JP2016061449A - 吸収冷温水機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収冷温水機の希釈運転を短時間で完了させること、及び本体の長寿命化を図ること。
【解決手段】蒸発器11、吸収器12及び高温再生器15を備え、機内を循環する液体の流量制御にフロート弁21を使用し、希釈運転が必要となった場合に、蒸発器11又は吸収器12から高温再生器15内の濃溶液を希釈するための冷媒を供給し、強制希釈運転を行う吸収冷温水機において、希釈配管54内の冷媒の流出を制御する希釈バルブ53a(制御手段)を備え、冷媒ポンプ16の吐出側の圧力と高温再生器15内の圧力とを比較して高温再生器15内の圧力が低い場合には、希釈バルブ16(制御手段)によって冷媒を流出させ、強制希釈運転を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、再生器にフロート弁型の流量制御装置を用いる吸収冷凍機及び吸収冷温水機に関する。なお、本明細書では、吸収冷凍機も吸収冷温水機の概念に含まれるとして、両者を合わせて吸収冷温水機と称する。
この種の技術として、例えば、特開平5−26533号公報(特許文献1)、特開2000−283589号公報(特許文献2)、特開平5−231743号公報(特許文献3)及び特開平4−363562号公報(特許文献4)等に記載された発明が公知である。
このうち特許文献1には、吸収器からの稀溶液を高温再生器と低温再生器とに並列に送液する並列溶液循環方式をとる吸収式冷凍機において、高温再生器から吸収器に還流する溶液循環系の循環量に比例して開閉する弁手段を設け、その弁開度により吸収器から高温,低温両再生器に送液される稀溶液循環量を制御することが記載されている。
また、特許文献2には、高温再生器から吸収器に送られる濃溶液によって吸収器から高温再生器及び低温再生器に送られる稀溶液を制御するため、分岐前の配管系に設けられた制御手段を高温再生器に取り付け、吸収器から高温再生器及び低温再生器に送られる稀溶液と高温再生器を加熱後の蒸気とを熱交換するドレンクーラを、分岐前の配管系に設け、制御手段の前後において稀溶液と冷媒を分離した濃溶液とをそれぞれ熱交換する低温溶液熱交換器及び高温溶液熱交換器とを設けることが記載されている。
また、特許文献3には、高温再生器壁温度サーミスタと低温再生器ドレン温度サーミスタにより検出した温度によりMCUのROMに書かれている溶液濃度を取り出し、この溶液濃度により希釈時間を演算し、その時間だけ希釈運転を実施することが記載されている。
さらに、特許文献4には、結晶事故を回避するために結晶の危険が高い再生器濃溶液系統を直接監視することと、結晶の危険が生じた場合は結晶が起きかけている濃溶液系統だけを効果的に希釈するため、結晶を感知する手段として、最も結晶の危険が高い再生器濃溶液出口系統の温度を連続的に計測することにより、その温度変化から流動変化を調べ、流動変化より結晶の進行を感知するようにしたことが記載されている。
特開平5−26533号公報 特開2000−283589号公報 特開平5−231743号公報 特開平4−363562号公報
特許文献1及び2に記載された技術では、吸収冷温水機は効率向上と安定した運転を維持するために、機内を循環する液体の流量制御に浮き作動型弁の流量制御装置(以後:フロート弁)を用いている。このフロート弁が再生器に使用されている場合、通常の運転中には流量制御装置として働き、大掛かりな装置を用いなくとも、高負荷から部分負荷まで広範囲にわたり優れた運転特性を得ることができる。
一方、冷力発生運転の終了時に行われる吸収液を希釈する工程(以後:希釈運転)では、このフロート弁が流路抵抗となり、円滑な吸収液の希釈を阻害する。吸収冷温水機において希釈運転は機内で濃縮された吸収液を薄めるために必要不可欠な工程であり、希釈運転が十分に行われなければ機内は吸収液の主成分が析出・結晶し、流路閉塞状態となる。流路閉塞状態となると、次回の運転は行えなくなる。このため吸収式冷凍機では、機械停止時に希釈運転を行う制御が組み込まれている。
しかし、希釈運転を行う制御で、吸収液を循環させるポンプを運転し続けても、短時間で再生器内部が満液になってフロート弁が閉まり、その後の稀溶液の補充量が激減する。そのため、希釈運転は、概ね30分、長いものでは1時間ほどの時間を要している。この希釈運転の間は吸収冷温水機の冷却と冷水系の凍結防止のため、機外の付帯設備である冷水や冷却水を循環させ続けている場合が大半で、非常に不経済である。
これに対し、特許文献3記載の発明では、必要最低限の希釈時間を演算する方法を提案している。しかし、この技術では、過剰な希釈運転は避けられるが、最低限必要な時間の短縮は見込めない。 希釈運転にかかる時間は冷力を発生するわけではなく可能な限り短縮したいものであるが、特許文献3記載の技術では、この短縮化の要望には応えていない。
さらに、特許文献4記載の発明では、蒸発器から高温再生器へ冷媒を流入させ希釈運転を行うように構成されているが、この公知技術では、高濃度吸収液に冷媒を投入ずる箇所及び近傍が細狭箇所のため、高濃度吸収液と冷媒の混合による吸収熱の影響により局所的な過熱や配管内沸騰が発生し、本来の目的を果たせないだけでなく、本体の短命化に繋がる可能性もあった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、吸収冷温水機の希釈運転を短時間で完了させること、及び本体の長寿命化を図ることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、蒸発器、吸収器及び高温再生器を備え、機内を循環する液体の流量制御に浮き作動型弁を使用し、希釈運転が必要となった場合に、前記蒸発器又は吸収器から前記高温再生器内の濃溶液を希釈するための冷媒を供給し、強制希釈運転を行う吸収冷温水機において、前記蒸発器から冷媒を前記高温再生器に流入させる希釈配管と、前記蒸発器から前記希釈配管へ向けて冷媒を吐出させる冷媒ポンプと、前記希釈配管内の冷媒の流出を制御する制御手段と、を備え、前記冷媒ポンプの吐出側の圧力と前記高温再生器内の圧力とを比較して前記高温再生器内の圧力が低い場合には、前記制御手段によって前記冷媒を流出させ、強制希釈運転を行うことを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明によれば、吸収冷温水機の希釈運転を短時間で完了させることができる。また、本体の長寿命化を図ることができる。
本発明の実施形態における実施例1に係る吸収冷温水機の構成を概念的に示す図である。 実施例2に係る吸収冷温水機の構成を概念的に示す図である。 実施例3に係る吸収冷温水機の構成を概念的に示す図である。
以下、図面を参照し、複数の実施例を挙げ、本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態における実施例1に係る吸収冷温水機の構成を概念的に示す図である。本実施例に係る吸収冷温水機は、蒸発器11、吸収器12、凝縮器13、低温再生器14、高温再生器15、冷媒ポンプ16、溶液循環ポンプ17及びこれらを接続する複数の配管から基本的に構成されている。
蒸発器11内には冷水伝熱管24が配管されている。また、蒸発器11内の上部には冷媒スプレー配管22の一端(散水口)が設置されている。冷却スプレー配管22には、蒸発器11内の冷媒を冷媒スプレー配管22に供給する冷媒ポンプ16の出力側の配管が接続されている。また、前記冷媒ポンプ16の出力側の配管の接続部16aの下流側には、冷媒ポンプ吐出圧力計52が接続され、冷媒ポンプ16から吐出される冷媒の圧力を計測することができる。
冷媒スプレー配管22の他端側は前記接続部16aで希釈配管54の一端側に接続されている。希釈配管54は、他端側が高温再生器15内に開放され、冷媒を高温再生器15内に供給できるようになっている。また、希釈配管54には、希釈バルブ53aと逆止弁50が設置されている。なお、希釈バルブ53aは冷媒スプレー配管22側に、逆止弁50は高温再生器15側にそれぞれ配置されている。
吸収器12は蒸発器11に隣接して設けられ、吸収器12内の上部には濃溶液スプレー配管23の一端(散水口)が設置されている。濃溶液スプレー配管23の他端は高温再生器15のフロート室20に接続されている。吸収器12と高温再生器15の間の濃溶液スプレー配管23は、高温熱交換器19及び低温熱交換器18を通っている。一方、吸収器12の底部からフロート室20を通って高温再生器15に戻る稀溶液配管17aは、低温熱交換器18及び高温熱交換器19を通っており、両熱交換18,19において、濃溶液スプレー配管23との間で熱交換が行われる。また、吸収器12内にも冷水伝熱管25が配管されている。
低温再生器14には、高温再生器15からの高再(高温再生)蒸気配管26が接続され、高再蒸気配管26には、高再圧力計51が設置されている。また、低温再生器14の底部から高温熱交換器19と低温熱交換機18との間の濃溶液スプレー配管23に低温再生された濃溶液を供給する濃溶液配管14aが接続されている。他方、高温熱交換器19と低温熱交換機18との間の稀溶液配管17aには、低温再生器14内に散水口が設定された稀溶液配管14bが接続されている。稀溶液配管17aはフロート室20内においてフロート弁21に接続されている。フロート弁21は、フロート室20の溶液の液面の高さに応じて弁の開閉が制御され、ひいては高温再生器15内の液量が制御される。凝縮器13で凝縮され、液化した溶液は蒸発器11側に凝縮液配管13aを介して供給される。
このように構成された吸収冷温水器の冷凍サイクルでは、冷媒は冷媒ポンプ16によって循環し、蒸発器11内の冷水伝熱管24の表面に散布される。冷媒は冷水と熱交換して蒸気に変化する。発生した冷媒蒸気は吸収器12に送られ、吸収器12内の冷却水伝熱管25の表面に散布された溶液に吸収される。冷媒蒸気を吸収した稀溶液は、溶液循環ポンプ17により稀溶液配管17aによって低温熱交換器18を経て、一部は稀溶液配管14bから低温再生器14に、残りは稀溶液配管17aから高温熱交換器19を経て高温再生器15に送られる。
高温再生器15においては、蒸気や燃焼装置による入熱を加熱源10として、冷媒蒸気を分離する。冷媒蒸気が分離された濃溶液は、高温再生器15から濃溶液スプレー配管23に導かれ、高温熱交換器19、低温熱交換器18で熱交換した後、吸収器12に送られ、散布される。低温再生器14において、稀溶液は高温再生器15で発生した冷媒蒸気を加熱源として冷媒蒸気を分離する。冷媒蒸気が分離された濃溶液は、濃溶液配管14aから濃溶液スプレー配管23と低温熱交換機18を経て吸収器12に送られ、散布される。低温再生器14で発生した冷媒蒸気は、凝縮器13へ送られ、冷却水伝熱管25の表面で凝縮する。凝縮した冷媒は前述のようにして蒸発器11に送られる。
なお、本実施形態では、冷媒又は希釈溶液をフロート弁21の備わった高温再生器15に流入させる希釈配管54の高温再生器15への接続先が、逆止弁50から高温再生器15内部へ繋がる配管としているが、高温再生器15の内部であれば直接液層部に投入しても、気層部となる高再蒸気配管26を接続先としてもよい。逆止弁50は、本実施形態において必須ではないが、制御不良時の安全装置として設けたものである。
前述のように、本実施形態に係る吸収冷温水機では、希釈配管54を冷媒スプレー配管22から分岐させ、希釈配管54の途中に冷媒ポンプ吐出圧力計52と希釈バルブ53aを設置している。また、高温再生器15から低温再生器14に至る高再蒸気配管26には、高再(高温再生器)圧力計51が設けられている。
さらに、本実施形態では、希釈運転を行うため、冷媒ポンプ16、溶液循環ポンプ17の運転を制御し、希釈バルブ53aの開閉を制御する図示しない制御装置を備えている。この制御装置は、希釈運転を行う際に、冷媒ポンプ吐出圧力計52と高再圧力計51で検出した圧力の差に基づいて希釈バルブ53aの開閉も制御する。すなわち、希釈運転が必要となった場合は、高温再生器15の圧力と冷媒ポンプ52の吐出圧力を比較し、高温再生器15側の圧力が冷媒ポンプ52側の圧力よりも低い場合のみ希釈バルブ53を開とし、強制希釈運転を行う。
本実施例によれば、高温再生器15と冷媒ポンプ側の圧力差を検出し、高濃度の冷媒を直接、高温再生器15内に流入させることによって、希釈運転時間の短縮化を図ることができる。ただし、吸収冷温水機の起動時では、高温再生器15の圧力が低い状態で、冷媒がまだ圧力の低い高温再生器15に流入すると運転効率を下げるため、所定時間以上の連続運転後の運転停止中に上記希釈運転を行うことが望ましい。
図2は実施例2に係る吸収冷温水機の構成を概念的に示す図である。実施例2は、実施例1に対して高再圧力計51と冷媒ポンプ吐出圧力計52を削除し、冷媒ポンプ16の出力側の配管が冷媒スプレー配管22と接続された接続点16aよりも下流側の冷媒スプレー配管22に希釈バルブ53bを配置したものである。その他の各部は、実施例1と同様に構成されている。
このように構成すると、希釈運転が必要となった場合は、希釈バルブ53bを閉とすることにより、冷媒ポンプ16の吐出圧力を高温再生器15に送り込むのに十分な圧力とし、その状態で強制希釈を行う。これにより希釈運転時間の短縮化を図ることができる。
図3は実施例3に係る吸収冷温水機の構成を概念的に示す図である。実施例3は、実施例1に対して高再圧力計51と冷媒ポンプ吐出圧力計52を削除し、希釈配管54の一端を冷媒スプレー配管22ではなく、溶液循環ポンプ17の下流側の稀溶液配管17aに接続し、その接続点の下流側に希釈バルブ53aを配置したものである。その他の各部は、実施例1と同様に構成されている。すなわち、この実施例3は、実施例1において、何らかの理由で冷媒の分流ができない場合は、稀溶液を用いるべく、希釈配管54を溶液循環ポンプ17の吐出側に接続し、逆止弁50との間に希釈バルブ53cを設けたものである。
このように構成すると、溶液(吸収液)循環ポンプ17の吐出圧は、ポンプ運転中は常に高温再生器15の圧力より高いため、実施例1のような圧力制御を行う必要なく、希釈運転を行うことができる。これにより、希釈運転時間の短縮化を図ることができる。ただし、冷媒スプレー配管22に接続して冷媒を用いて希釈運転を行う場合よりも希釈運転の時間は長くなる。
なお、本実施形態では、希釈の終了を判定する方法は特に限定していない。そのため、従来から実施されているように温度で判断し、あるいは、前記特許文献3に記載されているように、希釈時間を計算し、その計算された希釈時間に基づいて希釈運転を行うようにすることもできる。
以上のように構成された本実施形態によれば、次のような効果を奏する。なお、以下の実施形態における効果の説明では、本実施形態の各部について、特許請求の範囲における各構成要素をかっこ書きで示し、若しくは参照符号を付し、両者の対応関係を明確にした。
(1)蒸発器11、吸収器12及び高温再生器15を備え、機内を循環する液体の流量制御にフロート弁21(浮き作動型弁)を使用し、希釈運転が必要となった場合に、前記蒸発器11又は吸収器12から前記高温再生器15内の濃溶液を希釈するための冷媒を供給し、強制希釈運転を行う吸収冷温水機において、蒸発器11から冷媒を高温再生器15に流入させる希釈配管54と、蒸発器11から希釈配管54へ向けて冷媒を吐出させる冷媒ポンプ16と、希釈配管54内の冷媒の流出を制御する希釈バルブ53a(制御手段)を含み、冷媒ポンプ16の吐出側の圧力と高温再生器15内の圧力とを比較して高温再生器15内の圧力が低い場合には、希釈バルブ53a(制御手段)によって冷媒を流出させ、希釈運転を行うので、高濃度の高温再生器15内に冷媒を直接投入することにより、短時間で吸収冷温水機の希釈運転を完了させることができる。また、短時間で希釈運転を完了させることができるので、局所的な過熱あるいは配管内沸騰の発生を回避することが可能となり、本体の超寿命化を図ることもできる。
また、希釈配管に希釈バルブ53aを制御手段として取り付けているので、希釈バルブ53aを開動作させることにより容易に冷媒を流出させることができる。
さらに、冷媒ポンプ16の吐出側の圧力と高温再生器15内の圧力を比較するために、圧力検出手段として冷媒ポンプ吐出圧力計52を冷媒ポンプ16の吐出側に、高再圧力計51を高温再生機15出口側の高再蒸気配管26に設けたので、両者の検出圧の比較により、強制希釈運転の是非を容易に判定することができる。
(2)(1)と同様の前提の吸収冷温水機において、蒸発器11から冷媒を高温再生器15に流入させる希釈配管54と、蒸発器か11から希釈配管54へ向けて冷媒を吐出させる冷媒ポンプ16と、冷媒ポンプ16から吐出された冷媒を蒸発器11に散布する冷媒スプレー配管22(配管)と、蒸発器11に散布する冷媒スプレー配管22内の冷媒の流出を制御する希釈バルブ53b(制御手段)と、を含み、希釈バルブ53b(制御手段)によって冷媒の流出を停止させ、冷媒ポンプ16の吐出圧力を高温再生器15に送り込むのに十分な圧力にして希釈運転を行うので、高濃度の高温再生器15内に冷媒を直接投入することにより、短時間で吸収冷温水機の希釈運転を完了させることができる。また、短時間で希釈運転を完了させることができるので、局所的な過熱あるいは配管内沸騰の発生を回避することが可能となり、本体の超寿命化を図ることもできる。
また、冷媒スプレー配管22に希釈バルブ53bを制御手段として取り付けているので、希釈バルブ53bを閉動作させることにより容易に冷媒を高温再生器15側に流出させることができる。
(4)(1)と同様の前提の吸収冷温水機において、吸収器12から稀溶液を高温再生器15及び低温再生器14に流入させる溶液循環ポンプ17が設置された稀溶液配管17aと、稀溶液配管17aの溶液循環ポンプ17の吐出側に接続され、稀溶液を高温再生器15に流入させる希釈配管54と、希釈配管54内の稀溶液の流出を制御する希釈バルブ53c(制御手段)と、を含み、希釈バルブ53c(制御手段)により稀溶液を流出させ、希釈運転を行うので、高濃度の高温再生器15内に稀溶液を直接投入することにより、短時間で吸収温水器の希釈運転を完了させることができる。また、短時間で希釈運転を完了させることができるので、局所的な過熱あるいは配管内沸騰の発生を回避することが可能となり、本体の超寿命化を図ることもできる。
さらに、希釈配管54に希釈バルブ53cを制御手段として取り付けているので、希釈バルブ53cを開動作させることにより容易に稀溶液を高温再生器15側に流出させることができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記各実施例は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
10 加熱源
11 蒸発器
12 吸収器
15 高温再生器
16 冷媒ポンプ
17 溶液循環ポンプ
17a 稀溶液配管
21 フロート弁
26 高再蒸気配管(高温再生蒸気配管)
51 高再圧力計(高温再生圧力計)
52 冷媒ポンプ吐出圧力計
53a,53b,53c 希釈バルブ
54 希釈配管

Claims (7)

  1. 蒸発器、吸収器及び高温再生器を備え、機内を循環する液体の流量制御に浮き作動型弁を使用し、希釈運転が必要となった場合に、前記蒸発器又は吸収器から前記高温再生器内の濃溶液を希釈するための冷媒を供給し、強制希釈運転を行う吸収冷温水機において、
    前記蒸発器から冷媒を前記高温再生器に流入させる希釈配管と、
    前記蒸発器から前記希釈配管へ向けて冷媒を吐出させる冷媒ポンプと、
    前記希釈配管内の冷媒の流出を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記冷媒ポンプの吐出側の圧力と前記高温再生器内の圧力とを比較して前記高温再生器内の圧力が低い場合には、前記制御手段によって前記冷媒を流出させ、強制希釈運転を行うことを特徴とする吸収冷温水機。
  2. 請求項1に記載の吸収冷温水機において、
    前記制御手段が前記希釈配管に取り付けられた弁であり、当該弁を開動作させることにより前記冷媒を流出させることを特徴とする吸収冷温水機。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収冷温水機において、
    冷媒ポンプの吐出側の圧力と高温再生器内の圧力を比較するために、冷媒ポンプの吐出側と高温再生機の出口側の高再蒸気配管に圧力検出手段を設けたことを特徴とする吸収冷温水機。
  4. 蒸発器、吸収器及び高温再生器を備え、機内を循環する液体の流量制御に浮き作動型弁を使用し、希釈運転が必要となった場合に、前記蒸発器又は吸収器から前記高温再生器内の濃溶液を希釈するための冷媒を供給し、強制希釈運転を行う吸収冷温水機において、
    前記蒸発器から冷媒を前記高温再生器に流入させる希釈配管と、
    前記蒸発器から前記希釈配管へ向けて冷媒を吐出させる冷媒ポンプと、
    前記冷媒ポンプから吐出された冷媒を前記蒸発器に散布する配管と、
    前記蒸発器に散布する配管内の冷媒の流出を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段によって前記冷媒の流出を停止させ、前記冷媒ポンプの吐出圧力を高温再生器に送り込むのに十分な圧力にして強制希釈運転を行うことを特徴とする吸収冷温水機。
  5. 請求項4に記載の吸収冷温水機において、
    前記制御手段が前記冷媒を前記蒸発器に散布する配管に取り付けられた弁であり、当該弁を閉動作させることにより前記冷媒を高温再生器側に流出させることを特徴とする吸収冷温水機。
  6. 蒸発器、吸収器及び高温再生器を備え、機内を循環する液体の流量制御に浮き作動型弁を使用し、希釈運転が必要となった場合に、前記蒸発器又は吸収器から前記高温再生器内の濃溶液を希釈するための冷媒を供給し、強制希釈運転を行う吸収冷温水機において、
    前記吸収器から稀溶液を前記高温再生器及び低温再生器に流入させる溶液循環ポンプが設置された稀溶液配管と、
    前記稀溶液配管の前記溶液循環ポンプの吐出側に接続され、前記稀溶液を前記高温再生器に流入させる希釈配管と、
    前記希釈配管内の稀溶液の流出を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段により前記稀溶液を流出させ、強制希釈運転を行うことを特徴とする吸収冷温水機。
  7. 請求項6に記載の吸収冷温水機において、
    前記制御手段が前記希釈配管に取り付けられた弁であり、当該弁を開動作させることにより前記稀溶液を高温再生器側に流出させることを特徴とする吸収冷温水機。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101974374B1 (ko) * 2018-08-29 2019-05-02 삼중테크 주식회사 흡수식 냉온수기 및 이를 이용하는 제어 방법

Cited By (1)

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KR101974374B1 (ko) * 2018-08-29 2019-05-02 삼중테크 주식회사 흡수식 냉온수기 및 이를 이용하는 제어 방법

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