JP2016063478A - 高周波スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2ビットの制御信号で制御可能なSPSTスイッチを基本として、複数の経路の切替を可能とする高周波スイッチ装置を提供する。【解決手段】高周波共通端子50と第1の高周波入出力端子51との間に、制御電圧V1,V2が“HL”でのみオンとなる第1のSPSTスイッチ101を、高周波共通端子50と第2の高周波入出力端子52との間に、制御電圧V1,V2が“LH”でのみオンとなる第2のSPSTスイッチ102を、高周波共通端子50と第3の高周波入出力端子53との間に、制御電圧V1,V2が“HH”でのみオンとなる第3のSPSTスイッチ103を、高周波共通端子50と第4の高周波入出力端子54との間に、制御電圧V1,V2が“LL”でのみオンとなる第4のSPSTスイッチ104を、それぞれ設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信機器に用いられる高周波スイッチ装置に係り、特に、回路構成部品の削減等を図ったものに関する。
無線通信機器において、高周波スイッチ装置は、高周波の信号経路を切り替える機能を有し、アンテナの切り替えによるダイバーシティ受信や、時分割多重通信における送受信の切り替えや、さらには、異なる周波数帯に対応した送受信回路を切り替えて、複数の周波数帯に対応する通信機の実現などにおいて幅広く用いられているものである。
かかる高周波スイッチ装置には、SPST (Single Pole Single Throw:単極単投)スイッチ、SPDT(Single Pole Double Throw:単極双投)スイッチ、SP3T(Single Pole 3 Throw:単極3投)スイッチなどの1つの入力信号を所望の信号経路に切り替えるためのスイッチや、DPDT(Double Pole Double Throw:双極双投)スイッチ、DP3T(3 Pole 3 Throw:3極3投)スイッチなどの2つの入力信号を所望する信号経路に切り替えるためのスイッチが、種々組み合わされて用いられている。
例えば、図10には、SPDTスイッチの構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、SPDTスイッチについて説明する。
SPDTスイッチは、2つのSPSTスイッチを用いて構成されものとなっている。
かかるSPDTスイッチは、1つの高周波共通端子PCと、2つの出力端子P1,P2を有し、第1の出力端子P1は、第1のSPSTスイッチ(SPST1)を介して、また、第2の出力端子P2は、第2のSPSTスイッチ(SPST2)を介して、それぞれ高周波共通端子PCに接続されるようになっている。
各々のSPSTスイッチ(SPST1,SPST2)は、そのオン・オフ状態を切り替える制御端子(図示せず)を有しており、かかる制御端子に印加される制御信号に応じて、そのオン・オフが切替可能に構成されたものとなっている。
具体的には、SPST1がオン状態、SPST2がオフ状態となるよう制御信号を与えた場合、高周波共通端子PCに入力された信号は、第1の出力端子P1から出力される一方、SPST1がオフ状態、SPST2がオン状態となるよう制御信号を与えた場合、高周波共通端子PCに入力された信号は、第2の出力端子P2から出力されることとなる。
このように、SPDTスイッチは、制御信号によって高周波共通端子PCに入力された高周波信号の経路を切り替えることができるものとなっている。
高周波スイッチ装置を構成するデバイスとしては、電界効果トランジスタ(FET)が用いられることが多く、例えば、その中で、MESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)を用いて、SPDTスイッチを構成した回路例が、図11に示されており、以下、同図を参照しつつ、このSPDTスイッチについて説明する。
この回路例においては、ゲート電位とソース電位の電位差、又は、ゲート電位とドレイン電位の電位差が等しい場合にオン状態となるデプレッション型のMESFETが用いられており、同図においては、かかるデプレッション型のMESFETを”DFET”と表記している。
この回路例において、制御端子V1の電圧を論理値Highに相当する電圧(例えば3V)とし、制御端子V2の電圧を論理値Lowに相当する電圧(例えば0V)とし、さらに、ゲートでの電圧降下を0.3Vとした場合、DFET1のゲート電位は3Vとなり、ソース電位はゲート電位から0.3V下がり2.7Vとなる
したがって、ソース電位よりもゲート電位の方が高く、DFET1はオン状態となる。
一方、DFET2のゲート電位は0Vとなり、ソース電位はDFET1のソース電位と同電位となるため、2.7Vとなる。
したがって、ゲート電位は、ソース電位よりも2.7V低く、DFET2はオフ状態となる。
次に、上述の場合とは逆に、制御端子V2の電圧を論理値Highに相当する電圧(例えば3V)とし、制御端子V1の電圧を論理値Lowに相当する電圧(例えば0V)とした場合、DFET2のゲート電圧は3V、ソース電圧は2.7V、DFET1のゲート電圧は0V、ソース電圧は2.7Vとなり、DFET2がオン状態、DFET1がオフ状態となる。
したがって、この回路は、制御端子V1が論理値High、制御端子V2が論理値Lowに相当する電圧にそれぞれ設定された場合、高周波共通端子PC・第1の出力端子P1間がオン、高周波共通端子PC・第2の出力端子P2間がオフとなる一方、制御端子V1が論理値Low、制御端子V2が論理値Highに相当する電圧にそれぞれ設定された場合、高周波共通端子PC・第1の出力端子P1間がオフ、高周波共通端子PC・第2の出力端子P2間がオンとなる、2bitの制御電圧で制御可能なSPDTスイッチとして動作するものであることが理解できる。
なお、この図11に示されたSPDTスイッチの真理値表は、図12に示された通りである。
図13には、SP3Tスイッチの従来回路例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この回路について説明する。
このSP3Tスイッチは、高周波共通端子PCと第1の出力端子P1間にFET1が、高周波共通端子PCと第2の出力端子P2間にFET2が、高周波共通端子PCと第3の出力端子P3間にFET3が、それぞれ接続されており、制御電圧V1〜V3によって、各FET1〜FET3のオン・オフが制御されるよう構成されたものとなっている。
かかるSP3Tスイッチの真理値表は、図14に示された通りである。
次に、図15には、SP4Tスイッチの従来回路例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この回路について説明する。
このSP4Tスイッチは、高周波共通端子PCと第1の出力端子P1間にDFET1が、高周波共通端子PCと第2の出力端子P2間にDFET2が、高周波共通端子PCと第3の出力端子P3間にDFET3が、高周波共通端子PCと第4の出力端子P4間にDFET4が、それぞれ接続されており、制御電圧V1〜V4によって、各DFET1〜DFET4のオン・オフが制御されるよう構成されたものとなっている。
かかるSP4Tスイッチの真理値表は、図16に示された通りである。
上述のSP3TスイッチとSP4Tスイッチは、いずれも、その動作原理は同じであり、オン状態にしたいFETのゲートに論理値Highに相当する制御電圧を印加し、その他の全てのFETのゲートには論理値Lowに相当する制御電圧を印加することで、1つの経路のみがオン状態とされ、その他の経路はオフ状態とされて信号経路の切り替えが行われるようになっている。
上述したような回路構成にあっては、SPDTスイッチの場合は、制御端子が2つ、SP3Tスイッチの場合は、制御端子が3つ、SP4Tスイッチの場合は、制御端子が4つ、それぞれ必要となる。
また、高周波共通端子から他の出力端子間には、1つのFETを設けることで回路が構成されるものとなっている。
図17には、スイッチのアイソレーションを高くしたSP3Tスイッチの回路例を示されており、以下、同図を参照しつつ、この回路について説明する。
この回路は、先に図12に示されたSP3Tスイッチの回路構成を基本として、各出力端子P1〜P3とグランドとの間に、SPSTスイッチを用いたシャントスイッチを設けた構成を有するものとなっている。
かかる回路においては、PC−PC1間の経路をオン状態とする場合は、V1、V5、V6を論理値Highに相当する電圧とし、V2、V3、V4を論理値Lowに相当する電圧とする。
その結果、DFET1、DFET5、DFET6がオン状態となり、DFET2、DFET3、DFET4がオフ状態となる。
そして、DFET1がオン状態、DFET4がオフ状態であるため、PC−P1間の経路がオン状態となる。
また、DFET2がオフ状態であるため、PC−P2間の経路はオフ状態であり、DFET2のソース・ドレイン間の寄生容量を介して信号漏洩があっても、DFET5がオン状態であるため、DFET5を介してグランドにバイパスされ、DFET5を設けない回路に比してアイソレーションの改善がなされるものとなっている。
PC−P3間の動作についても、PC−P2間と同様である。
このように、アイソレーションを改善するために、シャントスイッチを付加した場合、高周波信号入出力端子数の2倍の制御端子が必要となる。
高周波スイッチ装置において、制御端子を削減する方法としては、デコーダ回路を設ける方法がある。
1bitで2状態、2bitで4状態を切り替えることができるので、SPDTスイッチの場合、制御端子は1つ、SP3Tスイッチ、SP4Tスイッチの場合、制御端子は2つで済む。これは、シャントスイッチを付加した構成においても同様であり、SPDTスイッチであれば1bit、SP3T、SP4Tであれば、2bitで制御可能である。
但し、制御端子の他に、デコーダ回路の電源端子と、グランド端子が別途必要となり、必ずしもトータル端子数は減少しない。
また、デコーダ回路の追加によるコスト増、消費電流の増加、経路の切替に必要なスイッチング時間の増加などのデメリットも生ずる。
これに対して、デコーダ回路を用いずにSPDTスイッチの制御電圧の数を削減する回路として、図18に示された回路が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
かかる回路は、DFET1のゲートとDFET2のソース(又はドレイン)に制御電圧V1を印加する一方、DFET1のソース(又はドレイン)に所定のバイアス電圧を印加すると共に、DFET2のゲート電位をグランド電位に固定する構成となっている。
この回路の真理値表は、図19に示された通りである。
このような構成においては、制御電圧の他に電源電圧が必要となるが、デコーダ回路を用いることなく、1つの制御端子でSPDTスイッチを制御することが可能である。
また、デコーダ回路を用いずにSP3Tスイッチの制御端子を削減する回路として、図20に示された回路が提案されている(例えば、特許文献2等参照)。
この回路構成においては、制御端子が2つで済み、先に図13に示されたSP3Tスイッチと比較して、必要な制御端子が少なくて済むものとなっている。
なお、この回路の真理値表は、図21に示された通りである。
さらに、デコーダ回路を用いずにシャントスイッチ付のSP3Tスイッチの制御端子を削減する回路として、図22に示された回路が提案されている
この回路構成においては、制御端子は3つとなる。
この回路構成をシャントスイッチ付のSP4Tスイッチに適用した場合、制御端子は4つとなり、それぞれ高周波信号入出力端子数と同数の制御端子数での制御が可能となる。
特開2002−252335号公報(第3−5頁、図1−図6) 特開2007−67751号公報(第4−7頁、図1−図6)
しかしながら、上述のように制御端子の削減が可能な回路であっても、例えば、図20に示された回路においては、PC−P2間の経路をオン状態とするには、DFET2とDFET3、また、PC−P3間の経路をオン状態とするには、DFET2とDFET4を、それぞれオン状態として、2つのトランジスタを通過する必要があり、1つのトランジスタのみで済む場合に比して信号伝達ロスが増加することとなる。
また、SP3Tスイッチを実現するには、4つのDFET4が必要となり、図13に示された構成のSP3Tスイッチに比して部品コストの増加を招くこととなる。
例えば、図23に示された回路は、図20に示された回路構成をSP4Tスイッチに適用した例であるが、制御端子数は3つとなり、図15に示されたSP4Tスイッチの制御端子数4に比べて少なくなるが、PC−P2間の経路をオン状態にする場合は、DFET2,3,5の3つのトランジスタを、また、PC−P4間の経路をオン状態とする場合は、DFET2,3,6の3つのトランジスタを、それぞれ通過させなければならず、SP3Tスイッチと比べてもさらにロスが増加することとなる。
このようなロス増加の理由は次のように説明することができる。
なお、以下の説明において、制御電圧V1が論理値High、制御電圧V2が論理値Highの状態を”HH”、制御電圧V1が論理値High、制御電圧V2が論理値Lowの状態を”HL”、制御電圧V1が論理値Low、制御電圧V2が論理値Highの状態を”LH”、制御電圧V1が論理値Low、制御電圧V2が論理値Lowの状態を”LL”と、それぞれ表記することとする。
かかる前提の下、例えば、図20に示されたSP3Tスイッチの真理値表である図21を見ると、制御電圧がLHのときにPC−P1がオン状態、制御電圧がHHのときにPC−P2がオン状態、制御電圧がHLのときにPC−P3がオン状態、制御電圧がLLのときには全ての経路がオン状態となることが理解できる。
このようなSP3Tスイッチを、SPSTスイッチで実現するには、以下の3種類のSPSTスイッチが必要となる。
すなわち、制御電圧がLH、LLの場合にオン状態となり、制御電圧がHH、HLの場合にオフ状態となるSPSTスイッチと、制御電圧がHH、LLの場合にオン状態となり、制御電圧がHL、LHの場合にオフ状態となるSPSTスイッチと、制御電圧がHL、LLの場合にオン状態となり、制御電圧がHH、LHの場合にオフ状態となるSPSTスイッチである。
ここで、制御電圧がLH、LLの場合にオン状態となり、制御電圧がHH、HLの場合にオフ状態となるSPSTスイッチは、制御電圧V2の状態に関わらず、制御電圧V1が論理値Lowの場合にオン状態となり、制御電圧V1が論理値Highの場合にオフ状態となればよいので、例えば、図20に示されたDFET1のように、ゲートをグランドに接続し、ドレインを抵抗を介して制御電圧V1が印加されるようにすれば容易に実現可能である。
また、制御電圧がHL、LLの場合にオン状態となり、制御電圧がHH、LHの場合にオフ状態となるSPSTスイッチは、制御電圧V1の状態に関わらず、制御電圧V2が論理値Lowの場合にオン状態となり、制御電圧V2が論理値Highの場合にオフ状態となればよいので、例えば、図20に示されたDFET1のように、ゲートをグランドに接続し、ドレインを抵抗を介して制御電圧V2に接続すれば容易に実現可能である。
しかし、制御電圧がHH、LLでオン状態となり、制御電圧がHL、LHの場合にオフ状態となるSPSTスイッチの実現は容易ではないため、制御電圧がHH、HL、LLでオン状態となり、制御電圧がLHの場合にオフ状態となるSPSTスイッチ(例えば、図20のDFET2)と、制御電圧がHH、HL、LH、LLでオン状態となり、HLの場合にオフ状態となるSPSTスイッチ(例えば、図20のDFET3)とを、直列接続することで、DFET2及びDFET3が共にオン状態となる制御電圧HH、LLの場合に全体としてオン状態となり、DFET2、DFET3の一方のみがオン状態となる制御電圧HL、LHの場合に全体としてオフ状態となるSPSTスイッチを実現している。
この場合、SPSTスイッチを直列に接続しているため、高周波信号入出力端子数には2つのFETが接続されることとなり、ロスが増加する結果となる。
また、2ビットの制御電圧で動作するSP4Tスイッチを実現するためには、制御電圧がHHの場合にオン状態となり、制御電圧がHL、LH、LLの場合にオフ状態となるSPSTスイッチと、制御電圧がHLの場合にオン状態となり、制御電圧がHH、LH、LLの場合にオフ状態となるSPSTスイッチと、制御電圧がLHの場合にオン状態となり、制御電圧がHH、HL、LLの場合にオフ状態となるSPSTスイッチと、制御電圧がLLの場合にオン状態となり、制御電圧がHH、HL、LHの場合にオフ状態となるSPSTスイッチが必要となるが、従来このようなSPSTスイッチを実現する回路は提案されていなかった。
さらに、シャントスイッチ付きのSP3Tスイッチ、SP4Tスイッチに関しては、それぞれ制御端子は、3つ、4つ必要であり(図22参照)、これに対して、2つの制御端子で制御可能なシャントスイッチ付きのSP3Tスイッチ、SP4Tスイッチを実現する回路は提案されていなかった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、2ビット制御信号で制御可能で、かつ、所望する単極複数投スイッチ(SPnT)を構成することのできる単極単投(SPST)スイッチ及び、これを用いた高周波スイッチ装置を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るSPSTスイッチは、
第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタを有してなる第1のSPSTスイッチであって、
前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタのゲートは第1のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、第1のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなり、前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタは、前記第1の制御電圧が論理値Highに対応する電圧に、前記第2の制御電圧が論理値Lowに対応する電圧に、それぞれ設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るSPSTスイッチは、
第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタを有してなる第2のSPSTスイッチであって、
前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタのゲートは、第2のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、また、前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、第1のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなり、前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタは、前記第1の制御電圧が論理値Lowに対応する電圧に、前記第2の制御電圧が論理値Highに対応する電圧に、それぞれ設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなるものも好適である。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るSPSTスイッチは、
第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタを有してなる第3のSPSTスイッチであって、
前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのゲートは、第3のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が印加可能とされると共に、第3のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が印加可能とされ、
さらに、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは第3のスイッチ用第3インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、ソースは第3のスイッチ用第4インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされ、また、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、第3のスイッチ用第5インピーダンス素子を介して、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのソースは、第3のスイッチ用第6インピーダンス素子を介して、共にグランドに接続されてなり、
前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタは、前記第1及び第2の制御電圧が共に論理値Highに対応する電圧に設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなるものも好適である。
さらに、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るSPSTスイッチは、
第4のデプレッション型電界効果トランジスタを有してなる第4のSPSTスイッチであって、
前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのソースは、第4のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのドレインは、第4のスイッチ用第3インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされ、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのゲートは、第4のスイッチ用第2インピーダンス素子を介してグランドに接続され、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのドレインとソースは、第4のスイッチ用第4インピーダンス素子を介して相互に接続されてなり、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタは、前記第1及び第2の制御電圧が共に論理値Lowに対応する電圧に設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなるものも好適である。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る高周波スイッチ装置は、
高周波共通端子と第1の高周波入出力端子との間に第1のカップリングコンデンサと請求項1記載の第1のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第2の高周波入出力端子との間に第2のカップリングコンデンサと請求項2記載の第2のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第3の高周波入出力端子との間に第3のカップリングコンデンサと請求項3記載の第3のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第4の高周波入出力端子との間に第4のカップリングコンデンサと請求項4記載の第4のSPSTスイッチが、それぞれ設けられ、第1及び第2の制御電圧の設定によって、前記第1乃至第4のSPSTスイッチのいずれか1つをオン状態とするSP4Tスイッチが構成されてなるものである。
さらに、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る高周波スイッチ装置は、
高周波共通端子と第1の高周波入出力端子との間に第1のカップリングコンデンサとSP3T用第1のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第2の高周波入出力端子との間に第2のカップリングコンデンサとSP3T用第2のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第3の高周波入出力端子との間に第3のカップリングコンデンサとSP3T用第3のSPSTスイッチが、それぞれ設けられ、
前記SP3T用第1乃至第3のSPSTスイッチは、請求項1乃至請求項4記載の第1乃至第4のSPSTスイッチのいずれかであって、それぞれの第1及び第2の制御電圧の設定が異なるものが用いられ、SP3Tスイッチが構成されてなるものである。
またさらに、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る高周波スイッチ装置は、
第1乃至第4の高周波入出力端子を有し、前記第1の高周波入出力端子に第1のSPSTスイッチの一端が、前記第2の高周波入出力端子に前記第1のSPSTスイッチの他端が第1のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
前記第2の高周波入出力端子に第2のSPSTスイッチの一端が、前記第3の高周波入出力端子に前記第2のSPSTスイッチの他端が第2のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
前記第3の高周波入出力端子に第3のSPSTスイッチの一端が、前記第4の高周波入出力端子に前記第3のSPSTスイッチの他端が第3のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
前記第4の高周波入出力端子に第4のSPSTスイッチの一端が、前記第1の高周波入出力端子に前記第4のSPSTスイッチの他端が第4のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
前記第1乃至第4のSPSTスイッチは、請求項1乃至請求項4記載のSPSTスイッチのいずれかであって、それぞれの第1及び第2の制御電圧の設定が異なるものが用いられ、DPDTスイッチが構成されてなるものである。
本発明によれば、2ビットの制御信号、すなわち、2つの制御電圧で制御可能なSPSTスイッチを基本として、複数の経路の切替を可能とする高周波スイッチ装置を構成できるようにしたので、必要最小限度の制御端子数とすることができ、かつ、全ての高周波信号経路が1つのFETを通過するだけの構成であるため、従来に比して、低ロス、低コストの高周波スイッチ装置を提供することができるという効果を奏するものである。
また、本発明に係るSPSTスイッチは、ドレインとソースへの電圧印加は、必ずインピーダンス素子を介して行われるよう構成されているため、MOS FETを含む如何なる種類のFETであっても動作させることができる。
本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第1の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第2の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第3の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第4の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第5の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第6の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第7の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第8の実施例における回路図である。 本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第9の実施例における回路図である。 SPSTスイッチの基本構成を示すブロック図である。 従来のSPSTスイッチの具体回路例を示す回路図である。 図11に示されたPSTスイッチの真理値を説明する説明図である。 従来のSP3Tスイッチの回路図である。 図14に示されたSP3Tスイッチの真理値を説明する説明図である。 従来のSP4Tスイッチの回路図である。 図15に示されたSP4Tスイッチの真理値を説明する説明図である。 従来のシャントスイッチ付きSP3Tスイッチの回路図である。 従来のSPDTスイッチの回路構成例を示す回路図である。 図18に示されたSPDTスイッチの真理値を説明する説明図である。 従来のSP3Tスイッチの他の回路構成例を示す回路図である。 図20に示されたSP3Tスイッチの真理値を説明する説明図である。 図20に示された従来回路を適用したSP4Tスイッチの回路図である。 従来のSP4Tスイッチの他の回路構成例を示す回路図である。 図23に示されたSP4Tスイッチの真理値を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図9を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における高周波スイッチ装置の第1の実施例について、図1を参照ししつつ説明する。
この第1の実施例における高周波スイッチ装置は、SP4Tスイッチが構成された例であり、第1乃至第4のSPSTスイッチ(図1においては、それぞれ「SW1」、「SW2」、「SW3」、「SW4」と表記)101〜104と、高周波共通端子(図1においては「PC」と表記)50と、第1乃至第4の高周波入出力端子(図1においては、それぞれ「P1」、「P2」、「P3」、「P4」と表記)51〜54と、第1及び第2制御電圧端子55,56とを有して構成されたものとなっている。
第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104は、いずれも2ビットの制御電圧V1,V2で制御可能な単極単投スイッチ(SPST)スイッチであって、しかも、それぞれの回路構成は、以下に説明するように、制御電圧に対する真理値表が異なる回路構成を有するものとなっている。
最初に、第1のSPSTスイッチ101は、第1のスイッチ用エンハンスメント型FET(図1においては「EFET1」と表記)1と、第1のスイッチ用第1インピーダンス素子(図1においては「Z11」と表記)2と、第1のスイッチ用第2インピーダンス素子(図1においては「Z12」と表記)3とを有して構成されたものとなっている。
そして、第1のスイッチ用エンハンスメント型FET(以下、説明の便宜上「第1SW用EFET」と称する)1は、そのゲートが第1スイッチ用第1インピーダンス素子2を介して第1制御電圧端子55に接続される一方、ドレインは、第1の高周波入出力端子51と接続されると共に、第1スイッチ用第2インピーダンス素子3を介して第2制御電圧端子56に接続され、ソースは、第1のカップリングコンデンサ71を解して高周波共通端子50に接続されたものとなっている。
第2のSPSTスイッチ102は、第2のスイッチ用エンハンスメント型FET(図1においては「EFET2」と表記)4と、第2のスイッチ用第1インピーダンス素子(図1においては「Z21」と表記)5と、第2のスイッチ用第2インピーダンス素子(図1においては「Z22」と表記)6とを有して構成されたものとなっている。
そして、第2のスイッチ用エンハンスメント型FET(以下、説明の便宜上「第2SW用EFET」と称する)4は、そのゲートが第2スイッチ用第1インピーダンス素子5を介して第2制御電圧端子56に接続される一方、ソースは、第2のカップリングコンデンサ72を介して高周波共通端子50に接続され、ドレインは、第2の高周波入出力端子52に接続されると共に、第2スイッチ用第2インピーダンス素子6を介して第2制御電圧端子56に接続されたものとなっている。
第3のSPSTスイッチ103は、第3のスイッチ用エンハンスメント型FET(図1においては「EFET3」と表記)7と、第3のスイッチ用第1乃至第6インピーダンス素子(図1においては、それぞれ、「Z31」、「Z32」、「Z33」、「Z34」、「35」、「36」と表記)8〜13とを有して構成されたものとなっている。
そして、第3のスイッチ用エンハンスメント型FET(以下、説明の便宜上「第3SW用EFET」と称する)7は、そのゲートが第3のスイッチ用第1インピーダンス8を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第3のスイッチ用第2インピーダンス9を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
また、第3SW用EFET7は、ドレインが第3の高周波入出力端子53に接続されると共に、第3のスイッチ用第3インピーダンス素子10を介して第1制御電圧端子55に、また、第3のスイッチ用第5インピーダンス素子12を介してグランドに、それぞれ接続されている。
さらに、第3SW用EFET7は、ソースが第3のスイッチ用第4インピーダンス素子11を介して第2制御電圧端子56に、また、第3のスイッチ用第6インピーダンス素子13を介してグランドに、それぞれ接続されると共に、第3のカップリングコンデンサ73を介して高周波共通端子50に接続されたものとなっている。
なお、本発明の実施の形態において、第3のスイッチ用第1インピーダンス8と第3のスイッチ用第2インピーダンス9の抵抗成分は略同一に、第3のスイッチ用第3インピーダンス10と第3のスイッチ用第4インピーダンス11の抵抗成分は略同一に、第3のスイッチ用第5インピーダンス12と第3のスイッチ用第6インピーダンス13の抵抗成分は略同一に、それぞれ設定されたものとなっている。
第4のSPSTスイッチ104は、第4のスイッチ用デプレッション型FET(図1においては「DFET1」と表記)14と、第4のスイッチ用第1乃至第4インピーダンス素子(図1においては、それぞれ、「Z41」、「Z42」、「Z43」、「Z44」と表記)15〜18とを有して構成されたものとなっている。
そして、第4のスイッチ用デプレッション型FET(以下、説明の便宜上「第4SW用DFET」と称する)14は、そのゲートが第4のスイッチ用第2インピーダンス素子16を介してグランドに接続される一方、ソースは、第4のカップリングコンデンサ74を介して高周波共通端子50に接続されると共に、第4のスイッチ用第1インピーダンス素子15を介して第1制御電圧端子55に接続されたものとなっている。
さらに、第4SW用DFET14は、ドレインが第4の高周波入出力端子54に接続されると共に、第4のスイッチ用第3インピーダンス素子17を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
また、第4SW用DFET14のソースとドレインは、第4のスイッチ用第4インピーダンス素子18を介して相互に接続されたものとなっている。
次に、かかる構成における動作について説明する。
最初に、以下の説明において、制御電圧V1が論理値High、制御電圧V2が論理値Highの状態を”HH”、制御電圧V1が論理値High、制御電圧V2が論理値Lowの状態を”HL”、制御電圧V1が論理値Low、制御電圧V2が論理値Highの状態を”LH”、制御電圧V1が論理値Low、制御電圧V2が論理値Lowの状態を”LL”と、それぞれ表記することとする。
なお、論理値Highは、例えば3V程度、論理値Lowは、例えば0V程度である。
まず、第1のSPSTスイッチ101は、制御電圧が”HL”の場合にオン状態となり、制御電圧が”HH”、”LH”、”LL”の場合にオフ状態となる。
第2のSPSTスイッチ102は、制御電圧が”LH”の場合にオン状態となり、制御電圧が”HH”、”HL”、”LL”の場合にオフ状態となる。
第3のSPSTスイッチ103は、制御電圧が”HH”の場合にオン状態となり、制御電圧が”HL”、”LH”、”LL”の場合にオフ状態となる。
第4のSPSTスイッチ104は、制御電圧が”LL”の場合にオン状態となり、制御電圧が”HH”、”HL”、”LH”の場合にオフ状態となる。
第1のSPSTスイッチ101においては、制御電圧が”HL”の場合、第1SW用EFET1のドレイン電位は0Vとなり、ゲート電位は3Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも3V高くなるため、第1SW用EFET1はオン状態となる。
また、制御電圧が”LL”の場合、第1SW用EFET1のドレイン電位及びゲート電位は、共に0Vとなり、双方の電位は同電位となるため、第1SW用EFET1はオフ状態となる。
また、制御電圧が”HH”の場合、第1SW用EFET1のドレイン電位及びゲート電位は、共に3Vとなり、双方の電位は同電位となるため、第1SW用EFET1はオフ状態となる。
さらに、制御電圧が”HL”の場合、第1SW用EFET1のドレイン電位は3Vとなり、ゲート電位は0Vなり、ゲート電位はドレイン電位よりも3V低くなるため、第1SW用EFET1はオフ状態となる。
したがって、第1のSPSTスイッチ101は、制御電圧V1が論理値Highに相当する電圧で、制御電圧V2が論理値Lowに相当する電圧の場合のみオン状態となり、その他の場合にはオフ状態となるよう動作するものとなっている。
次に、第2のSPSTスイッチ102においては、制御電圧が”LH”の場合、第2SW用EFET4のドレイン電位は0Vとなり、ゲート電位は3Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも3V高くなるため、第2SW用EFET4はオン状態となる。
また、制御電圧が”LL”の場合、第2SW用EFET4のドレイン電位及びゲート電位は、共に0Vとなり、双方の電位は同電位となるため、第2SW用EFET4はオフ状態となる。
また、制御電圧が”HH”の場合、第2SW用EFET4のドレイン電位及びゲート電位は、共に3Vとなり、双方の電位は同電位となるため、第2SW用EFET4はオフ状態となる。
さらに、制御電圧が”HL”の場合、第2SW用EFET4のドレイン電位は3Vとなり、ゲート電位は0Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも3V低くなるため、第2SW用EFET4はオフ状態となる。
したがって、第2のSPSTスイッチ102は、制御電圧V1が論理値Lowに相当する電圧で、制御電圧V2が論理値Highに相当する電圧の場合のみオン状態となり、その他の場合にはオフ状態となるよう動作するものとなっている。
次に、第3のSPSTスイッチ103においては、制御電圧が”HH”の場合、第3SW用EFET7のドレイン電位は、制御電圧V1を第3のスイッチ用第3インピーダンス素子10の抵抗成分の抵抗値R33と、第3のスイッチ用第5インピーダンス素子12の抵抗成分の抵抗値R35とで抵抗分割した電圧である2Vとなる。また、第3SW用EFET7のソース電位は、制御電圧V2を、第3のスイッチ用第4インピーダンス素子11の抵抗成分の抵抗値R34と、第3のスイッチ用第6インピーダンス素子13の抵抗成分の抵抗値R36とで抵抗分割した電圧である2Vとなる。
さらに、第3SW用EFET7のゲート電位は、3Vとなり、ゲート電位は、ソース電位、ドレイン電位よりも約1V高くなるため、第3SW用EFET7はオン状態となる。
また、制御電圧が”HL”の場合、第3のスイッチ用第4インピーダンス素子11、第3のスイッチ用第5インピーダンス素子12、及び、第3のスイッチ用第6インピーダンス素子13が並列接続されたと等価な状態となり、この並列接続に対して第3のスイッチ用第3インピーダンス素子10が直列接続された状態となる。
第3のスイッチ用第5インピーダンス素子12、及び、第3のスイッチ用第6インピーダンス素子13の抵抗成分は、先の抵抗値R33の2倍程度となるので、第3のスイッチ用第4インピーダンス素子11、第3のスイッチ用第5インピーダンス素子12、及び、第3のスイッチ用第6インピーダンス素子13の並列接続部分の抵抗成分は、第3のスイッチ用第3インピーダンス素子10の抵抗成分の値R33の半分程度となる。
したがって、第3SW用EFET7のドレイン電位、及び、ソース電位は1V程度となる。
また、第3SW用EFET7のゲート電位は、制御電圧V1,V2の電位差を、略同一の抵抗値で抵抗分割するため約1.5Vとなる。
そして、ゲート電位は、トレイン電位よりも0.5V高い電位となるが、EFETのピンチオフ電圧が0.6V程度あるため、第3SW用EFET7はオフ状態となる。
また、制御電圧が”LH”の場合は、制御電圧が”HL”の場合と同様になるため、第3SW用EFET7はオフ状態となる。
さらに、制御電圧が”LL”の場合、第3SW用EFET7のドレイン電位、ソース電位、及び、ゲート電位は、いずれも0Vとなり、ゲート電位は、ドレイン電位、及び、ソース電位と同電位となるため、第3SW用EFET7はオフ状態となる。
したがって、第3SW用EFET7は、制御電圧V1及びV2が、いずれも論理値Highに相当する電圧の場合のみオン状態となり、その他の場合にはオフ状態とななるよう動作するものとなっている。
次に、第4のSPSTスイッチ104においては、制御電圧が”LL”の場合、第4SW用DFET14のドレイン電位、ソース電位、及び、ゲート電位は、いずれも0Vとなり、ゲート電位は、ドレイン電位、及び、ソース電位と同電位となるため、第4SW用DFET14はオン状態となる。
また、制御電圧が”HH”の場合、第4SW用DFET14のドレイン電位、及び、ソース電位は共に3Vとなり、ゲート電位は0Vとなり、ゲート電位はドレイン電位、及び、ソース電位よりも3V低い値となるため、第4SW用DFET14はオフ状態となる。
また、制御電圧が”HL”の場合、第4のスイッチ用第1インピーダンス素子15、第4のスイッチ用第3インピーダンス素子17、及び、第4のスイッチ用第4インピーダンス素子18の、略同一の抵抗値で抵抗分割されるため、第4SW用DFET14のソース電位は約2V、ドレイン電位は約1V、ゲート電位は0Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも約1V低いため、第4SW用DFET14はオフ状態となる。
さらに、制御電圧が”LH”の場合、制御電圧が”HL”の場合と同様に第4SW用DFET14はオフ状態となる。
したがって、第4SW用DFET14は、制御電圧V1及びV2が共に論理値Lowに相当する電圧の場合にのみオン状態となり、その他の場合にはオフ状態となるよう動作するものとなっている。
第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104は、先に説明したように容量を介して高周波共通端子50に接続されており、各々がオン状態となる際の制御電圧の設定は互いに異なっており、しかも、オン状態となる際の2つの制御電圧の設定は1つだけであり、その他の状態ではオフ状態となるため、2ビットで制御可能なSP4Tスイッチが実現されたものとなっている。
次に、第2の実施例について、図2を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成例と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この高周波スイッチ装置は、第1乃至第3のSPSTスイッチ101〜103を用いてSP3Tスイッチが構成されたものである。
高周波共通端子50に対して、第1のSPSTスイッチ101(SP3T用第1のSPSTスイッチ)が第1のカップリングコンデンサ71を介して、第2のSPSTスイッチ(SP3T用第2のSPSTスイッチ)102が第2のカップリングコンデンサ72を介して、第3のSPSTスイッチ(SP3T用第3のSPSTスイッチ)103が第3のカップリングコンデンサ73を介して、それぞれ接続される点は、図1に示されたSP4Tスイッチの場合と同一である。
この構成においては、制御電圧が”HL”の場合に、第1のSPSTスイッチ101のみがオン状態となり、高周波共通端子50と第1の高周波入出力端子51とが第1のSPSTスイッチ101を介して接続される。
また、制御電圧が”LH”の場合に、第2のSPSTスイッチ102のみがオン状態となり、高周波共通端子50と第2の高周波入出力端子52とが第2のSPSTスイッチ102を介して接続される。
さらに、制御電圧が”HH”の場合に、第3のSPSTスイッチ103のみがオン状態となり、高周波共通端子50と第3の高周波入出力端子53とが第3のSPSTスイッチ103を介して接続される。
次に、第3の実施例について、図3を参照しつつ説明する。
なお、図1、図2に示された構成例と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この高周波スイッチ装置は、第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104を用いてDPDTスイッチが構成されたものである。
以下、具体的に説明すれば、まず、第1のSPSTスイッチ101は、第1SW用EFET1のドレインが第1の高周波入出力端子51に接続される一方、第1SW用EFET1のソースが第1のカップリングコンデンサ71を介して第2の高周波入出力端子52に接続されている。
また、第2のSPSTスイッチ102は、第2SW用EFET1のソースが第2の高周波入出力端子52に接続される一方、ドレインが第2のカップリングコンデンサ72を介して第3の高周波入出力端子53に接続されている。
また、第3のSPSTスイッチ103は、第3SW用EFET3のソースが第3の高周波入出力端子53に接続される一方、ドレインが第3のカップリングコンデンサ73を介して第4の高周波入出力端子54に接続されている。
さらに、第4のSPSTスイッチ104は、第4SW用DFET14のソースが第4のカップリングコンデンサ74を介して第1の高周波入出力端子51に接続される一方、ドレインが第4の高周波入出力端子54に接続されている。
かかる構成において、制御電圧が”HL”の場合、第1の高周波入出力端子51と第2の高周波入出力端子52間がオン状態となり、第2の高周波入出力端子52と第3の高周波入出力端子53間、第3の高周波入出力端子53と第4の高周波入出力端子54間、第4の高周波入出力端子54と第1の高周波入出力端子51間は、いずれもオフ状態となる。
また、制御電圧が”LH”の場合、第2の高周波入出力端子52と第3の高周波入出力端子53間がオン状態となり、第1の高周波入出力端子51と第2の高周波入出力端子52間、第3の高周波入出力端子53と第4の高周波入出力端子54間、第4の高周波入出力端子54と第1の高周波入出力端子51間は、いずれもオフ状態となる。
また、制御電圧が”HH”の場合、第3の高周波入出力端子53と第4の高周波入出力端子54間がオン状態となり、第1の高周波入出力端子51と第2の高周波入出力端子52間、第2の高周波入出力端子52と第3の高周波入出力端子53間、第4の高周波入出力端子54と第1の高周波入出力端子51間は、いずれもオフ状態となる。
さらに、制御電圧が”LL”の場合、第4の高周波入出力端子54と第1の高周波入出力端子51間がオン状態となり、第1の高周波入出力端子51と第2の高周波入出力端子52間、第2の高周波入出力端子52と第3の高周波入出力端子53間、第3の高周波入出力端子53と第4の高周波入出力端子54間は、いずれもオフ状態となる。
次に、第4の実施例について、図4を参照しつつ説明する。
なお、図1、図2、図3に示された構成例と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この高周波スイッチ装置は、第3のSPSTスイッチ103を用いたSPSTスイッチが構成されたものである。
第3のSPSTスイッチ103において、第3SW用EFET3のドレインが第1の高周波入出力端子51に接続される一方、ソースが第2の高周波入出力端子52に接続されたものとなっている。
かかる構成において、制御電圧が”HH”の場合、第3SW用EFET3がオン状態となることに伴い、第1の高周波入出力端子51と第2の高周波入出力端子52間がオン状態となる。
次に、第5の実施例について、図5を参照しつつ説明する。
なお、図1、図2、図3、図4に示された構成例と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この高周波スイッチ装置は、第4のSPSスイッチ104を用いたSPSTスイッチが構成されたしたものである。
第4のSPSTスイッチ104において、第4SW用DEFT14のドレインが第1の高周波入出力端子51に接続される一方、ソースが第2の高周波入出力端子52に接続されたものとなっている。
かかる構成において、制御電圧が”LL”の場合、第4SW用EFET14がオン状態となることに伴い、第1の高周波入出力端子51と第2の高周波入出力端子52間がオン状態となる。
次に、第6の実施例について、図6を参照しつつ説明する。
なお、図1、図2、図3、図4、図5に示された構成例と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この高周波スイッチ装置は、第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104を用いて構成されたSP4Tスイッチに、シャントスイッチとして作用する第5乃至第8のスイッチ(図6においては、それぞれ「SW5」、「SW6」、「SW7」、「SW8」と表記)105〜108が設けられたものとなっている。
第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104により構成されるSP4Tスイッチについては、図1に示された回路例と基本的に同一であり、図6においては、具体的な回路構成を省略し、単極単投スイッチの回路記号で表しており、そのため、その詳細な再度の説明は省略し、以下、第5乃至第8のスイッチ105〜108について説明する。
まず、第5のスイッチ105は、第5のスイッチ用デプレッション型FET(図6においては「DFET5」と表記)21と、第5のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子(図6においては、それぞれ、「Z51」、「Z52」、「Z53」と表記)22〜24とを有して構成されたものとなっている。
第5のスイッチ用デプレッション型FET(以下、説明の便宜上「第5SW用DFET」と称する)21は、ドレインが第5スイッチ用第1カップリングコンデンサ(図6においては「C51」と表記)25を介して第1の高周波入出力端子51に接続されると共に、第5のスイッチ用第3インピーダンス素子24を介して第1制御電圧端子55に接続される一方、ソースは、第5スイッチ用第2カップリングコンデンサ(図6においては「C52」と表記)26を介してグランドに接続されている。
また、第5SW用DFET21のゲートは、第5のスイッチ用第1インピーダンス素子22を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第5のスイッチ用第2インピーダンス素子23を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
次に、第6のスイッチ106は、第6のスイッチ用デプレッション型FET(図6においては「DFET6」と表記)27と、第6のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子(図6においては、それぞれ、「Z61」、「Z62」、「Z63」と表記)28〜30とを有して構成されたものとなっている。
第6のスイッチ用デプレッション型FET(以下、説明の便宜上「第6SW用DFET」と称する)27は、ドレインが第6スイッチ用第1カップリングコンデンサ(図6においては「C61」と表記)31を介して第2の高周波入出力端子52に接続される一方、ソースは、第6スイッチ用第2カップリングコンデンサ(図6においては「C62」と表記)32を介してグランドに接続されると共に、第6のスイッチ用第3インピーダンス素子30を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
また、第6SW用DFET27のゲートは、第6のスイッチ用第1インピーダンス素子28を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第6のスイッチ用第2インピーダンス素子29を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
次に、第7のスイッチ107は、第7のスイッチ用デプレッション型FET(図6においては「DFET7」と表記)33と、第7のスイッチ用第1乃至第4インピーダンス素子(図6においては、それぞれ、「Z71」、「Z72」、「Z73」、「Z74」と表記)34〜37と、第1及び第2のダイオード(図6においては、それぞれ「Dx71」、「Dx72」と表記)38,39を有して構成されたものとなっている。
第7のスイッチ用デプレッション型FET(以下、説明の便宜上「第7SW用DFET」と称する)33は、ドレインが第7スイッチ用第1カップリングコンデンサ(図6においては「C71」と表記)41を介して第3の高周波入出力端子53に接続されると共に、第7のスイッチ用第3インピーダンス素子36を介して第1制御電圧端子55に接続される一方、ソースは、第7スイッチ用第2カップリングコンデンサ(図6においては「C72」と表記)42を介してグランドに接続されると共に、第7のスイッチ用第4インピーダンス素子37を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
また、第7SW用DFET33のゲートは、第7のスイッチ用第1インピーダンス素子34を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第7のスイッチ用第2インピーダンス素子35を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
さらに、第7SW用DFET33のゲートとグランドとの間には、第1及び第2のダイオード38,39がグランドに対して順方向となるように直列接続されて設けられている。
すなわち、第1のダイオード38のアノードは、第7SW用DFET33のゲートに接続される一方、カソードは、第2のダイオード39のアノードに接続され、第2のダイオード39のカソードは、グランドに接続されたものとなっている。
次に、第8のスイッチ108は、第8のスイッチ用エンハンスメント型FET(図6においては「EFET8」と表記)43と、第8のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子(図6においては、それぞれ、「Z81」、「Z82」、「Z83」と表記)44〜46とを有して構成されたものとなっている。
第8のスイッチ用エンハンスメント型FET(以下、説明の便宜上「第8SW用EFET」と称する)43は、ドレインが第8スイッチ用第1カップリングコンデンサ(図6においては「C81」と表記)47を介して第4の高周波入出力端子54に接続されると共に、第8のスイッチ用第3インピーダンス素子46を介してグランドに接続される一方、ソースは、第8スイッチ用第2カップリングコンデンサ(図6においては「C82」と表記)48を介してグランドに接続されている。
また、第8SW用EFET43のゲートは、第8のスイッチ用第1インピーダンス素子44を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第8のスイッチ用第2インピーダンス素子45を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
かかる構成において、第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104は、先に説明したように、それぞれ制御電圧V1,V2の特定の組み合わせでのみオン状態となる点は、図1に示された回路例と同様である。
これに対して、第5のスイッチ105は、制御電圧が”HL”の場合、第5SW用DFET21のドレイン電位は3V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも1.5V低くなるため、第5SW用DFET21はオフ状態となる。
また、第5SW用DFET21は、制御電圧が”LL”の場合、ドレイン電位、及び、ゲート電位は、共に0Vとなり、ゲート電位とドレイン電位は同電位となるため、第5SW用DFET21はオン状態となる。
また、第5SW用DFET21は、制御電圧が”HH”の場合、ドレイン電位、及び、ゲート電位は、共に3Vとなり、ゲート電位とドレイン電位は同電位となるため、第5SW用DFET21はオン状態となる。
さらに、第5SW用DFET21は、制御電圧が”LH”の場合、ソース電位は0V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも1.5V高くなるため、第5SW用DFET21はオン状態となる。
したがって、第5のスイッチ105は、制御電圧V1が論理値Highに相当する電圧となり、制御電圧V2が論理値Lowに相当する電圧となった場合にのみオフ状態となり、その他の場合には、オン状態となるSPSTスイッチとして動作するものとなっている。
次に、第6のスイッチ106は、制御電圧が”LH”の場合、第6SW用DFET27のソース電位は3V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はソース電位よりも1.5V低くなるため、第6SW用DFET27はオフ状態となる。
また、制御電圧が”LL”の場合、第6SW用DFET27のソース電位、及び、ゲート電位は共に0Vとなり、ゲート電位とソース電位は同電位となるため、第6SW用DFET27はオン状態となる。
また、制御電圧が”HH”の場合、第6SW用DFET27のソース電位、及び、ゲート電位は、共に3Vとなり、ゲート電位はソース電位と同電位となるため、第6SW用DFET27はオン状態となる。
さらに、制御電圧が”HL”の場合、第6SW用DFET27のソース電位は0V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はソース電位よりも1.5V高くなるため、第6SW用DFET27はオン状態となる。
したがって、第6のスイッチ106は、制御電圧V1が論理値Lowに相当する電圧となり、制御電圧V2が論理値Highに相当する電圧となった場合にのみオフ状態となり、その他の場合には、オン状態となるSPSTスイッチとして動作するものとなっている。
次に、第7のスイッチ107は、制御電圧が”HH”の場合、第7SW用DFET33のドレイン電位、及び、ソース電位は、共に3Vとなり、ゲート電位は第1及び第2のダイオード38,39により電圧がクリップされて1.5V程度となり、ゲート電位はソース電位よりも低くなるため、第7SW用DFET33はオフ状態となる。
また、制御電圧が”HL”の場合、第7SW用DFET33のソース電位は0V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はソース電位よりも1.5V高くなるため、第7SW用DFET33はオン状態となる。
また、制御電圧が”LH”の場合、第7SW用DFET33のドレイン電位は0V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はソース電位よりも1.5V高くなるため、第7SW用DFET33はオン状態となる。
さらに、制御電圧が”LL”の場合、第7SW用DFET33のソース電位、及び、ゲート電位は、共に0Vとなり、ゲート電位はソース電位と同電位となるため、第7SW用DFET33はオン状態となる。
したがって、第7のスイッチ107は、制御電圧V1,V2共に論理値Highに相当する電圧となった場合にのみオフ状態となり、その他の場合には、オン状態となるSPSTスイッチとして動作するものとなっている。
次に、第8のスイッチ108は、制御電圧が”LL”の場合、第8SW用EFET43のソース電位、及び、ゲート電位は、共に0Vとなり、ゲート電位はソース電位と同電位となるため、第8SW用EFET43はオフ状態となる。
また、制御電圧が”HH”の場合、第8SW用EFET43のドレイン電位は0V、ゲート電位は3Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも3V高くなるため、第8SW用EFET43はオン状態となる。
また、制御電圧が”HL”の場合、第8SW用EFET43のドレイン電位は0V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はドレイン電位よりも1.5V高くなるため、第8SW用EFET43はオン状態となる。
さらに、制御電圧が”LH”の場合、第8SW用EFET43のソース電位は0V、ゲート電位は1.5Vとなり、ゲート電位はソース電位よりも1.5V高くなるため、第8SW用EFET43はオン状態となる。
したがって、第8のスイッチ108は、制御電圧V1,V2共に論理値Lowに相当する電圧となった場合にのみオフ状態となり、その他の場合には、オン状態となるSPSTスイッチとして動作するものとなっている。
しかして、この第6の実施例においては、制御電圧が”HL”で、第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104の内、第1のSPSTスイッチ101のみがオン状態の場合、第5乃至第8のスイッチ105〜108の内、第5のスイッチ105のみがオフ状態となり、第6乃至第8のスイッチ106〜108はオン状態となり、シャントスイッチとして機能する。
また、制御電圧が”LH”で、第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104の内、第2のSPSTスイッチ102のみがオン状態の場合、第5乃至第8のスイッチ105〜108の内、第6のスイッチ106のみがオフ状態となり、第5のスイッチ105、第7のスイッチ107、及び、至第8のスイッチ108はオン状態となり、シャントスイッチとして機能する。
また、制御電圧が”HH”で、第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104の内、第3のSPSTスイッチ103のみがオン状態の場合、第5乃至第8のスイッチ105〜108の内、第7のスイッチ107のみがオフ状態となり、第5のスイッチ105、第6のスイッチ106、及び、至第8のスイッチ108はオン状態となり、シャントスイッチとして機能する。
さらに、制御電圧が”LL”で、第1乃至第4のSPSTスイッチ101〜104の内、第4のSPSTスイッチ104のみがオン状態の場合、第5乃至第8のスイッチ105〜108の内、第8のスイッチ108のみがオフ状態となり、第5乃至第7のスイッチ105〜107はオン状態となり、シャントスイッチとして機能する。
次に、第7の実施例について図7を参照しつつ説明する。
この例は、SPSTスイッチの他の構成例を示すもので、この第9のSPSTスイッチ109は、図6において示された第5のスイッチ105を基本としたものである。なお、図6に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
第9のSPSTスイッチ109は、第5SW用DFET21と、第5のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子22〜24とを有して構成されたものとなっている。
第5SW用DFET21は、ドレインが第1の高周波入出力端子51に接続されると共に、第5のスイッチ用第3インピーダンス素子24を介して第1制御電圧端子55に接続される一方、ソースは、第2の高周波入出力端子52に接続されている。
そして、第5SW用DFET21のゲートは、第5のスイッチ用第1インピーダンス素子22を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第5のスイッチ用第2インピーダンス素子23を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
かかる構成において、第9のSPSTスイッチ109は、制御電圧が”HL”の場合にのみオフ状態となり、制御電圧が他の状態、すなわち、”LL”、”HH”、”LH”の場合にオン状態となるSPSTスイッチとして機能するものとなっている。
なお、先の図6に示された第6のスイッチ106の回路構成を基本としても、同様にSPSTスイッチを実現することができる。
次に、第8の実施例について図8を参照しつつ説明する。
この例は、SPSTスイッチの他の構成例を示すもので、この第10のSPSTスイッチ110は、図6において示された第7のスイッチ107を基本としたものである。なお、図6に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
第10のSPSTスイッチ110は、第7SW用DFET33と、第7のスイッチ用第1乃至第4インピーダンス素子34〜37と、第1及び第2のダイオード38,39を有して構成されたものとなっている。
第7SW用DFET33は、ドレインが第1の高周波入出力端子51に接続されると共に、第7のスイッチ用第3インピーダンス素子36を介して第1制御電圧端子55に接続される一方、ソースは、第2の高周波入出力端子52に接続されると共に、第7のスイッチ用第4インピーダンス素子37を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
また、第7SW用DFET33のゲートは、第7のスイッチ用第1インピーダンス素子34を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第7のスイッチ用第2インピーダンス素子35を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
さらに、第7SW用DFET33のゲートとグランドとの間には、第1及び第2のダイオード38,39がグランドに対して順方向となるように直列接続されて設けられている。
すなわち、第1のダイオード38のアノードは、第7SW用DFET33のゲートに接続される一方、カソードは、第2のダイオード39のアノードに接続され、第2のダイオード39のカソードは、グランドに接続されたものとなっている。
かかる構成において、第10のSPSTスイッチ110は、制御電圧が”HH”の場合にのみオフ状態となり、制御電圧が他の状態、すなわち、”HL”、”LH”、”LL”の場合にオン状態となるSPSTスイッチとして機能するものとなっている。
次に、第9の実施例について図9を参照しつつ説明する。
この例は、SPSTスイッチの他の構成例を示すもので、この第11のSPSTスイッチ111は、図6において示された第8のスイッチ108を基本としたものである。なお、図6に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
第11のSPSTスイッチ111は、第8SW用EFET43と、第8のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子44〜46とを有して構成されたものとなっている。
第8SW用EFET43は、ドレインが第1の高周波入出力端子51に接続されると共に、第8のスイッチ用第3インピーダンス素子46を介してグランドに接続される一方、ソースは、第2の高周波入出力端子52に接続されている。
そして、第8SW用EFET43のゲートは、第8のスイッチ用第1インピーダンス素子44を介して第1制御電圧端子55に接続されると共に、第8のスイッチ用第2インピーダンス素子45を介して第2制御電圧端子56に接続されている。
かかる構成において、第11のスイッチ111は、制御電圧V1,V2共に論理値Lowに相当する電圧となった場合にのみオフ状態となり、その他の場合には、オン状態となるSPSTスイッチとして動作するものとなっている。
2ビット制御信号で制御可能なSPSTスイッチを用いて複数経路の切替が所望される高周波スイッチ装置に適用できる。
101…第1のSPSTスイッチ
102…第2のSPSTスイッチ
103…第3のSPSTスイッチ
104…第4のSPSTスイッチ

Claims (8)

  1. 第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタを有してなる第1のSPSTスイッチであって、
    前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタのゲートは第1のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、第1のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなり、前記第1のエンハンスメント型電界効果トランジスタは、前記第1の制御電圧が論理値Highに対応する電圧に、前記第2の制御電圧が論理値Lowに対応する電圧に、それぞれ設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
  2. 第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタを有してなる第2のSPSTスイッチであって、
    前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタのゲートは、第2のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、また、前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、第1のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、それぞれ印加可能とされてなり、前記第2のエンハンスメント型電界効果トランジスタは、前記第1の制御電圧が論理値Lowに対応する電圧に、前記第2の制御電圧が論理値Highに対応する電圧に、それぞれ設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
  3. 第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタを有してなる第3のSPSTスイッチであって、
    前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのゲートは、第3のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が印加可能とされると共に、第3のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が印加可能とされ、
    さらに、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは第3のスイッチ用第3インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、ソースは第3のスイッチ用第4インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされ、また、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのドレインは、第3のスイッチ用第5インピーダンス素子を介して、前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタのソースは、第3のスイッチ用第6インピーダンス素子を介して、共にグランドに接続されてなり、
    前記第3のエンハンスメント型電界効果トランジスタは、前記第1及び第2の制御電圧が共に論理値Highに対応する電圧に設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
  4. 第4のデプレッション型電界効果トランジスタを有してなる第4のSPSTスイッチであって、
    前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのドレインは、前記SPSTスイッチの一端とされる一方、ソースは、前記SPSTスイッチの他端とされ、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのソースは、第4のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が、また、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのドレインは、第4のスイッチ用第3インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が、それぞれ印加可能とされ、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのゲートは、第4のスイッチ用第2インピーダンス素子を介してグランドに接続され、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタのドレインとソースは、第4のスイッチ用第4インピーダンス素子を介して相互に接続されてなり、前記第4のデプレッション型電界効果トランジスタは、前記第1及び第2の制御電圧が共に論理値Lowに対応する電圧に設定された場合にのみオン状態となるよう構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
  5. 高周波共通端子と第1の高周波入出力端子との間に第1のカップリングコンデンサと請求項1記載の第1のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第2の高周波入出力端子との間に第2のカップリングコンデンサと請求項2記載の第2のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第3の高周波入出力端子との間に第3のカップリングコンデンサと請求項3記載の第3のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第4の高周波入出力端子との間に第4のカップリングコンデンサと請求項4記載の第4のSPSTスイッチが、それぞれ設けられ、第1及び第2の制御電圧の設定によって、前記第1乃至第4のSPSTスイッチのいずれか1つをオン状態とするSP4Tスイッチが構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
  6. 高周波共通端子と第1の高周波入出力端子との間に第1のカップリングコンデンサとSP3T用第1のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第2の高周波入出力端子との間に第2のカップリングコンデンサとSP3T用第2のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第3の高周波入出力端子との間に第3のカップリングコンデンサとSP3T用第3のSPSTスイッチが、それぞれ設けられ、
    前記SP3T用第1乃至第3のSPSTスイッチは、請求項1乃至請求項4記載の第1乃至第4のSPSTスイッチのいずれかであって、それぞれの第1及び第2の制御電圧の設定が異なるものが用いられ、SP3Tスイッチが構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
  7. 第1乃至第4の高周波入出力端子を有し、前記第1の高周波入出力端子に第1のSPSTスイッチの一端が、前記第2の高周波入出力端子に前記第1のSPSTスイッチの他端が第1のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
    前記第2の高周波入出力端子に第2のSPSTスイッチの一端が、前記第3の高周波入出力端子に前記第2のSPSTスイッチの他端が第2のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
    前記第3の高周波入出力端子に第3のSPSTスイッチの一端が、前記第4の高周波入出力端子に前記第3のSPSTスイッチの他端が第3のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
    前記第4の高周波入出力端子に第4のSPSTスイッチの一端が、前記第1の高周波入出力端子に前記第4のSPSTスイッチの他端が第4のカップリングコンデンサを介して、それぞれ接続され、
    前記第1乃至第4のSPSTスイッチは、請求項1乃至請求項4記載のSPSTスイッチのいずれかであって、それぞれの第1及び第2の制御電圧の設定が異なるものが用いられ、DPDTスイッチが構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
  8. 高周波共通端子と第1の高周波入出力端子との間に請求項1記載の第1のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第2の高周波入出力端子との間に請求項2記載の第2のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第3の高周波入出力端子との間に請求項3記載の第3のSPSTスイッチが、前記高周波共通端子と第4の高周波入出力端子との間に請求項4記載の第4のSPSTスイッチが、それぞれ設けられる一方、
    前記第1の高周波入出力端子とグランドとの間に、第5のSPSTスイッチが、前記第2の高周波入出力端子とグランドとの間に、第6のSPSTスイッチが、前記第3の高周波入出力端子とグランドとの間に、第7のSPSTスイッチが、前記第4の高周波入出力端子とグランドとの間に、第8のSPSTスイッチが、それぞれ設けられ、
    前記第5のSPSTスイッチは、
    第5のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタと、第5のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子を有し、前記第5のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタは、ドレインが第5スイッチ用第1カップリングコンデンサを介して第1の高周波入出力端子に接続されると共に、第5のスイッチ用第3インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が印加可能とされる一方、ソースは第5スイッチ用第2カップリングコンデンサを介してグランドに接続され、前記第5のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタのゲートは、第5のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して前記第1の制御電圧が印加可能とされると共に、第5のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が印加可能とされ、
    前記第5のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタは、前記第1の制御電圧が論理値Highに相当する電圧に、前記第2の制御電圧が論理値Lowに相当する電圧に、それぞれ設定された場合にのみオフ状態となるよう構成されてなり、
    前記第6のSPSTスイッチは、
    第6のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタと、第6のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子とを有し、前記第6のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタは、ドレインが第6スイッチ用第1カップリングコンデンサを介して第2の高周波入出力端子に接続される一方、ソースは、第6スイッチ用第2カップリングコンデンサを介してグランドに接続されると共に、第6のスイッチ用第3インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が印加可能とされ、前記第6のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタのゲートは、第6のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が印加可能とされると共に、第6のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して前記第2の制御電圧が印加可能とされ、
    前記第6のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタは、前記第1の制御電圧が論理値Lowに相当する電圧に、前記第2の制御電圧が論理値Highに相当する電圧に、それぞれ設定された場合にのみオフ状態となるよう構成されてなり、
    前記第7のSPSTスイッチは、
    第7のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタと、第7のスイッチ用第1乃至第4インピーダンス素子と、第1及び第2のダイオードを有し、前記第7のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタは、ドレインが第7スイッチ用第1カップリングコンデンサを介して第3の高周波入出力端子に接続されると共に、第7のスイッチ用第3インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が印加可能とされる一方、ソースは第7スイッチ用第2カップリングコンデンサを介してグランドに接続されると共に、第7のスイッチ用第4インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が印加可能とされ、前記第7のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタのゲートは、第7のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して前記第1の制御電圧が印加可能とされると共に、第7のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して前記第2の制御電圧が印加可能とされ、
    前記第7のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタのゲートとグランドとの間には、第1及び第2のダイオードがグランドに対して順方向となるように直列接続されて設けられ、
    前記第7のスイッチ用デプレッション型電界効果トランジスタは、前記第1及び第2の制御電圧が共に論理値Highに相当する電圧に設定された場合にのみオフ状態となるよう構成されてなり、
    前記第8のSPSTスイッチは、
    第8のスイッチ用エンハンスメント型電界効果トランジスタと、第8のスイッチ用第1乃至第3インピーダンス素子とを有し、前記第8のスイッチ用エンハンスメント型電界効果トランジスタは、ドレインが第8スイッチ用第1カップリングコンデンサを介して第4の高周波入出力端子に接続されると共に、第8のスイッチ用第3インピーダンス素子を介してグランドに接続される一方、ソースは第8スイッチ用第2カップリングコンデンサを介してグランドに接続され、前記第8のスイッチ用エンハンスメント型電界効果トランジスタのゲートは、第8のスイッチ用第1インピーダンス素子を介して第1の制御電圧が印加可能とされると共に、第8のスイッチ用第2インピーダンス素子を介して第2の制御電圧が印加可能とされ、
    前記第8のスイッチ用エンハンスメント型電界効果トランジスタは、前記第1及び第2の制御電圧が共に論理値Lowに相当する電圧に設定された場合にのみオフ状態となるよう構成されてなり、
    SP4Tスイッチが構成されてなることを特徴とする高周波スイッチ装置。
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