JP2016061864A - 複眼撮像系及び複眼撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度な位置決めを可能にしつつ、かつゴーストの発生を抑制することができる複眼撮像系を提供すること。【解決手段】アレイレンズ21を有し、アレイレンズ21を構成する複数の個眼レンズ121によって撮像素子に複数の物体像を形成する複眼撮像系であって、アレイレンズ21は複数の個眼レンズ121と複数の個眼レンズ121を支持する支持体21yとを一体に形成してなり、他部品である中間絞り23と当接して光軸OA方向に関する位置決めをする凸形状の構造物21gを有し、構造物21gは支持体21yから複数の個眼レンズ121の光軸OAに沿った方向に突起するように設けられ、構造物21gは複数の個眼レンズ121のうち任意の1つと、それに隣接する個眼レンズ121との光軸OA間を結ぶ線J1,J2上から外れた位置に設けられる。【選択図】図4
Description
本発明は、複数の個眼レンズが一体成形されたアレイレンズを用いた複眼撮像系、及びこれを用いた複眼撮像装置に関する。
近年、撮像系の光学全長を短くしてコンパクトにする方法の1つに、個眼レンズを多数並列的に配列したアレイレンズを用いるものがある。このような撮像系は、複眼撮像系と呼ばれる。また複眼撮像装置は、複眼撮像系に対して1つの撮像素子を配置した構造をとるものが多い。上記複眼撮像系は、複数の個眼レンズで構成されており、それに対応して上記1つの撮像素子は、各個眼レンズに対応する個眼数の結像エリアに分かれることになる。これにより、各個眼レンズの結像エリアが個眼数分小さくなり、個眼レンズの光学全長を短くすることができる。複数の個眼レンズは、複数の個眼レンズの配列に対応する複数の画像を形成する。この複数の画像を重ね合わせ又は繋ぎ合わせて最終的に1つの画像を形成する。つまり、これらの個眼レンズを光軸方向に垂直な平面上に2次元的に配列することで、複眼撮像系の光学全長を各個眼レンズの光学全長と同じにすることができる。
また、複眼撮像系の光学系部分において、複数のアレイレンズを光軸方向に並べて配置することによって、より高解像度な画像を得ることができる。光学系部分については、複数のアレイレンズ間に絞りが配置されたり、複数のアレイレンズがホルダーで覆われたりする。その際、アレイレンズ同士、アレイレンズと絞り、アレイレンズとホルダー等の複数部材間で位置決めをするために、アレイレンズに位置決めのための構造物を設けることがある。例えば、アレイレンズ同士を位置決めするために構造物を設けた接合アレイレンズが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、アレイレンズと視野穴(開口)とを位置決めするために構造物を設けた複眼型の画像装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
しかしながら、アレイレンズの個眼レンズと撮像素子の結像エリアとが1対1に対応している複眼撮像系では、ある個眼レンズに入射した光が、全反射等でアレイレンズ内を導光して、対応していない他の結像エリアに入射しゴーストとなって現れる可能性がある。これはクロストークによるゴーストとも呼ばれる。これにより、画質の劣化を引き起こしたり、画像処理時にノイズとなってきれいな画像にならなかったりするという問題がある。
特許文献1及び2に記載された発明では、アレイレンズと他の部品(アレイレンズを含む)とを位置決めする構造物が隣接する個眼レンズ間に設けられているため、このような発明を複眼撮像系に適用しても、この構造物によって上記ゴーストが出やすくなるという問題がある。
なお、特許文献3において、アレイレンズを構成する個眼レンズ間に凹部や遮光層等のゴーストを低減する構造を設けた複眼撮像系が提案されているが、アレイレンズと他の部品とを高精度に位置決めするには不十分である。
本発明は、高精度な位置決めを可能にしつつ、かつゴーストの発生を抑制することができる複眼撮像系を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述の複眼撮像系を備える複眼撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る複眼撮像系は、アレイレンズを有し、当該アレイレンズを構成する複数の個眼レンズによって撮像素子に複数の物体像を形成する複眼撮像系であって、アレイレンズは複数の個眼レンズと複数の個眼レンズを支持する支持体を一体に形成してなり、他部品と当接して光軸方向に関する位置決めをする凸形状の構造物を有し、構造物は支持体から複数の個眼レンズの光軸に沿った方向に突起するように設けられ、構造物は複数の個眼レンズのうち任意の1つと、それに隣接する個眼レンズとの光軸間を結ぶ線上から外れた位置に設けられる。
上記複眼撮像系によれば、複数の個眼レンズを一体成形してアレイレンズを作製することで、個眼レンズ間の位置のばらつきを小さくすることができる。また、任意の個眼レンズと、それに隣接する個眼レンズとの光軸間を結ぶ線上から外れた位置に構造物を設けることにより、任意の個眼レンズから出射した迷光が仮に構造物を通ったとしても、その光が隣接する個眼レンズに入ることを抑制できる。そのため、アレイレンズ内を反射する不要光がゴーストとして結像面に届くことを低減できる。その結果、支持体に起因するクロストークによるゴーストを減少させることができる。
本発明の具体的な態様又は観点では、上記複眼撮像系において、構造物は、複数の個眼レンズのうち任意の1つと、他の全ての個眼レンズとの光軸間を結ぶ線上から外れた位置に設けられる。この場合、任意の個眼レンズに隣接する個眼レンズ以外の他の個眼レンズとの間で発生するクロストークも防ぎ、強度が弱いクロストークも確実に回避することができる。
本発明の別の観点では、構造物は、構造物に垂直な面での個眼レンズの有効径をA、個眼レンズの最隣接距離をBとして、構造物の大きさLに関する以下の条件式を満足する。
(B−A)/8≦L≦(B−A)/4 … (1)
この場合、条件式(1)の下限を上回ることにより、構造物の過度の小型化を防止して成形時の成形不良を防ぐことができる。一方、条件式(1)の上限を下回ることにより、構造物が任意の光軸間を結ぶ線に近接する可能性を低減しゴーストの発生を抑えることができる。
(B−A)/8≦L≦(B−A)/4 … (1)
この場合、条件式(1)の下限を上回ることにより、構造物の過度の小型化を防止して成形時の成形不良を防ぐことができる。一方、条件式(1)の上限を下回ることにより、構造物が任意の光軸間を結ぶ線に近接する可能性を低減しゴーストの発生を抑えることができる。
本発明のさらに別の観点では、構造物は、柱状形状を有する。この場合、任意の個眼レンズから構造物に迷光が入射しても構造物を通過した後の迷光の経路が他の個眼レンズ側に向かいにくくすることができる。
本発明のさらに別の観点では、支持体は、複数の個眼レンズ間に延在する平板状の部材であり、構造物は、支持体の表面から突起する部材である。この場合、支持体及び構造物を介して不要光が伝搬する可能性が生じるが、上記のような構造物の配置によって、いずれか1つの個眼レンズから他の個眼レンズへの不要光の伝搬が回避されゴーストの発生を抑えることができる。
本発明のさらに別の観点では、構造物は、構造物に垂直な面での個眼レンズの有効径をA、個眼レンズの最隣接距離をBとして、所定の個眼レンズの中心からの距離Dに関する以下の条件式を満足する円環領域内にある。
(3A+B)/8≦D≦(A+3B)/8 … (2)
この場合、条件式(2)の下限を上回ることは、任意の個眼レンズの近くに構造物を設けないことを意味する。個眼レンズの近くに構造物を設けないことにより、個眼レンズの光学面と構造物との面間反射ゴーストを防ぐことができる。一方、条件式(2)の上限を下回ることは、個眼レンズと個眼レンズの中心に構造物を設けないことを意味する。中心に設けると導光ゴーストが出る可能性が増すためである。
(3A+B)/8≦D≦(A+3B)/8 … (2)
この場合、条件式(2)の下限を上回ることは、任意の個眼レンズの近くに構造物を設けないことを意味する。個眼レンズの近くに構造物を設けないことにより、個眼レンズの光学面と構造物との面間反射ゴーストを防ぐことができる。一方、条件式(2)の上限を下回ることは、個眼レンズと個眼レンズの中心に構造物を設けないことを意味する。中心に設けると導光ゴーストが出る可能性が増すためである。
本発明のさらに別の観点では、構造物は、支持体上の複数箇所に分散して形成されている。この場合、多点支持によって支持や位置決めを安定化することができる。
本発明のさらに別の観点では、他部品は、アレイレンズに付随する絞り、アレイレンズとは別のアレイレンズ、及びアレイレンズを支持するホルダーのうち少なくとも1つである。
上記課題を解決するため、本発明に係る複眼撮像装置は、上述の複眼撮像系と、撮像素子とを備える。
上記複眼撮像装置によれば、上述の複眼撮像系を備えることにより、クロストークに起因するゴーストを抑制することができる。
本発明の別の観点では、上記複眼撮像装置において、複数の物体像から少なくとも1つの画像を合成する画像生成手段を有する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態である複眼撮像装置等について、図面を参照しつつ説明する。
以下、本発明の第1実施形態である複眼撮像装置等について、図面を参照しつつ説明する。
複眼撮像装置100は、複数の撮像レンズを用いて複数の画像を撮影し、1つの画像を再構成するためのものである。図1(A)及び1(B)に示すように、複眼撮像装置100は、矩形の外形を有し、ホルダー10と、アレイレンズ積層体20と、後絞り30と、赤外線カットフィルター40と、撮像素子50とを有する。
ホルダー10は、アレイレンズ積層体20、後絞り30、赤外線カットフィルター40、及び撮像素子50を収納し保持するためのものである。ホルダー10は、全体として升状又は箱状の外形を有する。ホルダー10の凹部101には、アレイレンズ積層体20、後絞り30、赤外線カットフィルター40、及び撮像素子50が順番にセットされる。各部材20,30,40,50は、凹部の各段部によって位置決めされる。ホルダー10には、アレイレンズ積層体20の複数の光学面に対応する格子点位置に円形の開口部102が形成されている。ホルダー10は、遮光性の樹脂、例えば黒色顔料等の着色剤を含む液晶ポリマー(LCP)やポリフタルアミド(PPA)等で形成されている。複数の開口部102の間の領域は平坦な遮光部となっている。
アレイレンズ積層体20は、複数の物体像又は被写体像を形成する複眼撮像系である。アレイレンズ積層体20は、第1アレイレンズ21と、第2アレイレンズ22と、アレイレンズ間に配置された中間絞り23とを有する。これらの部材21,22,23は、光軸OA方向に積層されている。アレイレンズ積層体20は、複数の物体像を撮像素子50の撮像面(被投影面)Iに結像させる機能を有する。
図1(B)、図2(A)及び2(B)に示すように、アレイレンズ積層体20のうち第1アレイレンズ21は、物体側に配置されている。第1アレイレンズ21は、光軸OAに垂直な方向に2次元的に配列された複数の個眼レンズ121で構成されている。個眼レンズ121の数は、物体像の数と等しくなっている。第1アレイレンズ21は、矩形の外形を有する。第1アレイレンズ21内の各個眼レンズ121は、繋がった状態で一体に成形されている。換言すれば、第1アレイレンズ21は、第1レンズ本体部21aと第1フランジ部21bとを一組とする多数の個眼レンズ121を配列したものであり、隣接する各個眼レンズ121の第1フランジ部21bが一体に成形されている。これらの全ての第1フランジ部21bを合わせた部分は、第1レンズ本体部21aを支持する支持体21yとなっている。支持体21yは、平板状でXY面に平行に延びる。第1レンズ本体部21aは、物体側が凸形状の非球面である第1光学面21cと、像側が凹形状の非球面である第2光学面21dとを有する。第1レンズ本体部21aの周囲の第1フランジ部21bは、第1光学面21cの周囲に広がる平坦な第1フランジ面21eと、第2光学面21dの周囲に広がる平坦な第2フランジ面21fとを有する。ここで、第1及び第2フランジ面21e,21fは、個眼レンズ121のうち第1及び第2光学面21c,21dを除いた面、すなわちレンズ有効面及びその外側に隣接する縁部以外の面である。第1及び第2フランジ面21e,21fは、光軸OAに垂直なXY面に対して平行に配置されている。図1(B)及び図2(B)に示すように、第1アレイレンズ21の周辺部には、像側から見て、凹状部21mと、凹状部21mの外側に凸状部21kとが形成されている。第1アレイレンズ21は、凹状部21m,凸状部21kによって第2アレイレンズ22との光軸OAに垂直な方向に関して大まかに位置決めをしつつ、第2アレイレンズ22を相対的に支持する。
図2(B)に示すように、第1アレイレンズ21には、他部品(具体的には、本実施形態では、中間絞り23)と当接して光軸OA方向に関する位置決めをする凸形状の構造物21gが設けられている。構造物21gは、第1アレイレンズ21の支持体21yの表面から突起する部材であり、複数の個眼レンズ121の光軸OAに沿って延びるように設けられている。図4(A)に示すように、構造物21gは、複数の個眼レンズ121のうち任意の1つと、それに隣接する個眼レンズ121との光軸OA間を結ぶ線J1,J2上から外れた位置に複数個配置される。構造物21gは、第1アレイレンズ21の支持体21y上の複数箇所に分散して形成されている。このような構造物21gによる多点支持によって、第1アレイレンズ21と中間絞り23との間の支持や位置決めを安定化することができる。本実施形態において、構造物21gは、任意の個眼レンズ121と隣接する個眼レンズ121とを格子状に結ぶ線J1上、及び斜めに結ぶ線J2上から外れた位置に配置される。つまり、構造物21gの中心が線J1,J2上から外れている。なお、構造物21gの全体が線J1,J2上から外れていることがより望ましい。構造物21gは、光軸OAに平行に延びる軸を有する柱状形状を有する。これにより、任意の個眼レンズ121から構造物21gに迷光が入射しても構造物21gを通過した後の迷光の経路が他の個眼レンズ121側に向かいにくくなる。構造物21gは、第1アレイレンズ21において、支持体21y等と一体的に成形されている。
図5に示すように、構造物21gは、構造物21gに垂直な面での個眼レンズ121の有効径をA、個眼レンズ121の最隣接距離をBとして、構造物21gの大きさをLに関する以下の条件式(1)を満足する。ただし、A<Bである。図5中のCは、個眼レンズ121,121間の中点を示す。
(B−A)/8≦L≦(B−A)/4 … (1)
条件式(1)の下限を上回ることにより、構造物21gの過度の小型化を防止して成形時の成形不良を防ぐことができる。一方、条件式(1)の上限を下回ることにより、構造物21gが任意の光軸OA間を結ぶ線に近接する可能性を低減しゴーストの発生を抑えることができる。
(B−A)/8≦L≦(B−A)/4 … (1)
条件式(1)の下限を上回ることにより、構造物21gの過度の小型化を防止して成形時の成形不良を防ぐことができる。一方、条件式(1)の上限を下回ることにより、構造物21gが任意の光軸OA間を結ぶ線に近接する可能性を低減しゴーストの発生を抑えることができる。
また、構造物21gは、構造物21gに垂直な面での個眼レンズの有効径をA、個眼レンズの最隣接距離をBとして、所定の個眼レンズの中心からの距離をDに関する以下の条件式を満足する円環(図中のハッチング部分)内にあることが好ましい。
(3A+B)/8≦D≦(A+3B)/8 … (2)
なお、図5中の隣接する個眼レンズ121,121に着目した場合、構造物21gは、条件式(2)を満たす円環のうち隣接する個眼レンズ121,121間付近の領域にある。
条件式(2)の下限を上回ることは、任意の個眼レンズ121の近くに構造物21gを設けないことを意味する。個眼レンズ121の近くに構造物21gを設けないことにより、個眼レンズ121の光学面21dと構造物21gとの面間反射ゴーストを防ぐことができる。一方、条件式(2)の上限を下回ることは、1つの個眼レンズ121とこれに隣接する他の個眼レンズ121との中間又は中点付近に構造物21gを設けないことを意味する。構造物21gを中間に設けると導光ゴーストが出る可能性が増すためである。
(3A+B)/8≦D≦(A+3B)/8 … (2)
なお、図5中の隣接する個眼レンズ121,121に着目した場合、構造物21gは、条件式(2)を満たす円環のうち隣接する個眼レンズ121,121間付近の領域にある。
条件式(2)の下限を上回ることは、任意の個眼レンズ121の近くに構造物21gを設けないことを意味する。個眼レンズ121の近くに構造物21gを設けないことにより、個眼レンズ121の光学面21dと構造物21gとの面間反射ゴーストを防ぐことができる。一方、条件式(2)の上限を下回ることは、1つの個眼レンズ121とこれに隣接する他の個眼レンズ121との中間又は中点付近に構造物21gを設けないことを意味する。構造物21gを中間に設けると導光ゴーストが出る可能性が増すためである。
第1アレイレンズ21は、構造物21gに接着剤等を塗布することなく中間絞り23と直接的に当接している。具体的には、図4(B)に示すように、構造物21gの端面21tが中間絞り23の物体側の第1面23mに当接する。これにより、第1アレイレンズ21と中間絞り23との間の光軸OA方向の距離t1が規定される。
アレイレンズ積層体20のうち第2アレイレンズ22は、像側に配置されている。なお、第2アレイレンズ22は、第1アレイレンズ21の構造と略同様であり、同様の部分は適宜省略して説明する。
図1(B)及び図3(A)等に示すように、第2アレイレンズ22は、第1アレイレンズ21と同様に、光軸OAに垂直な方向に2次元的に配列された複数の個眼レンズ122で構成される。各個眼レンズ122は、第2レンズ本体部22aと第2フランジ部22bとを一組として一体に成形されている。全ての第2フランジ部22bを合わせた部分は、第2レンズ本体部22aを支持する支持体22yとなっている。第2レンズ本体部22aは、物体側が凹形状の非球面である第3光学面22cと、像側が凸形状の非球面である第4光学面22dとを有する。第2レンズ本体部22aの周囲の第2フランジ部22bは、第3光学面22cの周囲に広がる平坦な第3フランジ面22eと、第4光学面22dの周囲に広がる平坦な第4フランジ面22fとを有する。第3及び第4フランジ面22e,22fは光軸OAに垂直なXY面に対して平行に配置されている。図1(B)及び図3(A)に示すように、第2アレイレンズ22の周辺部には、物体側から見て、凸状部22mと、凸状部22mの外側に凹状部22kとが形成されている。第2アレイレンズ22は、凸状部22m,凹状部22kによって第1アレイレンズ21との光軸OAに垂直な方向に関して大まかな位置決めをしつつ、第1アレイレンズ21を相対的に支持する。凸状部22mの内側面には、中間絞り23と係合する凸部22hが設けられている。個眼レンズ122は、第1アレイレンズ21の個眼レンズ121と共に撮像レンズ20uとしての機能を有する。
第2アレイレンズ22も、第1アレイレンズ21と同様に、他部品(具体的には、本実施形態では、中間絞り23)と当接して光軸OA方向に関する位置決めをする凸形状の構造物22gが設けられている。
第2アレイレンズ22は、構造物22gに接着剤等を塗布することなく中間絞り23と直接的に接合している。具体的には、図4(B)に示すように、構造物22gの端面22tが中間絞り23の物体側の第2面23nに当接する。これにより、第2アレイレンズ22と中間絞り23との間の光軸OA方向の距離t2が規定される。上述した第1アレイレンズ21と中間絞り23との間の距離t1と、第2アレイレンズ22と中間絞り23との間の距離t2と、中間絞り23の厚さt3とを合わせた距離(t1+t2+t3)が、第1及び第2アレイレンズ21,22のフランジ部間の距離Tとして規定される。
第1及び第2アレイレンズ21,22は、例えば樹脂で形成されている。第1及び第2アレイレンズ21,22は、例えば金型による射出成形や金型や樹脂型等によるプレス成形によって成形される。
中間絞り23は、矩形の板状部材であり、第1アレイレンズ21と、第2アレイレンズ22との間に設けられている。中間絞り23は、直接的に第1及び第2アレイレンズ21,22の構造物21g,22gと当接している。構造物21g,22gにより、アレイレンズ21,22と、中間絞り23との間の光軸OA方向に関する位置決めがなされる。図3(B)に示すように、中間絞り23には、縁部23aに切り欠き23bが設けられている。この切り欠き23bと、第2アレイレンズ22に設けられた凸部22hとを係合することによって、第1及び第2アレイレンズ21,22と中間絞り23との光軸OAに垂直な方向に関する位置決めがなされる。中間絞り23は、外縁部分で接着剤により第2アレイレンズ22に固定されている。中間絞り23には、第1及び第2アレイレンズ21,22の第1及び第2レンズ本体部21a,22aに対応する位置に円形の開口部23sが形成されている。中間絞り23は、金属や樹脂等からなる板状部材であって、それ自体で光吸収性を有する黒色又は暗色の材料や、表面を黒色又は暗色に塗装されたものが用いられる。中間絞り23は、入射光を精度良く個眼レンズ121,122の有効面内で通過させ、像側の第2アレイレンズ22中を全反射する迷光を遮断する。中間絞り23は、物体側面及び像側面の少なくとも1面があらし面となっていてもよい。これにより、中間絞り23を反射して第1又は第2アレイレンズ21,22内に戻る光の強度を減少させることができる。
後絞り30は、矩形の板状部材であり、アレイレンズ積層体20と赤外線カットフィルター40との間に設けられている。後絞り30は、第1及び第2アレイレンズ21,22の第1及び第2レンズ本体部21a,22aに対応する位置に矩形の開口部301が形成されている。後絞り30の材質は、中間絞り23と同様のものを用いることができる。後絞り30は、撮像素子50へ入射する迷光を遮断する。なお、後述するように赤外線カットフィルター40上に遮光レジスト等で形成したものを後絞り30とすることもできる。
赤外線カットフィルター40は、透明基板上にフィルターを形成した矩形の板状部材であり、後絞り30と撮像素子50との間に設けられている。赤外線カットフィルター40は、赤外線を反射または吸収する機能を有する。
撮像素子50は、第1及び第2アレイレンズ21,22の各個眼レンズ121,122によって形成された物体像を検出するものである。撮像素子50は、光軸OAに垂直な方向に2次元的に配列された撮像素子を備える撮像部501を内蔵している。撮像部501は、固体撮像素子からなるセンサーチップである。撮像部501の光電変換部(不図示)は、CCDやCMOSからなり、入射光をRGB毎に光電変換し、そのアナログ信号を出力する。受光部としての光電変換部の表面は、撮像面(被投影面)Iとなっている。撮像素子50は、不図示の配線基板によって固定されている。この配線基板は、外部回路から撮像部501を駆動するための電圧や信号の供給を受けたり、検出信号を上記外部回路へ出力したりする。
なお、撮像素子50のアレイレンズ積層体20側には、透明な平行平板が撮像素子50等を覆うように配置・固定されていてもよい。
図6(A)に示すように、任意の個眼レンズ121,122に入射した一部の光PLは、隣接する個眼レンズ121,122側に向けて反射されるが、本実施形態のアレイレンズ積層体20では、隣接する個眼レンズ121,122間の線J1,J2上に構造物21g,22gが設けられていないため迷光が中間絞り23等で遮断される。これにより、迷光が意図しない方向に進むことが抑制され、ゴーストが発生しない。また、仮に任意の個眼レンズ121,122から構造物21g,22gに迷光が入射しても、当該構造物21g,22gに入射する迷光は弱いものであり、かつ構造物21g,22gが柱状形状であるため、構造物21gを通過した後の迷光が他の個眼レンズ121,122側に向かいにくくなる。一方、図6(B)に示すように、隣接する個眼レンズ121,122間の線J1,J2上に構造物21g,22gが設けられていると、任意の個眼レンズ121,122で反射した迷光が構造物21g,22gに入射して屈折することで隣接する個眼レンズ121,122側に入射することとなり、クロストークによるゴーストが発生する。この迷光は、隣接する個眼レンズ122を経てこれに対応する意図しない撮像部501に達し、画像の再構成の際にノイズとなる。特に、構造物が錐状形状の場合、迷光が構造物でより屈折しやすく、ゴーストの発生が高まる。
以上は、縦方向、横方向、斜め方向に最も隣接する2つの個眼レンズ121,121間に生じ得る迷光の説明であったが、他の離れた個眼レンズ121,121との間でも迷光が生じ得る。しかしながら、その迷光の強度の程度は微弱である。かかる迷光に対する対策については後述する。
以下、複眼撮像装置100の製造工程の一例について説明する。
まず、ホルダー10、第1及び第2アレイレンズ21,22、中間絞り23、後絞り30、赤外線カットフィルター40、撮像素子50を準備する。
まず、ホルダー10、第1及び第2アレイレンズ21,22、中間絞り23、後絞り30、赤外線カットフィルター40、撮像素子50を準備する。
次に、アレイレンズ積層体20を作製する。第2アレイレンズ22の支持部22mの内縁の適所に接着剤を塗布し、中間絞り23を第2アレイレンズ22内に嵌合させる。第2アレイレンズ22の凸部22hと中間絞り23の切り欠き23bとが係合することで大まかなアライメントが可能となっている。次に、第2アレイレンズ22の支持部22mの適所に接着剤を塗布し、第1アレイレンズ21を載置するようにして嵌合させる。第1アレイレンズ21の凸状部21k及び凹状部21mと、第2アレイレンズ22の凹状部22k及び凸状部22mとが嵌合することで大まかなアライメントが可能となっている。なお、精密なアライメントは、各部材21,22,23に設けられた不図示のマークによって行うことが望ましい。接着剤には、例えば光硬化性樹脂が用いられ、光照射をすることによって接着剤が硬化し、第1及び第2アレイレンズ21,22に中間絞り23を挟んで一体化したアレイレンズ積層体20を得る。
次に、ホルダー10に、奥からアレイレンズ積層体20、後絞り30、赤外線カットフィルター40、及び撮像素子50を順番にセットし、固定することで複眼撮像装置100を得る。
以下、図7を参照しつつ、複眼撮像装置100を搭載した撮像処理装置300及びその動作について説明する。なお、複眼撮像装置100と撮像処理装置300で複眼撮像装置と呼ぶ場合もある。
撮像処理装置300は、複眼撮像装置100と、マイクロプロセッサー81と、インターフェース82と、ディスプレイ83とを有する。
撮像素子50は、撮像部501上に形成された各画像をそれぞれ電気信号に変換し、マイクロプロセッサー81に出力する。マイクロプロセッサー81は、画像生成手段であり、入力された信号をマイクロプロセッサー81内のROMに格納された所定の処理プログラムに基づいて処理し、各画像を1つの画像に再構成する。その後、マイクロプロセッサー81は、インターフェース82を介してディスプレイ83へ再構成された1つの画像を出力する。また、マイクロプロセッサー81は、上記処理プログラムに基づく処理を実行する際の種々の演算結果を内蔵RAMに一時記憶させる。なお、マイクロプロセッサー81による画像の再構成処理としては、例えば、各画像から必要な矩形領域を切り出す処理、及び切り出した矩形画像から各々の視差情報に基づいて画像を再構成する処理を含むもの等、公知の処理を用いることができる。
以上説明した複眼撮像系及び複眼撮像装置によれば、複数の個眼レンズ121,122を一体成形して第1及び第2アレイレンズ21,22を作製することで、個眼レンズ121,122間の位置のばらつきを小さくすることができる。アレイレンズでは、ある個眼レンズに入射した光が導光して別の個眼レンズを通りクロストークによるゴーストが発生するという問題がある。このクロストークは、個眼レンズと個眼レンズとの間の形状に影響され、既に説明した先行技術のように個眼レンズ間に突起物等の構造体を設けると、それによってクロストークによるゴーストが発生する可能性があるという問題がある。本発明では、突起物である構造物21gの位置を個眼レンズ121,122間からずらして設けることで、任意の個眼レンズ121,122から出射又は反射した迷光が仮に構造物21gを通ったとしても、その光が隣接する個眼レンズ121,122に入ることを抑制できる。そのため、第1及び第2アレイレンズ21,22のフランジ内を導光された不要光がゴーストとして結像面に届くことを低減できる。その結果、支持体21y,22yに起因するクロストークによるゴーストを減少させることができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る複眼撮像系等について説明する。なお、第2実施形態の複眼撮像系等は第1実施形態の複眼撮像系等を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。以下、主に第1アレイレンズ21の構造物21gについて説明する。
以下、第2実施形態に係る複眼撮像系等について説明する。なお、第2実施形態の複眼撮像系等は第1実施形態の複眼撮像系等を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。以下、主に第1アレイレンズ21の構造物21gについて説明する。
図8に示すように、構造物21gは、複数の個眼レンズ121のうち任意の1つと、他の全ての個眼レンズ121との光軸OA間を結ぶ線J1,J2,J3上から外れた位置に設けられている。ここで、線J3は、任意の個眼レンズ121と、他の個眼レンズ121とを結ぶ線のうち格子状に結ぶ線J1、及び斜めに結ぶ線J2以外の線である。具体的には、第1アレイレンズ21の中心側の個眼レンズ121において、線J3は4本であり、周辺側の個眼レンズ121において、線J3は6本となっている。
一般的に、複眼撮像系は個眼レンズ121が多数個配置されているため、隣接していない個眼レンズ121同士によってゴーストが発生することもある。隣接していない個眼レンズ121同士によるゴーストは、隣接している個眼レンズ121同士によるゴーストに比べて発生する結像エリアが少ないため、最終的に1つの画像を合成するとゴーストの強度は問題にならないレベルであることが多い。しかしながら、他の全ての個眼レンズ121との光軸OA間を結ぶ線上から外れた位置に構造物21gを配置することにより、ゴーストを防ぐより好ましい構成となり、強度が弱いクロストークも回避することができる。
なお、図9に示すように、第1アレイレンズ21は、3×3個の個眼レンズ121が2次元的に配列されている場合でも、複数の個眼レンズ121のうち任意の1つと、他の全ての個眼レンズ121との光軸OA間を結ぶ線J1,J2,J3上から外れた位置に構造物21gを設けることができる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る複眼撮像系等について説明する。なお、第3実施形態の複眼撮像系等は第1実施形態の複眼撮像系等を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
以下、第3実施形態に係る複眼撮像系等について説明する。なお、第3実施形態の複眼撮像系等は第1実施形態の複眼撮像系等を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
図10(A)及び10(B)に示すように、本実施形態の複眼撮像装置100には、第1アレイレンズ21のホルダー10側にも複数の構造物121gが設けられている。この構造物121gは、第1及び第2アレイレンズ21,22間の構造物21gと同様に、任意の個眼レンズ121と隣接する個眼レンズ121との光軸OA間を結ぶ線J1,J2上から外れた位置に設けられている。これにより、第1アレイレンズ21内を反射する光に起因するゴーストを防ぎつつ、第1アレイレンズ21とホルダー10との間の光軸OA方向に関する位置決めを精度良く行うことができる。
以上、本実施形態に係る複眼撮像装置等について説明したが、本発明に係る複眼撮像装置等は上記のものには限られない。例えば、上記実施形態において、第1〜第4光学面21c,21d,22c,22d等の形状、大きさ、数、配置間隔等は、用途や機能に応じて適宜変更することができる。また、各アレイレンズ21,22の外形形状や、ホルダー10の外形形状等も用途や機能に応じて適宜変更することができる。また、第1及び第2レンズ本体部21a,22aを正方格子点上に配置したが、矩形格子点上に配置してもよい。また、アレイレンズを1枚のみ設けてもよいし、3枚以上設けてもよい。
また、上記実施形態において、中間絞り23を設けなくてもよい。この場合、第1アレイレンズ21及び/又は第2アレイレンズ22に設けた構造物21g,22gによって第1及び第2アレイレンズ21,22が接合する。
また、上記実施形態において、第2アレイレンズ22の撮像素子50側に構造物を設けてもよい。この場合、第1実施形態で説明した複眼撮像装置100では、第2アレイレンズ22の構造物は、後絞り30と接合する。
また、上記実施形態において、構造物21g,22gは、図11に拡大して示すように、根元側においてR形状21ga,22gaを有してもよい。この場合、成形の際に、構造物21g,22gの強度を増すことができると共に第1アレイレンズ21,22を金型からより容易に離型することができるようになる。また、図12に拡大して示すように、構造物21g,22gは、個眼レンズ121,122間を結ぶ線J1,J2,J3上から外れて配置されるため、テーパー21p,22pを有する錘状形状を有していてもよい。
また、上記実施形態において、後絞り30と赤外線カットフィルター40とを一体化してもよい。例えば、基板の一方の面に遮光レジスト等によって後絞り30に相当する絞りパターンを形成し、他方の面に赤外線カットフィルター40に相当する赤外線カットコートを施す。
また、上記実施形態において、構造物21g,22gの端面21t,22tに接着剤を塗布してもよい。ただし、この場合、構造物21g,22gの周囲から接着剤がはみ出さないことが望ましい。
また、上記実施形態において、第1及び第2アレイレンズ21,22を樹脂で形成したが、ガラスで形成してもよい。
また、上記実施形態において、構造物21g,22g先端を平らにして中間絞り23を平面で支持したが、構造物21g,22gの先端を球面状にして点で支持してもよい。また、構造物21g,22gの対向面に凹部を形成してもよい。
OA…光軸、 10…ホルダー、 20…アレイレンズ積層体、 20u…撮像レンズ、 21,22…アレイレンズ、 21a,22a…レンズ本体部、 21c,21d,22c,22d…光学面、 21g,22g,121g…構造物、 40…赤外線カットフィルター、 50…撮像素子、 81…マイクロプロセッサー、 82…インターフェース、 83…ディスプレイ、 100…複眼撮像装置、 121,122…個眼レンズ、 300…撮像処理装置
Claims (10)
- アレイレンズを有し、当該アレイレンズを構成する複数の個眼レンズによって撮像素子に複数の物体像を形成する複眼撮像系であって、
前記アレイレンズは前記複数の個眼レンズと前記複数の個眼レンズを支持する支持体とを一体に形成してなり、他部品と当接して光軸方向に関する位置決めをする凸形状の構造物を有し、
前記構造物は前記支持体から前記複数の個眼レンズの光軸に沿った方向に突起するように設けられ、
前記構造物は前記複数の個眼レンズのうち任意の1つと、それに隣接する個眼レンズとの光軸間を結ぶ線上から外れた位置に設けられることを特徴とする複眼撮像系。 - 前記構造物は、前記複数の個眼レンズのうち任意の1つと、他の全ての個眼レンズとの光軸間を結ぶ線上から外れた位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の複眼撮像系。
- 前記構造物は、前記構造物に垂直な面での前記個眼レンズの有効径をA、前記個眼レンズの最隣接距離をBとして、前記構造物の大きさLに関する以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の複眼撮像系。
(B−A)/8≦L≦(B−A)/4 … (1) - 前記構造物は、柱状形状を有することを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の複眼撮像系。
- 前記支持体は、前記複数の個眼レンズ間に延在する平板状の部材であり、
前記構造物は、前記支持体の表面から突起する部材であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の複眼撮像系。 - 前記構造物は、前記構造物に垂直な面での前記個眼レンズの有効径をA、前記個眼レンズの最隣接距離をBとして、所定の個眼レンズの中心からの距離Dに関する以下の条件式を満足する円環領域内にあることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の複眼撮像系。
(3A+B)/8≦D≦(A+3B)/8 … (2) - 前記構造物は、前記支持体上の複数箇所に分散して形成されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一項に記載の複眼撮像系。
- 前記他部品は、前記アレイレンズに付随する絞り、前記アレイレンズとは別のアレイレンズ、及び前記アレイレンズを支持するホルダーのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から7までのいずれか一項に記載の複眼撮像系。
- 請求項1から8までのいずれか一項に記載の複眼撮像系と、撮像素子を備えることを特徴とする複眼撮像装置。
- 前記複数の物体像から少なくとも1つの画像を合成する画像生成手段を有することを特徴とする請求項9に記載の複眼撮像装置。
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