JP2016067766A - 眼科撮影装置および眼科用撮影プログラム - Google Patents

眼科撮影装置および眼科用撮影プログラム Download PDF

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Masahiro Kitagawa
雅裕 北川
尚久 柴田
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尚久 柴田
山崎 裕司
Yuji Yamazaki
裕司 山崎
佑器 吉原
Yuki Yoshihara
佑器 吉原
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Abstract

【課題】 撮影条件を容易に切り替えて撮影を行うことができる眼科撮影装置および眼科用撮影プログラムを提供すること。【解決手段】 撮影装置1は、被検眼Eを撮影するための眼底撮像光学系100を有する。また、撮影装置1の制御部800は、眼底撮像光学系100によって被検眼Eを撮影する際の撮影条件が複数定められた撮影シーケンスを、予め設定する。そして。制御部800は、予め設定された撮影シーケンスに従って、フットスイッチ805に設けられた少なくとも一つのスイッチからの操作信号に基づいて撮影条件を変更する。【選択図】 図4

Description

本開示は、眼科撮影装置および眼科用撮影プログラムに関する。
従来より、被検眼を撮影する眼科撮影装置には、手で操作するタイプの操作部を用いて撮影条件を変更しながら、複数枚の眼底画像を続けて撮影するものが知られている。
特開2013−070941号公報
しかし、検者は、様々な操作を並行して行わなければならない場合があり、この場合、他の操作と共に撮影条件を変更する操作を行うことは、検者の負担となっていた。
本開示は、従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、撮影条件を容易に切り替えて撮影を行うことができる眼科撮影装置および眼科用撮影プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の第1態様に係る眼科撮影装置は、被検眼を撮影するための撮影光学系と、前記撮影光学系によって被検眼を撮影する際の撮影条件が複数定められた撮影シーケンスを予め設定する撮影条件設定手段と、前記撮影条件設定手段によって予め設定された撮影シーケンスに従って、フットスイッチに設けられた少なくとも一つのスイッチからの操作信号に基づいて前記撮影条件を変更する駆動制御手段と、を備える。
また、本開示の第2態様に係る眼科用撮影プログラムは、眼科撮影装置に設けられた被検眼を撮影するための撮影光学系の撮影条件を切り替えるための眼科用撮影プログラムであって、前記眼科用撮影プログラムは、前記眼科撮影装置のプロセッサに実行されることによって、前記撮影光学系によって被検眼を撮影する際の撮影条件が複数定められた撮影シーケンスを予め設定する撮影条件設定ステップと、前記撮影条件設定ステップによって予め設定された撮影シーケンスに従って、フットスイッチに設けられた少なくとも一つのスイッチからの操作信号に基づいて前記撮影条件を変更する駆動制御ステップと、を前記眼科撮影装置に実行させる。
本開示によれば、撮影条件を容易に切り替えて撮影を行うことができる。
本実施形態の撮影装置の外観図を示した図である。 撮影装置の光学系を示した模式図である。 本実施形態の撮影装置の制御系を示したブロック図である。 メイン処理における撮影装置の動作を示したフローチャートである。 標準画面を示した図である。 (a)は、通常撮影における設定画面を示した図であり、(b)は、コンボ撮影における設定画面を示した図である。 コンボ撮影の撮影位置が一覧表示された第2眼底画像を示した図である。
以下、図面を参照して、典型的な実施形態を説明する。実施形態に係る撮影装置1は、眼科撮影装置の一例であり、被検眼の波面収差を補正した状態で被検眼の眼底像を撮影する波面収差補償付眼底撮影装置(AOSLO)である。
<外観構成>
初めに、図1を参照して撮影装置1の概略構成を説明する。撮影装置1は、基台510と、顔支持ユニット600と、撮影部500と、を備える。顔支持ユニット600は、基台510に取り付けられている。撮影部500には、後述する光学系が収納されており、基台510の上に設けられている。顔支持ユニット600には、顎台610が設けられている。顎台610は、図示無き顎台駆動手段の操作により、顔指示ユニット600の基部に対して左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)及び前後方向(Z方向)に移動される。
<光学系の構成>
次に、図2を参照して、撮影装置1の光学系について説明する。本実施形態の撮影装置1は、眼底撮像光学系100と、波面収差検出光学系(以下、収差検出光学系と記載する。)110と、収差補償ユニット20,72と、第2撮影ユニット200と、固視標呈示ユニット300と、前眼部観察ユニット700と、を備える。
眼底撮像光学系100は、被検眼Eにレーザー光(照明光)を投光すると共に、レーザー光の眼底による反射光を受光して被検眼Eの眼底像を撮影する。被検眼Eの眼底は、眼底撮像光学系100によって、高解像度(高分解能)・高倍率で撮影される。以下のように、眼底撮像光学系100は、例えば、共焦点光学系を用いた走査型レーザー検眼鏡の構成を有してもよい。眼底撮像光学系100は、第1照明光学系100aと、第1撮影光学系100bと、を備える。また、本実施形態において、収差補償ユニット20,72は、収差補償ユニット20,72は、被検眼の収差を補正するために眼底撮像光学系100に配置される。なお、収差補償ユニットとしては、被検眼の低次収差(視度:例えば、球面度数)を補正するための視度補正部20と、被検眼の高次収差を補正するための高次収差補償部(波面補償デバイス)72と、に大別される。
第1照明光学系100aは、被検眼Eにレーザー光を照射すると共にレーザー光を眼底上で走査することによって、眼底を二次元的に照明する。第1照明光学系100aは、光源11(第1光源)から眼底に到るまでの光路において、光源11、レンズ12、偏光ビームスプリッタ(PBS)14、ビームスプリッタ(BS)71、凹面ミラー16、凹面ミラー17、平面ミラー18、収差補償ユニット72(波面補償デバイス72)、ビームスプリッタ(BS)75、凹面ミラー21、凹面ミラー22、走査部25、凹面ミラー26、凹面ミラー27、平面ミラー31、レンズ32、平面ミラー33、収差補償ユニット20(視度補正部20)、平面ミラー35、凹面ミラー36、偏向部400、ダイクロイックミラー90、凹面ミラー41、平面ミラー42、平面ミラー43、および、凹面ミラー45、を有する。
光源11は、レーザー光を出射する。本実施形態において、レーザー光は、被検眼に視認されにくい近赤外域の波長を持つ。例えば、本実施形態において、光源11は、波長840nmのSLD(Super Luminescent Diode)が使用される。なお、光源11は、収束性の高い特性を持つスポット光を出射するものであればよく、例えば、半導体レーザー等であってもよい。
光源11から出射されたレーザー光は、レンズ12により平行光とされた後、PBS14、BS71、凹面ミラー16,17、平面ミラー18を介して、波面補償デバイス72に入射する。本実施形態において、レーザー光は、PBS14を通過することによって、S偏光成分のみの光束とされる。波面補償デバイス72は、入射光の波面を制御することによって、被検眼の高次収差を補正する。波面補償デバイス72の詳細構成については後述する。本実施形態において、レーザー光は、波面補償デバイス72からBS75に導かれた後、凹面ミラー21、凹面ミラー22にて反射され、走査部25に向かう。
本実施形態において、走査部25は、レーザー光を眼底上で二次元的に走査するために偏向部400と共に使用される。走査部25は、レーザー光の主走査に使用されるレゾナントミラーである。レーザー光は、走査部25によって、眼底上でX方向に走査される。
走査部25を経た光は、凹面ミラー26,27、平面ミラー31、レンズ32、平面ミラー33を介して、視度補正部20へ入射される。
視度補正部20は、視度補正を行うためのユニットである。視度補正部20は、駆動部20aのほかに、レンズ及び平面ミラーを1対ずつ有する。視度補正部20の平面ミラー及びレンズが駆動部20aによって所定方向に移動されることで、光路長が調節される。その結果として、被検眼Eの視度の誤差が矯正される。
視度補正部20から平面ミラー35へ導かれた照明光は、凹面ミラー36に反射され、偏向部400に向かう。
偏向部400は、光源11から出射されたレーザー光を眼底上で垂直方向(Y方向)に走査する。さらに、偏向部400は、眼底におけるレーザー光の走査範囲を移動させるためにも使用される。例えば、本実施形態において、偏向部400は、レーザー光を偏向する方向が異なる2つの光スキャナ(具体例としては、XガルバノミラーおよびYガルバノミラー)を有していてもよい。
偏向部400を経た光は、ダイクロイックミラー90、凹面ミラー41、平面ミラー42,43、および凹面ミラー45を経て、被検眼Eの瞳孔内に導かれる。レーザー光は、被検眼Eの眼底面上で集光する。眼底上では、前述したように、走査部25及び偏向部400の動作によって、レーザー光が2次元的に走査される。
また、ダイクロイックミラー90は、後述する第2撮影ユニット200、及び固視標呈示ユニット300、からの光束を透過させ、光源11及び後述する光源76からの光束を反射させる特性を持つ。なお、光源11及び光源76の出射端と被検眼Eの眼底とは共役とされている。このようにして、第1照明光学系100aが形成される。
次に、第1撮影光学系100bを説明する。第1撮影光学系100bは、眼底に照射されたレーザー光の反射光を受光素子56によって受光する。撮影装置1は、第1眼底画像(本実施形態では、AO−SLO画像)を、受光素子56からの信号に基づいて取得する。第1撮影光学系100bは、被検眼EからBS71までの光路を、第1照明光学系100aと共用する。また、第1撮影光学系100は、BS71の反射側光路に配置された要素、即ち、平面ミラー51、PBS52、レンズ53、ピンホール板54、レンズ55、および、受光素子56を有している。なお、本実施形態では、受光素子56はAPD(アバランシェフォトダイオード)が用いられている。また、ピンホール板54は、眼底と共役な位置に置かれる。
本実施形態では、ピンホール板54を、第1撮影光学系100bの光軸と直交する方向に関して変位させる駆動機構54aが設けられている。駆動機構54aによって、ピンホール板54の位置は、大別して2種類の位置に切り替えられる(詳細については後述する)。第1の位置は、ピンホール板54の開口の中心(略中心)が光軸上に配置される位置である。この場合、眼底共役面から受光素子に向かう光のうち,光軸近傍の光が光軸上の開口を通過すると共に、共役面から受光素子に向かう他の光が開口の周辺部で遮光される。第2の位置は、ピンホール板54の開口の中心(略中心)が、光軸から外れた位置に配置される位置である。この場合、眼底共役面から受光素子に向かう光のうち,光軸から離れた領域における所定の方向からの光が、開口を通過すると共に、共役面から受光素子に向かう他の光が開口の周辺部で遮光される。第2の位置は、第1の位置では観察され難い血管等の組織を観察するために使用される。以下、特に断りがない限り、ピンホール板54は、第1の位置に置かれているものとして説明を行う。
光源11からのレーザー光の眼底反射光は、前述した第1照明光学系100aを逆に辿り、BS71、平面ミラー51のそれぞれで反射され、PBS52にてS偏光の光だけ透過される。この透過光は、レンズ53を介してピンホール板54のピンホールに焦点を結ぶ。ピンホールにて焦点を結んだ反射光は、レンズ55を経て受光素子56に受光される。なお、照明光の一部は角膜上で反射されるが、ピンホール板54により大部分が除去される。よって、受光素子56は、角膜反射の影響を抑えて、眼底からの反射光を受光できる。
受光素子56の受光信号を画像処理部(例えば、制御部800)が処理することによって、第1眼底画像が取得される。本実施形態において、1フレームの眼底画像は、走査部25の主走査と、偏向部400に設けられたY走査用のガルバノミラーの副走査に基づいて形成される。なお、第1撮影ユニット100で取得する眼底画像(眼底像)の画角が所定の角度となるように走査部25及び偏向部400におけるミラーの振れ角(揺動角度)を定める。ここでは、眼底の所定の範囲を高倍率で観察、撮影する(ここでは、細胞レベルでの観察等をする)ために、画角を1度〜5度程度とする。例えば、被検眼の視度等にもよるが、画角が1.5度である場合、500μm角程度の眼底の組織が撮像される。
さらに、偏向部400に設けられたX走査用のガルバノミラーとY走査用のガルバノミラーの反射角度が第1眼底画像の撮像画角より大きく移動されることによって、眼底における第1眼底画像の撮像位置(つまり、レーザー光の走査範囲)が変更される。
第2撮影ユニット200は、第1撮影ユニット100の画角よりも広画角の眼底画像(第2眼底画像)を取得するためのユニットである。第2眼底画像は、例えば、第1眼底画像を得るための位置指定、及び位置確認用の画像として用いられる。本実施形態の第2撮影ユニット200は、被検眼Eの眼底画像を広画角(例えば20度〜60度程度)でリアルタイムに取得および観察できる構成であることが好ましい。例えば、第2撮影ユニット200として、既存の眼底カメラの観察・撮影光学系、および走査型レーザー検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)の光学系および制御系が利用されてもよい。
固視標呈示ユニット300は、被検眼に固視標を呈示するために利用される。本実施形態の固視標呈示ユニット300は、被検眼への固視標の呈示位置が複数の位置に切り替えられるようになっている。例えば、固視標の呈示手段として周知の液晶ディスプレイを有し、液晶ディスプレイを構成する複数の画素のオンとオフとが切り替えられることによって、被検者眼への固視標の呈示位置を切り替え可能な構成であってもよい。また、被検者眼の視線を複数の固視位置に切り替えて誘導させることができる周知の構成のものが使用されてもよい。固視標の呈示位置の切替には、例えば、後述する操作入力部805,806,807等が使用される。なお、ダイクロイックミラー91は、第2撮影ユニット200からの光束を透過させ、固視標呈示ユニット300からの光束を反射させる特性を持つ。
前眼部観察ユニット700は、被検眼Eの前眼部を可視光にて照明し、前眼部正面像を撮像するユニットである。前眼部観察ユニット700にて撮像された画像は、モニタ850に出力される。前眼部観察ユニット700によって取得される前眼部正面像は、撮影部500と被検眼Eとのアライメントに利用される。なお、ダイクロイックミラー95は、第2撮影ユニット200及び固視標呈示ユニット300からの光束を透過させ、前眼部観察ユニット700からの光束を反射させる特性を持つ。
次に、収差検出光学系110について説明する。収差検出光学系110は、波面センサ73を有する。また、収差検出光学系110は、被検眼Eの眼底に測定光を投光し、測定光の眼底反射光を、指標パターン像として波面センサ73にて受光(検出)する。収差検出光学系110は、一部の光学素子を第1照明光学系100aおよび第1撮影光学系100bの光路上(本実施形態では、共通光路上)に持ち、光学系100a,100bと光路を一部共用している。つまり、本実施形態の収差検出光学系110は、光学系100a,100bの光路上に配置されたBS71から凹面ミラー45までを、光学系100a,100bと共用する。更に、収差検出光学系110は、光源76、レンズ77、PBS78、BS75、BS71、ダイクロイックミラー86、PBS85、レンズ84、平面ミラー83、レンズ82、を有する。
光源76は、被検眼Eの収差検出に使用される。本実施形態において、光源76は、光源11と異なる波長の光を発する。一例として、本実施形態では、測定光として、波長780nmのレーザー光を出射するレーザーダイオードが光源76として使用される。光源76から出射した測定光は、レンズ77によって平行光束とされた後、PBS78に入射される。
PBS78は、波面補償部に備えられた第1偏光手段の一例である。PBS78は、光源76から出射された光を所定の方向に偏光する。より詳細には、PBS78は、PBS14の偏光方向(つまり、S偏光)とは、直交する方向(即ち、P偏光)に偏光する。PBS78を経た光は、BS75によって反射されることによって、第1照明光学系100aの光路に導かれる。その結果、測定光は、第1照明光学系100aの光路を経て被検眼Eの眼底に集光される。
測定光は、眼底の集光位置(例えば、網膜表面)にて反射される。測定光の眼底反射光は、第1照明光学系100aの光路(つまり、第1撮影光学系100bの光路)を、投光時とは逆に辿る。途中、測定光は、波面補償デバイス72によって反射される。その後、測定光は、BS71によって反射されることによって、第1照明光学系100aの光路を外れる。更にその後、測定光は、ダイクロイックミラー86によって反射され、PBS85、レンズ84、平面ミラー83、レンズ82を経て、波面センサ73へと導かれる。
PBS85は、波面補償部に備えられた第2偏光手段である。PBS85は、光源76から被検眼Eに照射された光のうち、一方向に偏波した光(ここでは、S偏光光)を透過することによって、波面センサ73へと導光するために利用される。また、PBS85は、透過した成分とは直交する方向に偏波された成分(P偏光光)を遮断する。なお、ダイクロイックミラー86は、光源11の波長の光(840nm)を透過し、収差検出用の光源76の波長の光(780nm)を反射する特性とされる。従って、波面センサ73では、測定光の眼底反射光のうちS偏光成分を持つ光が検出される。このようにして、角膜や光学素子で反射される光が波面センサ73に検出されることを抑制している。
波面センサ73は、被検眼Eの波面収差を検出するために、収差測定用の測定光の眼底反射光を受光する。波面センサ73としては、低次収差及び高次収差を含む波面収差を検出できる素子(より詳細には、ハルトマンシャック検出器、および、光強度の変化を検出する波面曲率センサ等)等が利用されてもよい。本実施形態において、波面センサ73は、例えば、多数のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイと、マイクロレンズアレイを透過した光束を受光させるための二次元撮像素子73a(又は、二次元受光素子)と、を有する。波面センサ73のマイクロレンズアレイは、被検眼Eの瞳と略共役な位置に配置される。また、二次元撮像素子73aの撮像面(受光面)は、被検眼Eの眼底と略共役な位置に配置される。
二次元撮像素子73aの撮像面には、マイクロレンズアレイを透過した光束によって、指標パターン像61(本実施形態では、ハルトマン像)が形成される(図示を省略する)。よって、眼底反射光は、マイクロレンズアレイを通過して二次元撮像素子73aに受光されることによって、ハルトマン像(ドットパターン像)として撮像される。本実施形態では、ハルトマン像から被検眼の収差情報が取得され、収差情報に基づいて波面補償デバイス72が制御される。なお、ハルトマン像の詳細については、後述する。
波面補償デバイス72は、眼底撮像光学系100の光路中に配置され、入射光の波面を制御することによって、被検眼Eの波面収差を補償する。本実施形態において、波面補償デバイス72には、液晶空間光変調器が使用されてもよい。一例として、以下では、反射型のLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等が使用されるものとして説明する。この場合、波面補償デバイス72は、光源11からのレーザー光(S偏光光)、該レーザー光の眼底反射光(S偏光光)、波面収差検出用光の反射光(S偏光成分)等の所定の直線偏光(S偏光)に対して収差を補正することが可能な向きに配置される。その結果、波面補償デバイス72は、入射する光のS偏光成分を変調できる。また、本実施形態において、波面補償デバイス72の反射面は、被検眼の瞳と略共役となる位置に配置される。
本実施形態の波面補償デバイス72において、液晶層内の液晶分子の配列方向は、入射する反射光の偏光面と略平行である。また、液晶分子が液晶層への印加電圧の変化に応じて回転する所定の面は、波面補償デバイス72に対する眼底反射光の入射光軸および反射光軸と、波面補償デバイス72が持つミラー層の法線と、を含む平面に対して略平行に配置されている。
なお、本実施例において、波面補償デバイス72は液晶変調素子とし、特に、反射型のLCOS等を用いるものとしているが、これに限るものではない。他の反射型の波面補償デバイスであってもよい。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の一形態であるデフォーマブルミラーが使用されてもよい。また、反射型の波面補償デバイスではなく、透過型の波面補償デバイスが使用されてもよい。透過型のデバイスでは、眼底からの反射光を透過させて波面収差が補償される。
なお、以上の説明では、収差検出用光源として、第1光源とは異なる波長の照明光を出射する光源を用いたが、第1光源が収差検出用光源を兼用していてもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、波面センサ及び波面補償デバイスを被検眼の瞳共役としたが、被検眼の前眼部の所定部位と略共役な位置であればよく、例えば、角膜共役であってもよい。
<制御系の構成>
次に、図3を参照して、本実施形態における撮影装置1の制御系を説明する。撮影装置1は、制御部800を有している。制御部800は、撮影装置1の装置全体の制御を行うプロセッサ(例えば、CPU)である。本実施形態において、制御部800には、記憶部801、操作入力部805,806,807、画像処理部803、モニタ850、が電気的に接続される。また、制御部800には、光源11、駆動部20a、走査部25、受光素子56、波面補償デバイス72、波面センサ73、光源76、第2撮影ユニット200、固視標呈示ユニット300、偏向部400、が電気的に接続される。
記憶部801は、各種の制御プログラムおよび固定データを格納する。また、記憶部801には、撮影装置1によって撮影された画像、一時データ等が記憶されてもよい。
操作入力部805,806,807は、検者によって操作される操作部材である。操作入力部805,806,807は、操作に応じた信号を制御部800へ出力する。制御部800は、第1撮影ユニット100等の各部の動作を、操作入力部805,806,807から出力される操作信号に基づいて制御する。
本実施形態では、操作入力部の一つとしてフットスイッチ805が使用される。フットスイッチ805は、足で操作するタイプの操作部材の一例である。本実施形態のフットスイッチ805には、3つのペダル型のスイッチ(即ち、第1スイッチ805a,第2スイッチ805b,第3スイッチ806c)が、互いに異なる配置にて設けられている。各スイッチ805a〜805cは、ペダル部分を足で踏むことによって(押して)操作される。各スイッチの役割については後述する。
また、操作入力部には、手で操作するタイプの操作部材も使用され得る。図4に示すように、この種の操作入力部としては、マウス806、キーボード807等が使用されてもよい。手で操作するタイプの操作部材は、被検眼の観察および撮影を行う間、頻繁に使用される。
画像処理部803は、受光素子56、第2撮影ユニット200にて受光した信号に基づきモニタ850に画角の異なる被検眼眼底の画像、つまり、第1眼底画像及び第2眼底画像を形成する。
モニタ850は、撮影装置1に搭載された表示モニタであってもよいし、撮影装置1とは別体の汎用の表示モニタであってもよい。また、これらが併用された構成であってもよい。モニタ850は、撮影装置1にて撮影される眼底画像(第1眼底画像、および第2眼底画像)を、動画像および静止画像のそれぞれで表示できる。
なお、制御部800による波面補償デバイス72の制御は、波面センサ73によって検出される波面収差に基づいて実行される。本実施形態では、波面センサ73からの検出信号に基づく波面補償デバイス72のフィードバック制御が行われる。波面補償デバイス72が制御されることによって、光源76の反射光のS偏光成分と共に、光源11から出射されるレーザー光と該レーザー光の眼底反射光の高次収差が取り除かれる。このようにして、光源11から出射されたレーザー光、および該レーザー光の眼底反射光が持つ収差が取り除かれる。その結果、被検眼Eの高次収差が取り除かれた(波面補償された)高解像度の第1眼底画像が撮影装置1によって取得される。なお、このとき、低次の収差は、視度補正部20によって補正される。
<装置の動作>
以上のような構成と持つ撮影装置1の動作を説明する。撮影装置1は、検者のマニュアル操作に基づいて、撮影位置および撮影方法等の撮影条件を変更しながら、複数回続けて撮影行う。特に本実施形態では、眼底画像の撮影で使用される2以上の撮影条件を予め設定すると共に、予め設定された撮影条件の中から使用する撮影条件をフットスイッチ805の操作に基づいて切り替えつつ、複数回の撮影が続けて行われるようにした。そのために、本実施形態では、眼底撮像光学系100によって被検眼Eを撮影する際の撮影条件が複数定められた撮影シーケンスが、制御部800によって、撮影前に予め設定される。そして、制御部800は、予め設定された撮影シーケンスに従って、フットスイッチ805に設けられた少なくとも一つのスイッチからの操作信号に基づいて撮影条件を変更される。
本実施形態において、各回の撮影の撮影条件は、記憶部801に予め記憶されている撮影条件データに基づいて定められる。撮影条件データは、撮影毎の撮影条件を規定するデータであればよく、例えば、撮影毎の撮影条件に関するパラメータを含んでいてもよいし、前後2回の撮影における撮影条件の差分に関するパラメータを含んでいてもよい。撮影条件データは、例えば、装置の出荷時において既に記憶部801に記憶されていてもよいし、検眼等の際に、検者の入力操作によって記憶部801へ記憶されてもよい。
撮影条件データは、例えば、第1眼底画像の撮影位置、画角、フォーカス、被検眼の波面収差、波面補償デバイスの駆動量、ピンホール板54の位置、および光源11の光量又は(及び)受光素子56のゲインの少なくとも何れかの情報を含んでいてもよい。
また、制御部800は、フットスイッチ805の操作に基づいて出力される撮影条件切替信号に基づいて、撮影条件の切替制御を行う。本実施形態において、撮影条件切替信号は、第1スイッチ805aおよび第2スイッチ805bのいずれかの操作に基づいて出力される。本実施形態では、フットスイッチ805に対する第1の操作に基づいて、第1の撮影条件切替信号(以下、第1切替信号と称す)が出力される。また、第1切替信号とは指令内容の異なる第2の撮影条件切替信号(以下、第2切替信号と称す)が、フットスイッチ805に対する第2の操作(第2の操作は、第1の操作とは異なる操作である)に基づいて出力される。本実施形態において、第1切替信号が出力される場合と、第2切替信号が出力される場合とでは、制御部800は、異なる撮影条件に切り替える。第1の操作と、第2の操作とは、互いに異なるスイッチに対する操作であってもよいし、操作方法が互いに異なる操作であってもよい。本実施形態では、第1切替信号と、第2切替信号とは、互いに異なるスイッチに対する操作に基づいて出力される。即ち、第1スイッチ805aの操作に基づいて第1切替信号が出力され、また、第2スイッチ805bの操作に基づいて第2切替信号が出力される。なお、操作方法の違いによって、第1切替信号と、第2切替信号とが選択的に出力される例としては、スイッチに対する操作時間(例えば、押下時間)を異ならせる操作等が挙げられる。例えば、あるスイッチが長押しされる場合と、短時間で押される場合とで、第1切替信号と、第2切替信号とを選択的に出力する構成であってもよい。なお、本実施形態において、フットスイッチ806の第3スイッチ805cの操作信号は、撮影トリガ信号となる。
以下、図4に示すフローチャートを参照して、より詳細な装置の動作を説明する。撮影装置1は、電源がオンされた後、記憶部801に記憶されたメイン処理のプログラムに従って動作する。
本実施形態では、初めに、被検眼Eに対する撮影部500のアライメントが行われる(S11)。例えば、制御部800は、前眼部観察ユニット700を用いてリアルタイムな前眼部正面像を取得すると共に、該正面画像をモニタ850に表示させる。検者は、モニタ850上の前眼部正面像を観察しながら、顎台610の位置調整をマニュアル又は自動で行い、粗くアライメントを行う。この場合において、検者は、図示無き固視標を被検者が固視するように指示する。
また、第1撮影ユニット100および第2撮影ユニット200を用いた眼底画像の取得および表示が開始される(S12)。その結果、リアルタイムに取得される第1眼底画像のライブ画像911と第2眼底画像のライブ画像912が、モニタ850の標準画面910に、それぞれ表示されるようになる(図5参照)。そして、撮影操作が入力されるまで、撮影を待機する。撮影が待機される間、例えば、検者は、撮影条件を調節することができる。
次に、撮影シーケンスが設定される(S13)。本実施形態では、撮影シーケンスの一例として、撮影条件および各条件の切替順序が設定される。この場合において、制御部800は、設定画面920(図6参照)をモニタ上に表示する。本実施形態では、設定画面920に対する操作に基づいて、検者は制御部800に、各撮影位置の撮影順序を撮影シーケンスとして設定させることができる。また、設定画面920に対する操作に基づいて、制御部800は、通常撮影における撮影シーケンスとコンボ撮影における撮影シーケンスとのいずれを利用して撮影を行うかを選択することができる。本実施形態では、いずれの撮影シーケンスにおいても、撮影待機時におけるフットスイッチ805からの操作信号(撮影条件切替信号)に基づいて、制御部800は、撮影条件を撮影シーケンスに従って切り替える(詳細は後述する)。本実施形態では、撮影条件切替信号が入力される度に、撮影条件の一例である第1眼底画像の撮影位置が、撮影シーケンスに従って切り替えられる。なお、本実施形態では、第1眼底画像の撮影位置以外の撮影条件は、撮影条件切替信号の入力の前後で変更されないものとする。
本実施形態の通常撮影の撮影シーケンスでは、フットスイッチ805の操作毎に、眼底上の一走査方向に沿って、第1眼底画像の撮影位置が一次元的に変更される。よって、通常撮影は、例えば、眼底における線状の特徴(例えば、血管等)の撮影に適している。一方、本実施形態のコンボ撮影の撮影シーケンスでは、撮影毎の撮影位置が、二次元的に変更され得る(詳細は後述する)。よって、例えば、上下左右にある程度の大きさを持つ組織(例えば、黄斑、視神経乳頭等)を撮影する場合、および、上下左右に離間した複数の部位を撮影する場合等に適している。
本実施形態では、設定画面920上部には、4つのタブが設けられている。検者は、マウス806等を介したタブの選択操作によって、撮影装置1で行われる撮影の種別を、通常撮影と3種類のコンボ撮影との中から1つ選択できる。また、選択された撮影種別の撮影条件の設定が可能となる。
図6(a)に示す「Ordinary」タブ921aが選択された状態では、設定画面920を用いて通常撮影における撮影条件の設定することが可能となる。また、この状態で撮影が開始されると、その撮影条件に従って通常撮影が行われる。この場合、設定画面920では、第1眼底画像の画角、被検眼Eに対する固視灯のON/OFF、固視灯の呈示位置、および、撮影条件の切り替え操作毎に移動される第1眼底画像の撮影位置の移動量、および移動の方向と、が設定可能である。
撮影画角設定部922には、撮影画角に対応するラジオボタンが設けられている。いずれかのラジオボタンをマウス806等を介して選択することによって、制御部800は、第1眼底画像の撮影画角を設定する。この場合、図6(a)の例では、第1眼底画像の撮影画角が、1.5度、3.0度、4.5度のうち、いずれかに一つに設定される。その結果として、制御部800は、光スキャナ(本実施形態では、走査部25および偏向部400のYガルバノミラー)の走査範囲を、設定された撮影画角に応じて調節する。
固視設定部923には、固視灯のON/OFFを設定するためのチェックボックスが設けられている。マウス807を介してチェックボックスがチェックされることによって、制御部800は、固視灯を点灯(又は、点滅)させる。一方、チェックボックスがチェックされていない状態では、固視灯は消灯している。
また、固視設定部923には、複数のボタンがマトリックス状に配置されている。各ボタンは、固視標呈示ユニット300による固視灯の呈示位置と対応している。選択されるボタンの位置に対応して、制御部800は、固視標呈示ユニット300による固視灯の呈示位置を設定する。なお、マトリックス中央のボタンが選択されている場合に、被検眼Eの視軸は、正面方向を向く(即ち、光軸L1と視軸が合致する)。選択するボタンを上下方向または左右方向に1つずらすことによって、所定角度(一例として、本実施形態では3°程度)、被検眼の視軸の向きをズラすことができる。モニタ850に表示される眼底は、ズラした方向に移動される。
移動パラメーター設定部924は、フットスイッチ805の操作毎に移動される撮影位置の移動量と移動方向とを設定するために利用される。移動パラメーター設定部924には、移動量入力部924aと、移動方向入力部924bと、が配置されている。移動量入力部924aには、撮影条件の切り替え操作毎に移動される第1眼底画像の撮影位置の移動量がキーボード807等を用いて入力される。本実施形態において、移動量入力部924aにおける入力値の単位は、度(deg)である。移動方向入力部924bは、第1眼底画像の撮影位置の移動される場合における移動の方向が、キーボード807等を用いて入力される。移動方向入力部924bと、が配置されている。本実施形態において、移動方向入力部924bにおける入力値の単位は、度(deg)である。制御部800は、撮影条件の切り替え操作毎に移動される第1眼底画像の撮影位置の移動量および移動方向を、入力値にて設定する。このように、本実施形態の通常撮影では、極座標系で第1眼底画像の撮影位置の移動量および移動方向が設定される。なお、この極座標系の原点位置は、例えば、第2眼底画像の所定位置(一例として、本実施形態では、画像中心)と一致する。第1眼底画像の撮影位置の初期位置は、第2眼底画像の画像中心に設定される。撮影待機時において、制御部800は、フットスイッチ805からの撮影条件切替信号が入力される度に、移動パラメーター設定部924にて設定された第1眼底画像の撮影位置の移動量および移動方向に基づいて、光スキャナ(本実施形態では、走査部25および偏向部400のYガルバノミラー)の走査範囲をシフトさせる。その結果として、第1眼底画像の撮影位置が初期位置に対して移動される。
リセットボタン925は、第1眼底画像の撮影位置を原点位置(本実施形態では、第2眼底画像における画像中心)に戻すために操作されるボタンである。
「Combo」タブ921b,921c,921dのいずれか選択された状態では、設定画面920を用いて通常撮影における撮影条件の設定することが可能となる。また、この状態で撮影が開始されると、その撮影条件に従って通常撮影が行われる。この場合、設定画面920では、撮影条件の切り替え操作毎に切り替わる第1眼底画像の撮影位置を予め設定しておくことができる。
また、「Ordinary」タブ921aが選択された場合と同様に、第1眼底画像の画角、被検眼Eに対する固視灯のON/OFF、および固視灯の呈示位置が設定可能である。なお、図6(b)に示すように、設定画面920には3つの「Combo」タブ921b,921c,921dが用意されており、本実施形態では、各タブに一組ずつ、計3組のコンボ撮影の撮影条件を設定しておくことができる。
コンボ撮影位置設定部926では、コンボ撮影で使用される撮影位置として、複数個の撮影位置が設定可能である。本実施形態では、最大で10箇所の撮影位置が設定可能である。座標入力部926aには、検者のキーボード807等の操作に応じて撮影位置を特定するための情報が入力される。図6(b)の座標入力部926aは、各行に対して、1つの撮影位置を特定するための情報が入力される。この情報は、本実施形態では、第2眼底画像上における位置座標(より詳細には、直交座標系(XY座標系)における位置座標)である。なお、座標原点は、第2眼底画像の画像中心であるものとする。座標入力部926aの各行の入力欄の隣には、撮影条件の切替順序を定めるための番号が配置されている。番号(1〜10の数字)は、撮影条件の切替順序を示している。例えば、撮影条件が第1の切替順序にて切りえられる場合、本実施形態では、(1→2→・・・→9→10→1→・・・)の順番で、各番号に対応して設定されている撮影位置へと第1眼底画像の撮影位置が切り替わる(詳細については後述する)。
検者は、座標入力部926aの各入力欄に対して撮影位置の位置座標が入力された後で、セットボタン927を選択する。その結果として、コンボ撮影にて使用される第1眼底画像の撮影位置が設定される。より詳細には、制御部800は、座標入力部926aの各入力欄に入力された撮影位置を、各番号と対応付けて記憶部800に記憶することによって、設定を行う。
更に、座標入力部926aの各行には、各入力欄に入力される撮影位置と対応するラジオボタンが行の先頭に配置されている。このラジオボタンは、第1眼底画像の撮影位置を設定するために操作される。マウス806等を用いていずれかのラジオボタンが選択されることによって、制御部800は、選択されたラジオボタンに応じた撮影位置を、次回の撮影において第1眼底画像を撮影する撮影位置として設定する。より詳細には、制御部800は、ラジオボタンに応じた撮影位置で撮影された第1眼底画像が得られるように、光スキャナ(本実施形態では、走査部25および偏向部400のYガルバノミラー)の走査範囲をシフトさせる。また、制御部800は、選択されたラジオボタンに応じた撮影位置を、モニタ850の第2眼底画像上に表示する。この場合、第1眼底画像の撮影位置は、例えば、図形情報、テキスト情報のいずれを用いて示されてもよい。例えば、本実施形態では、図6(b)に示すように、座標情報として(0,0)が入力されている行と対応するラジオボタン(一行目のラジオボタン)が選択されている場合は、第2眼底画像の原点位置に、第1眼底画像の撮影範囲を示す矩形のカーソル(枠線)が重畳表示される。このような表示によって、検者は、コンボ撮影における眼底上の撮影位置を、各々確認できる。なお、フットスイッチ805の操作によって撮影位置が切り替わった場合、制御部80は、撮影位置に連動してラジオボタンの表示を切り替える。即ち。撮影位置と対応するラジオボタンが選択中として表示される。
また、設定画面920には、チェックボックス928が配置されている。マウス806等でチェックボックス928がチェック(選択)されることによって、選択されているタブと対応して設定されているコンボ撮影における第1眼底画像の各撮影位置が、第2眼底画像上にて一覧表示される。なお、第2眼底画像上に付されてる番号は、座標入力部926aの入力欄と対応する番号である。このような表示によって、検者は、コンボ撮影における眼底上の撮影位置を、まとめて確認できる。
また、設定画面920以外のGUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)等を介して、検者は、撮影条件を調節してもよい。例えば、デフォーカス量(光軸方向の位置ずれ)が調整されてもよい。一般に、AOSLOは焦点深度が浅いため、眼の動き等による少しのデフォーカス量の違いが、撮影および観察される組織の違いとして表れてしまいやすい。よって、所期する組織が各撮影で撮影されるように、撮影の待機時にデフォーカス量が調節される必要がある。本実施形態では、例えば、ボリュームバー等のGUIをマウス806等を用いて操作することによって、デフォーカス量を調節する。また、波面補償制御によって、デフォーカス成分が変化する場合に、例えば、波面補償制御を初期化する操作等が行われてもよい。
図4に戻って説明を続ける。次に、S13の処理で予め設定された撮影シーケンスでの撮影が行われる。この場合において、制御部800は、予め設定された撮影シーケンスに従って、スイッチ805a,805bのいずれかからの操作信号に基づいて撮影条件を変更する。より詳細には、制御部800は、第1のスイッチ805aからの操作信号(第1切替信号)に基づいて、撮影シーケンスにおける次の撮影条件に変更する。また、制御部800は、第2のスイッチ805bからの操作信号(第2切替信号)に基づいて、前記撮影シーケンスにおける次の撮影条件に変更する。
ここで、制御部800は、フットスイッチ805の操作に基づいて第1切替信号又は第2切替信号の何れかが入力されたか否かを判定する(S14,S16)。
第1切替信号が入力されたと判定される場合(S14:Yes)、制御部800は、第1の切替順序に従って、撮影条件を切り替える(S15)。
例えば、通常撮影の場合、移動パラメーター設定部924の「Ordinary」タブ921aが開かれた画面上で設定された移動量及び移動方向で、第1眼底画像の撮影位置を移動させる。
また、例えば、コンボ撮影の場合、それまで設定されていた撮影位置に対して一つ大きな番号と対応する撮影位置へと、第1眼底画像の撮影位置を移動させる。
一方、第1切替信号が入力されず(S14:No)、且つ、第2切替信号が入力された場合(S16:Yes)、第2の切り替え順序に従って撮影条件を切り替える(S17)。
例えば、通常撮影の場合、第1撮影位置移動パラメーター設定部924にて入力されている移動方向とは反対方向に、且つ、該設定部924に入力されている移動量で、第1眼底画像の撮影位置を移動させる。
また、例えば、コンボ撮影の場合、それまで設定されていた撮影位置に対して一つ小さな番号と対応する撮影位置へと、第1眼底画像の撮影位置を移動させる。
図4に示すフローチャートでは、S15およびS17の実行後、制御部80は、S14に戻って処理を行う。
また、第1切替信号および第2切替信号のいずれの信号も入力されていない場合(S14:No,S16:No)、制御部800は、検者によるフットスイッチ805の操作に基づいて撮影トリガ信号が入力されたか否かを判定する(S19)。撮影トリガ信号が入力されていないと判定された場合は(S18:No)、S14に戻って、引き続き撮影が待機される。
また、撮影トリガ信号が入力されたと判定された場合は(S18:Yes)、撮影トリガ信号に基づいて取得された眼底の細胞像動画像又は静止画像を、記憶部801に記憶する(S19)。ここで、静止画像は、複数の静止画像を用いて形成される加算平均画像であってもよい。そして、新たに記憶部801へ記憶される静止画像は、モニタ850へ表示してもよい。モニタ850に表示される静止画像は、撮影条件を変更するか否かを検者が判断するための参考となり得る。
また、本実施形態では、新たに記憶部801へ記憶される静止画像が、撮影毎に解析されてもよい(S20)。そして、解析結果をモニタ801上に表示してもよい。本実施形態では、視細胞に関する解析が行われる。視細胞に関する解析は、例えば、視細胞の密度に関する情報(例えば、視細胞密度、視細胞の面積等)、視細胞の形状に関する情報(例えば、視細胞の形状分布、六角形細胞出現率等)が求められる。解析結果は、撮影画像と対応付けて記憶部802へ保存される。また、本実施形態では、解析結果が、モニタ850上にて表示されてもよい。モニタ850に表示される解析結果は、撮影条件を変更するか否かを検者が判断するための参考となり得る。S20の完了後、制御部800は、S14に戻って処理を継続する。
よって、本実施形態では、検者は、撮影操作と撮影条件の変更操作とを繰り返し行うことによって、異なる撮影条件での複数回の撮影を行うことができる。このとき、本実施形態では、予め設定された撮影シーケンスであって、被検眼を撮影する際の撮影条件が複数定められた撮影シーケンスに従って撮影条件が変更される。このため、撮影条件の変更操作を、短時間で行うことができる。特に、本実施形態では、フットスイッチ805への操作に基づいて撮影条件が変更される。前述したように、マニュアル操作で撮影する場合、手で操作するタイプの操作部材の使用頻度は、各種の設定操作等により高いため、撮影条件の変更操作を手で行うと、更に時間がかかってしまう。これに対し、本実施形態の撮影装置1は、足で操作するタイプの操作部材であるフットスイッチの操作に基づいて撮影条件を変更できるように構成した。それ故、検者は、手で操作するタイプの操作部材を用いて各種の操作を行いながら、足によるフットスイッチ805の操作を並行して行うことで、容易に撮影条件を変更することができる。
ここで、撮影条件の変更が検者のマニュアル操作に基づいて行われる装置では、撮影条件の変更に要する時間が長びくことによって、撮影が長期化してしまうおそれがある。撮影が長期化した場合、例えば、撮影の間に被検眼の状態(例えば、光学系に対する被検眼の位置、瞳孔径等)に変化が生じやすい。その結果、複数回の撮影にて得られる各撮影画像の画質が安定しない場合があった。しかし、本実施形態の撮影装置1は、上記説明したように、速やかに撮影条件を切り替えながら複数回の撮影を行うことができる。従って、安定した第1眼底画像の撮影画像を得ることができる。
また、本実施形態では、フットスイッチ805への第1の操作に基づく第1切替信号が制御部800に入力された場合は、第1の切替順序に従って、予め設定された複数の撮影条件の中から第1眼底画像の撮影に使用する撮影条件が選定される。また、フットスイッチ805への第2の操作に基づく第2切替信号が制御部800に入力された場合は、第1の切替順序とは異なる第2の切替順序に従って、第1眼底画像の撮影に使用する撮影条件が選定される。よって、本実施形態の眼科装置1では、予め設定される撮影条件が多数ある場合でも検者の所期する撮影条件の選定が容易である。
また、本実施形態では、フットスイッチ805にてスイッチ805a,805bとも異なる配置に設けられたスイッチ805cからの操作信号に基づいて、変更された撮影条件にて撮影が実行される。よって、検者は、フットペダル805に対する操作によって、撮影条件の変更と、撮影とのそれぞれを撮影装置1に指示することができる。故に、更に良好に撮影を行うことができる。
以上、実施形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々に変形可能である。
例えば、上記実施形態では、フットスイッチ805への操作に基づいて変更される撮影条件は、撮影位置に関する条件である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、フォーカス、被検眼の波面収差、波面補償デバイスの駆動量、ピンホール板54の位置、および光源11の光量又は(及び)受光素子56のゲインの少なくとも何れかが、フットスイッチ805への操作が行われる度に、予め設定された撮影シーケンスに従って切り替えられてもよい。例えば、フットスイッチ805の操作に応じてデフォーカスが切り替わる構成である場合、深さ方向における異なる組織の画像が良好に撮影される。
また、1回のフットスイッチ805の操作によって、1種類の撮影条件(上記実施形態では、撮影位置に関する条件)だけが切り替えられた。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、1回のフットスイッチ805の操作によって2種類以上の撮影条件が変更される構成であってもよい。
また、所定の操作によって、フットスイッチ805の操作に基づいて変更される撮影シーケンスの種別が切り替わってもよい。例えば、フットスイッチ805の何れかのスイッチに対する操作の度に撮影位置が変更される撮影シーケンスと、フットスイッチ805の何れかのスイッチに対する操作の度にフォーカス位置が変更される撮影シーケンスとに、所定の操作によって、切り替わる構成であってもよい。所定の操作は、同一の撮影シーケンスにて撮影条件を変更する操作と異なる操作であればよい。例えば、フットスイッチ805に対する操作であってもよいし、マウス806およびキーボード807の何れかに対する操作であってもよい。
また、上記実施形態におけるフットスイッチ805は、撮影シーケンスに従って撮影条件を切り替えるためのスイッチを2つ持つ構成であった。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、フットスイッチ805は、撮影シーケンスに従って撮影条件を切り替えるためのスイッチを1つ以上有していればよい。また、必ずしもフットスイッチ805に、撮影を実行するためのスイッチが設けられていなくてもよい。
また、フットスイッチ805が有する各スイッチに対する操作は、手で操作するタイプの操作入力部806,807を用いた所定の操作と同じ指示を制御部800へ与えるものであってもよい。例えば、スイッチ805aによる第1切替信号が、キーボード807の「Ctrl+R」の操作にて出力されるような構成であってもよい。また、上記のように、撮影シーケンスの種別が撮影中に切り替え可能な構成である場合に、フットスイッチ805の各スイッチの操作と、手で操作するタイプの操作入力部806,807への操作との対応付けが切り替えられてもよい。
また、上記実施形態では、眼科撮影装置として、波面補償付き眼底撮影装置を例示して説明したが、本開示の技術は、眼科撮影装置の他の機種に適用することができる。例えば、眼底カメラ、波面補償デバイスを持たない走査型レーザー検眼鏡、OCT等の眼底撮影装置の他、前眼部撮影装置に適用されてもよい。また、2種類以上の眼科撮影装置の機能を併せ持つ装置では、検者の操作が煩雑になりやすいので、本開示の技術は有用であると考えられる。
72 波面補償デバイス
100 眼底撮像光学系
800 制御部
801 記憶部
805 フットスイッチ
805a スイッチ
805b スイッチ
805c スイッチ
806 マウス
807 キーボード

Claims (10)

  1. 被検眼を撮影するための撮影光学系と、
    前記撮影光学系によって被検眼を撮影する際の撮影条件が複数定められた撮影シーケンスを予め設定する撮影条件設定手段と、
    前記撮影条件設定手段によって予め設定された撮影シーケンスに従って、フットスイッチに設けられた少なくとも一つのスイッチからの操作信号に基づいて前記撮影条件を変更する駆動制御手段と、を備えることを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記撮影光学系は、波面補償デバイスを備え、前記波面補償デバイスによって被検眼の波面収差が補償された状態での被検眼の眼底画像を撮影する撮影光学系であることを特徴とする請求項1の眼科撮影装置。
  3. 前記撮影条件は、被検眼に対する前記撮影光学系の撮影位置であって、
    前記撮影条件設定手段は、前記撮影シーケンスとして各撮影位置の撮影順序を予め設定し、
    前記駆動制御手段は、予め設定された撮影順序に従って、フットスイッチからの操作信号に基づいて前記撮影位置を変更することを特徴とする請求項1〜2のいずれかの眼科撮影装置。
  4. 前記フットスイッチは、互いに異なる位置に設けられた第1のスイッチと第2のスイッチを備え、
    前記駆動制御手段は、第1のスイッチからの操作信号に基づいて、前記撮影シーケンスにおける次の撮影条件に変更し、第2のスイッチからの操作信号に基づいて、前記撮影シーケンスにおける次の撮影条件に変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれかの眼科撮影装置。
  5. 前記駆動制御手段は、さらに、前記フットスイッチに設けられた少なくとも一つのスイッチからの操作信号に基づいて、変更された前記撮影条件にて前記撮影光学系により撮影を実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの眼科撮影装置。
  6. 前記フットスイッチは、前記第1のスイッチと第2のスイッチとは異なる配置に設けられた第3のスイッチを備え、
    前記駆動制御手段は、前記第3のスイッチからの操作信号に基づいて、変更された前記撮影条件にて前記撮影光学系により撮影を実行することを特徴とする請求項5の眼科撮影装置。
  7. 前記撮影光学系の光路には、撮影位置を変更するための光スキャナが設けられており、
    前記駆動制御手段は、予め設定された撮影順序に従って、フットスイッチからの操作信号に基づいて前記光スキャナを制御し、前記撮影位置を変更することを特徴とする請求項3の眼科撮影装置。
  8. 前記駆動制御手段は、さらに、検者の手によって操作される手動操作部からの操作信号に基づいて、前記撮影光学系に配置された光学部材の少なくとも一部を駆動させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの眼科撮影装置。
  9. さらに、変更された前記撮影条件と、撮影光学系によって撮影される画像とを表示部に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの眼科撮影装置。
  10. 眼科撮影装置に設けられた被検眼を撮影するための撮影光学系の撮影条件を切り替えるための眼科用撮影プログラムであって、
    前記眼科用撮影プログラムは、前記眼科撮影装置のプロセッサに実行されることによって、
    前記撮影光学系によって被検眼を撮影する際の撮影条件が複数定められた撮影シーケンスを予め設定する撮影条件設定ステップと、
    前記撮影条件設定ステップによって予め設定された撮影シーケンスに従って、フットスイッチに設けられた少なくとも一つのスイッチからの操作信号に基づいて前記撮影条件を変更する駆動制御ステップと、を前記眼科撮影装置に実行させることを特徴とする眼科用撮影プログラム。
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