JP2016062363A - マニュアル表示制御プログラム、マニュアル表示制御方法及び装置 - Google Patents

マニュアル表示制御プログラム、マニュアル表示制御方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マニュアルを効率的に参照する表示制御プログラム、方法及び装置を提供する。【解決手段】装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付けS10、装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録されたマニュアル内の、問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得しS20、取得した状態情報に基づき、問い合わせを送信した装置が、抽出した問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、抽出した問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力するS30。【選択図】図7

Description

本発明は、マニュアル表示制御プログラム、マニュアル表示制御方法及び装置に関する。
マニュアルは、多くの人が参照するため、汎用的及び網羅的に作成されている。このため、マニュアルの全体量が膨大になり、ユーザがマニュアルを効率的に参照することを困難にする。そこで、ユーザがマニュアルの中から目的の箇所を容易に見つけるための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−194426号公報
しかしながら、マニュアルが分冊されている場合、行いたいオペレーションが複数のマニュアルに跨って説明されることがある。この場合、行いたいオペレーションが記載された部分を見つけるために複数のマニュアルを参照する必要が生じ、複数のマニュアルの内の参照したい部分をピンポイントで見つけることがより困難になる。そのため、ユーザは、マニュアルを参照するために多くの時間を費やし効率が悪くなる。マニュアルが分冊されていない場合であっても、マニュアルの全体量が膨大になると、マニュアル内に点在した参照すべき複数の部分から、行いたいオペレーションの適正な設定手順を見つけることは容易ではない。
そこで、一側面では、本発明は、マニュアルを効率的に参照することを目的とする。
一つの案では、装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録された該マニュアル内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、前記問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得し、取得した前記状態情報に基づき、前記問い合わせを送信した装置が、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、前記装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力する、処理をコンピュータに実行させるマニュアル表示制御プログラムが提供される。
一側面によれば、マニュアルを効率的に参照することができる。
一実施形態にかかるマニュアル表示制御システムの全体構成の一例を示す図。 一実施形態にかかるサーバの機能構成の一例を示す図。 一実施形態にかかるマシン状態テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる索引テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる目次テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかるプロセス依存関係テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかるマニュアル自動作成処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態にかかるマニュアルの表示画面の一例を示す図。 一実施形態にかかる状態情報取得処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態にかかる目次抽出処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態にかかる目次抽出処理を説明するための図。 一実施形態にかかるプロセス依存を説明するための図。 一実施形態にかかるプロセス依存判定処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態にかかるプロセス依存判定処理を説明するための図。 一実施形態にかかるプロセス依存判定処理の結果の一例を示す図。 一実施形態にかかる目次並べ替え処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態にかかる目次並べ替え処理の各テーブルの状態を示す図。 目次並べ替え処理の一実施例を示すフローチャート及び結果の一例を示す図。 一実施形態にかかるマニュアルの表示の一例を示す図。 一実施形態にかかるマニュアルの表示の一例を示す図。 一実施形態にかかるマニュアルの設定手順のリンクの一例を示す図。 一実施形態にかかるサーバのハードウェア構成の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[マニュアル表示制御システムの全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係るマニュアル表示制御システム1の全体構成の一例について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係るマニュアル表示制御システム1は、サーバ10、クライアント機器20a〜20b(以下「クライアント機器20」ともいう。)及びクライアント機器40を有する。サーバ10とクライアント機器20、40とは、ネットワーク30を介して接続されている。サーバ10及びクライアント機器20、40は、サーバ−クライアントシステムを構成する。
サーバ10は、クライアント機器20に所定のサービスを提供する機器である。クライアント機器20は、サーバ10に所定のサービスの提供を要求する。サーバ10は、クライアント機器20の要求に応じた処理を行い、その処理結果を要求したクライアント機器20に返信する。
サーバ10は、例えば、ウェブサーバ10a、アプリケーションサーバ10b、データベースサーバ10c及びその他サーバ10dを有している。ウェブサーバ10aは、クライアント機器20のサイトの閲覧要求に応じて、ウェブブラウザを使用してクライアント機器20が要求するサイトを表示する。
アプリケーションサーバ10bは、OS上で所定のアプリケーションプログラムを実行することにより、クライアント機器20の要求に応じた処理を行い、その処理結果を要求したクライアント機器20に返信する。
データベースサーバ10cは、クライアント機器20からの要求に応じてデータベースの検索処理を行い、その検索結果を要求したクライアント機器20に返信する。
クライアント機器40は、クライアント機器20と同様に、サーバ10に所定のサービスを要求し、要求に応じてサーバ10が行った処理の結果を受ける。
また、クライアント機器40は、サーバ10のオペレーションに関する問い合わせをサーバ10に送信する。サーバ10は、クライアント機器40の問い合わせを受け付け、マニュアルの内の問い合わせの機能に関する部分を抽出し、マニュアルの最適なオペレーション順を特定し、クライアント機器40の画面にマニュアルの最適なオペレーション順を表示する。
[サーバの機能構成]
次に、本実施形態に係るサーバ10の機能構成について、図2を参照しながら説明する。サーバ10は、制御部11、受信部12、取得部13、記憶部14、目次抽出部15、プロセス依存判定部16、目次並び替え部17及び表示制御部18を有する。
制御部11は、サーバ10の全体を制御する。制御部11は、例えば、OSを起動させ、OS上で所定のプログラムを実行し、サーバ10の全体を制御する。
受信部12は、クライアント機器40からオペレーションに関する問い合わせを受信する。オペレーションに関する問い合わせは、ユーザのクライアント機器40を用いた入力操作により特定される。入力操作の際、ユーザの入力は画面上で一文字を入力する度に問い合わせの候補(例えば、目次や索引やFAQ(Frequently Asked Questions))がリストで表示される。ユーザは、表示されたリストから要求する問い合わせを選択する。その他、ユーザが問い合わせにかかる文字列を入力してもよい。
取得部13は、サーバ10のマシン状態情報、ソフトウェアのインストールの有無、ソフトウェアの環境定義情報、運用状態情報、プロセス状態情報等を取得する。記憶部14は、ソフトウェア格納部21、環境定義ファイル21b、22b、23b、マシン状態テーブル24、索引テーブル25、目次テーブル26、プロセス依存関係テーブル27及びマニュアル情報DB(データベース)28を有する。
ソフトウェア格納部21は、サーバ10が提供するアプリケーションプログラム等のプログラム群21a、プログラム群22a及びプログラム群23a・・・を格納する。本実施形態では、プログラム群21aは、ソフトウェアの機能Aを達成するためのプログラムモジュールの集まりの一例である。また、プログラム群22aはソフトウェアの機能Bを達成するためのプログラムモジュールの集まりの一例である。また、プログラム群23aはソフトウェアの機能Cを達成するためのプログラムモジュールの集まりの一例である。
各プログラム群21a、22a、23aには、各機能A、B、Cを達成するための環境定義ファイル21b、22b、23bが関連付けられて登録されている。各プログラム群21a、22a、23aのプロセス状態はプログラムモジュール単位で判定されてもよい。
マシン状態テーブル24は、サーバ10のOSを介して取得したマシン状態情報およびソフトウェアの環境定義情報、運用状態情報、プロセス状態情報等を保管するテーブルである。図3は、一実施形態にかかるマシン状態テーブルの一例を示す。マシン状態テーブル24には、OSから取得したマシン状態情報(サーバ10の状態情報)が格納される。マシン状態情報には、システムパラメータ、デバイス使用率の情報が含まれる。システムパラメータには、共用メモリの最大サイズ等の情報が記憶される。デバイス使用率には、メモリ使用率、ディスク使用率、CPU使用率等が記憶される。デバイス使用率は、メモリ使用率、ディスク使用率、CPU使用率の少なくともいずれかを含む。
また、マシン状態テーブル24は、ソフトウェア格納部21に格納されたプログラムにより達成される機能にかかる環境定義情報及び運用状態情報等を記憶する。なお、マシン状態テーブル24の初期値は、NULLに設定される。
運用状態情報は、各機能のプログラム(ソフトウェア)の運用状態を示す。運用状態情報は、起動中、停止中、使用中又はクライアント接続中のいずれかを示す。プロセス状態情報は、各機能のプログラムのプロセス状態を示す。プロセス状態情報は、使用中又は未使用を示す。
索引テーブル25は、ソフトウェアの全マニュアルの索引データを保管するテーブルである。図4は、一実施形態にかかる索引テーブルの一例を示す。索引テーブル25は、問い合わせに関するオペレーション251毎にマニュアル名252、参照先(リンク付)253、確認が必要なマシン状態254の各情報を記憶する。
目次テーブル26は、最適化されたオペレーションの手順を示すマニュアルの目次を記憶する。目次テーブル26は、後述される本実施形態にかかるマニュアル自動作成処理により、最適化されたオペレーションにかかるマニュアルの目次を表示するために、マニュアルの目次を保管するテーブルである。図5は、一実施形態にかかる目次テーブルの一例を示す。目次テーブル26は、オペレーション順261、オペレーション262、参照先(リンク付)263、表示フラグ264(T:表示、F:非表示)の各情報を記憶する。
プロセス依存関係テーブル27は、プロセス依存の関係がある機能の有無を示すテーブルである。図6は、一実施形態にかかるプロセス依存関係テーブルの一例を示す。プロセス依存関係テーブル27は、機能名271、前提機能272、同時使用273、デバイス使用重要度274の各情報を記憶する。前提機能272の情報は、先にインストール及びセットアップを行う必要がある機能(機能名271が示す機能をインストール及びセットアップする前にインストール及びセットアップを行う必要がある機能)を示す。例えば、機能Bのセットアップは、機能Aのセットアップを行った後に行う必要がある。
同時使用273の情報は、機能名271が示す機能と前提機能272との同時動作が可能かを示す。デバイス使用重要度274は、メモリ、ディスク、CPUのいずれにおいても「KEY1」のとき重要度小、「KEY2」のとき重要度中、「KEY3」のとき重要度大を示す。
マニュアル情報DB28は、サーバ10のオペレーションが記載されたマニュアルを保存するデータベースである。マニュアルに含まれる複数の部分には、サーバ10が満たすべき条件が関連付けて登録されている。サーバ10が満たすべき条件としては、前述したマシン状態情報、環境定義情報、運用状態情報、プロセス状態情報等が挙げられる。
目次抽出部15は、サーバ10のオペレーションが記載されたマニュアルに含まれる複数の部分から、問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出する。マニュアルに含まれる複数の部分、及び問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分は、マニュアルに含まれる複数の部分のいずれかの部分を示す目次であってもよい。マニュアルに含まれる複数の部分のいずれかの部分を示す参照先情報、数字、項目であってもよい。
プロセス依存判定部16は、マニュアルの内の前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を実行する際の前提となるオペレーションがあるかを判定する。
目次並び替え部17は、目次抽出部15が問い合わせにかかるオペレーションが記載された複数の部分を抽出した場合、抽出された複数の部分のマニュアルの内の各部分を実行した場合における異常発生率の低い順に抽出されたマニュアルの複数の部分を並び替える。
表示制御部18は、サーバ10が満たすべき条件を満たさないと判定された、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を出力する。表示制御部18は、問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分をクライアント機器40の画面に表示させる。表示制御部18は、並び替えたマニュアルの複数の部分を出力する。表示制御部18は、適正化されたマニュアルのオペレーションの手順を出力する出力部の一例である。
[マニュアル自動作成処理]
次に、本実施形態に係るマニュアル自動作成処理の一例について図7を参照して説明する。図7は、一実施形態にかかるマニュアル自動作成処理の一例を示すフローチャートである。マニュアル自動作成処理は、図8のクライアント機器40の画面上で、ユーザが次の操作(1)及び(2)を行った場合に開始する。
(1)問い合わせを設定する。
(2)検索ボタンを押し、問い合わせを実行する。
例えば、図8では、ユーザが「機能Bをセットアップする」を問い合わせとして設定し、検索ボタンを押したことに応じて、クライアント機器40が、「機能Bをセットアップする」の問い合わせをサーバ10に送信する。
図7のマニュアル自動作成処理が開始されると、ステップS10において、受信部12は、クライアント機器40からのオペレーションに関する問い合わせを受け付ける。本実施形態では、受信部12が、「機能Bをセットアップする」又は「機能Eをセットアップする」の問い合わせを受け付けた場合を例に挙げて説明する。
次に、ステップS20において、取得部13は、状態情報取得処理を実行する。状態情報取得処理は、図9に示すフローチャートを参照して後述される。次に、ステップS30において、目次抽出部15は、目次抽出処理を実行する。目次抽出処理は、図10に示すフローチャートを参照して後述される。
次に、ステップS40において、プロセス依存判定部16は、プロセス依存判定処理を実行する。プロセス依存判定処理は、図13に示すフローチャートを参照して後述される。次に、ステップS50において、目次並び替え部17は、目次並べ替え処理を実行する。目次並べ替え処理は、図16に示すフローチャートを参照して後述される。次に、ステップS60において、表示制御部18は、問い合わせを送信したクライアント機器40の画面に最適化されたマニュアルを表示させ、本処理を終了する。ステップS60を実行する際、表示制御部18は、機能Bをセットアップする際に必要な設定のうち、設定が完了していない項目の機能のみ表示し、設定が完了している項目の機能は表示しない。すでにセットアップが済んでいる項目の機能は、図11の目次テーブル26の表示フラグ264にて「F」で示され、設定が完了していない項目の機能は表示フラグ264にて「T」で示される。よって、表示制御部18は、問い合わせにかかるオペレーションにおいて、表示フラグ264にて「T」で示された、設定が完了していない、つまり、設定が必要な項目の機能のみを表示する。
図7のマニュアル自動作成処理を実行した結果、図8の(3)に示すように最適化されたマニュアルがクライアント機器40の画面上に表示される。
[状態情報取得処理]
次に、本実施形態に係る状態情報取得処理の一例について図9を参照して説明する。図9は、一実施形態にかかる状態情報取得処理の一例を示すフローチャートである。状態情報取得処理が開始されると、ステップS201において、制御部11は、OSを起動させる。取得部13は、OSを介してマシン状態情報を取得する。これにより、取得部13は、サーバ10におけるシステムパラメータ、メモリ容量、ディスク容量、メモリ使用率、ディスク使用率、CPU使用率等を取得する。
次に、ステップS203において、取得部13は、ソフトウェアの機能毎の環境定義情報、運用状態情報、プロセス状態情報等を取得する。取得部13は、ソフトウェア格納部21に格納されたプログラム毎に関連付けられた環境定義ファイル21b、22b、23bから環境定義情報、運用状態情報、プロセス状態情報等を取得する。
次に、ステップS205において、取得部13は、取得したマシン状態情報、環境定義情報、運用状態情報、プロセス状態情報等の各情報をマシン状態テーブル24に格納し、本処理を終了する。
[目次抽出処理]
次に、本実施形態に係る目次抽出処理の一例について図10を参照して説明する。図10は、一実施形態にかかる目次抽出処理の一例を示すフローチャートである。「機能Bをセットアップする」の問い合わせに対して、目次抽出処理が開始されると、ステップS301において、目次抽出部15は、機能Bの設定(セットアップ)が既に済んでいるかを判定する。目次抽出部15は、機能Bの設定が既に済んでいると判定した場合、本処理を終了する。ステップS301において、目次抽出部15は、機能Bの設定が既に済んでいないと判定した場合、ステップS303に進み、索引テーブル25からマニュアルの内の「機能Bをセットアップする」に関する参照先(目次)を抽出する。
次に、ステップS305において、目次抽出部15は、目次テーブル26に、抽出したすべての参照先を格納する。図11は、目次テーブル26に「機能Bをセットアップする」のすべての参照先とそのリンク情報が格納されている一例を示す。
次に、ステップS307において、目次抽出部15は、図3に示すマシン状態テーブル24のインストールの有無の欄に基づき、機能Bがインストール済かを判定する。目次抽出部15は、機能Bがインストール済であると判定した場合、ステップS309において、目次テーブル26の「機能Bのインストール」の表示フラグを「F」に変更し、ステップS311に進む。図11の(2)には、「機能Bのインストール」の表示フラグ264が「T」から「F」に変更されている状態が示されている。目次抽出部15は、機能Bがインストール済でないと判定した場合、直ちにステップS311に進む。
次に、ステップS311において、目次抽出部15は、マシン状態テーブル24の運用状態情報の欄に基づき、機能Bの運用状態が「クライアント接続中」であるかを判定する。ここでのクライアント接続の有無は、サーバ10が図1のクライアント機器20と接続されているかどうかを判定するものである。
目次抽出部15は、機能Bの運用状態が「クライアント接続中」でないと判定した場合、ステップS313において、目次テーブル26の「機能Bのクライアント切断」、「機能Bのクライアント接続」の表示フラグを「F」に変更し、ステップS315に進む。図11の(3)には、「機能Bのクライアント切断」、「機能Bのクライアント接続」の表示フラグ264が「T」から「F」に変更されている状態が示されている。目次抽出部15は、機能Bの運用状態が「クライアント接続中」であると判定した場合、直ちにステップS315に進む。
次に、ステップS315において、目次抽出部15は、マシン状態テーブル24の運用状態情報の欄に基づき、機能Bの運用状態が「停止中」であるかを判定する。目次抽出部15は、機能Bの運用状態が「停止中」であると判定した場合、直ちにステップS323に進む。目次抽出部15は、機能Bの運用状態が「停止中」でないと判定した場合、ステップS317に進み、マシン状態テーブル24のプロセス状態情報の欄に基づき、機能Bのプロセス状態が「使用中」であるかを判定する。ステップS317において、目次抽出部15は、機能Bのプロセス状態が「使用中」であると判定した場合、ステップS319に進み、目次テーブル26の「機能Bの停止」の表示フラグを「F」に変更し、ステップS323に進む。図11の(4)には、「機能Bの停止」の表示フラグ264が「T」から「F」に変更されている状態が示されている。
ステップS317において、目次抽出部15は、機能Bのプロセス状態が「使用中」でないと判定した場合において、機能Bのプロセスを使用していないときに「機能Bの強制停止」の機能を使用することはない。そこで、その場合、目次抽出部15は、ステップS321に進み、目次テーブル26の「機能Bの強制停止」の表示フラグを「F」に変更し、ステップS323に進む。図11の(5)には、「機能Bの強制停止」の表示フラグ264が「T」から「F」に変更されている状態が示されている。
次に、ステップS323において、目次抽出部15は、マシン状態テーブル24の共用メモリの最大サイズの欄に基づき、システムパラメータの共用メモリの最大サイズを変更する必要があるかを判定する。目次抽出部15は、システムパラメータの共用メモリの最大サイズを変更する必要がないと判定した場合、ステップS325において、目次テーブル26の「共用メモリの最大サイズのチューニング」の表示フラグを「F」に変更し、ステップS327に進む。図11の(6)には、「共用メモリの最大サイズのチューニング」の表示フラグ264が「T」から「F」に変更されている状態が示されている。目次抽出部15は、システムパラメータの共用メモリの最大サイズを変更する必要があると判定した場合、直ちにステップS327に進む。
次に、ステップS327において、目次抽出部15は、マシン状態テーブル24の機能Bの環境定義のポート番号の欄に基づき、機能Bの環境定義のポート番号を変更する必要があるかを判定する。目次抽出部15は、機能Bの環境定義のポート番号を変更する必要がないと判定した場合、ステップS329において、目次テーブル26の「ポート番号の設定」の表示フラグを「F」に変更し、ステップS331に進む。図11の(7)には、「ポート番号の設定」の表示フラグ264が「T」から「F」に変更されている状態が示されている。機能Bの環境定義のポート番号が重複している場合には、目次抽出部15は、機能Bの環境定義のポート番号を変更する必要があると判定し、ステップS331に進む。
次に、ステップS331において、目次抽出部15は、マシン状態テーブル24の機能Bのログ情報の欄に基づき、機能Bのログ情報に異常が発生しているかを判定する。目次抽出部15は、機能Bのログ情報に異常が発生していないと判定した場合、ステップS333において、目次テーブル26の「環境定義情報の異常時の対処」の表示フラグを「F」に変更し、ステップS335に進む。図11の(8)には、「環境定義情報の異常時の対処」の表示フラグ264が「T」から「F」に変更されている状態が示されている。目次抽出部15は、機能Bのログ情報に異常が発生していると判定した場合、ステップS335に進む。
次に、ステップS335において、目次抽出部15は、プロセス依存関係テーブル27の機能名271及び前提機能272の欄に基づき、機能Bと実行時に依存関係にある機能があるかを判定する。図6の例では、機能Bの前提機能として機能Aが存在する。よって、目次抽出部15は、機能Bと依存関係にある機能があると判定し、ステップS337に進み、マシン状態テーブル24の機能Aのインストールの有無の欄に基づき、前提機能である機能Aが設定済みかを判定する。目次抽出部15は、機能Aが設定済みでないと判定した場合、「機能Aをセットアップする」の処理について、「機能Bをセットアップする」と同様の処理(S301〜S339)を実行し、機能Aについての設定を完了する。
目次抽出部15は、ステップS335において機能Bと依存関係にある機能がないと判定した場合、又はステップS337において機能Bの前提機能としての機能Aが設定済であると判定した場合、ステップS341にて処理すべき他の機能があるかを判定する。目次抽出部15は、ステップS341において処理すべき他の機能があると判定した場合、ステップS343において、「機能Bをセットアップする」と同様の処理(S301〜S339)を実行し、本処理を終了する。目次抽出部15は、ステップS341において処理すべき他の機能がないと判定した場合、本処理を終了する。
なお、ステップS335〜S339の処理は、機能Bの前提機能が複数存在する場合には前提機能毎に繰り返し実行される。また、ステップS341、S343の処理は、処理すべき他の機能が複数存在する場合には処理すべき他の機能毎に繰り返し実行される。
[プロセス依存判定処理]
次に、本実施形態に係るプロセス依存判定処理の一例について図13を参照して説明する。図13は、一実施形態にかかるプロセス依存判定処理の一例を示すフローチャートである。プロセス依存判定処理では、プロセス依存判定部16は、問い合わせにかかるオペレーションを実現するための各機能のプロセス上の依存関係を判断し、オペレーションの順番を並び替えてオペレーションの設定手順を最適化する。例えば、図12に示す例は、図6のプロセス依存関係テーブル27の機能名271及び前提機能272の欄に基づき、プロセスの依存関係が示されている。
この例では、ユーザの問い合わせにかかる「機能Eをセットアップする」のメインオペレーションを行うに当たっての前提機能として機能B,C,Dが存在する。つまり、機能Eをセットアップするには、機能B、機能C及び機能Dのセットアップが完了していることが前提条件となる。
また、「機能Bをセットアップする」のサブオペレーションを行うに当たっての前提機能として機能Aが存在する。機能Bをセットアップするためには、機能Aのセットアップが完了していること、及び機能Aと機能Bとを同時に実行することはできないことが前提条件となる。
「機能Aをセットアップする」のサブオペレーションを行うに当たっては、機能Aのセットアップ及び機能Aの運用状態の確認(使用中又は未使用)が必要である。
「機能Cをセットアップする」のサブオペレーションを行うに当たっては、機能Cのセットアップが必要である。「機能Cをセットアップする」ための前提機能及び前提条件はない。「機能Dをセットアップする」のサブオペレーションを行うに当たっては、機能Dのセットアップが必要である。「機能Dをセットアップする」ための前提機能及び前提条件はない。
この結果、プロセス依存判定処理前に目次テーブル26には、図14の(a)に示すオペレーション262が抽出される。つまり、ユーザの問い合わせにかかる「機能Eをセットアップする」ためのオペレーションとして、機能E、機能B、機能C、機能D,機能Aの各機能をセットアップするオペレーションが抽出され、目次テーブル26に記憶される。
この状態において、図13のプロセス依存判定処理が開始されると、ステップS401において、プロセス依存判定部16は、図6のプロセス依存テーブル27の機能名271及び前提機能272の欄に基づき、機能Eに前提機能があるかを判定する。ここでは、機能Eの前提機能として機能B、機能C及び機能Dがある。よって、プロセス依存判定部16は、機能Eに前提機能があると判定し、ステップS403において、目次テーブル26の「機能Bをセットアップする」、「機能Cをセットアップする」、「機能Dをセットアップする」のオペレーション順を「1」に設定する。また、プロセス依存判定部16は、「機能Eをセットアップする」のオペレーション順を「2」に設定し、ステップS405に進む。
この結果、図14の(b)に示すように、目次テーブル26のオペレーション262「機能Eをセットアップする」のオペレーション順には「2」が設定され、「機能B、機能C、機能Dをセットアップする」のオペレーション順には「1」が設定される。なお、プロセス依存判定部16は、機能Eに前提機能がない場合、本処理を終了する。
次に、ステップS405において、プロセス依存判定部16は、プロセス依存テーブル27に基づき、機能Bに前提機能があるかを判定する。図6に示すプロセス依存関係では、機能Bの前提機能として機能Aがある。よって、プロセス依存判定部16は、ステップS405において、機能Bに前提機能があると判定し、ステップS407において、目次テーブル26の「機能Aをセットアップする」のオペレーション順を「1」に設定する。また、プロセス依存判定部16は、機能Bをセットアップする」、「機能Cをセットアップする」、「機能Dをセットアップする」のオペレーション順を「2」に設定し、「機能Eをセットアップする」のオペレーション順を「3」に設定し、ステップS409に進む。なお、プロセス依存判定部16は、機能Bに前提機能がない場合、直ちにステップS409に進む。
この結果、図14の(c)に示すように、目次テーブル26のオペレーション262「機能Eをセットアップする」のオペレーション順には「3」が設定され、「機能B、機能C、機能Dをセットアップする」のオペレーション順には「2」が設定される。また、「機能Aをセットアップする」のオペレーション順には「1」が設定される。
次に、ステップS409において、プロセス依存判定部16は、プロセス依存テーブル27に基づき、機能Cに前提機能があるかを判定する。図6及び図12に示すように、機能Cに前提機能はない。よって、プロセス依存判定部16は、ステップS409において機能Cに前提機能はないと判定し、ステップS413に進む。
なお、プロセス依存判定部16は、ステップS409において機能Cに前提機能があると判定した場合、ステップS411において、目次テーブル26の「機能Cの前提機能をセットアップする」のオペレーション順を「1」とする。また、目次テーブル26に記憶されているその他のオペレーション262のオペレーション順のそれぞれに「1」を加算し、ステップS413に進む。
次に、ステップS413において、プロセス依存判定部16は、プロセス依存テーブル27に基づき、機能Dに前提機能があるかを判定する。図6及び図12に示すように、機能Dに前提機能はない。よって、プロセス依存判定部16は、ステップS413において機能Dに前提機能はないと判定し、ステップS416に進む。
なお、プロセス依存判定部16は、ステップS413において機能Dに前提機能があると判定した場合、ステップS415において、目次テーブル26の「機能Dの前提機能をセットアップする」のオペレーション順を「1」とする。また、プロセス依存判定部16は、目次テーブル26に記憶されているその他のオペレーション262のオペレーション順のそれぞれに「1」を加算し、ステップS416に進む。
次に、ステップS416において、プロセス依存判定部16は、プロセス依存テーブル27の同時使用273の欄に基づき、機能Aと機能Bとは同時使用が可能かを判定する。プロセス依存判定部16は、機能Aと機能Bとの同時使用が可能であると判定した場合、本処理を終了する。一方、プロセス依存判定部16は、機能Aと機能Bとの同時使用が不可能であると判定した場合、ステップS417に進む。
次に、ステップS417において、プロセス依存判定部16は、運用状態が「使用中」であるかを判定する。プロセス依存判定部16は、機能Aの運用状態が「使用中」であると判定した場合、ステップS419において、目次テーブル26の「機能Bをセットアップする」のオペレーション順に「1」を加算する。また、プロセス依存判定部16は、目次テーブル26に記憶されている「機能Bのセットアップ以降にセットアップする機能E」のオペレーション順に「1」を加算し、本処理を終了する。この結果、図14の(d)に示すように、目次テーブル26のオペレーション262「機能Eをセットアップする」のオペレーション順には「4」が設定され、「機能Bをセットアップする」のオペレーション順には「3」が設定される。また、「機能C、機能Dをセットアップする」のオペレーション順には「2」が設定され、「機能Aをセットアップする」のオペレーション順には「1」が設定される。
ステップS417において、プロセス依存判定部16は、機能Aの運用状態が「使用中」でないと判定した場合、本処理を終了する。
以上に説明したように、プロセス依存判定処理は、問い合わせにかかるオペレーションの各プロセスを効率的に実行するために、各機能のプロセス依存関係及び各機能の運用状態を判断することによりオペレーションの順番を並び替える。これにより、問い合わせにかかるオペレーションの最適なオペレーション順をユーザに提示できる。
例えば、図15に示すように、機能Aの運用状態が「使用中」の場合、本処理による最適化前のオペレーション順では、機能Aのセットアップの後に機能Bがセットアップされる。このため、機能Aの使用が終了するまで機能Bをセットアップすることができず、待ち状態となる。一方、本処理による最適化後のオペレーション順では、機能Aのセットアップの後に機能Cがセットアップされる。このため、機能Aの運用状態が「使用中」であっても、機能Cをセットアップすることができ、待ち状態の発生を回避できる。この結果、ユーザは表示されているオペレーション順に従い、問い合わせにかかる機能Eのセットアップ及びその前提機能のセットアップを効率的に実行することができる。
[目次並べ替え処理]
次に、本実施形態に係る目次並べ替え処理の一例について図16を参照して説明する。図16は、一実施形態にかかる目次並べ替え処理の一例を示すフローチャートである。目次並べ替え処理では、目次並べ替え部17が、並べ替え可能なオペレーションの順番を、システム動作中の異常発生率が小さい順に並び替える。
目次並べ替え処理が開始されると、図16のステップS501において、目次並べ替え部17は、目次テーブル26に基づきオペレーション順が同じ複数のオペレーションが存在するかを判定する。目次並べ替え部17は、オペレーション順が同じ複数のオペレーションが存在すると判定した場合、ステップS503において、目次テーブル26に基づき同一のオペレーションのオペレーション順(X:Xは整数)とオペレーション数(N:Nは整数)を特定する。なお、ステップS501において、目次並べ替え部17は、オペレーション順が同じオペレーションが存在しないと判定した場合、ステップS541に進む。
次に、ステップS505において、目次並べ替え部17は、マシン状態テーブル24に基づきメモリ使用率(a)、ディスク使用率(b)、CPU使用率(c)を特定する。次に、ステップS507において、目次並べ替え部17は、プロセス依存テーブル27のデバイス使用重要度274に基づき、オペレーションの機能毎のデバイス使用重要度(メモリ、ディスク、CPU)を特定する。
次に、ステップS509において、目次並べ替え部17は、メモリの使用重要度の大きさを判定する。目次並べ替え部17は、メモリの使用重要度をKEY1(重要度小)と判定した場合、ステップS511において、メモリ使用率(a)に「1」を乗算する。目次並べ替え部17は、メモリの使用重要度をKEY2(重要度中)と判定した場合、ステップS513において、メモリ使用率(a)に「2」を乗算する。目次並べ替え部17は、メモリの使用重要度をKEY3(重要度大)と判定した場合、ステップS515において、メモリ使用率(a)に「4」を乗算する。このようにして、メモリの使用重要度に応じてメモリ使用率(a)に重み付けを行うことで、システムへの負荷を想定するためにメモリ使用率(a)を使用可能とする。例えば、メモリ使用率(a)の値が大きい場合、システムの負荷が高く、システムに異常が発生し易いと判定できる。
次に、ステップS517において、目次並べ替え部17は、ディスクの使用重要度の大きさを判定する。目次並べ替え部17は、ディスクの使用重要度をKEY1(重要度小)と判定した場合、ステップS519において、ディスク使用率(b)に「1」を乗算する。目次並べ替え部17は、ディスクの使用重要度をKEY2(重要度中)と判定した場合、ステップS521において、ディスク使用率(b)に「2」を乗算する。目次並べ替え部17は、ディスクの使用重要度をKEY3(重要度大)と判定した場合、ステップS523において、ディスク使用率(b)に「4」を乗算する。このようにして、ディスクの使用重要度に応じてディスク使用率(b)に重み付けを行うことで、システムへの負荷を想定するためにディスク使用率(b)を使用可能とする。例えば、ディスク使用率(b)の値が大きい場合、システムの負荷が高く、システムに異常が発生し易いと判定できる。
次に、ステップS525において、目次並べ替え部17は、CPUの使用重要度の大きさを判定する。目次並べ替え部17は、CPUの使用重要度をKEY1(重要度小)と判定した場合、ステップS527において、CPU使用率(c)に「1」を乗算する。目次並べ替え部17は、CPUの使用重要度をKEY2(重要度中)と判定した場合、ステップS529において、CPU使用率(c)に「2」を乗算する。目次並べ替え部17は、CPUの使用重要度をKEY3(重要度大)と判定した場合、ステップS531において、CPU使用率(c)に「4」を乗算する。このようにして、CPUの使用重要度に応じてCPU使用率(c)に重み付けを行うことで、システムへの負荷を想定するためにCPU使用率(c)を使用可能とする。例えば、CPU使用率(c)の値が大きい場合、システムの負荷が高く、システムに異常が発生し易いと判定できる。
次に、ステップS533において、目次並べ替え部17は、オペレーション順が同じオペレーションの機能毎のデバイスリスク度を算出する。目次並べ替え部17は、メモリ使用率(a)、ディスク使用率(b)及びCPU使用率(c)を加算することでデバイスリスク度を算出する。なお、目次並べ替え部17は、メモリ使用率(a)、ディスク使用率(b)及びCPU使用率(c)の少なくともいずれかの値からデバイスリスク度を算出してもよい。
次に、ステップS535において、目次並べ替え部17は、動作中にシステムに異常が発生する確率(異常発生率)を低減させるために、デバイスリスク度の小さい順に目次テーブル26のオペレーション順を修正する。
次に、ステップS537において、目次並べ替え部17は、オペレーション順が同じオペレーション(X)の後の順番のオペレーションにオペレーション数(N−1)を加算し、目次テーブル26のオペレーション順を修正する。
次に、ステップS539において、目次並べ替え部17は、オペレーション順を一つずつずらして、ステップS537に戻り、対象となる機能のオペレーション順の修正が終わるまでステップS537〜S541の処理を繰り返す。
次に、ステップS541において、目次並べ替え部17は、目次テーブル26のオペレーション順を昇順に並び替え、本処理を終了する。
(実施例)
上記の目次並べ替え処理の一実施例について図18を参照して説明する。説明の際、図17の(a)に示すマシン状態テーブル24、図17の(b)に示すプロセス依存関係テーブル27、図17の(c)に示す目次テーブル26を参照する。
図18のステップS601では、目次並べ替え部17は、目次テーブル26に基づきオペレーション順(X)が同じ複数のオペレーションが存在するかを判定する。目次並べ替え部17は、オペレーション順(X)が同じ複数のオペレーションが存在しないと判定した場合、ステップS615に進む。目次並べ替え部17は、オペレーション順(X)が同じ複数のオペレーションが存在すると判定した場合、ステップS603において、機能Bのデバイスリスク度を算出する。ここでは、図17の(a)に示す機能Bのデバイス使用率及び図17の(b)に示すプロセス依存関係テーブル27から、この時点における機能Bのデバイスリスク度が430(=80%×4+50%×2+10%×1)と算出される。「80%」はメモリ使用率(a)、「4」は機能Bのメモリの使用重要度、「50%」はディスク使用率(b)、「2」は機能Bのディスクの使用重要度、「10%」はCPU使用率(c)、「1」は機能BのCPUの使用重要度である。
次に、ステップS605において、目次並べ替え部17は、この時点における機能Cのデバイスリスク度を390(=80%×4+50%×1+10%×2)と算出する。
次に、ステップS607において、目次並べ替え部17は、この時点における機能Dのデバイスリスク度を370(=80%×2+50%×4+10%×1)と算出する。
次に、ステップS609において、目次並べ替え部17は、オペレーション順が同じオペレーションの機能毎(機能B、機能C、機能D)のデバイスリスク度の大小関係をチェックする。この結果、デバイスリスク度が高い順から、機能B、機能C、機能Dと判定される。
次に、ステップS611において、目次並べ替え部17は、デバイスリスク度の小さい順(つまり、動作中の異常発生率が低い順)に目次テーブル26のオペレーション順を修正する。その結果、図17の(c)に示すように、「機能Dをセットアップする」のオペレーション順が「2」に修正され、「機能Cをセットアップする」のオペレーション順が「3」に修正され、「機能Bをセットアップする」のオペレーション順が「4」に修正される。
次に、ステップS613において、目次並べ替え部17は、オペレーション順が「4」に修正された「機能Bをセットアップする」のオペレーションの後に実行されるオペレーション順を修正する。この結果、図17の(c)に示すように、「機能Eをセットアップする」のオペレーション順が「5」に修正され、「機能Fをセットアップする」のオペレーション順が「6」に修正される。
次に、ステップS615において、目次並べ替え部17は、目次テーブル26のオペレーション順を昇順に並び替え、本処理を終了する。
例えば、図18の下部に示すように、本処理によるオペレーション順の最適化によれば、処理前後のオペレーション順の「2」、「3」、「4」が「機能B→C→Dのセットアップ」から「機能D→C→Bのセットアップ」に並び替えられる。これにより、動作中の異常発生率が低い順に最適化されたオペレーション順をユーザに提示できる。この結果、ユーザは提示されているオペレーション順に従い、問い合わせにかかる機能Bのセットアップを実行することで、動作中のシステムの異常のリスクを最小限に抑えながら機能Bの設定を実行できる。
なお、本実施形態では、図13にて説明したプロセス依存判定処理によるオペレーション順の並び替え後、図16にて説明した目次並べ替え処理によるオペレーション順の並び替えが行われた。しかしながら、図13のプロセス依存判定処理と図16の目次並べ替え処理とは、必ずしも本実施形態の順番で両方の処理を行う必要はない。例えば図13のプロセス依存判定処理のみを実行することで、問い合わせにかかる機能のセットアップのオペレーション順を最適化してもよい。また、図16の目次並べ替え処理のみを実行することで、問い合わせにかかる機能のセットアップのオペレーション順を最適化してもよい。ただし、本実施形態にて説明したように、図13のプロセス依存判定処理を実行後に図16の目次並べ替え処理を実行することがより好ましい。
[効果の例]
以上に説明したように、本実施形態に係るマニュアル表示制御システム1によれば、その時点でのサーバ10のマシン状態に応じてサーバ10で処理可能なソフトウェアの機能の内から問い合わせにかかる機能の内で設定が完了していない機能の部分を抽出する。そして、抽出された、設定が完了していない機能についてマニュアルのオペレーション順を最適化し、その最適化されたマニュアルのオペレーション順をユーザに提示する。これにより、セットアップが済んでいない機能に関するオペレーションの手順を表示し、すでにセットアップが済んでいる機能に関するオペレーションの手順を表示しない。これにより、ユーザは、効率的に機能の設定を行うことができる。なお、すでにセットアップが済んでいる機能か又は設定が完了していない機能かは、図11の目次テーブル26の表示フラグ264にて判定可能である。
また、本実施形態に係るマニュアル表示制御システム1によれば、問い合わせにかかる機能のセットアップのためのオペレーションを実行するための各機能のプロセス上の依存関係及び各機能の運用状態を判断することによりオペレーション順が並び替えられる。これにより、問い合わせにかかるオペレーションの複数の機能のうちのいずれを先に実行させたら効率的であるかを考慮した最適なオペレーション順をユーザに提示できる。
また、本実施形態に係るマニュアル表示制御システム1によれば、オペレーションの機能毎のデバイス使用重要度(メモリ、ディスク、CPU)に基づき、システムの負荷が低い機能から順にセットアップされる。これにより、動作中のシステムの異常のリスクを最小限に抑えながら機能の設定を実現できる。
例えば、図19及び図20は、本実施形態にかかるマニュアル表示制御システム1により最適化されたマニュアルの表示例を示す。図19の(a)には、サーバ10がクライアント機器20と接続されている場合のマニュアルの表示例が示される。図19の(b)には、サーバ10がクライアント機器20と接続されていない場合のマニュアルの表示例が示される。いずれも、クライアント機器40から「機能Bをセットアップする」との問い合わせを受けた場合のマニュアルの表示例である。
サーバ10がクライアント機器20と接続されている場合、クライアント機器40の画面には、まず、「1.クライアント切断」が表示される。そして、「1.1.クライアントの切断方法」、「1.1.1.クライアントの切断コマンド」の順にマニュアルの該当箇所が示される。
次に「2.停止」が表示され、「2.1.停止方法」、「2.1.1.停止コマンド」の順にマニュアルの該当箇所が示される。3では、任意のマニュアルの該当箇所が示され、次に、「4.起動」が表示され、「4.1.起動方法」、「4.1.1.起動コマンド」の順にマニュアルの該当箇所が示される。次に、「5.クライアント接続」が表示され、「5.1 .クライアントの接続方法」、「5.1.1.クライアントの接続コマンド」の順にマニュアルの該当箇所が示される。
このように、クライアント機器20が接続されている場合、表示されたマニュアルには、クライアント機器20の接続及び切断を含めた複数の項目が適切な順番で表示される。これにより、現在のサーバ10及びクライアント機器20の状態に応じて、ユーザは効率的に必要な機能の設定が可能となる。また、最後に、現在の運用状態と同様な状態に戻すために「5.クライアント接続」まで行うように誘導される。
一方、サーバ10がクライアント機器20と接続されていない場合、クライアント機器40の画面には、まず、「1.クライアント切断」及び「5.クライアント接続」を除く、「2.停止」・・・「4.起動」が順に表示される。そして、各項目についてマニュアルの該当箇所が示される。このように、クライアント機器20が接続されていない場合、「1.クライアント切断」及び「5.クライアント接続」の作業は不要なため、表示されない。
図20は、異なるシステム上で同じ機能を使用してアプリケーションを運用する場合のマニュアルの表示例を示す。図20の(a)には、システムA上で機能Aのアプリケーションを運用する場合のマニュアルの表示例が示される。図20の(b)には、システムB上で機能Aのアプリケーションを運用する場合のマニュアルの表示例が示される。図20の(a)は、一のクライアント機器40から「システムA上で機能Aのアプリケーションを運用する」との問い合わせを受けた場合のマニュアルの表示例である。図20の(b)は、他のクライアント機器40から「システムB上で機能Aのアプリケーションを運用する」との問い合わせを受けた場合のマニュアルの表示例である。図20の(b)では、システムAからの要求に応じて機能Aのソフトウェアを用いた処理が実行中であるため、サーバ10における作業を先に行うようにマニュアルが表示されている。
図20の(a)のシステムA上で機能Aのアプリケーションを運用する場合、クライアント機器40の画面には、まず、「1.クライアントの環境設定」が表示される。そして、「1.1.クライアントの環境設定方法」、「1.2.クライアントアプリケーションの作成方法」の順にマニュアルの該当箇所が示される。
次に「2.サーバの環境設定」が表示され、「2.1.サーバの環境設定方法」、「2.2.サーバアプリケーションの作成方法」の順にマニュアルの該当箇所が示される。次に、「3.アプリケーションの実行」が表示され、「3.1.アプリケーションの実行方法」、「3.1.1.アプリケーションの実行コマンド」の順にマニュアルの該当箇所が示される。
このように、クライアント機器40がシステムA上で機能Aのアプリケーションを運用する場合、クライアント機器40の画面には、「1.クライアントの環境設定」、「2.サーバの環境設定」の順でマニュアルが表示される。
一方、クライアント機器40が、システムB上で機能Aのアプリケーションを運用する場合、図20の(b)に示すように、クライアント機器40の画面には、まず「1.サーバの環境設定」が表示される。そして、「1.1.サーバの環境設定方法」、「1.2.サーバアプリケーションの作成方法」の順にマニュアルの該当箇所が示される。次に、「2.クライアントの環境設定」が表示され、「2.1.クライアントの環境設定方法」、「2.2.クライアントアプリケーションの作成方法」の順にマニュアルの該当箇所が示される。次に、「3.アプリケーションの実行」が表示され、「3.1.アプリケーションの実行方法」、「3.1.1.アプリケーションの実行コマンド」の順にマニュアルの該当箇所が示される。
このように、システムB上で機能Aのアプリケーションを運用する場合、現在、システムAからの要求に応じて機能Aのソフトウェアを用いた処理が実行中であることが考慮される。すなわち、クライアント機器40の画面には、「1.サーバの環境設定」が「2.クライアントの環境設定」の前にオペレーションされるようにマニュアルのオペレーション順が表示される。これにより、現在のサーバ10及び複数のクライアント機器40の状態に応じて、ユーザは要求する機能の設定を効率的に実行できる。なお、図21に示すように、クライアント機器40の画面に表示されたマニュアルの各項目をクリックすると、それぞれのマニュアルの参照先のページが表示されるようになっている。例えば、クライアント機器40の画面に表示された「4.起動」の「4.1起動方法」をクリックすると、マニュアルの「運用ガイド」の「2.1起動方法」のマニュアルの部分が表示される。これにより、ユーザはより効率的に作業を実行することができる。
(ハードウェア構成例)
最後に、本実施形態に係るサーバ10のハードウェア構成例について、図22を参照して説明する。図22は、本実施形態に係るサーバ10のハードウェア構成例を示す図である。以下では、サーバ10を例に挙げて説明する。
図22に示すように、サーバ10は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、及びHDD(Hard Disk Drive)108を備える。各部はバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、サーバ10に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、各種の処理結果を表示する。
通信I/F107は、サーバ10をネットワークに接続するインタフェースである。これにより、サーバ10は、通信I/F107を介して、クライアント機器20、40とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する基本ソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアがある。例えば、HDD108には、マニュアル情報DB28や各種アプリケーションおよび各種テーブルが格納されている。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、サーバ10は、外部I/F103を介して記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD Memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、ネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD108」や「ROM105」など)から、プログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する演算装置である。
上記ハードウェア構成により、本実施形態に係るサーバ10は、最適なマニュアル手順を表示することができる。例えば、CPU106が、ROM105やHDD108内に格納されたデータ及びプログラムを用いてマニュアル自動作成処理、状態情報取得処理、目次抽出処理、プロセス依存判定処理、目次並べ替え処理を実行する。この結果、最適なマニュアル手順をユーザに提示することができる。なお、ソフトウェア格納部21、環境定義ファイル21b、22b、23b、マシン状態テーブル24、索引テーブル25、目次テーブル26、プロセス依存関係テーブル27及びマニュアル情報DB28の情報は、RAM104、HDD108、又はネットワークを介してサーバ10に接続されるクラウド上のサーバ等に格納され得る。
以上、マニュアル表示制御プログラム、マニュアル表示制御方法及び装置を上記実施形態により説明した。しかしながら、本発明にかかるマニュアル表示制御プログラム、マニュアル表示制御方法及び装置は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。また、サーバ10の目次抽出部15、プロセス依存判定部16、目次並び替え部17及び表示制御部18は、ハードウェアにより構成されてもよく、ソフトウェアにより構成されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせて構成されてもよい。
例えば、上記実施形態にかかるマニュアル表示制御システム1の構成は一例であり、本発明の範囲を限定するものではなく、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
例えば、本実施形態に係るマニュアル表示制御システム1に含まれるサーバは、本発明のマニュアル表示制御方法を実行する1台又は2台以上の情報処理装置であり得る。複数台の装置が設置される場合、目次抽出部15、プロセス依存判定部16、目次並び替え部17及び表示制御部18は、複数台の情報処理装置で分散処理され得る。なお、用途や目的に応じて、複数台のうち1台の情報処理装置に選択的にそれら処理機能を集約させてもよい。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録された該マニュアル内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
前記問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得し、
取得した前記状態情報に基づき、前記問い合わせを送信したが、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、
抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、前記装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力する、
処理をコンピュータに実行させるマニュアル表示制御プログラム。
(付記2)
装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
装置のオペレーションが記載されたマニュアルに含まれる複数の部分の内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記マニュアル内の複数の部分のそれぞれを実行した場合における異常発生率の低い順に該抽出されたマニュアルの複数の部分を並び替え、
前記並び替えたマニュアルの複数の部分を出力する、
処理をコンピュータに実行させるマニュアル表示制御プログラム。
(付記3)
前記抽出する処理は、
前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を実行する際の前提となるオペレーションが記載された前記マニュアル内の部分を抽出し、
前記並び替える処理は、
抽出した前記前提となるオペレーションが記載された部分が、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分よりも先の順になるように並び替える、
付記2に記載のマニュアル表示制御プログラム。
(付記4)
前記並び替える処理は、
前記問い合わせにかかるオペレーションの機能又は前記前提となるオペレーションのデバイス使用率及びデバイス使用重要度に基づき前記異常発生率を算出する、
付記2又は3に記載のマニュアル表示制御プログラム。
(付記5)
装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録された該マニュアル内の前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
前記問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得し、
取得した前記状態情報に基づき、前記問い合わせを送信した装置が、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、
抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、前記装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力する、
処理をコンピュータが実行するマニュアル表示制御方法。
(付記6)
装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
装置のオペレーションが記載されたマニュアルに含まれる複数の部分の内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記マニュアル内の複数の部分のそれぞれを実行した場合における異常発生率の低い順に該抽出されたマニュアルの複数の部分を並び替え、
前記並び替えたマニュアルの複数の部分を出力する、
処理をコンピュータが実行するマニュアル表示制御方法。
(付記7)
前記抽出する処理は、
前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を実行する際の前提となるオペレーションが記載された前記マニュアル内の部分を抽出し、
前記並び替える処理は、
抽出した前記前提となるオペレーションが記載された部分が、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分よりも先の順になるように並び替える、
付記6に記載のマニュアル表示制御プログラム。
(付記8)
前記並び替える処理は、
前記問い合わせにかかるオペレーション又は前記前提となるオペレーションのデバイス使用率及びデバイス使用重要度に基づき前記異常発生率を算出する、
付記6又は7に記載のマニュアル表示制御プログラム。
(付記9)
装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付ける受信部と、
前記問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得する取得部と、
装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録された該マニュアル内の前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出する抽出部と、
前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を出力する出力部と、
を有し、
前記抽出部は、
取得した前記状態情報に基づき、前記問い合わせを送信した装置が、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、
前記出力部は、
抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、前記装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力する、
装置。
(付記10)
装置のオペレーションに関する問い合わせを受信する受信部と、
装置のオペレーションが記載されたマニュアルに含まれる複数の部分の内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出する抽出部と、
抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記マニュアル内の複数の部分のそれぞれを実行した場合における異常発生率の低い順に該抽出されたマニュアルの複数の部分を並び替える並び替え部と、
前記並び替えたマニュアルの複数の部分を出力する出力部と、
を有する、装置。
(付記11)
前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を実行する際の前提となるオペレーションが記載された前記マニュアル内の部分を抽出し、抽出した前記前提となるオペレーションが記載された部分が、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分よりも先の順になるように並び替える判定部、
を有する、付記10に記載の装置。
(付記12)
前記並び替え部は、
前記問い合わせにかかるオペレーション又は前記前提となるオペレーションのデバイス使用率及びデバイス使用重要度に基づき前記異常発生率を算出する、
付記10又は11に記載の装置。
1:マニュアル表示制御システム
10:サーバ
20、40:クライアント機器
12:受信部
13:取得部
14:記憶部
15:目次抽出部
16:プロセス依存判定部
17:目次並び替え部
18:表示制御部
21b、22b、23b:環境定義ファイル
24:マシン状態テーブル
25:索引テーブル
26:目次テーブル
261:オペレーション順
262:オペレーション
263:参照先
264:表示フラグ
27:プロセス依存関係テーブル
271:機能名
272:前提機能
273:同時使用
274:デバイス使用重要度
28:マニュアル情報DB

Claims (8)

  1. 装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
    装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録された該マニュアル内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
    前記問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得し、
    取得した前記状態情報に基づき、前記問い合わせを送信した装置が、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、
    抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、前記装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力する、
    処理をコンピュータに実行させるマニュアル表示制御プログラム。
  2. 装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
    装置のオペレーションが記載されたマニュアルに含まれる複数の部分の内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
    抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記マニュアル内の複数の部分のそれぞれを実行した場合における異常発生率の低い順に該抽出されたマニュアルの複数の部分を並び替え、
    前記並び替えたマニュアルの複数の部分を出力する、
    処理をコンピュータに実行させるマニュアル表示制御プログラム。
  3. 前記抽出する処理は、
    前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を実行する際の前提となるオペレーションが記載された前記マニュアル内の部分を抽出し、
    前記並び替える処理は、
    抽出した前記前提となるオペレーションが記載された部分が、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分よりも先の順になるように並び替える、
    請求項2に記載のマニュアル表示制御プログラム。
  4. 前記並び替える処理は、
    前記問い合わせにかかるオペレーション又は前記前提となるオペレーションのデバイス使用率及びデバイス使用重要度に基づき前記異常発生率を算出する、
    請求項2又は3に記載のマニュアル表示制御プログラム。
  5. 装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
    装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録された該マニュアル内の前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
    前記問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得し、
    取得した前記状態情報に基づき、前記問い合わせを送信した装置が、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、
    抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、前記装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力する、
    処理をコンピュータが実行するマニュアル表示制御方法。
  6. 装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付け、
    装置のオペレーションが記載されたマニュアルに含まれる複数の部分の内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出し、
    抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記マニュアル内の複数の部分のそれぞれを実行した場合における異常発生率の低い順に該抽出されたマニュアルの複数の部分を並び替え、
    前記並び替えたマニュアルの複数の部分を出力する、
    処理をコンピュータが実行するマニュアル表示制御方法。
  7. 装置のオペレーションに関する問い合わせを受け付ける受信部と、
    前記問い合わせを送信した装置にかかる状態情報を取得する取得部と、
    装置のオペレーションが記載されたマニュアルであって、装置が満たすべき条件が関連付けて登録された該マニュアル内の前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出する抽出部と、
    前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を出力する出力部と、
    を有し、
    前記抽出部は、
    取得した前記状態情報に基づき、前記問い合わせを送信した装置が、抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記装置が満たすべき条件を満足するか否かを判定し、
    前記出力部は、
    抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分の内の、前記装置が満たすべき条件を満足しないと判定されたオペレーションが記載された部分を出力する、
    装置。
  8. 装置のオペレーションに関する問い合わせを受信する受信部と、
    装置のオペレーションが記載されたマニュアルに含まれる複数の部分の内の、前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分を抽出する抽出部と、
    抽出した前記問い合わせにかかるオペレーションが記載された部分に対応する前記マニュアル内の複数の部分のそれぞれを実行した場合における異常発生率の低い順に該抽出されたマニュアルの複数の部分を並び替える並び替え部と、
    前記並び替えたマニュアルの複数の部分を出力する出力部と、
    を有する、装置。
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