JP2016063645A - 電源システム及びそれを備える電動車両 - Google Patents

電源システム及びそれを備える電動車両 Download PDF

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Abstract

【課題】外部充電に伴なうシステムへの負荷低減と蓄電装置の効率的な昇温とを実現する電源システム及びそれを備える電動車両を提供する。【解決手段】コンバータECU22は、外部電源28による外部充電の実行中に蓄電装置10−2の温度Tb2が第1温度よりも低いとき、温度Tb2が第1温度に達するまでヒータ20を駆動する。そして、外部充電が終了し、車両がREADY−ON状態になると、コンバータECU22は、温度Tb2が第1温度よりも高い第2温度に達するまで、蓄電装置10−1,10−2間で電力を授受するようにコンバータ12−1,12−2を駆動することによって蓄電装置を昇温するコンバータ昇温を実行する。【選択図】図1

Description

この発明は、電源システム及びそれを備える電動車両に関し、特に、電動車両に搭載される蓄電装置を昇温する技術に関する。
特開2008−125163号公報(特許文献1)は、車両に搭載される蓄電装置を昇温可能な電動車両を開示する。この電動車両においては、複数の蓄電装置が搭載され、車両外部の電源(以下、「外部電源」と称する。)から蓄電装置の充電(以下、外部電源による蓄電装置の充電を「外部充電」とも称する。)時に、外部充電を行ないつつ、低温時には複数の蓄電装置間で電力を授受するようにコンバータが制御される。このような構成により、外部充電時に蓄電装置を速やかに昇温して蓄電装置を短時間で充電することができる(特許文献1参照)。
特開2008−125163号公報
上記の電動車両は、外部充電中に高圧系(コンバータよりも駆動装置(駆動力発生部)側)に電圧が印加されるところ、高圧系に接続される機器の耐久性の観点からは、走行のための駆動装置を駆動しない外部充電中は、高圧系に負荷(電圧印加)をかけないことが望ましい。上記の電動車両では、複数の蓄電装置間で電力を授受することによる昇温制御の実行有無に拘わらず外部充電中に高圧系に負荷がかかるが、仮に低圧系(コンバータよりも蓄電装置側)に外部充電用の充電装置が接続されるシステム構成であったとしても、昇温制御の実行に伴ない高圧系に負荷がかかる。
また、上記の電動車両では、外部充電中に蓄電装置をどの程度まで昇温すればよいかについては特に検討されておらず、不必要に高い温度まで昇温することで電力を消費している可能性もある。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外部充電に伴なうシステムへの負荷低減と蓄電装置の効率的な昇温とを実現する電源システム及びそれを備える電動車両を提供することである。
この発明によれば、電源システムは、車両に搭載される電源システムであって、電源システムから電力を受けて走行駆動力を発生する駆動力発生部と電源システムとの間で電力を授受するための電力線と、第1及び第2の蓄電装置と、第1及び第2のコンバータと、充電装置と、ヒータと、制御装置とを備える。第1のコンバータは、第1の蓄電装置と電力線との間に設けられる。第2のコンバータは、第2の蓄電装置と電力線との間に設けられる。充電装置は、上記電力線を介することなく、車両外部の電源によって第2の蓄電装置を充電する外部充電を行なう。ヒータは、第1及び第2の蓄電装置のうち少なくとも第2の蓄電装置を昇温する。制御装置は、電力線を介して第1及び第2の蓄電装置間で電力を授受するように第1又は第2のコンバータを制御することによって、第1及び第2の蓄電装置を昇温するコンバータ昇温制御を実行する。そして、制御装置は、外部充電の実行中に第2の蓄電装置の温度が第1温度よりも低いとき、第2の蓄電装置の温度が第1温度に達するまでヒータを駆動し、車両の走行開始に関連する所定の条件が成立すると、第2の蓄電装置の温度が第1温度よりも高い第2温度に達するまでコンバータ昇温制御を実行する。
この電源システムにおいては、外部充電の実行中に第2の蓄電装置の温度が第1温度よりも低いとき、2段階に分けて蓄電装置が昇温される。すなわち、外部充電の実行中に、ヒータを駆動することによって第2の蓄電装置が第1温度まで昇温され、車両の走行開始に関連する所定の条件(たとえば、車両を走行可能状態にする「READY−ON」状態)が成立すると、第1温度よりも高い第2温度までコンバータ昇温が実行される。このような昇温を行なうのは、以下の理由による。
外部充電の実行中は、高圧系に負荷をかけないようにヒータによる昇温が行なわれる。ヒータによる昇温は、一般的にコンバータ昇温よりも効率が低く昇温速度も遅い。ここで、蓄電装置の出力特性は、温度とともに充電状態(SOC(State Of Charge))によっても影響を受ける。すなわち、極低温下(第1温度よりも低い温度域)では、蓄電装置の出力特性はSOCに拘わらず低いけれども、蓄電装置の温度が第1温度の付近まで上昇すると、SOCがある程度高いとき(外部充電の終了後)はEV走行(電動機走行)可能な出力特性を示す。そこで、この電源システムでは、外部充電中は、外部充電終了後の走行開始時にEV走行可能な出力特性が確保される第1温度までヒータを用いて昇温することにより、高圧系に負荷をかけることなく蓄電装置を最低限のレベルまで昇温する。そして、上記所定の条件が成立することにより走行開始が予測されると、コンバータ昇温によって効率的に第2温度まで蓄電装置を昇温する。したがって、この電源システムによれば、走行時の蓄電装置の出力性能を確保しつつ、外部充電に伴なうシステムへの負荷低減と蓄電装置の効率的な昇温とを実現することができる。
好ましくは、第1温度は、第2の蓄電装置の充電状態を示す状態量が第1レベルよりも高いときに第2の蓄電装置が出力可能な電力に基づいて決定される。
これにより、第1温度が不必要に高いレベルに設定されることによる効率の低下を抑制することができる。
さらに好ましくは、第2温度は、上記状態量が第1レベルよりも低い第2レベルまで低下したときに第2の蓄電装置が出力可能な電力に基づいて決定される。
これにより、第2温度が不必要に高いレベルに設定されることによる効率の低下を抑制することができる。
好ましくは、第1の蓄電装置は、第2の蓄電装置よりも出力可能最大電力が大きい。一方、第2の蓄電装置は、第1の蓄電装置よりも蓄電容量が大きい。そして、外部充電の実行後に走行が開始されると、第2の蓄電装置に蓄えられた電力が駆動力発生部に供給される。
このような構成により、駆動力発生部は、外部充電終了後の走行開始時から、第2の蓄電装置から出力される電力を用いてEV走行を行なうことができる。
この発明によれば、走行時の蓄電装置の出力性能を確保しつつ、外部充電に伴なうシステムへの負荷低減と蓄電装置の効率的な昇温とを実現することができる。
この発明の実施の形態による電源システムを備えた電動車両の一例として示されるハイブリッド車両の全体ブロック図である。 蓄電装置の出力特性を示した図である。 蓄電装置の出力の温度依存性及びSOC依存性を示した図である。 ヒータによる昇温とコンバータ昇温との昇温特性を示した図である。 昇温目標に設定される第1温度及び第2温度を説明するための図である。 この実施の形態における蓄電装置の昇温制御の処理手順を説明するためのフローチャートである。 昇温制御の実行により蓄電装置が昇温される様子の一例を示したタイムチャートである。 この発明の実施の形態による電源システムを備えた電気自動車の全体ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による電源システムを備えた電動車両の一例として示されるハイブリッド車両の全体ブロック図である。図1を参照して、ハイブリッド車両100は、電源システム1と、駆動力発生部2とを備える。
駆動力発生部2は、インバータ30−1,30−2と、モータジェネレータ32−1,32−2と、動力分割装置34と、エンジン36と、駆動輪38と、MG−ECU(Electronic Control Unit)40とを含む。
エンジン36は、燃料の燃焼による熱エネルギーをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する内燃機関である。エンジン36の燃料としては、ガソリンや軽油、エタノール、液体水素、天然ガスなどの炭化水素系燃料、又は、液体もしくは気体の水素燃料が好適である。
モータジェネレータ32−1,32−2は、交流回転電機であり、たとえば、3相交流同期電動機によって構成される。モータジェネレータ32−1は、動力分割装置34を経由してエンジン36により駆動される発電機として用いられるとともに、エンジン36を始動するための電動機としても用いられる。モータジェネレータ32−2は、主として電動機として動作し、駆動輪38を駆動する。一方で、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ32−2は、発電機として動作して回生発電を行なう。
動力分割装置34は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を含む。動力分割装置34は、エンジン36から出力される駆動力を、モータジェネレータ32−1の回転軸に伝達される動力と、駆動輪38に伝達される動力とに分割する。
インバータ30−1は、電源システム1の主正母線MPL及び主負母線MNLと、モータジェネレータ32−1との間に設けられる。インバータ30−2は、主正母線MPL及び主負母線MNLと、モータジェネレータ32−2との間に設けられる。インバータ30−1は、MG−ECU40からの制御信号に基づいてモータジェネレータ32−1を駆動する。インバータ30−2は、MG−ECU40からの制御信号に基づいてモータジェネレータ32−2を駆動する。インバータ30−1,30−2は、たとえば、三相分のスイッチング素子を含むブリッジ回路によって構成される。
MG−ECU40は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、駆動力発生部2の各機器を制御するための信号を生成して出力する。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
MG−ECU40は、図示されない各種センサからの信号入力、走行状況及びアクセル開度等に基づいて車両走行パワーPsを算出し、算出された車両走行パワーPsに基づいてモータジェネレータ32−1,32−2のトルク目標値及び回転数目標値を算出する。そして、MG−ECU40は、モータジェネレータ32−1,32−2の発生トルク及び回転数が目標値となるようにインバータ30−1,30−2を制御する。また、MG−ECU40は、算出された車両走行パワーPsを電源システム1のコンバータECU22(後述)へ出力する。
一方、電源システム1は、蓄電装置10−1,10−2と、システムリレーRY1,RY2と、コンバータ12−1,12−2と、主正母線MPL及び主負母線MNLとを含む。また、電源システム1は、電流センサ14−1,14−2と、電圧センサ16−1,16−2と、温度センサ18−1,18−2と、ヒータ20と、コンバータECU22とをさらに含む。さらに、電源システム1は、充電器26と、受電部27と、充電リレーRYCと、サブ電源23と、補機用蓄電装置24とをさらに含む。
蓄電装置10−1,10−2の各々は、再充電可能な直流電源であり、たとえばニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池によって構成される。蓄電装置10−1は、システムリレーRY1を介してコンバータ12−1に接続され、蓄電装置10−2は、システムリレーRY2を介してコンバータ12−2に接続される。
システムリレーRY1は、蓄電装置10−1とコンバータ12−1との間に配設される。システムリレーRY2は、蓄電装置10−2とコンバータ12−2との間に配設される。そして、たとえば、スタートスイッチやイグニッションキー等がユーザにより操作されることによって車両が「READY−ON」状態(走行可能な状態)になると、システムリレーRY1,RY2は導通状態となる。
コンバータ12−1は、蓄電装置10−1と、主正母線MPL及び主負母線MNLとの間に設けられる。コンバータ12−2は、蓄電装置10−2と、主正母線MPL及び主負母線MNLとの間に設けられる。コンバータ12−1は、コンバータECU22からの制御信号PWC1に基づいて、蓄電装置10−1と、主正母線MPL及び主負母線MNLとの間で電圧変換を行なう。コンバータ12−2は、コンバータECU22からの制御信号PWC2に基づいて、蓄電装置10−2と、主正母線MPL及び主負母線MNLとの間で電圧変換を行なう。コンバータ12−1,12−2は、たとえば、電流可逆型の昇圧チョッパ回路によって構成される。
このハイブリッド車両100では、電源システム1から供給される電力を用いて、エンジン36を停止してモータジェネレータ32−2により走行するEV走行を実行可能である。そして、EV走行の走行性能を高めるために、互いに異なる特性を有する蓄電装置10−1,10−2が搭載されている。
図2は、蓄電装置10−1,10−2の出力特性を示した図である。図2を参照して、横軸は蓄電装置10−1,10−2の容量を示し、縦軸は蓄電装置10−1,10−2の出力パワーを示す。EV走行での走行特性の観点でみれば、横軸はEV走行での走行距離を示し、縦軸はEV走行での走行パワーを示しているといえる。
P1,P2は、それぞれ蓄電装置10−1,10−2の出力特性を示し、P3は、電源システム1の仕様を示す。蓄電装置10−1は、いわゆる「パワー型」の蓄電装置によって構成され、蓄電装置10−2は、いわゆる「容量型」の蓄電装置によって構成される。すなわち、蓄電装置10−1が出力可能な最大パワーは、蓄電装置10−2が出力可能な最大パワーよりも大きい。一方、蓄電装置10−2の蓄電容量は、蓄電装置10−1の蓄電容量よりも大きい。
このような蓄電装置10−1,10−2の出力特性のもと、このハイブリッド車両100では、P3で示されるポイントにEV走行でのシステム仕様が設定される。すなわち、EV走行での目標走行距離は、基本的に、容量型の蓄電装置10−2の容量によって定まり、EV走行での目標パワーは、容量型の蓄電装置10−2では不足する出力パワーを出力型の蓄電装置10−1によってアシストしたときの合計パワーによって定まる。これにより、このハイブリッド車両100では、基本的に、蓄電装置10−2を用いてEV走行が行なわれ、蓄電装置10−2ではパワーが不足する場合に蓄電装置10−1が併用される。以上のような構成に基づいて、このハイブリッド車両100では、外部電源28による外部充電は、蓄電装置10−2に対して行なわれる。
再び図1を参照して、充電器26は、外部電源28から蓄電装置10−2を充電するための装置である。充電器26は、蓄電装置10−2とシステムリレーRY2との間に配設される電力線と、受電部27との間に設けられる。上記電力線と充電器26との間には、充電リレーRYCが設けられる。そして、充電器26は、コンバータECU22からの制御信号に基づいて、外部電源28から受電部27を通じて入力される電力を直流に変換して蓄電装置10−2へ出力する。なお、充電器26によって蓄電装置10−2の充電が行なわれるときは、システムリレーRY2は遮断状態となる。すなわち、このハイブリッド車両100では、主正母線MPL及び主負母線MNLを介することなく、外部電源28によって蓄電装置10−2を充電することができる。
サブ電源23は、外部充電中に補機用蓄電装置24を充電するための電力変換器である。サブ電源23は、充電器26と受電部27との間の電力線に接続され、外部電源28から受電部27を通じて入力される電力を補機用蓄電装置24の電圧レベルに変換して補機用蓄電装置24へ出力する。このサブ電源23は、充電器26よりも容量が小さい。また、サブ電源23と補機用蓄電装置24との間の電力線には、ヒータ20(後述)が電気的に接続され、ヒータ20の駆動時はサブ電源23からヒータへ電力が供給される。
電流センサ14−1は、蓄電装置10−1に対して入出力される電流Ib1を検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。電流センサ14−2は、蓄電装置10−2に対して入出力される電流Ib2を検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。なお、図1では、各電流センサ14−1,14−2は正極線に設けられているが、負極線に設けてもよい。
電圧センサ16−1は、蓄電装置10−1の電圧Vb1を検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。電圧センサ16−2は、蓄電装置10−2の電圧Vb2を検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。温度センサ18−1は、蓄電装置10−1の温度Tb1を検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。温度センサ18−2は、蓄電装置10−2の温度Tb2を検出し、その検出値をコンバータECU22へ出力する。
ヒータ20は、蓄電装置10−1,10−2を昇温するための機器であり、たとえば、蓄電装置10−1,10−2を収容するバッテリパック内に蓄電装置10−1,10−2とともに配設される。ヒータ20は、コンバータECU22からの制御信号に基づいて、外部充電中にサブ電源23から電力を受けて蓄電装置10−1,10−2を加熱する。なお、ハイブリッド車両100は、外部充電後は、基本的に、外部充電によって充電された蓄電装置10−2を用いてEV走行するように制御されるところ、ヒータ20は、少なくとも蓄電装置10−2を昇温可能なように配設されていてもよい。
コンバータECU22は、CPU、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、各種センサからの信号入力及びMG−ECU40から受ける車両走行パワーPsに基づいて、電源システム1の各機器を制御するための信号を出力する。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
コンバータECU22は、車両が「READY−ON」状態になると、充電リレーRYCを遮断状態にするとともに、システムリレーRY1,RY2を導通状態にする。そして、コンバータECU22は、電流センサ14−1,14−2及び電圧センサ16−1,16−2からの各検出値、並びにMG−ECU40から受ける車両走行パワーPsに基づいて、コンバータ12−1,12−2をそれぞれ駆動するための制御信号PWC1,PWC2を生成する。そして、コンバータECU22は、生成された制御信号PWC1,PWC2をそれぞれコンバータ12−1,12−2へ出力する。
また、コンバータECU22は、外部電源28による外部充電が要求されると、システムリレーRY1,RY2を遮断状態にするとともに、充電リレーRYCを導通状態にする。そして、コンバータECU22は、充電器26及びサブ電源23を駆動するための制御信号を生成し、生成された制御信号を充電器26及びサブ電源23へ出力する。
さらに、コンバータECU22は、蓄電装置10−2が極低温であるためにEV走行性能が確保できないときは、蓄電装置10−2を昇温するための昇温制御を実行する。具体的には、コンバータECU22は、外部充電の実行中に蓄電装置10−2の温度Tb2が所定の第1温度Tth1よりも低いとき、温度Tb2が第1温度Tth1に達するまでヒータ20を駆動する。そして、外部充電が終了し、車両の走行開始に関連する所定の条件が成立すると(たとえば「READY−ON」状態)、コンバータECU22は、温度Tb2が第1温度Tth1よりも高い第2温度Tth2に達するまでコンバータ昇温を実行する。
なお、この実施の形態では、昇温制御により蓄電装置10−2を昇温するものとしているが、昇温制御により蓄電装置10−2とともに蓄電装置10−1を昇温してもよい。また、この実施の形態では、蓄電装置10−2の温度Tb2に基づいて昇温制御を行なうものとしているが、外気温やバッテリパックの周囲温度等によって蓄電装置10−2の温度Tb2を推定してもよい。すなわち、外気温やバッテリパックの周囲温度等に基づいて昇温制御を行なうものとしてもよい。
以下では、コンバータECU22により実行される昇温制御について詳しく説明する。
図3は、蓄電装置10−2の出力の温度依存性及びSOC依存性を示した図である。なお、この図3は、蓄電装置10−1,10−2の相対比較を示すものではなく、蓄電装置10−2におけるSOC及び温度での特性変化を示したものである。なお、特に図示しないが、蓄電装置10−1も同様の特性を有する。
図3を参照して、温度「−30℃」は、蓄電装置10−2の温度Tb2が「極低温」であることの例示であり、この温度域では、蓄電装置10−2の出力は、SOCの高低に拘わらず小さいものとなる。この温度域では、蓄電装置10−2の出力が小さいので、EV走行は事実上不可能である(走行要求性能を満足することができない。)。
温度「−15℃」は、温度Tb2が「低温」であることの例示であり、この温度域では、SOCがある程度高い場合(たとえばSOCが「中」以上)には、常温時の出力には及ばないけれどもEV走行が可能な程度の出力が得られる。
温度「0℃」は、温度Tb2が「やや低温」であることの例示であり、この温度域になれば、温度「20℃」として例示される常温時の出力特性とほぼ変わらなくなる。
外部充電が実行されると、蓄電装置10−2のSOCがある程度高い状態(たとえばSOCが「中」以上)になることが見込まれる。そこで、このような蓄電装置10−2の出力特性から、蓄電装置10−2の温度Tb2が「極低温」である場合(たとえば−15℃を下回る場合)には、外部充電中に蓄電装置10−2を「低温」域(たとえば−15℃)まで昇温することによって、外部充電の実行後にEV走行が可能となる。
ここで、この実施の形態に従うハイブリッド車両100は、蓄電装置10−2を昇温する手段として、ヒータ20による昇温とコンバータ昇温とを有する。
図4は、ヒータ20による昇温とコンバータ昇温との昇温特性を示した図である。図4を参照して、ヒータ20による昇温は、蓄電装置10−2の温度に拘わらず、コンバータ昇温に比べて低効率であり昇温の速度も遅い。
一方、コンバータ昇温は、ヒータ20による昇温に比べて基本的に高効率であり昇温の速度も速い。しかしながら、蓄電装置10−2の温度Tb2が「−30℃」で示されるような極低温の場合には、コンバータ昇温であっても昇温の速度は遅く、効率も低下する。
そこで、この実施の形態に従うハイブリッド車両100では、外部充電の実行中に蓄電装置10−2の温度Tb2が第1温度Tth1(たとえば−15℃)よりも低いとき、温度Tb2が第1温度Tth1に達するまで、ヒータ20によって蓄電装置10−2が昇温される。ヒータ20を用いるのは、外部充電中は、コンバータ昇温によって高圧系に負荷をかけたくないこと、及び温度Tb2が第1温度Tth1よりも低い極低温下では、ヒータ20に対するコンバータ昇温の優位性が大きくないことによる。また、外部充電実行中の昇温目標を第1温度Tth1(たとえば−15℃)としたのは、効率の低いヒータ20による昇温は最小限にとどめたいこと、さらに、外部充電の実行後は、蓄電装置10−2のSOCがある程度高い状態であることが見込まれ、蓄電装置10−2を第1温度Tth1まで昇温すればEV走行が可能になるとともに、走行開始後(高圧系に電圧が印加される。)は、効率の良いコンバータ昇温によって昇温することが望ましいことによる。
そして、外部充電が終了し、走行開始に関連する所定の条件が成立すると(たとえば「READY−ON」)、蓄電装置10−2の温度Tb2が第1温度Tth1よりも高い第2温度Tth2(たとえば0℃)に達するまでコンバータ昇温が実行される。なお、コンバータ昇温は、走行中も実行可能である。たとえば、コンバータ12−1,12−2の電流制限を超えない範囲で、蓄電装置10−2と駆動力発生部2との間で授受する電力と、コンバータ昇温に伴ない蓄電装置10−1,10−2間で授受する電力とを足し合わせた電力が流れるようにコンバータ12−2を制御し、同様に、蓄電装置10−1と駆動力発生部2との間で授受する電力と、コンバータ昇温に伴ない蓄電装置10−1,10−2間で授受する電力とを足し合わせた電力が流れるようにコンバータ12−1を制御すればよい。
図5は、昇温目標に設定される第1温度Tht1及び第2温度Tht2を説明するための図である。図5を参照して、横軸は、蓄電装置10−2の温度Tb2を示す。縦軸は、蓄電装置10−2の出力パワーを示す。すなわち、縦軸は、蓄電装置10−2によるEV走行での走行パワーを示しているといえる。縦軸のMaxは、蓄電装置10−2の最大出力パワーであり、Pcは、EV走行が可能な出力パワーの下限を示す。すなわち、蓄電装置10−2の出力パワーがPcを下回ると、蓄電装置10−2を用いたEV走行は不可能となる。
線L1は、外部充電終了後の蓄電装置10−2の出力特性を示し、具体的には、蓄電装置10−2のSOCが満充電状態に近いことを示す第1レベル(たとえばSOC70%)よりもSOCが高いときの蓄電装置10−2の出力特性を示す。
線L2は、蓄電装置10−2を用いたEV走行が可能な最低限のSOCにおける蓄電装置10−2の出力特性を示し、具体的には、蓄電装置10−2のSOCが第1レベルよりも低い第2レベル(たとえば30%)まで低下したときの蓄電装置10−2の出力特性を示す。
外部充電により蓄電装置10−2が満充電状態になると、外部充電の終了後は、蓄電装置10−2の出力特性は線L1で示される。この線L1とEV走行可能な出力パワーPcとに基づいて定まる第1温度Tth1まで外部充電中に蓄電装置10−2を昇温すれば、外部充電後の走行開始時に蓄電装置10−2を用いたEV走行が可能となる。
また、線L2は、蓄電装置10−2を用いたEV走行が可能な最低限のSOC(第2レベル)における蓄電装置10−2の出力特性を示している。そこで、外部充電が終了して走行が開始された後は、線L2とEV走行可能な出力パワーPcとに基づいて定まる第2温度Tth2までコンバータ昇温により蓄電装置10−2を昇温すれば、SOCが第2レベルまで低下しても蓄電装置10−2を用いたEV走行が可能である。
このように、第1温度Tth1は、蓄電装置10−2のSOCが第1レベルよりも高いときに蓄電装置10−2が出力可能なパワーPcに基づいて決定することができる。また、第2温度Tth2は、蓄電装置10−2のSOCが第1レベルよりも低い第2レベルまで低下したときに蓄電装置10−2が出力可能なパワーPcに基づいて決定することができる。
図6は、この実施の形態における蓄電装置の昇温制御の処理手順を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、所定時間毎又は所定条件の成立時にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図6を参照して、コンバータECU22は、外部電源28による外部充電中であるか否かを判定する(ステップS10)。なお、外部充電中であるか否かは、たとえば、外部電源28に接続された充電ケーブルのコネクタが受電部27に接続されているか否かによって判断され得る。或いは、たとえば外部充電の実行をユーザが要求するためのスイッチが設けられている場合にそのスイッチがオンされたり、外部電源28から実際に電力が供給されている場合に、外部充電中であると判断してもよい。
ステップS10において外部充電中であると判定されると(ステップS10においてYES)、コンバータECU22は、蓄電装置10−2の温度Tb2が第1温度Tth1よりも低いか否かを判定する(ステップS20)。この第1温度Tth1は、たとえば、図5で説明したように、蓄電装置10−2のSOCが第1レベル(満充電状態に近いことを示すレベル)よりも高いときに蓄電装置10−2が出力可能な電力(Pc)に基づいて決定してもよいし、実験的に得られた固定値(たとえば−15℃)に設定してもよい。そして、温度Tb2が第1温度Tth1よりも低いと判定されると(ステップS20においてYES)、コンバータECU22は、ヒータ20を駆動し、蓄電装置10−2を昇温させる(ステップS30)。
一方、ステップS10において外部充電中ではないと判定されたとき(ステップS10においてNO)、又はステップS20において蓄電装置10−2の温度Tb2が第1温度Tth1以上であると判定されたときは(ステップS20においてNO)、コンバータECU22は、ヒータ20をオフにする(ステップS40)。
次いで、コンバータECU22は、ハイブリッド車両100が「READY−ON」状態であるか否かを判定する(ステップS50)。なお、車両が「READY−ON」状態であるか否かは、走行を意図してシステムが起動されたか否かを判断するために、車両の走行開始に関連する一条件として判定されるものであり、「READY−ON」に代えて、たとえば、運転者側のドアが開けられたことや、運転者の座席において着座が検知されたこと等を、車両の走行開始に関連する条件として判定してもよい。
ステップS50において車両が「READY−ON」状態であると判定されると(ステップS50においてYES)、コンバータECU22は、蓄電装置10−2の温度Tb2が第2温度Tth2(Tth1<Tth2)よりも低いか否かを判定する(ステップS60)。この第2温度Tth2は、たとえば、図5で説明したように、蓄電装置10−2のSOCが第1レベルよりも低い第2レベル(たとえば30%)まで低下したときに蓄電装置10−2が出力可能な電力(Pc)に基づいて決定してもよいし、実験的に得られた固定値(たとえば0℃)に設定してもよい。そして、温度Tb2が第2温度Tth2よりも低いと判定されると(ステップS60においてYES)、コンバータECU22は、蓄電装置10−1,10−2間で電力を授受するようにコンバータ12−1,12−2を駆動することによってコンバータ昇温を実行し、蓄電装置10−2(10−1)を昇温させる(ステップS70)。
なお、ステップS60において蓄電装置10−2の温度Tb2が第2温度Tth2以上であると判定されると(ステップS60においてNO)、コンバータECU22は、コンバータ昇温を停止する(ステップS80)。また、ステップS50において車両が「READY−ON」状態ではないと判定されると(ステップS50においてNO)、コンバータECU22は、ステップS90へ処理を移行する。
図7は、昇温制御の実行により蓄電装置10−2が昇温される様子の一例を示したタイムチャートである。図7を参照して、時刻t1において、たとえば車両が「READY−OFF」状態になる等して走行要求がオフされ、時刻t2において、充電ケーブルのコネクタが受電部27に接続される等して外部充電が開始されるものとする。
そうすると、ヒータ20が駆動され、蓄電装置10−2の温度Tb2が上昇する。そして、時刻t3において、温度Tb2が第1温度Tth1に達すると、ヒータ20が停止する。なお、特に図示していないが、温度Tb2が第1温度Tth1に達した後、外部充電中に温度Tb2を第1温度Tth1に維持するために、ヒータ20を適宜駆動させてもよい。
時刻t4において外部充電が終了し、時刻t5において、たとえば車両が「READY−ON」状態になる等して走行が要求されると、蓄電装置10−1,10−2間で電力を授受するようにコンバータECU22によりコンバータ12−1,12−2が駆動されてコンバータ昇温が実行され、蓄電装置10−2の温度Tb2がさらに上昇する。なお、コンバータ昇温による昇温速度は、外部充電中におけるヒータ20による昇温速度よりも高い。そして、時刻t6において、温度Tb2が第2温度Tth2に達すると、コンバータ昇温が停止する。
以上のように、この実施の形態においては、外部充電の実行中に蓄電装置10−2の温度Tb2が第1温度Tth1よりも低いとき、2段階に分けて蓄電装置10−2が昇温される。すなわち、外部充電の実行中に、ヒータ20を駆動することによって蓄電装置10−2が第1温度Tth1まで昇温され、車両の走行開始に関連する所定の条件(たとえば「READY−ON」状態)が成立すると、高い第2温度Tth2までコンバータ昇温が実行される。これにより、外部充電中は、高圧系に負荷をかけることなく、最低限の出力性能が得られる第1温度Tth1まで蓄電装置10−2が昇温され、上記所定の条件が成立することにより走行開始が予測されると、コンバータ昇温によって効率的に第2温度Tth2まで蓄電装置10−2が昇温される。したがって、この実施の形態によれば、走行時の蓄電装置の出力性能を確保しつつ、外部充電に伴なうシステムへの負荷低減と蓄電装置の効率的な昇温とを実現することができる。
なお、上記の実施の形態では、この発明による電動車両の一例として、エンジン36と2つのモータジェネレータ32−1,32−2とが動力分割装置34によって連結された構成のハイブリッド車両100(図1)について説明したが、この発明が適用されるハイブリッド車両は、このような構成のものに限定されない。たとえば、モータジェネレータ32−1を駆動するためにのみエンジン36を用い、モータジェネレータ32−2でのみ車両の駆動力を発生する、いわゆるシリーズ型のハイブリッド車両や、エンジン36と1つのモータジェネレータとがクラッチを介して直列的に連結された構成のハイブリッド車両等にも、この発明は適用可能である。
さらに、この発明が適用される電動車両は、上記のようなハイブリッド車両に限定されない。たとえば、図8に示されるように、エンジンを備えずにモータジェネレータ32−2のみを動力源とする駆動力発生部2#を備える電気自動車100#においても、この発明は適用可能である。
なお、上記において、主正母線MPL及び主負母線MNLは、この発明における「電力線」の一実施例に対応し、蓄電装置10−1,10−2は、それぞれこの発明における「第1の蓄電装置」及び「第2の蓄電装置」の一実施例に対応する。また、コンバータ12−1,12−2は、それぞれこの発明における「第1のコンバータ」及び「第2のコンバータ」の一実施例に対応し、コンバータECU22は、この発明における「制御装置」の一実施例に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電源システム、2,2# 駆動力発生部、10−1,10−2 蓄電装置、12−1,12−2 コンバータ、14−1,14−2 電流センサ、16−1,16−2 電圧センサ、18−1,18−2 温度センサ、20 ヒータ、22 コンバータECU、23 サブ電源、24 補機用蓄電装置、26 充電器、27 受電部、28 外部電源、30−1,30−2 インバータ、32−1,32−2 モータジェネレータ、34 動力分割装置、36 エンジン、38 駆動輪、40 MG−ECU、RY1,RY2 システムリレー、RYC 充電リレー、100 ハイブリッド車両、100# 電気自動車。

Claims (5)

  1. 車両に搭載される電源システムであって、
    前記電源システムから電力を受けて走行駆動力を発生する駆動力発生部と前記電源システムとの間で電力を授受するための電力線と、
    第1及び第2の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置と前記電力線との間に設けられる第1のコンバータと、
    前記第2の蓄電装置と前記電力線との間に設けられる第2のコンバータと、
    前記電力線を介することなく、車両外部の電源によって前記第2の蓄電装置を充電する外部充電を行なうための充電装置と、
    前記第1及び第2の蓄電装置のうち少なくとも前記第2の蓄電装置を昇温するためのヒータと、
    前記電力線を介して前記第1及び第2の蓄電装置間で電力を授受するように前記第1又は第2のコンバータを制御することによって、前記第1及び第2の蓄電装置を昇温するコンバータ昇温制御を実行するための制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記外部充電の実行中に前記第2の蓄電装置の温度が第1温度よりも低いとき、前記第2の蓄電装置の温度が前記第1温度に達するまで前記ヒータを駆動し、前記車両の走行開始に関連する所定の条件が成立すると、前記第2の蓄電装置の温度が前記第1温度よりも高い第2温度に達するまで前記コンバータ昇温制御を実行する、電源システム。
  2. 前記第1温度は、前記第2の蓄電装置の充電状態を示す状態量が第1レベルよりも高いときに前記第2の蓄電装置が出力可能な電力に基づいて決定される、請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記第2温度は、前記状態量が前記第1レベルよりも低い第2レベルまで低下したときに前記第2の蓄電装置が出力可能な電力に基づいて決定される、請求項2に記載の電源システム。
  4. 前記第1の蓄電装置は、前記第2の蓄電装置よりも出力可能最大電力が大きく、
    前記第2の蓄電装置は、前記第1の蓄電装置よりも蓄電容量が大きく、
    前記外部充電の実行後に走行が開始されると、前記第2の蓄電装置に蓄えられた電力が前記駆動力発生部に供給される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源システムと、
    前記電源システムから電力を受けて車両駆動力を発生する駆動力発生部とを備える電動車両。
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