JP2016063462A - 無線通信システム、無線通信方法、親局装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、親局装置が使用不可能な状態になったとき、別の親局装置を借用して放送を実施出来るシステムを提供する。
図1は本発明の一実施例である無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、無線通信システムは、A市親局110がA市通信エリア11内の複数の子局である屋外子局114−1と戸別受信機115−1と通信を行い、B市親局120がB市通信エリア12内の複数の子局である屋外子局124−1と戸別受信機125−1と通信を行い、C市親局130がC市通信エリア13内の複数の子局である屋外子局134−1と戸別受信機135−1と通信を行う。
A市親局110が通信可能なエリアはA市親局通信可能エリア10である。
なお、各親局は中継局を介して各子局と通信を行ってもよい。
B市親局120は、操作部121と無線装置122と記憶部123を有している。
C市親局130は、操作部131と無線装置132と記憶部133を有している。
例えば、扱者1は、A市親局110の操作部111を操作して、無線装置112から子局である屋外子局114−1および戸別受信機115−1に音声通報または文字メッセージによる情報を送信する。
記憶部113,123,133は親局に必要な情報や音声通報用定型情報等を記憶している。
図2は本発明で使用される無線装置の概略構成を示すブロック図である。
無線装置112は、無線部現用系1121と無線部予備系1122で構成されている。
無線部現用系1121は、通常、子局である屋外子局114−1および戸別受信機115−1に音声通報または文字メッセージによる情報を送信する。
無線部予備系1122は、無線部現用系1121が保守または故障時に子局である屋外子局114−1および戸別受信機115−1に音声通報または文字メッセージによる情報を送信する。
なお、無線装置122と無線装置132は無線装置112と同様の構成である。
図3は本発明で使用される記憶部に記憶している市区町村コードと周波数のテーブルを説明するための図である。市区町村コードは各親局が放送を行うエリアを識別するためのコードである。
本テーブルは、市区町村名に市区町村コードと周波数が対応している。
例えば、A市は市区町村コードが“23432”であり、周波数が“68.820MHz”である。
本テーブルは、新規登録や更新ができるものである。
図4は本発明の一実施例である無線通信システムの市区町村情報を設定するための表示部について説明するための図である。
表示部400は操作部111に備えられている液晶等の表示装置である。
なお、表示部400はタッチパネルやPC(Personal Computer)等であってもよい。
例えば、表示部400は、市区町村名の設定ボックス401には“A市”がデフォルトとして設定され、市区町村コードの設定ボックス404には“23432” がデフォルトとして設定され、周波数の設定ボックス405には“68.820MHz” がデフォルトとして設定されている。
このため、A市親局110は、B市親局120が災害等で通信不能状態になった場合、B市の代替親局となることが可能である。
表示部400は、代替親局となるための設定メニューを有する。
設定メニューは、市区町村名、市区町村コード、周波数等である。
設定メニューの設定方法は、直接入力とリストからの選択の2種類がある。
設定407が押下されると、表示部400は、市区町村名の入力ボックス401に“B市”、市区町村コードの入力ボックス404に“23555”、周波数の入力ボックス405に“60.250MHz”と表示する。
また、代替親局となる設定を行っている場合、表示部400は“他親局設定中”等の警告表示408を行ってもよい。
図5は本発明の一実施例である無線通信システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
操作部111は無線部予備系1122にB市の市区町村コード“23555”と、周波数“60.250MHz”を送信する(502)。
無線部予備系1122はB市の市区町村コード“23555”と周波数“60.250MHz”の設定等を行い(503)、操作部111に設定完了連絡を行う(504)。
扱者1が通報を行うに際し、操作部111に対して呼出(505)の操作を行う。
操作部111が無線部現用系1121に呼出要求(506)を送出すると、無線部現用系1121はA市屋外子局114−1に対して呼出起動(507)を行う。
扱者1は終話を行うため、操作部111に対して終話(509)の操作を行う。
操作部111が無線部現用系1121に終話要求(510)を送出すると、無線部現用系1121はA市屋外子局114−1に対して終話信号(511)を送信する。
通常、無線装置112は無線部現用系1121から報知情報を送信しているため、A市親局110をB市の代替親局とするためには、B市の親局情報を設定している無線部予備系1122を現用系に設定変更する必要がある。
操作部111が無線部現用系1121に無線部切替要求(513)を送出する。無線部現用系1121は無線部予備系に設定変更し(515)、無線部予備系1122に無線部切替要求(514)を送出する。無線部予備系1122は無線部現用系に設定変更する(516)。
扱者1がB市屋外子局124−1に通報を行うに際し、操作部111に対して呼出(517)の操作を行う。
操作部111が無線部予備系1122に呼出要求(518)を送出すると、無線部予備系1122はB市屋外子局124−1に対して呼出起動(519)を行う。
扱者1は終話を行うため、操作部111に対して終話(521)の操作を行う。
操作部111が無線部予備系1122に終話要求(522)を送出すると、無線部予備系1122はB市屋外子局124−1に対して終話信号(523)を送信する。
Claims (6)
- 互いに異なる通信エリアを有する少なくとも第1と第2の無線システムを有し、
前記第1と第2の無線システムは、各々に親局と複数の子局を有し、
前記第1の無線システムの親局は、前記第2の無線システムの親局の放送エリア識別コードと周波数が設定でき、
前記第2の無線システムの親局が通信不能時に、設定された前記第2の無線システムの放送エリア識別コードと周波数に切り替えて放送を行うことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記第1の無線システムの親局は現用系と予備系の無線部を有し、
前記第1の無線システムの親局は、予備系の無線部に第2の無線システムの親局の放送エリア識別コードと周波数を設定し、
前記第2の無線システムの親局が通信不能時に、無線部の現用系と予備系を切り替えて放送を行うことを特徴とする無線通信システム。 - 互いに異なる通信エリアを有する少なくとも第1と第2の無線システムを有し、前記第1と第2の無線システムは各々に親局と複数の子局を有し、前記第1の無線システムの親局は前記第2の無線システムの親局が通信不能時に前記第2の無線システムの親局の放送エリア識別コードと周波数を設定し、該設定された前記第2の無線システムの放送エリア識別コードと周波数で放送を行うことを特徴とする無線通信方法。
- 請求項3に記載の無線通信方法において、前記第1の無線システムの親局は現用系と予備系の無線部を有し、前記第1の無線システムの親局は前記第2の無線システムの親局が通信不能時に予備系の無線部に第2の無線システムの親局の放送エリア識別コードと周波数を設定し、前記予備系の無線部から放送を行うことを特徴とする無線通信方法。
- 互いに異なる通信エリアを有する少なくとも第1と第2の無線システムを有し、
前記第1と第2の無線システムは、各々に親局と複数の子局を有し、
前記第1の無線システムの親局は、前記第2の無線システムの親局の放送エリア識別コードと周波数が設定でき、前記第2の無線システムの親局が通信不能時に、前記設定された前記第2の無線システムの放送エリア識別コードと周波数に切り替えて放送を行うことを特徴とする無線通信システムの親局装置。 - 請求項5に記載の無線通信システムの親局装置において、
前記第1の無線システムの親局は現用系と予備系の無線部を有し、
前記第1の無線システムの親局は、予備系の無線部に第2の無線システムの親局の放送エリア識別コードと周波数を設定し、前記第2の無線システムの親局が通信不能時に、無線部の現用系と予備系を切り替えて放送を行うことを特徴とする無線通信システムの親局装置。
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JP2006080645A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 統合同報通信システム |
JP2014035604A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Toshiba Corp | 同報拡声放送システム、中継通信装置、中継送信方法 |
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