JP2016073472A - 水洗便器 - Google Patents

水洗便器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016073472A
JP2016073472A JP2014206306A JP2014206306A JP2016073472A JP 2016073472 A JP2016073472 A JP 2016073472A JP 2014206306 A JP2014206306 A JP 2014206306A JP 2014206306 A JP2014206306 A JP 2014206306A JP 2016073472 A JP2016073472 A JP 2016073472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover case
flush toilet
opening
shielding member
operation handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014206306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6434773B2 (ja
Inventor
陽輔 伴
Yousuke Ban
陽輔 伴
佑司 齋藤
Yuji Saito
佑司 齋藤
高弘 野田
Takahiro Noda
高弘 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2014206306A priority Critical patent/JP6434773B2/ja
Priority to PCT/JP2015/078369 priority patent/WO2016056561A1/ja
Priority to TW104132851A priority patent/TW201625835A/zh
Publication of JP2016073472A publication Critical patent/JP2016073472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6434773B2 publication Critical patent/JP6434773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

【課題】洗浄機構部を収容するカバーケースのリフトアップ時(上下方向の昇降時)に、カバーケースに形成された開口部を好適に塞いだ状態にすることができる水洗便器を提供する。
【解決手段】便器部と、便器部に洗浄水を吐水させるための洗浄機構部とを備えた水洗便器において、昇降可能に、洗浄機構部を収容するカバーケースを備え、且つ、上昇時にカバーケースに貫通形成された開口部と重なるようにカバーケースの内側に配設された遮蔽部材12を備えて構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、水洗便器に関する。
従来、使用者がリモコン操作することによって洗浄水を吐出させるように構成した水洗便器(水洗トイレ)が多用されている。
また、この種の水洗便器は、一般に、リモコン操作を検知して便器部内に洗浄水を吐出させる洗浄機構部がカバーケースに収容した状態で便器部の後方側に配設されている。さらに、用便後に人体を洗浄するための人体洗浄機構を備える場合には、人体洗浄機構を洗浄機構部とともにカバーケースに収容して構成されている。
さらに、例えば便器を清掃できるようにするため、このカバーケースをリフトアップ(昇降)できるように構成したものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
一方、上記のようにリモコン操作で洗浄機構部が駆動して洗浄水を吐出するように構成した場合には、停電などが生じると、リモコンを操作しても洗浄水を吐出させて水洗することができなくなる。このため、この水洗便器には、手動で水洗を行うための手動水洗操作部が設けられている。
また、この手動水洗操作部は、例えば、洗浄機構部とともにカバーケースに収容され、カバーケースの側部などに設けられた蓋部材を取り外したり、回動して開くことによって手動水洗操作部の操作ハンドルが露出するように構成されている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。そして、使用者が手動水洗操作部の操作ハンドルを回転操作、上下に押圧操作することにより、これに応じて洗浄水流路の開閉弁が開き、洗浄水を手動吐出させることができる。
また、カバーケースは、適宜、上記の手動水洗操作部などの各種機能操作部を操作するための開口部が設けられている(例えば、特許文献5参照)
特開2009−285060号公報 特開2003−138624号公報 特開2001−152530号公報 特開2000−27264号公報 特開2004−156344号公報
ここで、上記従来の水洗トイレにおいては、便器の清掃を行う際にカバーケースをリフトアップ(昇降)するが、例えば手動水洗操作部を設けるなどするためにカバーケースに開口部を形成した場合には、カバーケースをリフトアップするとき、開口部を塞ぐことができない。このため、カバーケースをリフトアップする際に開口部に使用者の指が入ってしまったり、水が浸入するおそれがある。
なお、開口部に蓋部材を取り付けておくことも考えられるが、このような蓋部材は紛失することも多く、この場合には、やはり開口部が塞がれていない状態でリフトアップすることになってしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、洗浄機構部を収容するカバーケースのリフトアップ時(上下方向の昇降時)に、カバーケースに形成された開口部を好適に塞いだ状態にすることができる水洗便器を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の水洗便器は、便器部と、前記便器部に洗浄水を吐水させるための洗浄機構部とを備えた水洗便器において、昇降可能に設けられ、前記洗浄機構部を収容するカバーケースを備え、且つ、上昇時に前記カバーケースに貫通形成された開口部と重なるように前記カバーケースの内側に配設された遮蔽部材を備えて構成されていることを特徴とする。
この発明においては、カバーケースの内側に、開口部と重なるように遮蔽部材が設けられているため、カバーケースの開口部を遮蔽部材によって塞いだ状態にすることができる。これにより、開口部に使用者の指が入り込んだり、水が入ることを防止できる。
また、本発明の水洗便器においては、前記遮蔽部材が昇降時に前記開口部と重なるように上下に延設されていることが望ましい。
この発明においては、遮蔽部材が上下に延設されていることによって、カバーケースの昇降(リフトアップ)時に、カバーケースの開口部を遮蔽部材によって塞いだ状態にすることができる。
さらに、本発明の水洗便器においては、前記遮蔽部材が、前記カバーケースの昇降に従動しない固定部分に固定して設けられていることがより望ましい。
この発明においては、遮蔽部材がカバーケースの昇降に従動しない固定部分に固定されているため、昇降(リフトアップ)時に開口部を通じて遮蔽部材に指が触れるなどしても、遮蔽部材が外れることがなく、開口部を塞いだ状態を確実に維持することができる。
また、本発明の水洗便器においては、前記遮蔽部材が、前記カバーケースで前記洗浄機構部を収容した状態で前記開口部よりも上方に配される部分に幅寸法を大にした拡張部を備えて形成されていることがさらに望ましい。
この発明においては、遮蔽部材が拡張部を備えていることによって、カバーケースを昇降させた際にカバーケースにガタつきが生じた場合であっても、開口部を遮蔽部材で閉塞させた状態を維持することができる。
さらに、本発明の水洗便器においては、前記遮蔽部材が、上下方向に延び、昇降する前記カバーケースを支持しつつ案内する凹部を備えて形成されていることが望ましい。
この発明においては、遮蔽部材が上下方向延びる凹部を備えていることによって、カバーケースを昇降する際にカバーケースを支持して案内することができ、カバーケースのガタつきを抑止することが可能になる。
さらに、本発明の水洗便器においては、前記洗浄機構部とともに前記カバーペースに収容して設けられ、洗浄水流路を開閉する開閉弁を手動操作するための手動水洗操作部を備え、且つ、前記手動水洗操作部が、軸線周りに回動自在に設けられ、回動とともに前記開閉弁を開閉する回動軸部と、前記回動軸部の先端に取り付けられ、使用者が手動操作して前記回動軸部を回動させるための操作ハンドルとを備え、前記操作ハンドルが、前記回動軸部の軸線方向の前後に進退可能に設けられ、前記カバーケースに貫通形成された開口部から出没可能に設けられるとともに、前記遮蔽部材に貫通形成されたハンドルガイド部に前記軸線方向の前後に進退可能に支持されていることがより望ましい。
この発明においては、遮蔽部材にハンドルガイド部を貫通形成することで、手動水洗操作部の操作ハンドルを好適に進退可能に支持することができる。
また、本発明の水洗便器において、前記遮蔽部材には前記操作ハンドルの前記軸線周りの回転量を規定する回り止め部が設けられていることがさらに望ましい。
この発明においては、遮蔽部材に操作ハンドルの回転量を規定する回り止め部が設けられているため、操作ハンドルの過剰な回転を防止することができ、開閉弁を好適に開閉操作することが可能になる。
本発明の水洗便器においては、洗浄機構部を収容するカバーケースの昇降時に、カバーケースに形成された開口部を好適に塞いた状態で維持することができる。これにより、カバーケースに開口部が貫通形成されている場合であっても、昇降(リフトアップ)時にこの開口部から指が入り込んだり、水が入ることを防止することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る水洗便器を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る水洗便器のカバーケースに収容された状態の洗浄機構部、手動水洗操作部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る水洗便器のカバーケースに収容された状態の洗浄機構部、手動水洗操作部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る水洗便器のカバーケースをリフトアップした状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る水洗便器の洗浄機構部、手動水洗操作部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る水洗便器の洗浄機構部、手動水洗操作部を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る手動水洗操作部の操作ハンドルを進退させた状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る開閉機構(蓋部材)を示す(a)正面図、(b)背面図、(c)側面図である。 本発明の一実施形態に係る開閉機構(蓋部材)の変更例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る手動水洗操作部の回り止め部を示す図(側面図)である。 本発明の一実施形態に係る手動水洗操作部の指掛かり部を示す斜視図である。
以下、図1から図11を参照し、本発明の一実施形態に係る水洗便器について説明する。
本実施形態の水洗便器Aは、図1に示すように、便器部1と、便器部1の後方側に設けられ、使用者によるリモコン操作を検知して便器部1内に洗浄水を吐出させる洗浄機構部2と、便座及び便フタからなる便座部3とを備えて構成されている。
また、洗浄機構部2は、給水管が繋がる洗浄水流路に設けられ、リモコン操作によって洗浄水流路を開閉制御するコントロールバルブ、電磁バルブなどの開閉弁を備え、この開閉弁によって、例えばリム吐水(便器部1のリム部(上方)に洗浄水を流す吐水)、ジェット吐水(便器部1の封水部に水を流す吐水)の吐水切替、流量制御を行うように構成されている。
さらに、本実施形態の洗浄機構部2は、図1から図5に示すように、便器部1の後方側に配設されるとともに、カバーケース4に収容されている。また、カバーケース4には、便座部3が回動自在且つ着脱可能に取り付けられている。さらに、このカバーケース4は、上下方向にスライドしてリフトアップ可能に(昇降可能に)取り付けられている。
さらに、本実施形態の水洗便器Aは、使用者が手動操作することによって開閉弁を開き、洗浄水を手動吐水させるための手動水洗操作部5を備えている。また、この手動水洗操作部5は、洗浄機構部2とともにカバーケース4に収容して設けられている。
また、本実施形態の手動水洗操作部5は、図3から図7に示すように、横方向に延びる軸線O1周りに回動自在に設けられ、回動するとともに開閉弁を開閉する回動軸部6と、回動軸部6の先端に取り付けられ、使用者が手動操作することによって回動軸部6を回動させるための操作ハンドル7とを備えている。
また、本実施形態の操作ハンドル7は、軸線O1方向外側(横方向の前後方向前方側)を向く前面に、前方に突出するとともに中心を通って径方向に延びるつまみ部8を備えた略円柱状のハンドル本体9と、ハンドル本体9の後面から後方に突出し、挟み込むようにして回動軸部6に係合する一対の係合片10とから構成されている。
これにより、操作ハンドル7は、一対の係合片10が回動軸部6に係合しつつ、回動軸部6の軸線O1方向(横方向の前後方向)の前後にスライドして進退可能に設けられている。
また、つまみ部8をつまんでハンドル本体9(操作ハンドル7)を軸線O1周りの一方向または他方向に回転させると、一対の係合片10が係合していることで回動軸部6が回転する。さらに、例えば、回動軸部6にはカムが設けられており、ハンドル本体9の回転とともにカムが回転し、ダイヤフラムバルブなどの開閉弁が開閉する。例えば、ダイヤスラムバルブの駆動部を水から隔離するように設けられたダイヤフラムが、カムに従動する駆動部の駆動によって引き上げ又は本体の弁座に押し付けられる。
これにより、ハンドル本体9の回転操作に応じて洗浄水流路が開閉し、洗浄水流路が開くことにより手動吐水することができる。
また、本実施形態の手動水洗操作部5には、例えば略L字状に形成され、ベース部材11に下端の固定板部12aをネジ止めするなどして立設した遮蔽部材12が具備されている。この遮蔽部材12は、上下方向に延びる遮蔽部12bがカバーケース4の内面に隣接して配設され、カバーケース4を上下方向にスライド移動させた際に、カバーケース4に形成された開口部13を遮蔽部12bによって被覆し閉塞した状態を維持するように構成されている。
一方、遮蔽部材12には、所定位置に外面から内面に貫通する円形状のハンドルガイド部14が設けられている。そして、遮蔽部材12のハンドルガイド部14によって操作ハンドル7のハンドル本体9が支持される。つまり、遮蔽部材12によって操作ハンドル7が回動軸部6の軸線O1方向に進退するように案内され、進退自在に支持されている。
また、遮蔽部材12のハンドルガイド部14の貫通孔には、図10に示すように、ハンドル本体9を軸線O1周りの一方向T1と他方向T2にそれぞれ所定の角度で回転させた際に、このハンドル本体9に設けられた係止部15が当接してハンドル本体9のさらなる回転を規制する回り止め部16が設けられている。
これにより、例えば、ハンドル本体9(操作ハンドル7)を一方向T1に回転させてリム吐水、他方向T2に回転させてジェット吐水させる際に、回り止め部16によってハンドル本体9が所定の角度で回り止めされ、操作ハンドル7の過剰な回転を防止し開閉弁が好適な状態で開閉するように構成されている。
さらに、図7に示すように、係合片10、ハンドル本体9には、操作ハンドル7を軸線O1方向の前後に進退させた際に所定の進出位置及び退避位置でそれぞれ回動軸部6に係合して位置決めするための位置決め係止部(位置決めラッチなど)17が設けられている。
また、本実施形態では、カバーケース4の所定位置に円形状の開口部13が貫通形成され、操作ハンドル7は、このカバーケース4に貫通形成された開口部13から出没可能に設けられている。さらに、操作ハンドル7は、ハンドル本体9が退避状態でカバーケース4よりも内側に配され、進出状態で開口部13を通じてカバーケース4の外側に突出して配されるように構成されている。
また、本実施形態では、図11に示すように、操作ハンドル7のつまみ部8の突出方向先端側に、軸線O1方向に直交(交差)する横方向に突出し、カバーケース4の開口部13から引き出す際に使用者の指を引っ掛ける指掛かり部18が設けられている。
さらに、図7、図11に示すように、本実施形態の操作ハンドル7は、進出状態でカバーケース4をリフトアップ(上下方向に昇降)するとカバーケース4が当接し、この操作ハンドル7を押圧する押圧力を軸線O1方向後方側に作用させるカバーケース当接部19を備えて形成されている。
具体的に、本実施形態では、操作ハンドル7を最も進出させた状態でつまみ部8がカバーケース4と上下方向に重なるように配設される。そして、つまみ部8は、最も進出させた状態でカバーケース4と上下方向に重なる部分が凸曲面状に形成され、この凸曲面状の傾斜面によってカバーケース当接部19が形成されている。そして、進出状態でカバーケース4をリフトアップすると、凸曲面状のカバーケース当接部19にカバーケース4が当たることで徐々に操作ハンドル7がカバーケース4の内側に引っ込んでゆく。
さらに、本実施形態の水洗便器Aは、図1、図2、図7に示すように、カバーケース4の開口部13を開閉する蓋部材(開閉機構)20が着脱可能に取り付けられている。これにより、通常時は、蓋部材20によって操作ハンドル7が隠れた状態となって見栄えが確保され、手動吐水操作時には、蓋部材20を取り外することで、操作ハンドル7の操作が可能とされている。
また、蓋部材20には、図7及び図8に示すように、開口部13に取り付けた状態で保持するためのラッチなどの係止保持部20aが設けられている。この係止保持部20aが蓋部材20を開口部13に取り付けるとともにカバーケース4あるいは遮蔽部材12に係合し、蓋部材20が保持されるように構成されている。
なお、この蓋部材20を取り付けた状態でカバーケース4をリフトアップすると、蓋部材20の突出した係止保持部20aが凸曲面状のカバーケース当接部19に当たり、徐々に操作ハンドル7をカバーケース4の内側に引っ込ませることができる。
さらに、本実施形態の蓋部材20には取っ手20bが設けられており、この取っ手20bを操作することよって容易に着脱できるようになっている。また、本実施形態の蓋部材20には、開口部13に取り付ける際の蓋部材の方向を規制し、開口部13に対して所定の向きの場合に着脱できるようにするための方向規制部20cが設けられている。例えばカバーケース4が傾斜している場合には蓋部材20の向きが変わるとしっかりと開口部13に嵌らない状態で取り付けが行われてしまうことがあるが、この方向規制部20cを設けることにより、蓋部材20の向きを合わせて開口部13に着脱するため、常時好適に蓋部材20を着脱することが可能になる。
また、蓋部材20は、内面(裏面)にシールや刻印によって文字案内が入れられている。これにより、蓋部材20の裏面の文字案内によって、ハンドル操作方法の案内や紛失防止の注意喚起などを記すことができる。
さらに、図9に示すように、蓋部材20に、開口部13から取り外した際にカバーケース4(開口部13の外周端部など)に引っ掛けて仮置きするための引掛け部20dが具備されていてもよい。例えば、引掛け部20dを回動自在に蓋部材20の本体部分に取り付けておき、蓋部材20を開口部13から取り外した段階で引掛け部20dを回動してカバーケース4に引掛けるように構成してもよい。
そして、このように構成した場合には、蓋部材(開閉機構)20を開口部13から取り外した際に、蓋部材20をカバーケース4に引掛けて仮置きしておくことができるため、蓋部材20を取り外した後に紛失してしまうことを防止できる。
また、本実施形態では、図5に示すように、遮蔽部材12の上端側が下端側よりもその幅を大にして形成されている。そして、この幅を大にした遮蔽部材12の拡張部12cを備えていることにより、カバーケース4をリフトアップした際にカバーケース4にガタつきが生じた場合であっても、確実に開口部13を遮蔽部材12で閉塞させた状態を維持することができる。
また、本実施形態の遮蔽部材12には、幅方向中央に、厚さ方向に凹み、上端から下端側に延びる凹部12dが形成されている。この凹部12dが設けられていることによって、開口部13に蓋部材20を取り付けた状態でカバーケース4をリフトアップした場合であっても蓋部材20が遮蔽部材12に干渉することがない。
さらに、遮蔽部材12に凹部12dを形成した場合、この凹部12dでカバーケース4を支持、案内することができ、カバーケース4のガタつきを抑止することが可能になる。
そして、上記のように構成した本実施形態の水洗便器Aにおいては、カバーケース4の内側に、開口部13と重なるように遮蔽部材12が設けられているため、カバーケース4の開口部13を遮蔽部材12によって塞いだ状態にすることができる。また、遮蔽部材12が上下に延設されていることによって、カバーケース4をリフトアップ(昇降)した場合であってもカバーケース4の開口部13を遮蔽部材12によって塞いだ状態にすることができる。これにより、開口部13に使用者の指が入り込んだり、水が入ることを防止できる。
また、遮蔽部材12がベース部材11(カバーケース4の昇降に従動しない固定部分)に固定されているため、開口部13を通じて遮蔽部材12に指が触れるなどしても、遮蔽部材12が外れることがなく、開口部13を塞いだ状態を確実に維持することができる。
さらに、遮蔽部材12にハンドルガイド部14を貫通形成することで、手動水洗操作部5の操作ハンドル7を好適に進退可能に支持することができる。
また、遮蔽部材12に操作ハンドル7の回転量を規定する回り止め部16が設けられているため、操作ハンドル7の過剰な回転を防止することができ、開閉弁を好適に開閉操作することが可能になる。
よって、本実施形態の水洗便器Aにおいては、洗浄機構部2を収容するカバーケース4のリフトアップ時に、カバーケース4に形成された開口部13を好適に塞いた状態で維持することができる。これにより、カバーケース4に開口部13が貫通形成されている場合であっても、リフトアップ時にこの開口部13から指が入り込んだり、水が入ることを防止することが可能になる。
なお、本実施形態の水洗便器Aにおいては、以下の作用効果を奏功することが可能である。
回動軸部6の軸線O1方向の前後に進退可能に手動水洗操作部5の操作ハンドル7が設けられ、この操作ハンドル7が退避状態でカバーケース4よりも内側に配されるように構成されているため、操作ハンドル7を退避状態にしてからカバーケース4を上昇させれば、カバーケース4が操作ハンドル7に干渉することがない。また、通常時、操作ハンドル7が退避状態になっていることで、使用者が操作ハンドル7を足で操作したり、いたずらして操作ハンドル7に損傷が生じることを防止できる。
また、操作ハンドル7が進出し、カバーケース4に形成された開口部13から突出した状態でカバーケース4を上昇させてしまった際に、カバーケース4がカバーケース当接部19に当接し、カバーケース4が操作ハンドル7を押圧する押圧力を軸線O1方向後方側に作用させることができる。これにより、操作ハンドル7を開口部13から突出した状態でカバーケースを上昇させてしまった場合であっても、自動的に操作ハンドル7をカバーケース4の内側に退避させることができ、損傷が生じることを防止できる。
さらに、操作ハンドル7を進退自在に案内、支持するハンドルガイド部14が設けられていることで、操作ハンドル7を確実に回動軸部6の軸線O1方向に進退させることができる。
また、操作ハンドル7が進出し、カバーケース4に形成された開口部13から突出した状態でカバーケース4を上昇させてしまった際に、ハンドルガイド部14によって操作ハンドル7が軸線O1方向に進退自在にガイド(支持)されていることで、操作ハンドル7に形成されたカバーケース当接部19にカバーケース4が当接するとともに確実に安定した状態で操作ハンドル7を軸線O1方向後方側に退避させることができる。
また、操作ハンドル7を進出させる際に、使用者がカバーケース4の開口部13に指を入れ、操作ハンドル7をつまんで開口部13から引き出すことになるが、このとき、操作ハンドル7に指掛かり部18が設けられていることで、この指掛かり部18に指をかけて確実且つ容易に操作ハンドル7を引き出すことが可能になる。
さらに、カバーケース4の開口部13を開閉する蓋部材(開閉機構)20が設けられていることにより、開口部13に指が入ったり、水が入ったりすることを防止できるとともに、通常時の見栄えをよくすることが可能になる。
以上、本発明に係る水洗便器の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、カバーケース4に形成された開口部13に蓋部材20が取り付けられているものとしたが、開口部13を開閉するための開閉機構には、蓋部材20の他に、例えばスライド式、シャッター式の開閉機構を採用してもよい。
また、本発明に係る「カバーケースの昇降/リフトアップ」には、スライドで上昇させるだけでなく、洗浄機構部や便器部などを清掃する際にカバーケースが回動するような動作も含まれる。
さらに、本実施形態では、遮蔽部材12がベース部材11に取り付けて固定されているものとしたが、この遮蔽部材12は、洗浄機構部2などのリフトアップ時に動かない部分に固定して設けるようにしてもよい。
1 便器部
2 洗浄機構部
3 便座部
4 カバーケース
5 手動水洗操作部
6 回動軸部
7 操作ハンドル
8 つまみ部
9 ハンドル本体
10 係合片
11 ベース部材
12 遮蔽部材
12a 固定板部
12b 遮蔽部
12c 拡張部
12d 凹部
13 開口部
14 ハンドルガイド部
15 係止部
16 回り止め部
17 位置決め係止部
18 指掛かり部
19 カバーケース当接部
20 蓋部材(開閉機構)
20a 係止保持部
20b 取っ手
20c 方向規制部
20d 引掛け部
A 水洗便器
O1 軸線
T1 一方向
T2 他方向

Claims (7)

  1. 便器部と、前記便器部に洗浄水を吐水させるための洗浄機構部とを備えた水洗便器において、
    昇降可能に設けられ、前記洗浄機構部を収容するカバーケースを備え、
    且つ、上昇時に前記カバーケースに貫通形成された開口部と重なるように前記カバーケースの内側に配設された遮蔽部材を備えて構成されていることを特徴とする水洗便器。
  2. 請求項1記載の水洗便器において、
    前記遮蔽部材が昇降時に前記開口部と重なるように上下に延設されている水洗便器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の水洗便器において、
    前記遮蔽部材が、前記カバーケースの昇降に従動しない固定部分に固着して設けられている水洗便器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の水洗便器において、
    前記遮蔽部材が、前記カバーケースで前記洗浄機構部を収容した状態で前記開口部よりも上方に配される部分に幅寸法を大にした拡張部を備えて形成されている水洗便器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の水洗便器において、
    前記遮蔽部材が、上下方向に延び、昇降する前記カバーケースを支持しつつ案内する凹部を備えて形成されている水洗便器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の水洗便器において、
    前記洗浄機構部とともに前記カバーペースに収容して設けられ、洗浄水流路を開閉する開閉弁を手動操作するための手動水洗操作部を備え、
    且つ、前記手動水洗操作部が、軸線周りに回動自在に設けられ、回動とともに前記開閉弁を開閉する回動軸部と、前記回動軸部の先端に取り付けられ、使用者が手動操作して前記回動軸部を回動させるための操作ハンドルとを備え、
    前記操作ハンドルが、前記回動軸部の軸線方向の前後に進退可能に設けられ、前記カバーケースに貫通形成された開口部から出没可能に設けられるとともに、前記遮蔽部材に貫通形成されたハンドルガイド部に前記軸線方向の前後に進退可能に支持されている水洗便器。
  7. 請求項6記載の水洗便器において、
    前記遮蔽部材には前記操作ハンドルの前記軸線周りの回転量を規定する回り止め部が設けられている水洗便器。
JP2014206306A 2014-10-07 2014-10-07 水洗便器 Active JP6434773B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206306A JP6434773B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 水洗便器
PCT/JP2015/078369 WO2016056561A1 (ja) 2014-10-07 2015-10-06 水洗便器
TW104132851A TW201625835A (zh) 2014-10-07 2015-10-06 沖洗馬桶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206306A JP6434773B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 水洗便器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016073472A true JP2016073472A (ja) 2016-05-12
JP6434773B2 JP6434773B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=55949292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014206306A Active JP6434773B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 水洗便器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6434773B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002004383A (ja) * 2000-06-21 2002-01-09 Inax Corp 洋風水洗式便器
JP2004156344A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Inax Corp 便器洗浄装置
JP2010196447A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Inax Corp トイレ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002004383A (ja) * 2000-06-21 2002-01-09 Inax Corp 洋風水洗式便器
JP2004156344A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Inax Corp 便器洗浄装置
JP2010196447A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Inax Corp トイレ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6434773B2 (ja) 2018-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6368216B2 (ja) 水洗便器
EP1709896B1 (en) Detachable toilet seat apparatus
US9695581B2 (en) Flush operating apparatus and toilet apparatus including same
JP2006122677A (ja) 上側開放型ドアを備えたドラム洗濯機
US20140238760A1 (en) Machine main body and operating machine provided with same
JP6434773B2 (ja) 水洗便器
WO2016056561A1 (ja) 水洗便器
ES2439643T3 (es) Lavavajillas, particularmente lavavajillas doméstico
MX2011013435A (es) Despachador.
JP6449730B2 (ja) 便器洗浄装置
JP5125402B2 (ja) トイレ装置
JP6601610B2 (ja) 排水弁装置、この排水弁装置を備えた洗浄水タンク装置、及び、この洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器
JP4858483B2 (ja) 便器装置
JP5696366B2 (ja) 人体洗浄装置
KR200444411Y1 (ko) 세면대용 원터치 배수장치
JP2017197969A (ja) 便器洗浄装置
CN216405598U (zh) 一种花洒架主体、花洒架及花洒架组件
KR101281948B1 (ko) 절수형 수세식 변기
JP7271936B2 (ja) 人体局部洗浄装置
JP2017048564A (ja) 局部洗浄装置
JP2017066852A (ja) 排出装置、この排出装置を備えたタンク装置、及び、このタンク装置を備えた水洗大便器
JP2017048550A (ja) 局部洗浄装置
JP4462214B2 (ja) 排水栓操作装置
JP3896831B2 (ja) 便器設備
JP6585969B2 (ja) 局部洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6434773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350