JP2016058909A - 通信システム、通信装置、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信システム、通信装置、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 パケットロスの影響をより短い時間で回復できる、回復したものを除外したパ
ケットロス率を目標値以下にできる、ストリームデータの通信システムを提供する。
【解決手段】 受信側の通信装置は、パケットロスのデータパケットが生じたときに、予め設定されている再送要求回数だけ再送要求パケットを予め決定された間隔で、繰り返して送信する。送信側の通信装置は、再送要求パケットの最初の受信に応じ、予め設定されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを予め決定された間隔で、繰り返して送信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信システム、通信装置、通信方法及び通信プログラムに関し、例えば、テレビ会議システムに適用し得るものである。
リアルタイム通信が求められるシステムとして、例えば、多地点テレビ会議システムがある。多地点テレビ会議システムは、例えば、図7に示すように、各地点のテレビ会議端末1−1〜1−Nが当該地点の画像データをMCU(Multipoint Control Unit;多地点通信制御装置)2に送信し、MCU2が各地点からの画像データを並置した合成画像データを各地点のテレビ会議端末1−1〜1−Nに配信することにより、多地点の会議室の様子をどの地点でも目視し得るようにしている。ここで、テレビ会議をできるだけ自然な会議に近付けるためには、各テレビ会議端末1−1〜1−NからMCU2への画像データの通信も、MCU2から各テレビ会議端末1−1〜1−Nへの合成画像データの通信もリアルタイム通信であることが望まれる。
しかしながら、ネットワークの状況によっては、リアルタイム通信が求められていてもパケットロスが生じることがある。
ビデオ会議の映像ストリームについては、パケットロスが生じて受信側で映像を再構成できない場合、映像送信端末に完全な映像フレーム(イントラフレーム)の再送を要求する仕組みがあり、代表的なものとしてH.323規格に関わるH.245規格において、video fast update Commandの1つである「videoFastUpdatePicture」が規定されている(非特許文献1参照)。
H.245規格:JT−H245、マルチメディア通信用制御プロトコル、第8版、2002年5月30日制定、社団法人情報通信技術委員会、168−169頁
通常、送信ビットレートとの関係から、イントラフレームを受信した場合、ぼやけた映像フレームが再生され、後続のインターフレームにより徐々に精彩な映像が再生される方式が取られることが多い。従って、ユーザから見ると、新たなイントラフレームが受信及び再生される度に、再生映像がにじむように感じられる。また、パケットロスが生じたためにイントラフレームの再送要求を行ってから、イントラフレームが到着するまでの時間区間では、崩れた映像を再生し続ける、若しくは、新しいイントラフレームが到着するまで最後に再生された映像フレームを表示し続ける(この場合は、映像が一時的に停止したように見える)のいずれかの方法が取られることが多いが、いずれの方法においても、映像品質の低下が発生する。さらに、パケットロスは、時間的に集中して(バースト的に)発生し易いため、バースト的なパケットロスに対応しなければならない問題も生じている。
そのため、パケットロスの影響をより短い時間で回復できる、回復したものを除外したパケットロス率を所望するパケットロス率以下にできる通信システム、通信装置、通信方法及び通信プログラムが望まれている。
第1の本発明は、送信側の通信装置から受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを授受する通信システムにおいて、上記受信側の通信装置は、(1)いずれかのデータパケットのパケットロスを検出するパケットロス検出手段と、(2)パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持する再送要求回数保持手段と、(3)上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定する再送要求間隔決定手段と、(4)パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送要求パケット送信手段とを有し、上記送信側の通信装置は、(5)上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信手段と、(6)再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持する再送回数保持手段と、(7)再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定する再送間隔決定手段と、(8)上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送パケット送信手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、送信側の通信装置からのデータパケットによってストリームデータを受信する受信側の通信装置において、(1)いずれかのデータパケットのパケットロスを検出するパケットロス検出手段と、(2)パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持する再送要求回数保持手段と、(3)上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定する再送要求間隔決定手段と、(4)パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送要求パケット送信手段とを有することを特徴とする。
第3の本発明は、受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを送信する送信側の通信装置において、(1)上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信手段と、(2)再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持する再送回数保持手段と、(3)再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定する再送間隔決定手段と、(4)上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送パケット送信手段とを有することを特徴とする。
第4の本発明は、送信側の通信装置から受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを授受する通信方法において、上記受信側の通信装置は、(1)パケットロス検出手段が、いずれかのデータパケットのパケットロスを検出し、(2)再送要求回数保持手段が、パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持し、(3)再送要求間隔決定手段が、上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定し、(4)再送要求パケット送信手段が、パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信し、上記送信側の通信装置は、(5)再送要求パケット受信手段が、上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信し、(6)再送回数保持手段が、再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持し、(7)再送間隔決定手段が、再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定し、(8)再送パケット送信手段が、上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信することを特徴とする。
第5の本発明の通信プログラムは、送信側の通信装置からのデータパケットによってストリームデータを受信する受信側の通信装置に搭載されるコンピュータを、(1)いずれかのデータパケットのパケットロスを検出するパケットロス検出手段と、(2)パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持する再送要求回数保持手段と、(3)上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定する再送要求間隔決定手段と、(4)パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送要求パケット送信手段として機能させることを特徴とする。
第6の本発明の通信プログラムは、受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを送信する送信側の通信装置に搭載されるコンピュータを、(1)上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信手段と、(2)再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持する再送回数保持手段と、(3)再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定する再送間隔決定手段と、(4)上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送パケット送信手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、パケットロスの影響をより短い時間で回復できる、回復したものを除外したパケットロス率を所望するパケットロス率以下にできる通信システム、通信装置、通信方法及び通信プログラムを提供できる。
第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る一方の通信装置から他方の通信装置に対して、送出データをRTPストリームとして送信する場合のシーケンス図である。 第2の実施形態に係る通信装置の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る一方の通信装置から他方の通信装置に対して、送出データをRTPストリームとして送信する場合のシーケンス図である。 第2の実施形態に係る送信間隔を動的に変更する処理を示すフローチャートである。 多地点テレビ会議システムの一般的な構成を示すブロック図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による通信システム、通信装置、通信方法及び通信プログラムの第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態に係る通信システム10は、リアルタイム通信を行う2つの通信装置11A及び11Bを有する。各通信装置11A、11Bは、映像、音声等のメディアデータをRTP(Real−time Transport Protocol)パケットとして送受信するものである。また、各通信装置11A、11Bは、付帯する情報をRTCP(RTP Control Protocol)パケットとして送受信するものである。
通信装置11A及び11Bの具体的な装置の種類は限定されない。但し、一例を挙げれば、通信装置11A及び11Bの一方が、図7に示した多地点テレビ会議システムのいずれかのテレビ会議端末1−n(nは1〜N)に搭載されるものであり、通信装置11A及び11Bの他方が、MCU2に搭載されるものである態様を挙げることができる。
図2は、通信装置11(11A又は11B)の内部構成を示すブロック図である。図2に示す構成はハードウェアで構築しても良く、また、種々の送受信部における物理レイヤの構成を除いた部分を、CPUが実行するソフトウェア(通信プログラム)として実現するように構築しても良いが、いずれの構築方法を採用しても、機能的には、図2で表すことができる。
図2において、通信装置11は、RTP送受信部20、RTCP送受信部21、データ送受信部22、制御部23、送出データ保存部24、送出データ抽出部25、パケットロス検出部26、再送要求回数/再送回数記憶部27、通信バス28及び再送間隔記憶部29を有する。
RTP送受信部20は、当該通信装置11と対向する通信装置との間で通信ネットワークを介してRTPパケットを送受信する。RTP送受信部20は、制御部23の制御下で、対向する通信装置から再送が要求されたことにより再送するRTPパケットに関しては、再送要求回数/再送回数記憶部27に記憶されている再送回数だけ繰り返し、再送間隔記憶部29に記憶されている間隔を空けて送信する。すなわち、RTP送受信部20は、再送回数に到達していない状況において、前に送信(再送)したRTPパケットが対向する通信装置に到達したか否かを判別することなく、RTPパケットの前の送信が終了後に時間間隔を空けて、同一のRTPパケットを対向する通信装置に向けて送信する。
RTCP送受信部21は、当該通信装置11と対向する通信装置との間で通信ネットワークを介してRTCPパケットを送受信する。RTCP送受信部21は、制御部23の制御下で、対向する通信装置へRTPパケットの再送を要求するRTCPパケット(例えば、RFC4585で定義されているRTCP Generic−NACKパケット)を送信する際、再送要求回数/再送回数記憶部27に記憶されている再送要求回数だけ繰り返し、再送間隔記憶部29に記憶されている間隔を空けて送信する。すなわち、RTCP送受信部21は、再送要求回数に到達していない状況において、前に送信(再送)したRTCPパケットが対向する通信装置に到達したか否かを判別することなく、RTCPパケットの前の送信が終了後に時間間隔を空けて、同一のRTCPパケットを対向する通信装置に向けて送信する。
データ送受信部22は、当該データ送受信部22と、当該通信装置11を外付け若しくは内蔵する情報処理装置におけるアプリケーションプログラム(以下、上位のアプリケーション、又は、単にアプリケーションと呼ぶ)との間で、データを送受信する。
図2に示した各部は、データ通信バス28を介してデータの授受を行うことが可能であり、制御部23は、当該通信装置11内の各部や各部間のデータの授受などを制御するものである。ここで、制御部23は、映像再生制御部30を有する。映像再生制御部30は、授受した映像データ(RTPパケットに含まれる映像データ)が、再生できるか否かの制御を行い、再生できない場合、例えば、全画面更新コマンドを対向する通信装置11に送出する。全画面更新コマンドには、H.245プロトコルのvideoFastUpdatePicture、SIP(Session Initiation Protocol)プロコルの、INFO(Video Fast Update)等が存在する。
送出データ保存部24は、過去に送信したRTPデータ(RTPパケットに挿入したデータ)を所定パケット数分だけ保存する機能を有している。
送出データ抽出部25は、送出データ保存部24に保存されたデータから指定されたデータを抽出する機能を有している。
パケットロス検出部26は、当該通信装置11を宛先としたRTPパケットに対して発生したパケットロスを検出する機能を有している。
再送要求回数/再送回数記憶部27は、再送を要求するRTCPパケットの繰り返し送信回数である再送要求回数や、再送が要求されたRTPパケットの繰り返し送信回数である再送回数を記憶しているものである。再送要求回数及び再送回数は同一であっても異なっていても良い。再送要求回数/再送回数記憶部27は、再送要求回数や再送回数を書き換え可能に記憶しているものである。ここで、再送要求回数/再送回数記憶部27は、オペレータにより任意に指定された再送要求回数や再送回数を記憶するようにしても良い。また、再送要求回数/再送回数記憶部27は、外部装置(例えば、ネットワーク管理装置)から与えられた再送要求回数や再送回数を記憶するようにしても良い。
ここで、当該通信装置11が、多地点テレビ会議システムのテレビ会議端末に搭載されるものであれば、上位のアプリケーションは、撮像カメラからの画像データを所定の符号化方式に従って符号化した後のデータを当該通信装置11に入力すると共に、当該通信装置11からのデータを復号して得た合成画像データを表示装置に表示させるものとなる。
また、当該通信装置11が、多地点テレビ会議システムのMCUに搭載される各地点対応のものであれば、上位のアプリケーションは、当該通信装置11からのデータを復号して得たある地点の画像データと、同様にして得た他の地点の画像データとを合成した後、合成画像データを所定の符号化方式に従って符号化し、その符号化後のデータを当該通信装置11に入力するものとなる。
再送間隔記憶部29は、再送を要求するRTCPパケットの送信間隔や、再送が要求されたRTPパケットの再送間隔を記憶するものである。RTCPとRTPの送信間隔は同一であっても異なっていても良い。再送間隔記憶部29は、再送間隔を書き換え可能に記憶しているものである。ここで、再送間隔記憶部29は、オペレータにより任意に指定されたRTCPパケットの送信間隔やRTPパケットの再送間隔を、記憶するようにしても良い。また、再送間隔記憶部29は、外部装置(例えば、ネットワーク管理装置)から与えられたRTCPパケットの再送間隔やRTPパケットの再送間隔を、再送間隔記憶部29に書き込むようにしても良い。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る通信システム10の動作を、図3を参照しながら説明する。
図3は、通信装置11Aから通信装置11Bに対して、送出データ(例えば、画像データや音声データでなるメディアデータ)をRTPストリームとして送信する場合のシーケンス図である。以下の説明において、通信装置11Aの構成要素については、図2の符号末尾にさらに符号「A」を追加して記述し、通信装置11Bの構成要素については、図2の符号末尾にさらに符号「B」を追加して記述する。図3は、再送要求回数/再送回数記憶部27Bに記憶されている再送要求回数n1が4回であり、再送要求回数/再送回数記憶部27Aに記憶されている再送回数n2が4回の場合を示している。なお、再送間隔記憶部29Bに記憶されている送信(再送要求)間隔はd1であり、再送間隔記憶部29Aに記憶さる送信(再送)間隔はd2である。d1とd2は、例えば、この実施形態では、共に1ミリ秒(msec)である。
通信装置11AのRTP送受信部20Aは、制御部23Aの制御下で、アプリケーションから与えられた送出データをRTPパケットに振り分けて挿入し、各RTPパケットRTP#101、#102、…を順次送出する。制御部23Aは、対向する通信装置11Bからの再送要求に応じられるように、内蔵する送出データ保存部24Aに、送出済みのRTPパケットであり、送出直後から過去所定数のRTPパケットに挿入された送出データを、RTPパケットを特定する情報と共に保存させておく。
通信装置11AからのRTPパケットが到来する通信装置11Bにおいては、RTP送受信部20Bが、到来するRTPパケットを受信処理する。パケットロス検出部26Bは、受信したRTPパケットのヘッダ情報(例えば、シーケンス番号SN)などに基づいて、公知の検出方法によって、パケットロスの発生を監視している。パケットロス検出部26Bが、通信装置11AからのいずれかのRTPパケットの損失(ロス)を検出すると、即座に、RTCP送受信部21Bは、制御部23Bの制御下で、次の処理を実行する。RTCP送受信部21Bは、パケットロスを検出したRTPパケットを特定する情報(例えば、シーケンス番号SN)が盛り込まれた、再送を要求するRTCPパケットを再送要求回数/再送回数記憶部27Bに記憶されている再送要求回数n1(=4回)だけ繰り返し送信する(RTCP#201−1〜#201−n1)。
例えば、パケットロス検出部26Bが、図3に示すように、シーケンス番号SNが2のRTPパケットRTP#102のパケットロスを検出した場合、即座に、RTCP送受信部21Bは、次の処理を実行する。RTCP送受信部21Bは、シーケンス番号SNが2のRTPパケットの再送を要求するRTCPパケットRTCP#201を再送要求回数/再送回数記憶部27Bに記憶されている再送要求回数n1である4回だけ繰り返し送信する(RTCP#201−1〜#201−4)。このとき、RTCP送受信部21Bは、各RTCPパケット(RTCP#201−1〜#201−4)を、送信間隔d1に基づき、直前に送信したパケットから、(送信間隔d1)x(送信回数−1)だけ時間間隔を空けて送信する。
通信装置11AのRTCP送受信部21Aが、対向する通信装置11Bからの再送を要求するRTCPパケットを受信し、今回の受信が再送要求されたシーケンス番号のパケットに対する最初の受信であると、即座に、RTP送受信部20Aは、制御部23Aの制御下で、次の処理を実行する。RTP送受信部20Aは、再送が要求されたシーケンス番号のRTPパケットに係る送出データを送出データ抽出部25によって送出データ保存部24から抽出させてRTPパケット#301を組立てる。RTP送受信部20Aは、組立てた各RTPパケット(RTP#301−1〜#301−n2)を、再送要求回数/再送回数記憶部27Aに記憶されている再送回数n2(=4回)だけ繰り返し送信する。このとき、RTP送受信部20Aは、各RTPパケット(RTP#301−1〜#301−n2)を、送信間隔d2に基づき、直前に送信したパケットから、(送信間隔d2)x(送信回数−1)だけ時間間隔をあけて送信する。
図3の例は、通信装置11Bが再送要求のために4個のRTCPパケットRTCP#201−1〜#201−4を順次送出した場合を示している。さらに、図3の例は、最初のRTCPパケットRTCP#201−1が通信装置11Aに到達しなかったが、2、3番目及び4番目のRTCPパケットRTCP#201−2、#201−3及び#201−4が通信装置11Aに到達した場合を示している。通信装置11Aは、RTCPパケットRTCP#201−2の到来が、同一のRTPパケットの再送を要求するRTCPパケットの中の最初の到来であるので、その受信時に即座に、次の処理を実行する。通信装置11Aは、要求されたRTPパケット#301を組立てて、再送要求回数/再送回数記憶部27Aに記憶されている再送回数n2である4回だけ繰り返し送信する(RTP#301−1〜#301−4)。通信装置11Aは、RTCPパケットRTCP#201−3の到来時には、同一内容のRTCPパケット#201−2が既に到来していて再送動作を開始しているので(若しくは再送を既に行ったので)、RTCPパケットRTCP#201−3の到来を無視する。同様に、通信装置11Aは、後続のRTCPパケットRTCP#201−4の到来も無視する。
通信装置11Aからn2回だけ再送されたRTPパケットは、対向する通信装置11Bに到達することもあれば到達し得ないこともある。通信装置11BのRTP送受信部20Bは、再送されたRTPパケットが複数到来しても、最初に到来した再送されたRTPパケットを有効なパケットとして処理し、その後に到来した再送されたRTPパケットの到来を無視する。
図3の例は、通信装置11Aが4個のRTPパケットRTP#301−1〜301−4を順次送出した場合を示している。さらに、図3の例は、RTPパケットRTP#301−1,3,4が通信装置11Bに到達したが、2番目のRTPパケットRTP#301−2が通信装置11Bに到達しなかった場合を示している。通信装置11Bは、RTPパケットRTP#301−1の到来により、当初にパケットロスを検出したRTPパケットRTP#102のロスを補償する。このような補償により、通信装置11Bの上位のアプリケーションから見ると、通信装置11BがRTPパケットRTP#102に挿入されていたデータも与えられるので、通信装置11Bは、RTPパケットRTP#102のロスがなかったものとみなすことができる。
上述のように、再送を要求するRTCPパケットを再送要求回数n1だけ繰り返し送出すると、少なくとも1個のRTCPパケットが相手側の通信装置に到達する可能性は、RTCPパケットを1個だけ送出する場合よりかなり大きくなる。また、再送のRTPパケットを再送回数n2だけ繰り返し送出すると、少なくとも1個のRTPパケットが相手側の通信装置に到達する可能性は、RTPパケットを1個だけ送出する場合よりかなり大きくなる。さらに、再送パケットを連続して送信した場合(言い換えれば、送信間隔が無い場合)と比較して、再送間隔記憶部29に記憶されているd1、d2に基づき、時間間隔を空けてパケットを送信することは、バースト的に発生するパケットロスを回避することが出来る。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、再送を要求するRTCPパケットを再送要求回数n1だけ繰り返し送出すると共に、再送のRTPパケットを再送回数n2だけ繰り返し送出するようにし、それぞれの送信間隔を再送間隔記憶部29に記憶されているd1、d2に基づき間隔を空けることにより、アプリケーションから見たパケットロス率は、従来よりも小さいものとすることができる。かかる効果は、再送要求回数n1及び再送回数n2を一定(例えば2)としたとき、d1、d2の送信間隔を空けることで、より大きなものとなる。
以下、時間間隔を空けて送信した場合の効果をバースト的なパケットロスが発生する確率モデルを用いて具体的に説明する。
確率モデルの前提は、バーストパケットロスが継続する時間を「T」とする。直前のパケットがロスしていない場合、又は直前のパケットがロスして、時間Tが経過した場合のパケットロス率を「XR」とする。直前のパケットがロスして、時間Tが経過していない場合のパケットロス率を「XB」とする。XRとXBの大小関係は、XR<<XBである。ここで、説明を簡易とするため、n1=n2=n=2、d1=d2=dとする。d>Tの場合に特に効果を発揮するので、以下、この場合について説明する。
通信装置が連続してパケットを送信した場合、d=0であるため、(XR)x(XB)の確率で送信したパケットは、全てパケットロスする場合が生じる。本発明により、通信装置から送信されたパケットが全てパケットロスする確率は、(XR)x(XR)となり、XR<<XBであるモデルでは、パケットロス率がXB/XR倍改善する。XR=0.25%、XB=25%と仮定すると、パケットロスする確率は100倍改善する。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による通信システム、通信装置、通信方法及び通信プログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の通信システム10も、上述した図1に示すように、RTPパケットやRTCPパケットを授受し合う2つの通信装置11A又は11Bが対向しているものである。
しかしながら、第2の実施形態の場合、通信装置11(11A又は11B)の内部構成が第1の実施形態のものと異なっている。なお、通信装置の内部構成は異なっているが、以下の説明において、通信装置に対する符号は、第1の実施形態のものと同一のものを用いる。
図4は、第2の実施形態に係る通信装置11(11A又は11B)の内部構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図2との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
図4において、第2の実施形態に係る通信装置11は、RTP送受信部20、RTCP送受信部21、データ送受信部22、制御部53、送出データ保存部24、送出データ抽出部25、パケットロス検出部26、再送要求回数/再送回数記憶部27、通信バス28及び再送間隔記憶部29を有する。すなわち、第2の実施形態における構成要素は、第1の実施形態における制御部23と再送間隔記憶部29に代えて、制御部53と再送間隔記憶部59を有しており、その他の構成要素は、第1の実施形態のものと同様である。
制御部53は、制御部23の機能に加えて、パケットロス検出部26より検出されたパケットロスを基に、次の処理を実行する機能を有する。制御部53は、パケットロス率XR、パケットロス率XB、バーストパケットロス継続時間Tを推測して、送信間隔≧Tとなる送信間隔に、再送間隔記憶部59に記憶される送信間隔を変更する機能を有する。また、制御部53は、送信間隔を変更することにより、パケットロス率(XR、XB)が変化するため、再度バーストパケットロス継続時間Tを推測し直す。第2の実施形態において、制御部53は、再送を行う度に、この一連の計算処理を繰り返し行う。制御部53の詳しい動作については、後述する動作の項で明らかにする。
再送間隔記憶部59は、再送間隔記憶部29の機能に加えて、対向する通信装置と通信中に当該通信装置11と対向する通信装置との間における通信状況からのフィードバックにより動的に再送間隔記憶部59に記憶される送信間隔を変更することもできる。再送間隔記憶部59に記憶される送信間隔の動的な変更については後述する動作の項で明らかにする。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係る通信システム10の動作を説明する。第2の実施形態の動作で、第1の実施形態と異なるのは、主に、制御部53が行う送信間隔の決定(計算)動作であるので、以下では、この動作を中心に説明する。以下の説明において、当該通信装置が図1における通信装置11Aであり、対向する通信装置が図1における通信装置11Bであるとする。また、以下の説明において、通信装置11Aの構成要素には符号末尾に「A」を付与し、通信装置11Bの構成要素には符号末尾に「B」を付与して区別する。なお、再送間隔記憶部59Bに記憶されている送信(再送要求)間隔はd1であり、再送間隔記憶部59Aに記憶される送信(再送)間隔はd2である。d1とd2は、この実施形態では、例えば、初期値として、共に1ミリ秒(msec)である。
図5は、通信装置11Aから通信装置11Bに対して、送出データ(例えば、画像データや音声データでなるメディアデータ)をRTPストリームとして送信する場合のシーケンス図である。
図5は、図3と同様に、再送要求回数/再送回数記憶部27Bに記憶されている再送要求回数n1が4回であり、再送要求回数/再送回数記憶部27Aに記憶されている再送回数n2が4回の場合を示している。
通信装置11Aが、各RTPパケットRTP#101、#102、…を順次送出し、通信装置11BがロスしたRTPパケット(RTP#102)に対して、RTCPパケット(RTCP#201−1〜#201−4)を送出するまでの処理は、第1の実施形態と同様である。このときの各RTCPパケットの送信間隔d1は、計算する基となるデータ(過去のRTCPのパケットロス率)が存在しないので、各RTCPパケットは、初期状態の送信間隔d1に基づき、直前に送信したパケットから、(送信間隔d1)x(送信回数−1)だけ時間間隔を空けて送信される(第1の実施形態と同様)。
なお、図5では、通信装置11AのRTCP送受信部21Aが、通信装置11Bから通信装置11Aに対する通信におけるバーストによるパケットロスにより、RTCP#201−4だけしかRTCPパケットを受信できなかった場合を示している。
通信装置11AのRTCP送受信部21Aが、対向する通信装置11Bからの再送を要求するRTCPパケットを受信し、今回の受信が再送要求されたシーケンス番号のパケットに対する最初の受信であると、即座に、RTP送受信部20Aは、次の処理を実行する。RTP送受信部20Aは、制御部53Aの制御下で、再送が要求されたシーケンス番号のRTPパケットに係る送出データを送出データ抽出部25によって送出データ保存部24Aから抽出させてRTPパケット#301を組立てる。RTP送受信部20Aは、組立てた各RTPパケット(RTP#301−1〜#301−n2)を、再送要求回数/再送回数記憶部27Aに記憶されている再送回数n2(=4回)だけ繰り返し送信する(RTP#301−1〜#301−n2)。このとき、送信パケットは、送信間隔d2に基づき、直前に送信したパケットから、(送信間隔d2)x(送信回数−1)だけ時間間隔を空けて送信される。
通信装置11Aは、通信装置11Bに対して、通信装置11Bの制御部53BにおけるRTCPパケットのパケットロス率の計算のため、その計算の基となるRTCPパケットの受信数を別途通知する(図5では通知するシーケンスは省略)。以下、送信間隔を動的に変更し、再送要求するフローチャートである図6も参照しながら通信装置11Bの処理を説明する。
通信装置11Bの制御部53Bは、通信装置11AからRTCPパケットの受信数の通知を受信した場合、送出したRTCPパケット(RTCP#201−1〜RTCP#201−4)のパケットロス率Xを計算する(S101、S102)。この計算により、制御部53Bは、{(XR)x(XR)x(XR)x(XR)}<X<{(XR)x(XB)x(XB)x(XB)}の範囲をとるパケットロス率Xを得ることが出来る。なお、実用上、パケットロス率Xは0.0002%で必要十分である。このパケットロス率の目標値であるXを、以下「XG」と呼ぶ。
次に、制御部53Bは、以下の計算を行う。なお、制御部53Bは、送信間隔d1、パケットロス率Xの値を認識しているが、通信システム10の外部に依存するパラメータであるXR、XB、Tについて、認識していないものとする。
制御部53Bは、d1<dmax(実用上のdの最大値)の判定を行う(S103)。d1≧dmaxならば、制御部53Bは、送信間隔d1を変更しないものとし、通信装置11Bは、図6におけるフローチャートの処理を終了する。
d1<dmaxならば、制御部53Bは、X>XGであるか否かを判定する(S104)。制御部53Bは、X≦XGならば、送信間隔d1は変更せず、通信装置11Bは、図6のフローチャートの処理を終了する。X>XGならば、通信装置11Bは、次の処理へ移行する。
通信装置11Bは、再送間隔記憶部29Bにおける送信間隔d1を所定数増加させる(S105)。この実施形態では、送信間隔d1=送信間隔d1+1(msec)とする。
通信装置11Bは、再送要求するRTCPパケットが存在するならば、RTCPパケットを、(上記で計算した新たな送信間隔d1)×(送信回数−1)送出する(S106、S107)。
ここで、図5においては、通信装置11Aが、続けて、各RTPパケットRTP#111、#112、…を順次送出し、通信装置11BがロスしたRTPパケット(RTP#112)に対して、RTCPパケット(RTCP#211−1〜#211−4)を送出することになる。例えば、RTPパケットRTCP#201−1〜RTCP#201−4における(i)、(ii)、(iii)の各送信間隔は、1msec、2msec、3msecであるならば、RTPパケットRTCP#211−1〜RTCP#211−4における(i)、(ii)、(iii)の各送信間隔は、2msec、4msec、6msecとなる。
なお、この実施形態では通信装置11Bが、算出する送信間隔d1は、ステップS105の処理により、線形的に増加することとなるが、この送信間隔d1の算出方法は、一例であり、他の方法により、最適な送信間隔d1を可変的に求めても良い。また、上記の例では、RTCPパケットの送信間隔d1を動的に変更する例を示したが、同様の方法により、RTPパケットの送信間隔d2も動的に変更することができる。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、再送間隔記憶部29に記憶される値である送信間隔を動的に繰り返し変更することにより、パケットロス検出部26で観測されるパケットロス率を、次のように出来る。パケットロス検出部26で観測されるパケットロス率は、バーストパケットロスの影響がある確率、例えば、再送を2回行う確率である(XR)x(XB)から、バーストパケットロスの影響が無い(言い換えれば、ランダムパケットロスの影響のみの)理想的な確率である(XR)x(XR)に徐々に近づく。
(C)他の実施形態
上記の実施形態に加えて、さらに、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1) 送信間隔を変更する手段として、通信装置11は、第1の実施形態と第2の実施形態の手段を組み合わせて本発明を適用することができる。例えば、通信装置11において、RTCP(又はRTP)パケットを4回送出する場合、2回目と3回目の送出は、外部から設定された送信間隔を用い、4回目の送出は、第2の実施形態の動作で示す動的に変更した送信間隔を用いても良い。
(C−2) 第2の実施形態では、対向する通信装置11AからRTCP(又はRTP)パケットの受信数の通知を受けることによって、通信装置11Bが送出したRTCP(又はRTP)パケットのパケットロス率を計算し、送信間隔を動的に変更していたが、通信装置11は、以下の手段を用いることにより、送信間隔を動的に変更しても良い。例えば、通信装置11Bは、RTCPパケットを送出後、所定時間のタイマーを起動し、所定時間内に対向する通信装置11Aから再送RTPパケットを受信することができなかった場合、通信装置11Bは、次のように送信間隔を動的に変更する。通信装置11Bは、RTCPパケットの送出に全て失敗してしまったと仮定して、RTCPパケットのパケットロス率を計算して、そのRTCPパケットのパケットロス率を用いて送信間隔を動的に変更する。
また、通信装置11Aは、例えば、H.245規格の全画面更新のコマンドであるvideoFastUpdatePictureコマンドを対向する通信装置11Bから受信した場合、通信装置11Aは、次のようにRTPパケット#301の送信間隔を動的に変更してもよい。通信装置11Aは、通信装置11Aから通信装置11Bへ送出したRTPパケットが全てロスしたと判断して、RTPパケットのパケットロス率を計算して、そのRTPパケットのパケットロス率を用いてRTPパケット#301の送信間隔を動的に変更する。なお、通信制御規格として、SIPを用いた場合には、通信装置11Aは、INFO(Video Fast Update)メッセージを受信したときに、上記と同様に、次のようにRTPパケット#301の送信間隔を動的に変更してもよい。通信装置11Aは、通信装置11Aから通信装置11Bへ送出したRTPパケットが全てロスしたと判断して、RTPパケットのパケットロス率を計算して、そのRTPパケットのパケットロス率を用いてRTPパケット#301の送信間隔を動的に変更する。ここで、例えば、再送間隔記憶部29Aにおいて、変更前の各送信間隔が、1msec、2msec、3msecであり、「送信間隔d2=送信間隔d2+1(msec)」を用いて送信間隔を変更するならば、変更後の各送信間隔は、2msec、4msec、6msecとなる。
20…RTP送受信部、21…RTCP送受信部、22…データ送受信部、23、53…制御部、24…送出データ保存部、25…送出データ抽出部、26…パケットロス検出部、27…再送要求回数/再送回数記憶部、28…通信バス、30…映像再生制御部、29、59…再送間隔記憶部

Claims (10)

  1. 送信側の通信装置から受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを授受する通信システムにおいて、
    上記受信側の通信装置は、
    いずれかのデータパケットのパケットロスを検出するパケットロス検出手段と、
    パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持する再送要求回数保持手段と、
    上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定する再送要求間隔決定手段と、
    パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送要求パケット送信手段とを有し、
    上記送信側の通信装置は、
    上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信手段と、
    再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持する再送回数保持手段と、
    再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定する再送間隔決定手段と、
    上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送パケット送信手段とを有する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 上記再送要求間隔決定手段が、予め設定された所定の間隔と、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数とに基づいて、上記各再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 上記再送間隔決定手段が、予め設定された所定の間隔と、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数とに基づいて、上記各再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 上記再送要求間隔決定手段は、パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットが連続的に繰り返して送信される度に、再送の仕組みによってもカバーできなかったパケットロスに関するパケットロス率をその目標値以下にするために、間隔を延ばすことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 上記再送間隔決定手段は、再送が要求されたデータパケットが連続的に繰り返して送信される度に、再送の仕組みによってもカバーできなかったパケットロスに関するパケットロス率をその目標値以下にするために、間隔を延ばすことを特徴とする請求項1又は4に記載の通信システム。
  6. 送信側の通信装置からのデータパケットによってストリームデータを受信する受信側の通信装置において、
    いずれかのデータパケットのパケットロスを検出するパケットロス検出手段と、
    パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持する再送要求回数保持手段と、
    上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定する再送要求間隔決定手段と、
    パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送要求パケット送信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  7. 受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを送信する送信側の通信装置において、
    上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信手段と、
    再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持する再送回数保持手段と、
    再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定する再送間隔決定手段と、
    上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送パケット送信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  8. 送信側の通信装置から受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを授受する通信方法において、
    上記受信側の通信装置は、
    パケットロス検出手段が、いずれかのデータパケットのパケットロスを検出し、
    再送要求回数保持手段が、パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持し、
    再送要求間隔決定手段が、上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定し、
    再送要求パケット送信手段が、パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信し、
    上記送信側の通信装置は、
    再送要求パケット受信手段が、上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信し、
    再送回数保持手段が、再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持し、
    再送間隔決定手段が、再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定し、
    再送パケット送信手段が、上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する
    ことを特徴とする通信方法。
  9. 送信側の通信装置からのデータパケットによってストリームデータを受信する受信側の通信装置に搭載されるコンピュータを、
    いずれかのデータパケットのパケットロスを検出するパケットロス検出手段と、
    パケットロスのデータパケットの再送を要求する再送要求パケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送要求回数を保持する再送要求回数保持手段と、
    上記再送要求パケットの送信する間隔を可変的に決定する再送要求間隔決定手段と、
    パケットロスのデータパケットが生じたときに、上記再送要求回数保持手段に保持されている再送要求回数だけ再送要求パケットを上記再送要求間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送要求パケット送信手段と
    して機能させることを特徴とする通信プログラム。
  10. 受信側の通信装置へデータパケットによってストリームデータを送信する送信側の通信装置に搭載されるコンピュータを、
    上記再送要求パケットを受信する再送要求パケット受信手段と、
    再送が要求されたデータパケットを繰り返して連続的に送信する回数である再送回数を保持する再送回数保持手段と、
    再送が要求されたデータパケットの送信する間隔を可変的に決定する再送間隔決定手段と、
    上記再送要求パケットの最初の受信に応じ、上記再送回数保持手段に保持されている再送回数だけ、再送が要求されたデータパケットを上記再送間隔決定手段により決定された間隔で、繰り返して送信する再送パケット送信手段と
    して機能させることを特徴とする通信プログラム。
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