JP2016073397A - 歯面ステイン除去装置および歯面ステイン除去方法 - Google Patents

歯面ステイン除去装置および歯面ステイン除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステイン除去をより簡単に行うことができる歯面ステイン除去装置を提供すること。
【解決手段】歯面ステイン除去装置100は、歯面のステイン除去を行う装置であって、ステインを吸着する吸着材を介して歯面に密着させることが可能なシート部材220と、シート部材220の歯面に密着する部分に配置された歯面電極部240と、シート部材220が歯面に密着した状態において、歯面電極部240にマイナスの電荷を供給する電荷供給部430と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯面ステイン除去装置および歯面ステイン除去方法に関する。
歯牙の表面は、ペリクルと呼ばれる薄い唾液の膜に覆われている。ペクリルに含まれるカルシウム(Ca2+)や金属イオン等の成分と、コーヒー等に含まれるタンニン色素やアルブミン等の口腔内タンパクの成分とが結合することにより、歯牙の表面(以下「歯面」という)には、ステインと呼ばれる着色汚れが付着する。
従来、歯面に付着したステインを、微弱な電流を用いて除去する技術が存在する(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。特許文献1および特許文献2に記載の技術(以下「従来技術」という)は、歯ブラシあるいは歯ブラシ状の部材の、ヘッド部および柄部のそれぞれに電極を配置し、マイナスオンが歯面に供給されるように電流を流す。ステインは、マイナスイオンを供給されることにより、歯面に定着し難くなる。したがって、従来技術によれば、歯のブラッシングにおいてステインを効率良く除去することができる。
特開2008−93038号公報 特開2012−5659号公報 特開2013−168575号公報 特開2009−120742号公報 特開2009−48837号公報 特開2008−93038号公報 特開2001−181163号公報
相原聡、久保田節、「有機撮像デバイスの研究動向」、NHK技研 R&D No.132、NHK放送技術研究所、2012年3月、PP.4−11
しかしながら、従来技術は、寝たきりの高齢者等、歯のブラッシングを行うことが困難な人には適用が難しい。また、ステイン除去の効果を十分に得るには、ある程度時間を掛けて歯ブラシ動作を行う必要があるが、そのような時間を取ることが難しい場合もある。したがって、歯面のステイン除去をより簡単に行うことができる技術が望まれる。
本発明の目的は、ステイン除去をより簡単に行うことができる、歯面ステイン除去装置および歯面ステイン除去方法を提供することである。
本開示の歯面ステイン除去装置は、歯面のステイン除去を行う歯面ステイン除去装置であって、ステインを吸着する吸着材を介して前記歯面に密着させることが可能なシート部材と、前記シート部材の前記歯面に密着する部分に配置された歯面電極部と、前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部にマイナスの電荷を供給する電荷供給部と、を有する。
本発明の歯面ステイン除去方法は、歯面のステイン除去を行う歯面ステイン除去方法であって、ステインを吸着する吸着材を介して前記歯面に密着させることが可能なシート部材の、前記歯面に密着する部分に配置された歯面電極部に対して、供給すべき電流の大きさを決定するステップと、決定された大きさの電流を、前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部に供給するステップと、を有する。
本開示によれば、ステイン除去をより簡単に行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る歯面ステイン除去装置の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る歯面ステイン除去装置の外観の一例を示す図 本実施の形態2に係る歯面ステイン除去装置が装着された状態の一例を示す図 本実施の形態2における第1のシートデバイスの構成の一例を示すブロック図 本実施の形態2に係る歯面ステイン除去装置の機能構成の一例を示す図 本実施の形態2におけるブロック情報テーブルの内容の一例を示す図 本実施の形態2における制御ルールテーブルの内容の一例を示す図 本実施の形態2に係る歯面ステイン除去装置の動作の一例を示すフローチャート
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1は、本発明の基本的態様の一例である。
図1は、本実施の形態に係る歯面ステイン除去装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、歯面ステイン除去装置100は、歯面のステイン除去を行う装置であって、シート部材220、歯面電極部240、および電荷供給部430を有する。
シート部材220は、ステインを吸着する吸着材を介して歯面に密着させることが可能なシート状の部材である。
歯面電極部240は、シート部材220の歯面に密着する部分に配置された電極部である。
電荷供給部430は、シート部材220が歯面に密着した状態において、歯面電極部240にマイナスの電荷を供給する。
なお、歯面ステイン除去装置100は、図示しないが、例えば、蓄電池や商用電源接続部等の電源部を有する。この場合、電荷供給部430は、電源部と歯面電極部240との間の電気的接続状態を制御する回路を有する。
このような歯面ステイン除去装置100は、ステイン除去をより簡単に行うことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、本発明を、上の前歯の唇側の歯面全体に貼り付けることができるシートに適用した場合の、具体的態様の一例である。
<歯面ステイン除去装置の外観および構成>
まず、本実施の形態にかかる歯面ステイン除去装置の外観および構成について説明する。
<歯面ステイン除去装置の外観>
図2は、本実施の形態に係る歯面ステイン除去装置の外観の一例を示す図である。
図2に示すように、歯面ステイン除去装置100は、第1のシートデバイス200、第2のシートデバイス300、および制御部400を有する。
第1のシートデバイス200は、ユーザの歯面に貼り付けられる部材である。第2のシートデバイス300は、ユーザの、首や腕の皮膚等の歯面以外の身体部位に貼り付けられる部材である。図3は、第1のシートデバイス200および第2のシートデバイス300が装着された状態の一例を示す図である。
第1のシートデバイス200は、上の前歯の唇側の歯面全体(以下「前歯部分」という)610を覆う大きさを有する、シート状のデバイスである。第1のシートデバイス200は、伸縮性および柔軟性を有するシート部材を母材とし、歯面の立体形状に合わせて変形させて、歯面に密着して貼り付けることが可能となっている。なお、本実施の形態において、密着とは、全面における完全な密着に限定されるものではなく、2つの面の間にまばらに隙間が存在する等、部分的に密着している状態をも含む概念とする。
第1のシートデバイス200のシート部材としては、例えば、アクリロイル基末端ウレタンポリマーおよびアクリル系モノマーを含有するエネルギー線硬化性組成物の硬化物(例えば、特許文献3参照)を採用することができる。
第1のシートデバイス200のうち、前歯部分610に貼り付けられる側(以下「歯面側」という)の面には、歯面から剥離したステインを吸着する、所定の吸着材から成る層が形成されている。すなわち、母材であるシート部材の歯面側には、吸着材が担持されている。吸着材は、所定の、導電性、光透過性、生体適合性、弾力性、および粘着性を有する材料である。第1のシートデバイス200は、吸着材の粘着性により、歯面に密着した状態を維持することができるようになっている。
第1のシートデバイス200の吸着材の素材としては、例えば、パーフルオロスルホン酸コポリマー、パーフルオロカルボン酸コポリマー、ポリスチレンスルホン酸コポリマー、ポリスチレンカルボン酸コポリマー、あるいは、PEDOT−PSS{ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリ(スチレンスルホン酸)}を採用することができる。また、第1のシートデバイス200の吸着材の構造としては、例えば、吸盤機能を発揮する微細な発泡体を表面に形成した発泡構造体(例えば、特許文献4参照)を採用することができる。
第1のシートデバイス200のシート部材の歯面側には、複数の色調センサユニットおよび複数の歯面電極部(いずれも図示せず、適宜「素子群」と総称する)が、配置されている。
かかる歯面電極部の電極面は、シート部材の歯面側に配置され、十分な導電性を有する吸着材と接触している。歯面電極部には、後述するが、制御部400からマイナスの電荷が供給される。すなわち、歯面電極部は、第1のシートデバイス200が歯面に貼り付けられた状態において、マイナスイオンを歯面のステインに供給する。
なお、第1のシートデバイス200は、前歯部分610の大きさの違いに合わせて、複数のサイズから選択できることが望ましい。
第2のシートデバイス300は、第1のシートデバイス200と同程度の大きさであって、第1のシートデバイス200と同様のシート部材を母材とする、シート状のデバイスである。
第2のシートデバイス300のうち、身体部分620に貼り付けられる側(以下「皮膚側」という)の面には、所定の粘着材から成る層が形成されている。粘着材は、所定の、導電性、生体適合性、弾力性、および粘着性を有する材料である。第2のシートデバイス300は、粘着材の表面張力あるいは粘着性により、皮膚に密着した状態を維持することができるようになっている。
第2のシートデバイス300の密着材としては、例えば、スプリットガム、シリコン接着剤、あるいはラテックス接着剤等を採用することができる。
また、第2のシートデバイス300のシート部材の皮膚側には、皮膚電極部(図示せず)が配置されている。
かかる皮膚電極部の電極面は、シート部材の皮膚側に配置され、十分な導電性を有する密着材と接触している。皮膚電極部には、後述するが、制御部400からプラスの電荷が供給される。すなわち、皮膚電極部は、第2のシートデバイス300が皮膚に貼り付けられた状態において、プラスの電荷を皮膚に供給する。
制御部400は、プラスチック等の素材から成る筐体により保護された装置部である。制御部400は、第1のシートデバイス200の素子群および第2のシートデバイス300の皮膚電極部の動作を制御する機能を有する。特に、制御部400は、第1のシートデバイス200の歯面電極部と第2のシートデバイスの皮膚電極部との間に電圧を印加して、歯面電極部にマイナスの電荷を供給し、皮膚電極部にプラスの電荷を供給する。制御部400は、第1および第2のケーブル510、520を介して、第1のシートデバイス200および第2のシートデバイス300に接続されている。
第1のケーブル510は、図示しないが、制御部400と第1のシートデバイス200の素子群とを接続する信号線を含む。第2のケーブル520は、図示しないが、制御部400と第2のシートデバイス300の皮膚電極部とを接続する信号線を含む。なお、第1および第2のケーブル510、520は、例えば、第1のシートデバイス200および第2のシートデバイス300が歯および首にそれぞれ貼り付けられた状態において、ユーザの服のポケットに制御部400を収納できる程度の長さを有することが望ましい。
なお、第1のシートデバイス200は、第1のシートデバイス200と第1のケーブル510とを着脱可能に接続する接続部210を有している。接続部210は、例えば、爪嵌合部と、信号線の接触部とを内蔵した、小型のモジュラージャックである。第1のシートデバイス200は、ステインの吸着が行われる毎に、制御部400から外して新しいものと交換することができる、使い捨ての部材である。
<シートデバイスの構成>
図4は、第1のシートデバイス200の構成の一例を示すブロック図である。なお、ここでは、第1のシートデバイス200の全体のうち代表的な部分のみを図示する。
図4において、第1のシートデバイス200は、シート部材220に、色調センサユニット230および歯面電極部240が埋め込まれた構成を有する。
色調センサユニット230は、白色光を出力する発光素子231と、発光素子231から出力された光の歯面からの反射光を受光する色調センサ232とを含む。発光素子231の発光面および色調センサ232の受光面は、シート部材220の歯面側の面に配置されている。
シート部材220の歯面側の面には、上述の吸着材250が層状に配置されているが、この吸着材は十分な光透過性を有している。また、吸着材の厚みにより、色調センサ232は、例えば、第1のシートデバイス200が歯面に密着した状態において、受光面が歯面から100マイクロメートル程度離隔するように配置される。すなわち、色調センサユニット230は、第1のシートデバイス200が前歯部分に貼り付けられた状態において、近傍の歯面の色調を検出する。
歯面電極部240の電極面は、上述の通り、吸着材250と接触し、制御部400(図2参照)からマイナスの電荷が供給される。吸着材250は、歯面電極部240の電極面から所定のレベルの電流が出力されたとき、吸着材250が接触する歯面のうち、当該電極面の近傍の領域にのみ電荷を供給するような、厚さおよび導電性を有する。したがって、歯面電極部240は、第1のシートデバイス200が前歯部分に貼り付けられた状態において、近傍の歯面に対して、マイナスの電荷を供給する。
歯面に付着したステインは、マイナスイオンが供給されることにより、歯面から剥離し易くなる。剥離し易くなったステインは、第1のシートデバイス200の吸着材250に吸着する。そして、吸着材250ごと第1のシートデバイス200が歯面から剥がされることにより、歯面に付着していたステインは、歯面から剥離する。
なお、色調センサユニット230および歯面電極部240は、できるだけ小型であることが望ましい。
小型の色調センサ232としては、例えば、非特許文献1に記載の、有機半導体によりRGBの3原色を捉えることができるデバイスを採用することができる。非特許文献1に記載の色調センサは、印刷により微細に作成することが可能である。
小型の発光素子231としては、例えば、特許文献5に記載の、高分子ポリマーを利用し、印刷によって作成される、有機LED素子を採用することができる。
小型の歯面電極部240としては、例えば、Co−Cr系合金等を採用することができる。
<シートデバイスの制御単位>
本実施の形態において、第1のシートデバイス200の動作は、第1のシートデバイス200を、数mm四方程度の大きさの、細かい複数の領域に分割した分割領域毎に、制御される。以下、第1のシートデバイス200の各分割領域およびその制御単位は、「ブロック」という。
1つのブロックには、少なくとも1つの色調センサユニット230と、少なくとも1つの歯面電極部240とが、配置されているものとする。第1のシートデバイス200における色調センサユニット230および歯面電極部240の配置密度は、一様であってもよいし、ブロック毎に異なってもよいし、ブロック内において異なってもよい。
本実施の形態において、第1のシートデバイス200には、L個のブロックが設定されているものとする。そして、1つのブロックには、複数の色調センサユニット230および複数の歯面電極部240が属しているものとする。また、L個のブロックの間で、面積はほぼ同一であり、色調センサユニット230および歯面電極部240の配置密度もほぼ同一であるものとする。
<歯面ステイン除去装置の機能構成>
図5は、歯面ステイン除去装置100の機能構成の一例を示す図である。
図5において、歯面ステイン除去装置100は、第1のシートデバイス200に配置された、第1〜第Mの色調センサユニット230〜230、および、第1〜第Nの歯面電極部240〜240を有する。また、歯面ステイン除去装置100は、第2のシートデバイス300に配置された皮膚電極部310と、制御部400に配置された電源部410、情報格納部420、および電荷供給部430と、を有する。
電源部410は、蓄電池や商用電源接続部等であり、歯面ステイン除去装置100の各部に電源を供給する。
情報格納部410は、ブロック情報テーブルおよび制御ルールテーブルを予め格納している。ブロック情報テーブルは、上述のブロックのそれぞれにどの色調センサユニット230および歯面電極部240が属するか、を規定したテーブルである。制御ルールテーブルは、色調センサユニット230の検出結果に応じて歯面電極部240をどのように動作させるか、を規定したテーブルである。
図6は、ブロック情報テーブルの内容の一例を示す図である。
図6に示すように、ブロック情報テーブル710は、ブロックの識別情報711に対応付けて、当該ブロックに配置された色調センサユニット230の識別情報712を記述している。また、ブロック情報テーブル710は、ブロックの識別情報711に対応付けて、当該ブロックに配置された歯面電極部240の識別情報713を記述している。
例えば、第1のブロックの識別情報711には、第1および第2の色調センサユニット230、230の識別情報712と、第1〜第4の歯面電極部240〜240の識別情報とが、対応付けられている。これは、第1〜第4の歯面電極部240〜240が、第1および第2の色調センサユニット230、230の近傍に配置されているためである。
第1および第2の色調センサユニット230、230が色調を検出することができる歯面の領域と、第1〜第4の歯面電極部240〜240が電荷を供給することができる歯面の領域とは、対応している。したがって、このようなブロックを単位として、色調センサユニット230の検出結果に基づいた歯面電極部240の動作の制御を行うことにより、各部のステイン除去処理の必要度に応じた強度でマイナスの電荷を供給することが可能となる。
図7は、制御ルールテーブルの内容の一例を示す図である。
図7に示すように、制御ルールテーブル720は、各色調センサユニット230によって検出される値のレベル(以下「色調レベル」という)721に対応付けて、歯面電極部240が単位面積当たりの歯面に供給する電荷に対応する電流値722を記述している。また、制御ルールテーブル720は、色調レベルに対応付けて、歯面電極部240の電流供給時間に対応する通電時間723を記述している。
色調レベル721は、例えば、歯の色の濃さ、つまり、ステインの色の濃さのレベルである。例えば、「C0」という色調レベル721は、ステインが付着していない歯面の色に対応し、「C1」という色調レベル721は、ステインがやや付着した歯面の色に対応する。より濃い色に相当する色調レベル721ほど、より高い電流値722、あるいは、より長い通電時間723が、対応付けられている。
電流値722および通電時間723は、例えば、全てのブロックにおいて、面積、並びに、色調センサユニット230および歯面電極部240の配置密度が、ほぼ同一であるという前提において、実験や経験則に基づき、適切な値が設定されている。特に、電流値722は、人体に不要な刺激を与えずにステイン除去の効果が得られる値であり、例えば、第1のシートデバイス200および第2のシートデバイス300の両方において、歯面および皮膚の1cm当たり10μA〜300μA程度となる値である。
図5の電荷供給部は、第1のケーブル510および第1のシートデバイス200に埋め込まれた信号線(図示せず)を介して、第1〜第Mの色調センサユニット230〜230のそれぞれに接続されている。
すなわち、電荷供給部430は、各色調センサユニット230に対して制御信号を出力してその動作を制御し、各色調センサユニット230から出力される検出値を入力することができる。
また、電荷供給部430は、第1のケーブル510および第1のシートデバイス200に埋め込まれた信号線(図示せず)を介して、第1〜第Nの歯面電極部240〜240のそれぞれに接続されている。また、電荷供給部は、第2のケーブル520および第2のシートデバイス300に埋め込まれた信号線(図示せず)を介して、皮膚電極部310に接続されている。
電荷供給部430は、電源部410の出力電圧を昇圧して各歯面電極部240と皮膚電極部310との間に印加しつつ、これらの電極を介してユーザの身体に流れる電流を制御する。
より具体的には、電荷供給部430は、第1のシートデバイス200のブロック毎に、色調センサユニット230の検出値に基づいて、各歯面電極部240の動作を決定する。電荷供給部430は、ブロック情報テーブル710(図6参照)および制御ルールテーブル720(図7参照)を参照して、かかる決定を行う。そして、電荷供給部430は、決定した内容で、各歯面電極部240に電荷を供給する。
なお、複数の歯面電極部240に対して異なる電圧を同時に印加することは難しい。したがって、電荷供給部430は、同一の電流値および通電時間が決定されたブロックをグルーピングする。そして、複数のグループが存在するとき、複数のグループのそれぞれに対して、時分割で電力を印加する。
また、各歯面電極部240から皮膚電極部310へと身体を介して流れる電流を、所望の値に制御するための構成としては、例えば、特許文献6に記載の、昇圧回路および電流制限回路を用いた回路を採用することができる。歯面電極部240は、少なくともブロック毎に、個別に電流を制御する回路構成を備えている。
なお、制御部400は、図示しないが、例えば、CPU(central processing unit)、制御プログラムを格納したROM(read only memory)等の記憶媒体、およびRAM(random access memory)等の作業用メモリを有する。この場合、制御部400の各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
また、制御部400は、図示しないが、キースイッチ等の操作部を有する。操作部は、ユーザから、歯面への電流供給を開始させる操作を含む各種操作を受け付ける。
このような構成により、歯面ステイン除去装置100は、第1のシートデバイス200を歯に貼り付け、第2のシートデバイス300を皮膚に貼り付けて、動作を開始させるだけで、電流を用いたステイン除去を行うことができる。
<歯面ステイン除去装置の動作>
次に、歯面ステイン除去装置100の動作について説明する。
図8は、歯面ステイン除去装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
歯面ステイン除去装置100は、例えば、ユーザの前歯部分および皮膚にそれぞれ第1のシートデバイス200および第2のシートデバイス300が貼り付けられた状態で、ユーザにより動作開始を指示する操作が行われると、以下に説明する処理を開始する。
ステップS1100において、第1〜第Mの色調センサユニット230〜230は、それぞれ、近傍の歯面の色調を検出し、検出結果を電荷供給部430へ出力する。
ステップS1200において、電荷供給部430は、ブロック毎に、そのブロックに属する複数の色調センサユニット230の検出結果の平均値(以下「ブロック検出値」という)を取得する。電荷供給部430は、制御ルールテーブル720(図7参照)を参照し、ブロック毎に、ブロック検出値が示す色調レベルに対応する、単位面積当たりの電流値および通電時間を、そのブロックに適用する制御内容として決定する。なお、検出結果の平均値を用いるのは、より信頼性の高いデータを得るためである。
ステップS1300において、電荷供給部430は、決定された電流値および通電時間が同一のブロックを、グルーピングする。
なお、電荷供給部430は、電流値を複数のレベルに分けたときに、同一のレベルに属する電流値を、同一の電流値として扱ってもよい。同様に、電荷供給部430は、通電時間を複数のレベルに分けたときに、同一のレベルに属する通電時間を、同一の通電時間として扱ってもよい。
また、歯面の色調が同一であるとき、電流値および通電時間も同一となる。したがって、電荷供給部430は、歯面の色調のレベルに基づいて、ブロックのグルーピングを行ってもよい。
ステップS1400において、電荷供給部430は、グループ毎に、そのグループに属するブロックで供給すべき総電流値と、その通電時間とを決定する。例えば、総電流値は、電流値に、グループに属するブロックの総面積を乗じた値である。
そして、ステップS1500において、電荷供給部430は、グループを順に切り替えて、決定した総電流値となるように、グループに属する各歯面電極部240に対し、マイナスの電荷を供給する。そして、電荷供給部430は、タイマ(図示せず)等を用いて、決定された通電時間の間、かかる電荷の供給を継続し、通電時間が終了すると、次のグループの通電に移る。すなわち、電荷供給部430は、決定された電流値および通電時間が実現されるように、グループ毎に、時分割で通電を行う。
このような動作により、歯面ステイン除去装置100は、ステインの付着状況が歯の部分によって異なる場合でも、各部分に適した強度でステイン除去処理を行うことができる。したがって、消費電力を極力抑えた状態で、効果的に、ステイン除去を行うことができる。なお、歯面は、歯面ステイン除去装置100の使用後、速やかに脱脂綿等により拭き取られることが望ましい。
<歯面ステイン除去装置の効果>
以上のように、本実施の形態に係る歯面ステイン除去装置100は、マイナスの電荷を放出する歯面電極部240と、ステインを吸着する吸着材250と、を配置した、第1のシートデバイス200を有する。本実施の形態に係る歯面ステイン除去装置100は、プラスの電荷を放出する皮膚電極部310を配置した、第2のシートデバイス300を有する。
これにより、歯面ステイン除去装置100は、第1のシートデバイス200を歯に貼り付け、第2のシートデバイス300を皮膚に貼り付けて、動作を開始させるだけで、電流を用いたステイン除去を行うことができる。すなわち、歯面ステイン除去装置100は、歯のブラッシングを特に必要としないため、従来技術に比べてより簡単に、電流を用いた効果的なステイン除去を行うことができる。
また、歯面ステイン除去装置100は、第1のシートデバイス200を都度交換することができるため、口腔の清潔を保った状態で、ステイン除去を行うことができる。
また、本実施の形態に係る歯面ステイン除去装置100は、両手が空いた状態でステイン除去処理を行うことができるため、他の作業や動作を行いながら使用することができる。
また、本実施の形態に係る歯面ステイン除去装置100は、歯面の各部分の色調を検出して、各部分に供給する電流を制御する。
これにより、歯毎あるいは歯の部分毎に歯面の色、つまり、ステインの付着状況が異なる場合であっても、前歯部分の全体に対してバランス良くステイン除去処理を行うことができる。すなわち、本実施の形態に係る歯面ステイン除去装置100は、歯面のステイン除去処理を、効果的に行うことができる。
<ステイン除去動作の他の例>
なお、電荷供給部430は、電流値および通電時間のうち、一方を固定値とし、他方のみを歯面の色調に応じて変化させてもよい。あるいは、電荷供給部430は、ブロック毎に、通電を行うか否かのみを決定してもよい。また、電荷供給部430は、各歯面電極部240を周期的に通電させ、その通電周期あるいはデューティ比を、対応する色調センサユニット230の検出結果に応じて制御してもよい。
また、電荷供給部430は、歯面全体に対して、同一の電流値および通電時間で、電荷を供給してもよい。この場合、電荷供給部430は、例えば、第1〜第Mの色調センサユニット230〜230が検出した色調の平均値に基づいて、第1〜第Nの歯面電極部240〜240の電流値および通電時間を決定する。この場合、電荷供給部430は、例えば、歯面全体で、10〜15Vで0.1〜1mA程度の電流が流れるように、各歯面電極部240の電流値を決定する。また、この場合、電荷供給部430は、歯面電極部240毎ではなく、第1〜第Nの歯面電極部240〜240全体の電流値を決定し、第1〜第Nの歯面電極部240〜240全体を1つの電極として制御してもよい。
<吸着材の他の例>
また、吸着材は、シート部材220からの分離が容易な、液体ゲル、あるいは、ゲルシートであってもよい。この場合、吸着材のみを使い捨て部材とすることができる。すなわち、第1のシートデバイス200は、必ずしも、使い捨てとする必要がなく、第1のケーブル510を着脱可能な接続部210を備える必要はない。なお、液体ゲルの吸着剤を採用する場合、電流供給を行って第1のシートデバイス200を歯面から剥がした後、吸着剤を拭き取る等して、吸着剤を歯面から除去する必要がある。
また、吸着剤は、ポリリン酸やフィチン酸等のステイン除去分子(例えば、特許文献2参照)やステイン分解酵素(例えば、特許文献7参照)等のステイン除去を促進する物質を含むことが望ましい。また、吸着剤は、フッ素等の歯を強化する物質や、過酸化水素等の歯を漂白する物質等、歯面状態を改善する各種物質を含んでもよい。
<第1のシートデバイスの他の例>
なお、第1のシートデバイス200は、図3に示すサイズよりも小さくてもよいし大きくてもよい。また、歯面ステイン除去装置100は、上の前歯部分に貼り付けるための第1のシートデバイス200と、下の前歯部分に貼り付けるための第1のシートデバイス200とを含んでもよい。
また、第1のシートデバイス200は、ユーザの歯型から、ユーザの歯面に沿った形状に成形されたものであってもよい。この場合、歯面と第1のシートデバイス200との密着度を向上させ、より効果的なステイン除去を行うことができる。
また、第1のシートデバイス200は、歯列弓をその外形に沿って覆うマウスピース状の形状を有していてもよい。
更に、第1のシートデバイス200は、必ずしも、単体で歯に密着する構成を有していなくてもよい。例えば、歯面ステイン除去装置100は、歯列弓をその外形に沿って覆うマウスピース状の部材を併用してもよい。この場合、第1のシートデバイス200は、マウスピース状の部材と、歯面との間に挟み込む形で、配置される。
マウスピース状の形状により歯を覆う構成の歯面ステイン除去装置100は、特に、歯の裏側や噛み合せ面に付着したステインを除去するのに、好適である。
また、色調センサユニット230の発光素子231は、必ずしも設けなくてもよい。例えば、白色光を出力する共通の光源を制御部400等に配置し、光ファイバを介して、各ブロックに白色光を分配してもよい。
<第2のシートデバイスの他の例>
また、第2のシートデバイス300は、首以外の、他の身体の部位の皮膚に取り付けられてもよい。更に、第2のシートデバイス300は、必ずしもシート状でなくてもよく、皮膚電極部310を比較的広い面積で皮膚に接触させることができる形状および構成であればよい。例えば、グリップ状の部材の表面に電極面を配置したものを、本実施の形態の第2のシートデバイス300に代えて採用することができる。
<制御部の他の例>
また、制御部400は、例えば、頭部、耳たぶ、あるいは首に装着することができる形状を有していてもよい。また、制御部400は、首に掛けるためのストラップを備えていてもよい。あるいは、制御部400は、第1のシートデバイス200と一体的に形成される等、口腔内に収容されて使用されるように構成されていてもよい。
また、制御部400の機能の一部または全部は、携帯電話機等、他の機能を主目的とする装置に配置されていてもよい。更に、制御部400の機能の一部または全部は、ネットワーク上のサーバに配置されていてもよい。すなわち、歯面ステイン除去装置100は、その一部の機能を、クラウド化されていてもよい。この場合、電荷供給部430を含む装置部は、少なくとも通信部を備え、かかるサーバに歯面の色調レベルに関するデータを送信して、各ブロックに適用すべき電流値および通電時間を取得する必要がある。
また、歯面ステイン除去装置100は、ブロック毎に、そのブロックについての動作のみを行う電荷供給部430や、そのブロックのみに対応した皮膚電極部310を、有してもよい。
<本開示のまとめ>
本開示の歯面ステイン除去装置は、歯面のステイン除去を行う歯面ステイン除去装置であって、ステインを吸着する吸着材を介して前記歯面に密着させることが可能なシート部材と、前記シート部材の前記歯面に密着する部分に配置された歯面電極部と、前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部にマイナスの電荷を供給する電荷供給部と、を有する。
なお、上記歯面ステイン除去装置は、前記吸着材を有してもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置は、歯面以外の身体部位に密着する部分に配置された皮膚電極部、を有し、前記電荷供給部は、前記歯面電極部と前記皮膚電極部との間に電圧を印加し、前記歯面電極部から前記歯面へ向けてマイナスの電荷を供給してもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置において、吸着材は、前記シート部材と分離することが可能なシート状の導電性材料であってもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置において、前記電荷供給部は、前記歯面電極部を介して単位面積当たりの前記歯面に供給される電流の大きさを制御してもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置は、前記シート部材と、前記電荷供給部と、を着脱可能に接続する接続部、を有し、前記シート部材は、前記歯面に密着する側の面に前記吸着材を担持してもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置において、前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部の近傍の前記歯面の色調を検出する色調センサ、を有し、前記電荷供給部は、検出された前記色調に基づいて、前記電流の大きさを制御してもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置は、前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記色調センサの近傍の前記歯面に光を照射する発光素子、を有してもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置は、前記シート部材の前記歯面に密着する面を分割した複数の分割領域のそれぞれに、前記歯面電極部および前記色調センサを有し、前記電荷供給部は、前記分割領域毎に、電流の供給のオンオフ、および、供給される電流の大きさ、のうち少なくとも1つを制御してもよい。
また、上記歯面ステイン除去装置において、前記電荷供給部は、前記複数の分割領域のそれぞれに対して、時分割でマイナスの電荷を供給してもよい。
本開示の歯面ステイン除去方法は、歯面のステイン除去を行う歯面ステイン除去方法であって、ステインを吸着する吸着材を介して前記歯面に密着させることが可能なシート部材の、前記歯面に密着する部分に配置された歯面電極部に対して、供給すべき電流の大きさを決定するステップと、決定された大きさの電流を、前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部に供給するステップと、を有する。
本発明は、ステイン除去をより簡単に行うことができる、歯面ステイン除去装置および歯面ステイン除去方法として有用である。
100 歯面ステイン除去装置
200 第1のシートデバイス
210 接続部
220 シート部材
230 色調センサユニット
231 発光素子
232 色調センサ
240 歯面電極部
250 吸着材
300 第2のシートデバイス
310 皮膚電極部
400 制御部
410 電源部
420 情報格納部
430 電荷供給部
510 第1のケーブル
520 第2のケーブル

Claims (11)

  1. 歯面のステイン除去を行う歯面ステイン除去装置であって、
    ステインを吸着する吸着材を介して前記歯面に密着させることが可能なシート部材と、
    前記シート部材の前記歯面に密着する部分に配置された歯面電極部と、
    前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部にマイナスの電荷を供給する電荷供給部と、を有する、
    歯面ステイン除去装置。
  2. 前記吸着材を有する、
    請求項1に記載の歯面ステイン除去装置。
  3. 歯面以外の身体部位に密着する部分に配置された皮膚電極部、を有し、
    前記電荷供給部は、
    前記歯面電極部と前記皮膚電極部との間に電圧を印加し、前記歯面電極部から前記歯面へ向けてマイナスの電荷を供給する、
    請求項2に記載の歯面ステイン除去装置。
  4. 前記吸着材は、前記シート部材と分離することが可能なシート状の導電性材料である、
    請求項3に記載の歯面ステイン除去装置。
  5. 前記電荷供給部は、
    前記歯面電極部を介して単位面積当たりの前記歯面に供給される電流の大きさを制御する、
    請求項4に記載の歯面ステイン除去装置。
  6. 前記シート部材と、前記電荷供給部と、を着脱可能に接続する接続部、を有し、
    前記シート部材は、
    前記歯面に密着する側の面に前記吸着材を担持する、
    請求項5に記載の歯面ステイン除去装置。
  7. 前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部の近傍の前記歯面の色調を検出する色調センサ、を有し、
    前記電荷供給部は、
    検出された前記色調に基づいて、前記電流の大きさを制御する、
    請求項5記載の歯面ステイン除去装置。
  8. 前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記色調センサの近傍の前記歯面に光を照射する発光素子、を有する、
    請求項7に記載の歯面ステイン除去装置。
  9. 前記シート部材の前記歯面に密着する面を分割した複数の分割領域のそれぞれに、前記歯面電極部および前記色調センサを有し、
    前記電荷供給部は、
    前記分割領域毎に、電流の供給のオンオフ、および、供給される電流の大きさ、のうち少なくとも1つを制御する、
    請求項8に記載の歯面ステイン除去装置。
  10. 前記電荷供給部は、
    前記複数の分割領域のそれぞれに対して、時分割でマイナスの電荷を供給する、
    請求項9に記載の歯面ステイン除去装置。
  11. 歯面のステイン除去を行う歯面ステイン除去方法であって、
    ステインを吸着する吸着材を介して前記歯面に密着させることが可能なシート部材の、前記歯面に密着する部分に配置された歯面電極部に対して、供給すべき電流の大きさを決定するステップと、
    決定された大きさの電流を、前記シート部材が前記歯面に密着した状態において、前記歯面電極部に供給するステップと、を有する、
    歯面ステイン除去方法。
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