JP2016070735A - 表示制御装置および表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】角が滑らかな交差点画像の生成および表示を迅速に行うことが可能な「表示制御装置および表示制御方法」を提供する。
【解決手段】交差点画像を生成する道路画像生成部121と、交差点画像をディスプレイ103に表示させる道路画像表示処理部122と、交差点画像の角を形成する第1の道路画像と第2の道路画像との交点を頂点とし、且つ、第1の道路画像に沿った第1の斜辺と、第2の道路画像に沿った第2の斜辺とを有し、且つ、第1の斜辺および第2の斜辺の各々が、第1の道路画像または第2の道路画像の道路幅に応じた長さを有する三角形の補正画像を生成する補正画像生成部123と、補正画像を交差点画像の角に重ねてディスプレイ103に表示させる補正画像表示処理部124とを備えることにより、比較的簡単な演算により生成した三角形の補正画像の底辺部分により、交差点画像の角を覆って丸めることができるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、地図画面の表示を制御する表示制御装置および表示制御方法に関し、特に、複数の道路画像が組み合わされてなる交差点画像を表示する表示制御装置および表示制御方法に用いて好適なものである。
従来、ナビゲーション装置等の地図表示装置では、ノード間を接続するリンク毎に道路幅に応じた帯状の道路画像(ポリゴン画像)を生成し、生成した複数の道路画像を組み合わせることにより、地図画面を構成する交差点画像を生成する方法を採用している。
例えば、下記特許文献1には、直角三差路の交差点ポリゴンの生成方法として、直線状の道路ポリゴンと、それに直交する道路ポリゴンとの交点を求め、その交点を含む複数の構成点からなるポリゴンを交差点ポリゴンとして生成する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、道路リンク同士がつながる交差点部分において、各道路リンクに対して基本道路ポリゴンを生成し、基本道路ポリゴン同士の交点を結んだポリゴンを交点ポリゴンとして生成する技術が開示されている。
図7は、従来の地図表示装置による交差点画像の表示例を示す図である。図7に示す例では、ノードN701〜N704をつなぐ道路リンクL01,L02,L03に対して、帯状のポリゴン画像である道路画像R01,R02,R03が生成され、これらの道路画像R01,R02,R03が互いに組み合わされて、T字状の交差点画像X01が形成されている。
しかしながら、図7に示すように、従来の地図表示装置が形成する交差点画像X01は、帯状の道路画像R01,R02,R03が単に重なり合っているだけである。このため、交差点画像X01は、道路画像R01と道路画像R02とがなす角C01、および、道路画像R01と道路画像R03とがなす角C02の形状が、実際の交差点形状と異なり、滑らかにならないといった問題が生じていた。
そこで、このような問題を解決すべく、下記特許文献3には、実際の形状により近い交差点形状を表示する方法として、第1〜第4の手法が開示されている。
第1の手法では、互いに隣接する交差点接続リンクの内側端線の交点を求め、各交差点接続リンクに直交する線分を求める。そして、各線分が各端線と交わる点を求め、求められた複数の点をつなぎ合わせることにより多角形を生成し、これを交差点形状とする。
第2の手法では、互いに隣接する交差点接続リンクの内側端線の交点を求め、求められた各交点から所定の距離離れた点を求める。そして、求められた複数の点をつなぎ合わせることにより多角形を生成し、これを交差点形状とする。
第3の手法では、互いに隣接する交差点接続リンクの内側端線の交点を求め、求められた複数の交点をつなぎ合わせることにより、多角形の仮の交差点形状を生成し、当該仮の交差点形状を内包する円形を生成し、これを交差点形状とする。
第4の手法では、互いに隣接する交差点接続リンクの内側端線の交点を求め、求められた複数の交点をつなぎ合わせることにより、多角形の仮の交差点形状を生成し、仮の交差点形状を内包する円形を生成する。そして、その円形が各端線と交わる点を求め、求められた複数の点をつなぎ合わせることにより多角形を生成し、これを交差点形状とする。
特開2007−86156号公報 特開2006−215378号公報 特開2001−215129号公報 特開平9−269997号公報 特開2004−309167号公報 国際公開第2000/043953号
しかしながら、上記特許文献3に開示されている技術は、交差点形状を生成するために複雑な演算処理(例えば、互いに隣接する交差点接続リンクの端線毎に端線の交点を求める処理、多角形を生成する処理等)を行う必要があるため、交差点形状の生成および表示に時間がかかるといった問題がある。
なお、上記特許文献4には、道路マップ作成ツールを用いて道路マップの交差点を作図する方法として、道路を表す2つの長方形の作図を交わらせて、2つの長方形の作図がなす角に丸みの作図を付加することにより、交差点の図形を形成する方法が開示されている。しかしながら、上記特許文献4に開示されている技術は、空港面の道路マップを作成する際に特定の交差点に対して予め作成しておくものであり、ナビゲーション装置の地図画面が表示される際にその地図画面に含まれる不特定多数の交差点画像を生成するという使い方ができるものではない。
また、上記特許文献5には、ユーザによって指定された交差点(狭Y字分岐路)に対し、当該交差点の角が白線ゼブラ化された交差点の画像を生成する技術が開示されている。しかしながら、上記特許文献5の技術は、注意喚起のために交差点の角を白線ゼブラ化するというものであり、交差点の角そのものの形状を滑らかにするものではない。また、上記特許文献5の技術は、ユーザによって指定された交差点の画像を生成するものであり、地図画面が表示される際にその地図画面に含まれる不特定多数の交差点画像を生成するという使い方ができるものではない。
また、上記特許文献6には、交差点毎に、市街地図データと道路ネットワークデータとに基づいて、複数の形状要素点を検索し、当該複数の形状要素点に基づいて交差点を多角形で表現した交差点多角形データを作成する技術が開示されている。しかしながら、上記特許文献6の技術は、交差点毎に、市街地図データと道路ネットワークデータとを用いて、複雑な演算処理(例えば、市街地図データと道路ネットワークデータとの座標空間を一致させる処理、ノード重心を中心として検索範囲内から形状要素点を検索する処理等)を行って交差点多角形データを作成し、当該交差点多角形データを交差点多角形データベースに蓄積しておく必要がある。このため、上記特許文献6の技術は、地図画面が表示される際にその地図画面に含まれる不特定多数の交差点画像を生成するという使い方ができるものではない。
本発明は、上述の問題を解決するために成されたものであり、角が滑らかに加工された交差点画像の生成および表示を迅速に行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、地図画面を構成する交差点画像の角を形成する第1の道路画像と第2の道路画像との交点を頂点とし、且つ、第1の道路画像に沿った第1の斜辺と、第2の道路画像に沿った第2の斜辺とを有し、且つ、第1の斜辺および第2の斜辺の各々が、第1の道路画像または第2の道路画像の道路幅に応じた長さを有する三角形の補正画像を生成し、当該補正画像を、交差点画像の角に重ねてディスプレイに表示させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、交差点画像の角に重ねて表示された三角形の補正画像の底辺部分により、交差点画像の角が覆われて丸められるため、交差点画像の角を滑らかな形状とすることができる。特に、本発明によれば、補正画像が三角形をなしており、その2つの斜辺がなす角度が2つの道路画像の交差角度と同じであり、その2つの斜辺の各々の長さを一方の道路画像の道路幅に基づいて容易に特定することができるため、比較的簡単な演算により補正画像を生成することができる。したがって、本発明によれば、角が滑らかに加工された交差点画像の生成および表示を迅速に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による交差点画像の表示例(第1例)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による交差点画像の表示例(第2例)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による交差点画像の表示例(第3例)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置による交差点画像の表示例(第4例)を示す図である。 従来の地図表示装置による交差点画像の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔ナビゲーション装置10の機能構成例〕
図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置10の機能構成例を示すブロック図である。ナビゲーション装置10は、特許請求の範囲に記載の表示制御装置の一例であって、自動車等の車両に搭載される装置である。但し、特許請求の範囲に記載の表示制御装置はこれに限定されず、車両に搭載されるナビゲーション装置以外の他の装置(例えば、携帯用のナビゲーション装置、スマートフォン等の携帯端末等)にも適用することができる。
図1に示すように、本実施形態に係るナビゲーション装置10は、地図データ記憶部101、現在位置検出装置102およびディスプレイ103を備えている。また、ナビゲーション装置10は、その機能構成として、地図画面表示制御部120を備えている。なお、図1では、ナビゲーション装置10が備える機能のうち、本実施形態に関連する機能について図示されている。
地図データ記憶部101は、地図データを記憶する。当該地図データには、複数のノードのノード情報、複数の道路リンクの道路リンク情報等が含まれている。各ノード情報には、例えば、識別番号、位置座標等が含まれている。また、各道路リンク情報には、例えば、接続先のノードの識別番号、道路種別(例えば高速道路、有料道路、一般道路等)、道路幅、他の道路リンクとの交差角度等が含まれている。
現在位置検出装置102は、車両の現在位置を検出する。現在位置検出装置102は、例えば、GPS(Global Positioning System)と自律航法ユニットとを備えて構成されている。ディスプレイ103は、各種情報(主に、地図画面)を表示する。ディスプレイ103には、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が用いられる。
地図画面表示制御部120は、地図データ記憶部101に記憶されている地図データに基づいて、現在位置検出装置102によって検出された車両の現在位置の周辺の地図画面を生成し、当該地図画面をディスプレイ103に表示させる。図1に示すように、地図画面表示制御部120は、道路画像生成部121、道路画像表示処理部122、補正画像生成部123および補正画像表示処理部124を含んでいる。
道路画像生成部121は、地図データ記憶部101に記憶されている地図データに基づいて、車両の現在位置の周辺の地図画面を構成する道路画像を生成する。具体的には、道路画像生成部121は、車両の現在位置の周辺の地図画面を構成する複数の道路リンクの各々に対し、図3〜5に例示するように、当該道路リンクを中心線とする当該道路リンクに沿った帯状のポリゴン画像を道路画像として生成する。道路画像には、道路種別、実際の道路の道路幅等に応じた道路幅が適用される。また、道路画像には、道路種別等に応じた道路色が適用される。
また、道路画像生成部121は、複数の道路画像を互いに交差するように組み合わせることにより、交差点画像を生成する。例えば、道路画像生成部121は、図3〜5に例示するように、一直線状の主道路を構成する2本の道路画像と、主道路に交差する副道路を構成する1本の道路画像とを、同一のノードに接続させることにより、T字路またはY字路の交差点画像を生成する。
また、道路画像生成部121は、図6に例示するように、一直線状の主道路を構成する2本の道路画像と、主道路に交差する一直線状の副道路を構成する2本の道路画像とを、同一のノードに接続させることにより、十字路の交差点画像を生成する。このように十字路の交差点画像を生成する場合、互いに交差する2本の道路のいずれを主道路としてもよい。但し、2本の道路の道路色が互いに異なる場合、主道路を構成する道路画像が、副道路を構成する道路画像の上層に重ねて表示されるため、例えば、優先度の高い道路(道路幅が太い道路、道路種別が優位な道路等)を主道路とすることが好ましい。
道路画像表示処理部122は、道路画像生成部121によって生成された道路画像および交差点画像をディスプレイ103に表示させる。道路画像の表示位置は、その道路画像の接続先のノードの位置座標によって定まる。また、交差点画像の表示位置は、その交差点画像を構成する道路画像の接続先のノードの位置座標によって定まる。
補正画像生成部123は、道路画像生成部121によって生成された交差点画像の角の形状を補正するための補正画像を生成する。具体的には、補正画像生成部123は、道路画像生成部121によって生成された交差点画像に対して、当該交差点画像の角を形成する第1の道路画像と第2の道路画像との交点を頂点とし、且つ、第1の道路画像に沿った第1の斜辺と、第2の道路画像に沿った第2の斜辺とを有し、且つ、第1の斜辺および第2の斜辺の各々が、第1の道路画像または第2の道路画像の道路幅に応じた長さを有する三角形の補正画像を生成する。特に、本実施形態では、補正画像生成部123は、二等辺三角形の補正画像を生成する。
また、本実施形態では、補正画像生成部123は、第1の斜辺および第2の斜辺の各々が、第1の道路画像または第2の道路画像のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有する補正画像を生成する。例えば、第1の道路画像の道路幅と第2の道路画像の道路幅とが等しい場合、補正画像生成部123は、第1の斜辺および第2の斜辺の各々が、第1の道路画像または第2の道路画像の任意のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有する補正画像を生成する。一方、第1の道路画像の道路幅と第2の道路画像の道路幅とが異なる場合、補正画像生成部123は、第1の斜辺および第2の斜辺の各々が、第1の道路画像または第2の道路画像の太い方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有する補正画像を生成する。上記所定の係数には、少なくとも補正画像の底辺が交差点画像の角の頂点よりも外側(道路側を内側とする)を通るように、予め定められた適切な値(例えば、1.1〜1.2等)が用いられる。
また、補正画像生成部123は、第1の道路画像に対応する第1の道路リンクの道路リンク情報、または、第2の道路画像に対応する第2の道路リンクの道路リンク情報に示されている、第1の道路リンクと第2の道路リンクとがなす角度を、補正画像の第1の斜辺と第2の斜辺とがなす角度として特定する。
また、補正画像生成部123は、第1の道路画像と第2の道路画像とが互いに同一の道路色の場合、これら2つの道路画像と同色の補正画像を生成する。また、補正画像生成部123は、第1の道路画像と第2の道路画像とが互いに異なる道路色を有する場合において、一方の道路画像が一直線状の主道路を構成し、他方の道路画像が主道路に交差する副道路を構成する場合、副道路を構成する他方の道路画像と同色の補正画像を生成する。
補正画像表示処理部124は、補正画像生成部123によって生成された補正画像を、交差点画像の角に重ねてディスプレイ103に表示させる。具体的には、補正画像表示処理部124は、図3〜5に例示するように、補正画像の第1の斜辺と第2の斜辺とがなす頂点を第1の道路画像と第2の道路画像との交点となるノードに、補正画像の第1の斜辺を第1の道路画像の中心線(すなわち、第1の道路リンク)に、補正画像の第2の斜辺を第2の道路画像の中心線(すなわち、第2の道路リンク)に、それぞれ位置合わせして、当該補正画像を交差点画像の角に重ねてディスプレイ103に表示させる。
補正画像表示処理部124は、第1の道路画像および第2の道路画像と同色の補正画像を補正画像生成部123が生成した場合、任意の層(最上層、中間層、最下層のいずれか)に、補正画像を重ねる。一方、補正画像表示処理部124は、第1の道路画像と第2の道路画像とが互いに異なる道路色を有する場合において、主道路に交差する副道路を構成する道路画像と同色の補正画像を補正画像生成部123が生成した場合、主道路を構成する道路画像よりも下層に、補正画像および副道路を構成する道路画像を重ねる。この場合、補正画像を重ねる位置は、副道路を構成する道路画像よりも上層であってもよく下層であってもよい。
上記各機能ブロック121〜124は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック121〜124は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
〔ナビゲーション装置10による処理の一例〕
図2は、本実施形態に係るナビゲーション装置10による処理の一例を示すフローチャートである。例えば、図2に例示する処理は、地図画面表示制御部120が、地図画面(例えば、車両の現在位置周辺の地図画面、ユーザが任意に指定した地点の周辺の地図画面等)をディスプレイ103に表示させる際に実行される。
まず、道路画像生成部121が、地図画面を構成する一の道路画像または一の交差点画像を生成する(ステップS202)。次に、道路画像表示処理部122が、ステップS202で生成された道路画像または交差点画像をディスプレイ103に表示させる(ステップS204)。そして、補正画像生成部123が、ステップS204で表示された画像が交差点画像であるか否かを判断する(ステップS206)。ここで、ステップS204で表示された画像が交差点画像ではないと補正画像生成部123が判断した場合(ステップS206:No)、ナビゲーション装置10は、ステップS220へ処理を進める。
一方、ステップS204で表示された画像が交差点画像であると補正画像生成部123が判断した場合(ステップS206:Yes)、補正画像生成部123が、その交差点画像の角をなす2つの道路画像の各々の道路幅を特定する(ステップS208)。また、補正画像生成部123が、地図データ記憶部101に記憶されている地図データ(道路リンク情報)を参照することにより、その交差点画像の角をなす2つの道路画像の交差角度を特定する(ステップS210)。
そして、補正画像生成部123が、ステップS208で特定された道路幅に基づいて、補正画像がなす二等辺三角形の2つの斜辺の各々の長さを算出する(ステップS212)。ここで、ステップS208で特定された2つの道路画像の道路幅が同一である場合、補正画像生成部123は、任意の一方の道路画像の道路幅に基づいて、2つの斜辺の各々の長さを算出する。一方、ステップS208で特定された2つの道路画像の道路幅が異なる場合、補正画像生成部123は、太い方の道路画像の道路幅に基づいて、2つの斜辺の各々の長さを算出する。
さらに、補正画像生成部123が、2つの斜辺がステップS212で算出された長さを有し、且つ、2つの斜辺がステップS210で特定された交差角度をなす、二等辺三角形の補正画像を生成する(ステップS214)。
その後、補正画像生成部123が、交差点画像の全ての角の補正画像が生成されたか否かを判断する(ステップS216)。ここで、交差点画像の全ての角の補正画像が生成されていないと補正画像生成部123が判断した場合(ステップS216:No)、ナビゲーション装置10は、まだ補正画像が生成されてない他の角を処理対象として、ステップS208以降の処理を再度実行する。
一方、交差点画像の全ての角の補正画像が生成されたと補正画像生成部123が判断した場合(ステップS216:Yes)、補正画像表示処理部124が、ステップS214で生成された補正画像を、交差点画像の角に重ねて表示する(ステップS218)。その後、ナビゲーション装置10は、ステップS220へ処理を進める。
ステップS220では、道路画像表示処理部122が、地図画面を構成する全ての道路画像および交差点画像がディスプレイ103に表示されたか否かを判断する。ここで、地図画面を構成する全ての道路画像および交差点画像がディスプレイ103に表示されていないと道路画像表示処理部122が判断した場合(ステップS220:No)、ナビゲーション装置10は、ステップS202以降の処理を再度実行する。一方、地図画面を構成する全ての道路画像および交差点画像がディスプレイ103に表示されたと道路画像表示処理部122が判断した場合(ステップS220:Yes)、ナビゲーション装置10は、図2に示す一連の処理を終了する。
図2に示す処理により、地図画面を構成する全ての道路画像および交差点画像がディスプレイ103に表示されるとともに、全ての交差点画像の全ての角に対して、当該角の形状を補正する補正画像が生成および表示される。すなわち、全ての交差点画像の全ての角が滑らかな形状に補正された地図画面がディスプレイ103に表示される。
〔交差点画像の表示例〕
(第1例)
図3は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による交差点画像の表示例(第1例)を示す図である。図3(a)は交差点画像X1の構成を表している。図3(b)は、実際にディスプレイ103に表示される交差点画像X1を表している。
図3に示す例では、道路リンクL1,L2,L3に対して、帯状のポリゴン画像である道路画像R1,R2,R3が生成されている。道路リンクL1は、ノードN301とノードN303とを接続する。道路リンクL2は、ノードN302とノードN303とを接続する。道路リンクL3は、ノードN303とノードN304とを接続する。
そして、これらの道路画像R1,R2,R3が互いに組み合わされて、T字状の交差点画像X1が形成されている。図3に示すように、道路画像R2,R3は一直線状の主道路を構成しており、道路画像R1は主道路に交差する副道路を構成している。交差点画像X1において、道路画像R1と道路画像R2とがなす角C1の角度(90度)は、道路画像R1と道路画像R3とがなす角C2の角度(90度)と等しくなっている。角C1の角度は、地図データ記憶部101に記憶されている道路リンクL1の道路リンク情報または道路リンクL2の道路リンク情報から特定することができる。角C2の角度は、地図データ記憶部101に記憶されている道路リンクL1の道路リンク情報または道路リンクL3の道路リンク情報から特定することができる。
道路画像R1と道路画像R2とがなす角C1には、二等辺三角形の補正画像T1が重ねられている。補正画像T1の一方の斜辺は、道路画像R2の中心線(道路リンクL2)に沿っている。また、補正画像T1の他方の斜辺は、道路画像R1の中心線(道路リンクL1)に沿っている。補正画像T1の2つの斜辺がなす頂点は、道路画像R2の中心線(道路リンクL2)と道路画像R1の中心線(道路リンクL1)との交点であるノードN303に位置している。
補正画像T1の2つの斜辺の各々は、道路画像R1または道路画像R2のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有している。この例では、道路画像R1の道路幅と道路画像R2の道路幅とが同一であるため、補正画像T1の2つの斜辺の各々は、道路画像R1または道路画像R2の任意の一方の道路画像の道路幅に所定の係数を乗じた長さとなっている。これにより、補正画像T1は、その底辺が角C1の頂点よりも外側を通る形状となっている。
一方、道路画像R1と道路画像R3とがなす角C2には、二等辺三角形の補正画像T2が重ねられている。補正画像T2の一方の斜辺は、道路画像R3の中心線(道路リンクL3)に沿っている。また、補正画像T2の他方の斜辺は、道路画像R1の中心線(道路リンクL1)に沿っている。補正画像T2の2つの斜辺がなす頂点は、道路画像R3の中心線(道路リンクL3)と道路画像R1の中心線(道路リンクL1)との交点であるノードN303に位置している。
補正画像T2の2つの斜辺の各々は、道路画像R1または道路画像R3のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有している。この例では、道路画像R1の道路幅と道路画像R3の道路幅とが同一であるため、補正画像T2の2つの斜辺の各々は、道路画像R1または道路画像R3の任意の一方の道路画像の道路幅に所定の係数を乗じた長さとなっている。これにより、補正画像T2は、その底辺が角C2の頂点よりも外側を通る形状となっている。
このように構成された交差点画像X1は、補正画像T1の底辺部分により、角C1の先端部分が覆われている。これにより、角C1の先端部分が丸められて、角C1が滑らかな形状となっている。同様に、補正画像T2の底辺部分により、角C2の先端部分が覆われている。これにより、角C2の先端部分が丸められて、角C2が滑らかな形状となっている。
なお、この第1例では、一直線状の主道路を構成する道路画像R2,R3と、主道路に交差する副道路を構成する道路画像R1とが、互いに同一の道路色を有している。このため、補正画像T1,T2は、道路画像R1,R2,R3と同色である。したがって、補正画像T1,T2は、どの層に重ねられてもよい。例えば、図3に示す例では、補正画像T1,T2が、最上層(道路画像R1,R2,R3よりも上層)に重ねられているが、中間層または最下層に重ねられてもよい。
(第2例)
図4は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による交差点画像の表示例(第2例)を示す図である。図4(a)は交差点画像X2の構成を表している。図4(b)は、実際にディスプレイ103に表示される交差点画像X2を表している。
図4に示す例では、道路リンクL4,L5,L6に対して、帯状のポリゴン画像である道路画像R4,R5,R6が生成されている。道路リンクL4は、ノードN401とノードN403とを接続する。道路リンクL5は、ノードN402とノードN403とを接続する。道路リンクL6は、ノードN403とノードN404とを接続する。
そして、これらの道路画像R4,R5,R6が互いに組み合わされて、Y字状の交差点画像X2が形成されている。図4に示すように、道路画像R5,R6は一直線状の主道路を構成しており、道路画像R4は主道路に交差する副道路を構成している。交差点画像X2において、道路画像R4と道路画像R5とがなす角C3の角度(135度)は、道路画像R4と道路画像R6とがなす角C4の角度(45度)よりも大きくなっている。角C3の角度は、地図データ記憶部101に記憶されている道路リンクL4の道路リンク情報または道路リンクL5の道路リンク情報から特定することができる。角C4の角度は、地図データ記憶部101に記憶されている道路リンクL4の道路リンク情報または道路リンクL6の道路リンク情報から特定することができる。
道路画像R4と道路画像R5とがなす角C3には、二等辺三角形の補正画像T3が重ねられている。補正画像T3の一方の斜辺は、道路画像R5の中心線(道路リンクL5)に沿っている。また、補正画像T3の他方の斜辺は、道路画像R4の中心線(道路リンクL4)に沿っている。補正画像T3の2つの斜辺がなす頂点は、道路画像R5の中心線(道路リンクL5)と道路画像R4の中心線(道路リンクL4)との交点であるノードN403に位置している。
補正画像T3の2つの斜辺の各々は、道路画像R4または道路画像R5のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有している。この例では、道路画像R4の道路幅と道路画像R5の道路幅とが同一であるため、補正画像T3の2つの斜辺の各々は、道路画像R4または道路画像R5の任意の一方の道路画像の道路幅に所定の係数を乗じた長さとなっている。これにより、補正画像T3は、その底辺が角C3の頂点よりも外側を通る形状となっている。
一方、道路画像R4と道路画像R6とがなす角C4には、二等辺三角形の補正画像T4が重ねられている。補正画像T4の一方の斜辺は、道路画像R6の中心線(道路リンクL6)に沿っている。また、補正画像T4の他方の斜辺は、道路画像R4の中心線(道路リンクL4)に沿っている。補正画像T4の2つの斜辺がなす頂点は、道路画像R6の中心線(道路リンクL6)と道路画像R4の中心線(道路リンクL4)との交点であるノードN403に位置している。
補正画像T4の2つの斜辺の各々は、道路画像R4または道路画像R6のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有している。この例では、道路画像R4の道路幅と道路画像R6の道路幅とが同一であるため、補正画像T4の2つの斜辺の各々は、道路画像R4または道路画像R6の任意の一方の道路画像の道路幅に所定の係数を乗じた長さとなっている。これにより、補正画像T4は、その底辺が角C4の頂点よりも外側を通る形状となっている。
このように構成された交差点画像X2は、補正画像T3の底辺部分により、角C3の先端部分が覆われている。これにより、角C3の先端部分が丸められて、角C3が滑らかな形状となっている。同様に、補正画像T4の底辺部分により、角C4の先端部分が覆われている。これにより、角C4の先端部分が丸められて、角C4が滑らかな形状となっている。
なお、この第2例では、一直線状の主道路を構成する道路画像R5,R6と、主道路に交差する副道路を構成する道路画像R4とが、互いに同一の道路色を有している。このため、補正画像T3,T4は、道路画像R4,R5,R6と同色である。したがって、補正画像T3,T4は、どの層に重ねられてもよい。例えば、図4に示す例では、補正画像T3,T4が、最上層(道路画像R4,R5,R6よりも上層)に重ねられているが、中間層または最下層に重ねられてもよい。
(第3例)
図5は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による交差点画像の表示例(第3例)を示す図である。図5(a)は交差点画像X3の構成を表している。図5(b)は、実際にディスプレイ103に表示される交差点画像X3を表している。
図5に示す例では、道路リンクL7,L8,L9に対して、帯状のポリゴン画像である道路画像R7,R8,R9が生成されている。道路リンクL7は、ノードN501とノードN503とを接続する。道路リンクL8は、ノードN502とノードN503とを接続する。道路リンクL9は、ノードN503とノードN504とを接続する。
そして、これらの道路画像R7,R8,R9が互いに組み合わされて、Y字状の交差点画像X3が形成されている。図5に示すように、道路画像R8,R9は一直線状の主道路を構成しており、道路画像R7は主道路に交差する副道路を構成している。交差点画像X3において、道路画像R7と道路画像R8とがなす角C5の角度(135度)は、道路画像R7と道路画像R9とがなす角C6の角度(45度)よりも大きくなっている。角C5の角度は、地図データ記憶部101に記憶されている道路リンクL7の道路リンク情報または道路リンクL8の道路リンク情報から特定することができる。角C7の角度は、地図データ記憶部101に記憶されている道路リンクL7の道路リンク情報または道路リンクL9の道路リンク情報から特定することができる。
道路画像R7と道路画像R8とがなす角C5には、二等辺三角形の補正画像T5が重ねられている。補正画像T5の一方の斜辺は、道路画像R8の中心線(道路リンクL8)に沿っている。また、補正画像T5の他方の斜辺は、道路画像R7の中心線(道路リンクL7)に沿っている。補正画像T5の2つの斜辺がなす頂点は、道路画像R8の中心線(道路リンクL8)と道路画像R7の中心線(道路リンクL7)との交点であるノードN503に位置している。
補正画像T5の2つの斜辺の各々は、道路画像R7または道路画像R8のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有している。この例では、道路画像R7の道路幅よりも道路画像R8の道路幅のほうが大きいため、補正画像T5の2つの斜辺の各々は、道路画像R8の道路幅に所定の係数を乗じた長さとなっている。これにより、補正画像T5は、その底辺が角C5の頂点よりも外側を通る形状となっている。
一方、道路画像R7と道路画像R9とがなす角C6には、二等辺三角形の補正画像T6が重ねられている。補正画像T6の一方の斜辺は、道路画像R9の中心線(道路リンクL9)に沿っている。また、補正画像T6の他方の斜辺は、道路画像R7の中心線(道路リンクL7)に沿っている。補正画像T6の2つの斜辺がなす頂点は、道路画像R9の中心線(道路リンクL9)と道路画像R7の中心線(道路リンクL7)との交点であるノードN503に位置している。
補正画像T6の2つの斜辺の各々は、道路画像R7または道路画像R9のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有している。この例では、道路画像R7の道路幅よりも道路画像R9の道路幅のほうが大きいため、補正画像T6の2つの斜辺の各々は、道路画像R9の道路幅に所定の係数を乗じた長さとなっている。これにより、補正画像T6は、その底辺が角C6の頂点よりも外側を通る形状となっている。
このように構成された交差点画像X3は、補正画像T5の底辺部分により、角C5の先端部分が覆われている。これにより、角C5の先端部分が丸められて、角C5が滑らかな形状となっている。同様に、補正画像T6の底辺部分により、角C6の先端部分が覆われている。これにより、角C6の先端部分が丸められて、角C6が滑らかな形状となっている。
なお、この第3例では、一直線状の主道路を構成する道路画像R8,R9と、主道路に交差する副道路を構成する道路画像R7とが、互いに異なる道路色を有している。このため、補正画像T5,T6は、副道路を構成する道路画像R7と同色である。また、補正画像T5,T6は、一直線状の主道路を構成する道路画像R8,R9よりも下層に重ねられている。これにより、道路画像R8,R9とは異なる色の補正画像T5,T6が、道路画像R8,R9上に不自然な形状で表示されないようになっている。
(第4例)
図6は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10による交差点画像の表示例(第4例)を示す図である。図6(a)は交差点画像X4の構成を表している。図6(b)は、実際にディスプレイ103に表示される交差点画像X4を表している。
図6に示す例では、道路リンクL11,L12,L13,L14に対して、帯状のポリゴン画像である道路画像R11,R12,R13,R14が生成されている。道路リンクL11は、ノードN601とノードN603とを接続する。道路リンクL12は、ノードN602とノードN603とを接続する。道路リンクL13は、ノードN603とノードN604とを接続する。道路リンクL14は、ノードN603とノードN605とを接続する。
そして、これらの道路画像R11,R12,R13,R14が互いに組み合わされて、十字状の交差点画像X4が形成されている。図6に示すように、道路画像R12,R13は一直線状の主道路を構成しており、道路画像R11,R14は主道路に交差する一直線状の副道路を構成している。交差点画像X4において、道路画像R11と道路画像R12とがなす角C11の角度、道路画像R11と道路画像R13とがなす角C12の角度、道路画像R13と道路画像R14とがなす角C13の角度、道路画像R14と道路画像R12とがなす角C14の角度は、いずれも90度である。
角C11,C12,C13,C14の角度は、地図データ記憶部101に記憶されている、その角度をなす2つの道路リンクのいずれか一方の道路リンク情報から特定することができる。
角C11,C12,C13,C14には、それぞれ、二等辺三角形の補正画像T11,T12,T13,T14が重ねられている。補正画像T11,T12,T13,T14の各々は、一方の斜辺が対応する一方の道路画像の中心線(道路リンク)に沿っており、他方の斜辺が対応する他方の道路画像の中心線(道路リンク)に沿っている。また、補正画像T11,T12,T13,T14の各々は、2つの斜辺がなす頂点が、対応する一方の道路画像の中心線(道路リンク)と対応する他方の道路画像の中心線(道路リンク)との交点であるノードN603に位置している。また、補正画像T11,T12,T13,T14の各々は、2つの斜辺の各々が、対応する2つの道路画像のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有している。これにより、補正画像T11,T12,T13,T14の各々は、その底辺が対応する角C11,C12,C13,C14の頂点よりも外側を通る形状となっている。
このように構成された交差点画像X4は、補正画像T11,T12,T13,T14の底辺部分により、角C11,C12,C13,C14の先端部分が覆われている。これにより、角C11,C12,C13,C14の先端部分が丸められて、角C11,C12,C13,C14が滑らかな形状となっている。
なお、この第4例では、一直線状の主道路を構成する道路画像R12,R13と、主道路に交差する一直線状の副道路を構成する道路画像R11,R14とが、互いに異なる道路色を有している。このため、補正画像T11,T12,T13,T14は、副道路を構成する道路画像R11,R14と同色である。また、補正画像T11,T12,T13,T14は、主道路を構成する道路画像R12,R13よりも下層に重ねられている。これにより、道路画像R12,R13とは異なる色の補正画像T11,T12,T13,T14が、道路画像R12,R13上に不自然な形状で表示されないようになっている。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、交差点画像の角に重ねて表示された二等辺三角形の補正画像の底辺部分により、交差点画像の角が覆われて丸められるため、交差点画像の角を滑らかな形状とすることができる。特に、本実施形態によれば、補正画像が二等辺三角形をなしており、その2つの斜辺がなす角度を道路リンク情報を参照するだけで特定することができ、その2つの斜辺の各々の長さを一方の道路画像の道路幅に対して所定の係数を乗じるだけで算出することができるため、比較的簡単な演算により補正画像を生成することができる。したがって、本実施形態によれば、角が滑らかに加工された交差点画像の生成および表示を迅速に行うことができる。
なお、上記実施形態では、3差路および4差路の交差点画像の各角に対して補正画像を生成および表示する例を説明したが、5差路以上の交差点画像の各角に対しても、同様にして、補正画像を生成および表示することができる。
また、上記実施形態では、より好ましい例として、2つの道路リンクの交差角度を、地図データ記憶部101に記憶されている道路リンク情報から読み取るようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、2つの道路リンクを表示する際に、一方の道路リンクの傾きと、他方の道路リンクの傾きとから、2つの道路リンクの交差角度を算出するようにしてもよい。各道路リンクの傾きは、例えば、その道路リンクが接続先とする2つのノードの各々の位置座標から求めることができる。
また、上記実施形態において、地図画面を構成する全ての交差点に対して補正画像を生成および表示するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、地図画面を構成する一部の交差点(例えば、道路リンク情報に交差角度が記憶されている交差点)に対してのみ、補正画像を生成および表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、道路画像の道路幅に所定の係数を乗じることにより、補正画像の2つの斜辺の各々の長さを求めるようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、道路画像の道路幅に所定の加算値を加算することにより、補正画像の2つの斜辺の各々の長さを求めるようにしてもよい。また、道路画像の道路幅毎に、その道路幅に応じた斜辺の長さを予めメモリ等に格納しておくようにしてもよい。さらに、2つの道路画像の交差角度毎に、その交差角度に応じた斜辺の長さを予めメモリ等に格納しておくようにしてもよい。これらの場合、補正画像生成部123は、メモリ等を参照することにより、補正画像の2つの斜辺の各々の長さを容易に特定することができる。
また、上記実施形態において、自車両の移動に伴う地図画面の更新を迅速に行うことができるように、地図画面とともに、地図画面の周辺の領域の画像を予め生成してバッファメモリ等に格納しておいてもよい。この場合、周辺の領域の画像に対しても、上記実施形態と同様に、角が滑らかに加工された交差点画像を生成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、二等辺三角形の補正画像を生成および表示するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、底辺が交差点画像の角を覆うことができるものであれば、二等辺三角形以外の三角形の補正画像を生成および表示するようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 ナビゲーション装置(表示制御装置)
101 地図データ記憶部
102 現在位置検出装置
103 ディスプレイ
120 地図画面表示制御部
121 道路画像生成部
122 道路画像表示処理部
123 補正画像生成部
124 補正画像表示処理部

Claims (8)

  1. 地図画面の表示を制御する表示制御装置であって、
    道路リンク毎に道路幅に応じて生成した道路画像を組み合わせることにより、前記地図画面を構成する交差点画像を生成する道路画像生成部と、
    前記交差点画像をディスプレイに表示させる道路画像表示処理部と、
    前記交差点画像の角を形成する第1の道路画像と第2の道路画像との交点を頂点とし、且つ、前記第1の道路画像に沿った第1の斜辺と、前記第2の道路画像に沿った第2の斜辺とを有し、且つ、前記第1の斜辺および前記第2の斜辺の各々が、前記第1の道路画像または前記第2の道路画像の道路幅に応じた長さを有する三角形の補正画像を生成する補正画像生成部と、
    前記補正画像生成部によって生成された前記補正画像を、前記交差点画像の角に重ねて前記ディスプレイに表示させる補正画像表示処理部と
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記三角形の補正画像は、二等辺三角形の補正画像である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記補正画像生成部は、
    前記第1の斜辺および前記第2の斜辺の各々が、前記第1の道路画像または前記第2の道路画像のいずれか一方の道路幅に所定の係数を乗じた長さを有する前記補正画像を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記補正画像生成部は、
    前記第1の斜辺および前記第2の斜辺の各々が、前記第1の道路画像または前記第2の道路画像の太い方の道路幅に前記所定の係数を乗じた長さを有する前記補正画像を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記補正画像生成部は、
    前記第1の道路画像に対応する第1の道路リンクの道路リンク情報、または、前記第2の道路画像に対応する第2の道路リンクの道路リンク情報を参照することによって得られた、前記第1の道路リンクと前記第2の道路リンクとの交差角度を、前記補正画像の前記第1の斜辺と前記第2の斜辺とがなす角度として特定する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  6. 前記第1の道路画像と前記第2の道路画像とが互いに異なる道路色を有する場合において、一方の道路画像が一直線状の主道路を構成し、他方の道路画像が前記主道路と交わる副道路を構成する場合、
    前記道路画像生成部は、
    前記主道路を構成する前記一方の道路画像を、前記副道路を構成する前記他方の道路画像の上側に重ねることにより、前記交差点画像を生成し、
    前記補正画像生成部は、
    前記副道路を構成する前記他方の道路画像と同色の前記補正画像を生成し、
    前記補正画像表示処理部は、
    前記補正画像を前記主道路を構成する前記一方の道路画像の下側に重ねて前記ディスプレイに表示させる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  7. 地図画面の表示を制御する表示制御方法であって、
    表示制御装置の道路画像生成部が、道路リンク毎に道路幅に応じて生成した道路画像を組み合わせることにより、前記地図画面を構成する交差点画像を生成する道路画像生成工程と、
    前記表示制御装置の補正画像生成部が、前記交差点画像の角を形成する第1の道路画像と第2の道路画像との交点を頂点とし、且つ、前記第1の道路画像に沿った第1の斜辺と、前記第2の道路画像に沿った第2の斜辺とを有し、且つ、前記第1の斜辺および前記第2の斜辺の各々が、前記第1の道路画像または前記第2の道路画像の道路幅に応じた長さを有する三角形の補正画像を生成する補正画像生成工程と、
    前記表示制御装置の道路画像表示処理部が、前記交差点画像をディスプレイに表示させる道路画像表示処理工程と、
    前記表示制御装置の補正画像表示処理部が、前記補正画像生成工程において生成された前記補正画像を、前記交差点画像の角に重ねて前記ディスプレイに表示させる補正画像表示制御工程と
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  8. 前記三角形の補正画像は、二等辺三角形の補正画像である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示制御方法。
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