図7に示すように、伝送管理装置50の状態受信部64は、中継装置30から通信端末iの端末IDと稼動状態を含んだ情報を受信する(S50)。
伝送管理装置50は、表1に示す端末状態テーブルのように、各通信端末の情報を保持しており、会議に参加中の通信端末は会議を識別するための会議IDも保持している。
伝送管理装置50は、端末状態テーブルの情報を用いて通信端末i(端末ID)が参加していた会議IDを特定し(S55)、その会議IDを記録している他の通信端末IDを特定する(S60)。ここで、特定された通信端末IDを仮に通信端末x、通信端末yの2つあるものとする。
図6に示す中継装置30において、通信端末iでのデータ受信量の異常を検知した場合に、図7に示すように、伝送管理装置50の状態受信部64は、中継装置30から通信端末iの端末IDと稼動状態を含んだ情報を受信する(S50)。
伝送管理装置50は、表1に示す端末状態テーブルのように、各通信端末の情報を保持しており、会議に参加中の通信端末は会議を識別するための会議IDも保持している。
伝送管理装置50は、端末状態テーブルの情報を用いて通信端末i(端末ID)が参加していた会議IDを特定し(S55)、その会議IDを記録している他の通信端末IDを特定する(S60)。ここで、特定された通信端末IDを仮に通信端末x、通信端末yの2つあるものとする。
伝送管理装置50は、端末状態テーブル(表1)から通信端末ID(x、y)に対応するIPアドレスを読み出し、通信端末x(端末ID)のIPアドレスへ通信端末iの稼動状態(オフライン)を通知し、また同様に通信端末y(端末ID)のIPアドレスへも通信端末iの稼動状態(オフライン)を通知する(S65)。
通信端末xは、通信端末iの稼働状態(オフライン)を受信し(S105)、会議相手である通信端末iの状態を表す画面等での表示(図8)を更新する(S110)。
一方、通信端末yは、通信端末iの稼働状態(オフライン)を受信し(S105)、会議相手である通信端末iの状態を表す画面等での表示(図8)を更新する(S110)。
このように、伝送管理装置50は、中継装置30から通知される1つの通信端末の状態を受信し、受信した1つの通信端末の状態を記憶して管理することができる。
また、受信した1つの通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を切断状態に置き換えるので、各通信端末の状態を管理することができる。
さらに、通信状態が切断状態になった1つの通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった1つの通信端末についての情報を送信することで、他の通信端末は同じ会議に参加している1つの通信端末の通信状態が切断状態になったことを確認することができる。
通信端末xは、通信端末iの稼働状態(オフライン)を受信し(S105)、会議相手である通信端末iの状態を表す画面等での表示(図8)を更新する(S110)。
一方、通信端末yは、通信端末iの稼働状態(オフライン)を受信し(S105)、会議相手である通信端末iの状態を表す画面等での表示(図8)を更新する(S110)。
このように、伝送管理装置50は、中継装置30から通知される1つの通信端末の状態を受信し、受信した1つの通信端末の状態を記憶して管理することができる。
また、受信した1つの通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を切断状態に置き換えるので、各通信端末の状態を管理することができる。
さらに、通信状態が切断状態になった1つの通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった1つの通信端末についての情報を送信することで、他の通信端末は同じ会議に参加している1つの通信端末の通信状態が切断状態になったことを確認することができる。
次に、図8を参照して、遠隔会議中に特定の通信端末が回線不調に伴いオフラインになった際の画面例について説明する。図8は、遠隔会議中に特定端末が回線不調に伴いオフラインになった際の画面例71である。
図8には、4拠点からの遠隔会議の画面72、73、74、75を示しており、例えば会議進行中に日本・東京事業所Dにおいて通信状態が不調となり、画面73の画質が低下したことを示している。図6及び図7を参照して説明したような通信切断状態の検知と会議参加端末へのオフライン情報更新が実施された場合に、この通信端末の状態表示として「オフライン」という文字列(テキスト情報)を表示する。
このように、1つの通信端末の状態を表すテキスト情報を他の通信端末の表示画面に付加して表示することで、他の通信端末において1つの通信端末の状態を表すテキスト情報を表示することができる。
図8には、4拠点からの遠隔会議の画面72、73、74、75を示しており、例えば会議進行中に日本・東京事業所Dにおいて通信状態が不調となり、画面73の画質が低下したことを示している。図6及び図7を参照して説明したような通信切断状態の検知と会議参加端末へのオフライン情報更新が実施された場合に、この通信端末の状態表示として「オフライン」という文字列(テキスト情報)を表示する。
このように、1つの通信端末の状態を表すテキスト情報を他の通信端末の表示画面に付加して表示することで、他の通信端末において1つの通信端末の状態を表すテキスト情報を表示することができる。
次に、表2を参照して、通信状態が不安定な状態であることを表すBad Conditionという通信状態について説明する。表2は、表1に示す端末状態テーブルに加えて通信不安定な状態であるBad Conditionという通信状態を加えた例の端末状態テーブルである。
表2には、項目として端末ID、端末名、稼働状態、通信状態、会議ID、受信日時、IPアドレスを記憶することができる。
表2には、項目として端末ID、端末名、稼働状態、通信状態、会議ID、受信日時、IPアドレスを記憶することができる。
次に、図9を参照して、Bad ConditionとInterruptedという通信状態を加えた場合の中継装置で通信端末の状態を取得する動作について説明する。図9は、表2に示すBad ConditionとInterruptedという通信状態を加えた場合の中継装置で通信端末の状態を取得するためのフローチャートである。
なお、伝送管理装置50における処理については図7に示すフローチャートと同様の処理を行うため、その説明を省略する。図9に示すフローチャートの特徴点は、ステップS205〜S225を備えることにある。
なお、伝送管理装置50における処理については図7に示すフローチャートと同様の処理を行うため、その説明を省略する。図9に示すフローチャートの特徴点は、ステップS205〜S225を備えることにある。
図6に示すフローチャートでは、ビットレートの閾値判定を1つだけとしたが、図9に示すフローチャートでは、受信量計測部36は、会議進行中の全ての通信端末に対して、過去3秒間と10秒間の受信データ量を取得する(S205)。
次いで、切断検知部37は、10秒間のデータ受信量から計算される平均ビットレート(bps)が任意の閾値(Y bps)を下回った場合(S210、Yes)は、「Interrupted」という通知を伝送管理装置50に通知する(S215)。
次いで、切断検知部37は、3秒間のデータ受信量から計算される平均ビットレート(bps)が任意の閾値(X bps)を下回った場合(S220、Yes)は、「Bad condition」という通知を伝送管理装置50に通知する(S225)。
なお、ここでも閾値の秒数は例として3秒、10秒を用いたが、任意に設定するようにしてもよい。また、データ量の閾値もX bpsとY bpsとしており、任意の指定が可能となる。
次いで、切断検知部37は、10秒間のデータ受信量から計算される平均ビットレート(bps)が任意の閾値(Y bps)を下回った場合(S210、Yes)は、「Interrupted」という通知を伝送管理装置50に通知する(S215)。
次いで、切断検知部37は、3秒間のデータ受信量から計算される平均ビットレート(bps)が任意の閾値(X bps)を下回った場合(S220、Yes)は、「Bad condition」という通知を伝送管理装置50に通知する(S225)。
なお、ここでも閾値の秒数は例として3秒、10秒を用いたが、任意に設定するようにしてもよい。また、データ量の閾値もX bpsとY bpsとしており、任意の指定が可能となる。
このBad Condition/Interruptedのいずれの場合も、図7に示すように通信端末x、yに通信不調となった通信端末iの通信状態を通知し、通信端末x、yにて通信端末iに対する状態表示を置き換える(更新)。
このように、1つの通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて1つの通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、検知した1つの通信端末の状態を通知することで、1つの通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
このように、1つの通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて1つの通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、検知した1つの通信端末の状態を通知することで、1つの通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
次に、図10を参照して、Bad Condition/Interruptedという通信状態を加えた場合の会議中画面の表示例について説明する。図10はBad Condition/Interruptedという通信状態を加えた場合の会議中画面の表示例を示す図である。
図10には、図8と同様に「日本 東京事業所D」の画像73において通信状態の不調が発生し、Bad Conditionの判定が行われた結果、会議相手の画面には「通信不調」の文字列が表示される。
また、図10に示す「日本 大阪事業所A」の画面74において通信状態の不調が発生し、Interruptedの判定が行われた結果、会議相手の画面には「通信断」という文字列が表示される。
図10には、図8と同様に「日本 東京事業所D」の画像73において通信状態の不調が発生し、Bad Conditionの判定が行われた結果、会議相手の画面には「通信不調」の文字列が表示される。
また、図10に示す「日本 大阪事業所A」の画面74において通信状態の不調が発生し、Interruptedの判定が行われた結果、会議相手の画面には「通信断」という文字列が表示される。
本実施形態によれば、遠隔会議に参加している通信端末からの音声データ及び画像データを中継する中継装置において、接続中の通信端末毎の音声・画像データの送受信情報から意図せぬ通信の切断を検知し、その情報をプレゼンス情報を管理する伝送管理装置に通知することで、会議に参加している単一もしくは複数の相手に対して、接続が切断状態となった通信端末のプレゼンス情報を伝達することができるので、遠隔会議を開始した際に、特定の通信端末においてネットワーク品質が不安定な状況が発生し、音声データや画像データの品質が悪化して会議を行えない状態に陥った場合に、通信相手に対して通信が切断状態であることを即座に通知して知らせることができる。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様の中継装置30は、通信端末10から受信したコンテンツデータを他の通信端末10へ送信する送受信部31を備えた中継装置であって、通信端末10から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測部36と、受信量計測部36により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知部37と、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、切断検知部37が検知した通信端末の状態を通知する状態通知部38と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、検知した通信端末の状態を通知することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
<第1態様>
本態様の中継装置30は、通信端末10から受信したコンテンツデータを他の通信端末10へ送信する送受信部31を備えた中継装置であって、通信端末10から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測部36と、受信量計測部36により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知部37と、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、切断検知部37が検知した通信端末の状態を通知する状態通知部38と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置50に対して、検知した通信端末の状態を通知することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
<第2態様>
本態様の受信量計測部36は、通信端末からコンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、画像データの受信データ量及び音声データの受信データ量を計測し、切断検知部は、画像データの受信データ量が第1の閾値以下になった場合、又は/及び音声データの受信データ量が第2の閾値以下になった場合に通信端末の通信状態が切断状態であることを検知することを特徴とする。
本態様によれば、通信端末からコンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、画像データの受信データ量及び音声データの受信データ量を計測し、画像データの受信データ量が第1の閾値以下になった場合、又は/及び音声データの受信データ量が第2の閾値以下になった場合に通信端末の通信状態が切断状態であることを検知することで、伝送管理装置50に対して、検知した通信端末の状態を通知することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
本態様の受信量計測部36は、通信端末からコンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、画像データの受信データ量及び音声データの受信データ量を計測し、切断検知部は、画像データの受信データ量が第1の閾値以下になった場合、又は/及び音声データの受信データ量が第2の閾値以下になった場合に通信端末の通信状態が切断状態であることを検知することを特徴とする。
本態様によれば、通信端末からコンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、画像データの受信データ量及び音声データの受信データ量を計測し、画像データの受信データ量が第1の閾値以下になった場合、又は/及び音声データの受信データ量が第2の閾値以下になった場合に通信端末の通信状態が切断状態であることを検知することで、伝送管理装置50に対して、検知した通信端末の状態を通知することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置50に通知して管理させることができる。
<第3態様>
本態様の通信管理システムは、第1又は2態様記載の中継装置30と、伝送管理装置50とを備えた通信管理システムであって、伝送管理装置50は、中継装置30から通知される通信端末の状態を受信する状態受信部64と、状態受信部64により受信した通信端末の状態を記憶して管理する状態管理部53と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、伝送管理装置50は、中継装置30から通知される通信端末の状態を受信し、受信した通信端末の状態を記憶して管理することができる。
本態様の通信管理システムは、第1又は2態様記載の中継装置30と、伝送管理装置50とを備えた通信管理システムであって、伝送管理装置50は、中継装置30から通知される通信端末の状態を受信する状態受信部64と、状態受信部64により受信した通信端末の状態を記憶して管理する状態管理部53と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、伝送管理装置50は、中継装置30から通知される通信端末の状態を受信し、受信した通信端末の状態を記憶して管理することができる。
<第4態様>
本態様の状態管理部53は、状態受信部64が受信した通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を切断状態に置き換えることを特徴とする。
本態様によれば、受信した通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を切断状態に置き換えるので、各通信端末の状態を管理することができる。
本態様の状態管理部53は、状態受信部64が受信した通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を切断状態に置き換えることを特徴とする。
本態様によれば、受信した通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を切断状態に置き換えるので、各通信端末の状態を管理することができる。
<第5態様>
本態様の状態管理部53は、通信状態が切断状態になった通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった通信端末についての情報を送信することを特徴とする。
本態様によれば、通信状態が切断状態になった通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった通信端末についての情報を送信することで、他の通信端末は同じ会議に参加している通信端末の通信状態が切断状態になったことを確認することができる。
本態様の状態管理部53は、通信状態が切断状態になった通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった通信端末についての情報を送信することを特徴とする。
本態様によれば、通信状態が切断状態になった通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、他の通信端末に対して切断状態になった通信端末についての情報を送信することで、他の通信端末は同じ会議に参加している通信端末の通信状態が切断状態になったことを確認することができる。
<第6態様>
本態様の通信管理システムは、通信端末の状態を表すテキスト情報を他の通信端末の表示画面に付加して表示することを特徴とする。
本態様によれば、通信端末の状態を表すテキスト情報を他の通信端末の表示画面に付加して表示することで、他の通信端末において通信端末の状態を表すテキスト情報を表示することができる。
本態様の通信管理システムは、通信端末の状態を表すテキスト情報を他の通信端末の表示画面に付加して表示することを特徴とする。
本態様によれば、通信端末の状態を表すテキスト情報を他の通信端末の表示画面に付加して表示することで、他の通信端末において通信端末の状態を表すテキスト情報を表示することができる。
<第7態様>
本態様の通信管理システムは、通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する中継装置30を備え、通信端末の状態を管理する通信管理システムであって、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する手段(受信量計測部36)と、受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態か否かを検知する手段(切断検知部37)と、通信端末の状態を記憶して管理する手段(伝送管理装置50)と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、通信端末の状態を記憶して管理することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを管理することができる。
本態様の通信管理システムは、通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する中継装置30を備え、通信端末の状態を管理する通信管理システムであって、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する手段(受信量計測部36)と、受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態か否かを検知する手段(切断検知部37)と、通信端末の状態を記憶して管理する手段(伝送管理装置50)と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、通信端末の状態を記憶して管理することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを管理することができる。
<第8態様>
本態様の中継方法は、第1態様記載の中継装置による中継方法であって、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測ステップ(S20)と、受信量計測ステップにより計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知ステップ(S25)と、通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、切断検知ステップが検知した通信端末の状態を通知する状態通知ステップ(S35)と、を実行することを特徴とする。
本態様によれば、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、検知した通信端末の状態を通知することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置に通知して管理させることができる。
本態様の中継方法は、第1態様記載の中継装置による中継方法であって、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測ステップ(S20)と、受信量計測ステップにより計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知ステップ(S25)と、通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、切断検知ステップが検知した通信端末の状態を通知する状態通知ステップ(S35)と、を実行することを特徴とする。
本態様によれば、通信端末から受信したコンテンツデータの受信データ量を計測し、計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知し、各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、検知した通信端末の状態を通知することで、通信端末の通信状態が切断状態になったことを伝送管理装置に通知して管理させることができる。
<第9態様>
本態様のプログラムは第8態様記載の各ステップをプロセッサに実行させることを特徴とする。
本態様によれば、各ステップをプロセッサに実行させることができる。
本態様のプログラムは第8態様記載の各ステップをプロセッサに実行させることを特徴とする。
本態様によれば、各ステップをプロセッサに実行させることができる。
10…通信端末、11…送受信部、16…表示制御部、18…遅延検出部、19…記憶・読出処理部、31…送受信部、32…状態検知部、33…データ品質確認部、34…変更品質管理部、35…データ品質変更部、36…受信量計測部、37…切断検知部、38…状態通知部、39…記憶・読出処理部、50…伝送管理装置、51…送受信部、52…端末認証部、53…状態管理部、54…端末抽出部、55…端末状態取得部、56…中継装置選択部、57…セッション管理部、58…品質決定部、59…記憶・読出処理部、60…遅延時間管理部、61…決定部、62…判定部、63…変更要求情報判断部、64…状態受信部、1000…不揮発性記憶部、1100…揮発性記憶部、3000…不揮発性記憶部、5000…不揮発性記憶部
Claims (9)
- 通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する送信部を備えた中継装置であって、
前記通信端末から受信した前記コンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測部と、
前記受信量計測部により計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて前記通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知部と、
前記各通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、前記切断検知部が検知した前記通信端末の状態を通知する状態通知部と、を備えることを特徴とする中継装置。 - 前記受信量計測部は、前記通信端末から前記コンテンツデータとして画像データ及び音声データを受信して、前記画像データの受信データ量及び前記音声データの受信データ量を計測し、
前記切断検知部は、前記画像データの受信データ量が第1の閾値以下になった場合、又は/及び、前記音声データの受信データ量が第2の閾値以下になった場合に、前記通信端末の通信状態が切断状態であることを検知することを特徴とする請求項1記載の中継装置。 - 請求項1又は2記載の中継装置と、伝送管理装置とを備えた通信管理システムであって、
前記伝送管理装置は、
前記中継装置から通知される前記通信端末の状態を受信する状態受信部と、
前記状態受信部により受信した前記通信端末の状態を記憶して管理する状態管理部と、を備えることを特徴とする通信管理システム。 - 前記状態管理部は、前記状態受信部が受信した前記通信端末の通信状態が切断状態になった場合に前回までの状態を前記切断状態に置き換えることを特徴とする請求項3記載の通信管理システム。
- 前記状態管理部は、通信状態が切断状態になった前記通信端末が参加している通信端末間の会議と、当該会議に参加している他の通信端末を特定し、前記他の通信端末に対して切断状態になった前記通信端末についての情報を送信することを特徴とする請求項4記載の通信管理システム。
- 前記通信端末の状態を表すテキスト情報を前記他の通信端末の表示画面に付加して表示することを特徴とする請求項5記載の通信管理システム。
- 通信端末から受信したコンテンツデータを他の通信端末へ送信する中継装置を備え、前記通信端末の状態を管理する通信管理システムであって、
前記通信端末から受信した前記コンテンツデータの受信データ量を計測する手段と、
前記受信データ量と所定の閾値に基づいて前記通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する手段と、
前記通信端末の状態を記憶して管理する手段と、を備えることを特徴とする通信管理システム。 - 請求項1記載の中継装置による中継方法であって、
前記通信端末から受信した前記コンテンツデータの受信データ量を計測する受信量計測ステップと、
前記受信量計測ステップにより計測された受信データ量と所定の閾値に基づいて前記通信端末の通信状態が切断状態であるか否かを検知する切断検知ステップと、
前記通信端末の状態を管理する伝送管理装置に対して、前記切断検知ステップが検知した前記通信端末の状態を通知する状態通知ステップと、を実行することを特徴とする中継方法。 - 請求項8記載の各ステップをプロセッサに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2014204757A JP2016076772A (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 中継装置、通信管理システム、中継方法、及びプログラム |
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