JP2016060333A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016060333A
JP2016060333A JP2014189004A JP2014189004A JP2016060333A JP 2016060333 A JP2016060333 A JP 2016060333A JP 2014189004 A JP2014189004 A JP 2014189004A JP 2014189004 A JP2014189004 A JP 2014189004A JP 2016060333 A JP2016060333 A JP 2016060333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
dashboard
translucent plate
display device
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014189004A
Other languages
English (en)
Inventor
憲弘 小川
Norihiro Ogawa
憲弘 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2014189004A priority Critical patent/JP2016060333A/ja
Publication of JP2016060333A publication Critical patent/JP2016060333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】見易い位置に画像を表示でき、外光環境下でも表示が良好な表示装置を提供する。【解決手段】表示装置100は、車両情報を表示する表示部10と、表示部10が表示する情報を透かして視認させる透光板20と、を備える。透光板20は、車両のダッシュボード4から立設されて、ダッシュボード4と車両のウインドシールド5との間に位置する。表示部10がダッシュボード4から離間した位置で透光板20に固定されていることで、透光板20のうち、表示部10とダッシュボード4との間の領域は、ウインドシールド5を透かして視認させる透視領域Rとなっている。表示部10及び透光板20は、ダッシュボード4の上面に対して、ユーザ2側に傾斜して設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される表示装置に関する。
車両に搭載される表示装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に記載の表示装置は、表示画像をウインドシールド等の透光部材に投影することで、透光部材越しに見える風景と重畳させて表示画像の虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置として構成されている。
特許第5556019号公報
特許文献1のように虚像を表示する装置は、運転者にとって見易い位置に画像を表示できるものの、外光が強いと表示が見難いという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、見易い位置に画像を表示でき、外光環境下でも表示が良好な表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、
車両に搭載される表示装置であって、
前記車両に関する情報を表示面に表示する表示部と、
前記表示部の前記表示面側に位置し、前記表示面に表示された前記情報を透かして視認者に視認させる透光板と、を備え、
前記透光板は、前記車両のダッシュボードから立設されて、前記ダッシュボードと前記車両のウインドシールドとの間に位置し、
前記表示部が前記ダッシュボードから離間した位置で前記透光板に固定されていることで、前記透光板のうち、前記表示部と前記ダッシュボードとの間の領域は、前記ウインドシールドを透かして視認させる透視領域となっており、
前記表示部及び前記透光板は、前記ダッシュボードの前記ウインドシールドに向く面に対して、前記視認者側に傾斜して設けられている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、見易い位置に画像を表示でき、外光環境下でも表示が良好である。
本発明の一実施形態に係る表示装置が搭載される車両の運転席付近の概観図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の図1に示すA−A線概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示部を主に示す正面図である。 (a)は表示部等の図3に示すB−B線概略断面図であり、(b)は図4(a)に示すC部の拡大図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置と計器との位置関係を示す概略斜視図である。 照明部及びダッシュボードの開口形状を説明するための模式図である。 (a)及び(b)はダッシュボードの他の開口形状を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の概略側面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る表示装置100は、図1、図2に示すように、自動二輪車(オートバイ)等の車両1に搭載され、車両1に関する各種情報(以下、車両情報)をユーザ2(車両1の運転者)に報知するものである。車両情報は、自車の情報(車速など)だけでなく、車外の情報(ナビゲーションの情報など)も含む。
表示装置100は、車両1の計器3が組み込まれたダッシュボード(インストルメントパネル)4と、車両1のウインドシールド5との間に位置する(但し、後述の照明部50はダッシュボード4内に設けられている)。ウインドシールド5は、透光性を有し、車両1のユーザ2が身を屈めた時などでも外景を視認可能となっている。
計器3は、図5に示すように、TFT(Thin Film Transistor)型の液晶パネル3aと、液晶パネル3aの動作を制御する制御部(マイクロコントローラ等)が実装された制御基板3bと、から構成されている。制御基板3bは、車両1のECU(Electronic Control Unit)等と接続され、ECUから取得した車両情報に基づき、液晶パネル3aに車速などを表示させる。なお、計器3は指針式計器であってもよい。
表示装置100は、表示部10と、透光板20と、透光層30(図4(b)参照)と、補強部材40と、照明部50と、を備える。
なお、以下では説明の理解を容易にするため、図2に示すようにユーザ2から見ての上方向を「上」、下方向を「下」として各部を適宜説明する。また、図4(a)(b)に示すように、表示部10の表示側を「表」、その反対側を「裏」として表示部10の構成を適宜説明する。
表示部10は、図4(a)に示すように、表示器11と、回路基板(プリント回路板)12と、ケース13と、を有する。
表示器11は、例えばTFT型の液晶パネルから構成され、回路基板13に実装された制御部(図示せず)の制御の下で、表示動作を行う。表示器11の表側(表示面11a側)には透光板20が位置しており、表示器11がその表示面11aに表示した画像は、透光板20越しにユーザ2に視認される。
回路基板12は、各種配線が形成された基板に、マイクロコントローラ等の制御部や、駆動回路や、表示器11を背後から照明するための光源(例えばLED(Light Emitting Diode))などが実装されることで構成されている。回路基板12は、表示器11の裏側に位置し、表示器11と図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)により電気的に接続されている。また、回路基板12は、後述する補強部材40の内部に設けられた配線Wを介して、計器3の制御基板3bと接続されている。これにより、制御部は、計器3の制御基板3bと協働して表示器11を制御し、計器3が表示する情報と同種の情報や、ECUから取得した各種車両情報を表示器11に表示させることが可能となっている。
表示部10(表示器11)が表示する車両情報は、計器3と異種のものであってもよいし、少なくとも一部が共通していてもよい。表示部10は、例えば、車速・エンジン回転数・残燃料などの各種計測量、低燃費運転を促すための運転支援情報、カーナビゲーション情報、各種警告情報などを表示する。
ケース13は、例えば遮光性樹脂から形成され、表示器11を裏側から覆うものである。ケース13は、第1ケース13aと、第2ケース13bとが組み合わされることで構成される。
第1ケース13aは、図3に示すように、正面視で額縁状をなす。第1ケース13aは、図4(a)(b)に示すように、透明板20の裏側に固定されている。第1ケース13aは、例えば透明板20にインサート成形または二色成形によって固定されている。
第2ケース13bは、第1ケース13aの裏側に位置し、図4(a)に示すように、表側に開口した箱状をなす。第2ケース13bの開口端には、開口の外周方向に突出するフランジ部13cが形成されている。このフランジ部13cが第1ケース13aに固定されることで、第2ケース13bは第1ケース13aと一体となり、内部に表示器11及び回路基板12を収納するケース13を構成する。フランジ部13cは、第1ケース13aに嵌合・螺着などにより固定される。
透光板20は、無機ガラス、アクリルガラス等からなり、平板状に形成されている。透光板20は、衝撃や塵埃などから表示器11を保護するために設けられる。透光板20は、表示器11の表示面11a側に位置し、表示器11が表示する車両情報を透かしてユーザ2に視認させる。
透光板20は、図2に示すように、ダッシュボード4から上方に立設されて、ダッシュボード4とウインドシールド5との間に位置する。透光板20は、下端部がダッシュボード4内の所定箇所に固定され、立設されている。
ここで、本実施形態に特有の表示部10と透光板20の姿勢について、主に図8を参照して説明する。本実施形態に係る表示装置100では、表示部10及び透光板20が、ダッシュボード4の上面4d(ウインドシールド5に向く面)に対して、ユーザ2側に傾斜して設けられている。以下、これらがどのように傾斜しているか具体的に説明する。
表示部10は、ユーザ2が表示面11aに表示される画像を視認する際の視線Vが、水平線Hよりも下方に傾く位置に配置されている。例えば、水平線Hに対する視線Vの角度(俯角)が、約20°になるように設定されている。
そして、表示部10は、その表示面11aが視線Vに対してユーザ2側に傾く姿勢で設けられている。図8に側面視で表示面11aに沿う線を符号A1で示したが、これを用いれば、視線Vに対して線A1がなす角は鋭角となる。
また、後述するように、透光板20は表示器11の表示面11aに固定されるため、透光板20の表側の面(表面20a)と表示面11aとは、ほぼ平行となる。したがって、透光板20も、表面20aが視線Vに対してユーザ2側に傾く姿勢で設けられることになる。図8に側面視で透光板20の表面20aに沿う線を符号A2で示したが、これを用いれば、視線Vに対して線A2がなる角も鋭角となる。
また、ダッシュボード4は、ユーザ2の視線Vを遮らないように、その上面4dが側面視で視線Vと略平行になるように形成される。そうすると、表示部10と透光板20の姿勢を、ダッシュボード4を基準に考えることもできる。
こう考えると、表示部10は、その表示面11aがダッシュボード4の上面4dに対してユーザ2側に傾く姿勢で設けられることになる。図8に側面視で上面4dに沿う線を符号Dで示したが、これを用いれば、線Dに対して線A1がなす角は鋭角となる。
また、透光板20も、表面20aがダッシュボード4の上面4dに対してユーザ2側に傾く姿勢で設けられることになる。この場合も同様に、線Dに対して線A2がなす角は鋭角となる。
表示部10及び透光板20を、以上のような姿勢に保つことで、図2に示すように、透光板20や、透光板20を透過して表示面11aに入射する外光NLが、ユーザ2の視線V方向に反射することを防止できるため、視認性を良好に保つことができる。
なお、計器3も、ユーザ2が、液晶パネル3aの表示面3c(図8参照)に表示される画像を視認する際の視線(図示せず)が、水平線Hよりも下方に傾く位置に配置されている。例えば、計器3に関しては、水平線Hに対する視線の角度(俯角)が、約30°になるように設定されている。
このように計器3の姿勢も設定した場合、図8に側面視で液晶パネル3aの表示面3cに沿う線を符号B1で示したが、これを用いれば、表示部10や透光板20の傾きを示す線A1,A2は、線B1に対しても傾く(線A1,A2と線B1とは平行ではない)ことになる。
なお、無論、ダッシュボード4は、その上面4dが側面視で直線状に形成されていなくともよい。上面4dが側面視で曲線状である場合、図8に示す線Dは、その曲線状の代表箇所の接線や、その曲線を近似して得られる直線として考えればよい。
また、透光板20の表面に、AG(Anti-Glare)層や、AR(Anti-Reflection)層を設けて、さらに外光反射を低減するようにしてもよい。
透光層30は、図4(b)に示すように、透光板20の裏面と、表示器11の表示面11aとの間に充填されており、硬化後の光硬化型接着剤(例えば、紫外線(UV)硬化型接着剤)から構成されている。透光板20と表示器11とは、光硬化型接着剤を挟んで重ね合わせた後に光を照射して接着剤を硬化させる手法(いわゆるオプティカルボンディング)により接着されている。このように表示器11と透光板20の間に、両者と密着する透光層30が介在することで、透光板20の裏面に結露、曇りが生じることがなくなる。
なお、透光板20と表示器11とを接着する透光層30は、光硬化型接着剤に限られず、光硬化型でない透光性の接着剤や、透光性粘着シート等であってもよい。
補強部材(ブラケット)40は、表示部10の剛性を高めるためのものである。補強部材40は、ケース13の裏側に設けられ、図4(a)に断面で示すように、中空構造(パイプ形状)となっている。補強部材40は、金属や樹脂から形成されている。
補強部材40は、図3に示すように正面視で略U字状をなし、図5に示すように両端がスペーサ41を介して透明板20にビスS等の固定手段で固定されている。スペーサ41は、補強部材40と一体でも別体でもよい。別体の場合、スペーサ41を弾性部材で形成してもよい。
補強部材40の上部は、第2ケース13bにビス等の固定手段(図示せず)で固定されている。具体的には、補強部材40の上部は、第2ケース13bのフランジ部13cの裏面に沿うように配設されている。第2ケース13bは、フランジ部13cが形成されていることにより、図4(a)に示すように、その裏側が凹部となる。補強部材40の上部は、この凹部に嵌められるように配設されている。
ケース13と補強部材40とを以上のような構成とすることにより、表示部10の剛性を高めつつも、見かけ上、表示部10を薄型に構成することができる。また、この構成では、図4(b)に示すように、表示部10のうち表裏方向で補強部材40と重ならない領域では、ケース13(第2ケース13b)を補強部材40の裏面と略面一の位置まで突出させても、表示部10の厚みという観点からは見栄えが損なわれない。
本実施形態では、このように、ケース13(第2ケース13b)の補強部材40に囲まれた領域を裏側に突出させることにより、ケース13の収納スペースを保ったまま、表示部10を薄型に構成している。
中空状の補強部材40には、表示部10と計器3とを接続する配線W(図5に模式的に示した)が設けられている。例えば、補強部材40と第2ケース13bとが対向する部分には、配線Wを通すための孔(図示せず)が設けられており、配線Wの一端は、この孔を通って表示部10の回路基板12と電気的に接続されている。また、配線Wの他端は、補強部材40の内部を通って、ダッシュボード4の内部に至り、計器3の制御基板3bと接続される。
このような構成により、表示装置100では、配線Wが外部に露出することなく、表示部10を、車両1側の制御部(制御基板3b、ECUなど)と接続することが可能となっている。
以上のように透光板20に固定され、補強部材40により剛性が高められた表示部10は、図2や図3に示すように、ダッシュボード4から離間した位置(詳しくは、ダッシュボード4の上面から上方に間隔を空ける位置)に配設されている。これにより、透光板20のうち、表示部10とダッシュボード4との間の領域は、ウインドシールド5を透かして視認させる透視領域Rとなる。
つまり、透視領域Rからは、ウインドシールド5を介して外景が視認可能となる。透視領域Rからウインドシールド5越しに見える外景は、自動二輪車である車両1の場合は、主に路面などになるが、運転の安全性の観点からこの意義は大きい。
このように本実施形態に係る表示装置100によれば、表示部10がダッシュボード4の上方に立設された構成であるため、見易い位置に画像を表示できるのみならず、透視領域Rから外景を視認できるため、安全運転の観点から重要な視界を確保することができる。また、ウインドシールド5に画像を投影しなくとも、表示部10の表示画像をダッシュボード4から浮き上がっているように見せることができる。したがって、ウインドシールド5の曲率などを考慮しなくとも良い。
照明部50は、所定の場合に、透視領域Rを照明するものである。具体的には、照明部50は、ダッシュボード4の内部に設けられ、ダッシュボード4側から透視領域Rに向けて照明光Lを出射し、透視領域Rで反射した照明光Lにより、所定の情報を報知する。
照明部50は、図6に示すように、ダッシュボード4に設けられた開口部4aの下方に位置し、回路基板51と、導光体52と、拡散板53と、を有する。
回路基板51は、各種配線が形成された基板に、マイクロコントローラ等の制御部や、駆動回路や、照明光Lを出射する光源51aなどが実装されることで構成されている。回路基板51は、車両1のECU等と電気的に接続されている。
光源51aは、赤色や青色の光を出射するLEDなどから構成されている。光源51aは、回路基板51の制御部の制御の下で、各種警告を行う場合に点灯する。各種警告としては、運転支援に関する警告(例えば、低燃費運転が実現されている場合には青色点灯、そうでない場合は赤色点灯により報知)や、水温上昇の報知のための警告(例えば、水温異常の場合は赤色点灯により報知)などである。これらの各種警告の基となる情報は、図示しない各種センサ、ECUなどを介して、回路基板51の制御部が取得するものである。
導光体52は、例えば樹脂から形成され、透光性を有する。導光体52は、回路基板51よりも開口部4a側に位置し、光源51aが発した照明光Lを効率良く開口部4aと導くために設けられる。例えば、導光体52は、指向性の高い光源51aからの照明光Lの照射領域を効率良く広げるための曲面を有して形成されている。
拡散板53は、導光体52よりも開口部4a側に位置し、光源51aから発せられ、導光体52を透過した照明光Lを、拡散光として出射する。これにより、透光板20の透視領域Rには、略面状に発光する照明光Lが浮かび上がるように視認される(アンビエント照明)。
以上のように構成される照明部50は、光源51aから、導光体52、拡散板53を透過して拡散光となった照明光Lを、透光板20の透視領域Rに向けて出射する。そして、透視領域Rで反射した照明光Lにより、所定の情報をユーザ2に報知する。
このように、本実施形態に係る表示装置100では、透視領域Rからウインドシールド5越しに外景が視認可能でありながらも、所定の場合には、この透視領域Rを照明光Lで照明することで所定の情報を報知可能となっている。よって、運転の安全性を確保しながらも、斬新な表示が可能となっている。
以上に説明した表示装置100は、車両1に関する情報を表示する表示部10と、表示部10の表示面11a側に位置し、表示面11aに表示された情報を透かしてユーザ2(視認者)に視認させる透光板20と、を備える。透光板20は、車両1のダッシュボード4から立設されて、ダッシュボード4と車両1のウインドシールド5との間に位置する。表示部10がダッシュボード4から離間した位置で透光板20に固定されていることで、透光板20のうち、表示部10とダッシュボード4との間の領域は、ウインドシールド5を透かして視認させる透視領域Rとなっている。そして、表示部10及び透光板20は、ダッシュボード4の上面4d(ダッシュボード4のウインドシールド5に向く面)に対して、ユーザ2側に傾斜して設けられている。
具体的には、表示面11a及び透光板20の表面20a(ユーザ2側に向く面)は、ダッシュボード4の上面4dに対して、ユーザ2側に傾いている。あるいは、表示面11a及び透光板20の表面20aは、ユーザ2が前記情報を視認する際の視線Vに対して、ユーザ2側に傾いている。
この構成により、外光NLが、ユーザ2の視線V方向に反射することを防止できるため、外光環境下でも表示が良好である。また、表示装置100は、表示部10がダッシュボード4の上方に立設された構成であるため、見易い位置に画像を表示できる。
また、表示装置100は、透光板20の透視領域Rを照明する照明部50をさらに備えていてもよい。この場合、照明部50は、ダッシュボード4側から透視領域Rに向けて照明光Lを出射し、透視領域Rで反射した照明光Lにより、所定の情報を報知する。
なお、透光板20の透視領域Rにおいても、外光NLがユーザ2の方向に反射することを防止できるため、この照明光Lも見易い。
ここからは、表示装置100における他の特徴について、図4(b)、図6、図7(a)(b)を参照して説明する。
図4(b)に示すように、透光板20と第1ケース13aとの接合部に着目すると、透光板20には凹部21が形成されており、第1ケース13aの表側の端部が、この凹部21に挿入されるようにして透光板20に固定されている。
第1ケース13aの表側の端部は、同図に示すように、表示器11側に突出する突出部13dを有する。これにより、第1ケース13aの表側の端部は、断面略L字状をなしている。突出部13dの表側には、R面(曲面)が形成されている。このように曲面が形成されることにより、表示器11を斜めから見た場合であっても、表示面11aが見切れることなく、優れた見栄えが実現可能になっている。
また、表示部10の製造工程では、透光板20に第1ケース13aをインサート成形または二色成形により固定した後に、好ましくは、表示器11を、光硬化性樹脂からなる透光層30を介して透光板20にオプティカルボンディングにより固定する。
このように表示器11を透光板20にオプティカルボンディングにより固定する場合は、図4(b)に示すように、第1ケース13aの突出部13dの裏面は、透光板20の裏面と同一面、もしくは、透光板20の裏面よりも裏側に突出しない(透光板20の裏面よりも表側に位置する)ことが好ましい。
これは、第1ケース13aの突出部13dの裏面が、透光板20の裏面よりも表示面11aに近いと、突出部13dの裏面に、硬化前の光硬化性樹脂が付着した場合、光硬化性樹脂への圧力が不均一となり、光硬化性樹脂内に気泡が生じてしまったり、透光板20への表示器11の固定が不十分になったりするためである。
また、図6に示すように、ダッシュボード4に設けられ、照明光Lを透光板20の透視領域Rへと通過させる開口部4aの内壁面は、照明光Lを透視領域Rに反射させない形状であることが、見栄えの観点から好ましい。これは、照明部50からの照明光Lが、開口部4aの内壁面で反射し、透視領域Rに到達すると、透視領域Rに、その内壁面が映り込んでしまい、表示の見栄えの悪化に繋がるためである。
図6に示す例では、開口部4aを構成する内壁面が、同図における上側の開口端から、光源51aに近づくに従って、開口径が広がるように傾斜して形成されている。このようにすれば、開口部4aを構成する内壁面で反射した照明光Lが透視領域Rに到達することが無いため、上記した見栄えの悪化を防ぐことができる。
また、開口部4aを構成する内壁面は、図7(a)、(b)に示すような形状であってもよい。
図7(a)に示す例では、開口部4aの内壁面の下端に、開口径の中心に向かって突出するフランジ部4bが形成されており、このフランジ部4bの内周面が図6で説明したような傾斜面となっている。これにより、この傾斜面で反射した照明光Lが透視領域Rに到達することが無く、開口部4aのうちフランジ部4b以外の部分に拡散板53から出射された照明光Lが極力到達しないように構成されている。このようにしても良い。
図7(b)に示す例は、図7(a)とフランジ部4bの機能は同様であるが、フランジ部4bの上面に凹部4cが形成された例である。このようにしても良い。
これらの図7(a)、(b)に示す例であっても、開口部4aの内壁面で反射した照明光Lが透光板20の透視領域Rへと到達することを低減できる。そのため、透視領域Rに開口部4aの内壁面の形状が映り込むことが低減でき、見栄えが良い。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変形(構成要素の削除も含む)が可能である。以下に変形の一例を示す。
以上の例では、ウインドシールド5が透光性を有する例を示したが、そうでなくとも、表示装置100によれば、表示部10をダッシュボード4の上方に位置させることができるため、車両情報の視認性に優れる。但し、透視領域Rを有効活用するには、表示装置100は、透光性を有するウインドシールド5を備えた車両1に特に有用である。
以上では、車両1が自動二輪車である例を示したが、これに限られない。表示装置100が搭載される車両1は、自動三輪車、自動四輪車などであってもよい。但し、屋根などが無く、表示部10が外部に晒される状態となる車両1に、表示装置100は特に有用である。
以上の説明では、計器3、表示部10、及び照明部50がそれぞれ独立した制御部を有する例を示したが、これに限られない。例えば、表示部10の制御機能を計器3側に集約してもよいし、表示部10及び照明部50の制御機能を共に計器3側に集約してもよい。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1 車両
2 ユーザ
V 視線
3 計器
4 ダッシュボード
4a 開口部
4d 上面
5 ウインドシールド
100 表示装置
10 表示部
11 表示器
11a 表示面
12 回路基板
13 ケース
13a 第1ケース
13b 第2ケース
13c フランジ部
20 透光板
30 透光層
40 補強部材
50 照明部
51a 光源
52 導光体
53 拡散板

Claims (4)

  1. 車両に搭載される表示装置であって、
    前記車両に関する情報を表示面に表示する表示部と、
    前記表示部の前記表示面側に位置し、前記表示面に表示された前記情報を透かして視認者に視認させる透光板と、を備え、
    前記透光板は、前記車両のダッシュボードから立設されて、前記ダッシュボードと前記車両のウインドシールドとの間に位置し、
    前記表示部が前記ダッシュボードから離間した位置で前記透光板に固定されていることで、前記透光板のうち、前記表示部と前記ダッシュボードとの間の領域は、前記ウインドシールドを透かして視認させる透視領域となっており、
    前記表示部及び前記透光板は、前記ダッシュボードの前記ウインドシールドに向く面に対して、前記視認者側に傾斜して設けられている、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示面及び前記透光板の前記視認者側に向く面は、前記ダッシュボードの前記ウインドシールドに向く面に対して、前記視認者側に傾いている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示面及び前記透光板の前記視認者側に向く面は、前記視認者が前記情報を視認する際の視線に対して、前記視認者側に傾いている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記透光板の前記透視領域を照明する照明部をさらに備え、
    前記照明部は、前記ダッシュボード側から前記透視領域に向けて照明光を出射し、前記透視領域で反射した前記照明光により、所定の情報を報知する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
JP2014189004A 2014-09-17 2014-09-17 表示装置 Pending JP2016060333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014189004A JP2016060333A (ja) 2014-09-17 2014-09-17 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014189004A JP2016060333A (ja) 2014-09-17 2014-09-17 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016060333A true JP2016060333A (ja) 2016-04-25

Family

ID=55796919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014189004A Pending JP2016060333A (ja) 2014-09-17 2014-09-17 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016060333A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113474243A (zh) * 2019-02-27 2021-10-01 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆
WO2022246391A1 (en) * 2021-05-17 2022-11-24 Atieva, Inc. Vehicle display device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113474243A (zh) * 2019-02-27 2021-10-01 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆
WO2022246391A1 (en) * 2021-05-17 2022-11-24 Atieva, Inc. Vehicle display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101823180B1 (ko) 차량용 헤드업 디스플레이 장치
EP2407337A1 (en) Head-up display device
EP2251228A3 (en) Vehicle Inside Mirror Device for displaying Image
JP2007108429A (ja) 表示装置とそれを備えた車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2015004927A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
WO2016080274A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
KR20190037340A (ko) 표시 장치
JP2005153811A (ja) 車両用表示装置
JP2016060333A (ja) 表示装置
JP2005156678A (ja) コンバイナおよびそのコンバイナを用いたヘッドアップディスプレイ
JP6046340B2 (ja) 車両用表示装置
JP2007225572A (ja) 車両用表示装置
JP6398466B2 (ja) 表示装置
JP5961372B2 (ja) 車両用表示装置
JP2010282108A (ja) 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP6651939B2 (ja) 表示装置
JP6046368B2 (ja) 車両用表示装置
JP6210425B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP7456443B2 (ja) 表示装置
JP4287189B2 (ja) 車両用表示器
JP2017181555A (ja) 表示装置
US20190302521A1 (en) Vehicle display apparatus
JP6041129B2 (ja) 表示装置
JP2019008030A (ja) 表示装置
JP6028542B2 (ja) 車両用計器の照明装置