JP2016063458A - ネットワーク機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワーク機器に、自装置に割り当てられるIPアドレスが他のネットワーク機器に重複して割り当てられているか否かのアドレス重複チェックを行わせる。重複しているとのチェック結果が得られた場合には、重複していないとのチェック結果が得られるまで新たなIPアドレスを生成してアドレス重複チェックを繰り返す処理を実行させる。新たなIPアドレスを生成する際には、重複しているとのチェック結果が得られたIPアドレスと同じ通信ネットワークを示す異なるIPアドレスを生成する。このようにして生成されたIPアドレスを通信インタフェースに割り当て、パケットのソースアドレスとして用いる。
【選択図】図3
Description
Address Translation)と同様に変換することが開示されている。
(A:第1実施形態)
(A−1:構成)
図1は、本発明の第1実施形態であるネットワーク機器10−1および10−2を含む通信システム1Aの構成例を示すブロック図である。図1に示すように通信システム1Aはネットワーク機器10−1〜10−2と集中管理サーバ20とを含んでいる。ネットワーク機器10−1〜10−2と集中管理サーバ20はインターネット30に接続されている。
図2に示すように、ネットワーク機器10は、制御部110、通信インタフェース120、記憶部130、およびこれら構成要素間のデータ授受を仲介するバス140を含んでいる。
以上が本実施形態における重複解消処理の流れである。
以上がネットワーク機器10の構成である。
以下、ネットワーク機器10−1とネットワーク機器10−2に同じIPv6アドレス(例えば、fe80::11/64)が集中管理サーバ20によって割り当てられている状況下で、ネットワーク機器10−1の方が先に電源をオンとされて当該IPv6アドレスの通信インタフェース120への設定を完了した後にネットワーク機器10−2の電源がオンとされた場合を例にとって、本実施形態の動作を説明する。なお、上記IPv6アドレスにおけるプレフィックスは“fe80::/64”である。
図4は、本発明の第2実施形態の通信システム1Bの構成例を示すブロック図である。図4では図1におけるものと同一の構成要素には同一の符号が付されている。図4と図1とを対比すれば明らかなように、通信システム1Bの構成は、ネットワーク機器10−3を有している点と、集中管理サーバ20を有していない点の2点において通信システム1Aの構成と異なる。また、本実施形態では、インターネット30を介して行われるデータ通信の第3層の通信プロトコルとしてIPv4が採用されている点が異なる。
Host Configuration Protocol)によってIPv4アドレスが割り当てられるネットワーク機器とが混在している場合も、同一のIPv4アドレスの複数のネットワーク機器10への重複設定が発生し得る。例えば、DHCPにより割り当てるIPv4アドレスの範囲に属するIPv4アドレスが前者のネットワーク機器に誤って設定された場合などである。このように通信システム1BにIPv4アドレスの設定が手動で行われるネットワーク機器とDHCPによってIPv4アドレスが割り当てられるネットワーク機器とが混在している場合であっても、それらネットワーク機器が本実施形態のネットワーク機器10であれば、制御部110に重複解消処理を実行させることで、IPv4アドレスの重複を自動的に解消することができる。また、各ネットワーク機器にIPv6に準拠したデータ通信を行わせるとともに、IPv6アドレスの設定が手動で行われるネットワーク機器とDHCPv6(IN_NAオプション)によってIPv6アドレスが割り当てられるネットワーク機器とが混在している通信システムにおいても同一のIPv6アドレスの複数のネットワーク機器への重複設定が発生し得るが、それらネットワーク機器が本実施形態のネットワーク機器10であれば、当該重複設定を同様に解消することができる。
上記第2実施形態では、自装置に割り当てられたIPv4アドレスについてのMACアドレス解決を要求するARPフレームを送信することで、そのIPv4アドレスの重複を検出し、重複が検出された場合には上記ARPフレームの送信元のネットワーク機器10に新たなIPv4アドレスを生成する場合について説明した。つまり、第2実施形態では、同一のIPv4アドレスを割り当てられたネットワーク機器10が複数ある場合には、先に通信インタフェースへの設定を行った方に優先的にそのIPv4アドレスを使用させた。これに対して、本実施形態では、通信インタフェースへの設定が後の方を優先させる(換言すれば、先に設定していた方が後の方に譲る)点に特徴がある。
上記第3実施形態では、同一のIPv4アドレスを割り当てられたネットワーク機器10が複数ある場合に先に設定していた方が後から設定した方に当該IPv4アドレスを譲ることでIPv4アドレスの重複を解消する場合について説明した。これに対して本実施形態では、ネットワーク機器10に対して予め優先度を定めておき、同一のIPv4アドレスを割り当てられた複数のネットワーク機器10のうち後から設定する方が先に設定していた方より優先度が高い場合に当該IPv4アドレスを奪うことで重複を解消する点が異なる。以下、前述した第2実施形態と同様にネットワーク機器10−2とネットワーク機器10−3に同じIPv4アドレス(例えば、192.168.0.1/24)が割り当てられている状況下で、ネットワーク機器10−2の方が先に電源をオンとされて当該IPv4アドレスの通信インタフェース120への設定を完了した後にネットワーク機器10−3の電源がオンとされた場合を例にとって、本実施形態の動作を説明する。
以上本発明の第1〜第4実施形態について説明したが、これら実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)上記各実施形態では、ルータへの本発明の適用例を説明したが、本発明の適用対象はルータに限定される訳ではなく、パーソナルコンピュータであっても良いし通信機能を備えたプリンタ装置或いはスキャナ装置であっても良い。要は所定の通信プロトコルにしたがってデータ通信を行うネットワーク機器であって、そのデータ通信の実行に先立って通信アドレスを設定する必要のあるネットワーク機器であれば良い。また、上記各実施形態では、LANとインターネット30とを有線接続するルータへの本発明の適用例を説明したが、無線LANルータや無線アクセスポイント装置など無線通信を行うネットワーク機器に本発明を適用しても勿論良い。
Claims (5)
- 通信ネットワークに接続され、当該通信ネットワークとの間でデータの送受信を行う通信インタフェースと、
所定のプロトコル階層において自装置を一意に識別するための通信アドレスを生成するアドレス生成手段と、
自装置に割り当てられる通信アドレスが前記通信ネットワークに属する他のネットワーク機器に重複して割り当てられているか否かのチェックを行うアドレス重複チェック手段と、
重複しているとのチェック結果が前記アドレス重複チェック手段により得られたことを契機として、前記アドレス生成手段による新たな通信アドレスの生成および当該新たな通信アドレスについての前記アドレス重複チェック手段によるチェックを、上限回数或いは重複していないとのチェック結果が得られるまで繰り返すチェック制御手段と、
重複していないとのチェック結果が得られた通信アドレスを前記通信インタフェースに設定するアドレス設定手段と、
を有することを特徴とするネットワーク機器。 - 前記通信アドレスの少なくとも一部は接続先の通信ネットワークを示し、
前記アドレス生成手段は、
新たな通信アドレスを生成する際に、前記アドレス重複チェック手段により重複しているとのチェック結果が得られた通信アドレスと同じ通信ネットワークを示す通信アドレスを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器。 - 前記チェック制御手段は、
前記アドレス重複チェック手段により重複しているとのチェック結果が得られた通信アドレスを重複アドレスリストに登録し、
前記アドレス生成手段は、
前記重複アドレスリストに登録されている通信アドレスの何れとも異なる通信アドレスを生成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワーク機器。 - 前記アドレス重複チェック手段は、
前記通信インタフェースに割り当てる通信アドレスを割り当てられているネットワーク機器に対して応答を要求するデータブロックを前記通信インタフェースにより受信した場合に、当該通信アドレスは重複していると判定する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1の請求項に記載のネットワーク機器。 - 前記アドレス重複チェック手段は、
前記通信インタフェースに割り当てる通信アドレスを割り当てられているネットワーク機器に対して応答を要求するデータブロックを送信し当該データブロックに対する応答を受信した場合に、自装置の方が当該応答の送信元よりも優先度が高ければ前記送信元へ再起動を指示するとともに、当該通信アドレスについて重複していないと判定する一方、自装置の方が優先度が低ければ当該通信アドレスは重複していると判定する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1の請求項に記載のネットワーク機器。
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