以下に図面を参照して本実施形態の検索システムについて説明する。図1は、検索システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の検索システム100は、サーバ200と、端末装置300−1,300−2,・・・,300−nを有する。検索システム100において、サーバ200と端末装置300−1,300−2,・・・,300−nとは、ネットワークNを介して接続される。
本実施形態の端末装置300−1,300−2,・・・,300−nは、例えばスマートフォン等の多機能携帯電話や、タブレット端末等を含む。本実施形態の検索システム100では、サーバ200と接続される端末装置300−1,300−2,・・・,300−nは任意の数であって良い。以下の説明では、端末装置300−1,300−2,・・・,300−nのそれぞれを区別しない場合には、単に端末装置300と呼ぶ。
本実施形態のサーバ200は、端末装置300においてキーワードが入力されて検索要求が成されると、インターネット上をこのキーワードで検索し、検索要求を行った端末装置300に検索結果を表示させる。すなわち、本実施形態のサーバ200は、検索装置の役割を果たす。
また、本実施形態のサーバ200は、現在注目されている情報を示す指標として、一定期間に端末装置300から入力された頻度の高いキーワードと、キーワードによる検索結果として得られた情報とを対応付けた注目情報を端末装置300に表示させる。
このため、本実施形態によれば、キーワードと対応する情報の内容を、端末装置300のユーザに視覚的に提示することができ、キーワードと対応する情報の内容を容易に把握させることができる。以下の説明では、一定期間において端末装置300から入力された頻度の高いキーワード、すなわち、一定期間に検索された頻度が高いキーワードを注目キーワードと呼ぶ。
本実施形態のサーバ200は、検索制御プログラム210と、検索プログラム220とがインストールされている。また、本実施形態のサーバ200は、キーワードデータベース231、つぶやきデータベース232、端末属性データベース233、検索管理データベース234を有する。本実施形態のサーバ200は、検索制御プログラム210を実行し、各データベースを用いて端末装置300に表示させる各種の画面データを生成し、この画面データを配信する。また、サーバ200は、検索制御プログラム210を実行し、検索プログラム220による検索処理の実行を制御する。
本実施形態の端末装置300は、表示プログラム310がインストールされており、表示プログラム310を実行することで、ユーザの操作に応じた画面の画面データをサーバ200から取得し、画面データに対応する画面を表示させる。
以下に、図2乃至図6を参照し、本実施形態の端末装置300に表示される画面の遷移について説明する。
尚、本実施形態の端末装置300に表示される画面の画面データは、サーバ200において生成される。したがって、以下に説明する端末装置300の画面は、サーバ200による画面データの生成処理の結果として表示されるものである。サーバ200による画面データの生成処理の詳細は後述する。
図2は、端末装置における画面の遷移を説明する第一の図である。図2は、端末装置300において、表示プログラム310が起動された際に、端末装置300に表示されるホーム画面31からの画面の遷移の例を示している。
図2では、ホーム画面31に、注目情報32、33、34、35が表示されている。また、ホーム画面31には、ブックマーク一覧画面へ表示を切り替える切替指示部36と、表示プログラム310により端末装置300に表示された表示済み画面の一覧画面へ表示を切り替える切替指示部37と、が表示されている。
本実施形態の注目情報32〜35は、注目キーワードと、注目キーワードによる検索結果の情報とが対応付けられている。
本実施形態において、注目キーワードに対応付けられる情報は、注目キーワードによる検索結果のうち、画像を含む情報であり、且つ検索結果で上位に現れる情報である。すなわち、本実施形態では、注目キーワードと関連の強い画像を含む情報が注目キーワードと対応付けられる。以下の説明では、注目情報において、注目キーワードと対応付けられる情報を検索上位情報と呼ぶ。
図2の例では、注目情報32は、注目キーワード「AAA」と、検索上位情報である「画像a」とテキストデータtとが対応付けられている。同様に、注目情報33は、注目キーワード「BBB」と、検索上位情報である「画像b」とが対応付けられている。
本実施形態の端末装置300は、ホーム画面31において、注目情報が選択されると、注目キーワードによる検索結果の表示した検索結果画面又は検索上位情報を取得した元となるウェブページが表示された画面へ表示を切り替える。
尚、本実施形態の端末装置300は、例えばホーム画面31において、注目情報32の表示領域に対して操作を受け付けたとき、すなわちホーム画面31に表示された注目情報32がタップされたとき、注目情報32が選択されたものとする。
本実施形態の端末装置300は、選択された注目情報の有する検索上位情報が画像のみであった場合、選択を受け付けた位置がこの注目情報の表示領域内であれば、選択を受け付けた位置に関わらず、検索結果画面へ表示を切り替える。
すなわち、本実施形態の端末装置300は、例えば図2において注目情報33が選択された場合、ユーザによりタップされた位置に関わらず、ホーム画面31から注目キーワード「BBB」の検索結果の一覧が表示された検索結果画面41へ表示を切り替える。
また、本実施形態の端末装置300は、選択された注目情報の有する検索上位情報に画像とテキストデータとが含まれる場合、タップされた位置がこの検索上位情報の表示領域内であれば、検索上位情報の取得元となるウェブページを表示した画面へ表示を切り替える。また、端末装置300は、タップされた位置が注目キーワードの表示領域内であれば、注目キーワードによる検索結果画面41へ表示を切り替える。
すなわち、本実施形態の端末装置300は、例えば図2において注目情報32が選択された場合、ユーザによりタップされた位置が検索上位情報の表示領域内であれば、ホーム画面31から検索上位情報の取得元のウェブページを表示させた画面42へ表示を切り替える。また、本実施形態の端末装置300は、例えば図2において注目情報32が選択された場合、ユーザによりタップされた位置が注目キーワード「AAA」、が表示された領域内であれば、ホーム画面31から注目キーワード「AAA」の検索結果画面へ表示を切り替える。
また、本実施形態の端末装置300は、ホーム画面31の注目情報の表示領域内に設けられた所定領域に対する操作を受け付けると、この注目情報をブックマークとして登録する。図2では、注目情報33の表示領域内に設けられた領域38と、注目情報35の表示領域内に設けられた領域39と、が操作され、注目情報33、35のそれぞれがブックマークに登録された状態を示している。
以下に、図3及び図4を参照し、ホーム画面において注目情報が選択された場合の端末装置300に表示される画面の遷移についてさらに説明する。
図3は、選択された注目情報の有する検索上位情報が画像のみであった場合の画面の遷移を説明する図である。
図3に示す注目情報33は、注目キーワード「BBB」と、検索上位情報である画像bとが対応付けられている。図3では、注目情報33の表示領域において、注目キーワードが表示された表示領域を領域33−1とし、検索上位情報が表示された表示領域を領域33−2とした。
本実施形態の端末装置300は、ホーム画面31において注目情報33が選択された場合、選択の際にタップされた位置が領域33−1又は領域33−2のどちらであっても、注目キーワード「BBB」の検索結果を表示させた検索結果画面41を表示させる。
本実施形態の検索結果画面41では、後述する複数の検索エンジンを実行して得られた検索結果が、検索エンジンの実行順に表示されている。本実施形態では、検索エンジンの実行順に検索結果を表示させることで、後述するように、注目キーワードの検索において利用される頻度が高い検索エンジンをユーザに提示できる。
例えば、図3では、検索エンジン1による検索結果を検索結果1とし、検索エンジン2による検索結果を検索結果2とし、検索エンジン3による検索結果を検索結果3とした場合、検索エンジン1〜3は、検索エンジン1、検索エンジン3、検索エンジン2の順に実行されたことがわかる。複数の検索エンジンの実行順の詳細は後述する。
尚、検索結果画面41に表示される検索結果1〜3は、少なくとも検索結果として得られたウェブページのURLを含み、例えばこのウェブページの内容の一部や、このウェブページ内の画像を含んでいても良い。
また、検索結果1〜3は、各検索結果と対応する検索エンジンにより取得した複数の検索結果を含んでいても良い。
図3に示す検索結果画面41の検索結果1は、検索エンジン1による検索結果を示している。この検索結果1は、例えば、検索エンジン1により注目キーワード「BBB」を検索した結果得られた検索結果1−1、1−2、1−3が含まれていても良い。この検索結果1−1、1−2、1−3は、例えば検索エンジン1において検索結果として表示された回数に基づく順番に表示される。
例えば図3に示す検索結果1−1は、検索エンジン1における注目キーワード「BBB」の検索結果として端末装置300に表示された回数が最も多いウェブページの一部である。検索結果1−2は、検索エンジン1における注目キーワード「BBB」の検索結果として端末装置300に表示された回数が、検索結果1−1と対応するウェブページの次に多いウェブページの一部である。
検索結果画面41の検索結果2及び検索結果3についても同様である。本実施形態では、検索結果2には、検索エンジン2により注目キーワード「BBB」を検索した結果得られた複数の検索結果を、検索結果として端末装置300に表示された回数に応じた順に表示させても良い。また、検索結果3には、検索エンジン3により注目キーワード「BBB」を検索した結果得られた複数の検索結果を、検索結果として端末装置300に表示された回数に応じた順に表示させても良い。
本実施形態では、各検索エンジンによる検索結果を以上のように表示させることで、各検索エンジンにおいて、ユーザが所望する可能性の高い検索結果から順にユーザに提示できる。
端末装置300は、検索結果画面41に表示された検索結果の選択を受け付けると、検索結果画面41から、選択された検索結果を取得した元となるウェブページを表示させた画面51へ表示を切り替える。
また、本実施形態では、注目情報33に含まれる注目キーワード「BBB」が、特定の専門用語や、固有名詞等である場合には、例えば検索結果画面41−1に示すように、一番上に用語の解説が掲載されたウェブページの一部(解説情報)が表示されても良い。また、本実施形態では、注目キーワード「BBB」が一般的な名詞であれば、解説情報を表示させても良い。本実施形態では、注目キーワードに応じて検索結果画面41−1に解説情報を含ませることで、ユーザが望む情報を迅速に提供できる。
図4は、選択された注目情報の有する検索上位情報にテキストデータが含まれる場合の画面の遷移を説明する図である。
本実施形態では、例えば注目キーワード「AAA」がニュースの記事から抽出された単語であった場合に、注目情報32のように、検索上位情報に画像とテキストデータが含まれる注目情報が生成される。
図4に示す注目情報32は、注目キーワード「AAA」と、検索上位情報である画像a及びテキストデータtとが対応付けられている。図4では、注目情報32の表示領域において、注目キーワードが表示された表示領域を領域32−1とし、検索上位情報が表示された表示領域を領域32−2とした。
本実施形態の端末装置300は、ホーム画面31において注目情報32が選択された場合、選択の際にタップされた位置が領域33−1内であったときは、注目キーワード「AAA」の検索結果画面41−2を表示させる。このとき端末装置300は、検索結果画面41−2の一番上に、検索上位情報に含まれる画像aと、テキストデータtの少なくとも一部と、を検索結果42−1として表示させる。
また、本実施形態の端末装置300は、ホーム画面31において注目情報32が選択された際に、タップされた位置が領域33−2内であったときは、検索上位情報を取得した元となるウェブページを表示させた画面42を表示させる。
以上のように、本実施形態では、ユーザにより選択された領域に応じて表示を切り替えるため、ユーザに表示させる情報を選択させることができる。また、本実施形態では、検索上位情報に含まれる情報に応じて、表示させるウェブページを決めるため、検索結果としてユーザが望む情報を提供することができる。
尚、図4の例では、検索上位情報に画像aとテキストデータtとが含まれるものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、検索上位情報に画像a以外の情報が含まれていれば、領域32−2がタップされた際にホーム画面31から画面42へ表示を切り替えても良い。画像a以外の情報とは、例えば検索上位情報の取得元であるウェブページのページデータの格納場所を示すリンク情報等であっても良い。
以上のことから、本実施形態では、注目キーワードと、注目キーワードによる検索結果から得た検索上位情報とを含む注目情報の一覧が表示されたホーム画面において、注目情報の表示領域のうち注目キーワードが表示された第一の領域が選択された場合には、注目キーワードによる検索結果の一覧が表示された画面へ表示が切り替わる。
また、本実施形態では、注目情報の一覧が表示されたホーム画面において、注目情報の表示領域のうち、検索上位情報が表示された第二の領域が選択された場合、注目キーワードによる検索結果の一覧が表示された画面か、又は検索上位情報の取得元のウェブページを表示させた画面の何れか一方へ表示が切り替わる。
さらに、本実施形態では、検索上位情報が画像のみである場合、第二の領域が選択された際にホーム画面から注目キーワードによる検索結果の一覧が表示された画面へ表示が切り替わり、検索上位情報に画像以外の情報が含まれる場合、ホーム画面から検索上位情報の取得元のウェブページを表示させた画面へ表示が切り替わる。
次に、図5を参照し、ホーム画面31において切替指示部36がタップされた場合の画面の遷移について説明する。
図5は、ホーム画面からブックマーク一覧画面への遷移を説明する図である。本実施形態の端末装置300は、ホーム画面31において、切替指示部36がタップされると、ホーム画面31からブックマーク一覧画面61へ表示を切り替える。
本実施形態では、ホーム画面31において、注目情報の表示領域内に設けられた所定の領域が操作されると、この領域内の色が変わり、該当する注目情報がブックマークに登録された状態となる。
本実施形態において、ブックマークの登録の操作は、例えば画面をタップする操作よりも長時間画面に触れるロングタップ等であっても良い。
本実施形態では、例えばホーム画面31の注目情報33の表示領域内に設けられた領域38が操作されると、領域38内の色が変化し、注目情報33がブックマークに登録される。
ブックマークに登録された注目情報の一覧は、切替指示部36がタップされることで、ブックマーク一覧画面61に表示される。図5の例では、注目情報33と注目情報35とがブックマークに登録されていることがわかる。
本実施形態の端末装置300は、ブックマーク一覧画面61において注目情報が選択された際に、遷移先の画面の画面データが保持されている場合には、保持されている画面データの複製を生成して表示させても良い。また、本実施形態の端末装置300は、ブックマーク一覧画面61において注目情報が選択された際に、遷移先の画面の画面データが保持されていないときは、ホーム画面31で注目情報が選択された場合と同様の処理を行う。
尚、本実施形態では、ホーム画面31において注目情報をブックマークに登録する際に、注目情報の表示領域内に設けられた所定の領域が操作されるものとしたが、これに限定されない。本実施形態の端末装置300は、例えば注目情報の表示領域内のどの場所であっても、ロングタップを受け付けた場合には、該当する注目情報をブックマークに登録しても良い。
図6は、ホーム画面から表示済み画面の一覧画面への遷移を説明する図である。本実施形態の端末装置300は、ホーム画面31において、切替指示部37がタップされると、ホーム画面31から表示済み画面の一覧画面71へ表示を切り替える。
本実施形態の端末装置300は、一度表示された画面の画面データを保持しており、ホーム画面31において切替指示部37がタップされると一覧画面71において保持している画面データを縮小し、一覧として表示させる。尚、保持される画面データの数は、予め設定されていても良い。
図6では、過去に表示された画面が検索結果画面41、ウェブページが表示された画面51、52である。本実施形態の端末装置300では、表示済み画面の一覧画面71において、これらの画面データの一覧を表示させる。本実施形態では、例えば表示済み画面の一覧画面71において、フリック操作がなされると、フリックされた方向に画面をスクロールさせても良い。
また、本実施形態の端末装置300は、保持された画面データの数が予め設定された数に達した場合、保持している画面データの削除を促すメッセージを表示させても良い。また、本実施形態の端末装置300は、例えばホーム画面31において切替指示部37がタップされたときに、このメッセージを表示させても良い。
さらに、本実施形態では、表示済み画面の画面データを端末装置300に保持するものとして説明したが、これに限定されない。表示済みの画面データは、例えば端末装置300を識別する識別子と対応付けられて、サーバ200に保持されても良い。
次に、本実施形態の検索システム100の有するサーバ200について説明する。本実施形態のサーバ200は、端末装置300における操作に応じて上述した各種の画面を表示させる画面データを生成し、端末装置300へ配信する。
特に、本実施形態のサーバ200は、各データベースを参照し、ホーム画面の表示要求を行った端末装置300のユーザの嗜好が反映されたホーム画面を端末装置300に表示させる。より具体的には、本実施形態のサーバ200は、ホーム画面の画面データの生成の際に、端末装置300のユーザの嗜好に合わせた注目情報の一覧が含まれる画面データを生成し、端末装置300に配信する。
したがって、本実施形態によれば、現在注目されている情報の中でも、ユーザの関心が高いと思われる情報を注目情報として提示することができる。
図7は、サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態のサーバ200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を含む。
入力装置21はキーボードやマウス等を含み、各種信号を入力するために用いられる。出力装置22はディスプレイ装置等を含み、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置27は、モデム、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
検索制御プログラム210は、サーバ200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。検索制御プログラム210は例えば記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。検索制御プログラム210を記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、検索制御プログラム210は、検索制御プログラム210を記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると、記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた検索制御プログラム210は、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた検索制御プログラム210を格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から検索制御プログラム210を読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された索制御プログラム210に従って、後述するような各種処理を実現している。
尚、本実施形態の端末装置300は、タッチパネル等により実現される表示操作装置を有するタブレット端末やスマートフォン等であり、そのハードウェア構成は、演算処理装置と記憶装置を有する一般のコンピュータと同様であるから説明を省略する。
次に、図8乃至図11を参照し、本実施形態のサーバ200の有する各データベースについて説明する。
図8は、キーワードデータベースの一例を示す図である。本実施形態のキーワードデータベース231は、サーバ200により検索が行われた全てのキーワードについて、各キーワードを属性に分類して格納したデータベースである。
本実施形態のキーワードデータベース231は、情報の項目として、キーワード、属性、スコア、上昇度を有し、項目「キーワード」にその他の項目が対応付けられている。
項目「キーワード」は、項目の値として、サーバ200に対して入力された全てのキーワードが格納される。
項目「属性」は、項目の値として、対応するキーワードの属性が格納される。本実施形態におけるキーワードの属性は、例えばキーワードから検索されたウェブページに含まれる単語等に基づき付与される。本実施形態の項目「属性」は、1つのキーワードに複数の値を対応させても良い。
項目「スコア」は、項目の値として、対応するキーワードのスコア値が格納される。本実施形態のスコア値は、キーワードが付与された属性に属する程度を示す値である。
項目「上昇度」は、項目の値として、対応するキーワードの上昇度が格納される。上昇度は、キーワードが一定期間に検索される頻度がどれだけ増えたかを示す値である。具体的には例えば、ある一定期間では検索された頻度が10回であったキーワードの、次の一定期間で検索された回数が12回となった場合、上昇度は20%となる。尚、キーワードの上昇度は、パーセンテージで表されなくても良く、キーワードが検索される頻度の変動を表せる値であれば良い。
図8の例では、キーワード「カレーライス」は、属性が「飲食店」であり、スコア値が「10」であり、上昇度が「50%」であることがわかる。また、図8の例では、キーワード「ルパン」に、複数の属性「映画」と「アニメ」が付与されていることがわかる。
図9は、つぶやきデータベースの一例を示す図である。本実施形態のつぶやきデータベース232は、Twitter(登録商標)等のSNS(Social Networking Service)において書き込まれたキーワードについて、各キーワードを予め設定された属性に分類して格納したデータベースである。
本実施形態のつぶやきデータベース232は、キーワードデータベース231と同様に、情報の項目として、キーワードと、属性と、スコアと、上昇度と、を有し、項目「キーワード」にその他の項目が対応付けられている。
本実施形態のつぶやきデータベース232における項目「キーワード」の値は、SNS等に書き込まれたキーワードである。
また、つぶやきデータベース232における項目「上昇度」の値は、キーワードが一定期間にSNSにおいて書き込まれた回数がどれだけ増えたかを示す値である。具体的には、例えばある一定期間に書き込まれた回数が10回であったキーワードの、次の一定期間に書き込まれた回数が12回となった場合、上昇度は20%となる。尚、キーワードの上昇度は、キーワードが書き込まれた回数の変動を示す値であれば良い。
図9の例では、キーワード「テニス」は、属性が「スポーツ」であり、スコア値が「30」であり、上昇度が「30%」であることがわかる。
図10は、端末属性データベースの一例を示す図である。本実施形態の端末属性データベース233は、端末装置300により入力されたキーワードや端末装置300の閲覧履歴等に基づき、端末装置300に付与された属性とスコア値とが格納されている。
端末属性データベース233は、情報の項目として、端末ID、属性、スコアを有し、項目「端末ID」にその他の項目が対応付けられている。本実施形態では、1つの端末IDに対して、複数の属性が対応付けられる。
端末属性データベース233において、項目「属性」の値は、端末装置300により入力されたキーワードや、端末装置300のウェブページの閲覧履歴から抽出したキーワード等により、付与される。
また、端末属性データベース233において、項目「スコア」の値は、端末装置300がスコア値に対応する属性にどの程度属しているかを示す値である。
図10の例では、端末ID「1」の端末装置300は、属性「スポーツ」、「飲食店」、「映画」が対応付けられている。また、端末ID「1」の端末装置300は、属性「スポーツ」のスコア値が「20」であり、属性「飲食店」のスコア値が「5」であり、属性「映画」のスコア値が「10」である。したがって、端末ID「1」の端末装置300において入力されたキーワードや閲覧履歴には、属性「スポーツ」に分類されるキーワードが最も多いことがわかる。すなわち、図10の例では、端末ID「1」の端末装置300のユーザが、スポーツに関心を持っている、又はスポーツを好んでいると言える。
尚、図8乃至図10の例では、属性は階層を有していないものとしたが、これに限定されない。キーワードや端末装置300に付与される属性は、階層化されていても良い。
具体的には、例えば属性「スポーツ」に、属性「テニス」、「サッカー」、「野球」等の属性が対応付けられており、属性「野球」に、「プロ野球」、「高校野球」、「メジャーリーグ」等が対応付けられていても良い。
また、本実施形態では、キーワードそのものが属性を示すものとして用いられても良い。例えば特定のスポーツ選手の名前や、チームの名前等が属性を示す情報として用いられても良い。この場合、例えば特定のチームだけを好んで応援するユーザ等には、特定のチームの情報を多く提供できる。
図11は、検索管理データベースの一例を示す図である。本実施形態の検索管理データベース234は、各検索エンジンにおける、検索において利用された割合が格納されている。
本実施形態の検索管理データベース234は、情報の項目として、検索エンジン名、キーワード、入力回数、結果表示回数、利用割合を有し、項目「検索エンジン名」に、その他の項目が対応付けられている。
項目「検索エンジン名」の値は、検索プログラム220に含まれる複数の検索エンジンの名称である。尚、本実施形態の検索管理データベース234では、項目「検索エンジン名」の代わりに、検索エンジンを特定する検索エンジンの識別子等が用いられても良い。
項目「キーワード」の値は、サーバ200に入力されたキーワードである。項目「入力回数」の値は、対応するキーワードがサーバ200に入力された回数である。項目「結果表示回数」の値は、対応する検索エンジンが、対応するキーワードの検索結果を端末装置300に表示させた回数である。項目「利用割合」の値は、入力回数に対する結果表示回数の割合を示す。
図11の例では、検索エンジン221において、キーワード「猫」の入力回数は「70」であり、結果表示回数は「3」であり、利用割合は「4%」である。これに対し、検索エンジン222において、キーワード「猫」の入力回数は「70」であり、結果表示回数は「60」であり、利用割合は「86%」である。
よって、キーワード「猫」については、検索エンジン221の検索結果と比べて、検索エンジン222による検索結果の方が多数の端末装置300に表示されている。すなわち、キーワード「猫」については、検索エンジン222による検索結果の方が、ユーザが望んでいる情報である可能性が高いことがわかる。
次に、図12を参照し、本実施形態の検索システム100の有する各装置の機能について説明する。図12は、検索システムの有する各装置の機能を説明する図である。
本実施形態のサーバ200は、検索制御処理部210A、検索実行部220Aを有する。
本実施形態の検索制御処理部210Aは、演算処理装置26が検索制御プログラム210を実行することで実現される。本実施形態の検索実行部220Aは、演算処理装置26が検索プログラム220を実行することで実現される。
本実施形態の検索制御処理部210Aは、入力受付部240、注目一覧生成部250、画面遷移制御部260、画面データ生成部270、画面データ配信部280、データベース管理部290を有する。
入力受付部240は、サーバ200への各種の要求を受け付ける。
注目一覧生成部250は、入力受付部240により、端末装置300からホーム画面の表示要求を受け付けると、各データベースを参照し、ホーム画面に表示させる注目情報の一覧を生成する。
本実施形態の注目一覧生成部250は、上述した各データベースを参照し、端末装置300の属性と対応した属性の注目キーワードを取得し、この注目キーワードを含む注目情報の一覧を生成する。
端末装置300の属性は、端末装置300の検索履歴や閲覧履歴等に基づき付与されるため、端末装置300のユーザの嗜好が反映されていると考えられる。すなわち、本実施形態のサーバ200は、ユーザの嗜好にあったキーワードを含む注目情報の一覧を端末装置300に表示させることができる。このため、本実施形態では、現在注目されている情報の中でも、ユーザが関心を持つ可能性の高い情報を提示することができる。
注目一覧生成部250の詳細は後述する。
画面遷移制御部260は、入力受付部240が端末装置300から受け付けた要求に応じて、端末装置300の画面に表示させる情報を取得する。より具体的には、画面遷移制御部260は、端末装置300の操作に応じて、端末装置300の画面に表示させる情報を取得する。画面遷移制御部260の詳細は後述する。
画面データ生成部270は、注目一覧生成部250により生成された注目情報の一覧を含むホーム画面の画面データを生成する。また、画面データ生成部270は、画面遷移制御部260により取得された情報を含む画面データを生成する。
画面データ配信部280は、画面データ生成部270による生成された画面データを、表示要求を受け付けた端末装置300へ配信する。
データベース管理部290は、各データベースの管理を行う。本実施形態の各データベースは、注目一覧生成部250による注目情報の一覧の生成の際に参照される。データベース管理部290の詳細は後述する。
本実施形態の検索実行部220Aは、検索エンジン221、検索エンジン222、検索エンジン223を有する。
検索実行部220Aは、検索エンジン221を実行することで、キーワードによるウェブ上の検索を行う。すなわち、検索エンジン221は、ウェブ検索エンジンである。
検索実行部220Aは、検索エンジン222を実行することで、キーワードによる画像検索を行う。すなわち、検索エンジン222は、画像検索エンジンである。検索エンジン222は、例えばウェブ上の画像を収集して格納した外部のデータベースに対して検索を行う。
検索実行部220Aは、検索エンジン223を実行することで、キーワードによるニュース情報の検索を行う。すなわち、検索エンジン223は、ニュース検索エンジンである。検索エンジン223は、例えばウェブ上のニュース情報を収集して格納した外部のデータベースに対して検索を行う。
本実施形態の検索実行部220Aは、上述した検索エンジン以外にも、例えば動画データが格納されたデータベースの検索を行う検索エンジンや、所定のデータベースの検索を行う検索エンジン等を有していても良い。検索実行部220Aの有する検索エンジンの数及び種類は任意であって良い。
本実施形態の端末装置300は、表示処理部310Aを有する。本実施形態の表示処理部310Aは、端末装置300が表示プログラム310を実行することで実現される。
本実施形態の表示処理部310Aは、入力受付部311、画面データ受信部312、表示制御部313を有する。
入力受付部311は、端末装置300の表示操作装置における操作を受け付け、受け付けた信号をサーバ200へ送信する。画面データ受信部312は、サーバ200から配信される画面データを受信する。表示制御部313は、受信した画面データに基づく画面を表示操作装置に表示させる。
次に、本実施形態のサーバ200の注目一覧生成部250について説明する。本実施形態の注目一覧生成部250は、キーワード取得部251、検索順決定部252、注目情報生成部253を有する。
本実施形態のキーワード取得部251は、キーワードデータベース231、つぶやきデータベース232、端末属性データベース233を参照し、キーワードデータベース231とつぶやきデータベース232のそれぞれから、複数の注目キーワードを取得する。
より具体的には、キーワード取得部251は、キーワードデータベース231とつぶやきデータベース232のそれぞれにおいて、上昇度の高いキーワードから順に、所定数のキーワードとスコア値とを抽出する。また、キーワード取得部251は、端末属性データベース233から、端末装置300の属性とスコア値とを抽出する。そして、キーワード取得部251は、抽出した各キーワード及び端末装置の属性とスコア値を用いて、キーワードデータベース231とつぶやきデータベース232のそれぞれから複数の注目キーワードを取得する。尚、注目キーワードの数は、予め設定されていても良い。
本実施形態の検索順決定部252は、検索管理データベース234を参照し、注目キーワードのそれぞれについて、利用割合が高い順に検索エンジンの実行順を決定する。
本実施形態の注目情報生成部253は、各注目キーワードに対応付ける検索上位情報を取得し、各注目キーワードに検索上位情報を対応付けて、注目情報の一覧を示す情報を生成する。
具体的には、注目情報生成部253は、注目キーワードにおいて、利用割合の値が最も高い検索エンジンが、ニュース記事の検索を行う検索エンジン223である場合は、ニュースの記事を検索上位情報とする。また、注目情報生成部253は、利用割合の値が最も高い検索エンジンが検索エンジン223でない場合は、画像検索を行う検索エンジン222により注目キーワードの検索を行い、検索結果の画像を注目キーワードの検索上位情報とする。
次に、本実施形態の画面遷移制御部260について説明する。本実施形態の画面遷移制御部260は、領域判定部261、検索結果取得部262、ページデータ取得部263を有する。
本実施形態の領域判定部261は、端末装置300に表示されたホーム画面において、タップされた位置が含まれる領域を判定する。具体的には、領域判定部261は、端末装置300から、ホーム画面においてタップされた位置を示す座標等を受け付け、座標等に応じてタップされた位置の領域を判定する。そして領域判定部261は、判定の結果に応じて、ホーム画面の次に表示させる画面が検索結果画面であるか、又はウェブページを表示させる画面であるかを判定する。
検索結果取得部262は、領域判定部261により、ホーム画面の次に表示させる画面が検索結果画面であると判定された場合に、検索処理部220Aにおいて、検索順決定部252により決定された実行順に各検索エンジンを実行させる。そして、検索結果取得部262は、各検索エンジンによる検索結果を取得する。
ページデータ取得部263は、ホーム画面の次に表示させる画面がウェブページを表示させる画面であると判定された場合、該当するウェブページのページデータを取得する。
次に、図13を参照して、本実施形態のデータベース管理部290について説明する。図13は、データベース管理部を説明する図である。
本実施形態のデータベース管理部290は、キーワード分類部330、キーワード管理部340、端末属性管理部350、検索管理部360を有する。
本実施形態のキーワード分類部330と、キーワード管理部340は、主にキーワードデータベース231と、つぶやきデータベース232とを管理する。本実施形態の端末属性管理部350は、主に端末属性データベース233を管理する。検索管理部360は、主に検索管理データベース234を管理する。
本実施形態のキーワード分類部330は、属性分類部331と、スコア付与部332とを有する。属性分類部331は、キーワードに属性を付与する。本実施形態の属性分類部331は、例えばキーワードから遷移したページのドメインに基づき、キーワードに属性を付与しても良い。また、本実施形態の属性分類部331は、例えばハッシュタグに基づきキーワードに属性を付与しても良い。また、本実施形態の属性分類部331は、例えばキーワードから遷移したウェブページの内容に基づきキーワードに属性を付与しても良い。
スコア付与部332は、キーワードが属性に属する程度を示すスコア値を付与する。具体的には、例えばキーワードから遷移したウェブページ内に、このキーワードが多数登場する場合等には、スコア値が高くなる。
本実施形態のキーワード管理部340は、上昇度算出部341、順位更新部342を有する。本実施形態の上昇度算出部341は、キーワードデータベース231及びつぶやきデータベース232の上昇度を算出する。具体的には、例えば上昇度は、あるキーワードについて、前回の一定期間に検索又は書き込みされた回数と、次の一定期間に検索又は書き込みされた回数の差分として示されても良い。順位更新部342は、所定間隔毎に、上昇度が高い順に各キーワードに順位付けを行う。
本実施形態の端末属性管理部350は、動作履歴取得部351、キーワード取得部352、端末属性付与部353、スコア付与部354を有する。
動作履歴取得部351は、端末装置300の検索履歴や閲覧履歴を示す動作履歴を取得する。具体的には、動作履歴取得部351は、検索履歴として端末装置300から入力されたキーワードを取得する。また、動作履歴取得部351は、閲覧履歴として、端末装置300に表示されたウェブページのページデータを取得する。尚、本実施形態では、動作履歴を検索履歴及び閲覧履歴としたが、動作履歴には他の情報を含んでいても良い。
キーワード取得部352は、動作履歴取得部351により取得した検索履歴に含まれるキーワードと、閲覧履歴の中に含まれる単語(キーワード)とを取得する。
端末属性付与部353は、キーワード取得部352により取得されたキーワードに対し、キーワード分類部330による処理を実行し、キーワード毎に属性とスコア値を付与する。そして、端末属性付与部353は、付与されたキーワードが多い属性から順に、所定数の属性を端末装置300の属性とする。
例えば、端末属性付与部353は、端末装置300の動作履歴から取得されたキーワードのうち、属性「スポーツ」が付与されたキーワードが多い場合には、端末装置300の属性は「スポーツ」となる。本実施形態の端末属性付与部353は、端末装置300に、複数の属性を付与するものとした。
スコア付与部354は、キーワード分類部330により、キーワード毎に付与されたスコアを用い、端末装置300に付与された属性にスコア値を付与する。本実施形態のスコア付与部354は、例えば、キーワード取得部352により取得したキーワードのうち、同じ属性が付与されたキーワードのスコア値の合算を、端末装置300の属性のスコア値としても良い。
本実施形態の検索管理部360は、サーバ200で検索されたキーワードについて、キーワードの入力回数と、検索エンジン毎の結果表示回数と、をカウントする。また、検索管理部360は、キーワード毎に利用割合の値を算出する。
次に、本実施形態のサーバ200の動作について説明する。初めに、図14を参照して本実施形態のサーバ200によるホーム画面の画面データの生成処理について説明する。
図14は、サーバによるホーム画面の画面データの生成処理を説明するフローチャートである。図14に示す処理は、主に注目一覧生成部250の処理を示している。
本実施形態のサーバ200は、入力受付部240により、端末装置300からホーム画面の表示要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS1401)。ステップS1401において、表示要求を受け付けていない場合、サーバ200は、表示要求を受け付けるまで待機する。
ステップS1401において、表示要求を受け付けると、サーバ200は、キーワード取得部251により、キーワードデータベース231から、上昇度が高い順に所定個数のキーワードと、対応する属性及びスコア値を抽出する(ステップS1402)。続いてキーワード取得部251は、つぶやきデータベース232から、上昇度が高い順に所定個数のキーワードと、対応する属性及びスコア値を抽出する(ステップS1403)。
続いてキーワード取得部251は、端末属性データベース233を参照し、端末装置300の端末IDと対応する複数の属性と、それぞれのスコア値とを取得する(ステップS1404)。尚、本実施形態では、サーバ200は、端末装置300から表示要求を受け付けた際に、表示要求と共に端末IDを受け取っても良い。
次に、キーワード取得部251は、ステップS1402及びステップS1403で抽出した各キーワードから、属性が端末装置300の属性と一致するキーワードを選択する。そしてキーワード取得部251は、選択したキーワード毎に、キーワードのスコア値と、端末装置300のスコア値とを乗算する(ステップS1405)。
次に、キーワード取得部251は、乗算結果の値が大きい順に、複数のキーワードを抽出する(ステップS1406)。本実施形態では、ステップS1406で抽出された複数のキーワードが、注目キーワードである。ステップS1405とステップS1406の処理の詳細は後述する。
続いて、サーバ200は、検索順決定部252により、ステップS1406で抽出された注目キーワードのうち、1つの注目キーワードを取得する(ステップS1407)。
続いて、検索順決定部252は、検索管理データベース234を参照し、各検索エンジンにおける注目キーワードと対応する利用割合の値を取得する(ステップS1408)。続いて検索順決定部252は、利用割合の高い検索エンジンから順に順位を付与し、検索順情報として保持する(ステップS1409)。ステップS1408とステップS1409の処理の詳細は後述する。
次に、サーバ200は、注目情報生成部253により、検索順が最も高い検索エンジンがニュース情報の検索エンジン223であるか否かを判定する(ステップS1410)。
ステップS1410において、検索エンジン223の検索順が1位であった場合、注目情報生成部253は、検索エンジン223から、注目キーワードの検索結果であるニュース情報を取得する(ステップS1411)。ニュース情報には、ニュースの記事と、ニュースに関連する画像とが含まれても良い。
続いて、注目情報生成部253は、ステップS1407で取得した注目キーワードと、ステップS1411で取得したニュース情報とを対応付けて1つの注目情報とし(ステップS1412)、後述するステップS1415へ進む。
ステップS1410において、検索エンジン223の検索順が1位でない場合、注目情報生成部253は、画像検索を行う検索エンジン222において注目キーワードの検索を行い、検索結果の画像を取得する(ステップS1413)。
続いて、注目情報生成部253は、ステップS1407で取得した注目キーワードと、ステップS1412で取得した画像とを対応付けて、1つの注目情報とする(ステップS1414)。
次に、注目情報生成部253は、ステップS1406で抽出した全ての注目キーワードに対し、ステップS1408からステップS1414までの処理を実行したか否かを判定する(ステップS1415)。すなわち、注目情報生成部253は、全ての注目キーワードに対応する注目情報が生成されたか否かを判定する。
ステップS1415において、全ての注目キーワードに処理が実行されていない場合、サーバ200は、ステップS1407に戻る。
ステップS1415において、全ての注目キーワードに処理が実行されていた場合、サーバ200は、画面データ生成部270により、注目情報の一覧を表示させるホーム画面の画面データを生成する(ステップS1416)。続いて、サーバ200は、画面データ配信部280により、ホーム画面の画面データを端末装置300へ配信し(ステップS1417)、ホーム画面の画面データの生成処理を終了する。
次に、図14のステップS1405とステップS1406の処理について、図8と図10を参照し、具体的に説明する。
ここでは、端末装置300の端末IDを「1」とし、ステップS1402においてキーワードデータベース231か抽出した3つのキーワードに対し、ステップS1405及びステップS1406の処理を行った場合を説明する。
キーワード取得部251は、キーワードデータベース231から、上昇度が高い順に「カレーライス」、「テニス」、「デング熱」を抽出する(図8参照)。「カレーライス」の属性は「飲食店」であり、スコア値は「10」である。「テニス」の属性は「スポーツ」であり、スコア値は「30」である。「デング熱」の属性は「病気」であり、スコア値は「25」である。
また、キーワード取得部251は、端末属性データベース233から、端末装置300の属性として「スポーツ」、「飲食店」、「映画」を取得する(図10参照)。属性「スポーツ」のスコア値は「20」であり、属性「飲食店」のスコア値は「2」であり、属性「映画」のスコア値は「10」である。
ここで、キーワード取得部251は、抽出されたキーワードから、端末装置300と属性が一致するキーワードを選択する。よって、キーワード取得部251は、属性が「飲食店」である「カレーライス」と、属性が「スポーツ」であるキーワード「テニス」とを選択する。
次に、キーワード取得部251は、選択したキーワード毎に、キーワードのスコア値と、端末装置300の属性のスコア値とを乗算する。キーワード取得部251は、キーワード「カレーライス」について、「カレーライス」のスコア値「10」と、端末装置300の属性「飲食店」のスコア値「2」とを乗算し、結果の値として「20」を得る。
同様に、キーワード取得部251は、キーワード「テニス」について、「テニス」のスコア値「30」と、端末装置300の属性「スポーツ」のスコア値「20」とを乗算し、結果の値として「600」を得る。
尚、本実施形態のキーワード取得部251は、例えばステップS1402及びステップS1402で抽出されたキーワードの中に、属性が端末装置300と一致しないキーワードが含まれていた場合、端末装置300の属性のスコア値を「1」として、ステップS1405の処理を行っても良い。
上述の例では、キーワード「デング熱」の属性は「病気」であり、端末装置300の属性と一致しない。よって、キーワード取得部251は、端末装置300の属性のスコア値を「1」として、スコア値の乗算を行う。この場合、「デング熱」のスコア値は「25」であるから、キーワード取得部251は、乗算の結果の値として「25」を得る。
次にキーワード取得部251は、乗算の結果の値が大きい順に、キーワードを抽出する。上述の例では、乗算の結果の値が最も大きいキーワードは「テニス」であり、次に値が大きいキーワードは「デング熱」、その次に「カレーライス」となる。キーワード取得部251は、この3つのキーワードを注目キーワードとする。
本実施形態のキーワード取得部251は、同様の処理をつぶやきデータベース232から抽出したキーワードに対しても行う。
次に、図14のステップS1408とステップS1409の処理について、さらに図11を参照して具体的に説明する。
ここでは、注目キーワードとして、「テニス」、「デング熱」、「カレーライス」が抽出されたものとする。
検索順決定部252は、上記の3つの注目キーワードの中から、例えば「テニス」を取得する。そして、検索順決定部252は、検索管理データベース234を参照し、各検索エンジンにおける注目キーワード「テニス」の利用割合の値を取得する。
検索エンジン221におけるキーワード「テニス」の利用割合の値は、33%である。検索エンジン222におけるキーワード「テニス」の利用割合の値は、17%である。検索エンジン223におけるキーワード「テニス」の利用割合の値は、50%である(図11参照)。
したがって、検索順決定部252は、検索エンジン223を1位、検索エンジン222を2位、検索エンジン221を3位とする検索順を決定する。この検索順は、注目キーワード「テニス」に対応する検索順情報として、記憶領域に保持される。
検索順決定部252は、同様に、注目キーワード「デング熱」、「カレーライス」についても検索順を決定する。
その結果、注目キーワード「デング熱」と対応する検索順情報では、検索エンジン223が1位、検索エンジン221が2位、検索エンジン222を3位となる。また、注目キーワード「カレーライス」と対応する検索順情報では、検索エンジン221が1位、検索エンジン222が2位、検索エンジン223が3位となる。
以上のように、本実施形態のサーバ200では、端末装置300の動作履歴に基づき付与された属性情報を参照し、各端末装置300に対応した複数の注目キーワードを抽出し、注目情報の一覧を生成する。したがって、本実施形態のサーバ200は、端末装置300にホーム画面を表示させる際に、各端末装置300の動作履歴に応じた注目情報の一覧を表示させることができ、端末装置300のユーザの嗜好に合わせたホーム画面を表示させることができる。
図15は、各端末装置の動作履歴に応じたホーム画面の例を示す図である。図15(A)は、端末ID「1」の端末装置300−1に表示されたホーム画面の例を示す図である。図15(B)は、端末ID「2」の端末装置300−2に表示されたホーム画面の例を示す図である。
図15(A)に示すホーム画面31−1では、注目キーワードが「テニス」、「デング熱」、「カレーライス」、「ルパン」である。ホーム画面31−1における注目キーワード「ルパン」は、例えば端末ID「1」の属性「映画」に由来して注目されたものである。
図15(B)に示すホーム画面31−2では、注目キーワードが「テニス」、「デング熱」、「猫」、「カレーライス」である。ホーム画面31−2おける注目キーワード「猫」は、例えば端末ID「2」の属性「動物」に由来して注目されたものである。
このように、本実施形態によれば、ホーム画面に表示させる注目情報の一覧に、ホーム画面の表示要求を行った端末装置300の動作履歴、すなわち、この端末装置300のユーザの嗜好を反映させることができる。
また、注目キーワード「テニス」、「デング熱」のそれぞれは、ニュース情報を検索する検索エンジン223の利用割合の値が最も大きい。したがって、ホーム画面31−1、13−2では、注目キーワード「テニス」、「デング熱」のそれぞれに対応する検索上位情報は、画像とテキストを含むニュース情報の一部となっている。
さらに、注目キーワード「カレーライス」、「ルパン」、「猫」では、利用割合の値が最も大きい検索エンジンは、ニュース情報を検索する検索エンジン223ではない。よって、ホーム画面31−1、13−2では、注目キーワード「カレーライス」、「ルパン」、「猫」のそれぞれに対応する検索上位情報は、画像検索を行う検索エンジン222により各キーワードを検索した結果の画像となる。尚、この場合、検索上位情報として取得される画像は、検索エンジン222の検索結果として先頭に表示される画像である。
以上のように、利用割合に基づき検索エンジンの実行順を決定し、この実行順に、各検索エンジンから取得した検索結果を表示させることで、利用頻度が高い検索エンジンをユーザに提示することができる。
次に、図16を参照して、本実施形態のサーバ200による各種の画面データの生成処理について説明する。
図16は、サーバによる各種画面の画面データの生成処理を説明するフローチャートである。図16に示す処理は、主に画面遷移制御部260の処理を示している。
本実施形態のサーバ200は、入力受付部240により、端末装置300に表示されたホーム画面において、操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1601)。すなわち、入力受付部240は、端末装置300から、次に表示させる画面の画面データの生成要求を受けたか否かを判定する。
ステップS1601において、操作を受け付けていない場合、サーバ200は操作を受け付けるまで待機する。
ステップS1601において、操作を受け付けた場合、サーバ200は、領域判定部261により、操作を受け付けた位置(以下、タップされた位置)が注目情報の表示領域内か否かを判定する(ステップS1602)。ステップS1602において、タップされた位置が注目情報の表示領域内でない場合、サーバ200は、後述する処理Aへ進む。
ステップS1602において、タップされた位置が注目情報の表示領域内である場合、領域判定部261は、操作が注目情報のブックマークへの登録であるか否かを判定する(ステップS1603)。具体的には、領域判定部261は、操作の内容がロングタップであるか否かを判定する。ステップS1603において、ブックマークの登録であった場合、サーバ200は、選択された注目情報をブックマークに登録し(ステップS1604)、ステップS1601に戻る。
ステップS1603らおいて、ブックマークの登録でない場合、領域判定部261は、タップされた注目情報の検索上位情報に画像以外の情報が含まれるか否かを判定する(ステップS1605)。
ステップS1605において、画像以外の情報が含まれない場合、サーバ200は、後述するステップS1608へ進む。
ステップS1605において、画像以外の情報が含まれる場合、領域判定部261は、タップされた位置が注目キーワードの表示領域内であるか否かを判定する(ステップS1606)。
ステップS1606において、注目キーワードの表示領域内でない場合、すなわち、タップされた位置が検索上位情報の表示領域内であった場合、ページデータ取得部263は、注目キーワードによりニュース検索を行う検索エンジン223を検索する。そして、ページデータ取得部263は、検索結果のニュース情報を含むウェブページを表示させる画面データを生成し(ステップS1607)、後述するステップS1614へ進む。
ステップS1606において、キーワードの表示領域内であった場合、検索結果取得部262は、注目キーワードに対応した検索順情報を取得する(ステップS1608)。
続いて検索結果取得部262は、検索順にしたがって、検索処理部220Aの有する複数の検索エンジンを実行する(ステップS1609)。すなわち、検索結果取得部262は、検索順にしたがって、各検索エンジンによる注目キーワードでの検索処理を実行する。
続いて検索結果取得部262は、各検索エンジンから取得した検索結果を取得する(ステップS1610)。
次に、検索結果取得部262は、注目キーワードと対応する特定のウェブページが存在するか否かを判定する(ステップS1611)。具体的には、例えば検索結果取得部262は、注目キーワードが固有名詞や専門用語であるか否かを判定し、固有名詞や専門用語である場合には、注目キーワードの用語解説等が含まれるウェブページが存在するか否かを判定する。用語解説等が含まれるウェブページとは、例えばWikipedia(登録商標)等から得られるウェブページである。
ステップS1611において、該当するウェブページが存在する場合、ページデータ取得部263は、該当するウェブページのページデータを取得する。そして、画面データ生成部270は、該当するウェブページの一部を検索結果の上位に表示させ、その下に検索結果を表示させる画面データを生成する(ステップS1612)。このとき、画面データ生成部270は、各検索エンジンが取得した検索結果を、検索順に表示させるように、画面データを生成する。
ステップS1611において、該当するウェブページが存在する場合、画面データ生成部270は、検索順に検索結果を表示させる画面データを生成する(ステップS1613)。
続いてサーバ200は、画面データ配信部280により、ステップS1607又はステップS1612又はステップS1613で生成した画面データを端末装置300へ配信する(ステップS1614)。
次に、図17を参照して、処理Aについて説明する。図17は、図16に示す処理Aを説明するフローチャートである。
本実施形態のサーバ200は、図16のステップS1602において、タップされた位置が注目情報の表示領域内でない場合、領域判定部261は、操作がブックマーク一覧の表示指示か否かを判定する(ステップS1701)。具体的には、領域判定部261は、タップされた位置が、ブックマーク一覧への切り替え指示を行う切替指示部36であるか否かを判定する。
ステップS1701において、ブックマーク一覧の表示指示であった場合、画面データ生成部270は、ブックマークの一覧を表示させる画面データを生成する(ステップS1702)。
ステップS1701において、ブックマーク一覧の表示指示でない場合、領域判定部261は、操作が表示済み画面の一覧の表示指示か否かを判定する(ステップS1703)。具体的には、領域判定部261は、タップされた位置が、表示済み画面の一覧の表示指示を行う切替指示部37であるか否かを判定する。
ステップS1703において、表示済み画面の一覧の表示指示であった場合、画面データ生成部270は、表示済み画面の一覧を表示させる画面データを生成する(ステップS1704)。ステップS1703において、表示済み画面の一覧の表示指示でない場合、サーバ200は、図16のステップS1601へ戻る。
続いてサーバ200は、画面データ配信部280により、ステップS1702又はステップS1704で生成した画面データを端末装置300へ配信する(ステップS1705)。
本実施形態のサーバ200は、以上の処理により、図2乃至図6で説明した各種の画面を端末装置300に表示させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、端末装置300に、注目キーワードの一覧を表示させる際に、注目キーワードと、注目キーワードと対応する情報の内容を、端末装置300のユーザに視覚的に提示することができ、注目キーワードと対応する情報の内容を容易に把握させることができる。
また、本実施形態によれば、注目キーワードの一覧を表示させる際に、端末装置300のユーザの嗜好を反映された注目情報を表示させることができ、現在注目されている情報の中でも、ユーザが関心を持つ可能性の高い情報を提示することができる。
以上、実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。