JP2016067629A - 骨補填材 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体内に移植後に骨内移植部位が高圧縮強度を発揮し続けることができる形状賦形型の吸収性骨補填材を提供する。【解決手段】硫酸カルシウムとリン酸カルシウムとを、30:70以上100:0未満の重量比で含む骨補填材を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、骨補填材に関するものである。
従来、高い骨伝導能を有する生体吸収性の骨補填材として、ハイドロキシアパタイト(HA)やβ−リン酸三カルシウム(β−TCP)に代表されるリン酸カルシウム系のセラミックが広く使用されている(例えば、特許文献1参照。)。特に、自家骨へ置換される性質を有するβ−TCPは、多くの骨補填材製品に使用されている。
一方、高い生体親和性を有する硫酸カルシウムを主成分とする形状賦形型の骨補填材が知られている(例えば、特許文献2および非特許文献1参照。)。硫酸カルシウムは、水との練和によってスラリーを形成し、水和反応によって硬化体を形成する。硫酸カルシウムに、ハイドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)等の増粘剤を添加することで、スラリーの流動性を高め、中空針を介して体内の骨欠損部位へ容易に注入することができる。
特開2005−152503号公報 米国特許第7211266号明細書
Juozas Petruskevicius,外4名、"No effect of Osteoset, a bone graft substitute, on bone healing in humans",Acta Orthop Scand,2002年,73(5),p.575-578
しかしながら、特許文献1に記載されているセラミック系の骨補填材は、ブロック状または顆粒状の固形であるため、骨欠損部の形状にぴったり適合するように骨欠損部に充填することが難しく、かつ、用手補填のため操作が煩雑であるという問題がある。一方、特許文献2および非特許文献1に記載されている硫酸カルシウムからなる骨補填材は、骨欠損部への充填時には可塑性および流動性を有するスラリーであるため、中空針を用いて容易に骨欠損部に充填することができるという利点がある。ただし、硫酸カルシウムは、生体内での吸収が速い。そのため、骨欠損部に形成された硬化体の強度が次第に低下したり、骨の再生前に硬化体が消失したりしてしまう可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、生体内に移植後に骨内移植部位が高圧縮強度を発揮し続けることができる形状賦形型の吸収性骨補填材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、硫酸カルシウムとリン酸カルシウムとを、30:70以上100:0未満の重量比で含む骨補填材を提供する。
本発明によれば、硫酸カルシウムおよびリン酸カルシウムを水と練和することによって形成したスラリーを生体内の骨欠損部に充填すると、スラリーは、該スラリー内の硫酸カルシウムが水和反応することによって、凝結硬化して硬化体を形成する。
この場合に、硬化体が骨の代替として機能するためには、2MPa以上の圧縮強度が必要である。上記の重量比の硫酸カルシウムおよびリン酸カルシウムから形成された硬化体は、水中で硬化した場合であっても、硬化直後において2MPa以上の高圧縮強度を有する。また、骨欠損部内の硬化体においては、硫酸カルシウムが生体に吸収される一方で、リン酸カルシウムによって骨形成が促進されるので、硬化体全体として圧縮強度が低下することがない。これにより、形状賦形型であり、かつ吸収性でありながら、骨内移植部位が高圧縮強度を発揮し続けることができる。
上記発明においては、前記リン酸カルシウムが、100μm以上500μm以下の粒径を有する顆粒状であることが好ましい。
このようにすることで、骨形成を担う細胞の足場としてリン酸カルシウムの必要な寸法を確保しつつ、スラリーの良好な流動性を確保することができる。
また、上記発明においては、前記硫酸カルシウムおよび前記リン酸カルシウムの合計重量に対して0.20重量%以上0.65重量%以下の増粘剤をさらに含むことが好ましい。
このようにすることで、増粘剤によって、練和後のスラリーに対して、注入操作に適した高い流動性を付与することができ、かつ、スラリーの水中における形状安定性を向上することができる。
また、上記発明においては、前記硫酸カルシウムおよび前記リン酸カルシウムの合計重量に対して0.36重量%以上0.54重量%以下の硬化促進剤をさらに含むことが好ましい。
このようにすることで、水中におけるスラリーの形状安定性を向上し、骨欠損部に注入されたスラリーを、崩壊することなく硬化させることができる。
また、上記発明においては、前記硫酸カルシウムが、硫酸カルシウム半水和物(CSH)であり、該CSHの、(100)面の結晶子径が47nm以上53nm以下であり、(110)面の結晶子径が46nm以上51nm以下であり、(200)面の結晶子径が45nm以上54nm以下であり、(102)面の結晶子径が40nm以上48nm以下であることが好ましい。
各結晶面について上記範囲の結晶子径を有するCSHは、水中で硬化した場合であっても、それ自身のみで、3MPa〜5MPaまたはそれ以上の高圧縮強度を有する硬化体を形成する。このようなCSHを含むことによって、硬化体の圧縮強度をさらに高めることができる。さらに、CSHの結晶特性、特に結晶子径と、硬化体の圧縮強度との間には密接な相関関係が存在するので、CSHの結晶子径に応じて硬化体の圧縮強度を正確に制御することができ、所望の高圧縮強度を有する硬化体を安定的に形成することができる。
また、上記発明においては、前記CSHの、X線回折スペクトルにおける、(102)面に対応するピークの積分強度に対する(110)面に対応するピークの積分強度の比が、0.80以上3.5以下であることが好ましい。
上記2つのピークの積分強度の比は、CSHの結晶成長方向、すなわちCSHの粒形を表しており、硬化体の圧縮強度と密接に関係している。上記範囲の積分強度の比を有するCSHを用いることによって、さらに高い圧縮強度を有する硬化体を形成することができる。
また、上記発明においては、前記CSHのモード径が、15μm以上60μm以下であることが好ましい。
上記粒度分布を有するCSHの粉末から調製したスラリーは、水中において、崩壊することなく形状を維持可能な良好な形状安定性を有する。したがって、生体内の骨欠損部において、所望の高圧縮強度を有する硬化体をさらに安定的に形成することができる。
本発明によれば、生体内に移植後に骨内移植部位が高圧縮強度を発揮し続けることができる形状賦形型の吸収性骨補填材を提供することができるという効果を奏する。
CSHとβ−TCPとの重量比と、硬化体の圧縮強度との関係を示す図表である。 HPC(増粘剤)の添加量と硬化体の圧縮強度との関係を示す図表である。 NaCl(硬化促進剤)の添加量と硬化体の圧縮強度との関係を示す図表である。 NaCl(硬化促進剤)の添加量と硬化体の圧縮強度との関係を示す図表である。 CSHのサンプル1〜7のモード径、結晶子径および積分強度比と、硬化体の圧縮強度との関係を示す図表である。 図5の図表に基づいて理論的に算出した結晶子径と圧縮強度との関係を示す図表である。 図5の図表における積分強度比と圧縮強度との関係を示す散布図である。 CSHのサンプル8〜12のモード径と、大気中または水中で形成された硬化体の圧縮強度との関係を示す散布図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る骨補填材について説明する。
本実施形態に係る骨補填材は、水との練和によってスラリーを形成し、その後、空気中または水中において凝結硬化して硬化体を形成する形状賦形型のセメント材であり、硫酸カルシウムと、リン酸カルシウムと、増粘剤と、硬化促進剤とを含む。
硫酸カルシウムとリン酸カルシウムとの重量比は、硫酸カルシウム:リン酸カルシウム=(100−X):Xと表したときに、Xは0を超え70以下である。
硬化体の硬化直後の圧縮強度は硫酸カルシウムの含有比率に依存し、硫酸カルシウムの含有比率が高い程、硬化体の圧縮強度が高くなる。したがって、硫酸カルシウムの重量比率が30重量%未満である(すなわち、X>70である)場合には、骨欠損部への移植初期において、硬化体の圧縮強度が不十分となる可能性がある。
リン酸カルシウムは、例えば、β−リン酸三カルシウム(β−TCP)の顆粒であり、100μm以上500μm以下の粒径を有している。
硬化体内のリン酸カルシウムは、骨芽細胞等による骨形成の足場として機能する。リン酸カルシウムの粒径が100μm未満である場合には、リン酸カルシウムの寸法が細胞の足場としては小さ過ぎて、骨形成を十分に促進することができない。一方、リン酸カルシウムの粒径が500μmを超える場合には、後述するように、中空針によるスラリーの注入操作が困難になる。
増粘剤は、練和液に溶解し粘稠な液剤となり、粉剤と補填具との摩擦を低減することによってスラリーに流動性を付与するものである。増粘剤は、硫酸カルシウムとリン酸カルシウムとの合計重量に対して0.20重量%以上0.65重量%以下の含有率で含まれている。増粘剤としては、例えば、ハイドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ハイドロキシプロピルロース(HPC)、ヒアルロン酸またはステアリン酸を用いることができ、複数種類の増粘剤を組み合わせて用いてもよい。
増粘剤の含有率が0.20重量%未満である場合には、スラリーの流動性が不十分となり、中空針による注入操作が困難となる可能性がある。一方、増粘剤の含有率が0.65重量%を超える場合には、硬化体の密度および圧縮強度が低下する可能性がある。
硬化促進剤は、硫酸カルシウムの硬化反応を促進するものである。硬化促進剤は、硫酸カルシウムとリン酸カルシウムとの合計重量に対して0.36重量%以上0.54重量%以下の含有率で含まれている。硬化促進剤としては、例えば、塩化ナトリウム(NaCl)や塩化カリウム等の塩化物、硫酸ナトリウムや硫酸カリウム、硫酸アンモニウム等の硫酸塩を用いることができ、複数種類の硬化促進剤を組み合わせて用いてもよい。
硬化促進剤の含有率が0.36重量%未満である場合には、スラリーの硬化初期において硬化促進剤による硬化促進効果を十分に得ることができず、骨欠損部に注入されたスラリーが形状を維持できない可能性がある。一方、硬化促進剤の含有率が0.54重量%を超える場合には、硫酸カルシウムの硬化が速過ぎるために、中空針による注入操作が困難となる可能性がある。
次に、このように構成された骨補填材の作用について説明する。
本実施形態に係る骨補填材は、まず、適量の水と練和されることによって、スラリーに調製される。調製されたスラリーは、注射器内に収容され、注射器に接続された中空針を介して生体内の骨欠損部へ注入される。骨欠損部に充填されたスラリーは、周囲の体液との反応によって凝結硬化し、硬化体を形成する。形成された硬化体は、骨欠損部が治癒するまでの期間、骨の代替として機能する。
この場合に、本実施形態によれば、増粘剤が添加されていることによって、スラリーは高い流動性を有するので、中空針の内部を円滑に流動する。したがって、大きな力を必要とせずに容易にスラリーを中空針を介して骨欠損部へ注入することができる。また、増粘剤と硬化促進剤とを上記範囲の含有率で含んでいるので、骨欠損部の形状にぴったりと適合するように充填されたスラリーは、十分に硬化するまでの間、その形状を安定的に維持することができる。
さらに、硫酸カルシウムとリン酸カルシウムとを上記範囲の重量比で含んでいるので、硬化体は、硬化直後には2MPa以上の高圧縮強度を有し、さらに、硬化体が全て自家骨に置換されるまでこの圧縮強度を維持し続けることができる。すなわち、骨欠損部においては、硬化体に含まれる硫酸カルシウムは生体に吸収されて消失する一方で、リン酸カルシウムの骨形成能によって自家骨が生成されるので、硬化体の圧縮強度が低下することがない。
なお、本実施形態においては、硫酸カルシウムとして、以下の粒度特性および結晶特性を有する硫酸カルシウム半水和物の粉末(CSH粉末)を使用することが好ましい。
CSH粉末のモード径は、15μm以上60μm以下である。
CSH粉末は、下式(1)〜(4)を満たす結晶子径D100,D110,D200,D102を有する。D100は(100)面の結晶子径、D110は(110)面の結晶子径、D200は(200)面の結晶子径、D102は(102)面の結晶子径である。
(1) 47nm ≦ D100 ≦ 53nm
(2) 46nm ≦ D110 ≦ 51nm
(3) 45nm ≦ D200 ≦ 54nm
(4) 40nm ≦ D102 ≦ 48nm
なお、結晶子とは、単結晶と見なせる最大の集まりを意味し、CSHの個々の粉末は、単一または複数の結晶子から構成される。結晶子径は、各結晶面の最大径である。
さらに、CSH粉末は、該CSH粉末をXRD測定して得られたXRDスペクトルにおいて、下式(5)を満たす。ここで、S110およびS102は、XRDスペクトルにおける、(110)面および(102)面にそれぞれ対応するピークの積分強度である。積分強度は、各ピークのラインと、XRDスペクトルのベースラインとで囲まれた面積に相当する。
(5) 0.87≦ S110/S102 ≦ 3.95
硬化体の圧縮強度は結晶子径D100,D110,D200,D102と密接に関係しており、各結晶子径D100,D110,D200,D102が大きい程、硬化体の圧縮強度が高くなる。式(1)〜(4)を満たす結晶子径D100,D110,D200,D102を有するCSHから生成された硫酸カルシウム二水和物(CSD)は、水中で硬化した場合であっても、それ自身のみで、5MPa以上の高圧縮強度を有する硬化体を形成する。したがって、より高い圧縮強度を有する硬化体を形成することができる。また、結晶子径D100,D110,D200,D102に応じて硬化体の圧縮強度を正確に制御することができる。
また、硬化体の圧縮強度は、積分強度比S110/S102とも密接に関係しており、積分強度比S110/S102が小さい程、硬化体の圧縮強度が高くなる傾向がある。したがって、式(5)を満たす積分強度比S110/S102を有するCSH粉末を用いることによって、硬化体の圧縮強度をさらに高めることができる。
なお、積分強度比S110/S102は、六方格子構造(a=b≠c、α=β=90°、γ=120°)を有する個々のCSH粉末の成長方向を示している。積分強度比S110/S102が0.89よりも大きい場合には、c軸方向の成長が進み、CSH粉末が細長い形状であることを意味する。一方、積分強度比S110/S102が0.89よりも小さい場合には、a軸方向およびb軸方向の成長が進み、CSH粉末が立方体に近い形状であることを意味する。a軸方向およびb軸方向の成長が進んでいる程、CSH粉末のカルシウムイオンの溶出速度が大きくなり、CSDの結晶核が多く析出することによって、全体の水和反応が早期に完了し、その結果圧縮強度が高くなると考えられる。
さらに、骨欠損部に充填されたスラリーは、鋳型等によって形状を固定することができない。したがって、スラリーには、水中において、それ自身で一定の形状を維持可能な形状安定性が求められる。ただし、CSH粉末の粒径が小さ過ぎると、スラリーは水中において崩壊し易く、崩壊によってCSH粉末が周囲に飛散してしまった場合には硬化体の圧縮強度が低下してしまう。本実施形態によれば、15μm以上60μm以下のモード径を有するCSH粉末を用いることによって、水中で良好な形状安定性を発揮するスラリーを生成することができ、所望の高圧縮強度を有する硬化体を生体内においてさらに安定的に形成することができるという利点がある。
なお、このような粒度特性および結晶特性を有するCSH粉末は、以下の方法によって製造することができる。
まず、加圧水溶液法や加圧水蒸気法等の公知の方法によってCSHを生成する。次に、生成されたCSHを、モード径が15μm以上60μm以下となるように粉砕する。あるいは、CSHを粉砕し、得られたCSH粉末を粒径によって複数の区分に分級し、モード径が15μm以上60μm以下となるように、1以上の区分のCSH粉末を配合してもよい。
次に、粒度調節されたCSH粉末をXRD測定し、得られたXRDスペクトルから、CSH粉末の結晶子径D100,D110,D200,D102および積分強度比S110/S102を算出する。具体的には、XRDスペクトルから、該XRDスペクトルに現れる、(100)面、(110)面、(200)面、および(102)面に対応する4つのピークの半値幅を求める。次に、求めた半値幅とScherrerの式(6)とに基づいて、結晶子径D100,D110,D200,D102を算出する。下式(6)において、Dは結晶子径D100,D110,D200,D102、Kはシェラー定数、λはXRD測定に用いたX線の波長、θはブラッグ角、Bは回折線幅である。
(6) D=Kλ/Bcosθ
また、XRDスペクトルから、(110)面に対応するピークの積分強度S110と、(102)面に対応するピークの積分強度S102を求め、積分強度比S110/S102を算出する。
最後に、XRD測定に供したCSH粉末のうち、結晶子径D100,D110,D200,D102および積分強度比S110/S102が式(1)〜(5)を満たすCSH粉末のみを選別する。
次に、上述した実施形態の実施例1から5について、図面を参照して以下に説明する。
(実施例1)
CSHおよびβ−TCPからなる骨補填材において、CSHとβ−TCPとの重量比と、硬化体の圧縮強度との関係を調べた。
硬化体は、合計1.0gのCSHおよびβ−TCPに対して0.5mLの精製水を添加し、これらを練和してスラリーを生成し、生成されたスラリーを水中に浸漬させることによって形成した。
図1に示されるように、硬化体の圧縮強度は、CSHとβ−TCPとの重量比に依存しており、CSHの含有率が大きい程、硬化体の圧縮強度が高くなるという知見が得られた。硬化体が生体内において骨の代替として機能するためには、海綿骨と同程度の2MPa以上の圧縮強度を有すればよい。すなわち、CSHとβ−TCPとの重量比(CSH:β−TCP)が30:70以上100:0未満の範囲において、スラリーを水中で硬化させた場合においても、骨の代替として機能可能な高圧縮強度を有する硬化体を得られることが確認された。
(実施例2)
CSH、β−TCPおよびHPC(増粘剤)からなる骨補填材において、CSHおよびβ−TCPに対するHPCの重量比と、スラリーの注入操作性および水中における形状安定性との関係を調べた。
スラリーは、2.0gのCSH粉末、2.0gのβ−TCP顆粒、および、0.006〜0.028gのHPC粉末に対して、0.9重量%のNaClを含む1.8mLの生理食塩水を添加し、これらを練和することによって生成した。生成されたスラリーを、8ゲージの中空針を装着した注射器を用いて水中へ注入し、そのときの注入操作が容易であったか否かを評価した。また、水中へ流入されたスラリーの形状が維持されたか否かを評価した。
図2に示されるように、注入操作性に関して、0.008g(0.20重量%に相当)以上のHPCを含むスラリーは、中空針の内部を滑らかに流動し、大きな力を必要とせずに容易に注入することができた。一方、0.006gのHPCを含むスラリーは、中空針による注入操作が困難であった。また、形状安定性に関して、0.026g(0.65重量%に相当)以下のHPCを含むスラリーは、水中に注入後に形状を安定に維持していた。一方、0.028gのHPCを含むスラリーは水中において崩壊し、形状が維持されなかった。
このように、増粘剤の添加量は、スラリーの流動性および水中における形状安定性に密接に関係しており、CSHおよびβ−TCPの合計重量に対するHPCの重量比が、0.20重量%以上0,65重量%以下の範囲において、注入操作性と水中での形状安定性の両方が良好なスラリーを得られることが確認された。
(実施例3)
CSH、β−TCP、HPMC(増粘剤)およびNaCl(硬化促進剤)からなる骨補填材において、CSHおよびβ−TCPに対するNaClの重量比と、スラリーの注入操作性および水中における形状安定性との関係を調べた。
スラリーは、2.0gのCSH粉末、2.0gのβ−TCP顆粒、0.006gまたは0.018gのHPMC粉末に対して、0.0108g〜0.0252gのNaClを含む1.8mLのNaCl水溶液を添加し、これらを練和することによって生成した。生成されたスラリーを、8ゲージの中空針を装着した注射器を用いて水中へ注入し、そのときの注入操作が容易であったか否かを評価した。また、水中へ流入されたスラリーの形状が維持されたか否かを評価した。
図3および図4に示されるように、注入操作性に関して、0.0216g(0.54重量%に相当)以下のNaClを含むスラリーは、中空針の内部を滑らかに流動し、大きな力を必要とせずに容易に注入することができた。一方、0.0234g以上のNaClを含むスラリーは、HPMCの含有量が0.006gである場合には、中空針による注入操作が困難であった。
また、形状安定性に関して、0.0144g(0.36重量%に相当)以上のNaClを含むスラリーは、水中に注入後に形状を安定に維持していた。一方、0.0126g以下のHPMCを含むスラリーは、HPMCの含有量が0.018gである場合には、水中において崩壊し、形状が維持されなかった。
このように、硬化促進剤の添加量は、スラリーの流動性および水中における形状安定性に密接に関係しており、CSHおよびβ−TCPの合計重量に対するNaClの重量比が、0.36重量%以上0.54重量%以下の範囲において、注入操作性と水中での形状安定性の両方が良好なスラリーを得られることが確認された。
(実施例4)
CSH粉末の結晶特性と硬化体の圧縮強度との関係を調べた。
まず、加圧水溶液法によってCSD(和光純薬)からCSHを生成した。具体的には、0重量%を超え5重量%以下のコハク酸二ナトリウムをCSDに添加してこれらのスラリーを生成し、生成されたスラリーを120℃の加圧下で処理することによってCSDからCSHを生成した。次に、生成されたCSHを吸引ろ過し、100℃の熱水で洗浄し、100℃で乾燥した。次に、乾燥したCSHを、メノウ乳鉢を用いてエタノール中で湿式粉砕した。以上の手順に従い、合計7つのCSH粉末のサンプル1〜7を製造した。
次に、サンプル1〜7の各々について、モード径、結晶子径、および積分強度比を算出した。
具体的には、サンプル1〜7のモード径を、レーザ回折散乱式粒度分布測定によって測定した。
また、サンプル1〜7をXRD測定してXRDスペクトルを得た。XRDスペクトルにおいて、14.7°/2θ付近に(100)面に対応するピークが、25.7°/2θ付近に(110)面に対応するピークが、29.7°/2θ付近に(200)面に対応するピークが、31.9°/2θ付近に(102)面に対応するピークが、それぞれ確認された。
次に、上記4つのピークの各々の半値幅を算出し、算出された半値幅と、Scherrerの式(6)とに基づいて、結晶子径D100,D110,D200,D102を算出した。また、XRDスペクトルから、(110)面に対応するピークと(102)面に対応するピークの各々の積分強度S110,S102を求め、積分強度比S110/S102を算出した。
また、サンプル1〜7の各々から形成した硬化体の圧縮強度を、JIS T6605の試験方法を参考として測定した。具体的には、混水比が400μL/gとなるようにサンプル1〜7に水を添加し、サンプル1〜7および水を練和してスラリーを調製し、調製したスラリーを、直径6mm×高さ15mmの鋳型に流し入れ、大気中で72時間硬化させた。圧縮強度は、圧縮試験機を用いて、クロスヘッド速度0.5mm/分で測定した。各サンプル1〜7について3個の硬化体を測定し、得られた3つの圧縮強度の平均値を各サンプル1〜7の圧縮強度とした。
サンプル1〜7のモード径、結晶子径および積分強度比と、硬化体の圧縮強度とを図5に示す。
次に、結晶子径D100,D110,D200,D102の各々に関して、結晶子径と圧縮強度とをプロットした散布図を作成し、作成された散布図において、結晶子径と圧縮強度との相関関係を線形近似することによって、結晶子径と圧縮強度とを変数とする一次関数を求めた。図6は、得られた一次関数から理論的に求めた、結晶子径D100,D110,D200,D102と圧縮強度との対応関係を示している。
水中で硬化させた硬化体の圧縮強度は、大気中で硬化させた硬化体の圧縮強度の20%程度となる。したがって、本実験において形成した硬化体が30MPa以上の圧縮強度を有すれば、サンプル1〜7は、生体内において5MPa以上の圧縮強度を有する硬化体を形成すると言える。図6から、結晶子径D100,D110,D200,D102が式(1)〜(4)を満たすCSH粉末は、生体内においても5MPa以上の高圧縮強度を有する硬化体を形成可能であることが確認された。なお、結晶子径D100,D110,D200,D102が式(1)〜(4)の上限値を超えるようなCSH粉末を製造することは技術的に難しい。
図7は、積分強度比S110/S102と圧縮強度との関係をプロットした散布図である。図7から、積分強度比S110/S102と圧縮強度との間には線形の関係が存在することが確認され、積分強度比S110/S102が小さい程、硬化体の圧縮強度が高くなる、という知見が得られた。これにより、積分強度比S110/S102が式(5)を満たすCSH粉末は、より高圧縮強度の硬化体を形成可能であることが確認された。
(実施例5)
CSH粉末の粒度分布と硬化体の圧縮強度との関係を調べた。
まず、加圧水溶液法によってCSD(和光純薬)からCSHを生成した。具体的には、0重量%を超え1重量%以下のコハク酸二ナトリウムをCSDに添加してこれらのスラリーを生成し、生成されたスラリーを120〜135℃での加圧下で処理することによってCSDからCSHを生成した。次に、生成されたCSHを吸引ろ過し、100℃の熱水で洗浄し、100℃で乾燥した。次に、乾燥したCSHを、メノウ乳鉢を用いてエタノール中で湿式粉砕した。以上の手順に従い、合計5種類のCSH粉末のサンプル8〜12を生成した。
次に、サンプル8〜12の各々について、モード径をレーザ回折散乱式粒度分布測定によって測定した。
また、サンプル8〜12の各々から形成した硬化体の圧縮強度を、JIS T6605の試験方法を参考として測定した。具体的には、混水比が400μL/gとなるようにサンプル8〜12に水を添加し、サンプル8〜12および水を練和してスラリーを調製し、調製したスラリーを、直径6mm×高さ15mmの鋳型に流し入れ、10分後に鋳型からスラリーを取り出し(初期硬化)、72時間硬化させた。スラリーの硬化は、大気中および水中の2種類の環境条件の下で行った。具体的には、大気中硬化は、初期硬化したスラリーを温度37℃、湿度50%の大気中に72時間静置することによって行った。水中硬化は、水温37℃の水中に浸漬させた鋳型にスラリーを流し込み、初期硬化後のスラリーを水温37℃の水中に72時間静置することによって行った。圧縮強度は、圧縮試験機を用いて、クロスヘッド速度0.5mm/分で測定した。各サンプル8〜12について3個の硬化体を測定し、得られた3つの圧縮強度の平均値を各サンプル8〜12の圧縮強度とした。
図8は、モード径と圧縮強度との関係をプロットした散布図である。図8に示されるように、大気中で硬化させた硬化体と水中で硬化させた硬化体とは、モード径に対して同様の挙動を示した。さらに、15μm以上60μm以下のモード径においては、スラリーが水中においても形状を安定に維持し、5MPa以上の高圧縮強度を有する硬化体を水中で形成することが確認された。一方、15μ未満のモード径においては、硬化体の圧縮強度が5MPa未満と小さかった。これは、CSH粉末の粒径が小さ過ぎる場合には、スラリーを水中に浸漬させた際に、スラリーの崩壊によってCSH粉末が飛散し、周囲からスラリー内へ水を取り込み易くなるためである。

Claims (7)

  1. 硫酸カルシウムとリン酸カルシウムとを、30:70以上100:0未満の重量比で含む骨補填材。
  2. 前記リン酸カルシウムが、100μm以上500μm以下の粒径を有する顆粒状である請求項1に記載の骨補填材。
  3. 前記硫酸カルシウムおよび前記リン酸カルシウムの合計重量に対して0.20重量%以上0.65重量%以下の増粘剤をさらに含む請求項1または請求項2に記載の骨補填材。
  4. 前記硫酸カルシウムおよび前記リン酸カルシウムの合計重量に対して0.36重量%以上0.54重量%以下の硬化促進剤をさらに含む請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨補填材。
  5. 前記硫酸カルシウムが、硫酸カルシウム半水和物であり、
    該硫酸カルシウム半水和物の、(100)面の結晶子径が47nm以上53nm以下であり、(110)面の結晶子径が46nm以上51nm以下であり、(200)面の結晶子径が45nm以上54nm以下であり、(102)面の結晶子径が40nm以上48nm以下である請求項1から請求項4のいずれかに記載の骨補填材。
  6. 前記硫酸カルシウム半水和物の、X線回折スペクトルにおける、(102)面に対応するピークの積分強度に対する(110)面に対応するピークの積分強度の比が、0.80以上3.5以下である請求項5に記載の骨補填材。
  7. 前記硫酸カルシウム半水和物のモード径が、15μm以上60μm以下である請求項5または請求項6に記載の骨補填材。
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