JP2016071868A - 毛領域検出装置及び毛領域検出方法 - Google Patents

毛領域検出装置及び毛領域検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる毛領域検出装置を提供する。【解決手段】毛領域検出装置は、第1の波長を有する第1の非可視光を、被写体に対して照射する第1の非可視光照射部と、第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の非可視光を、被写体に対して照射する第2の非可視光照射部と、第1の非可視光が照射された状態で被写体の第1の画像を撮像し、第2の非可視光が照射された状態で被写体の第2の画像を撮像する撮像部と、前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値に基づいて、毛領域を検出する領域検出部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、毛領域を検出する毛領域検出装置及び毛領域検出方法に関する。
従来、画像から髪領域を抽出する方法が知られている(特許文献1参照)。この方法では、顔と髪領域を含む元画像から、エッジが検出され、種々のエッジを形成するラインの方向と長さが保存され、同方向のラインが集中しているラインの束を用いて髪領域が抽出される。
特開2005−339522号公報
特許文献1に記載された髪領域の抽出方法では、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出することが困難であった。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる毛領域検出装置及び毛領域検出方法を提供する。
本開示の毛領域検出装置は、第1の波長を有する第1の非可視光を、被写体に対して照射する第1の非可視光照射部と、前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の非可視光を、前記被写体に対して照射する第2の非可視光照射部と、前記第1の非可視光が照射された状態で前記被写体の第1の画像を撮像し、前記第2の非可視光が照射された状態で前記被写体の第2の画像を撮像する撮像部と、前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値に基づいて、毛領域を検出する領域検出部と、を備える。
本開示の毛領域検出方法は、毛領域検出装置における毛領域検出方法であって、第1の波長を有する第1の非可視光を、被写体に対して照射し、前記第1の非可視光が照射された状態で前記被写体の第1の画像を撮像し、前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の非可視光を、前記被写体に対して照射し、前記第2の非可視光が照射された状態でえ前記被写体の第2の画像を撮像し、前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値に基づいて、毛領域を検出する。
本開示によれば、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる。
実施形態における毛領域検出装置の外観例を示す模式図 実施形態における毛領域検出装置の構成例を示すブロック図 実施形態における髪色指定入力インターフェイスの外観例を示す模式図 (A)実施形態における各領域の分光反射特性を示すグラフ、(B)毛領域が検出された画像の表示例を示す模式図 実施形態における毛領域検出処理の一例を表すタイミングチャート 実施形態における毛領域検出処理の手順の一例を示すフローチャート 実施形態における毛領域検出処理の手順の一例を示すフローチャート(図6の続き) (A)実施形態における元画像の表示例を示す模式図、(B)実施形態における毛髪領域の色を変化させた画像の表示例を示す模式図、(C)図8(B)に示す状態で、使用者が顔の向きを変えた場合の毛髪領域の色を変化させた画像の表示例を示す模式図
以下、本開示の実施形態について、図面を用いて説明する。
(本開示の一形態を得るに至った経緯)
特許文献1に記載された髪領域の抽出方法では、画像に対してエッジ検出するので、アルゴリズムが複雑となり、画像処理にかかる負荷が大きかった。このため、被写体が動き、被写体を含む画像が変化した場合、被写体の動きに追従するように髪領域を抽出することが困難であった。つまり、被写体の動きに合わせて髪領域が動的に変化することは困難であった。
以下、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる毛領域検出装置及び毛領域検出方法について説明する。
以下の実施形態の毛領域検出装置は、例えば、美容室において髪色(ヘアカラー)を変更する場合、髪色が変更されたイメージを表示する装置に適用される。
(実施形態)
図1は、実施形態における毛領域検出装置10の外観例を示す模式図である。毛領域検出装置10は、例えば、ディジタルミラー、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)である。ディジタルミラーは、例えば、化粧品売り場、ヘアケア製品売り場、美容室、ヘアサロンにおいて使用される。
毛領域検出装置10の筐体10aの前面には、表示部38、カメラ22、第1の近赤外線投光器21、及び第2の近赤外線投光器23が配置される。後述するように、第1の近赤外線投光器21及び第2の近赤外線投光器23が、近赤外光を被写体に対して照射する。カメラ22は、例えば、近赤外光の反射光又は自然光の反射光を結像させた画像を撮像する。表示部38は、例えば、カメラ22により撮像された被写体の画像を表示する。
図2は、毛領域検出装置10の構成例を示すブロック図である。毛領域検出装置10は、第1の近赤外線投光器21、カメラ22、第2の近赤外線投光器23、第1の画像記憶部26、第2の画像記憶部27、カラー画像記憶部28、毛髪領域判定部30、毛髪領域記憶部31、髪色指定入力インターフェイス34、毛髪領域色変更部35、及び表示部38を有する。
カメラ22(撮像部の一例)は、例えば、毛領域検出装置10と向かい合う被写体(例えば人物の顔、全身)を撮像する。カメラ22は、例えば、第1の近赤外線投光器21又は第2の近赤外線投光器23により近赤外光が照射された状態又は照射されていない状態で、被写体を撮像する。
カメラ22は、例えば、撮像面に入射した光の光学像を電気信号に変換するRGB−IRイメージセンサを有する。RGB−IRイメージセンサは、可視光から近赤外光まで受光可能である。
RGB−IRイメージセンサは、例えば、ベイヤ配列からなるR(赤色成分)、G(緑色成分)、B(青色成分)及びIR(赤外線)のフィルタが前面に配置された撮像素子を有する。
RGB−IRイメージセンサは、例えば、R(赤色成分)、G(緑色成分)、B(青色成分)のフィルタが前面に配置された撮像素子を有してもよい。RGBのフィルタの前面には、IRカットフィルタが配置され得る。IRカットフィルタは、例えば、昼間は撮像素子の前面に配置され、夜間は撮像素子の前面から取り除かれる。
撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサイメージセンサ、又は、CMOS(Complementary Metal−Oxide−Semiconductor)イメージセンサ、を含む。
第1の近赤外線投光器21は、被写体に向けて第1の赤外光(例えば、近赤外光、波長850nmの光)を投射する。赤外光、近赤外光は、非可視光の一例である。第1の近赤外線投光器21は、非可視光照射部の一例である。
第2の近赤外線投光器23は、被写体に向けて第2の赤外光(例えば、近赤外光、波長940nmの光)を投射する。第2の近赤外線投光器23は、非可視光照射部の一例である。
第1の画像記憶部26は、第1の近赤外光が照射された状態で、カメラ22により撮像された画像(第1の画像の一例)を記憶する。
第2の画像記憶部27は、第2の近赤外光が照射された状態で、カメラ22により撮像された画像(第2の画像の一例)を記憶する。
カラー画像記憶部28は、近赤外光が照射されない状態で、カメラ22により撮像されたカラー画像(第3の画像の一例)を記憶する。
毛髪領域判定部30は、第1の画像記憶部26に記憶された画像、及び、第2の画像記憶部27に記憶された画像を用いて、画素毎に対象の画素が毛髪領域に含まれるか否かを判定する。毛髪領域判定部30は、領域検出部の一例である。
毛髪領域判定部30は、例えば、第2の近赤外光が照射された状態で撮像された画像の画素値から、第1の近赤外光が照射された状態で撮像された画像の画素値を減算する。この減算は、両画像における同じ画素位置において行われる。
毛髪領域記憶部31は、例えば、毛髪領域に含まれる画素位置を、座標(POS(X),POS(Y))として記憶する。
髪色指定入力インターフェイス34は、毛髪領域色変更部35と有線又は無線により接続され、毛髪領域色変更部35に対し、髪色等の情報を指示する。
毛髪領域色変更部35は、髪色指定入力インターフェイス34によって色が指定された場合、表示部38に表示される毛髪領域の色を変更する。毛髪領域色変更部35は、表示制御部の一例である。
表示部38は、例えば、カラー画像記憶部28に記憶されたカラー画像である元画像71(例えば図8(A)参照)を表示する。表示部38は、例えば、毛髪領域73Aの色が変更された画像73(例えば図8(B)、(C)参照)を表示する。表示部38による表示の制御(例えば色の変更)は、毛髪領域色変更部35により行われる。
次に、髪色指定入力インターフェイス34を用いた毛髪領域の色変更について説明する。
図3は、髪色指定入力インターフェイス34の外観例を示す模式図である。髪色指定入力インターフェイス34は、例えば、カラーリングの色見本(色サンプル)を表示及び指定するためのタッチパネル34aを有する。
髪色指定入力インターフェイス34は、例えばリモコンにより形成される。このリモコンは、例えば、毛領域検出装置10の筐体10aの裏面に形成された凹部に収容かつ着脱自在な形状を有する。
例えば、ユーザは、タッチパネル34aの表示部に表示された複数の色見本53のいずれかを指51でタッチ操作する。この場合、タッチパネル34aの入力検出部(色指定部の一例)は、タッチ操作された色見本を受け付け、毛髪領域色変更部35は、毛髪領域の色を変更する。
タッチパネル34aの画面には、複数の色見本53として、例えば、アッシュ(A)、ブラウン(Br)、ベージュ(Be)、イエロー(Y)、オレンジ(O)、レッド(R)、ピンク(Pi)、パープル(Pu)が表示される。図3では、各色見本53に表現されている模様は、異なる色であることを表す。
例えば、タッチパネル34aの画面に対し、指51により、図3における左右方向にフリック操作又はスワイプ操作する。この場合、タッチパネル34aの入力検出部は、フリック操作又はスワイプ操作された色見本を受け付け、毛髪領域色変更部35が、前の色見本又は次の色見本が反映された画像を表示部38に表示させる。
尚、髪色指定入力インターフェイス34は、別体であるリモコンとして構成されることを例示したが、毛領域検出装置10の表示部38をタッチパネルとし、その一部の領域を髪色指定入力インターフェイス34として動作させてもよい。
このように、髪色指定入力インターフェイス34を用いて色を指定することで、ユーザは、簡単に毛髪領域を所望の色に着色できる。また、表示された複数の色見本の中から所望の色見本を指定する場合、ユーザは、毛髪領域の着色の変更操作を簡単に行うことができる。
次に、毛領域検出装置10の動作例について説明する。
まず、毛領域検出装置10による毛領域検出方法の原理について説明する。図4(A)は分光反射特性の一例を示すグラフである。この分光反射特性は、被写体における所定の素材(例えば肌、毛髪、綿(コットン))毎の、光の波長と光の反射率との関係性を示す。被写体が撮像された画像には、例えば、肌領域、毛髪領域、綿領域が含まれる。
図4(A)のグラフの横軸は、光の波長を表す。ここでは、一例として、可視光である600nmから近赤外光である1100nmまでの範囲を示す。図4(A)のグラフの縦軸は、光の反射率を表す。ここでは、0%から100%の範囲を示す。カメラ22により撮像される画像の画素値は、光の反射率に対応する値である。従って、光の反射率が高い被写体ほど、撮像画像の画素値は大きくなる。
図4(A)では、毛髪、肌、綿の3つの素材の光の反射率が示される。毛髪の反射率を表す曲線aでは、600nm〜1100nmの範囲で、波長が長くなるにつれて徐々に反射率が大きくなる。毛髪の成分には、蛋白質が例えば80〜90%と多く含まれ、光の反射率を決定する要因となる。なお、人毛にかかわらず、動物の毛も同様の反射率を有する。
肌の反射率を表す曲線bでは、600nm〜1100nmの範囲で、波長が短い側から順に、反射率が上昇から下降、再び上昇と変動する。
綿の反射率を表す曲線cでは、600nm〜1100nmの範囲において、600nm〜850nmの範囲では波長が長くなるにつれて反射率は上昇し、850nm〜1100nmの範囲では反射率に大きな変化は無く、ほぼ一定である。なお、素材として、綿は、例えば衣服又は撮像画像の背景を含む。
例えば、人物の顔近傍を被写体として捉えた場合、カメラ22により撮像される画像には、毛髪、肌、及び綿に近い素材が映り込むと考えられる。上記分光反射特性を加味し、例えば、850nmの近赤外光と940nmの近赤外光とにより被写体が照射されたとする。この場合、毛髪では、940nmの反射率から850nmの反射率が差し引かれると、その差分値は正の値となる。また、肌では、940nmの反射率から850nmの反射率が差し引かれると、その差分値は負の値となる。また、綿では、940nmの反射率から850nmの反射率が差し引かれると、その差分値はほぼ値0となる。
尚、綿では、例えば、700nmから850nmにかけて、反射率の差分値が正の勾配を持つので、より高精度に毛髪領域を検出するために、850nm以上の波長を有する光を用いることが望ましい。
毛髪領域判定部30は、例えば、940nmの近赤外光を照射して撮像された画像の画素値から、850nmの近赤外光を照射して撮像された画像の画素値を差し引いた差分値が、正の値である場合、その画素が毛髪領域に含まれると判定する。毛髪領域判定部30は、この判定を、撮像画像中の全ての画素(領域)に対して行うことで、毛髪領域を検出する。
尚、毛髪領域判定部30は、差分値が正の値であり、かつ、差分値が所定の閾値を超える場合に、その画素が毛髪領域に含まれると判定してもよい。上記所定の閾値は、例えば、およそ反射率5%分の差分値が毛髪領域と判定され、およそ反射率1%分の差分値が毛髪領域と判定されない値(例えば反射率3%分)である。これにより、綿の場合に差分値が正の値になっても、差分値が所定の閾値を超えない小さな値であるので、毛領域検出装置10は、撮像画像における綿の領域を毛髪領域と誤検知することを抑制できる。
図4(B)は毛髪領域が検出された画像60を示す模式図である。画像60には、波長(940nm,850nm)を有する近赤外光がそれぞれ照射されて撮像された画像62,63と、画像62及び画像63とにおいて画素毎に差分値が導出された差分画像61と、が含まれる。差分画像61では、毛髪領域61Aは、画素値が高い画像として、毛髪領域以外の領域とは区別される。
このように、毛領域検出装置10は、各素材の分光反射特性の相違を利用して、毛髪領域を抽出できる。また、例えば、分光反射特性において850nm以上の波長領域では、髪に関する特性が正の勾配を有することに対し、綿(衣服等)に関する特性は平坦であり、両者の差が顕著となる。従って、850nm以上の波長を有する近赤外光を第1の近赤外光及び第2の近赤外光とした場合、毛髪領域を衣服等と誤認識することを抑制でき、毛髪領域の検出精度を向上できる。
なお、2つの近赤外光として、850nm,940nmの近赤外光が照射されることを例示したが、850nm以下、又は940nm以上の近赤外光が選ばれてもよい。つまり、非可視光で、毛髪、肌、綿の分光反射特性に相違があれば、いずれの波長を用いた光でもよい。また、毛髪、肌、又は綿において、非可視光の2つの波長における反射率の差分値が示す勾配の向きが同じ(例えば正の勾配又は負の勾配)であっても、差分値の大きさに相違がある場合、例えば、複数の差分値の中間に閾値が設定されてもよい。これにより、閾値を用いて毛髪領域の検出が可能である。
また、分光反射特性によっては、非可視光として紫外光(例えば近紫外光)を用いてもよい。尚、非可視光として近赤外光を用いた場合には、被写体への肌や毛髪への影響を低減できる。
図5は、毛領域検出処理の一例を表すタイミングチャートである。毛領域検出処理は、例えば図2に示した毛領域検出装置10の各部(例えばハードウェア又はソフトウェア)により実行される。毛領域検出装置10の各部は、例えば、パイプライン処理を実施する。毛領域検出装置10の各部が同期するパイプラインピッチは、T1(例えば11msec)である。
図5では、30f/s(fps:frame per second)で画像が更新される場合を示す。1つのパイプラインピッチの期間を、簡単のため「ピッチ期間」とも称する。始めのピッチ期間を第1のピッチ期間P1と称し、後続のピッチ期間を第2のピッチ期間P2、第3のピッチ期間P3、・・・と称する。
図5において、第1のピッチ期間P1では、第1の近赤外線投光器21は、第1の近赤外光(例えば850nm)を被写体に照射する。第1のピッチ期間P1は、第1の照射期間の一例である。また、カラー画像記憶部28は、カメラ22によって撮像されたカラー画像を記憶する。
第2のピッチ期間P2では、第2の近赤外線投光器23は、第2の近赤外光(例えば940nm)を被写体に照射する。第2のピッチ期間P2は、第2の照射期間の一例である。また、第1の画像記憶部26は、第1の近赤外光により照射された状態で、カメラ22によって撮像された画像(「第1の近赤外光の画像」とも称する)を記憶する。
第3のピッチ期間P3では、近赤外光の照射は行われず、第2の画像記憶部27は、第2の近赤外光により照射された状態で、カメラ22によって撮像された画像(「第2の近赤外光の画像」とも称する)を記憶する。第3のピッチ期間P3は、非照射期間の一例である。
以後同様に、近赤外線の照射及び画像取得(バッファリング)が反復される。つまり、第1のピッチ期間P1〜第3のピッチ期間P3における動作が反復される。
第4のピッチ期間P4では、第1のピッチ期間P1と同様に、第1の近赤外線投光器21は、第1の近赤外線を照射し、カラー画像記憶部28は、カラー画像を記憶する。また、毛髪領域判定部30は、第1の画像記憶部26に記憶された第1の近赤外光の画像と、第2の画像記憶部27に記憶された第2の近赤外光の画像と、に基づいて、毛髪領域を判定する。例えば、毛髪領域判定部30は、第1の近赤外光の画像の各領域の画素値と第2の近赤外光の画像の各領域の画素値とに基づいて、毛髪領域を判定する。例えば、毛髪領域判定部30は、上記2つの画素値の差分に基づいて、毛髪領域を判定する。
尚、毛髪領域の判定は、第1の近赤外光の画像及び第2の近赤外光の画像が記憶された後に行われればよく、第4のピッチ期間P4以外のピッチ期間に実施されてもよい。
以後同様に、第1の近赤外光の画像及び第2の近赤外光の画像が記憶される度、毛髪領域の判定が反復される。従って、例えば、第4のピッチ期間P4、第7のピッチ期間P7、第10のピッチ期間(図示せず)、・・・、において、毛髪領域が判定される。
第5のピッチ期間P5では、第2のピッチ期間P2と同様に、第2の近赤外線投光器23は、第2の近赤外線を照射し、第1の画像記憶部26は、第1の近赤外光の画像を記憶する。また、毛髪領域色変更部35は、髪色指定入力インターフェイス34からの色の指示に従って、毛髪領域の色を変更する。
尚、毛髪領域の色変更は、毛髪領域の判定の後に行われればよく、第5のピッチ期間P5以外のピッチ期間に実施されてもよい。
以後同様に、毛髪領域が判定される度、毛髪領域の色変更が反復される。従って、例えば、第5のピッチ期間P5、第8のピッチ期間P8、第11のピッチ期間(図示せず)、・・・、において、毛髪領域の色が変更される。この場合、毛髪領域の色変更は、T2(例えば33msec)の周期で行われることになる。
このように、第1の近赤外光を照射する期間、第2の近赤外光を照射する期間、及び近赤外光を照射しない期間が順番に反復されることで、毛領域検出装置10は、効率良く毛髪領域を検出でき、被写体が動く場合でも被写体の動きに追従できる。
また、近赤外光の照射、画像の撮像、及び毛髪領域の判定の動作がパイプライン処理で行われることで、これらの動作時間を短縮でき、毛髪領域の検出が被写体の動きに追従し易くなる。従って、毛髪領域の検出後に行われる毛髪領域の色変更の動作も、被写体の動きに追従し易くなる。
図6及び図7は、毛領域検出装置10による毛領域の判定及び変更の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、毛領域検出装置10は、第1の画像記憶部26に記憶された被写体の画像(例えば顔画像)の中から特定の画素位置(x,y)の画素値を、毛髪領域判定部30へ入力する(S1)。第1の画像記憶部26に記憶された被写体の画像は、毛領域検出装置10が、第1の近赤外線投光器21を用いて、例えば毛領域検出装置10の筐体10aの前面と向かい合う被写体に対し、第1の近赤外光を照射し、カメラ22を用いて、第1の近赤外線投光器21によって照射された被写体の画像(例えば顔画像)を入力画像として取得し、取得された入力画像の画素値を第1の画像記憶部26に記憶したものである。画素値は、例えば画素毎に記憶される。
この入力画像の画素値は、IFR1[y][x]で表される。[x]は、x方向(例えば図1における横方向)における画素位置(例えば座標)を示し、「y」は、y方向(例えば図1における縦方向)における画素位置(例えば座標)を示す。つまり、IFR1[y][x]は、第1の近赤外光の画像の、y方向及びx方向における特定の画素位置(x,y)の画素値を示す。
次に、毛領域検出装置10は、第2の画像記憶部27に記憶された被写体の画像(例えば顔画像)の中から特定の画素位置(x,y)の画素値を、毛髪領域判定部30へ入力する(S2)。第2の画像記憶部27に記憶された被写体の画像は、毛領域検出装置10が、第2の近赤外線投光器23を用いて、例えば毛領域検出装置10の筐体10aの前面と向かい合う被写体に対し、第2の近赤外光を照射し、カメラ22を用いて、第2の近赤外線投光器23によって照射された被写体の画像(例えば顔画像)を入力画像として取得し、取得された入力画像の画素値を第2の画像記憶部27に記憶したものである。
この入力画像の画素値は、IFR2[y][x]で表される。つまり、IFR2[y][x]は、第2の近赤外光の画像の、y方向及びx方向における特定の画素位置(x,y)の画素値を示す。
以上とは別に、毛領域検出装置10は、カラー画像記憶部28に記憶された被写体の画像(例えば顔画像)の中から特定の画素位置(x,y)の画素値を、毛髪領域色変更部35へ入力する(S3)。カラー画像記憶部28に記憶された被写体の画像は、毛領域検出装置10が、カメラ22を用いて、近赤外光を照射することなく撮像された被写体の画像(例えば顔画像)を、カラー入力画像として取得し、取得されたカラー入力画像をカラー画像記憶部28に記憶したものである。
カラー入力画像の画素値は、RGB[y][x]で表される。つまり、RGB[y]「x」は、カラー画像の、y方向及びx方向における特定の画素位置(x,y)の画素値を示す。
S3の処理後、S4〜S11の処理では、毛髪領域判定部30は、撮像画像に含まれる全ての画素に対し、毛髪を表す画素であるか否か、即ち、毛髪領域に含まれるか否かを判定する。つまり、S4〜S11では、毛髪領域判定処理が行われる。毛髪領域判定部30は、画素の位置(x座標,y座標)をx方向又はy方向において値1ずつ増やし、2重ループの処理を行うことで、毛髪領域の判定処理を行う。
毛髪領域判定部30は、画素のy座標を値1(例えば表示部38のy方向の一端部)から画像の縦方向の端部(例えば表示部38のy方向の他端部)に至るまで、順にy座標の値を1増やし、y座標を取得する(S4)。尚、画素のy座標の値1から画像の縦方向の端部までの範囲は、画像の縦幅に相当する。
毛髪領域判定部30は、画素のx座標を値1(例えば表示部38のx方向の一端部)から画像の横方向の端部(例えば表示部38のx方向の他端部)に至るまで、順にx座標の値を1増やし、x座標を取得する(S5)。尚、画素のx座標の値1から画像の横方向の端部までの範囲は、画像の横幅に相当する。
毛髪領域判定部30は、S4,S5により設定された画素位置(x,y)における、画素値IFR1[y][x]と画素値IFR2[y][x]とを用いて、例えば(式1)に従って、差分DIFF[y][x]を算出する(S6)。
DIFF[y][x]=IFR2[y][x]−IFR1[y][x]・・・(式1)
つまり、(式1)では、所定の画素位置における第2の近赤外光の画像の画素値から、同じ画素位置における第1の近赤外光の画像の画素値を差し引いて、差分DIFFとしている。
毛髪領域判定部30は、差分DIFF[y][x]が正の値であるか否かを判定する(S7)。なお、S7では、差分DIFF[y][x]が所定の閾値以上の正の値であるか否かが判定されてもよい。
S7において、差分DIFF[y][x]が負又は零の値である場合、毛髪領域判定部30は、この画素位置(x,y)が毛髪の画素でない、つまりこの画素が毛髪領域に含まれないと判定する(S9)。そして、S10の処理に進む。
S7において、差分DIFF[y][x]が正の値である場合、毛髪領域判定部30は、画素位置(x,y)が毛髪の画素である、つまりこの画素が毛髪領域に含まれると判定する。毛髪領域判定部30は、この画素位置(x,y)を、毛髪の位置情報POS(X),POS(Y)として、毛髪領域記憶部31に記憶する(S8)。そして、S10の処理に進む。
毛髪領域判定部30は、画素のx座標が画像の横方向(x方向)端部に達し、x方向のループ処理が終了したか否かを判定する(S10)。x方向のループ処理が終了していない場合、毛髪領域判定部30は、S5に戻る。S5では、毛髪領域判定部30は、画素のx座標を値1増やし、再びS6以降の処理を行う。
S10においてx方向のループ処理が終了した場合、毛髪領域判定部30は、画素のy座標が画像の縦方向(y方向)端部に達し、y方向のループ処理が終了したか否かを判定する(S11)。y方向のループ処理が終了していない場合、毛髪領域判定部30は、S4に戻る。S4では、毛髪領域判定部30は、画素のy座標を値1増やし、再びS5以降の処理を行う。
S11においてy方向のループ処理が終了した場合、毛髪領域判定部30は、S12の処理に進む。
S12〜S18では、毛髪領域を指定の色に変更する処理(色変更処理)が行われる。色変更処理において、毛髪領域色変更部35は、S4〜S11における毛髪領域判定処理と同様、画素の位置(x座標,y座標)を順に値1ずつ増やし、2重ループの処理を行う。
毛髪領域色変更部35は、画素のy座標を値1から画像の縦方向(y方向)の端部に至るまで、順にy座標の値を1増やし、y座標を取得する(S12)。
毛髪領域色変更部35は、画素のx座標を値1から画像の横方向(x方向)の端部に至るまで、順にx座標の値を1増やし、x座標を取得する(S13)。
毛髪領域色変更部35は、S12,S13において取得された画素位置(x,y)が、毛髪領域記憶部31に記憶されている、毛髪領域に含まれる位置(POS(X),POS(Y))と一致するか否かを判定する(S14)。即ち、x=POS(X)かつy=POS(Y)であるかが判定される。
画素位置(x,y)が毛髪領域位置(POS(X),POS(Y))と一致しない場合、毛髪領域色変更部35は、画素位置(x,y)におけるRGBの値(RGB(x,y))を変更しない(S16)。そして、S17に進む。尚、S16の処理が省略されても、結果として画素位置(x,y)における色は変更されない。
画素位置(x,y)が毛髪領域位置(POS(X),POS(Y))と一致する場合、毛髪領域色変更部35は、画素位置(x,y)におけるRGBの値(RGB(x,y))を、髪色指定入力インターフェイス34により指定された色のRGB値に変更する(S15)。そして、S17に進む。
毛髪領域色変更部35は、画素のx座標が画像の横方向(x方向)端部に達し、x方向のループ処理が終了したか否かを判定する(S17)。x方向のループ処理が終了していない場合、毛髪領域色変更部35は、S13の処理に戻る。S13では、毛髪領域色変更部35は、画素のx座標を値1増やし、再びS14以降の処理を行う。
S17においてx方向のループ処理が終了した場合、毛髪領域色変更部35は、画素のy座標が画像の縦方向(y方向)端部に達し、y方向のループ処理が終了したか否かを判定する(S18)。y方向のループ処理が終了していない場合、毛髪領域色変更部35は、S12の処理に戻る。S12では、毛髪領域色変更部35は、画素のy座標を値1増やし、再びS13以降の処理を行う。
S18においてy方向のループ処理が終了した場合、毛髪領域色変更部35は、本動作を終了する。
図6及び図7に示した処理によれば、被写体の動きに追従して毛髪領域を動的に検出できる。即ち、毛領域検出装置10は、エッジ検出等を行うことなく、反射特性の差分を用いることで、毛髪領域検出に係る計算量を低減でき、毛髪領域を迅速に抽出でき、リアルタイム性を向上できる。従って、動きのある被写体でも、毛髪領域の検出を容易化できる。
次に、毛領域検出装置10による画像の表示例について説明する。
図8(A)は、元画像71の一例を示す模式図である。元画像71の毛髪領域71Aは、例えば、毛髪領域の色変更がされておらず、撮像されたカラー画像における毛髪領域の色を有する。例えば、元画像71が表示部38に表示された状態で、髪色指定入力インターフェイス34により、複数の色見本53の中から、指51を用いて特定の色見本(例えばブラウンBr)を指定する。
図8(B)は、毛髪領域の色を変化させた画像73の一例を示す模式図である。毛髪領域色変更部35は、元画像71において毛髪領域の色を変化させ、画像73を生成する。毛髪領域色変更部35は、画像73の毛髪領域73Aの色を、指定された色見本(ブラウン)に変更する。
図8(C)は、図8(B)に示す状態で、ユーザが顔の向きを変えた場合の毛髪領域の色を変化させた画像75の一例を示す模式図である。図8(C)に示すように、ユーザが顔の向きを変え、元画像71又は画像73を変化させても、毛髪領域色変更部35は、元画像71又は画像73からの画像の変化に追従して、画像75における毛髪領域75Aの色を変更できる。従って、ユーザは、例えば、顔の向きを様々な方向に変更し、カラーリングを施した場合のイメージを容易に把握できる。
毛領域検出装置10によれば、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる。即ち、毛領域検出装置10は、エッジ検出等を行うことなく、反射特性の差分を用いることで、毛領域検出に係る計算量を低減でき、毛領域を迅速に抽出でき、リアルタイム性を向上できる。従って、動きのある被写体でも、毛領域の検出を容易化できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、毛領域検出装置10は、1つの装置により構成されることを例示したが、複数の装置により構成されてもよい。例えば、毛領域検出装置10が、カメラ、複数の赤外線投光器、入力装置、表示装置、演算装置(PC等)を含むシステム(毛領域検出システム)により構成されてもよい。上記毛領域検出システムの一部は、一体に構成されてもよいし、更に別体に構成されてもよい。
上記実施形態では、カメラ22において、フィルタが前面に配置された1つの撮像素子を有することを例示したが、撮像素子が複数設けられてもよい。例えば、カメラ22において、RGB用センサを有する撮像素子と、NIR(Near−infrared)用センサを有する撮像素子とが、位置調整されて設けられてもよい。
上記実施形態では、カラー画像は、近赤外光が非照射状態で撮像されてもよいし、可視光が照射された状態で撮像されてもよい。
上記実施形態では、毛領域検出装置10が、毛髪領域を検出することを例示したが、毛髪領域以外の毛の領域を検出してもよい。また、毛領域検出装置10は、人以外の動物の毛の領域を検出してもよい。
上記実施形態では、用途の一例として、髪色を変更するカラーリングの場合を示したが、他の用途に用いられてもよい。例えば、毛領域検出装置10は、動物検知に利用されてもよい。
(本開示の一態様の概要)
本開示の一態様の毛領域検出装置は、第1の波長を有する第1の非可視光を、被写体に対して照射する第1の非可視光照射部と、前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の非可視光を、前記被写体に対して照射する第2の非可視光照射部と、前記第1の非可視光が照射された状態で前記被写体の第1の画像を撮像し、前記第2の非可視光が照射された状態で前記被写体の第2の画像を撮像する撮像部と、前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値に基づいて、毛領域を検出する領域検出部と、を備える。
この構成によれば、毛領域検出装置は、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる。従って、動きのある被写体でも、毛領域の検出を容易化できる。
本開示の一態様の毛領域検出装置は、前記領域検出部が、前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値の差分に基づいて、前記毛領域を検出する。
この構成によれば、毛領域検出装置は、エッジ検出等を行うことなく、反射特性の差分を用いることで、毛領域検出に係る計算量を低減でき、毛領域を迅速に抽出できる。
本開示の一態様の毛領域検出装置は、前記第2の波長が、前記第1の波長より長く、前記領域検出部が、前記第2の画像における各領域の画素値から前記第1の画像における各領域の画素値を減算し、得られた減算値が正の値である領域を前記毛領域として検出する。
この構成によれば、毛領域検出装置は、エッジ検出等を行うことなく、反射特性の差分を用いることで、毛領域検出に係る計算量を低減でき、毛領域を迅速に抽出できる。
本開示の一態様の毛領域検出装置は、前記領域検出部が、得られた前記減算値が所定の閾値以上である領域を前記毛領域として検出する。
この構成によれば、毛領域検出装置は、毛領域以外の領域(例えば画像における衣服の領域)との区別を明確化でき、毛領域の検出精度を向上できる。
本開示の一態様の毛領域検出装置は、前記第1の非可視光及び前記第2の非可視光が、近赤外光である。
この構成によれば、毛領域検出装置は、例えば紫外線の照射による人体への影響を低減できる。
本開示の一態様の毛領域検出装置は、前記第1の波長が、850nmである。
この構成によれば、毛領域検出装置は、毛領域と毛領域以外の領域(例えば画像における衣服の領域)とにおいて、第2の近赤外光と第1の近赤外光とに対する反射特性の区別を明確化でき、毛領域の検出精度を向上できる。
本開示の一態様の毛領域検出装置は、前記毛領域に着色される色を指定する色指定部と、表示部による画像の表示を制御する表示制御部と、を備え、前記撮像部が、前記第1の非可視光及び前記第2の非可視光が照射されていない状態で前記被写体の第3の画像を撮像し、前記表示制御部が、前記第3の画像を表示し、前記第3の画像における前記毛領域に対して、前記色指定部により指定された色を着色して表示するよう制御する。
この構成によれば、ユーザは、簡単に毛領域を所望の色に着色できる。
本開示の一態様の毛領域検出装置は、前記第1の非可視光が照射される第1の照射期間と、前記第2の非可視光が照射される第2の照射期間と、前記第1の非可視光及び前記第2の非可視光が照射されない非照射期間と、が反復される。
この構成によれば、毛領域検出装置は、被写体の第1の画像、第2の画像、第3の画像を順次取得でき、毛領域の検出、毛領域の色変更を順次実施できる。従って、毛領域検出装置は、動きのある被写体に追従して、毛領域を所望の色に着色して被写体の画像を表示できる。
本開示の一態様の毛領域検出方法は、毛領域検出装置における毛領域検出方法であって、第1の波長を有する第1の非可視光を、被写体に対して照射し、前記第1の非可視光が照射された状態で前記被写体の第1の画像を撮像し、前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の非可視光を、前記被写体に対して照射し、前記第2の非可視光が照射された状態で前記被写体の第2の画像を撮像し、前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値に基づいて、毛領域を検出する。
この方法によれば、毛領域検出装置は、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる。従って、動きのある被写体でも、毛領域の検出を容易化できる。
本開示は、被写体の動きに追従して毛領域を動的に検出できる毛領域検出装置及び毛領域検出方法等に有用である。
10 毛領域検出装置
10a 筐体
21 第1の近赤外線投光器
22 カメラ
23 第2の近赤外線投光器
26 第1の画像記憶部
27 第2の画像記憶部
28 カラー画像記憶部
30 毛髪領域判定部
31 毛髪領域記憶部
34 髪色指定入力インターフェイス
34a タッチパネル
35 毛髪領域色変更部
38 表示部
51 指
53 色見本
60、62、63 画像
61 差分画像
61A 毛髪領域
71 元画像
71A,73A,75A 毛髪領域
73,75 毛髪領域の色を変化させた画像

Claims (9)

  1. 第1の波長を有する第1の非可視光を、被写体に対して照射する第1の非可視光照射部と、
    前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の非可視光を、前記被写体に対して照射する第2の非可視光照射部と、
    前記第1の非可視光が照射された状態で前記被写体の第1の画像を撮像し、前記第2の非可視光が照射された状態で前記被写体の第2の画像を撮像する撮像部と、
    前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値に基づいて、毛領域を検出する領域検出部と、
    を備える毛領域検出装置。
  2. 請求項1に記載の毛領域検出装置であって、
    前記領域検出部は、前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値の差分に基づいて、前記毛領域を検出する毛領域検出装置。
  3. 請求項2に記載の毛領域検出装置であって、
    前記第2の波長は、前記第1の波長より長く、
    前記領域検出部は、前記第2の画像における各領域の画素値から前記第1の画像における各領域の画素値を減算し、得られた減算値が正の値である領域を前記毛領域として検出する毛領域検出装置。
  4. 請求項3に記載の毛領域検出装置であって、
    前記領域検出部は、得られた前記減算値が所定の閾値以上である領域を前記毛領域として検出する、毛領域検出装置。
  5. 請求項3または4に記載の毛領域検出装置であって、更に、
    前記第1の非可視光及び前記第2の非可視光は、近赤外光である、毛領域検出装置。
  6. 請求項5に記載の毛領域検出装置であって、
    前記第1の波長は、850nmである、毛領域検出装置。
  7. 請求項3ないし6のいずれか1項に記載の毛領域検出装置であって、更に、
    前記毛領域に着色される色を指定する色指定部と、
    表示部による画像の表示を制御する表示制御部と、
    を備え、
    前記撮像部は、前記第1の非可視光及び前記第2の非可視光が照射されていない状態で前記被写体の第3の画像を撮像し、
    前記表示制御部は、前記第3の画像を表示し、前記第3の画像における前記毛領域に対して、前記色指定部により指定された色を着色して表示するよう制御する、毛領域検出装置。
  8. 請求項7に記載の毛領域検出装置であって、
    前記第1の非可視光が照射される第1の照射期間と、前記第2の非可視光が照射される第2の照射期間と、前記第1の非可視光及び前記第2の非可視光が照射されない非照射期間と、が反復される、毛領域検出装置。
  9. 毛領域検出装置における毛領域検出方法であって、
    第1の波長を有する第1の非可視光を、被写体に対して照射し、
    前記第1の非可視光が照射された状態で前記被写体の第1の画像を撮像し、
    前記第1の波長と異なる第2の波長を有する第2の非可視光を、前記被写体に対して照射し、
    前記第2の非可視光が照射された状態で前記被写体の第2の画像を撮像し、
    前記第1の画像における各領域の画素値及び前記第2の画像における各領域の画素値に基づいて、毛領域を検出する、毛領域検出方法。
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