JP2016070358A - Lubrication device of in-wheel motor drive unit - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、インホイールモータ駆動装置の潤滑装置に関するものである。 The present invention relates to a lubrication device for an in-wheel motor drive device.
インホイールモータ駆動装置121は、図11に示すように、駆動力を発生させる電動モータAと、電動モータAの回転を減速して出力する減速機Bと、減速機Bからの出力をホイール(図示省略)に伝える車輪ハブCとを備える。
As shown in FIG. 11, the in-wheel
上記モータ部Aおよび減速機Bは、ケーシング122内に収容されている。ケーシング122は、モータ部A側のケーシング122aと、減速機B側のケーシング122bとからなり、モータ部A側のケーシング122aと減速機B側のケーシング122bとの間に中間壁122cが設けられている。
The motor part A and the speed reducer B are accommodated in the
モータ部Aは、ケーシング122aの内周面にステータ123を設け、このステータ123の内周に間隔をおいてロータ124を設けたラジアルギャップタイプのものを使用している。
The motor part A uses a radial gap type of which a
ロータ124は、モータ軸124aを中心部に有し、そのモータ軸124aは減速機Aの入力軸130と接続して減速機Bのケーシング122b内に挿入され、軸受125a、125bによってケーシング122aに対して回転自在に支持されている。入力軸130は、減速機Bのケーシング122b内で入力歯車148を設けて減速機構に回転を伝達する。
The
減速機Bの下部には、オイル溜り141が設けられ、オイル溜り141の潤滑油をオイルポンプ142によって吸い込み、電動モータAと減速機Bに潤滑油を供給し、潤滑と冷却を行っている。
An
オイルポンプ142によって吸い込んだ潤滑油は、電動モータAのケーシング122aに設けられた給油通路143からモータ軸124aの内部油路146に送り込まれ、内部油路146から遠心力およびオイルポンプ142の圧力により電動モータA内に供給され、モータ軸124aに接続した入力軸130の中心に設けられた内部油路144から遠心力およびオイルポンプ142の圧力により減速機Bのケーシング122b内に導かれ、減速機Bのケーシング122bの下部のオイル溜り141へと循環する。
The lubricating oil sucked in by the
オイルポンプ142の吸入口145は、図11に示すように、中間壁122cの下部に設置されている。
As shown in FIG. 11, the
ところで、オイルポンプ142としては、電動モータAや減速機Bの出力回転を利用して駆動する、例えば、サイクロイドポンプを使用するものがある(特許文献1)。図11の例では、オイルポンプ142を減速機Bの出力歯車127の出力回転を利用し、ポンプ駆動軸148によって駆動している。
By the way, as the
この内部の回転力によって駆動するオイルポンプ142を使用する場合、外部からの駆動力(電源等)を必要としないメリットがある。
When using the
ところで、通常、オイルポンプ142は、回転方向が決まっているので、逆回転してもポンプは機能しない。
By the way, since the rotation direction of the
したがって、バック走行時には、オイルポンプ142が逆転するため、オイルポンプ140からユニットの内部に潤滑油が供給されない。
Therefore, during reverse travel, the
また、減速機Bのケーシング122b内では、減速機Bを構成する歯車による潤滑油の撹拌によって歯車の潤滑が行われている。
In the
しかしながら、車庫入れなど、低速での走行が想定されるバック走行の際には、減速機Bのケーシング122内での撹拌効果が期待できないため、減速機Bが潤滑不足になり、減速機Bを構成する歯車の焼付けや各部の損傷を生じる恐れがある。
However, when the vehicle travels in the reverse direction, such as in a garage, where the vehicle is expected to travel at a low speed, the stirring effect in the
そこで、この発明は、オイルポンプが逆転するバック走行時に、減速機Bを構成する歯車に潤滑油を供給することができるインホイールモータ駆動装置を提供しようとするものである。 Therefore, the present invention is intended to provide an in-wheel motor drive device that can supply lubricating oil to the gears constituting the reduction gear B during back travel when the oil pump is reversely rotated.
この発明は、駆動力を発生させるモータ部と、モータ部の回転を減速して出力する減速機と、減速機からの出力を駆動輪に伝える車輪ハブとを備え、前記モータ部および減速機がケーシング内に収容され、インナーロータの回転によりケーシングの下方の潤滑油溜りから潤滑油を吸引し、潤滑油をモータ部と減速機に供給してモータ部と減速機の潤滑と冷却を行うオイルポンプを備えたインホイールモータ駆動装置において、前記減速機を構成する歯車の側面に、オイルポンプのポンプ駆動軸を逆転させる方向に減速機の歯車が回転した際に、潤滑油を吸い上げて潤滑油を減速機内の歯車に供給する油溝を形成したものである。 The present invention includes a motor unit that generates a driving force, a speed reducer that decelerates and outputs the rotation of the motor unit, and a wheel hub that transmits an output from the speed reducer to a drive wheel. The motor unit and the speed reducer An oil pump that is housed in a casing and sucks lubricating oil from a lubricating oil reservoir below the casing by rotation of the inner rotor and supplies the lubricating oil to the motor unit and the reduction gear to lubricate and cool the motor portion and the reduction gear. In the in-wheel motor drive device having the above, when the gear of the speed reducer rotates on the side surface of the gear constituting the speed reducer in the direction to reverse the pump drive shaft of the oil pump, An oil groove to be supplied to a gear in the reduction gear is formed.
前記油溝は、歯車の中心から外径側に向かう螺旋形状、あるいは歯車の中心から外径側に向かう放射形状をしている。 The oil groove has a spiral shape from the center of the gear toward the outer diameter side or a radial shape from the center of the gear toward the outer diameter side.
前記オイルポンプのポンプ駆動軸に回転力を伝達する減速機の歯車の側面に、プレートを設置し、このプレートと歯車の側面との間に、前記油溝を形成するようにしてもよい。 A plate may be installed on the side surface of the gear of the speed reducer that transmits the rotational force to the pump drive shaft of the oil pump, and the oil groove may be formed between the plate and the side surface of the gear.
前記油溝を、前記側面プレートの側面に形成するようにしてもよい。 The oil groove may be formed on a side surface of the side plate.
以上のように、この発明によれば、車両のバック走行時に、オイルポンプのポンプ駆動軸に回転力を伝達する減速機の歯車が逆回転すると、この歯車の側面に設けられた、歯車の中心から外径側に向かう螺旋形状、あるいは歯車の中心から外径側に向かう放射形状の油溝によって、減速機のケーシングの下部に溜まった潤滑油が、アルキメデスポンプの原理により吸い上げられ、減速機のケーシング内の歯車に潤滑油が供給される。 As described above, according to the present invention, when the gear of the speed reducer that transmits the rotational force to the pump drive shaft of the oil pump reversely rotates when the vehicle is traveling backward, the center of the gear provided on the side surface of the gear is provided. Lubricating oil accumulated in the lower part of the reducer casing is sucked up by the principle of Archimedes pump by a spiral oil groove from the center of the gear toward the outer diameter side or a radial oil groove from the center of the gear toward the outer diameter side. Lubricating oil is supplied to the gears in the casing.
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の一実施形態に係るインホイールモータ駆動装置を備えた電気自動車11は、図9に示すように、シャーシ12と、操舵輪としての前輪13と、駆動輪(後輪)14と、左右の駆動輪14それぞれに駆動力を伝達するインホイールモータ駆動装置21とを備える。駆動輪14は、図10に示すように、シャーシ12のホイールハウジング12aの内部に収容され、懸架装置(サスペンション)12bを介してシャーシ12の下部に固定されている。インホイールモータ駆動装置21の搭載形態としては、図9、10で示した後輪駆動方式の他に、前輪駆動方式でも四輪駆動方式のいずれでも構わない。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
As shown in FIG. 9, an
懸架装置12bは、左右に伸びるサスペンションアームによって駆動輪14を支持すると共に、コイルスプリングとショックアブソーバとを含むストラットによって、駆動輪14(図9および図10参照)が地面から受ける振動を吸収してシャーシ12の振動を抑制する。さらに、左右のサスペンションアームの連結部分には、旋回時等に車体の傾きを抑制するスタビライザが設けられる。なお、懸架装置12bは、路面の凹凸に対する追従性を向上し、駆動輪の駆動力を効率良く路面に伝達するために、左右の車輪を独立して上下させることができる独立懸架式とするのが望ましい。
The
この電気自動車11は、ホイールハウジング12a内部に、左右の駆動輪14をそれぞれ駆動するインホイールモータ駆動装置21を設けることによって、シャーシ12上にモータ、ドライブシャフト、およびデファレンシャルギヤ機構等を設ける必要がなくなるので、客室スペースを広く確保でき、かつ、左右の駆動輪の回転をそれぞれ制御することができるという利点を備えている。
The
インホイールモータ駆動装置21は、図1に示すように、駆動力を発生させるモータ部Aと、モータ部Aの回転を減速して出力する減速機Bと、減速機Bからの出力を駆動輪14に伝える車輪ハブCとを同一軸上に直列に備える。モータ部Aと減速機Bとはケーシング22に収納されて、図10に示すように電気自動車11のホイールハウジング12a内に取り付けられる。
As shown in FIG. 1, the in-wheel
上記モータ部Aおよび減速機Bは、ケーシング22内に収容されている。ケーシング22は、モータ部A側のケーシング22aと、減速機B側のケーシング22bとからなる。モータ部A側のケーシング22aと減速機B側のケーシング22bとの間には、モータ部Aと減速機Bとを仕切る中間壁22cが設けられている。
The motor part A and the speed reducer B are accommodated in the
モータ部Aは、ケーシング22aの内周面にステータ23を設け、このステータ23の内周に間隔をおいてロータ24を設けたラジアルギャップタイプのものを使用している。
The motor part A uses a radial gap type in which a
ロータ24は、モータ軸24aを中心部に有し、そのモータ軸24aは減速機Bの入力軸30と接続して減速機Bのケーシング22b内に挿入され、軸受25a、25bによってケーシング22aに対して回転自在に支持されている。
The
なお、この発明において、「アウトボード」とは車両の外方(図1の左側)、「インボード」とは、車両の内方(図1の右側)を意味する。 In the present invention, “outboard” means the outside of the vehicle (left side in FIG. 1), and “inboard” means the inside of the vehicle (right side in FIG. 1).
モータ部Aは、ラジアルギャップモータ以外に、アキシアルギャップモータなど任意の構成のモータを適用可能である。 As the motor unit A, a motor having an arbitrary configuration such as an axial gap motor can be applied in addition to the radial gap motor.
減速機Bは、二段平行歯車減速機であり、図1に示すように、モータ部Aのモータ軸24aに接続された入力軸30に設けられた入力歯車28に噛み合うカウンタ歯車26と、このカウンタ歯車26に噛み合う出力歯車27を有する。入力軸30のアウトボード側の端部は、出力歯車27のインボード側端面の中心部に形成した凹部に設けられた軸受31によって出力歯車27に支持されている。また、入力軸30のインボード側の端部は、モータ軸24aのアウトボード側内径面にスプライン嵌合し、入力軸30の中間部は軸受32によって中間壁22cに支持されている。
The speed reducer B is a two-stage parallel gear speed reducer. As shown in FIG. 1, the
カウンタ歯車26は、入力軸30に設けられた入力歯車28に噛み合う大径歯車26aと、出力歯車27に噛み合う小径歯車26bとを有し、カウンタ歯車26の歯車軸26cは、インボード側の端部が、中間壁22cのアウトボード側の面に形成した凹部に設けられた、転がり軸受33によって中間壁22cに支持され、アウトボード側の端部が、減速機Bを収容するケーシング22aの前端壁22dに形成した凹部に設けられた、転がり軸受34によってケーシング22aに支持されている。
The
出力歯車27の歯車軸27aには、アウトボード側に、車輪ハブCとスプライン嵌合する出力軸27bが設けられている。
An
前記モータ部Aと減速機Bとを仕切る中間壁22cの下方位置には、図2に示すように、減速機Bの下方の潤滑油溜り41の潤滑油を吸い上げて、潤滑油をモータ部A内と減速機B内に循環させるオイルポンプ42が設けられている。
As shown in FIG. 2, the lubricating oil in the lubricating
潤滑油を減速機Bの内部に供給する給油通路43は、モータ部Aの回転を減速する減速機Bの出力回転を利用して駆動されるオイルポンプ42の吐出口からケーシング22aの内側に沿って後方へと延び、ケーシング22aの後方から、モータ軸24aの内部油路44と減速機Bの入力軸30の内部油路45を経て、減速機Bのケーシング22b内に至る通路により構成される。そして、オイルポンプ42から供給された潤滑油は、モータ部Aのモータ軸24aの内部油路44に設けられた半径方向の供給口から遠心力およびオイルポンプ42の圧力によって飛散して、モータ部A内を潤滑及び冷却している。モータ軸24aの内部油路44を通過した潤滑油は、減速機Bの入力軸30の内部油路45に設けられた半径方向の供給口から遠心力およびオイルポンプ42の圧力によって飛散して、減速機B内を潤滑及び冷却している。いわゆる軸心給油方式を採用している。
The
潤滑油の帰還通路46は、減速機Bのケーシング22bの底部に設けられている。モータ部A内に飛散した潤滑油は、重力によりモータ部Aのケーシング22aの内壁を流れケーシング22aの下部に集まり、中間壁22cの下方位置に設けた図示しない貫通孔により減速機Bのケーシング22b内の潤滑油溜り41に帰還する。一方、減速機B内に飛散した潤滑油は、重力により減速機Bのケーシング22bの内壁を流れケーシング22bの下部にある潤滑油溜り41に帰還する。
The
オイルポンプ42は、図3に示すように、減速機Bの回転を利用して回転するインナーロータ72と、インナーロータ72の回転に伴って従動回転するアウターロータ73と、ポンプ室74と、帰還通路46に連通する吸入口75と、給油通路43に連通する吐出口76とを備えるサイクロイドポンプである。
As shown in FIG. 3, the
インナーロータ72は、外径面にサイクロイド曲線で構成される歯形を有する。具体的には、歯先部分72aの形状がエピサイクロイド曲線、歯溝部分72bの形状がハイポサイクロイド曲線となっている。このインナーロータ72は、図2に示すように、減速機Bの出力歯車27に噛み合って駆動されるポンプ駆動軸51によって回転する。
アウターロータ73は、内径面にサイクロイド曲線で構成される歯形を有する。具体的には、歯先部分73aの形状がハイポサイクロイド曲線、歯溝部分73bの形状がエピサイクロイド曲線となっている。このアウターロータ73は、ポンプケース77に回転自在に支持されている。
The
インナーロータ72は、回転中心c1を中心として回転する。一方、アウターロータ73は、インナーロータ72の回転中心c1と異なる回転中心c2を中心として回転する。また、インナーロータ72の歯数をnとすると、アウターロータ73の歯数は(n+1)となる。なお、この実施形態においては、n=5としている。
The
インナーロータ72とアウターロータ73との間の空間には、複数のポンプ室74が設けられている。そして、インナーロータ72が出力歯車27に噛み合って駆動されるポンプ駆動軸51の回転によって回転すると、アウターロータ73は従動回転する。このとき、インナーロータ72およびアウターロータ73はそれぞれ異なる回転中心c1、c2を中心として回転するので、ポンプ室74の容積は連続的に変化する。これにより、吸入口75から流入した潤滑油が吐出口76から給油通路43に圧送される。尚、オイルポンプの形式としてサイクロイドポンプ以外にもトロコイド式ポンプを適用してもよい。
A plurality of
減速機Bのケーシング22bには、図1に示すように、下部に潤滑油の潤滑油溜り41が設けられ、潤滑油溜り41の潤滑油を帰還通路46を通じてオイルポンプ42によって吸い込み、モータ部Aと減速機Bに潤滑油を供給し、潤滑と冷却を行っている。
As shown in FIG. 1, the
減速機Bの出力歯車27に噛み合って駆動されるポンプ駆動軸51は、減速機Bの出力歯車27の軸心と平行に設けられ、アウトボード側の端部が減速機Bのケーシング22bの前端壁22dに形成した凹部に設けられた転がり軸受52によってケーシング22bの前端壁22dに支持され、インボード側の端部が、減速機Bのケーシング22bとモータ部Aのケーシング22aとの間の中間壁22cに形成した凹部に設けられた転がり軸受53によって中間壁22cに支持されている。
The
ポンプ駆動軸51の中間部には、減速機Bの出力歯車27に噛み合う小径歯車54が設けられている。
A small-
減速機Bを構成する、ポンプ駆動軸51の小径歯車54、減速機Bの出力歯車27、入力軸30に設けられた入力歯車28、入力歯車28に噛み合うカウンタ歯車26、カウンタ歯車26の大径歯車26a、カウンタ歯車26の小径歯車26bといった歯車列の位置関係を図示すると、図4の通りである。
The
ところで、前記オイルポンプ42は、サイクロイドポンプを使用しているため、車両が前進して、ポンプ駆動軸51が正回転する方向に駆動される場合には、減速機Bのケーシング22bの下部の潤滑油溜り41から潤滑油を吸引して、潤滑油を減速機Bの歯車列に供給するすることができる。
By the way, since the
しかしながら、バック走行時には、ポンプ駆動軸51が逆回転するため、オイルポンプ42による潤滑油溜り41から潤滑油を吸引できないので、減速機Bの歯車列への潤滑油の供給が滞る恐れがある。
However, during reverse travel, the
このため、この発明では、カウンタ歯車26の側面に、カウンタ歯車26が逆回転した時に、アルキメデスポンプの原理により、潤滑油をカウンタ歯車26の中心から外径方向に吸い上げて放出する油溝55を形成している。
For this reason, in the present invention, the
油溝55は、図5に示すように、カウンタ歯車26の大径歯車26aの側面に歯車の中心から外径側に向かう螺旋形状、あるいは、図6に示すように、カウンタ歯車26の大径歯車26aの側面に歯車の中心から外径側に向かう放射形状をしている。
As shown in FIG. 5, the
カウンタ歯車26の大径歯車26aの側面には、油溝55による吸い込み通路が形成されるように、図7及び図8に示すように、プレート56が設置されている。
As shown in FIGS. 7 and 8, a
上記油溝55は、図6に示すように、カウンタ歯車26の側面に直接設けてもよいし、図7に示すように、プレート56の内面に設けてもよい。また、螺旋形状の油溝55や放射形状の油溝55は、大径歯車26aの両面に設けている。プレート56も大径歯車26aの両面に設けている。両面に螺旋形状の油溝55や放射形状の油溝55を設けていると効果的に潤滑油を吸い上げることができるが、螺旋形状の油溝55や放射形状の油溝55は、大径歯車26aの片面だけであってもよいし、プレート56も片面だけに設けてもよい。
The
プレート56の内面に油溝55を形成する場合、プレス加工等で加工できるため、カウンタ歯車26の側面に設けるよりも加工が容易である。
When the
以上の実施形態では、カウンタ歯車26の大径歯車26aの側面に油溝55を設けた例を示したが、減速機Bの下部の潤滑油溜り41の潤滑油の油面高さh(図4、図5、図6参照)に、歯車の外径部が位置する歯車であれば、油溝55を設ける歯車は、カウンタ歯車26の大径歯車26aに限らない。カウンタ歯車26の小径歯車26bでもよいし、ポンプ駆動軸51の小径歯車54でも、出力歯車27であってもよい。
In the above embodiment, an example in which the
車輪ハブCは、図1および図2に示すように、出力歯車27の歯車軸27aのアウトボード側の端部に形成された出力軸27bにスプライン結合される、内径面にスプライン部80aが形成され、外径部に複列の内輪軌道を有する内方部材80と、内径面に複列の外輪軌道を有する外方部材81と、内方部材80と外方部材81との間に設けられる複列の転動体82とからなる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the wheel hub C is spline-coupled to an
図1および図2に示す車輪ハブCは、内方部材80の複列の内輪軌道のうち、アウトボード側の内輪軌道が内方部材80に一体に形成され、また、複列の外輪軌道が外方部材81の内径面に一体に形成された、いわゆる第3世代のものを示している。図1および図2に示す車輪ハブCは複列アンギュラ玉軸受の車輪用軸受装置であって、第3世代に限らず、第1世代、第2世代であってもよい。
In the wheel hub C shown in FIGS. 1 and 2, outboard inner ring raceways of the
内方部材80には、車輪取付けフランジ83が一体に形成され、この車輪取付けフランジ83に、ブレーキロータ84とホイール(図示省略)がボルト85によって取り付けられる。
A
前記外方部材81は、ボルト86によって減速機Bのケーシング22bの前端壁22dに固定されている。この減速機Bのケーシング22bには、車体取付け部材であるナックル(図示省略)が一体に形成されている。
The
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明に係るインホイールモータ駆動装置21を搭載した電気自動車は、後輪を駆動輪としてもよく、また、前輪を駆動輪としてもよく、4輪駆動車であってもよい。なお、本明細書中で「電気自動車」とは、電力から駆動力を得る全ての自動車を含む概念であり、例えば、ハイブリッドカー等をも含むものとして理解すべきである。
As mentioned above, although embodiment of this invention was described with reference to drawings, the electric vehicle carrying the in-wheel
この発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、さらに種々の形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内の全ての変更を含む。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and can of course be implemented in various forms without departing from the gist of the present invention. The scope of the present invention is claimed. The equivalent meanings recited in the claims, and all modifications within the scope.
11 :電気自動車
12 :シャーシ
12a :ホイールハウジング
12b :懸架装置
13 :前輪
14 :駆動輪
21 :インホイールモータ駆動装置
22 :ケーシング
22a :ケーシング
22b :ケーシング
22c :中間壁
22d :前端壁
23 :ステータ
24 :ロータ
24a :モータ軸
25a :軸受
25b :軸受
26 :カウンタ歯車
26a :大径歯車
26b :小径歯車
26c :歯車軸
27 :出力歯車
27a :歯車軸
27b :出力軸
28 :入力歯車
30 :入力軸
31 :軸受
32 :軸受
33 :転がり軸受
34 :転がり軸受
41 :潤滑油溜り
42 :オイルポンプ
43 :給油通路
44 :内部油路
45 :内部油路
46 :帰還通路
51 :モータ駆動軸
52 :転がり軸受
53 :転がり軸受
54 :小径歯車
55 :油溝
56 :プレート
72 :インナーロータ
72a :歯先部分
72b :歯溝部分
73 :アウターロータ
73a :歯先部分
73b :歯溝部分
74 :ポンプ室
75 :吸入口
76 :吐出口
77 :ポンプケース
80 :内方部材
80a :スプライン部
81 :外方部材
82 :転動体
83 :車輪取付けフランジ
84 :ブレーキロータ
85 :ボルト
86 :ボルト
A :モータ部
B :減速機
C :車輪ハブ
11: Electric vehicle 12: Chassis 12a: Wheel housing 12b: Suspension device 13: Front wheel 14: Drive wheel 21: In-wheel motor drive device 22: Casing 22a: Casing 22b: Casing 22c: Intermediate wall 22d: Front end wall 23: Stator 24 : Rotor 24a: Motor shaft 25a: Bearing 25b: Bearing 26: Counter gear 26a: Large diameter gear 26b: Small diameter gear 26c: Gear shaft 27: Output gear 27a: Gear shaft 27b: Output shaft 28: Input gear 30: Input shaft 31 : Bearing 32: Bearing 33: Rolling bearing 34: Rolling bearing 41: Lubricating oil reservoir 42: Oil pump 43: Oil supply passage 44: Internal oil passage 45: Internal oil passage 46: Return passage 51: Motor drive shaft 52: Rolling bearing 53 : Rolling bearing 54: Small diameter gear 55: Oil groove 56: Plate 72 : Inner rotor 72a: Tooth tip portion 72b: Tooth groove portion 73: Outer rotor 73a: Tooth tip portion 73b: Tooth groove portion 74: Pump chamber 75: Suction port 76: Discharge port 77: Pump case 80: Inner member 80a: Spline part 81: Outer member 82: Rolling element 83: Wheel mounting flange 84: Brake rotor 85: Bolt 86: Bolt A: Motor part B: Reducer C: Wheel hub
Claims (5)
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---|---|---|---|
JP2014199984A JP2016070358A (en) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | Lubrication device of in-wheel motor drive unit |
Applications Claiming Priority (1)
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