JP2016066882A - 通信システム、ノード装置、ノードプログラム、および、通信プログラム - Google Patents

通信システム、ノード装置、ノードプログラム、および、通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】Push型のデータ転送方式において予約メッセージの負荷分散を実現すること。【解決手段】ノード103などの各ノード装置は、発行メッセージのオブジェクトIDと、隣接ノードを次ホップとして対応づけて予約転送テーブル212に格納する予約転送テーブル作成部204と、発行転送テーブル211から発行メッセージを転送する次ホップを特定する発行転送テーブル検索部203と、予約メッセージのオブジェクトIDと、隣接ノードを次ホップとして対応づけて発行転送テーブル211に格納する発行転送テーブル作成部202と、予約転送テーブル212から予約メッセージを転送する次ホップを特定する予約転送テーブル検索部205と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、通信システム、ノード装置、ノードプログラム、および、通信プログラムに関する。
データの送信端末からデータの受信端末までのデータ転送方式には、受信端末が明示的にデータの送信を要求する「Pull型」と、データの送信要求を毎回送信しなくてもデータを送信する「Push型」とに分類できる。
Pull型では、登録者端末(Registerer)が送信対象のデータを登録(Register)した後、各取得者端末(Retriever)が、登録されたデータをそれぞれ取得(Retrieve)する。
Push型では、予約者端末(Subscriber)がデータ送信を許可する旨の予約処理(Subscribe)を行った後、発行者端末(Publisher)が予約されたデータを、各予約者端末に発行(Publish)する。
ここで、予約する(Subscribe)とは、予約対象のデータを、自身あてに配信してもらうように、事前登録することである。
Pull型であっても、Push型であっても、データの送信側(上流側)からデータの受信側(下流側)までのデータの経路をルーティングする必要がある。よって、データの経路上の各ノードは、自身の隣の上流側のノードから転送されてきたデータを、自身の隣のどの下流側のノードに転送するかを、決定する必要がある。
そこで、各ノードがデータの転送先を決定するために、ネットワーク上の位置を示すID(IDentifier)を用いる必要がある。例えば、IP(Internet Protocol)ネットワークでは、位置IDとして、IPアドレスを用いて通信を行うノードの位置を特定する。そのIPアドレスを特定するための手がかりとして、所望のデータのURI(Uniform Resource Identifier)から抽出されたホストIDなどが存在する。
DNS(Domain Name System)は、ホストIDを検索キーとして、そのホストIDが示す位置IDを特定するための名前解決サービスである。よって、端末は、DNSから通知されたIPアドレスを用いて、宛先のノードに対して通信を行う。
データ指向型ネットワーク(DCN:Data-centric Network)は、データID(オブジェクトID)を用いて所望のオブジェクトまで、データ要求をルーティングするためのネットワークである。
非特許文献1には、階層型DHT(Distributed Hash Table)によってホストIDから位置IDへの変換を行うことで、DCNにおけるPull型の通信方式を実現する手法が記載されている。
非特許文献2には、Registerの際に経路情報を記録することで、Pull型の通信方式を実現する手法が記載されている。
非特許文献3には、Rendezvous SystemによってRendezvous IDから経路情報への変換を行うことでPush型の通信方式を実現する手法が記載されている。
特許文献1には、ネットワークが、プロバイダから消費者までのコンテンツのルーティングに責任を負うコンテンツセントリックネットワーク(CCN)が記載されている(段落0018など)。
特開2009−278624号公報
Matteo D’Ambrosioなど著、「 D-6.2 Second NetInf Architecture Description」, The FP7 4WARD Project, January 14, 2010. Teemu Koponenなど著、「A Data-Oriented (and Beyond) Network Architecture」, SIGCOMM’07, August 2007. M. Ainなど著、「D2.3 Architecture Definition, Component Descriptions, and Requirements,」,Deliverable, PSIRP 7th FP EU-funded project, Feb. 2009.
Push型のデータ転送方式では、1つの登録されたデータに対して、多数の予約(Subscribe)が登録されることもある。よって、予約メッセージの送信頻度が高い場合、PublisherとSubscriberのマッチングを行うノード(以下、マッチングノード)に予約メッセージが集中するため、多大なトランザクション負荷が発生する。
そこで本発明は、前記した問題を解決し、Push型のデータ転送方式において予約メッセージの負荷分散を実現する。
前記課題を解決するために、本発明の通信システムは、
複数のノードがネットワークで接続されて構成される通信システムに用いられる前記複数のノードのうちの第1ノードが、オブジェクトの送信を要求するための発行メッセージを発行者端末から受信し、
前記第1ノードから前記複数のノードのうちの第2ノードまでの各ノードが、
前記発行メッセージの転送先である次ホップのノードを示す第1ルーティング情報が、自身の記憶手段に記録されており、
前記第1ルーティング情報から取得した次ホップに向けて、前記発行メッセージを転送する第1ルーティングを行うとともに、
前記第1ルーティングで転送する前記発行メッセージのオブジェクトIDと、その発行メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとする第2ルーティング情報を自身の記憶手段に記録し、
前記複数のノードのうちの第3ノードが、前記オブジェクトの受信を要求するための予約メッセージを予約者端末から受信し、
前記第3ノードから前記第1ノードまでの各ノードが、
前記第2ルーティング情報から前記予約メッセージのオブジェクトIDを検索して取得した次ホップまたは事前に設定されているデフォルトの次ホップに向けて、前記予約メッセージを転送する第2ルーティングを行うとともに、
前記第2ルーティングで転送する前記予約メッセージのオブジェクトIDと、その予約メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとする第3ルーティング情報を自身の記憶手段に記録し、
前記第1ノードが、前記オブジェクトの発行メッセージを発行者端末から再度受信し、
前記第1ノードから前記第3ノードまでの各ノードが、
前記第3ルーティング情報から前記再度受信した発行メッセージのオブジェクトIDを検索して取得した次ホップに向けて、前記再度受信した発行メッセージを転送する第3ルーティングを行うことを特徴とする。
その他の特徴は、後記する。
この本発明によれば、第2ルーティングにおいて、第2ルーティング情報を記録したノードによって、予約メッセージが発行者端末に向けて(第2ノードではなく、第1ノードに向けて)送信される。よって、予約メッセージは、第2ノードを経由せずに、第1ノードまで到達することができるので、第2ノードのトランザクション負荷を軽減できる。
なお、本発明は、後記する実施形態では以下のようにサポートされる。
第1ルーティングは、第1発行メッセージ(図2の矢印192)の経路に対応する。
第2ルーティングは、第2予約メッセージ(図2の矢印194,195)の経路に対応する。なお、矢印194で中断し、矢印195を省略してもよい。
第3ルーティングは、第3発行メッセージ(図2の矢印196)の経路に対応する。
第1ノードは、図2のノード102である。
第2ノードは、図2のノード106である。
第3ノードは、図2のノード109である。
第1ルーティング情報は、図10(a)の発行転送テーブル211である。
第2ルーティング情報は、図10(d)の予約転送テーブル212(図10(b)から図10(d)へのエントリ追加分)である。
第3ルーティング情報は、図11(b)の発行転送テーブル211(図10(c)から図11(b)へのエントリ追加分)である。
本発明によれば、Push型のデータ転送方式において予約メッセージの負荷分散を実現できる。
本発明の一実施形態に関するPush型通信システムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するPush型通信システムの通信経路を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するノード装置を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する発行転送テーブル211および発行メッセージを示す説明図(図4(a))と、予約転送テーブル212および予約メッセージを示す説明図(図4(b))である。 本発明の一実施形態に関する第1予約メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に関する第1発行メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に関する第2発行メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に関する第2予約メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に関する第3発行メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に関する図5の処理実行前の発行転送テーブル211(図10(a))と、図5の処理実行前の予約転送テーブル212(図10(b))と、図5の処理実行後の発行転送テーブル211(図10(c))と、図6の処理実行後の予約転送テーブル212(図10(d))である。 本発明の一実施形態に関する図7の処理実行後の予約転送テーブル212(図11(a))と、図8の処理実行後の発行転送テーブル211(図11(b))と、図9の処理実行後の予約転送テーブル212(図11(c))である。 本発明の一実施形態に関するノード装置の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、Push型通信システムを示す構成図である。
Push型通信システムは、各ノード102〜113,115と、その各ノードに収容される各端末101,113,114とがネットワークで接続されて構成される。
オブジェクト112とは、映像データ、音楽データなどのマルチメディア形式のファイルから、Webページに代表されるテキストデータ、更にはセンサデータや機器状態の監視データなどのMachine-to-Machine(M2M)通信向けデータなど、データIDを用いてアクセスできるあらゆるデータを意味する。
端末101は、オブジェクト112を発行する発行者端末(Publisher)である。
端末113,114は、オブジェクト112を予約する予約者端末(Subscriber)である。
なお、Push型通信システムの各ノードや各端末は、それぞれCPU(Central Processing Unit)とメモリとハードディスク(記憶手段)とネットワークインタフェースを有するコンピュータとして構成され、このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部を実現する。
各ノードは、ノード105を頂点とした階層型のトポロジで接続されている。図1では、同じ階層を示すために、ノード間を破線で区切っている。以下に示すように、階層番号が小さいほど上位の階層である。
第1階層(最上位)は、ノード105である。
第2階層は、ノード104,106,110である。
第3階層は、ノード103,107,111である。
第4階層(最下位)は、ノード102,109,115,108である。
以下、Push型通信システムをデータ指向型ネットワーク(DCN:Data-centric Network)に適用した一例を説明する。DCNとは、オブジェクト112などのオブジェクトの識別子であるオブジェクトID(以下「oid」と略す)を用いて所望のオブジェクトまで、そのオブジェクトへのアクセスを転送するためのネットワークである。そのため、Push型通信システムでは、各ノード上のテーブル(詳細は後記)に、オブジェクト112の位置情報が分散して管理されている。
また、各ノードには、ノードID(nid)が付与されている。oidとnidとは、別々のID空間であり、別々のデータである。oidの階層表現については、後記する。
Push型通信システムでは、オブジェクト112へのアクセスを指示するために、以下のメッセージを用いる。
・発行メッセージは、端末101がオブジェクト112を予約者端末(端末113,114)に送信するためのメッセージパケットである。
・予約メッセージは、端末113,114がオブジェクト112を予約するためのメッセージパケットである。
なお、予約者端末が予約メッセージを用いて行う予約の内容については、発行メッセージを介して自身あてに配信されるオブジェクト(データ)を特定できるものであれば、以下に例示するように任意の内容としてもよい。
・メールマガジンなどの定期的に(複数回)配信されるオブジェクトの送信を事前登録するもの。
・配信日が不定期であるオブジェクトの送信を事前登録するもの。
・配信が1回だけであるオブジェクトの送信を事前登録するもの。
・エラーなどのイベント通知のように、所定の配信条件を満たすときにだけ送信されるオブジェクトの送信を事前登録するもの。この場合、予約をしたとしても、エラーが発生しなければ、オブジェクトは配信されない。
図2は、図1のPush型通信システムに対して、発行メッセージ(実線矢印)および予約メッセージ(破線矢印)の通信経路を付した説明図である。
破線矢印191は、第1予約メッセージの経路(端末114→nid=g→f→e)を示す(詳細は図5)。
実線矢印192は、第1発行メッセージの経路(端末101→nid=a→b→c→e)を示す(詳細は図6)。
実線矢印193は、第2発行メッセージの経路(nid=e→f→g→端末114)を示す(詳細は図7)。
破線矢印194は、第2予約メッセージの経路(端末113→nid=h→b)を示す(詳細は図8)。
破線矢印195は、第2予約メッセージの延長経路(nid=b→a→端末101)を示す。
実線矢印196は、第3発行メッセージの経路(nid=b→h→端末113)を示す(詳細は図9)。
図3は、ノード装置を示す構成図である。
ノード102をはじめとした各ノードは、制御処理部200と、制御データ記憶部210と、データ転送部220と、データ記憶部230と、ネットワーク250に接続するための通信IF240と、を有する。なお、端末も、ノードの各構成要素を有していてもよい。
制御データ記憶部210は、発行メッセージを転送するための発行転送テーブル211と、予約メッセージを転送するための予約転送テーブル212と、オブジェクト112の格納先を特定するための格納データテーブル213とを有する。
データ転送部220は、データ送受信部221を有する。データ送受信部221は、各メッセージの送受信を制御する。
データ記憶部230は、データ格納部231を有する。データ格納部231には、オブジェクト112が格納される。
通信IF240は、ノード内の各構成要素と、他装置に接続するためのネットワーク250とを仲介するインタフェースである。
制御処理部200は、ノード管理部201と、発行転送テーブル作成部202と、発行転送テーブル検索部203と、予約転送テーブル作成部204と、予約転送テーブル検索部205と、格納データテーブル検索部206とを有する。
ノード管理部201は、発行メッセージおよび予約メッセージの送信要否を判断する。
格納データテーブル検索部206は、格納データテーブル213の検索を行うことで、データ格納部231内のオブジェクトの格納先を特定する。なお、格納データテーブル213には、oidと、そのoidが示すオブジェクトのデータ格納部231内での格納先を示す情報(ファイル名やデータIDなど)とが対応づけて記録されている。
以下に示すように、予約メッセージの経路を逆流するように、発行メッセージの経路(発行転送テーブル211)が設定される。
発行転送テーブル作成部202は、受信した予約メッセージをもとに、発行転送テーブル211を作成する。
発行転送テーブル検索部203は、受信した発行メッセージを転送するために、発行転送テーブル211からnexthopを検索する。
同様に、発行メッセージの経路を逆流するように、予約メッセージの経路(予約転送テーブル212)が設定される。
予約転送テーブル作成部204は、受信した発行メッセージをもとに、予約転送テーブル212を作成する。
予約転送テーブル検索部205は、受信した予約メッセージを転送するために、予約転送テーブル212からnexthopを検索する。
図4では、ノード103(nid=b)に格納されている各種テーブルを説明する。
図4(a)の発行転送テーブル211には、検索対象となるoidごとに、その次ホップのノードID(nexthop nid)が記録されている。なお、複数の予約者端末が特定のオブジェクトIDに予約している場合は、次ホップは複数記録されることもある(例えば、2行目の「nexthop nid=c,h」)。なお、「c,h」の「,」とは、2つの要素(cとh)とを列挙するときの区切り文字である。
発行転送テーブル検索部203は、発行メッセージ(message_type=publish)のヘッダに含まれる「req_oid=a.b.c」と一致する発行転送テーブル211のレコードを検索し、そのレコードのnexthop nid(=h)を発行メッセージの転送先(次ホップ)とする。なお、「a.b.c」の「.」とは、1つの要素を構成する3つの階層の区切り文字である(詳細は、oidの階層表現として後記)。
また、図1で示したノードの階層構造をPush型通信システムに反映させるために、転送テーブル(発行転送テーブル211、予約転送テーブル212)において、転送先が発見できなかったときのデフォルト(default)の転送先(次ホップ)として、自身のノードからみた上位ノード(nid=bからはnid=c)が設定される。
図4(b)の予約転送テーブル212には、検索対象となるoidごとに、その次ホップのノードID(nexthop nid)が記録されている。
予約転送テーブル検索部205は、予約メッセージ(message_type=subscribe)のヘッダに含まれる「req_oid=a.b.c」と一致する予約転送テーブル212のレコードを検索し、そのレコードのnexthop nid(=a)を発行メッセージの転送先(次ホップ)とする。
予約転送テーブル検索部205も、発行転送テーブル検索部203と同様に、デフォルト(default)の転送先は、自身のノードからみた上位ノード(nid=bからはnid=c)である。
なお、発行メッセージおよび予約メッセージのヘッダには、メッセージを転送する際に参照するための情報が記録されており、ペイロードにはオブジェクト112のデータが記録されている。
各メッセージを作成するノードまたは端末は、以下に例示するようなヘッダを付与する。
1行目の「message_type」は、メッセージの種類として、発行メッセージを示す「publish」、予約メッセージを示す「subscribe」のいずれかが格納される。
2行目の「req_oid」は、発行対象または予約対象のオブジェクトIDを示す。
さらに、図示を省略したが、メッセージの送信元(発行者端末または予約者端末)を示す情報や、自身のメッセージが通過したノードの順序を示す情報(nid=a,b,c,eなど)を、ヘッダに含めてもよい。
ここで、oidの階層表現について、説明する。oid(=a.b.cなど)は、複数の要素(例えば、oidではaとbとc)が区切り記号(例えば「.」)により接続されている。このような階層表現では、例えば、先頭(左)にいくほど上位の階層を示し、末尾(右)にいくほど下位の階層を示す。そして、階層表現のエントリでの一致判定処理では、以下の(1)〜(3)のいずれかの結果を得る。
(1)一致しない場合:検索キー「a.b.c」と、検索対象「d.e.f」とでは、最先頭のエントリ「aとd」の時点で不一致である。よって、検索キーと検索対象とでは、データ内容が共通する部分が存在しないため、不一致(部分一致も完全一致もしない)となる。
(2)部分一致する場合:検索キー「a.b.c」と、検索対象「a.b」とでは、先頭からの部分「a.b」は一致するが、末尾の「c」は不一致である。このように、検索キー「a.b.c」の先頭から抽出した一部「a.b」と、検索対象「a.b」とが一致するときに、部分一致すると表現する。なお、階層表現「a.b.c」のうちの先頭から抽出した一部「a.b」のことを、以下では「プレフィックス」と呼ぶ。
(3)完全一致する場合:検索キー「a.b.c」と、検索対象「a.b.c」とでは、先頭から末尾まで一致する。このような場合を完全一致すると呼ぶ。
なお、検索キー「a.b.c」に対して、第1検索対象「a」、第2検索対象「a.b」、第3検索対象「a.b.c」が同じ転送テーブルに存在するときには、検索キー「a.b.c」に対する一致箇所が多い検索対象を、優先的に採用する(いわゆる「最長一致ルール」)。この例では、検索キー「a.b.c」の検索結果は、第3検索対象の完全一致が最優先され、次に第2検索対象の部分一致、最後に第1検索対象の部分一致となる。
図5は、第1予約メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。
S301において、端末114のノード管理部201は、オブジェクト112(oid=a.b.c)の予約を要求すると判断する。この判断の契機は、ユーザの操作や端末のタイマ、外部要因のトリガなどによる。
S302において、端末114のノード管理部201は、S301で判断された予約メッセージ(message_type= subscribe、req_oid=a.b.c)を、データ送受信部221を介してノード108に送信する。
以下、各ノードにおいて、(手順1a)、(手順2a)、(手順3a)の順に行われる。
(手順1a)発行転送テーブル作成部202は、自身より1つ上流側の隣接ノード(または隣接端末)から受信した予約メッセージをもとに、自身の発行転送テーブル211を更新(新規追加エントリのまたは既存エントリの書き換え)する(図5ではS303,S306,S309の発行転送テーブル更新)。
更新するエントリの「oid」=予約メッセージに含まれる「req_oid」である。
更新するエントリの「nexthop nid」=予約メッセージを送信してきた自身より1つ上流側の隣接ノード(または隣接端末)のnidである。。例えば、S306では、ノード107(nid=f)内の発行転送テーブル211について、自身(nid=f)より1つ上流側の隣接ノード(nid=g)のnidが、更新するエントリの「nexthop nid」である。
(手順2a)予約転送テーブル検索部205は、(手順1a)の予約メッセージに含まれる「req_oid」から予約転送テーブル212を検索することで、自身より1つ下流側の隣接ノード(または隣接端末)への転送先(nexthop nid)を特定する(図5ではS304,S307,S310の予約転送テーブル検索)。
例えば、S307では、ノード107(nid=f)内の予約転送テーブル212からは現時点ではまだ(oid=a.b.c)と完全一致も部分一致もしないので、自身のノード(nid=f)からみた上位ノード(nid=e)が、デフォルト(default)の転送先として特定される。
(手順3a)データ送受信部221は、(手順2a)で特定した転送先に対して、通信IF240を介して予約メッセージを転送する(図5ではS305,S308)。
図10および図11は、図2で示した各メッセージの処理時点での各テーブル(発行転送テーブル211、予約転送テーブル212)の内容を、ノードごとに区別して記載するスナップショット図である。
図5の処理を実行することで、発行転送テーブル211の内容が図10(a)のものから図10(c)のものへと更新される(図示した太字は今回の更新箇所)。破線矢印191の経路に沿って、第1予約メッセージが通過する各ノードの発行転送テーブル211の内容が、それぞれ(手順1a)で示したように更新されている。例えば、ノード107(nid=f)内の発行転送テーブル211には、すでに存在していた「default」のエントリに加え、S306の(手順1a)により(oid=a.b.c、nexthop nid=g)のエントリが追加される(図10(c))。
一方、図5の処理は、予約メッセージの送信処理なので、予約転送テーブル212の内容は、図5の処理実行前の内容を示す図10(b)のものから変化しない。
さらに、(手順2a)のS310において、(手順3a)に移行せずに処理を終了する理由は、ノード106(nid=e)内の発行転送テーブル211に、自身をnexthop nidとする(oid=a.b)のエントリ(oid=a.b.cと部分一致するエントリ)が存在するためである(詳細は、後記の図12のS115を参照)。
図6は、第1発行メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。
S401において、端末101のノード管理部201は、オブジェクト112(oid=a.b.c)の発行を要求すると判断する。この判断の契機は、ユーザの操作や端末のタイマ、外部要因のトリガなどによる。
S402において、端末101のノード管理部201は、S401で判断された発行メッセージ(message_type=publish、req_oid=a.b.c、オブジェクト112をペイロードに追加)を、データ送受信部221を介してノード102に送信する。
以下、各ノードにおいて、(手順1b)、(手順2b)、(手順3b)の順に行われる。
(手順1b)予約転送テーブル作成部204は、自身より1つ上流側の隣接ノード(または隣接端末)から受信した発行メッセージをもとに、自身の予約転送テーブル212を更新(新規追加エントリのまたは既存エントリの書き換え)する(図6ではS403,S406,S409,S412の予約転送テーブル更新)。
更新するエントリの「oid」=発行メッセージに含まれる「req_oid」である。
更新するエントリの「nexthop nid」=発行メッセージを送信してきた自身より1つ上流側の隣接ノード(または隣接端末)のnidである。。例えば、S406では、ノード103(nid=b)内の予約転送テーブル212について、自身(nid=b)より1つ上流側の隣接ノード(nid=a)のnidが、更新するエントリの「nexthop nid」である。
(手順2b)発行転送テーブル検索部203は、(手順1b)の発行メッセージに含まれる「req_oid」から発行転送テーブル211を検索することで、自身より1つ下流側の隣接ノード(または隣接端末)への転送先(nexthop nid)を特定する(図6ではS404,S407,S410,S413の発行転送テーブル検索)。
例えば、S407では、ノード103(nid=b)内の発行転送テーブル211からは現時点ではまだ(oid=a.b.c)と完全一致も部分一致もしないので、自身のノード(nid=b)からみた上位ノード(nid=c)が、デフォルト(default)の転送先として特定される。
(手順3b)データ送受信部221は、(手順2b)で特定した転送先に対して、通信IF240を介して発行メッセージを転送する(図6ではS405,S408,S411)。
図10(d)は、図6の処理実行後の予約転送テーブル212を示す。図6の処理実行前である図10(b)と比較すると、第1発行メッセージの経路(端末101→nid=a→b→c→e、図2の実線矢印192)上の各ノードに対して、(手順1b)による予約転送テーブル212の更新処理(oid=a.b.cのエントリ追加処理)が行われている。
図7は、第2発行メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。ノード106(nid=e)から端末114までの第2発行メッセージの経路上の各装置は、S411で受信した第1発行メッセージを第2発行メッセージとして、第1予約メッセージの経路(破線矢印191)を逆流するように、転送する。
(手順1b)の予約転送テーブル212の更新処理は、S502,S505,S508である。
(手順2b)の発行転送テーブル211の検索処理は、S503,S506,S509である。
(手順3b)の発行メッセージの転送処理は、S501,S504,S507である。
図11(a)は、図7の処理実行後の予約転送テーブル212を示す。図7の処理実行前である図10(d)と比較すると、第2発行メッセージの経路上であるnid=f,gの各ノードに対して、(手順1b)による予約転送テーブル212の更新処理(oid=a.b.cのエントリ追加処理)が行われている。
図8は、第2予約メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。
S601において、S301と同様に、端末113のノード管理部201は、オブジェクト112(oid=a.b.c)の予約を要求すると判断する。
そして、端末113からノード103(nid=b)までの第2予約メッセージの経路(破線矢印194)上の各装置は、S601で判断された第2予約メッセージを転送する。
(手順1a)の発行転送テーブル211の更新処理は、S603,S606の発行転送テーブル更新である。
(手順2a)の予約転送テーブル212の検索処理は、S604,S607の予約転送テーブル検索である。
(手順3a)の予約メッセージの転送処理は、S602,S605である。
なお、S607において、ノード103(nid=b)の予約転送テーブル検索部205は、予約転送テーブル212内にoid=a.b.cと完全一致するエントリが存在することにより、発行メッセージの転送処理を終了する(後記図12のS113の中断処理)。
または、ノード103(nid=b)のデータ送受信部221は、完全一致するエントリが示す「nexthop nid」(ここでは、nid=a)へ、発行メッセージの転送処理を継続してもよい(後記図12のS113の転送処理)。継続(延長)された第2予約メッセージの転送処理は、破線矢印195が示すように、発行者端末である端末101に届く。
図11(b)は、図8の処理実行後の発行転送テーブル211を示す。図8の処理実行前である図10(c)と比較すると、第2予約メッセージの経路上であるnid=a,b,hの各ノードに対して、(手順1b)による発行転送テーブル211の更新処理(oid=a.b.cのエントリ追加処理)が行われている。
図9は、第3発行メッセージのルーティング処理を示すシーケンス図である。
第3発行メッセージは、第1発行メッセージの途中(nid=b)から分岐して、実線矢印196の経路に従って、第2予約メッセージの送信者(予約者端末)である端末113まで届く。
S701〜S706は、S401〜S406と同じ処理(第1発行メッセージの分岐前)である。
S707において、ノード103(nid=b)の発行転送テーブル検索部203は、自身の発行転送テーブル211を参照して、第1発行メッセージの転送先が2つ(oid=defaultのときのnexthop nid=cと、oid=a.b.cのときのnexthop nid=h)存在するので、同じ発行メッセージを、nid=cに送信する第1発行メッセージと、nid=hに送信する第3発行メッセージとに分岐(コピー)させる。
以下、第3発行メッセージは、第2予約メッセージの経路を逆流するように、端末113まで届く。
(手順1b)の予約転送テーブル212の更新処理は、S709である。
(手順2b)の発行転送テーブル211の検索処理は、S710である。
(手順3b)の発行メッセージの転送処理は、S708,S711である。
図11(c)は、図9の処理実行後の予約転送テーブル212を示す。図9の処理実行前である図11(a)と比較すると、第3発行メッセージの経路上であるnid=hのノードに対して、(手順1a)による予約転送テーブル212の更新処理(oid=a.b.cのエントリ追加処理)が行われている。
図12は、各ノード装置の処理を示すフローチャートである。
する。
S101として、データ送受信部221は、要求メッセージを受信する。
S102として、ノード管理部201は、S101で受信した要求メッセージのタイプ(message_type)により、予約メッセージならS111に進み、発行メッセージならS121に進む。
S111として、発行転送テーブル作成部202は、S101の予約メッセージの転送元をnexthopとして発行転送テーブル211にエントリ追加する(手順1a)。
S112として、予約転送テーブル検索部205は、予約転送テーブル212から予約メッセージのoidと完全一致するエントリが存在するか否かを判定する。S112でYesならS113に進み、NoならS114に進む。
S113として、データ送受信部221は、S112の完全一致するエントリのnexthopに対して、予約メッセージを転送する。または、データ送受信部221は、転送処理を中断し(実施せず)、処理を終了してもよい。
S114として、予約転送テーブル検索部205は、予約転送テーブル212から予約メッセージのoidと部分一致するエントリが存在するか否かを判定する。S114でYesならS115に進み、NoならS117に進む。
S115として、予約転送テーブル検索部205は、S114で部分一致したエントリについて、自身がnexthopであるか否かを判定する。S115でYesなら処理を終了し、NoならS116に進む。
S116として、データ送受信部221は、S114の部分一致するエントリのnexthopに対して、予約メッセージを転送する。
S117として、データ送受信部221は、defaultエントリのnexthopに対して、予約メッセージを転送する。
S121として、予約転送テーブル作成部204は、S101の発行メッセージの転送元をnexthopとして予約転送テーブル212にエントリ追加する(手順1b)。
S122として、発行転送テーブル検索部203は、発行転送テーブル211から発行メッセージのoidと完全一致するエントリが存在するか否かを判定する。S122でYesならS123に進み、NoならS124に進む。
S123として、データ送受信部221は、S122の完全一致するエントリのnexthopに対して、発行メッセージを転送し、S123へ進む。
S124として、発行転送テーブル検索部203は、発行転送テーブル211から発行メッセージのoidと部分一致するエントリが存在するか否かを判定する。S124でYesならS125に進み、NoならS127に進む。
S125として、発行転送テーブル検索部203は、S124で部分一致したエントリについて、自身がnexthopであるか否かを判定する。S125でYesなら処理を終了し、NoならS126に進む。
S126として、データ送受信部221は、S124の部分一致するエントリのnexthopに対して、発行メッセージを転送する。
S127として、データ送受信部221は、defaultエントリのnexthopに対して、発行メッセージを転送する。
以上説明した本実施形態では、発行メッセージをルーティングする際にルーティング情報を予約転送テーブル212に記録し、記録した予約転送テーブル212のルーティング情報に基づいて予約メッセージをルーティングすることを主な特徴とする。
これにより、発行メッセージと予約メッセージとをマッチングさせる方式に比べ、予約メッセージの経路がマッチングノードを経由せずに分散されるので、マッチングノードへの負荷集中によるPush型通信システムの性能劣化を抑制できる。
一方、従来のPush型の通信システムにおいて、予約メッセージの送信頻度が高い場合、マッチングノードに予約メッセージが集中するため、多大なトランザクション負荷が発生する。
例えば、非特許文献1では、Subscribeメッセージが階層型DHT(Distributed Hash Table)の名前解決を行うノード(名前解決ノード)に到達することによってSubscriberの位置IDが登録されるが、Subscribeメッセージの送信頻度が高い場合、この名前解決ノードのトランザクション負荷が大きくなる。
非特許文献2では、Subscribeメッセージは階層型トポロジの最上位にあるルートノードにSubscribeメッセージが集中し、トランザクション負荷が大きくなる。
非特許文献3では、Rendezvous SystemにSubscribeメッセージが集中し、トランザクション負荷が大きくなる。
特許文献1では、Subscribeによる経路情報の更新をノード間でブロードキャストなどを用いて交換するため、大量のトランザクションが発生し、負荷が大きくなる。
しかし、本実施形態では、ノード103(nid=b)において第1発行メッセージの経路に合流した第2予約メッセージは、第1予約メッセージと同じノード106(nid=e)に向かわずに、第2予約メッセージの転送を中断するか、発行者端末である端末101に向かうため、ノード106(nid=e)に対する予約メッセージの集中を抑制できる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。
また、前記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 端末(発行者端末)
102〜111,115 ノード
112 オブジェクト
113,114 端末(予約者端末)
200 制御処理部
201 ノード管理部
202 発行転送テーブル作成部
203 発行転送テーブル検索部
204 予約転送テーブル作成部
205 予約転送テーブル検索部
206 格納データテーブル検索部
210 制御データ記憶部
211 発行転送テーブル
212 予約転送テーブル
213 格納データテーブル
220 データ転送部
221 データ送受信部
230 データ記憶部
231 データ格納部
240 通信IF
250 ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数のノードがネットワークで接続されて構成される通信システムに用いられる前記複数のノードのうちの第1ノードが、オブジェクトの送信を要求するための発行メッセージを発行者端末から受信し、
    前記第1ノードから前記複数のノードのうちの第2ノードまでの各ノードは、
    前記発行メッセージの転送先である次ホップのノードを示す第1ルーティング情報が、自身の記憶手段に記録されており、
    前記第1ルーティング情報から取得した次ホップに向けて、前記発行メッセージを転送する第1ルーティングを行うとともに、
    前記第1ルーティングで転送する前記発行メッセージのオブジェクトIDと、その発行メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとする第2ルーティング情報を自身の記憶手段に記録し、
    前記複数のノードのうちの第3ノードが、前記オブジェクトの受信を要求するための予約メッセージを予約者端末から受信し、
    前記第3ノードから前記第1ノードまでの各ノードは、
    前記第2ルーティング情報から前記予約メッセージのオブジェクトIDを検索して取得した次ホップまたは事前に設定されているデフォルトの次ホップに向けて、前記予約メッセージを転送する第2ルーティングを行うとともに、
    前記第2ルーティングで転送する前記予約メッセージのオブジェクトIDと、その予約メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとする第3ルーティング情報を自身の記憶手段に記録することを特徴とする
    通信システム。
  2. 前記第1ノードが、前記オブジェクトの発行メッセージを発行者端末から再度受信し、
    前記第1ノードから前記第3ノードまでの各ノードは、
    前記第3ルーティング情報から前記再度受信した発行メッセージのオブジェクトIDを検索して取得した次ホップに向けて、前記再度受信した発行メッセージを転送する第3ルーティングを行うことを特徴とする
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2ルーティングを行う前記第3ノードから前記第1ノードまでのノードのうち、前記第2ルーティング情報から前記予約メッセージのオブジェクトIDを検索できたノードは、前記第2ルーティングを中断することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第3ルーティングを行う前記第3ノードから前記第1ノードまでのノードのうち、前記第3ルーティング情報から複数の次ホップを検索したノードは、その検索した前記複数のノードそれぞれに対して、受信した受信した前記発行メッセージをコピーして転送することを特徴とする
    請求項2に記載の通信システム。
  5. 複数のノードがネットワークで接続されて構成される通信システムに用いられ、
    オブジェクトの送信を要求するための発行メッセージのオブジェクトIDと、その発行メッセージの予約者端末に向かう転送先である次ホップとを対応づける発行転送テーブルと、
    前記オブジェクトの受信を要求するための予約メッセージのオブジェクトIDと、その予約メッセージの発行者端末に向かう転送先である次ホップとを対応づける予約転送テーブルとを記憶するための記憶手段と、
    受信した前記発行メッセージに対して、その発行メッセージのオブジェクトIDと、その発行メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとして対応づけて前記予約転送テーブルに格納する予約転送テーブル作成部と、
    前記発行転送テーブルから前記発行メッセージのオブジェクトIDを検索して、前記発行メッセージを転送する次ホップを特定する発行転送テーブル検索部と、
    受信した前記予約メッセージに対して、その予約メッセージのオブジェクトIDと、その予約メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとして対応づけて前記発行転送テーブルに格納する発行転送テーブル作成部と、
    前記予約転送テーブルから前記予約メッセージのオブジェクトIDを検索して、前記予約メッセージを転送する次ホップを特定する予約転送テーブル検索部と、を有することを特徴とする
    ノード装置。
  6. 請求項5に記載のノード装置を、前記予約転送テーブル作成部と、前記発行転送テーブル検索部と、前記発行転送テーブル作成部と、前記予約転送テーブル検索部として機能させるための
    ノードプログラム。
  7. 複数のノードがネットワークで接続されて構成される通信システムに用いられる前記複数のノードに読み込まれ、実行されることで、
    前記複数のノードのうちの第1ノードに、オブジェクトの送信を要求するための発行メッセージを発行者端末から受信させ、
    前記第1ノードから前記複数のノードのうちの第2ノードまでの各ノードに、
    前記発行メッセージの転送先である次ホップのノードを示す第1ルーティング情報を、自身の記憶手段に記録させ、
    前記第1ルーティング情報から取得した次ホップに向けて、前記発行メッセージを転送する第1ルーティングを行わせるとともに、
    前記第1ルーティングで転送する前記発行メッセージのオブジェクトIDと、その発行メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとする第2ルーティング情報を自身の記憶手段に記録させ、
    前記複数のノードのうちの第3ノードに、前記オブジェクトの受信を要求するための予約メッセージを予約者端末から受信させ、
    前記第3ノードから前記第1ノードまでの各ノードに、
    前記第2ルーティング情報から前記予約メッセージのオブジェクトIDを検索して取得した次ホップまたは事前に設定されているデフォルトの次ホップに向けて、前記予約メッセージを転送する第2ルーティングを行わせるとともに、
    前記第2ルーティングで転送する前記予約メッセージのオブジェクトIDと、その予約メッセージを自身に向けて転送した隣接ノードを次ホップとする第3ルーティング情報を自身の記憶手段に記録させることを特徴とする
    通信プログラム。
  8. 前記第1ノードに、前記オブジェクトの発行メッセージを発行者端末から再度受信させ、
    前記第1ノードから前記第3ノードまでの各ノードに、
    前記第3ルーティング情報から前記再度受信した発行メッセージのオブジェクトIDを検索して取得した次ホップに向けて、前記再度受信した発行メッセージを転送する第3ルーティングを行わせることを特徴とする
    請求項7に記載の通信プログラム。
  9. 前記第2ルーティングを行う前記第3ノードから前記第1ノードまでのノードのうち、前記第2ルーティング情報から前記予約メッセージのオブジェクトIDを検索できたノードに、前記第2ルーティングを中断させることを特徴とする
    請求項7または請求項8に記載の通信プログラム。
  10. 前記第3ルーティングを行う前記第3ノードから前記第1ノードまでのノードのうち、前記第3ルーティング情報から複数の次ホップを検索したノードに、その検索した前記複数のノードそれぞれに対して、受信した受信した前記発行メッセージをコピーして転送させることを特徴とする
    請求項8に記載の通信プログラム。
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