JP2016066267A - タッチ入力装置 - Google Patents

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仁志 粟生
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Abstract

【課題】検出領域を大きくしたとしても、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を低減し且つ制御部の構成を簡単化するタッチ入力装置を提供する。【解決手段】入力面の検出領域に対する検出対象の接近を検出する装置であり、ベース100と、複数の検出電極200aと、制御部400とを備えている。ベース100の対応領域110aは、ベース100上の検出領域の装置の深部側の対応する箇所に設けられている。検出電極200aは対応領域110a内に間隔をあけて設けられている。検出対象の検出電極200aに対する接近に応じて、検出電極200aの出力信号が変化する。制御部400は、検出電極200aに接続され、対応領域110a内の所定の数の検出電極200aの電気信号が変化したときに、対応領域110aに対応する検出領域に検出対象が接近したことを検出する。【選択図】図2

Description

本発明は、タッチ入力装置に関する。
従来のタッチ入力装置が下記特許文献1に記載されている。このタッチ入力装置は、透明基板と、複数の検出電極と、制御部(制御回路)を備えている。検出電極は、ベース基板上に間隔をあけて設けられている。制御部は、所定の電圧を周期的に検出電極に印加している。指(検出対象)が何れかの検出電極に接近すると、当該検出電極と指との間の静電容量が変化する。この静電容量の変化に応じて検出電極の出力信号が変化する。制御部は、検出電極の出力信号の変化に基づいて、指のタッチ位置を検出している。
特開2014−071863号公報
この種のタッチ入力装置は、デザイン及び/又は操作性の都合によって、入力面の検出対象のタッチ位置を検出するための検出領域を大きくすることが要求されることがある。一般的に、一つの検出領域内には一つの検出電極が配置されている。
そこで、本願発明者等は、検出領域の拡大に応じて、検出領域内の一つの検出電極の外形を大きくすることを想到した。このように検出電極の外形を大きくした場合、大きな検出領域で検出対象のタッチ位置を検出することができる。しかし、検出電極の外形が大きくなると、検出対象(指)が検出領域をタッチするときに、検出対象以外の導体(例えば、手の平)が別の検出領域の検出電極の上方に位置する。手の平は、指よりも数倍の面積を有するため、手の平が検出電極の上方に位置した状態(浮いた状態)であっても、別の検出領域の検出電極と手の平とが静電結合し、検出電極と手の平との静電容量が変化する。この静電容量の変化が制御部によって誤検出される恐れがある。
本願発明者等は、誤検出が生じないようにするために、制御部内のメモリに記録された検出電極の閾値を大きくすることを考えた。具体的には、制御部が、検出電極の出力電極が閾値未満であると判断したときには、誤検出であると判断するようにした。しかし、検出電極の大きさが大きくなるほど、閾値を大きくしなければならない。その一方で、閾値は、検出対象と検出電極との静電容量の変化に応じて出力される検出電極の出力信号を検出できる範囲に留めておく必要がある。そのため、制御部の構成が複雑になる可能性があった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、検出領域を大きくしたとしても、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を低減することができ且つ制御部の構成の簡単化を図ることができるタッチ入力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のタッチ入力装置は、入力面に設けられた検出領域に対する検出対象の接近を検出するための入力装置である。この装置は、ベースと、複数の検出電極と、制御部とを備えている。ベースは、対応領域を有している。対応領域は、ベース上の検出領域のタッチ入力装置の深部側の対応する箇所に設けられている。検出電極は、ベース上の対応領域内に互いに間隔をあけて設けられている。検出対象の検出電極に対する接近に応じて、検出電極と検出対象との間の静電容量が変化し、検出電極の出力信号が変化するようになっている。制御部は、検出電極に接続されている。制御部は、対応領域内の複数の検出電極のうち、所定の数の検出電極の電気信号が変化したときに、当該対応領域に対応する検出領域に検出対象が接近したことを検出する構成である。
このような態様のタッチ入力装置による場合、以下の技術的特徴及び効果を有する。第1に、入力面の検出領域を大きくしたとしても、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を低減することができる。その理由は以下の通りである。検出対象が検出領域に接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数の検出電極の出力信号が変化する。その一方で、検出対象と相違する大きさの導体が検出領域に接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数以外(所定の数未満又は所定の数を超える)の検出電極の出力信号が変化する。よって、制御部は、前者の場合であると判断したときに、検出領域に検出対象が接近したことを検出することが可能になる。第2に、制御部の構成の簡単化を図ることができる。制御部は、対応領域内の所定の数の検出電極の電気信号の変化したときに、対応領域に対応する検出領域に検出対象が接近したことを検出する構成とすれば良いため、制御部の構成の簡単化が図られる。
所定の数の検出電極の外形が、検出対象の外形に対応した大きさとすることが可能である。このような態様のタッチ入力装置による場合、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を更に低減することができる。検出対象が検出領域に接近したとき、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数以外の検出電極の出力信号が変化する可能性を低減することができる。
検出電極は略同形状とすることが可能である。検出電極はベース上の対応領域内に同じ間隔をあけて設けられた構成とすることが可能である。
入力面には、複数の検出領域が設けられた構成とすることが可能である。ベースは、複数の対応領域を有する構成とすることが可能である。対応領域は、ベース上の複数の検出領域のタッチ入力装置の深部側の対応する箇所に各々設けられた構成とすることが可能である。複数の検出電極は、ベース上の対応領域内の各々に互いに間隔をあけて設けられた構成とすることが可能である。
本発明の実施例に係るタッチ入力装置の模式的平面図である。 前記タッチ入力装置の図1A中の1B−1B断面図である。 前記タッチ入力装置のベース、検出電極、導電ライン及び制御部の模式的平面図である。 前記タッチ入力装置の制御部により処理されるプログラムのフローチャートの一部である。 前記タッチ入力装置の制御部により処理されるプログラムのフローチャートの残りの部分である。 前記タッチ入力装置の設計変更例を示す模式的平面図である。
以下、本発明の実施例に係るタッチ入力装置Tについて図1A〜図3Bを参照しつつ説明する。タッチ入力装置Tは、自己容量測定方式のタッチパネルである。タッチ入力装置Tは、ベース100と、複数の検出電極200aと、複数の検出電極200bと、複数の検出電極200cと、複数の検出電極200dと、複数の導電ライン300と、制御部400と、カバーパネル500とを備えている。以下、タッチ入力装置Tの各構成要素について詳しく説明する。なお、図1Bに示すZ−Z’方向は、タッチ入力装置Tの厚み方向である。
カバーパネル500は、図1A及び図1Bに示されるように、検出電極200a〜200d及び導電ライン300を覆うようにベース100に対向配置されている。カバーパネル500は、検出電極200a〜200d及び導電ライン300を覆うようにベース100に固着されていても良い。カバーパネル500は絶縁性を有するガラス、絶縁性を有する樹脂プレート又は絶縁性を有する樹脂フィルムで構成されている。カバーパネル500は、入力面501と、複数の検出領域510a〜510dとを有している。入力面501は、カバーパネル500の外面(Z方向側の面)であって、検出対象(例えば、指やタッチペン)によってタッチされる面である。入力面501には、検出領域510a〜510dが互いに間隔をあけて設けられている。
検出領域510a〜510dは、検出対象が検出領域510a〜510dに各々接近し、当該検出領域510a〜510dの任意の一部に各々タッチしたことを検出するために区画された領域である。すなわち、検出領域510a〜510dの各々が、一つのタッチ入力領域となっている。検出領域510a〜510dは、入力面501上に明示されていても良いし、明示されていなくても良い(すなわち、検出領域510a〜510dが、カバーパネル500上に仮想的に規定されているだけでも良い。)。タッチ入力装置Tがタッチスクリーンである場合、表示部によって入力面501に検出領域510a〜510dが明示的に表示される構成とすることも可能である。なお、検出領域510a〜510dは、図1Aにおいて破線で示されている。
ベース100は、図2に最も良く示されているように、絶縁性を有するガラス、絶縁性を有する樹脂プレート又は絶縁性を有する樹脂フィルムで構成されている。ベース100は透光性を有する構成又は不透明な構成とすることが可能である。ベース100は、タッチ入力装置Tのカバーパネル500よりも深部側に配置されている。
ベース100は、対応領域110a〜110dを有している。対応領域110a〜110dは、図2において破線で示されている。対応領域110aは、検出領域510aに対応する仮想領域である。対応領域110aは、検出領域510aと略同形状であって、ベース100上の検出領域510aのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。対応領域110bは、検出領域510bに対応する仮想領域である。対応領域110bは、検出領域510bと略同形状であって、ベース100上の検出領域510bのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。対応領域110cは、検出領域510cに対応する仮想領域である。対応領域110cは、検出領域510cと略同形状であって、ベース100上の検出領域510cのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。対応領域110dは、検出領域510dに対応する仮想領域である。対応領域110dは、検出領域510dと略同形状であって、ベース100上の検出領域510dのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。なお、対応領域110a〜110dは、ベース100上に明示された領域とすることも可能である。
検出電極200a〜200dは、図1A及び図2に最も良く示されているように、同一の矩形状の透明導電膜又は導体である。検出電極200a〜200dは、検出対象の接近に応じて、当該検出電極200a〜200dと検出対象との間に発生する静電容量が変化可能な構成となっている。なお、透明導電膜は、例えば、ITO(酸化インジウム+酸化錫)、IZO(酸化インジウム+酸化亜鉛)、AZO(AIドープ酸化亜鉛)又は導電性高分子(PEDOT又はPSS)等で構成されている。導体は、例えば、感光性銀である。
検出電極200aは、検出対象の検出領域510aに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200aは、検出対象が検出領域510a内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200aは、ベース100上の対応領域110a内に等間隔をあけて設けられている。検出電極200bは、検出対象の検出領域510bに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200bは、検出対象が検出領域510b内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200bは、ベース100上の対応領域110b内に等間隔をあけて設けられている。検出電極200cは、検出対象の検出領域510cに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200cは、検出対象が検出領域510c内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200cは、ベース100上の対応領域110c内に等間隔をあけて設けられている。検出電極200dは、検出対象の検出領域510dに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200dは、検出対象が検出領域510d内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200dは、ベース100上の対応領域110d内に等間隔をあけて設けられている。
対応領域110a内の検出電極200aうちの所定の数の検出電極200aの外形が、検出対象の外形に対応した大きさ(検出対象の外形と略同じ、若干大きい又は若干小さい大きさ)に設定されている。例えば、所定の数が一つである場合、一つの検出電極200aの外形は、検出対象(指先やタッチペンのペン先)の略同じ、若干大きい又は若干小さい大きさに設定される。対応領域110b内の所定の数の検出電極200b、対応領域110c内の所定の数の検出電極200c、及び対応領域110d内の所定の数の検出電極200dの外形も同様に設定されている。なお、本発明における所定の数の検出電極は、検出対象を検出するのに最適な数の検出電極のことであり、当該数は適宜設定可能である。
導電ライン300は、図1A及び図2に示すように、長尺状の透明導電膜、金属(例えば、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)又は銅(Cu))、合金(例えば、銀(Ag)、パラジウム(Pd)及び銅(Cu)の合金)又はメタルワイヤーである。透明導電膜は検出電極200a〜200dの透明導電膜と同じ素材で構成することが可能である。導電ライン300は、ベース100の面上に間隔をあけて設けられている。導電ライン300の長さ方向の第1端は検出電極200a〜200dに各々接続されている。導電ライン300の長さ方向の第2端は、制御部400に接続されている。このように制御部400は、導電ライン300を介して検出電極200a〜200dに接続されている。
制御部400は、タッチ入力装置T全体を制御する制御回路(制御IC)である。制御部400は、当該制御部400の図示しないメモリ上に記録されたプログラム(図3A及び図3B参照)を処理することによって、タッチ入力装置T全体を制御する機能を発揮するようになっている。メモリには、検出電極200a〜200dの出力信号の閾値が記録されている。また、メモリには、検出電極200a〜200dの上記所定の数が記録されている。
以下、前記プログラムの内容について図3A及び図3Bを参照しつつ詳しく説明する。まず、タッチ入力装置Tの電源がオンにされると、制御部400が前記プログラムを処理する。制御部400は、図3Aに示されるように、制御部400内のスイッチ回路を切り替えて、検出電極200aに所定の電圧を順次印加する(S1)。すると、検出電極200aの出力信号(電圧又は電流)が制御部400に順次入力される。制御部400は、検出電極200aの出力信号の各々を検出する(S2)。その後、制御部400は、全ての検出電極200aの出力信号がメモリ上の閾値未満であるか否か(対応領域110a内の全ての検出電極200aの出力信号が所定以上変化したか否か)について判断する(S3)。
制御部400は、全ての検出電極200aの出力信号が閾値未満である(対応領域110a内の全ての検出電極200aの出力信号が所定以上変化していない)と判断したときには、制御部400はS6の処理に移る。制御部400は、全ての検出電極200aの出力信号が閾値未満でない(対応領域110a内の検出電極200aの出力信号の少なくとも一つが所定以上変化した)と判断したときには、閾値以上の検出電極200aの出力信号が、メモリ上の所定の数(例えば、所定の数が一)以外であるか否か(対応領域110a内の検出電極200aのうち、所定の数の検出電極200aの電気信号が変化したか否か)について判断する(S4)。
制御部400は、閾値以上の検出電極200aの出力信号が所定の数である(対応領域110a内の所定の数の検出電極200aの電気信号が変化した)と判断したときには、対応領域110aに対応する検出領域510aが検出対象によってタッチされたとして処理を行う(S5)。その後、制御部400はS6の処理に移る。制御部400は、閾値以上の検出電極200aの出力信号が所定の数以外(所定の数未満(所定の数が一である場合、所定の数未満はなし)又は所定の数を超える)である(対応領域110a内の所定の数以外の検出電極200aの電気信号が変化した)と判断したときには、制御部400はS6の処理に移る。すなわち、閾値以上の検出電極200aの出力信号が所定の数以外であるときには、当該検出電極200aの出力信号は制御部600にオフ判定される。
制御部400は、S3の判断結果がYESであるとき、S4の判断結果がYESであるとき、又はS5の処理の後、図3Aに示されるように対応領域110b内の検出電極200bに関してS1〜S5と同様の処理を行う(S6〜S10)。
制御部400は、S8の判断結果がYESであるとき、S9の判断結果がYESであるとき、又はS10の処理の後、図3Bに示されるように対応領域110c内の検出電極200cに関してS1〜S5と同様の処理を行う(S11〜S15)。
制御部400は、S13の判断結果がYESであるとき、S14の判断結果がYESであるとき、又はS15の処理の後、図3Bに示されるように対応領域110d内の検出電極200dに関してS1〜S5と同様の処理を行う(S16〜S20)。制御部400は、S18の判断結果がYESであるとき、S19の判断結果がYESであるとき、又はS20の処理の後、S1の処理に戻る。
以下、上記したタッチ入力装置Tの使用方法について説明する。ここでは、上記所定の数は一つであるとする。カバーパネル500の入力面501の検出領域510aがタッチされるとき、検出対象(例えば、指やタッチペン)が検出領域510aに対応する対応領域110a内の何れか一つの検出電極200aの出力信号のみが所定以上変化したときには、当該検出領域510aに対する検出対象のタッチが検出される。
このとき、所定対象以外の導体(例えば、手の平)が、入力面501の検出領域510b、510c又は510dのZ方向側に位置する場合がある。以下、説明の便宜上、所定対象以外の導体が入力面501の検出領域510bのZ方向側に位置しているとする。所定対象以外の導体の外形は、検出対象の外形よりも大きい。このため、所定対象以外の導体と、検出領域510bに対応する対応領域110b内の所定の数(すなわち、一)以上の検出電極200bとが静電結合し、所定対象以外の導体と、所定の数以上の検出電極200bとの間の静電容量が変化する。これにより、所定の数以上の検出電極200bの出力信号が所定以上変化する。しかし、制御部400が所定の数以上の検出電極200bの出力信号が所定以上変化したと判断する(S10)と、検出電極200bがオフにされる。
カバーパネル500の入力面501の検出領域510b、510c又は510cに対するタッチは、検出領域510aがタッチされたときと同様にタッチが検出される。所定対象以外の導体が、入力面501の検出領域510a、510c又は510dのZ方向側に位置する場合、所定対象以外の導体が検出領域510b上に位置した場合と同様に処理される。
上記したタッチ入力装置Tによる場合、以下の技術的特徴及び効果を有する。第1に、カバーパネル500の入力面501の検出領域510a〜510dを大きくしたとしても、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を低減することができる。その理由は以下の通りである。所定の数の検出電極200a〜200dの外形が、検出対象の外形に対応した大きさに設定されている。検出対象が検出領域510a〜510dの何れかに接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数の検出電極の出力信号が変化する。その一方で、検出対象と相違する大きさの導体が検出領域510a〜510dの何れかに接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数以外(所定の数未満又は所定の数を超える)の検出電極の出力信号が変化する。よって、制御部400は、対応領域内の所定の数の検出電極の出力信号が変化したと判断したときに、検出領域510a〜510dの何れかに検出対象が接近したと処理することが可能になる。また、制御部400は、対応領域内の所定の数以外の検出電極の出力信号が変化したと判断したときに、当該検出電極をオフにするので、検出対象と相違する大きさの導体を誤検出することが抑制される。
第2に、制御部400の構成の簡単化を図ることができる。制御部400は、対応領域110a〜110d内の所定の数の検出電極200a〜200dの電気信号が変化したときに、当該対応領域110a〜110dに対応する検出領域510a〜510dに検出対象がタッチしたことを検出する構成とすれば良いため、制御部400の構成の簡単化が図られる。
なお、本発明のタッチ入力装置は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
本発明のタッチ入力装置は、入力面に設けられた検出領域に対する検出対象の接近を検出するための装置であって、上記実施例又は後述するベース、複数の検出電極及び制御部を備えている限り任意に設計変更することが可能である。本発明のカバーパネルは省略可能である。この場合、タッチ入力装置が備えられる電子機器のカバーパネルをタッチ入力装置のカバーパネルとして利用可能である。この場合、入力面及び検出領域は、電子機器のカバーパネルに設けられている。本発明の検出領域は、少なくとも一つあれば良い。本発明の検出領域は、入力面に設けられており且つ検出対象の当該検出領域に対する接近を検出するために設定されている限り任意に設計変更することが可能である。本発明の検出領域は、互いに相違する大きさとすることができる。その一例が図4に示されている。図4に示される検出領域510a’は、検出領域510b’よりも大きい。
本発明のベースは、複数の検出電極が設けられた対応領域を有しており、この対応領域が、当該ベース上の上記した何れかの態様の検出領域のタッチ入力装置の深部側の対応する箇所に設けられている限り任意に設計変更することが可能である。本発明の対応領域は、互いに相違する大きさとすることができる。例えば。図4に示されるように、対応領域110a’は、対応領域110b’よりも大きい。対応領域110a’内には、3つの検出電極200aが間隔をあけて設けられている。対応領域110b’内には、2つの検出電極200bが間隔をあけて設けられている。なお、図4中のベース100’、カバーパネル500’及び入力面501’は、形状が相違している以外、上記実施例のベース100、カバーパネル500及び入力面501と同じ構成である。これ以外の図4に示すタッチ入力装置の構成要素についても、上記実施例と同じ構成である。
本発明の検出電極は、上記した何れかの態様のベースの対応領域内に間隔をあけて設けられている限り任意に設計変更することが可能である。対応領域内の検出電極は、互いに異なる形状であっても良い。対応領域内の隣り合う検出電極の間隔と、別の隣り合う検出電極の間隔とが相違していても良い。また、所定の数の検出電極の外形は、検出対象の外形に対応した大きさでなくても良い。
本発明の制御部は、検出電極に電気的に接続されており、且つ対応領域内の複数の検出電極のうち、所定の数の検出電極の電気信号が変化したとき、当該対応領域に対応する検出領域に検出対象が接近したことを検出する構成である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、制御部は、対応領域内の複数の検出電極のうち、所定の数以外の前記検出電極の電気信号が変化したとき、当該対応領域内に検出対象以外の物が接近したと判断するようにしても良いし、所定の数以外の前記検出電極の電気信号をグランドに落とすようにしても良い。
本発明のタッチ入力装置は、表示部を更に含むタッチスクリーンとすることが可能である。例えば、現金自動預け払い機や切符券売機のタッチスクリーンのように、表示部の表示に応じて、上記した何れかの態様の入力面の検出領域は、位置、大きさ及び/又は数が可変する構成とすることも可能である。これに応じて対応領域の位置、大きさ及び/又は数も可変する構成とすることも可能である。この場合、制御部のメモリ上は、表示部の表示に合わせて変化する検出領域及び対応領域の位置、大きさ及び/又は数が予め記録されていると良い。
なお、上記実施例及び設計変形例におけるタッチ入力装置の各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。
T・・・・・・タッチ入力装置
100・・・ベース
110a・対応領域
110b・対応領域
110c・対応領域
110d・対応領域
200a・・検出電極
200b・・検出電極
200c・・検出電極
200d・・検出電極
300・・・導電ライン
400・・・制御部
500・・・カバーパネル
501・・入力面
510a・検出領域
510b・検出領域
510c・検出領域
510d・検出領域
本発明は、タッチ入力装置に関する。
従来のタッチ入力装置が下記特許文献1に記載されている。このタッチ入力装置は、透明基板と、複数の検出電極と、制御部(制御回路)を備えている。検出電極は、透明基板上に間隔をあけて設けられている。制御部は、所定の電圧を周期的に検出電極に印加している。指(検出対象)が何れかの検出電極に接近すると、当該検出電極と指との間の静電容量が変化する。この静電容量の変化に応じて検出電極の出力信号が変化する。制御部は、検出電極の出力信号の変化に基づいて、指のタッチ位置を検出している。
特開2014−071863号公報
この種のタッチ入力装置は、デザイン及び/又は操作性の都合によって、入力面の検出対象のタッチ位置を検出するための検出領域を大きくすることが要求されることがある。一般的に、一つの検出領域内には一つの検出電極が配置されている。
そこで、本願発明者等は、検出領域の拡大に応じて、検出領域内の一つの検出電極の外形を大きくすることを想到した。このように検出電極の外形を大きくした場合、大きな検出領域で検出対象のタッチ位置を検出することができる。しかし、検出電極の外形が大きくなると、検出対象(指)が検出領域をタッチするときに、検出対象以外の導体(例えば、手の平)が別の検出領域の検出電極の上方に位置する。手の平は、指よりも数倍の面積を有するため、手の平が検出電極の上方に位置した状態(浮いた状態)であっても、別の検出領域の検出電極と手の平とが静電結合し、検出電極と手の平との静電容量が変化する。この静電容量の変化が制御部によって誤検出される恐れがある。
本願発明者等は、誤検出が生じないようにするために、制御部内のメモリに記録された検出電極の閾値を大きくすることを考えた。具体的には、制御部が、検出電極の出力信号が閾値未満であると判断したときには、誤検出であると判断するようにした。しかし、検出電極の大きさが大きくなるほど、閾値を大きくしなければならない。その一方で、閾値は、検出対象と検出電極との静電容量の変化に応じて出力される検出電極の出力信号を検出できる範囲に留めておく必要がある。そのため、制御部の構成が複雑になる可能性があった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、検出領域を大きくしたとしても、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を低減することができ且つ制御部の構成の簡単化を図ることができるタッチ入力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のタッチ入力装置は、入力面に設けられた検出領域に対する検出対象の接近を検出するための入力装置である。この装置は、ベースと、複数の検出電極と、制御部とを備えている。ベースは、対応領域を有している。対応領域は、ベース上の検出領域のタッチ入力装置の深部側の対応する箇所に設けられている。検出電
極は、ベース上の対応領域内に互いに間隔をあけて設けられている。検出対象の検出電極に対する接近に応じて、検出電極と検出対象との間の静電容量が変化し、検出電極の出力信号が変化するようになっている。制御部は、検出電極に接続されている。制御部は、対応領域内の複数の検出電極のうち、所定の数の検出電極の出力信号が変化したときに、当該対応領域に対応する検出領域に検出対象が接近したことを検出する構成である。
このような態様のタッチ入力装置による場合、以下の技術的特徴及び効果を有する。第1に、入力面の検出領域を大きくしたとしても、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を低減することができる。その理由は以下の通りである。検出対象が検出領域に接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数の検出電極の出力信号が変化する。その一方で、検出対象と相違する大きさの導体が検出領域に接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数と相違(所定の数未満又は所定の数を超える)の検出電極の出力信号が変化する。よって、制御部は、前者の場合であると判断したときに、検出領域に検出対象が接近したことを検出することが可能になる。第2に、制御部の構成の簡単化を図ることができる。制御部は、対応領域内の所定の数の検出電極の出力信号の変化したときに、対応領域に対応する検出領域に検出対象が接近したことを検出する構成とすれば良いため、制御部の構成の簡単化が図られる。
所定の数の検出電極の外形が、検出対象の外形に対応した大きさとすることが可能である。このような態様のタッチ入力装置による場合、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を更に低減することができる。検出対象が検出領域に接近したとき、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数と相違の検出電極の出力信号が変化する可能性を低減することができる。
検出電極は略同形状とすることが可能である。検出電極はベース上の対応領域内に同じ間隔をあけて設けられた構成とすることが可能である。
入力面には、複数の検出領域が設けられた構成とすることが可能である。ベースは、複数の対応領域を有する構成とすることが可能である。対応領域は、ベース上の複数の検出領域のタッチ入力装置の深部側の対応する箇所に各々設けられた構成とすることが可能である。複数の検出電極は、ベース上の対応領域内の各々に互いに間隔をあけて設けられた構成とすることが可能である。
本発明の実施例に係るタッチ入力装置の模式的平面図である。 前記タッチ入力装置の図1A中の1B−1B断面図である。 前記タッチ入力装置のベース、検出電極、導電ライン及び制御部の模式的平面図である。 前記タッチ入力装置の制御部により処理されるプログラムのフローチャートの一部である。 前記タッチ入力装置の制御部により処理されるプログラムのフローチャートの残りの部分である。 前記タッチ入力装置の設計変更例を示す模式的平面図である。
以下、本発明の実施例に係るタッチ入力装置Tについて図1A〜図3Bを参照しつつ説明する。タッチ入力装置Tは、自己容量測定方式のタッチパネルである。タッチ入力装置Tは、ベース100と、複数の検出電極200aと、複数の検出電極200bと、複数の検出電極200cと、複数の検出電極200dと、複数の導電ライン300と、制御部400と、カバーパネル500とを備えている。以下、タッチ入力装置Tの各構成要素について詳しく説明する。なお、図1Bに示すZ−Z’方向は、タッチ入力装置Tの厚み方向である。
カバーパネル500は、図1A及び図1Bに示されるように、検出電極200a〜200d及び導電ライン300を覆うようにベース100に対向配置されている。カバーパネル500は、検出電極200a〜200d及び導電ライン300を覆うようにベース100に固着されていても良い。カバーパネル500は絶縁性を有するガラス、絶縁性を有する樹脂プレート又は絶縁性を有する樹脂フィルムで構成されている。カバーパネル500は、入力面501と、複数の検出領域510a〜510dとを有している。入力面501は、カバーパネル500の外面(Z方向側の面)であって、検出対象(例えば、指やタッチペン)によってタッチされる面である。入力面501には、検出領域510a〜510dが互いに間隔をあけて設けられている。
検出領域510a〜510dは、検出対象が検出領域510a〜510dに各々接近し、当該検出領域510a〜510dの任意の一部に各々タッチしたことを検出するために区画された領域である。すなわち、検出領域510a〜510dの各々が、一つのタッチ入力領域となっている。検出領域510a〜510dは、入力面501上に明示されていても良いし、明示されていなくても良い(すなわち、検出領域510a〜510dが、カバーパネル500上に仮想的に規定されているだけでも良い。)。タッチ入力装置Tがタッチスクリーンである場合、表示部によって入力面501に検出領域510a〜510dが明示的に表示される構成とすることも可能である。なお、検出領域510a〜510dは、図1Aにおいて破線で示されている。
ベース100は、図2に最も良く示されているように、絶縁性を有するガラス、絶縁性を有する樹脂プレート又は絶縁性を有する樹脂フィルムで構成されている。ベース100は透光性を有する構成又は不透明な構成とすることが可能である。ベース100は、タッチ入力装置Tのカバーパネル500よりも深部側に配置されている。
ベース100は、対応領域110a〜110dを有している。対応領域110a〜110dは、図2において破線で示されている。対応領域110aは、検出領域510aに対応する仮想領域である。対応領域110aは、検出領域510aと略同形状であって、ベース100上の検出領域510aのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。対応領域110bは、検出領域510bに対応する仮想領域である。対応領域110bは、検出領域510bと略同形状であって、ベース100上の検出領域510bのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。対応領域110cは、検出領域510cに対応する仮想領域である。対応領域110cは、検出領域510cと略同形状であって、ベース100上の検出領域510cのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。対応領域110dは、検出領域510dに対応する仮想領域である。対応領域110dは、検出領域510dと略同形状であって、ベース100上の検出領域510dのZ’方向側(深部側)の対応する箇所に設けられている。なお、対応領域110a〜110dは、ベース100上に明示された領域とすることも可能である。
検出電極200a〜200dは、図1A及び図2に最も良く示されているように、同一の矩形状の透明導電膜又は導体である。検出電極200a〜200dは、検出対象の接近に応じて、当該検出電極200a〜200dと検出対象との間に発生する静電容量が変化可能な構成となっている。なお、透明導電膜は、例えば、ITO(酸化インジウム+酸化錫)、IZO(酸化インジウム+酸化亜鉛)、AZO(Alドープ酸化亜鉛)又は導電性高分子(PEDOT又はPSS)等で構成されている。導体は、例えば、感光性銀である。
検出電極200aは、検出対象の検出領域510aに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200aは、検出対象が検出領域510a内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200aは、ベース100上の対応領域110a内に等間隔をあけて設けられている。検出電極200bは、検出対象の検出領域510bに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200bは、検出対象が検出領域510b内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200bは、ベース100上の対応領域110b内に等間隔をあけて設けられている。検出電極200cは、検出対象の検出領域510cに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200cは、検出対象が検出領域510c内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200cは、ベース100上の対応領域110c内に等間隔をあけて設けられている。検出電極200dは、検出対象の検出領域510dに対する任意の一つのタッチ入力を検出するための電極である。換言すると、検出電極200dは、検出対象が検出領域510d内の複数のタッチ位置を検出するための電極ではない。検出電極200dは、ベース100上の対応領域110d内に等間隔をあけて設けられている。
対応領域110a内の検出電極200aうちの所定の数の検出電極200aの外形が、検出対象の外形に対応した大きさ(検出対象の外形と略同じ、若干大きい又は若干小さい大きさ)に設定されている。例えば、所定の数が一つである場合、一つの検出電極200aの外形は、検出対象(指先やタッチペンのペン先)の略同じ、若干大きい又は若干小さい大きさに設定される。対応領域110b内の所定の数の検出電極200b、対応領域110c内の所定の数の検出電極200c、及び対応領域110d内の所定の数の検出電極200dの外形も同様に設定されている。なお、本発明における所定の数の検出電極は、検出対象を検出するのに最適な数の検出電極のことであり、当該数は適宜設定可能である。
導電ライン300は、図1A及び図2に示すように、長尺状の透明導電膜、金属(例えば、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)又は銅(Cu))、合金(例えば、銀(Ag)、パラジウム(Pd)及び銅(Cu)の合金)又はメタルワイヤーである。透明導電膜は検出電極200a〜200dの透明導電膜と同じ素材で構成することが可能である。導電ライン300は、ベース100の面上に間隔をあけて設けられている。導電ライン300の長さ方向の第1端は検出電極200a〜200dに各々接続されている。導電ライン300の長さ方向の第2端は、制御部400に接続されている。このように制御部400は、導電ライン300を介して検出電極200a〜200dに接続されている。
制御部400は、タッチ入力装置T全体を制御する制御回路(制御IC)である。制御部400は、当該制御部400の図示しないメモリ上に記録されたプログラム(図3A及び図3B参照)を処理することによって、タッチ入力装置T全体を制御する機能を発揮するようになっている。メモリには、検出電極200a〜200dの出力信号の閾値が記録されている。また、メモリには、検出電極200a〜200dの上記所定の数が記録されている。
以下、前記プログラムの内容について図3A及び図3Bを参照しつつ詳しく説明する。まず、タッチ入力装置Tの電源がオンにされると、制御部400が前記プログラムを処理する。制御部400は、図3Aに示されるように、制御部400内のスイッチ回路を切り替えて、検出電極200aに所定の電圧を順次印加する(S1)。すると、検出電極200aの出力信号(電圧又は電流)が制御部400に順次入力される。制御部400は、検出電極200aの出力信号の各々を検出する(S2)。その後、制御部400は、全ての検出電極200aの出力信号がメモリ上の閾値未満であるか否か(対応領域110a内の
全ての検出電極200aの出力信号が所定以上変化したか否か)について判断する(S3)。
制御部400は、全ての検出電極200aの出力信号が閾値未満である(対応領域110a内の全ての検出電極200aの出力信号が所定以上変化していない)と判断したときには、制御部400はS6の処理に移る。制御部400は、全ての検出電極200aの出力信号が閾値未満でない(対応領域110a内の検出電極200aの出力信号の少なくとも一つが所定以上変化した)と判断したときには、閾値以上の検出電極200aの出力信号が、メモリ上の所定の数(例えば、所定の数が一)と相違しているか否か(対応領域110a内の検出電極200aのうち、所定の数の検出電極200aの出力信号が変化したか否か)について判断する(S4)。
制御部400は、閾値以上の検出電極200aの出力信号が所定の数である(対応領域110a内の所定の数の検出電極200aの出力信号が変化した)と判断したときには、対応領域110aに対応する検出領域510aが検出対象によってタッチされたとして処理を行う(S5)。その後、制御部400はS6の処理に移る。制御部400は、閾値以上の検出電極200aの出力信号が所定の数と相違している(所定の数未満(所定の数が一である場合、所定の数未満はなし)又は所定の数を超える)と判断したとき(対応領域110a内の所定の数以外の検出電極200aの出力信号が変化したと判断したとき)には、制御部400はS6の処理に移る。すなわち、閾値以上の検出電極200aの出力信号が所定の数と相違するときには、当該検出電極200aの出力信号は制御部600にオフ判定される。
制御部400は、S3の判断結果がYESであるとき、S4の判断結果がYESであるとき、又はS5の処理の後、図3Aに示されるように対応領域110b内の検出電極200bに関してS1〜S5と同様の処理を行う(S6〜S10)。
制御部400は、S8の判断結果がYESであるとき、S9の判断結果がYESであるとき、又はS10の処理の後、図3Bに示されるように対応領域110c内の検出電極200cに関してS1〜S5と同様の処理を行う(S11〜S15)。
制御部400は、S13の判断結果がYESであるとき、S14の判断結果がYESであるとき、又はS15の処理の後、図3Bに示されるように対応領域110d内の検出電極200dに関してS1〜S5と同様の処理を行う(S16〜S20)。制御部400は、S18の判断結果がYESであるとき、S19の判断結果がYESであるとき、又はS20の処理の後、S1の処理に戻る。
以下、上記したタッチ入力装置Tの使用方法について説明する。ここでは、上記所定の数は一つであるとする。カバーパネル500の入力面501の検出領域510aが検出対象(例えば、指やタッチペン)にタッチされるとき、検出領域510aに対応する対応領域110a内の何れか一つの検出電極200aの出力信号のみが所定以上変化したときには、当該検出領域510aに対する検出対象のタッチが検出される。
このとき、所定対象以外の導体(例えば、手の平)が、入力面501の検出領域510b、510c又は510dのZ方向側に位置する場合がある。以下、説明の便宜上、所定対象以外の導体が入力面501の検出領域510bのZ方向側に位置しているとする。所定対象以外の導体の外形は、検出対象の外形よりも大きい。このため、所定対象以外の導体と、検出領域510bに対応する対応領域110b内の所定の数(すなわち、一)を超える検出電極200bとが静電結合し、所定対象以外の導体と、所定の数を超える検出電極200bとの間の静電容量が変化する。これにより、所定の数を超える検出電極200bの出力信号が所定以上変化する。しかし、制御部400が所定の数を超える検出電極200bの出力信号が所定以上変化したと判断する(S10)と、検出電極200bがオフにされる。
カバーパネル500の入力面501の検出領域510b、510c又は510に対するタッチは、検出領域510aがタッチされたときと同様にタッチが検出される。所定対象以外の導体が、入力面501の検出領域510a、510c又は510dのZ方向側に位置する場合、所定対象以外の導体が検出領域510b上に位置した場合と同様に処理される。
上記したタッチ入力装置Tによる場合、以下の技術的特徴及び効果を有する。第1に、カバーパネル500の入力面501の検出領域510a〜510dを大きくしたとしても、検出対象以外の導体を誤検出する可能性を低減することができる。その理由は以下の通りである。所定の数の検出電極200a〜200dの外形が、検出対象の外形に対応した大きさに設定されている。検出対象が検出領域510a〜510dの何れかに接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数の検出電極の出力信号が変化する。その一方で、検出対象と相違する大きさの導体が検出領域510a〜510dの何れかに接近すると、当該検出領域に対応する対応領域内の所定の数と相違(所定の数未満又は所定の数を超える)の検出電極の出力信号が変化する。よって、制御部400は、対応領域内の所定の数の検出電極の出力信号が変化したと判断したときに、検出領域510a〜510dの何れかに検出対象が接近したと処理することが可能になる。また、制御部400は、対応領域内の所定の数と相違の検出電極の出力信号が変化したと判断したときに、当該検出電極をオフにするので、検出対象と相違する大きさの導体を誤検出することが抑制される。
第2に、制御部400の構成の簡単化を図ることができる。制御部400は、対応領域110a〜110d内の所定の数の検出電極200a〜200dの出力信号が変化したときに、当該対応領域110a〜110dに対応する検出領域510a〜510dに検出対象がタッチしたことを検出する構成とすれば良いため、制御部400の構成の簡単化が図られる。
なお、本発明のタッチ入力装置は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
本発明のタッチ入力装置は、入力面に設けられた検出領域に対する検出対象の接近を検出するための装置であって、上記実施例又は後述するベース、複数の検出電極及び制御部を備えている限り任意に設計変更することが可能である。本発明のカバーパネルは省略可能である。この場合、タッチ入力装置が備えられる電子機器のカバーパネルをタッチ入力装置のカバーパネルとして利用可能である。この場合、入力面及び検出領域は、電子機器のカバーパネルに設けられている。本発明の検出領域は、少なくとも一つあれば良い。本発明の検出領域は、入力面に設けられており且つ検出対象の当該検出領域に対する接近を検出するために設定されている限り任意に設計変更することが可能である。本発明の検出領域は、互いに相違する大きさとすることができる。その一例が図4に示されている。図4に示される検出領域510a’は、検出領域510b’よりも大きい。
本発明のベースは、複数の検出電極が設けられた対応領域を有しており、この対応領域が、当該ベース上の上記した何れかの態様の検出領域のタッチ入力装置の深部側の対応する箇所に設けられている限り任意に設計変更することが可能である。本発明の対応領域は、互いに相違する大きさとすることができる。例えば。図4に示されるように、対応領域110a’は、対応領域110b’よりも大きい。対応領域110a’内には、3つの検出電極200aが間隔をあけて設けられている。対応領域110b’内には、2つの検出電極200bが間隔をあけて設けられている。なお、図4中のベース100’、カバーパ
ネル500’及び入力面501’は、形状が相違している以外、上記実施例のベース100、カバーパネル500及び入力面501と同じ構成である。これ以外の図4に示すタッチ入力装置の構成要素についても、上記実施例と同じ構成である。
本発明の検出電極は、上記した何れかの態様のベースの対応領域内に間隔をあけて設けられている限り任意に設計変更することが可能である。対応領域内の検出電極は、互いに異なる形状であっても良い。対応領域内の隣り合う検出電極の間隔と、別の隣り合う検出電極の間隔とが相違していても良い。また、所定の数の検出電極の外形は、検出対象の外形に対応した大きさでなくても良い。
本発明の制御部は、検出電極に電気的に接続されており、且つ対応領域内の複数の検出電極のうち、所定の数の検出電極の出力信号が変化したとき、当該対応領域に対応する検出領域に検出対象が接近したことを検出する構成である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、制御部は、対応領域内の複数の検出電極のうち、所定の数と相違の前記検出電極の出力信号が変化したとき、当該対応領域内に検出対象以外の物が接近したと判断するようにしても良いし、所定の数と相違の前記検出電極の出力信号をグランドに落とすようにしても良い。
本発明のタッチ入力装置は、表示部を更に含むタッチスクリーンとすることが可能である。例えば、現金自動預け払い機や切符券売機のタッチスクリーンのように、表示部の表示に応じて、上記した何れかの態様の入力面の検出領域は、位置、大きさ及び/又は数が可変する構成とすることも可能である。これに応じて対応領域の位置、大きさ及び/又は数も可変する構成とすることも可能である。この場合、制御部のメモリ上は、表示部の表示に合わせて変化する検出領域及び対応領域の位置、大きさ及び/又は数が予め記録されていると良い。
なお、上記実施例及び設計変形例におけるタッチ入力装置の各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。
T・・・・・・タッチ入力装置
100・・・ベース
110a・対応領域
110b・対応領域
110c・対応領域
110d・対応領域
200a・・検出電極
200b・・検出電極
200c・・検出電極
200d・・検出電極
300・・・導電ライン
400・・・制御部
500・・・カバーパネル
501・・入力面
510a・検出領域
510b・検出領域
510c・検出領域
510d・検出領域

Claims (4)

  1. 入力面に設けられた検出領域に対する検出対象の接近を検出するためのタッチ入力装置であって、
    ベースと、
    複数の検出電極と、
    制御部とを備えており、
    前記ベースは、対応領域を有しており、前記対応領域は、前記ベース上の前記検出領域の前記タッチ入力装置の深部側の対応する箇所に設けられており、
    前記検出電極は、前記ベース上の前記対応領域内に互いに間隔をあけて設けられており、前記検出対象の前記検出電極に対する接近に応じて、前記検出電極と前記検出対象との間の静電容量が変化し、前記検出電極の出力信号が変化するようになっており、
    前記制御部は、前記検出電極に接続されており、前記制御部は、前記対応領域内の複数の前記検出電極のうち、所定の数の前記検出電極の電気信号が変化したときに、当該対応領域に対応する前記検出領域に前記検出対象が接近したことを検出する構成であるタッチ入力装置。
  2. 請求項1記載のタッチ入力装置において、
    前記所定の数の検出電極の外形が、前記検出対象の外形に対応した大きさであるタッチ入力装置。
  3. 請求項2記載のタッチ入力装置において、
    前記検出電極は略同形状であり、前記ベース上の前記対応領域内に同じ間隔をあけて設けられているタッチ入力装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のタッチ入力装置において、
    前記ベースは、複数の前記対応領域を有しており、前記対応領域は、前記ベース上の複数の前記検出領域の前記タッチ入力装置の深部側の対応する箇所に各々設けられており、
    前記複数の検出電極は、前記ベース上の前記対応領域内の各々に互いに間隔をあけて設けられているタッチ入力装置。
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