JP2016071579A - 紙葉類処理方法及び紙葉類処理システム - Google Patents

紙葉類処理方法及び紙葉類処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】オペレータの作業負担を軽減することができる紙葉類処理方法及び紙葉類処理システムを提供する。【解決手段】実施形態の紙葉類処理方法は、複数のステップを持つ。一のステップは、施封帯2の持ち込み元情報5を読み取る。一のステップは、仕切りカード3の識別情報4を読み取る。一のステップは、持ち込み元情報と仕切りカードの識別情報を紐づけてデータベース40に記録する。一のステップは、紙葉類を仕切りカードとともに一枚ずつ送り出す。一のステップは、排除券であるか否かを判別する。一のステップは、排除券である紙葉類とそれに対応する仕切りカードを取り出す。一のステップは、排除券とともに取り出される仕切りカードの識別情報に基づいて持ち込み元情報をデータベースから抽出する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、紙葉類処理方法及び紙葉類処理システムに関する。
投入された紙幣を種類や状態等に応じて集積部に振り分けるとともに、投入された紙幣の合計金額を計数する紙葉類処理装置がある。紙葉類処理装置は、複数の紙幣(紙葉類)が投入される投入部と、投入部に投入された紙幣を一枚ずつ送り出す搬送機構と、搬送機構から送られてきた紙幣を一枚ずつ検査し、紙幣の種類や損券、偽券等を判別する判別装置と、判別装置で判別された紙幣を振り分けて集積する複数の集積部と、を備えている。各集積部に集積される紙幣は計数され、その結果はオペレータによる手入力や自動入力によって集計装置に入力される。
ところで、比較的少量の紙幣を扱う中・小型の紙葉類処理装置においては、個々に識別番号を有する仕切りカードが各処理単位の紙幣の末尾や先頭に重ねて投入部に投入されることがある。仕切りカードは、紙幣とともに紙葉類処理装置に投入する前段階の処理として、仕切りカードの識別番号と口座番号や金額等の入金情報とを紐づけてデータベースに記録される。このデータベースに対する記録はオペレータによる手入力によって行われる。
上記の仕切りカードが各処理単位の紙幣とともに紙葉類処理装置に投入されると、例えば、投入された紙幣の何枚かが判別装置で偽券と判別されたときや、計数された紙幣に過不足が生じたとき等に、仕切りカードの識別情報を基にしてデータベースから口座番号等の入金情報を確認することができる。
ところが、仕切りカードに対する入金情報の事前入力は、多くの時間を要する煩雑な作業であり、特に、大量の紙幣を扱う大型の紙葉類処理装置においては、オペレータの作業負担が大きかった。
特許第5060019号公報
本発明が解決しようとする課題は、オペレータの作業負担を軽減することができる紙葉類処理方法及び紙葉類処理システムを提供することである。
実施形態の紙葉類処理方法は、複数のステップを持つ。一のステップは、施封帯の持ち込み元情報を読み取る。一のステップは、仕切りカードの識別情報を読み取る。一のステップは、持ち込み元情報と仕切りカードの識別情報を紐づけてデータベースに記録する。一のステップは、紙葉類を仕切りカードとともに一枚ずつ送り出す。一のステップは、排除券であるか否かを判別する。一のステップは、排除券である紙葉類とそれに対応する仕切りカードを取り出す。一のステップは、排除券とともに取り出される仕切りカードの識別情報に基づいて持ち込み元情報をデータベースから抽出する。
実施形態の紙葉類処理システムの一例を示す概略図。 実施形態の紙葉類処理システムの前処理の一例を示す図。 実施形態の紙幣と仕切りカードの配置例を示す図。 実施形態の紙葉類処理システムの処理の一例を説明するためのフローチャート。 実施形態の紙葉類処理システムの処理の一例を説明するためのフローチャート。 実施形態の紙葉類処理システムの処理の一例を説明するためのフローチャート。
以下、実施形態の紙葉類処理方法及び紙葉類処理システムを、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る紙葉類処理システム1の一例を示す図である。本実施形態に係る紙葉類処理システム1は、前処理部10と、紙葉類処理装置20と、集計装置30と、データベース40と、を備える。前処理部10は、カメラ等の撮像装置11を有している。紙葉類処理システム1は集計装置30に接続され、前処理部10と集計装置30はデータベース40に接続されている。本実施形態に係る紙葉類処理システム1は、紙葉類として例えば紙幣Pを処理する。以下、実施形態では、紙幣Pを取り扱う例について説明する。
前処理部10による処理は、紙葉類処理装置20による処理よりも前に行われる処理である。前処理部10には、施封帯2によって任意の処理単位毎(例えば、100枚毎)に束ねられた複数の紙幣把Hが届けられる。前処理部10では、紙幣把Hを一つずつ取り出して処理が行われる。紙幣把Hを束ねる施封帯2の表面には、入金者、入金日、口座番号、入金額等の持ち込み元情報5が表示されている。
前処理部10においては、取り出した紙幣把Hに仕切りカード3を各一つずつ対応させて処理が行われる。仕切りカード3は、紙幣Pとほぼ同形状、同サイズのカードであり、その表面には、各仕切りカード3毎に異なる識別番号やバーコード等の識別情報4が表示されている。
図2は、前処理部10での処理の概略を示す図である。
前処理部10においては、例えば、図2(A)に示すように、把持装置のアーム12によって仕切りカード3を把持し、その仕切りカード3を、例えば、表面の識別情報4が紙幣把Hの施封帯2の持ち込み元情報5と横並びに並ぶようにして、紙幣把Hの上部に配置する。
こうして、図2(B)に示すように、施封帯2の識別情報4と仕切りカード3の持ち込み元情報5が撮像装置11の撮像領域fに配置されると、その時点で識別情報4と持ち込み元情報5が併せて撮像装置11によって撮像される。こうして、撮像された識別情報4と持ち込み元情報5は、相互に紐づけられてデータベース40に記録される。撮像画像は、例えば、光学式文字読取装置(OCR)によって識別情報4と持ち込み元情報5とに分けて読み取られ、相互に紐づけられたかたちでデータベース40に記録される。
なお、本実施形態においては、撮像装置11と光学式文字読取装置(OCR)が帯情報読み取り装置と第1のカード情報読み取り装置とを構成している。
前処理部10では、この後、図2(C)に示すように、紙幣把Hの施封帯2が解かれ、さらにその後に、図2(D)に示すように、仕切りカード3がアーム12によって最上部の紙幣Pの上面に載せ置かれる。
こうして、一処理単位の紙幣Pと対応する仕切りカード3とが一セットにされる。以下、このセットにされた一処理単位の紙幣Pと仕切りカード3を併せて紙葉群Gと呼び、異なる紙葉群Gを区別する場合には、「紙葉群G1」,「紙葉群G2」のように「G」の次に符号を付すものとする。紙葉群Gは、仕切りカード3が一処理単位の紙幣Pの末尾に位置されるように紙葉類処理装置20の投入部21に投入される。
図3は、複数の紙葉群G1,G2,G3,G4が紙葉類処理装置20の投入部21に連続して投入されるときの紙幣Pと仕切りカード3の配列の一例を示す図である。
同図に示すように、仕切りカード3は、自分の属する紙葉群Gの末尾に配置され、後続の紙葉類Gとの間を仕切るように機能する。
図1に示す紙葉類処理装置20は、投入部21と、搬送機構22と、判別装置23と、振り分け機構24と、複数の集積部25と、図示しない制御部と、を備えている。
投入部21は、例えば、立位姿勢の紙葉群Gを載置する載置トレイ26と、載置トレイ26上に載置された紙葉群Gを送り出し方向に押圧付勢する押出プレート27と、紙葉群Gの最前部から紙幣Pまたは仕切りカード3を一枚ずつ送り出すピックアップローラ28と、を備えている。
搬送機構22は、投入部21から送り出された紙幣Pまたは仕切りカード3を搬送ベルト等で挟持して、搬送路の上流側から下流側に向かって搬送する。
判別装置23は、カメラ等の撮像装置や物理的特性検出手段等の検出部と、検出部の検出結果に基づいて紙幣Pや仕切りカード3を判別する判別部と、を備えている。判別装置23は、具体的には、検出対象物が紙幣Pであるか、または仕切りカード3であるかを判別するとともに、紙幣Pである場合には、紙幣Pの種類(金種)、形状、厚さ、表裏、真偽、正損、2枚取りか否か等を判別する。
ここで、真偽の判別とは、紙幣Pのホログラムからの反射光や透かしからの透過光に基づき紙幣Pが真券であるか、または偽券であるかを判別する処理である。また、正損の判別とは、撮像された紙幣Pの汚損度合から、紙幣Pが正券であるか、または損券であるかを判別する処理である。なお、正券とは、汚損度合が基準値よりも低く再流通が可能な紙幣のことをいい、損券とは、汚損度合が基準値よりも高く再流通が不可能な紙幣をいう。
振り分け機構24は、判別装置23での判別結果に応じて、紙幣Pまたは仕切りカード3をいずれかの集積部25に搬送する。
集積部25は、本実施形態の例では6種類用意されており、そのうちの3つは真券かつ正券である紙幣Pを種類(金種)に応じて分類して集積する一般集積部25Aである。また、集積部25の他の一つは、真券かつ損券である紙幣Pを集積する損券集積部25Bである。
また、集積部25のうちの残余の2つは、判別装置23で排除券として判別された紙幣Pや仕切りカード3を集積する第1の排除券集積部25C1と第2の排除券集積部25C2である。なお、本実施形態においては、排除券は、判別装置23が偽券と判別した紙幣Pの他、判別装置23で判別を行えなかった紙幣Pと、仕切りカード3と、を含むものとする。
第1の排除券集積部25C1には、一処理単位の紙幣Pのうちの少なくとも一枚が判別装置23で排除券であると判別されたときに、排除券であると判別された紙幣Pと、その紙幣Pと同じ紙葉群Gに属する仕切りカード3が搬送されて集積される。なお、一つの紙葉群Gにおいては、仕切りカード3は、同じ紙葉群Gに属する一処理単位の紙幣Pがすべて送られた後に最後に送られてくる。このため、第1の排除券集積部25C1には、排除券であると判別された紙幣Pの上にその紙幣Pの属する紙葉群Gの仕切りカード3が載せ置かれる。また、本実施形態においては、第1の排除券集積部25C1が排除券取り出し部を構成している。
一方、第2の排除券集積部25C2には、一処理単位のすべての紙幣Pが判別装置23で排除券でないと判別されたときに、すべてが排除券でないと判別された処理単位の紙幣Pと同じ紙葉群Gに属する仕切りカード3が搬送されて集積される。したがって、第2の排除券集積部25C2には仕切りカード3が集積される。
振り分け機構24の各集積部25に連なる振り分け部には、通過する紙幣Pを計数する図示しない計数装置が設置されている。また、振り分け機構24のうちの、第1の排除券集積部25C1に連なる振り分け部には、第1の排除券集積部25C1に搬送される仕切りカード3の識別情報4を読み取る第2のカード情報読み取り装置29が設置されている。第2のカード情報読み取り装置29としては、例えば、光学式文字読取装置(OCR)が採用される。計数装置での計数情報と、第2のカード情報読み取り装置29の検出情報は、紙葉類処理装置20の図示しない制御部に入力される。紙葉類処理装置20の制御部に入力された情報は集計装置30に適宜出力される。
集計装置30は、例えば、一まとまりの紙幣Pが紙葉類処理装置20によって処理されると、振り分け機構24で計数された紙幣Pの数を基にして、紙幣Pの総額を集計する。このとき、第1の排除券集積部25C1に排除券である紙幣Pがある場合には、オペレータが排除券である紙幣Pと対応する仕切りカード3とを第1の排除券集積部25C1から取り出し、その紙幣Pを確認する。このとき紙幣Pが真券であってオペレータが金種等を確認できた場合には、その紙幣の金額(金種×枚数)をオペレータが集計装置30に入力する。
集計装置30では、第1の排除券集積部25C1に排除券である紙幣Pが搬送された場合には、データベース40に照会して紙葉類処理装置20に投入された紙幣Pの事前情報(金額)と、排除券である紙幣Pの属する処理単位の集計結果が一致するか否かを確認することができる。また、第1の排除券集積部25C1から偽券が発見されたり、その他の理由によって集計結果と事前情報とが一致しない場合には、第1の排除券集積部25C1から取り出された仕切りカード3の識別情報4を基にして、その仕切りカード3の属する紙葉群Gの持ち込み元情報をデータベース40から抽出することができる。これにより、偽券の混入や過不足のあった紙幣把Hの持ち込み元を即時に特定することができる。
図4〜図6は、本実施形態の紙葉類処理システム1を用いた紙幣Pの処理の一例を示すフローチャートである。
以下、これらのフローチャートを参照して、紙葉類処理システム1の処理について説明する。
最初に、前処理部10において、施封帯2によって束ねられた任意の処理単位の紙幣把Hと、任意の仕切りカード3を取り出し(ステップS101,ステップS102)、その仕切りカード3の識別情報4と施封帯2の持ち込み元情報5とを併せて撮像装置11によって撮像する(ステップS103)。
こうして、撮像された仕切りカード3の識別情報4と施封帯2の持ち込み元情報5とは光学式文字読取装置(OCR)によって読み取られ、相互に紐づけられた情報としてデータベース40に記録される(ステップS104)。
この後、紙幣把Hの施封帯2が解かれ、一処理単位の紙幣Pの上部に対応する仕切りカード3が重ねられ、その状態で紙葉群Gとして紙葉類処理装置20に投入される(ステップS105)。このとき、仕切りカード3は紙葉群Gの末尾に配置される。
紙葉類処理装置20においては、紙葉群Gが投入部21に投入されて一処理単位の紙幣Pと仕切りカード3が搬送機構22によって一枚ずつ判別装置23に送られると、判別装置23の検出部で検出対象物が検出される(ステップS201)。
判別装置23では、送られてきた検出対象物が仕切りカード3であるか否かを判別し(ステップS202)、仕切りカード3でなく紙幣Pであると判別したときには、さらにその紙幣Pが排除券であるあるか否かを判別する(ステップS203)。
判別装置23において、検出した紙幣Pが排除券ではないと判別した場合には、振り分け機構24を通して紙幣Pを一般集積部25Aと損券集積部25Bのいずれかに搬送する(ステップS206)。このとき、振り分け機構24の振り分け部を通過する際等に一般集積部25Aや損券集積部25Bに集積される紙幣が計数される(ステップS207)。
また、判別装置23において、検出した紙幣Pが排除券であると判別した場合には、振り分け機構24を通して紙幣Pを第1の排除券集積部25C1に搬送する(ステップS205)。
この後、紙葉類処理装置20では、所定の終了条件を満たすか否かが判断され、終了条件を満たす場合には処理を終了し、終了条件を満たさない場合には同様の処理を繰り返する(ステップS208)。
一方、判別装置23において、検出対象物が仕切りカード3であると判別した場合には、その仕切りカード3の属する紙葉群Gに紙幣Pの排除券があったか否かを判定する(ステップS204)。このとき、紙幣Pの排除券があった場合には、振り分け機構24を通して仕切りカード3を第1の排除券集積部25C1に搬送する(ステップS210)。また、紙幣Pの排除券がなかった場合には、振り分け機構24を通して仕切りカード3を第2の排除券集積部25C2に搬送する(ステップS211)。
紙葉類処理装置20では、以上の処理の流れにより、一般集積部25Aと損券集積部25Bに振り分けられた紙幣Pは自動的に計数される。また、第1の排除券集積部25C1には排除券である紙幣Pと対応する仕切りカード3が集積され、第2の排除券集積部25C2には、排除券の発生のなかった紙葉群Gの仕切りカード3が集積される。
また、紙葉類処理装置20において、第1の排除券集積部25C1に集積された排除券である紙幣Pと仕切りカード3とは、所定数の紙幣Pの処理が終了した後にオペレータによって取り出される。そして、取り出された排除券である紙幣Pは、機械処理やオペレータによる目視等によって再確認される。このとき、オペレータによって紙幣Pが真券であることと、その金種等を確認できた場合には、その紙幣Pの金額をオペレータが集計装置30に入力する。そして、集計装置30では、データベース40に照会して紙葉類処理装置20に投入された紙幣Pの事前金額情報と、集計結果とが一致するか否かを確認する。
第1の排除券集積部25C1から取り出された紙幣Pが偽券の疑いがある場合と、集計結果とデータベース40の事前金額情報とが不一致である場合(金額の過不足がある場合)には、データベース40に照会して紙幣Pの持ち込み元情報を抽出する(ステップS301〜ステップS303)。具体的には、第2のカード情報読み取り装置29で読み取った第1の排除券集積部25C1内の仕切りカード3の識別情報4を基にし、その識別情報4に紐づけられている持ち込み元情報5をデータベース40から抽出する。
なお、以上では、第1の排除券集積部25C1に集積された紙幣Pと仕切りカード3をオペレータが取り出して確認を行った後に、データベース40で持ち込み元情報5を抽出する例について説明した。しかし、仕切りカード3が第1の排除券集積部25C1に搬送されたときに、第2のカード情報読み取り装置29による仕切りカード3の識別情報4の読み取り結果に基づいて、持ち込み元情報5をデータベース40から即時に抽出するようにしても良い。
以上のように、本実施形態に係る紙葉類処理システム1と、そのシステムによって実行される紙葉類処理方法によれば、紙葉類処理装置20に投入する前の前処理をほぼ自動で行うことができるため、オペレータの作業負担を軽減することができる。
即ち、本実施形態においては、前処理の際に、紙葉把Hの施封帯2に表示された持ち込み元情報5と、仕切りカード3に表示された識別情報4とを撮像装置11と光学式文字読取装置(OCR)等によって読み取り、両者の情報を紐づけてデータベース40に記録させる。そして、紙葉類処理装置20で紙葉群Gを処理する際に、ある紙幣Pが排除券であると判別されたときには、その紙幣Pを対応する仕切りカード3とともに取り出し、その仕切りカード3の識別情報4を読み取って、その識別情報4に対応する持ち込み元情報5をデータベース40から抽出する。このため、前処理において、オペレータが任意の処理単位の紙幣Pを仕切る仕切りカード3と持ち込み元情報5とを紐づけて手作業で入力する作業が不要になり、オペレータの作業負担が大幅に軽減される。
また、本実施形態においては、施封帯2に表示された持ち込み元情報5を撮像装置11と光学式文字読取装置(OCR)等で読み取る際に、仕切りカード3の識別情報4を併せて読み取るようにしている。このため、持ち込み元情報5を読み取るための装置と、仕切りカード3の識別情報を読み取るための装置を別々にシステムに設置する必要がなく、紙葉類処理システム1全体をより小型・簡素化することができる。
特に、本実施形態においては、施封帯2の持ち込み込み情報5と仕切りカード3の識別情報4とをカメラ等の撮像装置11によって同時に撮像するため、前処理部10での処理を処理を迅速に進めることができる。
なお、本実施形態においては、持ち込み元情報5を読み取るための装置と、仕切りカード3の識別情報4を読み取るための装置を共用しているが、各装置を別々に設けることも可能である。
また、本実施形態においては、紙葉群Gを紙葉類処理装置20に投入する前に、施封帯2の持ち込み元情報5と、仕切りカード3の識別情報4を読み取って両者の情報を紐づけてデータベース40に記録させるようにしている。このため、紙葉類処理装置20の内部において、紙幣Pが各集積部25に振り分けられる前の段階で搬送ジャムが生じた場合にも、一処理単位の紙幣Pと対応する仕切りカード3をセットにして取り扱いさえすれば、前後の紙葉群Gの入れ替わり等を気にすることなく、容易にジャム解消のための作業を進めることができる。
即ち、本実施形態においては、対応する仕切りカード3が一処理単位の紙幣Pの末尾に配置されることによって処理単位の紙幣Pと物理的に関係づけられ、仕切りカード3の識別情報4がデータベース40上で持ち込み元情報5と紐づけられている。このため、処理単位の紙幣Pと対応する仕切りカード3をセットにして取り扱いさえすれば、処理単位の紙幣Pと持ち込み元情報5とが紐づけられたままとなる。したがって、ジャム解消のための作業時に前後の紙葉群Gが入れ替わり、そのままく紙葉類処理装置20に再投入されることがあっても、仕切りカード3の識別情報4を基にして、データベース40から持ち込み元情報5を誤りなく注出することができる。
また、本実施形態に係る紙葉類処理システム1においては、判別装置23で紙幣Pが排除券であると判別されたときに、その紙幣Pを対応する仕切りカード3とともに集積する第1の排除券集積部25C1と、判別装置23で一処理単位すべての紙幣Pが排除券でないと判別されたときに、対応する仕切りカード3を集積する第2の排除券集積部25C2とが、それぞれ別に設けられている。
このため、排除券である紙幣Pを処理する際に不要な仕切りカード3が同じ集積部25内に混入することがなく、紙幣Pや対応する仕切りカード3の処理を効率良く行うことができる。また、紙幣Pとともに振り分けられなかった仕切りカード3は、第2の排除券集積部25C2からまとめて取り出し、前処理部10でそのまま再利用することができる。したがって、仕切りカード3の再利用が容易になる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、紙葉類処理方法及び紙葉類処理システムを持つことにより、オペレータの作業負担を軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…紙葉類処理システム、2…施封帯、3…仕切りカード、4…識別情報、5…持ち込み元情報、11…撮像装置、22…搬送機構、23…判別装置

Claims (5)

  1. 複数の紙葉類を任意の処理単位毎に束ねる施封帯に表示された持ち込み元情報を読み取るステップと、
    前記施封帯に束ねられた任意の処理単位の紙葉類とともに処理される仕切りカードの識別情報を読み取るステップと、
    読み取った前記施封帯の持ち込み元情報と前記仕切りカードの識別情報とを紐づけてデータベースに記録するステップと、
    前記施封帯を解いた任意の処理単位の紙葉類の末尾に前記仕切りカードを入れ、前記任意の処理単位の紙葉類を前記仕切りカードとともに一枚ずつ送り出すステップと、
    一枚ずつ送られてきた紙葉類と前記仕切りカードとが、所定の条件を満たさない排除券であるか否かを判別するステップと、
    前記排除券である前記紙葉類とそれに対応する前記仕切りカードとを取り出すステップと、
    前記排除券とともに取り出される前記仕切りカードの識別情報を読み取るステップと、
    読み取った前記仕切りカードの識別情報に基づいて、対応する前記施封帯の持ち込み元情報を前記データベースから抽出するステップと、
    を備えている紙葉類処理方法。
  2. 前記データベースに記録する前記仕切りカードの識別情報は、前記施封帯に表示された持ち込み元情報を読み取る際に併せて読み取る請求項1に記載の紙葉類処理方法。
  3. 複数の紙葉類を任意の処理単位毎に束ねる施封帯に表示された持ち込み元情報を読み取る帯情報読み取り装置と、
    前記施封帯に束ねられた任意の処理単位の紙葉類とともに処理される仕切りカードの識別情報を読み取る第1のカード情報読み取り装置と、
    前記帯情報読み取り装置で読み取った前記施封帯の持ち込み元情報と前記第1のカード情報読み取り装置で読み取った前記仕切りカードの識別情報とを紐づけて記録するデータベースと、
    前記施封帯を解いた前記処理単位の紙葉類の末尾に前記仕切りカードが入れられ、前記処理単位の紙葉類を前記仕切りカードとともに一枚ずつ送り出す搬送機構と、
    前記搬送機構から送られてきた前記紙葉類と前記仕切りカードとを、所定の条件を満たさない排除券であるか否かを判別する判別装置と、
    前記判別装置によって前記紙葉類が前記排除券であると判別されたときに、その紙葉類を対応する前記仕切りカードとともに取り出す排除券取り出し部と、
    前記排除券取り出し部から取り出される前記仕切りカードの識別情報を読み取る第2のカード情報読み取り装置と、
    を備え、
    前記排除券取り出し部から前記紙葉類が前記排除券として取り出されたときに、前記第2のカード情報読み取り装置によって読み取った前記仕切りカードの識別情報に基づいて、対応する前記施封帯の持ち込み元情報を前記データベースから抽出する紙葉類処理システム。
  4. 第1のカード情報読み取り装置は、前記帯情報読み取り装置が共用される請求項3に記載の紙葉類処理システム。
  5. 前記帯情報読み取り装置は、前記施封帯の持ち込み元情報と前記仕切りカードの識別情報を併せて撮像する撮像装置を有する請求項4に記載の紙葉類処理システム。
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