JP2016074692A - 花粉症の症状を激症化させて花粉症を完治させるための剤 - Google Patents
花粉症の症状を激症化させて花粉症を完治させるための剤 Download PDFInfo
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Abstract
Description
(A)治療方法としては、以下のものがある。
(1)凝固壊死法(高周波凝固法、レーザー法、トリクロール酢酸法など)
(2)切除法(下鼻甲介粘膜広範囲切除法)
(3)ビディアン神経切断術法
(4)減感作療法
(5)理学療法(スチーム吸入療法)
(6)新しい治療法▲A▼抗IgE抗体療法▲B▼アナフィラキシー誘発を抑制した免疫療法▲C▼舌下抗原特異的免疫療法
(7)Nature413:420−425.2001[アレルギー・ぜんそく研究所]Jutel.etal(スイス国籍)「ヒスタミンが、ヒスタミンH1・H2受容体の発現によりT細胞と抗体反応を調節する。」の論文によれば「ヒスタミン自身が、アレルギーを終息させる物質として働いている。即ち、ヒスタミンは、H1受容体を介してIFNr、即ち、Th1系のサイトカインを産生・増強する。生体においては、ヒスタミン量が多くなるとIFNrが増え、Th2の細胞の分化を抑えて、IL−4や、IL−13の産生を抑制し、IgE産生を抑え、アレルギーを終息させる。」(最新医学別冊アレルギー性鼻炎免疫2 2003年刊)とある。[非特許文献1]
この理論は、本願発明の生理作用(反応)の理論的根拠のひとつである。
(8)鼻粘膜上皮細胞はアレルギー発症において重要な場であると当時に、Th2優位な環境成立に至る過程で重要な役割を担っている。これまで好酸球や肥満細胞、T細胞といった反応担当細胞にアレルギー研究の重点が置かれていたが、鼻粘膜におけるアレルギー発症のメカニズムを考えた場合、上皮細胞が極めて重要な役割を担っていることが明らかになってきた。今後上皮をターゲットした新たな治療に結びつくような研究の展開が期待される。[非特許文献2]
(9)免疫寛容は、以下の時に発生する。
▲1▼生まれたときに抗原が入る。▲2▼抗原がものすごく微量か、逆に大量の時。
▲3▼抗原を口から入れた時。(経口寛容)
▲イ▼反応性を持っている細胞の消去。(反応の欠損)
▲ロ▼細胞を無力化する。(アナジー現象)
▲ハ▼反応しようとすると、ほかの細胞が反応を抑えてしまう。
[非特許文献3]免疫学個人授業多田富雄・南伸坊著講談社刊第11講和
(10)B細胞、肥満細胞をPH3の強酸で処理すれば、B細胞、肥満細胞表面のFcレセプターから、血清由来のIg抗体が分離する。[非特許文献4]
(B)治療薬としては以下のものがある。
(11)抗鼻炎・アレルギー剤として梅干のエキスを主とするものがある。
特許文献1には、梅干の製造過程で生じる生産物およびしそづけ梅干を主原料とするカプセル状の抗鼻炎・抗アレルギー剤が記載され、カプセルを鼻へ挿入して鼻栓をしたのち、鼻栓を開放して発生した鼻汁をかむことを3回繰り返す使用方法が記載されている(請求項、実施例)。そして、当該抗鼻炎・抗アレルギー剤は梅、しそ、塩あるいはそれらから製造される梅干の成分による作用で強力な抗炎症作用、アレルゲンの消滅、抗アレルゲン体質化が得られる旨が記載されている([00010])。なお、梅干にはクエン酸・リンゴ酸等の有機酸が含まれている。(非特許文献6)
そうすると、特許文献1には、抗鼻炎・抗アレルギー剤を「花粉症を完治させるための剤」とすることについて記載されていない点で、本願請求項に係る発明と相違する。
しかしながら、本願出願当時、アレルゲンとして花粉は周知のものであり、抗アレルギー剤が花粉症を抑制させるための剤としても使用可能であることは周知であって、かつ、梅あるいはしそが花粉症抑制効果を有していることは広く知られていた。
しかしながら、特許文献1には、同文献の発明が「ウイルス・細菌・その他異物(アレルゲン)が鼻腔内粘膜及び体内に附着・内在して生じる鼻炎・皮ふ炎の治療に有効な抗鼻炎剤・抗アレルギー剤・入浴剤」([0001])に関するものであり、「各種梅干の製造課程で生じる生産物及びしそづけ梅干そしてそれらのエキス、及び、粉末をカプセルに注入して、又は、カプセル化、ソフトカプセル化して鼻腔内に挿入し、鼻栓をし、鼻汁の出なくなるまで反復挿入することによって鼻炎をなんの後遺症も残すことなく完治さす」([0004])ことができ、また、「鼻腔内に本剤を挿入することによって生じる鼻炎症の消滅は、梅、しそ、塩の各品目の各々の成分による作用と、この3品目によって作られた梅干には、その相乗効果によって効能が強化され、強力な抗炎症が発生するものと想像される。それによって、ウイルスの死滅、細菌の死滅、アレルゲンの消滅、抗アレルゲン体質化して症状がなくなる」([00010])と記載されていることからすれば、同文献記載の発明がアレルゲンによるアレルギーや鼻炎を、抗アレルゲン体質化により完治させるものであるが、アレルゲンが消滅する理論的裏付が全くない。
上記の剤による治療により、ウイルスの死滅、細菌等が死滅するかもしれないことは、理解出来ても、アレルゲン(花粉)を消滅させることが出来ないことは、本願出願当時、当業者にとっては、自明のことであり、アレルゲン(花粉)が、消滅することはなく、従って、花粉症が完治することがないことに理論的整合性がある。鼻腔内に特許文献1の剤を挿入することによって、強力な抗鼻炎性が発生して、ウイルス、細菌の死滅はしても、アレルゲン(花粉)が、この治療によって消滅することはありえないことは、当業者なら、だれでも認識、理解出来ることであり、特許文献1に記載された発明は、理論的整合性のない発明である。アレルゲン(花粉)の消滅というありえない現象に基づいた虚偽の発明であることは、明白である。抗ヒスタミン剤等による抗アレルゲン体質化によって、一時的に、花粉症の症状を抑制するためには、その薬を服用し続けなければならない。
しかし、特許文献1の剤は、服用するのではなく、鼻腔内に挿入する剤であり、花粉の飛散季節には、常時、鼻腔内に挿入し続けなければならない。その様なことは、現実的に不可能なことである。ウイルス、細菌の死滅、アレルゲン(花粉)の消滅、抗アレルギー体質化によって鼻炎を完治さす特許文献1の発明と、本願発明の花粉症の完治法、完治剤とは、似て非なる発明であり、特許文献1の発明から、本願発明の発明の効果0007の(1)(2)(3)(4)、発明を実施するための形態0008の(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)に記載の内容を想到して、本願発明の花粉症の完治法、完治剤を発明出来る当業者がいるとは思えないことに論理的整合性がある。従って、同文献1により、当業者が、本願発明の花粉症完治剤を完成し得たとは思えないし、本出願当時も、花粉症は治らないということが公知の事実であったことは明白である。
特許文献1の発明は、発明の発想として、本願発明の花粉症完治法、完治剤とは何の類似性もなく、異次元の発明である。特許文献1の発明は、発明の発想として、その実効性と、その内容の理論的整合性の全くない発明に値する発明ではない。その発明を利用して花粉症完治法、完治剤を発明しようとする当業者がいるだろうか。アレルゲン(花粉)を消滅させることが不可能なことは、当業者にとって明白なことであり、理論的に不可能なことであり、花粉症が完治することはありえない。鼻腔内に特許文献1の剤を挿入することによって、抗炎症性が発生して、鼻粘膜のウイルス、細菌が死滅しても、アレルゲン(花粉)がこの治療によって、消滅して、花粉症が完治しないことは、自明のことである。
特許文献1記載の発明で、アレルゲン(花粉)の消滅によって、特許文献1の発明を、理論的に進化させて、花粉症の完治方法、完治剤を創薬しようとする当業者が、いると想到出来得ないことに論理的整合性がある。
上記(1)〜(7)は非特許文献1に記載してある。
上記(8)は、非特許文献2に記載してある。
上記(9)は非特許文献3に記載してある。
上記(10)は、非特許文献4に記載してある。
上記(11)は、特許文献1 特許文献2、非特許文献5、非特許文献6に記載してある。
(1)一度、花粉症に罹ると一般的に完治することがない。というのが現代医学の常識である。そのために抗原(花粉)の飛散する時には、常にそれがなくなるまで薬を服用し続けなければ不快な症状(くしゃみ・鼻閉・鼻汁の流出)を回避することが出来ない。
(2)免疫療法もあるが長期の通院を要し、またすべての患者に有効なものでもない。そもそも、免疫療法という発想自体が、花粉症の生理作用機序に反する。細菌やウイルスは細胞内に侵入して活動するために体の生理作用で、それを体外に排出して、その活動を防ぐことが出来ない。しかし、花粉症は、細胞外での症状である。花粉症の治療に免疫療法を利用すること、使用することは、体の生理作用に基本的に反することである。したがって、根本的な問題解決策になりえない。
(3)手術療法などもあるが、花粉症は、生体にダメージを与えずに治療出来る。
(4)その他新しい治療方法・治療薬も開発されているが、いずれも花粉症の症状を病的生理作用と、とらえて対応するから完治方法・完治薬がみつからない。既存の治療方法は、費用・時間・効果・副作用の心配等々の問題があり、また、花粉症を完治させることは、困難である。
(5)既成の花粉症の治療剤(鼻粘膜層からの鼻汁の持続的発生・流出とその浮腫による鼻閉による不快感・くしゃみの解消を目的とする薬剤)には、その症状の発生を抑えることを目的に開発された薬剤が使用される。しかし、その薬剤によって花粉症の症状は,一時、抑制されるが花粉症を完治させる薬剤ではない。そのために花粉の飛散している限り、症状が発生するために薬を服用し続けなければならない。花粉症の生理作用機序は解明されているから、その生理作用機序を活用・利用して、花粉症を完治さす方法・薬剤の開発は、現代医学の緊急の課題である。
(6)花粉症の発症は、鼻粘膜上皮層への感作肥満細胞の集積から始まる。花粉症を速効的に完治させるために、鼻粘膜上皮層を刷新する。その結果、鼻粘膜上皮層に存在している浸潤細胞、抗体、サイトカイン等が壊死するか、鼻腔外に流出する。と同時に、花粉症の症状を激化させ、鼻汁を異常に多量に発生させることにより、ヒスタミンが多量に発生することによって、IL−4やIL−13の産生を抑え、Th1系サイトカインの産生を増強することによって、抗体の産生が、抑制される方法と剤の発明が本願の課題である。(7)鼻粘膜上皮層の上皮細胞、樹状細胞は、アレルギー発症における、感作の段階において、抗原の取り込みに重要な役割を果している。上皮細胞から、アレルギー性炎症誘導サイトカインが産生され、そのサイトカインは、鼻粘膜に局在する樹状細胞の分化、活性化、および、遊走化を促し、Th2細胞を鼻粘膜にリクルートする。(段落番号0004の非特許文献2参照)。
すなわち、本剤の3度9回におよぶ解消治療によって、上皮細胞が刷新されることによりサイトカインの産生が止ることによって、局所におけるTh2細胞優位の状態を解消し、抗体産生を止めると共に、樹状細胞の分化、活性化、および、遊走化を阻害して、抗原の取り込み能力を喪失させて、抗原抗体反応を止めることが、課題である。
(8)鼻粘膜、所属リンパ節に存在するTh2細胞、B細胞とそれらの一部の抗原記憶細胞に蓄積されている花粉症に係わる記憶情報を消滅、リセットさせる。その結果、Th2細胞、B細胞の記憶情報を機能不全にさせることによって、抗原抗体反応の発生を阻止し花粉症の症状を激症化させて 花粉症を完治させる方法と剤の発明が、本願発明の課題である。
(9)免疫寛容
鼻粘膜層において、抗原抗体反応が発生しない様に免疫寛容すれば、花粉症は、発症しない。この免疫寛容を発生させる方法と剤を発明出来れば課題は解決する。
(10)これらの課題を解決するために、鼻粘膜のB細胞と肥満細胞に附着しているIgE抗体を分離させて、花粉症を完治させるための治療に使用する剤の発明が、本願発明の課題である。
(2)花粉症の激症化のために、本剤を鼻腔内に挿入して、鼻閉する。そして、故意に花粉症の激症化生理反応を発生させることにより、異常に多量の鼻汁を発生流出する生理反応を発生させ花粉症を完治させるための剤である。本剤を鼻腔の大きさに適した日本薬局方カプセル(例えば#00、#0、#等)に入れて、鼻腔内に挿入し、鼻閉すると鼻粘膜層における塩と有機酸の酸による生理反応、即ち、食用塩とPH3の有機酸の酸による脱水・萎縮反応と、食用塩とPH3の有機酸の酸による刺激とストレスを鼻粘膜層に与える。その結果、鼻粘膜層からヒスタミン・好酸球等を含んだ鼻汁が異常に多量発生・流出する。それにより、鼻粘膜上皮層に存在する感作、高親和性受容体を細胞膜表面に多くもつ、あるいは、脱顆粒した肥満細胞・好塩基球等々、および、上皮直下固有層から遊走してくる好酸球、肥満細胞、Th2細胞が 壊死するか、鼻腔外に流出して、鼻粘膜上皮層が、刷新される。
(3)同時に、多量発生・流出するヒスタミン・好酸球等を含んだ鼻汁に、鼻閉して3度9回、鼻粘膜層を浸し続けることによって、ヒスタミンのより多くの異常な多量発生のシグナル・情報が、生体に発信されることになる。背景技術0002の(A)の(7)の理論によれば、「生体において、ヒスタミン量が多くなるとIFNrが増え、Th2細胞の分化を抑えて、1L−4、IL−13の産生を抑制し、IgE抗体産生を抑え、アレルギーを終息させる。」とある。上記のシグナル・情報発信により、新たな抗体産生が、抑えられることになる。すなわち、ヒスタミンを含んだ鼻汁を多量発生させることによって、抗体の産生を抑制し、肥満細胞、好塩基球に付着する抗体量が、抗原抗体反応の成立するのに必要な量に達しない様にする。同時に、鼻粘膜上皮層に存在するヒスタミン・ロイコトリエン等の化学伝達物質を放出して、花粉症の症状および、炎症反応のトリガー(引き金)になる感作肥満細胞を壊死させるか、鼻腔外に流出させる。それにより、鼻粘膜上皮層を刷新して、花粉症の症状に係わる肥満細胞等、および上皮直下固有層から遊走して来る好酸球、肥満細胞、Th2細胞を壊死させるか、鼻腔外に流出させる。
(4)鼻粘膜上皮細胞は、アレルギー発症において重要な場であると同時に、Th2優位な環境成立に至る過程で重要な役割を担っている。鼻粘膜におけるアレルギー発症のメカニズムを考えた場合、上皮細胞が極めて重要な役割を担っている。鼻粘膜上皮層への感作肥満細胞の集積と、炎症性Th2細胞が、局所(鼻粘膜上皮)に誘導されて、Th2優位な環境が成立して、初めて、局所で花粉症が発症する。本願発明の課題はこの上皮をターゲットとした治療方法と治療剤である。鼻粘膜上皮における樹状細胞は、アレルギー発症における感作の段階において、抗原の取り込みに重要な働きをする。アレルギー性鼻炎において、上皮バリアを介した樹状細胞による抗原取り込み 生理作用が発生する。上皮細胞から、アレルギー性炎症誘導サイトカインが産生され、そのサイトカインは、上皮粘膜に局在する樹状細胞の分化、活性化、および遊走化を促し、Th2細胞を鼻粘膜にリクルートするが、その抗原の取り込みとアレルギー性炎症誘導サイトカインの産生を防止し、鼻粘膜のTh2優位の状熊を解消させ、抗体産生をとめる。
(5)抗原抗体反応による花粉症の発症を阻止するために、鼻粘膜上皮層に存在する花粉症に係わる諸諸の浸潤 細胞を鼻腔外に流出させるか、壊死させるかして、その機能を喪失させる。そして、その抗体の新たな産生を抑制するために、鼻汁を異常に多量発生させることにより、ヒスタミンの多量発生の情報・シグナルが、生体に発信される。同時に鼻粘膜層に存在するTh2細胞、B細胞と所属リンパ節に存在するB細胞、B細胞に抗体産生を調整しながら、抗体産生の指令を出すTh2細胞に、すでに蓄積されている花粉抗原、抗体等の記憶情報の蓄積が生体防御生理反応の発生により、消滅、リセットされて、機能不全にするために使用する剤と方法を確立すれば、課題は解決する。
(6)免疫寛容
鼻粘膜上皮層において、抗原抗体反応が発生しない様に免疫寛容すれば、花粉症は、発症しない。この免疫寛容を発生させるための方法と剤の発明が課題である。
(7)本剤による治療の課程で、鼻粘膜内のB細胞、肥満細胞のFcレセプターから、アレルギー発症の原因になるIgE抗体を分離さすためにPH3の有機酸で鼻粘膜をひたす。その結果、鼻粘膜のB細胞、肥満細胞から、IgE抗体が分離し、鼻粘膜のB細胞
の抗体産生を止めると共に、鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積を解消する。
(8)上記(2)(3)(4)(5)(6)(7)の課題は、花粉症を激症化させることにより解決する。即ち、花粉症が発症した時に、本願発明の剤を鼻腔内に挿入し、鼻閉する。
しばらくすると、本剤が溶けてその成分が鼻粘膜層と生理反応をおこし始める。すると、異常に多量の鼻汁が発生し始め、鼻腔内に異常に多量の鼻汁が溜まり始める。この反応を出来るだけ長く辛抱し、辛抱しきれなくなったら、鼻をかみ続ける。数回から10回程、とにかく、鼻汁が出なくなるまで、鼻をかみ続ける。そして、鼻汁が出なくなれば、再度、本剤を鼻腔内に挿入すると、それが、溶けて、その成分が、鼻粘膜層と再度反応をおこし始める。すると、上記の様に、鼻腔内に多量の鼻汁が溜り始める。この反応を出来るだけ長く辛抱し、辛抱しきれなくなれば、鼻汁が出なくなるまで鼻をかむ。そして、その後、初回と同じ様に、再々度、本剤を鼻腔内に挿入し、鼻汁のたまるのを待ち、鼻汁が増えなくなったことが、確認出来れば、鼻汁が出なくなるまで、鼻をかみ続ける。鼻汁は、初回より、2回目、2回目より3回目の方が、発生量は少なくなる。この3回の治療によって、花粉症の症状である鼻汁の流出と鼻閉の症状等は、一時、解消する。しかし、後日、又、花粉症が発症する。その症状が、これ以上悪くならないと思った時に、2度目の治療をする。初回と同じ治療方法と治療回数を実施すれば、花粉症の症状が解消する。そして、完全を期するために、後々日、発生する花粉症の症状を見逃さず3度目の治療を上記の様に実施する。因に鼻粘膜層のPHは、7−8である。
(1)鼻粘膜上皮層の刷新により、肥満細胞、好塩基球等の湿潤細胞、抗体等の壊死または、鼻腔外に流出。鼻汁の異常多量発生によるヒスタミンの多量発生による抗体産生が抑制される。上皮細胞、樹状細胞の刷新により、抗原の取り込みと、抗体の産生が止まる。(2)本剤の治療によるショック、刺激、ストレスの発生に対する生体防御生理反応によるTh2細胞、B細胞の記憶情報(抗体産生能力)の、消滅、リセットによる機能不全。(3)免疫寛容し、Th2細胞、B細胞が機能不全になる。
(4)上記本剤で治療する課程で、即ち、B細胞、肥満細胞をPH3の強酸で処理した(非特許文献4)のと同じ生理反応が発生して、それらの細胞膜表面のFcレセプターから血清由来のIgE抗体が分離し、鼻粘膜のB細胞の抗体産生能力がなくなると共に鼻粘膜上皮層の花粉症の発症のトリガーになる感作肥満細胞の集積が解消する。その結果、抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は完治する。下記にその説明をする。
(1)花粉症の発症の原因は、鼻粘膜上皮層への感作肥満細胞の集積から始まる。この3度9回の治療によって鼻粘膜層に存在する抗原抗体反応に関係するものが、鼻粘膜層外に流出、あるいは、壊死してその機能を喪失し、鼻粘膜上皮層が、刷新される。すなわち、鼻粘膜上皮層から、花粉症発症に係わる、感作、高親和性受容体を細胞膜の表面に多くもつ、あるいは、脱顆粒した肥満細胞等が、鼻腔外に流出するか壊死して、鼻粘膜上皮層は、刷新される。本剤の治療により、多量発生流出する鼻汁に含まれた多量のヒスタミンの発生により、背景技術0002の(A)の(7)によれば、IgE抗体産生が、抑えられる。また、鼻粘膜上皮細胞、樹状細胞が、刷新されることにより、鼻粘膜上皮細胞からのアレルギー性炎症誘導サイトカインの産生が止まることによって、樹状細胞の分化、活性化、および、抗原の取り込みが止まり、局所(鼻粘膜上皮層)での炎症性Th2細胞の優位が消失し、Th2細胞、B細胞が機能不全になり、抗体産生が止まる。
(2)前記、および、後記の三度、9回におよぶ、本剤の治療による生理反応によって、異常に多量の鼻汁が発生することは、花粉症の激症化の生理反応が、発生して、肥満細胞・好塩基球から多量のヒスタミン等の脱顆粒が、発生していることになる。前記の理論によれば、生体において、ヒスタミン量が多くなると肥満細胞・好塩基球に付着するIgE抗体の新たな産生が、抑制される為に、アレルギーが終息するとある。それは、ヒスタミン量が多くなるとTh1細胞とTh2細胞は、産生するサイトカインによって、互に、抑制しあい、バランスを取りながら免疫応答を調節して恒常性の維持が、保持される。
そして、この3度9回の治療により、最終的に抗体の産生が抑制されることによって、花粉症の症状は終息する。
(3)本剤の食用塩と酸(PH3の重量5%の有機酸)を使用する治療によって、異常に多量の鼻汁が、発生することは、花粉症の症状が激化している証拠である。単なる鼻炎の時には、本剤による治療をしても鼻汁は、発生しない。ということは、ヒスタミン等の化学伝達物質が、肥満細胞等から異常に多量放出(脱顆粒)されているために、鼻汁が異常に多量発生、流出しつづけることになる。その結果、花粉症が、解消し、翌年から、花粉症が発症しなくなる。ということは、鼻汁の異常多量発生によるヒスタミンの多量発生によって、単に一時、IgE抗体産生が抑制されるだけではない。ヒスタミンの含まれた鼻汁の異常多量発生の生理反応のシグナル・情報等が、IgE抗体産生に関係している組織に伝達され、IgE抗体産生に関係している組織・細胞は、ヒスタミンの異常多量発生の生理反応の支配を受けて、単に、一時、抗体産生抑制の生理反応を受けるだけではない。本剤の治療による食用塩とPH3の有機酸による脱水・萎縮反応、および、そのショック、刺激、ストレスにより、IgE抗体を作り出すB細胞、B細胞に抗体の産生量を調整しながら命令するTh2細胞、及び、それらの一部は、抗原記憶細胞になるが、それらに蓄積されている花粉症に係わる記憶情報が、単に、一時、IgE抗体産生抑制に切替るだけではなく、抗原抗体反応に係わるすべての情報が、生体防御生理反応により、消滅、リセットされることによって、Th2細胞、B細胞が、機能不全になる。
(4)食用塩とPH3の有機酸からなる本剤の治療の課程で鼻粘膜のB細胞、肥満細胞からIgE抗体が分離することにより、B細胞の抗体産生能力が喪失し、又、肥満細胞からIgE抗体が分離して、花粉症の発症のトリガーになる感作肥満細胞の鼻粘膜上皮層への集積が解消する。その結果、抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は完治する。
下記にその詳細を説明する。
(5)本剤による3度9回の食用塩とPH3の有機酸を使用する治療により、花粉症を激症化させることにより、ヒスタミン等を含んだ鼻汁を、異常に多量に、故意に、一時、3度9回発生させる。その結果、次の6点の生理反応が発生し、花粉症は完治する。
▲1▼肥満細胞・好塩基球・Th2細胞・B細胞・抗体・サイトカイン等の鼻腔外流出、または、壊死による鼻粘膜上皮層の刷新。▲2▼ヒスタミンの多量発生による、抗体産生の抑制。▲3▼鼻粘膜上皮層内の上皮細胞と樹状細胞の刷新により、上皮細胞のサイトカインの産生が止まり局所のTh2細胞の優位の状能が解消し抗原の取り込みと抗体産生が、止まる。▲4▼通常、肥満細胞は、それに含まれているヒスタミン全量の一部しか放出せず、放出後、分裂・増殖、または、回復(寿命80〜120日)を繰返し、花粉症の症状の持続の役割をはたし続ける。食用塩とPH3の有機酸を使用した本剤の治療によって、その症状の激化を複数回、発生させることによって、そのヒスタミンが枯渇するほど放出されるかする等々の、諸諸の組織細胞レベルの緊急非常事態が発生する。その情報が、IgE抗体を作り出すB細胞、B細胞に抗体の産生を調整しながら、命令するTh2細胞に伝達される。そのことにより、その花粉症に係わる記憶情報を消滅させ、または、リセットするかして、鼻粘膜層に存在する組織細胞等の損傷、壊死を防御しようとする生体防御生理反応、すなわち「花粉症を終息させることによって、組織・細胞をまもろうとする」生体防御生理反応が働き、鼻粘膜層、および、所属リンパ節に存在するTh2細胞、B細胞とその一部の抗原記憶細胞に蓄積されている花粉症に係わる抗原抗体情報の蓄積が、消滅、リセットされるかして機能不全になる。▲5▼背景技術0002の(A)の(9)の▲2▼によれば、抗原がものすごく微量か、逆に大量の時に免疫寛容が、発生する、とある。本剤による治療方法と治療剤によって発生するヒスタミン・好酸球等を多量に含んだ鼻汁を鼻腔内に閉じこめることによる刺激とストレスにより発生する花粉症の激症化によって発生するヒスタミン・好酸球等を多量に含んだ鼻汁を鼻腔内に3度、9回閉じ込めると、抗原がものすごく大量に鼻粘膜層に付着侵入したのと同じ生理反応のシグナル・情報が、生体に発信されることになる。そのことは、段落番号0002の(A)の(9)免疫寛容は以下の時に発生する。その▲2▼・抗原がものすごく微量か逆に大量の時に相当し、同(A)の(9)の▲イ▼反応性を持っている細胞の消去。▲ロ▼細胞を無力化する(アナジー現象)。▲ハ▼反応しようとするとほかの細胞が、反応を抑えてしまう。この▲イ▼▲ロ▼▲ハ▼のいずれか、ひとつ以上の生理反応が発生して、免疫寛容し、Th2細胞、B細胞は機能不全になり、抗体産生が止り、抗原抗体反応は、発生しなくなる。
▲6▼上記本剤の治療の課程で、PH3の有機酸に鼻粘膜をひたすことにより、鼻粘膜のB細胞、肥満細胞からIgE抗体が分離し、鼻粘膜のB細胞の抗体産生能力がなくなり、同時に、鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積が解消して、抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は完治する。
(6)既存の花粉症の治療剤には、上記の生理反応を利用、いかすという発想がない。この生理反応を利用、いかすために、本願発明の剤の鼻腔内への挿入を繰返すことによって、鼻粘膜上皮層が、刷新されることにより、感作肥満細胞等の集積が解消する。と同時に、ヒスタミンの多量発生、流出により、抗体産生が抑制される。また、本剤による治療により、上皮細胞、樹状細胞が、刷新されることにより、樹状細胞の抗原の取り込みがとまるとともに、上皮細胞のサイトカインの産生が止ることによって、鼻粘膜のTh2細胞の優位の状態が解消されて、抗体産生が止る。他方、抗体産生に関係する所属リンパ節に存在するTH2細胞、B細胞とそれらの一部は、抗原記憶細胞になるが、それらの記憶情報が、本剤の治療に対する生体防御生理反応の発生により、消滅する か、リセットされて、機能不全になる。そして、また、免疫寛容し、同様に、Th2細胞、B細胞が機能不全になる。本剤による治療の課程で、鼻粘膜のB細胞、肥満細胞から、IgE抗体が分離して、鼻粘膜のB細胞の抗体産生が止まり、又、鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積が解消して、抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は完治する。
(7)本剤の3度9回の鼻腔内挿入による治療により花粉症の激症化生理反応が発生し、その結果、鼻粘膜の脱水萎縮反応とその刺激とストレスと、ヒスタミン・好酸球等を含んだ多量の鼻汁に鼻粘膜層を浸し続けると、下記の生理反応が発生する。
▲1▼鼻粘膜上皮層が、刷新されて、肥満細胞、好酸球等の湿潤細胞の集積が、解消する。▲2▼ヒスタミンの多量発生により、IFNrが増えTh2細胞の分化を抑えて、IL−4、IL−13の産生が抑制されて、抗体産生が抑制される
▲3▼上皮細胞のサイトカインの産生と樹状細胞の抗原の取り込みが止まることによって、鼻粘膜の炎症性Th2細胞優位の状態が解消されて抗体産生が止まる。
▲4▼抗体産生に係わるTh2細胞、B細胞に蓄積されている花粉症の発症に係わる記憶情報が、生体防御生理反応により、消滅、リセットされて、機能不全になる。
▲5▼免疫寛容し、Th2細胞、B細胞が機能不全になる。▲6▼上記本剤の治療の課程で、PH3の有機酸の本剤で鼻粘膜を浸すことになり、鼻粘膜のB細胞、肥満細胞から、アレルギーを起すIgE抗体が分離して、B細胞の抗体産生能力の喪失と鼻粘膜上皮層の肥満細胞から抗体が分離し、花粉症発症のトリガーになる鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積が解消して、抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は完治する。
上記の花粉症の激症化症状の発生により、▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼▲5▼▲6▼の生理反応が発生して抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は完治する。
(2)鼻粘膜上皮層への感作肥満細胞の集積と、Th2細胞が局所(鼻粘膜上皮)に誘導されて、Th2優位な環境が成立して、初めて、局所(鼻粘膜上皮層)で花粉症が発症する
(3)花粉症の激症化のために、本剤を鼻腔内に挿入して、鼻閉する。そして、故意に、異常に多量の鼻汁を発生・流出する生理反応を発生させることにより、花粉症を完治させるための剤である。本剤を鼻腔内に挿入し、鼻閉すると鼻粘膜層における塩と有機酸の酸による脱水萎縮反応と、塩と有機酸の酸による刺激とストレスを鼻粘膜層に与えることにより、花粉症の症状の激症化反応が発生して、鼻汁が、異常に多量発生・流出することによって、鼻粘膜上皮層に、存在する花粉症の発症に係わる、感作、高親和性受容体を細胞膜表面に多くもつ、あるいは、脱顆粒した肥満細胞等々、および、上皮直下固有層から遊走してくる好酸球、肥満細胞、Th2細胞等が、壊死するか、鼻腔外に流出して、その機能を喪失し、鼻粘膜上皮層は刷新される。
(4)同時に、異常に多量発生・流出する ヒスタミン・好酸球等を含んだ鼻汁に鼻粘膜層を浸し続けることによって、より多くのヒスタミンの発生情報、シグナルが、生体に発信されることになる。背景技術0002の(A)の(7)の理論によれば、「生体において、ヒスタミン量が多くなると、IFNrが増え、IgE抗体産生を抑え、アレルギーを終息させる。」とある。この3度9回の治療により、最終的に、抗体の産生が、抑制される。
(5)本剤の治療により、鼻粘膜上皮層が刷新されると共に、その上皮層内の上皮細胞、樹状細胞も刷新される。その結果、樹状細胞の抗原の取り込みがとまり、同時に上皮細胞のサイトカインの産生が止まり、鼻粘膜の炎症性Th2細胞優位の状態が解消されて、抗体産生が止まる。
(6)本剤の治療により、鼻粘膜層と、その所属リンパ節に存在する抗体産生に関係しているB細胞、B細胞に抗体産生を調整しながら抗体産生の指令を出すTh2細胞にすでに蓄積されている花粉症の発症に係わる記憶情報が、消滅・リセットされるかして、それらの情報を機能不全にする為に、本剤を使用して、3度9回の治療をする。
(7)本剤による3度、9回の治療により、故意に、花粉症の激症化を発生させ、その治療のたびに、鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞等が、本剤の食用塩とPH3の有機酸による生理反応によって、鼻腔外に流出するか、壊死するかして、鼻粘膜上皮層は、刷新される。上記の生理反応が、3度9回の治療のたびに繰返されることによって、鼻粘膜上皮層の花粉症の発症に係わるものが消滅する。本剤の治療による塩と有機酸によるショック・刺激・ストレスに対して、生体の生体防御生理反応が発生して、所属リンパ節および鼻粘膜のIgE抗体産生に係わるTh2細胞、B細胞等の花粉症に係わる記憶情報が、消滅・リセットされることにより、花粉症を発症させるのに必要な情報量の蓄積が十分でなくなり、抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は、完治する。
抗原抗体反応の際に、肥満細胞から放出されるヒスタミンの量は、肥満細胞に含まれるヒスタミンの全量のごく一部しか放出しない。しかし、本剤の食用塩とPH3の有機酸の酸に鼻粘膜層を浸し続ける。すると、ヒスタミンが枯渇するほど放出されるかする等々の、諸諸の細胞・組織レベルの緊急非常事態の発生情報が、花粉症の発症に係わるIgE抗体を産生する組織に関係しているIgE抗体を産生するB細胞、B細胞に抗体産生を調整しながら、命令するTh2細胞に、伝達される。その結果、その花粉症に係わる記憶情報を消滅させ、または、リセットするかして、鼻粘膜層に存在する組織・細胞等の損傷・壊死を防御しようとする生体防御生理反応、すなわち、花粉症を終息させることによって、組織・細胞をまもろうとする、生体防御生理反応が発生し、鼻粘膜、および、所属リンパ節に存在するTh2細胞、B細胞に蓄積されている花粉症に係わる記憶情報が、消滅・リセットされて、機能不全になり、抗原抗体反応が、発生しなくなる。
(8)免疫寛容
鼻粘膜上皮層において、抗原抗体反応が、発生しない様に免疫寛容すれば、花粉症は発症しない。この免疫寛容を発生させる方法と剤を発明出来れば、課題は、解決する。
(9)鼻粘膜に存在するB細胞、肥満細胞の細胞膜表面に附着しているアレルギーを起すIgE抗体を分離するために、本剤で、3度9回治療する課程で、B細胞、肥満細胞に附着しているIgE抗体が分離し、鼻粘膜のB細胞の抗体産生能力がなくなり、同時に鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積が解消して、抗原抗体反応が発生しなくなる。
その結果、花粉症は完治する。
これら上記の解決策は、本剤を次に記す方法で使用することである。
(10)これら上記の解決策は、花粉症の症状が発生した時に、その症状を激症化させるために、まず、本剤を鼻腔内に挿入し、発生する鼻汁が外部に流出しない処置をする。すると異常に多量の鼻汁が発生し始め、鼻腔内に多量の鼻汁が溜まり始める。この反応を出来るだけ長く辛抱し、辛抱しきれなくなったら鼻をかみ続ける。数回から10回程、とにかく、鼻汁が出なくなるまで、鼻をかみ続ける。そして、鼻汁が出なくなれば、再度、本剤を鼻腔内に挿入すると、それが溶けて、その成分が、鼻粘膜層と再度反応をおこし始める。すると、上記の様に鼻腔内に多量の鼻汁が溜り始める。その反応を出来るだけ長く辛抱し、辛抱しきれなくなるか、これ以上鼻汁の発生量が増えないと判断すれば、初回と同様、鼻をかみ続ける。そして、再々度、本剤を鼻腔内に挿入し、鼻汁のたまるのを待ち、鼻汁が出なくなるまで、鼻をかみ続ける。鼻汁は、初回より2回目、2回目より3回目の方が、発生量が少なくなる。この3回の治療によって、花粉症の症状である鼻汁の流出と鼻閉等の症状は、一時、解消する。しかし、後日、また、花粉症が発症する。その症状が、これ以上悪くならないと思った時に、2度目の治療をする。初回と同じ治療方法と治療回数を実施すれば、花粉症の症状が、解消する。そして、完全を期するために、後々日、発生する花粉症の症状を見逃さず、3度目の治療を上記の様に実施する。
(11)上記を以下にさらに詳しく説明する。
▲1▼A.本剤を治療第1日目に鼻腔内に3回挿入、鼻閉して、3回の強烈な花粉症の症状を、一時、発生させ、鼻粘膜層から多量の鼻汁を発生、流出させることによって花粉症の症状は、解消する。
B.後日、花粉症の症状が、再発すれば、初回と同じ様に、2度目の治療をすることにより、花粉症の症状は、解消する。
C.後々日、花粉症の症状は、再々発する。初回と同じ様に、3度目の治療をすることにより、花粉症は、解消し、次年度の花粉症の季節になっても、再発しない。
▲2▼A.鼻腔内粘膜で、アレルギー性鼻炎が発症すると、肥満細胞、好塩基球、好酸球、B細胞、Th2細胞等々の浸潤 細胞の数が、増加し、ヒミスタミン、ロイコトリエン等の放出により、鼻汁の流出・鼻閉・くしゃみ等の症状が発生する。この症状を、一時、激症化させるために本剤を鼻腔内に挿入して鼻閉する。すると、本剤に含まれた塩と有機酸による脱水・萎縮反応とPH3の有機酸の酸と食用塩による刺激・ストレスにより、ヒスタミン・好酸球等を含んだ鼻汁が、多量に発生・流出する。その結果、鼻粘膜上皮層等に存在する花粉症の発症に係わる 感作、高親和性受容体を細胞膜表面に多くもつ、あるいは、脱顆粒した 肥満細胞等々、および上皮直下の固有層から遊走して来る好酸球等々が、壊死するか、鼻腔外に流出して、その機能を喪失し、鼻粘膜上皮層は、刷新される。その結果、鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積が、解消する。
B.上記の治療により、一時、3度9回、花粉症の激化(ヒスタミン・好酸球等を含んだ鼻汁の異常な多量発生)の症状を故意に発生させる。その鼻汁を鼻腔内に閉じ込めることによって、より多くのヒスタミンの発生の情報・シグナルが、生体に発信されることにより、抗体産生が抑制される。(背景技術0002の(A)の(7)参照)
C.鼻粘膜上皮に於ける樹状細胞は、アレルギー性鼻炎発症における感作の段階において、抗原の取り込みに重要な働きをする。アレルギー性鼻炎において上皮バリアを介して樹状細胞が触手をのばして、抗原を取り込む。上皮細胞からは、アレルギー性炎症誘導サイトカインが産生され、そのサイトカインは、鼻粘膜に局在する樹状細胞の分化、活性化、および遊走化を促し、リンパ組織において、Th2細胞分化を促し、そのTh2細胞を鼻粘膜にリクルートする。しかし、本剤による治療により鼻粘膜上皮層の刷新により、上皮細胞のアレルギー性炎症誘導サイトカインの産生が止ることによって、炎症性Th2細胞の局所への誘導が止まる。その結果、樹状細胞の分化、活性化、および遊走化が止まり、抗原の取り込みが、止まる。同時に局所の炎症性Th2細胞の優位の状態が解消されて、抗体産生が止る。その結果、抗原抗体反応が終息し、花粉症は完治する。
D.ヒスタミン等を放出した好塩基球は、自滅する。一方、ヒスタミンを放出した肥満細胞は、肥満細胞に含まれているごく一部しか放出しないで、修復再生を繰返すために花粉症の重症化の症状は、続く。本剤による3度、9回の治療によって、肥満細胞のヒスタミンが枯渇するほど放出されるとか等々の、諸諸の生体にとっての非常事態の発生情報そして、また、食用塩とPH3の有機酸による脱水・萎縮反応と、そのショック、刺激、ストレス情報が、Th2細胞、B細胞等に伝達される。その結果、それらの記憶情報が、消滅・リセットされるかして、機能不全になる。すなわち、本剤の治療による刺激・ストレスを終息させて、組織細胞の損傷、壊死を防ぐために、花粉症を終息させようとする生体の生体防御生理反応が、発生し、Th2細胞、B細胞の花粉症に係わる記憶情報の蓄積が、消滅、リセットされる。上記の3度、9回の治療によるヒスタミンを含んだ鼻汁の異常多量発生等により抗体産生が、抑制され、かつ、止る。それと同時に本剤の食用塩とPH3の有機酸による治療による鼻粘膜の脱水・萎縮反応と、そのショック、刺激、ストレス情報が、抗体産生に係わるTh2細胞、B細胞に発信されることにより、それらを避けようとする生体の生体防御生理反応が発生する。その結果、Th2細胞、B細胞、および、抗原記憶細胞となった一部のTh2細胞、B細胞からも、それらに蓄積されている花粉抗原抗体情報が、消滅、リセットされて機能不全になり、生体の抗原抗体情報の蓄積がなくなり、抗原抗体反応が止まる。
E.背景技術0002の(A)の(9)の▲2▼によれば、「抗原がものすごく微量か、逆に大量の時に免疫寛容が、発生する。」とある。すなわち、本剤による治療方法と治療剤によって発生するヒスタミン、好酸球等を多量に含んだ鼻汁を鼻腔内に閉じこめることによる刺激とストレスにより発生する花粉症の激症化によって発生するヒスタミン・好酸球等を多量に含んだ鼻汁を鼻腔内に3度、9回閉じ込めると、抗原がものすごく大量に鼻粘膜層に付着侵入したのと同じ生理反応のシグナル・情報が生体に発信されることになる。そのことは、段落番号0002の(A)の(9)免疫寛容は、以下の時に発生する。その▲2▼、抗原がものすごく微量か、逆に大量の時に相当し、同(A)の(9)の▲イ▼反応性を持っている細胞の消去、▲ロ▼細胞を無力化する(アナジー現象)。▲ハ▼反応しようとするとほかの細胞が、反応を抑えてしまう。この▲イ▼▲ロ▼▲ハ▼のいずれか、ひとつ以上の生理反応が発生して、免疫寛容し、抗原抗体反応は終息する。
F.B細胞、肥満細胞をPH3の有機酸で処理すれば、B細胞、肥満細胞表面のFcレセプターから血清由来のIgが分離する。これと同じ生理反応を発生させるために、上記の本剤で、3度9回治療する課程で、鼻粘膜内のB細胞に附着しているIgE抗体が分離することにより、B細胞の抗体産生が止まると共に、鼻粘膜上皮層に集積して、花粉症の症状、および、炎症反応のトリガーになる肥満細胞の細胞膜表面のFcレセプターに附着しているIgE抗体が分離して、鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積が解消して、抗原抗体反応が発生しなくなり、花粉症は完治する。
(12)上記の▲2▼のAにより、花粉症の発症に係わる鼻粘膜上皮層の肥満細胞等と、それらに附着する抗体、および、その他の浸潤細胞等が、その機能を喪失し、鼻粘膜上皮層が刷新される。同▲2▼のBにより、抗体産生が、抑制される。同▲2▼のCにより、抗体産生が止まる。同▲2▼Dにより、生体の花粉症に係わる抗原抗体情報が生体防御生理反応により、消滅、リセットされる。同▲2▼のEにより、免疫寛容する。同▲2▼Fにより、B細胞、感作肥満細胞から、抗体が分離する。その結果、花粉症は、完治する。
花粉症の症状を激症化させることによって生じる生理反応により、花粉症を完治させるための本願発明の剤は、以下の構成である。重量20%の食用塩、重量90%のクエン酸を主成分とする重量5%でPH3の有機酸からなる。上記本剤を鼻腔の大きさに適した日本薬局方カプセル(例えば、#00、#0、#等)に入れて、前記の「課題を解決するための手段」、および、「発明を実施するための形態」に記載の様に使用した。
(1)年令 23才 学生
薬の服用をしていない花粉症の学生である。本剤を鼻腔内に挿入すると、しばらくして多量の鼻汁が発生した為に段落番号0006に記している方法で対処した。その結果、花粉症の症状は解消し、翌年から花粉症は、発症しなかった。
(2)年令 20才 学生
花粉の飛散する季節になると、鼻汁の流出と鼻閉に苦しんでいるとのことである。そこで、当治療法を試してもらった結果、多量の鼻汁が発生して、症状は解消した。そして、翌年から花粉症の症状は、でなくなり、花粉症は完治した。
(3)年令 53才 男
長年花粉症の症状に苦しんでいるとのことである。すぐに本剤を使用して、治療を始めた。すると、多量の鼻汁が発生・流出し、予定どおり、症状は、解消した。後日、花粉症が完治したと連絡を受けた。
(4)年令 55才 男
花粉症が、発生したので本剤を、鼻腔内に挿入し、発生する鼻汁が、外部に流出しない処置をした。しばらくすると本剤が溶けて、その成分が鼻粘膜層と生理反応を起し始めた。すると多量の鼻汁が発生し始め鼻腔内に多量の鼻汁が溜まり始めた。この反応を出来るだけ長く辛抱して辛抱しきれなくなり、鼻をかみ続けた。数回から10回以上、とにかく鼻汁が出なくなるまで、鼻をかみ続けた。そして、鼻汁が出なくなり、再度、本剤を鼻腔内に挿入すると、それが溶けてその成分が鼻粘膜層と再度反応をおこし始めた。
すると、上記の様に鼻腔内に多量の鼻汁が溜り始めた。その反応を出来るだけ長く辛抱し、辛抱しきれなくなり、これ以上、鼻汁の発生量が増えないと判断し、初回と同じ様に鼻をかみ続けた。そして、鼻汁が出なくなれば、初回と同じ様に再々度、本剤を鼻腔内に挿入し、鼻汁のたまるのを待ち、鼻汁が増えなくなったことが確認出来たので鼻汁が出なくなるまで鼻をかんだ。すると、鼻閉が解消し、第1日目の治療が、終った。
下記に、初回の治療から、治療の終了するまでの課程を整理する。
第1日目 1回目数回から10回以上、鼻をかむと鼻汁が出なくなった。
(一度目)2回目数回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなった。
3回目2〜3回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなり、鼻閉が解消した。
後日、花粉症の再発後、上記の様に2度目の治療をした。
第2日目 1回目数回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなった。
(二度目)2回目4回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなった。
3回目2回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなり、鼻閉が解消した。
後々日、花粉症の再々発後、上記の様に、3度目の治療をした。
第3日目 1回目3回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなった。
(三度目)2回目2回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなった。
3回目1回、鼻をかむと、鼻汁が出なくなり、鼻閉は解消した。
花粉症の症状は、以後、次年度の花粉症の季節になっても再発せず、花粉症が、完治したことが確認できた。
その結果、花粉症を激症化させる生理反応を発生させる本剤で3度9回の治療により、[発明の効果」0007の(7)の▲1▼鼻粘膜上皮層が刷新されて、肥満細胞、好酸球等の湿潤細胞の集積が解消し、▲2▼ヒスタミンの多量発生により、IFXrが増えTh2細胞の分化を抑えて、IL−4、IL−13の産生が抑制されて、抗体産生が抑制され、▲3▼上皮細胞のサイトカインの産生と樹状細胞の抗原の取り込みが止まることによって抗体産生が止り、▲4▼抗体産生に係わるTh2細胞、B細胞に蓄積されている花粉症
発症に係わる記憶情報が、生体防御生理反応により、消滅、リセットされて機能不全になり▲5▼免疫寛容し、Th2細胞、B細胞が機能不全になり、▲6▼鼻粘膜のB細胞、肥満細胞から、IgE抗体が分離し、B細胞の抗体産生能力が喪失し、鼻粘膜上皮層の感作肥満細胞の集積が解消して等して、花粉症が完治したことが、検証できた。
本願請求項に係わる発明は、従来技術の単なる花粉症の治療剤の様に、花粉症の症状を抑制する作用のある剤(特許文献1、2、非特許文献5、6参照)の様に、花粉症の症状を抑制する作用のある剤ではなく、本剤は、花粉症の症状を体の正常な生理作用ととらえて、その生理作用を助けるために本剤の鼻腔内挿入を繰返すことにより、花粉症の激症化生理反応を発生さすことによる鼻粘膜の脱水委縮作用、その刺激、ショック、ストレスの発生により、鼻粘膜から故意に異常に多量の鼻汁を発生、流出する生理反応を発生させることによって花粉症を完治させる。しかし、既存の医学(特許文献1を含めて)の治療方法、治療剤は、花粉の飛散している季節には、それがなくなるまで、常時、薬を服用し続けなければ、花粉症の症状を抑制出来ず、花粉症が完治することはない。しかし、本願発明の請求項の剤を使用して治療することによって、上記の様に、花粉症の激症化症状が発生して、鼻粘膜が刷新される等して、花粉症は完治する。
特許文献1の発明の剤は、「ウイルスの死滅、細菌の死滅、アレルゲンの消滅、抗アレルゲン体質化して症状がなくなる」([00010])とある。もっとも、その剤の抗炎症性によって、ウイルス、細菌が死滅しても、アレルゲン(花粉)の消滅によって、鼻炎(花粉)症が完治すると想到する当業者はいないことに理論的整合性がある。ましてや、特許文献1より、花粉症の完治剤を創薬しようとする当業者がいると想到出来得ないことに論理的整合性がある。審査基準第3章医薬発明2特許要件2.2.2新規性の判断の法の(2)のaによれば、上記アレルゲン(花粉)の消滅によって、アレルギー性鼻炎(花粉)症が完治するという発明は、当業者が当該刊行物の記載及び出願時の技術常識に基づいて、その化合物等を医薬用途に使用できることが明らかであるように当該刊行物に記載されていない場合に相当し、当該刊行物に医薬発明が記載されているとすることはできできない。その効能の単なる羅列にすぎず、アレルゲンの消滅する理論的裏付がない。
そもそも、鼻粘膜に附着したアレルゲン(花粉)の成分が、抗アレルギー体質化により消滅する理論的根拠は、本願発明時においても全くないことは、当業者ならだれでも認識できる事である。抗アレルギー体質化とは、アレルゲン(花粉)が消滅して症状が解消するのではなく、無反応になるということであり、そのことは、抗ヒスタミン剤(特許文献1の抗鼻炎剤)等と同じ様な生理作用である。そのために、抗鼻炎剤等をアレルゲン(花粉)が、存在しなくなるまで、その剤を服用し続けなければならない。しかし、特許文献1の剤は、鼻腔内に挿入して、抗アレルゲン体質化させるものであり、そのためには、その剤を使用し続けて初めて、効果(抗アレルゲン体質化)が発生するのであり、本剤を鼻腔内に挿入し続けることは、現実的に不可能なことであることは、当業者なら、容易に理解できることである。しかも、アレルゲン(花粉)の消滅という非科学的な主張である。この2つの非現実的、非科学的発想と理論からなる当該発明より、当業者が、本願発明の花粉症完治法と剤を想到することなどありえないことに理論的整合性がある。
特許文献1の発明は、[0008]の実施例(1)(2)(3)(4)にいずれも鼻炎の症状が、1〜2時間で完治しており、又、[0003]の発明が解決しようとする課題においても、普通2〜4時間で鼻炎(花粉)症が完治する。と記されている様に、アレルゲン(花粉)が消滅して鼻炎(花粉)症が完治したのではない。単に、ウイルス、細菌の死滅によって、鼻炎症が完治したにすぎない。従って、アレルゲン(花粉)が消滅し、抗アレルゲン体質化によって、鼻炎(花粉症)が完治したのではない。アレルギー性鼻炎が2〜4時間で完治することは絶対ない。本願発明の完治法、剤の治療においても 実施例に記している様に、3度9回の治療で花粉症が完治したのである。従って、特許文献1の発明と本願発明とは、全く、類似性もなく、効果、効能も異なるものである。
Claims (1)
- 重量20%の食用塩、重量90%のクエン酸を主成分とする重量5%でPH3の有機酸を成分とするものであって、それを鼻腔の大きさに適した日本薬局方カプセルに入れて、
(A)両方の鼻腔内に挿入後、両方の鼻孔を閉じる、(B)両方の鼻孔を開放後に鼻汁の出なくなるまで鼻をかむことで鼻汁を体外へ排出する、
(A)及び(B)の順に3回繰返して使用し、
後日、後々日に症状が発症した時に(A)及び(B)の順に3回繰返して使用し花粉症の症状を激症化させて花粉症を完治させるための剤であって
(1)花粉症の症状の激症化によって生じる生理反応により、多量に発生・流出する鼻汁で鼻粘膜が刷新されアレルギー性炎症誘導サイトカインの産生が止まり鼻粘膜のTh2細胞の優位な状態が解消してIgE抗体産生が止まる生理反応の発生により、花粉症を完治させる、
(2)(1)の鼻粘膜が刷新される過程で、鼻粘膜内のB細胞、肥満細胞とPH3の本剤との生理反応によりB細胞と肥満細胞に附着しているIgE抗体が分離しB細胞の抗体産生能力の喪失と鼻粘膜上皮層 の感作肥満細胞の集積が解消する生理反応の発生により花粉症を完治させる、
(3)花粉症の症状の激症化によって生じる生理反応により、花粉が大量に体内に侵入したのと同じ生理反応のシグナルが生体に発信され免疫寛容する生理反応、即ち、花粉症の激症化によって大量に発生・流出する鼻汁を鼻腔内に閉込めてその鼻汁に鼻粘膜を浸し続けることによって花粉が大量に体内に侵入したのと同じ生理反応のシグナルが生体に発信されて免疫寛容する生理反応を発生させることによって花粉症を完治させる、
(4)花粉症の症状を激症化させることによって生じる生理反応に対して、生体防御生理反応が発生しTh2細胞、B細胞の抗体産生能力が消滅、リセットされることによって花粉症を完治させる、
(1)〜(4)を有することを特徴とする花粉症の症状を激症化させて花粉症を完治させるための剤。
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