JP2016064102A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】 所定の演出が実行されることを示唆する示唆演出の興趣を向上する。【解決手段】 本発明に係るパチンコ機1は、遊技演出を制御する遊技演出制御手段300と、所定数の対象演出を含む所定の遊技演出が実行される場合に、対象演出が実行される残り回数を示唆する示唆情報sの表示を含む示唆演出を実行する示唆演出制御手段300と、を備える。示唆演出制御手段300は、所定数の対象演出のうちから選択された示唆対象演出の数を残り回数として示唆する示唆情報sを表示し、示唆対象演出が実行される際に、示唆情報sにより示唆されている残り回数を減少させる。そして、示唆演出制御手段300は、第1の態様に係る示唆演出では、所定数の対象演出の全てを示唆対象演出として選択し、第2の態様に係る示唆演出では、所定数の対象演出のうち、最後に実行される対象演出を除く所定の対象演出を示唆対象演出として選択しない。【選択図】 図28

Description

本発明は、遊技の進行中において、所定の演出が実行されることを示唆する示唆演出を実行する遊技機に関する。
従来、遊技の進行中において、所定の演出が実行されることを示唆する示唆演出を実行する遊技機が知られている(特許文献1参照)。
この遊技機では、先読み予告演出の実行中において、「チャンス」なる文字を示す画像が画像表示装置に表示される演出(示唆演出)が実行された後に、画像表示装置に表示されている背景画像が変化する背景変化予告演出が実行される。
そして、背景変化予告演出では、背景画像が、先読み予告演出の対象となっている変動表示においてリーチが形成される信頼度が低いことを示唆する通常の背景画像から、先読み予告演出の対象となっている変動表示においてリーチが形成される信頼度が高いことを示唆する特殊な背景画像に変化することによって、遊技者の期待感を向上している。
特開2014−61116号公報
しかしながら、従来の遊技機では、演出の興趣が低下する恐れがある。
すなわち、従来の遊技機では、示唆演出と背景変化予告演出とが一対一で対応しているため、示唆演出が単調となり、示唆演出の興趣が低下する恐れがある。
本発明の課題は、示唆演出の興趣を向上することにある。
上記目的を達成するために、第一の発明に係る遊技機は、遊技の進行中に実行される遊技演出を制御する遊技演出制御手段と、所定数の対象演出を含む所定の遊技演出が実行される場合に、前記対象演出が実行される残り回数を示唆する示唆情報の表示を含んでなる示唆演出を実行する示唆演出制御手段と、を備え、前記示唆演出制御手段は、前記所定数の対象演出のうちから示唆対象演出を選択する示唆対象演出選択手段と、前記示唆対象演出選択手段により選択された前記示唆対象演出の数を、前記示唆情報により示唆される残り回数として設定して、当該示唆情報の表示を開始し、前記示唆対象演出が実行される際に、前記示唆情報により示唆されている残り回数を減少させる表示制御手段と、を有し、前記示唆対象演出選択手段は、第1の態様に係る前記示唆演出では、前記所定数の対象演出の全てを、前記示唆対象演出として選択し、第2の態様に係る前記示唆演出では、前記所定数の対象演出のうち、最後に実行される対象演出を除く所定の対象演出を、前記示唆対象演出として選択しないことを特徴とする。
第一の発明に係る遊技機では、所定回の対象演出を含む所定の遊技演出が実行される場合に、対象演出が実行される残り回数を示唆する示唆情報の表示を含んでなる示唆演出が実行される。
示唆演出では、所定数の対象演出のうちから示唆対象演出が選択され、選択された示唆対象演出の数が、示唆情報により示唆される残り回数として設定されて、当該示唆情報の表示が開始される。そして、示唆対象演出が実行される際に、示唆情報により示唆されている残り回数が減少される。
特に、第1の態様に係る示唆演出では、所定数の対象演出の全てについて、示唆対象演出として選択される。一方、第2の態様に係る示唆演出では、所定数の対象演出のうち、最後に実行される対象演出を除く所定の対象演出については、示唆対象演出として選択されず、所定の対象演出を除いた他の対象演出については、示唆対象演出として選択される。
これによって、第一の発明に係る遊技機では、第1の態様に係る示唆演出では、遊技演出において実行される対象演出の回数が、示唆演出の開始時に示唆情報により示唆される対象演出の残り回数と一致する。一方、第2の態様に係る示唆演出では、遊技演出において実行される対象演出の回数が、示唆演出の開始時に示唆情報により示唆される対象演出の残り回数より多くなる。
したがって、第一の発明に係る遊技機によれば、示唆演出が単調となることが抑制され、示唆演出の興趣を向上することが可能となる。
ここで、遊技演出としては、後述する第1変動パターンに基づく変動表示、第2変動パターンに基づく変動表示、予告演出、及び、大当たり演出が該当する。遊技演出制御手段としては、後述する演出制御回路300(ステップS503,S504)が該当する。所定の遊技演出としては、後述する第1の例に係る遊技演出〜第4の例に係る遊技演出が該当する。対象演出としては、後述する各回の継続示唆演出(継続確定)、チャンスアップ演出A、チャンスアップ演出B、昇格演出に含まれる役物演出B(下降動作)、発展演出Aに含まれる役物演出A(下降動作)、スーパーリーチ演出Bに含まれる勝敗画像(勝利画像)の表示、発展演出Bに含まれる結果画像(復活画像)の表示、及び、ラウンド数増加示唆演出に含まれる役物演出C(下降動作)が該当する。示唆情報としては、後述する示唆情報sが該当する。示唆演出としては、後述する後続先読み予告演出が該当する。示唆演出制御手段としては、後述する演出制御回路300(ステップS502)が該当する。示唆対象演出選択手段としては、後述する演出制御回路300(示唆対象演出決定処理)が該当する。表示制御手段としては、後述する演出制御回路300(表示態様決定処理)が該当する。第1の態様に係る前記示唆演出としては、後述する第1の態様に係る先読み予告演出、第3の態様に係る先読み予告演出、第7の態様に係る先読み予告演出、第9の態様に係る先読み予告演出又は第12の態様に係る先読み予告演出が該当する。第2の態様に係る前記示唆演出としては、後述する第2の態様に係る先読み予告演出、第4の態様に係る先読み予告演出、第8の態様に係る先読み予告演出、第10の態様に係る先読み予告演出又は第13の態様に係る先読み予告演出が該当する。
第二の発明に係る遊技機は、第一の発明に係る遊技機において、前記所定の遊技演出には、互いに異なる抽選に基づいて演出態様が決定される複数種類の遊技演出が含まれ、前記所定数の対象演出には、前記複数種類の遊技演出のそれぞれに属する対象演出が含まれることを特徴とする。
第二の発明に係る遊技機では、示唆情報により残り回数が示唆される対象演出として、互いに異なる種類の遊技演出に属する複数の対象演出が含まれる。
これによって、第二の発明に係る遊技機では、示唆演出の興趣を更に向上することが可能となる。
ここで、複数種類の遊技演出としては、後述する(第1変動パターンに基づく変動表示、第2変動パターンに基づく変動表示、予告演出、大当たり演出)が該当する。
第三の発明に係る遊技機は、第一又は第二の発明に係る遊技機において、前記所定数の対象演出は、複数の演出種別に分類されており、前記示唆情報として、前記複数の演出種別のそれぞれに対応する示唆情報が設定されており、前記示唆演出制御手段は、前記示唆対象演出として選択された前記対象演出に係る演出種別に対応する前記示唆情報を表示することを特徴とする。
第三の発明に係る遊技機では、示唆演出において、示唆対象演出として選択された対象演出に係る演出種別に対応する示唆情報が表示される。
これによって、第三の発明に係る遊技機では、示唆演出の興趣を更に向上することが可能となる。
ここで、複数の演出種別としては、後述する第1演出種別〜第3演出種別が該当する。複数の演出種別のそれぞれに対応する示唆情報としては、後述する第1示唆情報〜第3示唆情報が該当する。
第四の発明に係る遊技機は、第一乃至第三のうちいずれか一の発明に係る遊技機において、前記所定数の対象演出では、後に実行される対象演出ほど、遊技者に有利な遊技状態が生起される可能性の度合いを示す期待値が高く設定されていることを特徴とする。
第四の発明に係る遊技機では、第2の態様に係る示唆演出が実行される場合に、所定の対象演出が実行された際に、示唆情報により示唆される対象演出の残り回数が減少されないことによって、その後に、より期待値が高い対象演出が少なくとも1回は実行されることが示唆される。
これによって、第四の発明に係る遊技機では、示唆演出の実行中に、遊技者にとって有利な遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することが可能となる。
ここで、遊技者に有利な遊技状態としては、後述する大当たり遊技状態が該当する。
本発明によれば、示唆演出の興趣を向上することが可能となる。
パチンコ機の全体構成を示す斜視図である。 遊技盤ユニットの正面を示し、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。 パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。 主制御回路から演出制御回路に対して送信される制御コマンドを説明する図である。 主制御回路が実行するメインループ処理を示すフローチャートである。 主制御回路が実行するシリアル通信受信割込み処理を示すフローチャートである。 主制御回路が実行するタイマ割込み処理を示すフローチャートである。 特図乱数記憶処理を示すフローチャートである。 当選時乱数区分抽選テーブル、当選時第1変動パターン抽選テーブル及び当選時第2変動パターン抽選テーブルを示す図である。 落選時乱数区分抽選テーブル、落選時第1変動パターン抽選テーブル及び落選時第2変動パターン抽選テーブルを示す図である。 特図変動処理を示すフローチャートである。 大当たり遊技処理を示すフローチャートである。 演出制御回路が実行するメインループ処理を示すフローチャートである。 演出制御回路が実行するシリアル通信受信割込み処理を示すフローチャートである。 演出制御回路が実行するタイマ割込み処理を示すフローチャートである。 入賞時演出管理処理を示すフローチャートである。 演出図柄の通常変動表示の一例を示す図である。 「擬似連続変動パターン」に基づく変動表示の内容を示す図である。 NEXT画像の一例を示す図である。 「スーパーリーチA」に基づく変動表示の内容を示す図である。 「スーパーリーチB」に基づく変動表示の内容を示す図である。 「スーパーリーチC」に基づく変動表示の内容を示す図である。 大当たり演出の内容を示す図である。 第1の例に係る先行先読み予告演出の内容を示す図である。 第2の例に係る先行先読み予告演出の内容を示す図である。 第2の例に係る遊技演出の内容を示す図である。 第3の例に係る遊技演出の内容を示す図である。 第4の例に係る遊技演出の内容を示す図である。 変動時演出管理処理を示すフローチャートである。 大当たり演出管理処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、本発明に係る遊技機を、パチンコ機1に適用している。
(パチンコ機1の全体構成)
まず、パチンコ機1の全体構成を説明する。
図1は、パチンコ機の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すパチンコ機1は、矩形状の外枠2と、外枠2の前側に配設された内枠3と、内枠3の前側に配設された扉ユニット4と、を備えている。
内枠3は、矩形状に形成され、外枠2に対して開閉することが可能となるように配設されている。内枠3の内側には、遊技盤ユニット10(図2参照)が取り付けられている。
扉ユニット4は、略方形の扉状に形成され、外枠2に対して開閉することが可能となるように配設されている。これによって、扉ユニット4は、内枠3に取り付けられた遊技盤ユニット10(後述する遊技盤11)の正面側を開閉することが可能となっている。扉ユニット4は、略中央部に配設された透明板4aと、透明板4aの周囲に配設された装飾部4bと、透明板4aの下側に配設された受皿ユニット5と、受皿ユニット5の側方に配設された発射ハンドル6と、を備えている。
透明板4aは、樹脂、ガラス等の透明な材料により平板状に形成され、内枠3に取り付けられた遊技盤ユニット10(遊技盤11)の正面側に配設される。これによって、遊技者は、透明板4aを介して、遊技盤ユニット10(遊技盤11)を視認することが可能となっている。装飾部4bは、前方に向かって膨出する形状を有している。装飾部4bの上側の各角部には、その内部に音発生装置(スピーカ)22(図3参照)が配設された音抜部4cが設けられている。各音抜部4cには、音発生装置22が出力する演出音を通過させる複数の音抜孔が設けられている。また、装飾部4bには、複数のランプ21(図3参照)が配設されている。
受皿ユニット5は、遊技球(貸球及び賞球)を受ける受皿5aと、受皿5aの前側に配設された演出ボタン5b及び回転型セレクター5cと、を有している。
演出ボタン5bは、略円柱状に形成され、受皿ユニット5から上方に向かって突出するように配設されている。演出ボタン5bは、遊技者による押下操作(下方に向かって押し込む操作)が可能となっている。受皿ユニット5の内部には、演出ボタン5bの押下操作を検出する第1操作検出スイッチ24(図3参照)が配設されている。第1操作検出スイッチ24は、演出ボタン5bが押下操作されるごとに、第1操作信号を演出制御回路300(図3参照)に対して出力する。
回転型セレクター5c(いわゆる「ジョグダイヤル」)は、略円筒状に形成され、演出ボタン5bの周囲を囲むように配設されている。回転型セレクター5cは、遊技者による回転操作(円筒軸を中心に回転させる操作)が可能となっている。受皿ユニット5の内部には、回転型セレクター5cの回転操作を検出する第2操作検出スイッチ25(図3参照)が配設されている。第2操作検出スイッチ25は、回転型セレクター5cが所定角度(例えば、60[°])回転操作されるごとに、第2操作信号を演出制御回路300に対して出力する。
また、受皿ユニット5の上面には、貸出操作部7が配設されている。貸出操作部7は、球貸ボタン7aと、返却ボタン7bと、度数表示装置7cと、を有している。ここで、パチンコ機1は、プリペイドカードに記録されている情報の読出し及び更新を行うことが可能なCRユニット500(図3参照)と通信可能に接続されている。そして、プリペイドカード(図示せず)がCRユニット500に挿入されると、CRユニット500に挿入されたプリペイドカードに記録されている有価媒体の残存度数が度数表示装置7cに表示される。そして、プリペイドカードがCRユニット500に挿入されている状態で球貸ボタン7aが操作されると、所定数の遊技球が受皿5aに払い出される。この際、払い出された遊技球の数に応じてプリペイドカードに記録されている有価媒体の残存度数が更新されて、更新された有価媒体の残存度数が度数表示装置7cに表示される。また、有価媒体の残存度数が残っているプリペイドカードがCRユニット500に挿入されている状態で返却ボタン7bが操作されると、CRユニット500からプリペイドカードが返却される。
ここで、プリペイドカートとしては、例えば、磁気記憶媒体、記憶IC内蔵媒体等が該当する。
発射ハンドル6は、遊技者による回転操作が可能となっている。そして、発射ハンドル6は、回転操作されたことに応じて、この回転操作量に応じた抵抗値を払出制御回路400(図3参照)に対して出力する。
(遊技盤ユニット10の構成)
次に、遊技盤ユニット10の構成を説明する。
図2は、遊技盤ユニットの正面を示し、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図2に示すように、遊技盤ユニット10は、平板状の遊技板10aと、遊技板10aの背面側に配設されたセット板(図示せず)と、セット板の背面側に配設された画像表示装置11と、を有している。
遊技板10aの正面には、発射ハンドル6が操作されることに応じて打ち出された遊技球が流下する遊技領域30が形成されている。また、遊技板10aの略中央部及びセット板の略中央部のそれぞれには、貫通孔が形成されている。そして、遊技者は、両貫通孔を介して、画像表示装置11の表示画面11aを視認することが可能となっている。
画像表示装置11は、例えば、液晶表示装置、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置等の可変表示装置によって構成される。そして、画像表示装置11の表示画面11aには、演出図柄z1(図17参照)が表示される3つの演出図柄表示領域a1〜a3(図17参照)と、保留図柄h(図17参照)が表示される保留図柄表示領域b1,b2(図17参照)と、を構成することが可能となっている。
画像表示装置11の左方には、図柄表示装置12が設けられている。図柄表示装置12は、例えば、LED等によって構成される。そして、図柄表示装置12は、演出図柄z2(図示せず)を表示することが可能な演出図柄表示領域a4を有している。
各演出図柄表示領域a1〜a3では、演出図柄z1の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。演出図柄z1は、数字、文字、記号、キャラクタ等の識別情報(図柄)を含んで構成されている。本実施形態では、演出図柄z1として、数字(「1」〜「8」のうちいずれか一つ)を含んで構成された「数字図柄」を有している。
演出図柄表示領域a4では、演出図柄z2の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。本実施形態では、演出図柄z2は、カラーバーから構成されている。
演出図柄z1,z2の変動表示とは、少なくとも演出図柄表示領域a4において、演出図柄z2の種類(カラーバーが示す色)が、順次、変更される表示をいう。本実施形態では、演出図柄z1,z2の変動表示とは、各演出図柄表示領域a1〜a3において、演出図柄z1が移動され、かつ、演出図柄表示領域a4において、演出図柄z2の種類が変更される表示をいう。
一方、演出図柄z1,z2の停止表示とは、各演出図柄表示領域a1〜a3の抽選結果表示位置において、一の種類の演出図柄z1が停止され、演出図柄表示領域a4において、一の種類の演出図柄z2が停止される(カラーバーが所定の色を示す)表示をいう。
そして、演出図柄表示領域a1〜a4では、4つの領域a1〜a4において停止表示された演出図柄z1,z2の組み合わせによって、特別図柄抽選(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)の結果が表示される。
保留図柄表示領域bには、後述する特図始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域及び特図2始動情報記憶領域)に記憶されている特図始動情報(特図1始動情報及び特図2始動情報)に対応する保留図柄hが表示される。
画像表示装置11の上方には、役物装置31が配設されている。役物装置31は、役物駆動モータ26(図3参照)によって駆動され、所定の演出動作を行うことが可能に構成されている。本実施形態では、所定の演出動作として、役物装置31を、揺動させる動作と、図2に示す初期位置から下方位置(図示せず)に移動(下降)させる動作と、を行うことが可能となっている。
画像表示装置11の左方には、始動ゲート41が設けられている。始動ゲート41は、常時、遊技球による通過が可能となるように形成されている。始動ゲート41には、普図始動球検知センサ104(図3参照)が配設されている。普図始動球検知センサ104は、遊技球による始動ゲート41の通過の検出に応じて、検出信号を主制御回路200に対して出力する。主制御回路200は、普図始動球検知センサ104からの検出信号の入力に応じて、普通図柄抽選を実行する。
画像表示装置11の下方には、第1始動口51が設けられている。第1始動口51は、上向きに開口した入球口(いわゆる「ヘソ」)であり、常時、遊技球の入球が可能となっている。第1始動口51内には、特図1始動球検知センサ101(図3参照)が配設されている。特図1始動球検知センサ101は、第1始動口51への遊技球の入球の検出に応じて、検出信号を主制御回路200に対して出力する。主制御回路200は、特図1始動球検知センサ101からの検出信号の入力に応じて、第1特別図柄抽選を実行する。
第1始動口51の下方には、第2始動口52が設けられている。第2始動口52には、第2始動口52への遊技球の入球を不可能にする閉止状態と遊技球の入球を可能にする開放状態とに変位することが可能な始動口開閉部材52a(いわゆる「電動チューリップ」)が設けられている。始動口開閉部材52aは、始動口ソレノイド64(図3参照)によって開閉される。第2始動口52は、通常時は、始動口開閉部材52aが閉止状態とされて、遊技球の入球が不可能となっているが、普通図柄抽選に当選した場合に、始動口開閉部材52aが開放状態とされて、遊技球の入球が可能となる。第2始動口52内には、特図2始動球検知センサ102(図3参照)が配設されている。特図2始動球検知センサ102は、第2始動口52への遊技球の入球の検出に応じて、検出信号を主制御回路200に対して出力する。主制御回路200は、特図2始動球検知センサ102からの検出信号の入力に応じて、第2特別図柄抽選を実行する。
第2始動口52の下方には、大入賞口53が設けられている。大入賞口53には、大入賞口53への遊技球の入球を不可能にする閉止状態と遊技球の入球を可能にする開放状態とに変位することが可能な大入賞口開閉部材53a(いわゆる「アタッカー」)が設けられている。
大入賞口開閉部材53aは、大入賞口ソレノイド65(図3参照)によって開閉される。大入賞口53は、通常時は、大入賞口開閉部材53aが閉止状態とされて、遊技球の入球が不可能となっているが、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選に当選して、大当たり遊技状態が生起された場合に、大入賞口開閉部材53aが開放状態とされて、遊技球の入球が可能となる。大入賞口53内には、大入賞球検知センサ103(図3参照)が配設されている。大入賞球検知センサ103は、大入賞口53への遊技球の入球の検出に応じて、検出信号を主制御回路200に対して出力する。主制御回路200は、大入賞球検知センサ103からの検出信号の入力に応じて、遊技球払出装置440(図3参照)による賞球の払い出しに係る遊技球払出動作を実行する。
遊技領域30における大入賞口53の下方には、いずれの入球口にも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口54が設けられている。なお、遊技領域30には、各入球口51,52,53やゲート41に遊技球を導くように複数の釘(図示せず)が配置されている。
第1始動口51の右方には、状態表示装置63が設けられている。状態表示装置63は、LED等によって構成されている。状態表示装置63には、第1特別図柄抽選の抽選結果の表示が保留されている回数(いわゆる「保留数」)、第2特別図柄抽選の抽選結果の表示が保留されている回数、普通図柄抽選の抽選結果の表示が保留されている回数、大当たり遊技状態の種別(ラウンド遊技の実行回数)等が表示される。
状態表示装置63の下方には、普図表示装置60、特図1表示装置61及び特図2表示装置62が設けられている。各表示装置60,61,62は、7セグメントLED、ドットマトリクスLED等によって構成されている。
普図表示装置60は、数字や図柄等からなる普通図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、普図表示装置60では、停止表示された普通図柄によって、普通図柄抽選の結果が表示される。ここで、普図表示装置60に停止表示された普通図柄が特定の図柄となった場合には、遊技者に有利な遊技状態である普図当たり遊技状態が生起される。
特図1表示装置61は、数字や図柄等からなる第1特別図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、特図1表示装置61では、停止表示された第1特別図柄によって、第1特別図柄抽選の結果が表示される。特図2表示装置62は、数字や図柄等からなる第2特別図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、特図2表示装置62では、停止表示された第2特別図柄によって、第2特別図柄抽選の結果が表示される。
ここで、特図表示装置61,62における特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の表示と、演出図柄表示領域a1〜a4における演出図柄z1,z2の表示とは、変動表示が開始される時期、変動表示が終了して停止表示が行われる時期及び停止表示された図柄が示す抽選結果のそれぞれについて対応付けられている。
そして、特図1表示装置61に停止表示された第1特別図柄が特定の図柄となった場合又は特図2表示装置62において停止表示された第2特別図柄が特定の図柄となった場合には、遊技者に有利な遊技状態である大当たり遊技状態が生起される。
(制御系の構成)
次に、パチンコ機1における制御系の構成を説明する。
図3は、パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、パチンコ機1は、主制御回路200と、演出制御回路300と、払出制御回路400と、各制御回路200,300,400等に電源(電力)を供給する電源回路600と、を備えている。
各制御回路200,300,400は、CPU(Central Processing Unit)と、遊技の進行に係るプログラム及び遊技の進行に必要なデータを格納するROM(Read Only Memory)と、CPUがROMに格納されているプログラムに基づく処理を進行するために使用される一時記憶領域となるRAM(Random Access Memory)と、を備えるマイクロコンピュータである。主制御回路200、演出制御回路300及び払出制御回路400は、それぞれ別々の基板に実装されている。
主制御回路200は、CPU210と、ROM220と、RAM230と、入力ポート240と、第1出力ポート251と、第2出力ポート252と、第3出力ポート253と、周波数発生回路260と、ハード乱数発生回路270と、を備える。
入力ポート240は、各検知センサ・スイッチ101〜104から入力された検出信号及び払出制御回路400から入力された制御コマンドのそれぞれを、CPU210に対して出力する。第1出力ポート251は、各表示装置60〜63及び各ソレノイド64,65に対して制御信号を出力するとともに、パチンコ機1の賞球の払い出しに関する情報やエラー信号をホールコンピュータ(図示せず)に対して送信する。第2出力ポート252は、演出制御回路300に対して制御コマンドを送信する。第3出力ポート253は、払出制御回路400に対して制御コマンドを送信する。
第2出力ポート252及び第3出力ポート253のそれぞれは、送信用データレジスタ(図示せず)と、FIFO(First In First Out)バッファ(図示せず)と、送信用シフトレジスタ(図示せず)と、を有している。
送信用データレジスタは、後述する制御コマンド格納処理(ステップS33)に基づいて入力された制御コマンドを、FIFOバッファに対して出力する。
FIFOバッファは、複数のレジスタから構成され、複数の制御コマンドを記憶することが可能となっている。そして、FIFOバッファは、送信用データレジスタから入力された制御コマンドを記憶するとともに、記憶している制御コマンドを入力された順番で送信用シフトレジスタに対して出力する。
送信用シフトレジスタは、FIFOバッファから入力された制御コマンドについて、パラレル−シリアル変換を行い、シリアルデータとして、演出制御回路300に対して送信する。
ROM220には、遊技の進行に係るプログラム及び遊技の進行に必要なデータが格納されている。特に、ROM220には、遊技の進行に必要なデータとして、各種抽選を実行するための判定テーブル、演出制御回路300を制御するために必要な各種制御コマンドが格納されている。
RAM230には、主制御回路200における入出力データ、演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタ等の各種カウンタ、抽選結果や遊技状態を管理するフラグ等が一時的に記憶される。
特に、RAM230には、特図1始動球検知センサ101、特図2始動球検知センサ102及び普図始動球検知センサ104のそれぞれからの検出信号の入力を契機として取得される始動情報を記憶する領域が設けられている。ここで、始動情報とは、各検出信号の入力を契機として取得された各種乱数値等の情報をいう。
周波数発生回路260は、所定のクロック周波数(本実施形態では、12[MHz])でクロック(同期信号)を発生させて、このクロックをCPU210及びハード乱数発生回路270のそれぞれに対して出力する。ハード乱数発生回路270は、普通図柄抽選の当たり乱数、第1特別図柄抽選の当たり乱数及び第2特別図柄抽選の当たり乱数のそれぞれを発生させる。ハード乱数発生回路270は、周波数発生回路260から1クロックが入力されるごとに、ループカウンタの値を所定の範囲内(例えば、0〜65535の範囲内)において1ずつ更新することによって、当たり乱数を発生させる。本実施形態では、ハード乱数発生回路270のループカウンタの値は、0.083[μs](1[s]/12[MHz]=0.083[μs])ごとに更新される。なお、ループカウンタは、普通図柄抽選、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
演出制御回路300は、主制御回路200から受信した制御コマンドに基づいて、画像表示装置11における演出画像の表示、図柄表示装置12における演出図柄z2の表示、ランプ21の点灯、音発生装置22による演出音の出力、役物駆動モータ26の駆動等を制御する。
演出制御回路300は、CPU(図示せず)と、ROM(図示せず)と、RAM(図示せず)と、を備える。演出制御回路300のROMには、演出の進行に係るプログラム、演出の進行に必要なデータ等が格納されている。演出制御回路300のRAMには、主制御回路200から受信した制御コマンド、演算処理を行うためのデータ等が一時的に記憶される。
演出制御回路300のCPUは、主制御回路200から受信した制御コマンドに基づいて、実行する演出の内容を決定する。そして、決定した演出の内容に対応する演出プログラムにしたがって、表示制御データ、ランプ制御データ、音制御データ及び役物制御データを読み出して、読み出した各制御データに基づく制御信号を、画像表示装置11、図柄表示装置12、ランプ21、音発生装置22及び役物駆動モータ26のそれぞれに対して出力する。
払出制御回路400は、発射ハンドル6が備える発射ボリューム(図示せず)から入力された信号に基づいて、遊技球発射装置423による遊技球の発射動作を制御する。
具体的には、払出制御回路400には、発射ボリューム及び遊技球発射装置423が接続されている。発射ボリュームは、発射ハンドル6が回転操作されると、この回転操作量に応じた信号を払出制御回路400に対して出力する。そして、払出制御回路400は、発射ボリュームから入力された信号に応じた強さで遊技球を遊技領域30に発射するように、遊技球発射装置423による遊技球の発射動作を制御する。
また、払出制御回路400は、主制御回路200から受信した制御コマンド及びCRユニット500から受信した球貸指示信号のそれぞれに基づいて、遊技球払出装置440による遊技球払出動作を制御する。
具体的には、払出制御回路400には、接続基板410が接続され、その接続基板410には、球貸ボタン7a、返却ボタン7b、度数表示装置7c及びCRユニット500のそれぞれが接続されている。
球貸ボタン7aは、押下操作されたことに応じて、球貸操作信号を、接続基板410を介してCRユニット500に対して送信する。そして、CRユニット500は、球貸操作信号を受信すると、挿入されているプリペイドカードに記録されている有価媒体の残存度数から所定数の貸球を払い出すために必要な度数を減算して、プリペイドカードにおける有価媒体の残存度数の記録を更新するとともに、所定数の遊技球の払い出しを指示する球貸指示信号を、接続基板410を介して払出制御回路400に送信する。さらに、払出制御回路400は、球貸指示信号を受信すると、所定数の遊技球を払い出すように、遊技球払出装置440による遊技球の払出動作を制御する。
CRユニット500は、プリペイドカートが挿入されたとき及びプリペイドカードにおける有価媒体の残存度数の記録を更新したときのそれぞれにおいて、有価媒体の残存度数を示す度数信号を、接続基板410を介して度数表示装置7cに送信する。そして、度数表示装置7cは、度数信号を受信すると、この度数信号が示す有価媒体の残存度数を表示する。
返却ボタン7bは、押下操作されたことに応じて、返却操作信号を、接続基板410を介してCRユニット500に対して送信する。そして、CRユニット500は、返却操作信号を受信すると、有価媒体の残存度数が残っているプリペイドカードを返却(排出)する。
(各種抽選について)
次に、パチンコ機1で実行される各種抽選について説明する。
パチンコ機1では、遊技球による始動ゲート41の通過を契機として、普通図柄抽選が実行される。そして、普通図柄抽選に当選した場合に、普図当たり遊技状態が生起される。普図当たり遊技状態では、始動口開閉部材52aが閉止状態から開放状態に変位(開放)されて、第2始動口52への遊技球の入球が可能な状態となる。
普通図柄抽選に当選した場合には、普図表示装置60において、普通図柄を「普図当たり図柄」で停止表示させるように制御する。一方、普通図柄抽選に落選した場合には、普図表示装置60において、普通図柄を「はずれ図柄」で停止表示させるように制御する。
また、パチンコ機1では、第1始動口51への遊技球の入球を契機として、第1特別図柄抽選が実行され、第2始動口52への遊技球の入球を契機として、第2特別図柄抽選が実行される。そして、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選に当選した場合に、大当たり遊技状態が生起される。大当たり遊技状態では、大入賞口開閉部材53aが閉止状態から開放状態に変位されるラウンド遊技が実行されて、大入賞口53への遊技球の入球が可能な状態となる。
本実施形態では、特別図柄抽選(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)の抽選に当選した場合に生起される大当たり遊技状態の種別として、「大当たり1」、「大当たり2」及び「大当たり3」の3種類が設定されている。
「大当たり1」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「大当たり1図柄」で停止表示させるように制御する。この際、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「大当たり1図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示領域a1〜a4において停止表示される「大当たり1図柄」は、例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示された演出図柄z1が、「2、2、2」等、同一の偶数の数字を示す演出図柄z1で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示された演出図柄z2が青色を示す態様とする。
「大当たり2」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「大当たり2図柄」で停止表示させるように制御する。この際、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「大当たり2図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示領域a1〜a4において停止表示される「大当たり2図柄」は、例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示された演出図柄z1が、「1、1、1」等、同一の奇数の数字を示す演出図柄で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示された演出図柄z2が緑色を示す態様とする。
「大当たり3」に当選した場合には、表示装置61,62において、特別図柄を「大当たり3図柄」で停止表示させるように制御する。この際、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「大当たり3図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示領域a1〜a4において停止表示される「大当たり3図柄」は、例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示された演出図柄z1が、「1、1、1」等、同一の奇数の数字を示す演出図柄で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示された演出図柄z2が赤色を示す態様とする。
一方、特別図柄抽選に落選した場合(「はずれ」の場合)には、表示装置61,62において特別図柄を「はずれ図柄」で停止表示させるように制御する。この際、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2を「はずれ図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示領域a1〜a4において停止表示される「はずれ図柄」は、例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示された演出図柄z1を、「1、6、9」等、少なくとも一の領域に停止表示された演出図柄z1が示す数字が、他の領域に停止表示された演出図柄z1が示す数字と異なる組み合わせとなるとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示された演出図柄z1が白色を示す態様とする。
「大当たり1」又は「大当たり2」に当選した場合には、ラウンド遊技の回数が7[回]に設定される。一方、「大当たり3」に当選した場合には、ラウンド遊技の回数が16[回]に設定される。「大当たり1」〜「大当たり3」に当選した場合には、各回のラウンド遊技における大入賞口開閉部材53aの最長開放時間が所定時間(本実施形態では、30.0[s])に設定される。また、各回のラウンド遊技における大入賞口開閉部材53aの開放は、大入賞口開閉部材53aが開放状態とされてから設定された最長開放時間が経過するか、または、大入賞口53への遊技球の入球数が所定数(本実施形態では、10[球])に達することにより終了する。
ここで、パチンコ機1では、特別図柄抽選(第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選)の当選確率に係る遊技状態として、「特図低確率状態」及び「特図高確率状態」を有している。「特図低確率状態」では、特別図柄抽選の当選確率が、第1の確率(以下、「低確率」とする)(例えば、1/390)に設定される。一方、「特図高確率状態」では、特別図柄抽選の当選確率が、第1の確率より高い第2の確率(以下、「高確率」とする)(例えば、1/39)に設定される。なお、主制御回路200は、第1特別図柄抽選の当選確率と第2特別図柄抽選の当選確率とが同期するように、各抽選の当選確率を設定する。
「大当たり1」に当選した場合には、該大当たり遊技状態が終了した後から次の大当たり遊技状態が生起される前までの期間において、「特図低確率状態」が生起される。
一方、「大当たり2」又は「大当たり3」に当選した場合には、該大当たり遊技状態が終了した後から次の大当たり遊技状態が生起される前までの期間において、「特図高確率状態」が生起される(又は、大当たり遊技状態の終了に応じて「特図高確率状態」が開始され、開始された「特図高確率状態」が、該「特図高確率状態」の開始後、大当たり遊技状態が生起されることなく、所定回数(例えば、70[回])の特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が実行されたことに応じて終了される構成としても構わない)。
また、パチンコ機1では、補助制御として、時短制御を実行することが可能となっている。時短制御とは、該制御が実行されていないときと比較して、特別図柄の変動表示を行う時間(以下、「変動時間」とする)が短縮される制御をいう。本実施形態では、時短制御が実行されているときには、該制御が実行されていないときと比較して、普通図柄抽選の当選確率が向上され、普図当たり遊技状態における始動口開閉部材52aの開放回数が増加され、普図当たり遊技状態における始動口開閉部材52aの開放時間が延長され、かつ、普通図柄の変動表示を行う時間が短縮される。
そして、「大当たり1」〜「大当たり3」に当選した場合には、該大当たり遊技状態の終了後において、時短制御が実行される。具体的には、時短制御は、大当たり遊技状態の終了に応じて開始され、該時短制御の開始後、大当たり遊技状態が生起されることなく、所定回数(本実施形態では、70[回])の特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が実行されたことに応じて終了される。
(制御コマンドについて)
次に、主制御回路200から演出制御回路300に対して送信される制御コマンド、及び、主制御回路200と払出制御回路400との間で送受信される制御コマンドについて説明する。
図4は、主制御回路から演出制御回路に対して送信される制御コマンドを説明する図である。
主制御回路200と演出制御回路300とは、シリアル通信用のハーネスを介して互いに接続されている。ここで、主制御回路200と演出制御回路300との間における通信は、主制御回路200から演出制御回路300への一方向のみで行われ、演出制御回路300から主制御回路200への通信は行われない。
主制御回路200から演出制御回路300に対して送信される各制御コマンドは、制御コマンドの種類を示す1バイトの先行データと、制御コマンドの内容を示す1バイトの後続データと、から構成されている。
そして、主制御回路200は、シリアル通信によって、先行データ及び後続データから構成される制御コマンドを演出制御回路300に対して送信する。演出制御回路300では、主制御回路200から制御コマンドを受信すると、シリアル通信受信割込みが発生し、この割込み処理によって、制御コマンドのデータをRAMの所定領域に記憶する。
図4に示すように、パチンコ機1では、主制御回路200から演出制御回路300に対して送信される制御コマンドとして、図柄種別指定コマンド、第1変動パターン指定コマンド、第2変動パターン指定コマンド、停止指定コマンド、状態指定コマンド、第1先読み指定コマンド、第2先読み指定コマンド、第3先読み指定コマンド、保留数増加指定コマンド、保留数減少指定コマンド、オープニング指定コマンド、ラウンド開始指定コマンド、ラウンド終了指定コマンド、エンディング指定コマンド等が設定されている。
図柄種別指定コマンドは、特別図柄(演出図柄)の停止図柄(特別図柄抽選の抽選結果)を指定するコマンドである。図柄種別指定コマンドは、停止図柄として、「はずれ図柄」又は「大当たりp図柄」(「大当たり1図柄」〜「大当たり3図柄」のうちいずれか)を指定する。図柄種別指定コマンドは、特別図柄の変動開始時に送信される。本実施形態では、図柄種別指定コマンドは、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドは、それぞれ、特別図柄(演出図柄)の変動表示の変動パターン(変動パターン番号)を指定するコマンドである。本実施形態では、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドは、それぞれ、変動パターン番号を指定することによって、当該変動パターン番号に対応付けられている変動時間(変動パターンの内容)を指定する。
第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドは、それぞれ、特別図柄の変動開始時に送信される。本実施形態では、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドは、それぞれ、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
第1変動パターン指定コマンドは、演出図柄の変動表示のうち第1期間(本実施形態では、演出図柄z1,z2の変動表示の開始後から後述するリーチ表示の開始前までの期間)の変動パターン(以下、「第1変動パターン」とする)を指定する。
本実施形態では、第1変動パターンとして、互いに異なる内容の報知演出(後述する擬似変動表示等)が対応付けられた、m(複数)種類の変動パターン(変動時間)が設定されている。そして、第1変動パターン指定コマンドは、m種類の第1変動パターンのうち一のものを指定する。
本実施形態では、第1変動パターンの種別として、「通常変動パターン」及び「擬似連続変動パターン」が設定されている。
「通常変動パターン」とは、「擬似連続変動パターン」とは異なり、演出図柄z1,z2の変動表示中に、大当たり遊技状態が生起されることを期待させる表示が行われない第1変動パターンの種別をいう。
「擬似連続変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、2回以上の「擬似変動表示」が行われる第1変動パターンの種別をいう。
「擬似変動表示」とは、演出図柄表示領域a4における演出図柄z2の変動表示が継続されつつ、演出図柄表示領域a1〜a3のうち少なくとも1の領域において、演出図柄z1の通常変動表示が行われた後に、演出図柄z1の仮停止表示が行われる表示をいう。
「仮停止表示」とは、抽選結果表示位置において、一の種類の演出図柄z1が揺動(又は回転)される表示(抽選結果表示位置に表示されている演出図柄z1が変更されずに、該演出図柄z1が所定の動きで表示)をいう。
「通常変動表示」とは、抽選結果表示位置に表示される演出図柄z1が、順次、変更される(入れ替わる)表示をいう。なお、「抽選結果表示位置」とは、演出図柄z1が停止表示される位置をいう。
本実施形態では、「擬似連続変動パターン」として、2回の擬似変動表示が行われる「擬似連続変動1」、3回の擬似変動表示が行われる「擬似連続変動2」及び4回の擬似変動表示が行われる「擬似連続変動3」が設定されている。
そして、各第1変動パターンの期待値は、期待値が高いものから順に、「擬似連続変動3」、「擬似連続変動2」、「擬似連続変動1」、「通常変動パターン」(期待値高→期待値低)となるように設定されている。
「期待値」とは、当該「変動パターン」が選択された場合に、大当たり遊技状態が生起される可能性の度合いをいう。
第2変動パターン指定コマンドは、演出図柄の変動表示のうち第2期間(本実施形態では、リーチ表示の開始後から演出図柄z1,z2の停止表示の開始前までの期間)の変動パターン(以下、「第2変動パターン」とする)を指定する。ここで、第2期間は、第1期間より後の期間となっている。
本実施形態では、第2変動パターンとして、互いに異なる内容の報知演出(後述するリーチ表示等)が対応付けられた、n(複数)種類の変動パターン(変動時間)が設定されている。そして、第2変動パターン指定コマンドは、n種類の第2変動パターンのうち一のものを指定する。
本実施形態では、第2変動パターンの種別として、「通常変動パターン」及び「リーチ変動パターン」が設定されている。
「通常変動パターン」とは、「リーチ変動パターン」とは異なり、演出図柄z1,z2の変動表示中に、大当たり遊技状態が生起されることを期待させる表示が行われない第2変動パターンの種別をいう。
「リーチ変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、リーチ状態が形成される第2変動パターンの種別をいう。
「リーチ状態」とは、演出図柄表示領域a4における演出図柄z2の変動表示が継続されつつ、演出図柄表示領域a1〜a3のうち2以上の領域において演出図柄z1の仮停止表示が行われ、かつ、2以上の領域において仮停止表示されている演出図柄z1が、「大当たり図柄」に含まれる組み合わせとなる状態(例えば、2以上の演出図柄表示領域a1〜a3において互いに同一の数字を示す「数字図柄」が仮停止表示されている状態)をいう。
本実施形態では、「リーチ変動パターン」として、「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチA」、「スーパーリーチB」及び「スーパーリーチC」が設定されている。
そして、各第2変動パターンの期待値は、期待値が高いものから順に、「スーパーリーチC」、「スーパーリーチB」、「スーパーリーチA」、「ノーマルリーチ」、「通常変動パターン」(期待値高→期待値低)となるように設定されている。
「期待値」とは、当該「変動パターン」が選択された場合に、大当たり遊技状態が生起される可能性の度合いをいう。
停止指定コマンドは、特別図柄(演出図柄)の停止表示を指定するコマンドである。停止指定コマンドは、特別図柄の停止表示時に送信される。
状態指定コマンドは、遊技状態を指定するコマンドである。状態指定コマンドは、時短制御の開始、時短制御の終了、特図高確率状態の設定及び特図低確率状態の設定のうち一のものを指定する。状態指定コマンドは、各制御の開始時又は終了時、各遊技状態の設定時に送信される。
第1先読み指定コマンドは、特別図柄(演出図柄)の停止図柄(特別図柄抽選の抽選結果)を指定するコマンドである。第1先読み指定コマンドは、特別図柄の停止図柄として、「はずれ図柄」又は「大当たりp図柄」(「大当たり1図柄」〜「大当たり3図柄」のうちいずれか)を指定する。第1先読み指定コマンドは、始動情報記憶時に送信される。本実施形態では、第1先読み指定コマンドは、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
第2先読み指定コマンドは、第1変動パターン(変動パターン番号)を指定するコマンドである。具体的には、第2先読み指定コマンドは、第1変動パターンが不定であること(「変動パターン不定」)又はm種類の第1変動パターンのうち一のもの(「変動パターンm」)を指定する。第2先読み指定コマンドは、始動情報記憶時に送信される。本実施形態では、第2先読み指定コマンドは、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
第3先読み指定コマンドは、第2変動パターン(変動パターン番号)を指定するコマンドである。具体的には、第3先読み指定コマンドは、第2変動パターンが不定であること(「変動パターン不定」)又はn種類の第2変動パターンのうち一のもの(「変動パターンn」)を指定する。第3先読み指定コマンドは、始動情報記憶時に送信される。本実施形態では、第3先読み指定コマンドは、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
保留数増加指定コマンドは、特図保留数(特図1保留数又は特図2保留数)が「1」増加したことを指示するコマンドである。保留数増加指定コマンドは、始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)の記憶時に送信される。
「特図1保留数」とは、特図1表示装置61における第1特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。また、「特図2保留数」とは、特図2表示装置62における第2特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。
保留数減少指定コマンドは、特図保留数(特図1保留数又は特図2保留数)が「1」減少したことを指示するコマンドである。保留数減少指定コマンドは、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動開始時に送信される。
本実施形態では、保留数増加指定コマンド及び保留数減少指定コマンドのそれぞれは、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選のそれぞれに対応するものが設定されている。
オープニング指定コマンドは、大当たり遊技状態の開始(オープニング期間の開始)を指定するコマンドである。オープニング指定コマンドは、「大当たり1」〜「大当たり3」のうちいずれか(「大当たりh」)の開始を指定する。オープニング指定コマンドは、大当たり遊技状態の開始時に送信される。
ラウンド開始指定コマンドは、ラウンド遊技の開始を指定するコマンドである。ラウンド開始指定コマンドは、ラウンド遊技の開始時に送信される。
ラウンド終了指定コマンドは、ラウンド遊技の終了を指定するコマンドである。ラウンド終了指定コマンドは、ラウンド遊技の終了時に送信される。
エンディング指定コマンドは、エンディング期間の開始を指定するコマンドである。エンディング指定コマンドは、エンディング期間の開始時に送信される。
主制御回路200と払出制御回路400とは、シリアル通信用のハーネスを介して互いに接続されている。ここで、主制御回路200と払出制御回路400との間における通信は、双方向に行われる。主制御回路200と払出制御回路400との間において送受信される各制御コマンドは、1バイトのデータから構成されている。
そして、主制御回路200は、シリアル通信によって、制御コマンドを払出制御回路400に対して送信する。払出制御回路400では、主制御回路200から制御コマンドを受信すると、シリアル通信受信割込みが発生し、この割込み処理によって、制御コマンドのデータをRAMの所定領域に記憶する。また、払出制御回路400は、シリアル通信によって、制御コマンドを主制御回路200に対して送信する。主制御回路200では、払出制御回路400から制御コマンドを受信すると、シリアル通信受信割込みが発生し、この割込み処理によって、制御コマンドのデータをRAM230の所定領域に記憶する。
パチンコ機1では、主制御回路200から払出制御回路400に対して送信される制御コマンドとして、賞球数指定コマンド等が設定されている。賞球数指定コマンドは、払い出しを行う賞球数を指定するコマンドである。本実施形態では、賞球数指定コマンドは、n個(n=1〜15)の賞球の払い出しを指定する。賞球数指定コマンドは、遊技球払出制御回路400による賞球の払い出しに係る遊技球払出動作の実行時に送信される。
また、パチンコ機1では、払出制御回路400から主制御回路200に対して送信される制御コマンドとして、払出中エラーの発生・解除、満タンエラーの発生・解除、球詰まりエラーの発生・解除等のそれぞれを指定するコマンドが設定されている。各制御コマンドは、各種エラーの発生・解除の検出時に送信される。
(主制御回路200で実行される処理)
次に、主制御回路200で実行される処理を説明する。
まず、主制御回路200に構成されているハードウェアの機能について説明する。
パチンコ機1に電源が投入されると、ハード乱数発生回路270は、周波数発生回路260から1クロックが入力されるごと(本実施形態では、0.083[μs]ごと)に、ループカウンタの値を所定の範囲内(例えば、0〜65535の範囲内)において1ずつ更新するハード乱数更新処理を実行する。そして、ハード乱数更新処理によって、普通図柄抽選の当たり乱数、第1特別図柄抽選の大当たり乱数及び第2特別図柄抽選の大当たり乱数のそれぞれが更新される。なお、ハード乱数更新処理は、ハード乱数発生回路270(ハードウェア)の機能として実行され、後述するCPU210がソフトウェアに基づいて実行する処理とは独立して実行される。
また、パチンコ機1に電源が投入されると、第2出力ポート252の送信用シフトレジスタは、FIFOバッファに記憶されている制御コマンドを演出制御回路300に対して送信する制御コマンド送信処理を開始する。なお、制御コマンド送信処理は、第2出力ポート252(ハードウェア)の機能として実行され、後述するCPU210がソフトウェアに基づいて実行する処理とは独立して実行される。
次に、主制御回路200のCPU210がROM220に記憶されている遊技の進行に係るプログラム(ソフトウェア)に基づいて実行する遊技制御処理について説明する。
図5は、主制御回路が実行するメインループ処理を示すフローチャートである。図6は、主制御回路が実行するシリアル通信受信割込み処理を示すフローチャートである。図7は、主制御回路が実行するタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
主制御回路200は、パチンコ機1に電源が投入されると、メインルーチンとして、所定の初期化処理を実行した後に、メインループ処理を繰り返し実行する。また、主制御回路200は、所定の割込み発生要因の成立に応じて、割込み処理として、シリアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等を実行する。
シリアル通信受信割込み処理の割込み発生要因は、払出制御回路400からの制御コマンドの受信となっている。タイマ割込み処理の割込み発生要因は、割込み要求信号の受信となっている。ここで、割込み要求信号は、所定割込み周期(本実施形態では、4.0[ms]周期)で発生する。
まず、CPU210が実行するメインループ処理を説明する。
CPU210は、初期化処理が終了すると、図5に示すメインループ処理を開始する。メインループ処理が開始されると、ステップS30に移行する。
ステップS30では、割込み禁止処理を実行し、ステップS31に移行する。割込み禁止処理では、他の処理の割込みを禁止する割込み禁止状態を設定する。これにより、割込み禁止状態が設定されている期間中には、シリアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等の割込みが禁止される。
ステップS31では、初期値乱数更新処理を実行し、ステップS32に移行する。初期値乱数更新処理では、初期値乱数を発生させるためのループカウンタの値を更新する。初期値乱数とは、プログラム上で発生する乱数であるソフト乱数(大当たり図柄乱数、変動パターン乱数等)の初期値及び終了値を更新(変更)するための乱数である。
すなわち、ソフト乱数を発生させるループカウンタは、予め設定された初期値から終了値までの範囲内において更新される。そして、ループカウンタの初期値及び終了値は、ループカウンタの乱数値が終了値に達するごとに変更される。この際、ループカウンタに設定される初期値及び終了値は、初期値乱数に基づいて決定される。
ステップS32では、制御コマンド解析処理を実行し、ステップS33に移行する。制御コマンド解析処理では、払出制御回路400から受信した制御コマンドの解析を行う。
ステップS33では、制御コマンド格納処理を実行し、ステップS34に移行する。制御コマンド格納処理では、RAM230のポート出力要求バッファに記憶されている制御コマンドを、第2出力ポート252の送信用データレジスタに対して出力する。
これによって、送信用データレジスタに入力された制御コマンドは、FIFOバッファに記憶(格納)される。そして、FIFOバッファに記憶された制御コマンドは、送信用シフトレジスタによって、所定の順番で、演出制御回路300に対して送信される。
ステップS34では、割込み許可処理を実行し、ステップS35に移行する。割込み許可処理では、割込み禁止状態を解除する。これにより、ステップS34の割込み許可処理終了後からステップS30の割込み禁止処理が開始される前までの期間が割込み許可期間となり、当該割込み許可期間中において、シリアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等の割込みが許可される。
ステップS35では、その他乱数更新処理を実行し、ステップS30に移行する。その他乱数更新処理では、ソフト乱数のうち大当たり図柄乱数を除いたもの(変動パターン乱数等)の更新を行う。
次に、CPU210が実行するシリアル通信受信割込み処理を説明する。
CPU210は、払出制御回路400から制御コマンドを受信すると、メインループ処理の割込み許可期間中又はタイマ割込み処理の割込み許可期間中において、図6に示すシリアル通信受信割込み処理を開始する。シリアル通信受信割込み処理が開始されると、ステップS100に移行する。
ステップS100では、レジスタ退避処理を実行し、ステップS101に移行する。レジスタ退避処理では、メインループ処理又はタイマ割込み処理の実行中に使用していたレジスタの値をRAM230の退避領域に退避させる。
ステップS101では、入力ポート240の受信バッファにデータ(制御コマンド)が存在するか否かを判定し、受信バッファにデータが存在すると判定した場合(Yes)には、ステップS102に移行し、受信バッファにデータが存在しないと判定した場合(No)には、ステップS103に移行する。
ステップS102では、受信データ格納処理を実行し、ステップS103に移行する。受信データ格納処理では、受信バッファに存在するデータ(制御コマンド)をRAM230の所定領域に格納する。
ステップS103では、レジスタ復帰処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。レジスタ復帰処理では、ステップS100で退避しておいたレジスタの値を復帰させる。そして、レジスタ復帰処理の終了後、メインループ処理又はタイマ割込み処理(スタックポインタで指示されるプログラムアドレス)に復帰する。
次に、CPU210が実行するタイマ割込み処理を説明する。
周波数発生回路260は、所定割込み周期(本実施形態では、4.0[ms])ごとに、割込み要求信号を発生させる。そして、CPU210は、割込み要求信号の発生に応じて、メインループ処理の割込み許可期間中において、図7に示すタイマ割込み処理を開始する。タイマ割込み処理が開始されると、ステップS200に移行する。
ステップS200では、レジスタ退避処理を実行し、ステップS201に移行する。レジスタ退避処理では、メインループ処理の実行中に使用していた全てのレジスタの値をRAM230の退避領域に退避させ、割込みを許可する。
ステップS201では、初期値乱数更新処理を実行し、ステップS202に移行する。ステップS201の初期値乱数更新処理は、ステップS31の初期値乱数更新処理と同一の処理となっている。
ステップS202では、ソフト乱数更新処理を実行し、ステップS203に移行する。ソフト乱数更新処理では、ソフト乱数のうち大当たり図柄乱数を発生させるためのループカウンタの値を更新する。
ステップS203では、スイッチチェック処理を実行し、ステップS204に移行する。スイッチチェック処理では、入力ポート240における各検知センサ101〜104からの検出信号の入力の有無をチェックする。そして、いずれかの検知センサ101〜104からの検出信号の入力を検出した場合には、該検出を示す情報をRAM230の所定領域に記憶する。
ステップS204では、特別図柄抽選に係る各種乱数を記憶する特図乱数記憶処理を実行し、ステップS205に移行する。特図乱数記憶処理については、後述する。
ステップS205では、特別図柄抽選の抽選結果を報知する特図変動処理を実行し、ステップS206に移行する。特図変動処理については、後述する。
ステップS206では、大当たり遊技状態を制御する大当たり遊技処理を実行し、ステップS207に移行する。大当たり遊技処理については、後述する。
ステップS207では、普通図柄抽選に係る各種乱数を記憶する普図乱数記憶処理を実行し、ステップS208に移行する。普図乱数記憶処理では、ステップS203の処理結果に基づいて、普図始動球検知センサ104から検出信号が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合には、普図乱数記憶処理を実行する。
普図乱数記憶処理では、普通図柄抽選の普図当たり乱数等を対応のループカウンタから取得して、取得した乱数(乱数値)を、普図始動情報として、RAM230の普図始動情報記憶領域に記憶する。
ステップS208では、普通図柄抽選の抽選結果を報知する普図変動処理を実行し、ステップS209に移行する。普図変動処理では、普図始動情報記憶領域において普図始動情報が記憶されているか否かを判定し、普図始動情報が記憶されていると判定した場合には、普図当たり判定処理及び普図報知表示開始処理を実行する。
普図当たり判定処理では、普図始動情報記憶領域に記憶されている普図始動情報に含まれる普図当たり乱数の値が当たり値と一致しているか否かを判定し、普図当たり乱数の値が当たり値と一致していると判定した場合には、停止図柄として「普図当たり図柄」を設定し、普図当たり乱数の値が当たり値と一致していないと判定した場合には、停止図柄として「はずれ図柄」を設定する。
普図報知表示開始処理では、普通図柄の変動時間を設定して、普図表示装置60において、普通図柄の変動表示を開始する。そして、普通図柄の変動表示が開始されてから設定された変動時間が経過した場合には、普図表示装置60において、普通図柄の表示が終了されて、普図当たり判定処理で設定された停止図柄による普通図柄の停止表示が行われる。
ステップS209では、普図当たり遊技状態を制御する普図当たり遊技処理を実行し、ステップS210に移行する。普図当たり遊技処理では、普図表示装置60において「普図当たり図柄」が停止表示されたか否かを判定し、「普図当たり図柄」が停止表示されたと判定した場合には、普図当たり遊技状態を生起させる。
普図当たり遊技状態では、始動口開閉部材52aが閉止状態から開放状態に変位(開放)されて、第2始動口52への遊技球の入球が可能となる。始動口開閉部材52aは、開放状態とされてから所定の開放時間が経過したこと及び第2始動口52への遊技球の入球数が所定数に達したことのうち一方が達成された場合に、閉鎖状態とされる。
ステップS210では、賞球の払い出し動作を実行する賞球払出処理を実行し、ステップS211に移行する。賞球払出処理では、ステップS203の処理結果に基づいて、各検知センサ101〜103からの検出信号の入力の有無を判定する。そして、各検知センサ101〜103からの検出信号の入力があった場合には、賞球数指定コマンドを払出制御回路400に対して送信する。
本実施形態では、特図1始動球検知センサ101から検出信号の入力があった場合には、3[球]の賞球数を指定する賞球数指定コマンド、特図2始動球検知センサ102から検出信号の入力があった場合には、1[球]の賞球数を指定する賞球数指定コマンド、大入賞球検知センサ103から検出信号の入力があった場合には、5[球]の賞球数を指定する賞球数指定コマンドを払出制御回路400に対して送信する。
ステップS211では、エラー監視処理を実行し、ステップS212に移行する。エラー監視処理では、各種エラーの発生を監視して、エラーの発生を判定した場合には、発生したエラーの種類に応じた処理を実行する。
例えば、払出制御回路400から払出中エラーの発生、満タンエラーの発生又は球詰まりエラーの発生を指定する制御コマンドを受信した場合には、受信した制御コマンドが指定するエラーの発生を判定する。そして、当該エラーの発生の報知を指定する制御コマンドをRAM230のポート出力要求バッファに記憶する。
また、払出制御回路400から払出中エラーの解除、満タンエラーの解除又は球詰まりエラーの解除を指定する制御コマンドを受信した場合には、受信した制御コマンドが指定するエラーの解除を判定する。そして、当該エラーの発生の報知の停止を指定する制御コマンドをRAM230のポート出力要求バッファに記憶する。
ステップS212では、ポート出力処理を実行し、ステップS213に移行する。ポート出力処理では、各種制御信号が、普図表示装置60、特図1表示装置61、特図2表示装置62、状態表示装置63、始動口ソレノイド64、大入賞口ソレノイド65等に対して出力される。
ステップS213では、レジスタ復帰処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。レジスタ復帰処理では、ステップS200で退避しておいたレジスタの値を復帰させる。そして、レジスタ復帰処理の終了後、メインループ処理(スタックポインタで指示されるプログラムアドレス)に復帰する。
次に、ステップS204の特図乱数記憶処理を説明する。
図8は、特図乱数記憶処理を示すフローチャートである。図9は、当選時乱数区分抽選テーブル、当選時第1変動パターン抽選テーブル及び当選時第2変動パターン抽選テーブルを示す図である。図10は、落選時乱数区分抽選テーブル、落選時第1変動パターン抽選テーブル及び落選時第2変動パターン抽選テーブルを示す図である。
特図乱数記憶処理は、ステップS204において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS240に移行する。
ステップS240では、ステップS203の処理結果に基づいて、特図1始動球検知センサ101からの検出信号の入力を検出したか否かを判定し、入力を検出したと判定した場合(Yes)には、ステップS241に移行し、入力を検出しないと判定した場合(No)には、ステップS244に移行する。
ステップS241では、特図1保留数が上限数に達しているか否かを判定し、上限数に達していないと判定した場合(No)には、ステップS242に移行し、上限数に達していると判定した場合(Yes)には、ステップS244に移行する。
ここで、特図1保留数とは、特図1表示装置61における第1特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。本実施形態では、特図1保留数の上限数は、「4」に設定されている。
ステップS242では、特図1乱数記憶処理を実行し、ステップS243に移行する。特図1乱数記憶処理では、第1特別図柄抽選の大当たり乱数、大当り図柄乱数、変動パターン乱数等を対応のループカウンタから取得して、取得した各種乱数(乱数値)を、特図1始動情報として、RAM230の特図1始動情報記憶領域に記憶する。
また、特図1乱数記憶処理では、保留数増加指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS243では、先読み判定処理を実行し、ステップS244に移行する。先読み判定処理では、ステップS242で特図1始動情報記憶領域に記憶した特図1始動情報(以下、「対象特図1始動情報」とする)に基づいて、各種抽選結果を事前判定する。
すなわち、先読み判定処理では、まず、第1特別図柄抽選の抽選結果を判定する。具体的には、対象特図1始動情報に含まれる大当たり乱数の値が当たり値と一致しているか否かを判定(事前大当たり判定)する。
ここで、ROM220には、大当たり乱数と当たり値との対応が登録された特別図柄抽選テーブルが格納されている。また、特別図柄抽選テーブルとして、特図低確率状態に対応する特別図柄抽選テーブルと、特図高確率状態に対応する特別図柄抽選テーブルと、が格納されている。特図低確率状態に対応する特別図柄抽選テーブルでは、当選確率が第1の確率(例えば、1/390)となるように、当たり値が登録されている。一方、特図高確率状態に対応する特別図柄抽選テーブルでは、当選確率が第1の確率より高い第2の確率(例えば、1/39)となるように、当たり値が登録されている。
そして、先読み判定処理では、現在設定されている遊技状態に対応する特別図柄抽選テーブルを読み出して、事前大当たり判定を行う。これにより、第1特別図柄抽選の抽選結果(当選又は落選)が判定される。なお、現在設定されている遊技状態は、RAM230の所定領域において特図低確率状態フラグ及び特図低確率状態フラグのうちいずれのフラグが記憶されているかに基づいて判定する。
先読み判定処理では、次に、第1特別図柄の停止図柄を判定する。具体的には、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に当選したと判定した場合には、対象特図1始動情報に含まれる大当たり図柄乱数に基づいて、停止図柄(大当たり図柄)を判定する。一方、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に落選したと判定した場合には、停止図柄を「はずれ図柄」と判定する。
ここで、ROM220には、大当たり図柄乱数と停止図柄(大当たり図柄)との対応が登録された大当たり図柄抽選テーブルが格納されている。また、大当たり図柄抽選テーブルとして、第1特別図柄抽選に対応する大当たり図柄抽選テーブルと、第2特別図柄抽選に対応する大当たり図柄抽選テーブルと、が格納されている。第1特別図柄抽選に対応する大当たり図柄抽選テーブルと第2特別図柄抽選に対応する大当たり図柄抽選テーブルとでは、各大当たり図柄が選択される確率が異なっている。
そして、先読み判定処理では、第1特別図柄抽選に対応する大当たり図柄抽選テーブルを用いて、大当たり図柄(「大当たり1図柄」〜「大当たり3図柄」のうちいずれか)を判定する。
また、先読み判定処理では、判定した停止図柄(「はずれ図柄」又は「大当たりp図柄」)を指定する第1先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
先読み判定処理では、次に、第1変動パターンの内容及び第2変動パターンの内容を判定(事前変動パターン判定)する。具体的には、対象特図1始動情報に含まれる変動パターン乱数に基づいて、第1変動パターンの内容及び第2変動パターンの内容を判定する。
ここで、ROM220には、変動パターン乱数と変動パターン乱数の区分との対応が登録された乱数区分抽選テーブルが格納されている。また、乱数区分抽選テーブルとして、事前大当たり判定(大当たり判定)の結果(当選及び落選)のそれぞれに対応する乱数区分抽選テーブルが格納されている。
図9(a)に示すように、特別図柄抽選に当選した場合に対応する当選時乱数区分抽選テーブルには、変動パターンの区分として、「固定値」のみが登録されている。一方、図10(a)に示すように、特別図柄抽選に落選した場合に対応する落選時乱数区分抽選テーブルには、変動パターン乱数の区分として、「不定値」及び「固定値」が登録されている。
「不定値」とは、始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)の記憶(取得)時には、変動パターン(変動時間)が決定されず、当該始動情報に係る特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動表示の開始時(ステップS255の実行時)において、当該変動表示の開始時の保留数(特図1保留数又は特図2保留数)等に基づいて、変動パターンが決定される変動パターン乱数の区分となっている。
「固定値」とは、特別図柄の変動表示の開始時における保留数等に関わらず、始動情報の記憶時(ステップS243の実行時)において、変動パターンの内容が決定される変動パターン乱数の区分となっている。
本実施形態では、変動パターン乱数の値は、0〜1999の範囲内で更新される。そして、当選時乱数区分抽選テーブルでは、0〜1999の全ての変動パターン乱数の値が「固定値」に設定されている。一方、落選時乱数区分抽選テーブルでは、0〜1700の範囲の変動パターン乱数の値が「不定値」に設定され、1701〜1999の範囲の変動パターン乱数の値が「固定値」に設定されている。
また、ROM220には、変動パターン乱数と第1変動パターンの内容(変動パターン番号)との対応が登録された第1変動パターン抽選テーブルが格納されている。そして、第1変動パターン抽選テーブルとして、第1特別図柄抽選に当選した場合に対応する当選時第1変動パターン抽選テーブルと、第1特別図柄抽選に落選した場合に対応する落選時第1変動パターン抽選テーブルと、が格納されている。
また、落選時第1変動パターン抽選テーブルとして、変動パターン乱数の区分が不定値である場合に対応する落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルと、変動パターン乱数の区分が固定値である場合に対応する落選時固定値用第1変動パターン抽選テーブルと、が格納されている。
図9(b)に示すように、当選時第1変動パターン抽選テーブルには、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」及び「擬似連続変動パターン」(「擬似連続変動1」〜「擬似連続変動3」)が登録されている。
一方、図10(b)に示すように、落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルには、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」のみが登録されている(「擬似連続変動パターン」が登録されていない)。ここで、図10(b)に示す、変動パターン乱数の値が0〜1700の範囲に対応する部分が、落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルとなっている。
一方、図10(b)に示すように、落選時固定値用第1変動パターン抽選テーブルには、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」及び「擬似連続変動パターン」(「擬似連続変動1」及び「擬似連続変動2」)が登録されている。ここで、図10(b)に示す、変動パターン乱数の値が1701〜1999の範囲に対応する部分が、落選時固定値用第1変動パターン抽選テーブルとなっている。
さらに、ROM220には、落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルとして、時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数又は特図2保留数)等の組み合わせのそれぞれに対応する落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルが格納されている。
そして、時短制御の実行中に対応する落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルでは、時短制御の停止中に対応する落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルと比較して、短い変動時間(例えば、0.5[s])に係る第1変動パターンの内容が登録されている。また、保留数が多いほど短い変動時間に係る第1変動パターンの内容が決定されるように、各保留数に対応する落選時不定値用第1変動パターン抽選テーブルの内容が設定されている。
ここで、本実施形態では、「擬似連続変動3」は、当選時第1変動パターン抽選テーブルにのみ登録されている(落選時固定値用第1変動パターン抽選テーブルには登録されていない)。一方、「擬似連続変動1」及び「擬似連続変動2」は、それぞれ、当選時第1変動パターン抽選テーブル及び落選時固定値用第1変動パターン抽選テーブルのそれぞれに登録されている。
これによって、「擬似連続変動3」は、特別図柄抽選の結果が当選である場合にのみ選択され得る。一方、「擬似連続変動1」及び「擬似連続変動2」は、それぞれ、特別図柄抽選の結果に関わらず選択され得る。
また、ROM220には、変動パターン乱数と第2変動パターンの内容(変動パターン番号)との対応が登録された第2変動パターン抽選テーブルが格納されている。そして、第2変動パターン抽選テーブルとして、第1特別図柄抽選に当選した場合に対応する当選時第2変動パターン抽選テーブルと、第1特別図柄抽選に落選した場合に対応する落選時第2変動パターン抽選テーブルと、が格納されている。
また、落選時第2変動パターン抽選テーブルとして、変動パターン乱数の区分が不定値である場合に対応する落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルと、変動パターン乱数の区分が固定値である場合に対応する落選時固定値用第2変動パターン抽選テーブルと、が格納されている。
図9(c)に示すように、当選時第2変動パターン抽選テーブルには、第2変動パターンの内容として、「リーチ変動パターン」(「ノーマルリーチ」及び「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」)のみが登録されている(「通常変動パターン」が登録されていない)。
一方、図10(c)に示すように、落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルには、第2変動パターンの内容として、「通常変動パターン」のみが登録されている(「リーチ変動パターン」が登録されていない)。ここで、図10(c)に示す、変動パターン乱数の値が0〜1700の範囲に対応する部分が、落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルとなっている。
一方、図10(c)に示すように、落選時固定値用第2変動パターン抽選テーブルには、第2変動パターンの内容として、「リーチ変動パターン」(「ノーマルリーチ」及び「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」)のみが登録されている(「通常変動パターン」が登録されていない)。ここで、図10(c)に示す、変動パターン乱数の値が1701〜1999の範囲に対応する部分が、落選時固定値用第2変動パターン抽選テーブルとなっている。
さらに、ROM220には、落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルとして、時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数又は特図2保留数)等の組み合わせのそれぞれに対応する落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルが格納されている。
そして、時短制御の実行中に対応する落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルでは、時短制御の停止中に対応する落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルと比較して、短い変動時間(例えば、0.5[s])に係る第2変動パターンの内容が登録されている。また、保留数が多いほど短い変動時間に係る第2変動パターンが決定されるように、各保留数に対応する落選時不定値用第2変動パターン抽選テーブルの内容が設定されている。
そして、事前変動パターン判定では、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に当選したと判定した場合には、まず、当選時乱数区分抽選テーブルを読み出して、変動パターン乱数の区分を判定する(本実施形態では、「固定値」と判定される)。
次に、当選時第1変動パターン抽選テーブルを読み出して、第1変動パターンの内容(「通常変動パターン」又は「擬似連続変動パターン」)を判定する。また、当選時第2変動パターン抽選テーブルを読み出して、第2変動パターンの内容(「リーチ変動パターン」)を判定する。さらに、判定した第1変動パターンの内容(「変動パターンm」)を指定する第2先読み指定コマンド及び判定した第2変動パターンの内容(「変動パターンn」)を指定する第3先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
一方、事前変動パターン判定では、事前大当たり判定で第1特別図柄抽選に落選したと判定した場合には、まず、落選時乱数区分抽選テーブルを読み出して、変動パターン乱数の区分を判定する。
そして、変動パターン乱数の区分が「不定値」であると判定した場合には、「変動パターン不定」を指定する第2先読み指定コマンド及び「変動パターン不定」を指定する第3先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
一方、変動パターン乱数の区分が「固定値」であると判定した場合には、落選時固定値用第1変動パターン抽選テーブルを読み出して、第1変動パターンの内容(「通常変動パターン」又は「擬似連続変動パターン」)を判定する。また、落選時固定値用第2変動パターン抽選テーブルを読み出して、第2変動パターンの内容(「リーチ変動パターン」)を判定する。さらに、判定した第1変動パターンの内容(「変動パターンm」)を指定する第2先読み指定コマンド及び判定した第2変動パターンの内容(「変動パターンn」)を指定する第3先読み指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
以上により、先読み判定処理では、変動パターン乱数の区分が「不定値」と判定された場合には、具体的な一の変動パターン(第1変動パターン及び第2変動パターン)の内容が判定されることなく、変動パターンが不定であることを指示する第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドが演出制御回路300に対して送信される。
一方、変動パターン乱数の区分が「固定値」と判定された場合には、具体的な一の変動パターン(第1変動パターン及び第2変動パターン)の内容が判定されて、判定された変動パターンの内容を指示する第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンドが演出制御回路300に対して送信される。
ステップS244では、ステップS203の処理結果に基づいて、特図2始動球検知センサ102からの検出信号の入力を検出したか否かを判定し、入力を検出したと判定した場合(Yes)には、ステップS245に移行し、入力を検出しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S205)に移行する。
ステップS245では、特図2保留数が上限数に達しているか否かを判定し、上限数に達していないと判定した場合(No)には、ステップS246に移行し、上限数に達していると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して次の処理(S205)に移行する。
ここで、特図2保留数とは、特図2表示装置62における第2特別図柄の報知表示(変動表示及び停止表示)が保留されている数をいう。本実施形態では、特図2保留数の上限数は、「4」に設定されている。
ステップS246では、特図2乱数記憶処理を実行し、ステップS247に移行する。特図2乱数記憶処理では、第2特別図柄抽選の大当たり乱数、大当り図柄乱数、変動パターン乱数等を対応のループカウンタから取得して、取得した各種乱数(乱数値)を、特図2始動情報(遊技状態)として、RAM230の特図2始動情報記憶領域に記憶する。
また、特図2乱数記憶処理では、保留数増加指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS247では、先読み判定処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S205)に移行する。先読み判定処理では、ステップS246で特図2始動情報記憶領域に記憶した特図2始動情報に基づいて、各種抽選結果を事前判定する。
ステップS247の先読み判定処理は、ステップS243の先読み判定処理と同様の処理となっているため、説明を省略する。
次に、ステップS205の特図変動処理を説明する。
図11は、特図変動処理を示すフローチャートである。
特図変動処理は、ステップS205において実行されると、図11に示すように、まず、ステップS250に移行する。
ステップS250では、大当たり遊技状態の生起中であるか否かを判定し、大当たり遊技状態の生起中でないと判定した場合(No)には、ステップS251に移行し、大当たり遊技状態の生起中であると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。
ステップS251では、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の報知表示中であるか否かを判定し、特別図柄の報知表示中でないと判定した場合(No)には、ステップS252に移行し、特別図柄の報知表示中であると判定した場合(Yes)には、ステップS257に移行する。ここで、特別図柄の報知表示中とは、特別図柄の変動表示又は停止表示が行われている期間中をいう。
ステップS252では、特図保留数が「0」であるか否かを判定し、特図保留数が「0」でないと判定した場合(No)には、ステップS253に移行し、特図保留数が「0」であると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。ここで、特図保留数とは、特図1保留数及び特図2保留数の合計数をいう。
ステップS253では、大当たり判定処理を実行し、ステップS254に移行する。大当たり判定処理では、RAM230の始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域又は特図2始動情報記憶領域)に記憶されている始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)に含まれる大当たり乱数を読み出して、この大当たり乱数の値が大当たり値と一致しているか否かを判定(大当たり判定)する。そして、大当たり乱数の値が大当たり値と一致している場合には、「大当たり」と判定し、大当たり乱数の値が大当たり値と一致していない場合には、「はずれ」と判定する。
この際、本実施形態では、始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域及び特図2始動情報記憶領域)に記憶されている始動情報(特図1始動情報及び特図2始動情報)は、特図1始動情報及び特図2始動情報を通じて、先に取得(記憶)された始動情報から順に、大当たり判定が実行される。なお、特図2始動情報記憶領域において特図2始動情報が記憶されている場合には、特図1始動情報に対して優先して、該特図2始動情報に基づく大当たり判定を実行する構成としても構わない。以下、ステップS253において大当たり判定が実行された始動情報を、「判定始動情報」とする。
大当たり判定は、ステップS243,S247の処理における判定(事前大当たり判定)と同様に行う。具体的には、判定始動情報に含まれる大当たり乱数と、現在設定されている遊技状態に対応する特別図柄抽選テーブルとに基づいて、大当たり判定を行う。これにより、特別図柄抽選の抽選結果(当選又は落選)が判定される。
ここで、現在設定されている遊技状態は、RAM230の所定領域において特図低確率状態フラグ及び特図低確率状態フラグのうちいずれのフラグが記憶されているかに基づいて判定する。
ステップS254では、停止図柄設定処理を実行し、ステップS255に移行する。停止図柄設定処理では、ステップS253の処理結果に基づいて、停止表示させる特別図柄の態様(停止図柄)を決定する(停止図柄判定)。
停止図柄の判定は、ステップS243,S247の処理における判定と同様に行う。具体的には、大当たり判定で特別図柄抽選に当選したと判定した場合には、判定始動情報に含まれる大当たり図柄乱数と、判定始動情報に係る抽選の種類(第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選)に対応する大当たり図柄抽選テーブルとに基づいて、大当たり図柄の種類(「大当たり1図柄」〜「大当たり3図柄」のうちいずれか)を判定する。
一方、大当たり判定で特別図柄抽選に落選したと判定した場合には、停止図柄として、「はずれ図柄」が判定される。
そして、停止図柄設定処理では、停止図柄させる特別図柄の態様として、決定した停止図柄を設定する。また、決定した停止図柄に対応する図柄種別指定コマンド(「大当たりp図柄」又は「はずれ図柄指定」)を、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS255では、変動時間設定処理を実行し、ステップS256に移行する。変動時間設定処理では、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動時間を設定する。
変動時間設定処理では、まず、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数に基づいて、変動パターン乱数の区分を判定する。変動パターン乱数の区分の判定は、ステップS243,S247の処理における判定と同様に行う。
具体的には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、大当たり判定の結果に対応する乱数区分決定テーブル(当選時乱数区分決定テーブル又は落選時乱数区分決定テーブル)とに基づいて、変動パターン乱数の区分(「固定値」又は「不定値」)を判定する。
次に、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数に基づいて、第1変動パターンの内容(変動パターン番号)及び第2変動パターンの内容(変動パターン番号)のそれぞれを判定する(変動パターン判定)。
具体的には、大当たり判定の結果が当選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、当選時第1変動パターン決定テーブル(図9(b)参照)とに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。本実施形態では、大当たり判定の結果が当選である場合には、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」又は「擬似連続変動パターン」(「擬似連続変動1」〜「擬似連続変動3」のうちいずれか)が決定される。
また、大当たり判定の結果が当選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、当選時第2変動パターン決定テーブル(図9(c)参照)とに基づいて、第2変動パターンの内容を判定する。本実施形態では、大当たり判定の結果が当選である場合には、第2変動パターンの内容として、「リーチ変動パターン」(「ノーマルリーチ」及び「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」のうちいずれか)が決定される。
一方、大当たり判定の結果が落選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、判定した変動パターン乱数の区分に対応する落選時第1変動パターン決定テーブル(落選時不定値用第1変動パターン決定テーブル又は落選時固定値用第1変動パターン決定テーブル)(図10(b)参照)とに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。
この際、変動パターンの区分が「不定値」と判定された場合には、現在の時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数又は特図2保留数)等の組み合わせに対応する落選時不定値用第1変動パターン決定テーブルに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。
本実施形態では、変動パターン乱数の区分が「固定値」である場合には、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」又は「擬似連続変動パターン」(「擬似連続変動1」又は「擬似連続変動2」)が決定される。一方、変動パターン乱数の区分が「不定値」である場合にも、第1変動パターンの内容として、「通常変動パターン」が決定される。
また、大当たり判定の結果が落選である場合には、判定始動情報に含まれる変動パターン乱数と、判定した変動パターン乱数の区分に対応する落選時第2変動パターン決定テーブル(落選時不定値用第2変動パターン決定テーブル又は落選時固定値用第2変動パターン決定テーブル)(図10(c)参照)とに基づいて、第2変動パターンの内容を判定する。
この際、変動パターンの区分が「不定値」と判定された場合には、現在の時短制御の実行状況、保留数(特図1保留数又は特図2保留数)等の組み合わせに対応する落選時不定値用第2変動パターン決定テーブルに基づいて、第1変動パターンの内容を判定する。
本実施形態では、変動パターン乱数の区分が「固定値」である場合には、第2変動パターンの内容として、「リーチ変動パターン」(「ノーマルリーチ」及び「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」のうちいずれか)が決定される。一方、変動パターン乱数の区分が「不定値」である場合には、第2変動パターンの内容として、「通常変動パターン」が決定される。
また、変動時間設定処理では、判定した第1変動パターンの内容を指定する第1変動パターン指定コマンド(変動パターンm指定)及び判定した第2変動パターンの内容を指定する第2変動パターン指定コマンド(変動パターンn指定)を、ポート出力要求バッファに格納する。
さらに、特図保留数(特図1保留数又は特図2保留数)を1減算し、保留数減少指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS256では、報知表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。報知表示開始処理では、ステップS255で決定した特別図柄の変動時間(変動パターンに対応する変動時間)を、特図変動時間タイマに設定する。ここで、特別図柄の変動時間とは、第1変動パターンに係る変動時間と第2変動パターンに係る変動時間とを合計した時間をいう。
そして、特図1表示装置61又は特図2表示装置62において、特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の変動表示を開始するとともに、設定した特図変動時間タイマによる変動時間の計測を開始する。
また、RAM230の始動情報記憶領域に記憶されている判定始動情報を消去して、当該判定始動情報を、RAM230の変動中始動情報記憶領域に記憶する。
ステップS257では、特図変動時間タイマに基づいて、ステップS256で設定した特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定し、設定した特別図柄の変動時間が経過したと判定した場合(Yes)には、ステップS258に移行し、設定した特別図柄の変動時間が経過していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。
ステップS258では、報知表示終了処理を実行し、ステップS259に移行する。報知表示終了処理では、特図1表示装置61又は特図2表示装置62において、ステップS254で設定された停止図柄による特別図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の停止表示を開始する。ここで、特別図柄の停止表示は、予め設定されている所定時間行われる。
また、報知表示終了処理では、停止指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS259では、ステップS258で停止表示された停止図柄が「大当たり図柄」(「大当たり1図柄」〜「大当たり3図柄」のうちいずれか)であるか否かを判定し、大当たり図柄であると判定した場合(Yes)には、ステップS260に移行し、大当たり図柄でないと判定した場合(No)には、ステップS261に移行する。
ステップS260では、大当たり遊技状態開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。大当たり遊技状態開始処理では、まず、ステップS258で停止表示された「大当たり図柄」(停止図柄)に基づいて、生起させる大当たり遊技状態の種別(「大当たり1」〜「大当たり3」のうちいずれか)を確認する。
次に、生起させる大当たり遊技状態の種別に対応する大当たり遊技状態フラグ及びオープニング期間中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。また、所定のオープニング時間を、オープニング期間タイマに設定して、オープニング期間タイマによる設定したオープニング時間の計測を開始する。さらに、オープニング指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
また、現在、時短制御を実行中である場合には、時短制御を停止して、RAM230の所定領域に記載されている時短制御フラグを消去するとともに、時短カウンタの値をリセットする。そして、時短制御の終了を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS261では、時短制御を実行中であるか否かを判定し、時短制御を実行中であると判定した場合(Yes)には、ステップS262に移行し、時短制御を実行中でないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。
ステップS262では、時短制御を終了するか否かを判定し、時短制御を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS263に移行し、時短制御を終了しないと判定した場合(No)には、ステップS264に移行する。
本実施形態では、時短回数カウンタの値が「0」となっている場合には、時短制御を終了すると判定し、時短回数カウンタの値が「1」以上の場合には、時短制御を終了しないと判定する。
ステップS263では、時短制御停止処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。時短制御停止処理では、時短制御を停止して、時短回数カウンタの値をリセットする。そして、時短制御の終了を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS264では、時短回数カウンタ更新処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S206)に移行する。時短回数カウンタ更新処理では、時短回数カウンタに設定されている値から「1」を減算した値を、新たに時短回数カウンタに設定する。
次に、ステップS206の大当たり遊技処理を説明する。
図12は、大当たり遊技処理を示すフローチャートである。
大当たり遊技処理は、ステップS206において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS270に移行する。
ステップS270では、大当たり遊技状態の生起中であるか否かを判定し、大当たり遊技状態の生起中であると判定した場合(Yes)には、ステップS271に移行し、大当たり遊技状態の生起中でないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。
ここで、大当たり遊技状態の生起中であるか否かは、RAM230の所定領域において大当たり遊技状態フラグが設定されているか否かに基づいて判定する。
ステップS271では、オープニング期間中であるか否かを判定し、オープニング期間中であると判定した場合(Yes)には、ステップS272に移行し、オープニング期間中でないと判定した場合(No)には、ステップS274に移行する。
ここで、オープニング期間中であるか否かは、RAM230の所定領域においてオープニング期間中フラグが設定されているか否かに基づいて判定する。
ステップS272では、オープニング期間を終了するか否かを判定し、オープニング期間を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS273に移行し、オープニング期間を終了しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。
ここで、オープニング期間タイマに設定されたオープニング時間が経過した場合に、オープニング期間を終了すると判定する。
ステップS273では、ラウンド遊技開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。ラウンド遊技開始処理では、オープニング期間を終了して、ラウンド遊技を開始する。
具体的には、ラウンド遊技開始処理では、まず、RAM230の所定領域に設定されている大当たり遊技状態フラグに基づいて、現在の大当たり遊技状態の種別(「大当たり1」〜「大当たり3」のうちいずれか)を確認する。
次に、確認した大当たり遊技状態の種別に対応するラウンド遊技回数(7[回]又は16[回])を、ラウンド遊技カウンタに設定する。さらに、確認した大当たり遊技状態の種別に対応する最長開放時間(30.0[s])を、ラウンド遊技タイマに設定する。
そして、大入賞口開閉部材53aの開放を開始して、設定したラウンド遊技タイマによる大入賞口開閉部材53aの開放時間の計測を開始するとともに、大入賞口入球数カウンタによる大入賞口53への遊技球の入球数のカウントを開始する。
また、RAM230の所定領域に設定されているオープニング期間中フラグを解除するとともに、ラウンド遊技中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。さらに、ラウンド開始指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS274では、インターバル期間中であるか否かを判定し、インターバル期間中であると判定した場合(Yes)には、ステップS275に移行し、インターバル期間中でないと判定した場合(No)には、ステップS277に移行する。
ここで、インターバル期間中であるか否かは、RAM230の所定領域においてインターバル期間中フラグが設定されているか否かに基づいて判定する。
ステップS275では、インターバル期間を終了するか否かを判定し、インターバル期間を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS276に移行し、インターバル期間を終了しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。
ここで、インターバル期間タイマに設定されたインターバル時間が経過した場合に、インターバル期間を終了すると判定する。
ステップS276では、ラウンド遊技開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。ラウンド遊技開始処理では、インターバル期間を終了して、ラウンド遊技を開始する。
具体的には、ラウンド遊技開始処理では、まず、RAM230の所定領域に設定されている大当たり遊技状態フラグに基づいて、現在の大当たり遊技状態の種類(「大当たり1」〜「大当たり3」のうちいずれか)を確認する。
次に、確認した大当たり遊技状態の種類に対応する最長開放時間(30.0[s])を、ラウンド遊技タイマに設定する。
そして、大入賞口開閉部材53aの開放を開始して、設定したラウンド遊技タイマによる大入賞口開閉部材53aの開放時間の計測を開始するとともに、大入賞口入球数カウンタによる大入賞口53への遊技球の入球数のカウントを開始する。
また、RAM230の所定領域に設定されているインターバル期間中フラグを解除(消去)するとともに、ラウンド遊技中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。さらに、ラウンド開始指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS277では、ラウンド遊技中であるか否かを判定し、ラウンド遊技中であると判定した場合(Yes)には、ステップS278に移行し、ラウンド遊技中でないと判定した場合(No)には、ステップS283に移行する。
ここで、ラウンド期間中であるか否かは、RAM230の所定領域においてラウンド遊技中フラグが設定されているか否かに基づいて判定する。
ステップS278では、ラウンド遊技終了条件を満たすか否かを判定し、ラウンド遊技終了条件を満たすと判定した場合(Yes)には、ステップS279に移行し、ラウンド遊技終了条件を満たさないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。
ここで、ラウンド遊技タイマに設定された最長開放時間が経過したこと、及び、大入賞口入球数カウンタによりカウントされた大入賞口53への遊技球の入球数が所定入賞上限数(本実施形態では、10[球])に達したこと、のうち一方が達成された場合に、ラウンド遊技終了条件を満たすと判定する。
ステップS279では、ラウンド遊技終了処理を実行し、ステップS280に移行する。ラウンド遊技終了処理では、大入賞口開閉部材53aを閉鎖して、大入賞口入球数カウンタの値をリセットする。
また、ラウンド遊技カウンタに設定されている値から「1」を減算した値を、新たにラウンド遊技カウンタに設定するとともに、RAM230の所定領域に設定されているラウンド遊技中フラグを解除する。さらに、ラウンド終了指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS280では、最終回のラウンド遊技が終了したか否かを判定し、最終回のラウンド遊技が終了していないと判定した場合(No)には、ステップS281に移行し、最終回のラウンド遊技が終了したと判定した場合(Yes)には、ステップS282に移行する。
ここで、ラウンド遊技カウンタに設定されている値が「1」以上である場合には、最終回のラウンド遊技が終了していないと判定し、ラウンド遊技カウンタに設定されている値が「0」である場合には、最終回のラウンド遊技が終了したと判定する。
ステップS281では、インターバル期間開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。インターバル期間開始処理では、インターバル期間中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。また、所定のインターバル時間を、インターバル期間タイマに設定して、インターバル期間タイマによる設定したインターバル時間の計測を開始する。
ステップS282では、エンディング期間開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。エンディング期間開始処理では、エンディング期間中フラグを、RAM230の所定領域に設定する。また、所定のエンディング時間を、エンディング期間タイマに設定して、エンディング期間タイマによる設定したエンディング時間の計測を開始する。さらに、エンディング指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS283では、エンディング期間を終了するか否かを判定し、エンディング期間を終了すると判定した場合(Yes)には、ステップS284に移行し、エンディング期間を終了しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。
ここで、エンディング期間タイマに設定されたエンディング時間が経過した場合に、エンディング期間を終了すると判定する。
ステップS284では、大当たり遊技状態終了処理を実行し、ステップS285に移行する。大当たり遊技状態終了処理では、RAM230の所定領域に設定されている大当たり遊技状態フラグを解除する。
また、終了に係る大当たり遊技状態の種別が「大当たり2」又は「大当たり3」である場合には、特図高確率状態フラグをRAM230の所定領域に設定するとともに、特図高確率状態の設定を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
一方、終了に係る大当たり遊技状態の種別が「大当たり1」である場合には、特図低確率状態フラグをRAM230の所定領域に設定するとともに、特図低確率状態の設定を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
ステップS285では、時短制御を開始するか否かを判定し、時短制御を開始すると判定した場合(Yes)には、ステップS286に移行し、時短制御を開始しないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。
本実施形態では、全ての種別に係る大当たり遊技状態の終了に応じて、時短制御を開始する。したがって、ステップS285では、必ず、時短制御を開始すると判定される。
ステップS286では、時短制御開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S207)に移行する。時短制御実行処理では、時短制御フラグをRAM230の所定領域に設定して、時短制御を開始する。また、所定回数(本実施形態では、70[回])を、時短カウンタに設定する。さらに、時短制御の開始を指定する状態指定コマンドを、ポート出力要求バッファに格納する。
(演出制御回路300で実行される処理)
次に、演出制御回路300のCPU310がROM320に記憶されているプログラム(ソフトウェア)に基づいて実行する演出制御処理について説明する。
図13は、演出制御回路が実行するメインループ処理を示すフローチャートである。図14は、演出制御回路が実行するシリアル通信受信割込み処理を示すフローチャートである。図15は、演出制御回路が実行するタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
演出制御回路300は、パチンコ機1に電源が投入されると、メインルーチンとして、所定の初期化処理を実行した後に、メインループ処理を繰り返し実行する。また、演出制御回路300は、所定の割込み発生要因の成立に応じて、割込み処理として、リアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等を実行する。
シリアル通信受信割込み処理の割込み発生要因は、主制御回路200からの制御コマンドの受信となっている。タイマ割込み処理の割込み発生要因は、割込み要求信号の受信となっている。ここで、割込み要求信号は、所定割込み周期(本実施形態では、4.0[ms]周期)で発生する。
まず、演出制御回路300のCPUが実行するメインループ処理を説明する。
演出制御回路300のCPUは、パチンコ機1に対して電源が投入されると、初期化処理を実行した後に、図13に示すメインループ処理を開始する。メインループ処理が開始されると、ステップS50に移行する。
ステップS50では、割込み禁止処理を実行し、ステップS51に移行する。割込み禁止処理では、他の処理の割込みを禁止する割込み禁止状態を設定する。これにより、割込み禁止状態が設定されている期間中には、シリアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等の割込みが禁止される。
ステップS51では、制御コマンド解析処理を実行し、ステップS52に移行する。制御コマンド解析処理では、主制御回路200から受信した制御コマンドの解析を行う。
ステップS52では、割込み許可処理を実行し、ステップS53に移行する。割込み許可処理では、割込み禁止状態を解除する。これにより、ステップS52の割込み許可処理終了後からステップS50の割込み禁止処理が開始される前までの期間が割込み許可期間となり、当該割込み許可期間中において、シリアル通信受信割込み処理、タイマ割込み処理等の割込みが許可される。
ステップS53では、演出用乱数更新処理を実行し、ステップS50に移行する。演出用乱数更新処理では、演出内容の抽選に用いる各種乱数を発生させるためのループカウンタの値を更新する。
次に、演出制御回路300のCPUが実行するシリアル通信受信割込み処理を説明する。
演出制御回路300のCPUは、主制御回路200から制御コマンドを受信すると、メインループ処理の割込み許可期間中又はタイマ割込み処理の割込み許可期間中において、図14に示すシリアル通信受信割込み処理を開始する。シリアル通信受信割込み処理が開始されると、ステップS400に移行する。
ステップS400では、レジスタ退避処理を実行し、ステップS401に移行する。レジスタ退避処理では、メインループ処理又はタイマ割込み処理の実行中に使用していたレジスタの値をRAMの退避領域に退避させる。
ステップS401では、入力ポート(図示せず)の受信バッファ(図示せず)に制御コマンド(データ)が記憶されているか否かを判定し、受信バッファに制御コマンドが記憶されていると判定した場合(Yes)には、ステップS402に移行し、受信バッファに制御コマンドが記憶されていないと判定した場合(No)には、ステップS403に移行する。
ステップS402では、受信データ格納処理を実行し、ステップS403に移行する。受信データ格納処理では、受信バッファに記憶されている制御コマンドをRAMのコマンドバッファ領域に記憶する。
ステップS403では、レジスタ復帰処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。レジスタ復帰処理では、ステップS400で退避しておいたレジスタの値を復帰させる。そして、レジスタ復帰処理の終了後、メインループ処理又はタイマ割込み処理(スタックポインタで指示されるプログラムアドレス)に復帰する。
次に、CPU310が実行するタイマ割込み処理を説明する。
演出制御回路300の周波数発生回路(図示せず)は、所定割込み周期(本実施形態では、4.0[ms])ごとに、割込み要求信号を発生させる。そして、演出制御回路300のCPUは、割込み要求信号の発生に応じて、メインループ処理の割込み許可期間中において、図15に示すタイマ割込み処理を開始する。タイマ割込み処理が開始されると、ステップS500に移行する。
ステップS500では、レジスタ退避処理を実行し、ステップS501に移行する。レジスタ退避処理では、メインループ処理の実行中に使用していた全てのレジスタの値をRAMの退避領域に退避させ、割込みを許可する。
ステップS501では、演出フラグ設定処理を実行し、ステップS502に移行する。演出フラグ設定処理では、状態指定コマンドを受信したか否かを判定し、状態指定コマンドを受信したと判定した場合には、各種演出フラグの設定を行う。なお、状態指令コマンドを受信したか否かは、状態指定コマンドがRAM320のコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
具体的には、特図高確率状態を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、確変演出フラグを、RAMの所定領域に設定する。一方、特図低確率状態を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、RAMの所定領域に設定されている確変演出フラグを解除する。
また、時短制御の開始を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、時短演出フラグを、RAMの所定領域に設定する。一方、時短制御の終了を指定する状態指定コマンドを受信した場合には、RAMの所定領域に設定されている時短演出フラグを解除する。
ステップS502では、入賞時演出管理処理を実行し、ステップS503に移行する。入賞時演出管理処理については、後述する。
ステップS503では、変動時演出管理処理を実行し、ステップS504に移行する。変動時演出管理処理については、後述する。
ステップS504では、大当たり演出管理処理を実行し、ステップS505に移行する。大当たり演出管理処理については、後述する。
ステップS505では、レジスタ復帰処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。レジスタ復帰処理では、ステップS500で退避しておいたレジスタの値を復帰させる。そして、レジスタ復帰処理の終了後、メインループ処理(スタックポインタで指示されるプログラムアドレス)に復帰する。
次に、ステップS502の入賞時演出管理処理を説明する。
図16は、入賞時演出管理処理を示すフローチャートである。図17は、演出図柄の通常変動表示の一例を示す図である。図18は、「擬似連続変動パターン」に基づく変動表示の内容を示す図である。図19は、NEXT画像の一例を示す図である。図20は、「スーパーリーチA」に基づく変動表示の内容を示す図である。図21は、「スーパーリーチB」に基づく変動表示の内容を示す図である。図22は、「スーパーリーチC」に基づく変動表示の内容を示す図である。図23は、大当たり演出の内容を示す図である。
図24は、第1の例に係る先行先読み予告演出の内容を示す図である。図25は、第2の例に係る先行先読み予告演出の内容を示す図である。図26は、第2の例に係る遊技演出の内容を示す図である。図27は、第3の例に係る遊技演出の内容を示す図である。図28は、第4の例に係る遊技演出の内容を示す図である。
入賞時演出管理処理は、ステップS502において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ステップS600では、保留数増加指定コマンドを受信したか否かを判定し、保留数増加指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS601に移行し、保留数増加指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、ステップS602に移行する。保留数増加指定コマンドを受信したか否かは、保留数増加指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS601では、保留数増加表示処理を実行し、ステップS602に移行する。保留数増加表示処理では、画像表示装置11の表示画面11aに設定された保留図柄表示領域b2において、新たに取得された始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)に対応する保留図柄hの表示を開始する。
ここで、本実施形態では、保留図柄hの態様として、通常保留図柄と、特殊保留図柄と、が設定されている。通常保留図柄(図24及び図25参照)は、丸い図形からなる。一方、特殊保留図柄(図24及び図25参照)は、後述する先読み予告演出に係る保留図柄であり、人の形(具体的には、プロレスラーの形)の図形からなる。
そして、保留数増加表示処理では、新たに取得された始動情報に対応する保留図柄hとして、通常保留図柄を表示する。
ステップS602では、保留数減少指定コマンドを受信したか否かを判定し、保留数減少指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS603に移行し、保留数減少指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、ステップS604に移行する。保留数減少指定コマンドを受信したか否かは、保留数減少指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS603では、保留数減少表示処理を実行し、ステップS604に移行する。保留数減少表示処理では、保留図柄表示領域b2において、特別図柄の報知表示が開始された始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)に対応する保留図柄h(通常保留図柄又は特殊保留図柄)の表示を終了するとともに、保留図柄表示領域b1において、当該特別図柄の報知表示が開始された始動情報に対応する保留図柄hの表示を開始する。
これによって、当該特別図柄の報知表示が開始された始動情報に対応する保留図柄hが、保留図柄表示領域b2から保留図柄表示領域b1に移動される。
ここで、保留図柄表示領域b1は、特別図柄の報知表示中に係る始動情報に対応する保留図柄h(後述する変動中保留情報記憶領域に記憶されている保留情報に対応する保留図柄h)が表示される領域となっている。一方、保留図柄表示領域b2は、特別図柄の報知表示の保留中に係る始動情報に対応する保留図柄h(後述する保留情報記憶領域に記憶されている保留情報に対応する保留図柄h)が表示される領域となっている。
ステップS604では、先読み指定コマンド(第1先読み指定コマンド、第2先読み指定コマンド及び第3先読み指定コマンド)を受信したか否かを判定し、全ての先読み指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS605に移行し、少なくとも一の先読み指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S503)に移行する。先読み指定コマンドを受信したか否かは、先読み指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS605では、先読み情報解析処理を実行し、ステップS606に移行する。先読み情報解析処理では、受信した先読み指定コマンドが指定する内容を解析して、当該先読み指定コマンドが指定する情報を、保留情報として、RAMの所定領域に記憶する。
演出制御回路300のRAMの所定領域には、保留情報を記憶することが可能な保留情報記憶領域が設定されている。保留情報記憶領域には、所定数(本実施形態では、8つ)を限度として、保留情報を記憶することが可能となっている。
そして、先読み情報解析処理では、第1先読み指定コマンドが指定する停止図柄の種類(「はずれ図柄」又は「大当たりp図柄」)と、第2先読み指定コマンドが指定する第1変動パターンの内容(「変動パターン不定」又は「変動パターンm」)と、第3先読み指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容(「変動パターン不定」又は「変動パターンn」)と、を解析して、指定されている停止図柄の種類、第1変動パターンの内容及び第2変動パターンの内容を、保留情報として、RAMの保留情報記憶領域に記憶する。
これによって、保留情報記憶領域には、主制御回路200のRAM230の始動情報記憶領域に記憶されている各始動情報に対応する保留情報が記憶される。
以下、ステップS605で保留情報記憶領域に記憶された保留情報を、「対象保留情報」とする。
ステップS606では、演出制御回路300のRAMの所定領域において先読み予告演出中フラグが設定されているか否かを判定し、先読み予告演出中フラグが設定されていないと判定した場合(No)には、ステップS607に移行し、先読み予告演出中フラグが設定されていると判定した場合(Yes)には、一連の処理を終了して次の処理(S503)に移行する。
ステップS607では、先読み予告演出実行条件を満たすか否かを判定し、先読み予告演出実行条件を満たすと判定した場合(Yes)には、ステップS608に移行し、先読み予告演出実行条件を満たさないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S503)に移行する。
ここで、「先読み予告演出実行条件」とは、先読み予告演出の開始を許可するための条件となっている。「先読み予告演出」とは、後述する先読み予告対象保留情報の内容(特別図柄抽選の結果、第1変動パターンの内容、第2変動パターンの内容)を示唆する演出をいう。
そして、本実施形態では、(a)特図低確率状態の生起中であること、(b)時短制御が実行されていないこと、(c)保留情報記憶領域において、対象保留情報より先に演出図柄z1,z2の報知表示が実行される保留情報(以下、「先行保留情報」とする)が記憶されていること、(d)第2変動パターンの内容として「リーチ変動パターン」を示す先行保留情報が存在しないこと(全ての先行保留情報が「通常変動パターン」又は「変動パターン不定」を示していること)、及び、(e)対象保留情報が示す第2変動パターンの内容が「リーチ変動パターン」であること(対象保留情報が示す第2変動パターンの内容が「通常変動パターン」又は「変動パターン不定」でないこと)、の全てを満たす場合に、先読み予告演出実行条件を満たすと判定される。
ステップS608では、先読み予告演出抽選処理を実行し、ステップS609に移行する。先読み予告演出抽選処理では、先読み予告演出を実行するか否かを決定するための先読み予告演出抽選を実行する。
演出制御回路300のROMには、先読み予告演出抽選乱数と先読み予告演出抽選の当たり値との対応が登録された先読み予告演出抽選テーブルが格納されている。
そして、先読み予告演出抽選処理では、まず、所定の乱数カウンタから先読み予告演出抽選乱数を取得する。そして、取得した先読み予告演出抽選乱数及び先読み予告演出抽選テーブルに基づいて、先読み予告演出を実行するか否かを判定する。
ステップS609では、ステップS608で実行された先読み予告演出抽選に当選したか否かを判定し、先読み予告演出抽選に当選したと判定した場合(Yes)には、ステップS610に移行し、先読み予告演出抽選に落選したと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S503)に移行する。
以下、ステップS609で先読み予告演出抽選に当選したと判定されたときの対象保留情報を、「先読み予告対象保留情報」とする。
ステップS610では、先読み予告演出設定処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S503)に移行する。先読み予告演出設定処理では、先読み予告演出の内容を決定して、実行する先読み予告演出の内容を設定する。
「先読み予告演出」は、先読み予告対象保留情報が示す内容(第1変動パターンの内容、第2変動パターンの内容、特別図柄抽選の結果、特定図柄抽選に当選した場合には生起される大当たり遊技状態の種別等)を示唆する演出となっている。特に、本実施系形態に係る先読み予告演出では、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出の回数が示唆される。
「先読み予告対象保留情報に係る遊技演出」とは、先読み予告対象保留情報に基づいて実行される遊技の進行中に実行される演出であって、具体的には、先読み予告対象保留情報に基づいて実行される報知表示中の演出(第1変動パターンに基づく変動表示、第2変動パターンに基づく変動表示、後述する予告演出等)、先読み予告対象保留情報に基づいて生起される大当たり遊技状態中の演出(後述する大当たり演出等)等が含まれる。
「対象演出」とは、先読み予告演出(後述する付加情報f及び後述する示唆情報s)により実行(実行回数)が示唆される対象となる演出をいう。本実施形態では、対象演出として、遊技演出に含まれる各種の演出が設定されており、特に、遊技者に有利な遊技状態が生起されることを示唆する演出が設定されている。
「遊技者に有利な遊技状態」とは、大当たり遊技状態、他の種別と比較してラウンド遊技の回数が多い種別に係る大当たり遊技状態(本実施形態では、「大当たり3」)等をいう。
ここで、対象演出を含む遊技演出の内容について説明する。
本実施形態では、対象演出を含む遊技演出として、「擬似連続変動パターン」に基づく変動表示と、「スーパーリーチA」に基づく変動表示と、「スーパーリーチB」に基づく変動表示と、「スーパーリーチC」に基づく変動表示と、「チャンスアップ演出A」(予告演出)と、「チャンスアップ演出B」(予告演出)と、「大当たり演出2」と、が設定されている。
まず、「擬似連続変動パターン」に基づく変動表示の内容について説明する。
上述したように、「擬似連続変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、2回以上の「擬似変動表示」が行われる第1変動パターンの種別をいう。
そして、「擬似連続変動パターン」として、2回の擬似変動表示(「擬似変動表示1」及び「擬似変動表示2」)が行われる「擬似連続変動1」(図18(a)参照)と、3回の擬似変動表示(「擬似変動表示1」、「擬似変動表示2」及び「擬似変動表示3」)が行われる「擬似連続変動2」(図18(b)参照)と、4回の擬似変動表示(「擬似変動表示1」、「擬似変動表示2」、「擬似変動表示3」及び「擬似変動表示4」)が行われる「擬似連続変動3」(図18(c)参照)と、が設定されている。
各回の擬似変動表示では、まず、演出図柄表示領域a1〜a3のそれぞれにおいて、演出図柄z1(第1図柄〜第3図柄)の通常変動表示(図17参照)が行われるとともに、演出図柄表示領域a4において、演出図柄z2の変動表示が行われる。次に、演出図柄表示領域a1において、演出図柄z1が仮停止表示される。また、演出図柄表示領域a3において、演出図柄z1が仮停止表示される(以下、「リーチ煽り状態」とする)。リーチ煽り状態では、演出図柄表示装置a1において仮停止表示されている演出図柄z1の種類と、演出図柄表示装置a3において仮停止表示されている演出図柄z1の種類とが同一となり、リーチ状態が形成される。さらに、リーチ煽り状態が形成された後に、継続示唆演出が実行される。
「継続示唆演出」は、次回の擬似変動表示が存在(継続)するか否かを示唆する演出となっている。
図19に示すように、継続示唆演出では、NEXT画像nが、画像表示装置11の表示画面11aの上端部から出現し、下方(抽選結果表示位置)に向かって徐々に移動する表示が行われる。本実施形態では、NEX画像nは、ハート形の図形内に、「NEXT」の文字が表示されて構成されている。
そして、継続示唆演出では、当該擬似変動表示が最終回の擬似変動表示でない場合には、NEXT画像nが、表示画面11aの略中心部(抽選結果表示位置)において停止表示され(図18に示す「継続確定」)、その後、次の回の擬似変動表示が開始される。
一方、当該擬似変動表示が最終回の擬似変動表示である場合には、NEXT画像nが、表示画面11aの略中心部(抽選結果表示位置)において停止表示されることなく(図18に示す「非継続確定」)、表示画面11aの下端部から消失される表示が行われ、その後、第2変動パターンに基づく変動表示(本実施形態では、「リーチ変動パターン」に基づく変動表示)が開始される。
以上によって、継続示唆演出では、NEXT画像nが抽選結果表示位置に停止表示されるか否かによって、次回の擬似変動表示が存在するか否かを煽る構成となっている。
そして、「擬似連続変動パターン」に基づく変動表示では、継続示唆演出(継続確定)が、対象演出として設定されている。
次に、「リーチ変動パターン」に基づく変動表示の内容について説明する。
上述したように、「リーチ変動パターン」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に、リーチ状態が形成される第2変動パターンの種別をいう。
そして、「リーチ変動パターン」として、「ノーマルリーチ」と、「スーパーリーチA」(図20参照)と、「スーパーリーチB」(図21参照)と、「スーパーリーチC」(図22参照)と、が設定されている。
「ノーマルリーチ」は、リーチ演出が実行されない「リーチ変動パターン」となっている。一方、「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」のそれぞれは、所定のリーチ演出が実行される「リーチ変動パターン」となっている。
「リーチ演出」は、大当たり図柄(「大当たり1図柄」、「大当たり2図柄」又は「大当たり3図柄」)が停止表示されること(大当たり遊技状態が生起されること)を煽る演出となっている。
そして、「スーパーリーチA」では、リーチ演出として、スーパーリーチ演出Aが実行され、「スーパーリーチB」では、リーチ演出として、スーパーリーチ演出Bが実行され、「スーパーリーチC」では、リーチ演出として、スーパーリーチ演出A及びスーパーリーチ演出Bが実行される。
本実施形態に係る「リーチ変動パターン」に基づく変動表示では、演出図柄表示領域a1,a3において演出図柄z1の仮停止表示が行われ、リーチ状態が形成される。
この際、「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」に基づく変動表示では、演出図柄表示領域a1,a3において仮停止表示された演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」に含まれる組み合わせ(例えば、演出図柄表示領域a1,a3に仮停止表示された演出図柄z1が、同一の偶数の数字を示す演出図柄z1で揃う組み合わせ)となるように、リーチ状態が形成される。
なお、リーチ状態が形成されている際には、演出図柄表示領域a2において、演出図柄z1の通常変動表示が継続されるとともに、演出図柄表示領域a4において、演出図柄z2の変動表示が継続される。
図20に示すように、「スーパーリーチA」に基づく変動表示は、発展演出Aと、スーパーリーチ演出A(SPリーチ演出A)と、発展演出B又は昇格演出と、を含んで構成されている。
発展演出Aは、リーチ状態の形成に応じて開始される。「発展演出A」は、「ノーマルリーチ」から「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」のうちいずれかに発展するか否か(当該「リーチ変動パターン」が「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」のうちいずれかであること)を示唆する演出となっている。
「スーパーリーチA」に係る発展演出Aでは、所定の演出画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示されるとともに、役物装置31による役物演出Aが実行される。そして、「スーパーリーチA」に係る発展演出Aでは、役物演出Aとして、役物装置31による煽り動作が実行される。
「煽り動作」とは、役物装置31が初期位置から下方位置に移動されることを煽る動作であって、具体的には、役物装置31が、初期位置に配置された状態で、揺動される動作をいう。なお、煽り動作では、役物装置31が初期位置から下降位置に移動されることはない。
スーパーリーチ演出Aは、発展演出Aの終了に応じて開始される。スーパーリーチ演出Aでは、味方キャラクタAと敵キャラクタBとが対戦する対戦演出画像Aが、画像表示装置11の表示画面11aに表示される。対戦演出画像Aには、味方キャラクタAと敵キャラクタBとの対戦結果を示す勝敗画像が含まれている。
特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(a)参照)に係る対戦演出画像Aでは、勝敗画像として、味方キャラクタAが敵キャラクタBに敗北する画像(敗北画像)が、表示画面11aに表示される。そして、敗北画像が表示された後に、演出図柄表示領域a2において、演出図柄z1が仮停止表示される。この際、演出図柄表示領域において仮停止表示される演出図柄z1は、演出図柄表示領域a1,a3において仮停止表示されている演出図柄z1とは異なる演出図柄z1となる。
一方、特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(b)及び(c)参照)に係る対戦演出画像Aでは、勝敗画像として、味方キャラクタAが敵キャラクタBに勝利する画像(勝利画像)が、表示画面11aに表示される。そして、勝利画像が表示された後に、演出図柄表示領域a2において、演出図柄z1が仮停止表示される。この際、演出図柄表示領域において仮停止表示される演出図柄z1は、演出図柄表示領域a1,a3において仮停止表示されている演出図柄z1と同一の演出図柄z1となる。これによって、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示された演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」に含まれる組み合わせ(例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に仮停止表示された演出図柄z1が、同一の偶数の数字を示す演出図柄z1で揃う組み合わせ)となる。
また、スーパーリーチ演出Aの実行中には、予告演出が実行される。
「予告演出」とは、演出図柄z1,z2の変動表示中に実行される演出であって、当該変動表示に係る特別図柄抽選の結果(「当選」又は「落選」)を示唆(予告)する演出となっている。
本実施形態では、スーパーリーチ演出Aの実行中において、予告演出として、チャンスアップ演出A(CU演出A)及びチャンスアップ演出B(CU演出B)が実行される。
チャンスアップ演出Aは、所謂「タイトル予告演出」となっている。具体的には、チャンスアップ演出Aでは、スーパーリーチ演出Aのタイトルを表示するタイトル画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示される。本実施形態では、タイトル画像として、背景が白色のタイトル画像Aと、背景が赤色のタイトル画像Bと、が設定されている。そして、各タイトル画像の期待値は、期待値が高いものから順に、「タイトル画像B」、「タイトル画像A」(期待値高→期待値低)となるように設定されている。
チャンスアップ演出Aは、「スーパーリーチ演出A」の開始から所定時間が経過したことに応じて開始される。
チャンスアップ演出Bは、所謂「カットイン予告演出」となっている。具体的には、チャンスアップ演出Bでは、所定のキャラクタを表示するカットイン画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示される。本実施形態では、カットイン画像として、背景が赤色のカットイン画像Aと、背景が金色のカットイン画像Bと、が設定されている。そして、各カットイン画像の期待値は、期待値が高いものから順に、「カットイン画像B」、「カットイン画像A」(期待値高→期待値低)となるように設定されている。
チャンスアップ演出Bは、スーパーリーチ演出Aの開始から所定時間が経過したことに応じて開始される。本実施形態では、チャンスアップ演出Bは、スーパーリーチ演出Aに係る結果画像が表示される直前に開始される。
特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(a)参照)に基づく変動表示では、スペシャルリーチ演出A(敗北画像)の終了に応じて、発展演出Bが開始される。
「発展演出B」は、「スーパーリーチA」から「スーパーリーチC」に発展するか否か(当該「リーチ変動パターン」が「スーパーリーチC」であること)を示唆する演出となっている。発展演出Bでは、敗北した味方キャラクタAが復活するか否かを示す復活演出画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示される。復活演出画像には、味方キャラクタAが復活するか否かの結果を示す結果画像が含まれている。
そして、特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(a)参照)に係る発展演出Bでは、結果画像として、味方キャラクタAが復活しないことを示す画像(非復活画像)が表示される。
一方、後述するスーパーリーチCに係る発展演出B(図22参照)では、結果画像として、味方キャラクタAが復活したことを示す画像(復活画像)が表示される。
そして、特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(a)参照)に基づく変動表示は、発展演出Bの終了に応じて終了され、その後、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の停止表示が行われる。
一方、特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(b)及び(c)参照)に基づく変動表示では、スペシャルリーチ演出Aの終了に応じて、昇格演出が開始される。
「昇格演出」は、停止表示される演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」から「大当たり2図柄」又は「大当たり3図柄」に昇格するか否か(「大当たり2」又は「大当たり3」が生起されること)を示唆する演出となっている。昇格演出では、所定の演出画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示されるとともに、役物装置31による役物演出Bが実行される。
そして、「大当たり1」に当選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(b)参照)に係る昇格演出では、役物演出Bとして、役物装置31による煽り動作が実行される。ここで、「大当たり1」に当選した場合に選択される「スーパーリーチA」に基づく変動表示では、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示されている演出図柄z1が変更されることはない。
一方、「大当たり2」又は「大当たり3」に当選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(c)参照)に係る昇格演出では、役物演出Bとして、役物装置31による下降動作が実行される。「下降動作」とは、煽り動作が実行された後に、役物装置31が初期位置から下方位置に移動される動作をいう。そして、役物装置31による下降動作が実行された後に、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示されている演出画像z1が他の演出画像z1に変更される。この際、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示された演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」に含まれる組み合わせから、「大当たり2図柄」(「大当たり3図柄」)に含まれる組み合わせ(例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に仮停止表示された演出図柄z1が、同一の奇数の数字を示す演出図柄z1で揃う組み合わせ)に変更される。
そして、特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチA」(図20(b)及び(c)参照)に基づく変動表示は、昇格演出の終了に応じて終了され、その後、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の停止表示が行われる。
そして、「スーパーリーチA」に基づく変動表示では、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、昇格演出に含まれる役物演出B(下降動作)とが、対象演出として設定されている。
図21に示すように、「スーパーリーチB」は、発展演出Aと、スーパーリーチ演出B(SPリーチ演出B)と、昇格演出(特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチB」に限る)と、を含んで構成されている。
発展演出Aは、リーチ状態の形成に応じて開始される。「スーパーリーチB」に係る発展演出Aでは、所定の演出画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示されるとともに、役物演出Aとして、役物装置31による下降動作が実行される。
スーパーリーチ演出Bは、発展演出Aの終了に応じて開始される。スーパーリーチ演出Aでは、味方キャラクタAと敵キャラクタCとが対戦する対戦演出画像Bが、画像表示装置11の表示画面11aに表示される。対戦演出画像Bには、味方キャラクタAと敵キャラクタCとの対戦結果を示す勝敗画像が含まれている。
特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチB」(図21(a)参照)に係る対戦演出画像Bでは、勝敗画像として、味方キャラクタAが敵キャラクタCに敗北する画像(敗北画像)が表示される。そして、敗北画像が表示された後に、演出図柄表示領域a2において、演出図柄z1が仮停止表示される。この際、演出図柄表示領域において仮停止表示される演出図柄z1は、演出図柄表示領域a1,a3において仮停止表示されている演出図柄z1とは異なる演出図柄z1となる。
そして、特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチB」(図21(a)参照)に基づく変動表示は、スーパーリーチ演出Bの終了に応じて終了され、その後、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の停止表示が行われる。
一方、特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチB」(図21(b)及び(c)参照)に係る対戦演出画像Bでは、勝敗画像として、味方キャラクタAが敵キャラクタCに勝利する画像(勝利画像)が表示される。そして、勝利画像が表示された後に、演出図柄表示領域a2において、演出図柄z1が仮停止表示される。この際、演出図柄表示領域において仮停止表示される演出図柄z1は、演出図柄表示領域a1,a3において仮停止表示されている演出図柄z1と同一の演出図柄z1となる。これによって、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示された演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」に含まれる組み合わせ(例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に仮停止表示された演出図柄z1が、同一の偶数の数字を示す演出図柄z1で揃う組み合わせ)となる。
特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチB」(図21(b)及び(c)参照)に基づく変動表示では、スペシャルリーチ演出Bの終了に応じて、昇格演出が開始される。
そして、「大当たり1」に当選した場合に選択される「スーパーリーチB」(図21(b)参照)に係る昇格演出では、役物演出Bとして、役物装置31による煽り動作が実行される。ここで、「大当たり1」に当選した場合に選択される「スーパーリーチB」に基づく変動表示では、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示されている演出図柄z1が変更されることはない。
一方、「大当たり2」又は「大当たり3」に当選した場合に選択される「スーパーリーチB」(図21(c)参照)に係る昇格演出では、役物演出Bとして、役物装置31による下降動作が実行される。そして、役物装置31による下降動作が実行された後に、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示されている演出画像z1が他の演出画像z1に変更される。この際、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示された演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」に含まれる組み合わせから、「大当たり2図柄」(「大当たり3図柄」)に含まれる組み合わせ(例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に仮停止表示された演出図柄z1が、同一の奇数の数字を示す演出図柄z1で揃う組み合わせ)に変更される。
そして、特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチB」(図21(b)及び(c)参照)に基づく変動表示は、昇格演出の終了に応じて終了され、その後、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の停止表示が行われる。
そして、「スーパーリーチB」に基づく変動表示では、発展演出Aに含まれる役物演出A(下降動作)と、スーパーリーチ演出Bに含まれる勝敗画像(勝利画像)の表示と、昇格演出に含まれる役物演出B(下降動作)とが、対象演出として設定されている。
図22に示すように、「スーパーリーチC」は、発展演出Aと、スーパーリーチ演出A(SPリーチ演出A)と、発展演出Bと、スーパーリーチ演出B(SPリーチ演出B)と、昇格演出(特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチC」に限る)と、を含んで構成されている。
発展演出Aは、リーチ状態の形成に応じて開始される。そして、「スーパーリーチC」に係る発展演出Aでは、所定の演出画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示されるとともに、役物演出Aとして、役物装置31による煽り動作が実行される。
スーパーリーチ演出Aは、発展演出Aの終了に応じて開始される。そして、「スーパーリーチC」に係るスーパーリーチ演出A(対戦演出画像A)では、勝敗画像として、敗北画像が表示される。
また、「スーパーリーチC」に係るスーパーリーチ演出Aの実行中には、チャンスアップ演出A(CU演出A)及びチャンスアップ演出B(CU演出B)が実行される。
発展演出Bは、スペシャルリーチ演出A(敗北画像)の終了に応じて開始される。そして、「スーパーリーチC」に係る発展演出B(復活演出画像)では、結果画像として、復活画像が表示される。
スーパーリーチ演出Bは、発展演出Bの終了に応じて開始される。
特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチC」(図22(a)参照)に係るスーパーリーチ演出B(対戦演出画像B)では、勝敗画像として、敗北画像が表示される。そして、敗北画像が表示された後に、演出図柄表示領域a2において、演出図柄z1が仮停止表示される。この際、演出図柄表示領域において仮停止表示される演出図柄z1は、演出図柄表示領域a1,a3において仮停止表示されている演出図柄z1とは異なる演出図柄z1となる。
そして、特別図柄抽選に落選した場合に選択される「スーパーリーチC」(図22(a)参照)に基づく変動表示は、スーパーリーチ演出Bの終了に応じて終了され、その後、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の停止表示が行われる。
一方、特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチC」(図22(b)及び(c)参照)に係るスーパーリーチ演出B(対戦演出画像B)では、勝敗画像として、勝利画像が表示される。そして、勝利画像が表示された後に、演出図柄表示領域a2において、演出図柄z1が仮停止表示される。この際、演出図柄表示領域において仮停止表示される演出図柄z1は、演出図柄表示領域a1,a3において仮停止表示されている演出図柄z1と同一の演出図柄z1となる。これによって、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示された演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」に含まれる組み合わせ(例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に仮停止表示された演出図柄z1が、同一の偶数の数字を示す演出図柄z1で揃う組み合わせ)となる。
特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチC」(図22(b)及び(c)参照)に基づく変動表示では、スペシャルリーチ演出Bの終了に応じて、昇格演出が開始される。
そして、「大当たり1」に当選した場合に選択される「スーパーリーチC」(図22(b)参照)に係る昇格演出では、役物演出Bとして、役物装置31による煽り動作が実行される。ここで、「大当たり1」に当選した場合に選択される「スーパーリーチC」に基づく変動表示では、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示されている演出図柄z1が変更されることはない。
一方、「大当たり2」又は「大当たり3」に当選した場合に選択される「スーパーリーチC」(図22(c)参照)に係る昇格演出では、役物演出Bとして、役物装置31による下降動作が実行される。そして、役物装置31による下降動作が実行された後に、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示されている演出画像z1が他の演出画像z1に変更される。この際、演出図柄表示領域a1〜a3において仮停止表示された演出図柄z1の組み合わせが、「大当たり1図柄」に含まれる組み合わせから、「大当たり2図柄」(「大当たり3図柄」)に含まれる組み合わせ(例えば、演出図柄表示領域a1〜a3に仮停止表示された演出図柄z1が、同一の奇数の数字を示す演出図柄z1で揃う組み合わせ)に変更される。
そして、特別図柄抽選に当選した場合に選択される「スーパーリーチC」(図22(b)及び(c)参照)に基づく変動表示は、昇格演出の終了に応じて終了され、その後、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の停止表示が行われる。
そして、「スーパーリーチC」に基づく変動表示では、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、発展演出Bに含まれる結果画像(復活画像)の表示と、スーパーリーチ演出Bに含まれる勝敗画像(勝利画像)の表示と、昇格演出に含まれる役物演出B(下降動作)とが、対象演出として設定されている。
次に、大当たり演出の内容について説明する。
「大当たり演出」とは、大当たり遊技状態の生起中において実行される演出となっている。本実施形態では、大当たり演出として、「大当たり1」又は「大当たり2」に当選した場合に選択される「大当たり演出1」と、「大当たり3」に当選した場合に選択される「大当たり演出2」と、が設定されている。
大当たり演出は、オープニング期間の開始に応じて開始される。そして、大当たり演出には、ラウンド数増加示唆演出が含まれている。
「ラウンド数増加示唆演出」は、当該大当たり遊技状態において実行されるラウンド遊技の回数(生起されている大当たり遊技状態の種別)を示唆する演出となっている。
ラウンド数増加示唆演出は、7回目のラウンド遊技の開始に応じて開始される。ラウンド数増加示唆演出では、所定の演出画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示されるとともに、役物装置31による役物演出Cが実行される。
そして、「大当たり演出1」(図23(a)参照)に係るラウンド数増加示唆演出では、役物演出Cとして、役物装置31による煽り動作が実行される。そして、「大当たり演出1」は、7回目のラウンド遊技の終了に応じて終了され、その後、後述するエンディング演出が開始される。
一方、「大当たり演出2」(図23(b)参照)に係るラウンド数増加示唆演出では、役物演出Cとして、役物装置31による下降動作が実行される。そして、「大当たり演出2」は、16回目のラウンド遊技の終了に応じて終了され、その後、エンディング演出が開始される。
そして、「大当たり演出2」では、ラウンド数増加示唆演出に含まれる役物演出C(下降動作)が、対象演出として設定されている。
次に、先読み予告演出の内容について説明する。
本実施形態では、先読み予告演出は、先行保留情報に係る報知表示中に実行される先行先読み予告演出と、先読み予告対象保留情報に係る報知表示中に実行される後続先読み予告演出と、から構成される。
先行先読み予告演出は、先読み予告対象保留情報に対応する保留図柄h(以下、「先読み予告対象保留図柄hp」とする)の態様を変化させることによって、先読み予告対象保留情報の内容(特に、第2変動パターンの内容及び対象演出が実行される回数)を示唆する演出となっている。
具体的には、先行先読み予告演出では、先読み予告対象保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄(図24(b)及び図25(b)参照)に変更される。
そして、先行先読み予告演出では、先読み予告対象保留図柄hpとして特殊保留図柄が表示されることによって、先読み予告対象保留情報に係る第2変動パターンの内容が「リーチ変動パターン」であることが示唆される。
すなわち、上述したように、本実施形態では、先読み予告演出実行条件において、「(e)対象保留情報が示す第2変動パターンの内容が「リーチ変動パターン」であること」が含まれている。したがって、先読み予告演出(先行先読み予告演出)が実行された場合には、先読み予告対象保留情報に係る報知表示において、「リーチ変動パターン」に基づく変動表示が実行される。
本実施形態に係る先行先読み予告演出では、後述する予告演出開始タイミングにおいて、先読み予告対象保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される。
また、先行先読み予告演出では、先読み予告対象保留図柄hpとして表示される特殊保留図柄の種類によって、先読み予告対象保留情報に係る「リーチ変動パターン」の内容(「ノーマルリーチ」及び「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」のうちいずれか)が示唆される。
本実施形態では、特殊保留図柄の種類として、白色の特殊保留図柄と、赤色の特殊保留図柄と、金色の特殊保留図柄と、が設定されている。
そして、各種類の特殊保留図柄の期待値は、期待値が高いものから順に、「金色特殊保留図柄」、「赤色特殊保留図柄」、「白色特殊保留図柄」(期待値高→期待値低)となるように設定されている。ここでの「期待値」とは、当該種類の特殊保留図柄が選択された場合に、より期待値の高い「リーチ変動パターン」の内容(「ノーマルリーチ」及び「スーパーリーチA」〜「スーパーリーチC」のうちいずれか)が選択される可能性の度合いをいう。
本実施形態に係る先行先読み予告演出では、その開始時から後述する予告内容確定時(後続先読み予告演出の開始時)までの期間中において、先読み予告対象保留図柄hpとして表示されている特殊保留図柄の種類が、順次、変更される。ここで、特殊保留図柄の種類が変更される際には、より期待値の高い種類に変更される。
そして、先行先読み予告演出では、最終的(予告内容確定時)に表示される特殊保留図柄の種類(「金色特殊保留図柄」、「赤色特殊保留図柄」又は「白色特殊保留図柄」)によって、先読み予告対象保留情報に係る「リーチ変動パターン」の内容が示唆される。
さらに、先行先読み予告演出では、先読み予告対象保留情報hp(特殊保留図柄)に付加される付加情報f(図24(d)及び(e)並びに図25(c)、(d)及び(e)参照)の内容によって、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出の残り回数が示唆される。
ここで、先読み予告演出(付加情報f及び示唆情報s)では、所定回数(本実施形態では、3[回])を上限として、対象演出の残り回数が示唆される。
本実施形態では、付加情報fは、チャンピオンベルトの形の図形から構成されている。そして、付加情報fの内容として、図形内に「1冠」の文が表示された付加情報f(図24(d)及び図25(c)参照)と、図形内に「2冠」の文字が表示された付加情報f(図24(e)及び図25(d)参照)と、図形内に「3冠」の文字が表示された付加情報f(図25(e)参照)と、が設定されている。
そして、「1冠」に係る付加情報fは、先読み予告対象保留情報に係る報知表示中において実行される対象演出の残り回数が1[回]であることを示唆する。「2冠」に係る付加情報fは、先読み予告対象保留情報に係る報知表示中において実行される対象演出の残り回数が2[回]であることを示唆する。「3冠」に係る付加情報fは、先読み予告対象保留情報に係る報知表示中において実行される対象演出の残り回数が3[回]であることを示唆する。
本実施形態に係る先行先読み予告演出では、その開始時から予告内容確定時までの期間中において、付加情報fの内容が、順次、変更される。ここで、付加情報fの内容が変更される際には、より多い残り回数を示唆する内容に変更される。
そして、先行先読み予告演出では、最終的(予告内容確定時)に表示される付加情報fの内容(「1冠」、「2冠」又は「3冠」)によって、先読み予告対象保留情報に係る報知表示中において実行される対象演出の残り回数が示唆される。
後続先読み予告演出は、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出に係る演出種別及び残り回数のそれぞれを示唆する演出となっている。
後続先読み予告演出は、予告内容確定時の到来に応じて開始される。本実施形態では、予告内容確定時は、先読み予告対象保留情報に係る変動表示の開始時に設定されている。なお、予告内容確定時は、先読み予告対象保留情報に係る変動表示中において予め設定されている複数のタイミングから抽選により決定しても構わない。
後続先読み予告演出では、保留図柄表示領域b1において、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出の残り回数を示唆する示唆情報s(図24(f)及び図25(f)参照)が表示される。
本実施形態では、示唆情報sは、楕円形の図形から構成されている。そして、後続先読み予告演出では、表示されている示唆情報sの数によって、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出の残り回数を示唆する。ここで、後続先読み予告演出の開始時(予告内容確定時)に表示される示唆情報sの数(示唆情報sにより示唆される対象演出の残り回数)は、当該予告内容確定時に付加情報fにより示唆されている対象演出の残り回数と同一の数となる。
具体的には、後続先読み予告演出の開始時には、保留情報表示領域b1において表示されている付加情報fが示唆情報sに変化する演出画像(プロレスラーの形の図形に係る特殊保留図柄が、チャンピオンベルトの形の図形に係る付加情報fを叩き割り、叩き割られた付加情報fから示唆情報sが出現する演出画像)が表示される。この際、表示される示唆情報sの数は、付加情報fにより示唆されていた対象演出の残り回数と一致する。
そして、後続先読み予告演出では、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる対象演出のうち、後述する示唆対象演出として決定(選択)された対象演出が実行されるごとに、示唆情報sの数が、1[個]減少される。これによって、後続先読み予告演出では、表示されている示唆情報sの数によって、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出の残り回数が示唆される。
本実施形態では、対象演出が、複数の演出種別に分類されている。具体的には、対象演出の演出種別として、第1演出種別と、第2演出種別と、第3演出種別と、が設定されている。
第1演出種別は、演出の継続を示唆する対象演出の種別となっている。第1演出種別には、継続確定に係る継続示唆演出と、発展演出Bに含まれる結果画像(復活画像)の表示と、が属している。
第2演出種別は、特別図柄抽選に当選したこと(大当たり遊技状態が生起されること)に係る期待値の向上を示唆する対象演出の種別となっている。第2演出種別には、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、スーパーリーチ演出Bに含まれる勝敗画像(勝利画像)の表示と、が属している。
第3演出種別は、役物装置31による役物演出に係る対象演出の種別となっている。第3演出種別には、発展演出Aに含まれる役物演出(下降動作)と、昇格演出に含まれる役物演出(下降動作)と、ラウンド数増加示唆演出に含まれる役物演出(下降動作)と、が属している。
また、示唆情報sの種類として、第1演出種別に対応する第1示唆情報と、第2演出種別に対応する第2示唆情報と、第3演出種別に対応する第3示唆情報と、が設定されている。
第1示唆情報は、楕円形の図形内に「NEXT」の文字が表示されて構成されている。第2示唆情報は、楕円形の図形内に「チャンス」の文字が表示されて構成されている。第3示唆情報は、楕円形の図形内に「ダー!」の文字が表示されて構成されている。
そして、後続先読み予告演出では、示唆対象演出として決定された対象演出が属する演出種別に対応する種類の示唆情報sが表示される。これによって、各種類の示唆情報sが表示されている数により、当該種類に対応する演出種別に属する対象演出が実行される残り回数が示唆される。
次に、ステップS610の先読み予告演出設定処理の具体的内容について説明する。
先読み予告演出設定処理では、まず、先行先読み予告演出に係る演出データを設定する。
先行先読み予告演出に係る演出データを設定する際には、まず、予告演出開始タイミングを決定する。
「予告演出開始タイミング」とは、先読み予告対象保留図柄hpが、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更されるタイミング(先行先読み予告演出が開始されるタイミング)をいう。
本実施形態では、先読み予告対象保留図柄hpの表示の開始時から予告内容確定時までの期間中において、異なる複数の予告演出開始タイミングが設定されている。そして、抽選により、複数の予告演出開始タイミングのうちから一の予告演出開始タイミングが決定される。
例えば、図24に示す第1の例に係る先行先読み予告演出及び図25に示す第2の例に係る先行先読み予告演出では、それぞれ、保留情報記憶領域において3つの先行保留情報が記憶されている状態で、変動中保留情報記憶に記憶されている保留情報に係る変動表示中に、4つ目の保留情報が保留情報記憶領域に記憶され、当該4つ目の保留情報が先読み予告対象保留情報とされた場合を示す。なお、以下の説明では、当該4つ目の保留情報が保留情報記憶領域に記憶されたときを「基準時」とする。
そして、図24に示す第1の例に係る先行先読み予告演出では、予告演出開始タイミングが、基準時に保留情報記憶領域に記憶されていた1つ目の先行保留情報に係る変動表示中に設定されている。このため、基準時に変動中保留情報記憶領域に記憶されていた保留情報に係る変動表示中に、保留図柄表示領域b2において、4つ目の保留情報に対応する保留図柄h(先読み予告保留図柄hp)として、通常保留図柄が表示される(図24(a)参照)。そして、基準時に保留情報記憶領域に記憶されていた1つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される(図24(b)参照)。
また、図25に示す第1の例に係る先行先読み予告演出では、予告演出開始タイミングが、基準時に変動中保留情報記憶領域に記憶されていた保留情報に係る変動表示中に設定されている。このため、基準時に変動中保留情報記憶領域に記憶されていた保留情報に係る変動表示中に、まず、保留図柄表示領域b2において、4つ目の保留情報に対応する保留図柄h(先読み予告保留図柄hp)として、通常保留図柄が表示され(図25(a)参照)、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される(図25(b)参照)。
演出制御回路300のROMには、予告演出開始タイミング抽選乱数と予告演出開始タイミングとの対応が登録された予告演出開始タイミング抽選テーブルが格納されている。また、予告演出開始タイミング抽選テーブルとして、保留情報記憶領域において記憶されている先行保留情報の数(以下、「先行保留情報記憶数」とする)のそれぞれに対応する予告演出開始タイミング抽選テーブルが格納されている。
そして、予告演出開始タイミングを決定する際には、まず、所定の乱数カウンタから予告演出開始タイミング抽選乱数を取得する。また、先行保留情報記憶数を確認して、この確認結果に対応する予告演出開始タイミング抽選テーブルを読み出す。そして、取得した予告演出開始タイミング抽選乱数及び予告演出開始タイミング抽選テーブルに基づいて、予告演出開始タイミングを決定する。
次に、先読み予告対象保留図柄hpとして表示する特殊保留図柄の表示態様(以下、「特殊保留図柄表示態様」とする)を決定する。
本実施形態では、特殊保留図柄表示態様として、決定された予告演出開始タイミングの到来時から予告内容確定時までの期間(以下、「演出内容変動期間」とする)中において特殊保留図柄の種類(「金色特殊保留図柄」、「赤色特殊保留図柄」、「白色特殊保留図柄」)が変更されない固定特殊保留図柄表示態様と、演出内容変動期間中において特殊保留図柄の種類が変更される変更特殊保留図柄表示態様と、が設定されている。
変更特殊保留図柄表示態様では、演出内容変動期間中において、特殊保留図柄の種類が、少なくとも1回は変更される。
例えば、図24に示す第1の例に係る先行先読み予告演出では、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される。この際、特殊保留図柄として、赤色特殊保留図柄が表示される。そして、当該特殊保留図柄の種類(赤色特殊保留図柄)は、当該先読み予告対象保留情報に係る報知表示の終了まで維持される。
また、図25に示す第2の例に係る先行先読み予告演出では、演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される(図25(b)参照)。この際、特殊保留図柄として、白色特殊保留図柄が表示される。また、基準時に保留情報記憶領域に記憶されていた2つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、先読み予告保留図柄hpとして表示されている特殊保留図柄の種類が、白色特殊保留図柄から金色特殊保留図柄に変更される(図25(d)参照)。そして、当該特殊保留図柄の種類(金色特殊保留図柄)は、当該先読み予告対象保留情報に係る報知表示の終了まで維持される。
演出制御回路300のROMには、特殊保留図柄表示態様抽選乱数と特殊保留図柄表示態様との対応が登録された特殊保留図柄表示態様抽選テーブルが格納されている。また、特殊保留図柄表示態様抽選テーブルとして、先読み予告対象保留情報が示す「リーチ変動パターン」の内容(「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチA」、「スーパーリーチB」及び「スーパーリーチC」のそれぞれ)と、予告演出開始タイミングと、の組み合わせのそれぞれに対応する特殊保留図柄表示態様抽選テーブルが格納されている。
各特殊保留図柄表示態様抽選テーブルには、固定特殊保留図柄表示態様と、1種類以上の変更特殊保留図柄表示態様と、が登録されている。また、期待値の高い「リーチ変動パターン」の内容に対応する特殊保留図柄表示態様抽選テーブルほど、期待値の高い種別に係る保留図柄が最終的に表示される特殊保留図柄表示態様が選択される確率が高くなるように、各特殊保留図柄表示態様抽選テーブルの内容が設定されている。
そして、先読み予告対象保留図柄hpとして表示する特殊保留図柄表示態様を決定する際には、まず、所定の乱数カウンタから特殊保留図柄表示態様抽選乱数を取得する。また、先読み予告対象保留情報が示す「リーチ変動パターン」の内容及び決定された予告演出開始タイミングのそれぞれを確認して、この確認結果に対応する特殊保留図柄表示態様抽選テーブルを読み出す。そして、取得した特殊保留図柄表示態様抽選乱数及び特殊保留図柄表示態様抽選テーブルに基づいて、特殊保留図柄表示態様を決定する。
次に、付加情報fの表示態様(以下、「付加情報表示態様」とする)を決定する。
付加情報表示態様を決定する際には、まず、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に対象演出が含まれているか否かを判定する。
ここで、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に対象演出が含まれているか否かは、先読み予告対象保留情報が示す内容(第1変動パターンの内容、第2変動パターンの内容、特別図柄抽選の結果、特定図柄抽選に当選した場合には生起される大当たり遊技状態の種別等)に基づいて判定される。
具体的には、先読み予告対象保留情報が示す第1変動パターンの内容が「擬似連続変動パターン」(「擬似連続変動1」〜「擬似連続変動3」のうちいずれか)であること、先読み予告対象保留情報が示す第2変動パターンの内容が「スペシャルリーチA」〜「スペシャルリーチC」のうちいずれかであること、及び、大当たり演出として「大当たり演出2」が実行されること、のうち少なくとも一の条件を満たす場合には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に対象演出が含まれていると判定される。
この際、大当たり演出の具体的な内容は、先読み予告対象保留情報が示す停止図柄の内容(「大当たり1図柄」〜「大当たり3」図柄のうちいずれか)に基づいて判定する。すなわち、先読み予告対象保留情報が示す停止図柄の内容が「大当たり1図柄」又は「大当たり2図柄」である場合には、大当たり演出の内容として「大当たり演出1」を判定し、先読み予告対象保留情報が示す停止図柄の内容が「大当たり3図柄」である場合には、大当たり演出の内容として「大当たり演出2」を判定する。
そして、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に対象演出が含まれていないと判定した場合には、付加情報fを表示しないことが決定される。また、この場合には、後続先読み予告演出を実行しないことが決定される。
一方、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に対象演出が含まれていると判定した場合には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる対象演出のうちから、後続先読み予告演出(示唆情報s)により残り回数を示唆する示唆対象演出を決定(示唆対象演出決定処理)する。
本実施形態では、示唆対象演出は、所定上限数(本実施形態では、3[個])を上限として決定される。また、決定される示唆対象演出の数は、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出に含まれる対象演出の数以下の数に設定される。
ここで、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる対象演出のうちから、示唆対象演出を決定する際には、以下に示す規則にしたがって、示唆対象演出が決定される。
すなわち、各演出種別に係る対象演出ついて、示唆対象演出として決定される対象演出の数と、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる対象演出の数と、が一致している場合には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる各対象演出が、示唆対象演出として決定される。
一方、各演出種別に係る対象演出について、示唆対象演出として決定される対象演出の数が、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる対象演出の数より少ない場合には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる対象演出のうち最後に実行される対象演出については、必ず、示唆対象演出として決定される。
すなわち、各演出種別に係る対象演出が示唆対象演出として決定される際には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる当該演出種別に係る対象演出のうち最後に実行される対象演出については、必ず、示唆対象演出として決定される。
具体的には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に2[個]以上の第1演出種別に係る対象演出が含まれており、かつ、第1演出種別に係る対象演出が示唆対象演出として決定され、かつ、示唆対象演出として決定される第1演出種別に係る対象演出の数が先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる第1種別に係る対象演出の数より少ない場合には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる第1種別に係る対象演出のうち最後に実行される対象演出については、必ず、示唆対象演出として決定される。
同様に、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に2[個]以上の第2演出種別に係る対象演出が含まれており、かつ、第2演出種別に係る対象演出が示唆対象演出として決定され、かつ、示唆対象演出として決定される第2演出種別に係る対象演出の数が先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる第2種別に係る対象演出の数より少ない場合には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる第2種別に係る対象演出のうち最後に実行される対象演出については、必ず、示唆対象演出として決定される。
同様に、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に2[個]以上の第3演出種別に係る対象演出が含まれており、かつ、第3演出種別に係る対象演出が示唆対象演出として決定され、かつ、示唆対象演出として決定される第3演出種別に係る対象演出の数が先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる第3種別に係る対象演出の数より少ない場合には、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる第3種別に係る対象演出のうち最後に実行される対象演出については、必ず、示唆対象演出として決定される。
演出制御回路300のROMには、示唆対象演出抽選乱数と示唆対象演出として決定される対象演出との対応が登録された示唆対象演出抽選テーブルが格納されている。また、示唆対象演出抽選テーブルとして、先読み予告対象保留情報が示す第1変動パターンの内容と、先読み予告対象保留情報が示す第2変動パターンの内容と、先読み予告対象保留情報が示す停止図柄の内容と、の組み合わせのそれぞれに対応する示唆対象演出抽選テーブルが格納されている。
そして、示唆対象演出決定処理では、まず、所定の乱数カウンタから示唆対象演出抽選乱数を取得する。また、先読み予告対象保留情報の内容のそれぞれを確認して、この確認結果に対応する示唆対象演出抽選テーブルを読み出す。そして、取得した示唆対象演出抽選乱数及び示唆対象演出抽選テーブルに基づいて、示唆対象演出(示唆対象演出の組み合わせ)を決定する。
例えば、先読み予告対象保留情報が、第1変動パターンの内容として「変動パターン不定」を示し、第2変動パターンの内容として「変動パターン不定」を示し、停止図柄として「はずれ図柄」を示す場合には、当該先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出には、対象演出が含まれていない。したがって、付加情報fが表示されないこと(後続先読み予告演出が実行されないこと)が決定される。
また、先読み予告対象保留情報が、第1変動パターンの内容として「擬似連続表示1」を示し、第2変動パターンの内容として「ノーマルリーチ」を示し、停止図柄として「はずれ図柄」を示す場合には、図18(a)に示すように、当該先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出には、対象演出として、継続示唆演出(継続確定)が含まれる。したがって、先読み予告演出が実行される場合には、継続示唆演出(継続確定)が、示唆対象演出として決定される。
また、先読み予告対象保留情報が、第1変動パターンの内容として「擬似連続表示2」を示し、第2変動パターンの内容として「ノーマルリーチ」を示し、停止図柄として「はずれ図柄」を示す場合には、図18(b)に示すように、当該先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出(以下、「第1の例に係る遊技演出」とする)には、第1演出種別に属する対象演出として、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、が含まれる。したがって、2[個]の対象演出のうちから1[個]〜2[個]の示唆対象演出が決定される。ここで、第1の例に係る遊技演出では、後に実行される対象演出ほど、期待値が高くなるように設定されている。ここでの期待値は、当該対象演出が実行された場合に、大当たり遊技状態が生起される可能性の度合いをいう。
このとき、第1の態様に係る先読み予告演出では、2[個]の示唆対象演出が決定され、具体的には、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第2の態様に係る先読み予告演出では、1[個]の示唆対象演出が決定され、具体的には、2回目の継続示唆演出(継続確定)が、示唆対象演出として決定される。
また、先読み予告対象保留情報が、第1変動パターンの内容として「擬似連続表示1」を示し、第2変動パターンの内容として「スーパーリーチA」を示し、停止図柄として「大当たり1図柄」を示す場合には、図26に示すように、当該先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出(以下、「第2の例に係る遊技演出」とする)には、第1種別に属する対象演出として、継続示唆演出(継続確定)と、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、が含まれる。したがって、3[個]の対象演出のうちから1[個]〜3[個]の示唆対象演出が決定される。ここで、第2の例に係る遊技演出では、後に実行される対象演出ほど、期待値が高くなるように設定されている。ここでの期待値は、当該対象演出が実行された場合に、大当たり遊技状態が生起される可能性の度合いをいう。
このとき、第3の態様に係る先読み予告演出では、3[個]の示唆対象演出が決定され、具体的には、継続示唆演出(継続確定)と、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bとが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第4の態様に係る先読み予告演出では、2[個]の示唆対象演出が決定され、具体的には、継続示唆演出(継続確定)と、チャンスアップ演出Bとが、それぞれ示唆対象演出として決定される。
また、先読み予告対象保留情報が、第1変動パターンの内容として「擬似連続表示2」を示し、第2変動パターンの内容として「スーパーリーチB」を示し、停止図柄として「大当たり3図柄」を示す場合には、図27に示すように、当該先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出(以下、「第3の例に係る遊技演出とする)には、第1演出種別に属する対象演出として、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、が含まれ、第2演出種別に属する対象演出として、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示が含まれ、第3演出種別に属する対象演出として、役物演出A(下降動作)と、役物演出B(下降動作)と、役物演出C(下降動作)と、が含まれる。したがって、6[個]の対象演出のうちから1[個]〜3[個]の示唆対象演出が決定される。
このとき、第5の態様に係る先読み予告演出では、2[個]の第1演出態様に係る示唆対象演出及び1[個]の第2演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第6の態様に係る先読み予告演出では、1[個]の第1演出態様に係る示唆対象演出及び2[個]の第3演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方と、役物演出C(下降動作)とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第7の態様に係る先読み予告演出では、3[個]の第3演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、役物演出A(下降動作)と、役物演出B(下降動作)と、役物演出C(下降動作)とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第8の態様に係る先読み予告演出では、2[個]の第3演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方と、役物演出C(下降動作)とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。
さらに、先読み予告対象保留情報が、第1変動パターンの内容として「擬似連続表示2」を示し、第2変動パターンの内容として「スーパーリーチC」を示し、停止図柄として「大当たり3図柄」を示す場合には、図28に示すように、当該先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出(以下、「第4の例に係る遊技演出」とする)には、第1演出種別に属する対象演出として、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示と、が含まれ、第2演出種別に属する対象演出として、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示と、が含まれ、第3演出に属する対象演出として、役物演出Bと、役物演出Cと、が含まれる。したがって、7[個]の対象演出のうちから1[個]〜3[個]の示唆対象演出が決定される。
このとき、第9の態様に係る先読み予告演出では、3[個]の第1演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第10の態様に係る先読み予告演出では、2[個]の第1演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、1回目の継続示唆演出(継続確定)及び2回目の継続示唆演出(継続確定)のうち一方と、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第11の態様に係る先読み予告演出では、1[個]の第1演出態様に係る示唆対象演出及び2[個]の第2演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示と、チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出Bのうち一方と、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第12の態様に係る先読み予告演出では、3[個]の第2演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示とが、それぞれ示唆対象演出として決定される。一方、第13の態様に係る先読み予告演出では、1[個]の第2演出態様に係る示唆対象演出が決定され、具体的には、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示が、示唆対象演出として決定される。
次に、決定された示唆対象演出(示唆対象演出の組み合わせ)に基づいて、付加情報表示態様を決定する。
本実施形態では、付加情報表示態様として、演出内容変動期間中において付加情報fの内容(「1冠」に係る付加情報f、「2冠」に係る付加情報f、「3冠」に係る付加情報f)が変更されない固定付加情報表示態様と、演出内容変動期間中において付加情報fの内容が変更される変更付加情報表示態様と、が設定されている。
変更付加情報表示態様では、演出内容変動期間中において、付加情報fの内容が、少なくとも1回は変更される。
そして、先行先読み予告演出では、決定された示唆対象演出の組み合わせに含まれる示唆対象演出の数(以下、「示唆対象演出数」とする)と同一の数を示唆する内容の付加情報fが最終的に表示される。
例えば、図24に示す第1の例に係る先行先読み予告演出では、示唆対象演出数として2[個]が決定されている。そして、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される(図24(b)参照)。この際、付加情報fは、表示されていない。そして、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている2つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの表示が開始される(図24(c)及び(d)参照)。この際、付加情報fの内容として、「1冠」に係る付加情報fが表示される。さらに、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている3つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの内容が、「1冠」に係る付加情報fから「2冠」に係る付加情報fに変更される(図24(e)参照)。その後、予告内容確定時の到来に応じて、付加情報fに替えて示唆情報sが表示される(図24(f)参照)。
また、図25に示す第2の例に係る先行先読み予告演出では、示唆対象演出数として3[個]が決定されている。そして、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される(図25(b)参照)。この際、付加情報fは、表示されていない。そして、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている1つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの表示が開始される(図25(c)参照)。この際、付加情報fの内容として、「1冠」に係る付加情報fが表示される。また、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている2つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの内容が、「1冠」に係る付加情報fから「2冠」に係る付加情報fに変更される(図25(d)参照)。さらに、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている3つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの内容が、「2冠」に係る付加情報fから「3冠」に係る付加情報fに変更される(図25(e)参照)。その後、予告内容確定時の到来に応じて、付加情報fに替えて示唆情報sが表示される(図25(f)参照)。
演出制御回路300のROMには、付加情報表示態様抽選乱数と付加情報表示態様との対応が登録された付加情報表示態様抽選テーブルが格納されている。また、付加情報表示態様抽選テーブルとして、各示唆対象演出数(1[個]〜3[個]のそれぞれ)と、予告演出開始タイミングと、の組み合わせのそれぞれに対応する付加情報表示態様抽選テーブルが格納されている。
各示唆対象演出数(1[個]〜3[個]のそれぞれ)に対応する付加情報表示態様抽選テーブルには、固定付加情報表示態様と、1種類以上の変更付加情報表示態様と、が登録されている。また、各示唆対象演出数(1[個]〜3[個]のそれぞれ)に対応する付加情報表示態様抽選テーブルには、当該付加情報表示態様抽選テーブルに対応する示唆対象演出数を示唆する内容に係る示唆情報fが最終的に表示される付加情報表示態様が登録されている。
そして、付加情報表示態様を決定する際には、まず、所定の乱数カウンタから付加情報表示態様抽選乱数を取得する。また、決定された対象演出示唆数及び先行保留情報記憶数のそれぞれを確認して、この確認結果に対応する付加情報表示態様抽選テーブルを読み出す。そして、取得した付加情報表示態様抽選乱数及び付加情報表示態様抽選テーブルに基づいて、付加情報表示態様を決定する。
先行先読み予告演出に係る演出データを設定する際には、次に、決定された予告演出開始タイミングと、特殊保留図柄表示態様と、付加情報表示態様と、の組み合わせに対応する先行先読み予告演出の演出プログラムを読み出して、読み出した演出プログラムにしたがって、先行先読み予告演出に係る演出データ(シナリオデータ)を、先読み予告対象保留情報に対応させて設定する。
これによって、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先行先読み予告演出が開始される。
先読み予告演出設定処理では、次に、後続先読み予告演出に係る演出データを設定する。
後続先読み予告演出に係る演出データを設定する際には、決定された示唆対象演出の組み合わせに基づいて、示唆情報sの表示態様(以下、「示唆情報表示態様」とする)を決定(表示態様決定処理)する。
後続先読み予告演出では、予告内容確定時(後続先読み予告演出の開始時)において、決定された示唆対象演出数と同一の数の示唆情報sが表示される。そして、各示唆対象演出に対応して設定されている残り回数減少表示タイミングの到来するごとに、表示されている示唆情報sの数が1[個]減少される。
特に、決定された示唆対象演出の組み合わせにおいて、複数の演出種別に係る示唆対象演出が含まれている場合には、予告内容確定時(後続先読み予告演出の開始時)において、各演出種別に対応する種類の示唆情報sが表示される。そして、各示唆対象演出に対応して設定されている残り回数減少表示タイミングの到来するごとに、当該残り回数減少表示タイミングに係る示唆対象演出が属する演出種別に対応する種類の示唆情報sの数が、1[個]減少される。
本実施形態では、各対象演出に対応する残り回数減少表示タイミングは、当該残り回数減少表示タイミングに対応する対象演出の終了時に設定されている。ここで、図18、図20から図23及び図26から図28のそれぞれでは、第1演出種別に属する対象演出に対応する残り回数減少表示タイミングを「(x)」で表示し、第2演出種別に属する対象演出に対応する残り回数減少表示タイミングを「(y)」で表示し、第3演出種別に属する対象演出に対応する残り回数減少表示タイミングを「(z)」で表示している。
演出制御回路300のROMには、示唆情報表示態様抽選乱数と示唆情報表示態様との対応が登録された示唆情報表示態様抽選テーブルが格納されている。また、示唆情報表示態様抽選テーブルとして、示唆対象演出の組み合わせのそれぞれに対応する示唆情報表示態様抽選テーブルが格納されている。
各示唆情報表示態様抽選テーブルには、予告内容確定時(後続先読み予告演出の開始時)において表示される示唆情報sとして、当該示唆情報表示態様抽選テーブルに対応する示唆対象演出の組み合わせに含まれる各示唆対象演出に対応する示唆情報sが表示されるとともに、各示唆情報sの表示が、当該示唆情報sに対応する示唆対象演出に係る残り回数減少表示タイミングの到来に応じて消去される示唆情報表示態様が登録されている。
そして、表示態様決定処理では、まず、所定の乱数カウンタから示唆情報表示態様抽選乱数を取得する。また、決定された示唆対象演出の組み合わせを確認して、この確認結果に対応する示唆情報表示態様抽選テーブルを読み出す。そして、取得した示唆情報表示態様抽選乱数及び示唆情報表示態様抽選テーブルに基づいて、示唆情報表示態様を決定する。
例えば、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、第1の例に係る遊技演出(図18(b)参照)であり、第1の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)とが決定され、予告内容確定時において、2[個]の第1示唆情報が表示される。そして、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。
一方、第2の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、2回目の継続示唆演出(継続確定)が決定され、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報が表示される。そして、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来時には、第1示唆情報の表示数が変更されず、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。
また、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図26に示す第2の例に係る遊技演出であり、第3の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、継続示唆演出(継続確定)と、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bとが決定され、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び2[個]の第2示唆情報が表示される。そして、継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
一方、第4の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、継続示唆演出(継続確定)と、チャンスアップ演出Bとが決定され、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び1[個]の第2示唆情報が表示される。そして、継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来時には、第2示唆情報の表示数が変更されず、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
また、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図27に示す第3の例に係る遊技演出であり、第5の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示とが決定され、予告内容確定時において、2[個]の第1示唆情報及び1[個]の第2示唆情報が表示される。そして、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
一方、第6の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方と、役物演出C(下降動作)とが決定され、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び2[個]の第3示唆情報が表示される。そして、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z)−2」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、役物演出C(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐3」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第3示唆情報が消去される)。ここで、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z)−2」の到来時には、第3示唆情報の表示数は変更されない。
一方、第7の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、役物演出A(下降動作)と、役物演出B(下降動作)と、役物演出C(下降動作)とが決定され、予告内容確定時において、3[個]の第3示唆情報が表示される。そして、役物演出A(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、3[個]から2[個]に変更され、役物演出B(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐2」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、役物演出C(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐3」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第3示唆情報が消去される)。
一方、第8の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方と、役物演出C(下降動作)とが決定され、予告内容確定時において、2[個]の第3示唆情報が表示される。そして、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z−2)」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、役物演出C(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐3」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第3示唆情報が消去される)。ここで、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z)−2」の到来時には、第3示唆情報の表示数は変更されない。
また、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図28に示す第4の例に係る遊技演出であり、第9の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、1回目の継続示唆演出(継続確定)と、2回目の継続示唆演出(継続確定)と、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示とが決定され、予告内容確定時において、3[個]の第1示唆情報が表示される。そして、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、3[個]から2[個]に変更され、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐3」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。
一方、第10の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、1回目の継続示唆演出(継続確定)及び2回目の継続示唆演出(継続確定)のうち一方と、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示とが決定され、予告内容確定時において、2[個]の第1示唆情報が表示される。そして、1回目の継続示唆演出(継続確定)及び2回目の継続示唆演出(継続確定)のうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」又は「(x)−2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐3」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。ここで、1回目の継続示唆演出(継続確定)及び2回目の継続示唆演出(継続確定)のうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」又は「(x)−2」の到来時には、第1示唆情報の表示数は変更されない。
一方、第11の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示と、チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出Bのうち一方と、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示とが決定され、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び2[個]の第2示唆情報が表示される。そして、チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出Bのうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」又は「(y)−2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐3」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐3」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。ここで、チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出Bのうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」又は「(y)−2」の到来時には、第2示唆情報の表示数は変更されない。
一方、第12の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示とが決定され、予告内容確定時において、3[個]の第2示唆情報が表示される。そして、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、3[個]から2[個]に変更され、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐3」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
一方、第13の態様に係る先読み予告演出が実行される場合には、示唆対象演出として、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示が決定され、予告内容確定時において、1[個]の第2示唆情報が表示される。そして、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐3」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。ここで、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来時、及び、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来時のそれぞれには、第2示唆情報の表示数は変更されない。
後続先読み予告演出に係る演出データを設定する際には、次に、決定された示唆情報表示態様に対応する後続先読み予告演出の演出プログラムを読み出して、読み出した演出プログラムにしたがって、後続先読み予告演出に係る演出データ(シナリオデータ)を、先読み予告対象保留情報に対応させて設定する。
これによって、予告内容確定時の到来に応じて、先行先読み予告演出が終了されて、後続先読み予告演出が開始される。
次に、ステップS503の変動時演出管理処理を説明する。
図29は、変動時演出管理処理を示すフローチャートである。
変動時演出管理処理は、ステップS503において実行されると、図29に示すように、まず、ステップS700に移行する。
ステップS700では、所定の制御コマンドを受信したか否かを判定し、所定の制御コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS701に移行し、所定の制御コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、ステップS706に移行する。ここで、所定の制御コマンドとは、図柄種別指定コマンド、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドをいう。
所定の制御コマンドを受信したか否かは、図柄種別指定コマンド、第1変動パターン指定コマンド及び第2変動パターン指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS701では、停止図柄決定処理を実行し、ステップS702に移行する。停止図柄決定処理では、停止表示させる演出図柄z1,z2の具体的な態様を決定する。
具体的には、停止図柄決定処理では、図柄種別指定コマンドが指定する停止図柄(「はずれ図柄」又は「大当たりp図柄」)に基づいて、演出図柄z1,z2に係る停止図柄の具体的な態様(組み合わせ)を決定する。
演出制御回路300のROMには、停止図柄抽選乱数と停止図柄の具体的な態様との対応が登録された停止図柄抽選テーブルが格納されている。また、停止図柄抽選テーブルとして、図柄種別指定コマンドにより指定され得る停止図柄(「はずれ図柄」及び「大当たりp図柄」)のそれぞれに対応する停止図柄抽選テーブルを有している。
「はずれ図柄」に対応する停止図柄抽選テーブルには、停止図柄の具体的な態様として、複数種類の「はずれ図柄」が登録されている。本実施形態では、各種類の「はずれ図柄」は、3つの演出図柄表示領域a1〜a3のうち少なくとも一の領域に停止表示される「数字図柄」が示す数字が、他の領域に停止表示される「数字図柄」が示す数字と異なる組み合わせとなるとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示される演出図柄z2が白色を示す態様となっている。
「大当たり1図柄」に対応する停止図柄抽選テーブルには、停止図柄の具体艇な態様として、「大当たり1図柄」が登録されている。本実施形態では、各種類の「大当たり1図柄」は、演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示される演出図柄z1が、「2、2、2」等、同一の偶数の数字を示す演出図柄z1で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示される演出図柄z2が青色を示す態様となっている。
「大当たり2図柄」に対応する停止図柄抽選テーブルには、停止図柄の具体的な態様として、複数種類の「大当たり2図柄」が登録されている。本実施形態では、各種類の「大当たり2図柄」は、演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示される演出図柄z1が、「1、1、1」等、同一の奇数の数字を示す演出図柄で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示される演出図柄z2が緑色を示す態様となっている。
「大当たり3図柄」に対応する停止図柄抽選テーブルには、停止図柄の具体的な態様として、複数種類の「大当たり3図柄」が登録されている。本実施形態では、各種類の「大当たり3図柄」は、演出図柄表示領域a1〜a3に停止表示される演出図柄z1が、「1、1、1」等、同一の奇数の数字を示す演出図柄で揃うとともに、演出図柄表示領域a4に停止表示される演出図柄z2が赤色を示す態様となっている。
停止図柄決定処理では、まず、所定の乱数カウンタから停止図柄抽選乱数を取得する。また、図柄種別指定コマンドが指定する停止図柄の種類を確認して、この確認結果に対応する停止図柄抽選テーブルを読み出す。そして、取得した停止図柄抽選乱数と、停止図柄抽選テーブルとに基づいて、停止図柄の具体的な態様を決定する。
さらに、決定した停止図柄の態様に係る画像データ(以下、「停止図柄データ」)を読み出して、読み出した画像データを、停止表示させる演出図柄z1,z2に係るデータとして設定する。
ステップS702では、変動演出決定処理を実行し、ステップS703に移行する。変動演出決定処理では、演出図柄z1,z2の変動表示の具体的な内容を決定する。
変動演出決定処理では、第1変動パターン指定コマンドが指定する第1変動パターンの内容に基づいて、第1変動パターンの具体的な内容を決定する。また、第2変動パターン指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容に基づいて、第2変動パターンの具体的な内容を決定する。
演出制御回路300のROMには、第1変動パターン抽選乱数と第1変動パターンの具体的な内容との対応が登録された第1変動パターン抽選テーブルが格納されている。
また、第1変動パターン抽選テーブルとして、特別図柄抽選の結果と、第1変動パターン指定コマンドにより指定され得る第1変動パターンの内容(変動時間)と、の組み合わせのそれぞれに対応する第1変動パターン抽選テーブルが格納されている。
そして、各第1変動パターン抽選テーブルには、当該第1変動パターン抽選テーブルに対応する第1変動パターンの内容(変動時間)に係る第1変動パターンの具体的な内容が登録されている。
また、演出制御回路300のROMには、第2変動パターン抽選乱数と第2変動パターンの具体的な内容との対応が登録された第2変動パターン抽選テーブルが格納されている。
また、第2変動パターン抽選テーブルとして、第2変動パターン指定コマンドにより指定され得る第2変動パターンの内容(変動時間)のそれぞれに対応する第2変動パターン抽選テーブルが格納されている。
そして、各第2変動パターン抽選テーブルには、当該第2変動パターン抽選テーブルに対応する第2変動パターンの内容(変動時間)に係る第2変動パターンの具体的な内容が登録されている。
変動演出決定処理では、まず、所定の乱数カウンタから第1変動パターン抽選乱数及び第2変動パターン抽選乱数を取得する。また、図柄種別指定コマンドが指定する停止図柄の種別及び第1変動パターン指定コマンドが指定する第1変動パターンの内容を確認して、この確認結果に対応する第1変動パターン抽選テーブルを読み出すとともに、第2変動パターン指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容を確認して、この確認結果に対応する第2変動パターン抽選テーブルを読み出す。そして、取得した第1変動パターン抽選乱数と第1変動パターン抽選テーブルとに基づいて、第1変動パターンの具体的な内容を決定するとともに、取得した第2変動パターン抽選乱数と第2変動パターン抽選テーブルとに基づいて、第2変動パターンの具体的な内容を決定する。
ステップS703では、予告演出決定処理を実行し、ステップS704に移行する。予告演出決定処理では、予告演出を実行するか否かを決定するとともに、予告演出を実行することが決定された場合には、予告演出の内容を決定する。
上述のように、本実施形態では、予告演出として、チャンスアップ演出Aと、チャンスアップ演出Bと、が設定されている。そして、第2変動パターン指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容が「スーパーリーチA」である場合にのみ、チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出Bのそれぞれが実行される。
チャンスアップ演出Aでは、スーパーリーチ演出Aのタイトルを表示するタイトル画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示される。そして、タイトル画像として、背景が白色のタイトル画像A(期待値低)と、背景が赤色のタイトル画像B(期待値高)と、が設定されている。
チャンスアップ演出Bでは、所定のキャラクタを表示するカットイン画像が、画像表示装置11の表示画面11aに表示される。そして、カットイン画像として、背景が赤色のカットイン画像A(期待値低)と、背景が金色のカットイン画像B(期待値高)と、が設定されている。
予告演出決定処理では、また、第2変動パターン指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容が「スーパーリーチA」であるか否かを判定する。
そして、第2変動パターン指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容が「スーパーリーチA」でないと判定した場合には、予告演出を実行しないことが決定される。
一方、第2変動パターン指定コマンドが指定する第2変動パターンの内容が「スーパーリーチA」であると判定した場合には、予告演出を実行することが決定され、チャンスアップ演出Aで表示するタイトル画像の内容と、チャンスアップ演出Bで表示するカットイン画像の内容と、を決定する。
演出制御回路300のROMには、予告演出抽選乱数とチャンスアップ演出Aに係るタイトル画像の内容(タイトル画像A又はタイトル画像B)との対応が登録された第1予告演出内容抽選テーブルが格納されている。また、第1予告演出内容抽選テーブルとして、チャンスアップ演出Aが示唆対象演出として決定されている場合に対応する第1予告演出内容抽選テーブルと、チャンスアップ演出Aが示唆対象演出として決定されていない場合に対応する第1予告演出内容抽選テーブルと、が格納されている。
そして、チャンスアップ演出Aが示唆対象演出として決定されている場合に対応する第1予告演出内容抽選テーブルには、チャンスアップ演出Aに係るタイトル画像の内容として、タイトル画像Bのみが登録されている。
また、チャンスアップ演出Aが示唆対象演出として決定されていない場合に対応する第1予告演出内容抽選テーブルとして、特別図柄抽選の結果(「当選」又は「落選」)のそれぞれに対応する第1予告演出内容抽選テーブルが格納されている。そして、特別図柄抽選に当選した場合に対応する第1予告演出内容抽選テーブルには、特別図柄抽選に落選した場合に対応する第1予告演出内容抽選テーブルと比較して、チャンスアップ演出Aに係るタイトル画像の内容としてタイトル画像Bが選択される確率が高く設定されている。
また、演出制御回路300のROMには、予告演出抽選乱数とチャンスアップ演出Bに係るカットイン画像の内容(カットイン画像A又はカットイン画像B)との対応が登録された第2予告演出内容抽選テーブルが格納されている。また、第2予告演出内容抽選テーブルとして、チャンスアップ演出Bが示唆対象演出として決定されている場合に対応する第2予告演出内容抽選テーブルと、チャンスアップ演出Bが示唆対象演出として決定されていない場合に対応する第2予告演出内容抽選テーブルと、が格納されている。
そして、チャンスアップ演出Bが示唆対象演出として決定されている場合に対応する第2予告演出内容抽選テーブルには、チャンスアップ演出Bに係るカットイン画像の内容として、カットイン画像Bのみが登録されている。
また、チャンスアップ演出Bが示唆対象演出として決定されていない場合に対応する第2予告演出内容抽選テーブルとして、特別図柄抽選の結果(「当選」又は「落選」)のそれぞれに対応する第2予告演出内容抽選テーブルが格納されている。そして、特別図柄抽選に当選した場合に対応する第2予告演出内容抽選テーブルには、特別図柄抽選に落選した場合に対応する第2予告演出内容抽選テーブルと比較して、チャンスアップ演出Bに係るタイトル画像の内容としてカットイン画像Bが選択される確率が高く設定されている。
そして、予告演出を決定することが決定された場合には、まず、所定の乱数カウンタから予告演出抽選乱数を取得する。また、チャンスアップ演出Aが示唆対象演出として決定されているか否か、チャンスアップ演出Bが示唆演出として決定されているか否か及び特別図柄抽選の結果を確認して、この確認結果に対応する予告演出内容抽選テーブル(第1予告演出抽選テーブル及び第2予告演出抽選テーブル)を読み出す。そして、取得した予告演出抽選乱数及び予告演出内容抽選テーブルに基づいて、予告演出(チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出B)の内容を決定する。
ステップS704では、変動演出データ設定処理を実行し、ステップS705に移行する。変動演出データ設定処理では、演出図柄z1,z2の変動表示に係る演出データを設定する。
具体的には、変動演出データ設定処理では、ステップS702で決定された第1変動パターンの具体的な内容に対応する演出プログラムにしたがって、第1期間の変動表示に係る演出データ(シナリオデータ)を読み出すとともに、ステップS702で決定された第2変動パターンの具体的な内容に対応する演出プログラムにしたがって、第2期間の変動表示に係る演出データ(シナリオデータ)を読み出す。
また、ステップS703で予告演出を実行することが決定された場合には、決定された予告演出の内容に対応する演出プログラムにしたがって、予告演出の演出データ(シナリオデータ)を読み出す。
さらに、保留情報記憶領域に記憶されている保留情報のうち変動表示の開始に係る保留情報について、当該保留情報に対応させて後続先読み予告演出に係る演出データ(シナリオデータ)が設定されているか否かを確認する。
そして、第1期間の変動表示に係る演出データ及び第2期間の変動表示に係る演出データを合わせて、変動演出データを編集して、編集した変動演出データを演出図柄z1,z2の変動表示に係る演出データとして設定する。
この際、ステップS703で予告演出を実行することが決定された場合には、予告演出の演出データが、変動演出データに合成される。また、変動表示の開始に係る保留情報に対応させて後続先読み予告演出に係る演出データが設定されている場合には、当該個別演出に係る演出データが、変動演出データに合成される。
そして、編集された変動演出データを、実行する演出図柄z1,z2の変動表示に係る演出データとして設定する。
ステップS705では、変動演出開始処理を実行し、ステップS706に移行する。変動演出開始処理では、変動時間タイマによる変動時間の計測を開始して、ステップS704で設定した変動演出データに基づく演出を開始する。これによって、画像表示装置11の表示画面11aにおいて、演出図柄z1,z2の変動表示が開始される。
また、変動演出開始処理では、保留情報記憶領域において、当該特別図柄の報知表示が開始された始動情報に対応する保留情報を消去して、当該保留情報を、変動中保留情報領域に記憶する。
ステップS706では、停止指定コマンドを受信したか否かを判定し、停止指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS707に移行し、停止指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S504)に移行する。
停止指定コマンドを受信したか否かは、停止指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS707では、停止表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S504)に移行する。停止表示開始処理では、演出図柄表示領域a1〜a4において、演出図柄z1,z2の変動表示を終了して、ステップS701で設定した停止図柄データに基づく演出図柄z1,z2の停止表示を開始する。ここで、演出図柄z1,z2の停止表示は、その開始から所定時間が経過したことに応じて終了され、これにより、演出図柄z1,z2の報知表示が終了する。
また、停止表示開始処理では、変動時間タイマによる変動時間の計測を終了して、変動時間タイマをリセットする。
次に、S504の大当たり演出管理処理を説明する。
図30は、大当たり演出管理処理を示すフローチャートである。
大当たり演出管理処理は、ステップS504において実行されると、図30に示すように、まず、ステップS800に移行する。
ステップS800では、オープニング指定コマンドを受信したか否かを判定し、オープニング指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS801に移行し、オープニング指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、ステップS802に移行する。
オープニング指定コマンドを受信したか否かは、オープニング指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS801では、大当たり演出開始処理を実行し、ステップS802に移行する。大当たり演出開始処理では、大当たり演出を開始する。
具体的には、大当たり演出開始処理では、まず、大当たり演出の内容を決定する。
「大当たり演出」とは、大当たり遊技状態の生起中において実行される演出であって、大当たり遊技状態の種別(ラウンド遊技の回数)を示唆する演出となっている。
本実施形態に係る大当たり演出では、7回目のラウンド遊技の開始に応じて、ラウンド数増加示唆演出が開始される。
また、大当たり演出の内容として、「大当たり演出1」及び「大当たり演出2」が設定されている。
そして、「大当たり演出1」(図23(a)参照)に係るラウンド数増加示唆演出では、役物演出Cとして、役物装置31による煽り動作が実行される。
一方、「大当たり演出2」(図23(b)参照)に係るラウンド数増加示唆演出では、役物演出Cとして、役物装置31による下降動作が実行される。
演出制御回路300のROMには、大当たり演出抽選乱数と大当たり演出の内容(演出番号)との対応が登録された大当たり演出内容抽選テーブルが格納されている。また、大当たり演出内容抽選テーブルとして、オープニング指定コマンドにより指定され得る大当たり遊技状態の種別(「大当たり1」〜「大当たり3」)のそれぞれに対応する大当たり演出内容抽選テーブルが格納されている。
そして、「大当たり3」に対応する大当たり演出内容抽選テーブルには、大当たり演出の内容として、「大当たり演出2」のみが登録されている。一方、「大当たり1」又は「大当たり2」に対応する大当たり演出内容抽選テーブルには、大当たり演出の内容として、「大当たり演出1」のみが登録されている。
大当たり演出開始処理では、まず、所定の乱数カウンタから大当たり演出抽選乱数を取得する。また、オープニング指定コマンドが指定する大当たり遊技状態の種別の内容を確認して、この確認結果に対応する大当たり演出内容抽選テーブルを読み出す。そして、取得した大当たり演出抽選乱数と大当たり演出内容抽選テーブルとに基づいて、大当たり演出の内容を決定する。
大当たり演出開始処理では、次に、決定した大当たり演出の内容に対応する演出プログラムにしたがって、大当たり演出に係る演出データ(シナリオデータ)を読み出して、読み出した演出データを、実行する大当たり演出に係る演出データとして設定する。そして、設定した演出データに基づく大当たり演出を開始する。
ステップS802では、エンディング指定コマンドを受信したか否かを判定し、エンディング指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS803に移行し、エンディング指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)には、一連の処理を終了して次の処理(S505)に移行する。
エンディング指定コマンドを受信したか否かは、エンディング指定コマンドがRAMのコマンドバッファ領域に保存されているか否かに基づいて判定する。
ステップS803では、エンディング演出開始処理を実行し、一連の処理を終了して次の処理(S505)に移行する。エンディング演出開始処理では、大当たり演出を終了して、エンディング演出を開始する。
「エンディング演出」とは、エンディング期間中において実行される演出となっている。
エンディング演出では、所定の演出画像が、画像表示装置11の表示画面11aにおいて表示される。
エンディング演出開始処理では、エンディング演出に対応する演出プログラムにしたがって、エンディング演出に係る演出データ(シナリオデータ)を読み出して、読み出した演出データを、実行するエンディング演出に係る演出データとして設定する。そして、設定した演出データに基づくエンディング演出を開始する。
(パチンコ機1の動作)
次に、パチンコ機1の動作を説明する。
主制御回路200では、始動口(第1始動口51又は第2始動口52)への遊技球の入球があると、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、変動パターン乱数等の各種乱数が取得されて、取得した各種乱数が、始動情報(特図1始動情報又は特図2始動情報)として、RAM230の始動情報記憶領域(特図1始動情報記憶領域又は特図2始動情報記憶領域)に記憶される。ここで、各始動情報記憶領域には、最大4つまで始動情報が記憶される。
図17に示すように、始動情報が取得されると、保留図柄表示領域b2において、当該始動情報に対応する保留図柄hが表示される。
主制御回路200では、始動情報記憶領域に記憶されている始動情報について、所定の順序で、大当たり遊技状態を生起させるか否かを判定する大当たり判定(ステップS253)と、当該大当たり判定の結果を報知する報知表示に係る変動パターン(第1変動パターン及び第2変動パターン)を判定する変動パターン判定(ステップS255)と、を含む始動判定が実行される。
そして、始動判定が実行されると、表示装置61,62において、変動パターン判定により決定された変動パターン(変動時間)に基づいて、特別図柄の変動表示が行われた後に、大当たり判定の結果(特別図柄抽選の結果)に応じた態様による特別図柄の停止表示が行われる。
始動判定が実行されると、演出制御回路300では、変動パターン判定により決定された変動パターンに基づいて、演出図柄z1,z2の変動表示に係る変動パターンの具体的な内容(第1変動パターンの具体的な内容及び第2変動パターンの具体的な内容)が決定される。
そして、図17に示すように、特別図柄の報知表示に同期して、演出図柄表示領域a1〜a4において、決定された変動パターンの具体的な内容に基づいて、演出図柄z1,z2の変動表示が行われた後に、演出図柄z1,z2の停止表示が行われる。
また、パチンコ機1では、特別図柄抽選に当選した場合には、特別図柄(演出図柄z1,z2)の停止表示が行われた後に、大当たり遊技状態が生起される。
そして、大当たり遊技状態では、大入賞口開閉部材53aが閉止状態から開放状態に変位されるラウンド遊技が実行されて、大入賞口53への遊技球の入球が可能となる。
さらに、大当たり遊技状態の生起中には、大当たり演出(「大当たり演出1」又は「大当たり演出2」)が実行される。
さらに、パチンコ機1では、各始動情報の取得時に、始動判定に先駆けて、始動情報が示す各種抽選結果を判定する事前判定(ステップS243、S247)が実行される。
そして、事前判定が実行されると、演出制御回路300では、当該事前判定の結果が、保留情報として、保留情報記憶領域において記憶されるとともに、先読み予告演出実行条件を満たすか否かが判定(ステップS607)される。
そして、先読み予告演出実行条件を満たすと判定された場合には、先読み予告演出抽選(ステップS608)が実行され、先読み予告演出抽選に当選した場合には、先読み予告演出が実行される。
先読み予告演出は、先行先読み予告演出と、後続先読み予告演出と、から構成されている。
先行先読み予告演出は、予告演出開始タイミングの到来から予告内容確定時までの期間中に実行される。一方、後続先読み予告演出は、予告内容確定時から示唆対象演出のうち最後の示唆対象演出に対応する残り回数減少表示タイミングの到来までの期間中に実行される。
先行先読み予告演出では、先読み予告対象保留情報に対応する保留図柄h(先読み予告対象保留図柄hp)の態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更されることによって、先読み予告対象保留情報に係る第2変動パターンの内容が「リーチ変動パターン」であることが示唆される。
また、先行先読み予告演出では、先読み予告対象保留図柄hpとして表示される特殊保留図柄の種類(色の特殊保留図柄、赤色の特殊保留図柄、又は、金色の特殊保留図柄)によって、先読み予告対象保留情報に係る「リーチ変動パターン」の内容が示唆される。
さらに、先行先読み予告演出では、先読み予告対象保留情報hp(特殊保留図柄)に付加される付加情報fの内容(「1冠」、「2冠」又は「3冠」)によって、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出の残り回数が示唆される。
例えば、図24に示す第1の例に係る先行先読み予告演出では、まず、基準時に変動中保留情報記憶領域に記憶されていた保留情報に係る変動表示中に、保留図柄表示領域b2において、4つ目の保留情報(先読み予告対象保留情報)に対応する保留図柄h(先読み予告保留図柄hp)として、通常保留図柄が表示される(図24(a)参照)。
また、基準時に保留情報記憶領域に記憶されていた1つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される(図24(b)参照)。この際、特殊保留図柄として、赤色特殊保留図柄が表示される。
また、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている2つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの表示が開始される(図24(c)及び(d)参照)。この際、付加情報fの内容として、「1冠」に係る付加情報fが表示される。
さらに、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている3つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの内容が、「1冠」に係る付加情報fから「2冠」に係る付加情報fに変更される(図24(e)参照)。
その後、予告内容確定時の到来に応じて、後続先読み予告演出が開始され、付加情報fに替えて示唆情報sが表示される(図24(f)参照)。
また、図25に示す第2の例に係る先行先読み予告演出では、まず、基準時に変動中保留情報記憶領域に記憶されていた保留情報に係る変動表示中に、保留図柄表示領域b2において、4つ目の保留情報に対応する保留図柄h(先読み予告保留図柄hp)として、通常保留図柄が表示される(図25(a)参照)。
また、基準時に変動中保留情報記憶領域に記憶されていた保留情報に係る変動表示中に、予告演出開始タイミングの到来に応じて、先読み予告保留図柄hpの態様が、通常保留図柄から特殊保留図柄に変更される(図25(b)参照)。この際、特殊保留図柄として、白色特殊保留図柄が表示される。
また、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている1つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの表示が開始される(図25(c)参照)。この際、付加情報fの内容として、「1冠」に係る付加情報fが表示される。
また、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている2つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの内容が、「1冠」に係る付加情報fから「2冠」に係る付加情報fに変更される(図25(d)参照)。
また、基準時に保留情報記憶領域に記憶されていた2つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、先読み予告保留図柄hpとして表示されている特殊保留図柄の種類が、白色特殊保留図柄から金色特殊保留図柄に変更される(図25(d)参照)。
さらに、基準時に保留情報記憶領域に記憶されている3つ目の先行保留情報に係る変動表示中に、付加情報fの内容が、「2冠」に係る付加情報fから「3冠」に係る付加情報fに変更される(図25(e)参照)。
その後、予告内容確定時の到来に応じて、後続先読み予告演出が開始され、付加情報fに替えて示唆情報sが表示される(図25(f)参照)。
後続先読み予告演出では、保留図柄表示領域b1において表示される示唆情報sの数によって、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出において実行される対象演出の残り回数が示唆される。
具体的には、後続先読み予告演出の開始時には、保留図柄表示領域b1において、付加情報fが示唆情報sに変化する演出画像(プロレスラーの形の図形に係る特殊保留図柄が、チャンピオンベルトの形の図形に係る付加情報fを叩き割り、叩き割られた付加情報fから示唆情報sが出現する演出画像)が表示される。この際、表示される示唆情報sの数は、付加情報fにより示唆されていた対象演出の残り回数と一致している。
そして、後続先読み予告演出では、先読み予告対象保留情報に係る遊技演出に含まれる対象演出のうち、示唆対象演出として決定(選択)されている対象演出が実行されるごとに、示唆情報sの数が、1[個]減少される。
特に、後続先読み予告演出では、示唆対象演出として決定された対象演出が属する演出種別に対応する種類の示唆情報sが表示される。これによって、各種類の示唆情報sが表示されている数により、当該種類に対応する演出種別に属する対象演出が実行される残り回数が示唆される。
例えば、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、第1の例に係る遊技演出(図18(b)参照)である場合に選択され得る第1の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、2[個]の第1示唆情報が表示され、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、第1の例に係る遊技演出(図18(b)参照)である場合に選択され得る第2の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報が表示され、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来時には、第1示唆情報の表示数が変更されず、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。
また、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図26に示す第2の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第3の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び2[個]の第2示唆情報が表示され、継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図26に示す第2の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第4の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び1[個]の第2示唆情報が表示され、継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来時には、第2示唆情報の表示数が変更されず、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
また、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図27に示す第3の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第5の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、2[個]の第1示唆情報及び1[個]の第2示唆情報が表示され、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図27に示す第3の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第6の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び2[個]の第3示唆情報が表示され、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z)−2」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、役物演出C(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐3」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第3示唆情報が消去される)。ここで、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z)−2」の到来時には、第3示唆情報の表示数は変更されない。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図27に示す第3の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第7の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、3[個]の第3示唆情報が表示され、役物演出A(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、3[個]から2[個]に変更され、役物演出B(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐2」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、役物演出C(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐3」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第3示唆情報が消去される)。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図27に示す第3の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第8の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、2[個]の第3示唆情報が表示され、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z−2)」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、役物演出C(下降動作)に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐3」の到来に応じて、第3示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第3示唆情報が消去される)。ここで、役物演出A(下降動作)及び役物演出B(下降動作)のうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(z)‐1」又は「(z)−2」の到来時には、第3示唆情報の表示数は変更されない。
また、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図28に示す第4の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第9の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、3[個]の第1示唆情報が表示され、1回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、3[個]から2[個]に変更され、2回目の継続示唆演出(継続確定)に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐3」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図28に示す第4の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第10の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、2[個]の第1示唆情報が表示され、1回目の継続示唆演出(継続確定)及び2回目の継続示唆演出(継続確定)のうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」又は「(x)−2」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐3」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第1示唆情報が消去される)。ここで、1回目の継続示唆演出(継続確定)及び2回目の継続示唆演出(継続確定)のうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐1」又は「(x)−2」の到来時には、第1示唆情報の表示数は変更されない。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図28に示す第4の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第11の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、1[個]の第1示唆情報及び2[個]の第2示唆情報が表示され、チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出Bのうち一方に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」又は「(y)−2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、発展演出Bに係る結果画像(復活画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(x)‐3」の到来に応じて、第1示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更され(第1示唆情報が消去され)、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐3」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。ここで、チャンスアップ演出A及びチャンスアップ演出Bのうち他方に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」又は「(y)−2」の到来時には、第2示唆情報の表示数は変更されない。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図28に示す第4の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第12の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、3[個]の第2示唆情報が表示され、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、3[個]から2[個]に変更され、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、2[個]から1[個]に変更され、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐3」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。
一方、先読み予告対象保留情報に基づく遊技演出が、図28に示す第4の例に係る遊技演出である場合に選択され得る第13の態様に係る先読み予告演出(後続先読み予告演出)では、予告内容確定時において、1[個]の第2示唆情報が表示され、スーパーリーチ演出Bに係る勝敗画像(勝利画像)の表示に対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐3」の到来に応じて、第2示唆情報の表示数が、1[個]から0[個]に変更される(第2示唆情報が消去される)。ここで、チャンスアップ演出Aに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐1」の到来時、及び、チャンスアップ演出Bに対応する残り回数減少表示タイミング「(y)‐2」の到来時のそれぞれには、第2示唆情報の表示数は変更されない。
(パチンコ機1の作用)
次に、パチンコ機1の作用について説明する。
パチンコ機1では、所定回の対象演出を含む所定の遊技演出(第1の例に係る遊技演出〜第4の例に係る遊技演出)が実行される場合に、対象演出が実行される残り回数を示唆する示唆情報sの表示を含んでなる先読み予告演出(後続先読み予告演出)が実行される。
後続先読み予告演出では、所定数の対象演出のうちから示唆対象演出が選択され、選択された示唆対象演出の数(示唆対象演出数)が、示唆情報により示唆される残り回数として設定されて、当該示唆情報sの表示が開始される。そして、示唆対象演出が実行される際に、示唆情報sにより示唆されている残り回数が減少される。
特に、第1態様に係る後続先読み予告演出(第1の態様に係る先読み予告演出又は第3の態様に係る先読み予告演出)では、所定数の対象演出の全てについて、示唆対象演出として選択される。一方、第2態様に係る後続先読み予告演出(第2の態様に係る先読み予告演出又は第4の態様に係る先読み予告演出)では、所定数の対象演出のうち、最後に実行される対象演出を除く所定の対象演出については、示唆対象演出として選択されず、他の対象演出については、示唆対象演出として選択される。
これによって、パチンコ機1では、第1態様に係る後続先読み予告演出では、遊技演出において実行される対象演出の回数が、後続先読み予告演出の開始時に示唆情報sにより示唆される対象演出の残り回数と一致する。一方、第2態様に係る後続先読み予告演出では、遊技演出において実行される対象演出の回数が、後続先読み予告演出の開始時に示唆情報sにより示唆される対象演出の残り回数より多くなる。
また、第3態様に係る後続先読み予告演出(第7の態様に係る先読み予告演出、第9の態様に係る先読み予告演出又は第12の態様に係る先読み予告演出)では、所定数の所定演出種別に係る対象演出の全てについて、示唆対象演出として選択される。一方、第4態様に係る後続先読み予告演出(第8の態様に係る先読み予告演出、第10の態様に係る先読み予告演出又は第13の態様に係る先読み予告演出)では、所定数の所定演出種別に係る対象演出のうち、最後に実行される対象演出を除く所定の対象演出については、示唆対象演出として選択されず、他の対象演出については、示唆対象演出として選択される。
これによって、パチンコ機1では、第3態様に係る後続先読み予告演出では、遊技演出において実行される所定演出種別に係る対象演出の回数が、後続先読み予告演出の開始時に示唆情報sにより示唆される対象演出の残り回数と一致する。一方、第4態様に係る後続先読み予告演出では、遊技演出において実行される所定演出種別に係る対象演出の回数が、後続先読み予告演出の開始時に示唆情報sにより示唆される対象演出の残り回数より多くなる。
したがって、第一の発明に係る遊技機によれば、後続先読み予告演出が単調となることが抑制され、後続先読み予告演出の興趣を向上することが可能となる。
また、パチンコ機1では、示唆情報sにより残り回数が示唆される対象演出として、互いに異なる種類の遊技演出(第1変動パターンに基づく変動表示、第2変動パターンに基づく変動表示、予告演出、大当たり演出)に属する複数の対象演出が含まれる。これによって、後続先読み予告演出の興趣を更に向上することが可能となる。
また、パチンコ機1では、後続先読み予告演出において、示唆対象演出として選択された対象演出の演出種別(第1演出種別〜第3演出種別)に対応する示唆情報s(第1示唆情報〜第3示唆情報)が表示される。これによって、後続先読み予告演出の興趣を更に向上することが可能となる。
さらに、第1の例に係る遊技演出(図18(a)参照)又は第2の例に係る遊技演出(図26参照)に含まれる所定数の対象演出では、後に実行される対象演出ほど、遊技者に有利な遊技状態(大当たり遊技状態)が生起される可能性の度合いを示す期待値が高く設定されている。
これによって、上記第2態様に係る後続先読み予告演出が実行される場合に、所定の対象演出が実行された際には、示唆情報sにより示唆される対象演出の残り回数が減少されないことによって、その後に、より期待値が高い対象演出が少なくとも1回は実行されることが示唆される。
したがって、後続先読み予告演出の実行中に、遊技者にとって有利な遊技状態が生起されることに対する遊技者の期待感を向上することが可能となる。
1 パチンコ機
10 遊技盤ユニット
10a 遊技板
11 画像表示装置
11a 表示画面
12 図柄表示装置
22 音発生装置
30 遊技領域
200 主制御回路
210 CPU
220 ROM
230 RAM
300 演出制御回路
a1〜a4 演出図柄表示領域
b1,b2 保留図柄表示領域
h 保留図柄
hp 先読み予告対象保留図柄
f 付加情報
s 示唆情報
z1,z2 演出図柄

Claims (4)

  1. 遊技の進行中に実行される遊技演出を制御する遊技演出制御手段と、
    所定数の対象演出を含む所定の遊技演出が実行される場合に、前記対象演出が実行される残り回数を示唆する示唆情報の表示を含んでなる示唆演出を実行する示唆演出制御手段と、を備え、
    前記示唆演出制御手段は、
    前記所定数の対象演出のうちから示唆対象演出を選択する示唆対象演出選択手段と、
    前記示唆対象演出選択手段により選択された前記示唆対象演出の数を、前記示唆情報により示唆される残り回数として設定して、当該示唆情報の表示を開始し、前記示唆対象演出が実行される際に、前記示唆情報により示唆されている残り回数を減少させる表示制御手段と、を有し、
    前記示唆対象演出選択手段は、
    第1の態様に係る前記示唆演出では、前記所定数の対象演出の全てを、前記示唆対象演出として選択し、
    第2の態様に係る前記示唆演出では、前記所定数の対象演出のうち、最後に実行される対象演出を除く所定の対象演出を、前記示唆対象演出として選択しないことを特徴とする遊技機。
  2. 前記所定の遊技演出には、互いに異なる抽選に基づいて演出態様が決定される複数種類の遊技演出が含まれ、
    前記所定数の対象演出には、前記複数種類の遊技演出のそれぞれに属する対象演出が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記所定数の対象演出は、複数の演出種別に分類されており、
    前記示唆情報として、前記複数の演出種別のそれぞれに対応する示唆情報が設定されており、
    前記表示制御手段は、前記示唆対象演出選択手段により前記示唆対象演出として選択された前記対象演出に係る演出種別に対応する前記示唆情報を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記所定数の対象演出では、後に実行される対象演出ほど、遊技者に有利な遊技状態が生起される可能性の度合いを示す期待値が高く設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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