JP2016061914A - 書込み制御装置、画像形成装置、書込み制御方法及びプログラム - Google Patents

書込み制御装置、画像形成装置、書込み制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生産性を維持したまま、作像するページ毎の迅速で確実なパラメータ設定を実現し、システムや印刷条件の変更にも対応容易にする。
【解決手段】プロッタ制御部の処理機能部で使用する各種パラメータの設定値をCPU160によって生成して、パラメータ制御部201のCPUアクセスデータ一時保存領域2012に記憶させ、CPU160が作像の開始を示すトリガ信号をパラメータ制御部201に送信し、そのときCPUアクセスデータ一時保存領域2012に記憶されている設定値を、ラッチデータ一時保存領域2013にラッチして外部メモリ161に1ページ分記憶させることを繰り返して、外部メモリ161に所要ページ数分の設定値を記憶させる。外部メモリ161が記憶している所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、プロッタ制御部が該ページの画像を書き込む際に処理機能部の動作に反映する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、書込み制御装置及びそれを備えた画像形成装置、並びに書込み制御方法とそのプログラムに関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、およびそれらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置として、電子写真方式の画像形成装置が多用されている。このような画像形成装置では、複数ページの画像を連続して形成する場合には、画像形成処理を高速化するために、転写紙間隔(紙間距離)を極力短くして生産性を向上させている。
現在の電子写真方式の画像形成装置は殆どがデジタル式であり、デジタル化された画像データを書込み制御装置によって処理して、レーザダイオード等の光源を有する露光装置を動作させる。その露光装置により、帯電した感光体の表面に光書込みによる潜像を形成する。その静電潜像をトナーによって現像し、そのトナー画像を直接あるいは中間転写体を介して、転写紙などの記録媒体に転写し、定着器によって記録媒体に定着させる。
このような画像形成装置で、種々の転写紙サイズや異なる作像モードによる複数ページの画像形成を連続して行う場合には、それに対応した作像条件等のパラメータを、各ページ毎に書込み制御部に設定しなければならない。
カラー画像形成装置に使用されているタンデム型の画像形成装置では、そのエンジン部を制御するCPUから書込み制御部にパラメータ設定をする機能において、ページ間(紙間)でパラメータを更新するには高い処理速度が要求される。そのため、複数の同一パラメータを2つのレジスタに設定して、ページ間ではその選択信号のみを切替えるパラメータ制御技術(ダブルレジスタシステム)が知られている。
例えば、特許文献1には、用紙に画像情報を書き込むための書込み制御装置において、書込み制御に必要な各種パラメータを設定する記憶部および複数の記憶部群(レジスタ)を有し、その記憶部群を印刷モードに応じて切り替える構成が開示されている。
そのような従来のダブルレジスタシステムによるパラメータ設定について、図9によって簡単に説明する。
このシステムでは、それぞれアドレスを有し、同等の機能を持つレジスタaとレジスタbを用意する。そして、例えば図9の(例1)では、レジスタaにはA4サイズのコピー用のパラメータを設定し、レジスタbにはA3サイズのコピー用のパラメータを設定する。(例2)では、レジスタaにはA4サイズのコピー用のパラメータを設定し、レジスタbにはA4サイズのプリンタ用のパラメータを設定する。
図9における矢印は、転写紙の流れ方向(副走査方向)を示している。また、「コピー」は、スキャナで原稿画像を読み取った画像データによって書込みを行う作像モードであり、「プリンタ」は、パーソナルコンピュータ等の外部装置で作成された印刷データによって書込みを行う作像モードである。
そして、ページサイズ又は作像モードが異なるページの画像形成の直前にレジスタaとレジスタbを切り替える切替レジスタのみを制御することによって、瞬時に作像に反映するレジスタを選択できる。
そのため、例えば、図9の(例2)において、レジスタbに設定したパラメータを反映してA4プリンタの作像中に、レジスタaにA4コピー用のパラメータを設定する。そして、A4コピーの作像を開始する直前に、切替レジスタをレジスタaに設定することによって、レジスタaに設定したパラメータを反映してA4コピーの作像が開始可能になる。
このようなダブルレジスタシステムは、レジスタaとレジスタbのアドレスが交互になっている。
このようなダブルレジスタシステムにおいて、異常終了した場合に、有効なレジスタがレジスタaとレジスタbのどちらなのか不明になる場合がある。そのため、異常時には切替レジスタを一方のレジスタに即時更新して、再スタートする必要がある。
しかし、このような従来のダブルレジスタシステムによるパラメータ制御技術では、選択信号を設定するタイミングだけはページ間を狙う必要がある。そのため、作像中であることを示すアクティブ信号や、作像終了を示す割り込み信号をCPUが検知して、ページ間をモニタするための処理が必要になる。
そのモニタ処理を行うために、信号線を接続したり、割り込みを検知してからページ間(紙間)内にパラメータ設定処理を終了するための高速な演算機能が要求されるため、システムが複雑になるという問題があった。
また、パラメータ設定可能な時間を確保するためにはページ間距離を広げる必要が有り、画像形成装置の生産性が低下するという問題もある。
さらに、複数の同一パラメータの設定値を記憶するため、CPUから制御するために必要な記憶部の選択アドレスが膨大になり、システムが複雑になるという問題もあった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、画像形成装置の書込み制御装置において、生産性を維持したまま、アクティブ信号や割り込み信号を用いない簡易なシステムで、作像するページ毎の迅速で確実なパラメータ設定を実現し、且つシステムや印刷条件の変更にも容易に対応できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、1ページ分毎の画像データを受け取って各種の処理を施し、該処理をした画像データに応じて露光手段を制御して、感光体を露光させて画像を書き込むための書込み制御装置であって、
上記各種の処理を行う処理機能部を設けた書込み制御部と、上記処理機能部で使用する各種パラメータの設定値を生成すると共に、上記書込み制御部を制御する演算制御手段と、その演算制御手段が生成した各種パラメータの設定値を記憶する第1の記憶手段と、その第1の記憶手段に記憶された設定値を1ページ分毎に記憶でき、その記憶できるページ数が可変される第2の記憶手段とを有し、
上記演算制御手段又は外部からトリガ信号を上記書込み制御部に送信したときに、上記第1の記憶手段に記憶されている上記設定値を上記第2の記憶手段が1ページ分記憶することを繰り返して、該第2の記憶手段に所要ページ数分の設定値を記憶し、その所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、上記演算制御手段に制御される上記書込み制御部が該ページの画像を書き込む際に上記処理機能部の動作に反映する。
この発明による書込み制御装置は、予め複数ページ分のパラメータを設定しておくことができ、生産性を維持したまま、アクティブ信号や割り込み信号を用いない簡易なシステムで、作像するページ毎の迅速で確実なパラメータ設定を実現することができ、且つシステムや印刷条件の変更にも容易に対応することができる。
この発明による書込み制御装置を備えた画像形成装置の一実施形態を示すブロック構成図である。 同じくその画像形成装置のエンジン部を構成する機構部の一例を示す概略構成図である。 図1及び図2に示した画像形成装置におけるトリガ信号ラッチシステムによるパラメータ設定を説明するためのタイミング図である。 図1に示したプロッタ制御部200の要部を関連部分と共に示すブロック図である。 同じくそのパラメータ制御部201内のパラメータ設定値の記憶例を示すブロック図である。 同じく外部メモリ161内のパラメータ設定値の記憶例を示すブロック図である。 外部メモリ161内のパラメータ設定値の他の記憶例を示すブロック図である。 外部メモリ161内のパラメータ設定値のさらに異なる記憶例を示すブロック図である。 従来のダブルレジスタシステムによるパラメータ設定例を説明するための図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による書込み制御装置を備えた画像形成装置の一実施形態を示すブロック構成図である。図2はその画像形成装置のエンジン部を構成する機構部の一例を示す概略図である。
この実施形態の画像形成装置100は、図1に示すコントローラ(CTL)150及びページメモリ151と、エンジン部を構成するプロッタ制御部200及びCPU160等並びに図2に示す機構部とを備えている。そして、タンデム型のデジタルカラー複写機、デジタルカラー複合機、カラーファクシミリ装置、カラープリンタ等の画像形成装置を構成している。
〔コントローラと書込み制御装置の概要〕
図1におけるコントローラ150は、外部のパーソナルコンピュータ(以下「PC」と略称する)10で作成され、そこにインストールされているプリンタドライバにより生成された印刷データを、ネットワーク(図示省略)を介して受信する。その印刷データは、例えば、PDL(Page Description Language)などで記述されている。そして、コントローラ150は、受信した印刷データをページメモリ151上で、色毎に画素で構成されるページ単位の画像データの色版(例えば、ビットマップデータ)に変換し、プロッタ制御部200へライン単位で転送する。
このコントローラ150には、CPU及びROM、RAM等で構成されるマイクロコンピュータを備えている。
プロッタ制御部200は書込み制御部であり、CPU160と共に、あるいはさらに外部メモリ161も含めて、この発明による書込み制御装置101を構成している。
書込み制御部であるプロッタ制御部200は、コントローラ150から転送される1ページ分毎の画像データに各処理機能部によって各種の処理を施す。そして、その処理をした画像データに応じて露光手段を制御して、その露光手段によって後述する感光体を露光させて画像を書き込む。
つまり、プロッタ制御部200は、コントローラ150から転送される画像データを発光データとして扱う。露光手段の光源としては、レーザダイオード(LD)181を想定しているが、LEDをアレイ状に配列したラインヘッド(LEDA)182や面発光レーザ(VCSEL)183などを用いることもできる。
プロッタ制御部200は、ビデオ入力部202、ラインメモリ203、画像処理部204、画素カウント部205、スキュー補正部206、ラインメモリ群207、階調変換部208等の各処理機能部、およびパラメータ制御部201を備えている。
また、階調変換部208に代えて、あるいは共に、光源としてラインヘッド182を使用するための配列変換部209、面発光レーザ183を使用するための8B/10B変換部210及びシリアル変換部211も設けてもよい。これらを全て設けておけば、光書込み用の光源としてレーザダイオード、ラインヘッド、面発光レーザの何れを使用する機種にも対応することができる。
なお、プロッタ制御部200の少なくとも各処理機能部は、チャンネル0(ch0)〜チャンネル3(ch3)の4チャンネル(図示省略)を備えており、コントローラ150からページ毎にライン単位で転送される画像データは、色版毎に対応するチャンネルに入力される。
レーザダイオード181とそれを駆動するLDドライバ171、あるいはラインヘッド182とそれを駆動するラインヘッドドライバ172、または面発光レーザ183とそれを駆動するVCSELドライバ173も、各チャンネルに対応して色版毎に設けられる。
この実施形態では、ch0にイエロー、ch1にマゼンタ、ch2にシアン、ch3にブラックの各色版の画像データが入力されるものとするが、これに限定されるものではない。イエロー、マゼンタ、シアンは、加色によってフルカラー画像を形成するための3原色であり、静電潜像を現像する際のトナーの色に対応する。
プロッタ制御部200内には、各処理機能部で使用する各種のパラメータの設定値を記憶し、それを各処理機能部へ伝達するパラメータ制御部201を有している。そのパラメータ制御部201は、外部のCPU160と接続してそれによって制御され、記憶している各種のパラメータを書き換えることができる。通常、パラメータの記憶にはパラメータ制御部201内のSRAMを用いるが、不揮発性RAMやFIFO、FF等を使用してもよい。そのメモリは、後述する第1の記憶手段と第2の記憶手段に相当する各領域を有している。また、外部メモリ161を接続して、記憶領域を拡大したり、機種毎に最適化することもできる。この実施形態のパラメータ制御部201は、色版数が複数のとき、複数の色版の情報をまとめて管理する。
CPU160は、単なる中央処理装置としてのCPUではなく、プログラムメモリであるROM及びデータメモリであるRAM等を含むマイクロコンピュータによる演算制御手段である。そして、このCPU160は、パラメータ制御部201を含むプロッタ制御部200内の各機能部を制御するとともに、図2によって後述する機構部を含むエンジン部の全体を制御する。
そのため、CPU160はパラメータ制御部201を介して、ビデオ入力部202だけでなく、画像処理部204、画素カウント部205、スキュー補正部206、階調変換部208等の各機能部に全て接続されている。しかし、それらの接続線は図示を省略している。
プロッタ制御部200と、このCPU160あるいはさらに外部メモリ161とによって、この発明による書込み制御装置101を構成している。
演算制御手段であるCPU160は、書込み制御部であるプロッタ制御部200内の各処理機能部で使用する各種パラメータの設定値を生成すると共に、プロッタ制御部200全体を制御する。
CPU160が生成した各種パラメータの設定値は、パラメータ制御部201内の第1の記憶手段に記憶される。
パラメータ制御部201内のメモリと外部メモリ161による第2の記憶手段は、第1の記憶手段に記憶された設定値を1ページ分毎に記憶でき、その記憶できるページ数及びパラメータ設定値の色版数が可変される。
CPU160が作像の開始を示すトリガ信号をプロッタ制御部200に送信し、そのとき第1の記憶手段に記憶されている設定値を第2の記憶手段が1ページ分記憶することを繰り返して、第2の記憶手段に所要ページ数分の各色版の設定値を記憶する。その後、第2の記憶手段が記憶している所要ページ数分の各色版の設定値のうちの選択したページ及び色版の設定値を、CPU160に制御されるプロッタ制御部200が、該ページの画像を書き込む際にビデオ入力部202等の処理機能部の動作に反映する。
PC10から印刷動作が指示されると、PC10上のプリンタドライバを介してコントローラ150に画像データが転送される。コントローラ150では、画像データをページメモリ151上でビットマップデータに変換し、1ページ分毎の画像データをプロッタ制御部200のビデオ入力部202に転送する。
プロッタ制御部200では、ビデオ入力部202からフレーム同期信号MFSYNCとライン同期信号MLSYNCが、コントローラ150へ出力される。フレーム同期信号MFSYNCは、ページ先端を示すパルス式の同期信号であり、ライン同期信号MLSYNCは、ライン先端を示すパルス式の同期信号である。
コントローラ150は、フレーム同期信号MFSYNCが入力された後、ライン同期信号MLSYNCの入力タイミングに合わせて、画像データ(DATA)をビデオ入力部202へ転送する。したがって、フレーム同期信号MFSYNCは、画像転送要求信号でもある。
この転送形式には、色版毎に異なるフォーマットを処理できる画像形成方式と、色版間で共通のフォーマットのみを処理する画像形成方式がある。
ビデオ入力部202は、プロッタ制御部200におけるコントローラ150とのインタフェースとなる処理機能部であるが、プロッタ制御部200はコントローラ150と動作クロック周波数が異なる。そのため、転送された画像データをラインメモリ203に一旦格納し、プロッタ制御部200の動作クロックに基づいて画像データをリードする周波数変換を行う。その後、内部パターンを付加したり、トリミング処理等の画像処理を行って、画像処理部204へライン単位で転送する。
なお、ビデオ入力部202での画像処理時に、ジャギー補正のようなラインメモリを必要とする処理を行う場合は、画像処理用のラインメモリを有する。
また、光源としてラインヘッド182を使用する書込み(LEDA書込み)の場合には、面積階調補正も行う。これは、LEDAが2値で副走査に高解像度であることを活かして、1画素を副走査方向に複数ラインに増やし、その中で一部のラインを消灯させることによって、面積階調を実現する制御である。
この補正は、副走査方向に高解像度に変換する直後に実施するのが望ましい。そのため、ビデオ入力部202が、LEDA書込み時に入力画像を副走査方向に高解像度に変換し、その直後に面積階調補正も行なう。
画像処理部204は、ビデオ入力部202からライン単位で入力される画像データに画像処理を施し、スキュー補正部206へライン単位で転送する。
この画像処理部204では、ビデオ入力部202から転送された画像データに重畳するテストパターンや偽造防止用パターンと、プロッタ制御部200が単体で生成する各調整用パターンを生成できる。調整用パターンには、濃度調整用パターン、色ずれ補正用パターン、ブレード捲れ回避用パターン(感光体全露光パターン)の3種類がある。
スキュー補正部206は、画像処理部204から転送される画像データを、スキュー補正用のラインメモリ群207の複数のラインメモリに順次格納し、読み出し対象のラインメモリを画像位置に応じて切り替えながら読み出すことによってスキュー補正処理を行う。
スキュー補正用のラインメモリ群207のライト・リードで周波数変換を行うことも可能である。
画素カウント部205は、画像処理部204によって画像処理されたデータのデータ量を計測する。ここでは、画像転送に重畳されたテストパターンや偽造防止用パターン、プロッタ制御部200が単体で生成する各調整用パターンの画素もカウントできるので、最もトナー消費量に近い画素情報を得ることができる。ただし、光源としてレーザダイオード181を使用する書込みの場合は、階調変換部208での階調変換によってさらに1画素当りのトナー消費量が変化する。そのため、画素カウント部205に入力される画像データに対しても擬似的な階調変換を行うとよい。
スキュー補正部206でスキュー補正を行うときに、ラインメモリ群207からの読み出し後のライン周期を書込み時の1/N(Nは自然数)とし、1つのラインメモリからN回データを読み出すことができる。それによって、スキュー補正後のデータは、書込み時から副走査方向の解像度がN倍になった高密度データになる(倍密処理)。
スキュー補正部206で、スキュー補正+倍密処理された画像データである発光データは、送信する光学系に応じて以下のように転送される。
ここで、光書込み用の光源としてレーザダイオード181を使用する光学系をLD光学系、ラインヘッド182を使用する光学系をラインヘッド光学系、面発光レーザ183を使用する光学系をVCSEL光学系と称する。
・LD光学系
レーザダイオードはPWM変調(高速クロックを用いた時分割の点灯時間制御)により、多値データの発光が可能である。そのため、発光データを階調変換部208へ転送して階調変換を行った後、プロッタ制御部200外のLDドライバ171へ転送する。それによって、LDドライバ171がその発光データに応じてレーザダイオード181を発光させて、光書込みを行う。なお、レーザダイオード(LD)には、シングルLD、マルチLD、LDアレイ等の種類がある。
・ラインヘッド光学系
ラインヘッドのドット配列によっては、配線に応じてデータ配列を変換する必要がある。そのため、発光データを配列変換部209へ転送して配列変換を行った後、プロッタ制御部200外のラインヘッドドライバ172へ転送する。それによって、ラインヘッドドライバ172がその発光データに応じてラインヘッド182を発光させて、光書込みを行う。
配列変換部209による配列変換が1ライン全般に渡るような場合は、ここにもラインメモリ群を配置し、スキュー補正部206でスキュー補正処理された画像データを、そのラインメモリ群に順次格納した後、配列変換をしたデータをリードする。ラインヘッドには、発光ダイオードアレイ(LEDA)の他に、有機ELを使用したものもある。
・VCSEL光学系
発光データを8B/10B変換部210に転送して、データ変換とシンボルコードの付加を行う。8B/10B変換部210で8ビットから10ビットに変換されたデータは、シリアル変換部211でシリアルデータに変換された後、プロッタ制御部200外のVCSELドライバ173へ転送される。そこで発光データが元の8ビットデータに再変換され、その再変換後の8ビットデータに基づいて面発光レーザ(VCSEL)183が発光し、光書込みを行う。
〔画像形成装置の機構部〕
図2は、この画像形成装置100のエンジン部を構成する機構部の一例を示し、LD光学系による露光装置を備えた、タンデム型中間転写方式のデジタルカラー画像形成装置である。
この画像形成装置100のエンジン部は、露光装置102及びタンデム型カラー作像部112と、無端状の中間転写媒体である中間転写ベルト114を含む転写部122等によって構成されている。
露光装置102は露光手段であり、4個の光源としてのレーザダイオードとポリゴンミラーなどの光学要素を含む。タンデム型カラー作像部112は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色用の作像プロセス部(画像形成部)110,108,106,104を備えている。
タンデム型カラー作像部112の各作像プロセス部110,108,106,104は、それぞれ像担持体であるドラム状の感光体(以下「感光体ドラム」という)110a,108a,106a,104aを備えている。その各感光体ドラム110a,108a,106a,104aの回りにはそれぞれ、帯電器110b,108b,106b,104b、現像器110c,108c,106c,104c、および1次転写ローラ110d,108d,106d,104d等が配置されている。
露光手段である露光装置102は、この実施形態ではマルチビーム走査装置である。
そして、図示していない4個の光源部の各レーザダイオードから射出される4本のレーザビームを、偏向器である2段のポリゴンミラー102cによってそれぞれ偏向させ、fθレンズ102bに入射させる。各レーザビームはY,M,C,Bkの各色に対応し、それぞれfθレンズ102bを通過した後、反射ミラー102aで反射される。
その各レーザビームは、WTLレンズ102dを通して整形された後、複数の反射ミラー102eによって再度偏向され、露光のために使用されるレーザビームLとなる。その各レーザビームLが、各作像プロセス部110,108,106,104の感光体ドラム110a,108a,106a,104aの被走査面(以下単に「表面」ともいう)を照射して露光する。
感光体ドラム110a,108a,106a,104aの表面へのレーザビームLの照射は、上述したように複数の光学要素を使用して行われるため、主走査方向および副走査方向に関してタイミング同期が行われる。
なお、「主走査方向」をレーザビームの走査方向と定義し、「副走査方向」を主走査方向に対して直交する方向、この画像形成装置100では感光体ドラム110a,108a,106a,104aが回転する方向、つまりそれらの表面の移動方向と定義する。
各感光体ドラム110a,108a,106a,104aは、アルミニウムなどの導電性ドラム上に、少なくとも電荷発生層と電荷輸送層とを含む光導電層を備えている。
その各光導電層は、コロトロン、スコロトロン、または帯電ローラなどによって構成される帯電器110b,108b,106b,104bにより、それぞれ表面電荷が付与されて帯電される。各感光体ドラム110a,108a,106a,104aの帯電された光導電層の表面は、露光装置102からのレーザビームLによって画像データに応じて露光され、2次元の静電潜像が形成される(画像書込みが行われる)。
なお、その静電潜像および後述するトナー画像の形成は、この実施形態ではY,M,C,Bkの順に開始される。
その感光体ドラム110a,108a,106a,104aの表面上に形成される静電潜像は、各現像器110c,108c,106c、104cにより、それぞれY,M,C,Bkの各色の現像剤であるトナーによって現像され、各色のトナー画像が形成される。
各色のトナー画像は、各感光体ドラムが中間転写ベルト114を挟んでそれぞれ1次転写ローラ110d,108d,106d,104dと対向する1次転写部で、矢示B方向に移動する中間転写ベルト114上にY,M、C,Bkの順に順次重ねて転写される。
各1次転写ローラ110d,108d,106d,104dには、転写バイアス電圧が印加されている。
中間転写ベルト114は、搬送ローラ114a,114b,114cに張架され、一方が駆動ローラである搬送ローラ114a又は114cによって矢示B方向に回動される。その中間転写ベルト114は、その表面にY,M,C,Bkのトナー画像が重ねて転写され、フルカラーのトナー画像を担持した状態で、2次転写部へ搬送される。
2次転写部は、搬送ローラ118a,118bによって矢示C方向に搬送される2次転写ベルト118を含んで構成される。中間転写ベルト114の搬送ローラ114bは2次転写対向ローラの機能も果す。
この2次転写部には、給紙カセットなどの記録媒体収容部128から上質紙、プラスチックシートなどのシート状の記録媒体124が、搬送ローラ126によって供給される。 そして、2次転写対向ローラの役目も持つ搬送ローラ114bに2次転写バイアスを印加して、中間転写ベルト114上に担持されたフルカラーのトナー画像を、2次転写ベルト118上に吸着保持された記録媒体124に転写する。
そのフルカラーのトナー画像が転写された記録媒体124は、2次転写ベルト118の矢示C方向への移動によって定着装置120へ搬送される。
定着装置120は、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどを含む定着ローラ130を含んで構成されていて、トナー画像が転写された記録媒体124を加圧加熱して、そのトナー画像を記録媒体124に定着する。その後、その記録媒体を印刷物132として画像形成装置100の外部へ排出する。
トナー画像を転写した後の中間転写ベルト114は、クリーニングブレードを含むクリーニング部116により転写残留トナーが除去されて、次の画像形成プロセスに備える。
〔パラメータ設定の概要説明〕
この実施形態は、このようなタンデム型の画像形成装置において、図1に示したCPU160からプロッタ制御部200の各部に、各ページ及び各色のパラメータを設定する機能に特徴がある。
要するに、1つのアドレスで管理されたレジスタ(パラメータ記憶部)を用いて、全作像色共通の動作開始信号であるトリガ信号の設定により、レジスタに記憶された全色のパラメータ設定値を、別の記憶領域に1ページ分記憶する。そして、次のトリガ信号の設定では、前ページのパラメータ設定値の記憶を保持したまま次の1ページ分を記憶する。このようにして、その記憶領域に所要ページ数分のパラメータ設定値を記憶させることができる。そして、その各ページの各色の作像開始タイミングで、1ページ、1色ずつ自動でそのパラメータ設定値を書込み制御に反映させる。さらにその記憶領域に記憶できるパラメータのページ数及び色版数を可変にすることが特徴になっている。
この特徴の概要について、図1と図3を用いて詳細に説明する。
図3は、図1及び図2に示した画像形成装置におけるトリガ信号ラッチシステムによるパラメータ設定を説明するためのタイミング図である。
この図3において、Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Bkはブラックの各色を意味し、この4色によるカラー画像を形成する場合の例である。また、(1)〜(4)は、先頭作像色(Y)から最終作像色(Bk)までの間隔に配置可能なページ数が4ページの場合の1ページ目から4ページ目をそれぞれ意味している。
このトリガ信号ラッチシステムは、図1に示したCPU160によるスタートトリガ信号(Start Trigger)の設定時に、それまでにCPU160によって第1の記憶手段に記憶(設定)したパラメータ設定値を、第2の記憶手段に1ページ分記憶させる。
そして、プロッタ制御部200が該当ページの画像を書き込む際に、第2の記憶手段に記憶された当該ページの設定値を、処理機能部(この例では主としてビデオ入力部202)の動作に反映させるシステムである。
上記トリガ信号は、印刷開始前にアサートされる全色共通のトリガ信号であれば、スタートトリガ信号に限らず、例えば外部トリガ信号STIN_Nのアサート時に上述の処理を行なってもよい。しかし、以下の説明では、スタートトリガ信号の設定時、すなわち、CPU160がスタートトリガ信号をプロッタ制御部200に送信したときに行うものとする。
スタートトリガ信号(Start Trigger)は、各チャンネルのプロッタ制御部200の全機能部の作像開始の起点となるトリガ信号である。
そのスタートトリガ信号は、プロッタ制御部200内のパラメータ制御部201及びビデオ入力部202等の各機能部にとって非同期信号なので、ビデオ入力部202で同期化したSTOUT信号を生成する。その同期化したSTOUT信号は色ずれを起こさないように、全色のライン周期の中央付近に設定する。
各色のライン周期は最大で1/2ラインの位相差があるため、STOUT信号のアサートはスタートトリガ信号のアサートから最大で1ライン遅延する。
CPU160は、ビデオ入力部202によってSTOUT信号がアサートされた後、次のページのスタートトリガ信号を送信するまでの間に、次のページの各色Y,M,C,Bk用のパラメータ設定値を、各色用の第1の記憶手段のレジスタに記憶させて設定する。この期間を、図3の最上部において、各スタートトリガ信号(Start Trigger)間に4色分4本の矢印線で示している。なお、図中における「YMCK」の「K」は「Bk」と同じく「ブラック(黒)」を意味している。
例えば「YMCK(2)設定」は、「イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの2ページ目の各パラメータを設定する」ことを意味する。
CPU160が次のページのスタートトリガ信号を送信し、ビデオ入力部202によってSTOUT信号がアサートされると、第1の記憶手段に記憶された各色用の1ページ分のパラメータ設定値を、それぞれ第2の記憶手段に記憶させる。
そして、各チャンネルのビデオ入力部202がMFSYNCをアサートした後、該当ページの各色の画像を作成して書き込む(作像する)際に、第2の記憶手段に記憶された当該ページの各色用の設定値を、その処理動作に反映させる。
MFSYNC(Y),(M),(C),(Bk) は、それぞれ各ページの色毎の作像を開始するトリガ信号であり、PFGATE_N(Y),(M),(C),(Bk) は、それぞれ各色の作像中を示す信号である。
図3における破線は、第1の記憶手段に記憶されたパラメータ設定値を第2の記憶手段に記憶させるラッチタイミングを示す。細い実線は、第2の記憶手段に記憶された当該ページの設定値を、プロッタ制御部200が処理機能部の動作に反映させる反映タイミングを示す。
作像は、イエロー(Y)の1ページ目(1)から開始され、その2ページ目(2)と同時にマゼンタ(M)の1ページ目(1)が開始される。その後、イエロー(Y)の3ページ目(1)と同時に、マゼンタ(M)の2ページ目(2)とシアン(C)の1ページ目(1)が同時に開始される。次いで、イエロー(Y)の4ページ目(4)と同時に、マゼンタ(M)の3ページ目(3)とシアン(C)の2ページ目(2)とブラック(Bk)の1ページ目(1)が同時に開始される。以後、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの1ページずつずれたページの作像が同時に行なわれる。
それによって、図2に示した中間転写ベルト114上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー像が順次重ねて転写されて1ページ毎のカラー画像が形成される。
〔実施形態の詳細説明〕
以下に、上述したこの発明の実施形態の詳細を、図4から図8を参照して説明する。
図4は、図1に示したプロッタ制御部200の要部を関連部分と共に示すブロック図である。図5はそのパラメータ制御部201内のパラメータ設定値の記憶例を、図6は外部メモリ161内のパラメータ設定値の記憶例をそれぞれ示すブロック図である。
図4〜図6において、図1と対応する部分には同一の符号を付している。プロッタ制御部200のビデオ入力部202、ラインメモリ203、画像処理部204等の各処理機能部は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色版毎に設けられている。しかし、この実施形態ではパラメータ制御部201と外部メモリ161は各色共通に設けられている。演算制御手段であるCPU160は勿論共通である。
図4に示すプロッタ制御部200内のビデオ入力部202は、タイミング制御部2021、周波数変換部2022、および面積階調補正部2023を有している。
タイミング制御部2021は、STOUT信号生成部21aと、MFSYNC生成部21bと、待ち時間(Wait)管理部21cを有している。
STOUT信号生成部21aは、CPU160からのスタートトリガ信号(Start Trigger)を、前述したように同期化してSTOUT信号を生成する。
待ち時間(Wait)管理部21cは、4個のカウンタWait Count0〜Wait Count3から成っている。各カウンタは、図3に示した各ページ(1)〜(4)の開始から各色における各ページの設定値の反映までの時間を管理するカウンタである。
Wait Count0:「(1)開始」から各色の「(1)反映」までの時間を管理
Wait Count1:「(2)開始」から各色の「(2)反映」までの時間を管理
Wait Count2:「(3)開始」から各色の「(3)反映」までの時間を管理
Wait Count3:「(4)開始」から各色の「(4)反映」までの時間を管理
図3に示した例では、(1)→(2)→(3)→(4)→(1)・・・、すなわち(1)〜(4)→(1)〜(4)と繰り返し動作する。これを「トグル動作」と称す。
待ち時間管理部21cもそれに対応するように、STOUT信号生成部21aからSTOUT信号が入力する毎に、Wait Count0→Wait Count1→Wait Count2→Wait Count3→Wait Count0・・・と順次切り替わるトグル動作をする。
MFSYNC生成部21bは、STOUT信号生成部21aからSTOUT信号が入力すると、待ち時間管理部21cのそのとき切り替わったカウンタをセレクトし、そのカウンタで管理される時間だけ待ってフレーム同期信号MFSYNCを生成する。フレーム同期信号MFSYNCは、各ページの色版毎の作像を開始するトリガ信号である。ビデオ入力部202では、各ページの各ラインの書込みを開始するトリガ信号であるライン同期信号MLSYNCも発生する。
そして、そのフレーム同期信号MFSYNCとライン同期信号MLSYNCをコントローラ150に出力する。それによって、コントローラ150は、フレーム同期信号MFSYNCが入力した後、ライン同期信号MLSYNCの入力タイミングに合わせて、画像データDATAをビデオ入力部202へ転送する。
このとき、コントローラ150は、フレームゲート信号FGATEとラインゲート信号LGATEもビデオ入力部202へ送り、画像データDATAと共に周波数変換部2022へ入力させる。
プロッタ制御部200はコントローラ150と動作クロック周波数が異なる。そのため、周波数変換部2022は、コントローラ150から転送された画像データDATAをラインメモリ203に一旦格納し、ビデオ入力部202すなわちプロッタ制御部200の動作クロックに基づいて、画像データをリードする周波数変換を行う。
また、光源としてラインヘッド182を使用する書込み(LEDA書込み)を行う場合には、面積階調補正部2023によって面積階調補正も行ってから、その画像データDATAを画像処理部204へ送る。これは、LEDAが2値で副走査に高解像度であることを活かして、1画素を副走査方向に複数ラインに増やし、その中で一部のラインを消灯させることによって、面積階調を実現する制御である。
しかし、LEDA書込み以外の場合には、面積階調補正部2023は動作せず、入力する画像データDATAをそのまま出力して画像処理部204へ送る。
画像データDATAと共に、フレームゲート信号FGATEとラインゲート信号LGATEも、周波数変換部2022から面積階調補正部2023を通して画像処理部204へ送られる。画像処理部204以降の各処理機能部については、ここでは説明を省略する。
ビデオ入力部202は、STOUT信号をパラメータ制御部201へ送る。そして、パラメータ制御部201のステータスデータ(Status Data)を、CPU160の制御によってリードし、パラメータ設定値によるコントロールデータ(Control Data)を取り込む。
パラメータ制御部201は、CPU(演算制御手段)160から、読み書きのアドレス信号(Address R/W)とチップセレクト信号(Chip Select)を受信する。また、リードイネーブル信号(Read Enable)又はライトイネーブル信号(Write Enable)を受信して、CPU160との間でデータ(Data R/W)を読み書きする。
また、この実施形態ではパラメータ制御部201に外部メモリ161を接続しており、パラメータ制御部201から外部メモリ161へ読み書きのアドレス信号(Address R/W)を送り、ラッチデータ(Latch Data R/W)を読み書きする。
CPU160は、プロッタ制御部200内の全ての処理機能部を制御するため、その制御対象とする処理機能部をチップセレクト信号によって選択するようにしているが、ここではパラメータ制御部201とビデオ入力部202以外については説明を省略する。
次に、この実施形態におけるパラメータ設定の具体例を図5及び図6によって説明する。パラメータ制御部201内には、図5に示すようにCPUインタフェース2011、CPUアクセスデータ一時保存領域2012、ラッチデータ一時保存領域2013、ラッチデータR/W制御部2014、およびラッチセレクトカウンタ2015が設けられている。
CPUアクセスデータ一時保存領域2012は、CPU160が生成した各種パラメータの設定値を記憶する第1の記憶手段である。ラッチデータ一時保存領域2013は、第1の記憶手段に記憶されている設定値を1ページ分記憶する第2の記憶手段である。これらには、SRAMやFIFO、不揮発性RAM等のメモリが使用される。
外部メモリ161もSRAMやFIFO,不揮発性RAM等のメモリであり、ラッチデータ一時保存領域2013と共に第2の記憶手段を構成している。この外部メモリ161は、記憶できるパラメータ設定値のページ数及び色版数を可変することができる。
図6は外部メモリ161内のパラメータ設定値の記憶例を示し、4色印刷で、はがきサイズ4ページ分のパラメータ設定値を記憶させた場合の例を示している。
これは、中速A4対応機種でのはがき(横)印刷を想定し、スタートトリガ信号で起動し、図2に示したエンジン部による4色のタンデム印刷の場合であり、1機能に対して4アドレスのパラメータを設定する。
例えば、最大ドラム間距離:500mm、紙サイズ:107mm、紙間:50mmであり、配置可能ページ数は3となり、4ページ分の記憶が必要になる。
図5に示すCPU160からの各信号及びデータは、CPUインタフェース2011を通してパラメータ制御部201に入力して、その各部を制御すると共に、そこから各処理機能部も制御する。
CPUアクセスデータ一時保存領域2012には、この例ではアドレス000、アドレス010〜043(4アドレス×4)及びアドレス100の各記憶領域(レジスタ)があり、CPU160はこれらに直接アクセスして、データを読み書きできる。
アドレス000はスタートトリガのレジスタであり、CPU160が“1”を設定するとスタートトリガ信号がアサートして、それが前述したビデオ入力部202のタイミング制御部2021へ送られる。その後すぐに自動で“0”に戻る。
アドレス010〜043は1ページの各パラメータを設定するレジスタであり、「トリガ信号ラッチレジスタ」とも称す。この例では、4種類のパラメータをそれぞれY,M,C,Bkの4色分ずつ設定するため、2ワード×16アドレスの記憶容量を持っている。
図5に示す具体的な例では、MFSYNC副走査遅延量、ラッチ信号副走査遅延量、MFSYNC主走査出力位置、およびMFSYNC出力イネーブルの4種類の各色のパラメータを設定するレジスタである。これらは、それぞれ各色用のビデオ入力部202で使用されるパラメータであり,その各データ(情報)を、CPU160によって書き込まれて記憶し、一時保存する。
CPU160がこれらのパラメータを設定する上述したトリガ信号ラッチレジスタは、個々にラッチのON/OFFを切替え設定可能であり、初期値はON(ラッチ可)である。OFF(ラッチ不可)設定にしたときは、CPU160がそのレジスタに設定したパラメータ値が、リアルタイムで対応する色の画像生成に反映される。
CPUアクセスデータ一時保存領域2012のアドレス100はラッチデータリードバックトリガのレジスタであり、CPU160が必要なときに“1”を設定する。その後自動で“0”に戻る。ラッチデータリードバックトリガが“1”になると、ラッチデータ一時保存領域2013の各データをCPUアクセスデータ一時保存領域2012に上書きする(書き戻す)。この機能は、後述する異常終了時等に使用される。
CPU160がスタートトリガのレジスタを“1”に設定し、各色共通のスタートトリガ信号がアサートすると、それがパラメータ制御部201からビデオ入力部202へ入力する。そこで直ちにSTOUT信号が生成されて、それがパラメータ制御部201に入力する。
そのSTOUT信号をラッチ信号として、CPUアクセスデータ一時保存領域2012のアドレス010〜043の各レジスタに記憶されている設定データを、ラッチデータ一時保存領域2013のラッチテンプ010〜043に上書き(コピー)して記憶する。これを「ラッチ」と称す。
この例では、ラッチデータ一時保存領域2013も、CPUアクセスデータ一時保存領域2012のアドレス010〜043と同じ4種類のパラメータをそれぞれ4色分ずつラッチして記憶するため、2ワード×16アドレスの記憶容量を持っている。
そのラッチデータ一時保存領域2013に上書きされた各設定データを、CPU160に制御されるラッチデータR/W制御部2014が、ラッチセレクトカウンタ2015によって選択された、外部メモリ161のラッチデータ保存領域に上書きして記憶させる。
図5に示すラッチセレクトカウンタ2015は、STOUT信号が入力する度にカウントアップするカウンタであり、ラッチデータR/W制御部2014によってその最大カウント値が可変設定される。例えば、この例では最大カウント値が「3」に設定され、「0」〜「3」までカウントして、その次は「0」に戻る。最大カウント値が「1」に設定されると、「0」と「1」のカウントを繰り返す。
この例では、ラッチデータR/W制御部2014は、ラッチセレクトカウンタ2015のカウント値が「0」のときは、図6に示す外部メモリ161のラッチデータ保存領域〔0〕(ラッチデータ01〜16)を選択する。カウント値が「1」のときはラッチデータ保存領域〔1〕(ラッチデータ17〜32)を、「2」のときはラッチデータ保存領域〔2〕(ラッチデータ33〜48)を、「3」のときはラッチデータ保存領域〔3〕(ラッチデータ49〜64)をそれぞれ選択する。
この例の外部メモリ161は、次のA〜Dの4種類×4色×4ページ分のパラメータ設定値を記憶できるように、2ワード×64アドレスの記憶容量を持っている。
A:MFSYNC副走査遅延量設定データ
B:ラッチ信号副走査遅延量設定データ
C:MFSYNC主走査出力位置設定データ
D:MFSYNC出力イネーブル設定データ
最初は、ラッチセレクトカウンタ2015のカウント値が「0」に戻るため、ラッチデータ一時保存領域2013に一時保存されたパラメータの設定値を、外部メモリ161のラッチデータ保存領域〔0〕に上書き(コピー)して保存する。
また、ラッチデータ一時保存領域2013のラッチテンプ010〜043に一次保存された各パラメータの設定値は、CPU160によって制御される各色版用のビデオ入力部202によって読み出され、そのページの作像処理に反映される。その反映タイミングは、各色用のビデオ入力部202のMFSYNC生成部21bで、それぞれフレーム同期信号MFSYNCが生成された時点からである。
これは、図4に示したビデオ入力部202内のタイミング制御部2021のMFSYNC生成部21bと待ち時間管理部21cの機能によって実現する。
待ち時間管理部21cのカウンタのセットは色版毎に存在する。そのため、最大で5色×4ページの場合は20個のカウンタ(Wait Count)が存在する。
ここでは、4色で4ページの画像を順次繰り返し作像する場合、待ち時間管理部21cの各色版用のWait Count0〜3を使用する例で説明する。
STOUT信号生成部21aがSTOUT信号を生成すると同時に、まず、待ち時間管理部21cのWait Count0〜3 のどれを使用するかを、MFSYNC生成部21bの「Wait Count Select」の値で判断する。
例えば、「Wait Count Select」が「0」ならば、Wait Count0 を使用する。4色印刷時の場合、各色版用のカウンタWait Count0(Y)、Wait Count0(M)、Wait Count0(C)、Wait Count0(Bk)が、各色の反映タイミングまでの待機時間に相当する初期値をロードして、カウントを開始する。カウント動作はダウンカウントであり、各Wait Count0 のカウント値が「0」に達した瞬間に、設定データを反映する。これにより、ラッチは共通のタイミングで、反映は各色でずらすことが可能になる。
なお、図5に示すラッチデータR/W制御部2014は、MFSYNC生成部21bの「Wait Count Select」の値を参照し、その値に「1」を加算したページに該当するラッチデータ保存領域を、外部メモリ161内の各ページのラッチデータ保存領域から選択する。そして、その記憶データを読み出して、ラッチデータ一時保存領域2013に上書きし、それをビデオ入力部202等の各処理機能部の動作に反映する。
このように、ラッチ時と反映時で、待ち時間管理部21cのカウンタ「Wait Count」と外部メモリ161内の「ラッチデータ保存領域」の紐付けをずらすことによって、書込みと読み出しのラッチデータ保存領域が重複しないようにしている。
そのため、この実施形態では、1ページ目から4ページ目までの各ページのパラメータ設定値が、CPU160によってCPUアクセスデータ一時保存領域2012に順次設定される毎にスタートトリガ信号がアサートされる。それによってSTOUT信号がパラメータ制御部201に入力する度に、1ページ分のパラメータ設定値がラッチデータ一時保存領域2013に上書き保存される。
そのラッチデータ一時保存領域2013に一時保存されたパラメータ設定値が、各色版用のビデオ入力部202によって、当該ページの作像処理に反映されると共に、外部メモリ161の各ラッチデータ保存領域〔0〕〜〔3〕に、順次上書き(コピー)されて保存される。
したがって、この実施形態では図6に示すように、第2の記憶手段の外部メモリ161のラッチデータ保存領域〔0〕〜〔3〕に、それぞれ機能A〜Dで示す4種類のパラメータ設定値が、Y,M,C,Bkの4色分ずつ4ページ分記憶される。
このような動作を繰り返すことによって、外部メモリ161のラッチデータ保存領域〔0〕には、1,5,9,・・・ページ目の4種類(各4色分)のパラメータ設定値が順次上書きされて記憶されていく。同様に、ラッチデータ保存領域〔1〕には、2,6,10,・・・ページ目、〔2〕には、3,7,11,・・・ページ目、〔3〕には、4,8,12,・・・ページ目の4種類(各4色分)のパラメータ設定値が、それぞれ順次上書きされて記憶されていく。
すなわち、ラッチデータ保存領域〔0〕には(4n+1)ページ目、〔1〕には(4n+2)ページ目、〔2〕には(4n+3)ページ目、〔3〕には(4n+4)ページ目の各パラメータ設定値が順次上書きされる。nは自然数(0,1,2,3,・・・)である。
また、外部メモリ161に所要ページ数分(この例では4ページ分)の各パラメータ設定値を保存した後、その所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、そのページの画像を書き込む際に各色の作像に反映させることができる。
その場合は、図5に示したラッチデータR/W制御部2014が、ラッチセレクトカウンタ2015のカウント値に応じて外部メモリ161のラッチデータ保存領域を順次選択し、そこに保存されている設定値を、ラッチデータ一時保存領域2013へ書き戻す。
その際に、ラッチデータR/W制御部2014から外部メモリ161へ、ラッチレフレクトフラグ(Latch Reflect Flag)を送る。
ラッチデータR/W制御部2014による外部メモリ161内のラッチデータ保存領域〔0〕〜〔3〕の選択は、対象ページが(4n+1)、(4n+2)、(4n+3)、(4n+4)のいずれのページかを判断して行うこともできる。
ラッチデータ一時保存領域2013へ書き戻された各パラメータ設定値は、各色版用のビデオ入力部202がアクセスして、それを処理機能に反映することができる。
異常終了時には、図5に示したラッチセレクトカウンタ2015がリセットされる。そのため、復帰時には、CPU160は1ページ目の印刷開始前と同様のパラメータ設定を、CPUアクセスデータ一時保存領域2012の各レジスタに行えばよい。
しかし、ジャム発生時や印刷中のマシン異常発生による画像書込み中断時には、CPUアクセスデータ一時保存領域2012のレジスタ設定値と、画像生成に反映されているラッチデータ一時保存領域2013の保存データとが異なっている。そのため、画像書込み中断時の動作解析が困難になる。そこで、CPU160がラッチデータリードバックトリガに“1”を設定し、ラッチデータ一時保存領域2013の保存データをCPUアクセスデータ一時保存領域2012に上書きさせ、CPU160がそれをリードして参照可能にする機能を有する。
なお、外部メモリ161を使用せずに、パラメータ制御部201内、あるいはプロッタ制御部200内のどこかにラッチデータ保存領域〔0〕〜〔3〕に相当する保存領域も設けるようにしてもよい。このラッチデータ保存領域はどこにあってもよく、その形態にこだわらない。他の例についても同様である。
また、スタートトリガ信号をアサートするレジスタのみを各色共通にして、それ以外の第1の記憶手段であるCPUアクセスデータ一時保存領域と、第2の記憶手段であるラッチデータ一時保存領域及び外部メモリに相当するラッチデータ保存領域を、色版毎に個別に設けてもよい。
図7は、外部メモリ161内のパラメータ設定値の他の記憶例を示すブロック図である。これは、高速A3対応機を想定し、スタートトリガ信号を用いて起動し、特殊色を含む5色印刷で、A3サイズ2ページ分のパラメータ設定値を記憶させる。この場合、1機能に対して5アドレスのパラメータを用いる。
特殊色を含む5色印刷のカラー画像形成装置は、図2に示したタンデム型カラー作像部112に、作像プロセス部をもう1色分設け、露光装置102の光学系及び書込み装置の処理チャンネルも、それぞれ1色分追加する必要がある。
例えば、最大ドラム間距離:500mm、紙サイズ:420mm、紙間:80mmであり、配置可能ページ数は1となるので、2ページ分の記憶が必要になる。
この場合も、外部メモリ161は2ワード×64アドレスの記憶容量を持っている。
しかし、ラッチデータ01〜30のラッチデータ保存領域〔0〕には、奇数ページ目のパラメータ設定値を順次上書きして保存し、ラッチデータ33〜62のラッチデータ保存領域〔1〕には、偶数ページ目のパラメータ設定値を順次上書きして保存する。ラッチデータ31,32,63,64のアドレスは使用しない。
各ページのパラメータは、次のA〜Fの6獣類×5色の設定値である。
A:MFSYNC副走査遅延量設定データ
B:ラッチ信号副走査遅延量設定データ
C:ダミーFGATE遅延生成イネーブル設定デ−タ
D:ダミーFGATE副走査遅延量設定データ
E:MFSYNC主走査出力位置設定データ
F:MFSYNC出力イネーブル設定データ
この場合、図5に示したCPUアクセスデータ一時保存領域2012及びラッチデータ一時保存領域2013も、外部メモリ161の1ページ分と同じ、6種類×5色のパラメータ設定値を記憶するため、2ワード×30アドレス以上の記憶容量を持つ必要がある。
また、この場合のラッチデータR/W制御部2014は、ラッチセレクトカウンタ2015の最大カウント値を「1」に設定する。そして、ラッチセレクトカウンタ2015のカウント値が「0」のときは外部メモリ161のラッチデータ保存領域〔0〕を選択し、カウント値が「1」のときはラッチデータ保存領域〔1〕を選択して、パラメータ設定値の上書き又は書き戻しを行う。
ラッチデータR/W制御部2014による外部メモリ161内のラッチデータ保存領域の選択は、対象ページが奇数ページか偶数ページかを判断して行うこともできる。
ラッチデータ一時保存領域2013に記憶されているパラメータ設定値は、各色版用のビデオ入力部202によって、前述したように、その色版の各ページの反映タイミングでアクセスして、その動作に反映することができる。
図8は、外部メモリ161内のパラメータ設定値のさらに異なる記憶例を示すブロック図である。この図は、前述した例の図5と図6をまとめた図に相当する。
この例は、低速A3対応機種を想定し、FSYNC信号を用いて起動する例であり、特殊色を含む5色印刷で、A3サイズ1ページ分のパラメータ設定値を記憶させた場合を示している。FSYNC信号による起動なので、最大ドラム間距離に関わらず記憶するページ数は1である。その分多くの種類のパラメータ設定値を記憶することが可能になる。
FSYNC信号は、図1によって前述したVCSEL光学系を露光手段として使用する場合に、そのVCSELドライバ173が生成する各ページの色版毎の発光開始タイミング信号を、外部端子を通じてプロッタ制御部200に送信する。
そして、図8に示したCPUアクセスデータ一時保存領域2012′に設定された各パラメータの設定データを、ラッチデータ一時保存領域2013′にラッチするためのトリガ信号(ラッチ信号)として、全色共通のSTOUT信号に代えて、色版毎のFSYNC信号を使用する。
この場合も、外部メモリ161は2ワード×64アドレスの記憶容量を持っている。
しかし、ラッチデータ01〜30と33〜62のラッチデータ保存領域に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)及び特殊色の各色版用のパラメータ設定値を1ページ分のみ、順次上書きして保存する。ラッチデータ31,32,63,64のアドレスは使用しない。
各色版用の1ページ分のパラメータは、次のA〜Lの12種類の設定値である。
A:MFSYNC副走査遅延量設定データ
B:ラッチ信号副走査遅延量設定データ
C:ダミーFGATE遅延生成イネーブル設定デ−タ
D:ダミーFGATE副走査遅延量設定データ
E:MFSYNC主走査出力位置設定データ
F:MFSYNC出力イネーブル設定データ
G〜L:何れも複数機能部で使用するデータ
この場合、パラメータ制御部201のCPUアクセスデータ一時保存領域2012′及びラッチデータ一時保存領域2013′には、上記1ページ分の12種類のパラメータ設定値を1色分ずつ順次記憶する。また、パラメータ制御部201は、VCSELドライバ173からFSYNC信号を受信すると、色版毎のスタートトリガ信号を図4に示したビデオ入力部202へ送る。
CPUアクセスデータ一時保存領域2012′には、スタートトリガを設定するレジスタは不要になり、アドレス010〜021のレジスタに、上記1ページ分の12種類のパラメータ設定値の1色分がCPU160によって設定される。アドレス200がラッチレジスタリードバックトリガのレジスタになる。
そして、FSYNC信号が入力するとそれをラッチ信号として、CPUアクセスデータ一時保存領域2012′のアドレス010〜021に設定された各設定値を、ラッチデータ一時保存領域2013′のラッチテンプ010〜021にラッチして一時保存する。
この、ラッチデータ一時保存領域2013′にラッチされた各パラメータ設定値を、その色版用のビデオ入力部202が参照して作像動作に反映することができる。
また、ラッチデータ一時保存領域2013′にラッチされた1色分のパラメータ設定値を、ラッチデータR/W制御部2014′が、ラッチセレクトカウンタ2015′のカウント値に応じた外部メモリ161の記憶領域にコピーして記憶させる。
この場合のラッチセレクトカウンタ2015′は、FSYNC信号が入力する毎に0〜4を循環してカウントする。1ページの最初の色版のFSYNC信号が入力したときは、フルカウントの「4」から「0」に戻る。
そして、ラッチデータR/W制御部2014′は、ラッチセレクトカウンタ2015′のカウント値が「0」のときは、外部メモリ161のラッチデータ01〜12の記憶領域を選択する。
同様に、カウント値が「1」のときは、ラッチデータ13〜24の記憶領域を、カウント値が「2」のときは、ラッチデータ25〜30,33〜38の記憶領域を選択する。
さらに、カウント値が「3」のときは、ラッチデータ39〜50の記憶領域を、カウント値が「4」のときは、ラッチデータ51〜62の記憶領域をそれぞれ選択する。
したがって、CPU160は、パラメータ制御部201のCPUアクセスデータ一時保存領域2012′に、各色版用のパラメータをその色版のFSYNC信号が入力する前に順次設定する。そして、FSYNC信号が入力する毎に、CPUアクセスデータ一時保存領域2012′に設定されている色版用のパラメータをラッチデータ一時保存領域2013′に順次ラッチする。その各色版用のパラメータを、ラッチデータR/W制御部2014′が、外部メモリ161の上述した各色版用の記憶領域に順次コピーして記憶させる。
このようにして、図8に示すように、外部メモリ161に1ページ分の5色の各色版用のパラメータ設定値を保存した後、2ページ目以降の作像を行うときには、次のように各色版用のパラメータをラッチデータ一時保存領域2013′へ順次書き戻す。
2ページ目の最初の色版のFSYNC信号が入力したときは、ラッチセレクトカウンタ2015′のカウント値が「4」から「0」に戻るので、ラッチデータR/W制御部2014′は、外部メモリ161のラッチデータ01〜12の記憶領域を選択する。そして、そこに保存されているY用のパラメータ設定値を読み出して、ラッチデータ一時保存領域2013′に上書きする。
その後、各色版のFSYNC信号が入力する毎に、同様にラッチデータR/W制御部2014′が外部メモリ161に保存されている各色版用のパラメータ設定値を読み出して、ラッチデータ一時保存領域2013′に上書きする。
ラッチデータ一時保存領域2013′に記憶されたパラメータ設定値は、各色版用のビデオ入力部202によって、前述したように、その色版の各ページの反映タイミングでアクセスして、その動作に反映することができる。
また、このようにスタートトリガ信号ではなく、作像色毎にトリガ起動するシステムと接続する場合には、パラメータ設定値は各色1ページ分だけ保持し、フレーム同期信号MFSYNCのアサートエッジでそれをラッチして、そのページの作像に反映するようにしてもよい。
作像色毎にトリガ起動するシステムとの接続を認識するには、外部端子によるモード設定、CPU160が設定するシステムモード設定パラメータを参照、ラッチのON/OFF設定のパラメータにトリガ起動を認識する条件を付加する等の方式がある。
前述した各例において、CPUアクセスデータ一時保存領域2012、2012′及びラッチデータ一時保存領域2013,2013′と外部メモリ161等のパラメータの保持に割り当てられるメモリ領域に対して、保持させるパラメータの数をなるべく増やしたい。
しかし、その記憶容量には限りがあるため、その数は制約される。また、保持するパラメータ数を増やすと、保持可能な最大ページ数が少なくなることになる。そのため、外部メモリ161に保持可能な最大ページ数が多い(4ページ分)図6に示した例の場合は、特に保持できるパラメータの数が少なくなる。
そこで、各種のパラメータに、次のように優先度を定め、優先度が高いパラメータから保持させるようにするのが望ましい。
(1)最優先のパラメータ
・スタートトリガ信号を受信すると即座に動作する回路(図4のビデオ入力部202)で使用するパラメータ
・ページの先端で使用するため、できるだけ早い設定が望まれるパラメータ
・コントローラとのインタフェースを規定するパラメータであり、設定タイミングが書込み制御部(プロッタ制御部200)以外に依存するパラメータ
・書込み制御部(プロッタ制御部200)の複数の(広範囲な)処理機能部で使用され、できるだけ早い設定が望まれるパラメータ
(2)第2優先のパラメータ
・フレーム同期信号MFSYNCがアサートした後、即座に動作する回路(図4のビデオ入力部202)で使用するパラメータ
(3)第3優先のパラメータ
・副走査カウンタが動作後、即座に動作する回路(図4のビデオ入力部202)で使用するパラメータ
・副走査カウンタを生成している回路と同一の回路(図4のビデオ入力部202)で使用するパラメータ
(4)第4優先のパラメータ
・複数の処理機能部で使用するため、ラッチのタイミングが2種類存在するパラメータ
・副走査カウンタが動作後、遅れて動作する回路(図4のビデオ入力部202より後段の処理機能部)で使用するパラメータ
・色毎ではなく、出力光学系のチャンネル毎に動作する回路(図1のスキュー補正部206より後段の処理機能部)で使用するパラメータ
・プロッタ制御部200外で使用する機能部への送信信号のパラメータ
・従来と同様なダブルレジスタシステムを使用する場合のレジスタ群切り替え信号のパラメータ
ここで、作像部に保持可能な最大ページ数について説明する。
作像部に保持可能なページ数は、タンデム型カラー画像形成装置において、先頭作像色から最終作像色までの間隔(図2に示した感光体ドラム110a〜104aまでの最大ドラム間距離)に配置可能なページ数で決まる。
配置可能ページ数=最大ドラム間距離/(紙サイズ+紙間)
(葉書や名刺などの小サイズの印刷を行う場合ほど、配置可能ページ数が多くなる。)
例えば、最大ドラム間距離:450mm、紙サイズ:100mm、紙間:50mmのとき、配置可能ページ数は3となる。
配置可能ページ数が3のとき、3ページ目までの先頭色が中間転写ベルト上に滞留し、4ページ目の先頭色(Y)と1ページ目の最終色(Bk)が同時に作像される。そのため、配置可能ページ数+1ページ分のパラメータ設定値を保持する必要がある。よって、第2の記憶手段に保持可能なページ数は、配置可能ページ数+1のページ数とする必要がある。
したがって、第2の記憶手段は、第1の記憶手段の記憶容量に対して、先頭作像色から最終作像色までの間隔に配置可能なページ数より1多いページ数倍以上の記憶容量を有することが必要である。
また、第2の記憶手段に保持可能なページ数の分、プロッタ制御部200はパラメータ設定値の選択をトグル動作する。そのトグル動作による切り替え数は2のN乗(Nは自然数)が望ましい。そのため、第2の記憶手段に保持可能なページ数は、配置可能ページ数+1より大きく、最も小さい2のN乗(Nは自然数)にするとよい。したがって、配置可能ページ数+1が4の場合は2=4になる。
すなわち、第2の記憶手段は、第1の記憶手段の記憶容量に対して、2のN乗(Nは自然数)倍の記憶容量を有するのが望ましい。
そのため、第2の記憶手段は、第1の記憶手段の記憶容量に対して、作像部内に配置可能ページ数より1多いページ数より大きく、該ページ数に最も近い2のN乗(Nは自然数)倍の記憶容量を有するのが望ましい。
スタートトリガ信号ではなく、作像色毎にトリガ起動するシステムと接続する場合には、第2の記憶手段に保持可能なページ数は1でよい。
従来のレジスタ(ダブルレジスタを含む)によるパラメータ制御は、各レジスタに設定されたパラメータの値が、色毎の印刷開始タイミングで、色間で異なるページの作像に用いられていた。そのため、画像形成に必要なレジスタは、色毎にアドレスを独立して、別々に制御しなければならなかった。
上述したこの発明の実施形態のシステムでは、各ページ及び各色でタイミングを管理してパラメータ設定値を作像動作に反映するため、設定値を保持するまではページ単位で管理されていれば十分であり、各色共通のパラメータでよい。これにより、CPUと通信するために必要なアドレスを少なくすることができる。
また、第2の記憶手段である外部メモリ161に記憶できるパラメータ設定値のページ数及び色版数を可変できる。したがって、システムや印刷条件に応じて最適なページ数及び色版数のパラメータ設定値を記憶させて、その各ページ及び色版の設定値を選択して、対応する各ページ及び色版の作像に反映させることができる。そのため、システムや印刷条件の変更に容易に対応できる。
しかし、この発明は、カラー、モノクロの区別無く、高速な画像形成時に有効な技術である。高速な画像形成を実現するためには、パラメータ設定のタイミングをシビアにコントロールする必要があるためである。
上述した実施形態でカラー画像形成を例示しているのは、カラー画像の場合、1枚の画像形成に対して、4色又は5色分のパラメータを設定する必要があり、モノクロ画像に対してパラメータ設定のシビア度が増すため、特に有効なためである。
モノクロ画像形成でも、高速機ではパラメータ設定はシビアであり、この発明が有効になる。
モノクロ専用の画像形成装置の場合には、書込み制御部であるプロッタ制御部200は1チャンネルだけでよい。したがって、第1の記憶手段であるCPUアクセスデータ一時保存領域2012と、第2の記憶手段であるラッチデータ一時保存領域2013及び外部メモリ161のラッチデータ保存領域には、それぞれ1機能に対して1アドレス(1色)のパラメータを保存すればよい。
〔書込み制御方法〕
この発明による書込み制御方法は、上述したような演算制御手段(CPU160)に制御される書込み制御部(プロッタ制御部200)が、1ページ分毎の画像データを受け取って各処理機能部(ビデオ入力部202等)によって各種の処理を施し、該処理をした画像データに応じて露光手段を制御して、感光体を露光させて画像を書き込むための書込み制御方法であり、次の(1)から(3)のステップを有する。
(1)演算制御手段(CPU160)によってビデオ入力部202等の処理機能部で使用する各種パラメータの設定値を生成して、第1の記憶手段(CPUアクセスデータ一時保存領域2012)に記憶させるステップ、
(2)演算制御手段が作像の開始を示すトリガ信号を書込み制御部(プロッタ制御部200)に送信し、そのとき第1の記憶手段に記憶されている設定値を、記憶できるページ数が可変の第2の記憶手段(ラッチデータ一時保存領域2013及び外部メモリ161)に1ページ分記憶させることを繰り返して、第2の記憶手段に所要ページ数分の設定値を記憶させるステップ、
(3)第2の記憶手段が記憶している所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、書込み制御部が該ページの画像を書き込む際に処理機能部(ビデオ入力部202等)の動作に反映するステップ、
なお、カラー画像を書き込む場合は、第1の記憶手段及び第2の記憶手段に記憶させるパラメータ設定値の色版数も可変することができる。
この書込み制御方法の実施形態は、前述した画像形成装置の書込み制御装置の実施形態において、充分説明している。
〔プログラム〕
この発明によるプログラムは、前述した書込み制御装置を制御するコンピュータ(CPU160)に、次の(1)から(3)の各手順を実行させるためのプログラムである。
(1)処理機能部(ビデオ入力部202等)で使用する各種パラメータの設定値を生成して、第1の記憶手段(CPUアクセスデータ一時保存領域2012)に記憶させる手順、
(2)作像の開始を示すトリガ信号を書込み制御部(プロッタ制御部200)に送信し、そのとき第1の記憶手段に記憶されている設定値を、記憶できるページ数が可変の第2の記憶手段(ラッチデータ一時保存領域2013及び外部メモリ161)に1ページ分記憶させることを繰り返して、第2の記憶手段に所要ページ数分の設定値を記憶させる手順、
(3)第2の記憶手段が記憶している所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、書込み制御部が該ページの画像を書き込む際に処理機能部(ビデオ入力部202等)の動作に反映させる手順、
なお、カラー画像を書き込む場合は、第1の記憶手段及び第2の記憶手段に記憶させるパラメータ設定値の色版数も可変することができる。
このプログラムは、前述した実施形態では、演算制御手段であるCPU(マイクロコンピュータ)を構成するプログラムROMに予め格納しておくことができる。あるいは、このプログラムを可搬のメモリに格納して、画像形成装置のコンピュータに読み込ませたり、ネットワークを通じてダウンロードさせることも可能である。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、この発明はこれに限るものではない。この発明はモノクロ画像形成装置にも適用できるし、カラー画像形成装置の場合も中間転写ベルトに代えて中間転写ドラムを使用してもよいし、記録媒体に直接各色のトナー像を順次重ねて転写する方式(直接転写方式)のものでもよい。感光体はドラム状に限らずベルト状の感光体でもよい。2次転写部材も、ベルト状に限らず、ドラム状又はローラ状の転写部材でもよい。カラーの色の種類及び数も任意に変更できる。
また、この発明を適用する画像形成装置としては、プリンタに限らず、印刷装置、複写装置、ファクシミリ装置、それらの複数の機能を備えた複合機などでもよい。
なお、前述した各実施形態の構成及び機能等は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
10:パーソナルコンピュータ(PC) 100:画像形成装置
101:書込み制御装置 102:露光装置 102a,102e:反射ミラー
102b:fθレンズ 102c:ポリゴンミラー 102d:WTLレンズ
104,106,108,110:作像プロセス部
104a,106a,108a,110a:感光体ドラム
104b,106b,108b,110b:帯電器
104c,106c,108c,110c:現像器 112:タンデム型カラー作像部
114:中間転写ベルト 114a,114b,114c:搬送ローラ
118:2次転写ベルト 120:定着装置 122:転写部
124:記録媒体 130:定着ローラ 132:印刷物
150:コントローラ(CTL) 151:ページメモリ
160:CPU(演算制御手段) 161:外部メモリ
171:LDドライバ 172:ラインヘッドドライバ
173:VCSELドライバ 181:レーザダイオード(LD)
182:ラインヘッド(LEDA) 183:面発光レーザ(VCSEL)
200:プロッタ制御部 201:パラメータ制御部 202:ビデオ入力部
203:ラインメモリ 204:画像処理部 205:画素カウント部
206:スキュー補正部 207:ラインメモリ群 208:階調変換部
209:配列変換部 210:8B/10B変換部 211:シリアル変換部
2011:CPUインタフェース
2012,2012′:CPUアクセスデータ一時保存領域
2013,2013′:ラッチデータ一時保存領域
2014,2014′:ラッチデータR/W制御部
2015、2915′:ラッチセレクトカウンタ 2021:タイミング制御部
2022:周波数変換部 2023:面積階調補正部
特開2006−259360号公報

Claims (15)

  1. 1ページ分毎の画像データを受け取って各種の処理を施し、該処理をした画像データに応じて露光手段を制御して、感光体を露光させて画像を書き込むための書込み制御装置であって、
    前記各種の処理を行う処理機能部を設けた書込み制御部と、
    前記処理機能部で使用する各種パラメータの設定値を生成すると共に、前記書込み制御部を制御する演算制御手段と、
    該演算制御手段が生成した前記各種パラメータの設定値を記憶する第1の記憶手段と、
    該第1の記憶手段に記憶された設定値を1ページ分毎に記憶でき、その記憶できるページ数が可変される第2の記憶手段とを有し、
    前記演算制御手段又は外部からトリガ信号を前記書込み制御部に送信したときに、前記第1の記憶手段に記憶されている前記設定値を前記第2の記憶手段が1ページ分記憶することを繰り返して、該第2の記憶手段に所要ページ数分の設定値を記憶し、その所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、前記演算制御手段に制御される前記書込み制御部が該ページの画像を書き込む際に前記処理機能部の動作に反映することを特徴とする書込み制御装置。
  2. 前記書込み制御部は、前記各種の処理を行う処理機能部をカラー画像を作像する複数の色版毎に有し、前記トリガ信号は、前記演算制御手段が送信する各色版共通のスタートトリガ信号であることを特徴とする請求項1に記載の書込み制御装置。
  3. 前記書込み制御部は、前記各種の処理を行う処理機能部をカラー画像を作像する複数の色版毎に有し、前記トリガ信号は、前記露光手段による各ページの色版毎の発光開始タイミング信号であることを特徴とする請求項1に記載の書込み制御装置。
  4. 前記トリガ信号は、前記演算制御手段が前記第1の記憶手段のパラメータ設定値を変化させることによって生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の書込み制御装置。
  5. 前記第1、第2の記憶手段は、それぞれ記憶する1ページ毎の前記各種パラメータの色版数が可変であることを特徴とする請求項2又は3に記載の書込み制御装置。
  6. 前記第1の記憶手段は前記書込み制御部内のメモリによって、前記第2の記憶手段は、前記書込み制御部内のメモリと外部メモリとによって、それぞれ構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の書込み制御装置。
  7. 前記第1の記憶手段は、前記カラー画像を作像する複数の色のパラメータ設定値を記憶する共通の記憶手段であることを特徴とする請求項2,3,5のいずれか一項に記載の書込み制御装置。
  8. 前記第2の記憶手段は、前記カラー画像を作像する複数の色のパラメータ設定値を記憶する共通の記憶手段であることを特徴とする請求項2,3,5,7のいずれか一項に記載の書込み制御装置。
  9. 請求項2,3,5,7,8のいずれか一項に記載の書込み制御装置が、タンデム型カラー画像形成を行うための書込み制御装置であって、
    前記第2の記憶手段は、前記第1の記憶手段の記憶容量に対して、先頭作像色から最終作像色までの間隔に配置可能なページ数より1多いページ数倍以上の記憶容量を有することを特徴とする書込み制御装置。
  10. 請求項2,3,5,7,8のいずれか一項に記載の書込み制御装置が、タンデム型カラー画像形成を行うための書込み制御装置であって、
    前記第2の記憶手段は、前記第1の記憶手段の記憶容量に対して、2のN乗(Nは自然数)倍の記憶容量を有することを特徴とする書込み制御装置。
  11. 請求項2,3,5,7,8のいずれか一項に記載の書込み制御装置が、タンデム型カラー画像形成を行うための書込み制御装置であって、
    前記第2の記憶手段は、前記第1の記憶手段の記憶容量に対して、先頭作像色から最終作像色までの間隔に配置可能なページ数より1多いページ数より大きく、該ページ数に最も近い2のN乗(Nは自然数)倍の記憶容量を有することを特徴とする書込み制御装置。
  12. 演算制御手段に制御される書込み制御部が、1ページ分毎の画像データを受け取って各処理機能部によって各種の処理を施し、該処理をした画像データに応じて露光手段を制御して、感光体を露光させて画像を書き込むための書込み制御方法であって、
    前記演算制御手段によって前記処理機能部で使用する各種パラメータの設定値を生成して、第1の記憶手段に記憶させるステップと、
    前記演算制御手段又は外部からトリガ信号を前記書込み制御部に送信し、そのとき前記第1の記憶手段に記憶されている前記設定値を、記憶できるページ数が可変の第2の記憶手段に1ページ分記憶させることを繰り返して、該第2の記憶手段に所要ページ数分の設定値を記憶させるステップと、
    該第2の記憶手段が記憶している前記所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、前記書込み制御部が該ページの画像を書き込む際に前記処理機能部の動作に反映するステップと
    を有することを特徴とする書込み制御方法。
  13. 書込み制御部が1ページ分毎の画像データを受け取って各処理機能部によって各種の処理を施し、該処理をした画像データに応じて露光手段を制御して、感光体を露光させて画像を書き込むための書込み制御装置を制御するコンピュータに、
    前記処理機能部で使用する各種パラメータの設定値を生成して、第1の記憶手段に記憶させる手順と、
    作像の開始を示すトリガ信号を前記書込み制御部に送信し、そのとき前記第1の記憶手段に記憶されている前記設定値を、記憶できるページ数が可変の第2の記憶手段に1ページ分記憶させることを繰り返して、該第2の記憶手段に所要ページ数分の設定値を記憶させる手順と、
    該第2の記憶手段が記憶している前記所要ページ数分の設定値のうちの選択したページの設定値を、前記書込み制御部が該ページの画像を書き込む際に前記処理機能部の動作に反映させる手順と
    を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項1から11のいずれか一項に記載の書込み制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項9から11のいずれか一項に記載の書込み制御装置と、タンデム型カラー作像部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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