JP2016063777A - 犬用ソックス - Google Patents

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満 林
Mitsuru Hayashi
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Abstract

【課題】断熱性と緩衝性に優れ、且つ、破れ難い犬用ソックスを提供する。
【解決手段】犬の足の末節骨(爪先)から手根骨(手根球)、或いは足根骨にかけての外形状と相似の外形状を有する雄型と、前記雄型の外形状より大きい内形状を有する雌型とで形成されるキャビテイに熱可塑性エラストマーを注入して成形してなる。
【選択図】図2

Description

この発明は、犬の前足及び或いは後足に履かせるソックスに関する。
ペットの飼育では屋外を散歩させる必要がある。地面は夏高温であり、冬低温であり、地面には様々な障害物(石やガラス片等)がある。したがって、断熱や緩衝等のために様々なペット用靴が開発されている。
例えば、略筒形状の編物製のソックスが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。この筒形状の編物製ソックスをペットの足に嵌め込む際に、ペットの足の爪に引っ掛かり易く、装着に手間取ることがある。また、この筒形状の編物製ソックスをペットに装着して足首付近を紐などで縛るが、散歩中に紐が緩むことがある。また、水たまり等に入った場合、水を吸いやすく、ペットの足が濡れてしまうことがある。
そこで、上記の問題を解消すべく、ペット用の靴が開発された(例えば、特許文献2参照。)。このペット用靴は、「犬や猫等のペットの足形に合わせて構成したペット用靴であって、前記靴本体を、天然ゴムラテックス,PVCペースト,ウレタンエマルジョン等の浸漬成形用液状弾性材を用いて浸漬成形して成るペット用靴」である。
特開平5−39261号公報 特開平11−32615号公報
上記ペット用靴は浸漬成形して成るが、浸漬成形プロセスは、「犬の足の形状をした金型(雄型)に離型剤を塗布→予熱→天然ゴムラテックス,PVCペースト,ウレタンエマルジョン等のゾル中に浸漬→ゾルから引き上げゲル化→加熱→離型」であるため、厚さを1mm以上にすることは容易でない。
一方、犬の骨格は図1に示すようであり、第二指〜第四指が爪先を形成し、第一指が退化して足の甲の側部から突き出している。浸漬成形した靴は厚さが小さいため第二指〜第四指の爪と特に第一指の爪で破れることがある。
また、浸漬成形した靴は断熱性や緩衝性が低い。特に、災害救助犬や警察犬等のように、瓦礫が散乱する災害現場や道路以外の犯罪現場を歩く場合、浸漬成形した靴は断熱性や緩衝性が低いため使用に耐えない。たとえ、使用したとしても、短時間で破れてしまう恐れがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、断熱性と緩衝性に優れ且つ破れ難い犬用ソックスを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するためになされた本発明の犬用ソックスは、犬の足の末節骨(爪先)から手根骨(手根球)或いは足根骨にかけて覆う犬用ソックスであって、前記末節骨(爪先)から手根骨(手根球)或いは足根骨にかけての外形状と相似の外形状を有する雄型と、前記雄型の外形状より大きい内形状を有する雌型とで形成されるキャビテイに熱可塑性エラストマーを注入して成形してなることを特徴とする。
雄型と雌型とで形成されるキャビテイに熱可塑性エラストマーを注入する所謂射出成型で成形されるので、厚さの大きいソックスになる。その結果、摩擦性、断熱性及び緩衝性に優れ且つ破れ難くなる。また、手根骨(手根球)或いは足根骨にかけて覆うので、手根球をも保護することができる。
上記の犬用ソックスにおいて、肉球を刺激する凸部を備えるとよい。これにより、肉球が刺激され、犬が足元を感じやすくなる。また、肉球が刺激され肉球の健康が促進される。
また、上部外周に締結部材を備えるとよい。これにより、瓦礫等に引っ掛かってソックスが脱げることが抑制される。
また、成形後の前記熱可塑性エラストマーの厚さが1〜8mmの範囲にあるとよい。これにより、断熱性と緩衝性が一層優れ且つ一層破れ難くなる。
また、成形後の前記熱可塑性エラストマーの底部の厚さが底部以外の厚さより大であるとよい。これにより、底部の断熱性と緩衝性がより一層向上し底部の破れがより一層抑制される。
また、前記熱可塑性エラストマーはスチレン系熱可塑性エラストマーであるとよい。スチレン系熱可塑性エラストマーは弾性が高いので厚さを大きくしなくてもよい。その結果、ソックスの外形状を小さくでき、装着性、歩行性が向上する。
雄型と雌型とで形成されるキャビテイに熱可塑性エラストマーを注入する所謂射出成型で成形されるので、厚さの大きいソックスになる。その結果、摩擦性、断熱性及び緩衝性に優れ且つ破れ難くなる。また、爪先から手根骨(手根球)或いは足根骨にかけて覆うので、手根球をも保護することができる。
犬の前足の側方視図である。 本発明の実施形態1に係る犬用ソックスの縦断面図である。 本発明の実施形態2に係る犬用ソックスの縦断面図である。 本発明の実施形態3に係る犬用ソックスの側方視図である。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る犬用ソックス1は、図2に示すように、足の末節骨(爪先)から手根骨(手根球)或いは足根骨にかけての外形状と相似且つ該外形状より小さい外形状を有する雄型と、前記雄型の外形状より大きい内形状を有する雌型とで形成されるキャビテイに熱可塑性エラストマーを注入して成形してなる。
通常の犬の前足と後足は、爪先から手根骨と足根骨までは類似の外形状をしているので、同一の雄型を使って成形しても前足と後足に装着することができる。
熱可塑性エラストマーは、熱を加えると軟化して流動性を示すので、雄型と雌型で形成されるキャビテイに注入することができる。しかし、軟化しても粘性が高いので、狭い間隙のキャビテイに注入することができず、通常、1mm以上の広い間隙のキャビテイに注入される。
キャビテイの間隙が広いと厚さの大きいソックスになる。本発明のソックスは布製のソックスと異なり、長靴のように形状を保持する。したがって、厚さが大きいと、断熱性や緩衝性が向上するが、厚さが大きすぎるとソックスの外形状が大きくなり、歩行し難くなる。したがって、厚さは1〜8mmの範囲にあるとよい。厚さは2〜5mmの範囲がより好ましい。
熱可塑性エラストマーは、注入して冷却するとゴム状弾性体になる。熱可塑性エラストマーには、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、アミド系などがあるが、いずれでもよい。
熱可塑性エラストマーは、種類によってゴム状弾力性が異なる。ゴム状弾力性の高い熱可塑性エラストマーを用いる場合は厚さを小さくできる。
熱可塑性エラストマーとしてゴム状弾力性の高いスチレン系熱可塑性エラストマーを用いるとよい。これにより厚さを小さくすることができる。
スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、例えば、アロン化成(株)のAR−SC−Oを使用することができる。AR−SC−Oを用いて様々な厚さの犬用ソックスを試作して緩衝性を評価したところ、少なくとも厚さを3mmにすることが好ましいことがわかった。なお、本実施形態の犬用ソックス1では、底部の緩衝性をさらに高くするために、ds=5mmにしてある。
射出成型で使用する雄型の外形状が装着される犬の足の外形状より小さいので、成形されるソックスの内形状が装着される犬の足の外形状より小さい。したがって、犬の足に装着する場合、上端部を手で広げて装着することになる。スチレン系熱可塑性エラストマーは弾力性に優れているため、手で広げて装着することが容易である。すなわち、本実施形態の犬用ソックス1は装着性に優れている。
また、本実施形態の犬用ソックス1は手根骨(手根球)或いは足根骨にかけて覆うので、手根球をも保護することができる。
また、一旦装着すると、弾力性が高いので、犬の足にぴったりフィットし、装着後のズレが抑制され、歩行中にソックス1がずれて脱げてしまうこともない。
また、本実施形態の犬用ソックス1は、底部の厚さdsを5mmに、底部以外の厚さdoを3mmにしたので、底部の断熱性と緩衝性が一層向上し、底部の破れが一層抑制される。
また、スチレン系熱可塑性エラストマーは、摩擦性に優れ、ソックス1を装着して犬が歩行しても滑ることが抑制される。
(実施形態2)
本実施形態の犬用ソックス1は、図3に示すように、底部に肉球を刺激する凸部11を備えている。
凸部11の形成は、雄型の底部に凹部を形成してソックス1の成型時に同時に行ってもよい。この場合、凸部11は、ソックス1と同じ材質になる。
肉球の刺激を強くするためには、ソックス1の成形に使用される弾力性の高いスチレン系熱可塑性エラストマーではなく、弾力性の低いポリエステル系エラストマーで凸部11を別途形成し、ソックス1の底部に接着固定するとよい。
(実施形態3)
本実施形態の犬用ソックス1は、図4に示すように、上部外周に締結部材12を備えている。締結部材は、紐やテープ等でもよいが、本実施形態の犬用ソックス1では面ファスナーを使用している。
面ファスナー12は、表面にループが形成されたループ部12aと裏面にフックが形成されたフック部12bからなる。ループ部12aの裏面がソックス1の上部外周に接着され、フック部12bがソックス1の上部外周に巻き付いて締結する。
本実施形態の犬用ソックス1は締結部材12を備えているので、災害現場を激しく走り回っても脱げることがない。
1・・・・・・犬用ソックス
11・・・・凸部
12・・・・締結部材

Claims (6)

  1. 犬の足の末節骨(爪先)から手根骨(手根球)或いは足根骨にかけて覆う犬用ソックスであって、
    前記末節骨(爪先)から手根骨(手根球)或いは足根骨にかけての外形状と相似の外形状を有する雄型と、前記雄型の外形状より大きい内形状を有する雌型とで形成されるキャビテイに熱可塑性エラストマーを注入して成形してなることを特徴とする犬用ソックス。
  2. 肉球を刺激する凸部を備える請求項1に記載の犬用ソックス。
  3. 上部外周に締結部材を備える請求項1又は2に記載の犬用ソックス。
  4. 成形後の前記熱可塑性エラストマーの厚さが1〜8mmの範囲にある請求項1〜3のいずれか1項に記載の犬用ソックス。
  5. 成形後の前記熱可塑性エラストマーの底部の厚さが底部以外の厚さより大である請求項1〜3のいずれか1項に記載の犬用ソックス。
  6. 前記熱可塑性エラストマーはスチレン系熱可塑性エラストマーである請求項1〜4のいずれか1項に記載の犬用ソックス。
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