JP2016066333A - データベースのロック制御システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検索時には、APサーバ14から独自ロックサーバ20に対象テーブル、レコード、ユーザの特定情報を伴う仮ロックの設定申請が送信され、独自ロックサーバ20は、メモリ上に対応の仮ロック情報が存在しない場合には仮ロック情報を新規登録すると共に、APサーバ14に通知し、存在する場合にはユーザIDを既存の仮ロック情報に追加すると共に、APサーバ14に通知し、仮ロック設定完了後、APサーバ14はDBサーバ22に該当レコードの抽出を依頼する。データ更新時には、APサーバ14から独自ロックサーバ20に対象テーブル、レコード、ユーザの特定情報を伴う本ロックの設定申請が送信され、独自ロックサーバ20はメモリ上に対応の仮ロック情報が存在する場合には仮ロック情報を本ロック情報に移行させると共に、APサーバ14に通知し、APサーバ14はDBサーバ22に該当レコードの更新を依頼する。
【選択図】図3
Description
例えば、ユーザBのクライアントと接続されたAPサーバ52から「ID=2」のデータの参照を求めるSQLが発行されると(S50)、DBサーバ50からAPサーバ52に対して「DEF」の値と「version=1」が返される(S52)。
また、この直後にユーザAのクライアントと接続されたAPサーバ54から同じく「ID=2」のデータの参照を求めるSQLが発行された場合にも(S54)、DBサーバ12からAPサーバに対して「DEF」の値と「version=1」が返される(S56)。
また、各APサーバのアプリケーションプログラム側でデータのバージョン情報を一々意識する必要があり、実装が煩雑化するという問題も生じていた。
また、APサーバのアプリケーションプログラムも、テーブル上に設けられたバージョン情報を意識する必要がなくなり、その構成を簡素化することができる。
ここで検索処理部30及び更新処理部32は、APサーバ14(18)にセットアップされた業務用のアプリケーションプログラムに従い、APサーバ14(18)のCPUが必要な処理を実行することにより、実現される。
また、ロック処理部34は、APサーバ14(18)にセットアップされたミドルウェアに従い、APサーバ14(18)のCPUが必要な処理を実行することにより、実現される。
まず、ユーザAがクライアント12の画面上でテーブルXに格納された「ID=2」のデータの参照をリクエストすると、APサーバ14のロック処理部34から独自ロックサーバ20に対して、仮ロックの設定を申請する電文「SHARE LOCK Key="TBLX_ID_2」が送信される(S10)。この電文には、ユーザAのIDも付加されている。
この結果、DBサーバ22からAPサーバ14に対して「ID=2」の値である「DEF」が送信され(S18)、クライアント12の画面上に表示される。
この結果、DBサーバ22からAPサーバ18に対して「ID=2」の値である「DEF」が送信され(S28)、クライアント16の画面上に表示される。
そして、独自ロックサーバ20からAPサーバ18に対して、本ロック設定完了の電文が送信される(S34)。
そして、DBサーバ22によってテーブルXの更新が実行され(S38)、更新完了の通知が送信されると(S40)、APサーバ18のロック処理部34から独自ロックサーバ20に対して本ロック解除を申請する電文「UNLOCK Key="TBLX_ID_2"」が送信される(S42)。
また、本ロック設定中にユーザAのAPサーバ14が本ロックの設定を申請しても、ユーザAに係る仮ロック情報が存在しないため(本ロック情報に移行しているため)、本ロックの設定がなされることはない。
この結果、ユーザAに係る仮ロック情報も共に消滅するため、このタイミングでAPサーバ14から本ロックの設定申請が送信されても、本ロック設定不可の電文が返されることとなる。
また、APサーバ14(18)の検索処理部30及び更新処理部32もバージョン情報の更新処理から解放されるため、業務処理用アプリケーションプログラムの構成を簡素化することが可能となる。
12 ユーザAのクライアント
14 ユーザAのAPサーバ
16 ユーザBのクライアント
18 ユーザBのAPサーバ
20 独自ロックサーバ
22 DBサーバ
30 検索処理部
32 更新処理部
34 ロック処理部
A ユーザ
B ユーザ
X テーブル
Claims (3)
- ユーザの操作するクライアントと接続されたAPサーバと、当該APサーバと接続された独自ロックサーバ及びDBサーバを備えたシステムであって、
上記APサーバは、データの検索処理に際しては、対象となるテーブル、レコード及びユーザの特定情報を伴う仮ロックの設定申請を上記独自ロックサーバに送信し、上記独自ロックサーバから仮ロック設定完了の通知があった場合には、上記DBサーバに対して該当レコードの抽出を依頼し、
データの更新処理に際しては、対象となるテーブル、レコード及びユーザの特定情報を伴う本ロックの設定申請を上記独自ロックサーバに送信し、上記独自ロックサーバから本ロック設定完了の通知があった場合には、上記DBサーバに対して該当レコードの更新を依頼し、当該DBサーバから更新完了の通知が送信された場合には、上記独自ロックサーバに対して本ロックの解除申請を送信し、
上記独自ロックサーバは、上記APサーバから仮ロックの設定申請が送信された場合に、対応のテーブル、レコードに関する仮ロック情報がメモリ上に存在しない場合には当該テーブル、レコード、ユーザの特定情報を伴う仮ロック情報をメモリ上に新規登録すると共に、当該APサーバに対して仮ロック設定完了の通知を送信し、
仮ロック情報が存在する場合には当該ユーザの特定情報を既存の仮ロック情報に追加すると共に、当該APサーバに対して仮ロック設定完了の通知を送信し、
また上記APサーバから本ロックの設定申請が送信された場合に、メモリ上に対応のテーブル、レコード、ユーザに関する仮ロック情報が存在する場合には当該仮ロック情報を本ロック情報に移行させると共に、本ロック設定完了の通知を上記APサーバに送信し、当該APサーバから本ロックの解除申請が送信された場合には対応の本ロック情報を削除することを特徴とするデータベースのロック制御システム。 - 上記独自ロックサーバは、上記APサーバから仮ロックの設定申請が送信された場合に、上記仮ロック情報の他に、メモリ上に対応のテーブル、レコードに関する本ロック情報が存在するか否かをチェックし、
本ロック情報が存在する場合には、当該本ロック情報が削除されるまで一時待機し、本ロック情報削除後に当該テーブル、レコード、ユーザの特定情報を伴う仮ロック情報をメモリ上に新規登録すると共に、当該APサーバに対して仮ロック設定完了の通知を送信することを特徴とする請求項1に記載したデータベースのロック制御システム。 - ユーザの操作するクライアントと接続されたAPサーバと、当該APサーバと接続された独自ロックサーバ及びDBサーバを備えたシステムにおいて、
データの検索処理に際しては、上記APサーバから上記独自ロックサーバに対し、対象となるテーブル、レコード及びユーザの特定情報を伴う仮ロックの設定申請が送信され、
これを受けた独自ロックサーバは、メモリ上に対応のテーブル、レコードに関する仮ロック情報が存在しない場合には当該テーブル、レコード、ユーザの特定情報を伴う仮ロック情報をメモリ上に新規登録すると共に、当該APサーバに対して仮ロック設定完了の通知を送信し、
仮ロック情報が存在する場合には当該ユーザの特定情報を既存の仮ロック情報に追加すると共に、当該APサーバに対して仮ロック設定完了の通知を送信し、
これを受けた上記APサーバは、上記DBサーバに対して該当レコードの抽出を依頼し、
データの更新処理に際しては、上記APサーバから上記独自ロックサーバに対し、対象となるテーブル、レコード及びユーザの特定情報を伴う本ロックの設定申請が送信され、
これを受けた独自ロックサーバは、メモリ上に対応のテーブル、レコード、ユーザに関する仮ロック情報が存在する場合には当該仮ロック情報を本ロック情報に移行させると共に、本ロック設定完了の通知をAPサーバに送信し、
これを受けた上記APサーバは、上記DBサーバに対して該当レコードの更新を依頼すると共に、当該DBサーバから更新完了の通知が送信された場合には、上記独自ロックサーバに対して本ロックの解除申請を送信し、
これを受けた独自ロックサーバは、対応の本ロック情報を削除することを特徴とするデータベースのロック制御方法。
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