JP2016062740A - ラミネート型電池の製造装置および製造方法 - Google Patents

ラミネート型電池の製造装置および製造方法 Download PDF

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伸明 阿久津
酒井 直樹
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直樹 酒井
直樹 岩内
Naoki Iwauchi
直樹 岩内
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Abstract

【課題】発電要素の積層ばらつきの影響によって熱溶着による封止性能の低下や絶縁性能の信頼性低下を招くことがないラミネート型電池の製造装置を提供する。【解決手段】上下のラミネートシート3,4の間に発電要素2を挟み込んだ電池構造体1aを、傾動変位可能な可動テーブル11の上面11aを載置面として位置決め載置し、上下のラミネートシート3,4同士の重合部5を加熱型9の上下の加熱ブロック9a,9bで挟み込んで熱溶着を施す。発電要素2の積層ばらつきの影響で、重合部5を上下の加熱ブロック9a,9bで挟み込んだ際に上側のラミネートシート3に引っ張り力が作用した場合に、電池構造体1aを可動テーブル11ごと加熱型9に向かって前傾姿勢となるように傾動変位させる。【選択図】図5

Description

本発明は、ラミネート型電池の製造装置および製造方法に関し、特に正極板と負極板およびセパレータを積層してなる発電要素をラミネートシートで表裏両面側から挟むようにして包囲するとともに、上記ラミネートシートの周縁部同士の重合部に熱溶着を施して封止するようにしたラミネート型電池の製造装置および製造方法に関するものである。
正極板と負極板およびセパレータを積層してなる発電要素をラミネートシートで表裏両面側から挟むようにして包囲した上でその周縁部を熱溶着にて封止した薄型またはラミネート型のリチウムイオン二次電池が知られている。そして、この種のラミネート型電池の製造技術として特許文献1に記載されたものが提案されている。
この特許文献1に記載された技術では、その熱溶着に際して、ダイのうち基準面の一部に一段低い凹部を形成しておき、発電要素であるセルスタックを収容した上下二枚のラミネートシートのうちセルスタック相当部を上記凹部に収容して、その凹部の内底面を載置面として厚み方向(セルスタックの積層方向)での位置決めを行うようにしている。そして、ラミネートシート同士の周縁の重合部をダイの基準面に突設されたピンにて位置決めしつつその基準面上に載置する一方、ダイと対向配置されたシールバー(加熱ブロック)を下降させて、上記ダイの基準面とシールバーとの間にラミネートシート同士の重合部を挟み込むことでその重合部に熱溶着を施すようになっている。
特開2006−134604号公報
しかしながら、特許文献1に代表されるような従来の技術では、セルスタックの個々の要素である正極板や負極板さらにはセパレータの積層ばらつきの影響を受けて、上下二枚のラミネートシートを含むセルスタックの総厚みは必ずしも一定したものとはならず、多かれ少なかれセルスタックの総厚みにばらつきが発生することになる。このことは、上記ダイの載置面からシールバーが接触するラミネートシートの最表面までの距離が一定したものとはならないことを意味していて、結果として上記シールバーが接触するラミネートシートの最表面の高さ位置がばらつくことになる。そのため、上下二枚のラミネートシートを含むセルスタックの総厚みが大きくなる方向にばらついた場合には、シールバーによる熱溶着時に特に上側のラミネートシートに大きな張力が作用し、ラミネートシートの表層の樹脂層が張力によって引き伸ばされる結果、樹脂層の厚みが減少して熱溶着による封止性能の低下や絶縁性能の信頼性低下を招くおそれがあった。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、発電要素の積層ばらつきの影響によって熱溶着による封止性能の低下や絶縁性能の信頼性低下を招くことがないようにしたラミネート型電池の製造装置および製造方法を提供するものである。
本発明は、正極板と負極板およびセパレータを積層してなる発電要素を金属層表面に樹脂層が形成されたラミネートシートで上記積層方向の表裏両面側から挟むようにして包囲するとともに、上記ラミネートシートの周縁部同士を重合させることで電池構造体とし、この電池構造体のうち上記ラミネートシートの周縁部同士の重合部に熱溶着を施して封止するようにしたラミネート型電池の製造装置である。
この製造装置は、上記表裏両面のラミネートシートのうちいずれか一方を着座面として電池構造体が位置決め載置される載置面を有する載置手段と、その載置面に位置決め載置される電池構造体のうち上記重合部を表裏両面側から挟み込むとともに加熱して当該重合部に熱溶着を施す加熱型と、を備えている。その上で、上記載置手段の載置面のうち少なくとも上記加熱型に近い部分では、当該載置面に位置決め載置される電池構造体とともに、上記重合部での重合方向で傾動変位可能に形成されているものである。
また、上記製造装置での機能を製造方法として捉えるならば、上記表裏両面のラミネートシートのうちいずれか一方を着座面として載置手段の載置面に電池構造体を位置決め載置する位置決め工程と、上記載置手段の載置面に位置決め載置される電池構造体のうち上記重合部を加熱型にて表裏両面側から挟み込むとともに加熱して当該重合部に熱溶着を施す熱溶着工程と、含んでいて、上記熱溶着工程では、上記載置手段の載置面のうち少なくとも上記加熱型に近い部分を、当該載置面に位置決め載置される電池構造体とともに、上記重合部での重合方向で傾動変位可能な状態として熱溶着を施すようにしたものである。
本発明によれば、電池構造体を支える載置手段の載置面がラミネートシート同士の重合方向で傾動変位可能ないわゆるフローティング構造となっているため、電池構造体の厚みが発電要素の積層方向でばらついたとしても、熱溶着に際して上記重合部を加熱型で挟み込んだ場合に、載置手段の載置面が当該載置面に位置決め載置される電池構造体とともに傾動変位することになるので、加熱型に引っ張られるかたちでラミネートシートに大きな張力が作用することもなければ、ラミネートシートの表層の樹脂層が張力によって引き伸ばされることもない。そのため、従来のようなラミネートシートの樹脂層の厚みの減少による封止性能の低下や絶縁性能の信頼性低下を招くことがなく、ラミネート型電池の品質および信頼性の向上が図れる。
ラミネート型リチウムイオン二次電池の概略構造を示す斜視図。 図1のA−A線に沿った拡大断面図。 本発明に係る装置の第1の実施の形態を示す概略説明図。 図3の左側面図。 図3の要部の拡大断面説明図。 本発明に係る装置の第2の実施の形態を示す図で、図5と同等部位の断面説明図。 本発明に係る装置の第3の実施の形態を示す図で、図5と同等部位の断面説明図。 本発明に係る装置の第4の実施の形態を示す図で、図5と同等部位の断面説明図。 (A)は図8におけるテーブル全体の平面説明図、(B)は同図(A)の正面説明図。
図1〜5は本発明に係る製造装置を実施するためのより具体的な第1の形態を示していて、特に図1はラミネート型電池の一例としてラミネート型リチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」と言う。)の概略構造を、図2は図1のA−A線に沿った拡大断面図を示している。また、図3は図1の電池となる電池構造体に熱溶着を施すための装置の主要部の概略説明図を、図4は図1の左側面図をそれぞれ示している。さらに、図5は図3の要部の拡大断面図を示している。
図1,2に示す電池1は、正極板と負極板およびセパレータを交互に複数組積層してなる発電要素2を、アルミニウム等の金属層3a,4aの表裏両面に例えばポリエチレン系等の樹脂層3b,4bが形成された上下二枚のラミネートシート3,4で上記積層方向の表裏両面側から挟むようにして包囲するとともに、外装体としての上記ラミネートシート3,4の周縁部同士を重合させることで電池構造体1aとし、この電池構造体1aのうち上記ラミネートシート3,4の周縁部同士の重合部5に熱溶着を施して封止したもので、図1に示すようにその重合部5からは正負の端子板6,7が外部に突出している。なお、上記ラミネートシート3,4による収容空間には発電要素2とともに電解液が封入される。
図3、4に示す製造装置では、図1の電池1となる電池構造体1aを支えるテーブル装置8に近接して熱溶着のための加熱型9が配置されている。この加熱型9は、固定式の下型としての下側加熱ブロック9aと、この下側加熱ブロック9aに対して昇降可能な上型としての上側加熱ブロック9bと、から構成されている。これらの下側加熱ブロック9aおよび上側加熱ブロック9bとしては、ここでは瞬間的に低電圧・高電流を流して発熱させるインパルス式のヒータ方式のものが採用されているが、他の形式、例えば伝熱ヒータが内蔵されているいわゆる熱板方式の加熱ブロックを用いても良い。
テーブル装置8は、方形状のベース板10の上にこのベース板10と同形状の載置手段としての板状の可動テーブル11を所定の間隙を隔てて重ねて配置したものであり、ベース板10の上面中央部および可動テーブル11の下面中央部にはそれぞれに左右一対の軸受ブロック12,13を固定配置してある。そして、それらの各軸受ブロック12,13には当該各軸受ブロック12,13が共有する単一のシャフト14を挿入支持させてある。これにより、可動テーブル11はシャフト14を回転中心としてシーソー式に揺動可能または傾動変位可能となっていて、図3に示すようにこの可動テーブル11にはその上面11aを載置面として電池1の電池構造体1aが水平状態にて位置決め載置されることになる。
上記ベース板10および可動テーブル11のうち加熱型9に近い前端部であって且つベース板10の上面にはアジャスタ機能を有する倒れ側ストッパ15が、可動テーブル11の下面には倒れ側ストッパ15との当接面となる着座ボルト16がそれぞれに装着されている。他方、ベース板10の上面のうち加熱型9から遠い後端部、すなわちシャフト14をはさんで倒れ側ストッパ15とは反対側の位置にはアジャスタ機能を有する戻り側ストッパ17が装着されていて、この戻り側ストッパ17は可動テーブル11の下面に直接当接可能となっている。また、ベース板10の後端部にはブラケット18を介してアジャスタ機能を有するスプリングポスト19が、可動テーブル11の後端部にはブラケット20がそれぞれ固定配置されており、それらのスプリングポスト19とブラケット20との間には弾性体として引っ張りコイルスプリングタイプのリターンスプリング21を張設してある。
したがって、通常時においては、図3のシャフト14を回転中心として可動テーブル11がリターンスプリング21により反時計回り方向に付勢されていて、且つその可動テーブル11の下面が戻り側ストッパ17に当接している。これにより、可動テーブル11は図3,4のような水平状態を維持している。他方、後述するように可動テーブル11のうち加熱型9に近い前端部にリターンスプリング21のばね力に打ち勝つような外力が加わった場合には、着座ボルト16が倒れ側ストッパ15に当接するまで可動テーブル11が加熱型9に向かって前傾姿勢となるようにシャフト14を回転中心として傾動変位可能となっている。このように可動テーブル11は倒れ側ストッパ15と戻り側ストッパ17とで規制された範囲内で揺動可能または傾動変位可能ないわゆるフローティング可能な構造となっている。
このように構成された製造装置では、図3の加熱型9における下側加熱ブロック9aに対して上側加熱ブロック9bが上昇して離間している状態において、テーブル装置8における可動テーブル11の上面11aを載置面とし且つ電池構造体1aにおける下側のラミネートシート4を着座面として上記電池構造体1aを可動テーブル11上に水平に位置決め載置する。この場合において、テーブル装置8におけるベース板10と加熱型9の下側加熱ブロック9aは共に定位置固定式のものであることから、ラミネートシート3,4同士の重合部5が下側加熱ブロック9a上に乗り上げるように位置決めされるとともに、必要に応じて電池構造体1aを可動テーブル11側に例えば負圧吸引力にて吸引して吸着固定する。
可動テーブル11上に電池構造体1aが位置決め載置されたならば、図5に示すように、加熱型9の下側加熱ブロック9aに対して上側加熱ブロック9bを所定位置まで下降させて、それらの下側加熱ブロック9aと上側加熱ブロック9bとの間にラミネートシート3,4同士の重合部5を挟み込む。なお、図5での上下方向が発電要素2のそれぞれの構成要素の積層方向となる。
その状態で、下側加熱ブロック9aおよび上側加熱ブロック9bにそれぞれインパルス通電して瞬時に発熱させることで、上記重合部5を加熱・溶融させことで当該部分に熱溶着を施す。つまり、図5に示すように、下側加熱ブロック9aおよび上側加熱ブロック9bに直接接触することになる上下のラミネートシート3,4の外側の樹脂層3b,4bが軟化・溶融するのと同時に、上側のラミネートシート3における内側の樹脂層3bと下側のラミネートシート4における内側の樹脂層4bとが直接接触しているので、それら双方のラミネートシート3,4の内側の樹脂層3b,4b同士が加熱により軟化・溶融することで熱溶着が施されて両者が一体化されることになる。
ここで、熱溶着を施す前の電池構造体1aにおいては、発電要素2である正極板と負極板さらにはセパレータの個々の厚みのばらつきや波打ちの影響を受けて、それらの発電要素2に上下のラミネートシート3,4を加えた電池構造体1aの総厚み寸法が一定のものとはならずに総厚み寸法が大きくなる方向にばらつくことがある。
このような場合において、電池構造体1aの総厚み寸法のばらつきの有無にかかわらず、定位置固定式の下側加熱ブロック9aに対して可動式の上側加熱ブロック9bは予め定められた規定位置まで下降して、双方のラミネートシート3,4同士の重合部5を挟み込むことになるので、電池構造体1aの総厚み寸法が大きくなる方向にばらつきを有していると、上下のラミネートシート3,4同士の重合部5のうち上側のラミネートシート3に上側加熱ブロック9bが接触した瞬間に、当該上側のラミネートシート3が引っ張り力を受けることになる。そして、この引っ張り力が電池構造体1aを加熱型9に対して前傾姿勢方向に傾ける力として作用することから、電池構造体1aは可動テーブル11ごと図5のように所定量だけ矢印a方向に傾動変位し、その状態のままで熱溶着が施されることになる。なお、図5では、わかり易くするために電池構造体1aおよび可動テーブル11の傾動変位量を誇張して描いてある。
そのため、上側のラミネートシート3が過剰なまでに引っ張られることもなければ、その上側のラミネートシート3の内側あるいは外側の樹脂層3bが引き伸ばされてしまうこともなく、従来のような上側のラミネートシート3の樹脂層3bの厚みの減少による封止性能の低下や絶縁性能の信頼性低下を招くことがない。
ここで、図5のような傾動変位可能なテーブル構造を採用していない従来の方法では、同図の傾動変位量に相当する分の引っ張り力を上側のラミネートシート3が負担しなければならないため、その上側のラミネートシート3の引っ張り力を受けて、特に図5のQ部においてラミネートシート3の樹脂層3bが引き伸ばされて局部的な膜厚減少を招くことになる。
このように本実施の形態によれば、傾動変位可能な可動テーブル11を有するテーブル装置8を採用していることで、従来のような上側のラミネートシート3の樹脂層3bの厚みの減少による封止性能の低下や絶縁性能の信頼性低下を招くことがなく、電池の品質向上と信頼性の向上に寄与することができる。
なお、上記実施の形態では、可動テーブル11の傾動変位量を図3の倒れ側ストッパ15と戻り側ストッパ17とで規制して、加熱型9に向かって可動テーブル11が前傾姿勢となる傾動変位のみを許容しているが、必要に応じて加熱型9に向かって可動テーブル11が後傾姿勢となる傾動変位をも可能なテーブル装置を採用しても良い。
図6は本発明に係る製造装置の第2の実施の形態を示す図で、図5と同等部位の断面図を示しており、図5と共通する部分には同一符号を付してある。
この第2の実施の形態では、載置手段として図3,5の可動テーブル11に代えて傾動変位しない固定式のテーブル22を採用し、例えばアルミニウム等の金板製のテーブル本体22aの上に所定厚みのウレタンその他のクッション性に優れたゴム系または樹脂系の弾性体22bを貼り合わせて複合構造としたものである。すなわち、この第2の実施の形態では、固定式のテーブル22のうち電池構造体1aを支えるための載置面となる上面22cを含む上層部をクッション性に優れた弾性体22bにて形成したものである。
この第2の実施の形態によれば、図5と同様に、電池構造体1aにおける上側のラミネートシート3が上側加熱ブロック9bの接触によって引っ張り力を受けた場合に、それに応じてテーブル22の弾性体22bが沈み込むように弾性変形することで図5と同様に電池構造体1aの傾動変位を許容することができる。
そのため、先の第1の実施の形態と同様の効果が得られるほか、電池構造体1aの載置面そのものがクッション性に優れた弾性体22bで形成されているため、その上に載置される電池構造体1aのうち下側のラミネートシート4の波打ち等も吸収でき、テーブル22に対する電池構造体1aの密着性も良好なものとなる。
図7は本発明に係る製造装置の第3の実施の形態を示す図で、図6と同等部位の断面図を示しており、図6と共通する部分には同一符号を付してある。
この第3の実施の形態では、載置手段として図3,5の可動テーブル11に代えて傾動変位しない固定式のテーブル23を採用し、例えばアルミニウム等の金板製の下板23aと上板23bとの間に中間層として所定厚みのウレタンその他のクッション性に優れたゴム系または樹脂系の弾性体23cを介在させて複合構造としたものである。この場合には上板23bの上面23dが電池構造体1aを支えるための載置面となる。この第3の実施の形態でも先の第2の実施の形態と同様の効果が得られることになる。
ここで、図6,7の示す第2,第3の実施の形態では載置手段として共に傾動変位しない固定式のテーブル22または23を採用しているが、これらのテーブル22または23をそのまま図3,5の傾動変位可能な可動テーブル11として用いることもできる。この場合には、可動テーブル11そのものの傾動変位と弾性体22bまたは23cのクッション性とを併用することになるので、電池構造体1aの総厚みのばらつきに基づく二次的不具合を解消する上でより望ましいものとなる。
図8は本発明に係る製造装置の第4の実施の形態を示す図で、図5と同等部位の断面図を示しており、図5と共通する部分には同一符号を付してある。
この第4の実施の形態では、載置手段として図3,5の可動テーブル11に代えて傾動変位しない固定式のテーブル25を採用し、例えばアルミニウム等の金属製の基板26の上面に受け駒として機能するゴム製の頭部27aを有する支持部材としての複数のクッションボルト27を規則性をもって平面的に配置したものである。
より詳しくは、図8のほか図9に示すように、基板26に形成した複数の挿通孔26aに、ゴム製の頭部27aと基板26との間にワッシャ28および弾性体である圧縮コイルスプリング29を介装したクッションボルト27のおねじ部27bを上下動可能に挿通して、基板26の下側からおねじ部27bに対してストッパを兼ねたロックナット30を螺合させたものである。これにより、それぞれのクッションボルト27は基板26に対して個々に上下動可能に弾性支持されているとともに、ロックナット30の位置調整により圧縮コイルスプリング29のばね力が調整可能となっている。そして、図9に示すように、それぞれのクッションボルト27における頭部27aの上面の接平面Rが電池構造体1aのための載置面となっている。
この第4の実施の形態によれば、先の第2,第3の実施の形態と同様の効果が期待できる。
1…リチウムイオン二次電池
1a…電池構造体
2…発電要素
3,4…ラミネートシート
3a,4a…金属層
3b,4b…樹脂層
5…重合部
9…加熱型
9a…下側加熱ブロック(下型)
9b…上側加熱ブロック(上型)
11…可動テーブル(載置手段)
11a…上面(載置面)
21…リターンスプリング(弾性体)
22,23,25…テーブル(載置手段)
22b…弾性体
22c…上面(載置面)
23c…弾性体
23d…上面(載置面)
27…クッションボルト(支持部材)
27a…頭部(受け駒)
R…接平面(載置面)

Claims (8)

  1. 正極板と負極板およびセパレータを積層してなる発電要素を金属層表面に樹脂層が形成されたラミネートシートで上記積層方向の表裏両面側から挟むようにして包囲するとともに、上記ラミネートシートの周縁部同士を重合させることで電池構造体とし、この電池構造体のうち上記ラミネートシートの周縁部同士の重合部に熱溶着を施して封止するようにしたラミネート型電池の製造装置であって、
    上記表裏両面のラミネートシートのうちいずれか一方を着座面として電池構造体が位置決め載置される載置面を有する載置手段と、
    上記載置手段の載置面に位置決め載置される電池構造体のうち上記重合部を表裏両面側から挟み込むとともに加熱して当該重合部に熱溶着を施す加熱型と、
    を備え、
    上記載置手段の載置面のうち少なくとも上記加熱型に近い部分では、当該載置面に位置決め載置される電池構造体とともに、上記重合部での重合方向で傾動変位可能に形成されていることを特徴とするラミネート型電池の製造装置。
  2. 上記載置手段は平面状の載置面を備えた板状部材であって、この載置面を含む板状部材が上記重合部での重合方向で傾動変位可能なように弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のラミネート型電池の製造装置。
  3. 上記載置手段は平面状の載置面を備えた板状部材であって、この板状部材のうち載置面を含む少なくとも一部が弾性体にて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラミネート型電池の製造装置。
  4. 上記載置手段は平面状の載置面を備えた板状部材であって、この板状部材のうち載置面を含まない下層部分がゴム系または樹脂系の弾性体にて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラミネート型電池の製造装置。
  5. 上記載置手段は互いに独立した複数の支持部材を平面的に並べたものであって、それぞれの支持部材が共有する接平面が上記載置面となっているとともに、それぞれの支持部材が上記積層方向で変位可能に弾性的に支持されていることにより、上記載置面が上記重合部での重合方向で傾動変位可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラミネート型電池の製造装置。
  6. 上記支持部材は先端に受け駒を有するロッド状のものであることを特徴とする請求項5に記載のラミネート型電池の製造装置。
  7. 上記加熱型は固定式の下型とこの下型に対して昇降可能な上型とから構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のラミネート型電池の製造装置。
  8. 正極板と負極板およびセパレータを積層してなる発電要素を金属層表面に樹脂層が形成されたラミネートシートで上記積層方向の表裏両面側から挟むようにして包囲するとともに、上記ラミネートシートの周縁部同士を重合させることで電池構造体とし、この電池構造体のうち上記ラミネートシートの周縁部同士の重合部に熱溶着を施して封止するようにしたラミネート型電池の製造方法であって、
    上記表裏両面のラミネートシートのうちいずれか一方を着座面として載置手段の載置面に電池構造体を位置決め載置する位置決め工程と、
    上記載置手段の載置面に位置決め載置される電池構造体のうち上記重合部を加熱型にて表裏両面側から挟み込むとともに加熱して当該重合部に熱溶着を施す熱溶着工程と、
    含んでいて、
    上記熱溶着工程では、上記載置手段の載置面のうち少なくとも上記加熱型に近い部分を、当該載置面に位置決め載置される電池構造体とともに、上記重合部での重合方向で傾動変位可能な状態として熱溶着を施すことを特徴とするラミネート型電池の製造方法。
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