JP2016058026A - 非接触及び接触共用モジュール、非接触及び接触共用icカード - Google Patents

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彰太郎 新村
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Abstract

【課題】ICモジュール及びアンテナ間を電気的に安定して接続できる非接触及び接触共用モジュール、非接触及び接触共用ICカードを提供する。【解決手段】ICモジュール30は、ICカード1に実装され、アンテナ20用いた無線通信、及び外部接触端子を用いた接触通信を行い、基板40及びアンテナ側接続部21間を導電性ペースト50で電気的に接続され、導電性であり、基板40から厚さ方向に突出するように設けられ、ICカード1に実装された状態で導電性ペースト50に埋め込まれる突出接続部42を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、外部機器との間で非接触通信及び接触通信が可能な非接触及び接触共用モジュール、非接触及び接触共用ICカードに関するものである。
従来、複合型ICカードは、ICモジュール及びアンテナ間を、導電性材料によって電気的に接続していた(例えば特許文献1)。
しかし、従来の接続方法では、物理的な負荷や、温度変化等によって、ICモジュール及びアンテナ間の接続が不安定になる場合があった。
特開平11−224316号公報
本発明の課題は、ICモジュール及びアンテナ間を電気的に安定して接続できる非接触及び接触共用モジュール、非接触及び接触共用ICカードを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、ICカード(1)に実装され、アンテナ(20)用いた無線通信、及び外部接触端子を用いた接触通信を行い、基板(40)及びアンテナ側接続部(21)間を導電性部材(50)で電気的に接続される非接触及び接触共用モジュール(30)であって、導電性を有する線材であり、前記基板から厚さ方向に突出するように設けられ、ICカードに実装された状態で前記導電性部材に埋め込まれる突出接続部(42,242A,242B,242C)を備えること、を特徴とする非接触及び接触共用モジュールである。
・第2の発明は、ICカード(301)に実装され、アンテナ(20)用いた無線通信、及び外部接触端子を用いた接触通信を行い、基板(40)及びアンテナ側接続部(21)間を導電性部材(350)で電気的に接続される非接触及び接触共用モジュール(330)であって、導電性を有する線材であり、前記基板から厚さ方向に突出するように設けられ、ICカードに実装された状態で前記導電性部材の表面に倣って変形した状態で、前記導電性部材に固着される突出接続部(342)を備えること、を特徴とする非接触及び接触共用モジュールである。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の非接触及び接触共用モジュールにおいて、前記突出接続部(42,242A,242C)は、前記線材の一端及び他端が前記基板(40)に固定されることにより、ループ状に形成されていること、を特徴とする非接触及び接触共用モジュールである。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の非接触及び接触共用モジュールにおいて、前記突出接続部(42,242A,242B,242C,342)は、ワイヤボンディングによって、前記基板(40)上に形成されていること、を特徴とする非接触及び接触共用モジュールである。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の非接触及び接触共用モジュール(30,230A,230B,230C)を備え、前記非接触及び接触共用モジュールは、前記突出接続部(42,242A,242B,242C)が基板(40)及びアンテナ接続部(21)間の導電性部材(50)に固着された状態で実装されていること、を特徴とする非接触及び接触共用ICカードである。
本発明によれば、ICモジュール及びアンテナ間を電気的に安定して接続できる非接触及び接触共用モジュール、非接触及び接触共用ICカードを提供できる。
第1実施形態のICカード1を示す図である。 第1実施形態のICカード1の断面の拡大図である。 第2実施形態のICモジュール230A,230Bの断面図である。 第2実施形態のICモジュール230Cの左部分の断面図、下面から見た図である。 第3実施形態のICカード301の断面の拡大図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のICカード1を示す図である。
図1(A)は、ICカード1を上面(券面)から見た図である。
図1(B)は、ICモジュール30を収容していない状態のモジュール収容部10を、上面(券面)から見た図を拡大して示す図である。
図1(C)は、図1(A)の1C−1C部断面図である。
図1(D)は、ICモジュール30を下面から見た斜視図の拡大図である。
図2は、第1実施形態のICカード1の断面の拡大図である。
図2(A)は、図1(C)の矢印2A部拡大図である。
図2(B)は、図1(A)の2B−2B部断面図である。
実施形態、図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系は、図1(A)の状態を基準に、左右方向X(左側X1、右側X2)、縦方向Y(下側Y1、上側Y2)、厚さ方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。また、構成を明確に図示するために、厚さ方向Zの構成を、誇張して図示した。
ICカード1は、ISO/IEC14443,ISO/IEC7816に準拠したものであり、無線通信(非接触通信)、及び接触通信の両方の通信が可能な非接触及び接触通信共用のICカードである。
接触通信の主な機能は、例えば、クレジット会員情報、銀行口座情報等の記憶、及びこれらの情報の認証や書き換え等である。一方、非接触通信の主な機能は、例えば、交通機関での定期券等の情報の記憶、及び改札の出入時におけるこれらの情報の認証等である。
ICカード1は、上層3、下層4、モジュール収容部10、アンテナ20、ICモジュール30、導電性ペースト50(導電性部材)を備える。
上層3及び下層4は、上側Z2及び下側Z1に配置されたシート部材である。上層3及び下層4は、PET、PET−G、PVC、PC等の樹脂シート材を用いることができる。上層3は、単一のシート材により形成された単層構造でも、複数のシート材を積層した多層構造であってもよい。同様に、下層4は、単層構造でも、多層構造でもよい。
なお、説明は省略するが、ICカード1は、必要に応じて、ホログラム、磁気ストライプ、エンボス情報部、サインパネル等を備えていてもよい。
図1(B)、図2に示すように、モジュール収容部10は、ICモジュール30を収容する穴である。モジュール収容部10は、ICカード1を、上面から切削加工等することにより設けられる。なお、実施形態では、モジュール収容部10は、説明の便宜上、左右対称の形状である例を示すが、この形状に限定されることはない。
モジュール収容部10は、上段凹部11、下段凹部12、接続凹部13を備える。
上段凹部11は、基板40(後述する)を収容する凹部である。上段凹部11の深さは、3つの凹部11〜13のなかで最も浅い。
下段凹部12は、ICチップ31(後述する)を収容する凹部である。下段凹部12は、上段凹部11よりも深く切削して形成される。下段凹部12の深さは、3つの凹部11〜13のなかで最も深い。
接続凹部13は、導電性ペースト50を収容する凹部である。接続凹部13は、上段凹部11の底部であって、左側X1及び右側X2の範囲の縦方向Yの一部分を、それぞれアンテナ20まで切削することにより設けられる。これにより、アンテナ20の被覆が削られ、接続凹部13の底部には、アンテナ側接続部21(後述する)の導線が露出する。この露出した導線部分は、導電性ペースト50との実際の導通部となる。
アンテナ20は、ループコイルアンテナである。アンテナ20は、非接触通信時において、外部のリーダライタ(外部機器)と通信を行なう。ICカード1がリーダライタにかざされることにより、アンテナ20には、リーダライタが形成する磁界等により電流が発生する。これにより、アンテナ20は、ICチップ31(後述する)に電力供給する。また、ICチップ31は、電力供給により駆動することによって、リーダライタと情報の送受信、情報の書き換え等を行なう。必要な情報は、磁界等に乗せられる。
アンテナ20は、導線の周囲を、絶縁体により形成された被覆によって覆った被覆付導線により形成される。アンテナ20は、下層4の上面に埋設されている。
図1(B)、図2(A)に示すように、アンテナ20は、アンテナ側接続部21を備える。
アンテナ側接続部21は、アンテナ20の両端に形成されている。アンテナ側接続部21は、基板側接続部41に接続するための接続端子である。アンテナ側接続部21は、被覆付導線の両端を、それぞれ繰り返し折り曲げして、平面状に展開するように形成されている。なお、被覆付導線の折り曲げ方向は、図1には縦方向Yである例を図示するが、これに限定されない。折り曲げ方向は、XY平面方向であればよく、例えば、左右方向X、XY平面内の斜め方向等であってもよい。
なお、アンテナ20は、上層3及び下層4間に積層される基板上に、エッチング等によって形成したプリント配線でもよい。この場合には、アンテナ側接続部21は、端部のプリント配線を、平面上に形成することにより形成できる。
また、アンテナ側接続部21は、被覆付導線の両端、又はプリント配線の両端に、金属のプレート等を接続したものでもよい。
図1(A)に示すように、ICモジュール30は、ISO/IEC7816に従ってICカード1の左上の範囲に配置されている。ICモジュール30は、接着剤30a(図2(B)参照)等によって、モジュール収容部10に固定されている。なお、接着剤30aは、電気部品等と接触しても電気的な影響を与えないように、絶縁性のものを用いるとよい。
図1(D)、図2に示すように、ICモジュール30は、ICチップ31、基板40(ICチップ実装基板)、外部接触端子32を備える。
ICチップ31は、半導体集積回路素子であり、制御部であるCPU(中央処理装置(図示せず))、記憶装置(例えばEEPROM(図示せず))を備える。記憶装置には、ICカード1の使用目的に応じた識別情報等が記憶されている。ICチップ31は、基板40の下面に実装されている。ICチップ31は、樹脂31b(樹脂モールドともいう)によって露出しないように覆われるとともに、樹脂31bによって基板40の下面にボンディングされる。ICチップ31は、ワイヤ31a(図2(A)参照)によって、基板側接続部41(後述する)に対して電気的に接続されている。
ICチップ31は、外部接触端子32を介して外部機器との間で接触通信を行う機能と、アンテナ20を介して外部機器との間で非接触通信を行う機能とを備える非接触及び接触共用のものである。
外部接触端子32は、基板40の上面に実装され、ICカード1の上面に露出している。外部接触端子32は、接触通信時において、外部機器に電気的に接続される。外部接触端子32は、基板40を介してICチップ31に電気的に接続されている。外部接触端子32は、例えば、銅板に金メッキを施したものである。
基板40は、プリント配線基板であり、例えば、リジット基板、フィルム基板等である。
基板40は、基板側接続部41、突出接続部42を備える。
基板側接続部41は、アンテナ20に電気的に接続される端子である。基板側接続部41は、基板40の下面に設けられている。
基板側接続部41は、導電性のプレート等を、基板40に実装することによって設けることができる。基板側接続部41は、左側X1及び右側X2の端部であって、縦方向Yのほぼ中心にそれぞれ設けられている。つまり、基板側接続部41は、モジュール収容部10の接続凹部13に対応した位置に配置されている。
基板側接続部41の下面が上段凹部11の上面に接着剤30aで接着されることにより、ICモジュール30は、厚さ方向Zにおいて、位置決めされる。なお、接着剤30aは、絶縁性のテープ等を用いてもよい。
突出接続部42は、後述するように、基板側接続部41及びアンテナ側接続部21間の電気的接続を安定させるための部材である。突出接続部42は、各基板側接続部41に3つずつ、計6つ設けられている。突出接続部42は、導電性を有する線材である。このため、基板側接続部41及び突出接続部42間は、電気的に接続されている。
図1(D)、図2(A)に示すように、突出接続部42は、基板側接続部41から下側Z1に突出している。突出接続部42は、線材の一端及び他端が、ワイヤボンディング等によって、基板40の基板側接続部41に固定されることにより、ループ状に形成されている。
突出接続部42は、モジュール製造工程内のワイヤボンディングの工程で、他の部分と一緒に加工できるので、容易に作製できる。
導電性ペースト50は、アンテナ側接続部21及び基板側接続部41間に配置されることにより、これらを電気的に接続するための部材である。導電性ペースト50は、銀粉等の導電材を含有するペースト状の部材である。導電性ペースト50は、ICカード1への組み込み時にはペースト状であるが、ICカード1に組み込んだ後に徐々に硬化し、アンテナ側接続部21及び基板側接続部41に対して接着する。
また、突出接続部42は、ICカード1に実装された状態で導電性ペースト50に埋め込まれ、導電性ペースト50に固着された状態になる。
なお、導電性部材は、導電性ペースト50の代わりに、導電性ゴム、異方性導電ゴム等を用いてもよい。
(アンテナ側接続部21及び基板側接続部41間の電気的接続)
アンテナ側接続部21及び基板側接続部41間の接続について説明する。
突出接続部42の線材の外周の全面は、導電性ペースト50に接触している。このため、突出接続部42は、導電性ペースト50との接触面積が大きい。これにより、ICカード1は、突出接続部42を含む基板側接続部41と、導電性ペースト50との導通面積を大きくすることができる。
また、突出接続部42は、厚さ方向Zに突出している。このため、厚さ方向Z等に力F(図2(A)参照)が加わったりして、仮に、基板側接続部41及びアンテナ側接続部21が相対的に離間しても、アンテナ側接続部21及び基板側接続部41間の電気的接続が安定する。
すなわち、このような力Fによって、基板側接続部41及び導電性ペースト50間が剥離した状態や、導電性ペースト50にクラックが発生した状態では、通常は、アンテナ側接続部21及び基板側接続部41間の電気的接続が不安定になる。実施形態では、このような状態であっても、突出接続部42及び導電性ペースト50間が接触していれば、基板側接続部41及び導電性ペースト50間の導通を確保できるので、アンテナ側接続部21及び基板側接続部41間の電気的接続を安定させることができる。
なお、このような力F等が加わる要因は、例えば、ICカード1の屈曲等にともなう物理的な負荷、温度差が大きい温度変化等である。
さらに、突出接続部42は、ループ状になっているので、ループ内部に導電性ペースト50が配置された状態で、導電性ペースト50に対して固着している。このため、厚さ方向Z等に力F等が加わっても、突出接続部42及び導電性ペースト50間の相対移動を抑制できるし、また、導電性ペースト50自体の伸縮も抑制できる。これにより、ICモジュール30は、基板側接続部41及び導電性ペースト50間の剥離を抑制できるし、また、導電性ペースト50自体のクラックの発生を抑制できる。
また、突出接続部42は、ワイヤであるので、太さが均一である。このため、仮に、このクラックの発生により、突出接続部42及び導電性ペースト50間が鉛直方向Z等にずれてしまう場合でも、突出接続部42が導電性ペースト50内に納まっていれば、突出接続部42及び導電性ペースト50は、接触状態を維持できる。
以上によって、ICモジュール30は、アンテナ側接続部21及び基板側接続部41の電気的接続の安定性を向上できる。
(ICカード1の製造方法)
ICカード1は、作業者、製造機械等が、以下の工程に従って製造できる。なお、磁気ストライプ、ホログラム等を設ける場合には、これらの設置工程を別途設ける。
(1)下層4の上面に、アンテナ20を熱圧着によって埋設する。
(2)上層3と、アンテナ20を埋設した下層4を熱圧着により接着する。
(3)NCフライス加工等により、モジュール収容部10を形成する。
(4)接続凹部13内に露出したアンテナ側接続部21に導電性ペースト50を付着させる(図2(A)参照)。
(5)ICモジュール30に接着剤30aを付着させてモジュール収容部10に収容する。アンテナ20のアンテナ側接続部21と基板側接続部41とは、導電性ペースト50によって導通される。
以上により、ICカード1を製造できる。
以上説明したように、本実施形態のICカード1は、突出接続部42が導電性ペースト50に埋め込まれた状態になるので、ICモジュール30及びアンテナ20間の電気的接続を、安定させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態のICモジュール230A,230B,230Cは、突出接続部242A,242B,242Cの形状のみが、第1実施形態とは異なる。
図3は、第2実施形態のICモジュール230A,230Bの断面図である。
図3(A)は、ICモジュール230Aの左部分の断面図である。
図3(B)は、ICモジュール230Bの左部分の断面図である。
図4は、第2実施形態のICモジュール230Cの左部分の断面図、下面から見た図である。
図4(A)は、図4(B)の4A−4A部断面図である。
図4(B)は、ICモジュール230Cの左部分を下面から見た図である。
図3(A)に示すように、ICモジュール230Aの突出接続部242Aの断面形状は、五角形である。つまり、突出接続部242Aは、線材を五角形のループ状に加工し、その両端部を基板側接続部41に固定したものである。
図3(B)に示すように、ICモジュール230Bは、線材がそのまま下側Z1に突出するように設けられる。つまり、突出接続部242Bは、直線状の線材の一端を基板側接続部41に固定したものである。
図4に示すように、ICモジュール230Cの突出接続部242Cは、2本のループ状の線材242C−1,242C−2が直交するように配置される。
第2実施形態では、ICモジュール230A,230B,230Cのみ説明したが、ICモジュール230A,230B,230CをICカードに実装することにより、第1実施形態と同様な効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図5は、第3実施形態のICカード301の断面の拡大図である。
図5(A)は、ICモジュール330がモジュール収容部10に収容される工程を説明する図である。
図5(B)は、ICモジュール330をモジュール収容部10に収容された状態を説明する図である。
ICモジュール330の突出接続部342は、導電性ペースト350に比べると、十分に柔らかい。つまり、突出接続部342は、十分な柔軟性を有し、変形しやすい。
図5(A)に示すように、このため、ICモジュール330をモジュール収容部10に収容する工程で、突出接続部342は、導電性ペースト350の表面(上面)に当接し変形する(矢印A342参照)。
図5(B)に示すように、ICモジュール330がモジュール収容部10に収容された状態では、突出接続部342は、導電性ペースト350の表面に倣って変形し、また、突出接続部342の一部が導電性ペースト350の表面に食い込んだ状態で、導電性ペースト350に固着される。
このように固着されることにより、ICカード301は、突出接続部342及び導電性ペースト350の間の接触面積を大きくすることができる。このため、ICカード301は、突出接続部342を含む基板側接続部41と、導電性ペースト350との導通面積を大きくすることができ、また、突出接続部342及び導電性ペースト350の間の接着強度を大きくすることができる。
さらに、ICカード301に負荷等が加わり、突出接続部342及び導電性ペースト350間が離間しようとした場合には、突出接続部342は、その柔軟性により変形することにより、導電性ペースト350との間の電気的導通を維持できる。
これにより、アンテナ側接続部21及び基板側接続部41間の電気的接続は、安定する。
なお、突出接続部342の形状は、第2実施形態と同様に変形しても、上記作用、効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、1つの基板側接続部について、3つ(又は2つ)の突出接続部が設けられた例を示したが、これに限定されない。1つの基板側接続部について、1つ以上の突出接続部を備える形態であれば、ICモジュール及びアンテナ間の安定した電気的接続を期待できる。
(2)実施形態において、突出接続部の下側先端と、アンテナ側接続部とは、離れている例を示したが、これに限定されない。突出接続部の下側先端を長くすることにより、突出接続部の下側先端と、アンテナ側接続部とを接触させてもよい。
(3)実施形態において、突出接続部は、プレートを介して、ICチップに接続される例を示したが、これに限定されない。基板に実装されたICチップが、突出接続部に電気的に接続される形態は、いずれの形態でもよい。
例えば、一形態として、基板側接続部を基板のプリント配線を平面上に形成することより設け、このプリント配線に突出接続部を設けてもよい。この形態では、ICチップを、このプリント配線に電気的に接続すればよい。
また、一形態として、突出接続部としてプレートに設け、プレートと基板のプリント配線とを接続し、このプリント配線をICチップに接続してもよい。つまり、プレート及びICチップの間に、基板のプリント配線を介在させてもよい。
1,301 ICカード
10 モジュール収容部
11 上段凹部
12 下段凹部
13 接続凹部
20 アンテナ
21 アンテナ側接続部
30,230A,230B,230C,330 ICモジュール
30a 接着剤
31 ICチップ
32 外部接触端子
40 基板
41 基板側接続部
42,242A,242B,242C,342 突出接続部
242C−1,242C−2 線材
50,350 導電性ペースト

Claims (5)

  1. ICカードに実装され、アンテナを用いた無線通信、及び外部接触端子を用いた接触通信を行い、基板及びアンテナ側接続部間を導電性部材で電気的に接続される非接触及び接触共用モジュールであって、
    導電性を有する線材であり、前記基板から厚さ方向に突出するように設けられ、ICカードに実装された状態で前記導電性部材に埋め込まれる突出接続部を備えること、
    を特徴とする非接触及び接触共用モジュール。
  2. ICカードに実装され、アンテナを用いた無線通信、及び外部接触端子を用いた接触通信を行い、基板及びアンテナ側接続部間を導電性部材で電気的に接続される非接触及び接触共用モジュールであって、
    導電性を有する線材であり、前記基板から厚さ方向に突出するように設けられ、ICカードに実装された状態で前記導電性部材の表面に倣って変形した状態で、前記導電性部材に固着される突出接続部を備えること、
    を特徴とする非接触及び接触共用モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の非接触及び接触共用モジュールにおいて、
    前記突出接続部は、前記線材の一端及び他端が前記基板に固定されることにより、ループ状に形成されていること、
    を特徴とする非接触及び接触共用モジュール。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の非接触及び接触共用モジュールにおいて、
    前記突出接続部は、ワイヤボンディングによって、前記基板上に形成されていること、
    を特徴とする非接触及び接触共用モジュール。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の非接触及び接触共用モジュールを備え、
    前記非接触及び接触共用モジュールは、前記突出接続部が基板及びアンテナ接続部間の導電性部材に固着された状態で実装されていること、
    を特徴とする非接触及び接触共用ICカード。
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