JP2016073812A - 弾球遊技機 - Google Patents

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長尾 和彦
Kazuhiko Nagao
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Abstract

【課題】遊技領域の拡大に応じて中央役物を大型化できるようにする。
【解決手段】遊技盤12の遊技領域17の略中央に配置された中央役物20と、中央役物20の右側で遊技領域17の外周側に配置された外周飾り部材14との間に右打ち通路30を備え、この右打ち通路30に遊技球の流下速度を抑制する抑制手段58を備えている。中央役物20は遊技盤12の前面に当接し且つ右打ち通路30に裏側から対向するベース板53と、このベース板53から前側に突出し且つ右打ち通路30に内周側から対向する外周壁54とを有する。抑制手段58とベース板53と外周壁54とに遊技球の流下方向に所定間隔を置いて配置され、右打ち通路30内を流下する遊技球と接触して流下速度を抑制する複数個の突起63,64を含むものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
例えばパチンコ機には、遊技盤の前面に装着されたガイドレール、外周飾り部材等の外周部材の内側に略円形状の遊技領域を形成し、この遊技領域の略中央に、液晶式等の画像表示手段を有する中央役物を配置すると共に、中央役物の左右両側に左打ち通路と右打ち通路とを設け、遊技状況に応じて遊技者が左打ち通路と右打ち通路との何れかに遊技球を集中させながらゲームを行えるようにしたものがある。
この種のパチンコ機では、遊技球が左打ち通路を流下するときと同様に右打ち通路を流下するときにも、その流下速度を抑える必要がある。そこで、通路幅の広い左打ち通路と同様に、通路幅の狭い右打ち通路内にも多数の遊技釘を配置して、右打ち通路内での遊技球の動きに変化を与えて流下速度を抑制するようにしたもの(特許文献1)と、遊技領域の外周側に配置された外周部材の内側に、中央役物とは別に通路部材を配置し、その外周部材と通路部材との対向面に凹凸部を設けて右打ち通路を蛇行状に構成し、遊技球が右打ち通路内を蛇行状に流下することにより流下速度を抑制するようにしたもの(特許文献2)とがある。
特開2010−142331号公報 特開2005−542号公報
近年のパチンコ機は、遊技盤の遊技領域を極力広くして、その遊技領域の略中央部に、表示領域の広い大型の画像表示手段を備えた中央役物を配置する傾向にあるが、左打ち通路と右打ち通路とを備えた従来のパチンコ機では、中央役物を十分に大型化できない欠点がある。
即ち、右打ち通路内に遊技釘を設けた前者の場合には、多数の遊技釘を配置できるように右打ち通路の通路幅をある程度確保する必要があるため、遊技領域に比して中央役物を十分に大型化できない欠点がある。
また右打ち通路を蛇行状に形成した後者の場合には、遊技領域の外周部分が凹凸状となって実質的に狭くなる上に、外周部材の内側に中央役物とは別に通路部材を配置する必要があって、中央役物の大型化が著しく制限される欠点がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、遊技球の流下速度を適度に抑制できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤の遊技領域の略中央の中央役物と前記遊技領域の外周側の外周部材との間に、前記遊技領域の上部に打ち込まれた遊技球が衝突する球止め部材の下側から下方へと略円弧状に形成された右打ち通路を備え、前記右打ち通路からの遊技球を前記遊技領域の中央側へと案内する案内通路を備え、前記右打ち通路を流下する遊技球と接触して遊技球の流下速度を抑制する抑制手段を備えた弾球遊技機において、前記中央役物は前記遊技盤の前面に当接するベース板と、該ベース板から前側に突出する外周壁と、前記ベース板と略平行に配置された前通路壁とを前記右打ち通路に対応して備え、前記抑制手段は前記球止め部材と前記案内通路との間の中間から前記案内通路近傍の範囲の前記ベース板及び前記前通路壁に遊技球の流下方向に所定間隔を置いて配置された複数個の突起を含むものである
本発明によれば、遊技球の流下速度を適度に抑制できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 同遊技盤の正面図である。 同要部の正面断面図である。 同要部の側面断面図である。 図3のX−X矢視断面図である。 図3のY−Y矢視断面図である。 同要部の斜視図である。 本発明の第2の実施形態を示す要部の正面断面図である。 図8のZ−Z矢視断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す要部の正面断面図である。 同要部の説明図である。 同要部の説明図である。 本発明の第4の実施形態を示す要部の一部破断正面図である。 同要部の側面断面図である。 同要部の平面断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図7は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。パチンコ機は、図1に示すように、矩形状の外枠1と、この外枠1の前側にヒンジ2により縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側にはガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に対してヒンジ2と同じ側のヒンジにより縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する球供給皿7が配置され、その側方に遊技球を発射する発射手段8の発射ハンドル9が設けられている。ガラス扉4はその透視窓10を塞ぐ前後2枚のガラス板11を有し、このガラス扉4の裏側に、ガラス扉4に対応するように前枠3に遊技盤12が着脱自在に装着されている。
遊技盤12の前面には、図2に示すように、発射手段8から発射された遊技球を誘導するガイドレール13と、略円弧状の内周面を有する外周飾り部材14とが周方向に装着され、そのガイドレール13と外周飾り部材14との内側が略円形状の遊技領域17となっている。ガイドレール13は内レール15と外レール16とを有し、その内レール15と外レール16の一部と外周飾り部材14の内周面とにより遊技領域17が画成されている。外レール16は遊技領域17の上部の左右中央よりも右側まで伸びており、この外レール16と外周飾り部材14との接続部の近傍又は外周飾り部材14の上部に、外レール16に沿って遊技領域17の上部に打ち込まれた遊技球が衝突する球止め部材19が設けられている。なお、内レール15及び外レール16を含むガイドレール13と、外周飾り部材14とにより、遊技領域17の外周側に配置される外周部材が構成されている。
遊技領域17には中央役物20、普通図柄始動手段21、第1特別図柄始動手段22、第2特別図柄始動手段23、大当たり用の開閉入賞手段24、普通入賞手段25、普通図柄表示手段26、第1特別図柄表示手段27、第2特別図柄表示手段28、装飾体等の各種の遊技部品が配置されている。
中央役物20は遊技領域17の左右方向の略中央に配置されており、この中央役物20の上端側の左右中央より左側が左打ち通路30となり、右側が右打ち通路31となっている。従って、遊技領域17の上部に打ち込まれた遊技球は、左打ち通路30、右打ち通路31の何れかの流下通路を経て順次流下する。なお、右打ち通路31を流下した遊技球は中央役物20の右下側の下側通路34を経て遊技領域17の中央側へと流下する。
中央役物20は遊技盤12から前側に突出する前構造体32と、遊技盤12の裏側に装着された裏構造体(図示省略)と、前構造体32の表示窓32aに対応して遊技盤12の裏側で裏構造体に装着された液晶式その他の画像表示手段33とを有する。前構造体32は遊技盤12に着脱自在に固定され且つ前構造体32の外周部に配置された支持枠36と、この支持枠36の前側に装着された前飾り板37とを備えている。
中央役物20の下側の左右略中央には、この中央役物20と最下部のアウト球口38との間に第1特別図柄始動手段22と第2特別図柄始動手段23とが上下方向に配置されている。そして、中央役物20の左下側には左打ち通路30を置いて複数個の普通入賞手段25が配置され、また右下側には普通図柄始動手段21、開閉入賞手段24等が配置されている。
なお、前構造体32は左打ち通路30側に開口する球誘導口39と、この球誘導口39を経て誘導された遊技球を第1特別図柄始動手段22の上方近傍で遊技盤12の前側へと落下させる球落下部40とを有する。また前構造体32には前飾り板37等の適当箇所に普通図柄表示手段26、第1特別図柄表示手段27、第2特別図柄表示手段28が装着されている。
普通図柄表示手段26は普通図柄を変動表示するためのもので、複数種類の普通図柄(例えば2種類の「○」「×」)に対応する複数個の発光素子により構成されており、普通図柄始動手段21が遊技球を検出することを条件に2個の発光素子が交互に点灯するように所定時間点滅して、普通図柄始動手段21の遊技球の検出時に抽選した乱数値が予め定められた当たり判定値と一致した場合に当たり態様の「○」側の発光素子が点灯し、それ以外の場合に外れ態様の「×」側の発光素子が点灯して停止する。なお、変動後の普通図柄は1/10程度の所定の確率で当たり態様となる。
第1特別図柄表示手段27、第2特別図柄表示手段28は発光部位の変化等で第1特別図柄、第2特別図柄を変動表示可能なセグメント式等の表示手段により構成されており、第1特別図柄表示手段27は第1特別図柄始動手段22が、第2特別図柄表示手段28は第2特別図柄始動手段23が夫々遊技球を検出することを条件に、第1特別図柄、第2特別図柄が所定時間変動して、第1特別図柄始動手段22、第2特別図柄始動手段23の遊技球の検出時に抽選された乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致した場合に所定の大当たり態様で、それ以外の場合に外れ態様で停止するようになっている。
なお、変動後の第1特別図柄、第2特別図柄は、通常確率状態中は1/350等の通常確率で大当たり態様となり、大当たり状態終了後の高確率状態中は1/35等の高確率で大当たり態様となる。大当たり状態中の場合には第1特別図柄、第2特別図柄は何れも変動しないし、一方が変動中の場合には他方は変動しない。また各特別図柄の始動検出は所定の上限数(例えば4)まで保留可能であり、両方に1以上の保留がある場合には、第2特別図柄表示手段28の図柄変動が優先する。更に高確率状態中は第1特別図柄、第2特別図柄の変動時間も短縮される。
画像表示手段33は第1特別図柄表示手段27、第2特別図柄表示手段28に対応する演出図柄表示手段41を構成するもので、第1特別図柄、第2特別図柄の変動時にその図柄変動に同期して変動する1個又は複数個、例えば3個の演出図柄42a〜42cを変動表示する。演出図柄42a〜42cは第1特別図柄始動手段22、第2特別図柄始動手段23の遊技球の検出を条件に、抽選により決定された所定の演出図柄変動パターンを経て所定時間変動した後、第1特別図柄、第2特別図柄の変動終了に同期して所定の順序で順次停止する。なお、演出図柄表示手段41は第1特別図柄表示手段27、第2特別図柄表示手段28に対応して別々に設けてもよい。
演出図柄42a〜42cの変動後の停止図柄は、第1特別図柄、第2特別図柄が大当たり態様で停止する場合には全てが揃う大当たり演出態様となり、第1特別図柄、第2特別図柄が外れ態様で停止する場合には少なくとも一部が異なる外れ演出態様となる。
例えば、演出図柄42a〜42cには0〜9までの数字図柄が使用されており、特別図柄が大当たり態様で停止する場合には演出図柄42a〜42cは「7・7・7」等の大当たり演出態様で停止し、特別図柄が外れ態様で停止する場合には演出図柄42a〜42cは「2・4・5」等の外れ演出態様で停止する。
第1特別図柄始動手段22は非開閉式であって、画像表示手段33の下側に配置されており、この第1特別図柄始動手段22は右打ち通路31に比較して左打ち通路30を経て落下する遊技球が入賞し易くなっている。
第2特別図柄始動手段23は開閉式であって、左右一対の開閉部材23aを備えた電動チューリップ式入賞手段等により構成され、普通図柄表示手段26の変動後の普通図柄が当たり態様で停止した場合に所定の開放パターンで開放するようになっている。
第2特別図柄始動手段23の開放パターンには、開放時間の短い通常パターン(例えば0.2秒×1回)と開放時間の長い特別パターン(例えば2秒×3回)とがあり、通常確率状態中は通常パターンが、高確率状態中は特別パターンが夫々選択される。
開閉入賞手段24は変動後の第1特別図柄、第2特別図柄が大当たり態様で停止した場合に発生する大当たり状態中に所定の開放パターンで開閉するもので、この開閉入賞手段24に遊技球が入賞したときには、他の普通入賞手段25等への入賞よりも多くの賞球が払い出されるようになっている。
この開閉入賞手段24は右打ち通路31の下部においてベース板43から前側に突出する前飾り体44を有する。前飾り体44はその上側に開閉板45により開閉される大入賞口46が設けられている。開閉板45は前進時に大入賞口46を閉鎖して遊技球を特別図柄始動手段22,23へと案内し、後退時に大入賞口46を開放して遊技球が入賞すべく前後方向に出退自在である。
なお、開閉入賞手段24の開閉パターンは、開放後に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、所定時間(例えば30秒)が経過するかの何れか早い方で閉じる開閉動作を1ラウンドとして、そのラウンド数の違いにより複数の種類があり、大当たりの抽選時にその複数種類の開閉パターンの何れかが抽選される。
普通図柄始動手段21は遊技球の検出を条件に普通図柄表示手段26の普通図柄を変動させるためのもので、右打ち通路31を経て流下する遊技球の通過を検出するようになっている。
左打ち通路30は広い通路幅を有し、中央役物20の上側から左側を経て下側に跨がって形成され、この左打ち通路30には多数の遊技釘(図示省略)が設けられている。
右打ち通路31は遊技領域17の上部の左右略中央から遊技領域17の上下方向の略中央部に跨がって中央役物20の右側に設けられた通路幅の狭い狭隘通路であって、図2、図3に示すように、外レール16に沿って略円弧状に形成された上部通路50と、外周飾り部材14に沿って略円弧状に形成された側部通路51と、球止め部材19の近傍に形成され上部通路50と側部通路51とを段違い状に接続する屈曲通路52とを有する。右打ち通路31の下端は、前構造体32の下側に配置された下側通路34に接続されている。
中央役物20の支持枠36は、図3〜図7に示すように、遊技盤12の前面に当接し且つ周方向の複数箇所でネジ等により遊技盤12に固定されたベース板53と、このベース板53に一体又は別体に設けられ且つベース板53から前方に略直角に突出する外周壁54と、ベース板53から後方に一体に突出して遊技盤12の装着孔12a内に嵌合する周方向の嵌合壁54aとを備えている。
外周壁54は画像表示手段33の前下側の球落下部40側の所要範囲を除く略全周に設けられている。この外周壁54は中央役物20の上端側略中央の頂部54bよりも右側で外レール16との間に上部通路50を形成する円弧状の上部通路壁55と、右側の外周飾り部材14との間で側部通路51を形成する円弧状の側部通路壁56と、上部通路壁55と側部通路壁56とを段違い状に接続し且つ球止め部材19との間で屈曲通路52を形成する屈曲通路壁57とを有する。
右打ち通路31の上部通路50は上下に対向する外レール16及び上部通路壁55と、両者間の裏側に対向する遊技盤12又はベース板53とにより、また側部通路51は左右に対向する外周飾り部材14及び側部通路壁56と、両者間の裏側に対向するベース板53とにより夫々構成され、ガラス扉4を閉鎖したときに、図5、図6に示すように前飾り板37の前面に近接して配置されるガラス板11により塞がれる。そして、右打ち通路31の側部通路51には、後述するように、遊技球の流下速度を抑制する抑制手段58が設けられている。
右打ち通路31の下端は、図3に示すように、遊技領域17の上下方向の略中央よりも若干下に位置しており、この右打ち通路31の下部には、遊技領域17の上下方向の略中央を含む上下両側の所定範囲Aに、外周飾り部材14に沿って略垂直な垂直部59が形成されている。右打ち通路31の側部通路51には、図3〜図7に示すように、球止め部材19の下側から垂直部59の上側に跨がって傾斜壁60a,60bを介して突出壁61が形成されている。即ち、ベース板53は突出壁61を除く略全体が遊技盤12の前面に当接し、突出壁61の範囲Bが遊技盤12の前面から離間して前側に突出し、この突出壁61と遊技盤12の前面に当接する部分との間に傾斜壁60a,60bが設けられている。なお、突出壁61とガラス板11との間隔Cは、側部通路壁56と外周飾り部材14との間隔Dと略同じになっている。
右打ち通路31に対向する対向面を構成するベース板53、外周壁54には、図3〜図7に示すように、右打ち通路31内を流下する遊技球と接触して流下速度を抑制する突起63,64が、遊技球の流下方向に所定の間隔を置いて複数個配置されている。ベース板53の突起63は突出壁61の前面にその側部通路51の円弧中心に対して略放射状に設けられ、また外周壁54の突起64はその前後方向に略水平状に形成されている。従って、各突起63,64は側部通路壁56の遊技球の流下方向に対して略直交する方向に長くなっている。
この実施形態では、抑制手段58は突出壁61と突起63,64とにより構成されている。なお、突起63,64は断面半円状の小突起であり、上下の各突起63,64間の間隔は遊技球の直径よりも短く、半径よりも大である。例えば、各突起63,64の高さ、間隔は、ベース板53側又は外周壁54側において、遊技球が上下に隣り合う2つの各突起63,64に当接したときに、その遊技球の一部がベース板53又は外周壁54の表面に接触するか、遊技球が上下に隣り合う2つの突起63,64の一方と、ベース板53又は外周壁54の表面に接触したときに他方と近接する程度である。
ベース板53は右打ち通路31の下端から下方に突出しており、その突出部分に支持枠36の下側通路壁69との間で下側通路34を形成する下側通路部材65が設けられている。下側通路部材65は右打ち通路31の下端から流下した遊技球を遊技領域17の内側へと掬いながら案内する掬い部66と、段差部67を介して掬い部66に接続する傾斜通路壁68とを有し、外周壁54の側部通路壁56と下側通路壁69との間には、下側通路部材65の掬い部66、段部67に対応して凹部70が設けられている。従って、右打ち通路31と下側通路34は略S字状に屈曲する屈曲通路71を介して接続されている。
ゲームに際しては、発射手段8を操作して遊技領域17へと遊技球を発射させる。このとき通常確率状態であれば、遊技者は第1特別図柄始動手段22に入賞し易い左打ち通路30に遊技球が集中するように左打ちをする。左打ち通路30を落下する間に、遊技球が中央役物20の球誘導口39、球落下部40等を経て第1特別図柄始動手段22に入賞すると、第1特別図柄表示手段27の第1特別図柄、演出図柄表示手段41の演出図柄42a〜42cが同期して所定時間変動する。
そして、第1特別図柄始動手段22に遊技球が入賞したときの抽選結果が大当たりであるか否かに応じて、第1特別図柄表示手段27の変動後の第1特別図柄が大当たり態様又は外れ態様で停止し、演出図柄表示手段41の演出図柄42a〜42cが大当たり演出態様又は外れ演出態様で停止する。
通常確率状態中でも右打ち通路31に進入した遊技球が普通図柄始動手段21に入賞すれば、普通図柄表示手段26の普通図柄が変動して変動後に当たり態様で停止することもある。しかし、通常確率状態中は第2特別図柄始動手段23の開放時間が極僅かであるため、第2特別図柄始動手段23に遊技球が入賞する可能性は非常に低い。
第1特別図柄表示手段27の変動後の第1特別図柄が大当たり態様で停止すれば大当たり状態となり、開閉入賞手段24が抽選された所定の開閉パターンで所定ラウンド数開閉動作を繰り返すので、遊技者は開閉入賞手段24に遊技球が入賞し易い右打ち通路31側に遊技球を集中させるべく右打ちをする。
右打ち通路31に入った遊技球は下側通路34を経て遊技領域17の中央側へと移動した後、普通図柄始動手段21、開閉入賞手段24、特別図柄始動手段22,23等に入賞するか、アウト球口38側へと流下する。なお、大当たりの場合には、所定の開閉パターンで開閉する大入賞口46に入賞する。
右打ち通路31の上部通路50に入った遊技球は球止め部材19に衝突した後、屈曲通路52を経て側部通路51に入り、抑制手段58により流下速度を抑制されながら側部通路51内を下方へと流下する。
側部通路51にはベース板53及び外周壁54に流下方向に多数の突起63,64があり、この側部通路51を流下する遊技球は各突起63,64に順次接触するため、遊技球の流下速度を適度に抑制することができる。このように右打ち通路31を円弧状に形成し、その裏面に対向するベース板53と内周に対向する外周壁54とに流下方向に多数の突起63,64を設けて遊技球の流下速度を抑制することにより、遊技領域17を十分に確保しつつその遊技領域17に応じて中央役物20及び画像表示手段33を大型化することができる。
また突起63,64は右打ち通路31を挟んで前後及び左右に相対向する4つの対向面の内、ベース板53、外周壁54の隣り合う二つの対向面に突起63,64を設けているので、その一方にのみ突起63又は突起64を設ける場合に比較して遊技球の流下速度を効果的に抑制することができる。しかも中央役物20の支持枠36を構成するベース板53、外周壁54に突起63,64を設けることによって構造的にも簡素化することができる。
ベース板53の突起63は右打ち通路31の円弧中心に対して略放射状とし、外周壁54の突起64は前後方向に長い略水平状として、ベース板53の突起63、外周壁54の突起64は共に右打ち通路31の遊技球の流下方向に対して略直交する方向に長くなっているので、遊技球が複雑な挙動で流下する場合にも、遊技球が突起63,64に接触する機会を増やすことができる。
更にベース板53は右打ち通路31の通路断面積を小さくすべく前側に突出する突出壁61を有し、その突出壁61に突起63を設けているので、突起63自体の高さを小さく抑えながら遊技球の流下速度を十分に抑制できる。
またベース板53の突出壁61、突起63は球止め部材19の下側から垂直部59の上側の範囲Bとしているため、球止め部材19に衝突した後の遊技球の慣性力を効率的に抑制することができる。
一方、ベース板53の突出壁61、突起63は垂直部59の上側までであり、この垂直部59では外周壁54の突起64のみとなるので、上側で十分に流下速度を抑制された後の遊技球は、垂直部59を略垂直に流下する。従って、遊技球は突起64と接触して抑制されながらも、下側通路34を通過するに必要な慣性力まで回復させることができ、遊技球はその慣性力で屈曲通路52を経て下側通路34へと流下させることができる。
図8及び図9は本発明の第2の実施形態を例示し、この実施形態では、ベース板53と外周壁54とに突出壁61,73が設けられ、その各突出壁61,73に各突起63,64が設けられている。外周壁54の側部通路壁56は球止め部材19の下側近傍73aと垂直部59の対応部分73bとの上下両側で外周飾り部材14との間隔が大となっており、その両者間が外周飾り部材14に接近する突出壁73となっている。なお、突出壁73の上下両側には傾斜壁74a,74bが設けられている。ベース板53側を含む他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように側部通路壁56の中間にも、突起64を有する突出壁73を設けてもよい。その場合、外周壁54の垂直部59の対応部分73bの突起64は設けてもよいが、図8に示すように省略してもよい。またベース板53の突出壁61は省略してもよい。
図10〜図12は本発明の第3の実施形態を例示し、この実施形態では、ベース板53の突起63と外周壁54の突起64とを流下方向に交互に配置し、外周壁54の突起64の高さを上側から下側へと順次高くなるようにしている。傾斜角度が小さい上部側では突起64の高さを小さくし、下側に移るに従って流下速度の抑制効果が大になるように突起64の高さを大にしている。なお、突起63側は略同高さである。突起63,64は流下方向に略対応して設けてもよい。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように外周壁54の突起64は、上側から下側へと順次高さが高くなるように設けてもよい。その場合、傾斜角度が小さい上部側では、図11に示すように突起64の高さを低くすることにより、遊技球の重心Gを突起64の先端よりも外側に位置させて、突起64の上で遊技球が停止しないようにできる。
また下側に移るに従って突起64による流下速度の抑制効果が大になるので、突起63,64の数を少なくすることができる。例えば、図12に示すように仮に第1突起64−1の先端をa矢示方向に通過する遊技球があった場合、その遊技球は第2突起64−2の先端部に衝突してb矢示方向に外周飾り部材14側へと跳ね返された後、この外周飾り部材14に衝突してc矢示方向へと跳ね返されて第3突起64−3に衝突してd矢示方向へと飛ぶ。従って、遊技球は外周壁54の突起64と外周飾り部材14との間で衝突を繰り返しながら流下することになり、突起63,64の数を少なくしても、流下速度の抑制効果を大にすることができる。
図13〜図15は本発明の第4の実施形態を例示し、この実施形態では、外周壁54の前端から外側に屈曲して右打ち通路31の前に対向する前通路壁75があり、この前通路壁75に放射状に突起76が設けられると共に、右打ち通路31内を流下中の遊技球を視認できるように視認部77が通孔等により構成されている。
なお、外周壁54の突起64は第1の実施形態と同様である。ベース板53は右打ち通路31の略全体で遊技盤12の前面に当接しており、また第1の実施形態のベース板53の突起63は省略している。ベース板53にも前通路壁75と同様に突起63を設けてもよい。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように外周壁54と前通路壁75とに突起64,76を設けても、第1の実施例と同様に右打ち通路31内を流下する遊技球の流下速度を抑制することができる。ただ、この場合にはベース板53と前通路壁75を一体に有する外周壁54、又はベース板53を一体に有する外周壁54と前通路壁75を別体構造とすることが望ましい。また第1の実施形態のベース板53と同様に前通路壁75に突出壁61を設けて、その部分に突起73を設けるようにしてもよい。ベース板53と前通路壁75とが略一定間隔で平行する場合には、その両者に突起63,76を設けてもよい。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、各実施形態では、流下通路として右打ち通路31を例示したが、右打ち通路31以外の流下通路、例えば左打ち通路30でも同様に実施することができる。
その場合、右打ち通路31であれば、外周飾り部材14が中央役物20との間で右打ち通路31を形成する外周部材となり、また左打ち通路30であれば、外レール15、内レール16が中央役物20との間で左打ち通路30を形成する外周部材となるが、これら以外のものでもよい。例えば、外周飾り部材14の内周面に沿って周方向にレール部材を設ける場合には、そのレール部材が外周部材となる。なお、球止め部材19の近傍まで内レール16を伸ばしてもよい。
抑制手段58を構成する突起63,64,76は、流下通路に対向する前後方向及び左右方向に対向する4つの対向面の内、少なくとも1つの対向面に突起63,64,76を設けておけばよい。複数の対向面に突起63,64,76を設ける場合には、各実施形態に例示するように隣り合う二つの対向面、又は隣り合う3つの対向面に突起63,64,76を設けることが望ましいが、4つの対向面の内、左右、前後の相対向する2つの面に突起63,64を設けてもよい。外周飾り部材14又は外周壁54と外周飾り部材14に突起を設けてもよい。
また通路断面積を小さくするために突出壁61,73を設けているが、突出壁61,73は省略してもよい。突起63,64,75の高さ、間隔は流下通路の湾曲形状等を考慮して適宜変更可能である。また突起63,64,75は遊技球の流下方向に対して略直交する方向に長くすることが望ましいが、半球状、その他のものでもよい。更に本発明はパチンコ機の他、アレンジボール機、その他の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能であることは云うまでもない。
12 遊技盤
14 外周飾り部材
17 遊技領域
19 球止め部材
20 中央役物
31 右打ち通路(流下通路)
53 ベース板
54 外周壁
58 抑制手段
59 垂直部
61,73 突出壁
63,64,76 突起
本発明は、遊技盤の遊技領域の略中央の中央役物と前記遊技領域の外周側の外周部材との間に、前記遊技領域の上部に打ち込まれた遊技球が衝突する球止め部材の下側に形成された右打ち通路を備え、前記右打ち通路からの遊技球を前記遊技領域の中央側へと案内する案内通路を備え、前記右打ち通路を流下する遊技球と接触して遊技球の流下速度を抑制する抑制手段を備えた弾球遊技機において、前記中央役物は前記遊技盤の前面に当接するベース板と、該ベース板から前側に突出する外周壁と、前記ベース板と略平行に配置された前通路壁とを前記右打ち通路に対応して備え、前記右打ち通路は通路断面積の大きい第1通路部と通路断面積の小さい第2通路部とを有し、前記抑制手段は前記第2通路部の前記ベース板及び前記前通路壁に遊技球の流下方向に所定間隔を置いて配置された複数個の突起を含むものである。

Claims (1)

  1. 遊技盤の遊技領域の略中央の中央役物と前記遊技領域の外周側の外周部材との間に、前記遊技領域の上部に打ち込まれた遊技球が衝突する球止め部材の下側から下方へと略円弧状に形成された右打ち通路を備え、
    前記右打ち通路からの遊技球を前記遊技領域の中央側へと案内する案内通路を備え、
    前記右打ち通路を流下する遊技球と接触して遊技球の流下速度を抑制する抑制手段を備えた弾球遊技機において、
    前記中央役物は前記遊技盤の前面に当接するベース板と、該ベース板から前側に突出する外周壁と、前記ベース板と略平行に配置された前通路壁とを前記右打ち通路に対応して備え、
    前記抑制手段は前記球止め部材と前記案内通路との間の中間から前記案内通路近傍の範囲の前記ベース板及び前記前通路壁に遊技球の流下方向に所定間隔を置いて配置された複数個の突起を含む
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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