JP2016061526A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016061526A
JP2016061526A JP2014191678A JP2014191678A JP2016061526A JP 2016061526 A JP2016061526 A JP 2016061526A JP 2014191678 A JP2014191678 A JP 2014191678A JP 2014191678 A JP2014191678 A JP 2014191678A JP 2016061526 A JP2016061526 A JP 2016061526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
substrate
hydrophilic layer
repellent
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014191678A
Other languages
English (en)
Inventor
美香 川北
Mika Kawakita
美香 川北
勝則 岩瀬
Katsunori Iwase
勝則 岩瀬
松田 厚範
Atsunori Matsuda
厚範 松田
照久 奥野
Teruhisa Okuno
照久 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyohashi University of Technology NUC
Denso Corp
Original Assignee
Toyohashi University of Technology NUC
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyohashi University of Technology NUC, Denso Corp filed Critical Toyohashi University of Technology NUC
Priority to JP2014191678A priority Critical patent/JP2016061526A/ja
Publication of JP2016061526A publication Critical patent/JP2016061526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • F28F13/18Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by applying coatings, e.g. radiation-absorbing, radiation-reflecting; by surface treatment, e.g. polishing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/12Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
    • F28F1/24Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely
    • F28F1/26Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely the means being integral with the element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2245/00Coatings; Surface treatments
    • F28F2245/04Coatings; Surface treatments hydrophobic

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】親水層に疎水性被膜が形成された撥水性基材を備える熱交換器の撥水性能を向上させる。【解決手段】内部に冷媒が流れるチューブ111と、当該チューブ111と一体に設けられるフィン112とを備える熱交換器において、チューブ111またはフィン112の少なくとも一方は、表面に疎水性を有する撥水性基材1から構成され、撥水性基材1は、基体10と、基体10を被覆する被覆層11とを有し、被覆層11は、基体10との界面に設けられた親水層12と、最上層に設けられた疎水性を有する疎水性被膜13とを含む複数層で形成されており、撥水性基材1の疎水性被膜3が設けられた側から被覆層11の吸光度を赤外分光光度計を用いて測定すると、疎水性被膜3に由来するピーク強度が親水層2に由来するピーク強度よりも大きくなっている。【選択図】図8

Description

本発明は、チューブまたはフィンの少なくとも一方が撥水性基材から構成される熱交換器に関する。
基材表面に発生する凝縮水に対して、良好な撥水性能を発揮する撥水性基材として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の撥水性基材は、表面に多数の突起を含む凹凸部が形成され、この凹凸部に疎水性被膜が形成されている。
これにより、疎水性被膜が形成された凹凸部で発生する凝縮水を基材表面から浮き上がらせるため、凝縮水が凹部に停滞する状態を回避できる。凹部の外に押し出された水滴は、例えば風圧等の外部からの力によって容易に移動させて除去することができるため、良好な撥水性能を発揮させることができる。
特開2013−36733号公報
しかしながら、従来技術の撥水性基材は、凝縮水が発生する状態に長くさらされると撥水性能が徐々に低下し、基材表面に付着した凝縮水が除去されなくなって、基材表面に留まってしまうという問題があった。
本発明は上記点に鑑み、基材表面に疎水性被膜が形成された撥水性基材を備える熱交換器の撥水性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内部に冷媒が流れるチューブ(111)と、当該チューブ(111)と一体に設けられるフィン(112)とを備える熱交換器であって、
前記チューブ(111)または前記フィン(112)の少なくとも一方は、表面に疎水性を有する撥水性基材(1)から構成され、前記撥水性基材(1)は、基体(10)と、前記基体(10)を被覆する被覆層(11)とを有し、前記被覆層(11)は、前記基体(10)との界面に設けられた親水層(12)と、最上層に設けられた疎水性を有する疎水性被膜(13)とを含む複数層で形成されており、
前記撥水性基材(1)の前記疎水性被膜(13)が設けられた側から前記被覆層(11)の吸光度を赤外分光光度計を用いて測定すると、前記疎水性被膜(13)に由来するピーク強度が前記親水層(12)に由来するピーク強度よりも大きいことを特徴としている。
このように、撥水性基材(1)の被覆層(11)の吸光度を赤外分光光度計を用いて測定した場合に、疎水性被膜(13)に由来するピーク強度が親水層(12)に由来するピーク強度よりも大きいことで特定する事ができる撥水性基材(1)であれば、親水層(12)における疎水性被膜(13)が形成されていない部分を極力少なくすることができる。これにより、本発明の熱交換器では、凝縮水の滞留箇所が減少し、長期間にわたって撥水性能の低下を抑制することができ、耐久性を向上させることができる。
本発明の熱交換器に適用される撥水性基材は、アルミニウム製板材を80℃〜200℃の範囲に含まれる温度の水あるいは水蒸気に接触させて、アルミニウム製板材の表面にアルミニウムオキシ水酸化物であるベーマイトを形成するベーマイト化基材作製工程と、ベーマイト化基材を350℃を上回る温度に加熱する第1熱処理工程と、アルキルシランまたはフルオロアルキルシランを含む溶液にベーマイト化基材を浸漬してベーマイト化基材にアルキル鎖またはフルオロアルキル鎖を有する薄膜を形成する被覆工程と、アルキル鎖またはフルオロアルキル鎖を有する薄膜で被覆されたベーマイト化基材を100℃〜300℃の範囲に含まれる温度に加熱する第2熱処理工程とによって、製造することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
疎水性被膜が形成された撥水性基材の一部を示す模式図である。 撥水性基材の撥水作用を説明するための模式図である。 撥水性基材を用いた熱交換器の斜視図である。 撥水性基材の作製工程を説明するための図である。 親水層と疎水性被膜との結合を説明するための図である。 親水層と疎水性被膜との結合の欠陥を説明するための図である。 撥水性基材の吸光度を赤外分光光度計で測定した結果を示す図である。 撥水性基材の吸光度を赤外分光光度計で測定した結果を示す図である。 撥水性基材の滑落角を測定した結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
図1及び図2に示す撥水性基材1は、本発明に係る撥水性基材の一例であり、この形態のみに限定されるものではない。
図1に示すように、撥水性基材1は、基体10と、その表面に設けられた被覆層11を備えている。基体10は、撥水性基材1の本体部(基部)を構成している。また、被覆層11は、基体10との界面に設けられた親水層12と、最上層に設けられた疎水性被膜13とを備えている。
親水層12は、凹凸状になっており、基部12aと、基部12aから突出する多数の突起12bから構成されている。突起12bは、基部12aの表面からの突出高さがHである花弁状構造となっている。多数の突起12bは、撥水性基材1に形成される花弁構造を構成し、親水性面11に凹凸面を形成する。親水層12には水酸基が存在しており、親水性が付与されている。ここでいう親水性とは、20℃における水との接触角が60゜以下(好ましくは50゜以下)のことである。
なお、図1は、撥水性基材1の親水層12における詳細な構造を理解しやすくするために、模式的に表した図であり、実際の構造よりも単純化して示している。例えば、隣り合う突起12bの先端側は互いに交差したり重なったりする場合があり、突起12bは基部12aからまっすぐに延びずに、湾曲するように延びたり、折曲がって延びたりする場合がある。
図1に示すように、親水層12は疎水性被膜13で覆われており、親水層12の突起12b及び基部12aには、疎水性被膜13によって無数の毛状部が形成されている。疎水性被膜13は、例えばフッ素系の膜剤であり、撥水性基材1の表面に発生する凝縮水を表面に付着する状態から浮き上がらせ、例えば風圧等によって容易に表面から取り除くことができる超撥水性の被膜を構成する。ここでいう疎水性とは、撥水性基材1の表面に風等の外力が作用した場合に撥水性基材1の表面上の水が移動可能な程度に、撥水性基材1の表面において水を浮き上がらせることができる性質のことであり、20℃における水との接触角が60゜を超える(好ましくは90゜以上)ことである。
撥水性基材1の最上層に形成される疎水性被膜13は、花弁状構造を備える凹凸部の上面に存在し、水滴を浮き上がらせる作用を奏する膜である。疎水性被膜13は、フッ素系の膜剤の一例である長鎖フルオロアルキル鎖、長鎖アルキル鎖等を有する有機シランとして、例えばフルオロアルキルシランを用いることができる。フルオロアルキルシランは、下記の構造を有するフルオロアルキルシラン基を含むことが好ましい。
CF3(CF2)nCH2CH2−Si(OR)3
RはCH3、C25、CH2CH2CH3の何れかであり、n=3〜9である。
本実施形態では、フルオロアルキルシランとしてCF3(CF27CH2CH2Si(OC253(以下、「FAS17」ともいう)を用いている。
次に、撥水性基材1で凝縮水が発生したときに推定される撥水効果について説明する。例えば、撥水性基材1において空気が冷却されて凝縮水が生じると、図2(a)に示すように、凝縮水が集まった水滴20が突起12b間の凹部に形成される疎水性被膜13の表面に発生する。さらに凝縮水が発生すると、図2(b)に示すように、水滴20は大きくなって凹部全体を埋めるように広がる水滴21となる。そして、凹部を埋め尽くす水滴21は、図2(c)に示すように、突起12bの上方にせり出し、図2(c)に示す水滴22のように、表面張力で球状になり、突起12bの表面の疎水性被膜13上に軽く乗ったような状態となる。この状態の遷移は、図2(c)の状態の水滴22に関する表面エネルギーが図2(b)の状態の水滴21に関する表面エネルギーよりも小さく、水滴の状態は表面エネルギーが小さくなる方向に遷移する傾向にあるから、とも考えられる。
この状態では、水滴22は、まだ小さく、撥水性基材1の親水層12における疎水性被膜13が形成されていない部分において、または親水層12に存在する例えば水酸基の有する極性の影響等により、親水層12にある程度の親和力で引き付けられることになり、撥水性基材1から滑落しにくい状態に維持されている。
さらに、図2(c)に示す状態からさらに凝縮水が発生すると、図2(c)の水滴22はさらに大きくなって突起12bの外で複数の突起12bにまたがるように大きくせり出し、表面張力でさらに大きな球状の水滴23(図1に図示)になり、複数の突起12bの表面に軽く乗ったような状態となる。この状態まで水滴が大きくなると、水滴23と疎水性被膜13との接触面積が小さく、水滴23と撥水性基材1との親和力も小さくなる。さらに、凝縮水から変化した水滴23と撥水性基材1との間には、空気層が形成されるようになるため、水滴23は、風圧や振動等の外力によって撥水性基材1から滑りやすくなり、容易に取り除かれるようになる。
また、撥水性基材1上の実際の凝縮水は、隣り合う突起12bの間に形成される凹部の複数にほぼ同時に発生するため、各凹部において上記に説明するように、それぞれの水滴が変化して突起12bの外側に浮き上がる。そして、隣り合う複数の凹部にまたがる水滴が一つの水滴として複数の突起12bの外側で球状に成長するようになる。
ここで、本実施形態の撥水性基材1を適用した熱交換器100を図3を用いて説明する。図3で示される熱交換器100は、例えば車両用空調装置の冷凍サイクルにおいて空調用空気を冷却する蒸発器に適用することができる。この熱交換器100は、撥水性基材1で形成されるチューブ111及びフィン112を備えている。
熱交換器100は、熱交換コア部110と、この熱交換コア部110に接続される一対のヘッダタンク120とを備えている。熱交換コア部110は、複数積層される断面扁平状のチューブ111と、各チューブ111の間に介在され、チューブ111に一体に設けられる波形のフィン112とを備えている。チューブ111は、内部を熱媒体としての冷媒が流通する管部材であり、各チューブ111の両先端部は、一対のヘッダタンク120内部にそれぞれ連通するように接続されている。また、フィン112は、薄肉の帯板材から波状に形成されて伝熱面を形成する伝熱部材であり、チューブ111にろう付け等により一体に接合されている。チューブ111及びフィン112の少なくとも一方は、撥水性基材1を用いて形成されている。
熱交換器100においては、冷凍サイクル内で減圧されて低温低圧となった冷媒が複数のチューブ111内を流通し、空調用空気が各チューブ111の外側および各フィン112の周囲を通過し、冷媒によって冷却されるようになっている。空調用空気が冷却される際に、空調用空気の温度が空気中に含まれる水蒸気の露点温度を下回ると、水蒸気は凝縮水となって熱交換コア部110のチューブ111及びフィン112の表面に付着する。この凝縮水の付着状態が続くと、熱交換コア部110を通過する空調空気の通気抵抗が増加し、凝縮水による熱抵抗が上昇するため、熱交換器100における熱交換性能が低下する。さらには、凝縮水は、凍結温度以下となると凍結して熱交換コア部110の表面に霜となって付着することになる。
熱交換器100は、チューブ111及びフィン112の少なくとも一方が撥水性基材1によって形成されているため、撥水性基材1で形成された部材に付着した凝縮水は、前述した撥水作用により、凹凸部の表面から浮き上がり、複数の突起12bをまたがるような大きな水滴23となって、当該部材の表面に存在する(図1参照)。この状態で、空調用空気が熱交換コア部110を通過しようとすると、その風圧によって、水滴23は押し流されるので、熱交換コア部110から速やかに取り除かれることになる。このように凝縮水が発生した場合でも、凝縮水は撥水性基材1に長く留まらないため、チューブ111内を流れる低温冷媒によって冷やされても熱交換器100のフロストを回避できる。
次に、本実施形態の撥水性基材1の作製方法の例を図4に基づいて説明する。本実施形態の撥水性基材1は、以下の第1工程〜第4工程に示す方法によって作製することができる。
〔第1工程:ベーマイト処理〕
アルミニウム製板材からなる基体10をイソプロピルアルコールに浸漬して超音波を10分間印加して表面清浄化を行い、100℃で沸騰する純水中に10分間浸漬させ、基体10の表面をベーマイト化する。これにより、基体10の表面には水酸基が生成され、親水層12が形成される。なお、沸騰水中にジエタノールアミン等のアミン類を添加してもよい。ベーマイト処理は、アルミニウム製板材を水蒸気に暴露することによっても行うことができる。
基体10をベーマイト化する第1の目的は、ベーマイト化することにより基体10の表面に水酸基を形成し、第3工程において薄膜形成試薬と水酸基が反応し、強固な結合を形成させるためである。基体10をベーマイト化する第2の目的は、ベーマイト化の過程で表面がエッチングされ、非常に微細な板状からなる花弁状構造が形成されるためである。この花弁状構造は、親水層12に対して垂直な任意の断面において、基部12aの表面から多数の突起12bが突出した針状構造になっている。
〔第2工程:ベーマイト処理の後処理〕
第1工程にてベーマイト化によって親水層12が形成された基体10を所定温度で1時間加熱する。これにより、親水層12から吸着水を除去し、乾燥させることができる。なお、加熱にはADVANTEC製FUN220PAを使用し、所定温度とは電気炉の設定温度である。第2工程での加熱温度の下限値は、後述する理由で350℃を上回る温度とすることが望ましい。また、第2工程での加熱温度の上限値は、熱交換器100の性能低下を避けるために、600℃以下とすることが望ましい。
〔第3工程:成膜処理〕
FAS17(perfluorodecyltriethoxylsilane)5mMの炭化水素系(沸点150−220℃)溶液に、第2工程にて乾燥させた基材1を電気炉から取り出してすぐに1時間浸積する。これにより、親水層12にフルオロアルキル鎖を有する薄膜(フルオロアルキルシランを出発原料として誘導される薄膜)からなる疎水性被膜13を形成し、撥水性基材1を得ることができる。ここで言う薄膜とは1μmよりも薄い膜であることが好ましく、更には分子が複数積層された50nmよりも薄い積層膜であることがより好ましく、更には分子1層の単分子で構成された単分子膜であることがなお好ましい。また、膜厚の分布は均一であることが好ましいが、積層膜と単分子膜が混在していても良い。
〔第4工程:成膜処理の後処理〕
第3工程にて成膜処理を行った撥水性基材1を表面の溶液が無くなる程度に風乾させた後、100−200℃で1時間以上真空乾燥させる。これにより、親水層12と疎水性被膜13における脱水縮合を促進させることができる。
これらの第1〜第4工程により、アルミ板表面に、フルオロアルキル基を有するC81724Si(O-3の薄膜(フルオロアルキルシランを出発原料として誘導される薄膜)からなる疎水性被膜13が形成された撥水性基材1を作製することができる。
ここで、疎水性被膜13(薄膜)と親水層12(基材の凹凸部の表面)との結合について図5、図6に基づいて説明する。
図5に示すように、第3工程の成膜処理では、疎水性被膜13として用いられるFAS17の末端のエトキシ基(OC25)が加水分解によって水酸基(OH基)に置換され、CF3(CF27CH2CH2Si(OH)3となる。CF3(CF27CH2CH2Si(OH)3は、Si(OH)3の部分は親水性となっており、Si(OH)3以外の部分は疎水性となっている。
第3工程の成膜処理では、加水分解した疎水性被膜13(CF3(CF27CH2CH2Si(OH)3)と、ベーマイト化された親水層12との間は、最初は水素結合によって結合される。水素結合の結合力は、さほど強くなく、例えば、凝縮水が親水層12に生じて水滴となり親水層12から滑落する際に、滑落する水滴と一緒に親水層12から疎水性被膜13がまとめて流出する可能性がある。
本実施形態では、第4工程で加熱処理を実施することで、脱水反応が起き、疎水膜を構成する疎水性被膜13と親水層12(基材の凹凸部の表面)との結合は、水素結合から共有結合による強固な化学結合が支配的になる。この共有結合は、水が親水層12に付着した場合、その状態に耐え得る結合力を有する。したがって、凝縮水が親水層12に生じて水滴となり親水層12から滑落しても、共有結合が容易に破壊されることはなく、疎水性被膜13と親水層12との結合を維持することができる。
第4工程加熱処理を実施しても、図6に示すように、親水層12に疎水性被膜13が結合していない部分では、親水層12でベーマイト由来の水酸基(OH基)が露出した欠陥部Aとなる。図6では、破線で囲まれた部分が欠陥部Aを示している。水酸基が露出した欠陥部は親水性であり、親水層12に欠陥部Aが多く存在していると、水との水素結合を生じさせやすく、凝縮水を滞留させやすくなり、撥水性基材1の撥水効果を低下させる要因となる。このため、撥水性基材1の撥水性を高めるためには、親水層12にベーマイト由来の水酸基が露出した欠陥部Aを極力少なくすることが望ましい。
次に、本実施形態の撥水性基材1における疎水性被膜13で覆われた親水層12が設けられている部位の吸光度をフーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)で測定した結果を図7、図8に基づいて説明する。FT−IRは、日本分光製FT/IR−6600にATRアタッチメント(ATR PRO ONE)を取り付けて全反射法で測定した。測定試料室は室温、乾燥窒素雰囲気下であり、測定条件は、データ間隔:4cm-1、積算回数:64回で測定した。図7、図8では、第2工程における加熱温度を変化させた場合の測定結果を示している。
図7では、第2工程の加熱処理を110℃および400℃で行った場合において、第2工程終了後の親水層12のFT−IRスペクトルが示されている。また、図8では、第2工程の加熱処理を「110℃」、「300℃」、「350℃」、「400℃」、「450℃」、「500℃」、「550℃」で行った場合において、第4工程終了後の親水層12および疎水性被膜13のFT−IRスペクトルが示されている。
図7、図8において、波数1072cm-1を中心とする波数1040〜1100cm-1の範囲にある吸収ピーク、好ましくは1060〜1080cm-1の範囲にある吸収ピークはベーマイト由来のOH基に基づいており、波数1151cm-1を中心とする波数1130〜1170cm-1の範囲にある吸収ピークはFAS由来のC−F結合に基づいており、波数1208cm-1を中心とする波数1190〜1230cm-1の範囲にある吸収ピークはFAS由来のC−C結合に基づいており、波数1243cm-1を中心とする波数1230〜1260cm-1の範囲にある吸収ピークはFAS由来のC−F結合に基づいている。
つまり、波数1040〜1100cm-1の範囲にある吸収ピークのピーク強度はベーマイト由来のOH基の量を示している。また、波数1130〜1260cm-1の範囲にある吸収ピークのピーク強度、さらに詳細には波数1130〜1170cm-1の範囲にある吸収ピークのピーク強度、波数1190〜1230cm-1の範囲にある吸収ピークのピーク強度、及び波数1230〜1260cm-1の範囲にある吸収ピークのピーク強度はFASの量を示している。
図7に示すように、第2工程終了後のFT−IRスペクトルにおいて、「110℃」および「400℃」の両方で、ベーマイト由来のOH基に対応する波数1040〜1100cm-1の範囲で吸収ピークが確認できる。波数1040〜1100cm-1の範囲でのピーク強度は、第2工程の加熱温度を「110℃」とした場合の方が「400℃」とした場合よりも大きくなっている。つまり、第2工程終了後のFT−IRスペクトルでは、第2工程の加熱温度を「400℃」とした場合の方が「110℃」とした場合よりもベーマイト由来のOH基が減少していることが示されている。
また、図8に示すように、第4工程終了後のFT−IRスペクトルにおいて、第2工程の加熱温度を「400℃」、「450℃」、「500℃」、「550℃」とした場合では、波数1130〜1170cm-1の範囲、波数1190〜1230cm-1の範囲、および波数1230〜1260cm-1の範囲で大きな吸収ピークを確認でき、波数1040〜1100cm-1の範囲で小さな吸収ピークが確認できる。これに対し、第2工程の加熱温度を「110℃」、「300℃」、「350℃」とした場合では、波数1040〜1100cm-1の範囲で大きな吸収ピークが確認でき、波数1130〜1170cm-1の範囲、波数1190〜1230cm-1の範囲、および波数1230〜1260cm-1の範囲で小さな吸収ピークを確認できる。つまり、第4工程終了後のFT−IRスペクトルにおいては、第2工程の加熱温度を「110℃」、「300℃」、「350℃」とした場合では、ベーマイト由来のOH基が多く、FASの存在量が少なくなっているのに対し、第2工程の加熱温度を「400℃」、「450℃」、「500℃」、「550℃」とした場合では、ベーマイト由来のOH基が少なく、FASの存在量が多くなっていることが示されている。
このように、第4工程終了後のFT−IRスペクトルの測定結果から、第2工程の加熱温度を「400℃」、「450℃」、「500℃」、「550℃」の各温度とした撥水性基材1、換言すれば、第2工程の加熱温度を350℃を上回る温度とした撥水性基材1は、波数1040〜1100cm-1の範囲の吸収ピーク(第1ピーク)のピーク強度が、波数1130〜1170cm-1、1190〜1230cm-1、あるいは1230〜1260cm-1の何れかの範囲の吸収ピーク(第2ピーク)のピーク強度よりも小さくなっている。つまり、第2工程の加熱温度を350℃を上回る温度とした撥水性基材1は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)を用いて吸光度を測定すると、疎水性被膜13に由来するピーク強度が親水層12に由来するピーク強度よりも大きいことで特徴付けられる。
次に、第2工程の加熱処理を「110℃」、「300℃」、「350℃」、「400℃」、「450℃」、「500℃」、「550℃」の各温度で行って撥水性基材1を作製し、これらの撥水性基材1を冷却して凝縮水が発生する環境下に置き続ける作動試験を行った場合の撥水性能変化を図9に基づいて説明する。図9は、撥水性基材1の滑落角を示している。滑落角は協和界面科学製DM−501で液滴量2μLで測定した。滑落角は転落角ともいい、撥水性基材1に水滴を乗せ、基材を傾斜させていったときに水滴が転がり始めるときの基材の傾斜角度である。滑落角が小さいほど撥水性能が高いことを示し、滑落角が大きいほど撥水性能が低いことを示している。
図9に示すように、作動試験開始時(0日目)には、各温度における滑落角は10°以下であり、何れの温度においても良好な撥水性能が得られている。つまり、作動試験開始時においては、第2工程での加熱温度による滑落角の顕著な違いは認められなかった。
そして、第2工程の加熱温度を「110℃」、「300℃」、「350℃」とした撥水性基材1の滑落角は、作動試験開始から4日経過後に75°以上に増大し、作動試験開始から7日経過後に80°程度に増大している。つまり、第2工程の加熱温度を「350℃」以下とした撥水性基材1では、作動試験期間が長くなるにしたがって滑落角が急激に増大し、撥水性能が大きく低下している。これに対し、第2工程の加熱温度を「400℃」、「450℃」、「500℃」、「550℃」とした撥水性基材1の滑落角は、作動試験開始から4日経過後および7日経過後においてもほとんど変化していない。つまり、第2工程の加熱温度を「350℃」を上回る温度とした撥水性基材1では、作動試験期間が長くなっても滑落角がほとんど変化せず、長期間にわたって撥水性能を維持することができている。
上述した第2工程の加熱温度の違いによる撥水性基材1の撥水性能の差は、以下の理由によって生じると推測される。
第2工程の加熱温度を「350℃」以下の温度とした場合には、第2工程での加熱温度が低いため、第1工程の沸騰水処理で親水層12に残った吸着水を充分に除去することができず、第2工程終了後に親水層12に吸着水が多く残存する。この親水層12に残存した吸着水によって、第3工程の成膜処理では、疎水性被膜13(FAS)が親水層12に結合することが阻害される。このため、第2工程の加熱温度を「350℃」以下とした場合の親水層12には、第4工程終了後に疎水性被膜13が結合していないベーマイト由来のOH基(図6で説明した欠陥部A)が多く存在し、この親水層12に存在するOH基が撥水性能を低下させる原因と考えられる。
これに対し、第2工程の加熱温度を「350℃」を上回る温度とした場合には、第2工程での加熱温度が充分に高いため、親水層12から吸着水を充分に除去することができ、第2工程終了後に親水層12には吸着水がほとんど残存していない。さらに、第2工程での加熱温度を高温にすることで、親水層12のベーマイトのアルミナ化が促進され、親水層12のOH基を第2工程の加熱温度を「350℃」以下とした場合と比較して少なくさせることができる。このように、吸着水が除去されるとともにOH基を少なくした基材を用いて第3工程及び第4工程を行うことで、親水層12の水酸基のほとんどに疎水性被膜13が結合することができ、親水層12に薄膜からなる疎水性被膜13が均一に形成される。
以上のように、本実施形態によれば、第2工程での加熱処理を350℃を上回る温度で行うことで、ベーマイト由来のOH基が露出する欠陥部(図6参照)を極力少なくすることができ、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)を用いて吸光度を測定すると、疎水性被膜13に由来するピーク強度が親水層12に由来するピーク強度よりも大きい撥水性基材1を得ることができる。これにより、本実施形態の撥水性基材1は、親水層12にて疎水性被膜13が形成されていない部分を極力少なくすることができる。この結果、凝縮水の滞留箇所が減少し、長期間にわたって撥水性能の低下を抑制することができ、耐久性を向上させることができる。
また、撥水性基材1は、熱交換器100のチューブ111またはフィン112を形成する部材として用いられる。この構成によれば、チューブ111の表面またはフィン112の表面に疎水性被膜13が形成され、熱交換器100の発生する凝縮水を風圧等によって各部の表面から容易に取り除くことができるので、凝縮水の凍結回避、凍結による通風抵抗増加の防止が図れ、熱交換器100の機能を確実に発揮させることができる。したがって、熱交換器100の性能維持、寿命確保等に貢献することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
例えば、上記実施形態においては、撥水性基材1の親水層12に多数の突起12bにて構成される針状構造の凹凸部が形成されるように構成したが、これに加えて、針状構造による凹凸部よりも大きな寸法の第1の凹凸部が形成されていてもよい。この場合、針状構造による凹凸部は第2の凹凸部と定義し、第1の凹凸部の表面に第2の凹凸部が形成されることになる。なお、第1の凹凸部は、上述の第1工程の前に、予めアルミニウム製板材の表面に形成すればよい。
また、上記実施形態においては、疎水性被膜13としてFAS17からなる薄膜を形成したが、FAS17以外のフルオロアルキルシラン(例えばFAS13やFAS9)を用いてもよく、あるいはアルキルシラン(例えばODS:octadecyltrimethoxysilane)を用いてもよく、それら以外の試薬で薄膜を形成してもよいし、薄膜以外の疎水性被膜13を形成してもよい。また、薄膜の構造中に親水性を示す官能基は極力除外することが望ましい。なお、疎水性被膜として、アルキル基、フルオロアルキル基のような疎水性の官能基が含まれていると高い疎水性を発現させることができる。
また、親水層12の凹凸面の作製方法は、上述した方法に限定されず、親水層12の表面形状を変化させうる様々な手法を採用することができる。
また、上記実施形態では、アルミニウム製板材からなる基体10の表面をベーマイト処理することで親水層12を形成し、基体10と親水層12とを同一の部材から構成したが、これに限らず、基体10と親水層12とを異なる部材から構成してもよい。この場合、基体10の最表面に親水層12が設けられていればよく、基体10と親水層12との間に中間層が設けられていてもよい。また、親水層12と疎水性被膜13との間に中間層が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では基体10としてアルミニウム製板材を用いる構成を例示したが、アルミニウム製板材以外にも銅板や鉄板など、様々な金属やそれらの酸化物を用いることができる。また、基体10は金属に限定されず、例えば樹脂で形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、赤外分光光度計はフーリエ変換型を用いて説明したが、これに限らず、分散型など他の方式の赤外分光光度計を用いてもよい。
1 撥水性基材
10 基体
11 被覆層
12 親水層
12a 基部
12b 突起(凹凸部)
13 疎水性被膜
100 熱交換器
111 チューブ
112 フィン

Claims (5)

  1. 内部に冷媒が流れるチューブ(111)と、当該チューブ(111)と一体に設けられるフィン(112)とを備える熱交換器であって、
    前記チューブ(111)または前記フィン(112)の少なくとも一方は、表面に疎水性を有する撥水性基材(1)から構成され、
    前記撥水性基材(1)は、基体(10)と、前記基体(10)を被覆する被覆層(11)とを有し、前記被覆層(11)は、前記基体(10)との界面に設けられた親水層(12)と、最上層に設けられた疎水性を有する疎水性被膜(13)とを含む複数層で形成されており、
    前記撥水性基材(1)の前記疎水性被膜(13)が設けられた側から前記被覆層(11)の吸光度を赤外分光光度計を用いて測定すると、前記疎水性被膜(13)に由来するピーク強度が前記親水層(12)に由来するピーク強度よりも大きいことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記疎水性被膜(13)に由来するピーク強度は、波数1130〜1260cm-1におけるピークの強度であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記疎水性被膜(13)は、フルオロアルキル鎖を有する薄膜によって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記親水層(12)に由来するピーク強度は、波数1040〜1100cm-1におけるピークの強度であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器。
  5. 前記親水層(12)には、多数の凹凸部(12b)が形成されており、
    前記凹凸部(12b)は、アルミニウムオキシ水酸化物であるベーマイトで構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
JP2014191678A 2014-09-19 2014-09-19 熱交換器 Pending JP2016061526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191678A JP2016061526A (ja) 2014-09-19 2014-09-19 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191678A JP2016061526A (ja) 2014-09-19 2014-09-19 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016061526A true JP2016061526A (ja) 2016-04-25

Family

ID=55795895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191678A Pending JP2016061526A (ja) 2014-09-19 2014-09-19 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016061526A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10281690A (ja) * 1997-02-07 1998-10-23 Hitachi Ltd 空気調和機、熱交換器及びその製造方法
JP2003240487A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 着霜防止部材及び熱交換器
WO2003097527A1 (en) * 2002-05-22 2003-11-27 Japan Energy Corporation Particulate aluminum nitride and method for production thereof
JP2010159964A (ja) * 2010-03-29 2010-07-22 Denso Corp 熱交換器の製造方法およびそれによって製造される熱交換器
JP2011185590A (ja) * 2010-02-09 2011-09-22 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 熱交換器用アルミニウムフィン及び熱交換器
JP2011529415A (ja) * 2008-07-31 2011-12-08 イーストマン コダック カンパニー カチオン改質クレー粒子を含有するインクジェット記録媒体
JP2012237477A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム又はアルミニウム合金からなる熱交換器
JP2013036733A (ja) * 2011-07-12 2013-02-21 Denso Corp 撥水性基材、熱交換器、及び撥水性基材の製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10281690A (ja) * 1997-02-07 1998-10-23 Hitachi Ltd 空気調和機、熱交換器及びその製造方法
JP2003240487A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 着霜防止部材及び熱交換器
WO2003097527A1 (en) * 2002-05-22 2003-11-27 Japan Energy Corporation Particulate aluminum nitride and method for production thereof
JP2011529415A (ja) * 2008-07-31 2011-12-08 イーストマン コダック カンパニー カチオン改質クレー粒子を含有するインクジェット記録媒体
JP2011185590A (ja) * 2010-02-09 2011-09-22 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 熱交換器用アルミニウムフィン及び熱交換器
JP2010159964A (ja) * 2010-03-29 2010-07-22 Denso Corp 熱交換器の製造方法およびそれによって製造される熱交換器
JP2012237477A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム又はアルミニウム合金からなる熱交換器
JP2013036733A (ja) * 2011-07-12 2013-02-21 Denso Corp 撥水性基材、熱交換器、及び撥水性基材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5867325B2 (ja) 撥水性基材の製造方法
Edalatpour et al. Managing water on heat transfer surfaces: A critical review of techniques to modify surface wettability for applications with condensation or evaporation
US20150368824A1 (en) Water and oil ultra-repellent structure and manufacturing method therefor
JP2012228670A (ja) 撥水性基材、撥水性基材を用いた熱交換器、および撥水性基材の製造方法
JPH09229585A (ja) 熱交換器及び熱交換器の運転方法
EP3337859B1 (en) Liquid-repellent coatings
US11255616B2 (en) Droplet ejecting coatings
Ali et al. Techniques for the fabrication of super-hydrophobic surfaces and their heat transfer applications
CN103702928A (zh) 加工极疏水性表面的方法及具有极疏水性表面的蒸发器
KR101844956B1 (ko) 친수성이 향상된 알루미늄 표면의 제조방법 및 친수성 알루미늄 표면체
CN108431542B (zh) 一种用于提高凝结水捕获率的交替排列的非均质润湿表面
JP6641990B2 (ja) 撥水性基材とその製造方法
JPH03259975A (ja) 撥水性コーティング用組成物及び撥水性コーティング用組成物を塗布した熱交換器
JPH10281690A (ja) 空気調和機、熱交換器及びその製造方法
KR101528708B1 (ko) 초발수 특성을 갖는 열교환기 및 그 제조방법
CN109923367A (zh) 防污性高亲水性烧结涂膜及其制造方法、以及热交换器用铝翅片件和热交换器以及冷热设备
JP2016061526A (ja) 熱交換器
JP6091758B2 (ja) 熱交換器
JP2017015377A (ja) 基材およびその基材を用いた機器
Miljkovic et al. Recent developments in altered wettability for enhancing condensation
JP2008164238A (ja) 熱交換器用アルミニウムフィン材及びそれを用いた熱交換器
JPH08269367A (ja) 撥水性塗料及び撥水性が優れたアルミニウム板材
JP2011163646A (ja) 熱交換器用アルミニウムフィン及び熱交換器
JP2584109B2 (ja) 撥水性コーティング用塗料及びその塗料を塗布した熱交換器
JP2017155973A (ja) 熱交換器用フィン材及び熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180828